2019-03-01(Fri)

矢部宏治さんの「天皇メッセージ」を読んで

正直言えば、私も天皇は好きではありません。

昭和天皇の戦争責任を曖昧にしたことが、戦後日本の歪みを固定化し、ひいては今日の安倍政権の無法を平然と許してしまうことになっている と思っています。

今の明仁天皇については、昭和天皇のような直接の戦争責任はありませんが、それでも「天皇制」というものが責任をとらずに生き残ってしまったことはたしかで、だから彼には江戸城を基本財産にして財団法人皇室博物館の館長さんになってもらい、皇室の祈りと文化を引き継いでもらったら良いのでは と考えてきました。(何回かこのブログでも書きました)

そんなこんなで、「知ってはいけない」シリーズの著者である矢部宏治さんの「天皇メッセージ」は、せっかく電子版を無料公開してくれているのに、なんとなく敬遠して読まずにいました。まあ、やらたと忙しかったのもありますが。

でも、あることがキッカケで読んでみようと思い立ちました。
そのキッカケとは、ある知人のフェイスブックです。そこには、この本の新聞広告の写真とともに、よりによって「天皇メッセージ」というタイトルをつけていることへの批判が書かれていました。
そうです。「天皇メッセージ」といえば、昭和天皇が保身のためにマッカーサーに「沖縄を占領して」と伝えたあのメッセージを連想します。なんで、よりによってそんなタイトルにしたのでしょう。知人が憤慨するのもわかります。

あの名著といってもいい「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」や「日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか」で、日本の問題の最深部をえぐり出した矢部宏治さんが、なんでまたよりによって。。。。

ただ、そのフェイスブックのコメント欄に、「矢部なんてこんなやつだ」みたいなことが書いてるのを見て、私の反骨心にほのかな灯が点りました。
読まずに腐しちゃだめでしょ。

まずは読んでみよう。
なにせ無料公開やし

天皇メッセージ Kindle版

スマホでもパソコンでも、Kindleのアプリをダウンロードすれば、さくっと読むことができます。
晩ご飯の後に一気に読めるくらいの量です。
文字も大きくて、老眼の進行著しい私の目にも優しい。
「Kindle版 ¥ 0 税込」 の下の小さい字の 「今すぐお読みいただけます: 無料アプリ」をクリックすると、アプリをダウンロードする画面にいけます。

ここでは、ネタバレにならない程度に、読後感想を書いてみます。



まず、天皇制についても、人間明仁天皇に関する評価についても、私は矢部さんの説には納得はできませんでした。
私の考えとは かなり違うと言うことです。
でも 「なあ~んだ 矢部ってこんなやつだったのか ガッカリ」とは まったく思いませんでした。

私は政治に関する論は、政治にコミットする前提で読み聞きします。
自分の考えと違うものは一刀両断にぶった切る! 天皇を肯定するヤツは敵だ!! という自分の世界の中だけの考え方はしません。
政治にかかわらないのであれば、ただ自分の考えに正直であれば良いのかもしれませんが、その連鎖こそが安倍政権を倒せない最大の原因だと痛感するので、私にはそういう態度はとることができません。偉そうに言っているのではなく、タダ単に耐えられないのです。

そして、政治にコミットするかぎり、天皇制を分岐点にすることはできません。
何せ、今の日本で天皇は圧倒的に受け入れられているからです。
それぞれの天皇や天皇制に対する考えは捨てたり曲げたりする必要は さらさらありませんが、あっちのこっちの分岐点を天皇にするわけにはいかないのです。

安倍政権が踏み込んでしまった、憲法も法律も無視した恐怖政治を終わらせるのか、終わらせたくないのか その分岐点は断じて天皇ではありません。
天皇が好きな人、天皇制の存続を熱望する人のなかにも、いや、たぶん天皇その人も含めて、安倍政権は終わらせたいと願っている人はたくさんいます。そういう人たちとも、しっかり手を携えていかなくてはならないはずです。

矢部さんが明仁天皇を持ち上げる本を書いただけで 「敵」認定しているようでは、保革を超えるとか野党共闘なんで何百年経っても実現しないでしょう。いかがですか。

もちろん、政治や結果なんてどうでもいい。自分の良心を曲げないことが何よりも大事なんだ と言う人もいるでしょう。
そういう純粋な気持ちを、私がどうこう言うことはできません。
ただ一つだけ、安倍晋三たちは、結果にコミットしない正義の味方が多ければ多いほど喜んでいるということだけは憶えておいてください。



それとやはり言えるのは、読まずにあれこれ言うのはどうなの ということです。
私は矢部さんの意見に同意はできませんが、矢部さんがどういう意識で、何を書きたかったのかは理解できました。
とくに、問題式の部分については、かなり同意できました。

彼の言葉は、天皇が好きな多くの日本国民に「届く言葉」なのです。
天皇が嫌いな私たちの言葉は、天皇が好きな人には半永久的に届きませんが、矢部さんの言葉はきっと届きます。
テレビで皇室アルバムを見ながら矢部さんの本を読んで、安倍政権に怒りを燃やす ということがリアルにありそうです。

明仁天皇が何かにつけて、安倍政権のやり口に文句をつけているかのような言葉を発してきたのは、天皇きらいの人たちも認識しているはずです。でも、天皇に政権交代を助けてもらうなんて言語道断とわかってるから、その話題は避けてきました。私自身もたぶんにそうでした。

しかし矢部さんは、天皇が好きな人たちの心に、天皇に助けてもらうのではなく、矢部さん自身の言葉を送っているのです。
その言葉は、「なんで~~」や「知ってはいけない~~」でこれまで彼が書いてきたこと そのものです。
もちろん、昭和天皇が沖縄を売り渡した、元祖「天皇メッセージ」についても繰り返し述べられています。
私などには及びもつかない高等戦術です。

そういうことも 読んでみなければ決してわからなかったことです。
同じ批判するにしても、「天皇」というワードに条件反射するのではなく、「どういう問題意識で」 「何を書きたいのか」 くらいは把握してからにしませんか。

保革が分裂させられて、まんまと属国にされてきた戦後史を、そろそろ終わりにしましょう。

共闘とは、相手が自分に寄ってくることではありません。
自分もまた、異なる相手に歩み寄ることです。
本当の 草の根での野党共闘は 今からです。



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2019-02-16(Sat)

小沢一郎代表を囲む会@大阪が終わりました

今日は朝から大忙し。
なにせ、ひっさしぶりに小沢さんを大阪に迎えるので、キャッスルホテルで準備です。
先ほど、ヘロヘロになって事務所まで戻ってきました。

小沢さんは1部と2部を合わせてわずか1時間程度の滞在でしたが、なにせ小沢さんが大好きな方の集まりですから、とても暖かい空気で、小沢さんも歯切れ良くお話しをされていました。
マスコミシャットアウト、動画中継もNGでしたので、内容はここには書きませんが、小沢さんもご機嫌よく、参加者も大変喜んでいただき、何はともあれ良い会になったと思います。

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(生活フォーラム関西 加島事務局長の写真をお借りしました)

このブログを読んでくださっている方も何人かの方からお声かけいただきました。
ありがとうございました。
今日はスタッフでしたのであまりゆっくりお話しできなくてすみませんでした。

私は、山本太郎さんが提案している「消費税を5%に減税! 野党の統一政策に!」署名についての説明をさせていただきました。
署名についての詳細は 太郎さんのホームページを見てください。

→ 「まずは、消費税を5%に減税! 野党の統一政策に!」どんな署名

私がお話しさせていただいたのは、小沢さんが常々言っておられる「日本に民主主義を根付かせる」ためには、政治家の活動と民衆の運動が連動、合致する必要がある。百数十年前の自由民権運動のように。ということです。

政治家の応援することも大事ですが、民衆自身の運動が政治の方向と力に直結しなくては、「民」主主義ではなく「政」主主義です。
その意味で、この太郎さんが提案している署名活動は、画期的です。
政府に「○○してください」「××するな」という(悪く言うと蛙の面になんとかみたいな)署名ではなくて、小選挙区ごとの野党候補者に「この政策でやってください」「野党は統一して政権交代を目指してほしい」と迫る署名だからです。

今回は参院選の時期をにらんで6月30日が〆ですが、今回に限らずこの方法はこれからの日本の民衆運動のスタンダードになるのではないか そう私は訴えました。

ただ、それが長年小沢さんを応援してきた皆さんに、どれだけ届いたかはわかりません。
小沢さんが来られるときにはたくさんの方が出かけて来られますが、では自分たちで署名を集めましょうと呼びかけたときに、このなかの何分の一の方が出てきてくださるのか。



小沢代表を囲む会が終わってから、ダブルヘッダーで駆けつけたのが、「辺野古派遣サポートおおさか基金」設立パーティー という集まりでした。

大阪でずっと辺野古や沖縄の米軍基地問題に取り組んできた人たちの集まりです。社民党の服部さんからのお声かけで、自由党府連代表の渡辺さんと文字通りヨロヨロしながら参加しました。

山城博治さんが沖縄から来て記念講演をしておられました。私たちは終わりがけだったので少ししかお聞きできませんでしたが、明るくて柔軟で強い方だなとあらためて思いました。

ある意味、一日で対極の集まりに参加できたのは貴重な体験だったかもしれません。
政治家を応援することで国を変えたいと思っている人たちと、政治や選挙の力というよりは、民衆パワーで国を動かそうという指向の非常に強い人たち。
小沢さんの言葉を熱心に聞き入る人たちと、我も我もとほとんど全員がマイクを握って話す人たち。

この二つのパワーが一つになれば、はじめて日本にも民主主義の花がほころぶのになあ つくづくそう思いました。

これは2012年に私が政治の現場にちょこっと足を踏み入れたときから、ずっとテーマとしてきたことですが、今日は期せずして両側の熱風を浴びて、ヨロヨロのうえにクラクラになった次第です。

とりあえず、今日は帰って寝ます。
おやすみなさい



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2019-02-08(Fri)

辺野古新基地は完成しない可能性が高くなった

昨日、こんな驚愕のニュースが流れました
非常に重要な記事なので、引用させていただきます。

軟弱地盤、最深90メートル 辺野古新基地・大浦湾側 識者「改良工事、例がない」
2019年2月7日 琉球新報


 米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古移設に伴う新基地建設に関し、大規模な改良工事を要する軟弱地盤が大浦湾一帯に存在する問題で、最も厚い軟弱な層は水深約90メートルにまで達していることが6日、分かった。これまで最も厚い軟弱層の深さは水深約70メートルとされていたが、防衛局が追加で調査したところ、さらに20メートル深い層が見つかった。鎌尾彰司日本大理工学部准教授(地盤工学)は政府が計画する地盤改良工事について「水深90メートルまでの地盤改良工事は知る限り例がない。国内にある作業船では難しいのではないか」と指摘している。

 防衛局が地盤改良工事について検討した報告書で判明した。それによると、工事が可能な最大深度は水深70メートル程度だと記載している。水深約90メートルまで軟弱層が達していながらも水深70メートルまでの改良工事で済ませた場合について、鎌尾氏は「改良深度が20メートルほど足りない分、未改良の軟弱地盤が下層に残り、長期間にわたる地盤沈下が発生するだろう」と予測した。

 防衛局は2014年から16年まで、新基地建設予定海域で最初の海底ボーリング(掘削)調査を実施した。その際、最も深い軟弱層は水深約70メートルまでとされていた。その後、防衛局が追加の掘削調査を大浦湾の約50地点で実施したところ、最も深い軟弱地盤が大浦湾東側のC1護岸を建設する予定の地点で見つかった。水深30メートルの海底から約60メートルにわたって軟弱層が存在しており、そのことがこのほど、先の報告書で判明した。護岸の内側の埋め立て部分でも水深約80メートルの厚い軟弱層が発見されている。

 県幹部の一人は「仮に技術的に(地盤改良工事が)可能だとしても、辺野古移設では時間と費用がかかって普天間飛行場の一日も早い返還につながらない」と語った。軟弱地盤は大浦湾全体に広がっており、政府は約57ヘクタールの範囲で砂の杭約6万本を打ち込む改良工事を検討している。

(引用以上)

これがどれだけ衝撃的かというと、「辺野古の基地は完成しない」ということだからです。

いやいや 90mまで工事する船が日本にはなくとも世界にはあるでしょ と思われるかもしれません。
私も、世界中の杭打ち船を調べたわけではありませんが、こんな記事は見付けました。

日本埋立浚渫協会より引用します

 江戸時代に海外交易の窓口となった長崎・出島を始め、人工島の建設の歴史は古い。

 明治時代には近代技術による港湾建設技術が確立され、やがては昭和30年代に急増した臨海工業地帯の埋立造成、40年代の神戸六甲アイランドなどの出島式埋立造成、60年代の東京湾横断道路、関西新国際空港の建設へとつながっていく。

 少し古いデータになるが、平成2年度末での埋立・干拓の造成面積は、約1360m2。わが国の国土面積の0.5%に相当する。農業用地、工業用地が中心である。

(引用以上)

平地が少ない 海岸線が長い 先進国 技術力が高い などの要素が揃っている日本の埋立技術は、世界最高水準です。
日本でできない70m超えの海底の地盤改良が、他の国の船でできるとは、ちょっと考えにくいわけです。

海底の地盤改良は、こんな船でパイプを打ち込み、その中に砂を流し入れます。
20190204-2.jpg

船を改造するとしても、パイプだけを長くしたら不安定になって転覆しますから、船も大きくしなければなりません。
90m超えの地盤改良ができる船を、新たに開発して建造しなければなりません。一体、何年の時間と、いくらの予算を浪費するのでしょうか。
人口が減り始めている日本では、無理に深い場所を埋め立てる需要はもはや多くはなく、民間企業ベースではそんな船の開発はしないでしょうから、全額税金で負担することになるでしょう。

安倍政権のことですから、カネ(皆の税金)を湯水のごとく使って、90mを施工できる船を作るかもしれません。
そうなると今度は、誰が保証するのかという問題が生じます。

関西空港は、はるかに浅い埋立工事ですが、毎年毎年沈下して、4m以上沈下しており、あの台風浸水の原因にもなっています。
辺野古が関西空港よりも深刻なのは、海の底が斜面だということです。深い場所と浅い場所が混在しており、場所によって沈下の量が大きく変わることが予想されます。
つまり、地面が平均して沈むのではなく、凸凹に傾くということです。
凸凹で亀裂の入った空港では、オスプレイはただでさえ危険なのに、もっと危険になってしまいます。

建物は関西空港と同じように、床下のジャッキを作っておいて、年に何回か傾きを直さなければなりません。
関西空港よりも傾きは大きくなるでしょうから、1階だったところが、数年後には2階になる くらいの話です。
さて、こんなお粗末な基地を、米軍は受け取るのでしょうか??

もし、記事にあるように70mまでしか改良をしない場合は、もっとエラいことです。
一応埋立ができて、滑走路や建物を作っている間にも、どんどん沈下して水没する箇所が出てくるでしょう。
とくに、護岸部分が沈むと、空港島全体が浸水します。

これはもう、完成するより早く崩壊すると思われます。
施工するゼネコンは、その可能性を考えないわけにはいかないでしょう。



今回、この問題が発覚したのが、沖縄防衛局の資料だ というのがミソです。
こんなエラい情報を、どうして沖縄防衛局が発表したのかといことです。
安倍政権の意向ならば、少なくとも国民や県民には隠ぺいするか改ざんしそうなものです。
なんで素直に発表しちゃったんだろう??

おそらく、辺野古を進めたいのは安倍官邸だけであって、防衛省も、もはや施工するゼネコンもやりたくないんじゃないでしょうか。
作りながら崩壊する、作ってもどんどん傾くようなものを、ずっとお守りしなくちゃならないのは、官邸ではなくて沖縄防衛局と施工してしまったゼネコンです。
ボクが当事者だったら、金の亡者であればあるほど、こんな仕事はしたくないです。10年20年という単位で見たら、ぜったい赤字です。

だから、県民投票の直前という時期に、リークしてしまったのではないでしょうか。
県民の反対で中止とは言えないけれど、技術的な問題ならば中止できるのではないか。というのが、防衛省やゼネコンの本音ではないかと思うのです。

では、これで止まるのかというと、そうはいきません。
安倍総理官邸は、先のことなんて何も考えていないからです。2021年から先のことは、まったく考えていないですよね、あの人たちは。
辺野古基地も、完成するかどうかなんて どうでもいいのです。彼らにとっては。
国内でほぼ唯一、足並みをそろえて自分たちに反抗する沖縄を屈服させたい ただそれだけです。

民意も条例も法律も憲法も、すべて無視して埋立を進めることで、沖縄県民の心をボッキリとへし折りたい。
安倍官邸の頭の中にあるのは、唯一それだけです。
韓国のように引退した大統領がどんどん捕まってはかなわないので、2021年に安倍晋三が引退するときのために国内の反抗勢力はすべて徹底的に潰しておく。
安倍官邸が辺野古を強行する理由は それだけです。

だから、技術的に絶対無理とわかっても、安倍政権が続く限りは埋立は止まらないでしょう。
とはいえ、現実は現実です。
ゼネコンがどこまでついていくか、防衛省がどう動くか、も注目しなければなりません。

そして、安倍官邸の卑劣でおろかな目的を果たさせないためにも、2月24日の県民投票には全国から大注目です。
「反対に○」 の声を上げましょう。

そして4月21日の衆議院沖縄3区補選。デニーさんの後継者として、屋良朝博さんが立ちました。
ネットでの発信がほとんどないのが残念ですが、著作はたくさんあります。

屋良朝博氏が出馬表明 衆院沖縄3区補選 辺野古移設に反対
2018年12月30日 琉球新報


 来年4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙に向け自由党県連が擁立したフリージャーナリストで新人の屋良朝博氏(56)は29日、沖縄市内のホテルで記者会見し、正式に出馬を表明した。屋良氏は「玉城デニー知事の後継として立候補することを決意した。玉城知事を誕生させた県民の思いを国政に持っていき、沖縄の基地問題などさまざまな課題について政府に問いながら沖縄の立場を明確にする」と語った。
(引用以上)

そしてそして、7月の参院選です。
ねじれをつくること、せめて自民の単独過半数を阻止すること。能書きよりも、具体的な結果が求められます。
きれい事ばかり言っても、目の前で進んでいる辺野古の埋立も、公文書や公的統計の改ざんも、国際的な孤立と後退も、国内の不景気と貧困も、安倍政権を野放しにしていては何一つ改善しません。

自分の党の比例票を増やすことだけに汲々としているような野党第一党に頼り切るのではなく、新しい核(コア)を作れるように一つ一つ勝ち上がる方法を考えなくてはなりません。

そこで、小沢一郎さんの登場です。


■■ 自由党 小沢代表を囲む会 @大阪 ■■

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
      (会場で党員、会員への登録も可能です)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会

(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
折り返し、振込先などの分かる参加券をお送りします。



政治資金パーティーの資金は 「国民の生活が第一」の政治グループのために使われます。

小沢さんの話を直接聞いてみる、関西では数少ない機会です。
ぜひ御参加下さい。




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2019-02-04(Mon)

辺野古の埋立は設計変更した程度では完成しないだろう

いよいよ安倍政権も、辺野古の軟弱地盤を認めないわけにいかなくなりました。
そりゃあそうです、そのデータを出しているのは防衛省なんですから。

沖縄県はずっと前から、設計通りにはできないと指摘してきたのに、安倍政権はただただ「埋立の既成事実」を作るためだけに、一切を無視して、民意も法律も軟弱地盤という動かしがたい現実をも無視して、埋立に突き進んできました。

しかし、いくら安倍晋三が「軟弱地盤なんてイヤだ」とダダをこねても、海底は固くはなりません。

軟弱地盤に杭6万本  辺野古新基地 政府、改良工事で検討
2019年2月1日 琉球新報


 米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古の埋め立て予定海域に軟弱地盤が存在する問題で、政府が大浦湾の海域約57ヘクタールの地盤改良のため、砂の杭約6万本を水深70メートルまで打ち込む工事を検討していることが31日、分かった。沖縄防衛局は昨年末まで、使用する砂杭は護岸部で2万本、埋め立て部で2万本の計4万本という想定を国土交通省や県に示していたが、追加で実施したボーリング調査結果を加味したところ、さらなる強化が必要になると判断し、今年に入ってから使用量の想定を計6万本まで増やしていた。
(引用以上)

デニー知事はもちろん、設計変更の申請など認めないので、法的には工事は完成しないことになります。
しかし、安倍官邸は法律など守る気はサラサラないので、許可が下りなくても傍若無人に埋め立て工事は進めるでしょう。
やはり、政権交代しか、本当にこの異常な埋め立て工事を止める方法はないと思います。

ただし、では工事は完成してしまうのかというと、かなり怪しいと言わざるを得ません。
余りにも難度が高いからです。

20190204-1.jpg海を埋め立てた空港といえば、関西空港が有名です。
2期工事を例にとると 埋立面積 545ヘクタール 平均水深19.5m 軟弱地盤25m 平均埋立厚43m 埋立土量2.6億m3 杭120万本 工期8年

これに対して辺野古新基地の当初予定は 埋立面積 160ヘクタール 埋立土量2100万m3 杭4万本 工期5年
平均水深は分かりませんでしたが、西側はリーフ内なので浅く、東側は水深30mから70mくらいまで厚さ40mの軟弱地盤があります。
その下も琉球層群という必ずしも強固ではない地層があり、岩盤までは水面から100m近くあるのです。

面積にして関空の30%もあるのに、埋め立てる土の量が8%というのも不思議な感じがします。
いくら西側が浅いと言っても、東側は激深です。
海底に打つ杭は、地上の杭のように固形のものではありません。打ち込むことによって沈下を早めるという働きなので、杭を打てば打つほど海底は深くなっていきます。つまり土量は増えます。
本当に関空の8%で足りるのでしょうか?

さらに杭の本数です。
関空はなんと120万本で、1ヘクタールあたり2200本の杭を打っています。
しかし、辺野古は設計変更しても6万本、1ヘクタールあたり375本です。この程度でマヨネーズ地盤の上に空港が完成するのでしょうか。
極めて疑問です。

20190204-2.jpgそして深さです。
軟弱地盤だけで水深70mです。写真のようなゴツイ船でパイプを打ち込むのですが、70mというのはこういう機械の限界の数字です。
果たして、複雑な海底をすべて改良することができるのでしょうか。
しかも、関空のわずか1/6の本数で。

工期も5年とは信じられません。
関空一期工事の場合、深さ20m程度の軟弱地盤に100万本の杭を打って、それでも沈下させるのに1年かかっています。
深さ40mだから単純に2倍でも2年、深いところはより水が抜けにくいことを想定すれば、それ以上かかるでしょう。
しかも、杭の本数が違います。

私は木造建築の専門なので海底のことは分かりませんが、ザックリ見ても計画通りには完成しなさそうな感じです。
安倍官邸の方針は、「とにかく安くて早い計画をでっち上げて埋立を進め、反対する人たちを諦めさせる。それから、ガッツリ予算を膨らませて、どうやって作るか考えよう。」ということなのだと思います。

水深の浅いところだけ埋めてしまってから、「やっぱり予算は10倍かかります。工期も3倍です。」と言うつもりなのです。
たぶん、オリンピックのドサクサに紛れて。

改良杭については、もう一つ大問題があります。
海底がグチャグチャに修復不能になるばかりか、護岸の下で4万本が予定されているサンドコンパクションパイルという方法は、打ち込んだ杭をブルブル振動させるので酷い水質汚濁をおこす可能性があるのです。
黒潮に乗って海底から巻き上げられた泥水が拡散していくと、一体沖縄の海はどうなるのでしょうか。

何としても止めなくてはなりません。

そのためには、安倍政権を引きずり下ろすしか、方法はありません。
強盗に向かって、「犯罪はやめろ」といくら正論をぶっても、やめるはずはありません。

野党の皆さん、とくに立憲民主党の皆さんにお聞きしたいです。
正論だけ口にして、目の前の犯罪を傍観するのですか。
なにも手立てがないのならば仕方ありませんが、止める方法があるのに傍観するのは、共犯と言われても仕方ないのでは。
どう思われますか。


■お知らせ■

自由党 小沢代表を囲む会 @大阪

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会

(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
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2019-01-31(Thu)

安倍政権の左足

ちょっと膝から崩れ落ちました

立憲・枝野氏、野党統一名簿「持ちかけられるの迷惑だ」
2019年1月30日 朝日新聞


「この夏の参院選(比例区)で、立憲が(野党)統一名簿に加わることはあり得ません。もしやりたい方は、我が党以外で進めてください。これ以上、我が党に持ちかけられるのは迷惑だ。」
(引用以上)

ここまで言いますか・・・
ふつう思ってても言わんでしょ・・・

夏の参院選での改選議席は124です。
そのうち 全国比例が50議席 選挙区の複数区が42議席 1人区はわずかに32議席 わずか1/4。
ここだけ共闘したって一丸となってる自公には勝てない ってことは3年前に証明されてるのに。。。。
枝野さん あなたの明晰な頭脳は何のためについてるのですか??

もういいです。言わせてもらいますわ。
枝野さん、あなたは安倍政権を支える左足です。

心ある立憲民主党の党員の皆さん。
これでいいんですか?
枝野さんがいくら人気があるといっても、安倍政権の暴走止めなくちゃアカンというのは、皆さんも真剣に思ってるのでしょう?
「迷惑です」なんて言ってしまう枝野さんに任せていたら、皆さんも本意に反して安倍政権を支えることになってしまいますよ。
立憲主義と民主主義を守るための道は、今の道ではない そう感じませんか。

主義主張は下ろすことなく、でも最大公約数で共闘して安倍政権を終わらせる。
この道しかありません。


■自由党 小沢代表を囲む会

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
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2019-01-28(Mon)

立憲民主党頼みではない政権交代をめざそう

自由党と国民民主党が統一会派を組んで、通常国会が始まりました。

ここ数日のニュースを並べて振り返ります

「安倍政権の暴走止める」 自由党の山本共同代表
2019年1月28日 紀伊民報


 自由党共同代表の山本太郎参院議員のトークイベントが26日、和歌山市の和歌山県民文化会館であった。山本共同代表は、国民民主党との統一会派合意について「先々同じ党になることを視野に入れた上で、政策協議をしていく。安倍政権の暴走をどうやって止めるかだ」と話した。

 「野党がなぜ一緒になれないのか」との会場からの質問に答え「野党の思いを一つにするのはハードルが高い」とした。

 以前、立憲民主党との合流話も水面下で進んでいたが「必要がなくなったと断られた」とし、国民民主党との合流についても一度流れていたことも説明。「国民民主党とは考えに隔たりはあるが、何とか埋められないかという思いがある。国民民主党と会派を組むことになったとたんに、立憲民主党も社民党と連携した。少なからず政治は動いている」と述べた。

(引用以上)

会場ではかなり突っ込んだ話をされたようですね、太郎さん。
私は参加できなかったので、こんな記事や噂話から推測するのみですが、これまで立民について公にコメントすることはなかったと記憶しますから、やっぱもう踏ん切ったということでしょうか。

これに先立つこと2日 小沢さんも

「数合わせだと思いませんか?」小沢代表が立憲批判
2019/01/25 テレビ朝日


 自由党の小沢一郎代表は参議院で野党第1会派を目指す立憲民主党の動きについて、「数合わせだと思いませんか?」と批判しました。

 自由党・小沢一郎代表:「参議院だけ第1会派を目標に会派を作ったの?(立憲は)数合わせはだめだっていってんでしょ」「(Q.それこそ数合わせじゃないかと?)そう思いません?あなたは」
 小沢代表は会派統一を決めた国民民主党の玉木代表と対談し、「もう一度、政権交代して政権交代可能な議会制民主主義を定着させる」と目標を語りました。その後、記者団に対して自由党との連携を拒否した立憲民主党が社民党と参議院だけ会派を一緒にしたことについて批判しました。今週、小沢代表が立憲民主党について言及するのはこれが初めてです。

(引用以上)

これまで立民を野党共闘に引き込むことに全力を挙げてきた小沢さんが、ついにキレた瞬間ですね。

さんざん「永田町の数合わせには与しない」と言って共闘を拒んできた枝野さん、言うに事欠いてこんなことを

枝野氏、社民との会派「夏まで」=小沢氏は「数合わせ」批判
2019年1月28日 時事通信


 立憲民主党の枝野幸男代表は28日、社民党と参院でのみ統一会派を結成したことについて「参院はこの夏に選挙が行われる。(期間は)最大でも夏までなので、何の問題もない」と述べ、「数合わせ」批判に反論した。

 「護憲」を掲げる社民党との政策調整に関しては「現時点で一致させる必要はない」とも語った。国会内で記者団の質問に答えた。

 一方、国民民主党と衆参両院で統一会派を組んだ自由党の小沢一郎代表は、テレビ東京の番組で、「枝野氏は『数合わせはしない』と言っていたが、参院が(野党第1会派に)足りなくなりそうなので社民と一緒になった」と批判した。 

(引用以上)

理由はどうあれ、統一会派をくんだばかりの社民党に対して 「あんたらと組むのは夏までだよ」とは、これはいくらなんでも酷すぎませんか。
社民党に対しても酷いし、有権者に対してもバカにしているとしか思えません。
数合わせ批判に対して、「その場限りの数合わせだから問題ない」 と言うのですから。

いったいぜんたい 枝野さんは何をしたいのでしょうか?
何が目的であり目標なのでしょうか?
正しいことを口にしていれば、結果はどうでもいいのでしょうか。
立憲の皆さんは政治家ではなく評論家だったのでしょうか。
私にはまったく理解できません。

あの忍耐の塊のような小沢さんがキレたのですから、枝野さんの迷走も相当なものです。

下世話な人たちは、昔民主党の時代に小沢さんと枝野さんが云々と、遺恨や確執を言う人がいますが、そういう感情を排して共闘のために動いてきたのが小沢さんであることは、ちょっと内情を知っている人には常識です。
そんな小沢さんが、ここまではっきり枝野さんを批判したことに、正直驚きました。

そして、これが国民民主と単独で合流を目指した理由でもあるわけです。
決して理想的な形ではない(かなりほど遠い)けれども、立民が頑なに孤立主義を貫くために、まず国民民主と固まらないと、最初の一歩が踏み出せないギリギリの選択だったわけです。

こんな超辛口の意見もあります

立憲民主党は「野党業」と「野党病」に取り付かれていないか
田中良紹 | ジャーナリスト 2019年1月28日


 与党には政権運営の責任があり、国内からも海外からも批判と挑戦に晒される。しかし野党には責任がない。学者やジャーナリストと同じように言いたいことを言えば、税金から歳費が出る。これを私は「野党業」と呼んだ。

 その楽な商売になれていくと、本気で政権交代など面倒なことをしたくなくなる。与党が最も力を入れるのは政権交代させないように野党を分断しておくことである。選挙区事情を見ながら対立候補を出すぞと野党議員に脅しをかけ、野党結集に抵抗させることもある。

 自民党に入党させて必ず当選させると口説き、野党結集を妨害するよう仕向けることもある。それだけでなく金がなければ資金提供を持ちかけることもある。こうなってしまったらもう「野党病」と言う不治の病である。

 立憲民主党は主義主張や政策の違いを理由に野党結集にブレーキをかけ、一方で数を増やして主導権を確立したいと思わせる行動をとっている。それを見ると本当にこの政党が政権交代を目指しているのか疑ってしまう。

(引用以上)



国民との合流というニュースを見て最初に心配したのは沖縄3区の衆院補選のことでしたが、リアリストの小沢さんのことだからむしろ国民民主を沖縄3区に引き込む戦術なのではないかと思います。
これも下世話な評論家が書いていますが、国民民主にはカネがあります。そして、政党の方向として「地位協定の改定」に非常に積極的です。
デニーさんの後釜として、屋良朝博氏をしっかり押し上げるために、風や空気に左右されない地道で大きな運動をするために国民民主の力を活用する戦術なのだろうと私は理解しています。

原発についてはたしかに難しいです。
即時廃止の自由党に対して、なんとか2030年代にゼロまでこぎ着けた国民民主ですから、あまりにも隔たりは大きいと言わざるを得ません。
これについては希望的観測ですが、党議拘束をしないというのが、もっとも現実的な方法だろうと思います。
最低限は2030年代にゼロ。でも、即時ゼロを主張する議員もいる。議決でも拘束しない。
昔の自民党はそうでしたし、欧米の政党はみなそんな感じです。

アメリカの民主党だって、ヒラリーとサンダースがいるんですよ。
イギリスの労働党には、ブレアとコービンがいるんです。
政策なんて一致するわけがないけど、大きくまとまって政権交代をしているんです。

党議拘束さえしなければ、自由党から合流する太郎さんたちは、「即時ゼロ」を主張できます。
党内で話し合い、電力総連や連合依存100%ではない議員を、少しずつ引きはがすことも不可能ではありません。
かつての民主党の最大の害は、党議拘束と党内議論の封殺でした。玉木さんや国民民主の幹部がそれを反省できていれば、道はあります。

まずは、4月21日の沖縄3区補選に勝つこと。
それが、小沢さんの戦略であり、今後の流れを決めるくらいの大きなポイントであろうと思います。

そのためにも、県民投票の行方には目が離せません。
デニー知事や県議が、「どちらでもない」の三択にしたことに、様々な批判があるようです。原則論としては「民主主義を曲げた」という意見は正しいと思いますが、私はやはりそうした批判を一緒になって口にする気にはなれません。

目取真俊さんの非常に厳格な意見を傾聴したいと思います。

海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより
埋め立て工事の進行と県民投票キックオフ集会
2019年1月27日


 今回、保守系首長や自民党は県民投票に風穴を開けて失敗させることで、裁判で県にとってマイナスの材料になるよう仕掛けてきた。3択にすることで玉城知事は、肉を切らせて骨を断つ形で、どうにかその攻撃をかわした。自民党県連も国政選挙への影響を考えれば、「やむを得ない」という選択肢を入れることはできなかった。だが、これですべてがおさまるわけではない。

 県民投票が全県実施となれば、自民党、公明党も本腰を入れて取り組むだろう。それを日本政府がバックアップしたとき、公職選挙法が適用されない住民投票で何が起こるか、警戒しすぎてもし足りない。仮に宜野湾市と名護市で集中的に政府が力を入れた時、ここ最近の市長選選挙や議員選挙の結果を見れば、反対が多数になるとは限らない。私も投票できる、と喜んでいる場合ではないのだ。

(引用以上)

ここにはごく一部を引用させていただいたけれども、全文を読まれることをお勧めします。

やはり、この厳しい情勢を見据えての、ギリギリの選択としての国民民主との合流であると、思わざるを得ません。
自由党が単独では、あまりにも無力なのは、私自身が痛感しているところです。自公は全国の総力をあげて沖縄に乗りこんでくるのに対して、こちらは結集するにも結集するものがほとんどない・・・
立民がどうしても腰を上げない以上、まずは国民民主と力を合わせるしかない。これは至極当たり前の話だと思うのです。

きれい事言って10%の支持をえて一定数の議員を確保すること が目的の政治家は要りません。
目の前にある危機に、どんな妥協をしようが、ガッチリと組み合う政治家が必要です。

いつか正義を実現するために、それまでは我慢してね と平気で言える人は政治家には向きません。
目の前の不正を食い止めるために、何をどうすべきなのかに汗を流す人にこそ 政治家になってもらいたい。

もちろん、立憲民主党を敵視するものではありません。
できる限りの協力をお互いに呼びかけていきたいです。
でも、これまでのように「立憲民主党」頼みの姿勢は、もう決別すべきだと思います。

そんなわけで、2月16日(土)に 小沢さんの話を聞きます。
ぜひともお集まりください。

■自由党 小沢代表を囲む会

日時:2月16日(土)
会場:天満橋・大阪キャッスルホテル
    http://www.osaka-castle.co.jp/access/
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
折り返し、振込先などの分かる参加券をお送りします。



政治資金パーティーの資金は 「国民の生活が第一」の政治グループのために使われます。

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2019-01-23(Wed)

自由党が消滅? 2月16日小沢さんが大阪に

衝撃のニュースが流れてきました。

ただし、これはリークに踊らされた先走りだという説もありますので、そのつもりで見てください。

自由党と国民民主党が合流へ 小沢氏と玉木氏が大筋合意
朝日新聞 寺本大蔵  2019年1月22日


 国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が22日、両党を合流させる方針で大筋合意した。両党議員が全員合流すれば、参院では野党第1会派となる。夏の参院選に向け、28日召集の通常国会で発信力を高めていく狙いだ。

 玉木氏と小沢氏はこの日夕、都内のホテルで約40分間会談。玉木氏は会談後、朝日新聞などの取材に「(自由党と)これまで以上に連携を強化していこうと一致した」と説明。小沢氏も「野党が全部大同団結、結集して国会も選挙戦も臨む。安倍内閣を打倒し、国民のための野党の政権を作る」と強調した。

 関係者によると、両氏は自由が解党する形で国民に合流する方向で党内調整を進めていく方針を確認した。玉木氏は党内に持ち帰り、通常国会開会前までに党内の了承を得たい考え。だが、自由との合流には党内の反発も予想され、調整は難航する可能性もある。

(引用以上)

もちろん原発大推進の電力総連が威張っている国民民主と、原発ゼロの自由党がどう折り合いをつけるのか、簡単ではありません。
でも、小沢さんという人は、ここぞと言うときはどこまでも妥協する人です。
政権交代という大目標のためには、一つ二つの政策はいくらでも保留するでしょう。原発推進に転向はしないけれども、政策の看板からは下ろすことは十分あり得ます。

私は、党議拘束をしなければ、それで良いと思っています。
党としては原発についてはノーコメント。議員やグループによって、推進もいれば即時ゼロもいる。昔の自民党の派閥のようなやりかたで、良いはずです。
今回の合流がもし本当ならば、党議拘束があるかないか がポイントです。

※ちなみに国民民主も2030年代に原発ゼロとかは言い出してたようですね。

以上は、あくまで原則論です。
実際は多くの人たちとのシガラミや印象の中で物事は動いています。

一番影響を受けるのは、沖縄3区の衆院補選でしょう。
玉城デニーさんが知事になった後釜に、屋良朝博さんをオール沖縄で推すことが決まっているのに。
もちろん国民民主も辺野古ははっきり反対ですから、政策的に矛盾はありません。
でも、やはり人の心が集まるのが選挙です。国民民主公認では、人々の熱がどうなっちゃうんだろと心配です。
2016年に希望の党は、沖縄防衛施設局長だった井上一徳を近畿ブロック単独2位という優遇をして当選させたという記憶は、沖縄県民から消えていないはずです。

大阪でも、非常に大きな反発が予想されます。
というか、すでに声を聞き始めています。
なぜ大阪で国民民主が蛇蝎のごとく嫌われるかというと、こちらも2016年の選挙で、当時の希望の党が維新と手を結んだからです。
いくら希望と国民民主は違うと言ったって、一度付いた印象は消えません。

これまで野党共闘に積極的だった左派リベラルの立ち位置の人たちが、雪崩を打って去って行くのではないかという予感が脳裏をよぎりまくっています。



そんなわけで、もしホントに自由党が解党して国民民主に合流ってことになると、原則論としては理解はできるけど、実際問題としてはエライことになるなあ というのが私の実感です。

というタイミングで、話題の張本人=小沢一郎さんが大阪にやってきます。
少々値は張りますが、小沢さんの狙いを聞き、直接質問できるチャンスです。
値が張るだけに、そんなに大人数ではありません。たぶん。

もはや立憲を見限って、別軸を作るつもりなのか。はたまた、あくまで立憲を取り込む狙いなのか。
それとも・・・・

とにかく、ご本人に聞かなくては真相はわかりません。
ぜひとも お越しください

日時:2月16日(土)
会場:天満橋・大阪キャッスルホテル
    http://www.osaka-castle.co.jp/access/
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

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名称や主催者名は変更の可能性ありますが、実施は確実です。

政治資金パーティーですが、資金を国民民主党に上納することはないはずです。
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2019-01-12(Sat)

朝鮮半島と沖縄と日本

なんとも壮大な見出しを書いてしまいましたが、私の知見で書くことなので、あまり期待せずに読んでください。

朝鮮半島の38度線をめぐる動きは、驚くほど進展しているようです。

南北の雪解け急ピッチ、非核化は置き去り
2018年12月13日  NEWSWEEK


狡猾(利口とも言う)なトランプは、文在寅に先行させておいて、自分は後から適当に文句を言いながら後追いするという戦略をとっています。
文在寅も、そういうトランプの戦略を分かった上で乗っかっています。文在寅は文在寅なりに自分の戦略に利用しているのです。実に巧妙でクレバーだと感心します。
なんで彼らはそんなやり方をするかと言うと、朝鮮戦争の終結に反対の人が、韓国にも米国にも、おそらくは北朝鮮にもたくさんいるからです。そんな中で、できるだけリスクを減らして、暗殺されずにことをすすめるようとしているのです。

韓国はもともと「反共」の国として作られました。
反共が国是であり、反共独裁国家を樹立したのが李承晩(イスンマン)と朴槿恵(パククネ)のお父さんである朴正煕(パクチョンヒ)です。
反共は政治だけではなく、漢江の奇跡と言われるように国家ぐるみで経済発展を作り出しましたから、経済界もふくめてゴリゴリの反共で成立していた歴史があります。

光州蜂起に血の弾圧をした全斗煥(チョンドファン)の時代までは、そういう国だったのです。ですから、今でも「反共」で喰っている人は少なくないだろうと想像します。
文在寅は、そういう人たちを抑えながら、ある程度は妥協しながら、政権運営をやっているわけです。

米国にはもちろん、軍産複合体という政治経済を大きく動かす勢力があります。秘密組織でも何でも無く、巨大な軍需産業と米軍、その意向を受けた政治家や官僚の集団です。
米国では、「リベラル」とか「良識派」と言われる人ほど、実は軍産の息がかかっているという逆転現象が顕著です。

人権派のオバマが戦争ばかりやって、人格者とは対極にあるようなトランプが次々と戦争を縮小させています。
トランプも金正恩も、はやいこと2回目の米朝会談をやりたくても、それをさせまいとする米国内の軍産の力は相当なものだと思われます。トランプがディールしている相手は、金正恩よりはむしろ自国内の軍産の人たちなのでしょう。


日本はもちろん、国を挙げての従米です。それも、トランプ以前の軍産の思い通りになっていた米国への追従です。
アジアから手を引きたいトランプに、なんとか「出ていかないで」と縋りついていますが、本質的には朝鮮戦争を終わらせようとしているトランプを苦々しく思っています。従米で人権なんて屁とも思っていない日本のマスメディアが、トランプに対しては「人権」を振りかざして酷評するのは、そんなワケがあるからです。

日本の戦後復興は朝鮮戦争の特需だったということは、教科書にもかいてあることです。平和国家日本の礎は、隣国の国民の血でできているというわけです。
米国ほど巨大ではないとしても、日本にも立派な軍需産業はあり、今、もっとも注目されているのが辺野古新基地の建設です。

そもそも、日本にいる米軍は、朝鮮戦争に派遣された国連軍(もちろん実態は米軍)がそのまま居残っているのです。
形式的には、1945年に日本に進駐してきた米軍が、そのまま残っているというのではありません。
一応1952年に形だけは独立していますから、何か理由を作らなくては他国に軍隊を常駐させるわけにはいきません。しかも、費用まで他国(日本)もちで。

その理由が、「朝鮮戦争が終わっていない」ということなのです。
ですから、米朝会談が進展して、いよいよ朝鮮戦争終結ということになれば、在日米軍が日本に居つづける理由がなくなってしまうのです。

そんなわけで、日本の政治家もマスメディアも、なんとかして朝鮮戦争を終わらせないように、必死のパッチです。
徴用工裁判やレーダー照射に、異常なほど反応するのもそのためです。
南北融和をどんどん進める文在寅を叩く材料ができたと思って、内心はホクホク喜びながら、「韓国はけしからん!」と叫んでいるのです。
おそらく文在寅としては、「なにもこんな時期に判決ださなくてもいいのに」と思っているでしょうし、レーダー照射は反文在寅の軍がわざとやったのではないかとも疑えます。

日本マスコミが一所懸命に言うのは、最近は「トランプが文在寅を見捨てた」論です。
しかし、なんとかして朝鮮戦争を終わらせて、アジアにかかる金を引き上げたいトランプにとっては、文在寅という尖兵が絶対に必要です。
もちろん、文在寅を先行させておいて、自分は「慎重」なフリをするために、さまざまな駆け引きはやっていますが、狡猾なトランプの真意を見なければ、完全に情勢から置いて行かれることになります。

日本の軍産派や従米マスコミは、ほとんど置いてきぼり組になりつつあります。
ただし、安倍官邸(安倍個人じゃなくて)はかなり優秀ですから(悪い意味で)、情勢分析はできているでしょう。だからトランプに媚びているのです。
文在寅ばかり重用されて、安倍晋三のプレゼンスががた落ちな状況を逆転しようとして噛みついてみたものの、いよいよ自分の立場を悪くしていることに気が付いているはずです。
日本国内では、野党の実質的な後押し(分裂)もあって盤石の独裁体制を築く安倍晋三ですが、国際的には金をばらまいて支持をえるくらいしかできることがなく、ほとんど無用の長物と化しているのです。


だからこその、辺野古の強行なのです。
軟弱地盤の上にドロを振りかけてどうやって空港を作るつもりなのか知りませんが、何十年もかけて、何兆円もの税金を費やしてもしできあがったとしても、その頃には米軍は日本にいない可能性が高いわけです。そんなことは、安倍官邸もわかっています。
それでも、できあがるかどうか何てお構いなしに辺野古に土砂をぶち込むのは 「こんだけやってるんだから、出ていかないで」という泣きべそかいた懇願なのです。
逆に、ここで住民の反対で「やはりできませんでした」と言ってしまえば、「ほら、やっぱ米軍はいらないだろ」という、トランプにとっては格好の口実になってしまいます。

もちろんトランプは、終戦協定をむすんでしまうまでは、辺野古のことにも沖縄の米軍のことにも、一切触れないでしょう。
そういう、何かを予見させるような余計なことを言わないのは、ディールの常識ですから。

そこにねじ込まれたのが、あのホワイトハウスの署名です。

20181221.jpg

今(1/12 12:50)現在で、20万8千近くまで集まっています。
大統領府からのなんらかの回答が出るまでに、まだしばらく時間はかかりますが、米国政府として辺野古について公式のコメントを出さなくてはなりません。
おそらくは 「これは日本国内の問題だ」という突き放した見解になるのではないかと思います。私は、とりあえずはそれで十分だと思います。「米軍だからしかたない」ではなく、「日本の問題」なのだということがはっきりすることは大きなことです。

ただ、一つの可能性として、もし米朝会談がトントン拍子で進むことになれば、米軍撤退に向けた象徴的な意味合いで、辺野古について何らかの意味深な言葉を発するかもしれない とも考えます。可能性は非常に小さいですが。
安倍晋三の日本などは、トランプにしてみればしょせん捨て駒ですから、自分の作戦にとって有用だと思えば、そういう可能性もゼロではないということです。

この署名で埋立が止まるとは思っていませんが、このような意味で、やはり私は少しでも多く集まることを期待しています。
回答が出るまで集め続けていますので、まだの方はぜひお願いします。

2月24日には沖縄県民投票が行われます。

デニー知事、一部市町村不参加でも実施 県民投票2月24日変えず
2019年1月11日 沖縄タイムス


安倍官邸は、沖縄市町村に直接わたす交付金なるものを作り、市町村にアメとムチで圧力をかけまくりました。

沖縄市町村に直接交付金 根拠法なき恣意的配分だ
毎日新聞 2018年12月30日


官邸から各市町村議員への働きかけ(恫喝?)もそうとうなものだったでしょう。
その結果、宜野湾、宮古島、沖縄、石垣の各市が不参加、うるま市が未定ということになっています。
有権者の30%以上の投票権を違法に奪っています。投票権を奪われた市民は、賛成派の中にも不快に思う人は多いはずです。

民意など一顧だにしない安倍官邸なのですから、強制力の無い県民投票にここまで介入せずとも、どんな結果が出てもこれまでのように「問題ありません」と言いながら工事を続ければいいものを、なんでここまで波風を立てるのでしょうか。

これもまた、トランプに口実を与えたくないということなのではないでしょうか。
県民投票で、圧倒的な「反対」が明らかになれば、それをいつ使うかは別にして、トランプが撤退のために使える持ち札になります。
安倍官邸はそれを恐怖しています。

沖縄の海を埋めさせないために、日本の力ではなくトランプの力をアテにしなければならないことに、かなり残念な思いはありますが、客観的な情勢として、このようなことがあるのでは、と私は考えます。


日本の韓国に対する過剰反応は、軍産の抵抗に対するガス抜きになりますから、当面は放置されるでしょう。
しかし、米朝の合意が進展すれば、ある時点で遮断されるはずです。そのタイミングが、鉄壁に見える安倍官邸を追い落とす絶好のタイミングです。

私たちにできることは、そのタイミングを見逃さずに、何ができるのか、何を準備するのか です。
本来的には、そこで選挙に勝てる体制=野党の結集ということなのですが、これは前の記事でも書いたように、どうも攪乱する確信犯、獅子身中の虫がいるような気がしてなりません。

身中の虫を内包したまま、あくまでオリーブを求めていくべきなのか、むしろここで身中の虫をあぶり出すリスクを冒すべきなのか、悩ましいところです。結論は出せません。
いろんな方々と相談しながら、もう少し考えたいと思います。


■■ お知らせ ■■

自由党・小沢一郎代表を囲む会
2019年2月16日(土)
大阪キャッスルホテル(天満橋)

第1部 講演会 12:30~ ホテル7階
 参加費無料
 ただし、党員・サポータ、生活フォーラム関西会員、第2部参加者のみ。当日の入会も可能です。
 共催:生活フォーラム関西 自由党大阪府連

第2部 懇親会 14:00~ ホテル3階
 参加費 1万円 (政治資金パーティー)
 主催:自由党大阪府連

いずれも申込が必要です。 申込用紙などお送りしますので、info@mei-getsu.com山岸までご連絡ください。


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2019-01-02(Wed)

年頭に

本年の目標 なんていうものを立てたことはないのですが、今年は少し考えてみたいと思っています。

反戦な家づくり ですから、反戦と家づくり ふたつの目標です。


家づくりについては 昨年から少しずつ考えていたことです。
ここ10数年は木の家づくりに専念してきましたが、おこがましい言い方をするとやり尽くした感があるのです。
もちろん、理想の木の家には到達していないし、デザインもまだまだ詰める余地は大いにあります。

ただ、私は経済的に普通の人には手が届かないような高価な家や、住みにくさを我慢しなければならないようなカッコイイ家は作りたくないと思っています。
経済的な条件や、使いやすさは、建築物としての理想を追求するときには相反してしまうものですから、常にどこで折り合いをつけるのかを悩むことになります。建築家としての感覚と、住宅屋としての矜恃を両立させる とも言えます。
そういう意味で、ほぼほぼ行くとこまで行ったかな と感じるのです。

では、次の一歩はどうしたらいいのかを考えていて、思い立ったことがあるのです。
専門的に言うと 「46条2項ルート」というのですが、こんな言い方では建築士ですら分かる人は少ないですね。

木造の家の構造は、四角い箱の組み合わせです。各階の床の高さをほぼそろえて、大小様々な四角い箱を組み合わせる。これが、木造建築の大原則です。
2階建ての家はほとんどが構造計算をしていませんので、ときどきこの大原則を踏み外している家があるようですが、本来はやってはいけない(少なくとも安全性は保証されていない)設計になってしまいます。

(こっからは、建築に興味の無い方は飛ばしてください)
建物がなぜ倒れないのかというと、建物の重さという上から下への力と、地震や台風の揺れという横向きの力に耐えられるように作ってあるからです。
数学のグラフでいうと、XYZの3方向にかかる力に耐えられるように作ります。本当に耐えられるのかどうか、簡単に確認するためには、それぞれの向きに対応した壁や柱や床が必要になります。そして、それぞれの向きに対応した壁や柱や床を組み合わせると、四角い箱になります。

普通に家を設計するには、この方法で十分です。四角い箱の組み合わせではない家なんて 思いつきませんよね。
でも実際には、変形敷地や高低差があったりして、四角じゃない部屋やスキップフロアーにしたくなることがあります。四角じゃない部屋は、四角い箱に置き換えて「みなし」で計算するのですが、実際には「みなし」では拾いきれない複雑な動きがあるために、壁に亀裂が入ったりする事例を見かけることがあります。

スキップフロアーも、格好はいいのですがあまり大胆なことをすると、大地震の時に柱が折れる危険があります。3階建ては回避策をとっていますが、構造計算をしていない2階建ては要注意です。

(ここまで)

そういう複雑な形の木造建築の構造計算をすることを「46条2項ルート」というのです。これまでは鉄骨やコンクリートで作っていた建物を木造で作る事例が増えていますが、そのためにはこの技をもった技術者が不足しています。
ソフトを導入したり勉強し直したりしなければなりませんが、趣味と実益を兼ねて、ことしはこれにチャレンジしてみようと思っています。


反戦については、なかなか手詰まり感がぬぐえません。
大原則ははっきりしています。小沢さんが年頭に言っている通りです。

小沢一郎氏が語る 「政権交代をもう一度実現するために」
2019/01/01 日刊ゲンダイ


 まず「権力」というものへの意識を変えることだ。政権イコール権力。これが何のためにあるのか。憲法でも認められた権力は、国民の生活や命を守るための手段として国民から与えられたもの。だから権力を望まない野党は、国民の生活や命を守る気のない政党ということになる。そこの認識がなさすぎる。

 権力とは悪いもので、執着しないことが現代的でスマートだと思っている。それは政治家としては意味がない人たちだ。国民のために働きたいなら、国民から権力を預からなければできないわけだから、その権力を持ちたいというのは当たり前のこと。権力を持たないで念仏を唱えていたって、国民は何も得るものはない。

(略)
ただ1人区の候補者を一本化するだけではダメ。前回参院選でそれをやったけれど、1人区は11議席しか取れず、自公に3分の2の議席を許してしまった。

 候補者を一本化するだけではなく、選挙区と比例区の政党名を一致させないと最大限の効果が出ない。今、野党がひとつの政党になるのは難しいかもしれないが、最低でも「オリーブの木」方式で参院選の届け出政党をつくって、ひとつの党としてやらないと。比例は比例、選挙区は選挙区でそれぞれが戦うと、自分の政党の候補者は熱心に応援するけれど、他党の候補者は応援しなくなる。比例もバラバラで戦えば、大政党に有利になる。前回参院選だって野党の比例票を合算すれば、自民党より多かった。

(引用以上)

問題は、「最低でも「オリーブの木」方式で参院選の届け出政党をつくって、ひとつの党として」やることができるかどうかです。
はっきり言えば、最大野党の立憲民主党が、それに応じるのか です。

小沢さんの言う大原則をあくまで主張すべきだというのはわかった上で、でもそうならなかったときのことも考えておく必要があると思うのです。とくに、関西にいると、参院選で大阪と京都で共産党の現職に刺客を送るかのような候補擁立を、問答無用でやる態度には失望以上のものを感じます。

刺客を送って立憲が入れ替わりで当選するのならばまだいいですが、過去の数字を見る限りでは、共倒れの可能性がはるかに大きいわけで、「自党の比例票をあつめるためには、野党全体がどうなろうが知ったことじゃない」としか理解のしようがありません。べつに立憲をディスっているのではなく、他の理解ができないということです。

繰り返しますが、立憲を打倒しようとか、敵だとか、そんなことは露ほども思っていません。何とかして、力を合わせてほしいと切望するからこそ、無念の思いが募ってしまうのです。
仮に今の執行部が頑迷なのであれば、下からの民主主義を標榜する立憲さんなのですから、党の改革を含めて「国民のために」という原点に立ち戻っていただきたいと切に思います。

その上で、やはり現実的には今のまま参院選を迎えてしまうという最悪のシナリオも考えておかねばなりません。
今のまま、野党がバラバラであれば、ほぼ間違いなく、衆参ダブル選にうってくるでしょう。そうなれば、2017年以上の野党大敗は避けられません。
いくら野党に投票する人が自公に投票する人より多くても、野党がバラバラなら大敗するというのは、何度も何度も何度も経験してきたことです。まして今度は、立憲民主、国民民主、共産 という三つ巴です。もう国民に愛想を尽かされるんじゃないでしょうか。

そうならないように、できるだけの努力はすべきですが、そのような最悪の事態になったときにどうするのか、何も考えないわけに行きません。2012年の総選挙の時のように、大敗の後に茫然自失となって敵が陣容を整えるのを無為に眺めているようなことは繰り返してはいけません。

そのためには、立憲民主 国民民主 共産 という三つ巴の外で大原則を掲げて踏ん張る勢力が生き残ることです。
国政政党としては社民党と自由党、それに「野党共闘で政権交代してほしい」と熱望している市民団体などなどが集まってひとつの核を作る必要があるでしょう。

今年の選挙でいうならば、象徴的なのは、4月の衆院沖縄3区の補選・屋良朝博さんと、7月の参院東京選挙区・山本太郎さんです。

屋良氏が出馬表明「辺野古の合理性問う」 衆院沖縄3区補選
2018年12月30日 沖縄タイムス


山本太郎氏が与党に「保守と名乗るな」と怒り絶叫
2018年12月8日 日刊スポーツ


この二つの選挙に、絶対勝たなければ、最後のロウソクの火すら消えかねません。
大阪からは遠いですが、何らかの方法でできるかぎりのことをしたいと思います。


建築業界も御他聞に漏れず 「デフレ況」で安い仕事がたくさんあってこなしきれない状況です。
私のような末端の技術者にとっては、忙しいけど儲からないということです。
日常の業務をこなしながら、二つの目標に取り組むのは、なかなかハードル高いですが、なんとかやってみたいと思います。

2月16日には、久しぶりに小沢一郎さんを大阪に招いての懇親会があります。

自由党・小沢一郎代表を囲む会
2019年2月16日(土)
大阪キャッスルホテル(天満橋)

第1部 講演会 12:30~ ホテル7階
 参加費無料
 ただし、党員・サポータ、生活フォーラム関西会員、第2部参加者のみ。当日の入会も可能です。

第2部 懇親会 14:00~ ホテル3階
 参加費 1万円 (政治資金パーティー)

いずれも申込が必要ですが、まだ諸々準備中ですので、早めに予約したい方は info@mei-getsu.com山岸までご連絡ください。


「県民投票まで辺野古の埋立を止めて」とホワイトハウスに直接請願する署名 まだの方はぜひ!
1月7日までです。下の画像をクリックすると ホワイトハウスの署名するページに飛びます

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2019-01-01(Tue)

声なき声

20190101.jpg

※写真は「ジュゴン保護キャンペーンセンター」からお借りしました。
2018-12-21(Fri)

短くて長い物語 シンゾーとテンマとノッコ 

同級生を陰湿に虐めるシンゾーというヤツがいる。

そいつは隣のクラスの連中をひどく虐めている。

とくに、テンマという生徒をギタギタにいたぶっていた。

ところが、最近はノッコという生徒を泥靴で踏みつけながら、テンマを虐めてほしくなかったらノッコのことは黙ってろと他の奴らにむかってわめいている。

そのクラスの皆やクラス委員のデニーはなんとかやめさせようとしてるけど、なにせ暴力むきだしで一切言うことを聞かない。

たまーにクラス委員の話を聞いたかと思うと、次の日からはもっと酷い虐待をはじめる。

こんなシンゾーなのに、学校では何回も連続で生徒会長に選ばれ、ドナルド校長の評価も高い。

校長や理事長みたいな実力者には せっせとワイロを渡しているからだ。

シンゾーを生徒会長に選んでいる他の生徒たちは、テンマやノッコたちを見て気の毒だなあ とは思ってる。

けど、ヘタに声を上げて自分たちが虐められるのがイヤだから、おとなしく従っている。

他のクラスからも勇気のあるローラやリュウジが「ノッコを虐めるのはやめてよ」と声を上げると、シンゾーの手下たちが「なんだおまえら、テンマが虐められてもいいのか」と一斉に脅しにかかる。

とか言いながら、今でもテンマへのイジメはやめる気配はない。

シンゾーのお気に入りのトモミは「テンマのイジメをやめるなんて約束してない」とぽろっと口にしたこともある。

そのクラスにはシンゾーの手下もいる。

「こんなイジメが許されるのか クラスで多数決をとろう」とクラス委員が呼びかけてるけど、シンゾーの手下が「そんなことしたら、おまえらもターゲットにされるぞ」と脅し回っていてなかなか多数決をとるのもむずかしい。

でも、そのクラスで声を上げていない人も、それどころかシンゾーの手下をやってる生徒も、内心ではそのクラスばかり虐待されることに本当は腹が立っている。

声を上げるのが数人では無理でも、数十人になれば空気は変わるかもしれない。

他のクラスでも、内心では声を上げられない自分が恥ずかしいな と思ってる生徒たちも動き出すかもしれない。

学校中から、「いくらなんでも酷いよ」という声がわき起こるとき、独裁者のように見えたシンゾーの足下が、一気に揺らぐかもしれない。

シンゾーたちに縛り付けられた心の鎖が、ぶち切れる瞬間は きっと来る。

■■

「県民投票まで辺野古の埋立を止めて」とホワイトハウスに直接請願する署名 まだの方はぜひ!
下の画像をクリックすると ホワイトハウスの署名するページに飛びます

20181221.jpg

詳しい書き方を、生活フォーラム関西のブログから引用します。

1.下記のサイトにアクセスする。英文のサイトが表れます。
  https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa
2.画面右の「サイン欄」の3項目にローマ字で記入します。
  First name(名)Last name(姓)Email address(メールアドレス)です。
3.その下の緑のボタン「 Sign Now」をクリックする。
4.画面が切り替わり「Email Verification Required」になる。
5.記入したアドレスにメールが届くのを待つ。
6.届いたメールの「Confirm your signature by clicking here.」をクリックする。
7.確認画面に緑色で以下の文字が出る。
  「You've successfully signed the petition below. Your signature has been verified and counted.」
  署名が受け付けられたという説明で、これで完了です。

最低限の10万筆は10日で突破しましたが、1月7日までに37万集まると、このページの下の方に数の多い署名が並んでいて、そのトップに躍り出て、全世界からの注目が集まります。

請願をはじめたハワイ出身のウチナンチュである ロバート・梶原さんの呼びかけです






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2018-12-05(Wed)

辺野古という海に思いをはせる

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ジュゴン保護キャンペーンセンターがフリーで使えるように公開している辺野古・大浦湾の写真です。
写真をクリックすると、そのページに飛ぶので、自分でも拡散したいと言う方はぜひ活用してください。

私は20数年前に沖縄でCカードを取得しました。
Cカードというのはスキューバダイビングの免許のようなものです。
大浦湾ではなくて、たしか恩納村だったと思いますが、アパートみたいなところに友人と3人で泊まり込んで集中実習をうけました。
誘われていったのですが、珊瑚礁という別世界に完全に魅せられてしまいました。

それから数年間は、近場の串本から海外まで年に何回かはダイビングに通いました。
日本海にも行きましたが、美味しそうな魚よりも、珊瑚礁のほうが断然いいですね。見るには。
その後、諸般の事情でスキューバには行けなくなってしまい、近年はもっぱら白浜でシュノーケリングに興じるくらいですが。

そんな若い頃の鮮烈な映像が頭に残っているので、辺野古を埋め立てるということに対しては、政治軍事の問題以前に、沖縄の珊瑚礁がぶっ壊されるという痛みに心が刺されるようです。

12月14日から、安倍晋三とその腰巾着どもは、違法行為をものともせずに土砂投入をやると言っています。
デニー知事の「違法」との指摘に2日間だけ作業を止めましたが、憲法すら守らない安倍晋三が法律など守る気が無いのはあきらかです。
国会、官僚、マスコミはもちろん、検察も裁判所までも手を回し、脅しと懐柔で従わせた安倍官邸、なかんずく内閣情報調査室は、もはやナチスとかわらない独裁体制を敷いています。
唯一の可能性が選挙での逆転ですが、独裁の魔手はすでに(というか とっくに)「野党」にも及んでいるようです。キレイゴトばかり言う某党は、安倍政権を倒すための選挙協力はまったくやる気配がありません。
もはや、万策尽きたと思いたくなる状況です。



しかし、沖縄は諦めていません。

違法な土砂の積み込みを再開させた沖縄セメントにたいして立ち入り検査を求めています。
2月24日の県民投票にむけて「県民投票実施本部」も立ち上がっています。
デニー知事の緊急会見です


(デニーさんが登場するのは6分からです)

本土の私たちが、かってに心が折れてしまってはいけませんよね。

選挙以外でも、市民が政権に譲歩させた事例がフランスではおきました。

デモ激化の仏、燃料増税凍結へ マクロン氏、初の妥協
2018年12月4日 朝日新聞


そこに至るまでには、多大な犠牲が払われています。

仏マクロン政権窮地 パリ・南仏でデモ、130人超死傷
2018/12/3 日経新聞

20181205-3.jpg

これはもう、日本ならば暴動、暴力と言われるでしょうね。
しかし、世界基準やフランスの歴史から考えたら、これは平和的なデモに分類されるでしょう。
銃や武器を持っていませんから。

「武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう!
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!」
ラ・マルセイエーズより

このような事態になる前に何とかしなくては、というのが「二大政党によって、繰り返し政権交代をする」という小沢さんの構想です。
文庫本にもなっている「小沢主義(オザワイズム)」を読むと、その問題意識がよくわかります。

すごく良いことにもならないけど、すごく悪いことにもならないようにする。
政権から追われたくないから、少しは良いことをする。
政権を左右できることで国民が自分で決める自覚をもつ。

そう思って、ひたすら政権交代を旗印にしてきましたが、肝心の「野党」がこのテイタラク。
沖縄を孤立させないためには、政権交代を唱えているだけでは足りないのかもしれません。
圧倒的な敵に相対するためのゲリラ戦のやり方を、考えるべきなのかも。
そう思い始めています。
心が折れないためにも。



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2018-11-30(Fri)

秋篠宮の発言を支持します

私が「世の中なにかヘンだな」と思った最初の記憶は、幼い頃にテレビを見ていて「ひろのみやさま」という言葉を聞いたときでした。

他の人は「さん」づけなのに、なんで「ひろのみや」という人だけ「さま」なの? 「さん」とか「くん」とか「ちゃん」と呼ばれる人と、「さま」と呼ばれる人は、何が違うの? と幼いながらに思ったのでした。

時は流れ、「ひろのみやさま」と呼ばれていた人は皇太子になり、来年には天皇になるとか。
でも、いまだに なぜあの人は「さま」で、その他の人は「さん」や「くん」や「ちゃん」なのか 分かりません。

もうひとつ、天皇について「へえー」と思ったのは、小沢一郎さんが国会の開会日に天皇の「お迎え」に並ぶ理由です。
ちなみに、国会の正門は普段は固く締め切られており、主権者たる国民はもちろん、選挙の後の初登庁を除いては国会議員も両院の議長ですら通ることはできません。国会に正門から入れるのは、なぜか参政権のない天皇だけです。

それもおかしいなあと思っていたのですが、小沢さんが天皇をお迎えするのは、憲法に「天皇は国民の象徴」と書いてあるからなんだそうです。天皇に頭を下げるのは、主権者国民に象徴的に頭を下げること だと(ご本人からではないけど)お聞きしました。
なるほどねえ そういう考え方もあるんだな と「へえー」だっとわけです。

たしかに、護憲の方々も1条も9条もまもるのなら、そういう理屈になるよね。
安倍晋三がいくら9条嫌いでも守らなくちゃならないように、護憲派がいくら天皇制を嫌いでも憲法がある以上は1条も守らなくちゃならない理屈です。

私自身は護憲派じゃないので、1条は変えるべきだと思っています。今の天皇も皇太子も直接の戦争責任はないけれども、昭和天皇を免罪したのが象徴天皇制である以上、ケジメはつける必要があります。
だから、財団法人皇室博物館の館長になって、京都御所と江戸城の入場料を活用して、伝統文化を守っていってもらえばいいと思うのです。

しかしそのためには、日本人が日本人の頭で「憲法どうしようか」と議論できる国にならなければなりません。
実質植民地で、なおかつ実質独裁政権の今のような日本では、改憲は植民地と独裁を強めるだけで、百害あって一利無しです。


さて、天皇についてはそんな風に考えていた私の目から見て、話題沸騰の秋篠宮発言はどうみえるのか です。

大嘗祭 公費に異議 秋篠宮さま「宗教色強い」
東京新聞 2018.11.30

 秋篠宮さまは(略)、皇太子さまが新天皇に即位後の来年十一月に行う宮中祭祀(さいし)の「大嘗祭(だいじょうさい)」について「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」と疑問を呈し、皇室の私的費用の「内廷費」で対応すべきだとの考えを示した。政府は公費の「宮廷費」から支出する方針を決めており、皇族が公の場で、政府方針に異を唱えたのは極めて異例。 

 秋篠宮さまは会見で、「宗教行事と憲法との関係はどうなのかという時に、やはり内廷会計で行うべきだと思っています」と述べた。三十年前の平成の大嘗祭のときからの持論だったという。

(引用以上)

びっくらこいた政府は、案の定こんな話をしています。

秋篠宮さま発言、「憲法上問題ない」官房副長官
読売新聞 2018.11.30

 西村康稔官房副長官は30日午前の記者会見で、秋篠宮さまが皇位継承に伴う「大嘗祭だいじょうさい」に宮廷費(公費)を充てる政府決定を疑問視されたことに関し、「国政に影響を与えるものではないことから憲法上の問題は生じない」との認識を示した。
(引用以上)

なんで憲法上の問題とかの話になるかというと、憲法にはこう書いてあるからです。

第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。

国政で「大嘗祭は公費負担」と決めたのに、皇室がそれに異を唱えるのは憲法第4条に違反してるんじゃないか? という話です。
なるほど、そんな気もします。



しかし、憲法には こうも書いてあります。

第二十条 3 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

「いかなる」と書いてある以上、「重要な伝統的皇位継承儀式」であろうがなかろうが、国はやってはいけない。
これは明確です。

東京新聞の記事に書いてある通り、30年前の大嘗祭の時には多くの人が国を訴えたのですが、裁判所は例によって憲法判断をしませんでした。
合憲です とは言わずに、逃げまくったわけです。まったく使えない最高裁です。

とにかく、最高裁も「合憲だ」とはさすがに言えないのが、宗教儀式である大嘗祭への公費投入です。

と、ここまでははっきりしていますが、今問題になっているのは、「いくら中身は正しくても、天皇や皇室が政府の決定に口を出していいのか」 ということです。
中身にかかわらず、皇室が政府に楯突くのは憲法4条に違反じゃないか という話についてです。

結論から言うと、私は今回のことに限っては、アリだと思います。
憲法4条には違反していない と言う考えです。

なぜなら、「天皇と皇室が違憲状態にされることに異を唱える権利」はあるのではないか と思うからです。
他のことではなく、「天皇が政治利用されて違憲になること」 だけは 天皇や皇室が反対する権利があるのでは ということです。

天皇は憲法1条でその存在を規定されています。
にもかかわらず、違憲状態になってしまったら、天皇はその存在基盤がなくなってしまいます。
天皇がみずから憲法の外に踏み出していくことを、憲法は固く禁じていますが、政府などが天皇を憲法の外に引っ張り出そうとするとき、それに唯々諾々と従うべきなのか、異論を述べるべきなのか という問題です。

大嘗祭に公費を投入することは、実は自民党の改憲案を先取りしているのです。
改憲案では、現行の20条3がこう変わっています。

20条3 国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りでない

「範囲」などいかようにでも決められるので、現行憲法ではこのような但し書きはないのですが、現実は自民党草案の通りになってしまっています。
このように、正規の改憲という手続きすら踏まずに、政権与党の無理筋で天皇が現行憲法に違反した状態にされている。そのことに、皇室が反対することは、私は問題なし というか 当然だと思います。

繰り返しますが、現行憲法は天皇に対して「憲法違反」は固く禁じていますが、「憲法違反」を拒否することは禁じていません。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


尊重し擁護する義務があるのですから、同じ義務を負っているはずの国務大臣や国会議員や裁判官が、「天皇を憲法違反にしてやるぞ!」と言ったら、「やめろ」というのは当然だと思うのです。
文科省が子供たちに「天皇のために国を守れ」と言い出したら「それは違う」と言うべきだし、自衛隊が「天皇のために死ね」と命令したら「バカなことを言うな」と言うべきです。
それは、天皇の国政に関する権能ではなく、国政に関わらないための拒絶にすぎません。



個人的には秋篠宮という人には あまり好感はもっていませんし、そもそも皇室に税金を使われることには、憲法に書いてあるから泣く泣く認めてるのが 私のホンネです。

そんな私ですが、今回の秋篠宮の発言は支持します。

彼の発言は、憲法違反ではなく、憲法違反を拒否しているのですから。



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2018-11-13(Tue)

防弾少年団(BTS)は解散すべきなのか? 「正義」の刃について

BTSが原爆を肯定する主旨のTシャツやらジャケットを着ていたことから、巡りめぐってテレビ朝日のミュージックステーションの出演が取りやめになった。ネットのみならず、地上波ニュースでも流れる騒ぎになっています。

しかも、原爆のTシャツだけでなく、ほとんどナチスっぽいパフォーマンスをやったり、そのものズバリのナチス帽をかぶって写真集を撮っていたりと、エラいことに。
Tシャツも帽子もパフォーマンスも、あれこれ説明するまでもなく、100%アウトです。

いくらBTS叩きに血道をあげているのが日頃はナチス大好きなネトウヨだとしても、これらの行為を肯定するわけにはいきません。
原爆やナチスの意味をしっかりと学んで、真摯に謝罪すべき。
国連であれだけのスピーチをしたのだから、理解できないはずはいのです。
もし事務所が止めているのだとしたら、とんでもないことです。



そのうえで、ユダヤ人権団体にBTSのことをチクったのがこの人だというのだから、呆れてしまいます。


20181113-1.jpgそして、BTSのコンサート会場まで行ってファンに暴言の限りを尽くしているのは、こういう人たちです。
原爆やナチスを肯定することは世界中から指弾されるべきですが、しかし、あんたにだけは言われたくないわ!という話です。

原爆については、そもそもアメリカはどうなのかというと、原爆落としたパイロットは英雄です。
原爆のおかげで戦争が終わったのだから、原爆エラい!というのが、いまでもアメリカのスタンダードです。
もちろん、理由はどうあれあれはやり過ぎだという反省も生まれているようですし、実は日本が降伏したのは原爆じゃなくてソ連の参戦だったという話も明らかになってきています。
それでも、ごく一般的な常識レベルでは、原爆は正義なんですよ 今でも アメリカでは。
それが戦勝国の常識なんです。悔しくて悲しいですけど。

だから、あんなTシャツが作られて気軽に着用されたりしないためには、そもそも原爆は戦争犯罪だ ということをアメリカに対して堂々と言い切らなければなりません。
「過ちを繰り返しませぬ」ではなく「過ちを繰り返すな!」です。こと原爆に関しては。
それができないヘタレ右翼が、韓国のアイドルをいたぶるのは、いくら原因がBTSにあるとはいえ、見ていて気分が悪いですね。

まあ、なにせこの国は 初代防衛大臣がこんなこと言っちゃうんですから。

「原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。
 米国を恨むつもりはないが、勝ち戦ということが分かっていながら、原爆まで使う必要があったのか、という思いは今でもしている。国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうことも選択肢としてはありうるのかな。」
2007.6.30 久間章生防衛大臣(初代)

まあさすがにこの方は辞任しましたが、こちらの御仁は辞任の素振りもありません。

「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」
「何百万人殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくても駄目だ」
麻生太郎 副総理・財務大臣(現在も!)

発言は撤回したそうですが、本当に思っているから口に出るのでしょう。
政治家ですからねえ、アイドルとは責任が違います。



要するに何が言いたいのかと言うと、歴史や立場を忘れてはいけないし、固定化してもいけない ということ。

日本の侵略が非道な侵略だったのは、ネトウヨが何を騒ごうがその事実は忘れてはいけません。
でも、だからといって、原爆や無差別爆撃(空襲)が戦争犯罪であることを「しかたない」で済ますわけにもいきません。

ナチスの所業は、徹底的に断罪されるべきものです。
しかし、それを先導するユダヤ人権団体が、なぜパレスティナ人の主権と人権には一顧だにしないのか、不思議ではないですか。

BTSをめぐる問題も、同じことです。
韓国人が日本支配から解放された光復節を祝うのは当然のことです。それを反日と称するならば、その「日」は大日本帝国であって、私たち日本国も否定すべき対象です。反日大賛成です。
しかし、だからといって、原爆を肯定するのは大間違い。あれはれっきとした戦争犯罪です。日本が侵略を反省しなければならないように、アメリカも徹底的に反省し責任を負うべきです。

BTSという若者のグループでも、やってしまったことは責任とらなければなりません。
しかし、意味を理解して反省するのであれば、人格的に全否定されるべきではありませんし、解散すべきでもありません。
ましてこの機に乗じて「韓国排撃」を騒ぎ立てる連中こそは、排外主義の塊としてナチス同様に断罪されるべきです。

自らを100%正義 相手を100%悪 と決めてかかる態度こそが、諸悪の根源です。
「正義」の刃ほど危ういものはありません。
ドイツのワイツゼッカー大統領は、ナチスの罪の責任を完全に認めることで、逆に自国の立場も主張する「もの言える国」になることを成し遂げました。
「荒れ野の40年」1985年5月8日 大統領演説全文

私たち日本人は、この演説を何度も何度も読み返すべきです。

最後に、BTSの日本ツアーが無事終わることを、そしてその間に、真摯な言葉を聞けることを、期待しています。


■■ お仕事のお知らせ ■■

本業の家づくりについてです
11月17日(土) 18日(日)の二日間 完成見学会を行います

ご興味のある方は info@mei-getsu.com 山岸までご連絡ください。

詳しくは↓

ootani3.jpg
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2018-11-06(Tue)

枝野氏の万年野党宣言

真理は少数にあり

いえ、極小野党の自由党を応援してるからこんなことを言ってるんじゃないんです。
もっとずっと前、2005年のこのブログの記事のタイトルです。
よかったら、上の文字をクリックすると飛んでいくので読んでみてください。

私だって「何でもかんでも多数がいい」と思ってるわけじゃないんです。
それでもやはり、次の枝野さんの発言は納得できないし、厳しく批判しないわけにはいきません。

立憲民主・枝野代表、統一名簿は「訳がわからない」
2018.11.2 TBS


 立憲民主党の枝野代表は、来年の参議院選挙で違う政党の候補者を同じ比例代表の名簿にまとめる「統一名簿」構想について、「訳がわからない」と述べ、否定的な考えを示しました。
(略)
また、枝野氏は「二大政党論は間違っていた。最悪の路線をとってきたと反省している」とも述べ、他の野党との合併や合流はしないと改めて強調しました。

(引用以上)

「真理は少数にあり」と言いながら、なんで私は枝野さんのこの発言を批判するのでしょうか。
簡単です。
「政治は真理を実現するものじゃない」 からです。

純粋な方ほど「政治で理想社会を実現するんだ!」と思ってらっしゃるようですが、私はそんな過剰な期待はさらさら持っていません。
政治も、選挙も、民主主義も しょせんは「妥協の技術」 にすぎません。
それでいいんじゃないですか。

だって、真理は少数にあるんです。
つまり、いろんな少数のグループに、いろんな真理があるんです。ひとつじゃない。
それなのに、ひとつの真理を追求したら、他の真理は犠牲になりますよ。
そうならないように、そこそこのところで妥協するための技術が、民主主義なんじゃないですか。

妥協の仕方を知らないということは、民主主義者ではない ということです。
野党第一党の代表が、民主主義を理解しておられない ということに、愕然としています。



さらに 二大政党制についてです。
これまた、大きな誤解があります。

二大政党というのは、正義と悪の闘い では全然ありません。
ココ大事です。

ロクでもない政党A と ロクでもない政党B の闘いなんです。
ただし、ロクでもない政党でも、少しはマシなことをやらないと下野させられる。だから、ちょっとは良いこともする。
これが二大政党制です。

自民党だって、簡単に政権交代させられるとなれば、安倍ちゃんほど超弩級の酷いことはできません。
少しは国民生活にも目を向けざるをえなくなります。
官僚組織も、しょっちゅう政権交代していれば、自民党にばかりいい顔をできなくなります。

皆さんもよくお分かりの通り、はっきり言って国会議員の○○%は「自分の議席が第一」の人ばかりです。
圧力がかかれば簡単に裏切ります。
原発も増税も辺野古も戦争法も、今安倍ちゃんがやってる酷い政策のほとんどは、とっかかりは民主党政権だったのですから。

それでも、あんな腐れ外道の民主党政権でも、政権交代しないよりはしたほうが、ず~~~といいんです。
冷静に見れば、民主党政権の「善政」は数多くあります。「腐っても政権交代」なんです。

しょせんこの程度のことなんだ、ということを、2012年当時は、私も理解していませんでした。
陸山会弾圧では小沢さんに後ろから石を投げ、自滅的に消費増税を決め、3.11の直後に原発を再稼働させるなんて、どうにもこうにも許しがたいと思ったし、その思いは今でも変わりません。あんときの民主党執行部の面々は、今でも絶対に許せない。

でも、しょせんその程度のものなんですよ。
8割腐ってても、2割美味しければいいじゃん てことです。
今の安倍ちゃんは、10割腐って毒ガス噴き出してますからね。



まあ、あえて極端な書き方をしてますけど、要するに二大政党制というのはそういうことです。
二大政党制でないとどうなるかというと、ヨーロッパに多い少数の連合による政権です。
ドイツもイタリアもスペインも、政党はたっくさんあります。それらば、合従連衡して政権を組むわけです。

で、枝野さんは、どっちもイヤだと言ってるわけです。
これは、キツい言い方になっちゃいますが
「万年野党宣言」
じゃないんですか。

きっと読者諸姉諸兄の中には、立憲民主党に期待をしておられる方も多いと思います。
これは、揶揄でも皮肉でもなく、枝野さんが何をしたいのか、万年野党宣言でないとしたらどういうビジョンを持っているのか、教えてください。



立憲民主党は、大事な大事な野党第一党です。
それは私もよく理解しています。
だからこそ、こんなことを書いているんだということを、ぜひともご理解ください。

一部の自由党に近い人たちの中には、とにかく枝野憎しで発言されている方も散見しますが、私の意図はそんなことではありません。本当に。
立憲民主党を応援している方々が、やっぱり政権交代は必要なんじゃないか と言う声を枝野さんに届けてほしいんです。

安倍ちゃんの暴走は、「声を上げる」程度では止まりません。むしろ、反対されると勢いがつくようです。
辺野古の埋立は、圧倒的な沖縄の民意を踏みにじって進められています。
原発はどんどん再稼働され、福島第一原発は被曝労働を強制しながら止めどなく放射能を垂れ流しています。
貧困問題は命の問題です。ただちに影響があるんです。

どんなに「訳の分かる」政策を並べても、安倍ちゃんの暴走を止められなかったら ただの遠吠えです。
その間に、尊厳を奪われ、命を奪われている人たちはどうなるのでしょうか。

統一名簿は、最大公約数に過ぎません。
ものすごく緩い政策しか出せないでしょう。消費税を5%にしようとか、原発即時ゼロなんて絶対に打ち出せない。
それでも、今のままより、100倍いいと思いませんか。

安倍ちゃんは一切聞く耳を持ちませんが、枝野さんはそんなことないでしょう。
「大きな音だね」なんて言わないと信じています。
それぞれの真理はしっかりと抱きながら、最大公約数の政権交代を、ぜひとも目指してください


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本業の家づくりについてです
11月17日(土) 18日(日)の二日間 完成見学会を行います

ご興味のある方は info@mei-getsu.com 山岸までご連絡ください。

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