2018-01-26(Fri)

小沢一郎と板垣退助

私が子どもの頃は 100円と言えばなかなかの大金で、お使いの帰りに100円札を落としてしまって、泣きながら探し回った思い出がある。

その札に書かれていたジイサンの名前は たしか板垣退助。
「板垣死すとも自由は死なず」 暴漢に刺されたときにそう言ったとか言わなかったとか・・・

伊藤博文が悪者として描かれることが多い一方で、なんとなく正義の味方みたいなイメージで語られる板垣退助。
でも、実際にどんなことをした人だったのか、意外と知らずにあの台詞だけ知っているという人が多いのではないだろうか。

板垣退助は坂本龍馬より一年遅く、土佐に生まれた。
坂本は下士だったが、板垣(そのころは乾)はそこそこエリートの上士だった。

板垣が明治の大物としての権威を身にまとったのは、戊辰戦争での活躍だ。
甲州で新撰組を撃破して江戸に攻め上り、江戸から東北にかけて幕府軍を圧倒して会津を降し、官軍勝利の立役者になった。
政治家としてよりも、軍人としての権威であった点は、西郷隆盛と共通しているのかもしれない。

明治政府が始動してからは、大物政治家として関与するけれども、薩長が牛耳る政権内とは折り合いが悪くなる。
そして今度は 自由民権運動の立役者になっていく。

本心から国会設立を願ってのことだったのか、あるいは薩長の独裁に対しての派閥争いだったのか、板垣退助の本心はわからない。
いずれにしても、板垣という超大物がトップにいたことで、国会開設を願う自由民権運動が勢いを得たことはまちがいない。

自由民権運動を少し勉強してみると、二重構造があったことがわかる。
板垣たち大物政治家の運動と、河野広中や田中正造など地方の郷氏や農民たちの運動だ。
1881年に自由党は結成されたのだが、そこには、津々浦々の民衆に広がった自由民権運動という側面と、10年先に約束された国会開設に向けての勢力争いという側面が 同居していた。
もちろん、両面ともに必要なことではあったのだろうが、現実はそれらは分離し、対立するようになっていく。

なにしろ、ついこのあいだまでお殿様が全権を握っていた世の中で、憲法を作って選挙をやって国会を開け、といって運動したのだから、やはり板垣たちの先見性は、イマドキの政治家の誰と比べたってはるかに凌駕している。
しかもそれが、戊辰戦争のヒーローだったのだから、ひとびとの期待はものすごかったことは想像に難くない。

しかし、板垣の伝記や自由民権運動についての本を読むにつれて、板垣の限界も見えてくる。
政治思想の大きさと、それに反比例する運動論の欠如である。
思想的には民主主義であって、民が主なのだが、運動論においては士族主義であり、民は主ではない。

全国の民権運動を盛り上げて、それをまとめていくという方向ではなく、薩長土肥の大物政治家のなかで、如何に主導権をとるのか、という方向ばかりに目を向けていった。
それがやがて、後藤象二郎にまんまとのせられてヨーロッパに出かけてしまったり、伯爵になってしまったりということになっていく。

とくに、現場で苦闘する地方の同志をほったらかしにして、(おそらくは政府のカネで)ヨーロッパに長期旅行に行ってしまったことは、板垣の圧倒的な権威を一気に失墜させたようだ。



私は、こんな両面を持つ板垣退助をみる度に、小沢一郎という存在を思い出してしまう。
もちろん、小沢氏は板垣ほどの圧倒的な権威はもっていないし、逆に政府のカネでほいほい長期旅行に行ってしまうようなこともない。
ただ、当代一の政治思想をもちながら、永田町の運動論から抜け出せない小沢一郎は、まさに現代の板垣退助なのではないかと思えてしまうのだ。

政党支持率は限りなくゼロに近く、得票率も2%に届かない(現代の)自由党。
昨年の総選挙をパスしてしまったせいで、最近の世論調査では支持率の選択肢にすら入らない自由党。
そんな自由党だけれども、身近にいてつくづく実感するのは、熱心な支持者の多いことだ。

生活フォーラム関西などの応援団はもちろん、党支部ですら勝手連のように自主的につくって活動をしている。
自由党の看板をつけた宣伝カーも、自分たちで勝手にカンパを集めて作り、ボランティアを募って走り回らせている。
選挙になっても、事務所の当番から運動員まで、もちろん全員勝手連である。

共産党のような巨大な組織には比較もできないし、社民党のように労組がついているわけでもない。
でも、なんとか自由党をなくしたくない、自由党が必要なんだという思いだけで、手弁当で駆けつける人たちが全国に相当数存在している。

支持する理由は必ずしも一枚岩では無い。
とにかく「小沢さんたのんます」という人もいれば、「良い自民党」を期待する人もいれば、私のように「日本の独立」を一番の理由にする人もいる。

植民地に自由も民主主義もあり得ないのであって、米国から自立して自分たちでものを決められるようになるべし ということ。
革新やらリベラルやらは、日本の独立という大問題を、ふにゃっと流してしまう。
だからといって、独立を装って独裁を目指す極右はトンデモナイ。

独立してこそ、民主主義のスタートラインに立てる。
小沢一郎さんにしても、山本太郎さんにしても、玉城デニーさんにしても、私の知る自由党の政治家はその視点をはっきり持っている。
私はそう感じている。

ともあれ、地方ではそうやって勝手連が勝手に運動している自由党であるが、そんな動きにもっとも無関心なのが、肝心要の党本部だ。
もっとはっきり言えば、小沢一郎その人である。
無関心なのではなく、彼の目指すところの視野に、地方の勝手連の運動は入っていない。

小沢氏のトリマキが悪いのだという話しもよく耳に入ってくる。
あえてここではリンクは貼らないけれど、昨日も小沢グループでは知る人ぞ知る有名ブログがぶっちゃけ話を書いていた。
私は直接はあまり知らないのでコメントは差し控えるけれども、そういう面もあるのかもしれない。

ただ、「小沢氏は正しいけれどもトリマキが悪い」という論は、無理がある。
正しいとか正しくないとかではなく、小沢一郎の運動論には、永田町から遠く離れた地方での勝手連を大きな組織に育て上げる、という視点がない、ということだ。

永田町の論理の中で、有権者が期待しうる集団を作り上げれば、政権はとれる。これが一貫して小沢氏が言っていることであり、かつ実践していること。
だからこそ、もっとも孤立主義で共闘をいやがる立憲民主の枝野の顔をたてて、接近して引き寄せようとしている。
これ自体は、まったく正しいと思う。

しかし、そうやって手に入れた政権は、実に脆いということも、彼は2度の経験でよくよく知っているはずだ。
何があろうと後押ししてくれる地方の、津々浦々の人々があってこそ、握った政権を活かすことができるのではないのか。

地盤も看板もカバンもないところからそうした組織をつくるのに、肝心の党本部までがそっぽを向いてしまったら、いったいどうすればいいというのか。
おそらく、小沢氏本人は、「俺にだって陸山会が作れるんだから、他の奴だってやればできるだろう」 くらいに思っているのかもしれない。
しかし、すでに支持率0.1%になってしまった現時点から這い上がっていくのだという現実は、自民党の有力者が組織を作っていくのとは桁違いの困難があるのだ。

その視点がすっぽりと抜け落ちている。
それが、小沢一郎が現代の板垣退助だ という所以。



それでも、
あと数年で日本の様相は大きく変わるだろう。

オリンピック後の大不況と、アベノミクスバブルの崩壊が、否応なく庶民の生活をどん底に突き落とす。
いまはオイシイ話しと改憲で庶民を煙に巻いている安倍政権は、崩壊した経済をほったらかしにして逃亡するだろう。

ゲシュタポ化した安倍官邸の統制がなくなれば、世の論調も変わってくる。
自民党の政治家も、いろいろな動きが出てくる。
トランプの覇権放棄がより進んで、アジアの構図がガラッと変わっている可能性も高い。
政治の空白は必ず生まれる。

もういちど、板垣退助の出番はある。

それを、どんな状態で迎えるのか。
この国で生活する私らがしっかりと自分たちの手と足と頭で、現代の板垣退助を推し進めることができるのか。
それとも、永田町で繰り広げられる政治劇を手をこまねいて眺めているのか。

最悪の場合は、安倍を上回るファシストが政権に駆け上る可能性も十分にある。
橋下徹だって、今は一歩引きながらチャンスをうかがっている。
ほっとけば、ああいう類が混乱に乗じて、この国を乗っ取ってしまう。

ここからの3年。
地味かもしれないが、それぞれが生活している地方で、確かなつながりを作ることではないだろうか。
自由党のグループだけではなく、他党との連携も、政治家任せではなく、支持者同士が率先してつながり、信頼関係を築いていくことだ。

生活していくこと自体も大変だけど、だからこそ先のことを考えないと、取り返しが付かないことになりそうだ。




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2014-09-16(Tue)

小沢一郎さんの講演会を終えて

先週の土曜日、小沢一郎氏講演会@大阪が無事終了。小沢氏をはじめ関係各位、そして約450名の来場者の皆さんにも感謝いたします。

集会の内容については、下記の映像をご確認ください。
(よろしければ、どんどん拡散して下さい)



終わって直後の私の感想は、会場でも少し発言し、ツイッターでも書いたように

小沢一郎氏講演会@大阪は約450名の参加で、主催者の予想以上の盛会でした。ただ、小沢さんの話を聞いて「いい話だったねえ」と言うだけでは何も変わりません。超能力者じゃないので、念じるだけでは安倍政権はびくともしません。民主主義は民が主。政治家頼みの政主主義は民主主義ではありません。

ということ。

集まった450人の中から、何人本気の人が出てくるのか。そこがこの集会が成功したかどうかの分かれ目だろう。たくさん集まったのは小沢さんの知名度であって、集会の成否とは別物と思っておかなくてはならない。

また一方で、「小沢さんの話は新鮮味がない」という意見も聞かれた。
次の一手、政界再編の妙手を期待してきた人には、そのように聞こえたかもしれない。

しかし、小沢さんという人は、私の目から見る限りでは「戦略の人」、もっと言うと「戦略だけで戦術を言わない人」なのだ。
大戦略を繰り返し繰り返し語って、それを進めるための戦術は「自分で考えろ」というのである。

それが良いのか悪いのかはともかく、「ではどうするか」は自分で考えなくてはならない。手とり足とりはしてくれないのだ。
戦術や戦法にこだわって、戦略が見えない人が日本では圧倒的に多い。だからこそ、小沢氏の存在価値は大きいと私は思っているのだけれども、戦術と実践に充実感を感じる人々には、一般論であたりまえのことしか言わない、と聞こえるのはわからなくもない。

ここはすごく大事なところで、現場で頑張っている人たちは小沢氏の「戦略」という概念が理解されず「一般論」に聞こえてしまい、共闘の機会を失っている。長年の小沢支持者には、「戦略」が「ご託宣」に聞こえて自分で戦術を考えようとしない。
まさに、今私が一番問題だと思っていることが、典型的に表れている。

やはり、小沢さんのほうからも、もうちょっと両者に向けてシナプスを伸ばしてもらわないと、閉塞を打破していくのは難しいと思う。このあたりの問題意識を、小沢さんに直接ぶつけてみたかったのだけれども、翌日早朝からNHKの日曜討論に出演とのことで、残念ながら8時過ぎには会場を出ていかれてしまった。少し落ち着いたら、お手紙を出してみようと思っている。

ともあれ、生活フォーラム関西は船出した。してしまった。
たぶん、10人の本気の行動力が集まったら、すごいことができる。
熱い気持ち、鋭い発想はもちろん必要不可欠だが、それにプラスして、行動力がなければやはり何も実現できない。
出航した船が、どこまで航行できるのかは、ここにかかっている。



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2014-09-09(Tue)

民主主義の「読み書きそろばん」

小沢一郎さんが口癖のように言うのが 「この国に民主主義を根付かせる」 ということです。

逆に言えば 「この国にはまだマトモな民主主義はない」 とも取れます。たしかに、戦後民主主義と言われる時代を通じて、どうも民主的に政権が運営されたことは無かったように見えます。

では、どうしたら 「この国に民主主義を根付かせる」 ことができるのでしょう。
小沢さんに「なんとかして」とお願いするのではなく、私たち自身がそのことを身にしみて考えなくてはならないと思います。

■■

おそらく、三つのステップがあるのだと思います。

一歩目は、考えることです。あるいは、気がつくことです。オカシイことはオカシイと。
これは、3.11で多くの国民が変わりました。3.11の後の選挙や政治の流れは最悪ですが、にもかかわらず、やはり日本人の意識はあれで変わった、と確信します。

二歩目は、行動に参加してみることです。たとえば、今度の小沢さんの講演会に参加することもその一つです。
あるいは、選挙の応援を頼まれたら行ってみるとか、デモがあると聞いて賛同できたら一緒に歩いてみるとか、そういうことです。

三歩目は、自分から発信してみることです。別の言い方をすると、呼びかける側に立つということです。
そして、発信したり呼びかけたりするには、ノウハウが必要です。一歩目と二歩目は気持ちさえあれば、誰でもいつでもできるのですが、三歩目はもう少し強いやる気とノウハウが必要。

民主主義の「読み書きそろばんの技術」 のようなものを手に入れないと、やはり民主主義を根付かすことはできないと思うのです。他人任せではなく、「やったことないからできない」ではなく、「やるためにはどうしたらいいか」という発想とやる気が、今求められています。

これこそが、「オザワイズム」だと 私は思っています。
小沢さん助けて とか 小沢さんがんばって というオザワファンクラブは 「オザワイズム」ではないと思うのです。

■■

3.11以降、「考える」人がとても増えたにも関わらず、あの再稼働反対20万人行動のように「参加する」人もとても多くなったにも関わらず、今政治は、安倍晋三のもとで最悪の状況を更新し続けています。

なぜか。それは、「発信し呼びかける」人が圧倒的に足りないからではないでしょうか。
政治は、民主主義は、敵とのせめぎ合いです。いくら心が沢山あっても、それに火をつけて回る人がいなければ、敵の圧倒的な物量の前に不完全燃焼のまま諦めの世界に沈んでいきます。
それがまさに今の状況です。

民主主義の「読み書きそろばんの技術」を自ら手に入れて、発信し、呼びかけて回る人材が、絶対的に不足しています。政治運動にしろ、市民運動にしろ、ごく少数の人たちにその部分が集中してしまっています。

それを打開するのは、未経験のやる気 です。
「三歩目を踏み出したいけど、どうしたらいいのか分からない」という人を、生活フォーラム関西は応援します。
ともに読み書きそろばんの技術を磨きながら、実践していきたいと思います。

この夏から発足した生活フォーラム関西は、もちろん素人の集まりです。でも、一芸に秀でた(?)メンバーがいます。
選挙に精通している代表の渡辺さんを始め、街頭演説、集会や講演会の企画、動画の扱い方、チラシの作り方、ポスティングのやり方、ブログの活用方法 などなど。
本当に秀でているかどうかは分かりませんが、少なくともこれまでやってきた経験を、多くの人に伝えることはできます。

週に数時間でも自分の時間を削って何かやってみたい、やってやろう、という意欲のある方は、ぜひともご連絡下さい。そして、「三歩目いきます」と声をかけて下さい。

■■

そんな思いも込めて、あらためて今週末の小沢さん講演会のお知らせです

名 称 小沢一郎が語る「世界の中の日本と政権交代の道のり」
日 時 2014(平成26)年9月13日(土) 18時開場 18時半開演
場 所 大阪市北区民センター
          
大阪市北区扇町2-1-27  TEL 06-6315-1500
入場料 500円
主 催 生活フォーラム関西 (事務局)吹田市江の木町9-23-306
       公式ブログ http://seikatu-forum.blog.jp/
申 込 参加される全員のお名前、ふりがな、ご連絡先をメール、FAX、お電話でお知らせ下さい。
 メール:info@mei-getsu.com  FAX:06-6720-8051

※予約は12日17時で締め切りました。当日席もありますので、早めに会場にお越し下さい。



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2014-06-21(Sat)

小沢一郎さんにお会いしてきました

一昨日、国会最終日の前日に、小沢一郎さんとの面会をすることができました。

前職の渡辺義彦さんを中心に、西日本から7人の仲間が上京。昼から国会などを見学し、夕刻に正味30分足らずの時間をいただきました。
なかなか言いたいことのすべてはとてもお話ししきれないので、文章にしてお渡ししました。

その中から、多くの方にもできれば認識を共有してもらえればと思う部分を抜粋して、以下に引用します。
(省略部は特記しませんので、文章のつながりがおかしい場合があります。悪しからず。)

■■

 私ども上京団は、西日本で様々な形で「国民の生活が第一」の旗印の下に活動をしている仲間です。 5年前の陸山会弾圧から4年前の民主党代表選、悪夢の総選挙を経て今日まで、在野市民の立場から政治を見つめ、悩み、話し合ってきました。そして、国民の生活が第一、自立と共生をこの国で実現するために自分たちに何ができるのか、試行錯誤を続けてきました。

■ 市民の中へ

 従来、政治活動は政治家・候補者がまず立ち、それに支援者がついていくという形でした。反対に、市民運動家は政治を「きたない」と決めつけて忌避する傾向が強かったように思います。
 しかし政権交代を目の当たりにした少なからぬ市民は、自立した市民運動としての政治活動を志向しはじめています。自ら街頭に立ち、あるいは集会を主催し、学習会を重ね、いざ選挙の際には微力ながら候補者の支援に入りました。

 しかし、関西の地にあって、どの方向を向けばいいのか、何を指標とすればいいのか、今や五里霧中であることも事実です。もとより永田町の動きは私どもには分かりようのない話です。現在の国会議員や政党の離合集散よりも、私どもが求めているのは、本物の中心軸です。政治家でもなんでもない市民が、その下に集まれる一本の旗です。
 私どものような支援者はもちろん、「入れるところがない」ために選挙に行かない膨大な有権者の前にこそ「国民の生活が第一」の旗を、はっきりと立てるべきではないでしょうか。その旗とは、なによりも小沢一郎さんという存在そのものです。

■ 前門の新自由主義 後門のファシズム

 小沢さんは常々「民主党が中心になって野党再編」と言っておられますが、そのようなものを国民が望んでいるのか、私どもは確信が持てません。今年に入ってからの地方選挙等の結果も、もはや反自公の選択肢があれば勝つという状況ではなくなっているように見受けます。
 大企業VS労働者ならびに中小零細という、比較的緩やかな対立関係であった時代には、2大政党で問題を解決できたのでしょう。しかし、現代は企業も労働者も、ともに新自由主義という怪物に食い荒らされ、その苦痛への悲鳴がファシズムへと暴力的に吸収されかねない情勢です。今必要なことは、その悲鳴をすくい上げ、「国民の生活が第一」の下に集めることです。

 新自由主義に籠絡された民主党では、その役割を担うことはできません。もし民主党中心の統一野党だけが自公以外の選択肢になれば、国民の絶望とファシズム化は拍車をかけることになるのではないでしょうか。
 新自由主義の痛みに耐えかねている層は、保守・革新など関係なく広範にわたります。彼ら彼女らの声を集めるためには、いわゆる右や左という壁を超えて、反新自由主義の一点で手をむすぶことが必要なのではないでしょうか。

■ 関西~西日本の結集軸を

 関西、西日本でも細々とながら多くの活動があります。直接に生活の党や小沢さんを支持する動きもあれば、そうでなくとも親和性の高い動きもあります。そうした市民を、小沢一郎さんという存在がおおきくまとめていく形を作れないものでしょうか。

 1年半前の総選挙の時は、旧来の小沢さんの支持者から脱原発運動の若者など、各候補者の後援会以外に数十人の市民が選挙事務所に入って選挙活動のお手伝いをしました。しかし、参議院選では選挙区の候補者がいないこともあって街宣などに出てくる人は半減しました。それ以降、あきらかに市民の勢いは低調です。
 今、動きははじめなければもう手遅れになるのではないかという危機感があります。政党がどのように離合集散しても、「国民の生活が第一」の旗の下に集まる組織があれば、右往左往せずに安心して活動できます。
 
 1万人の自立した市民が動き始めれば、明らかな変化が生まれます。20万人のボランティアが走れば、日本はキッパリと変わることができます。2009が転覆された原因は、その後に20万の市民がいなかったからではないでしょうか。「国民の生活」という大きな旗印の下に、20万人の動く市民を集めること。これが唯一ありうる戦略ではないのかと愚考いたします。

■ この夏 ぜひとも大阪へ

 この秋の政局が本格化する前に、ぜひとも大阪においでください。賑やかな大阪のオバチャンや、不機嫌な表情の若者や、汗をふきふき歩いているオッチャンに、小沢さんの生の声を届けてください。絶望しなくても、ファシズムに期待しなくても、生きていけるんだということを伝えてください。
 「私には夢がある」あの小沢さんの演説は、聞く度に涙が出そうになります。ああ、こんな世の中になったらいいなあ そういうイメージがまぶたの裏に浮かびます。決して立て板に水ではない小沢さんの言葉には力があります。

 末筆ながら、ますますのご健勝を祈念いたします。

(引用以上)

■■

実際にお会いした小沢さんは、こわもてとはほど遠い感じの方でした。支援者には気を使っておられるのかもしれませんが。口々に色んなことを訴えていましたが、丁寧に聞いてくれました。

面談中には、予期したとおり何分の一もお話しできませんでしたが、主旨だけはご理解いただけたと思います。
具体的に何をどうするのか、上京団のメンバーとともに、ここから詰めていかなくてはなりません。

それについては、追々ここでもお知らせします。

20140621-1.jpg

余談。

国会の本会議場は、思ったより小さかった。(渡辺さんによると、議場内から見ると大きく見えるそうです)

国会内の食堂のアイスコーヒーは290円。ソーサー無し。でも結構オイシイ。

本会議も第一委員会室も何もやってなくて、傍聴はできず。残念。

隣の憲政記念館。なかなか面白い。安重根の撃った弾が展示されていたりする。

第一議員会館。食堂うまくない。議員の部屋、かなりミニマム。

総じて、国会というと何か何もかも巨大化したイメージで捉えがちだけど、意外と普通の空間だった。
20140621-2.jpg




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2012-10-21(Sun)

小沢一郎さんと国民の生活が第一の議員の方々へ

私は、陸山会の会員で、生活党を応援しようと常日頃から公言しています。
そのうえで一つ、ぜひ生活党の皆さんに言いたいことがあります。

「国民の生活が第一」=小沢一郎ではない と当事者の皆さんは(小沢さん自身を筆頭に)考えて行動しているでしょう。
しかし、有権者はそんなこと思っていません。良くも悪しくもあくまでも 生活党=小沢一郎 です。
その現実を忘れないでください。

そして、小沢一郎は元自民党の超有力者であり、今も続いているの民主党政権の立役者だったのです。
この事実も、変えることはできません。

つまり、有権者から見た生活党は、「元自民前民主」 なのです。

消費税で対立したことは知ってはいても、今や自民や民主とは正反対、真逆の政党であることを、知っているのは支持者だけであって、これから支持を広げていくべき多くの国民は、元自民前民主 だと思っているのです。

小沢氏へのネガキャンがある程度の成果をあげたのも、マスメディアへの無批判もあるでしょうが、小沢氏が「元自民党の有力者」だったという事実からの連想が大きかったように思います。
「今回の事件は冤罪かも知れないけど、元自民党の小沢さんだから・・・」という見方です。

私自身、何人もの知人からこのような発言を聞きました。特に私は建築業界にいますから、談合や裏献金は日常茶飯事の世界です。それを知っている人びとは、何も証拠がなくても、「元自民党幹部」というだけで、絶対にウラ献金をもらっている と信じ込んでいます。

これはある意味で、庶民の知恵なのです。情報弱者の庶民は、「こいつは悪者だ」というカンを働かせて物事を判断します。それをマスメディアに利用されているのは確かですが、情報弱者である庶民に対して「正確な情報で判断しないのは悪い」ということはできません。

そのように見られている という現実から出発するしかないのです。

◆◆

その意味で、小沢氏をはじめ生活党の議員の皆さんに欠けているのは、「反省」です。
言い方を変えれば、自民党・民主党との断固たる断絶の宣言です。

政策を見てもらえば断絶はわかるだろう。そう言われるかも知れません。
いえ、それでは足りないのです。

いくらどんな事情があったとは言え、今あの惨状をさらしている自民党や民主党に籍をおいた人びとは、決別に当たっては、血を吐くような反省の言葉がなくては、信用を勝ち取ることはできません。

今やっていることが、実践的な反省だ。と言われるでしょうか。それも、通用しません。話が逆です。
信用されて初めて、やっていることが反省だと理解されるのです。

ぜひ注目していただきたいのが、福島県双葉町の井戸川町長です。
かれは、震災直後に、涙ながらに原発を推進してきたことへの反省を語り、以降、一貫して町民を守るためにたたかい続けています。

もしあの反省の言葉がなかったら、「さんざん交付金もらってきたのに、本気かな?」という心ない猜疑心を払拭することはできなかったでしょう。
実は、井戸川町長は積極的な原発推進の人ではありませんでした。過度な原発依存から脱却しようと訴えて当選した町長だったのです。
それでも、町として原発を受け入れ交付金を受け取ってきたリーダーとして、深い反省から彼の3.11後は始まっています。

◆◆

生活党の議員の方々には、自民党時代を知らない、自由党も知らないという方もいるでしょう。そういう人は、自民党のことなんて知らない、と言われるでしょう。
また、自民党から小沢氏と共に歩んできた方は、あの時代は自民党で良かったんだ、と考えているかも知れません。
そしてなにより、今の民主党の惨状については、菅直人や野田たちのクーデターであり、自分たちに責任はない、あるいは離党したことが責任の取り方だ、と考えておられるでしょう。

しかし、それは有権者には通用しません。
自民党や民主党に、とことん嫌気が差している人であればあるほど、離党したから別物。その当時いなかったから責任はない なんて話は通りません。
言葉で何を言おうが、「元自民前民主」 と見られているのです。

ああ、この人は絶対に先祖返りしないな という確信をもってもらえるような、まさに血を吐く反省が必要なのです。
「自民党に限界を感じた」とか「民主党が民主党でなくなった」 というのは、あくまで政治家の論理です。固い支持者以外は、そんな話で納得はできないでしょう。

あの腐った自民党に身をおいてしまったこと、あの民主党という名の独裁党を作ってしまったこと。
政治家は、個人を超えてその責任を負わなくてはならないのです。タテマエではない、心の底からの悔恨の情だけが、国民の生活が第一という政党を、ホンモノの国民政党にできるのだと思います。

◆◆

政治家にばかり辛い話をしました。
でも、政治家というのはそういう仕事なのだと思います。だからこそ、ご苦労様という気持ちも湧いてくるし、応援しようという気力も出てきます。

私たち支持者も、だまって見ているわけにはいきません。
今日の記事のように、私は言いたいことは言わせてもらいます。
そのかわり、聞いてもらえる、ちゃんと議論になりそうな議員の方は応援したいと思います。

政治は、政治家がするものではありません。
国民が市民が民衆が、政治家に託して実行してもらうものです。

だから、言いたいことを言う と 応援する はワンセット。
とにかく、何かできることから始めます。

選挙運動とか、政治活動とか、「何とかしたいと思っても、何をどうすればいいのか皆目分からない」という方が多いと思います。
何を隠そう、私自身がそうです。
ブログでは色々書きますが、現実の運動は、避難者支援の活動や、関電前に出かけたりするぐらいで、選挙運動なんてまったく分かりません。

いきなり議員事務所に電話して、「何かやらせて下さい」なんて言うのは、あまりにも敷居が高すぎます。
そこで、こんな講座をやることにしました。

■敷居のひく~い「政治」入門講座

■2012年11月4日(日)10:00~

■会場 討論Bar"シチズン" http://bar-citizen.jimdo.com/

■講師 元小沢一郎議員秘書 馬場慶次郎氏
    市民が訴える大阪宣言の会 西岡正士氏
    政治と生活を考える会 森田友企子氏

■参加料 1000円(ドリンクとランチまたは弁当付き)

■申込方法 住所・氏名・電話番号を info@mei-getsu.com まで

迫る総選挙。何とかしなくちゃ。選挙の応援もしてみたい。でも1人では足がすくんでしまう・・・
そんな方のために「どんなことをするの?」「何に気をつけたらいいの?」、やさし~く教えます。
応援するのは、関西の(まずは大阪から)衆議院議員で、反TPP、反増税、脱原発を政策とし、選挙協力によって票の食い合いを防ぐことに賛同される方。

もちろん、一方的に応援するだけじゃない。政治家に言いたいこともどんどん届ける、双方向の運動を目指します。

ランチタイムまでは座学。
お昼から近くの駅頭で希望者による実践編も計画中です。


ぜひ、1人でも多くの方のご参加を呼びかけます。
私のようなブロガーの方も、ぜひご参加下さい。

動き始めましょう!




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2012-10-18(Thu)

市民運動家のみなさんに、今あえて小沢一郎をお勧めします【追記あり】

現在、小沢一郎さんはドイツにいる。脱原発の実現のために、ドイツを視察中である。

その様子は、同行したネットジャーナリストによって、随時中継されている。

http://www.ustream.tv/channel/iwj-berlin

また、ドイツへ主発直前、15日の記者会見では、原発事故被災者の避難・移住にも言及した。

「県民の皆さんにそのような状況があるということなら、いい加減な希望的な話をせず、きちんとおっしゃるような措置(移住)を百万人か何万人かは分かりませんがすべきだと思います。」


(10分過ぎあたりから)

それでもなお、長年市民運動を真面目にやってこられた方々は、小沢一郎が信用できるのか、かなり疑問を持っている方が多いだろうと思う。

それはそうだ。長年にわたって原子力村を牽引してきた自民党。その自民党の実力者であった保守政治家を、そう簡単に信用なんてできない、と考える方が健全な精神だ。
いくら「脱原発」をかかげ、ドイツを視察し、移住にまで言及しても、「選挙目当てじゃないの?」との疑いをぬぐい去ることはできないだろう。

それを分かりながら、しかし、あえて今、反原発の火を何十年も守り抜いてきた市民運動家のみなさんに、小沢一郎をお勧めしたい。

理由1:それ以外に原発を無くし、被曝から避難する方法がない

政治の力抜きに、脱原発も正確な測定も集団移住も不可能なことは、いまさら説明の要はない。当たり前の話だ。
では、自民党や公明党や民主党や維新の会にそれをする可能性が1%でもあるか?
社民党や共産党や緑の党が、政権をとる可能性が1%でもあるのか?

少なくともここ数年のスパンで考えるならば、具体的にありうる可能性は、小沢一郎、国民の生活が第一を中心にした連立しかない。

少数の良心的な議員に働きかけて法案を作っても、あっけなく否決されるか、換骨奪胎されて絵に描いた餅ができあがることになる。
その典型的な事例が、6月に全会派一致で成立した「原発事故被災者支援法」だ。

原発事故被災者支援法 について

立派な法文が、まったく実行を担保されない状態で並んでいる。
まずは成立させることを優先させたのだそうだが、あまりに酷い現実とのギャップに、まるでお伽話のように現実味のないものに見えてしまうのが悲しい。

たしかに、市民運動がなければ、反原発という理念まで根絶やしにされていただろう。市民運動が守ってきた理念が種火となって、震災後の大きな脱原発のうねりになったのは間違いない。
しかし今、理念を守るという段階ではなくなっているのではないか。

小沢に任せれば絶対大丈夫だ、と私ごときが保証するわけにはいかないが、さりとて、他に方法があるのだろうか?


理由2:小沢一郎は本気だ

私はこれまでも書いているとおり、陸山会の会員だ。先日も来年の会費の振込用紙が送られてきたので、寒風吹きすさぶサイフから1万2千円を振り込もうと思っている。

私は長年の会員でも小沢ファンでもない。
2009年、政権交代目前に疑獄事件に巻き込まれ、秘書が逮捕され、マスメディアの総攻撃を受けているを見て、思わず「まけるな小沢一郎」と叫んだ。

負けるな小沢一郎(2009.3.3)

それでも小沢一郎を支持する理由(2010.8.27)


金大中と小沢一郎(2010.10.27)

もともと金持ちを保ち守る保守なんて大嫌いだった私が、自衛隊は武器を棄てて国際災害救助隊にすべきだと思っている私が、天皇はオヤジの非を謝罪したうえで財団法人皇室博物館の館長になるべきだと思っている私が、なんで小沢一郎を応援するのか、わかっていただけるだろうか。

あの弾圧とネガキャンの嵐に立ち向かう気力は、並大抵ではない。そこに、小沢一郎の本気を見た。

そして、小沢一郎は、いい意味(本来の意味)でポピュリストだ。民衆の声を聞く政治家だ。
その典型的な例が「脱原発」だ。
たしかに、物事の進め方が保守政治家だなあ と感じることはあるが、どんどん変化しているようにも感じる。

これは私の勝手な想像だが、あの狂気のネガキャンの中で、断固支持を表明した人や、前代未聞の小沢支持デモまでやった人びとが、意外にも旧来の支持者層ではなく、同時に反原発デモもやってしまう人たちだったということが、小沢氏にかなり大きな影響を与えているのではないだろうか。

小沢一郎や国民の生活が第一の議員が、現状で何もかも分かっていると言うことではない。
特に、被爆の問題、避難・移住の問題は、議員の故郷・選挙区を無くすということにもなる、大問題だ。
当然、被曝に目をつぶり、なんとか除染して復興したいと思っている人びとからは、目の敵にされる。

この最大の難問は、これから何度も何度も訴えかけていかなくてはならない。そして、どこまで実現するかは未知数ながら、少なくとも聞く耳は持っている人たちだと、私は感じている。

※補足 失礼な言い方になるかもしれないが、私がお会いしたことのある生活党の議員は、よくもあしくも「普通の人」という感じがした。セイジカという特殊な生き物じゃないということ。「セイジカだから何でも分かっているべき」と決めつけるのではなく、議論をして理解を深めるという「普通」の関係が作れるのではないかと思う。

直接の被曝だけでも数百万人、食品汚染も含めれば1億2千万人が直面している大問題に目をつぶることを許さない。
それは、私たち自身が、支援しつつ訴える、という自立した国民の責任でもある。


以上、大きくは二つの理由で、原発と被曝の問題にとり組む市民運動家の方々に、今、あえて小沢一郎・国民の生活が第一の支持を呼びかけたい。
かなりの違和感があるだろうことは承知の上で、しかし、選挙活動や政治活動は、国民の権利であり義務であることを、今一度思いおこしたい。

そして、「有史以来、日本国民が自分の責任と意志において政治活動をしたことがあるのか」と振り返って見ていただきたい。
やってみる前から、政治不信や失望をするのは、ちょっと早いのではないだろうか。


2009年の政権交代は、国民運動から生まれたものではなかった。それ故に、あっという間に転覆され、自民党より悪い政権になってしまった。
次の政権交代は、宮廷革命ではありえない。国民運動を背景にした選挙活動の先にしか、存在し得ない。

この時代を目の前にして、手をこまねいているべきなのか。結果を求めない理念を守る運動だけでいいのか。再考を希(こいねが)いたい。

※補足:当然ながら私は「市民運動が無力だ」と言いたいのではない。全ての始まりは国民の声、あるいは声なき声であり、その表現である市民運動だ。絶対に無くしてはいけないし、政治家主導ではなく市民主導の政治を実現するための原動力だ。
 ただ、原動力の段階から、もう一歩踏み出す秋(とき)が来たのではないか。そう考えている。

【追記】
悩み抜いていた 「政治を市民の手に!プロジェクト」の第1発目イベントの概要が決定しました!!!

■2012年11月4日(日) 10:00~ 討論Bar"シチズン"

■テーマ 敷居のひく~い選挙活動教室

迫る総選挙。何とかしなくちゃ。選挙の応援もしてみたい。でも一人では足がすくんでしまう・・・
そんな方のために「どんなことをするの?」「何に気をつけたらいいの?」、やさし~く教えます。
応援するのは、関西の(まずは大阪から)衆議院議員で、反TPP、反増税、脱原発を政策とし、選挙協力によって票の食い合いを防ぐことに賛同される方。

もちろん、一方的に応援するだけじゃない。政治家に言いたいこともどんどん届ける、双方向の運動を目指します。

■講師 元小沢一郎議員秘書 馬場慶次郎氏
    市民が訴える大阪宣言の会 西岡正士氏
    政治と生活を考える会 森田友企子氏

座学の後は、お昼から近くの駅頭で希望者による実践編も計画中。
私自身も受講者です。
ぜひ、一人でも多くの方の参加を呼びかけます!

■参加料 1000円(ドリンクとランチまたは弁当付き)

参加希望の方は、左サイドのメールフォームからご連絡を。

(近日中に、詳細を政治を「市民の手に!プロジェクト」ブログに発表します)




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2012-07-03(Tue)

大阪日日新聞の社主論説「いまこそ、小沢氏に期待する」

私は、数ヶ月前にやっとカミさんを説得して朝日新聞をやめた。かわりに、大阪日日新聞をとっている。1ヶ月1995円と格安でもある。ただし、地域が大阪市、吹田市、豊中市、池田市、守口市(一部)に限られているが。

で、その大阪日日新聞の今日の一面を見て、少々びっくりした。
トップに社主の論説がデカデカと出ており、その表題が

「いまこそ、小沢氏に期待する」

なのである。ここまで社主が言い切る新聞は珍しい。中身を読めば、期待するだけでなく、はっぱをかけている。
下記のリンクで、全文か公開されているが、失礼して全文引用させてもらう。まあ、これだけ大阪日日新聞を宣伝してあげたので、許していただきたい。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/column/ronten/2012/ronten0703.html

(以下引用)

■ いまこそ、小沢氏に期待する
2012/07/03

 久しぶりに政治の世界が面白くなってきた。私は小沢一郎氏の離党で、政界に「新たな期待感が持てるようになった」と感じている。

<無罪で堂々党首に>

 消費増税に民主野田政権の大義はない。小沢氏が再三指摘したように、明らかなマニフェスト違反だからだ。3年前の政権交代総選挙で、「消費税は上げない」との国民との約束を守って戦い続けているのは小沢氏で、破ったのは野田総理の側。その点を認めない新聞、テレビをはじめとする大手メディアの論調はおかしい。消費増税は2年前の参院選で自民党が主張して戦った。その政策を丸のみして増税にひた走る野田政権のおかしさに、国民は「うそつき」ともっと怒るべきなのに、矛先を小沢氏に向け続ける世論は自らの首を絞める行為だ。
20120703-2.jpg
 小沢氏は、消費増税に反対票を投じてから、離党するまで意外に時間を要した。これは「党首となって新党を率いることへのためらい」と思われる。強制起訴による政治資金規正法違反事件では、数々の外部からの重圧に屈しなかった裁判官により一審無罪を得ながら、検察官役の指定弁護士の控訴で再び二審の被告の座に引き戻されたことで、政治の表舞台へ再登場することへのちゅうちょがあったのだろう。小沢氏はもっと自信を持ってことに当たってほしい。この難局を乗り切れる政治家は他に誰もいない。堂々と同志の議員を率いて新党を立ち上げ、党首として主張を貫き国民に信を問えばよい。

 「なぜ消費増税がいけないか?」を、私は再三指摘している。財務省官僚が自らの利権を温存して国家財政危機を演じる異様さに加え、自身が大蔵省官僚だったからよく分かるが、消費税は国民にとって最も不公平な税制だからだ。その累進制から低所得者層ほど負担は重くなる、富裕層は既に何でも持っているからますます消費は先細りして税収自体がどんどん目減りする。

<官僚の背後に米国>

 小沢氏が戦っている真の相手は、財務省をはじめとする霞が関官僚だ。政権交代で政治主導を掲げ、役人の既得権に次々と切り込んだ。それを東京地検特捜部は、担当検事がうその捜査報告書まで作成して検察審査会による小沢氏の強制起訴へ持ち込んだ。官僚にとって「どうしても抹殺したい相手」は小沢氏なのだ。国民はもっと素直に物事を考えて行動すべきだ。「反消費増税と反原発」の小沢氏を支持するか否かは、官僚支配継続を受け入れるか否かの選択にほかならない。

 日本の官僚支配の根幹は対米追従と、既得権温存。米国が日本の政治家を抹殺する時は、主に検察を手先に使う。中国に接近した田中角栄氏と小沢氏、北朝鮮と仲がよかった金丸信氏、ロシアとパイプのある鈴木宗男氏、また米国と距離を置こうとした細川護煕氏と鳩山由紀夫氏は官僚の面従腹背で辞職に追い込まれた。現在の野田政権を見ればすぐ分かる。消費増税、原発再稼働、オスプレイ配備を含めた沖縄米軍基地、TPP参加と、どれも米国の喜ぶ政策ばかり進めている。

 自民党政権時代には、各省庁に精通した“族議員”がいて、官僚も時としては気が抜けなかったが、民主党は駆け引き能力を持たない幼稚な集団。すぐ洗脳できて官僚の意のままに動き、特に財相経験者は菅総理でも野田総理でも、コロリと手中に落とせる高級テクニックを彼らは有する。

<増税阻止に不信任案>

 小沢氏は速やかに同志とともに内閣不信任案提出に動くと見る。今回ともに離党した者だけでなく、既に民主党を離れている仲間も多いから提出議員数は全く問題ない。消費増税に相乗りした自民党は、不信任案に反対すれば話し合い解散のきっかけを失い大連立に突き進むしかない。結果として総選挙は来夏まで延び、いざ解散時には小選挙区候補者調整が民自間で進まず、「大阪維新の会」をはじめとする消費増税反対の新興勢力と入り乱れる激戦となる。逆に賛成すれば、即解散総選挙で消費増税は参院可決できぬまま廃案。いずれにせよ、自民党にとって都合のいいシナリオは小沢氏の反乱で描けなくなった。

<橋下氏は大同に付け>

 反官僚、反増税、反原発という基本線で、橋下徹大阪市長は小沢氏と近い。しかし、関電の大飯原発再稼働容認をみても分かる通り、最近は根幹をなす政策で微妙なブレが見られる。既存政党や財界支持者との良好関係維持を意識しすぎ、民意とのズレが生じている。橋下市長は、今こそ愚直にマニフェストを守り続けて行動する小沢氏に手を差し伸べ、教えをこうべきだ。

 (新日本海新聞社 社主兼社長 吉岡利固)


(引用以上)

新日本海新聞社となっているのは、大阪日日新聞は鳥取の日本海新聞の大阪本社だからだ。

吉岡社主は、原発についても、このような発言をしている

「私は福島原発事故発生当時、「老朽化した原発の改修と停止だけに留めなければ、原子力なしでわが国の電力需要はまかなえない」と考えていた。しかし、国内原発全停止が現実となった今、周囲を見渡すと関西電力をはじめとする電力各社の需給見通しと料金体系の不明朗さばかりが目立つ。
もはやわが国のエネルギー政策を根本的に見直して、その過渡期は産業界と国民の真剣な節電取り組みで乗り切るしかないし、またやればできると見る。」


一点だけ気になるのが、橋下徹を支持していることだが、これも再稼働容認などを見ておかしいと指摘している。


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(追記)

吉岡社主の論説と好対照な文章があったので、比較対象のために引用しておく。
ダイアモンドオンラインに出ていた、真壁昭夫(信州大学教授)の文章だ。真壁はメリルリンチに出向して洗脳されて帰って来た(らしい)金融屋サンである。

(以下引用)

 確かにマニフェストには、民主党が政権を取った場合、在任期間中は増税を行なわないと記載されている。民主党がそうした条項を記載した背景には、「予算の無駄使いを削り、埋蔵金を使えば十分に予算運営が可能」との考え方に基づいていた。
 しかし、そのマニフェストを額面通りに受け取った人はどれだけいただろうか。冷静に考えれば、それを実現することは極めて難しいし、むしろ不可能に近いということは、容易に理解できたはずだ。
 しかも、マニフェストに記載されていた条項の中で、いまだに実行されていない条項は他にいくつもある。今回の造反者のロジックが、「マニフェストを破った」という点にあるならば、もっと早い段階で党執行部に対する反対意見が鮮明化していたはずだ。
 むしろ、マニフェストを真剣に検討するならば、民主党がマニフェストをつくる段階で、「それを実現することは無理だ」という見解が示されるべきだった。それを今になって、「マニフェスト違反」と主張することにはあまり説得力がない。


(引用以上)

解説もイラナイだろう。
これが、日本国民からあり金むしりとろうという財務省と米国の「論理」である。

まったく証明していない、手前勝手な「マニフェストは不可能」という決めつけを、すべての論の基礎に置いているのであるから、何をどうこねくり回しても、詭弁でしかない。
「あまり説得力がない」のは、自分の主張のほうだ。



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2012-06-26(Tue)

拝啓小沢一郎様 <官邸前への案内状>

拝啓 小沢一郎様

届くかどうかも分からないお便りを書きます。もし目にされることがあれば、ぜひご一読下さい。
私は、2009年に大久保さんたちが逮捕されたのを知って、こんなに弾圧されるのならば と陸山会に入会した者です。

6月22日の金曜日、私は関西電力本社前にいました。
律儀な主催者発表では最終的に1547人が参加して、大飯原発の再稼働反対を訴えました。この人数でもたいへん熱気に満ちた集まりでした。

同時刻、首相官邸前では4万5千人が集まり、ひたすら再稼働反対を叫び続けていたのは、耳にされたことと思います。三宅雪子さんはじめ小沢さんと志を同じくする国会議員の方々も多数参加されていました。

60年安保は私の親の時代であり、70年安保すら子ども時代にテレビで見た記憶しかない私にとって、これほどの人が政治に関わり、一つの行動に集まっているところを見るのは初めてです。しかも、組合などの動員ではなく、ツイッターなどのネット情報で三々五々集まってきたのです。

選挙という手続きによって政治権力を付託されている政治家の方々が、このような「烏合の衆」をどのように見ておられるのか、私にはわかりません。よく議員の方から聞くのは、市民が運動するのであれば、自分の選挙区の議員に働きかけるのが一番効果的だ という話です。
たしかに、それも一理あります。しかし、私はそれはちょっと違うと思うのです。

Power To The People
和訳すれば 主権在民 です。
主権在民という言葉は、イコール選挙権というイメージをまとっています。しかしながら、主権とはそのような限定されて与えられるものではありません。そもそも、持っているもの です。
それを行使する権利と責任を負っている、感動的なまでに重たいものです。

今の多くの日本の国民は、その主権を自覚していません。小沢さんの言われる「自立と共生」の、大前提が存在しません。
主権を自覚しなくても生きていける幸せな時代があった、ということもその一因です。他方、来るべき今日のような時代に向けて、自覚を意図的に麻痺させられてきたと言うことも事実だと思います。

その何よりの証拠が、福島第一原発の事故の後、ドイツやフランスや米国では何十万人のデモが起きているのに、当事者である日本では10分の1も集まらないのです。かと言って原発に賛成しているわけでも、福島の事故を忘れ去っているわけでもありません。
デモや集会に行くのは過激派や特殊な人で、そんなところに行ったら友達なくして会社をクビになる と恐れているのです。

いくらなんでもそりゃないだろう と笑われるかもしれません。しかし、毎日の暮らしをギリギリに維持している庶民の切実な感覚なのです。かく言う私も、2005年に書き始めたこのブログで自分の正体を明かす決心をするまでに何年もかかりました。

こんな日本で、何よりも大切なことは、主権在民を実感することです。「言いたいことは大手を振って言っても良いんだ」と気がつくことです。
そして、ついにその時がやって来たのです。

流れは6月15日、官邸前に万余の人びとが集まったことではっきりを変化を始めました。誰が名付けたのか「紫陽花革命」と命名された、再稼働反対、反野田政権の意志をもった「烏合の衆」は、自分たちの「力」を自覚し始めました。そしてその熱は、確実に伝染していきました。
そして、わずか一週間後、あの4万5千人の群衆が官邸前に押し寄せたのです。

その意味で、紫陽花革命は、単なる反原発運動ではありません。再稼働反対というシングルイシューに見えますが、むしろ野田政権の異常政治にたいする怒りが、再稼働問題で噴き出したというほうが実体に近いのではないでしょうか。
被災者への同情や放射能への恐怖だけではなく、悪政への怒りを契機にした国民の覚醒です。その意味を、小沢さんはじめ、心ある政治家の方々にも分かっていただきたいのです。

■■
本日26日の午後、全国民が国会を固唾をのんで見守っていました。57人という人数が多いのか少ないのか、私には判断がつきません。正直に言えば、国民との約束を守る代議士がたった57人・・・という気持ちですが。
それでも、多大なご苦労の末の結果であろうと想像し、感謝している次第です。

私は、反対57人、棄権等16人にとどまった理由は、約束や責任感の欠如だけではないと感じています。国会議員である以上、次回の選挙のことを考えるのは致し方ない部分があると思います。今回の結果は、「増税に賛成してでも民主党にしがみついていた方が当選できる」と判断した人が多数いた と言うことなのだろうと思います。

なぜそのような判断をされたのでしょうか。それは、主権在民と思っていないからです。正確には、自分の選挙区の有権者に対して「彼らは主権在民と自覚していない」と認識しているからです。簡単に言えば、地元の有権者をバカにしているからです。

有権者をバカにする議員も問題ですが、確かにバカにされても仕方ない、反省しなければならない部分は我々国民の側にもありました。議員のウソを見抜くどころか、そもそも自分の選挙区の政治家を知らない という人が沢山います。また、どんな非道い政治をしていても、「しかたない」と諦めてきました。

中には諦めずに声を上げる、いわゆる市民運動家の人たちもいました。反原発の運動は、昨年3月11日までは、まさにこうした人びとによって細々と続けられてきました。
しかし、市民運動はシングルイシューに自らを限定し、政治を嫌い「特定の政党とは関係ありません」というのが決まり文句になり、誤解を恐れずに言うならば自己満足の世界に陥ってしまうことも多かったと思われます。
政治家は政治家で、市民運動を軽視し取るに足らないものと考えてきました。

(中には政治家へのステップとして市民運動を利用して首相にまで上り詰める人もいるようですが、これは例外中の例外です)

無関心、あきらめ、孤立と自己満足 そうした国民の姿勢が、いま変わりはじめました。
逆説的ではありますが、あまりにも無理無体なことを立て続けに、しかもあからさまにやってくれた野田首相のおかげかもしれません。

いずれにしても、一度目覚めた日本国民は、徐々にであるか急速にであるかはわかりませんが、声を上げます。主張をします。
そしてもし、そのわき起こる力を実感し受け止める政治が存在しないとき、政治を乗り越えて大きく拡大していくでしょう。まさにジャスミン革命がそうであったように。

■■
もう一つ、いまこそ小沢さんに国民に直接語っていただきたい理由があります。
野田政権が 「なぜ」 ここまで無体なことをするのか、ということを国民は理解していません。財務省の差し金 程度に考えています。

しかし、財務省のコントロールは今に始まった話ではありません。野田政権のあまりにもむき出しの強引さは、官僚コントロールだけでは説明がつかないと私は感じています。この、日本の政策決定の奥の院は、それに徹底的に痛めつけられた小沢さんが一番ご存じです。
本当の敵はどこにいるのか、何を考えているのか。それを国民は知る義務と権利があります。

野田首相は、5月の日米首脳会談以降、確実に変わったと私は思っています。伝統的な対米従属から、新たな段階に踏み込んでしまいました。
特に防衛に関しては、防衛大綱の「動的防衛力」を拡大解釈し、アジア太平洋地域の米軍の肩代わりを自衛隊がするとも言える約束をしました。それに呼応するかのように、原子力基本法に「安全保障に資する」という文言が加えられました。安全保障が軍事を指すことは国際的な常識であり、核武装にむけた準備であることは論を待たないと思われます。

今回の消費税増税についても、こうした「新日米関係」が背景にあるのではないかと懸念、いやほぼ確信しています。そして、そうした危機感をもっている政治家がどれだけいるのか ということを心配しています。

再稼働問題をきっかけにして自覚した国民に、何が問題なのか、小沢さんの経験と見解を明らかにして下さい。ネットでのインタビューももちろん良いのですが、熱を共有するライブでこそ化学反応が生まれます。

■■
数週間前では早すぎました。数週間後には手遅れかもしれません。
いま、このタイミングで、小沢さんに官邸前の紫陽花革命の現場に立っていただきたいのです。

国民の熱を肌身で感じていただきたい。
そして、今ならば、その声を小沢さんは受け止めることができるはすです。

6月29日(金)夕方、首相官邸前にサプライズで登場して下さい。
そして、自覚した国民に直接語りかけて下さい。
自立と共生の生きた姿をご自分の目で確かめて下さい。

繰り返しますが、今のタイミングを逃したら、小沢さんという政治家とわき起こる民衆革命の幸せなマッチングはなしえないのではないかと危惧します。

紫陽花革命の力を背景にして、変質民主党という座敷牢から飛び出し、存分に豪腕を振るって下さい。もちろん、集まっている民衆の中には小沢さんが大嫌いという人もいます。しかし、そういう人にこそ、肉声で語りかけて下さい。すぐに大好きにはならないでしょうが、思い込んでいたのとはちょっと違うぞ ということに気がつくでしょう。

政治は生活
自立と共生
国民の生活が第一

こういう言葉を紡ぎ出す小沢さんという人間を、国民の前にさらけ出して下さい。

以上、勝手ばかり申しました。
よろしくお聞き届け下さい。

                2012年6月26日
                     山岸飛鳥






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2012-05-31(Thu)

政治と生活を考える会の政経フォーラム(6/3)の呼びかけをする理由

政治と生活を考える会の政経フォーラムが近づいてきた。代表の森田さんが精力的に、次々にフォーラムを企画してくださるので、ブログで紹介する前に期日のほうが先にやってきてしまう。

詳細は最後に転記するのでそちらを見ていただくとして、陸山会事件を取り上げる今回のフォーラムに少々期待と注文を書いておきたい。
というのは、先週出かけてきた堺でのシンポジウムの内容が、隔靴掻痒の思いがあったからだ。

26日に堺市のホールで辻恵議員事務所が主催して行われたシンポジウムは、辻議員の他、鳥越俊太郎氏、江川紹子氏という有名人を迎えて、かなりたくさんの人が集まっていた。
その時の私の感想ツイートを再掲

辻議員、無罪判決の解説
鳥越氏、2009年1月西松外為事件から検審起訴に至る全体像を提示
江川氏、名張事件の話からお上の中のお上である裁判所を諸悪の根源と指摘

それぞれの話しは面白かった。ただ、司法・検察の問題の詳細に深入りしすぎの感はあった
直面しているのは司法検察を含む既存権力との全面対決、闘いであり、生半可な改革ができるような対象ではない という覚悟が今ひとつ伝わらなかったとも言える


たしかに、鳥越氏の全体像提示は良かったと思う。どれほどの「国家」意志として小沢氏弾圧が行われているのかということが、ヒシヒシと伝わってきた。
しかし、問題はすでに「司法改革」というレベルのことではない。

何らかの形で改革を受け入れるためには、権力は檻に入れられている必要がある。オリとは、すなわち「法」だ。
法治国家とは、国家権力を法のオリに閉じ込めて調教することで、脱走して流血の大惨事にならないようになっていることだ。

しかし、小沢氏は司法制度改革という国家権力への調教をやろうとして、猛獣の反撃にあった。しかも、権力という猛獣は「法」というオリを脱獄し、小沢一郎という調教師を噛み殺そうとした。
もはや、権力は調教する対象ではない。撃ち殺すか、少なくとも麻酔銃で打ち倒さなくては、中途半端な対応は徒に流血の犠牲を増やすだけである。

そのくらい深刻な、根本的な事態なのだという認識と覚悟が、あまり感じられなかった。その深刻さを、小沢氏本人以外に、どのくらい感じている人がいるか、ちょっと心配だなあ というのがツイートで書いたことの意味だった。

10日の控訴以降でも、野田内閣の悪鬼のような所業は止まることを知らない。

もはや、小沢氏への弾圧は、少なくとも日本で暮らすすべての人の暮らしに直結している。そのことが、ちょっと説明すれば、誰にでもわかるようになってきた。このブログの読者の方には説明も要らないことだろうが、いままでワイドショーしか見ていなかった人にも、あれれ と分かるようになってきた。

だから、鳥越さんや江川さんのような著名人には、そういうことをこそ、多くの人に対して語って欲しかった。

あえて言えば、陸山会事件は司法の問題じゃない。司法権力という猛獣を使った、権力総体、悪政全体がなるかならないか、という問題だ。
そういう意識を、強く持って、ぜひとも3日の政経フォーラムは開かれて欲しいと思う。

大飯原発の再稼働も、めっちゃくちゃな理屈にもならない理屈で決められようとしている。
脱原発ですらない人でも、これはイカンだろうという意見が大きい。しかし、野田内閣の面々は、ゾンビのような目をして再稼働へ再稼働へと進んでいる。

福島とその周辺で、本来ならば放射線管理区域になる場所で何十万人もの人びとが放置されている。放射線とその恐怖感と我が子に対する罪悪感と相互監視的なストレスに苛まれながら、日々の暮らしに追われつつどうしようもなく過ごしている。
この一点をもってしても、野田とそれに連なる者たちは万死に値する。

野田の頭にあるのは、被曝者に払うカネを一円でも少なくすることと、米国の要請で拠出するカネを一円でも多く確保すること、そして自衛隊を米軍麾下でアジア太平洋に展開すること(動的防衛力)だ。

これを止める可能性は、世論以上の目に見える圧力と、小沢グループによる権力奪取しかない。
その融合が一番いい。

今は、小沢グループは新政研で勉強会と議会内抵抗、集会やデモは市民団体が散発的に、ということになっている。
しかし、バラバラにやっている場合ではないと思う。新政研として直接国民に呼びかけて、国民が呼応して集まるという形にならないかぎり、日本の春はやってこない。

議会内の動きだけでは、絶対に限界がある。しかし、民衆の盛り上がりで「こんなことを言ったら次は落ちる」という危機感や恐怖感を与えられれば、中間派ばかりではなく、自民党の中でも違った判断をする議員は多いはずだ。

いろんなリスクはあるけれども、これしか私は希望を持てない。
そんな道へ、もしかしたら、ひょっとしたら繋がっていく、一つのキッカケになるのかもしれない、という得手勝手な思い込みと期待で、政経フォーラムへの参加を呼びかけたい。

以下、政治と生活を考える会のブログより引用

「政治と生活を考える会」主催
 『第5回 政経フォーラム』のご案内


 『陸山会事件・裁判・判決・控訴を徹底分析する!』

小沢弁護団をサポートし、裁判を傍聴し続けた、たった二人の弁護士議員、辻 恵代議士 と 階 猛代議士が、裁判の舞台裏を語る!

第二部では、コーディネーターとして、元・法務大臣政務官、中村哲治議員をお招きし、三人のスペシャリストが陸山会事件を徹底分析いたします!

 日 時  :  6 月 3 日(日)  17時 受付スタート                   
                   17時30分 ~ 19時45分
 会 場  :  OMMビル(大阪マーチャンダイズ・マート) 2階 Fホール
        京阪電車「天満橋」駅 東口、  地下鉄谷町線「天満橋」駅 北口改札口 
        からOMM地下2階に連絡
 司 会  :  馬場 慶次郎氏(衆議院議員 小沢一郎秘書)
 第一部  :  講演   辻 恵代議士  
          講演   階 猛代議士
 第二部  :  パネルディスカッション
         辻 恵代議士、 階 猛代議士
        コーディネーター  中村哲治議員
 第三部  :  質疑応答

定 員  :  200名 (定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費  :  お一人様 1000円
         (学生の方は、500円、 当日受付にて学生証のご提示をお願い致します)
         ※ 当日受付にて、徴収致します
申込方法 :  ◆ お名前(複数でお申込の場合は、全員のお名前) 学生の方はそれを明記 ◆ ご住所  ◆ 連絡可能な電話番号 を明記の上、下記のアドレスにメールにてお申込下さい。
         宛先    nipponissin.kansai@gmail.com    
         ※ 受付完了の方にはこちらから返信させていただきます。

お問合せ  :  090-4270-3660(森田)まで


(引用以上)



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2012-05-09(Wed)

小沢氏の控訴と日米首脳会談の関係

今月に入ってから、世の中に、妙な楽観論が蔓延しているようで気味が悪い

原発が一時止まったのは喜ばしいことだが、これで原発が無くなったワケじゃない。
普天間問題も、辺野古移設の可能性が薄れてきて、このままグアムやハワイに去ってくれるのではという期待が高まっている。
小沢氏の裁判についても、「絶対に控訴はない」とか、控訴されたら「粛々と、短期審理、結審、棄却判決言い渡し」とか、ほとんど決着が着いたかのようなツイートも見かける。

しかし、そんな甘いものじゃない
20120509-2.jpg
小沢氏の裁判は、日本の政治の血圧計のようなものだ。
日本の政治の動向に、きわめて大きな影響力を行使するアメリカの意向がどのようなものなのか、裁判の行方をみることで判断することが出来る。

西松事件が「作られ」」た時点では、小沢首相を阻止するための動きだったのは明らかだ。
しかし同時に、旧来の利権にがんじがらめになった自民党も邪魔になっていた。
そこで、鳩山民主党政権が誕生した

小沢氏は「党」という枠に閉じ込めて、行政にタッチさせないという、政治的な軟禁状態におかれていた。
そのかぎりにおいて、ありもしない証拠をいくらでもねつ造する検察も、小沢氏を起訴しなかった

しかし、いよいよ代表選に乗り出すと言うときに、検察審査会が強制起訴した。
アメリカに忠誠を誓った菅直人を支えるために、奥の手を使ってきた。
結果として、小沢氏は無役どころか党員資格停止とされ、政治的軟禁から政治的監禁状態におかれることになった。

ところが、その後震災があり、原発事故があり、菅直人のあまりの無能さが露呈した。
またアメリカ側も、在日米軍や日本の原発にまつわる古くからの利権につきあっている余裕が無くなってきた。
早いこと世界の米軍を再編し、日本のサイフが原発処理ですっからかんになる前に、自軍に編入してしまう必要があった。

無能すぎる管に代わるエージェントを求めるアメリカは、同時に同じくらい無能な前原にも見切りを付け、橋下徹という新興勢力に目を着けた。
橋下は、巨大なバックを手に入れて俄然勢いついたが、キワモノの本性は如何ともしがたい。本人はともかく、維新の会の有象無象は煮ても焼いても食えない。

橋下徹を使えるようになるまでには、しばらくの時間が必要と見たアメリカは、つなぎとしての野田を指嗾(しそう)すると同時に、小沢氏に取引を持ちかけたのではないか。
ある意味、旧態依然の利権にしがみつく自民党などの日米安保マフィアよりも、「第7艦隊だけで充分」という小沢氏のほうが、オバマの米軍再編戦略には都合が良いとも言えるからだ。

その流れの中で、小沢氏に無罪判決が出された。
裁判所の良心とか、司法の正義なんて、まるっきり関係ないと私は思っている。

ところが、ほぼ相前後して、野田内閣は大決断をする。
これまでの安保利権を一定犠牲にすることも含めて、「自衛隊の米軍編入」=「アジア太平洋地域の責任分担」をオバマに約束したのである。
おそらくは、提案した側のアメリカが、まさか野田がここまで決断するとは思っていなかったのではないだろうか。

憲法9条を捨てたも同然の日米共同声明


逆に言うと、小沢氏無罪を目の当たりにして、野田は「憲法など踏みつぶしてでも、オバマ大統領の言いつけを忠実に守るんだ。それしか、自分の生き延びる道はない。」と決断したのではないか。

小沢氏のクビに鎖を残したまま、橋下の影響力も使いながら、何とか言うことを聞かせようと画策していたアメリカは、野田の踏み込んだ決断に驚喜した。
「もうこれで、小沢はいらない。」

それが今日の控訴ということにつながっている と私は思う。

私は、いわゆる陰謀論を支持しない。
そういう神秘主義や運命論ではなく、アメリカの元高級官僚であるジャパンハンドラーズと言われる連中は具体的に存在している。また、現役のアメリカの官僚は日本の外務省、防衛省の官僚に多大な影響力を行使していることも、ウィキリークスなどであきらかだ。

もちろん、世論の声、各議員の行動、弁護士の活躍、そうしたことも事態を決める大きな要因になっている。
しかし残念ながら、今のところそれを上回る影響力、決定力をアメリカ側がもっている、ということだ。

また、アメリカと一口に言っても、旧来の安保利権に食いついている連中と、オバマの戦略とはかなり乖離してきている。
オバマにとっては、外務省、防衛省にも根深い安保利権屋どもは、いなくては困るがかなり邪魔、という存在だろう。

それを調整できる人間として、小沢一郎を脅迫しながら何とかして使えないかと考えていたのだが、野田佳彦が名乗りをあげることで、簡単に言うことを聞かない小沢を無理に使おうとする必要がなくなったのである。

20120509-1.jpg そのような、冷静な判断で、今回の小沢氏への控訴を受け止めなくちゃならない。

指定弁護士の趣味やメンツなんていう、そんな甘いものじゃない。
あきらかに、政治的なテロであり、匕首で切りつけられたに等しい。

しかも、野田が憲法も権利も財産も、日本国民のもっているものをアメリカに貢げば貢ぐほど、小沢氏は抹殺されていくという関係にある。

その意味では、「小沢氏のことはどうでもいいけれど、検察の腐敗は許せない」という論も、間違っている。というか、認識が甘い と私は考える。
あえて言うならば、「小沢氏個人のことはどうでもいいけれど、政治家小沢一郎への弾圧は許せない」 と言うべきだろう。




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