反戦な家づくり


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太陽光発電の怪
2009/08/18 15:27

20年度の第二次補正予算から21年度予算、21年度補正予算、あわせていくらの税金が太陽光発電に注がれているのか。

少しばかり調べてみたけれども、正確なところはわからない。
いくつもの省庁に分割されているので、全体像がつかめない

財務省のホームページをにらんでも、見る資料によってまとめ方が違うので、どれがどれやらわからない。
意図的にわからないように作っているとしか思えない。
いかに、国民に正確な情報を伝えないか が官僚組織の命題なのだろう。

わかる限りでは、

21年度予算(20年度補正含む)
 住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金 270億円
 新エネルギー等導入加速化支援事業 200億円
 ナノテク、蓄電池、太陽電池等の先進的研究開発拠点の整備 310億円
 革新的太陽光発電、水素貯蔵等の分野における国際共同研究開発 20億円
  合計 800億円

21年度補正予算
 太陽光発電 エネ特会 536億円
 学校耐震化、太陽光パネルをはじめとしたエコ改修 2,794億円
  合計3、330億円

ただし、学校の分は耐震工事とごちゃ混ぜになっているので、正確な数字はわからない。
耐震化工事と太陽光発電を、同列に並べてどっちにいくらの予算を配分するのかわからない、ということからして、メチャクチャである。

それ以外に、21年度補正予算では、各省庁の建物に太陽光発電を設置するという

裁判所 308億
警察庁 363億
少年院 1114億
外務省 8500億
日本語国際センター 1991億
海外普及 1972億
独立行政法人国際協力機構 36億
太平洋諸島フォーラム等 460億
在外公館 95億
高速道路(調査) 36億
 合計 1兆4875億円

さらに、

住宅用補助金  1401億円

ということで、少なくとも2兆円以上の税金(国債)が、太陽光発電に注ぎ込まれている。
実収入40兆円くらいのうち、5%が太陽光発電につぎ込まれているという異常さは、やはり目を引く。

日本の太陽電池メーカーではシャープが45%でダントツ。それに三洋と京セラときて、三菱が続く。
昭和シェルは計画通り増産すると2年後には2位になるそうだ。
それ以外もあるが、これらのメーカーでほとんどのシェアを占めている。

ところで、太陽電池にはEPTという数字がついて回る。
エネルギー ペイバック タイム である。
何年で、製造時のエネルギーを回収できるか。

最近は2年ちょっとで回収できて、それ以降は純粋にクリーンエネルギーだという話になっている。
どのメーカーも、産総研やNEDOなどの公的研究機関も、口をそろえる。

ところが、では投入エネルギーがいくらだったのかという明細については、公開されていない。
自信を持って2年少々というからには、その根拠の数字を示すべきだろう。

どうも臭いなあと思い、あれこれ調べていると、こんな記事が

「多結晶シリコンへの集中投資で活路を求める中国の太陽光産業」
NEDO海外レポート NO.1015, 2008.1.23 


 現状において、生産過程における排ガス回収技術を含む多結晶シリコンの高純度化に関するコア技術は、日本、米国、欧州等先進国の限られた企業のみが有するものとなっている。
 このため、効率的な生産プロセスの技術を有していない中国企業では、1 トン当たりの高純度な多結晶を生産するためのエネルギー消費原単位は、日本等先進国に比較し、約2倍に相当する300kWh 程度と言われる。中国では多結晶シリコン電池を1MW 生産する場合、30t 以上の多結晶シリコンが利用され、その電気使用量は1000 万kWh に達するという試算結果が得られた。
 よって、中国で生産される多結晶シリコン太陽電池は寿命が10 年以下の場合、発生する電気量はすべて太陽電池の生産過程における電力消費量と相殺されることになる。


中国では生産効率が日本の半分で、原料シリコンの分のエネルギーの元を取るのに10年というのだ。
ということは、日本製がエネルギーの元を取るのには、5年かかると言うことではないのか??
どうもオカシイ。もっと調べてみよう。

この論文は、EPTが2年だと主張するNEDOのものだ。
これによれば、中国製の多結晶シリコンの太陽電池は、シリコンの使用量にして1Wあたり30g、投入電力にすると 1Wあたり10kWhということになる。

これに対して、国産はどうか。

こちらの論文によれば、国産の太陽電池はシリコンを1Wあたり10〜12g使うそうだから、シリコンの使用量が3分の1だ。
そのシリコンの製造エネルギーが半分だから、ざっと太陽電池そのものの投入エネルギーは、

国産:中国製 = 1:6 ということになる

(元を取るのに中国で10年ならば日本で1.7年という計算だが、これは原料シリコンの分しか考えていないから、そのままEPTではない。)

ところが、

三菱太陽光発電システム 

これによれば、3kWのシステムの製造に投入したエネルギーは2483kWhだという。
1Wあたり 0.83kWhとなり、なんと、中国製の12分の1である。

同じサイトにある住友林業の製品にいたっては、1Wあたり0.4kWhということになっている。
中国製の25分の1ということだ。ホンマカイナ!

投入エネルギーの比較だから、発電効率は関係ない。
多結晶型での比較だから、薄型などでシリコンの量を減らしたとかも関係ない。


少なくとも2兆円の税金を投じる太陽光発電。
なにやらインチキの臭いがプンプンしてきた。


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