2011-06-02(Thu)
この節目の日 (だったのに ガクリ)
あと数時間で、内閣不信任がなされるかどうか、決まる。
権力の飼い犬である記者クラブメディアは、こぞって「政局より復興」と言いたてている。
もし不信任になったときの、やけっぱち解散による責任は、すべて小沢氏らにあるかのように言う。
しかし、解散の権限は、ひとり内閣総理大臣のものだ。
菅直人らが粛々と身を退き、速やかな引き継ぎを行えば、何も問題はない。
ウソとだましと傲慢で固めた菅内閣が崩壊すれば、少しの空白は充分に補うことができよう。
ただ、気になるのは、自民や公明がどのような腹づもりで不信任案を出したのか ということだ。
おそらく、彼らは通らないと読んで不信任案をだしたはずだ。
小沢グループを孤立させ、離党させるという戦略だろう。
だから、通るかもしれないという状況に、自民公明のほうが焦っている。
最悪の場合は、自民公明の議員による造反=棄権ということも考えられる。
小沢氏らは、現実的な方策として、自民公明が提出する不信任しか、状況を打開する策がないと判断し、敵の戦術を逆手に取る決断をした。
なぜ自公は「通らないから出した」と判断するか。
通っても自公にメリットがないからだ。
もし、民主党の小沢グループのほぼ全員と、鳩山グループの半分が賛成し、不信任が可決されたとする。
小沢氏らは、どうするだろうか。民主党を離党し、新党を作って自民公明と連立内閣をつくるだろうか。
おそらく、そんなことはしない。
民主党にとどまり、両院議委員総会を開催させ、新しい民主党中心の内閣の成立を目指すだろう。
もちろん、その際に除名になるという可能性もある。
しかし、80名もの衆議院議員を除名すると、民主党は220名余りになり、過半数を割り込んでしまう。
だから、もし除名するとしても小沢氏や鳩山氏など、主立ったメンバーに限られるだろう。
小沢氏らは、それは覚悟のに違いない。
そのうえで、ギリギリの攻防を挑む。
もし、僅差で否決された場合。
これも全員除名できないのは、同じこと。
可決の場合よりも苦しいが、基本的には同じ戦略で進むと思われる。
もし、大差で否決された場合。つまり、「造反」が30名程度にとどまった場合。
除名しても絶対安定多数の269議席を残せる35人程度までは、ばっさり除名されるだろう。
このケースの場合のみ、小沢氏らが新党結成するという可能性がある。
というか、否応なくそうならざるを得ない。
もちろん、30名ほどの小沢新党と組んでも、自公に直接のメリットはない。
民主党は変わらずに安定多数を維持しているのだから、政権が取れるわけでもない。
ただ、小沢グループ切り捨てというシナリオになった場合、中長期的には自公に有利な展開であり、なおかつ、小沢排除という自公菅に共通の、というか、忠誠を誓うボスからの指令に沿った結果と言うことになる。
残念なことに、現代の日本を見るときに、いわゆるジャパンハンドラーズ(知日派)といわれるアメリカ勢力の意向を抜きに考えることはできない。
これまで、どんな無茶苦茶をしても、なんとしても排除しようとしてきた小沢氏を利するようなことを、アメリカに忠誠を誓う自民党がするわけがない。許してもらえるわけがない。
と、ここまで書いて、鳩山、原口の裏切り判明。
バカらしくなったので、今日はおしまい!
飛行機は飛び始めたら絶対にブレーキをかけちゃいけない。
蜂起は、一度はじめたら中途半端にやめちゃいけない。
ボロ負けするだけでなく、心が折れるから。
権力の飼い犬である記者クラブメディアは、こぞって「政局より復興」と言いたてている。
もし不信任になったときの、やけっぱち解散による責任は、すべて小沢氏らにあるかのように言う。
しかし、解散の権限は、ひとり内閣総理大臣のものだ。
菅直人らが粛々と身を退き、速やかな引き継ぎを行えば、何も問題はない。
ウソとだましと傲慢で固めた菅内閣が崩壊すれば、少しの空白は充分に補うことができよう。
ただ、気になるのは、自民や公明がどのような腹づもりで不信任案を出したのか ということだ。
おそらく、彼らは通らないと読んで不信任案をだしたはずだ。
小沢グループを孤立させ、離党させるという戦略だろう。
だから、通るかもしれないという状況に、自民公明のほうが焦っている。
最悪の場合は、自民公明の議員による造反=棄権ということも考えられる。
小沢氏らは、現実的な方策として、自民公明が提出する不信任しか、状況を打開する策がないと判断し、敵の戦術を逆手に取る決断をした。
なぜ自公は「通らないから出した」と判断するか。
通っても自公にメリットがないからだ。
もし、民主党の小沢グループのほぼ全員と、鳩山グループの半分が賛成し、不信任が可決されたとする。
小沢氏らは、どうするだろうか。民主党を離党し、新党を作って自民公明と連立内閣をつくるだろうか。
おそらく、そんなことはしない。
民主党にとどまり、両院議委員総会を開催させ、新しい民主党中心の内閣の成立を目指すだろう。
もちろん、その際に除名になるという可能性もある。
しかし、80名もの衆議院議員を除名すると、民主党は220名余りになり、過半数を割り込んでしまう。
だから、もし除名するとしても小沢氏や鳩山氏など、主立ったメンバーに限られるだろう。
小沢氏らは、それは覚悟のに違いない。
そのうえで、ギリギリの攻防を挑む。
もし、僅差で否決された場合。
これも全員除名できないのは、同じこと。
可決の場合よりも苦しいが、基本的には同じ戦略で進むと思われる。
もし、大差で否決された場合。つまり、「造反」が30名程度にとどまった場合。
除名しても絶対安定多数の269議席を残せる35人程度までは、ばっさり除名されるだろう。
このケースの場合のみ、小沢氏らが新党結成するという可能性がある。
というか、否応なくそうならざるを得ない。
もちろん、30名ほどの小沢新党と組んでも、自公に直接のメリットはない。
民主党は変わらずに安定多数を維持しているのだから、政権が取れるわけでもない。
ただ、小沢グループ切り捨てというシナリオになった場合、中長期的には自公に有利な展開であり、なおかつ、小沢排除という自公菅に共通の、というか、忠誠を誓うボスからの指令に沿った結果と言うことになる。
残念なことに、現代の日本を見るときに、いわゆるジャパンハンドラーズ(知日派)といわれるアメリカ勢力の意向を抜きに考えることはできない。
これまで、どんな無茶苦茶をしても、なんとしても排除しようとしてきた小沢氏を利するようなことを、アメリカに忠誠を誓う自民党がするわけがない。許してもらえるわけがない。
と、ここまで書いて、鳩山、原口の裏切り判明。
バカらしくなったので、今日はおしまい!
飛行機は飛び始めたら絶対にブレーキをかけちゃいけない。
蜂起は、一度はじめたら中途半端にやめちゃいけない。
ボロ負けするだけでなく、心が折れるから。
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