2007-06-12(Tue)
ブログのチカラ 9条のチカラ
87のブロガーによる、改憲に関する質問作戦は、一応成功したといえるだろう。
たくさんの応援、協力、本当にありがとうございました。
結果は、前のエントリーを見ていただくことにして、ここで、私なりに感想を書いておきたい。
■ブログのチカラ
短期間にこれだけのブロガーが声を合わせることができたこと。これが、まず大きな成果だった。
この点では、だれよりもきっこさんに感謝したい。 きっこさんは、他の86を合わせたよりもはるかに多いアクセスを持ちながら、しかし、一ブロガーとして参加してくれた。 きっこの日記の広報力と共に、この気取らない姿勢が、多くのブロガーを引きつけてくれたのだと思っている。
もちろん、この87ブロガーズは、一期一会というか、今回限りの集まりである。 かつてあったナントカ同盟のようなこととは、全く性格を異にするのは言うまでもない。 これまで、トラックバックピープルのABENDに参加するゆるやかな仲間たちや、UNDER THE SUN の仲間など、どちらかというと「いつもの顔ぶれ」という感じがあったが、今回は、私も初めて出会うブログがたくさんあった。 内容的にも、政治や時事のブログばかりでなく、趣味の世界のブログが多かったのも特徴だろう。
こうした、新たなブログ同志の出会いのきっかけともなったのではないかと、期待している。
ブログは、一人では成長できない生き物だ。 相互関係がからみ合って成長していく、得体の知れないエイリアンのようなところが、ブログの面白さであり強みであると思っている。 こうしたブログのチカラを底上げしていく意味で、少しでもいい機会になっていればうれしい限りだ。
それと、このある意味正体のわからないブロガーズからの呼びかけに、正真正銘の参議院予定候補から、18通も返事が来たというのは、これもやはりブログのチカラとして認識してもいいのではないだろうか。
返事が少ないという意見も多いが、私は、「多かった」と思っている。
どこの馬の骨ともわからない質問状に、よくこれだけ答えてくれたもんだ。 もちろん、きっこさんの威力は無視できないけれども。 今日、きっこの日記に回答の紹介が出たとたんに、あわてて2通ほど遅刻の回答があったことからも、それは間違いない。
それにしても、だ。 きっこさんだって、有名ブロガーという以外には、リアル世界では、まったく正体不明の人物なのだから、やはり、ブログのチカラというものが、国政選挙にとっても無視できないものになってきている ということは、自信をもって確認できるだろう。
■参議院選挙と改憲問題
改憲は、今回の選挙の争点ではないのだから、寝た子を起こすようなことはすべきではない、という意見も多かった。 が、これは はっきりと確認しておきたい。
政権党たる自民党の、選挙公約の第1番は改憲である。
政権党が公約のトップに掲げているのに、争点で無いというのは、ゴマカシでしかない。 そっと静かに公約にして、選挙が終わってから、勝てば官軍で「公約の第一は改憲でした。なんか文句ある??」と言うに決まっている。
公約にして争点でない、という安倍晋三の戦略にまんまと乗っている、今のマスゴミと同じことをしているようでは、ブログというアングラの存在意義がない。
投票する有権者は、憲法をどうしたいのか、を必ず考えて投票する必要があるのだ。 その基礎資料を、なんとか提供したいというのが、今回のプロジェクトの目的だ。
この点は、くどいけれども、何度でも確認しておきたい。
「改憲が公約なのに争点でない」 というのは 安倍晋三の戦略だ。 これにハマってはいけない。
■いただいた回答について
戦争のリアリティーから9条の改憲に反対する意見が多く、これは素直にうれしかった。
米長はるのぶさんの、現場からの迫力は、ぜひとも国会で活かしてほしいと思う。
ちなみに、この方は、天皇に「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と言って、「強制は望ましくない」と逆に諭された米長邦雄が叔父さんであり後援会名誉顧問であるけれども、彼のHPには日の丸は見あたらない。
また、大島九州男さんの、憲法を変える人間は、自らが自衛軍の最前線に立て、という意見に、私も同感である。 決める人間は、いつでも安全地帯にいて、オイシいものを食べている。 決められる人間は、いつも危険のまっただ中に放り込まれ、食うものもなくなる。 この単純、かつ絶対の歴史的教訓を、日本人は忘れかけている。
他方、改憲に賛成の高竹和明さんが言う、「戦争をしないことをルールで決めると、そこで思考停止する」という意見にも、なるほどと思う部分がある。
今が、まさにその状態である。 60年間、戦争をしないことをルールとしてきたが、ほんとうにそのルールを、自分のモノにしてこれたのか。
どんな良いルールでも、それを行使する主体=国民が、それを自分のモノとして、大事なものとして、常に自覚していなければ、有名無実、骨抜きになってしまう。
自衛隊という名前もおかしいほどの軍隊が存在し、自国の安全とは直接関係ない海外にじゃんじゃん出ばっている現状は、とても9条が守られているとは言い難い。
他にも、こうした意見は多かった。 もちろん、現状がダメだから、法律もダメな方に合わせようという暴論は、安倍晋三の十八番であり、泥棒が多いから窃盗を合法にしようと言うに等しい。
しかし、これに相対するには、たんなる幻想としての護憲ではダメだ。
まず何よりも、戦争反対。 そのための9条であり、憲法だ。ということをハッキリさせないと、こうした現状追随型の意見には、対抗できない。
その点では、改憲反対の立場から同じ認識を述べている、大河原まさこさんの意見に、賛成である。
総じて、すべての回答いただいた方に共通しているのは、まじめに答えていただいた、ということ。 たかがブログという態度でなく、真摯に受け止めてお返事いただいたという点で、心から感謝したいと思う。
■改憲を巡る私的な予見
いま、右翼の中でも、反米と親米で激しい内輪もめになっている。 権力に連なるラインからは、反米右翼はパージされている。
新しい歴史教科書:つくる会が扶桑社と決別
安倍晋三のブレーンである、元つくる会会長の八木秀次が、今後の右翼教科書の中心になっていく。
さて、ここから先は、全く根拠のない、私見である。 大はずれでも文句なしで読んでほしい。
私は、自民党も分裂すると思っている。
もちろん、民主党はいつかは分裂するが、むしろ、動きが早いのは、自民党の方ではないか。 なぜか。 安倍晋三が無能だったからだ。
安倍晋三に、権力中枢(アメリカ含む)が期待したのは、アメリカ寄りのコースを進みながら、旧来のオーソドックスな右翼勢力も糾合していくことだったはずだ。
コイズミは、ある意味、極端に親米すぎた。 意図的に、極端な親米ポチを演じた節がある。
なるほど、コイズミの滅茶苦茶な暴政で、富がアメリカに流れ、国民が抵抗できない、という形は急速につくられた。 しかし、一方で、従来型の利権にまとわりつく草の根自民党勢力からは、強烈な反発もあったはずだ。
この、自らの基盤をも壊しかねない危機を、岸信介の孫、という右翼本流の血筋で乗り切ろうとしたのが、安倍晋三内閣の誕生だった、と私はとらえている。
しかし、見てのとおり、安倍晋三個人は、あまりにも無能であり、やる気も無い。 サラリーマン首相などと言われる始末。 しかも、ヤバイ話が掃いて捨てるほど出てくる。 とても、この難しい局面をカリスマ的にまとめることはできない。
かといって、他に人材もいない。 そうなると、考えられるのは、反米勢力のパージである。
新しい歴史教科書をつくる会においてそうだったように、頑固な反米右翼は、末端に至るまでパージされていく、と思う。
その始まりを予感させる出来事が二つある。
1.松岡(元)農相 変死事件
2.公務員法案を、強引に成立させようとしていること
松岡とて、反米ではないだろう。ただ、言いなりにはならない、という非米とでも言うべき態度で、現場で絶大な力を握っていた。
しかし、アメリカの言いなりにはならず、自分の能力で農政を牛耳ろうとした松岡は、変死体となって、秘書の目の前で、20分間も吊されたままブラブラと揺れることになる。
また、既得権を守り、なかなかアメリカの言うとおりにはならない官僚は、バラ色の定年退職からは見放され、人材バンクの肥やしとなって、惨めな老後を送ることになる。
老後だけではない。
この公務員法案のミソは、天下り規制ではない。政府の都合で、現役の官僚の人事をどうにでもできる、ということだ。
「人事管理権者としての各主任大臣等の主体的な責任と権限の明確化 」が、この法案の中心なのである。
公務員制度改革大綱のポイント
この二つの出来事が語ることは、これまで、せめぎ合いながらも利用しあってきた、アメリカべったり勢力と、利権に群がる草の根「非米」勢力が、血を流す戦いを始めるということだ。
その渦に、民主党はすぐさま巻き込まれるだろう。 公明党は、統一教会と共に、まよわず親米に組みする。
そうして、自民党の親米勢力、白旗を揚げた非米勢力、公明党、まえはらからそっちに行きたかったり、権力に目がくらんだりした民主党の一部。 このあたりが、統合されて、参議院でも2/3を確保しようというのが、戦略ではないのか。
だからこそ、私は、改憲に反対する、明確なビジョンを持った人に、一人でも多く当選してもらいたいのである。
■新しい動き
最近のニュースとして、天木直人さんと、ZAKIさんが立候補した。
天木直人のブログ http://www.amakiblog.com/blog/
ZAKIさんの「野生化の時代」 http://zaki.seesaa.net/
いずれも、9条ネットからの出馬となる。
9条ネット http://9jo-net.org/

まえから、名前だけ聞いていた9条ネットの全貌が明らかになった。何のことはない、私の思いと同じだ。
9条ネットは政党ではない。
ただ今回の参議院選挙で9条を護ろう、殺されかけている9条を救おうという市民の結集団体です。従って、自分の確認団体だけの当選だけをめざすものではありません。
そのために、共産党、社民党に対して共同行動、選挙の時だけの共同の確認団体を作ろう、そのために各党は当組織をそのまま維持して、選挙のときだけ共同の確認団体の候補者として戦い、比例区では、9条と書けばすべての投票がこの確認団体の票となり、それを各党が自分の党の所属者のなかで個人票のおおいものから議員にすれば良いという構想です。
必ずしも9条ネット所属員が議員にならなくても良い、9条擁護派が当選すれば良い、そうして改憲派の自民・公明の議員を減らせば良いということです。 (共同代表・前田知克氏インタビュー)
という作戦で、共産党と社民党に申し入れをしたが、案の定、両党とも頭のかた~い対応をしている。
どうしようもない!
とういことで、この9条ネットを核に、民主党の改憲反対派、社民党、共産党のポートフォリオの中から、地域ごとに最適の候補者に投票するしかないだろう。
何度も繰り返すけれども、自分の未来は誰もプレゼントしてはくれない。 投票に行こう。
たくさんの応援、協力、本当にありがとうございました。
結果は、前のエントリーを見ていただくことにして、ここで、私なりに感想を書いておきたい。
■ブログのチカラ
短期間にこれだけのブロガーが声を合わせることができたこと。これが、まず大きな成果だった。
この点では、だれよりもきっこさんに感謝したい。 きっこさんは、他の86を合わせたよりもはるかに多いアクセスを持ちながら、しかし、一ブロガーとして参加してくれた。 きっこの日記の広報力と共に、この気取らない姿勢が、多くのブロガーを引きつけてくれたのだと思っている。
もちろん、この87ブロガーズは、一期一会というか、今回限りの集まりである。 かつてあったナントカ同盟のようなこととは、全く性格を異にするのは言うまでもない。 これまで、トラックバックピープルのABENDに参加するゆるやかな仲間たちや、UNDER THE SUN の仲間など、どちらかというと「いつもの顔ぶれ」という感じがあったが、今回は、私も初めて出会うブログがたくさんあった。 内容的にも、政治や時事のブログばかりでなく、趣味の世界のブログが多かったのも特徴だろう。
こうした、新たなブログ同志の出会いのきっかけともなったのではないかと、期待している。
ブログは、一人では成長できない生き物だ。 相互関係がからみ合って成長していく、得体の知れないエイリアンのようなところが、ブログの面白さであり強みであると思っている。 こうしたブログのチカラを底上げしていく意味で、少しでもいい機会になっていればうれしい限りだ。
それと、このある意味正体のわからないブロガーズからの呼びかけに、正真正銘の参議院予定候補から、18通も返事が来たというのは、これもやはりブログのチカラとして認識してもいいのではないだろうか。
返事が少ないという意見も多いが、私は、「多かった」と思っている。
どこの馬の骨ともわからない質問状に、よくこれだけ答えてくれたもんだ。 もちろん、きっこさんの威力は無視できないけれども。 今日、きっこの日記に回答の紹介が出たとたんに、あわてて2通ほど遅刻の回答があったことからも、それは間違いない。
それにしても、だ。 きっこさんだって、有名ブロガーという以外には、リアル世界では、まったく正体不明の人物なのだから、やはり、ブログのチカラというものが、国政選挙にとっても無視できないものになってきている ということは、自信をもって確認できるだろう。
■参議院選挙と改憲問題
改憲は、今回の選挙の争点ではないのだから、寝た子を起こすようなことはすべきではない、という意見も多かった。 が、これは はっきりと確認しておきたい。
政権党たる自民党の、選挙公約の第1番は改憲である。
政権党が公約のトップに掲げているのに、争点で無いというのは、ゴマカシでしかない。 そっと静かに公約にして、選挙が終わってから、勝てば官軍で「公約の第一は改憲でした。なんか文句ある??」と言うに決まっている。
公約にして争点でない、という安倍晋三の戦略にまんまと乗っている、今のマスゴミと同じことをしているようでは、ブログというアングラの存在意義がない。
投票する有権者は、憲法をどうしたいのか、を必ず考えて投票する必要があるのだ。 その基礎資料を、なんとか提供したいというのが、今回のプロジェクトの目的だ。
この点は、くどいけれども、何度でも確認しておきたい。
「改憲が公約なのに争点でない」 というのは 安倍晋三の戦略だ。 これにハマってはいけない。
■いただいた回答について
戦争のリアリティーから9条の改憲に反対する意見が多く、これは素直にうれしかった。
米長はるのぶさんの、現場からの迫力は、ぜひとも国会で活かしてほしいと思う。
ちなみに、この方は、天皇に「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と言って、「強制は望ましくない」と逆に諭された米長邦雄が叔父さんであり後援会名誉顧問であるけれども、彼のHPには日の丸は見あたらない。
また、大島九州男さんの、憲法を変える人間は、自らが自衛軍の最前線に立て、という意見に、私も同感である。 決める人間は、いつでも安全地帯にいて、オイシいものを食べている。 決められる人間は、いつも危険のまっただ中に放り込まれ、食うものもなくなる。 この単純、かつ絶対の歴史的教訓を、日本人は忘れかけている。
他方、改憲に賛成の高竹和明さんが言う、「戦争をしないことをルールで決めると、そこで思考停止する」という意見にも、なるほどと思う部分がある。
今が、まさにその状態である。 60年間、戦争をしないことをルールとしてきたが、ほんとうにそのルールを、自分のモノにしてこれたのか。
どんな良いルールでも、それを行使する主体=国民が、それを自分のモノとして、大事なものとして、常に自覚していなければ、有名無実、骨抜きになってしまう。
自衛隊という名前もおかしいほどの軍隊が存在し、自国の安全とは直接関係ない海外にじゃんじゃん出ばっている現状は、とても9条が守られているとは言い難い。
他にも、こうした意見は多かった。 もちろん、現状がダメだから、法律もダメな方に合わせようという暴論は、安倍晋三の十八番であり、泥棒が多いから窃盗を合法にしようと言うに等しい。
しかし、これに相対するには、たんなる幻想としての護憲ではダメだ。
まず何よりも、戦争反対。 そのための9条であり、憲法だ。ということをハッキリさせないと、こうした現状追随型の意見には、対抗できない。
その点では、改憲反対の立場から同じ認識を述べている、大河原まさこさんの意見に、賛成である。
総じて、すべての回答いただいた方に共通しているのは、まじめに答えていただいた、ということ。 たかがブログという態度でなく、真摯に受け止めてお返事いただいたという点で、心から感謝したいと思う。
■改憲を巡る私的な予見
いま、右翼の中でも、反米と親米で激しい内輪もめになっている。 権力に連なるラインからは、反米右翼はパージされている。
新しい歴史教科書:つくる会が扶桑社と決別
安倍晋三のブレーンである、元つくる会会長の八木秀次が、今後の右翼教科書の中心になっていく。
さて、ここから先は、全く根拠のない、私見である。 大はずれでも文句なしで読んでほしい。
私は、自民党も分裂すると思っている。
もちろん、民主党はいつかは分裂するが、むしろ、動きが早いのは、自民党の方ではないか。 なぜか。 安倍晋三が無能だったからだ。
安倍晋三に、権力中枢(アメリカ含む)が期待したのは、アメリカ寄りのコースを進みながら、旧来のオーソドックスな右翼勢力も糾合していくことだったはずだ。
コイズミは、ある意味、極端に親米すぎた。 意図的に、極端な親米ポチを演じた節がある。
なるほど、コイズミの滅茶苦茶な暴政で、富がアメリカに流れ、国民が抵抗できない、という形は急速につくられた。 しかし、一方で、従来型の利権にまとわりつく草の根自民党勢力からは、強烈な反発もあったはずだ。
この、自らの基盤をも壊しかねない危機を、岸信介の孫、という右翼本流の血筋で乗り切ろうとしたのが、安倍晋三内閣の誕生だった、と私はとらえている。
しかし、見てのとおり、安倍晋三個人は、あまりにも無能であり、やる気も無い。 サラリーマン首相などと言われる始末。 しかも、ヤバイ話が掃いて捨てるほど出てくる。 とても、この難しい局面をカリスマ的にまとめることはできない。
かといって、他に人材もいない。 そうなると、考えられるのは、反米勢力のパージである。
新しい歴史教科書をつくる会においてそうだったように、頑固な反米右翼は、末端に至るまでパージされていく、と思う。
その始まりを予感させる出来事が二つある。
1.松岡(元)農相 変死事件
2.公務員法案を、強引に成立させようとしていること
松岡とて、反米ではないだろう。ただ、言いなりにはならない、という非米とでも言うべき態度で、現場で絶大な力を握っていた。
しかし、アメリカの言いなりにはならず、自分の能力で農政を牛耳ろうとした松岡は、変死体となって、秘書の目の前で、20分間も吊されたままブラブラと揺れることになる。
また、既得権を守り、なかなかアメリカの言うとおりにはならない官僚は、バラ色の定年退職からは見放され、人材バンクの肥やしとなって、惨めな老後を送ることになる。
老後だけではない。
この公務員法案のミソは、天下り規制ではない。政府の都合で、現役の官僚の人事をどうにでもできる、ということだ。
「人事管理権者としての各主任大臣等の主体的な責任と権限の明確化 」が、この法案の中心なのである。
公務員制度改革大綱のポイント
この二つの出来事が語ることは、これまで、せめぎ合いながらも利用しあってきた、アメリカべったり勢力と、利権に群がる草の根「非米」勢力が、血を流す戦いを始めるということだ。
その渦に、民主党はすぐさま巻き込まれるだろう。 公明党は、統一教会と共に、まよわず親米に組みする。
そうして、自民党の親米勢力、白旗を揚げた非米勢力、公明党、まえ
だからこそ、私は、改憲に反対する、明確なビジョンを持った人に、一人でも多く当選してもらいたいのである。
■新しい動き
最近のニュースとして、天木直人さんと、ZAKIさんが立候補した。
天木直人のブログ http://www.amakiblog.com/blog/
ZAKIさんの「野生化の時代」 http://zaki.seesaa.net/
いずれも、9条ネットからの出馬となる。
9条ネット http://9jo-net.org/

まえから、名前だけ聞いていた9条ネットの全貌が明らかになった。何のことはない、私の思いと同じだ。
9条ネットは政党ではない。
ただ今回の参議院選挙で9条を護ろう、殺されかけている9条を救おうという市民の結集団体です。従って、自分の確認団体だけの当選だけをめざすものではありません。
そのために、共産党、社民党に対して共同行動、選挙の時だけの共同の確認団体を作ろう、そのために各党は当組織をそのまま維持して、選挙のときだけ共同の確認団体の候補者として戦い、比例区では、9条と書けばすべての投票がこの確認団体の票となり、それを各党が自分の党の所属者のなかで個人票のおおいものから議員にすれば良いという構想です。
必ずしも9条ネット所属員が議員にならなくても良い、9条擁護派が当選すれば良い、そうして改憲派の自民・公明の議員を減らせば良いということです。 (共同代表・前田知克氏インタビュー)
という作戦で、共産党と社民党に申し入れをしたが、案の定、両党とも頭のかた~い対応をしている。
どうしようもない!
とういことで、この9条ネットを核に、民主党の改憲反対派、社民党、共産党のポートフォリオの中から、地域ごとに最適の候補者に投票するしかないだろう。
何度も繰り返すけれども、自分の未来は誰もプレゼントしてはくれない。 投票に行こう。
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