2019-12-12(Thu)

【政局あれこれ】増税同盟(当面は8%同盟)が成立か?

 先週の金曜日に、立憲民主党の枝野さんが、突如として野党の(一部の)合流を呼びかけました。

立民 枝野代表 国民・社民に合流に向けた協議呼びかけ
2019年12月6日 NHK


 ただし、これは対等な合流ではなく、国民民主と社民は、立憲に加入せよ というもので、実はこれまで枝野さんがエラそうに言ってきたことと何も変わっていません。

野党の合流「理念や政策の堅持が前提」立民 枝野代表
2019年12月8日 NHK


 さすがに国民民主は意見が割れているようです。人数はほぼ互角で、資金と下部組織は国民民主のほうが潤沢です。無いのは、支持率だけ・・・・

国民民主「対等合併」主張 立憲との合流、ずれ鮮明
2019年12月09日 時事


 旧民進党時代には200億とも言われた資金が、いまいくらになっているのかは知りませんが、要するにこれの争奪戦でしょう。

一方で、こんな動きもあります。

野党結集目指す議員グループ 立民と国民などに合流を要請
2019年12月4日 NHK


これは、立憲や無所属の会の中堅・若手が立民と国民に申し入れを行ったものです。中心は無所属の重徳和彦議員だそうです。

国民民主の中堅若手 立憲民主などとの早期合流を幹事長に要請
2019年12月5日 NHK


こちらは、国民民主の中堅・若手の動きです。中心は津村啓介議員。

時系列では、4日と5日のこの申し入れがあって、6日に枝野さんが呼びかけた、という感じですね。

ただ、注意すべきは、中心人物が二人とも、欧米帰りの増税派だ、ということです。
重徳さんはコロンビア大学、津村さんはオックスフォード大学。
重徳さんは2016年の消費増税の延期に文句を言っていましたし 、津村さんは消費税15%を唱えているようです。

消費税5%!で野党共闘を訴えるれいわ新選組にシンパシーを持つ立憲や国民の議員も多いようで、「このままでは減税に引っ張られるかもしれない」という、立憲と国民の中の増税派の焦りがあったものと推測されます。
そうした動揺を押さえ込んで、増税同盟(当面は8%同盟)としての野党再編を図っているということのようです。

逆に言えば、この再編が成立した場合、れいわ新選組が呼びかけている「消費税5%!で野党共闘」の可能性はほぼ潰えたと言えるでしょう。

残念なのは、社民党までが、この流れに乗ってしまったことです。

社民、立民との合流協議入り決定 又市党首「理念、政策詰める」
12/12 共同


社民党は実はけっこう地方組織は残っていて、地域によっては社民党が立憲の選挙を支えているようなケースもあります。
いくら政党要件ギリギリでも、総降りで降参する必要はないはずです。
が、文面からは全面降伏の気配が漂っています。。。

最後に、三春充希(はる)⭐みらい選挙プロジェクト @miraisyakai さんがまとめている政党支持率です





街頭記者会見が如何に盛り上がろうと、れいわ新選組の支持率は上がっていません。

ほんま、考えましょう。

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2019-12-09(Mon)

山本太郎一座の大阪街宣を少し冷静に振り返ってみる

すでに多くの方がSNSなどでレポートしているように、先週金曜日に太郎さんの大阪街宣がありました。
ざっと1000人くらいの人がJR大阪駅北口を埋め尽くし、凍えるような寒さの中で、なんと3時間のロングラン該当記者会見に耳を傾けました。

IMG_20191205_182438.jpg

詳細は、最後に動画を掲載しますので、行かれなかった方はぜひ見てみてください。
とくに、会場から虐待サバイバーの方の発言と、それに呼応して安富歩さんの紹介でセーラー服歌人・鳥居さんが登壇したあたりから、れいわ新選組ワールドが全開になり、数多くの街頭記者会見の中でも神回との評判が聞こえてきます。

そうしたレポートは多くの方が書かれているので、私は別の視点から書いてみたいと思います。
この日わたしは、ボランティアのひとりとして交通整理にあたっていました。JR北口の8割くらいの人が通行する地下鉄との連絡通路側にいつも渋滞が発生するので、その辺にはりついていました。

実は、7月の選挙の時の太郎さんの街宣でも、私は同じところを見ていました。街宣車チームだったのですが、ロープも張られてなくて通行できなくなっていたので、ほとんどこの場所で交通整理をしていました。
なので、この5ヶ月をはさんだ2回の街宣の雰囲気の違いを実感しました。

まず今回の特徴は、開始1時間前の17時頃から続々と聴衆が集まってきたことです。15分くらい前には規制ロープを張らなければならないほどでした。
平日の17時ですから、フルタイムで働いている人はたどり着けません。それでもこの状態です。ピーク時の人数も、7月よりも明らかに多かったです。3割くらいは多い感じがしました。
寒風の中ですから、よくまあみんなじっと聞いてるなあと思ってしまいました。

IMG_20191205_192945.jpg

ただ、交通整理をしていて感じたのは、ほとんど渋滞は起きなかったということです。
これは「聞きに来た人は多かったけれども、たまたま通った人が立ち止まる数は前回と比べると必ずしも多くはなかっ」たということでもあります。
もちろん、「あっ山本太郎や!」と言って写真を撮っていく人は少なくなかったですが、前回と比べると減っている感じがしました。
今回はロープ規制をしたこともあったのでしょうが、感覚として「たまたま」の人はちょっと減ってる感じです。

人数が多かったことについては、事前告知の違いもありました。
前回は、直前まで告知をせずに、あえて支持者やファンで埋まらないようにしていまいました。
しかし今回は、SNSや太郎Sネットワークのメールでしっかり事前告知されていました。
この寒さの中でほとんど帰る人がいなかったのも、支持者やファンが多かったということでしょう。

要するに、熱い支持者ががっちり固まっている一方で、一般の人の関心は必ずしも高まっていない。
れいわ新選組についての情勢は、そんな感じなのかなあと感じた夜でした。



もちろん、支持者が固まることは、最初のステップとしてはいいことです。
あとは、支持者の熱意をどうやって行動に結びつけるか、より広い支持の拡大に結びつけるかです。

その点では、今のれいわ新選組の戦略は、ポスターボランティアとカンパしかありません。
圧倒的に多くの支持者が、為す術なく放置されているように、私には見えます。

5日当日のボランティアの指揮も、あるような無いような・・・
最終の片付けは23時20分くらいまでかかったのですが、「おつかれさま」も「解散します」もなく、だらだらと雑談が続いていたので、私は軽くキレてしまって帰ってきました。
余計な気遣いなど、しないし求めない、というありかたは割り切ってしまえば合理的です。が、こういうカオスの運動には、ぼちぼち還暦が見えてきた私は馴染めそうにありません。

2013年以来、太郎さんの大阪街宣はほとんど参加したり段取りしたりしてきました。
最初は数十人だった聴衆が、だんだん増えていき、2016年の憲法フェスでは1000人の規模になりました。
でも、その後の趨勢を見ると、頭打ちになっているような印象を受けるのです。

それ以上に心配なのは、太郎さんがちゃんと「言いたいこと言えてるのか」ということです。
自由党時代は、小沢さんの取り巻きとの皆さんとの軋轢があったとか小耳に挟んでいます。
が、小沢さん本人や、森ゆうこさんたちとは信頼関係をつくり、結構言いたいことを言えているように見えました。

ところが、今年4月にれいわ新選組を旗揚げしてからの太郎さんを見ていると、「ねばらならない」に縛られているように見えてしかたありません。
ネガティブに表現すると、安富さん言うところの「立場主義」というか・・・
強烈な責任感のなせる技なのだろうとは思うのですが。

それでもやはり、なんか、どうしても何かが違うという気になってしまいます。
いろんなものを背負って一人で呻吟するばかりでなく、ご自分を解放することを忘れないでほしいなと思います。
気楽なことを言いやがって と思われるかもしれませんが、運動にとっては実はすごく大事なことのはずです。

圧倒的多数の期待を、たった一人で背負うのではなく、媒体として周囲へ投げかけていくリーダーというものアリだと思います。
かえって今までは太郎さん頼みだった人たちが、「なんとかしなくちゃ」と思い始めるかもしれません。
そのときに、方向と方法を示してあげるのも、リーダーのあり方です。

とにもかくにも、太郎さん 体と心を大切に

20191205.jpg

左から安富歩さん、Oさん、変な人、太郎さん、セーラー服歌人・鳥居さん。
鳥居さんについてはこの記事が

「施設の新聞で字を覚えた少女」が絞り出す歌
セーラー服の歌人・鳥居に共感が集まる理由
東洋経済 2017/09/25 肥沼 和之

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2019-12-02(Mon)

れいわ新選組・渡辺てる子さんのお話し会に参加してきました

先週の土曜日、てる子さんのお話し会が、ウチの事務所の直ぐ近くで開かれるということで、参加してきました。

20191203.jpgてる子さんと言っても、朝ドラのてる子さん(→)ではありません。
れいわ新選組の最後の候補者として参院選を戦った、てるちゃん こと渡辺てる子さんです。

50人ほどの席は満員で、ほとんどの方はまったく存じ上げない顔ばかり。

初めの1時間は、てるちゃんの波瀾万丈の人生や、公示前日にいきなり立候補しろと言われたいきさつなど、彼女のバックボーンを話されました。ここまでは、だいたい想定内です。

すごかったのはこの後でした。
後半の1時間半ほどはリレートークです。
まさに「当事者」が次から次にバトンを渡すように登場し、短い時間ではありましたが、てるちゃんとトークを繰り広げました。

ただ生きるということが本当に困難な人、困難を通り越して苦行となってしまった人。
あるいは、政治に無関心だったビジネスマンなどなど。
革新系の集会の質問コーナーで見られるような、持論の長演説はありません。
どの人の話も、息をのむような当事者感があり、先日のブログで書いたところの「ラディカル」な提言が続きました。

ああ、これが れいわ新選組なんやな と実感した次第です。
私のように、習性的に政治的な切り口からものを見てしまう人間には、決して発することのできない言葉でした。



とはいえ、選挙です。

選挙という旧態依然たる土俵の上で、どうやってこのラディカルな人たちの力を開花させることができるのでしょうか。

わかりません。

てるちゃんと共に、れいわ新選組の候補者として戦った やすとみ歩さんが、面白い提言を書いておられます。
少しだけ抜粋させていただきますが、誤解があるといけないので、必ずリンク先の全文を読んでくださいね。

れいわ新選組の組織論
2019年12月1日


街頭記者会見が終了したあとに、会場で、女性の方から、資料を渡されて見てほしいと言われた。それは「れいわ新選組の政党組織についての提言」と題されており、(略)
そのなかで、れいわ新選組のあり方について、以下の問題がある、と指摘している。
(略)
そしてこれを解決するためのいくつかの提言がなされている。

なぜこのような「問題点」がが見えるかは、私の上記の議論をお読みいただければ明らかであろう。そして、これらの問題点を改善してしまえば、れいわ新選組のカオス的運動は、停止する。もちろん、そんなカオスで政権が取れるのか、と聞かれたら、私も、そりゃ普通は無理でしょうね、とお答えするしかない。

しかしこのカオスであればこそ、ここまで来たのであり、今も全速力で山本太郎はカオス的に突き進んでいる。それを止めてしまえば、元も子もない。

こういったことはもちろん、そのうちカオス的運動が停止し始めて、構造化するようになれば、必要になる時が来るかもしれない。それゆえ、研究猫とも氏が、このように構想を練って提言されることには大きな意義がある。そもそも、私がこの記事を書く気になったのは、この提言を読んだからであった。そのようなコミュニケーションの連鎖こそが、何よりも大切だと思う。

(以上、抜粋引用)

やすとみさんに渡された提言の内容も、やすとみさんのブログに全文転記されています。
大筋において私も同感です。
こんなに理路整然と学術的な裏付けもふくめて提案することは、私にはできませんが、方向性はほとんと同様に考えていました。

つまり、私もカオス運動を止めてしまう側の人間です。あきらかに。
てるちゃんのお話し会で感じた通りです。

とはいえ・・・・・

さてさて、私は何をしたらいいのでしょうねえ・・・

いろんなシガラミから自由になって、ひとりの人間として、考えてみます。

20191203-2.jpg
最後に、てるちゃんの笑顔を一枚。
(となりのねずみ男のような顔は無視してください)












■山本太郎一座の関西巡業(12/3以降)

大阪は12月5日18時から ヨドバシ梅田向かい(JR大阪駅北口) です

ボランティが可能な方は 16時から17時の間に来てほしいそうです。

12/3(火)兵庫
18:00街頭記者会見
@神戸・三宮神戸マルイ前

12/5(木)大阪
18:00街頭記者会見
@大阪・JR大阪駅御堂筋北口前 (ヨドバシ梅田前)

12/6(金)京都
18:00街頭記者会見
@京都・三条大橋下 三条河原

街宣ボランティアは街宣開始2時間前集合
開始1時間前にはボランティアミーティング

ポスター貼り活動もあわせて行われますので
詳しくは、ホームページをご覧下さい




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2019-11-28(Thu)

ファシズムとポピュリズム 山本太郎さんの評判をめぐって

こんなツイートが駆け巡っています。

石垣さんは、太郎さんをファシストと決めつけたわけでは全然ないけれども、以前から一部の自称リベラル知識人からは、太郎さんのポピュリズムはファシズムに直結するというような批判はありました。

太郎さんが共催する勉強会の講師、しかもトップバッターが、よりによって高橋洋一というのは、私もまったく納得できないということは最初に表明したうえで、すこし問題を整理してみたいと思います。



ポピュリズムとファシズムは別物です。


20191128-1.jpgなんか雰囲気的にこんな画像が頭に浮かんで、熱狂する姿=ファシズムと感じる人もいるでしょう。

そこまで単純ではなくとも、大衆にウケの良い政策を並べて、とにかく権力をとればこっちのもんだ という考えがファシズムだ言う人もいるようです。

しかし、ファシズムにつながるものは悪ならば、民主主義も排除しなければなりません。ナチスが政権をとったのは、まぎれもなく民主主義の選挙によってです。
ファシズムとは違いますが、民主主義の旗の下に、どれだけの戦争が遂行され、何千万人の人が殺されたことでしょうか。

ファシズムにつながるものが悪という決めつけは、あまりにも乱暴です。
毒まんじゅうで死者が出たからからといって、まんじゅうを禁止するようなものです。
毒は、まんじゅうにもサンドイッチにも何にでも混ぜることができるのです。
むしろ、その危険の普遍性にこそ、警鐘を鳴らすべきでしょう。

では、なぜリベラルはポピュリズムを憎むのでしょうか。それはおそらく、自分たちの出番がないからです。
ポピュリズムの反対語は エリート主義です。選ばれた知識人が(無知な)大衆を導くという考え方です。
これならば、リベラル知識人のみなさんは大活躍です。

ところが、大衆の要求を優先するポピュリズムでは、知識人なんて小難しいことをウダウダ言ってる人に過ぎません。
これまでは、反体制といえばリベラル知識人が顔になってきたのに、一気に隅っこに追いやられるのですから、そりゃあ腹も立つでしょう。



では、ポピュリズムとファシズムは別物だから安心なのかと言えば、そんなことはありません。
毒はまんじゅうにもサンドイッチにも混ざりますが、味の濃いもののほうが誤魔化しやすい。そんな意味で、ファシズムがポピュリズムに入り込むのは難しいことではありません。
ナチスが演説とポピュリズム的な政策だけで権力をとったのではなく、SSなどの圧倒的な暴力装置があってこそ、あのような独裁権力が築けたのは間違いないわけですが、しかし、暴力だけであのような熱狂を作ることもできなかったのもまた確かです。

ですから、ポピュリズムの手法をとる政治家は、ファシズムに乗っ取られるリスクを常に意識して防御する必要があります。
ファシズムは、表向きは大衆の要求を聞いてくれますし、むしろ左派のように見えるようです。
ナチス党の正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」です。社会主義で労働者の党なのです。表向きは。
というか、もともとあった超弱小のドイツ労働者党を、ヒトラーが乗っ取ったわけですが。

では、ポピュリズムの中に侵入するファシズムの兆候は何でしょうか。
それは「差別」だろうと思います。

いかに正論を言っていても、いかに大衆の要望に応えていても、いかに真剣に活動していても、そこに「差別」が公然と入り込んできたならば、ファシズムの侵入を疑い、猛然と警報を鳴らさなければなりません。



石垣さんは、文脈からすると、高橋洋一をレイシスト、つまり差別者と断定しています。
たしかに、あの差別主義全開のDHCテレビの「ニュース女子」の常連であり、その発言を逐一見れば差別者であることは証明できるのかもしれません。
ただ、私の現時点での知見では、同席できないほどのレイシストなのかどうかは、判断できません。
(なにか、決定的なネタがあれば、教えてください)

私が彼がトップバッターの講師であることに納得できないのは、むしろ、彼が安倍官邸の犬だからです。
時計泥棒をなかったことにしてもらう※かわりに、安倍官邸の犬として、安倍晋三のピンチを必死で救うために言を弄することを生業としている人が、なんでトップバッターなん???  と思うわけです。

 ※2009年に30万円相当を盗んだけど、犯行を認めたために起訴猶予という 不可解な処分となった

「でも、高橋は消費増税に反対じゃん」と言われるかもしれません。
それを言うなら、たぶん安倍官邸も消費増税には、本当は反対です。ただ、森友事件をインペイするために財務省に借りを作ってしまったので、10%を止めることができなかったのです。

消費税のことを勉強するなら、他にもいくらでも講師はいるだろうに、なんでまたよりによって、安倍官邸の犬を講師にしたのでしょうか。
私には理解しかねます。

もし、安倍官邸の意向を探るために呼ぶのであれば、別の場があるだろうと思います。
太郎さんが共催する勉強会に官邸の犬を呼んでしまえば、勉強会にそのような色が付いてしまうし、太郎さんの支持者の一定数は「ああ、こういう人の言うこともきかなくちゃね」と思ってしまいます。

いまや山本太郎は、山本太郎ひとりではなくなっています。
かつて、新党いまはひとり と名乗っていましたが、今はひとりではないのです。

しかし、一人ではなくなった太郎さんは雲の上、もはや私らが諫めるような存在ではなくなってしまいました。
困りましたねえ。



12月に入ると、山本太郎一座が関西にやってきます

大阪は12月5日18時から ヨドバシ梅田向かい(JR大阪駅北口) です

ボランティが可能な方は 16時から17時の間に来てほしいそうです。

もちろん私も手伝いには行きます。
参院選挙のとき以来、ナマの山本太郎は見ていないので、言葉だけでなく、表情や息遣いが、どのように変化したのか、していないのか、見せてもらおうと思います。

たぶん直接話をする機会はないでしょうが、もしチャンスがあればこの話もしてみようとは思います。
私は、石垣さんのように、バサッとぶった切るつもりはありませんが、忖度もするつもりはありません。
おかしいと思えばおかしいと言う。それは曲げてはいけないと思います。


関西の日程は以下の通りです
詳細は、れいわ新選組のHPを見て下さい

#れいわが始まる 山本太郎全国ツアー【第七弾・近畿】

12/1(日)奈良
16:00街頭記者会見
@奈良・JR奈良駅東口駅前

12/2(月)和歌山
18:00街頭記者会見
@和歌山・JR和歌山駅前西口広場

12/3(火)兵庫
18:00街頭記者会見
@神戸・三宮神戸マルイ前

12/5(木)大阪
18:00街頭記者会見
@大阪・JR大阪駅御堂筋北口前 (ヨドバシ梅田前)

12/6(金)京都
18:00街頭記者会見
@京都・三条大橋下 三条河原

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2019-11-20(Wed)

NO DEMOCRACY  -ラディカルということ-

ひと月前くらいでしょうか 梅田の地下街をぷらぷら歩いていたら、こんな光景が目に飛び込んできてぶったまげました。

20191120-1.jpg

グレイというバンドのメンバーが、以前から政治的な発言を臆せずにしているということは、横目でなんとなく知っていましたが、ここまでストレートに、しかも大々的にやらかしていることに、ホントにびっくりしました。

ただ、ファンというわけではなく、しかもあまりにも忙しかったので、曲は聴かずにひと月が経ってしまいました。
数日前にふと思い出して、ネットで検索してみると公式youtubeがあがっていました。

このアルバムには NO DEMOCRACY というタイトル曲はありません。(それもまた意味深ですが)
最後の14曲目はこの曲です。



歌詞はこちらにあがっているので、興味ある方は見てみて下さい
→ https://www.glay.co.jp/nodemocracy/lyric/m14.php




タイトルが NO DEMOCRACY ではなくて SAVE DEMOCRACY だったら、私は「ふーん」て流していたと思います。
もともと無いものを、守れ!というのはゴマカシだと 常々思っているからです。
「民主主義を壊すな-」というデモコールとか聞く度に 「民主主義なんて、日本にあるんですか?」と思ってきました。

そこに、グレイという超メジャーバンドが 「民主主義なんて無い!」というアルバムを出したのですから、びっくりしたわけです。
しかも、グレイ党の旗らしきものまでひらめかしてるし・・・

そのものズバリの「元号」だけでなく、他の曲でも元号はよく登場します。
ゴリゴリの左派の人は、たぶんこの一点で「ナンセ~ンス」と言うかもしれません。
私も、元号はできるだけ使わない派ですが、でも、ありもしない民主主義を後生大事に護りながら元号反対を唱える人と、元号は受け入れながら民主主義は無いということを看破する人 どっちが信用できるかと言えば、私は迷いなく後者です。

あるものはある ないものはない それを見せかけに誤魔化されずに見抜いて表現すること。
表層ではなく、根っこを見る力のことを、私は ラディカル と呼びます。

20191120-2.jpg
ラディカル(RADICAL)は「過激な」とか「急進的な」などと訳されますが、もともとは 二十日大根(RADISH)と同じ語源。
ラテン語の「根」という意味の RADIX だそうです。
つまり、ラディカルは 根っこから深く という意味なのです。

私が好きなのは、保守とか革新とかは関係なく、ラディカルであるかどうかです。

それでもまだ 「元号ナンセンス~」と言われる方は、この曲も聴いてみてはいかがでしょうか。



気に入った方は、アルバム購入してあげて下さい。
とは言え 音楽ですから、歌っている内容と好き嫌いは別物だと思います。
私も、これでグッときたからといって、購入まではしませんでしたし(有料でレンタルはしました)、これからグレイを毎日聞き続けることもたぶんありません。

ただ、こういう音楽がメジャーの世界に登場し、しかも一週間で4万枚と売上も絶好調という現象には注目です。
山本太郎現象も同様ですが、「キレイゴトじゃない、根っこの部分」の表現は、イマドキの日本の人たちの心を打つんですね。

ひるがえって、野党の演説が響かないのは、「民主主義を守れ」的な、表層をなぞっているだけだからですよ。
自戒を込めて言うのですが。

ラディカルに行きましょう


■ お知らせ

こんな企画があるそうです。
私は主催ではないですが、ちょっとだけ関わっています。

私流にイジワルな解説をちょっとすると、「革新系の人たちが、保守派の白井さんに学んでみようと思い立った、異文化交流会」です。
チラシを見てもガッツリ革新系ですが、こういうことを思い立ったことが画期的です。
これまでは、革新系がいわゆる保守リベラルの人たちの講演会をやっても、自分たちに都合のいい部分だけをつまみ食いしているような感じがありましたが、今度はちゃんと「違う部分」をかみ合わせられるか、注目したいと思っています。

ご興味のある方は御参加下さい

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2019-11-13(Wed)

年末解散のニオイがしてきた

新聞の見出しを見て、どうやら年末解散じゃないの?という気がしてきました。

サクラゲート事件は、モリカケとは比べものにならないくらい明確な法律違反であり、物証も山ほどあります。
安倍晋三は「自治会やPTAの会長がたまたま講演会にかぶっていただけ」と噴飯物の言い訳をしましたが、それでも一応は「後援会を招待したらダメだ」という認識はある答弁だったわけです。

ところが、「後援会」と書いた文書やら写真やら、出るは出るは。。 物証は探すまでもなく、いくらでも転がっていたわけです。
さらにとどめは、二階幹事長が「後援会よぶのは当然でしょ。何か問題でも?」と言い放っちゃったので、もう論点は 
「首相が後援会を税金で接待していいのか」ということに絞られてしまいました。

公職選挙法221条と222条には、こんなふうに書いてあります。
(わかりやすくするために、途中の文言を省いています。)

221条
3年以下の懲役若しくは禁錮こ又は50万円以下の罰金に処する。
当選を得て、選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品の供与をしたとき。

222条
5年以下の懲役又は禁錮に処する。
(前条の)罪を犯した者が常習者であるとき

金銭、物品の供与の原資については、書いてありません。
自分のカネだろうが、税金の流用だろうが、メロンだろうがワインだろうが団扇ですら供与したら違反です。
ですから、どうあがいても、サクラゲート事件は公選法違反で間違いありません。

しかも、毎年の恒例行事だったのですから、あきらかに常習犯であり、懲役5年を食らってもらわなくてはなりません。
安倍さんには。

※追記 もっと直接的で、まるで安倍さんを名指ししてるかのような法文がありました

199条の5 第2項
何人も、後援団体が行う見学、旅行その他の行事において、、選挙区内にある者に対し、饗応接待をし、又は金銭若しくは記念品その他の物品を供与してはならない。



今、首相官邸ゲシュタポは、民主党政権のときの招待客を片っ端から洗っているでしょう。
で、鳩山さんも後援会を何人よんでた!と逆襲しようと血眼になっているはずです。
(ちなみに、菅直人と野田佳彦のときは中止になっている。)

もし、万が一鳩山さんも後援会をよんでいたならば、肉を切らせて骨を断つ です。
自らお縄に付く覚悟で、安倍晋三をもろともに引きずり下ろしていただきたい。
なんちゃら党などつくってる場合じゃありません。

鳩山さんばかりではありません。
追求している野党の幹部も、多くは鳩山政権時の幹部ですから、自分の足下を突かれる可能性もあります。
それで腰砕けになったら、この国はジエンドですね。
民主党時代の幹部がもし自滅しても、若手がその屍を乗り越えて追求を続けるかどうか です。



幸いにして、野党幹部が後ろ暗いことなく、官邸ゲシュタポも手を出せなかったときは、たぶん解散をうってくるでしょう。

もちろん、争点はサクラゲートではありません。
強引に争点にするのはこっちです。

景気下支えに数兆円規模経済対策 首相「災害復興も加速」
2019年11月8日 大阪日日新聞


ビックリするような予算額をぶち上げて、その是非を問う解散だ と言うわけです。

来年度予算の概算要求は、105兆円規模ですでに過去最大です。
そこに、さらに数兆円乗せて110兆円、ショックドクトリン効果を出すためには120兆円とか言うかもしれません。

そのときに、緊縮大好き野党の皆さんが
「どうぞどうぞ どんどんバラまいてください。それよりも、サクラゲート事件です。」
と言い切れるかどうか。

維新や橋下徹などはきっと「5000万の問題よりも、数兆円の無駄使いのほうが大事だ」とかいって、サクラゲート事件の幕引きを手助けするでしょう。
野党の中のバラマキ恐怖症の人たちも、そっちにフラフラと寄っていくに違いありません。

問題は無駄使いとか金額の大小ではなくて、総理大臣が税金を私用して850人の後援者を毎年接待していた、ということです。
そこからブレるヤツは、一見批判しているようでも、実は安倍官邸ゲシュタポの回し者です。



さて、緊縮大好き野党が、なんとかこの壁も破って追求を続けたとします。
安倍官邸は、超大盤振る舞い予算をぶち上げて解散したとします。

問題は、安倍自民党にかわる「選択肢」を作れるのかどうか です。

選択肢の条件は二つ。
絶対的に二つです。

ひとつ、安倍の提示する大盤振る舞いに負けないほどのバラ色の将来を描くこと
ふたつ、政権交代可能な、つまり政策が実現できる大きなかたまりであること

辛気くさい将来像では、国民はいくらサクラゲートだろうが安倍晋三の大盤振る舞いを選択します。
安倍官邸の120兆円作戦に対して、野党が「財政規律が云々」とか言った日には、惨敗確定です。
勝ち誇った安倍晋三は、サクラゲートはみそぎ済みとばかりに、法律なんて一顧だにしない独裁を強めていくでしょう。

また、もし野党が緊縮の非を認めてバラ色の将来を描くことができても、実現可能性がなければ、誰も本気にしません。
こんな相変わらずの枝野主義者っぷりを、もしこれからも続けていくと、これまた惨敗確定です。

小沢氏と会談 枝野氏“合流が原則”崩さず
2019.10.31 日テレNEWS24


「政策も丸呑みで立憲に合流するなら入れてやるよ」という、どこまでも傲慢な態度。
まとまるものもまとまらない、というか、まとめないために わざとこんなこと言ってるとしか思えません。
もし、これからの局面でも同じことを言うとしたら、枝野=確信犯ということです。



こうして考えると、こんな安倍の自爆ともいえる事件が発覚しているのに、引きずり下ろすにはなかなか厳しい道のりです。

三権分立があれば、逮捕起訴すれば済む話なんですが、なにせ三権からマスコミから野党の一部まで、脅迫と命令と忖度で、安倍官邸の僕としてがっつり押さえられてしまっています。
一度独裁を許したら、回復するのは本当に大変なのです。

それでも、流れは今までと比べれば、明らかに違います。

ポーズばっかりですぐ折れる野党諸氏を、私たちがガンガン尻を叩いて、蹴飛ばして、前に進むしかありません。
そして、野党の尻をぶちかますための、国民の「武器」が、れいわ新選組です。
今の、太郎さんの街宣とポスター貼りに限定したやり方では、支持率が上がっていくのは難しいでしょう。
世論調査でも、微減しているようです。

それでも、れいわの突きつける刃が野党を揺さぶっているのは間違いありません。
そいういう観点で、れいわの応援もやっていきます。

この年末は、正念場です。

インフルエンザにも臆病風にも負けないように、頑張りましょう。




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2019-10-31(Thu)

腐敗や裏切りを乗り越える方法

ここんとこ ひどく寝付きがよくないです。
暑くも寒くもなくて、雨さえ降らなければとてもいい季候なのに、なかなか寝付かれずに3時とか、ちょっと寝落ちして気づいたら4時とか・・・
このままだと体に悪いので、書くことでリハビリをしたいと思います。

原因は、たぶんわかっています。
信頼してきた人に、裏切られたからです。
裏切りというとちょっときつすぎますかね。
信頼関係を壊された というほうが適当かもしれません。

具体的な名称などは書けません。さすがに。
私が、数年間にわたって信用してきた人 とだけ言っておきます。
(カミさんとか そういうのじゃないです。家庭はそこそこ平和です。)

及ばずながらも、あれこれ私なりに努力はしてきたつもりです。
あまり成果はでませんでしたが、自虐するほどでもなかったと思っています。

しかし、最後はカネです。
信頼関係よりカネを選択するという態度を目の当たりにして、私は愕然としました。
カネが大事なのは、私も重々わかっています。
零細個人事業者として、ほんとうにコマネズミのように走り続けなければならない毎日です。
それでも、青息吐息で毎月の支払いに一杯一杯。
「自己責任」がまかり通る今の日本で、カネの切れ目は死ぬほど恐いことです。

ですから、カネに貪欲になることには、私は何も嫌な気持ちはありません。
カネ=悪 みたいに言う人は、自分はあまり困っていないんじゃないですかねえ。

でも、それとこれとは別です。
いくらカネが必要でも、平気でこれまでの信頼関係をぶちこわしてしまうのは、私にとってはショックでした。
まあ、この世では普通なのかもしれませんが・・・



違法行為とか、犯罪の類いではないので、これ以上ひっぱるつもりはありません。
気分を一新して、自分なりの行動を探そうとは思っています。

思ってはいるのですが、その方法がうまく見つかりません。
腐敗を目の当たりにしてしまったとき、裏切られたと感じたとき、どうやって乗り越えていけばいいのか。。

いろんな方法は思いつきます。
ひとつは、徹底的に糾弾することです。
不誠実な態度をとことん追及して、悔い改めてくれることを期待するという方法です。
しかしこれは、多くの場合、憎しみをかき立てて、険悪な関係だけが後に残るということになりがちです。

反対に、なかったことにする という方法もあります。
記憶にフタをして、そんなことなかったことにする。気にしない気にしない。。。
こんなことをすると、精神的に病みますね。私の場合。
それに、何が越えてはいけない一線なのかをアイマイにした関係は、どこまでも腐敗していくでしょう。

あとはそうですねえ 何も言わずに関係を断つ というのもあるかもしれません。
ハードボイルドかもしれませんが、モヤモヤしますよ。
陰にこもって、いちばんヤバいヤツですね、この方法は。

このあたりを、私の脳内でぐるぐる回っているうちに、夜は更けていくわけです。。。。

堂々巡りになったときにどうすればいいか。
まずは、視点の位置を変えてみることでしょうか。
いままで地上1.5mだったものを、せやろがいおじさんみたいにドローンにのせて上空に飛ばしてやるとか、せめて2階の窓くらいに移動するとか。
そうすると、目の前でボコボコになった信頼関係の残骸だけじゃなくて、自分の姿も周りの人たちも、いろんな関係が見えてきます。
で、何でこんなことになったんやろ と考えてみるのです。

これも、具体的なことは書けませんが、言えるのは、もたれ合いの関係がよくなかったんだろうな ということです。



唐突ですが、自立と共生という言葉 みなさん知ってますよね。
小沢一郎さんの政治理念の核になる言葉で、いろんな理解のされ方をしています。
日本人の心構え的なとらえ方もあれば、私なんかは、ちょっとうがった見方で「日本の独立と、戦争の回避」という意味だと理解しています。

いずれにしても、あの言葉の中で先に来るのは「自立」なんですね。
自立があるからこそ、共生ができる。という意味。
なんだ それじゃ「自己責任」と同じじゃないかと言われそうですが、あれは反対なんです。
自立どころか寄生虫のように他人の生き血を吸う連中が、血を吸われてフラフラになっている人に投げつける
言葉が「自己責任」。
「自立と共生」の正反対 「寄生と排除」こそが「自己責任」というやつです。

何でしたっけ、そうそう 「自立」が大事という話しです。
これは、何をやるにも、基本中の基本なんですね。今さらですが。
目標設定、行動規範、もちろんカネの扱い方も。
諸々を、ちゃんと自立して設定していれば、裏切っただの何だのというゴチャゴチャした話しにはなりようがなかったはずです。

ということは、信頼関係などに依拠してはいけない ということなのかもしれません。
なるほどねえ。

正しいことはいつも楽しいとは限りません。
正しそうなほうに進めば進むほど、つらいこともあります。
だから、「なかったことにする」なんてことが世の中には結構多いんでしょう。
気持ちは よ~~くわかります。

よくわかっちゃうので、結局どうしたらいいのかはわかりません。
わが明月社のプロフィール欄には、「楽しいことしかしたくない」って書いてあるのに、やっぱり気分は晴れません。

でも。書くことで少し救われた気もします。
14年前にこのブログを書き始めたときの原点にもどたような気もします。
書かないといられないから書く。
そんな自分勝手なブログでいいんだと、久しぶりに気がつきました。

そろそろ寝られそうです。
おやすみなさい。

2019-10-10(Thu)

忖度やめました

このブログを書き始めたのが、2015年9月21日。14年がすぎました。

初めの頃は、毎日のように記事を更新し、本当に書くのがたのしかった。
というか、自分の精神衛生のために書き始めたようなもので、ブログを書くことで心のバランスを保っていました。

その後、有名ブロガーのきっこさんに取り上げてもらったり、自分の専門分野でもある耐震偽装問題でかなり突っ込んだことを書いたりして、一時はアクセスが日に1000を優に超えていることもありました。

しかし、その後、いくつかの曲がり角があり、だんだん書くことが重たくなっていきました。
その初めは、2011年の3.11です。

津波被害と原発爆発という、あまりに衝撃的な事態に、「呑気に評論書いていていいのか」という思いがキーボードをたたく指にのしかかりました。
書くとなれば、何かしら役に立つこと、結果につながることでなければならない、そう思うあまりに、書き始めたら半日はかかってしまうようになりました。
アクセスは多いときで日に4000を数えましたが、実生活で毎日半日もブログを書いているわけにはいかず、どんどん更新の頻度は下がっていきました。

それと反比例して、リアルの運動や政治に徐々に関わっていくようになりました。
脱原発の関係や、陸山会事件を契機に関心を寄せていた小沢一郎さんの支持者グループなどに、このブログのことを知ってくれている人も多かったこともあり、自然に入っていきました。

そしてもう一つの曲がり角がやってきます。
2012年12月の総選挙。民主党の政権投げだしと玉砕の惨状です。

このとき、私ははじめてリアルの選挙運動というものに関わり、なかなかハイテンションで投票日を迎え、どん底に突き落とされました。
30議席はとれるんじゃないかなんて勝手に思っていた小沢グループ(国民の生活が第一)は、わずかに5議席。
もちろん裏切り本舗の民主党も惨敗し、原発爆発の直後に、自民党が大勝するという信じがたい光景を目の当たりにしました。

このままでは、日本の政治に希望の光が絶滅する。なんとかしなくては。
そんな思いで、どんどんリアルの政治にのめり込んでいきます。
そして、試行錯誤をしながら形になったのが「生活フォーラム関西」でした。

生活フォーラムの目的をひとことで言えば、「関西の小沢グループを雲散霧消させずに残したい」ということです。
2012年の惨敗と、2013年参院選で議席ゼロという結果は、勢力が消滅する危機でした。
それまで、関西でも小沢グループはいくつかの団体やグループにわかれてバラバラに活動していました。
そのままでは消滅するかもしれない、という危機感を何人かの人たちと相談し、ゆるくまとまれる集団を作ろうということになったのです。

直接のきっかけは、居酒屋での雑談でした。
「大阪に小沢さんを呼んでこよう」「よし、直訴団を作って東京まで行こう」とか、酔った勢いで言っていたことが、2014年6月に実現し、ワゴン車に詰め込まれた面々が徹夜で上京して小沢事務所を強襲(・・アポはとりましたけど)、9月に講演会を行い、それをキックオフとして生活フォーラム関西が始動しました。

自民党幹事長時代から小沢さんを信奉してきた人たちから、陸山会事件ではじめて小沢さんに注目した人たちまで、かなり幅広いメンバーがそろいました。
住所氏名を登録して年会費2000円というハードルがある団体としては、なかなかの持続力だと思います。
月に一回の運営会議、季節ごとのイベント、選挙になれば全力で応援。これは今に至るまで、ずっと続いています。

たぶん、ピークは2016年の参院選でした。
関西は候補者がいないにもかかわらず、街宣車、ポスティング、街頭宣伝など、公示前後の約1ヶ月間をほぼ自力で戦いました。
党本部からは、街宣車1台と、チラシのデータが送られてきただけでしたが、資金から選挙事務所までフォーラムのカンパで賄いました。本格的な選挙運動からすれば、ママゴトのように見えたかもしれませんが、本当に熱のこもった選挙でした。
その甲斐あってか、関西では結構票を伸ばし、朝の5時に最後の当選者を獲得することができました。

その一方で、個人的にはますますブログを書きにくくなっていきました。
リアルの運動に関わっているからネタはいくらでもあるのですが、「書けることと書けないこと」ができてしまったのです。
先ほどの参院選で言えば、党本部には100も200も文句言いたかったけど、自分が支持を呼びかけている手前書けない。
「ポスティングするのでチラシを送ってほしい」と言ったら、党本部は何枚送ってきたと思いますか?
1000枚ですよ。ゼロ3つの千枚。

ふざけんな、バカヤロー と言いたかったけど 言えない。
党本部への苦情だけでなく、やはりリアルで呼びかけをしてしまうと、タテマエができてしまい、言えないことが多くなってしまいます。
ブログを書いても、少しはお役にはたつかもしれないけど、おもろない、という落とし穴にどんどんはまっていきます。



「忖度」が流行語大賞になってるまっただ中で、忖度しまくって消耗していた自分を振り返って、「もうやめよう」と思いました。

もう忖度やめます。

幸か不幸か自由党はなくなってしまいましたし、れいわ新選組は「みんなに忖度」つまり、自分たちに対しての忖度は不要と言っているので、もはや忖度する相手はありません。
むろん、忖度不要とは言っていても、本気で忖度なしをやれば怒りを買うかもしれませんが、別にいいじゃないですか。
もし万が一、れいわ新選組が愛のある批判に怒りをもって応えるような政党だったら、どのみち未来はないのですから。
そんな集団ではないと、私は信じることにします。

生活フォーラム関西にとっても、転機をむかえています。
これまでは、なんやかんや言っても、「小沢一郎」「自由党」という看板で活動してきましたが、自由党なき今、本当に自分たちの頭で考え、動くことが求められているのです。
忖度なんてしてる場合じゃありません。

本気で考えたことをぶつけ合う場を、作らなくてはなりません。
現状をどう考えるのか、この先どうなってほしいのか、そのためには今何をするべきか。
小沢一郎や山本太郎の受け売りではなく(もちろんめっちゃ参考にしますが)、自分の頭で考え、ぶつけ合うことです。

思想クローンが寄り集まるのではなく、本気の個人が集まれる場に、生活フォーラム関西は脱皮していくべきなんじゃないかと私は思っています。

ちなみに、れいわ新選組が党員や支部をつくらないことについて、バラバラの個人の集まりだからという説明をよく耳にしますが、これについては同意できません。
つながりを断たれたり、限定されたバラバラの個人は、むしろカリスマの意見に同化されやすくなります。
つながりを保障し、議論の場を保障することで、本当にバラバラの個人を担保できるのだということに、れいわ新選組の幹部のみなさんは気が付いていただきたいと思います。

れいわ新選組のことには、私は何も口を挟めませんが、せめて自分が関わっている生活フォーラム関西については、そういう役割を果たせるようにしたいと思います。



昨夜は、れいわ新選組で参院選を戦った大西つねきさんのフルバージョン講演を聴いてきました。
ついでに本を2冊買って散財してしまいました。
IMG_20191009_210801.jpg
お手伝いを含めると250人くらいの大入りで、熱のこもったお話しでした。

本筋のオカネと経済の話しは目新しいものではありませんでしたが、気になったワードをメモしながら聞きました。
「根本的な自己肯定感」
「オカネを回収しても、人の時間と労力と、地球資源は戻ってこない。」
「税制は思想の反映、国家の形」
「人間の思い込みや概念は地球を壊すほどの力がある」
「オカネなんてない。あるのは実体だけ。」

政府通貨ですべてが解決するという見解には、私的にもつっこみどころがありますが、国の借金を税金で返してはいけないということについては、全面的に賛成です。
有限の人口と資源に見合った経済の規模に立て直さないと、実体経済の影であるはずの貨幣経済が、実体経済を押しつぶして生活が破綻するということだと、私は理解しました。

MMT、政府通貨、はたまたそんなものナンセンス、様々な意見が飛び交っていますが、ちゃんとかみ合った議論に、いまだ出会ったことがありません。
それぞれの立場の人が、それぞれをナンセンスと罵倒して終わり、というのが現状のように見えます。

本気で「国民の生活が第一」と思っていることを前提として、様々な立場の人たちがしっかり議論できる場が必要です。



11月2日には、同じくれいわ新選組の候補だった辻村ちひろさんの講演会があります。

辻村さんのスローガンは 「日本一個分のくらし」です。
あれ? さっきの大西さんの話につながりませんか。

有限な人と資源に合わせた経済ってどんなものなんだろう?
オカネ第一の経済にドップリと浸かってきた私たちには、なかなかイメージができません。
新しい社会と経済を生み出していくために、まずイメージを持てるようにすることです。

ミツバチは精巧な巣を作りますが、それは本能に従っているのであって、完成形をイメージしているわけではない。
それができるのは人間だけなんだ、と聞いたことがあります。

辻村さんの描く「日本一個分のくらし」のイメージを、ぜひ聞いてみたいと思います。

れいわ新選組・辻村ちひろ氏講演会
「日本が危ない! 環境破壊と政治」


2019年11月2日(土) 18:30
会場 大阪市住まい情報センター 3Fホール
   天神橋筋六丁目駅 3番出口直結
定員 240人
会費 800円(生活フォーラム関西会員500円)
申込 info@sfk.lovepop.jp まで
主催 生活フォーラム関西
   http://seikatu-forum.blog.jp

かなり大きな会場ですから、じゃんじゃん来てくださいね。

ま、そんな訳で、これからは忖度せずに書きたいこと書きますので、悪しからず です。



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2019-09-07(Sat)

今ごろになって自由党ロスが、、、

ちょっと季節外れですが、自由党ロスが今頃やってきました。私の脳内に。

自由党は4月に解散したわけですが、その後は「れいわ新選組」の怒濤の進撃があり、ポスティングやらポスター貼りやら街宣車やら、あわあわ言っているうちに7月の参院選が走り去り、その後はどうやって動いていいのやら右往左往、いつの間にか9月も7日になってしまいました。

その間にも、6月には大阪で沖縄県知事の玉城デニーさんを迎える会の準備もあり、正直「自由党がなくなった」ということを気にしている余裕がありませんでした。
そしてもう一つ、私の勝手な思い込み、というかたぶん、自由党応援してきた人たちの多くは、太郎さんが立ち上げた「れいわ新選組」を半分は自由党の後継政党のような気分でいたのではないでしょうか。
自由党ロスがあまり重たく迫ってこなかったのは、そのせいもあると思います。

しかし、れいわ新選組が、誰に訴えようとしているのか、どんな戦略を考えているのか、わからないなりに忖度してみると、「国民の生活が第一」と「自立と共生」という自由党の精神は生きていると思うと同時に、政党のあり方としてはまったく違うものだということも見えてきました。(それは、決して悪いことではありません。念のため。)

さらに、8月に入って、私や生活フォーラム関西の今後の動き方を模索している中で、これまでの自由党大阪と生活フォーラム関西のような、ほぼ一心同体の関係は、れいわ新選組との間にはまったく存在し得ないということもわかりました。
ちょっと前の記事にも書きましたが、れいわ新選組は
「党員は国会議員及び国会議員予定候補」
「全国のボランティアとゆるやかにつながる」
「地方組織は作らない」
という方向だそうですので、緩やかなボランティアとしての関わりしかできません。

このあたりまで来て、ど~んと「ああそうか、もう党はないんだ」という現実感が押し寄せてきたわけです。
なんと鈍いヤツとお笑いください。



このブログを見てくださっている方にはお分かりのように、私は陸山会事件をきっかけとして「これだけ弾圧される小沢さんは、きっとスゴいんじゃないのか」と思い、注目し、学ぶことでオザワイズムと自由党(名前は色々でしたが)を支持するようになりました。
私にとっては 「自立と共生」は 日本の独立と、戦争をしない世界の共生 です。
この二つをしっかり持っているのは、自由党しかないと思ったから、足かけ10年間、及ばずながらの応援をしてきました。

ですから、アンチ小沢の人たちからはオザシンとか言われてきましたが、実は私はサポーターであって自由党員ではありませんでした。言いたいことを「立場」上言えないというのはイヤだったのです。
ですから、小沢さん大好き!の方々からは、「小沢さんをないがしろにする不届き者」とも言われてきました。
ただ、関西の自由党支持者の皆さんは、わりと大人の対応をしてくださる方が多く、批判したりされたりしながらも、一緒に活動を続けてくることができました。そのあたりも、自由党が好きだった理由の一つです。(他の地域ではいろいろあるようなことも耳にしますが)

今回の参院選では、生活フォーラム関西は、れいわ新選組と、国民民主の姫井さんの応援をしました。
元自由党の人たちを応援しようということであり、実態的にもそれぞれに熱心に応援してきた人がいましたから。
しかし、これからどうするのか はまだ暗中模索です。
会員同士、腹蔵なく(とっくみあいにならない程度に)話し合うことで、方向性を決めていきたいですね。

私個人としては、やはり「れいわ新選組」の勝手連活動が中心だろうと思っています。
れいわ新選組の「ゆるいボランティア」と党中央という関係だけで大丈夫か?という心配はありますが、そうした心配もキープしつつ、自分たちの脳みそで考える勝手連としての活動をしていくことが、「国民の生活が第一」と「自立と共生」に一歩でも近づくために一番良いことだと私は思います。

これまでのような党のすぐ横に寄り添う関係ではなく、より自立した存在として、進んでいきたいです。
これからの「生活フォーラム関西」に注目してください。

方向性が決まりましたら、フォーラムのブログでも発表されますし、こちらでも書かせてもらいます。



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2019-08-27(Tue)

トランプにいたぶられる安倍晋三

まずは、このツイッターです

この中のトランプの発言をgoogle翻訳(一部訂正)すると

「中国は彼らが約束したことをしなかったので、私たちは農民とともに私たちの国の様々な部分に過剰なトウモロコシを持っています。そして、安倍晋三首相は、日本を代表して、そのトウモロコシをすべて購入することになります。」

普通、こんな言い方しますか?
「中国が買ってくれなくて余っちゃったから、安倍首相が全部買うことになったよ」 というのが真実だとしても、一応安倍さんの顔を立てるために、「日本のトウモロコシが虫害にあったので」とかなんとか、口裏をあわせるでしょう。

ところがトランプは、安倍晋三に対してはことさらに、マウンティングしているところを露悪的に誇示します。
余ったトウモロコシの件も、自分で舞台裏を暴露しただけじゃ気が済まなくて、安倍首相の発言が終わってから 「トウモロコシのことも言いたいんじゃないの?」ともちかけ、安倍の口からも無理やり言わせるのです。

今回のトランプの言い分を一方的に飲んだ貿易交渉についても、トランプは5月の時点でこっそり約束したことをわざと暴露してしまいました。


これもgoogle翻訳すると

「日本との貿易交渉で大きな進展があります。農業と牛肉が大きく関わっています。 7月の選挙の後、私は大きな数字を予想しています。」

これは安倍晋三はじめ、関わった日本の官僚たちは こんな状態だったに違いありません。
20190827-1.jpg

そういえば、2年前のこの事件の時も、トランプは気が付かなかったと言うことになっていますが、この距離で気が付かないってことありますかねえ。安倍ちゃんだって、「うわあ」とか叫んだだろうし。

20190827-2.png

バンカーでひっくり返っているのがわれらが安倍首相で、左下のグレーのセーターがトランプです。
転ぶのは仕方ないですけど、トランプのガン無視はわざと放置したような気がするんですよね。



ことほど左様に、安倍首相に対する強烈なマウンティングを誇示するトランプの狙いは何なのでしょうか。
やはり、アメリカ国民の目線を想像する必要がありそうです。
一般のアメリカ国民にとっての日本は

20190827-3.png

こういうことなんじゃないでしょうか。
高校のロゴに原爆のキノコ雲。これ以上のマウンティングはありません。
アメリカ国民がみんな日本人が嫌いという意味じゃなくて、国対国の支配関係という意味で、意識する以前の前提になっているような気がします。
じゃなきゃ、大虐殺のキノコ雲をシンボルマークにしませんよね。

原爆2発も落とされて十数万人が虐殺されたのに、最高責任者だった天皇が「原爆は仕方なかった」と言っちゃうのが、日米関係の根本なんです。
その関係を、これでもかと見せつけて、アメリカ国民の溜飲を下げようというのが、トランプの狙いその1でしょう。



その2は、トランプが国内の権力をほぼ掌握したので、安倍晋三がジャマになってきた ということです。

トランプも、大統領になりたての頃は、すり寄ってくる安倍晋三は頼りになる存在だったでしょう。
世界のトップの中で、トランプ派は安倍首相だけだったのですから。

トランプが大統領に当選した瞬間に、まだ海のものとも山のものともわからない段階で、それまでのジャパンハンドラーズからトランプに乗り換えた安倍官邸の判断は、正直すごいと思いました。
本来は野党がやらなければならないことを、真っ先にやってしまったのですから、やられたなあ、と当時は思ったものです。

でも、徐々に軍産との力関係を塗り替え、最終的にロシアゲートを払拭することで、トランプはほぼ国内の権力を動かせるようになりました。
そうなったら、キャンキャン寄ってくる安倍晋三など、必要ありません。ATMとして吸い尽くす意外に使い道がない。
そこで、どんなに屈辱的で大損の取引でもNOと言えないように、徹底的に仕込んでいるわけです。

安倍晋三という人間に、徹底して主従関係をたたき込んで、わずかでも歯向かう気をおこさせないように、精神的に完全に制圧しているのです。
その成果は・・・・・でてしまってますねえ。

巻き添いを食うのは、牛肉の関税を9%に下げられちゃう畜産業者はもちろん、ただでさえ増税でエラいことになりそうなのに、国内の富をチューチュー吸い上げられてどんどん不況になっていく日本中の人たちです。
私だって、こんな乾いたブログを書いてますけど、ホンマに不安で仕方ありません。



その3は、にもかかわらず安倍が勝手に始めてしまった、韓国との対立への怒りです。
安倍晋三は、韓国がGSOMIAを破棄したら、トランプが文在寅を叱ってくれると信じていたはずです。
ところが、国務省や国防省は一応批判をするものの、肝心のトランプは「何が起こるか見てみよう」と言うだけ。

私が思うに、トランプさんはお怒りですね。
でも商売人だから、取るモノを取るまでは、それをチラチラ見せながら、「言うこと聞かないとわかってるだろうな」と交渉する。
で、ガッチリ儲けたら、おもむろに怒りを解き放つでしょう。

GSOMIAの破棄については、たぶん文在寅とトランプは合意済みでしょう。
米政権の中の既存勢力(反トランプ)は文在寅を責めますが、トランプは朝鮮戦争を終結させて在韓米軍を撤収するのが最終目標ですから、GSOMIAなんて要らないわけです。

要らないのですが、よりによって日韓対立のまっただ中で破棄というのは、最悪のシチュエーションです。
金正恩に対する交渉ネタにして、恩着せがましく破棄したかったのに、なんでこんなもったいない!といのがトランプの本音だと思います。
そして、こんなことになってしまった張本人は、訳のわからない理由でホワイト国外しなどやらかした安倍晋三なわけです。

取るモノを取ってワシントンに帰ったトランプは、さてどうしてくれようかと思案中でしょう。

貿易条件を再度つり上げてくるか、別口の巨額投資を要求してくるか。
あるいは、北朝鮮との交渉が一気に進む場合には、安倍ちゃんは詰め腹切らされるという可能性もあるやもしれません。
20190827-4.jpg

いずれにしても、GSOMIA破棄は、なにか大きな動きにつながっていくような気がします。



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2019-08-15(Thu)

敗戦の日に「組織」について考える

75回目の敗戦の日です。

もちろん、1回目は1945年8月15日 いわゆる「玉音放送」が流された日です。

こんな記事を見付けました

玉音放送を現代語にすると...「耐え難いことにも耐え、我慢ならないことも我慢して...」【終戦の日】
2019.8.14 Huffington Post 吉川慧


この記事で紹介されている現代語訳から、一文を引用させていただきます。

「アメリカとイギリスに宣戦布告した理由も、日本の自立と東アジアの安定平和を願うからであり、他国の主権を排して、領土を侵すようなことは、もとより私の意志ではない。」

はあ? と感じませんか。
私の意思ではなかったのなら、誰の意思だったの?と。

大日本帝国と日本軍という「組織」の意思だったのでしょうか??

毎年書いていますが、私は戦後日本のアヤマチは、天皇の戦争責任を問えなかったことに尽きると思っています。
そのことが、戦前をちょっと色直ししただけで戦後に持ち込んでしまった原因であり、見せかけの「戦後民主主義」が空虚なものになってしまった原因であったと思います。

あの惨禍を、あっさり「私の意思ではない」とか言われて、誰も彼もが「そうですか」と納得したというのですから、もうこの世に「責任」という2文字は存在しません。

東電の歴代社長が、ふくいち事故の責任を問われないのも、自殺者まで出てしまった森友学園の文書改ざんについて、佐川元理財局長の責任が問われないのも、安倍晋三が「私や妻が関わっていたら国会議員やめる」と言いながら、平然と総理大臣を続けているのも、すべて74年前のあのときに決していたのです。



すこし角度を変えて、組織というものについて考えてみたいと思います。

「組織」という言葉に、多くの人は否定的な印象を多かれ少なかれ持っているのではないでしょうか。
とくにこのブログを読んでくれている方は。

官僚主義、軍隊、硬直的、命令 みたいな言葉が次々と頭に浮かんできます。
しかし、そもそも「組織」というのはそういうものなのでしょうか。

組織は、生命体や物体の内部にも、環境体系にも、人間社会にも、ありとあらゆるところに存在します。
組織とは何か と考え見ると 私は「役割分担」と「コミュニケーション」だろうと思います。

「目的」はいらないのか というと、石や雨に目的はないし、家族だってとくに目的をもって集まったわけではないので、必須項目では無いと思います。
では石に「コミュニケーション」なんてあるのかというと、力の伝達や分子結合があるわけです。

成り立ちは目的があることもあれば、偶然のこともあるけれども、何かしら集まったものが「役割分担」をして、そのための「コミュニケーション」をとっているのが「組織」というものだろう というのが私の説です。
ここまで原点に戻ると、「組織」に対するネガティブイメージはなくなりますよね。

では、どこから「組織」がネガティブな正確を帯びてくるのかというと、たぶん「上下関係」でしょう。
石ころの組織に上下はないですけど、生命体になると脳と心臓がエラそうにし始めます。
自然環境では人間がイバッテいて、人間社会では社長や官僚がふんぞり返る。

ほとんどの人が深く関わらざるをえない組織は 学校、会社、自治体、国 です。
どれもこれも、エラそうな人が私たちを見下していて、そりゃあ「組織」と聞いただけでネガティブになるのも無理はありません。



なんで上下関係ができてしまうのかというと、効率的に役割分担をするためです。
ほとんどの組織は初めから上下関係がありますが、最初は偶然集まった住民組織なんかでも、要領のいい人や声のデカい人がだんだんリーダーになっていくというのは、よく見かける光景です。
だれも計画せず、指令も出さないと、膨大な試行錯誤が必要で、そんなことしてられない、というのが共通の利害だから、生じる上下関係を承認するのです。

自然環境なんかは、昔々は膨大な試行錯誤を繰り返して、今の組織を作ってきたわけですが、人間がエラそうにしてからは開発にしても保護にしても、人間が計画を立てて指令を出しています。
自然がそれを承認しているとは思えませんが。

軍隊などは、効率化による上下関係の典型です。
なにせ、試行錯誤はすなわち「死」ですから、大日本帝国陸軍からゲリラやパルチザンにいたるまで、性格は違えど上下関係のない軍隊というのは聞いたことがありません。

軍隊は特別としても、私たちの日常を眺めると、効率化のために生じた上下関係を全否定してしまうと、どうも生きていられないような気がします。
問題は、上下関係そのものではないところにあるのではないでしょうか。

それが、あの玉音放送にあります。
すなわち、「上の無責任」です。
上下関係の「上」に立った者が責任をとらない。問われない。
ここにこそ、組織の疎外があると思えます。

上下関係を承認する代わりに、上は失敗の責任を必ずとる。
ここが徹底していれば、組織はそんなにイヤなものではないと思います。

最初に私は「役割分担」と「コミュニケーション」と書きました。
「コミュニケーション」は双方向です。必ずしも常に合議制であることを意味しません。もし「命令」があれば、かならず「問責」とセットでなければならないということです。
コミュニケーションが機能しなくなった組織は、すでに腐っており、役割分担も機能しなくなっていきます。

これが、今圧倒的の多くの「組織」と呼ばれているもので生じていることです。
皆さんが「組織」と聞いて鼻をつまむのは、組織自体の問題と言うよりは、組織が腐った腐臭なのです。

特攻隊を作り多くの若者に自爆テロを強いた上層部が、のうのうと戦後を生き延び、あろうことか国会議員にまでなる。
沖縄守備隊と言いながら、沖縄の住民をガマから追い出し、集団自決をさせる。
ソ連が参戦した途端に、開拓民を置き去りにしてわれ先に逃亡した関東軍。
731部隊という悪魔の飽食をやりながら、研究成果をアメリカに貢いで戦犯にすらならなかった石井四郎たち。

このウルトラ無責任組織の頂点が、まさに「私の意思でない」と言ってのけ、体よく象徴様におさまった裕仁天皇です。

戦後日本のほとんどの「組織」が、「エラい人は責任取らない」ようになったのは、このような見事なお手本があったからです。



組織嫌いのもう一つの歴史的な理由は 「共産主義」 の失敗でしょう。

スターリンが象徴的なように もともとは人民の味方のはずだった共産主義が究極の腐敗組織になる。
日本でも、共産党はもちろん、それに反発したはずの新左翼のなれの果て、総括という名の壮絶なリンチ殺人、どれを見ても「組織は腐敗する」と思わざるを得なかったわけです。

正義を盾に責任をとらない。これが共産主義の失敗の根本です。
組織の腐敗に 目的は関係ありません。
役割分担とコミュニケーションが機能しなくなったとき、もう腐っているのです。

そんなわけで、とくにリベラルとか反体制的な考えの人が、「組織」に対して非常にネガティブなのは、やはりこの経験が大きいのだと思います。
気持ちはよ~~~~くわかります。
今でこそ、やや記憶も薄れて総括という言葉を普通に使えますが、少し昔は「ソウカツ」なんて非常に口にしにくかったものです。

しかし

しかし、と思うのです。

浅間山荘事件が1973年 その後、政治に対する「組織」的な反抗は影を潜め、「マイホーム主義」とか「ジャパンアズナンバーワン」とか言われる平穏な70年代が過ぎました。
そしてふと気が付くと、第二次臨調なるものが国を引き回し初め、民営化の波が押し寄せ、労働組合は解体されていきました。
今から振り返ってみれば、1980年代は新自由主義という名の国際資本に日本中が浸食されていったのです。

組織的な抵抗に躊躇している間に、日本はネオリベに侵略されたネオ日本になってしまったのです。
国鉄分割民営化にたいする国労の闘いなどはありましたが、多くの国民は冷たく眺めていました。
世界第2位の経済を乗っ取るのに、抵抗らしい抵抗もなかったのですから、新自由主義もさぞやウハウハだったことでしょう。

こうした静かな侵略の総仕上げが、1989年の総評解体と、1991年のバブル崩壊です。
労働組合の全国組織だった総評は、もともとは第二組合(組合潰しのための組合)だった同盟に吸収されて、現在の連合になってしまいます。
そして、人為的なバブルとその崩壊は、膨大な国富を外資にタダ同然で提供し、超長期のデフレが始まり、日本は米国のATMとなってしまいました。

「組織」に怯え、抵抗することに怯えている間に、日本は取り返しがつかない姿にされてしまったのです。



2年前の衆議院選挙で、そんな長い長い苦境からの脱出を目指す声が、立憲民主党という目新しい政党への期待となって1100万票という得票になりました。
その立憲民主党のスローガンは 「立憲民主党はあなたです。」

しかし、あなたが立憲民主党になりたい、と思っても、それはかないません。
なぜなら、立憲民主党は議員と候補者以外 党員になれないからです。
ボランティアのパートナーにはなれますが、党の中には入れません。

これは「役割分担」と「コミュニケーション」という原則に照らして 大丈夫なのかな? と感じていました。
双方向のコミュニケーション、上の者が責任をとる ということが徹底していれば、党員になれるかどうかは問題ではありませんが、でも、党員募集しない党というのは、ちょっと大丈夫かな?と気になってしまいます。

そして案の定、今回の参院選では790万票まで、30%も減らしてしまいました。
ハッキリした原因はわかりませんが、私の目からは「野党共闘で政権交代目指せ」という声と、「反緊縮で経済成長を」という要望を、執行部がほぼ無視した結果ではないかと見ています。

ここで言いたいのは、立憲批判ではなく、「組織」のあり方論です。
その意味で、立憲民主党には今回の選挙結果に責任をとってもらいたいところですが、とくにそういう話しはないようですね。

この立憲に失望した人たちが、れいわ新選組に投票したのではないかという分析もあるようです。
たしかに、そうかもしれません。
山本太郎さんは、立憲など既成の野党支持者を削ぐことよりも、投票に行かない人たちにフォーカスしてはいましたが、投票率を見ると、残念ながら今回はそこまでは声が届かなかったのが実情でしょう。

すでに次の衆院選に100人擁立!とぶち上げているので、投票に行かない4000万人に声を届けるのはこれからの課題です。

ただ、衆院選を戦うのであれば、れいわ新選組も「組織」の問題にぶつからざるを得ません。
全国比例とはたたかい方がまったく違い、小さな地域で動くには、今回のようなザックリしたボランティアでは難しいでしょう。

しかし、れいわ新選組は「地方組織は作らない」という方針だそうです。
私もくわしくは知りませんが、聞き及ぶ限りでは

「党員は国会議員及び国会議員予定候補」
「全国のボランティアとゆるやかにつながる」
「地方組織は作らない」

という感じらしいです。
う~ん、立憲と似てますねえ。
もちろん、内実が違えばいいので、似ていてもそれ自体は問題ではありませんが、正直ちょっと心配はしてしまいます。
「ゆるやか」が、かえって双方向性を損ねないことを願います。

形式はどうであれ、全国のボランティアをふくめての「れいわ新選組」という「組織」であることはまちがいありません。
いくら「ゆるく」であっても、役割分担とコミュニケーションが成立しないと、良からぬことになりかねません。
そこは、これから形をつくっていく太郎さんや事務局の皆さんに、ぜひとも気をつけていただきたいと思います。



私自身も、一度大きく状況を俯瞰してみて、何をすることがいいのか、限られた時間とささやかな力をどこに投じるべきなのか、少し落ち着いて考えてみます。

ともあれ、敗戦の日の今日、日本独立と絶対反戦 この誓いを新たにしたいと思います。



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2019-08-01(Thu)

安倍晋三とれいわ新選組の対決 なんだか風向きが変わってきたぞ

今朝(8/1)のモーニングショーでは なんと山本太郎生出演第二弾が放送され、もうほとんど「れいわチャンネル」の様相を呈していました。
放送してくれるのはとても嬉しいのですが、玉川さんを筆頭に、出演者全員がれいわ新選組ファンみたいな発言で、番組としては面白みに欠けたかもしれません。むしろフジの小倉さんのように、ちょっとネガティブな突っ込みをしてくれた方が、太郎さんの考えや決意が浮き彫りになるような気がします。

ほんとに、ここんとこ連日ワイドショー的なニュース番組に太郎さんは出ずっぱりで、一体全体どうしたんだろう??と思ってしまうほどです。
ありがたいのと同時に、ここまで手のひら返しになると、ちょっと警戒信号もピコピコ点滅してしまいます。
へんな裏目的をマスコミが隠し持ってなければ良いのですが。。。

対するに、マスコミを官房機密費と内閣情報調査室とでガチガチに押さえ込んできた安倍官邸は、少々旗色が良くありません。
人気取りのつもりで始めた韓国のホワイト国除外ですが、産経以外のメディアは、あまり威勢良く報じてはいません。夕刊フジだけは軍艦マーチでも流しそうな勢いで「河野外相、韓国「ホワイト国」懇願を断固拒否! 反日暴挙繰り返す隣国に「最後通告」 」なんてぶち上げていますが、空回りしています。

むしろ、こんな記事が出ています。

安倍首相が韓国と始めた希望なき貿易戦争ー社説
ブルームバーグ 2019年7月22日


日本の当局者はハイテク関連の輸出品が北朝鮮などに不法に渡らないようにする措置だと主張するが、元徴用工を巡り日本企業に損害賠償の支払いを命じた韓国大法院(最高裁)の判決への報復を意図したものであるのは明らかだ。
(略)
明らかな妥協策は、日本側が輸出規制強化をやめ、追加措置の実行も我慢するというものだ。韓国は元徴用工問題で仲裁委員会の設置に応じる必要がある。今回の争いを始め、選挙で無事勝利した安倍首相がまず行動すべきだろう。そして韓国大統領が速やかに報いるよう、米国は保証しなければならない。

(引用以上)

またこんなのもあります。
これは少し前のニュースで、ネタ元も幸福の科学ですが、インタビュー記事なので内容はウソでは無いだろうと思われます。

トランプの経済ブレーンが「中止」を緊急提言 消費増税は「最悪の選択」
The Liverty WEB 2019.04.30

トランプ政権と良好な関係を持つ安倍政権が、成長政策とは真逆の方向に進もうとしていることは非常に残念です。
(引用以上)



少しお話しを整理します。

安倍政権のよりどころは、一枚岩ではありません。

もっとも頼っているのはもちろんトランプです。
トランプは緊縮路線には反対で、とくにアメリカからの輸入品にもかかる上に、アメリカへ輸出する会社には還付するなどもってのほか、と消費税には反対の立場です。

とは言え、反トランプのこれまでの米国=ジャパンハンドラーズの皆さんを無視するわけに生きません。
とくに、国際金融資本=新自由主義は絶大な力を持っています。この勢力は、消費税をガンガン上げて、その資金で法人税をタダ同然にしたあげく、金融危機が来たら自分たちを救済する公的資金にしろ という連中です。

もうひとつ、日本会議のような日本土着の右翼っぽい人たちがいます。
もともとは米国ベッタリの姿勢とは相容れないのですが、戦後民主主義のもとで長年日の目を見なかった自分たちを、安倍晋三がヨシヨシしてくれるので、嬉しくてたまりません。もう従米でも屈米でも、安倍ちゃん命、どこまでもついていきますワン、という人たちです。

この、本来は三者三様に相容れない勢力の、微妙なバランスを保つことで、安倍政権は長期政権を維持してきたのです。
安倍ちゃん個人は知りませんが、官邸の能力は恐るべきものがあります。

ところが、ここに来て、ちょっとこのバランスが怪しくなっているような気がするのです。

まず、消費税です。安倍晋三は、森友事件をもみ消すために財務省に多大な借りを作ってしまいました。
もはや消費税の増税を拒否できないところまで追い込まれたのです。
また延期すれば、ドカンと情報を漏洩される危険があります。

そこで安倍官邸は、欠陥飛行機(F35)を爆買いするとか、それ以外にも「参院選後に発表する」とトランプが暴露した秘密の爆買いと引き替えに、トランプに消費税UPを許してもらいました。
結構な綱渡りです。

ジャパンハンドラーズはトランプにべったりの安倍晋三を良くは思っていませんが、消費税UPは大賛成です。理由は先ほど書いた通りです。新自由主義と消費税は、非常に相性がいいのです。
新自由主義と相性が悪いのは、土着右翼です。彼らは、何兆円という巨額な金儲けとは別世界で、せいぜい数十億円の不正とか、嫌韓嫌中でウサを晴らすとか、そういう世界で生きています。その結果、巨額な機会損失をしていても、気が付きませんので、新自由主義にとってはうっとうしい邪魔者なわけです。

その綻びがでたのが、あのブルームバーグの記事です。
新自由主義の本命は中国です。中国からどれだけ吸い取れるか、吸血鬼顔負けに虎視眈々と準備していたら、トランプが米中貿易戦争を始めてしまったので、非常にやりにくくてしかたがない。
と思っていたら、隣で日本と韓国が同じような貿易戦争をやろうとしている。「エエ加減にせんかい アホンダラ」と切れてしまったわけです。

安倍晋三は、本音ではもう韓国とは妥協したいはずです。
トランプに泣きついて、面子の立つ仲裁をしてもらうつもりでしょう。
しかし、トランプはどうも冷たいのです。なぜなら、トランプにとっての本命は北朝鮮だからです。そのためには、文在寅大統領との信頼関係を揺らがせるわけにはいきません。
どうしてもどっちかを切らなければならないとしたら、やむを得ず安倍晋三を切ることになるでしょう。(後継者を見繕ってから)

当ての外れた安倍ちゃんですが、ここで引き下がってしまっては、日本会議のオッチャンおばちゃんに見放されてしまいます。
支持基盤に見放された政治家は、一気に力を失ってしまいますから、退くに退けない。ああ どうしよう。

これが、参院選の後、どうもさえない安倍ちゃんの現状なのではないかと思うのです。

安倍晋三は消費税を上げることでトランプの機嫌を損ねたうえに、韓国相手に無理難題を押しつけるネトウヨサービスをやり過ぎてトランプに捨てられそうです。弱り目の安倍政権を叩くのは今です。



ではなぜ、れいわ新選組と山本太郎は、一気にマスコミで脚光を浴びているのでしょうか。

もちろん、言ってることもやってることも面白いから、絵になるし数字も取れる というテレビ局の事情もあるでしょう。
それにしても、選挙中はものの見事に無視黙殺したのに、この現象は何なのだ??と、太郎支持者でも感じるでしょう。

私は、一つの理由は、れいわ新選組とトランプは、意外と近いということではないかと思っています。
いやいや 怒らないでください。れいわ新選組をディスっているのではありませんよ。どこが一番親和的かというと、「日本の独立」というところです。トランプは、「もうアジアのことにカネかけたくない。自分たちで何とかしろ」と言っています。これに対して、「上等です。やりまっせ。」と堂々と応えられるのは、政界広しといえども、れいわ新選組と山本太郎だけです。自民党も公明党も維新も立憲も国民も、「捨てないで」と袖を引くのに対して、れいわ新選組だけは「ほな 独立します」と言えるのです。

こんな記事もあります。

保守層からも熱視線~れいわ新選組と山本太郎氏~
古谷経衡 2019.7.31


NHKの出口調査によると、れいわ新選組の全国比例の得票のうち、自民党支持層からの票は最大で5%とみられている。つまりれいわ新選組が獲得した230万票のうち、約10~12万票は保守層から出力されていることになる。これに加えて、維新や公明の支持層からの票も勘案すれば、確実に10~15万票強近く(>5%)は保守層からの流入だ。
(略)
おおむねれいわ新選組の主要な政策は、「左派」どころか、「保守層」に大きく受け入れられる余地があるものばかりなのである。

(引用以上)

私は、2009年の政権交代の時も、米国とは一定の合意ができていたと思っています。
陰謀論ではなくて、当然ながら大きな勢力同士の下打ち合わせはあったはずだということです。それがあったからと言って、その通りになるものではないですが、少なくともマスコミは安心して報道し始めます。
2009年のマスコミ報道は、あきらかに民主党に風をブンブン吹かせていました。

太郎さんのコネクションでトランプサイドと話ができるような気は さすがにしないので、ひょっとすると小沢さんルートかななどと妄想しつつ、何か確実に風向きが変わったことは、確かなようです。

ただし、2009年は、野党に吹いた風と引き替えに小沢さんは弾圧に沈められ徹底的に叩かれました。
オイシイ話ばかりがつづくことはありません。

やはりこれまで通りの、私たちの手と足と口とネットで確実に広げていくことは忘れてはいけませんね。マスコミが取り上げてくれるのは感謝しつつ、頼ってはダメです。
これからの1年は、弱り目の安倍晋三を、無敵に思えた安倍官邸を、沈没させるための1年です。

衆院選に向けて、力を蓄えましょう。




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2019-07-26(Fri)

国民民主・玉木代表の「安倍総理 憲法改正の議論やりましょう」発言について

昨日、国民民主の玉木さんが、ネトウヨ系のyoutubeチャンネルに出演して、こんな発言をしたと、話題になっています。

国民民主党・玉木雄一郎代表「憲法改正議論を進める」と発言 「私ね、生まれ変わりました」
2019年07月26日 ハフィントンポスト


おまけに、「モリカケを国会でやり過ぎた」なんて言うもんだから、猛烈な批判を浴びています。

もとの動画はこちらです
→ 文化人放送局【緊急特番】吠えろ!玉木雄一郎!! Part2

非常に重要な問題ですから、批判をするならば切り取りではなくホンちゃんを見ておくべきです。



いくつかの論点があると思います。

まずは、そもそも改憲の議論なんてするべきなのかどうか という原則論です。
これについては はしょります。

どんな良い憲法であろうが、条文を変えることを議論できないとすれば、それは独裁国家です。
非常に変えにくく作られた硬性憲法であることは間違いありませんが、それでも96条があるわけですから、何が何でも改憲の議論もダメというのは、憲法違反と言うことになってしまいます。

ただし、「議論」と「審議」は、まったく別物だということです。
議論は誰にも止めることはできませんが、安倍内閣の下での審議はニアリーイコール強行採決ですから、審議に入ったらもう安倍官邸の軍門に降ったも同然です。

そこはハッキリさせておかなければなりません。
ちなみに、最近の国会で、審議拒否で撤退抗戦すべきなのにしなかったのは、国民民主にも責任はありますが、むしろ(玉木氏の発言を批判している)立憲民主党だったということも、ついでにおぼえておきましょう。
イザとなったら頼りにならないのは、ハッキリ言ってどっちも大差ありません。



ふたつ目の論点は、この動画で玉木氏が実際に言っている内容です。

これは注意深く聞けば、これまでの玉木氏や国民民主の主張と違うことや踏み込んだことは言っていません。
改憲の議論に乗るということについても、以前から国民投票法の議論はすると言っていたはずです。
(それが良いかどうかは別として、目新しいことは、実は無いといことです)

「モリカケをやりすぎた」という点についても、それ自体は許せない発言ですが、よく考えると れいわ新選組の公約にも「森友」「加計」はひと言も出てきません。つまり、政権をとるためには何を訴えるべきか、を考えたときに、残念ながら「モリカケ」の優先順位は低くなってしまう という認識では、太郎さんも玉木さんも同様だということです。

これは「モリカケ」という国家の私物化が重要ではない ということでは決してありません。
公文書改ざんと同様、国家の根幹を揺るがす問題です。
ただし、選挙を考えたときに、何を優先すべきかという観点では、非常に残念ながら現状ではメインにならない、ということです。

そうやって注意深く見ていくと、玉木氏はかなり作戦を練ってこの番組に出ていることが見えてきます。
つまり、「ネトウヨ」に訴えることを、かなり真剣に考えているのだと思われます。

これまでと同じ内容でも、わざとリベラルからは大批判を浴びるような言い方=ネトウヨが大喜びするような言い方をして、玉木氏の主張を言い換えているのです。
その結果、国民民主をどこへ持っていこうとしているのかは、まだ見えませんが、意図的にネトウヨの引きはがしを狙っているのは、おそらく間違いないと思います。

個人的には、ネトウヨを狙いに行くというのは、安富歩さんのいう「立場主義」をのり超える面白さを感じますね。
れいわ新選組が投票に行かない4000万にアプローチしたように、国民民主はネトウヨに語りかける。本来の右翼の論理、日本は独立すべしと言う論点でネトウヨにアプローチするのは、立場主義のリベラルさんからみたら裏切り者という扱いでしょうけど、私は面白いと思います。これはれいわ新選組にもできないし、玉木氏ならではだな と感じます。
ミイラ取りがミイラになる可能性もありますけど、このリスキーなチャレンジをはじめから罵倒するのではなく、今は注目したいなと思っています。



ほっといても国民民主が、草刈り場になるのは間違いないということも、論点として見ておく必要があります。

参院の2/3を獲得できなかった安倍官邸は、国民民主の議員に猛烈なアタックをかけているのは間違いありません。

それに対して各個撃破するだけの力量は、国民民主にも玉木氏にもないでしょう。
唯一の手は、一本釣りしなくても 国民民主は改憲に乗りますよ。2/3超えますよ と呼びかけることです。

玉木氏が、このままズルズルと審議に応じて自民党案での改憲発議に(反対はしつつも)しっかり協力することになるのか、一本釣りをさせないまま水際で審議拒否に転じることができるのか、これは今の段階では何とも言えません。
リベラル諸氏のように、「裏切るに決まってる!」と決めつける根拠も、「最後は反対貫く」と言い切る根拠も、今のところありません。

玉木氏のこの放送での発言は確信犯なので、リベラルからは非難ゴウゴウになるのはわかっているはずです。
なので、私もリベラルさんが「裏切りもの-」と決めつけるのは放っておこうと思います。

問題は、ここから先、党首討論や国民投票法の審議はやっても、改憲案の審議は拒否するかどうか。
それと、遠くない将来にある衆議院選に向けて、どのような政権獲得の作戦を提示するか。
を注視したいと思います。

とにかく、今の時点では 玉木さんの作戦はなんとなく理解できるし面白いと思う。でも この先裏切るか裏切らないかは、わからない。というのが私の見方です。



玉木氏がこのように ネトウヨ獲得に梶を切ったのは、あきらかにれいわ新選組の躍進の影響でしょう。
れいわ新選組に集まってくる生身の民衆を見て、自分たちの立場でアプローチすべきは誰なのか 考えたのだと思います。

れいわ新選組が躍進することで、野党全体も変わります。
幅が広がり、本気度が増していき、それが十分に熱を持てば政権交代に向けた本気の共闘が実現するかもしれません。
逆に、れいわ新選組に食われると危機感を強めて暴走する危険性もなくはないです。

それでも、これまで7年間の長く暗いトンネルを脱するわずかな光が見えたのです。
私は、この道を進んでみたいと思っています。



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2019-07-25(Thu)

れいわ新選組の228万はどこから? & 個人的な感想など

 今回の参院選は、3年前のように出ずっぱりで活動することはできませんでした。自営業者とはいえ仕事をすっぽかすわけにいかず、2日間で3日分の仕事をやって1日活動 みたいな感じの17日間でした。
 なので、大したことはしていません。ポスティングを公示前と後で数千枚、ポスター活動にちょっとだけ参加、てるちゃんこと渡辺てる子さんの関西遊説のプランニングの手伝いやナビゲートなどなど。

 関西の旧自由党には皆さんのカンパで作った自前の街宣車があるので、それを「れいわ新選組」に衣替えして近畿一円を回るという選対からの依頼があったようで、最初はその作業にも関わりました。(看板屋さんに引き取りに行ったので、最初にれいわ号に乗っちゃいました)  ただ、こちらは中心的に回してくれる人が数人いたので私は1日ナビをやっただけです。

 あとは、れいわ新選組の動きにアンテナを張っておいて、生活フォーラム関西の会員さんにお知らせするというような作業ですね。なにせ、各候補者がそれぞれに個人的なツテで動いておられるので、それぞれのSNSやらをチェックしておかないと、いつ関西に来られるかなんて分からなかったりするのです。

 党と言ってもどこの誰が総指揮をとっているのかも私なんかにはよく分からないし、知ってる秘書さんも忙殺されてなかなか連絡がつかないという状態です。しかも、あまり勝手に動くわけにもいかないし、旧自由党のときは関西の支援者はだいたい顔見知りでしたが、れいわ新選組は全然知らない支援者の方が圧倒的に多いなどなど、ずいぶん勝手が違いました。



 そんな感じで、生活フォーラム関西はかなりの力量をれいわ新選組の応援にむけたのですが、一方で旧自由党の姫井由美子さんの応援をする人たちもかなりいました。というか、両方駆けつける人が多かったですね。

 あくまでもこれは私個人の意見ですが、同じ選挙区であれば、私は自分の票を投じる人を応援したいと思っています。姫井さんにしても、大変お世話になっている服部良一さんが選対本部長を務めた社民党の大椿さんにしても、立憲から出たおしどりマコさんにしても、国会に行ってほしい候補者は比例区にたくさんいました。

 でも、2枚目の投票用紙には1つしか名前を書けません。私は何があっても「山本太郎」と書くことを決めていたし公言していましたから、他の方にはご健闘をお祈りして、応援はれいわ新選組のみ という姿勢でやらせてもらいました。
 投票(できるのに)しない候補者に「がんばってください」とは言えても、「応援しています」 とは私は言うことができません。おかしいですかねえ。もしおかしくても、私はそういうやり方しかできないです。

 旧自由党を応援してくれた人たちが、どれくらいれいわ新選組を応援したか。。。 私の感覚では、本気で応援して投票したのは1割くらいかな と思っています。感覚ですから何の根拠もないですよ。
 3割くらいは、小沢さんと別れて新党を立ち上げたことを 「結集。に逆行するのか!」「小沢さんを裏切るのか!!」とお怒りです。怒ってなくても 「勝手にやれば」くらいの冷たい視線でしょうか。共同代表だったときでも、自由党の支持者のなかの結構な割合がアンチ太郎でしたから、まあこれは仕方ないですね。

 たぶん5割くらいは、太郎さんの決起を悪くは思わないけど、応援するのは小沢さんのいる国民民主 という人たち。ずっとずっと小沢さんの応援団をしてきた人たちにとっては、順当な判断ですね。
 残りの2割くらいが、今回れいわ新選組の応援に回ったんじゃないかな。生活フォーラム関西は、もともと小沢さんと太郎さんの二本柱だったので、他の地域よりはれいわ新選組の応援した人は多かっただろうと思いますが、ざっくり均すとそのくらいではないかと。そして、その中でも、応援はするけど投票は○○さんという人がかなりいたわけで、そうなると実際にれいわ新選組に投票してくれたのは、旧自由党勢力の1割くらいかなあ と。



では、れいわ新選組の228万票は どこから生まれてきたのでしょうか。
あくまで私の感覚ですけど、10万くらいは旧自由党として、のこり約220万票は。全体では投票率が5%くらい激下がりで、投票数は550万くらい減っているはずなのに。

全開の記事では得票率を見てみましたが、今回は得票した絶対数を見てみようと思います

20190725-1.jpg

なんで今回投票率がドバッと下がったのか見えますね。

もうありていに言って、国民(希望)と立憲が壊滅的に減っています。私なりに翻訳させてもらうと「政権交代するっていうから投票したのに やる気ないんかい(`Δ´)!」ということではないでしょうか。

自公もかなり減らしていますが、国民(希望)と立憲は1000万近い票にサヨナラされちゃってます。
自公の減らした140万は、かなりの部分が維新の増やした150万に行ったのかなという感じですね。主張は近いので、さすがに安倍一強はそろそろ変えたほうがいいんじゃないのという批判票を維新が吸い取ったような気がします。
国民(希望)と立憲の1000万からも、そこそこ維新に行ってるんじゃないでしょうか。まさに、全国が大阪化しつつあるということですよ。傾向としては。維新の躍進は、ほんとに放置できない事態です。

こうしてみてみると、やはりれいわ新選組の220万票は、2年前には「政権交代のつもり」で希望と立憲に投票した人たちの票が中心なのでしょう。
太郎さんは、既存政党の票を食わないように、細心の注意を払っていましたけど、「政権交代のつもり」で投票した人はこの2年間ずっとイライラしていたわけですから、本気で「政権とりに行きます」と宣言する太郎さんに期待するのは当然ですよね。もし、れいわ新選組が登場しなければ、やけくそで維新に行っていたかもしれないし、さらに棄権が増えていたかもしれないわけで、リベラル諸氏が太郎さんを批判するのは的外れの逆ギレです。

さらに、こんな記事もあります

れいわ、40代以下からの支持が6割 朝日出口調査
2019年7月22日

20190725-2.png


(以上 引用)

ということで、2年前には希望と立憲に投票したうち、若手は今回はれいわ新選組に投票したというのが大きな流れでしょう。

ちなみに、消えた1000万の余波は、N国という差別主義団体を国政政党にしてしまうという、とんでもない副産物ものこしてくれちゃいました。
維新の躍進といい、政党N国の誕生といい、「腐敗した与党+戦わない野党=ファシズムの勃興」という図式を思わずにいられません。ホンマに。



てなことで、大きく見ればれいわ新選組は、投票に行かない4000万にアプローチすることは、今回は成功したとは言えませんね。まだ。これは、これからの大きな課題です。

もちろん、かなりの数は始めて投票したとか、2009年以来だよという人もいたでしょうけど、数字を眺める限りは、まだまだ少数です。方向性は間違っていません。でも、わずか17日かでは短すぎます。これからですよ これから。

もう参院選後 ではなく 衆院選前 ですから、選挙特番の効果があるうちに、どんどん宣伝して行くべし です。
今なら モーニングショーのようにマスコミも取り上げてくれる可能性がありますしね。


大阪でも何かやろう という機運はモコモコと湧いておりますので、何か決まりましたら、こちらでもご案内します。

では、本日はこのへんで



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2019-07-22(Mon)

れいわ新選組2議席獲得! 参院選をざっくり総括してみる

 今回の参院選の概要を知るには、まずは比例票をみることです。

20190722.png

投票率は48.8%で、過去2番目の低さでした。

自民35.4% 公明13.1% 合計48.5%の得票で、26議席=52%の議席をとられています。

対するに野党側は 立民15.8% 共産9.0% 国民7.0% れいわ4.6% 社民2.1%
合計38.5%の得票で、18議席=36%の議席となりました。

この数字からも、比例代表は多党分立でも死に票はない というのは間違いであることがわかります。

次ぎに、直近の国政選挙である、2017年の衆院選の比例票と比較してみます。

20190722-3.png

各党の変動を見ると

自民 33.28% → 35.4%
公明 12.51% → 13.1%
維新 6.07% → 9.8%
立民 19.88% → 15.8%
国民(希望) 17.36% → 7.0%
共産 7.9% → 9.0%
社民 1.69% → 2.1%
れいわ  - → 4.6%
こうして見てみると 「中道の時代は終わった」ということが鮮明です。

自公、維新、共産、社民 が伸びて、もちろん れいわ新選組が大躍進です。
その一方で、国民は(単純比較はできないけど)激減、立民もかなり減らしています。

ちなみに、立民が躍進と言われますが、もともと衆院議員で作った党なので、支持率に比して参院議員が少なかったために、今回は倍増しただけのことです。

つまり、これまで「極端」と言われてきたところが伸ばし、中道がへこんでいるのです。
これは当然と言えば当然で、中道の基盤であるところの中産階級が破壊されて格差社会になってきたのが、この10数年の大問題なのですから、今更中道などと言うのは、その現実を見ていないということに他なりません。

もうひとつ、倫理観とか常識というようなものは、ほとんど融解しているということです。
不祥事や失言は、得票率に影響していません。
それどころか、今回の選挙でもっともショックだったのは、NHKから国民を守る党が議席を得て国政政党になってしまったことです。

これについては、こちらの記事を読んでください。私もほぼ同じ思いです。

『NHKから国民を守る党』はなぜ議席を得たのか?
古谷経衡 2019.7.22


何かしてくれそうなところに票を入れる。この傾向は顕著です。
そしてその中には、「何か」が何でもいい。ちょっとおもしろそうならいい。という人たちがかなりの数いる。

この傾向を放置すると、その先には ファシズムがある と私は感じます。
白馬の王子幻想は、いとも簡単に悪魔の王を歓迎してしまいます。



そのことに関連して、れいわ新選組を「ポピュリズムだ」「ファシズムと同根だ」と言って批判した人たちがいました。
いわゆるインテリリベラルに多かったようですが、これまで山本太郎さんを支えてきた人たちの中にも、かなりいたようです。

れいわ新選組のメインスローガンであった 「あなたを幸せにしたいんだ。」
実は私も心の隅で違和感を感じてはいました。
「みなで幸せになろう」ではなく「したい」という、意地悪くとらえれば上から目線ともいえなくもない感覚は、これまでの山本太郎さんの姿勢からは ちょっと違うなと感じたのです。

最後の選択は「自分で考えてね」というのがこれまでの太郎さんのやり方でしたし、だからこそ太郎さんを支えてきた人たちが、かなりおしどりマコさんの支援に移られたようでした。(べつに太郎さんを裏切ったと言うことではなくて)
しかし、この「あなたを幸せにしたいんだ。」というスローガンにこそ、太郎さんが今回 れいわ新選組という決断をした決意が込められています。

あえて、これまでのように「山本太郎はこう思うけど、最後は自分で考えてね」ではなく、「私はこうしたい。力を貸してください。」にシフトチェンジしたのです。
「ポピュリズム 上等」に踏み切ったのです。

たしかに、ポピュリズムには危険が一杯です。
熱狂は時として制御しがたく、それは排外主義や差別主義に容易に突っ走ることがあります。
こんな危険な手法に手を染めるなんて、純粋な太郎支援者や、インテリ左翼の皆さんには耐えられなかったのでしょう。

では、ポピュリズムは危険だ ポピュリズムなんてやめろ と叫んでいればポピュリズムは無くなるのでしょうか。
そんなことは絶対に無い ということを、大阪の私たちはイヤと言うほど思い知ってきたのではないですか。

最初は橋下徹の個人的な人気だろうとタカをくくっていた維新の勢力は、9年経っても衰えるどころかますます勢いを増しています。
その現実を見ようとしない野党第一党の幹部のお陰様で、大阪は辰巳孝太郎という貴重な現職議員を落選させてしまいました。

あるものを「ない」と言い張っても、やはりあるのものはあるのです。
ポピュリズムを頭から否定することは、愚かな裸の王様といっしょです。

そもそも、自分たちの主張に同意して投票しない国民を「バカ」呼ばわりするような自称リベラルがたくさんおられるようですが、そちらのほうがよほど愚かな裸の王様一族だということに気が付いてほしいものです。
有権者は、常に「自分が良いと思う」者に票を投じるし 「良いと思わない」「わからない」「ピンとこない」から投票に行かないのです。

その隠れたニーズを掘り起こして提示することをポピュリズムだというのならば、ポピュリズムでない民主主義って何なんだ?という話です。それって 議員センセに任せておけばいい というこれまでの日本型お任せ定食民主主義じゃないですか。
そのやりかたこそが、維新や安倍というファシズムのゆりかごを作ってきたんじゃないですか。



とは言え、ポピュリズムに危険がつきまとうことは まったく否定できません。
差別と排外主義、嫉みそねみ、他人の不幸は蜜の味 そんな心情はだれの心にも潜んでいます。
だからこそ、「どういうポピュリズムか」で競い、勝負することが重要なのです。

太郎さんは、れいわ新選組が暴走しないように、重大な決断をしました。
それが、ふなごさんと木村さんの特別枠であったと思います。

「あるところから取れ」という熱狂は、たしかにファシズムにつながっていってしまう危うさを持っています。
2.26事件が農村の困窮を背景にしていたように、ナチスが社会主義を標榜していたように、下から上を撃つ熱狂はファシズムの芽を持っています。
その兆候は、排外主義と差別主義です。その心情をどこかで許容してしまうと、一気に奈落の底に突撃してしまいます。

その芽を、はじめに完全に摘み取ったのが、特別枠の二人の存在です。
人が存在していることそのものに価値がある この存在の前に、排外主義や差別主義は入り込む隙がありません。

ALSのふなごさんと重度障がい者の木村さんという2人の現職議員を擁して、れいわ新選組は、ファシズムとは完全に縁を切ったポピュリズム政党として次のステップに進んでいきます。



太郎さんは 近々にある衆院選で、政権を取りに行くと宣言しています。

山本太郎 7/22 4:45am 「一切、後悔はないです」記者会見

なにがとるべき道なのか ということは、今回の選挙で分かったような気がします。
そして、現職2名のれいわ新選組は、その確かな一歩になりました。

野党共闘 統一名簿 これはやらなければなりません。
最後は、これをやらないと、政権はとれません。

しかし、重要なのはそこまでの道程です。
妥協に妥協を重ねて、連合や腰砕け野党の幹部の言うなりになって作る共闘なのか。
言うべきことを盛大に言って、他党がビビるほどの支持を見せつけて共闘なのか。

2名当選 228万票 4.6%
公示日の前日に候補が揃い、公示日にはポスターすらできていなかった党が、素人のボランティアと個人献金だけでやりきった選挙運動で、この数字をとったことは、野党各党には激震をもたらしているのは間違いありません。

もう一押し 二押しです。
解散総選挙の臭いがしてくる前に、野党各党の皆さんが 「消費税廃止」「奨学金徳政令」と口にせずにはいられない状況を作るのです。
それが、衰滅しつつある中道野党を救う道でもあるのです。

選挙期間と同じペースはとても無理ですけど、1年計画くらいのつもりで、それぞれのグループが何をやるか、目標設定してやりきることだと思います。

ただし、仕事も家族も自分の体も壊わさないように、みなさまご注意を。。

さいごに、れいわ新選組の基本政策をもう一度確認しておきましょう。
これから実現するのですから。

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