2012-10-27(Sat)

11/7「汚染がれき受け入れNO!近隣7府県一斉アクション」について

読者の方から、表題の件についてお知らせと拡散依頼があったので、以下、http://blog.livedoor.jp/kinki77/ より引用します

************************************

11/7「汚染がれき受け入れNO!近隣7府県一斉アクション」にご参加を!

皆さま
 日々の活動お疲れさまです。

 大阪市は、橋下市長の旗振りのもと、汚染がれき広域処理の実施に係わる予算を7月議会で決定し、試験焼却を11月に実行に移す秒読み段階に入っています。
大阪市でのがれき受け入れと焼却灰の埋め立てを阻止できるか否かは、今後の日本政府による更なる放射能拡散政策による被曝の強要を阻止できるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
今、橋下市政に大きくNO!と声を挙げないと取り返しがつきません。

 そこで、なんとしても大阪市の汚染がれき試験焼却を阻止するために、
11月7日、近隣7府県(大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良、和歌山、三重)から、合同で大阪市長に申し入れをすることにしました。

下記どんな形でも結構ですので、皆さん、是非ともご協力ください!!
市政記者室が人で溢れかえるほど多くの方々にご参加頂きたいと思っています。
また、有機野菜などの生産者団体や生協さんにもご参加頂けたらありがたいです。
ご支援お待ちしております。

① 要請団体になる。
② 要請団体になり、当日記者会見にも出席して、後ろで会見の模様を傍聴する。(代表の方でなくても、どなたでもOKです)
③ 当日応援に駆け付け、市役所前のアクションにのみ参加する。

●ご賛同いただける団体は下記までご連絡ください。〆切は10月31日です。
 →gogoction51あっとgmail.com(←“あっと”を@に変えてください。お手数ですが。)

*************************
・タイトルは「要請団体として参加」
・① ② ③ のいずれかをお書きください。
・団体名(府県名・大阪府内なら市町村名)
・ご出席頂ける方
・その方のご連絡先のメールアドレスと携帯のお電話番号
*************************

メールアドレスと電話番号はこちらからの連絡用にのみ使用させて頂きます。
ブログ・要請書に掲載させて頂くのは団体名だけです。
今回は、一般の方は要請人では受け付けておりません。

●11月7日(水)当日は
12時     大阪市役所御堂筋側の正面玄関前集合。そこでピースフル・アクション!歌・アピール・メッセージ・人間横断幕など楽しい企画を予定。
12時45分  地下1階第1会議室へ移動
13時     要請書提出(7府県代表にも少しアピールして頂きます)
14時     記者会見(市政記者室で1時間を予定しています。広域処理反対の立場の専門家の方々と7府県代表に2~3分のアピールをして頂きます。その後質疑応答)7府県の代表以外の方々は後ろで傍聴。

●尚、今回のアクションのために、ブログを作成しました。
http://blog.livedoor.jp/kinki77/
要請団体として参加表明を頂きましたら、ブログで更新させて頂きますのでご確認ください。要請人の欄も随時更新していきますので、チェックして下さいね。
その他、新情報がありましたら、それも随時更新致します。

では、皆さん、11月7日、大阪市役所でお会いしましょう!


ちょっと待って!放射能ガレキ関西ネット(取りまとめ団体)
  代表世話人 高島 与一

問い合わせ先 
09081477764
gogoction51あっとgmail.com(←“あっと”を@に変えてください。お手数ですが。)


ツイッター拡散用
***********
【拡散お願い】11/7「汚染ガレキ受け入れNO!近畿7府県一斉アクション」にご参加を! 大阪の試験焼却が11月下旬にも行われようとしています!それを阻止すべく、11月7日に7府県から一斉に申し入れをします。多くの団体のご参加をお願します!→http://blog.livedoor.jp/kinki77/


(引用以上)

私自身は、避難者と未来をつくる会 と 政治を市民の手に!プロジェクト で体力の限界を感じているので(これ以上やったら仕事が手抜きになってしまう・・・)、ガレキ反対運動には積極的には関わっていないが、大変危険なことは間違いない。

しかも、橋下の選挙費用調達のためではないか、というウワサも飛びかっており、もしそうだとしたら、維新の選挙のために住民の健康を差し出すという、言語道断の事態である。

というわけで、以上、11/7アクションの紹介でした。


ちなみに、安全な明日を手に入れるために、こちらも是非よろしく

11月4日10:00「敷居のひく~い政治入門講座」
選挙運動なんてやったことのない人の選挙運動で日本は変わる


申込は 当ブログ左サイドのメールボックスから、お名前、住所、電話番号を送ってください



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2012-08-24(Fri)

8/31未来をつくるフォーラム~原発事故避難者と私たち 実行委員会の風景から

このところずっと告知しているとおり、8月31日に「未来をつくるフォーラム~原発事故避難者と私たち」というイベントを行う。

私もなんやらかんやら言っているうちに、実行委員会の一人としてバタバタと動き回っている。
一昨日の夜も実行委員会があり、大阪市内某所に不穏分子(?)が集まった。

集合した9人のうち、避難者が2人。ひとりは、共同代表の増山麗奈さん。(会のブログに思いを書いておられる。)
もう一人は、イベント当日に健康相談を担当して下さる医師の兼高先生。実行委員ではないが、事前の打ち合わせのために参加していただいた。

先生は埼玉におられて、子どもさんたちが鼻血出したり、話に聞いているまんまの様子になってしまい、食事に気をつけているだけでは追いつかないと判断され、ご実家のある関西に避難してこられたとのこと。

さて、会議では色々な事項の中で、「大阪府に対するヨウ素剤の配備の申し入れ」の話になった。共同代表の黒河内さんからの提案。
これに関しては、異論が噴出した。もちろん内容には何も文句はない。が、この会として今その話題で申し入れをするのはどうか、という話だ。

話はそれるが、この会の大きな特徴は、みな言いたいことを口々に言うので、すぐに収拾が付かなくなるということ。別の言い方をすれば、たとえ代表からの提案であっても、ギッチリ納得がいくまで議論する。
上意下達の対極であり、それだけに議論に時間はかかるが、日を追ってメンバーのやる気が上昇していくのが実感できる。

話を戻す。ヨウ素剤の配備について議論している中で、メンバーのNさんが発言した。Nさんの田舎は南相馬市で、親戚がたくさんいるという。
彼曰く、実際に被曝した人にとって、ヨウ素剤の問題は本質的な問題である。避けられたはずのリスクを、ヨウ素剤を飲まなかったばかりに負ってしまったという思いは、避難者にとって極めて深刻なことだ。と

一般的な予防的な配備の問題としかとらえていなかった私には、衝撃的な言葉だった。
つづけて、兼高先生が「みなさん、ヨウ素剤を持っていますか?」と質問された。
避難者の増山さんは、即座に「持ってます」
その他の関西在住のメンバーは、誰一人常備・携帯していなかった。

兼高先生「もう二度とゴメンですから。一粒5円ですよ。副作用もありませんし、フツウに薬局で売ってます。危ないと思ったら、ためらわずに直ぐ飲んで下さい。」

二度とゴメンだというその言葉に、万感がこもっていた。
わずか5円の粒を飲まなかったばかりに取り込んでしまった放射性ヨウ素。
漠然とした知識だけで、実は何も知らなかった私は言葉を失った。

この会に出ていると、こういう瞬間がしばしばある。
長くネットの住人であったわたしが、リアルの世界にはみ出した今回、頭をゆすられっぱなしである。
実行委員なんてガラじゃないと思いながらも、やってよかったと思う。

とは言え、とにもかくにも、8月31日にたくさんの人に来てもらわないと、どうもこうもならない。
ぜひとも、このブログを読んでいただいた方にもご参加をお願いしたい。

平日の昼なのでどうしても無理、という方も、今後の実行委員会=避難者と未来をつくる会の活動にご協力を!



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2012-08-15(Wed)

静かなるアウシュビッツ

アウシュビッツのような阿鼻叫喚が、目の前で繰り広げられているわけではない。

ゲシュタポによって、目に見える暴力で収用されているわけでもない。

ガス室のように、一人残らず即死するわけでもない。

しかし、一見フツウに見える街の姿に、アウシュビッツ収容所のイメージが重なる。

早川由紀夫さんが発表されている地図の裏面に、こんな資料がある



チェルノブイリ事故に対するウクライナの基準をあてはめて、同じ縮尺で比較した地図。

福島県の都市が集中する中通りが移住権利区域にあたり、東京東部をふくむ広範な地域が放射能管理強化区域
になっている。

この地図に示されているのはセシウム137による外部被曝だけであり、他の核種は入っていないし、何より内部被曝は考慮されていない。
その基準においてすら、このような状況なのである。

※ ウクライナの避難基準について詳しく知りたい方は、→ 今中哲二さんの論文「ウクライナにおける法的取り組み」

チェルノブイリでは、このような措置をとったにもかかわらず、事故後5年以上が経過してからであり遅きに失したこと。そもそもこの基準では不十分だったことなどから、甲状腺や白血病を始め多くの健康被害が出てしまった。

振り返って、今の日本。
ピンクの中に、何百万人もの人びとが、まるで何事もないかのように暮らしている。

実際には、微量でも重大な内部被曝を引き起こすストロンチウム90は、ピンクの外側でも検出されている。
だから、ピンクの地域は「最低限」の範囲。本当はもっと広範囲のはずだ。

にもかかわらず、そこにはまるで3.11前と変わらないかのような暮らしがある。
「がんばろう」とか「絆」とか言われながら。

もちろん、中通りなどの目に見えて線量の高い地域の人々は、心の中は不安で一杯のはずだ。
しかし、それを口に出すと「放射脳」とののしられる。
避難したくても家族に遮られるという事態さえ珍しくないという。

見えない壁に閉じ込められた収容所と言ったら言いすぎだろうか。
低線量の放射線は毒ガスのように即死はさせないが、どんなにがんばってもDNAの絆を破壊し続ける。
それがどんな結果をもたらすのかは、広島、長崎、チェルノブイリの経験が物語っている。

福島県外にいたっては、危ないという認識すら薄い。
しかし、放射性物質は、県境を見分けることはできない。

■■

これまで3回の悲惨な経験を持ちながら、なぜ日本政府は何の対策もとらないのか。
その疑問の回答は、ふくしま集団疎開弁護団の柳原弁護士の言葉にあった

「6.24」一周年の思い――なぜ、ふくしまで集団疎開が実現しないのか

日本政府くらいチェルノブイリ事故から学び尽くした連中は ほかにいないのではないか。だから、3.11以降の日本政府も三大政策を曲がりなりにも着々と実行できた。
(引用以上)

三大政策 とは 「情報を隠すこと」 「事故を小さく見せること」 「様々な基準値を上げること」

日本政府が福島や関東東北の人びとを放置しているのは、無能なのではなく、確信犯だったのだ。
無能どころか、チェルノブイリに学び尽くした結果、絶対に責任を取らないという覚悟を決めて進めていることだったのだ。

1年半という時間は、すでに様々な健康障害を引き起こしている。
日本では報道されないので、海外の報道を逆輸入する必要がある。

同じく ふくしま集団疎開裁判のブログから

【世界が注目】今、ふくしまの子どもたちが危ない、と欧米の専門家が警鐘


部分的な引用はしないので、元記事を読んでいただきたい
米国のニュースサイト「Business Insider」に掲載された記事の訳文である

■■

行動を

何もしないことが、言われるままに行動することが、何を結果するのか。
敗戦記念日の今日、心をえぐって省みたい。

一人でも多くの避難を。

汚染の実態を知らしめること。

被曝の、なかでも内部被曝の危険を周知すること。

それを可能にする政治を手にすること。

まず、できることから始める。

8月31日(金) 未来を作るフォーラム ~原発事故避難者と私たち

関西へ避難してくる人のために、健康相談を充実させていきたい。

何か手伝いたいけど、一人じゃ無理 と思っている方にも、ぜひ集まっていただきたい。
イベントは平日の昼なので参加できなくても、今後の活動に関心のある方は、メールください
(左サイドにメールフォームあります)

そしてもうひとつ

8月19日(日) 政治と生活を考える会 政経フォーラム


国民の生活が第一 の 中村てつじ議員、三宅雪子議員、熊谷貞俊議員 の講演
質疑応答も充実

政治と生活を考える会は、市民運動として政治家の活動とつながろうという、画期的なプログラム。

こちらもご参加を

■■

今進行しているもう一つの、というか、おそらくもっとも大きな枠組みの事態は、日本を世界の核廃棄物処分場に という動きだ。

私情を排して、世界から日本がどう思われているか、考えてみよう
「津波と放射能で可哀想」という同情もあるだろう

その一方で、「どうせ汚染されてしまったし、極東の離れ小島なんだから・・・」と、虎視眈々とヨダレを垂らして狙っている目がある。

時間がなくなってきたので、これまでも何度も引用した過去記事のリンクのみ

原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか

「フクシマを核処分場にする計画」を改めて検証してみる


ひとつだけ、注意を

「どうせ汚染されてしまったし、極東の離れ小島なんだから・・・」
これ、どっかで聞いたことありませんか?

「どうせ汚染されてしまったし、福島に集めておこう」

まったく同じロジック。
モラルハザードだと言うことに、脱原発を言う善意の人びとまでが気がつかない不思議。

そこには、責任 ということばが完全に欠落している

日本オンカロ計画については、また別の記事で検討してみたい




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2012-08-06(Mon)

胸を張って逃げる権利を!  8月31日未来をつくるフォーラム@大阪

逃げる という日本語には、消しようのないネガティブなイメージがこびりついている。

逃亡生活、逃避行、逃走犯、などなど、どれをとっても、これほど惨めなものはないというくらい、惨めな印象がある。

しかも、それに加えて、逃げる=卑怯 という等式に違和感を憶える人はほとんどいないだろう。
逃げるのは卑怯だ。正々堂々と立ち向かえ。逃げても何も変わらない。逃げたら負け。
こうした常套句は、日常生活からマスメディアにいたるまで、日に何十回も耳に入ってくる。

最近になって、ようやく「逃げてもいいんだ」というか弱い声が聞こえてきたのは、イジメに関する議論の中。
いじめられたときは、自分を責めずに、逃げられるものなら逃げてしまおう。これは、たしかに真っ当な意見だと思う。
しかし、それも「いじめられたら」という前提があっての話。やはり、重苦しい空気はぬぐい得ない。

■■

しかし、思い起こしてみれば、逃げたらいけない、という倫理観は、いつから日本人の精神に居座っているのだろう。
たとえば、江戸時代の庶民が、「逃げたら負けだ」とほんとうに思っていただろうか。

もちろん、なにか困難なことに取り組むという意味で、気張っている人はたくさんいただろうが、そういう積極的な意味で言っているのではない。
今流で言ってみれば、パワーハラスメントに対して、「逃げたらいけない」という倫理観を持っていたとは、ちょっと考えにくいのである。

封建社会、身分社会という、社会の構造自体がパワハラであるような社会では、「逃げたらいけない」という角張った意識ではなく、「頭を引っ込めてやり過ごす」といういい加減な意識が主流になるだろう。
これは、支配する側からもされる側からも、そうなるだろう。
そして、「頭を引っ込めてやり過ごす」という意識は、今の日本人の心の底流にもしかっりと残っている。

「逃げたらいけない」というのは、武士階級の、しかも建前の世界だけに存在していた価値観に過ぎないはずだ。その武士だって、江戸時代のほとんどの時代は事務官僚であり、本気で「逃げたらいけない」と考えていたとは思えない。

とは言え、江戸時代は気候が寒冷化した時代で、飢饉が多発し、生きるか死ぬかの農民の抵抗は決して少なくはなかった。
百姓一揆は3000回に上ったとも言われている。
中には、数万の軍勢にふくれあがった武装蜂起になったこともあるが、実際はほとんどの場合、代表者の交渉であったり、数人が処分覚悟でおこなった強訴・直訴であったりしたようだ。

むしろ、農民の自主的な抵抗手段は、今流に言えばストライキにあたる逃散だ。
軽いところでは、裏山に逃げ込んで降りてこない、とか、激しい場合は村中が逃げ去って消滅したこともあったようだ。
今も昔も、働いて税金を納める者がいなければ、実は支配者は二進も三進もいかないということを逆手にとった戦い方であった。

逃げると言うことは、故郷を捨てるということだから、もちろん悲しい選択ではあったろう。しかし、けっして卑怯ものあつかいされるようなことでは、無かったのである。

■■

幕末から明治初期にかけての、いわば革命期が過ぎると、その反動とも言うべき統制の時代が始まった。
日本の庶民の生活の隅々まで、新体制のイデオロギーで縛り付けようとし始める。

たとえば、日本中の村々で行われていた大衆演劇の村歌舞伎にたいしても、演劇改良命令なるものを発布して、実質的に禁止し、現在のお高くとまった「伝統的」歌舞伎だけを残していった。
その他、現在「日本的」とか「伝統的」と思われているものは、この時代に選別、創作されていったものが多い。
その象徴が、
大正9年に創建された明治神宮である。

富国強兵、国民皆兵を実現するために、江戸時代のような逃散は、なんとしても避けたかった。
しかし、一方で革命期の熱は記憶に新しく、また庶民が満足できるような生産と社会にはほど遠かった。

そこで、持ち出されてきたのが、武士道という、武士階級の中のほんの建前に過ぎなかった偏向イデオロギーである。
そして、あたかも日本人は古来こういう民族だったのだ、というデマと共に「逃げるな」の思想が日本中に染み渡っていった。

「潔さ」が美徳とされ、イマドキで言うならば、誤審にも文句言わないのがスポーツマンの鑑みたいな空気が、社会を覆っていた。
そして、「逃げる」ことは人間として最低のことかのように、思わされていき、それは、言うまでもなく、日清、日露、第二次大戦へと連なっていった。

その結果がどうなったか、言うまでもない。
奇しくも今日は8月6日。
日本人に逃げる根性があれば、こんなことにはならなかった。

徴兵忌避、敵前逃亡、投降。そうしたことを、せめて普通の国並みにできれいれば、ここまで悲惨なことにはならなかったのではないか。
原爆を落としたアメリカを合理化するつもりはサラサラないが、これもまた一面だと思うのである。

■■

いま、福島とその周辺の被曝は、まったなしの状況を呈している。
厚労省は、3年ごとに行っている「患者調査」から、福島県と宮城県の南部だけを除外した。
(これに関してはおしどりマコさんの記事を参照)

この一点をもってしても、福島の状況がいかに深刻化がうかがわれる。
福島の人々は、モルモットとして山下俊一らに徹底的に調査され、かつその情報は隠蔽される。
そして、どんな健康被害に対しても、「科学的に証明できない」のひとことで、原発事故とは関係ないと退けられるのである。

これは福島だけの問題ではない。東京東部に至るまで、かなり高濃度の地域は広範囲に広がっている。
通常のモニタリングでは分からない、プルトニウム、ストロンチウムなどの核種は、正確にはどこまで広がっているのか、だれも分からずに生活している。

ストロンチウムは、内部被曝によりきわめて深刻な健康被害をおこすのだが、普通の線量計で測れるγ線をださないから、知らないうちに取り込んでしまう危険が高い。しかも、出しているβ線は、体の狭い範囲を集中的に攻撃する。しかもしかも、何十年も体から出ていかない。

このストロンチウムが東京や横浜でも検出されているのだから、関東が安全だとは、だれも「科学的に証明」なんてできない。
まして福島では、
ソ連ですら移住の対象としたような汚染地域に、何の補償もなく人が住み続けている。こんなことが、許されていいのか。

オリンピック報道に浮かれるマスメディアが流しているほど、世の中は平和ではないのだ。
ヤバイ と思ったら 迷わず逃げる というのが、ほんとうは一番いい。
しかし、逃げることには、何重ものこんなんがつきまとう。

仕事をどうするんだという経済的な問題もある。
住宅ローンのある人ならば、なおさら問題は大きい。

さらに深刻なのが、精神的な軋轢(あつれき)だ。
家族、親、兄弟、職場、さまざまステージで「逃げる」ということへの白眼視がある。
まさに、「逃げてはいけない」という心の牢獄に閉じ込められている。
これを何とかしないことには、逃げようと思えば逃げられる何十万の子どもたちの健康が、命がみすみす傷つけられていく。

■■

本来は国がやらなければならない、避難の問題。
だからと言って、国の責任だと言い続けていても、被曝は時々刻々と続いているのだから、なにかできることからでもやろう。

そう思っていたところに、8月31日に避難者支援のシンポジウムをやるという話が飛び込んできた。

未来をつくるフォーラム ~原発事故避難者と私たち (公式ブログ)

20120806-1.jpg20120806-2.jpg

アメリカとドイツから、被曝による健康被害に取り組んできた医師をお呼びしてのシンポジウム。
詳細は、上記のブログを見ていただきたい。(今現在は、チラシデータが掲載。近日中に基調になる記事アップされます)
メインイベントは、13:00~ ドンーンセンター(天満橋) 前売り800円

イベントの目的は、一つは被曝による健康相談ができる医師を増やすこと。
なにせ、被曝に詳しい医師の多くは原子力村の住人だ。
心ある数人の医師は、八面六臂の大活躍で大わらわ。

そこで、この機会に、何かしようとおもってくださる医師の方に参加していただき、今後健康相談などに協力していただける医師が増えていってほしい、というのが思いの第一。

それと、現在関西に避難している方々に、「逃げていいんだ」という確信を持っていただくこと。
前段でさんざん書いた、「逃げたらいけない」という精神的な牢獄に対して、「逃げてもいいんだ」「逃げる権利」を宣言したい。
と、同時に、避難者同士の交流のきっかけにもなれば言うことはないというのが、二つ目。

三つ目は、このイベントをキックオフにして、今後の支援活動をやっていきたいので、その仲間が集まって欲しい。私もそうなのだが、「何かしたいが、自分一人じゃどうしていいかわからない」という人があつまって、たとえば月一の健康相談会とか、お医者さん向けの学習会とか、じわじわとした動きであっても、続けていきたい。

と、私は思って、実行委員会に参加させてもらった。
私の思い込みも、イベントの趣旨とそう外れてはいないはずだ。

ぜひ、一人でも多くのご参加を呼びかけたい。

前売り券の必要な方、チラシの拡散に協力いただける方、あるいは、金曜の昼は無理だけど今後の活動に協力いただける方や情報提供のほしい方は、ご連絡いただきたい。
左サイドのメールフォームからでも結構です。



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2012-07-06(Fri)

【本日18時!】 紫陽花「行動」へ 

とにかく、この10日間くらいは、消費税採決、巨大抗議行動、小沢新党、大飯再稼働 とあまりにも強烈な出来事が続いて、頭がマトモに回らない。夜も寝た気がしないし、昼も仕事が進まなくて困ってしまう。

26日に書いた「拝啓小沢一郎様 官邸前への案内状」は、かなりの反響を呼んで、しかも書いた次の朝には小沢さん本人に手渡していただけたと言うから、びっくりである。

そこで言いたかったことは、市民の自主的な行動と、選挙で選ばれた議員の政治活動を、ここらへんで合流させようよ ということだった。
市民運動と政党との不幸な歴史はここではいちいち書かないが、市民が主導するくらいの底力を見せた今、やっとこさ、政党政治との合流は可能であり、実質的な力になり、かつ必要なことだと思った。そして、その受け皿として、小沢氏の新党は最適だと思ったのだ。

残念ながら29日に小沢さんの登場はならなかったが、20万人とも言われる大群衆が官邸前に押し寄せ、日本史上、空前の事態が起きた。
人数にすれば60年安保の時のほうが多かったが、ぞろぞろぞろぞろと、いつ終わるともなく地下鉄の駅からわき上がってくる様は、これまでの歴史にはなかった光景だった。

その光景に感動すると共に、私は言葉にできない不安感を感じた。表現し切れないなりに、何か書かなくちゃいけないと思い、「これからのことを考える」という文章を書いた。
これも、ひと言で言うと、運動に対する攻撃が本格的になる という予感だった。

そうこうしているうちに、大飯原発の再稼働が迫り、現地では身を挺した反対運動が展開された。私は仕事のきりが付いたかなり夜更けになってから、IWJにかじりついて見ていた。夜の10時をかなり過ぎているのに、まだこんなにエネルギッシュに頑張っていることにまず驚き、感謝した。

自分のメモのつもりで「今すぐ大飯のライブ映像を見て下さい」と書きつつ、また一方で、感動するが故の不安がより一層膨らんで、こう書いた。

今後、いろんな軋轢やら議論やら、外野(マスコミ)からのヤジやらが続くと思う。
とくに、「どこまでやるのか」 ということや、「組織のない普通の人」ってなんなのか ということについて、なんとかして内部分裂を誘おうとする敵側の「努力」が激しくなるだろう。

「どこまでやるか」は気持ちを一つにして、でも行動は縛りすぎないで、なんとか乗り越えていって欲しい。


果たせるかな、残念ながら、予想したとおりの事態はじわじわと進行している。
あまりこれを針小棒大に書くことは、運動へのネガキャンになってしまうので、詳細は割愛する。この運動に深く関心を持っている人は、たぶん多かれ少なかれ気がついていると思う。

ひとつだけあげるならば、警察への対応だ。とくに、官邸前で主催者が警察車両から解散の号令を発したことに関して、かなり賛否両論が出た。私は、そのことに喧々がくがくするのは見当違いだと思った。で、「警察とは「正しく」対決しよう -紫陽花革命進行中-」を書いた。

警察は敵じゃないと言う人も、警察の言うことなんて聞くなと言う人も、ちょっと警察を甘く見てませんか、ということ。検察の罠を引き合いに出すまでもなく、警察だって究極は既得権益の守護神だ。そうじゃない、日常のこともやっているから見えにくいが、命令する側はあきらかにそうだ。

そういう巨大な相手に、気を許しちゃいけないし、かといって目先で突っかかって逮捕されてみてもかえって利敵行為になるよ と書いた。

しかし、私がちょろちょろとブログを書こうが書くまいが大きな流れには何の影響もない。事態は、一部ではかなり険悪な雰囲気すら漂っている。
そんななかで、山口一臣さんのツイートがシンプルで分かりやすかった。

「よくわかんないけど、明日は再稼働反対の抗議だから、再稼働に反対する人は誰でも参加していいんじゃないの。つまり排除はおかしい。そのかわり参加する人は、再稼働反対の範囲で抗議・主張すべきで、それ以外のことはよそ行ってやってくれと。」

逆に言うと、この運動は、超巨大な同床異夢なのである。みんな違っていて当然なのだ。
だから、この巨大な渦を目の前にしたときに、それぞれの夢をこの運動に仮託してしまった。この先に何があるかを、それぞれに夢見たのだ。私とても例外ではない。

夢を描くことは、何も悪いことではない。私はこう思う、いや私はこうなって欲しい。それぞれ考え、表現し、提案することは何も悪いことではない。しかし、「こうなんだ」「こうじゃないヤツは出てけ」と決めつけて、今の最大公約数的な同床異夢の状態を物理的に壊す行為があれば、それは反則だ。

29日の現場を含めて、この一週間で起きたことは、それぞれの表現なのか、あるいは実質的な反則なのか。私には分からない。
しかし、あいつは反則だ、いや反則はそっちだ、という議論がごく一部ではあるが起きていることは間違いない。

その様子を、ほくそ笑んでみているのが誰か、これは想像に難くない。
違いを乗り越えるには、まず違いをハッキリさせ、お互いに認識し、リスペクトすることだ。

自分と全然違う、まったく許容できない考えでも、それが実質的な妨害ではなく言葉での表現である限り、隣人として認識すること。
「成果なんて何もいらない。声を上げることに意味がある。」と言う人から、「この先には人民蜂起があるんだ」と言う人まで、言うのは自由だ。全然違う考えの人々が、仲良く並んで「サイカドウハンタイ」と声を上げる運動なのだ。

その意味では、紫陽花革命 という呼び方もいかがなものかと思う。
「革命じゃない」と主催者の人も、かなり苦々しくツイートしている。
命名した人は、ふんわりとジャスミン革命から連想してつけたのだろう。今年の流行語大賞になってもいいと思うくらい、私自身はすてきな命名だったと思うけれども、「サイカドウハンタイ」以外のことを連想させるような呼び方は、やめた方がいい。

あくまでもこの運動は、再稼働反対官邸前抗議行動=紫陽花行動 なのだ。
そう、きっぱりハッキリ割り切って参加しよう。

ただし、こちらが割り切っても、敵がどう思うかは別だ。
どんなに平和的であっても、非暴力であっても、「これは脅威だ」と判断されれば、何らかの方法で弾圧はされる。スパイのように参加者を装った者が騒ぎを起こすと言うこともあり得る。もっと単純に、少し血気盛んなグループに機動隊が突っかかるということもあり得る。体に触っただけで、公務執行妨害だ。

今のところ、子連れで歩いているだけでいきなりどうこうなるとは考えにくいが、いちおうそういう緊張感ももっておいた方がいい。

あと5時間後
先週を上回る人並みが、官邸前と関西電力前に集まることを祈っている。

国会事故調が「人災」と断言したことは大きい。再稼働の不当性を、国会が認定したようなものだからだ。
野田政権は、国会の言うことすら聞かない独裁で、再稼働を強行している。
あれこれの議論をのりこえて、抗議の声を上げないと、だんだん先の見えてきた私らのような中高年はともかくも、子どもたちの未来に申し訳が立たない。

東京は夕方はなんとか雨は降らずに持ちそうだ。
大阪は残念ながらかなりの雨になりそう。

私自身は、大阪の関西電力前で、声を張り上げようと思う。
雨カッパとタオルを持って、一人でも多くの方に参加していただきたい


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2012-07-05(Thu)

警察とは「正しく」対決しよう -紫陽花革命進行中-

再稼働反対デモ・紫陽花革命をめぐって、警察との関係についてあれこれと議論が出ているようだ。

官邸前、関電前ともに、主催者の大変なご苦労に感謝しつつ、議論の混乱を危惧している。

色々な誤解が積み上がっているような気がするので、ちょっとまとめておきたい。まあ、私がまとめたからと言って、どうなるもんでもないかもしれないが、少しはなるほどと思ってもらえる方もいるかもしれないので、以下、連続ツイートを加筆修正しつつ再録する。


わたしは、ちょっと前のツイートで、「交通整理には従うが、大飯(現地抗議)のようなことになったら、抗議は断固必要」と書いた。

一番にいたいことは、「一切警察に逆らうな」でも「警察とケンカしろ」でもなく、「警察をナメたら危ない」ということ。

「警察の言うことを聞くのは日和見」という人も、「警察は一般市民には何もしない」という人も、どっちも警察を甘く見すぎだ。
今やっているデモの中で、一部の人が機動隊に突入したらどうなるかは言うまでもない。餌食であり自ら撒き餌になって弾圧を引き込む利敵行為だ。

しかし「警察は一般市民には何もしない」というのは幻想。
デモが、原発なり野田政権にとって、本当に脅威になれば、一般市民であろうと労働組合であろうと党派関係者であろうと、弾圧をしてくる。そう思っておかないと、不意打ちをくってしまう。 

たしかに子ども連れを突然逮捕はしなくても、ちょっと身体が触れただけで公務執行妨害で逮捕 なんていうのは常套手段のはず。見せしめにして恐怖心を煽る。
また公安は、参加者を装って騒ぎを起こす人間を潜入させる。それが彼らの仕事なのだから。

先週の官邸前デモの先頭で、警察の指示に従うかどうかで緊張が高まったらしい。そして「おとなしく従うな」と言った人たちは、一部の人びとから「煽動者」と呼ばれている。
が、結果として主催者に従ったのだから、少なくとも公安の手先ではないだろう。
もし乱闘になれば確かに今の状況では利敵行為だが、しかし、血気にはやった連中を「煽動者」と呼ぶのは抵抗がある。

要するに、警察を単に逮捕したり、場合によっては暴行したりするヤツらくらいにしか思っていないから、中途半端に突っかかっていく。良くも悪しくも、そういう手合いだと思った方が実態に近いような気がする。
煽動者というのは、もっと計画的・組織的なものだろう。

警察というのは、その場を安全にするためにいるのではなく、やはり本質的には原発や野田政権のような既得権益を守るためにある。
そして、向こうの都合で、おとなしかったり逮捕したり乱暴したりするのだ。それらは警察にとっては手段に過ぎない。
だから、それと対峙する私たち抗議する側は、警察との緊張関係をどこにラインを引くかということを、ちゃんと意識してのぞなまくちゃならない。 

大飯での現地抗議のように「覚悟」して身を投げ出して抗議する時もあれば、関電前のように逮捕などは避ける形もある。
それぞれを、過激だとか、日和見だとか決めつけるのではなく、この場合はどこに対決ラインを引くのかということを、参加者が緊張感を持って意識することだ 

警察をナメていると、対決している緊張感が薄くなり、いたずらに突っかかったり、逆に不意打ちを食らって混乱する。

警察とは、「正しく」対決しよう。それが私の結論。

以上 ツイート再録終わり


いよいよ、明日は金曜日

先週の光景で、野田も警察も、内心ではかなりビビリまくっているはずだ。
ということは、逆に言うと、いつまでも警察がおとなしくしているかどうかは、わからない、ということでもある。

万が一、ちょっと血気にはやった連中が逮捕されたりしたときに、ぜひともお願いしたいことがある。
逮捕した側(警察や野田政権)を非難するより先に、逮捕された側を「煽動者」などと決めつけてゴウゴウたる非難の嵐をあびせるようなことはしないでいただきたい。

ホンモノの煽動者(マスメディアを含む)が、逮捕された連中のことを「煽動者だ!」と騒ぐのは目に見えている。そんな声に乗せられずに、逮捕した側に怒りの声をあげることを忘れないでほしい。

無謀だ、日和見だ、という議論自体が、そもそもホンモノの煽動者に仕掛けられている可能性が大きいことも、頭に入れておきたい。

では、明日6日 18時。

首相官邸前と関西電力前に!



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2012-07-01(Sun)

今すぐ 大飯のライブ映像を見て下さい (追記あり)

大飯原発の真ん前では、30日からぶっ通しで抗議行動が続いている。

IWJのボランティアスタッフでもある古賀さんというかたが、ライブ映像を送ってくれている

(配信終了)

抗議されている人々は、疲労困憊を通り越し、立っているのが不思議なくらいの状態のはず。それでも、厳しくも明るい表情をしている。人間らしい。

ときおり、機動隊の表情も映る。あんな顔して生きたくない。つくづく思う。

IWJのほうのUstreamでは、どうやらネットウヨが動員されて、お祭り騒ぎだとか色々と難癖コメントを書きまくっている。
信じられない継続力を目の当たりにして、そんなことでもやらないといられないのだろう。それぐらい、スゴイ



Video streaming by Ustream
(7月1日23:52 からの録画)

ドラムのリズムは、たしかにこの抗議行動の特徴だ。太鼓の響きは、太古の昔から人の底力を引き出してきたのだろう。
実にラディカルな意味で、この抗議行動は祭りなのだ。

とにかく、一人でも多くの人に、今、この映像を見て欲しい

これ以上はあれこれ書かない。

今すぐ ライブ映像を!


(追記)

一夜明けて、臨界という愚かな朝を迎えてしまった

抗議行動の人びとは、AM1時頃に一度中締めをしたけれども、思いがあふれ出すように何人かの人がシュプレヒコールを再開し、やがてドラムもまた始まった。結局、2時前に大飯原発入口での行動終了。再稼働反対 を叫びながら、整然と撤退していった。ゴミも拾いながら。

言葉だけでは表現しきれない思いを、全身を使ってぶつけてくれた彼ら彼女ら。
愚かな臨界の朝に、一筋の希望を残してくれた。

昨夜アップしたライブ動画は、すでに見ることのできないツイキャスは一度削除し、IWJのほうは録画に貼り替えた。(機動隊によって分断されていたデモ隊が、機動隊が一部引き上げたことによって再合流した瞬間だ。)

より詳しくは、IWJch1、福井、大分 などのチャンネルで録画を置いてくれている

http://iwj.co.jp/channels/main/


ちなみに、これらは無料で公開されているが、できれば有料会員になっていただきたい
IWJがつぶれると、本当に困るから

http://iwj.co.jp/join/

今後、いろんな軋轢やら議論やら、外野(マスコミ)からのヤジやらが続くと思う。
とくに、「どこまでやるのか」 ということや、「組織のない普通の人」ってなんなのか ということについて、なんとかして内部分裂を誘おうとする敵側の「努力」が激しくなるだろう。

「どこまでやるか」は気持ちを一つにして、でも行動は縛りすぎないで、なんとか乗り越えていって欲しい。

「非組織の普通の人」を褒め殺しにすることで、何らかの組織に属する人を排除する論理は、紫陽花崩壊の序曲になりかねない。組織。非組織を問題すること自体が、愚かな二元論だということに、きっと多くの人は気がついているはずだ。

現場での混乱をまねかない、ギリギリの線を守る闘いは、本当に困難な道だと思う
私のつまらん心配を、飛び越えていってくれることを心から望んでいる




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2012-06-28(Thu)

それ 言っても良いんだよ  -紫陽花革命進行中-

一昨日に書いた 拝啓小沢一郎様 の文章は、なんと驚いたことに、昨日の午前中には間違いなく小沢さんの手元に届いたそうだ。絶対確実なルートを含めて、複数の方が送ってくださったそうだ。この場を借りてお礼申しあげます。

書いた本人が驚いていては無責任な話だが、私としては、一度他人の目を通してもらって、価値があると思ってもらえればいずれ小沢さん本人の目に触れることもあるだろう と思っていたので、郵便で送るよりも早く渡してもらえるとは想像もしていなかった。

とは言え、明日すぐに小沢さんに官邸前に出てきてくれと言うのも、いくら何でも無理かも知れない。その官邸の中のほうとのせめぎ合いの真っ最中なだけに。

それでも、いつまでも国民の目に分かりにくいことをしていると、天の秋を逃す という危機感を強く感じる。
機を見るに敏な橋下徹などは、すぐさま「やっぱ国政出るぜい」とぶち上げ始めた。全国民の視線が一身に注がれている時にこそ、明確に、そしてもっとも効果的に発信してもらいたいと思う。


■■
紫陽花革命と呼ばれ始めた 金曜夕方の抗議行動は、何が画期的かと言って 「言っても良いんだ」と気がついた ということにつきる。

原発にしろ何にしろ、危ないものや、あまりに理不尽なものに、本音では反対だと思っている人は少なくなかったはずだ。
しかし、それを口に出すのは、かなり、相当な勇気と思い切りがなければできなかった。つい先日まで。

3.11以降は、原発危ない とか 放射能怖い くらいは言えるようになった。
一番危ない思いをしている福島では、かえって言葉にすると「放射脳」などと罵声を浴びせられて、口にするのが難しいということはあるけれども、少なくとも私の周りでは普通に言えるようになった。

でも、政策と真っ向から対立することになると、やはりこれまでの「くちびる寒し」のトラウマがよみがえって来る傾向もあった。
「いつか脱原発」というホンワカした話は誰も躊躇しないけれども、政府が是非でも進めると言っている再稼働に反対する ということが誰にでも言えるか。そんなことを言ったら よくって変わり者、悪ければ危険人物と思われて、白い目で見られるのではないか。

しかし、そんなショウモナイ心配はまったく必要ない ということが事実をもって証明された。

ホンワカ脱原発と、再稼働反対は 何が決定的に違うのか。
再稼働反対は、危ないとか怖いとかいう個人的な感情を超えて、福島をほったらかしにして再稼働だけする政治に対する怒りが根本にある。
もちろん、安全対策もいい加減で、活断層までもれなく付いてくる大飯原発が危ないのは言うまでもないが、何よりも心に火をつけたのは 「福島をほったらかし」という点ではないだろうか。

検証という意味でも、収束という意味でも、そして被曝している人びとの対策という意味でも、「ほったらかし」にしておいて、再稼働だけ超強引に進める野田内閣のやり口にこそ、紫陽花の怒りは向かっているように私には見える。

■■

再稼働反対の紫陽花革命は 原発というシングルイシューではなく、すぐれて政治マターなのだ。その自覚はなくとも、セイジカツドウであり、だから革命と呼ばれるにふさわしいのである。

セイジを声高に語ること、怒りをもって声を上げること、ついにこの心の壁が崩れ始めた。
73年の赤軍事件以来、怒りを持って政治を語ることはカゲキハだ、危険だ と強烈に刷り込まれてきた日本人の心の壁。
そこに、やっと風穴が開き始めた。

匿名のツイッターという世界から、リアルのデモという行動までが、こんなに簡単に踏み出していくとは、私の想像をはるかに超えて広がり始めた。
やはり、6月15日の経験が、何かを変えたのだと思う。一線を越えた。
私は大阪の関電前にいたけれども、何か空気が変わるのを実感した。

もちろん、紫陽花革命の前途は多難ではある。
参加者を装った破壊分子が、わざと暴れ出すかも知れない。呼応するように、まわりの無関係な参加者を大量に逮捕するかも知れない。
主導権争いに見せかけて、言い出しっぺの若者グループにナンクセを付ける連中が出てくるかも知れない。こんなのは、運動潰すための常套手段だろうから、近いうちに必ずある と思っておいた方が良い。

敵のある話なのだから、そうすんなりいくわけがない。
政権交代後の民主党を見るまでもなく、潰すためには内部から というのは鉄則なのだ。

それでも、何があっても、いちど開いた心の窓を、もう決して閉ざさないでほしい。
「それ 言っても良いんだ」
自分にも、他の人にも 言ってあげよう。
それが本当の 心の絆なんだから。

■■

6月29日(金)18:00  首相官邸前と関西電力本店前

是非とも、会社帰りにお立ち寄りを

関西電力のほうには、私もいきます。もちろん。

地図→ http://yfrog.com/esb1cmp

赤茶色のヨレヨレのジャケット着て、「再稼働反対 反戦な家づくり」 という小さなプラカードもったひげオヤジを見かけたら声かけてください。
多分、六甲菜園を一緒にやっている仲間も駆けつけてくれると思います。
一人では参加しにくいなあ というかたは 一緒に声を上げましょう。

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2012-06-20(Wed)

【徹底拡散】日本学術会議が「核ゴミの地層処分は無理」と報告

一昨日、東京新聞と中日新聞だけに出た記事がある。
しかも、ネット版は出た直後に削除されている。

その見出しは

「日本学術会議もお手上げ  核のごみ地層処分困難」

「安全確保できず」「現行方針転換を」

20120620-1.jpg

これはかなり衝撃的なニュースだ。他社が一切報じていないのはおかしい。
「学術会議」や「核廃棄物」「地層処分」などで何回もニュース検索してみたが、東京新聞の内容削除済みのタイトルしか出てこない。

私が知ったのも、ニュースサイトではなく「れんげ通信ブログ版」さんが再録してくれていたものを読んだからだ。
(上記の切り抜きも こちらのブログからお借りしました)

日本学術会議のホームページの冒頭には、こう書いてある。
「日本学術会議は、わが国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関です」

そんじょそこらの学会とは違うんです。
記事よれば、学者の国会なんて言われている。

そんなところが「地層処分は無理」と結論づけたのだから、これは政府関係者も大慌てで、持っていた茶碗を取り落としたことだろう。

できないと分かっていても、「いつかできる」と言い続けなければ原発を動かすことはできない。だから、「地層処分は無理」というのは、「権威」ある世界では禁句のはずなのだ。

それに、地層処分の立地を選定するNUMOなる組織は、毎年600億以上の拠出金を各電力会社から徴収し、その積立金は1兆円ちかくにふくれあがっている。(元は我々の払った電気代だ)
こんな利権の塊を今さら解散できるものか。

ところが、学術会議のこの問題の検討委員長である今田高俊という先生は、5月30日の学術会議総会でも、こんな発言をしている。(リンク文書の72ページより)

 いま現在委員長でやっているのですが、高レベル放射線廃棄物の処理、これ、地層処分がある程度出ているのですが、色々もう一年半くらいやりましたが、どうも七百から千メートルくらいの所の地層処分というのは安全が保障出来ない、信頼も無いから安心が出来ない、安心というのは安全性にプラス信頼性が加わってという事なんですけれども、だったら以外の選択肢も考えなければいけないという、そういう方向になっています。
 これはもう原発を止める止めないに関わらず何万本とある。どうするんですかというのは避けて通れないから、ここでたぶん国民が本気に選択しなければいけない状態になる。
 お金の問題でも無くて、地層学的にも一万年は保障できないという事をおっしゃっておられましたから、この中で地層処分の合意形成はかなり難しいという事で、例えば全体の総量をどうやってコントロールするか、これから増え続ける、減らす等々も含めて色んなケースを考えていく必要がある。

(引用以上)

私は、この学術会議の報告を見たときに、両面の可能性を考えた。
ひとつは、原子力村以外の文系の学者も入っているせいで、かなりマトモな報告になったという可能性。
もう一つは、これを逆手にとって六カ所の再処理ともんじゅを何が何でも推進すると言う可能性。

で、1日様子を見た。しばらく待ってもまったくマスメディアが報じないならば、この報告はマトモに学術的に検討されたもの。大々的に取り上げられたら、あきらかに政治的な意図がある。

結果的には、今に至るも、ネットで見る限りマスメディアはまったく完全に無視している。
しかし、同じ18日に付けでこんな記事もでている

高レベル放射性廃棄物処理の最終試験、3年半ぶり再開 日本原燃
2012.6.18 産経

これは微妙な記事で、六カ所の再処理工場を完成させるためのガラス固化試験を再開したというのだが、これは成功する確率は低そうだ。
原発新聞とも称される読売ですら、このように書いている。

ガラス固化試験 技術的課題多い中で再開
2012.6.19 読売

ガラス固化技術を研究する東京工業大の竹下健二教授は「現在の炉では一つ一つの問題を対症療法で解決していくしかない。今までの経験で、だましだましだが動かしていける」と話すが、未知のトラブルや設備故障に見舞われる可能性も否定できない。

ガラス固化試験が失敗に終わり、工場の稼働のめどが立たなくなった場合、全量再処理と併存の選択肢は成り立たなくなる。全量直接処分も使用済み燃料を最終処分する場所が決まるまでは実現不可能で、核燃サイクルの議論は大きく混乱しそうだ。

(引用以上)

と、かなり破れかぶれ、イチかバチかの実験再開なのである。
しかも、実験するガラス固化体とは、プルトニウム以外の高レベル核廃棄物を地層処分するための処理なのであって、六カ所を動かしたからと言って、最終処分場がイラナイというわけではない。

20120620-2.jpg 

そんなこんなで、やはり学術会議の「核ゴミの地層処分は無理」という報告は、大拡散するしかない と判断した。
そこで、昨日からツイッターで流し始めたところ、いくつかのツイートを合計で1000回以上リツイートしていただき、およそ60万人の方の画面に流れた。
そのうち、どれだけの方が実際に目にしたかは分からないが、かなり関心が高いということは明らかになった。

トイレのないマンションに、やはりトイレは作れない。
そのことが、「学術的に」明らかになったのだ。

今2万本以上あるんだから、ちょっとくらい増やしてもいいだろう、ってバカなことを言ってはいけない。1本でも、1グラムでも増やしてはいけない。
そのためには、とりあえず今ある原子炉を、即時に廃炉にするしかない。


ただし、ひとつだけ注意が必要だ。
「どうせ処分は無理だから、20キロ圏内に全部集めておこう」という議論に誘導される可能性はある。

地層処分もできない。「ふくいち」の収束もできない。
どうせできないモノどうし、危ないモノは一カ所にあつめて「仮置き」してしまえ、という開き直りの暴力的な議論がおきてくる可能性はかなり高い。

実際に、「ふくいち」からぶっ飛んだ放射能で汚染された土壌などの処分場を、20キロ圏内に作るというのが政府の方針だ。
双葉郡への核廃棄物貯蔵については、原発反対派の中でも「しかたない」と軽く言う人も多いが、これこそが「原発の構造」なのだと気がついて欲しい。

都合の悪いモノを、いちばん立場の弱い者に押しつけて、主流の人びとは何事もなかったように暮らしていく。
その構図そのものが、最大最悪の問題なのだ。

20120620-3.jpg

そして、中間貯蔵を許してしまえば、間違いなくなし崩しの「最終」処分場になる。
それが、どんな方式であるかどうかを問わず、そこから移動させることができないという意味で、間違いなく「最終」処分場になってしまうことは、だれもが口にするとしないとにかかわらず、分かりきっている。

どうしても引き受けなければならないのであれば、これまで利益を得てきた順番に引き受けるべきだ。東京や大阪のど真ん中に、東電や経産省の地下に埋めて、都市住民は避難するしかない。
東京に埋めるからと言って、青梅や高尾山などに持っていってはいけない。それでは「原発の構図」の縮図でしかない。

そのことは、よくよく肝に銘じた上で、学者の国会=日本学術会議が報告 「核ゴミの池沼処分は無理」 を拡散しよう。




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2012-06-12(Tue)

ガレキについてまず言うべきは「燃やすな」

20120612-1.jpg仙台にパレスチナ・オリーブというお店がある。 

http://www.paleoli.org/

時々オリーブ石けんを贈答用に購入している。肌に優しいので、敏感肌の方なんかにもお勧めだ。

そのご縁で、お店から「ぜいとぅーん」という通信を送ってくれる。ここにとても大事なことが書いてあったので、ツイッターでも連投したが、あらためて引用させてもらう。

(以下引用)

 パレスチプ・オリーフの商品を愛用して下さっている皆様の中にほ、がれきの広域処理に反対して活動している方もいますし、逆に、地元で受け入れ反対の声があがつていることを「申し訳ない」と言つてくださった方もいます。

20120612-2.jpg 私は、放射性物質に限らず化学物質やアスペストなども大量に含んだ「がれき」を遠くに運んでしかも焼却するのほ反対です。しかし、宮城県内で、毎日24時間、燃やされ続けているのも受け入れがたいことです。

 
宮城県の津波被災地域にも仮設焼却炉ができ稼働し始めています。

 仙台は、県内では例外的に、がれきの分別・リサイクルが早く進み、仙台のがれき約150万トンを順調に処理してあり(リサイクルしていいのかという大きな問題もありますが)、まず、並行して石巻地区のがれき(木屑を中心に)1O万トンを受け入れ、早ければ7月から焼却の予定です。このままでほ、どんどん県内のがれきを仙台が処理する流れです。

 仙台の3ケ所の仮設焼却炉のうち、最大の処理能力 (一日3OOトン)は、若林区荒浜の焼却炉。 パレスチオリーブから10キロ弱です。

 がれきの広域処理阻止、ではなく、焼却阻止、を言わないと、自分たちの上に(再び)ふって来る放射性物質が増えるだけなのです。

 地震、津波、原発事故とトリプルで被災した宮城県。私たち自身は、なかなか、がれき処理、ゴミ処理まで声をあげる余裕がありません。なぜ、「どうやって処理するか」ではなく「どこで処理するか」に焦点がずれてしまったのだろうと思います。

 どんな施設でどんなふうに燃やされ、灰が処理されているのか。そもそも燃やしていいのか。一緒に考えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。


(引用以上)

これが、もっとも現実的で、切実な問題なのではないだろうか。

私も広域処理には反対だし、大阪で燃やすのも反対だが、どうしてもガレキ反対運動には積極的になれなかった理由がここにある。
被災地で処分せよ、という意見が陰に陽にあることに違和感を感じてきた。

一番大事な問題は、「そもそも燃やしてもいいのか」 ということ。
そして、それを判断するための正確な情報を、あえて隠蔽している現状こそが、最大の問題だ。

信頼関係のもとに正確な情報が分かれば、燃やすことやリサイクルすることに異論など出ないだろう。
それが、分からないし信じられない、信じようがない関係を築いてしまった以上、「燃やすな」という結論しかない。




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