2008-03-23(Sun)
ラサに平和を
ラサに平和を というメッセージを書いたブログを拝見した。
ここ数日,マスコミやネットを騒がしている論調に比べ,はるかに内容の深いものだ。
「なぜこの時期に」という疑問に答えてくれている。(あくまで推論としてことわってはいるけれども)
【私見】大国の思惑に翻弄されるチベット~ラサに平和を!~
旅のゆらゆら帯
普段は,旅日記を掲載されているブログである。
とてもいい写真があり,眺めていても楽しい。
そのなかで,特別編とも言えるこのエントリーは,チベットへの愛情と同時に,台湾総統選挙も含めた現実的な情勢分析がなされている。
そして,中国共産党,アメリカ(CIA),イギリス,インド,台湾などの思惑と事情から,チベットが翻弄される筋書きが浮き上がってくる。
もちろん,日本もその思惑の中に入ってくることは言うまでもないが,いま日本で中国のチベット弾圧について騒いでいる人々の,どれほどが本気でチベットのことを思っているのか。
このブログが2chなどで,チベットについて書いていない ということが掲載されただけで,1日に何千人もの批判的アクセスがあったけれども,では,チベット情報について詳しいサイトはどうだったか。
アムネスティ日本チベットチーム のホームページは,4年半で7800あまりのアクセスしかない。
当ブログの3日分くらいだ。
また,昨日のデモの主催者でもある久保隆氏らのグループKIKUのホームページは,4年間で3万足らず。
そこで,「日本で一番チベットに詳しいサイト」と紹介されていた I Love Tibbet というサイトでも,12年間で100万足らずのアクセス。
ウチのブログに殺到するようなヒマがあったら,こうした詳しいサイトでちゃんと勉強すればいいのに,そんなことすらしないと言うことは,にわかチベット支援はほとんど真面目にチベットのことなど考えていないということが,推定される。
台湾総統選挙は,チベット問題を「追い風」にしようとした独立派の民進党が敗れ,対中国融和の国民党が勝利した。「中国が攻めてくる」という恐怖が国民党の勝因だったと,勝利宣言のなかで述べている。
中国共産党の,これ見よがしなチベット弾圧はこのためだったのか,と見えてくる。
逆に言えば,アメリカと台湾独立派は,チベットに犠牲を強いながら敗北したということになり,チベット人は,まさに代理戦争の犠牲となったということだろう。
中国・アメリカ(&日本)の覇権主義が対抗と妥協を繰り返すたびに,チベットや台湾や北朝鮮やイラクやアフガニスタンや・・・,多くの国の民衆が犠牲になる。
この理不尽な世界に,小さな小さな一石を投じるためには,私には何ができるのか。
答えは出ないけれども,少なくとも,この覇権主義の重大な一角をなす日本という国に,わずかでも手枷足枷をはめていくことが,ここに生きている者の道なのだろうと,漠然と考えている。
ここ数日,マスコミやネットを騒がしている論調に比べ,はるかに内容の深いものだ。
「なぜこの時期に」という疑問に答えてくれている。(あくまで推論としてことわってはいるけれども)
【私見】大国の思惑に翻弄されるチベット~ラサに平和を!~
旅のゆらゆら帯
普段は,旅日記を掲載されているブログである。
とてもいい写真があり,眺めていても楽しい。
そのなかで,特別編とも言えるこのエントリーは,チベットへの愛情と同時に,台湾総統選挙も含めた現実的な情勢分析がなされている。
そして,中国共産党,アメリカ(CIA),イギリス,インド,台湾などの思惑と事情から,チベットが翻弄される筋書きが浮き上がってくる。
もちろん,日本もその思惑の中に入ってくることは言うまでもないが,いま日本で中国のチベット弾圧について騒いでいる人々の,どれほどが本気でチベットのことを思っているのか。
このブログが2chなどで,チベットについて書いていない ということが掲載されただけで,1日に何千人もの批判的アクセスがあったけれども,では,チベット情報について詳しいサイトはどうだったか。
アムネスティ日本チベットチーム のホームページは,4年半で7800あまりのアクセスしかない。
当ブログの3日分くらいだ。
また,昨日のデモの主催者でもある久保隆氏らのグループKIKUのホームページは,4年間で3万足らず。
そこで,「日本で一番チベットに詳しいサイト」と紹介されていた I Love Tibbet というサイトでも,12年間で100万足らずのアクセス。
ウチのブログに殺到するようなヒマがあったら,こうした詳しいサイトでちゃんと勉強すればいいのに,そんなことすらしないと言うことは,にわかチベット支援はほとんど真面目にチベットのことなど考えていないということが,推定される。
台湾総統選挙は,チベット問題を「追い風」にしようとした独立派の民進党が敗れ,対中国融和の国民党が勝利した。「中国が攻めてくる」という恐怖が国民党の勝因だったと,勝利宣言のなかで述べている。
中国共産党の,これ見よがしなチベット弾圧はこのためだったのか,と見えてくる。
逆に言えば,アメリカと台湾独立派は,チベットに犠牲を強いながら敗北したということになり,チベット人は,まさに代理戦争の犠牲となったということだろう。
中国・アメリカ(&日本)の覇権主義が対抗と妥協を繰り返すたびに,チベットや台湾や北朝鮮やイラクやアフガニスタンや・・・,多くの国の民衆が犠牲になる。
この理不尽な世界に,小さな小さな一石を投じるためには,私には何ができるのか。
答えは出ないけれども,少なくとも,この覇権主義の重大な一角をなす日本という国に,わずかでも手枷足枷をはめていくことが,ここに生きている者の道なのだろうと,漠然と考えている。
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