2018-11-13(Tue)

防弾少年団(BTS)は解散すべきなのか? 「正義」の刃について

BTSが原爆を肯定する主旨のTシャツやらジャケットを着ていたことから、巡りめぐってテレビ朝日のミュージックステーションの出演が取りやめになった。ネットのみならず、地上波ニュースでも流れる騒ぎになっています。

しかも、原爆のTシャツだけでなく、ほとんどナチスっぽいパフォーマンスをやったり、そのものズバリのナチス帽をかぶって写真集を撮っていたりと、エラいことに。
Tシャツも帽子もパフォーマンスも、あれこれ説明するまでもなく、100%アウトです。

いくらBTS叩きに血道をあげているのが日頃はナチス大好きなネトウヨだとしても、これらの行為を肯定するわけにはいきません。
原爆やナチスの意味をしっかりと学んで、真摯に謝罪すべき。
国連であれだけのスピーチをしたのだから、理解できないはずはいのです。
もし事務所が止めているのだとしたら、とんでもないことです。



そのうえで、ユダヤ人権団体にBTSのことをチクったのがこの人だというのだから、呆れてしまいます。


20181113-1.jpgそして、BTSのコンサート会場まで行ってファンに暴言の限りを尽くしているのは、こういう人たちです。
原爆やナチスを肯定することは世界中から指弾されるべきですが、しかし、あんたにだけは言われたくないわ!という話です。

原爆については、そもそもアメリカはどうなのかというと、原爆落としたパイロットは英雄です。
原爆のおかげで戦争が終わったのだから、原爆エラい!というのが、いまでもアメリカのスタンダードです。
もちろん、理由はどうあれあれはやり過ぎだという反省も生まれているようですし、実は日本が降伏したのは原爆じゃなくてソ連の参戦だったという話も明らかになってきています。
それでも、ごく一般的な常識レベルでは、原爆は正義なんですよ 今でも アメリカでは。
それが戦勝国の常識なんです。悔しくて悲しいですけど。

だから、あんなTシャツが作られて気軽に着用されたりしないためには、そもそも原爆は戦争犯罪だ ということをアメリカに対して堂々と言い切らなければなりません。
「過ちを繰り返しませぬ」ではなく「過ちを繰り返すな!」です。こと原爆に関しては。
それができないヘタレ右翼が、韓国のアイドルをいたぶるのは、いくら原因がBTSにあるとはいえ、見ていて気分が悪いですね。

まあ、なにせこの国は 初代防衛大臣がこんなこと言っちゃうんですから。

「原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。
 米国を恨むつもりはないが、勝ち戦ということが分かっていながら、原爆まで使う必要があったのか、という思いは今でもしている。国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうことも選択肢としてはありうるのかな。」
2007.6.30 久間章生防衛大臣(初代)

まあさすがにこの方は辞任しましたが、こちらの御仁は辞任の素振りもありません。

「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」
「何百万人殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくても駄目だ」
麻生太郎 副総理・財務大臣(現在も!)

発言は撤回したそうですが、本当に思っているから口に出るのでしょう。
政治家ですからねえ、アイドルとは責任が違います。



要するに何が言いたいのかと言うと、歴史や立場を忘れてはいけないし、固定化してもいけない ということ。

日本の侵略が非道な侵略だったのは、ネトウヨが何を騒ごうがその事実は忘れてはいけません。
でも、だからといって、原爆や無差別爆撃(空襲)が戦争犯罪であることを「しかたない」で済ますわけにもいきません。

ナチスの所業は、徹底的に断罪されるべきものです。
しかし、それを先導するユダヤ人権団体が、なぜパレスティナ人の主権と人権には一顧だにしないのか、不思議ではないですか。

BTSをめぐる問題も、同じことです。
韓国人が日本支配から解放された光復節を祝うのは当然のことです。それを反日と称するならば、その「日」は大日本帝国であって、私たち日本国も否定すべき対象です。反日大賛成です。
しかし、だからといって、原爆を肯定するのは大間違い。あれはれっきとした戦争犯罪です。日本が侵略を反省しなければならないように、アメリカも徹底的に反省し責任を負うべきです。

BTSという若者のグループでも、やってしまったことは責任とらなければなりません。
しかし、意味を理解して反省するのであれば、人格的に全否定されるべきではありませんし、解散すべきでもありません。
ましてこの機に乗じて「韓国排撃」を騒ぎ立てる連中こそは、排外主義の塊としてナチス同様に断罪されるべきです。

自らを100%正義 相手を100%悪 と決めてかかる態度こそが、諸悪の根源です。
「正義」の刃ほど危ういものはありません。
ドイツのワイツゼッカー大統領は、ナチスの罪の責任を完全に認めることで、逆に自国の立場も主張する「もの言える国」になることを成し遂げました。
「荒れ野の40年」1985年5月8日 大統領演説全文

私たち日本人は、この演説を何度も何度も読み返すべきです。

最後に、BTSの日本ツアーが無事終わることを、そしてその間に、真摯な言葉を聞けることを、期待しています。


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2018-11-06(Tue)

枝野氏の万年野党宣言

真理は少数にあり

いえ、極小野党の自由党を応援してるからこんなことを言ってるんじゃないんです。
もっとずっと前、2005年のこのブログの記事のタイトルです。
よかったら、上の文字をクリックすると飛んでいくので読んでみてください。

私だって「何でもかんでも多数がいい」と思ってるわけじゃないんです。
それでもやはり、次の枝野さんの発言は納得できないし、厳しく批判しないわけにはいきません。

立憲民主・枝野代表、統一名簿は「訳がわからない」
2018.11.2 TBS


 立憲民主党の枝野代表は、来年の参議院選挙で違う政党の候補者を同じ比例代表の名簿にまとめる「統一名簿」構想について、「訳がわからない」と述べ、否定的な考えを示しました。
(略)
また、枝野氏は「二大政党論は間違っていた。最悪の路線をとってきたと反省している」とも述べ、他の野党との合併や合流はしないと改めて強調しました。

(引用以上)

「真理は少数にあり」と言いながら、なんで私は枝野さんのこの発言を批判するのでしょうか。
簡単です。
「政治は真理を実現するものじゃない」 からです。

純粋な方ほど「政治で理想社会を実現するんだ!」と思ってらっしゃるようですが、私はそんな過剰な期待はさらさら持っていません。
政治も、選挙も、民主主義も しょせんは「妥協の技術」 にすぎません。
それでいいんじゃないですか。

だって、真理は少数にあるんです。
つまり、いろんな少数のグループに、いろんな真理があるんです。ひとつじゃない。
それなのに、ひとつの真理を追求したら、他の真理は犠牲になりますよ。
そうならないように、そこそこのところで妥協するための技術が、民主主義なんじゃないですか。

妥協の仕方を知らないということは、民主主義者ではない ということです。
野党第一党の代表が、民主主義を理解しておられない ということに、愕然としています。



さらに 二大政党制についてです。
これまた、大きな誤解があります。

二大政党というのは、正義と悪の闘い では全然ありません。
ココ大事です。

ロクでもない政党A と ロクでもない政党B の闘いなんです。
ただし、ロクでもない政党でも、少しはマシなことをやらないと下野させられる。だから、ちょっとは良いこともする。
これが二大政党制です。

自民党だって、簡単に政権交代させられるとなれば、安倍ちゃんほど超弩級の酷いことはできません。
少しは国民生活にも目を向けざるをえなくなります。
官僚組織も、しょっちゅう政権交代していれば、自民党にばかりいい顔をできなくなります。

皆さんもよくお分かりの通り、はっきり言って国会議員の○○%は「自分の議席が第一」の人ばかりです。
圧力がかかれば簡単に裏切ります。
原発も増税も辺野古も戦争法も、今安倍ちゃんがやってる酷い政策のほとんどは、とっかかりは民主党政権だったのですから。

それでも、あんな腐れ外道の民主党政権でも、政権交代しないよりはしたほうが、ず~~~といいんです。
冷静に見れば、民主党政権の「善政」は数多くあります。「腐っても政権交代」なんです。

しょせんこの程度のことなんだ、ということを、2012年当時は、私も理解していませんでした。
陸山会弾圧では小沢さんに後ろから石を投げ、自滅的に消費増税を決め、3.11の直後に原発を再稼働させるなんて、どうにもこうにも許しがたいと思ったし、その思いは今でも変わりません。あんときの民主党執行部の面々は、今でも絶対に許せない。

でも、しょせんその程度のものなんですよ。
8割腐ってても、2割美味しければいいじゃん てことです。
今の安倍ちゃんは、10割腐って毒ガス噴き出してますからね。



まあ、あえて極端な書き方をしてますけど、要するに二大政党制というのはそういうことです。
二大政党制でないとどうなるかというと、ヨーロッパに多い少数の連合による政権です。
ドイツもイタリアもスペインも、政党はたっくさんあります。それらば、合従連衡して政権を組むわけです。

で、枝野さんは、どっちもイヤだと言ってるわけです。
これは、キツい言い方になっちゃいますが
「万年野党宣言」
じゃないんですか。

きっと読者諸姉諸兄の中には、立憲民主党に期待をしておられる方も多いと思います。
これは、揶揄でも皮肉でもなく、枝野さんが何をしたいのか、万年野党宣言でないとしたらどういうビジョンを持っているのか、教えてください。



立憲民主党は、大事な大事な野党第一党です。
それは私もよく理解しています。
だからこそ、こんなことを書いているんだということを、ぜひともご理解ください。

一部の自由党に近い人たちの中には、とにかく枝野憎しで発言されている方も散見しますが、私の意図はそんなことではありません。本当に。
立憲民主党を応援している方々が、やっぱり政権交代は必要なんじゃないか と言う声を枝野さんに届けてほしいんです。

安倍ちゃんの暴走は、「声を上げる」程度では止まりません。むしろ、反対されると勢いがつくようです。
辺野古の埋立は、圧倒的な沖縄の民意を踏みにじって進められています。
原発はどんどん再稼働され、福島第一原発は被曝労働を強制しながら止めどなく放射能を垂れ流しています。
貧困問題は命の問題です。ただちに影響があるんです。

どんなに「訳の分かる」政策を並べても、安倍ちゃんの暴走を止められなかったら ただの遠吠えです。
その間に、尊厳を奪われ、命を奪われている人たちはどうなるのでしょうか。

統一名簿は、最大公約数に過ぎません。
ものすごく緩い政策しか出せないでしょう。消費税を5%にしようとか、原発即時ゼロなんて絶対に打ち出せない。
それでも、今のままより、100倍いいと思いませんか。

安倍ちゃんは一切聞く耳を持ちませんが、枝野さんはそんなことないでしょう。
「大きな音だね」なんて言わないと信じています。
それぞれの真理はしっかりと抱きながら、最大公約数の政権交代を、ぜひとも目指してください


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2018-11-02(Fri)

辺野古の埋立を強行する安倍晋三という悪魔

沖縄県知事選で圧倒的な意思を示したにもかかわらず、しかもまだ係争処理委員会に審査申し出をしている最中に、安倍晋三は辺野古の埋立を再開しました。悪魔です。

100万歩ゆずって、辺野古基地を作ることに何か意味があるのならば、必要なのかどうか議論の余地があるでしょう。
しかし、数々のことによって、辺野古の埋立は、「沖縄を孤立させ、絶望させ、屈服させる」という政治的な意味以外には、全く何の意味も意義もないということが明らかになっています。

まず、軟弱地盤です。
豆腐のような地盤の上にいくら埋立をしても、構造物は成立しません。

辺野古沖に軟弱地盤、深さ約40メートル 防衛局報告書に「想定外」記述
2018年3月21日 沖縄タイムス


豆腐どころかマヨネーズだそうです

辺野古新基地「グズグズの地盤」を見て見ぬふりする政府の異様(半田 滋)
2018年6月8日 現代ビジネス


要するに、安倍晋三たちは、辺野古に空港を作りたいのではないのです。
楽園のように美しい大浦湾を埋め立てて、沖縄の精神的な背骨をボッキリとへし折りたい という悪魔の心しか無いということです。
その結果、空港ができるかどうかなんて どうでもいいのです。



さらに、もし仮に(どうやるのかは知りませんが)空港ができあがったとしても、普天間基地の危険除去にはほとんどなりません。

オスプレイ名護全域飛行 市が経路実態まとめる
2016年1月13日 琉球新報


宜野湾市にある普天間基地から飛び立ったオスプレイは、辺野古のある名護市の空を我が物顔に飛び回っています。
だから

オスプレイ、名護市東海岸に墜落・大破 乗員2人負傷
2016年12月14日 沖縄タイムス


落ちたのは辺野古の対岸、目と鼻の先です。

そもそも、辺野古と普天間は40kmしか離れていません。
東京と千葉くらいの距離です。大阪と京都くらいです。

20181102.png

オスプレイは巡航速度が400キロ超ですから、わずかに5分です。
ほんの5分の距離に移動したからといって、危険が除去できるなんて、インチキもいいところです。

しかも、奇跡的に工事が予定通り進んだとしても、辺野古基地の完成には10年かかります。
あのマヨネーズ軟弱地盤が発覚しましたから、実際はもっと長いはずです。
その年月を、普天間基地を使い続けるというのです。

世界一危険だというのなら、仮移転で嘉手納基地に移して、即時閉鎖すればいいではないですか。
そもそも、1996年のSACO合意というのは、正式な条約などではなく、当時の久間防衛大臣、池田外務大臣とアメリカのペリー国防長官、モンデール大使という4人の合意に過ぎません。

だから、そこに書いてある「代替施設が完成し運用可能になった後」という言葉を金科玉条にする必要はないのです。
それを言うなら、SACO合意には 埋立などひと言も書いていません。あり得べき工法としてあげられているのはすべて海に浮かべる工法です。

※SACO合意全文 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html



にもかかわらず、合意から20年経っても普天間を使い続けているということは、辺野古に新基地ができても辺野古は返還しないのではないか、という疑念も生まれます。
と思ったら、

稲田朋美防衛相が「辺野古つくっても普天間は返還されない」ことをポロリ!
2017年7月10日 リテラ


稲田防衛相の答弁は、現在、日本政府が反対を押し切って強引に進めている辺野古の新基地建設が進んだとしても、米軍との調整が整わない場合は普天間返還はない、と明言したのである。(引用以上)

やはりこういうことなのです。
辺野古ができても、なんやかんや難癖をつければ、いつまででも普天間を使い続けられてしまうのです。

それをあたかも 普天間の危険除去といって辺野古を強引に埋め立てる安倍晋三は やはり悪魔です。

こんな悪魔を、選挙で選んで首相に据えているのは、私たちです。
「俺は自公には投票してないぞ」と言う人も含めて、安倍政権を倒すことができていないのは、やはり私たちです。

悪魔が最後に歯向かうものを葬ってしまったら、次に何をやると思いますか?
次は、無抵抗なものの生き血をすするのです。

今、沖縄と心をあわせて安倍政権を具体的に倒すことを進めなければ、明日は我が身です。
悪魔の所業に顔を背けることは、それを許すことと同じです。
沖縄を孤立させてしまえば、その報いは必ず私たちに降りかかります。

辺野古工事再開 県民ら憤りの声「民意を踏みにじる暴挙」
毎日新聞 2018年11月1日


 県による埋め立て承認の撤回によって移設工事は止まっていたが、2カ月ぶりの再開。抗議活動をリードする沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選であれだけの民意を示したにもかかわらず、県民は丸ごとコケにされた。総力をあげて抵抗していく。全国の理解もほしい。日本中が沖縄を孤立させないでほしい」と訴えた。
(引用以上)

政権を倒す つまり政権交代は かけ声だけではできません。
野党でありながら自己保身に走ってしまったら、いくら良いことを言っていても遠吠えに過ぎません。
具体的な政治日程をにらんで、市民と野党の一体化した闘いのみが実現できるのです。


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2018-10-31(Wed)

いわゆる徴用工裁判について

昨日はリベラル諸氏の怒りを買うようなことをあえて書きました。色々ご批判はあろうかと思いますが、正しいとか間違いだではなく、「ではどうするか」という議論の一助になれば幸いと思っています。

今日は違う話題に触れてみます。
マスメディアが 「徴用工裁判」と報じている件です。

新日鉄住金が敗訴、韓国で戦時中の徴用工裁判 日韓関係は「無法」状態に
2018年10月30日 日経ビジネス


日本中のマスメディアは、産経から朝日までこのような主張一色に染まっています。
なにせ1965年に締結された日韓基本条約と、それに付随する日韓請求権協定に、明確に文言があるからです。
上記の記事から引用すると

 日韓請求権協定では日本が韓国に有償・無償合わせて5億ドルの経済支援を与える見返りに「両締結国及びその国民の間の請求権に関する問題が(中略)完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」と明記した。
 そのうえ「締結国及びその国民の(中略)すべての請求権であって、同日(署名日)以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もできないものとする」と念を押してある。
(引用以上)

ということです。

では、最近保守派の色を強めている私めとしてはこの論調に同調しそうに見えるかもしれませんが、あに図らんや。
1965年という、この条約が締結された年を私は問題に感じます。
つまり、この条約が交渉され締結されたのは、李承晩と朴正煕という軍事独裁政権だったと言うことです。

この条約ならびに協定に、韓国国民の意思は一ミリも反映されていません。
実態的にも、形式的にも。

民主主義を標榜するのであれば、軍事独裁政権との間に締結された条約については、無効ではないとしても、見直しが必要なのは明らかです。

私が頭の反対側で想定しているのは、日米安保条約と地位協定です。
軍事占領された状態で交渉・締結された条約や協定は、抜本的に見直しされるべきです。

同様に、軍事独裁政権との間の条約や協定も、両国民の意思を反映させる形で、改定されなければなりません。

もちろん、手続き論としての問題はあろうかと思います。
現在の条約をいきなり反故にしてゼロから再交渉ということは、あまりにも非現実的です。
ただ、韓国の三権の中の司法が、独裁時代の行政が決めたことに異を唱えたという意味では、おかしなことではありません。
これをきっかけとして、日韓両国民のあいだで、独裁時代の協定について再度考えはじめるべきなのです。

※ツイッターをとおして、この記事を教えてもらいました
 なるほど、こういう仕組みだったのですね。
 コイズミや安倍晋三が重用した柳井俊二が言ってるのですから、動かしようがないですね。

徴用工問題、文在寅大統領の発言はおかしくない!
日本の外務省も「個人の請求権は消滅していない」と答弁していた
2018年8月20日 リテラ




そうした原則論はおさえたうえで、もうひとつ生臭い話をすると、韓国の最高裁がこういう判断をするほどに、日本の影響力は低下しているということです。

かつては、アジア経済の中で日本を無視することは、良くも悪しくもできませんでした。
政治的にも、アメリカの代理人の様な顔(実際は奴隷頭)をして、ブイブイ言わせてきたのです。
そうした、札びらと虎の威で押し通すこれまでのやりかたが、まったく通用しなくなったということのあらわれでもあるのです。

嫌韓嫌中ネトウヨの星であるはずの安倍晋三が、習近平に膝を屈した日中会談は象徴的でした。
もしかしたら、あの光景を見て、韓国最高裁の判事は、この判決を下す最終的な決断をしたのかもしれません。

この点については、私は一部のリベラル諸氏のように「ざまあみろ」と喜んではいられません。
生活がかかっています。
日本経済がどんどんアジアで置いてきぼりになり、実体経済が悪化していくようなことはあっては困ります。

国民に分配される仕組みをつくるという前提で、私は国益は守るべきだと思います。

その意味でも、一刻も早く安倍政権は倒さねばなりません。

野党のみなさん。
お願いですから、自らの正義を振りかざすのをやめて、本気で政権交代を目指してください。




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2018-10-30(Tue)

沖縄に対する暴挙を止められるのは誰か

辺野古移設「変わらない」と安倍首相 玉城知事と初会談
2018年10月12日


対抗措置、午後に発表=辺野古埋め立て承認撤回に-岩屋防衛相
2018年10月17日 時事通信


自民党・國場幸之助氏の不倫疑惑を週刊文春報道
沖縄県連会長就任初日に観光客と喧嘩
2018年10月19日 @niftyニュース


全裸ピンポンダッシュ 宮腰沖北相に“使途不明金3384万円”
2018年10月27日 日刊ゲンダイ


宮腰沖縄北方相「全裸で他人宅インターホン」謝罪
2018年10月30日 日刊スポーツ


そして、謝罪したその当日に、これだ。

辺野古埋め立て承認撤回、国が効力停止 移設工事再開へ
2018年10月30日 朝日新聞


デニー知事と会談したわずか5日後に違法な行政不服審査を請求し、沖縄担当大臣がハレンチ行為を謝罪しているのを横目に、公明党の国交大臣が翁長知事が命をかけてやりとげた埋立撤回を「停止」する。

なんということを。
これほど沖縄県民を愚弄する行為があるでしょうか。

よりによって、沖縄担当大臣にこんなトンデモないのを据えたのも、沖縄を馬鹿にするためにわざとではないのかと思えてきます。

行政不服審査を請求したのは、那覇市長選挙の真っ最中でした。
沖縄の自民党にしてみれば、なんでこんな時期にやるんだ!と思ったことでしょう。
わたしは、このタイミングをみて、これは「わざと」だと確信しました。

あえて沖縄県民の怒りをかき立て、たとえ沖縄の選挙では負けてもいいから、沸騰した怒りを傲然と踏みにじることを、わざと安倍官邸はやろうとしている。そういう作戦だ ということです。
そんな自民党にとってもハイリスクで、とくに沖縄自民党にしてみれば針のむしろのようなことを、なんで安倍官邸はやろうというのでしょうか。
それは、沖縄と本土を、決定的に引き裂きたいからです。
沖縄にくすぶる本土への不信感を極限まで高めることで、諦めさせようとしているのです。

デニーさんが勝利した知事選で大きなテーマになったのは「沖縄の自立」でした。
普通の言い方ならば自治なのでしょうが、あまりにも大きな負担を強いられている沖縄には自治ということばでは言い表せない思いがあり、それが「自立」という言葉になったのだと思います。

自立は独立ではありません。
日本から沖縄が独立するという考えも根強くありますが、少なくとも今のテーマは独立ではなく、国と県が対等に話し合える自立ということです。
逆に言えば、国が一方的に沖縄の自治、自立を踏みにじる限りは、いくら沖縄がその意思を強く持っていても、それは叶わないのであって、「国の側が沖縄の自立を理解するように変わる」ということとセットでなければならないのです。

沖縄はどんどん自立の意思を固め熱く燃える一方で、本土の政府は沖縄の自立など完全に無視抹殺してことさらに露悪的に踏みにじってみせ、本土の野党や市民もそれにたいして本気で怒る様子がない。
そんな状態が続いたら、いくら強い意志をもった沖縄県民でも、徐々に絶望に追いやられてしまいます。
安倍官邸は、まさにそれを狙っているのです。

國場幸之助の不倫や暴力沙汰は今に始まった話ではないでしょう。
それがこのタイミングで暴露されるということは、この安倍官邸の作戦の捨て駒として、使い捨てられたということです。
ほんんとに酷いことやってたのだから、まったく同情はしませんけど。

言い方を変えれば、安倍官邸は、自公や中央官僚の力だけでは沖縄を抑えきれないとわかり、「本土」をまるごとぶつけてやろうという戦略を描いたのです。
軍師が誰なのかはわかりませんが、その冷酷さと大胆さには身も凍る思いです。



しかし、どうして安倍官邸はそんなハイリスクな戦略をとることができたのでしょうか。
その答えは、いやになるほど簡単です。

本土の野党が勝てないからです。
いえ、もっと正確に言うと 勝たない からです。
憶測を交えて言うと 勝ちたくない からです。

いくらなんでもそれは言い過ぎだ と思われるかもしれません。
しかし、やればできることがわかっていながらやらないのは、「やりたくない」と言っても過言ではないはずです。

安倍官邸の違法無法の傍若無人を止めるためには、政策の一致など、ハッキリ言ってどうでもいいと私は断言します。
野党共闘を実現するためには、消費税と原発では一致できません。
連合は原発即ゼロには絶対に踏み込まないし、民進系の一部は安倍が消費増税を延期したことを追求するという本末転倒を未だにやらかしています。

でもそれでも、そんな腐った人たちでも、少なくとも言葉が通じて、憲法も法律も完全無視することさえしなければ、安倍に任せておくよりは100万倍マシです。
そして、沖縄や福島や被災地や貧困に直面している人たちは、理想の社会ができるまでのんびりと待っている余裕はないのです。

その意味では、生活の不安がない正義のリベラルほど始末の悪いものはありません。
なにせ、その主張はほんとに正しいので、本人も変わらないし、批判もできないという鉄壁だからです。
でも、鉄壁の正義も、現状を変えられない限りは、その裏側で時々刻々押しつぶされている人がいることも事実なのです。

今回の行政不服審査も、どっからどうみても違法です。
行政不服審査法の法文を見てみましょう。

第一条 この法律は、行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する不服申立てをすることができるための制度を定めることにより、国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的とする。

ここで、行政庁と国民を対比していることから、訴えられる側が行政庁で、訴える側が国民というのは明らかです。
さらに、明確な法文もあります。

第7条 2 国の機関又は地方公共団体その他の公共団体若しくはその機関に対する処分で、これらの機関又は団体がその固有の資格において当該処分の相手方となるもの及びその不作為については、この法律の規定は、適用しない

わざわざ、国の機関が処分の相手方の場合は適用しない と書いてあります。
埋立の撤回は、まさにこれに当たります。
だから

国の対抗措置「違法」 「辺野古」撤回執行停止申し立て 行政法研究者110人声明
2018年10月27日 琉球新報


しかし、安倍官邸は違法なのは百も承知で、わざと違法を見せつけるためにやっていますから、こうした学者の抗議など歯牙にもかけず、効力停止を宣言したのです。

違法と知り、悪いと自覚しているものに、いくら「おまえは間違っている」といったところで、やめるはずはありません。
やめさせることができるのは、この極悪人から権力を取り上げることだけです。
それが唯一の方法です。
他にあるのなら、ぜひとも教えていただきたい。

安倍晋三の権力を取り上げるためにはどうしたらいいのでしょう。
これは誰でもわかっていることですよね。
自公を選挙で破って、政権交代をすることです。

それなのに ああそれなのに それなのに

枝野氏「反原発前提」 参院選 他党支援方針に言及
2018年10月20日 北海道新聞


原発ゼロ法案に賛成することはもちろんまったく正しいです。
でも、これって連合がついている国民民主を排除する結果になることは、超頭のいい枝野さんは十分にわかっておっしゃっているはずです。
そして、リベラル市民の皆さんも、これに同調しているような空気が濃厚で・・・・

たしかに国民民主の支持率は、自由党のそれに迫りつつありますから、無視してもいいんじゃないのという意見もあります。
しかし、支持率と票は違います。
なんやかんや言っても連合がついていることと、民進系の地方議員のほとんどは国民民主なのですから、地力は自由党とは比べものになりません。

そしてなにより、「一丸となって政権交代を目指している」という姿が、有権者に伝わるかどうかということです。
あっちとはイヤ、こっちとはイヤ、という話ばかりでは、いくら政権交代を唱えても、本気にしてもらえません。
これこそが、何回やっても野党が自公に惨敗する最大の理由です。



 「とにもかくにも 安倍晋三から権力を取り上げる」ということをやらない本土の野党と、それを漫然とみている本土の市民という構図は、まさに安倍官邸の描いた戦略通りです。
外野から「沖縄頑張れ」 「デニーさん負けるな」 と声援は飛ばしても、肝心の自分たちの役割である「国の権力の暴走」をほったらかしでは、沖縄から見たら何もしていないのと同じです。

いや、そんなことはない。
しっかり反対の声をあげてるよ という人もいるでしょう。
しかし、先ほどから言っているとおり、安倍官邸は「反対」など折り込み済みで、わざと極悪を見せつけているのです。
声をあげるだけでは、蛙の面になんとかに過ぎません。

諦めないために声をあげ続けることは大事です。
つらい作業にはかけ声をかければ力がわいてきます。
しかし、かけ声をいくら繰り返しても、中身の作業をしなければ何も進みません。

あえて言います。

正義のために闘うことはやめませんか。

正義のために闘うことは、その正義が実現されるための長い時間 苦しんでいる人を見捨てることです。

それぞれの正義は胸の奥にしっかりと抱きながら、今は、目の前のあまりに酷い不正を止めるために闘いませんか。

沖縄に対する暴挙を許しているのは、本土の私たちです。
そして、止められるのも、本土の私たちです。
私たちしかいません。



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2018-10-05(Fri)

「沖縄の基地問題はすべての日本人の責任か」という問題について

たまたまツイッターのタイムラインで、こんなやり取りを拝見しました。
書かれている方はお二方とも私は直接は存じ上げない方です。ただし、どちらも辺野古には反対の立場であることは間違いありません。


比嘉さんは沖縄の方で、さとうさんは本土の方のように見受けられます。

実はわたしも、似たようなやり取りを経験したことがあります。
少し前、ある会合で「沖縄に押しつけちゃダメでしょ」署名を日本中でやりませんか、という提案をしたときです。
同席のリベラルの方から 「それを利用されて、橋下徹がやったみたいに八尾にオスプレイ持ってきましょう、となったらアカンやないか」と言われ、全体の空気もそっちになって私の提案は流れてしまったのでした。

デニーさん当選!の高揚感の中で話をすると、なんだか上記のさとうさんや、私と議論したリベラルの方が無責任みたいに見えますが、なかなかそう簡単に決めつけられるものではないと、私は思っています。

私個人は比嘉さんのご意見に100%賛同しますが、橋下徹がやりかけた、議論抜きの「大阪に基地を」運動もたしかに大問題だったわけです。
「沖縄に押しつける」の反対は 「全国で引き受ける」 ではなく、 「全国で基地が必要かどうか議論する」なわけですが、不用意に運動をやってしまうと、それを日本会議あたりに逆用されて「では全国で引き受けよう」とやられるリスクはたしかにあると思います。

もちろん、本気で「引き受けよう」というのではなく、議論抜きにそれを突きつけられた本土の人たちが、言葉を濁して言外に「やっぱり沖縄に置いといて」と言い出すのを期待しているのです。
私がお話をしたリベラルの方も、「八尾に米軍基地できたら嫌や」ということより、そういう展開を心配していたのです。

そういう「内心忸怩たる思いを、むりやり国民に抱かせる」戦略は、一度やられてしまうと傷が深くなり、何世代にもわたってものが言えない国民が形成されます。
いま、せっかく沖縄のことを考える国民が増えてきたところなので、ここは大事に議論を広げていくべき時です。
一足飛びに、「大阪で引き受けよう!」とかワーワーやられてしまうと、それにたいする「反対運動」は、言葉には出さないけど内心は「やっぱり沖縄に置いといて」という内心忸怩運動になってしまいます。
そうなったら、国民の中に醸成されつつあった沖縄を自らのこととして考える芽は、吹き飛んでしまいます。

そういうリスクは、たしかにあるのです。

とはいえ、それでもやはり「沖縄に押しつけちゃダメでしょ」というところから出発しないと、日本の民主主義はスタートラインにすら立てないと私は考えます。
「内心忸怩たる思いを、むりやり国民に抱かせる」戦略は、実は73年前にいちどやられています。
もちろん、大反省すべきことをやらかしたのは事実なので、内心忸怩なのは当然と言えば当然ですが、でも、それでも反省の上に自らの生きる権利と誇りは明確にすべきだったのです。

しかし、戦後の日本人は、反省もアイマイ、権利もアイマイ、なんとなく内心忸怩でものが言えない という国民にされてきました。
左翼が反省担当、右翼が権利担当で、お互いに牽制させることで、どっちも進まないように仕組まれ、「誇り無い豊かさ」を享受してきました。

そんな日本人の目の前で、左翼でもない右翼でもない、フラットなものの見方を示してくれたのが、沖縄です。翁長さんとデニーさんの選挙です。
「平和を願う ウチナンチュの誇り」というものをはっきりと見せてくれました。

私たちは、「平和を願う 日本人の誇り」を掲げるべきではないのでしょうか。
この左翼と右翼が手をつないだようなスローガンを、奇異に感じる方も多いでしょうけど、「奇異に感じる」ご自分の感性をまず顧みていただきたいのです。
これ、日本人 のところに他の国の名前を入れてみたら、めっちゃ普通ですよ。平和を願うドイツ人の誇り とか 平和を願うエジプト人の誇り とか 全然違和感ないじゃないですか。

なんで、皆さんの心は 平和を願う日本人の誇り と言うと違和感を感じるのですか?

たしかに侵略戦争をやったことは事実であり、反省もなく「日本人の誇り」なんて言うのは言語道断でしょう。
必要なのは、明確な反省の上に、他の国民と同じような「誇り」を持てる国にするということじゃないんでしょうか。
その反省は、実は侵略戦争だけじゃありません。
その後の日本国憲法のもとでも、日本人はあるものを踏みつけて暮らしてきました。

私は日本国憲法のことを 右手に1条、左手に9条、足の下に沖縄 と評しています。
日米安保とワンセットでしか存在してこなかった憲法は、沖縄を犠牲にすることで成りたってきたのです。
日本人は、そのことを気が付きながら、ちょっと内心忸怩になりながら、でも見ないふりして「沖縄大好き!」と言ってきたのです。
ここにメスを入れないことは、侵略戦争を反省しないことと同じです。

だからといって、「そんなんじゃダメだ!」と日本人に猛省を求めるのもナンセンスです。
そんなお説教でどうにかなるのなら、とっくに変わっているでしょう。
現実的な気付きのキッカケが必要なのです。

その意味で 「沖縄にばっか基地を押しつけちゃダメだよね」という議論は、ジワジワと注意深く、でも確実に進めていくべきだと思います。
デニーさんの勝利で注目が集まっている今こそ、日本人の呪縛を解くために、もの言える国民になるために、皆で沖縄のことを考え、基地と日米安保を考え、議論すべき絶好機です。



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2018-10-04(Thu)

「デニーさん」と自然と呼べちゃう知事誕生

デニーさん 登庁されましたね

沖縄・玉城知事が初登庁 翁長氏の辺野古阻止継承
2018年10月4日 琉球新報


初仕事が台風対策、なかなか風雲急を告げる始まりです。

それにしても、自然と「デニーさん」と呼べてしまう知事が誕生したことだけでもすごいことですよね。
3年前にデニーさんに大阪に来ていただいたとき運転手をさせてもらったのですが、なぜか不思議と何の抵抗もなく「デニーさん」と呼んでしまったんです。
まあ普通だったら「玉城先生」ですよ、現役の代議士ですから。

私はたとえ小沢さんでも先生とは呼ばないようにしているんですが、正直言えばかなり意識してます。
でも、デニーさんは、さらっと「デニーさん」と呼んでしまったんです。
そういう空気を持っているんです、デニーさんは。

当選が決まった直後は、「これからが大変だなあ」という思いが強くて、歓喜爆発とはいかなかったんですが、数日経って初登庁のニュースを見ると、じわじわとこみ上げてきました。
自由党の中でも、オール沖縄の中でも、俺が俺がという自己主張はせずに、どちらかというと地味な仕事師だったデニーさんが、まるでサナギから蝶が飛び立つような華麗な闘いを続けていることに、選挙期間中も感動しっぱなしでした。

ほんとに ほんとによかった。



ともあれ、これからのことを考えなくては です。

昨日は「日本のアイデンティティ」なんてことを書いたら、すっかりアクセスが伸び悩みです。
やはり、みなさん大日本帝国の香が漂う文言には敏感ですね。
読んでもらったら、決してそうじゃないことはわかってもらえると思うんですが。

そういえば、先日梅田のジュンク堂にいったら、1階のかなり目立つところに白井聡さんの「国体論」がおいてありました。同じ棚に並んでいるのは、ほぼほぼネトウヨっぽいのばかり。
まあそうですよね、なにせ「国体論」ですからね。

白井さんがネトウヨばりの国体護持を説くとは思えませんが、あえてこういうコーナーにおかれることで、いわゆるリベラルやインテリみたいな人たちとは違う考え方の人に読まれるとしたら、なかなかいい手だなと思いました。

デニーさんの勝因はいろいろあるでしょうけど、一番直接の理由は、自民支持者の2割、公明支持者の3割、維新支持者の4割をひっくりかえしたことと、無党派層の多くを投票に行きたいと思わせたことです。
これはすなわち、「支持者の中の楽屋落ちではなかった」 ということです。

もうこれは百万回でも言いたい。
自分と同じような考え方の人たちで固まっている限り、勝利はありません。
「(自分が考える)正義は勝つ」 は大間違いです!

デニーさんは 「自立と共生」と「多様性」を県政の柱にと言っています。
ぜひぜい この言葉の意味を、よーく吟味してみてください



それにしても、幹事長だったデニーさんが時の人になったのに、自由党の支持率は限りなくゼロに近いまま。
不思議な政党ですよね。
玉城デニー、山本太郎、小沢一郎  こんなスーパーマンがそろってるのに・・・・・ 支持率≒ゼロ・・・・・

自党の宣伝に余念のない あの党やこの党を、少しは見習ってほしいですね。
少しでいいですけど



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2018-10-03(Wed)

沖縄のアイデンティティ 日本のアイデンティティ

「イデオロギーよりアイデンティティ」 翁長知事が提唱し、デニー新知事が受け継いだこの言葉、もう全国区で知られていますよね。

保守や革新というイデオロギーで分断されることで、結果的に東京の政府や米国の従属してしまうのではなく、ウチナーのことはウチナンチュが決める、沖縄だけに基地を押しつける差別は拒否する そういう沖縄のアイデンティティを掲げて、デニーさんは39万余票という史上最多の沖縄の志を結集しました。

正直に言うと、選挙終盤のデニーさんの演説をネットで聴いていて、「素晴らしすぎる。大丈夫か?」と思っていました。
つまり、理念に寄りすぎていて、ほんまに票に結びつくのか と危惧したのでした。
今となっては、そんな危惧をしたことが恥ずかしく、沖縄県民に平謝りです
<(_ _)>

それほどに、「沖縄のアイデンティティ」という言霊は、沖縄県民の胸に響いたのです。そのことに日本中から多くの賞賛が集まったのです。

デニーさん勝利の翌日から、私はネットで有名人や無名人の様々な主張を観察してきました。
そして、少しだけ安心しています。
「おめでとう」「うれしい」「泣きそう」という直後の感想は当然として、その後に 「沖縄を孤立させてはダメだ」「デニーさん一人に安倍政権の圧力を押しつけてはいけない」という論調がとても多く見られたからです。

4年間の翁長県政の踏ん張りと限界を見てきたのですから、デニーさんたちだけが頑張ってもダメだと言うことは、皆さん見えています。
どうしたって、安倍政権を倒すか、せめて「無茶したら次の選挙で大負けする」と思わせるところまで追い詰めなくては、沖縄の声に安倍晋三が耳を傾けるなんて蜃気楼よりも現実味がありません。
なにせ、デニーさん当選直後から「シンシに聞きます」けど「辺野古は進めます」と、一言半句たりとも沖縄の意思を聞く気がないことを明言していますから。

次は本土の私たちの番だ、ということです。

とはいいうものの、現実を見渡せば、本土の状況は決して前途洋々ではないし、明日に向かってわくわくする状況とも言えません。
オール沖縄の諸勢力や個々人が懸命に作り上げた共闘関係とは、本土のそれはまだまだ遠くかけ離れています。

ひとつには、野党のあいだで、いまだに「アイデンティティよりもイデオロギー」が幅をきかせているということです。
沖縄の「イデオロギーよりアイデンティティ」をあれだけ賞賛している人たちが、本土に帰ってくるととたんに「○○党とは○○で考え方が違うから一緒にできない」みたいなことを平気で言っているわけです。

その一方で、こんなことも言っています。

参院選統一候補へ弾み 沖縄知事選勝利で野党
2018/10/1 日経新聞

野党は参院選に向け候補者一本化への手応えをつかんだ。立憲民主党の福山哲郎幹事長は「参院選1人区は候補を一本化すれば、安倍政権に十分勝機が見いだせる」と話した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「来年の統一地方選や参院選では地域の声を反映できる候補や戦い方を展開することが重要」とした。
(引用以上)

立憲も国民も、共闘すべき仲間だと思うからこそ、ひと言いわせていただきます。

とくに、福山さん。16年の参院選でも、1人区は一本化しましたよ。で、結果はどうでしたか。
11勝22敗。自民、公明、、維新はそれぞれ5議席ずつふえてしまいました。
もちろん、改憲勢力に2/を阻止もできずです。
この反省は まったく無しですか?

そして、「沖縄が勝ったから本土も勝てる」という、沖縄の現状と苦闘をほとんど考慮しない発言には、ちょと驚きです。
沖縄の「何を学ぶ」ことで、勝てるとおっしゃっているのでしょう。
デニーさんは、「イデオロギーよりアイデンティティ」の具体的な形として 共産党から経済界から自発的な若者までが参加する「ひやみかちうまんちゅの会」という共同の選対本部を母体として闘いました。
沖縄から学ぶのであれば、本土でも野党共同選対を作る努力くらいはしてもいいのではないでしょうか。

枝野氏、共同選対に否定的 来年夏の参院選巡り
2018/8/24 日経新聞


これは沖縄の勝利よりも前の記事ですから、枝野さんもきっと考えが変わっていることを期待しています。
そして、よりによって維新の牙城・大阪でやってくれたような 「複数区なんだから、野党間の調整も相談も一切無用」というやりかたは、これ以上なさらないことを、切に願います。



ところで、アイデンティティということばを使ってきましたが、沖縄のアイデンティティはわかるとして、本土、といか日本のアイデンティティとは何でしょうか。

「日本のアイデンティティ」 なんて言うと、サッと警戒の色を深めるリベラルの皆さんの顔が目に浮かびます。
日本のアイデンティティ → 日本民族の優位性 → 排外主義
または、日本のアイデンティティ → 国体護持 → 大日本帝国の復活
という構図が、一瞬のうちに脳裏に浮かぶのだろうと思います。

私自身、数年前だったらそうだったと思います。
そうやって軍国日本を復活させようという勢力が確かにいるのですから、その警戒も理由のないはなしではありません。
でも、ちょっとそういう先入観をおいといて、フラットに考えてみてほしいのです。

沖縄のアイデンティティはよくて、日本のアイデンティティは なぜダメなのか。
これはたぶん、沖縄は被害者で日本は加害者だから というのが答えなのでしょう。
被害者はアイデンティティを復活させる権利があるけど、他人のアイデンティティを奪った加害者にその権利はない。
それが、「日本のアイデンティティ」と聞いたときにに、眉をひそめる人たちの心情なのではないでしょうか。

半分は、私もその通りだと思います。
でも、加害者と被害者というのは、相対的な面もあります。
沖縄からも侵略戦争には出兵したし、沖縄の中や奄美と沖縄という関係の中の差別もあります。
沖縄に押しつけてるとは言うものの、その元凶は日本が米国に従属していることです。その意味では、日本は一方的な加害者ではありません。

ステロタイプに こっち加害者 あっちは被害者 と決めつけるのではなく、誰の中にも両面があるのであり、加害者の面は反省し、被害者の面は誇りと権利を復活させる。これって、考えてみれば当たり前のことなんじゃないでしょうか。 

「日本のことは日本人が決める」 これもまた、排外主義だ! 民族差別だ! とお怒りのむきもあろうかと思いますが、でも、文字をそのまま読んでください。
これ、民主主義国家 を言い換えただけですよ。

もちろん、悪意をもって運用すれば排外主義にも差別主義にもなり得るのは、どんな理念だって同じです。
資本主義も、共産主義も、民主主義も独裁も、キリスト教もイスラム教も仏教も、大量殺戮をしなかったイデオロギーなどありません。
そういうリスクを抱えながら、しっかり自覚しながら、それでも「自分たちのことは自分たちで決める」
これが、アイデンティティ なんじゃないでしょうか。

そして、国家を必要悪でも善でもいいですが、とりあえず認める以上は、日本とか日本人という規定はやむを得ないものです。
日本国憲法を大事にして、日本国の国会の選挙で勝利しよう と思っているのであれば、「日本人とか言いたくない」とい話は通用しませんよね。(気持ちはわかるんですけど)

日本という概念を拒否できるのは、国民国家という存在そのものを認めない というアナーキストや世界同時革命派の方々だけです。

ここを乗り越えないと、いくら一人区の一本化とか技術的なことをやってみても、本当の「イデオロギーよりアイデンティティ」を実現することはできないと思うのです。



世界の警察をやめたがっているトランプの動きを見ていると、「日本のアイデンティティ」を今こそ言うべきだと思います。
なぜなら、いち早くトランプにすり寄った安倍晋三のほうが、先に言い出すかもしれないからです。

安倍晋三は、従米と独立の両刀使いです。
基本的には従米ですが、トランプが「もう勝手にやってくれ」と言い出せば、大東亜共和国の夢を爆発させる危険性を持っています。
ですから、こちらから先に「日本のアイデンティティ」をちゃんと提起して支持を取り付けておかなければ、それこそリベラル派が悪夢に見る 排外主義に凝り固まった日本人のアイデンティティ が安倍晋三を首領に据えて形成される危険があるのです。

朝鮮戦争の終戦宣言が、一つの画期になるでしょう。
在韓米軍が撤退という流れになれば、日本の対米関係も地殻変動が起きます。
こうなったら、排外主義に固まった軍国復活派が、一気に日本の独立を叫び出します。
そうなる前に、先手をうたなくてはなりません。

排外主義でも軍国主義でもない 「日本人のアイデンティティ」
他国に支配されずに、自分たちのことは自分たちで決める

その理念を、デニーさんたちが沖縄で作りあげたように、日本でも作り上げ、日本中に問いかけ、共通の思いを作り上げなくてはなりません。

もちろん、「誇りある豊かさ」は、そのための大切な原動力です。
「誇りある貧困」「武士は食わねど高楊枝」では、いくらアイデンティティと言っても、ほとんどの人はそっぽ向きます。
これは、一昨日の記事に書いたとおりです

誇りある豊かさを! 

戦後民主主義のぬるま湯は、とっくの昔に冷めきっていることに、本当はほとんんどの人々は気がついているはずです。
ところが、政治家、とくに野党の政治家がその幻想から覚めていないことが、野党の人気がない最大の原因だと思います。

自分たちの誇りを、アイデンティティを正面から提起する、デニーさんがやったような そういう野党共闘を作らなくては、一人区をあれこれしても、沖縄のような勝利はありえません。
本気で勝利を願うのならば、わかるはずです。

どうですか みなさん



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2018-10-01(Mon)

誇りある豊かさを! デニーさんの当選おめでとうございます!!

すでにご存じの通り、玉城デニーさんが 史上最多の得票で、沖縄県知事に当選しました。


数多くのツイートの中で、私はこちらの記事を引用させていただきました。

勝利の舞姿もさることながら、その横の見出し「僕たちも4年間闘う」にじ~んと来てしまいました。
景色はかなり違いますが、5年前に山本太郎さんが当選したときに、万歳どころかニコリともせずに「これからが戦い」と会見したのを思い出しました。

案の定、太郎さんは当選直後からマスメディアや永田町住人たちの総攻撃に遭いました。
デニーさんに対しても、どのような卑劣な攻撃が襲いかかるかわかりません。安倍官邸、内閣情報調査室は、必至になって作戦を練っているに違いありません。いや、すでに指令が発動しているでしょう。

沖縄の人たちは勝利に酔いしれるばかりでなく「4年間闘う」と決意を固めていますが、ここでまた沖縄だけを孤立させれば、デニーさんたちだけが安倍官邸の集中砲火を浴びることになってしまいます。
沖縄県民の生活を人質にして翁長知事を締め上げてきた卑劣な安倍官邸のやり方を、さらにバージョンアップさせてくるに決まっています。

今必要なことは、沖縄を孤立させないために、安倍晋三の足下を揺るがすことです。
沖縄に向けて弾を撃てないように、私たち本土の人間が今度は前線に立つことです。



では、安倍晋三のまえに立ちはだかるとは、具体的にはどういうことでしょうか。
それは、「これ以上やると、参院選や次の総選挙がヤバい」 と思わせることです。
道理で動くはずのない安倍官邸を動かすには、「負けるかも」という恐怖しかありません。

安倍官邸に「負けるかも」と思わせるにはどうしたらいいでしょう。
残念ながら、今回の沖縄でのデニーさんの勝利は、国政レベルでの安倍官邸の恐怖にはつながりません。
これまでも、沖縄の結果と国政の結果はまったくリンクしていないからです。

安倍官邸に「ヤバい」と思わせるためには、本土の選挙で負けるかも と思わせなければならないのです。
その、絶対的な前提条件は、完全に有機的な野党共闘であることは 言うまでもありません。
あっちこっちでギクシャクしながら、国民の目にも危なっかしい野党共闘では、賢明な有権者は未来を託してくれません。
大きな目的のために、一丸となって協力する姿が明らかになってこそ、信頼をえることができるのです。

野党共闘=一人区での選挙協力 と短絡的に考える方も多いようですが、そんな技術的なことだけで、「安心感」や「現実感」は生まれません。一人区の選挙協力はあくまでも最低限の必要条件であって、決して十分条件ではありません。

「安倍官邸の独裁をとめて、国民の生活を守るために、野党が本気で協力している」「これはどうやら、やる気だな」 となって始めて注目されるのです。
一人区は(いやいやながら)協力するけど、複数区は地元の事情など無視して勝手にやるぜ みたいな空気を振りまいていては、本気度は伝わりません。



とは言え、共闘は統合とは違います。
それぞれ、理念や政策が違うから別の党なのであって、統合するのは今は無理でしょう。
アメリカの民主党や共和党のように、おっそろしく幅の広い党ならば可能なはずですが、どうも最近の日本人の感覚には合わないようです。野党も自民党も、やたらと純化路線になってしまっています。

とりあえず無理ならば、統合ではなく共闘という手段をとるのが賢明です。
そして、それは安倍路線に純化させられている自民党よりも、幅の広い選択肢をつくることができると言うことでもあります。

沖縄では 「誇りある豊かさと平和を!」というスローガンを、本当の結集の軸にしたのだと思われます。
とくに 「誇りある豊かさ」。
「ウチナーのことはウチナーンチュが決める」という自治の精神と、「沖縄のポテンシャルを最大限引き出して豊かな経済を作る」という経済発展の両立、融合。

これまでの、平和を望むなら補助金をカットされても我慢する、豊かさを望むなら基地を押しつけられても我慢する というどっちに転んでも差別されたままの沖縄から、自治も平和も豊かさも追及する、それはできる という新時代沖縄を、翁長さんは実践し、デニーさんはその発展を提唱しました。
この結集軸があったから、安保に反対の党も賛成の党も、労働組合も企業家も、一丸となることができたのです。

本土の私たちにとっての 結集軸は何でしょうか。
「安倍独裁阻止!」 ではありません。
そんな「食えない」スローガンで多くの票を投じてくれるほど、日本人は余裕はありません。
有権者には二通りあります。保守と革新 などでは全然ありません。
会社や地域社会や友人関係や信心など、自分の生活を支えているコミュニティーに波風を立てないように一票を投じる人と、そうしたコミュニティーに強く帰属していない、そこから守ってもらえない人です。

コミュニティーに縛られている(守られている)人は、そう簡単に投票先を変えません。
ですから、自公の票は、あまり増えたり減ったりはしません。
野党が健闘したり、自滅したりして、選挙結果は決まっています。

つまり、帰趨を決するのは、コミュニティーにあまり強く帰属していない人だということです。
私なんかもそうですが、この孤立した人にとってこそ、実は政治は生活に直結しています。
会社や宗教や、中間的なものが自分を守ってくれるわけではないので、政治が生活を守らないと、本当に直撃されるのです。

しかし、誰にも強制されないので、「ホントに自分たちのためになる」と思わなければ、投票には中々足が向きません。
それが、2010年から数年の状態です。

そうした孤立しがちな人たちに、「誇りある豊かさ」を届けること これは立派な野党の結集軸ではないでしょうか。
「してやってる」福祉ではなくて、「もらって当然、だけど自分たちも関わる」そんな福祉。
「給料や労働環境を補償される、だけど中小企業が大企業に勝つために協力する」そんな労働政策。

持っている潜在的なポテンシャルを発揮することで豊かになる。
得られた豊かさは、正当に配分する。

これが、今や先進国と言うのもおこがましいほどに、経済的に後退してしまった日本で必要な政策ではないのでしょうか。

良い仕事と、まずまずの収入と、不安のないセーフティーネット、これが具体的に数字をあげて現実的に政策になれば、そして、その政策に野党が本気で結集すれば、政権交代なんて転がり込んでくるでしょう。

沖縄に学び 「誇りある豊かさ」 に全野党が結集することが、沖縄を守ることににもつながると思うのです。



その上で、本気で結集するためにも、野党間や野党と市民の間でも、真剣が議論が必要でしょう。

これまでのような、お互いの違いには「触れない」ようにして、どうにか維持してきた共闘では、安倍独裁との熾烈な戦いに耐えることはできないように感じます。
お互いの違いをちゃんと認識して、「なるほど、ここはこう考えてるのね。私は違うけど、貴方の考え方は分かった。」という進め方をしないと、すぐに感情的な対立を生じて、国民に見透かされることになります。

その意味で、私の地元でおきた件については、決して感情的にならないように注意しつつ、批判をしておきたいと思います。
これは、私の意見が絶対正しい!と言い張っているのではなく、このような考えも少なくないはずだ、という視点で見ていただきたい。

来年の参院選について、立憲民主党がこのような発表をしました。

立憲 弁護士の亀石倫子氏擁立へ 参院大阪選挙区
毎日新聞2018年9月28日


大阪は4人区ですから、他地方の方から見れば、ごく当たり前のことに見えるでしょう。
しかし、二つの大きな事情があります。
ひとつは、共産党のたつみコータローさんが現職だということ。
もうひとつは、維新の牙城であり、かつての民主党票はごっそり維新に獲られてしまったということ。

大阪市議会には民主党系の議員はゼロ、府議会にかろうじて1人。
維新は自民党から分裂してできたと考えている人が多いでしょうが、票の動きで見ると、全盛期の民主党の票を、根こそぎ持って行ったというのが実態です。

大阪は、他の選挙区とは、まったく事情が違うのです。
この数年の選挙結果を見ても、自公、維新、野党 の三つどもえの選挙では、ほぼ例外なく 2:2:1の票割りになります。
維新に勝った選挙は、ほとんどが自公と野党の共闘です。

2016年の参院選では、自民1、公明1、維新2、民進1、共産1 が出馬し、野党は共倒れし、自公と維新2という結果を許しました。
このときも、一本化すべきではないかという議論は、関係者の中で激論があったようですが、この時点ではまだ2:2:1がはっきり出ていなかったことと、民進の現職より共産の新人のほうが票を取りそうだという下馬評が強く、結局一本化にはならずに最悪の結果となりました。

今度は、2年前の教訓があるのです。
その後の、数多くの数字があるのです。
ここまで私が書いてきたような 本気の野党共闘をやって、全国的には自公を追い詰めたとしても、大阪は状況が違うのです。

全国的には票数は自公と野党は拮抗しています。
ただ、野党が分裂し自滅しているだけです。
しかし大阪は、どうあがいても2割しか取れていないのです。
恥をさらすようですが、それが維新の牙城という意味です。

たしかに、昨年の総選挙では立憲は大阪の比例票が48万6千票をとっていますから、出そうと考えるのは当然と言えば当然です。
しかし、共産の現職がいるのです。たつみさんも 2013年に46万8千票とっています。「どけどけ」と言えるような関係ではまったくありません。まして、立憲の支持率は、あの時の1/3近くに縮小しているのですから。

素人の私でも、基本的な数字を見れば、大阪の事情は理解できるのに、なんでこんな無理筋を通そうとするのか、私には理解できません。
機会を見付けて、立憲の方からなぜなのかをお聞きしようと思っていますが、おそらく「複数区なので当然」という答えが返ってきそうな気はします。

蛇足ながら、これは亀石さんの資質とはまったく関係ありません。私は直接は存じ上げませんが、きっと素晴らしい方なのだろうと思います。でも、それは今書いたこととは、全然別の話です。



各地方で、様々な事情や問題があると思います。

見て見ぬフリをせず、でも感情的な対立にせず、結論を急がず、議論をしていくことだと思います。

中央で党首同士が手をつなぐことばかりではなく、そうしたことの積み重ねが、野党共闘の下地になっていくのです。

デニーさんの勝利を本当の勝利にするために、沖縄を孤立させないために。

最後に、三春充希(はる)さんの選挙分析を引用します。

玉城デニー氏、史上最多得票で勝利 沖縄県知事選の得票分析
みらい選挙プロジェクト情勢分析ノート 2018/10/01


最後に、今回の選挙のデータではありませんが、一つ世論調査を紹介させてください。これはNHKが沖縄県民を対象に行ってきたものです。1987年の調査以降、「理解している」は減少の一途をたどっており、直近では過去の調査で最低となっています。
この衝撃的な世論調査について、沖縄の民意について、私たちはもっと考える必要があるのではないでしょうか。

(引用以上)

衝撃的なグラフは、元記事でご覧下さい。



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2018-09-28(Fri)

SNSを使ってデニー票を!

昨日、ああいう記事を書いたとたんに、地元で真っ黒なニュースを顔面にたたきつけられて、目の前がくらくらしています。
沖縄の選挙が終わるまで、中身については書きません。
それにしても、せめて9月30日の夜まで待てなかったのか・・・

足下でこんなこと起きてるのに、デニーさんたちに「ガンバレ」なんて言うのは、自分の無力と無責任を痛感してしまってとても心が痛いのですが、それでもやはり書かずにはいられません。

明日は台風直撃で街頭活動はできないとのことで、つい先ほどおそらく最後になる街頭演説をされました。


デニーさん本人の発言は、24分頃からです。

台風ど真ん中になる今夜から明日は、沖縄ではネットやテレビで情報を見る人が増えると思います。
そして予報では、投票日30日の午後には暴風圏を抜けそうです。

今、遠くからできることは、さきま候補をゆるく推しているとか、まだ迷っている人に、デニーさんの政策や生の声を届けることではないでしょうか。
たとえば、ツイッターの場合、手順は三つです。

<STEP1 デニーさんの情報をフォーローする>

玉城デニー @tamakidenny
玉城デニー選挙チーム  @shimagurumi

玉城デニーさんのいいところをひたすらつぶやくBOT @D21future
玉城デニーの政策をつぶやくBOT(非公式) @TamakiSeisaku
 ※非公式ですが、漫画付きで政策を的確に書いています。激、おすすめです。
村本大輔(ウーマンラッシュアワー) @WRHMURAMOTO
 ※あの村本さんです。独自の視点で熱くデニー推しツイートされてます。

<STEP2 ハッシュタグ>

ハッシュタグとは「#」です。シャープじゃなくて、ツイッターではハッシュタグとよびます。
例えばツイートの中の #玉城デニー をクリックすると、同じハッシュタグを入れたツイートがどっと集まっているので、デニーさんの情報を集中してみることができる という仕組みです。

ただ、目的は迷っている人や さきま候補を推しているひとに、デニーさんの情報を届けることなので、お勧めのハッシュタグは
#沖縄県知事選挙
#沖縄県知事選
#さきまあつし
#さきま淳
#沖縄がいちばん

などです。このあたりが、あちら陣営の方々が使っているハッシュタグだからです。
こちらの用語をはりつけても、こちらの人しか見ません。
タグの前後には空白をひとつ入れて下さいね。

<STEP3 引用リツイートで拡散!>

引用リツイート で 上記のハッシュタグと自分の言葉をちょこっと書いて 拡散しましょう。
だいたい こんな感じです


引用リツイートというのは、公式のツイッターアプリの場合、リツイートボタンを押すと、自分のコメントを書き込めるようになっています、あれです。あのコメント欄に ハッシュタグと自分の言葉を書くのです。

自分のフォロアーは少なくても、ハッシュタグをつけることで、狙った人たちに見てもらうことができます。
わずかかもしれませんが、一人でも、「そうかあ、デニーさんて基地問題ばかりじゃないんだね。いいかも。」って思ってもらえたら大成果じゃないですか。

くれぐれも、迷っている人や、さきま候補を推している人を罵倒したり、命令口調だったり、そういうトンデモナイことはしないでください。大丈夫だとは思いますが。

それと、ネトウヨに絡まれるリスクもありますが、そういう類いは相手にせず、無言でブロックあるのみです。

沖縄から発信されたデニーさんの声を、全国から、いや全世界から木霊のように 沖縄の反対側に返しましょう。


その他のSNSはこちらです

■ホームページ
ひやみかちうまんちゅの会 https://hiyamikachiumanchu.com
 ※政策などなど 詳しいです

デニーさん個人HP http://tamakidenny2018.com
 ※デニーさんのインタビュー動画がたくさんあります

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この辺のSNSは私は得意じゃないので、みなさん工夫して使って下さい。

ポイントは、デニー推しの輪から飛び出して、迷っている人や、さきま推しの人の輪に突撃するということです。

ではでは、あと26時間ほど、できることをやりましょう。



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2018-09-27(Thu)

沖縄県知事選挙 玉城デニーさん勝利のために本土の私たちがやるべきこと

沖縄県知事選挙、最大の争点は辺野古の新基地を拒否するのか容認するのかであることは間違いありませんが、勝負が決まるのはどうやらそこではなさそうです。

なぜなら、辺野古には反対という県民の意思表示は、かなり明確だからです。
この間の県内の世論調査でも

20180927-1.jpg
(琉球新報 2018.9.19)

にもかかわらず、反対のデニーさんと容認のさきまさんが互角で競っているということは、勝敗を決する争点は辺野古ではないということです。

さきまさんは辺野古については明言はしていませんが、そんなことは子どもでもだまされません。「辺野古には反対だけど、選挙ではさきまさん」と言う人だって、さきまさんが容認派だということは百も承知でしょう。

腐った魚に新聞紙をかぶせても、まったく隠すことができないのと一緒です。

では、どこが争点か。
それは、「政府のイジメを受けてもがんばる」 か 「もうこれ以上イジメは受けたくない」 かだろうと思います。

辺野古の新基地を押しつけること自体が「イジメ」であることはもちろんですが、そのイジメを拒否すると、もっと陰惨なイジメが待っている。さあどうする。。。。 というのが、今沖縄が迫られている選択です。

この漫画は、見事に現状を映していると思います。
ランドセルを一つ返す代わりに、もっと重いのを押しつけられる。それをイヤだという言うと、殴られたり蹴られたり財布をとられたりする。


それでも、「イヤだ」と言うのか、これ以上殴られたくないから「すごくイヤだけど、いいよ」と言うのか。
これが、沖縄県知事選挙で、県民に問われていることです。

何という残酷な選挙なのでしょう。
そして、これが虚構でも思い込みでもないことは、4年間の翁長県政にたいして、安倍政権が何をやってきたかを見れば明らかです。

2014年、名護市長選挙、沖縄県知事選挙、衆議院選挙、そのすべてで辺野古反対を明確にした候補が大差で勝利することで、沖縄はその意思をこれ以上ない形で表明しました。

それに対して、安倍政権がやってきたことは、ここでは繰り返しません。
会わない、聞かない、問答無用、工事強行、不当裁判、そして予算削減。

自分の住んでいるところで、こんなことが起きたと想像してみてください。
どこでもいいのですが、例えば宮城県の松島や、静岡県の三保の松原をいきなり埋め立てて米軍の空港を作ると言われ、問答無用で工事を強行され、知事がそれに反対すると予算を15%も削られる。
そんなことを想像してみてください。

押しつけられる立場の人で、そんなことを喜んで受け入れる人は、自民党支持者だろうが創価学会の信者だろうがいるわけがありません。
にもかかわらず、少なくない人たちが「受け入れる」候補に投票するのは、受け入れないともっと酷い目に会わされる、と考えてるからです。

酷い目を突き詰めれば、二つのことに行き着くと思います。
一つは、何をやってもどんな手段をとっても、工事を強行されると言うこと。
もう一つは、一括交付金をガンガン削減されること。

工事の強行は翁長知事の「埋立承認撤回」」の決断により、一時的に止めることはできたけれども、裁判所までも支配下におく安倍政権はいずれ翁長知事の命がけの決断を足蹴にすることでしょう。

これを止められるのは、ただひとつ、政権交代しかありません。
どう考えても、それ以外に考えられません。

しかし、もう一つの交付金の削減は、手があるかもしれません。
翁長知事になって、一括交付金は3500億から3000億に減らされました。
本当に酷い安倍政権の仕打ちです。ただ、別の見方をすれば500億の交付金以上の経済効果を作り出せれば、このイジメは効き目を消すことができます。

玉城デニーさんが提起しているのは、ここなのだと思います。
絶好調の観光産業に、一次産業、二次産業をからめて総合的な経済発展を目指しています。


さらに、これまでイジメられてきたからこそ、そこからの回復は伸びしろが大きいのだと指摘します。


デニーさんたちの描く未来には、決して絵に描いた餅ではない、リアルな夢があります。
手のとることのできる明日があります。

本土に生まれ育ち、今も大阪で暮らしている、沖縄にルーツもない私があーだーだと言うことに批判もあるかもしれませんが、第三者だからこそ、冷静に分析してみたいと思うのです。
そして、デニーさんの方針には沖縄県民の暮らしを発展させる確かな根拠があると考えられる、そう確信を持てます。

あとは、本土の問題です。
本土の私たちが、政権交代をなし遂げ、およそ同じ人間とは思えないほどの極悪無比な安倍政権を止めることができるかどうかです。

これまで必ずどこかが欠けていた野党共闘が、デニーさん応援では初めて足並みをそろえたことは、とにもかくにも大事な一歩です。
この動きを、本土での政権交代に向けた大きな力につなげていかなければ、それは沖縄を見捨てることに他なりません。

独裁政治を貫徹する覚悟を決めている安倍政権にも、アキレス腱はあります。それは、見せかけだけでも「民主主義」の仮面をかぶらなければならないと言うことです。
そのアキレス腱を突く手段は、唯一、野党が一団となって政権交代を目指すことです。

残念ながら、唯一の手段である政権交代を、野党の一部の皆さんはビビってしまって尻込みしています。
しかし、安倍政権は国民が少々何を言おうが一切聞こうとはしませんが、野党は非常に敏感です。良くも悪しくも有権者の顔色をうかがっているのです。
ですから、国民のとるべき作戦は、直接に安倍政権を責めることよりも、アキレス腱を突くための野党を本気にさせることです。
口だけ勇ましいことを言っても、いざ選挙になると分裂して政権交代を失速させるようなことを、絶対にさせないことです。

オール沖縄に学べ ではなく、オール沖縄を孤立させないために、まず、本土の野党がまとまって、盤石に見える安倍政権のアキレス腱を蹴飛ばすのです。
今、県知事選で厳しい選択を迫られている沖縄を見つめながら、本土の私たちはそのことを強く心に誓うべきではないでしょうか。
そう思っている人間は、決して少なくないと、私は信じています。


安倍政権の暴風にも、本物の台風にも負けず、玉城デニーさんが勝利することを、心の底から祈念します。


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2018-09-20(Thu)

玉城デニーを激励する会@近畿 全野党が参加して大盛況!

翁長知事の志を継いで沖縄県知事選挙をたたかっている玉城デニーさんを応援しようと、関西でも9月17日に政治資金パーティーが開かれました。

予想を超える大盛況で、それなりに使い手のある金額をデニーさん陣営に送ることができました。
従来の2万円のパー券を団体に引き受けてもらう式ではなく、5000円の会費で、買ってくれた人の8割くらいが実際に参加するという市民参加型の政治資金パーティーでした。
それだけに、会場費も飲食費もギリギリに切り詰めたので、満員電車なみの混み具合で、お腹を満たすことはできなかっただろうと思いますが、大正区の沖縄料理屋さんに仕出しをしてもらった料理は大変美味しかったと好評でした。

そして何よりも、このパーティーでは、野党7党が全員顔をそろえてくれた ということが画期的だったと思います。
東京や岩手での沖縄支援の共同街宣では、なぜか全党は揃っていませんでしたが、今回は
立憲民主、国民民主、共産党、社民党、自由党、新社会党、緑の党 ぜんぶ参加してくれました。
とくに、国民民主が決断してくれたのは大きかったと思っています。

20180920-1.jpg
(これは最後のガンバロー。ここには写っていませんが、ちゃんと全党おられましたよ。)

ちょっと残念だったのは、全野党そろっての共同記者会見はできなかったということです。
マスメディアも来ていなかったようで、メディアを通じて沖縄に「関西でも全野党がそろって応援している」という姿を伝えることができませんでした。
正直言って、まだまだ全野党がそろって何かをするというのは、薄氷を踏むような歩みだと言うことです。

とはいえ、とにもかくにも、これが「沖縄だけに安倍の暴風を押しつけてはいけない」という野党協力の一歩になったことは間違いないので、良しとしましょう。

さあ、9月30日まで あと10日になりました。

できることを精一杯やりましょう

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2018-09-13(Thu)

玉城デニーさんが「勝てるかもしれない」沖縄県知事選挙

いよいよ本日13日 沖縄県知事選挙が始まりました!!

まずは、玉城デニーさんのメッセージを


(3分30秒)

ぜひ皆さんにフォローしていただきたいのは

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また、公式サイトではないですが、こちらの方々もホットな情報を提供してくれています
渡瀬夏彦 @natsuhikowatase
大袈裟太郎(おだやか太郎) @oogesatarou
仁尾淳史(note始めました) @atsushi_mic


大阪でも、支援がはじまっています。

故翁長知事の志を継ぐ 玉城デニーさんを激励する会

9月17日(祝) 14:00~ PLP会館(JR天満駅・地下鉄扇町駅徒歩5分)  

会 費:5000円 ※政治資金規正法に規定する政治資金パーティーです。 
要予約:玉城デニーを励ます会・近畿
 メール d21kinki@yahoo.co.jp FAX 06-6562-6905
 ※お名前・人数をお送り下さい。
主 催:平和・誇りある豊かさを!ひやみかち うまんちゅの会

日朝国交正常化と東アジアの平和を!9.18キャンドル集会

9月18日(火) 18時半~エルシアター(エルおおさか) 
(京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300ml)
500円(大学生300円 介護者・高校生以下無料)
講師:浅井基文さん  纐纈 厚さん
歌:川口真由美さん 

★緊急企画★
オール大阪野党5党の揃い踏みで
沖縄県知事選玉城デニー候補予定者の勝利をめざす決起集会

主 催:キャンドル集会実行委員会
連絡先:戦争をさせない1000人委員会 ℡.06-6351-0793 
    戦争あかん!ロックアクション
(市民共同オフィスSORA気付) ℡.06-7777-4935
   ヨンデネット大阪 yondenetosaka@gmail.com


ところで、「なんで 『勝てるかもしれない』 なんて弱気なこと言うんだ?!」と思われたかもしれません。
でも、選挙の肝心要(カンジンカナメ)は 「勝てるかもしれない」 だと思うのです。

「絶対勝てる」 では油断してしまいますし、(国政選挙のように)「勝てそうにない」では、うっすら応援している人でも諦めて投票に行ってくれません。

デニーさんは、今まさに「勝てるかもしれない」ポジションにいます。
そのことを、沖縄の有権者のみなさんに認識してもらうこと、これが決定的に重要だと思います。

自民党や公明党や維新は、ネトウヨからマスコミまでを総動員して、「デニー候補が有利」というデマ情報を流しています。
みさなん、嬉しくなってこんなデマを拡散しないように注意して下さい。

ただしくは 「デニーさんは勝てるかもしれない」 です。

そしてそれを →「勝てそうだ」 →「勝つ」 →「勝った」 に進化させるのは、沖縄のみならず、全国の声と行動です。

全国ですよ。

沖縄を孤立させずに、このところ連戦連敗の本土でも、ついに動き出したよ という姿を見せることです。

関西以外でも、たぶん様々な取り組みがあると思います。
また、カンパ(献金)という方法もあります。

とにもかくにも、あと15日です。

全国津々浦々のみなさまが 目、耳、口、手足、お財布などなど、お得意な分野を活用して応援いただくことを、切に切にお願いします!!!



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2018-08-25(Sat)

あえて火中の栗を拾う 玉木雄一郎の発言について

国民党の代表選をめぐって、玉木候補の発言が炎上しています。

「申し訳ないがまずは共産党は除いて」国民民主・玉木氏
2018年8月23日 朝日


国民民主党・玉木雄一郎共同代表(発言録)

 国民民主党代表選が終わったら(参院選に向けた野党)総合選対を、申し訳ないがまずは共産党は除いて立ち上げて、完全な事前調整をして候補者を立てる。共産とは事後交渉の中でご理解をいただきながら、野党全体として少しでも議席を増やすよう(共産候補の擁立撤回を)判断いただくことも必要だ。

 共産が唯一見ているのは立憲民主党だ。立憲との関係があれほど衆院でも密になっているにもかかわらず、これほど共産が(候補者を)立てているのは、場合によっては、昨年の衆院選から比べると共産はすでに戦略を変えてきているのではないか。立憲とも、実は協力をしないことにかじを切る可能性もある。(23日、ネット討論会で)

(引用以上)

言うまでもなく、「申し訳ないが共産党は除いて」の部分に、リベラル諸氏が猛烈に反発、批判、罵倒の限りを尽くしているようです。
私も、この見出しを見たときは、なんちゅうこと言うんや!と びっくりしました。
「自分の発言が、どう捕らえられるのか」 と反芻してから発言する習慣がないのでしょうか?
もしそうだとしたら、政治家としては困ったものです。

ただ、私は、罵詈雑言を浴びせるリベラル諸氏と同じ意味で批判しているのではありません。
神経を逆なでする文言をとりあえずスルーして、発言の中身だけを判読してみれば、間違ったことは言っていないからです。

ああ、これでまたこのブログの読者さんが減るのかあ と思いつつ あえて火中の栗を拾うつもりで 続きを書きます。

理由はみっつあります。

ひとつめは、マスメディアとリベラル諸氏は 「共産党排除!」という意味に解して批判しているのですが、肝心の共産党からはなんの反応もないということです。少なくとも、私の見る限りでは共産党の赤旗や国会議員は、まったく玉木氏のこの不届きな発言に言及はありません。

ふたつめ、事前調整だろうが事後調整だろうが、共産党以外の野党の腹の中は 「共産候補の擁立撤回を判断いただく」には違いがない、ということです。
現実的に、野党統一候補として共産党候補を立てるということは、どの党も考えていません。

おそらく、共産党自身がそれは承知しているはずですが、問題は如何にして共産党の面子を潰さずに、共産党が比例票を集めやすい形で調整を行うかということです。
共同選対を組んでおいて、「ウチの候補はゼロです」と共産党自身に言わせるのでしょうか。
全国の共産党員にむかって、党本部が「調整の結果ゼロでした」と言わせるのですか?
それが、どんなに共産党にとって酷なことで、ダメージが大きいか、想像できますか?

実際の選挙運動になれば、共産党の活動量は他を圧倒します。
にもかかわらず、候補はゼロ。
はじめからそれがわかっていて、やる気になれますか?

お互いに予定候補を立てながら、ギリギリの選択で共産が譲り、他党候補が共産候補に大いに感謝することで、共産党の太っ腹も示され、大義が立つというものでしょう。
私は、昨年総選挙の大阪9区で、まさにその光景を目撃しました。

そしてみっつめ。共産以外の党から共産党への感謝も敬意もないということです。
とくに、立憲民主党は、候補を下ろしてもらったという意味でも、選挙運動を担ってもらったという意味でも、共産党のおかげで当選できた候補がたくさんいるはずです。
本来なら、自民党が公明党に頭が上がらないのと同じような関係なのですが、およそそういう気配は感じられません。
共産党から求められている相互推薦に関しても、黙殺したままです。

私の住んでいる大阪では、参院は4人区とはいえ票数では自民と維新に野党は圧倒されていて、最近は2:2:1の票数がほとんど固定化されてしまっています。
野党の現職は共産党のたつみコータロー議員であり、この一議席を死守するのが当然かと思いきや、なんと立憲は候補を立てるのだそうです。いくら複数区とは言え、あまりに非現実的な方針です。
立憲の比例票を集めるために、共産の現職を共倒れで落とすという意味にしか私には見えません。
(一人区で共産党をおろすためのバーターなのかもしれませんが、もしそうだとしてもその程度の信頼関係しかないということです。)

共産党は立憲に支持層を切り崩されている危機感があり、立憲は相互関係ではなくオイシイとこ取りを続けたい。
そんな煮詰まった関係である以上、事前調整が難航するのは目に見えています。
このへんが、玉木発言の後半部分です。

結論は、1人区は共産党におりてもらい、なおかつ選挙協力はしてもらう、という虫のいい話なのです。
これは、どの経路をたどっても、変わりません。
玉木発言に激怒している諸姉諸兄も、最後のイメージは同じでしょう。
その意味では、関係者だけの席での発言ならば、玉木氏の発言はごく普通のことを言っているだけです。
ただ、その虫のいい話を、玉木氏が無神経にメディアに公言してしまったので、あわてて激怒しているのではないか、とも見えるのです。



とは言え、玉木氏の発言は、あまりに無神経で不用意であったことは確かです。
なんでこのタイミングでやらかすかなあ とイラッときたのは間違いありません。

このタイミングとは、言うまでもなく 沖縄県知事選挙が目前に迫っているということです。

沖縄県知事選 態勢構築へ動き加速 佐喜真氏 維新に推薦願い 玉城氏 小沢氏が情勢確認
2018年8月25日 琉球新報

 県政与党の候補者選考を進めてきた「調整会議」から出馬要請を受けた玉城氏は、所属する自由党の小沢一郎代表が24日、情勢把握のため急きょ沖縄入りした。小沢氏は呉屋守将金秀グループ会長、調整会議の正副議長と新里米吉県議会議長、大城紀夫連合沖縄会長らと面談し、沖縄の政治情勢や選挙戦の取り組み方について意見を交わした。

 小沢氏は記者団に「非常に熱心に誠意を持ってデニー君を推していることは確認できた。国政の政治上の問題が懸かった選挙であり、中央の政党にもきちんとした決定をしてもらわないといけない」と述べ、選挙支援の態勢を判断した上で玉城氏の出馬について党の結論を出すとした。

 一方で翁長県政の継承を取り巻く環境について「非常に厳しい戦いになる。市町村選挙の状況もあるし、何よりも政府与党が死にものぐるいの選挙戦を繰り広げる。単にムードだけでは勝てないという認識は皆さんも持っていると思う」と引き締めを図った。

(引用以上)

まさに そういうことです。

沖縄の選挙であっても、これは安倍政権が総がかりで沖縄に侵攻するのに対して、どれだけ日本中が束になってたたかえるかと言う選挙戦です。

沖縄を孤立させてしまえば、凶暴でありかつ札束を振り回す安倍政権の猛攻に、沖縄の人たちも諦めが広がってしまうかもしれません。
本土の私たちにできるのは、「本土もまとまって真剣にオール沖縄を応援している」という姿勢を届けることです。
次の国政選挙では、これまでのように安倍の好き放題にはさせないよと、「野党が勝てるかもしれない」リアリティを見せることです。

そんなタイミングで、玉木氏が無神経な発言をし、それをマスコミが「それいけ」とばかりに取り上げて、リベラル諸氏が国民党攻撃に血道を上げる。
もう、やめてくれ!!! と叫びたい気持ちです。
冷静な相互批判ができずに、感情的にぶったたくのでは、ネトウヨと同じじゃないですか。

自分と違う意見だからこそ、あんまり感情的にならずに慎重に検討するという作法を、日本のリベラリズムの中にもぜひ取り入れてください。
衷心よりお願いする次第です。

追伸: 本記事の主旨は、共産党を含む共同選対を形成することに反対しているわけではありません。もし共産党が、共産党にとっては茨の道を選択するのであれば、その決断に敬意を表します。

追伸2:共産党に対するリスペクトが欠けているのは立憲だけではありません。そもそも、玉木氏がこんな台詞を言ってしまうのは、共産党に対する配慮がすっぽり欠落しているせいですから。

追伸3:立憲や国民は、沖縄では影響ないでしょ というご意見は間違っています。昨年総選挙での比例票、立憲9.5万、希望8.4万であり、共産7.6万、社民7.1万よりはるかに多いのです。




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2018-08-20(Mon)

沖縄県知事選 玉城デニー氏出馬へ (沖縄タイムス)

急転直下、翁長さんの遺言でこういうことになってきたようです。

沖縄県知事選:玉城デニー氏出馬へ 翁長氏の意志受け、環境整備前提に
2018年8月20日 沖縄タイムス


 9月30日投開票の沖縄知事選に、自由党幹事長で衆院議員の玉城デニー氏(58)が出馬する方向で最終調整に入ったことが19日、分かった。4年前に翁長雄志知事誕生の原動力となったオール沖縄体制が構築されれば、出馬に踏み切る構えだ。知事選には前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が自民党などの保守系候補として立候補を表明しており、県内最大の政治決戦は両氏一騎打ちの構図となる公算が大きくなった。
(引用以上)

私たち関西の自由党界隈も、一段ギアをあげなくてはなりません。

デニーさんには、これまで何度も大阪にも来ていただいたことがあります。
パッと見た印象は、明るい方です。
そして、お話しを聞いて思うのは、デニーさんは深い ということです。
深みをもった、引きつける魅力のある人です。

2015年5月に、私ども生活フォーラム関西が主催した講演会の記録が残っています。

「イデオロギーよりアイデンティティー」 玉城デニー講演会レポート

フルバージョンの動画もありますので、これまでじっくりとデニーさんのお話を聞いたことのない方もある方も、ぜひご覧になってみて下さい。

※デニーさんが議員を辞めたら自由党はなくなっちゃうの?というご心配の声をお聞きしますが、現職6人なのでまだ大丈夫のはずです。それに、野党共闘のためならば党として選挙に出るのをやめちゃうくらい「滅私奉公」な党なので、ご心配には及ばないかと思います。

※生活フォーラム関西は、随時会員募集中です!



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