2023-01-01(Sun)

新年のごあいさつ

2023年賀状
2022-08-15(Mon)

あらためて天皇の戦争責任を問う

日本にあるもので、もっとも子どもの教育に悪いものは何かと聞かれれば、迷うことなく「天皇制」と答える。

「1人を殺せば犯罪者だが、100万人を殺せば英雄」を、まさに地で行ってるのが昭和天皇であり、象徴天皇制だ。
究極の無責任の象徴。
自殺したヒットラーのほうが、まだしも潔いといえるかもしれない。

日本の子どもたちは、これを「尊い」とか言われて育つのだから、ひどい話だ。

天皇制には、もうひとつ際だった特徴がある。
「保身」である。

天皇や天皇制には、それ自体の思想性はない。
あるのは存続の意思と、そのためのきわめて柔軟(無節操)な「保身」である。
存続するためならば、どんな勢力とでも手を結ぶ。
処世術の鬼である。

軍部が強ければ軍につき、沖縄を初め国中が焼き尽くされ、自国民が何十万人も黒焦げにされても保身(国体護持)のためには意に介せず、負けたとたんにマッカーサーに擦り寄り、捨て石にした沖縄を、またしても米国に売り渡した。

手を携えて戦争を遂行した戦犯がまつられている靖国神社へも、自分だけは無関係化のように行かないという。
靖国神社は戦犯だけを葬って、戦犯の魂の牢獄にして、負の遺産として末代まで残すべきだと私は思っている。
その意味で、天皇は靖国神社に行くべきなのだが、自分だけはちゃっっかり「戦後民主主義」に乗っかってしまうところが、さすが処世術の鬼である。

これが「清く正しい」生き方だと、子どもたちに刷り込まれる。

私はこのブログでも何回も書いてきたが、「天皇の戦争責任」を曖昧にしたことが、戦後の日本をダメにした、と考えている。他にも要因はあるけれども、なんといってもダントツのナンバーワンである。

8月15日

私たちは、単に不戦の誓いをするだけでなく、戦争をやらかした奴らの責任を忘れない、その思いを新たにしたい。




2022-07-09(Sat)

お悔やみ申し上げま せん

日本で他殺で死ぬ人は、年間300人近くいる。
どんな人でも、理不尽に殺されたのだから、哀悼の意を表すべきだという人は、毎日毎日殺された人のために、哀悼の誠を捧げ続けていただきたい。
私はそんな考えでは無いので、縁もゆかりも無い人が殺されたからと言って、お悔やみなど申し上げる気はさらさら無い。
まして、私の中では悪い政治家No.1の人物であればなおさらだ。(橋下徹氏と同率1位)

だからと言って、安倍晋三暗殺を、私が喜んでいるかというとそんなことはない。
瞬間的に想起したのは、2.26事件だ。
血盟団テロから2.26クーデターへの道は、民主主義という妥協の知恵を一瞬で破壊し、排外と強権と戦争への道へ日本を突き落とした。
安部銃撃の報を聞いた瞬間、いよいよその行程に入ってしまったのか、と戦慄した。

あらゆる暴力は許せない、とも言わない。
この世には、どうしようもない暴力にさらされて、生きるためにやむにやまれぬ暴力もある。
大きな暴力は見えにくく、小さい暴力は見えやすい故に、軽薄な「暴力反対」は、大きな暴力だけをはびこらせることになる。

それでもなお、テロで生きやすい世の中は作れない。間違いなく。
テロによる政治は、皮肉なことに、安倍晋三がやろうとしていた強権と恫喝の政治と同じだ。
理想を強制する政治は、その理想が間違っていようが正しかろうが、絶対に生きやすさは生み出さない。

もう一点、安倍暗殺を喜ぶわけにいかない理由。
安倍晋三には、生きて地獄を味わってもらいたかった。
名誉も生きる意味も失って、天命を全うするまで、苦役を担ってもらいたかった。

もともとロクでも無い日本の政治を、ほんとにどうしようも無いことにしてしまったのは、小泉純一郎(私的悪政治家No.2)と、安倍晋三だ。
安倍晋三の大きな暴力で、どれだけの人が殺されたか。
こんなにあっさりと死んでいい人だとは、思えない。

これから、安倍晋三を英雄化する動きが、マスコミを総動員して始まるだろう。
絶対に屈しない。
絶対に哀悼の意など表しない。
断固として、お悔やみなど申しあげ ない!

************

明日、7月10日は参議院選挙の投票日
暴力と忖度で大政翼賛政治は始まりかけている今、どこに投票すべきかは明らかだ。
萎縮せず、忖度せず、何が起ころうが「国民の生活」を守ろうとする根性のある政党は、残念ながら一つしか無い。

れいわ新選組

全国どこでも 2枚目は「れいわ」
東京の1枚目は 「山本太郎」
大阪の1枚目は 「やはた愛」

あと1日
こんな時代に突入してしまったからこそ、選挙戦、悔いのないようにやりきりたい

2022-07-05(Tue)

山本太郎

10年前に大阪市で原発市民投票をやっていたとき、天神橋筋商店街の練り歩きで見たのが、生の山本太郎を見た初めだったと思います。

その1年後、なんと参議院議員に当選し、ニコリともしない当選の会見が印象的でした。第2の山宣にしてはいけない、と思いました。1929年3月、治安維持法の改悪に反対し国会で孤軍奮闘していた山本宣治は、右翼に暗殺されました。太郎を殺されてはいけない。その思いは、今日でも変わりません。

自由党の共同代表になり、何度かお話しする機会もあり、大阪での街宣準備のお手伝いなどしていましたが、この数ヶ月は何の因果か、たとえて言うなら支店長代理と本社の社長のような関係でした。
中にいるほうが意外と接点は少なく、太郎さんと話をする機会はありませんでしたが、大変な仕事をしているのだなあ、ということはわかりました。

その山本太郎が、ピンチです

退路を断って衆議院議員を辞職し、東京で参議院選挙に臨んでいるのですが、組織のある候補に追い上げられ、6人の当選枠から押し出されそうです。
ここで落選してしまうと、暗殺されなくても、政治的に抹殺されてしまいます。れいわ新選組という、唯一空気を読まない、大政翼賛会に取り込まれない政党も、存立の危機になります。

私自身は、あまり焦らないようにしています。ウクライナ侵略を、あろうことか、自国の戦争につなげようという自民党や右翼のやり方に、焦らないわけではないです。そんな右翼につられて、ウクライナ国民に「もっと戦え」と平気で言ってしまう野党にも、愕然とします。

それでもやはり、焦ってはいけないと、常に自戒しています。どんなときでも、結果を見て次を考える、絶望せずに少しでも良くする、という保守のやり方を学ぼうと思っています。
その点では、今の太郎さんやれいわ新選組から発散される焦燥感は、必ずしも同調できない部分もあります。
にもかかわらず、それでもなお、

山本太郎を失うわけにいかない

と思います。
東京にお住まいのみなさん、7月10日、参院選の1枚目には「山本太郎」と書いてもらえないですか。


2022-04-21(Thu)

生活フォーラム関西 2022年度総会のお知らせ

市民によるオザワイズムの継承と実践をかかげて、2014年の9月に、小沢一郎さんを大阪に招いて始まった生活フォーラム関西。
なんやかんやで、8年目です。

小沢さんと山本太郎さんとの共同代表だった自由党時代が全盛期で、お二人が立憲とれいわに別れてしまってからは、正直いって足が遠のいてしまった方もおられるようです。

それでも、私は9年前に書いたこの文章は、今でも生きていると思っています。

一郎+太郎=日本の未来 が逆証明されている
2013-08-07 反戦な家づくり

なんで小沢一郎と山本太郎は、露骨な弾圧にさらされるのか。
それは、明らかに彼らは共産党や社民党とは「ちがう」からだ。

「ちがう」のは政策ではない。
政策は、今や共産党も社民党も生活の党も山本太郎も、ほとんど変わらない。
どこが違うのか探すのに骨が折れるくらいだ。

「ちがう」のは、以下の三点だ

1.体制を変える気があるかどうか
2.それが本気かどうか
3.それに現実味があるかどうか

この三つの条件がそろったとき、「平和」に見える日本の様相は一変する。
マスメディアが先鞭を付け、検察・警察が牙をむき、裁判所までが一体になって襲いかかってくる。
これは、2009年からの陸山会事件の実相を知っている人ならば、誰もが実感したことだ。

(引用以上)

今、小沢さんは「数は力」を求めて立憲に入り、太郎さんは「生活が第一」の政策を貫くためれいわを立ち上げました。これは、一つの大きな政治潮流の裏と表だと、私は思っています。

そんなわけで、れいわ新選組の活動にどっぷり浸かっている今日この頃の私ですが、オザワイズムを再確認するという意味でも、生活フォーラム関西の総会に期待しています。

今回の総会は、以下の顔ぶれの来賓に参加していただけます

青木愛参議院議員
大椿ゆうこ 参議院予定候補
つじ 恵 参議院予定候補
大石あきこ衆議院議員

大石さんには、30分ほど国会報告をしてもらいます。
真面目な話やら国会裏話やら・・・・

詳細は以下の通り

日時 : 4月24日(日) 午後2:00開場、2:30開始
場所 : PLP 会館 4階小会議室( JR 天満駅、メトロ扇町駅)
参加費 : 無料 (*当日年会費:2,000 円を受け付けいたします。)
申 込 : クリックすると申込フォームにリンク 

会場があまり大きくないので、必ず上記から申込みして下さい。

また、会員以外も参加いただけますが、太郎も一郎も好きだ、と言う方はぜひ会場で入会して下さい。


2022-04-20(Wed)

自衛戦争であっても戦争は拒否する

連日流れるウクライナの惨状。

たしかに侵略を始めたのはロシアだ。

ウクライナは自衛戦争だと言える。

だからこそ、はっきりとわかった。

自衛戦争であっても、戦争は悲惨だ。

自衛戦争であっても、戦争は拒否する。

少なくとも、それが国という単位である限り、私は自衛戦争をも拒否する。

軍だけでなく、市民にまで武器を渡し、出国を禁じ、国のために死ねという指導者を拒否する。

もっとやれ もっとやれと 次々に武器を送り込む「同盟国」を拒否する。

いまや

かつては非武装中立と言っていた人々が、ウクライナ頑張れと声を張り上げる。

かつては自衛隊は違憲と言っていた人々が、自衛隊を使って国を守ると断言する。

今日のウクライナは、明日の日本かも知れない。

攻めてくる明日の敵国は、今日の同盟国かも知れない。

どの国とどの国 そんなことはどうでもいい。

自分が生まれた国だろうと、行ったこともない国だろうと、

国家などのために死ぬことを 殺されることを 私は断固拒否する。
2022-02-28(Mon)

ウクライナ ウクライナ

ウクライナを2回並べたのは、間違いではない。
2つの面からウクライナを見ているからだ。

ロシアの侵略をうけて恐怖におののくウクライナ民衆と、米ロの代理戦争としての内戦を米国側で戦ってきたウクライナと。

私は西側の報道も、もちろんロシアの報道も常に眉唾で見ているが、それにしてもロシアの侵略行為は隠しようがない。そもそもロシア自身が認めている。

プーチンは、「(ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け)8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた人々を守るため、特殊軍事作戦を実行する」ために他に方法がなかったと言いながら、ドンバス地方どころか、ウクライナ全土にミサイルを撃ち込み、少なくとも三方から地上軍を侵攻させた。
標的は軍事施設だけとも言っているが、これも映像を見る限り、程度は解らないが住宅などの民間施設やインフラが犠牲になっているのは間違いない。

両陣営とも、一部のネオナチや大ロシア主義で積極的に戦争に荷担している人々以外は、意に反して兄弟国との戦闘をやらされている。砲撃におびえるウクライナ国民のみならず、そうした両国の兵士もふくめて、戦争の犠牲者が一刻も早く、解放されることを祈る。

ただ、現状を知りたいと思ってニュースをかき集めても、どれが本当なのかなかなか分からない。

たとえば、キエフより東にある第2の都市ハリコフについては、こんな感じだ

ロシア軍がハリコフ中心部に侵攻 市内の集合住宅を砲撃して住人女性1人が死亡 砲撃当時、地下には60人が避難で全員無事
2/27(日) 16:44 ANN

 ロシア軍がウクライナ第2の都市ハリコフの中心部に侵攻し、集合住宅などが砲撃された。ウクライナメディアは、ロシアの軍用車両が27日ウクライナ北東部人口140万人あまりのハリコフの市街地に入ったと伝えた。
 ウクライナ軍との戦闘が現在も続いていて、ウクライナ軍の攻撃を受けてロシア軍の車両が燃えているという情報もある。
 また、ウクライナ内務省によると、ロシア軍がハリコフ市内の集合住宅を砲撃し、住人の女性1人が死亡、20人が救助されたということだ。砲撃を受けた当時、地下には60人が避難していて全員無事ということだ。
(引用以上)

ウクライナ、ロシアとの対話で合意 前提条件は設けず
2022年2月27日 19:06 日経

 ロシアのプーチン大統領は27日、核戦力を含む軍の核抑止部隊に任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するようショイグ国防相らに指示した。核戦力をちらつかせ、対ロ制裁を強化した欧米をけん制する狙いとみられる。ウクライナ大統領府は27日、ロシアの代表団と停戦協議を行うと明らかにしたが、緊張は高まっており、協議の成否は不透明だ。
 ロシア国営テレビによると、プーチン氏は「北大西洋条約機構(NATO)から攻撃的な発言がなされている」と述べ、欧米への反発をあらわにした。一方、米国防総省高官は27日、記者団にプーチン氏の指示について「不必要であるだけでなく、緊張に拍車をかける措置だ」と批判した。「誤解が生じるととても危険だ」とも語り、偶発的な核使用にも懸念を示した。
 一方、ウクライナ大統領府は同日、ベラルーシとの国境地帯でロシア側の代表団と前提条件なしの停戦協議を行うと明らかにした。前提条件なしの対話はウクライナのゼレンスキー大統領が呼びかけていた。多数の市民が犠牲になる本格的な市街戦を避けたい考えがあったとみられる。
 ただ、ウクライナ各地では戦闘が続いている。ウクライナメディアは27日、内務省幹部の話としてキエフ近郊のブチャで約30台のロシア軍装甲車が進軍していると伝えた。ウクライナ政府によると同日、北東部にある同国第2の都市ハリコフにもロシア軍が侵攻し、一時市街戦になった。
(引用以上)

ハリコフでロシア軍撃退とウクライナ表明
2022/2/27 20:22 共同(リビウ)

ウクライナメディアによると、ウクライナ内務省当局者は27日、東部ハリコフに侵入したロシア軍部隊を撃退したと表明した。(引用以上)

ロ軍、ウクライナ第2の都市に突入 首都攻防激化―プーチン氏「核抑止力引き上げ」
2022年02月27日23時34分 時事通信

 【モスクワ、イスタンブール時事】24日にウクライナへの本格侵攻を開始したロシア軍は27日、制圧を目指す首都キエフ一帯で、ウクライナ軍と激しい攻防戦を繰り広げた。北東部の第2の都市ハリコフでも戦闘が発生。ロシア側は南部の2都市も包囲したと主張し、一気に攻勢を強めている。ロシアのプーチン大統領は27日、核戦力を念頭に「抑止力」を特別態勢に引き上げるよう命じた。(中略)
 ウクライナ当局は、ハリコフ中心部にロシア軍部隊が突入し、ウクライナ軍と交戦していると明らかにした。ハリコフ周辺部でも衝突が起き、当局は市民に対し「決してシェルターを出てはいけない」と呼び掛けている。
 タス通信によると、ロシア国防省は同国軍がウクライナ南部へルソンと南東部ベルジャンシクの2都市を完全に包囲したと主張した。その他の各地でも攻撃が続き、民間施設が被弾するケースも相次いでいる。
 一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、「ロシア代表団がウクライナとの交渉のため、ベラルーシに到着した」と表明し、停戦交渉を始める姿勢を示した。これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ベラルーシ国内での交渉には応じられないとしつつ、ポーランドのワルシャワなど5都市を開催地の候補に挙げ、ロシア側に提案したことを明らかにした。
 ゼレンスキー氏はその後、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、ロシア代表団との交渉を「前提条件なし」にウクライナとベラルーシの国境地帯で行うことに同意した。
(引用以上)

もっとも激戦になっていると言われているハリコフについては、120万人の都市なのにライブカメラ映像が見当たらない。
キエフのライブカメラはたくさん有り、それらを見ると、たしかに人の出は少ないし、今日の昼の映像だと遠方に上がっている煙は見えるが、以外と普通に人が歩いている。



恐ろしいのは、各国で「反戦」を語りながら、いのちの危機にある住民や兵士を道具のように泥沼に引きずり込む動きが激化していることだ。

「もっと多くの武器供与を」 米首都デモ、ウクライナ支援強化訴え
2022/2/27 産経

米首都ワシントン中心部のホワイトハウス前でデモが開かれた。数百人が参加し、バイデン米政権に一層厳しい対ロ制裁を要求。ウクライナを守るため「もっと多くの武器供与を」と支援強化を訴えた。参加者は青と黄色のウクライナ国旗を掲げ、ロシアのミサイル攻撃などで民間人にも被害が出ていると非難。「ウクライナと連帯する」「今すぐプーチンを止めろ」と声を上げた。(引用以上)

日本でもテレビでコメンテーターが平気で同じようなことを言っている。
「じゃあ おまえが銃もって行けよ」と言いたくなる。
武器を供給されて死んでいくのは、ウクライナとロシアの民衆(兵士含む)なのだ。

今他国がやるべきなのは、武器の供給ではなく、停戦の仲介だ。
一度はフランス、ドイツが仲介して締結したミンスク合意まで立ち戻り、NATOとロシアとの等距離中立を確立する以外に、現実的にウクライナが平和に生きていける道はない。

ただし、それを主導する大統領は、国内のネオナチから命を狙われるだろう。
ウクライナのネオナチは、昨日今日できたぽっと出ではなく、ウクライナの歴史と社会に残念ながら根付いているものだということが、2016年にオリバー・ストーン監督によって作られたこのドキュメンタリーを見るとわかる。題字をクリックすると映像のページにリンクしている。無料で公開されている。


(以下説明文を引用)
ウクライナの歴史と近年に起こされたカラー革命と呼ばれるクーデターの仕組みを解説しています。2016年に制作されたドキュメンタリーです。
2014年、キエフのマイダン独立広場で起こされた虐殺は、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領を追放するために起こされたクーデターだったのです。

西側メディアはヤヌコーヴィチ政権とロシアを加害者として描いています。しかし、本当にそうだったのでしょうか?
このクーデターにより、炎上したウクライナは、2004年のオレンジ革命、2014年の反乱、そして民主的に選ばれたヤヌコビッチ政権の転覆につながりました。
この悲劇を西側メディアは民主主義の革命として大きく取り上げましたが、実際にはウクライナに戦後生き延びたネオナチ民族主義者と米国務省によって脚本・演出されたクーデターであったことが知られています。
この様なカラー革命は世界中至るところで起こされています。それは如何にして起こされて来たのでしょうか?
そのテクニックをオリバーストーン監督は、分かりやすく描いています。(引用以上)

私が停戦のために一番心配していいるのは、ネオナチをとおして米国がウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけ、容易に停戦協議に着かせないことだ。
実際、26日から何回も「協議の用意がある」と言いながら、いざロシアが協議に乗るとゼレンスキーなんやかんや理由を付けて拒否している。

ただでさえ米国はそうした間接的侵略を常套手段としているうえに、大統領がバイデンであるという大きなリスクがある。
つまり、あのハンター・バイデンの親父だということだ。



バイデン氏は、2009年にオバマ政権の副大統領に就任して以来、ウクライナの親欧米派の民主運動と深く関わり、“脱ロシア”の動きを後押ししました。

しかし2014年の政変で、ウクライナのクリミアをロシアが併合した当時、アメリカの情報機関は、ロシア軍とみられる武装集団による秘密工作を事前に察知できず、「情報戦で敗北を喫した」と批判されました。
またその頃、次男のハンター・バイデン氏がウクライナのガス会社役員に就任して多額の報酬を受け、後にトランプ前大統領が職権を乱用してウクライナのゼレンスキー大統領にバイデン氏親子の捜査を求めたとされる、いわゆるウクライナ疑惑の発端になりました。(引用以上)

文中の「親欧米派の民主運動と深く関わり」というのは、普通の言葉にすれば、「ネオナチ勢力に資金供与して指導育成していた」ということになる。その張本人が大統領になってしまったのだ。
もちろんこの戦争の直接的な責任はプーチンにある。核の脅しまで振り回す暴虐ぶりだ。
その上で言うと、米国の大統領が、よりによってバイデンでなければ、ここまで事態は悪化しなかっただろう。

最期に、ウクライナから避難しないことを選択した山本さん(仮名)のインタビュー記事を紹介したい。


山本 (略) ソ連崩壊以降、ロシア人とウクライナ人は、国は違っても血のつながった親族同士のような関係だったわけです。それが互いに血を流す状況に追い込まれている。プーチン大統領がそういった行為を実行したことに腹立たしい部分もありますし、それに目をつぶっているクレムリン(官邸)や周り、声を挙げないロシア人に対しても憤りを感じています。

――戦地となるのに、山本さんがすごく落ち着いていらっしゃるように窺えます。

山本 22年ここにいますし、実はつい先日もロシアの方に行ってきたばかりなんです。コロナの検査もそうですが、入国審査で別室に連れて行かれたりとか、国をまたぐような移動をしているとロシアとウクライナの情勢を肌で感じることも多いので、慣れてしまっているというのもあると思います。
 ここ1カ月ほどで、急にロシアがウクライナを囲むように軍を配置して「とんでもないことを始めた」と世界では見られていますが、8年間この状況というのはずっと続いてきました。ウクライナ人にとっては8年間継続してきた中で、その一端が激しくなってきているという感覚なので、それほど慌ててもいなかったです。「ロシアならやるかもしれないな」という方向での心構えはあったと思います。(引用以上)

「反戦」が好戦的で非人道的で核武装まで求めるやつらに乗っ取られている今日、冷静に、現実的に事態を把握し、とにかく一人でも多くの命を救うためにどうすれば良いのか、それを考え求めるということを、私の大原則としたい。
そのために、いろいろとソースを集めてみた。

下手人プーチンを決して許すものではないが、「プーチンを倒せ!」と叫んでウクライナ民衆の命を踏みにじるような奴らから「反戦」を取り戻し、一刻も早い停戦を求める。

2022-02-14(Mon)

ウクライナ

「戦争はいらない」掲出問題なし ウクライナ選手にIOC
2/13 共同通信

国際オリンピック委員会のデュビ五輪統括部長は13日、ロシアと緊張状態にあるウクライナのスケルトン男子選手が北京冬季五輪でのレース後に「NO WAR IN UKRAINE(ウクライナに戦争はいらない)」と書かれた紙をテレビカメラに向けて掲げた行為について、IOCは問題視しないと明言した。
(引用以上)

このニュースを見て、「けしからん」と思った人はあまりいないだろう。
自国で戦争は要らない という訴えに、この選手の政治的な立場がどうであろうと賛同する。

ところで、先日の衆議院本会議で、こんなあった。

国会でウクライナ決議採択 れいわ反対で全会一致ならず
2/9FNN

ロシアとの緊張が高まるウクライナ情勢をめぐり、国会では、「状況を深く憂慮し、力による現状変更は断じて容認できない」などとする決議を衆参両院で採択した。
自民党・宮沢洋一議員「ウクライナ国境付近の情勢は、国外勢力の動向によって不安定化しており、緊迫した状況が継続している。いかなる国であろうとも、力による現状変更は断じて容認できない」
8日の衆議院に続き、9日の参議院本会議で採択された決議では、ロシアを名指しで非難することは避けつつ、「ウクライナ国民と常にともにあることを表明する」と連帯を示した。
また、日本政府に対しては、国際社会と連携して、緊張の緩和と平和の実現を目指すことを求めている。
一方、れいわ新選組は、「状況の悪化を後押しする決議になりかねない」として反対し、全会一致とはならなかった。

あれ、れいわ新選組は反対?
なんだよ どーなってんだよ と思った人も多いかも知れない。

決議案の全文はこちら

ウクライナを巡る憂慮すべき状況の改善を求める決議案
(第二〇八回国会、決議第二号)

ウクライナは、EUとロシアの間に位置することから、地政学上、地域の安定を実現する上で重要な役割を担っている。我が国は、ウクライナの主権と領土の一体性を一貫して支持している。そして、同国の民主化・自由化を推進し、地域の平和と安定に寄与するために、G7をはじめとする国際社会と協調しつつ、同国に対する支援を行ってきている。
そのような中で、昨年後半以降、ウクライナ国境付近の情勢は国外勢力の動向によって不安定化しており、緊迫した状況が継続している。
本院は、こうした状況を深く憂慮し、自国と地域の安定を望むウクライナ国民と常に共にあることを表明する。いかなる国であろうとも、力による現状変更は断じて容認できない。そのため、関係する国々に対し、外交努力を通じ、地域の安定が早期に回復するよう求める。
政府においては、本院の意を体し、国際社会とも連携し、あらゆる外交資源を駆使して、ウクライナの緊張状態の緩和と速やかな平和の実現に全力を尽くすことを強く要請する。
右決議する。
(引用以上)

私がこの決議文で気になったのは、黄色いマーカーを引いた2箇所だ。
まずG7。これは従来のG8からクリミア問題を理由にロシアを排除したもの。文中ではロシア名指しを避けているが、G7の一言で実質的にロシア非難決議になっている。

それと「自由」だ。自由そのものが悪いのではなく、ウクライナで「自由」というのは特別な意味があるからだ。
スヴォボーダ、全ウクライナ連合「自由」という政党がある。2014年の政変時には平和的なデモを暴動に扇動し、暫定政権では中枢を担ったネオナチである。

どっかの国で、日本の「自由民主」を支持する、なんていう決議があがったら、日本人はどう受け取る?
自民党応援としか思えないはずだ。
決議文の提案者は日本ウクライナ議連なので、そうした事情を知らないわけがない。意図的な暗喩にちがいない。

そんなわけで、れいわ新選組が反対したことにはまったく異論はない。
参考までに、れいわ新選組の声明はこちらのリンクから見ていただきたい。


その上で、私がウクライナを思うときに、まず浮かぶのは「棄民」という言葉だ。
ソ連が崩壊したとき、ウクライナが独立した最大の理由は、チェルノブイリだった。石棺と化しながら放射能を流し続けるチェルノブイリ原発を、未来永劫管理し続ける運命を背負わされてソ連から捨てられたように、私には見えた。

そのウクライナが、今また大国のパワーゲームの狭間でもてあそばれている。
現在のウクライナ政府は、2014年の米国が後押しした政変の後継であるだけに、米欧よりかのように思われているが、必ずしもそうではない。


ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアによる侵攻が迫っているとするアメリカ政府の見解について、「こうした情報はパニックを引き起こすだけで我々の助けにはならない」と指摘しました。
(引用以上)

ウクライナ国内の情勢は複雑で、何につけ断言が難しいけれども、ウクライナ国民の困難の歴史と、今なお大国の板挟みになりながらギリギリの道を探る様を見ると、決議案の中の「ウクライナ国民と共にある」の部分だけは、れいわ新選組の見解とはちがって、私は同意したい。

ウクライナ
実を言えば、2014年から8年間、ほとんど意識してこなかった。
ゼレンスキー大統領のことも知らなかった。

不純な動機の決議だったけれども、これをきっかけにもう一度意識の上らせることができた。
毎日の目の前の業務に追いまくられる日々の中で、知ること、考えるを諦めてはいけないなあと、実感した次第。



2022-01-17(Mon)

【秘書日記】兎にも角にも始まりました

あっという間に1月が半分過ぎてしまいました。
なんでこんなに早いのかと言うと、私の環境が激変したからです。
年頭にも書きましたが、60年を過ぎて、なんと空前絶後、驚天動地、抱腹絶倒、なぜか国会議員秘書という職業につくことになりました。

建築関係の知人には、例外なく「え~~~~~」と絶句されましたが、実は自分が一番驚いています。
政治関係の知人には「やっぱり」と言われることもしばしばありますが、ボランティアと職業としての秘書は全然違います。まず、黒子に徹しなければなりません。
自分が活動家、ではなくて、議員や活動的なサポーターが動きやすい環境作りをするので、立ち位置が違います。
私の場合は、ボランティアでもどっちかというとそういう役回りを買って出ていましたが、それでもやっぱ気持ちが違います。

家族には「あなたのような人間が、人を持ち上げるなんてできるのか」と疑義を呈されました。
もっともです。
宮仕えができないために、ひーひー言いながら自営業やってきたのですから、そんな自分勝手な人間に秘書など勤まるのか、自分でも疑問です。

なのに、なんで引き受けたのか・・・・
う~ん、イロイロありますが、なんかそういう流れを感じたからです。
色んなピースが、昨年末にぴたっとはまったのです。
私の頭は唯物論と運命論の両論併記でできているので、今はやるべきだ と思ったんですね。

実際に少しだけやり始めてみて感じるのは、地元活動はあるていど想像ができるのですが、国会の中のことはまったくワンダーランドだということです。
通常国会は、60本とか多ければ100本とかの法案が上程されます。
れいわ新選組は議員が少ないから、手分けをしても一人あたりものすごい数の法案を調べて吟味しなければなりません。
それ以外にも、あちらの団体こちらの団体から、ありとあらゆる申し入れやらなんやらが押し寄せます。

一方で、議員が要求すれば、省庁や国会の調査局や国会図書館などは、もろもろ資料を作成して提出してきます。
役に立つものもあれば、洗脳されかねないシロモノもあります。
こうした、情報の洪水を整理して、役に立つものだけまとめるのが、国会サイドの秘書の大きな仕事なのかなと感じています。

私は今のところ地元大阪を中心にしていますので、国会のことは少しずつしか分かりません。
しかも、当然ですが「秘」書というくらいで厳しい守秘義務があります。
とは言え、国会のことは全国民が知るべきことです。
なにか雲の上みたいに考えるのではなくて、となりのオッチャンが出入りしている場所として、可能な範囲で皆さんに伝えられたらと思います。

これまでの住宅設計や建築の仕事も少しずつ続けながらの二足のわらじなので、かなり忙しく、どれだけブログを書けるかわかりませんが、せっかくの貴重な体験なので、がんばってみます。


2022-01-01(Sat)

2022

ほぼ人生最悪の2021が終わり、やっと2022へ突入しました。

久しぶりにブログを書こうとしたら、FC2の編集画面がすっかり変わっていました。

2022は、すっかり変わった新年になってほしいと切に願います。

昨年は、テレビが壊れ、炊飯器が壊れ、壁掛け時計が壊れ、電気ポットが壊れ、車は2回も壊れました。

春にはヤクザみたいな連中に軟禁脅迫され、夏前には某市役所に建築の申請をとことん妨害され、秋には父を亡くしました。

そんな最悪の一年も、冬の訪れとともに少し流れが変わってきました。

某市役所の妨害を打ち破って完成した住宅は、これまで設計した中でも指折りの作品になりました。

これまで応援してきた選挙は全敗だったのに、なんと大石あきこさんが初当選しました。

ちょっと光が見え始めつつ、大掃除でガラストップコンロのガラスをぶち割り、車が2度目の故障で正月に帰省できないという闇が併走しつつ、2022に突入です。

この際、思いっきりぶっ飛んで闇を抜け出すしかない。

そんなわけで、今年から二足の草鞋を履くことにしました。

これまでの木の家を設計する明月社は続けますが、平日は別の仕事をすることにしました。

まさか自分でもこんな仕事をすることになるとは、ほんの少し前まで思ってもみませんでした。

本日より、国会議員秘書をつとめさせてもらいます。

いくら政治に関わってきたとは言え、あくまで市民運動です。

国会議員の日常や、国会の運営などまっっっっっったく知りません。

60歳の1年生です。

どうなることやら、差し支えない限り、このブログでも報告してみようと思っています。

ただし、ブログはあくまで個人ですから、議員に向けてのなんやかんやをコメントされても、一切反応しませんので悪しからず。

ではでは、2022年、建築家兼新人議員秘書としての挑戦を、できるだけ大目に見守っていただけましたら幸いです。


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