2009-11-16(Mon)

インフルワクチンで死亡例

13日 富山県 70代男性 呼吸不全 主治医は「持病が原因で、ワクチン接種との関連はない」と判断
15日 長野県 80代男性 呼吸不全 死亡とワクチン接種の関連は不明
16日 岐阜県 70代男性 心筋梗塞 主治医は「接種と死亡の因果関係は評価不能」

と、ここ数日で立て続けにワクチン殺人 じゃなくて「原因不明の死亡」がおきてしまった。

前にも書いたけれども、ワクチンの副作用は、そのほとんどが「原因不明」とされる。否定もできないが副作用だと判断もできない、という灰色のまま毎年100例前後の副作用報告がお蔵入りになっている。

副作用には保障するって?


インフルエンザ“症候群”

新型についても、当然のことながら、亡くなってしまっても「評価不能」で済まされる。
ということは、いくら「副作用は国が補償」といっても、補償の対象にすらならないということだ。

ところで、今回の3人のうちお2人の死因が呼吸不全であることも気になる。
例のギランバレー症候群は3%くらいの人が呼吸できなくなって亡くなるらしい。
お二人の方はギランバレー症候群ではなかったのか。
詳細な原因究明が必要だろう。

また、16日に亡くなった方は、接種後3時間半で急死している。
接種後30分なら副作用で、3時間半なら違う と言うのだが・・・・

まだ、これは国産ワクチンでのこと。
増強剤入り輸入ワクチンに切り替わるのは、いつからだろうか。

うちの子どもは、下の子は早くに感染して かる~く済ませてくれたので心配ないが、
上の子が学校で半分強制されやしないかと、非常に心配だ。
国産ならばケースバイケースで考えるけれども、輸入になってしまったら絶対やめさせようと思う。
少なくとも、1000万件くらいの事例が出るまでは、怖くて仕方がない。

運が良ければ症状が軽くなる という程度のワクチンに頼るよりも、かかったときの対処方法を、もっとしっかり広報すべきだろう。
感染初期のウィルス性肺炎がアブナイとか、脳症になるとか、噂は色々飛びかうけれども、本当になんで亡くなっているのか、ちゃんとしたデータとその対処方法が明らかになっていない。

肺炎については、厚労省が11月4日時点で死亡例の統計を発表していて、そこでは急性肺炎のひとは少ない。
急性肺炎を発症していたのは、亡くなった47人中5人だけだ。
この統計には、直接の死因は書いていないから、結局何が危ないのか分からない。

新型インフルエンザ感染者死亡例まとめ

かかったとき、どうなったらヤバイのか。
その前兆は何なのか。
それを、もっとジャンジャン知らせてほしい。

ワクチン打ったって、かかるときはかかる。
従来の季節性ワクチンの場合で、1才から6才の子どもの予防効果は20~30%と、国立感染症研究所が言っている。
3才から9才でも、せいぜい56%だ。

インフルエンザ Q&A

まして、急ごしらえのワクチンで、感染力の強い新型インフルは、もっと効果は薄いかもしれない。
だから、こんなワクチンに頼り切ってしまうことの方がアブナイ。

厚労省は、薬メーカーの圧力に流されずに、「かかったときの注意点」をしっかりと流してほしい。


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2009-11-05(Thu)

インフルエンザ“症候群”

「なんだこれは でたらめな病名を言うな!」とご立腹の医療関係者ならびに厚生労働省の皆様に、ひとことお断りをしておきます。

インフルエンザ症候群 というのは、豚インフルエンザとか鳥インフルエンザとか蟹インフルエンザとか、そういう病気のことを言っているのではありません。
「インフルエンザが来たぞ~」とまるで狼が来たかのように叫んでパニックを引き起こしている方々をさして、私が勝手にインフルエンザ症候群 と呼んでいるにすぎません。悪しからず。

てなわけで、意図的にパニックを演出している人も、それに乗せられてパニックになっちゃった人も、乗ったふりをするのが良識ある市民だと思い込んでパニックのふりをしている人も、誰もかれもがインフルエンザ症候群に感染してしまった。

例によってきっこさんが暴露しているけれども、輸入ワクチンは相当怖いようだ。
私などは、インフルエンザよりもこのワクチンのほうが よっぽど怖い。

今週から、100万人の医療従事者につづき、妊婦などのワクチン接種が始まった。

それにあわせて、NHKでは東大医科学研究所の河岡義裕獣医を取り上げていた。
爆笑問題の例の番組だ。

副作用の調査もろくにやらないワクチン接種には、以前から疑問を持っていたけれども、この番組を見て、「オカシイ」という確信を得た。

それは、ワクチン学者の獣医である河岡氏が「副作用の無いワクチンはない。100万人に1人くらいはあるが、それをマスコミが騒ぐとワクチン対策が成り立たない。」というような発言をしたからだ。

この番組の収録がいつされたのかは知らないが、新型インフルエンザのワクチンは、案の定、非常に多くの副作用を生じている。
国産のワクチンですら、10月19日から29日のわず11日間で重篤な副作用が18人で、1人が入院中だという。

この期間におよそ100万人に接種され、重篤な副作用が18人だから、約5万5千人に1人。
重篤でないケースも含めると255人だというから、約4千人に1人だ。
100万人に1人とは桁が違う。

新型インフルワクチン優先接種、重い副作用は85万人中6人
2009.10.28 日経新聞

新型インフル 患者数100万人超す 道内4週続け全国1位
2009.11.30 北海道新聞


ちなみに、日本のインフルエンザ研究のトップが獣医であるというのも、なんだか不思議な気がする。
獣医がいけないというのではないが、あのプライドの高い医学の世界で、医師ではなく獣医がトップに立つには、なんらかの後ろ盾が必要なのではないか??


それはともかく、新型インフルエンザ自体では 37人の方が亡くなったという。
7月以降の推定感染者数は431万人だというから、11万6千人に1人だ。
重篤な副作用が出る5万5千に1人の半分の確率である。

ところで、季節性インフルエンザは、毎年1000万人くらいが感染し、直接の原因だけでも200人~2000くらいの人が亡くなっている。間接的な原因である場合も含めると、1万人くらいがインフルエンザで亡くなっているという。

間接で1000人にひとり、直接でも5000人にひとりだ。
つまり、新型インフルエンザの20倍の確率で亡くなっている。

季節性インフルエンザのワクチンでは、毎年100例ほど副作用の疑いが報告されている。(が、副作用と認定されるのは、ごくわずかである。)

これと比較すると、わずかに11日で255例の副作用が出た新型のワクチンは、やはり相当アブナイと言えるだろう。
しかも、これ国産ワクチンなのである。

輸入ワクチンが、どのくらい危ないのかというと、厚生労働省はこのように言っている

(問1)海外産と国内産は何が異なるのですか?

海外で製造されたワクチンについては、
(1)現時点では国内での使用経験・実績(臨床試験を除く)がないこと、
(2)国内では使用経験のないアジュバント(免疫補助剤)が使用されていること、
(3)国内では使用経験のない細胞株を用いた細胞培養による製造法(国内産は鶏卵による培養)が用いられているものがあること、
(4)投与経路が筋肉内(国内産は皮下)であること、
(5)小児に対しては用量が異なること
など、国内で製造されたワクチンとは異なっています。


一番の問題は、このアジュなんとかという代物だ。
免疫補助剤とかいうが、要するに増強剤のようなものらしい。
これも同じ厚労省のページから、

ワクチンと混合して投与することにより、目的とする免疫応答を増強する物質。
これにより、同じワクチン量でもより多くの者への接種が可能となる。
一般的に、副反応の発生する確率が高いことが指摘されている。


なによりも、怪しいと思ったのは、薬剤師会の対応だ。
医療関係者100万人には、国産ワクチンが最優先で割り当てられた。
その中で、薬剤師や検査技師などの医療技術者は除かれた。
もちろん、医療事務や看護助手も。

で、100万人分の割り当てに、200万人以上の医療関係者が、私もうって~ と殺到した。
新型インフルエンザが、ほとんどの場合、季節性よりも軽いということ、死亡例も季節性よりもずっと少ないということを、ちゃんと知っているはずの医療関係者が、このような「われ勝ち」で「自分だけ助かりたい」とも取られかねない行動に出たのは、なぜなんだろう。

医療関係の中でも、薬剤師がもっとも、激烈に反応した。
患者に直接接触するレントゲンやエコーの技師に比べれば、まだしも安全かと思われる薬剤師が、この除外措置にモウレツに怒った。

「薬剤師も最優先に」ワクチン接種で不満の声
2009.11.3 読売

これによると、日本薬剤師会は要望書まで出したようだ。
もちろん、薬剤師もリスクを負っているのはわかるが、その他の技師も、受付のお兄さんお姉さんも、看護助手も、皆同じくらいのリスクがある。
にもかかわらず、薬剤師が過剰なまでの反応をしたのは なぜなのか。

おそらく、きっと、まずまちがいなく、彼らは輸入ワクチンを恐れている。
一般人には分からない、輸入ワクチンのことを、医療関係者は知っている。
薬剤師がもっとも過剰な反応をしたのは、輸入ワクチンの実態を、誰よりもよく知っているからだ。

国産ワクチンの2700万人の枠に入ろうと、彼ら医療関係者は、100万の枠に200万人が殺到したのに違いない。


このように、危なっかしいワクチンは、どのくらいインフルエンザを防いでくれるのか。

(問1)インフルエンザワクチンでどのような効果が期待できますか?

一般的に、インフルエンザワクチンは、重症化防止効果や発症予防効果が期待されていますが、感染防止効果については保証されておらず、新型インフルエンザワクチンについても、同様と考えられます。
そのため、頻繁に手洗いをすることや人混みを可能な限り避ける、などの感染予防策を講じることが必要です。


と、厚労省は、言っている。

「期待されている」なんていう言い回しは、どこかで聞いたと思ったら、そう、通信販売のダイエット食品の広告だ。
痩せます、というと薬事法か何かに引っかかるので、「1週間で3キロ減量も期待できます!」なんて言っている あれだ。

ようするに、期待できる というだけだということ。
まして、予防効果は、「あるかも知れないけど・・・ 知りません!」 とのことだ。

ワクチンを打たなくては、死んじゃうかも って真剣に思っている多くの人たちは、厚生労働省がこんなこと言っているなんて知ったら、どう思うのだろうか。


と、こうして見てくると、、ワクチン学者の河岡獣医が言った、「副作用のことをマスコミが騒ぐと、ワクチン対策が成り立たない」という発言が、いかに暴言かが見えてくる。

というか、いみじくも彼が言った「ワクチン対策」という言葉がすべてを語っているのかも知れない。
「インフルエンザ対策」でも「患者対策」でもなく、「ワクチン対策」。
そう、ワクチンをいかに売るかという対策。


怖いなと思うのは、もうひとつある。
「ワクチンの打たないのは非国民」とでも言い出しかねない、集団ヒステリーのような、ファシズム時代の隣組のような雰囲気だ。

ウチの家族は、例年もインフルエンザのワクチンは接種していない。
まして、1ヶ月しか治験をしていないようなワクチンなんて、体の中に入れたくない。

そう思っているのだけれども、子どもの保育園でも、妻の勤め先でも、ワクチンを打たないと明らかに白い目で見られる。
接種しないのは、ウイルスをばらまくテロリストだ てな具合に思われているらしい。
 

そうこうしているうちに、下の子がめでたく発症した。
3日前から咳や微熱があり、検査をしたら、うっすらだけれども、Aのところにラインが出ていた。
48時間以上経っているので、タミフルも拒否!
今のところ、微熱はあるけれども、どうということはない。
この調子で上の子にもうつってくれれば、危険なワクチンを打たなくてすむ。

もちろん、念のため急変しないように目は離さないようにしているけれども、人のもっている本来の力で対処せずに、ワクチンとかタミフルとかで なんとかしようという根性が、この世の中をおかしくしているオオモトなんじゃないか。

家づくりにも同じことが言えるし、ありとあらゆることにつながっていくのだけれども、今晩は眠いからそこまでは広げない。


ま、とにかく、インフルエンザに注意するのもいいけれども、インフルエンザ“症候群”には気をつけましょう。


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2009-08-27(Thu)

副作用には保障するって?

新型インフルエンザの急造ワクチンで大もうけしたい連中が、わっさわっさと騒ぎ出している。

通常は、ワクチンを製造するだけでも、ウィルスの発見から半年かかり、それから治験をして、ある程度の安全性を確認してから、人間に注射される。

しかし、今回の急造ワクチンは、とりあえず作って、ほとんど治験もせずに、いきなり数千万人に半強制的に打ち込まれようとしている。

治験は、通常5年ほどかかるものを、わずか100例程度を速効でやるという。
それも、輸入品だけで、国産のものはフリーパスだ。

国内で必要とされるワクチンは5300万人分。国内メーカーが年末までに製造可能なのは1300万~1700万人分にとどまり、厚生労働省は、不足分を欧米などの大手ワクチンメーカーから輸入する方針だ。しかし、海外製ワクチンにはワクチンの効果を増強するため、国内製にはない添加物が含まれており、予期できない重い副作用が起こる可能性が懸念されている。
2009.8.27 読売 

舛添要一厚生労働相は27日、新型インフルエンザ対策について会見し、海外からワクチンを輸入する場合に、小児らを対象に国内で最低100例程度の臨床試験を実施する考えを示した。
2009.8.27 毎日 

通常のインフルエンザのワクチンでも、毎年100~200例くらいの副作用が報告されている。
厚労省に正式に報告されたものだけだから、実際はもっと沢山あると思われる。

たとえば平成19年度は、2257万本のワクチンを使って、副作用の報告件数122例。うち、死亡が4,後遺症が5,未回復が11、不明が10,回復が92。

ところが、死亡した4人全員と、後遺症の残った5人中3人は、

「情報不足のため,インフルエンザワクチン接種との因果関係は評価できない。」

という検討結果であり、要するに よくわからないね~ という結論なのである。

また、副作用を否定できない という見解になっているものは、その症状が副作用として知られているから、そう判断されているのであって、新型ワクチンのように、どんな副作用がでるか分からないものを、どうやって判断するのだろうか。

つまり、注射した目の前でぶっ倒れて死なない限り、「良く分からない」 ということにされてしまい、補償なんて出ないということだ。
原爆の被害を認定するのでも64年もかかる国だなのだから、推して知るべしである。

(独)医薬品医療機器総合機構 のホームページにある 医薬品・医療機器等安全性情報  の毎年の報告の9月号か10月号に、前年度のレポートが出ているので、ホンマカイナと思われる方はどうぞ。

こうした、急性の副作用以外にも、ワクチンには、いろいろな問題点が指摘されている。
水俣病で有名な、有機水銀を使っているというのも、その一つだ。
保存料として有機水銀のチメロサールというのを、一本に10μgほど使っているそうだ。
毒性についての証明はされていないが、気持ちが悪いのはたしか。

なによりも、本当に効いているのか? ということ。

学校での集団接種が1962年から、予防接種法で義務になったのが1976年、任意接種となったのが1987年、集団接種がなくなったのが1994年。では、それだけやっていれば、インフルエンザは激減したかというと、ぜんぜんそんなことはない。

http://www.ne.jp/asahi/kr/hr/vtalk/infl_appeal0311.htm" target="_blank">influenza1.gif
日本消費者連盟HPより)

この表を作成されたの山本英彦先生(大阪赤十字病院・救急部長)の論文に、非常に詳しく説明がされている。

インフルエンザワクチン効果にエビデンスはあるか?

また、ワクチンを作っている北里研究所の関連である北里大学の学長室通信にも、こんなグラフがあった。

influenza2.jpg

ワクチン注射をしていることと、欠席数には、なんの関係も見られない。

国も製薬会社も、胸を張って有効だと言い張る従来型のワクチンですらこの有様だ。
一体全体、急造で100例しか治験もしない新型ワクチンをうったら、どんなことがおきるのか。
実は、誰も分かっていないのかもしれない。

だから、

舛添要一厚生労働相は26日、新型インフルエンザのワクチンについて専門家らとの意見交換会を開き、ワクチン接種により副作用が生じた場合の補償金の増額や、ワクチンメーカーの責任を問わないようにするための法改正を検討する考えを示した。
2009.8.26 時事通信 

補償は、自力で「副作用であること」を証明しなければもらえないけれども、メーカーの免責はなにもしなくても100%有効だ。

マスゾエが政権交代前に、製薬会社のためにヤリ逃げしようとしているこの特措法は、補償免責の特措法なのである。


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2009-07-06(Mon)

フェデラーと川勝平太

フェデラーとロディックの激闘は、見ているこちらが力尽きてしまい、第21ゲームの始まったところで寝てしまった。
テニスをやるわけでもないのに、ウィンブルドンだけは何故か見てしまう。スーパープレーも面白いし、何よりも選手の表情が刻々と変わっていくのが興味深い。昨夜の対決では、第5セットに入ったあたりから、フェデラーの表情が変わった。目の光が深くなって、なんだか後光が射してきたようなすごみを感じた。きっとフェデラーが勝つんだろうなと思ったら、やはり77ゲームの死闘を制したようだ。コングラチュレーションズ!

セットの合間に流れたニュースでは、静岡県知事に民主・社民・国新の川勝さんが勝ったという。こちらは、どっちが勝つかわからなかった。たしかに、自公が敗れたとか、植草さんの言う「偽装チェンジ」勢力が通用しなかったという意味も大きいけれども、それだけでは計れない問題もあるような気がする。

川勝さんというのは、小渕から安倍に至る自民党政権のブレーンだった人。安倍のときは、”あの”教育再生会議に名を連ねている。立場的には「あっちがわ」の人という印象が強い。で、あたらめてマニフェストを見てみた。

静岡に日本の理想を創ろう

驚いたのは、経済学者なのに いわゆる経済対策のようなものが全くない ということ。
経済の話がないのではなくて、企業誘致とか、景気対策とかの、よくある話がない。
あるのは、食と農の改革 である。

全体として、こんな静岡県であって欲しいというビジョンのある いいマニフェストだと感じた。(原発容認とか 言い出せばいろいろあるけれど)
そして、このマニフェストでよく勝てたな と思う。民主系がかったと言うことよりも、そちらに驚いた。

やはり、世の中の潮目は、国会というコップの中だけでなく、大きく変わってきているのかもしれない。
最近わたしが書いている「菜園生活」、あるいはその本家である小貫雅男先生の「菜園家族」という構想は、間違っていない。ますますそんな思いを強くした。


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2009-07-05(Sun)

利息と家賃から解放される菜園生活

家づくりを仕事にしていて、つくづく空しくなるのは、この二つのことを思い浮かべるときだ。
利息と家賃。なにも生み出さない、不労所得の源泉。

遺産も資産もない私と同じような人が家に住もうと思ったら、家賃を払うかローンを組むしかない。
家賃から、建物の建築費や修繕費ぶんと、土地などの税金を引いた残りが、家主の取り分だ。
ふつうは、所得というのは働いて稼ぐのだけれども、この家主の取り分は、なにもしなくても自動的に所得になる。

建物の分は何だかんだで消えてしまうけれども、土地に関する分はほとんど不労所得として残ってくる。
ケースバイケースだけれども 10万の家賃ならばだいたい4万円分くらいだろうか。

家賃を払うのがイヤならば、ローンを組んで家を建てるか買うしかない。
ご先祖さまから土地をもらっていない場合、4000万でもささやかな買い物になってしまう。
4000万を金利3%で30年、さて、いくら銀行に貢ぐことになるでしょうか?

答え 2000万

そう、一生かけて銀行に2000万もの金を貢ぐことになる。
ちなみに、この超低金利が終わって、これまでの平均である6%くらいになると、なんと利息だけで4600万円にもなる。
元金よりも多いのである。

もちろん、利息分がマルマル不労所得ではないが、銀行の最低限の経費以外は、やはり何も生み出さずに得ている所得である。
家賃にしてもローンにしても、払うお金の30~40%は、お金持ちがもっと金持ちになるように、貧乏な私たちからの捧げ物なのだ。

やはり、ナントカしてお金を掛けずに「住む」方法を考えなくてはならない。
家賃を払うにしても、ローンで利息を払うにしても、一生を家主や銀行に捧げるのは悲しすぎる。
私たち資産を持っていないものが、自分と家族のためにささやかな収入を有効活用するためには、できるだけお金をかけずに「住む」ことが絶対に必要だ。

ではどうするか。

答えは三つあると思う。
一つは、田舎暮らし。土地が坪単位ではなく反とか丁歩とかで取引されるくらいの田舎に行って暮らすこと。
これならば、買っても借りてもそれほど お金はかからない。
ただし、田舎で食っていける人にかぎる。非常にかぎられたケースになる。

二つ目は、公営住宅に住む。ちょっと不便で古い公団住宅とか、うまく入れれば市営住宅とか。
狭いとかボロイとかいうのは、このさい気にしない。
私も数年間、公団の賃貸に住んでいたが、夫婦二人ならば充分である。
ただし、住まいを楽しんだり、広い意味での「暮らし」の入れ物にはならない。

つまり、本来人間は衣食住を自給することが、「暮らす」ということのはずだ。
それを外注で済ますようになった現在、完全な自給自足は難しくても、ある程度のことはできるはずだ。
野菜を作ったり、ちょっとした家の修理は日曜大工したり、魚をおろしたり、そんなことのできる菜園が必要。
そんな菜園生活をするには、公営住宅は非常に不都合だ。

となると、三つ目しかない。
不便きわまりない中古住宅。きわまりない というと大げさだ。通勤に1時間以上かかるとか、駅まではバスに乗るとか、せいぜいその程度のこと。
その程度でも、中古住宅があり余っているだけに、ぜんぜん人気がない。人気がないから安い。
どのくらい安いかというと、50坪の敷地に古い家がついて800万円くらいから見つけることができる。

今はリノベーションと言って、古い家を構造的にもしっかりを補強する(新築時以上)技術が開発されている。
○○不動産の○○そっくりさん みたいな見せかけだけのリフォームではもちろんダメ。
基礎や地盤から、骨格、仕上げ材にいたるまで、見直し。ただし、そのままでもいいところは古いままにしておく。
間取りも、必要ない変更はしない。などなど、質実剛健で考えれば、新築の半分くらいの費用で仕上がる。
そんなこんなで、1000万の改修と、諸費用も含めて2000万円で、菜園付きの家が建つ。

でも、2000万円のローンでも1000万は利息になる かというとそうではない。
もし、4000万のときと同じ返済額を毎月支払うと、なんと12年ほどで完済できる。
その間にとられる利息は400万弱である。
返済額を3分の2に減らしても、20年完済で利息分は660万くらい。

1時間あまりの通勤時間は、本を読んだり音楽を聴いたり語学の勉強をしたり瞑想をしたり、なんとかうまく使うことにして、利息と家賃から解放されることが、人生を有効に過ごすことになるのではないだろうか。
私のようなその日暮らしの自営業者に、2000万といえどもお金を貸してくれるかどうかは分からないが、なんとか実現したいものだ。

幸いにして定職があってローンを組める人は、間違っても高額で長期のローンなどせずに、こうした手法で菜園生活を手に入れることをお勧めしたい。


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2009-06-16(Tue)

このさい週休5日制はいかが

麻生政権も風前のともしび。いよいよ政権交代は指呼の間かと誰もが思い始めているだろう。

こういうときに便利なことがある。小沢氏の秘書が逮捕されたときに散々小沢たたきをやっていたのに、麻生政権の支持率がティーンエイジになった今ごろになって民主党にすり寄ってくるものは、全部ニセモノ、おこぼれちょうだいの最低最悪の代物だ。

ま、それはともかく、たとえ民主党が政権を取ったとしても、そう簡単に変えられない路線がある。アメリカから中国への宗主国の交代だ。

ギブミーチョコレートを知っている人は切実に感じるだろうが、国の支配のおおもとは食い物。小麦と脱脂粉乳で生き返った日本は、それを生産しているアメリカの呪縛から逃れることはできなかった。横文字にすれば格好いいという洗脳は、日本全国津々浦々に染み渡っている。

農林水産省のホーム-ページでも、どこから食い物がやってくるのか見ることができる。
これを見ると、穀物はアメリカ、野菜は中国 である。
野菜の46%が中国から、14%がアメリカから輸入されている。

こんな時代に、精神の自由を少しでも確保するためには、食い物を確保しておかなくてはならないだろう。水も欲しいところだが、まずは食い物。

理想的には田舎暮らしで、畑では野菜を作り、山羊とニワトリを飼ってタンパク質確保し、味噌なんかの調味料も自家製 なんていうのが美しい。
ところが、田舎暮らしの本などを見ていると、自己資金は1500万用意しろ なんて書いてある。それどころか、貧乏人は田舎暮らしなんてするな とまで書いてある。

普通のサラリーマンが「正社員」とかいって、なにか特別の存在かのように言われる昨今、1500万どころか100万だって簡単には使えない。貯蓄無しの世帯が四分の一をしめる日本では、当然だ。だからこそ、せめて最低限の食い物を確保しておきたい。ただの都市生活者は、収入が途絶えた瞬間に路上生活へのカウントダウンが始まってしまう。

そこまで追い詰められなくても、精神的な自立のためにも、食い物を自分で確保するということをやってみたい。
そんなことを考えていたときに、ふと見かけた本がある。

「菜園家族レボリューション」小貫雅男著

saienkazoku.jpg

週休5日 というか週勤2日を提唱している。
2日だけ現金収入のために働く。別の意味では、最低限の社会生産のために働く。残りの5日は、自分たちの食い物と、家族と、文化のために費やす。

単純に言うと、GDPは三分の一になる。でも、それで食えるならば何か問題ある? という話。
ローハスとかスローライフとか言うならば、ここまで言わなくちゃウソだよな と感心した。

問題は、どうやってそこに向かって進んでいくのか ということ。
何党が政権をとろうが、こういう発想は毛ほども無いだろうから、ゲリラ的に始めていくしかないのだろうか。その意味では、塩見直紀さんが提唱している「半農半X」のようなイメージだろうか。
しかし、本当の田舎に行ってしまうと、週に2日の仕事だって簡単には見つからない。

最初は、やはり今の仕事を続けながら、菜園のある暮らし、半自給自足の生活を手に入れることではないだろうか。そんな都合の良い場所があるのかというと、ある。
ずばり、不便なニュータウンである。
バス便だったり、都心まで1時間以上かかるようなニュータウンの家は、ほとんど田舎と変わらないような値段で売りに出されている。それでも、ちょっと不便と言うだけで見向きもされず、どんどん過疎化が進んでいる。

しかし、不便とか便利とかの価値観をひっくり返して、本格的な田舎よりははるかに便利でちょっと広くて安い土地と考えれば、これはお得。
50坪の敷地に30坪の家と10坪の畑とちょっとした作業小屋。贅沢を言わなければ、全部合わせて二千万円でおつりが来る。もちろん、耐震改修とか、農作業のしやすい間取りにするとか、少し手を入れる費用を含んでの話。
都市部で住むことと比べたら住居費は格段に押さえることができる。

このへんから始めるのが、小貫先生の言う菜園家族のとっかかりになるのではないだろうか。
この大不況を逆手にとって、政治家や米国や中国に頼らない生き方を手に入れてみたい。
そんなことを考えていたら、なんだか楽しい気分なってきた。



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