2019-06-26(Wed)

トランプが「日米安保破棄」に言及し沖縄の基地移転を「土地の収奪のようなもの」と言った件

 G20の直前に、こういうバズーカをぶっ放して安倍晋三を震え上がらせるあたりは、さすがトランプという感じですね。

安倍君は、「日米安保を維持してもらうため」に、今度は何百兆円みつぐのでしょう。
ちょっと脅せば、GDPクラスのカネをまったく無抵抗に渡してくれるのですから、トランプにとってこんなに美味しい鴨はいないです。もっとも、食われるのは安倍カモではなく、わたしたち国民の血肉なのですけど。

時事通信は次のように伝えています。

トランプ氏、日米安保破棄も=「一方的」と不満-米通信社報道
2019年06月25日 時事通信


 【ワシントン時事】米ブルームバーグ通信は24日、トランプ大統領が最近、日米安全保障条約を破棄することに言及したと報じた。側近との私的な会話の中で触れたもので、政権内で正式に検討されているわけではないという。
(略)
 事情を知る関係者3人によると、トランプ氏は会話の中で、米国だけが日本の防衛義務を負っていることに対し、一方的だと不満を漏らした。また、沖縄県の基地移転に関しても「土地の収奪のようなもの」と見なし、米軍移転の財政補償を求める考えも示したという。
 同通信によると、ホワイトハウスはコメントしていない。

(引用以上)

沖縄県の基地移転を「土地の収奪のようなもの」と言ったことについて、あたかも辺野古建設のことかのように誤解した人もいたようですが、トランプがそんな甘いことを言うわけがありません。逆です。
普天間の移設について、米国の土地を奪われるようなものだ、と言ってるのです。凄まじい。

SACO合意でアメリカも同意してるじゃないか、やっぱりトランプはトンデモだ!! と怒りまくる気持ちは私とて同じですが、それで終わってしまってはトランプの本質を見失っているリベラルさんと同じになってしまいます。
この発言の本質は、普天間閉鎖について 「金銭解決」 の可能性に言及した ということです。

これまで日米が主張してきた「普天間は辺野古とバーター」という理屈からは、「土地収奪」とか「財政補償」は絶対に出てきません。
収奪だから補償せよ、というのであれば、代替は必要ないはずです。そのことに、トランプは触れたのです。

ここからはあくまで憶測ですが、辺野古を作ったところで地盤沈下で使い物にならないということを知ってしまったのではないでしょうか。日本のゼネコンとそっから献金もらう政治家だけがウハウハでも、使い物にならない辺野古基地などトランプは欲しくないはずです。
日本のゼネコンがどんなにぼろ儲けしようと、トランプはまったく興味はありません。トランプが望むのは米国企業が儲かって米国にオカネが回ることです。

沈没して使い物にならない辺野古基地よりも、現ナマをもらった方がトクだぜ!というのが、トランプの本音のはずです。



普天間基地は住民を収容所に閉じ込めている間に、米軍がブルドーザーで文字通り収奪した土地です。
返還に、カネを払ういわれはありません。それは当然です。

しかし、海を壊して辺野古基地を建設するのに、これからまだ2兆円以上のカネが投じられようとしています。その多くが利権集団の食い物にされ、利権政治家に献金もされていきます。
それに比べれば、たとえ1兆円を財政補償としてポンとトランプに渡しても、それで普天間が返還されて辺野古が中止になるのであれば、私はベターだと思います。

何の痛痒も感じずにいつの間にか国民1人あたり2万円が辺野古建設に使われてしまうより、「普天間と辺野古を取り戻すために、ひとりあたり1万円を理不尽にアメリカにとられた。」という経験のほうが、これからの日本にとっても役に立つ一歩だと思うのです。

骨の髄まで従米の自称「右翼」や、実はアメリカ頼みで「安保破棄」にオタオタするリベラルさんを、遙か後方に置き去って、「自分たちの国を自分たちで作る」という当たり前のことに、日本がはじめてチャレンジする端緒につくために、トランプのクソがめつい発言の真意を読むことが必要です。

もっとも、トランプも辺野古利権、日米安保利権に群がる旧来の安保マフィアに取り囲まれているはずで、こうした特大のアドバルーンも一度は引っ込めるでしょう。
それでも、真意を読んで交渉すれば、決して不可能ではないと思います。

その交渉は、言うまでもありませんが、安倍政権がするわけがありません。その後継者にも極めて望み薄です。
やはり、自分の国の「自立と共生」を願う勢力によって、政権交代することが絶対条件です。



今夏の参院選では政権交代はできませんが、この結果が次の政権を賭けた総選挙に大きな影響があるのは間違いありません。

山口二郎氏などの一部のリベラル勢力は 「参院選は消費増税 イエスかノーかの対決」だと言って、山本太郎とれいわ新選組の「5%に減税」という主張を降ろさせようとしています。
しかし、よく考えて下さい。
10%か8%かの対決 という土俵は誰が用意したのでしょうか。そうです、安倍政権です。

敵の用意した土俵に、ヒョコヒョコ上がって勝てると思っているのでしょうか。
しかも、野党統一名簿(オリーブの木)も立憲民主党は拒否したままなのに。
一貫してオリーブを呼びかけているのは太郎さんのほうです。説得するなら、まず立憲から でしょ。

自民党が「10%か8%か」という土俵を敷いたのは、それで何とか勝てると読んだからです。
自民党の調査は、どの勢力よりも精密で詳細なはずです。
それで、これまでどれだけ煮え湯を飲まされてきたのでしょうか。
山口二郎さんは、もうお忘れなのでしょうか?

勝てる土俵を作って戦う という点で、山本太郎とれいわ新選組の取り組みは、他の勢力とは別次元です。
繰り返します 別次元です。

その次元に他の野党勢力もよじ登ることが、参院選でめざましい成果を上げ、次の総選挙での政権交代を視野に入れることになります。

立憲民主党の政策パンフを読みましたが、さすがに緊縮政策ではないですが、かといって反緊縮でもありません。
財政出動も金融緩和も一切書いてありませんから、いわゆる反緊縮とは言えません。
超絶頭の良い(=逃げ道を常に用意している)枝野さんのことですから、いつでも財政規律、緊縮に戻れるようになっているのでしょう。

しかも、野党統一名簿は拒否。こんな立憲民主党に歩調を合わせていては、年金問題で窮地に陥っている安倍政権を、またしても助けてしまうことになります。
またしても!!!


枝野さんはじめ旧民主党幹部で、いまだに国民に謝罪していない人たちを私はまったく信用できません。
とはいえ、幅広いリベラルの政党が必要だというのはよくわかりますし、一定の層の人々が、立憲民主党に忖度する気持ちも わからなくはないのです。
でも今、本当にリベラル政党を大切にしたのであれば、一度見捨てるべきです。

卑近な例で恐縮ですが、1996年、最下位に沈む阪神に対してトラ党は鳴り物応援をボイコットしました。
甲子園の観客動員も激減し、28年ぶりの赤字になりました。
「やる気がない」「自分が悪いと思っていない」人たちを動かすには、一度見捨てるということがカンフル剤になるのです。

立憲民主党を本気にするには、「リベラルさんたちに見捨てられる」という危機感を感じてもらうしかないのです。
国民を苦しめる緊縮政策とキッパリ縁を切る宣言をして、野党統一名簿に同意するまで、立憲の応援をやめることが、実は立憲民主党への応援になるのだと言うことを分かって下さい。


れいわ新選組では、こんなボランティアも募集しているようです


ポスティングと寄付も 引き続きよろしくです





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2019-05-20(Mon)

玉城デニー沖縄県知事と語る会@大阪 2019年6月15日(土)

デニーさんが大阪に来てくれますよ!!

来る6月15日(土) 16時半 大正区民ホール です。

会費はちょっと高くて3000円ですが、パーティー形式なので美味しい沖縄料理とオリオンビールが待っています。

参院選前の超多忙な中、なんとか大阪に挨拶に行きたいと時間を作っていただきました。

主催は、近畿圏の県人会の皆さんと、昨年9月にデニーさん支援の資金パーティーを呼びかけた 玉城デニーを励ます会・近畿 です。

こうしてブログを書いている間にも、辺野古の埋立は強引に進められています。


現場で座り込む皆さんも、何度も何度も選挙で結果を出している皆さんも、その先頭に立って奮闘するデニー知事も、もうこれ以上無いほどに頑張っておられます。

せめて大阪からも、激励を送りましょう。

6月15日 16時半 大正区民ホールにお集まりください

**********

2019年6月15日(土)
大正区民ホール 大阪市大正区千島2-7-95

開場 16:00 開演 16:30
会費 3000円(パーティー形式)

必ず予約して下さい 先着順です
e-mail d21kinki@yahoo.co.jp
FAX 06-6562-6905

呼びかけ 大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良 沖縄県人会
     玉城デニーを励ます会・近畿

フェイスブックのイベントページ
 → https://www.facebook.com/events/447086465836423/

**********


それにしても、本当に沖縄に応えるためには、本土が本気で選挙に勝つことです。

「何をやっても勝てる」と高をくくっている安倍晋三が、ビビって妥協せざるを得ない程度には、少なくとも追い詰めなくてはなりません。

そのためには、「大阪でもこういう闘いをしています」と、本当ならデニーさんに報告したいのに・・・・・・・・・・・・

こっから先は、前の記事を読んでください。

もう、情けなくてしょうがないです。

野党の、しかもかなり仕事のできる現職がいるのだから、まずその議席を死守した上で、もう1議席狙えるのかどうか、厳しく考えるのが普通でしょう。
なのに、ああそれなのに それなのに・・・・・・・・・
あえて共倒れの道を選択するとは・・・・・・・・・

当日は、予定候補のかたも来られるかもしれません。
一体全体、どんな顔をしてデニーさんに挨拶するんでしょうか。
デニーさんはオール沖縄を背負ってますから、もちろんどの野党にも笑顔で接するでしょうけど・・・・



そんななかで、野党の統一を(回し蹴りで)進めるべく奮闘している山本太郎さん=れいわ新選組の寄付が1億円を超えたそうです。

ただ、気をつけてください。1億円は目標額ではないですよ。

最低限でも3億円、参議院で思い切り闘うためには5億円、ダブル選になるなら10億円
が目標額です。

もちろん5月31日で終わりでもありません。

以下、れいわ新選組のホームページから

<必要な金額>

衆参ダブル選で挑戦する場合、
10億円が必要。

参院選で最大限の挑戦をする場合、
5億円が必要。

参院選で10人の候補者を擁立する場合、
3億円が必要。

無謀な挑戦に終わらぬよう期限を切ります。

<5月31日までに1億円集める>

5月31日までに1億円が集められるなら、
その先には3億円〜5億円を集められる可能性があると考えます。
集まり具合によって、上記のプランいずれかを実行いたします。

(引用以上)

といことで、5/31までに1億は、中間集計に過ぎません。

「あつまったのか よかったね」と安心してしまわないでくださいね



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2019-02-08(Fri)

辺野古新基地は完成しない可能性が高くなった

昨日、こんな驚愕のニュースが流れました
非常に重要な記事なので、引用させていただきます。

軟弱地盤、最深90メートル 辺野古新基地・大浦湾側 識者「改良工事、例がない」
2019年2月7日 琉球新報


 米軍普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古移設に伴う新基地建設に関し、大規模な改良工事を要する軟弱地盤が大浦湾一帯に存在する問題で、最も厚い軟弱な層は水深約90メートルにまで達していることが6日、分かった。これまで最も厚い軟弱層の深さは水深約70メートルとされていたが、防衛局が追加で調査したところ、さらに20メートル深い層が見つかった。鎌尾彰司日本大理工学部准教授(地盤工学)は政府が計画する地盤改良工事について「水深90メートルまでの地盤改良工事は知る限り例がない。国内にある作業船では難しいのではないか」と指摘している。

 防衛局が地盤改良工事について検討した報告書で判明した。それによると、工事が可能な最大深度は水深70メートル程度だと記載している。水深約90メートルまで軟弱層が達していながらも水深70メートルまでの改良工事で済ませた場合について、鎌尾氏は「改良深度が20メートルほど足りない分、未改良の軟弱地盤が下層に残り、長期間にわたる地盤沈下が発生するだろう」と予測した。

 防衛局は2014年から16年まで、新基地建設予定海域で最初の海底ボーリング(掘削)調査を実施した。その際、最も深い軟弱層は水深約70メートルまでとされていた。その後、防衛局が追加の掘削調査を大浦湾の約50地点で実施したところ、最も深い軟弱地盤が大浦湾東側のC1護岸を建設する予定の地点で見つかった。水深30メートルの海底から約60メートルにわたって軟弱層が存在しており、そのことがこのほど、先の報告書で判明した。護岸の内側の埋め立て部分でも水深約80メートルの厚い軟弱層が発見されている。

 県幹部の一人は「仮に技術的に(地盤改良工事が)可能だとしても、辺野古移設では時間と費用がかかって普天間飛行場の一日も早い返還につながらない」と語った。軟弱地盤は大浦湾全体に広がっており、政府は約57ヘクタールの範囲で砂の杭約6万本を打ち込む改良工事を検討している。

(引用以上)

これがどれだけ衝撃的かというと、「辺野古の基地は完成しない」ということだからです。

いやいや 90mまで工事する船が日本にはなくとも世界にはあるでしょ と思われるかもしれません。
私も、世界中の杭打ち船を調べたわけではありませんが、こんな記事は見付けました。

日本埋立浚渫協会より引用します

 江戸時代に海外交易の窓口となった長崎・出島を始め、人工島の建設の歴史は古い。

 明治時代には近代技術による港湾建設技術が確立され、やがては昭和30年代に急増した臨海工業地帯の埋立造成、40年代の神戸六甲アイランドなどの出島式埋立造成、60年代の東京湾横断道路、関西新国際空港の建設へとつながっていく。

 少し古いデータになるが、平成2年度末での埋立・干拓の造成面積は、約1360m2。わが国の国土面積の0.5%に相当する。農業用地、工業用地が中心である。

(引用以上)

平地が少ない 海岸線が長い 先進国 技術力が高い などの要素が揃っている日本の埋立技術は、世界最高水準です。
日本でできない70m超えの海底の地盤改良が、他の国の船でできるとは、ちょっと考えにくいわけです。

海底の地盤改良は、こんな船でパイプを打ち込み、その中に砂を流し入れます。
20190204-2.jpg

船を改造するとしても、パイプだけを長くしたら不安定になって転覆しますから、船も大きくしなければなりません。
90m超えの地盤改良ができる船を、新たに開発して建造しなければなりません。一体、何年の時間と、いくらの予算を浪費するのでしょうか。
人口が減り始めている日本では、無理に深い場所を埋め立てる需要はもはや多くはなく、民間企業ベースではそんな船の開発はしないでしょうから、全額税金で負担することになるでしょう。

安倍政権のことですから、カネ(皆の税金)を湯水のごとく使って、90mを施工できる船を作るかもしれません。
そうなると今度は、誰が保証するのかという問題が生じます。

関西空港は、はるかに浅い埋立工事ですが、毎年毎年沈下して、4m以上沈下しており、あの台風浸水の原因にもなっています。
辺野古が関西空港よりも深刻なのは、海の底が斜面だということです。深い場所と浅い場所が混在しており、場所によって沈下の量が大きく変わることが予想されます。
つまり、地面が平均して沈むのではなく、凸凹に傾くということです。
凸凹で亀裂の入った空港では、オスプレイはただでさえ危険なのに、もっと危険になってしまいます。

建物は関西空港と同じように、床下のジャッキを作っておいて、年に何回か傾きを直さなければなりません。
関西空港よりも傾きは大きくなるでしょうから、1階だったところが、数年後には2階になる くらいの話です。
さて、こんなお粗末な基地を、米軍は受け取るのでしょうか??

もし、記事にあるように70mまでしか改良をしない場合は、もっとエラいことです。
一応埋立ができて、滑走路や建物を作っている間にも、どんどん沈下して水没する箇所が出てくるでしょう。
とくに、護岸部分が沈むと、空港島全体が浸水します。

これはもう、完成するより早く崩壊すると思われます。
施工するゼネコンは、その可能性を考えないわけにはいかないでしょう。



今回、この問題が発覚したのが、沖縄防衛局の資料だ というのがミソです。
こんなエラい情報を、どうして沖縄防衛局が発表したのかといことです。
安倍政権の意向ならば、少なくとも国民や県民には隠ぺいするか改ざんしそうなものです。
なんで素直に発表しちゃったんだろう??

おそらく、辺野古を進めたいのは安倍官邸だけであって、防衛省も、もはや施工するゼネコンもやりたくないんじゃないでしょうか。
作りながら崩壊する、作ってもどんどん傾くようなものを、ずっとお守りしなくちゃならないのは、官邸ではなくて沖縄防衛局と施工してしまったゼネコンです。
ボクが当事者だったら、金の亡者であればあるほど、こんな仕事はしたくないです。10年20年という単位で見たら、ぜったい赤字です。

だから、県民投票の直前という時期に、リークしてしまったのではないでしょうか。
県民の反対で中止とは言えないけれど、技術的な問題ならば中止できるのではないか。というのが、防衛省やゼネコンの本音ではないかと思うのです。

では、これで止まるのかというと、そうはいきません。
安倍総理官邸は、先のことなんて何も考えていないからです。2021年から先のことは、まったく考えていないですよね、あの人たちは。
辺野古基地も、完成するかどうかなんて どうでもいいのです。彼らにとっては。
国内でほぼ唯一、足並みをそろえて自分たちに反抗する沖縄を屈服させたい ただそれだけです。

民意も条例も法律も憲法も、すべて無視して埋立を進めることで、沖縄県民の心をボッキリとへし折りたい。
安倍官邸の頭の中にあるのは、唯一それだけです。
韓国のように引退した大統領がどんどん捕まってはかなわないので、2021年に安倍晋三が引退するときのために国内の反抗勢力はすべて徹底的に潰しておく。
安倍官邸が辺野古を強行する理由は それだけです。

だから、技術的に絶対無理とわかっても、安倍政権が続く限りは埋立は止まらないでしょう。
とはいえ、現実は現実です。
ゼネコンがどこまでついていくか、防衛省がどう動くか、も注目しなければなりません。

そして、安倍官邸の卑劣でおろかな目的を果たさせないためにも、2月24日の県民投票には全国から大注目です。
「反対に○」 の声を上げましょう。

そして4月21日の衆議院沖縄3区補選。デニーさんの後継者として、屋良朝博さんが立ちました。
ネットでの発信がほとんどないのが残念ですが、著作はたくさんあります。

屋良朝博氏が出馬表明 衆院沖縄3区補選 辺野古移設に反対
2018年12月30日 琉球新報


 来年4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙に向け自由党県連が擁立したフリージャーナリストで新人の屋良朝博氏(56)は29日、沖縄市内のホテルで記者会見し、正式に出馬を表明した。屋良氏は「玉城デニー知事の後継として立候補することを決意した。玉城知事を誕生させた県民の思いを国政に持っていき、沖縄の基地問題などさまざまな課題について政府に問いながら沖縄の立場を明確にする」と語った。
(引用以上)

そしてそして、7月の参院選です。
ねじれをつくること、せめて自民の単独過半数を阻止すること。能書きよりも、具体的な結果が求められます。
きれい事ばかり言っても、目の前で進んでいる辺野古の埋立も、公文書や公的統計の改ざんも、国際的な孤立と後退も、国内の不景気と貧困も、安倍政権を野放しにしていては何一つ改善しません。

自分の党の比例票を増やすことだけに汲々としているような野党第一党に頼り切るのではなく、新しい核(コア)を作れるように一つ一つ勝ち上がる方法を考えなくてはなりません。

そこで、小沢一郎さんの登場です。


■■ 自由党 小沢代表を囲む会 @大阪 ■■

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
      (会場で党員、会員への登録も可能です)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会

(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
折り返し、振込先などの分かる参加券をお送りします。



政治資金パーティーの資金は 「国民の生活が第一」の政治グループのために使われます。

小沢さんの話を直接聞いてみる、関西では数少ない機会です。
ぜひ御参加下さい。




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2019-02-04(Mon)

辺野古の埋立は設計変更した程度では完成しないだろう

いよいよ安倍政権も、辺野古の軟弱地盤を認めないわけにいかなくなりました。
そりゃあそうです、そのデータを出しているのは防衛省なんですから。

沖縄県はずっと前から、設計通りにはできないと指摘してきたのに、安倍政権はただただ「埋立の既成事実」を作るためだけに、一切を無視して、民意も法律も軟弱地盤という動かしがたい現実をも無視して、埋立に突き進んできました。

しかし、いくら安倍晋三が「軟弱地盤なんてイヤだ」とダダをこねても、海底は固くはなりません。

軟弱地盤に杭6万本  辺野古新基地 政府、改良工事で検討
2019年2月1日 琉球新報


 米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古の埋め立て予定海域に軟弱地盤が存在する問題で、政府が大浦湾の海域約57ヘクタールの地盤改良のため、砂の杭約6万本を水深70メートルまで打ち込む工事を検討していることが31日、分かった。沖縄防衛局は昨年末まで、使用する砂杭は護岸部で2万本、埋め立て部で2万本の計4万本という想定を国土交通省や県に示していたが、追加で実施したボーリング調査結果を加味したところ、さらなる強化が必要になると判断し、今年に入ってから使用量の想定を計6万本まで増やしていた。
(引用以上)

デニー知事はもちろん、設計変更の申請など認めないので、法的には工事は完成しないことになります。
しかし、安倍官邸は法律など守る気はサラサラないので、許可が下りなくても傍若無人に埋め立て工事は進めるでしょう。
やはり、政権交代しか、本当にこの異常な埋め立て工事を止める方法はないと思います。

ただし、では工事は完成してしまうのかというと、かなり怪しいと言わざるを得ません。
余りにも難度が高いからです。

20190204-1.jpg海を埋め立てた空港といえば、関西空港が有名です。
2期工事を例にとると 埋立面積 545ヘクタール 平均水深19.5m 軟弱地盤25m 平均埋立厚43m 埋立土量2.6億m3 杭120万本 工期8年

これに対して辺野古新基地の当初予定は 埋立面積 160ヘクタール 埋立土量2100万m3 杭4万本 工期5年
平均水深は分かりませんでしたが、西側はリーフ内なので浅く、東側は水深30mから70mくらいまで厚さ40mの軟弱地盤があります。
その下も琉球層群という必ずしも強固ではない地層があり、岩盤までは水面から100m近くあるのです。

面積にして関空の30%もあるのに、埋め立てる土の量が8%というのも不思議な感じがします。
いくら西側が浅いと言っても、東側は激深です。
海底に打つ杭は、地上の杭のように固形のものではありません。打ち込むことによって沈下を早めるという働きなので、杭を打てば打つほど海底は深くなっていきます。つまり土量は増えます。
本当に関空の8%で足りるのでしょうか?

さらに杭の本数です。
関空はなんと120万本で、1ヘクタールあたり2200本の杭を打っています。
しかし、辺野古は設計変更しても6万本、1ヘクタールあたり375本です。この程度でマヨネーズ地盤の上に空港が完成するのでしょうか。
極めて疑問です。

20190204-2.jpgそして深さです。
軟弱地盤だけで水深70mです。写真のようなゴツイ船でパイプを打ち込むのですが、70mというのはこういう機械の限界の数字です。
果たして、複雑な海底をすべて改良することができるのでしょうか。
しかも、関空のわずか1/6の本数で。

工期も5年とは信じられません。
関空一期工事の場合、深さ20m程度の軟弱地盤に100万本の杭を打って、それでも沈下させるのに1年かかっています。
深さ40mだから単純に2倍でも2年、深いところはより水が抜けにくいことを想定すれば、それ以上かかるでしょう。
しかも、杭の本数が違います。

私は木造建築の専門なので海底のことは分かりませんが、ザックリ見ても計画通りには完成しなさそうな感じです。
安倍官邸の方針は、「とにかく安くて早い計画をでっち上げて埋立を進め、反対する人たちを諦めさせる。それから、ガッツリ予算を膨らませて、どうやって作るか考えよう。」ということなのだと思います。

水深の浅いところだけ埋めてしまってから、「やっぱり予算は10倍かかります。工期も3倍です。」と言うつもりなのです。
たぶん、オリンピックのドサクサに紛れて。

改良杭については、もう一つ大問題があります。
海底がグチャグチャに修復不能になるばかりか、護岸の下で4万本が予定されているサンドコンパクションパイルという方法は、打ち込んだ杭をブルブル振動させるので酷い水質汚濁をおこす可能性があるのです。
黒潮に乗って海底から巻き上げられた泥水が拡散していくと、一体沖縄の海はどうなるのでしょうか。

何としても止めなくてはなりません。

そのためには、安倍政権を引きずり下ろすしか、方法はありません。
強盗に向かって、「犯罪はやめろ」といくら正論をぶっても、やめるはずはありません。

野党の皆さん、とくに立憲民主党の皆さんにお聞きしたいです。
正論だけ口にして、目の前の犯罪を傍観するのですか。
なにも手立てがないのならば仕方ありませんが、止める方法があるのに傍観するのは、共犯と言われても仕方ないのでは。
どう思われますか。


■お知らせ■

自由党 小沢代表を囲む会 @大阪

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会

(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
折り返し、振込先などの分かる参加券をお送りします。



政治資金パーティーの資金は 「国民の生活が第一」の政治グループのために使われます。

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2018-12-21(Fri)

短くて長い物語 シンゾーとテンマとノッコ 

同級生を陰湿に虐めるシンゾーというヤツがいる。

そいつは隣のクラスの連中をひどく虐めている。

とくに、テンマという生徒をギタギタにいたぶっていた。

ところが、最近はノッコという生徒を泥靴で踏みつけながら、テンマを虐めてほしくなかったらノッコのことは黙ってろと他の奴らにむかってわめいている。

そのクラスの皆やクラス委員のデニーはなんとかやめさせようとしてるけど、なにせ暴力むきだしで一切言うことを聞かない。

たまーにクラス委員の話を聞いたかと思うと、次の日からはもっと酷い虐待をはじめる。

こんなシンゾーなのに、学校では何回も連続で生徒会長に選ばれ、ドナルド校長の評価も高い。

校長や理事長みたいな実力者には せっせとワイロを渡しているからだ。

シンゾーを生徒会長に選んでいる他の生徒たちは、テンマやノッコたちを見て気の毒だなあ とは思ってる。

けど、ヘタに声を上げて自分たちが虐められるのがイヤだから、おとなしく従っている。

他のクラスからも勇気のあるローラやリュウジが「ノッコを虐めるのはやめてよ」と声を上げると、シンゾーの手下たちが「なんだおまえら、テンマが虐められてもいいのか」と一斉に脅しにかかる。

とか言いながら、今でもテンマへのイジメはやめる気配はない。

シンゾーのお気に入りのトモミは「テンマのイジメをやめるなんて約束してない」とぽろっと口にしたこともある。

そのクラスにはシンゾーの手下もいる。

「こんなイジメが許されるのか クラスで多数決をとろう」とクラス委員が呼びかけてるけど、シンゾーの手下が「そんなことしたら、おまえらもターゲットにされるぞ」と脅し回っていてなかなか多数決をとるのもむずかしい。

でも、そのクラスで声を上げていない人も、それどころかシンゾーの手下をやってる生徒も、内心ではそのクラスばかり虐待されることに本当は腹が立っている。

声を上げるのが数人では無理でも、数十人になれば空気は変わるかもしれない。

他のクラスでも、内心では声を上げられない自分が恥ずかしいな と思ってる生徒たちも動き出すかもしれない。

学校中から、「いくらなんでも酷いよ」という声がわき起こるとき、独裁者のように見えたシンゾーの足下が、一気に揺らぐかもしれない。

シンゾーたちに縛り付けられた心の鎖が、ぶち切れる瞬間は きっと来る。

■■

「県民投票まで辺野古の埋立を止めて」とホワイトハウスに直接請願する署名 まだの方はぜひ!
下の画像をクリックすると ホワイトハウスの署名するページに飛びます

20181221.jpg

詳しい書き方を、生活フォーラム関西のブログから引用します。

1.下記のサイトにアクセスする。英文のサイトが表れます。
  https://petitions.whitehouse.gov/petition/stop-landfill-henoko-oura-bay-until-referendum-can-be-held-okinawa
2.画面右の「サイン欄」の3項目にローマ字で記入します。
  First name(名)Last name(姓)Email address(メールアドレス)です。
3.その下の緑のボタン「 Sign Now」をクリックする。
4.画面が切り替わり「Email Verification Required」になる。
5.記入したアドレスにメールが届くのを待つ。
6.届いたメールの「Confirm your signature by clicking here.」をクリックする。
7.確認画面に緑色で以下の文字が出る。
  「You've successfully signed the petition below. Your signature has been verified and counted.」
  署名が受け付けられたという説明で、これで完了です。

最低限の10万筆は10日で突破しましたが、1月7日までに37万集まると、このページの下の方に数の多い署名が並んでいて、そのトップに躍り出て、全世界からの注目が集まります。

請願をはじめたハワイ出身のウチナンチュである ロバート・梶原さんの呼びかけです






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2018-12-05(Wed)

辺野古という海に思いをはせる

20181205-2.jpg

20181205-1.jpg

ジュゴン保護キャンペーンセンターがフリーで使えるように公開している辺野古・大浦湾の写真です。
写真をクリックすると、そのページに飛ぶので、自分でも拡散したいと言う方はぜひ活用してください。

私は20数年前に沖縄でCカードを取得しました。
Cカードというのはスキューバダイビングの免許のようなものです。
大浦湾ではなくて、たしか恩納村だったと思いますが、アパートみたいなところに友人と3人で泊まり込んで集中実習をうけました。
誘われていったのですが、珊瑚礁という別世界に完全に魅せられてしまいました。

それから数年間は、近場の串本から海外まで年に何回かはダイビングに通いました。
日本海にも行きましたが、美味しそうな魚よりも、珊瑚礁のほうが断然いいですね。見るには。
その後、諸般の事情でスキューバには行けなくなってしまい、近年はもっぱら白浜でシュノーケリングに興じるくらいですが。

そんな若い頃の鮮烈な映像が頭に残っているので、辺野古を埋め立てるということに対しては、政治軍事の問題以前に、沖縄の珊瑚礁がぶっ壊されるという痛みに心が刺されるようです。

12月14日から、安倍晋三とその腰巾着どもは、違法行為をものともせずに土砂投入をやると言っています。
デニー知事の「違法」との指摘に2日間だけ作業を止めましたが、憲法すら守らない安倍晋三が法律など守る気が無いのはあきらかです。
国会、官僚、マスコミはもちろん、検察も裁判所までも手を回し、脅しと懐柔で従わせた安倍官邸、なかんずく内閣情報調査室は、もはやナチスとかわらない独裁体制を敷いています。
唯一の可能性が選挙での逆転ですが、独裁の魔手はすでに(というか とっくに)「野党」にも及んでいるようです。キレイゴトばかり言う某党は、安倍政権を倒すための選挙協力はまったくやる気配がありません。
もはや、万策尽きたと思いたくなる状況です。



しかし、沖縄は諦めていません。

違法な土砂の積み込みを再開させた沖縄セメントにたいして立ち入り検査を求めています。
2月24日の県民投票にむけて「県民投票実施本部」も立ち上がっています。
デニー知事の緊急会見です


(デニーさんが登場するのは6分からです)

本土の私たちが、かってに心が折れてしまってはいけませんよね。

選挙以外でも、市民が政権に譲歩させた事例がフランスではおきました。

デモ激化の仏、燃料増税凍結へ マクロン氏、初の妥協
2018年12月4日 朝日新聞


そこに至るまでには、多大な犠牲が払われています。

仏マクロン政権窮地 パリ・南仏でデモ、130人超死傷
2018/12/3 日経新聞

20181205-3.jpg

これはもう、日本ならば暴動、暴力と言われるでしょうね。
しかし、世界基準やフランスの歴史から考えたら、これは平和的なデモに分類されるでしょう。
銃や武器を持っていませんから。

「武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう!
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!」
ラ・マルセイエーズより

このような事態になる前に何とかしなくては、というのが「二大政党によって、繰り返し政権交代をする」という小沢さんの構想です。
文庫本にもなっている「小沢主義(オザワイズム)」を読むと、その問題意識がよくわかります。

すごく良いことにもならないけど、すごく悪いことにもならないようにする。
政権から追われたくないから、少しは良いことをする。
政権を左右できることで国民が自分で決める自覚をもつ。

そう思って、ひたすら政権交代を旗印にしてきましたが、肝心の「野党」がこのテイタラク。
沖縄を孤立させないためには、政権交代を唱えているだけでは足りないのかもしれません。
圧倒的な敵に相対するためのゲリラ戦のやり方を、考えるべきなのかも。
そう思い始めています。
心が折れないためにも。



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2018-11-02(Fri)

辺野古の埋立を強行する安倍晋三という悪魔

沖縄県知事選で圧倒的な意思を示したにもかかわらず、しかもまだ係争処理委員会に審査申し出をしている最中に、安倍晋三は辺野古の埋立を再開しました。悪魔です。

100万歩ゆずって、辺野古基地を作ることに何か意味があるのならば、必要なのかどうか議論の余地があるでしょう。
しかし、数々のことによって、辺野古の埋立は、「沖縄を孤立させ、絶望させ、屈服させる」という政治的な意味以外には、全く何の意味も意義もないということが明らかになっています。

まず、軟弱地盤です。
豆腐のような地盤の上にいくら埋立をしても、構造物は成立しません。

辺野古沖に軟弱地盤、深さ約40メートル 防衛局報告書に「想定外」記述
2018年3月21日 沖縄タイムス


豆腐どころかマヨネーズだそうです

辺野古新基地「グズグズの地盤」を見て見ぬふりする政府の異様(半田 滋)
2018年6月8日 現代ビジネス


要するに、安倍晋三たちは、辺野古に空港を作りたいのではないのです。
楽園のように美しい大浦湾を埋め立てて、沖縄の精神的な背骨をボッキリとへし折りたい という悪魔の心しか無いということです。
その結果、空港ができるかどうかなんて どうでもいいのです。



さらに、もし仮に(どうやるのかは知りませんが)空港ができあがったとしても、普天間基地の危険除去にはほとんどなりません。

オスプレイ名護全域飛行 市が経路実態まとめる
2016年1月13日 琉球新報


宜野湾市にある普天間基地から飛び立ったオスプレイは、辺野古のある名護市の空を我が物顔に飛び回っています。
だから

オスプレイ、名護市東海岸に墜落・大破 乗員2人負傷
2016年12月14日 沖縄タイムス


落ちたのは辺野古の対岸、目と鼻の先です。

そもそも、辺野古と普天間は40kmしか離れていません。
東京と千葉くらいの距離です。大阪と京都くらいです。

20181102.png

オスプレイは巡航速度が400キロ超ですから、わずかに5分です。
ほんの5分の距離に移動したからといって、危険が除去できるなんて、インチキもいいところです。

しかも、奇跡的に工事が予定通り進んだとしても、辺野古基地の完成には10年かかります。
あのマヨネーズ軟弱地盤が発覚しましたから、実際はもっと長いはずです。
その年月を、普天間基地を使い続けるというのです。

世界一危険だというのなら、仮移転で嘉手納基地に移して、即時閉鎖すればいいではないですか。
そもそも、1996年のSACO合意というのは、正式な条約などではなく、当時の久間防衛大臣、池田外務大臣とアメリカのペリー国防長官、モンデール大使という4人の合意に過ぎません。

だから、そこに書いてある「代替施設が完成し運用可能になった後」という言葉を金科玉条にする必要はないのです。
それを言うなら、SACO合意には 埋立などひと言も書いていません。あり得べき工法としてあげられているのはすべて海に浮かべる工法です。

※SACO合意全文 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html



にもかかわらず、合意から20年経っても普天間を使い続けているということは、辺野古に新基地ができても辺野古は返還しないのではないか、という疑念も生まれます。
と思ったら、

稲田朋美防衛相が「辺野古つくっても普天間は返還されない」ことをポロリ!
2017年7月10日 リテラ


稲田防衛相の答弁は、現在、日本政府が反対を押し切って強引に進めている辺野古の新基地建設が進んだとしても、米軍との調整が整わない場合は普天間返還はない、と明言したのである。(引用以上)

やはりこういうことなのです。
辺野古ができても、なんやかんや難癖をつければ、いつまででも普天間を使い続けられてしまうのです。

それをあたかも 普天間の危険除去といって辺野古を強引に埋め立てる安倍晋三は やはり悪魔です。

こんな悪魔を、選挙で選んで首相に据えているのは、私たちです。
「俺は自公には投票してないぞ」と言う人も含めて、安倍政権を倒すことができていないのは、やはり私たちです。

悪魔が最後に歯向かうものを葬ってしまったら、次に何をやると思いますか?
次は、無抵抗なものの生き血をすするのです。

今、沖縄と心をあわせて安倍政権を具体的に倒すことを進めなければ、明日は我が身です。
悪魔の所業に顔を背けることは、それを許すことと同じです。
沖縄を孤立させてしまえば、その報いは必ず私たちに降りかかります。

辺野古工事再開 県民ら憤りの声「民意を踏みにじる暴挙」
毎日新聞 2018年11月1日


 県による埋め立て承認の撤回によって移設工事は止まっていたが、2カ月ぶりの再開。抗議活動をリードする沖縄平和運動センターの山城博治議長は「知事選であれだけの民意を示したにもかかわらず、県民は丸ごとコケにされた。総力をあげて抵抗していく。全国の理解もほしい。日本中が沖縄を孤立させないでほしい」と訴えた。
(引用以上)

政権を倒す つまり政権交代は かけ声だけではできません。
野党でありながら自己保身に走ってしまったら、いくら良いことを言っていても遠吠えに過ぎません。
具体的な政治日程をにらんで、市民と野党の一体化した闘いのみが実現できるのです。


■■ お仕事のお知らせ ■■

本業の家づくりについてです

11月17日(土) 18日(日)の二日間 完成見学会を行います

ご興味のある方は info@mei-getsu.com 山岸までご連絡ください。

詳しくは↓

ootani3.jpg
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2018-10-30(Tue)

沖縄に対する暴挙を止められるのは誰か

辺野古移設「変わらない」と安倍首相 玉城知事と初会談
2018年10月12日


対抗措置、午後に発表=辺野古埋め立て承認撤回に-岩屋防衛相
2018年10月17日 時事通信


自民党・國場幸之助氏の不倫疑惑を週刊文春報道
沖縄県連会長就任初日に観光客と喧嘩
2018年10月19日 @niftyニュース


全裸ピンポンダッシュ 宮腰沖北相に“使途不明金3384万円”
2018年10月27日 日刊ゲンダイ


宮腰沖縄北方相「全裸で他人宅インターホン」謝罪
2018年10月30日 日刊スポーツ


そして、謝罪したその当日に、これだ。

辺野古埋め立て承認撤回、国が効力停止 移設工事再開へ
2018年10月30日 朝日新聞


デニー知事と会談したわずか5日後に違法な行政不服審査を請求し、沖縄担当大臣がハレンチ行為を謝罪しているのを横目に、公明党の国交大臣が翁長知事が命をかけてやりとげた埋立撤回を「停止」する。

なんということを。
これほど沖縄県民を愚弄する行為があるでしょうか。

よりによって、沖縄担当大臣にこんなトンデモないのを据えたのも、沖縄を馬鹿にするためにわざとではないのかと思えてきます。

行政不服審査を請求したのは、那覇市長選挙の真っ最中でした。
沖縄の自民党にしてみれば、なんでこんな時期にやるんだ!と思ったことでしょう。
わたしは、このタイミングをみて、これは「わざと」だと確信しました。

あえて沖縄県民の怒りをかき立て、たとえ沖縄の選挙では負けてもいいから、沸騰した怒りを傲然と踏みにじることを、わざと安倍官邸はやろうとしている。そういう作戦だ ということです。
そんな自民党にとってもハイリスクで、とくに沖縄自民党にしてみれば針のむしろのようなことを、なんで安倍官邸はやろうというのでしょうか。
それは、沖縄と本土を、決定的に引き裂きたいからです。
沖縄にくすぶる本土への不信感を極限まで高めることで、諦めさせようとしているのです。

デニーさんが勝利した知事選で大きなテーマになったのは「沖縄の自立」でした。
普通の言い方ならば自治なのでしょうが、あまりにも大きな負担を強いられている沖縄には自治ということばでは言い表せない思いがあり、それが「自立」という言葉になったのだと思います。

自立は独立ではありません。
日本から沖縄が独立するという考えも根強くありますが、少なくとも今のテーマは独立ではなく、国と県が対等に話し合える自立ということです。
逆に言えば、国が一方的に沖縄の自治、自立を踏みにじる限りは、いくら沖縄がその意思を強く持っていても、それは叶わないのであって、「国の側が沖縄の自立を理解するように変わる」ということとセットでなければならないのです。

沖縄はどんどん自立の意思を固め熱く燃える一方で、本土の政府は沖縄の自立など完全に無視抹殺してことさらに露悪的に踏みにじってみせ、本土の野党や市民もそれにたいして本気で怒る様子がない。
そんな状態が続いたら、いくら強い意志をもった沖縄県民でも、徐々に絶望に追いやられてしまいます。
安倍官邸は、まさにそれを狙っているのです。

國場幸之助の不倫や暴力沙汰は今に始まった話ではないでしょう。
それがこのタイミングで暴露されるということは、この安倍官邸の作戦の捨て駒として、使い捨てられたということです。
ほんんとに酷いことやってたのだから、まったく同情はしませんけど。

言い方を変えれば、安倍官邸は、自公や中央官僚の力だけでは沖縄を抑えきれないとわかり、「本土」をまるごとぶつけてやろうという戦略を描いたのです。
軍師が誰なのかはわかりませんが、その冷酷さと大胆さには身も凍る思いです。



しかし、どうして安倍官邸はそんなハイリスクな戦略をとることができたのでしょうか。
その答えは、いやになるほど簡単です。

本土の野党が勝てないからです。
いえ、もっと正確に言うと 勝たない からです。
憶測を交えて言うと 勝ちたくない からです。

いくらなんでもそれは言い過ぎだ と思われるかもしれません。
しかし、やればできることがわかっていながらやらないのは、「やりたくない」と言っても過言ではないはずです。

安倍官邸の違法無法の傍若無人を止めるためには、政策の一致など、ハッキリ言ってどうでもいいと私は断言します。
野党共闘を実現するためには、消費税と原発では一致できません。
連合は原発即ゼロには絶対に踏み込まないし、民進系の一部は安倍が消費増税を延期したことを追求するという本末転倒を未だにやらかしています。

でもそれでも、そんな腐った人たちでも、少なくとも言葉が通じて、憲法も法律も完全無視することさえしなければ、安倍に任せておくよりは100万倍マシです。
そして、沖縄や福島や被災地や貧困に直面している人たちは、理想の社会ができるまでのんびりと待っている余裕はないのです。

その意味では、生活の不安がない正義のリベラルほど始末の悪いものはありません。
なにせ、その主張はほんとに正しいので、本人も変わらないし、批判もできないという鉄壁だからです。
でも、鉄壁の正義も、現状を変えられない限りは、その裏側で時々刻々押しつぶされている人がいることも事実なのです。

今回の行政不服審査も、どっからどうみても違法です。
行政不服審査法の法文を見てみましょう。

第一条 この法律は、行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し国民が簡易迅速かつ公正な手続の下で広く行政庁に対する不服申立てをすることができるための制度を定めることにより、国民の権利利益の救済を図るとともに、行政の適正な運営を確保することを目的とする。

ここで、行政庁と国民を対比していることから、訴えられる側が行政庁で、訴える側が国民というのは明らかです。
さらに、明確な法文もあります。

第7条 2 国の機関又は地方公共団体その他の公共団体若しくはその機関に対する処分で、これらの機関又は団体がその固有の資格において当該処分の相手方となるもの及びその不作為については、この法律の規定は、適用しない

わざわざ、国の機関が処分の相手方の場合は適用しない と書いてあります。
埋立の撤回は、まさにこれに当たります。
だから

国の対抗措置「違法」 「辺野古」撤回執行停止申し立て 行政法研究者110人声明
2018年10月27日 琉球新報


しかし、安倍官邸は違法なのは百も承知で、わざと違法を見せつけるためにやっていますから、こうした学者の抗議など歯牙にもかけず、効力停止を宣言したのです。

違法と知り、悪いと自覚しているものに、いくら「おまえは間違っている」といったところで、やめるはずはありません。
やめさせることができるのは、この極悪人から権力を取り上げることだけです。
それが唯一の方法です。
他にあるのなら、ぜひとも教えていただきたい。

安倍晋三の権力を取り上げるためにはどうしたらいいのでしょう。
これは誰でもわかっていることですよね。
自公を選挙で破って、政権交代をすることです。

それなのに ああそれなのに それなのに

枝野氏「反原発前提」 参院選 他党支援方針に言及
2018年10月20日 北海道新聞


原発ゼロ法案に賛成することはもちろんまったく正しいです。
でも、これって連合がついている国民民主を排除する結果になることは、超頭のいい枝野さんは十分にわかっておっしゃっているはずです。
そして、リベラル市民の皆さんも、これに同調しているような空気が濃厚で・・・・

たしかに国民民主の支持率は、自由党のそれに迫りつつありますから、無視してもいいんじゃないのという意見もあります。
しかし、支持率と票は違います。
なんやかんや言っても連合がついていることと、民進系の地方議員のほとんどは国民民主なのですから、地力は自由党とは比べものになりません。

そしてなにより、「一丸となって政権交代を目指している」という姿が、有権者に伝わるかどうかということです。
あっちとはイヤ、こっちとはイヤ、という話ばかりでは、いくら政権交代を唱えても、本気にしてもらえません。
これこそが、何回やっても野党が自公に惨敗する最大の理由です。



 「とにもかくにも 安倍晋三から権力を取り上げる」ということをやらない本土の野党と、それを漫然とみている本土の市民という構図は、まさに安倍官邸の描いた戦略通りです。
外野から「沖縄頑張れ」 「デニーさん負けるな」 と声援は飛ばしても、肝心の自分たちの役割である「国の権力の暴走」をほったらかしでは、沖縄から見たら何もしていないのと同じです。

いや、そんなことはない。
しっかり反対の声をあげてるよ という人もいるでしょう。
しかし、先ほどから言っているとおり、安倍官邸は「反対」など折り込み済みで、わざと極悪を見せつけているのです。
声をあげるだけでは、蛙の面になんとかに過ぎません。

諦めないために声をあげ続けることは大事です。
つらい作業にはかけ声をかければ力がわいてきます。
しかし、かけ声をいくら繰り返しても、中身の作業をしなければ何も進みません。

あえて言います。

正義のために闘うことはやめませんか。

正義のために闘うことは、その正義が実現されるための長い時間 苦しんでいる人を見捨てることです。

それぞれの正義は胸の奥にしっかりと抱きながら、今は、目の前のあまりに酷い不正を止めるために闘いませんか。

沖縄に対する暴挙を許しているのは、本土の私たちです。
そして、止められるのも、本土の私たちです。
私たちしかいません。



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2018-10-05(Fri)

「沖縄の基地問題はすべての日本人の責任か」という問題について

たまたまツイッターのタイムラインで、こんなやり取りを拝見しました。
書かれている方はお二方とも私は直接は存じ上げない方です。ただし、どちらも辺野古には反対の立場であることは間違いありません。


比嘉さんは沖縄の方で、さとうさんは本土の方のように見受けられます。

実はわたしも、似たようなやり取りを経験したことがあります。
少し前、ある会合で「沖縄に押しつけちゃダメでしょ」署名を日本中でやりませんか、という提案をしたときです。
同席のリベラルの方から 「それを利用されて、橋下徹がやったみたいに八尾にオスプレイ持ってきましょう、となったらアカンやないか」と言われ、全体の空気もそっちになって私の提案は流れてしまったのでした。

デニーさん当選!の高揚感の中で話をすると、なんだか上記のさとうさんや、私と議論したリベラルの方が無責任みたいに見えますが、なかなかそう簡単に決めつけられるものではないと、私は思っています。

私個人は比嘉さんのご意見に100%賛同しますが、橋下徹がやりかけた、議論抜きの「大阪に基地を」運動もたしかに大問題だったわけです。
「沖縄に押しつける」の反対は 「全国で引き受ける」 ではなく、 「全国で基地が必要かどうか議論する」なわけですが、不用意に運動をやってしまうと、それを日本会議あたりに逆用されて「では全国で引き受けよう」とやられるリスクはたしかにあると思います。

もちろん、本気で「引き受けよう」というのではなく、議論抜きにそれを突きつけられた本土の人たちが、言葉を濁して言外に「やっぱり沖縄に置いといて」と言い出すのを期待しているのです。
私がお話をしたリベラルの方も、「八尾に米軍基地できたら嫌や」ということより、そういう展開を心配していたのです。

そういう「内心忸怩たる思いを、むりやり国民に抱かせる」戦略は、一度やられてしまうと傷が深くなり、何世代にもわたってものが言えない国民が形成されます。
いま、せっかく沖縄のことを考える国民が増えてきたところなので、ここは大事に議論を広げていくべき時です。
一足飛びに、「大阪で引き受けよう!」とかワーワーやられてしまうと、それにたいする「反対運動」は、言葉には出さないけど内心は「やっぱり沖縄に置いといて」という内心忸怩運動になってしまいます。
そうなったら、国民の中に醸成されつつあった沖縄を自らのこととして考える芽は、吹き飛んでしまいます。

そういうリスクは、たしかにあるのです。

とはいえ、それでもやはり「沖縄に押しつけちゃダメでしょ」というところから出発しないと、日本の民主主義はスタートラインにすら立てないと私は考えます。
「内心忸怩たる思いを、むりやり国民に抱かせる」戦略は、実は73年前にいちどやられています。
もちろん、大反省すべきことをやらかしたのは事実なので、内心忸怩なのは当然と言えば当然ですが、でも、それでも反省の上に自らの生きる権利と誇りは明確にすべきだったのです。

しかし、戦後の日本人は、反省もアイマイ、権利もアイマイ、なんとなく内心忸怩でものが言えない という国民にされてきました。
左翼が反省担当、右翼が権利担当で、お互いに牽制させることで、どっちも進まないように仕組まれ、「誇り無い豊かさ」を享受してきました。

そんな日本人の目の前で、左翼でもない右翼でもない、フラットなものの見方を示してくれたのが、沖縄です。翁長さんとデニーさんの選挙です。
「平和を願う ウチナンチュの誇り」というものをはっきりと見せてくれました。

私たちは、「平和を願う 日本人の誇り」を掲げるべきではないのでしょうか。
この左翼と右翼が手をつないだようなスローガンを、奇異に感じる方も多いでしょうけど、「奇異に感じる」ご自分の感性をまず顧みていただきたいのです。
これ、日本人 のところに他の国の名前を入れてみたら、めっちゃ普通ですよ。平和を願うドイツ人の誇り とか 平和を願うエジプト人の誇り とか 全然違和感ないじゃないですか。

なんで、皆さんの心は 平和を願う日本人の誇り と言うと違和感を感じるのですか?

たしかに侵略戦争をやったことは事実であり、反省もなく「日本人の誇り」なんて言うのは言語道断でしょう。
必要なのは、明確な反省の上に、他の国民と同じような「誇り」を持てる国にするということじゃないんでしょうか。
その反省は、実は侵略戦争だけじゃありません。
その後の日本国憲法のもとでも、日本人はあるものを踏みつけて暮らしてきました。

私は日本国憲法のことを 右手に1条、左手に9条、足の下に沖縄 と評しています。
日米安保とワンセットでしか存在してこなかった憲法は、沖縄を犠牲にすることで成りたってきたのです。
日本人は、そのことを気が付きながら、ちょっと内心忸怩になりながら、でも見ないふりして「沖縄大好き!」と言ってきたのです。
ここにメスを入れないことは、侵略戦争を反省しないことと同じです。

だからといって、「そんなんじゃダメだ!」と日本人に猛省を求めるのもナンセンスです。
そんなお説教でどうにかなるのなら、とっくに変わっているでしょう。
現実的な気付きのキッカケが必要なのです。

その意味で 「沖縄にばっか基地を押しつけちゃダメだよね」という議論は、ジワジワと注意深く、でも確実に進めていくべきだと思います。
デニーさんの勝利で注目が集まっている今こそ、日本人の呪縛を解くために、もの言える国民になるために、皆で沖縄のことを考え、基地と日米安保を考え、議論すべき絶好機です。



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2018-10-01(Mon)

誇りある豊かさを! デニーさんの当選おめでとうございます!!

すでにご存じの通り、玉城デニーさんが 史上最多の得票で、沖縄県知事に当選しました。


数多くのツイートの中で、私はこちらの記事を引用させていただきました。

勝利の舞姿もさることながら、その横の見出し「僕たちも4年間闘う」にじ~んと来てしまいました。
景色はかなり違いますが、5年前に山本太郎さんが当選したときに、万歳どころかニコリともせずに「これからが戦い」と会見したのを思い出しました。

案の定、太郎さんは当選直後からマスメディアや永田町住人たちの総攻撃に遭いました。
デニーさんに対しても、どのような卑劣な攻撃が襲いかかるかわかりません。安倍官邸、内閣情報調査室は、必至になって作戦を練っているに違いありません。いや、すでに指令が発動しているでしょう。

沖縄の人たちは勝利に酔いしれるばかりでなく「4年間闘う」と決意を固めていますが、ここでまた沖縄だけを孤立させれば、デニーさんたちだけが安倍官邸の集中砲火を浴びることになってしまいます。
沖縄県民の生活を人質にして翁長知事を締め上げてきた卑劣な安倍官邸のやり方を、さらにバージョンアップさせてくるに決まっています。

今必要なことは、沖縄を孤立させないために、安倍晋三の足下を揺るがすことです。
沖縄に向けて弾を撃てないように、私たち本土の人間が今度は前線に立つことです。



では、安倍晋三のまえに立ちはだかるとは、具体的にはどういうことでしょうか。
それは、「これ以上やると、参院選や次の総選挙がヤバい」 と思わせることです。
道理で動くはずのない安倍官邸を動かすには、「負けるかも」という恐怖しかありません。

安倍官邸に「負けるかも」と思わせるにはどうしたらいいでしょう。
残念ながら、今回の沖縄でのデニーさんの勝利は、国政レベルでの安倍官邸の恐怖にはつながりません。
これまでも、沖縄の結果と国政の結果はまったくリンクしていないからです。

安倍官邸に「ヤバい」と思わせるためには、本土の選挙で負けるかも と思わせなければならないのです。
その、絶対的な前提条件は、完全に有機的な野党共闘であることは 言うまでもありません。
あっちこっちでギクシャクしながら、国民の目にも危なっかしい野党共闘では、賢明な有権者は未来を託してくれません。
大きな目的のために、一丸となって協力する姿が明らかになってこそ、信頼をえることができるのです。

野党共闘=一人区での選挙協力 と短絡的に考える方も多いようですが、そんな技術的なことだけで、「安心感」や「現実感」は生まれません。一人区の選挙協力はあくまでも最低限の必要条件であって、決して十分条件ではありません。

「安倍官邸の独裁をとめて、国民の生活を守るために、野党が本気で協力している」「これはどうやら、やる気だな」 となって始めて注目されるのです。
一人区は(いやいやながら)協力するけど、複数区は地元の事情など無視して勝手にやるぜ みたいな空気を振りまいていては、本気度は伝わりません。



とは言え、共闘は統合とは違います。
それぞれ、理念や政策が違うから別の党なのであって、統合するのは今は無理でしょう。
アメリカの民主党や共和党のように、おっそろしく幅の広い党ならば可能なはずですが、どうも最近の日本人の感覚には合わないようです。野党も自民党も、やたらと純化路線になってしまっています。

とりあえず無理ならば、統合ではなく共闘という手段をとるのが賢明です。
そして、それは安倍路線に純化させられている自民党よりも、幅の広い選択肢をつくることができると言うことでもあります。

沖縄では 「誇りある豊かさと平和を!」というスローガンを、本当の結集の軸にしたのだと思われます。
とくに 「誇りある豊かさ」。
「ウチナーのことはウチナーンチュが決める」という自治の精神と、「沖縄のポテンシャルを最大限引き出して豊かな経済を作る」という経済発展の両立、融合。

これまでの、平和を望むなら補助金をカットされても我慢する、豊かさを望むなら基地を押しつけられても我慢する というどっちに転んでも差別されたままの沖縄から、自治も平和も豊かさも追及する、それはできる という新時代沖縄を、翁長さんは実践し、デニーさんはその発展を提唱しました。
この結集軸があったから、安保に反対の党も賛成の党も、労働組合も企業家も、一丸となることができたのです。

本土の私たちにとっての 結集軸は何でしょうか。
「安倍独裁阻止!」 ではありません。
そんな「食えない」スローガンで多くの票を投じてくれるほど、日本人は余裕はありません。
有権者には二通りあります。保守と革新 などでは全然ありません。
会社や地域社会や友人関係や信心など、自分の生活を支えているコミュニティーに波風を立てないように一票を投じる人と、そうしたコミュニティーに強く帰属していない、そこから守ってもらえない人です。

コミュニティーに縛られている(守られている)人は、そう簡単に投票先を変えません。
ですから、自公の票は、あまり増えたり減ったりはしません。
野党が健闘したり、自滅したりして、選挙結果は決まっています。

つまり、帰趨を決するのは、コミュニティーにあまり強く帰属していない人だということです。
私なんかもそうですが、この孤立した人にとってこそ、実は政治は生活に直結しています。
会社や宗教や、中間的なものが自分を守ってくれるわけではないので、政治が生活を守らないと、本当に直撃されるのです。

しかし、誰にも強制されないので、「ホントに自分たちのためになる」と思わなければ、投票には中々足が向きません。
それが、2010年から数年の状態です。

そうした孤立しがちな人たちに、「誇りある豊かさ」を届けること これは立派な野党の結集軸ではないでしょうか。
「してやってる」福祉ではなくて、「もらって当然、だけど自分たちも関わる」そんな福祉。
「給料や労働環境を補償される、だけど中小企業が大企業に勝つために協力する」そんな労働政策。

持っている潜在的なポテンシャルを発揮することで豊かになる。
得られた豊かさは、正当に配分する。

これが、今や先進国と言うのもおこがましいほどに、経済的に後退してしまった日本で必要な政策ではないのでしょうか。

良い仕事と、まずまずの収入と、不安のないセーフティーネット、これが具体的に数字をあげて現実的に政策になれば、そして、その政策に野党が本気で結集すれば、政権交代なんて転がり込んでくるでしょう。

沖縄に学び 「誇りある豊かさ」 に全野党が結集することが、沖縄を守ることににもつながると思うのです。



その上で、本気で結集するためにも、野党間や野党と市民の間でも、真剣が議論が必要でしょう。

これまでのような、お互いの違いには「触れない」ようにして、どうにか維持してきた共闘では、安倍独裁との熾烈な戦いに耐えることはできないように感じます。
お互いの違いをちゃんと認識して、「なるほど、ここはこう考えてるのね。私は違うけど、貴方の考え方は分かった。」という進め方をしないと、すぐに感情的な対立を生じて、国民に見透かされることになります。

その意味で、私の地元でおきた件については、決して感情的にならないように注意しつつ、批判をしておきたいと思います。
これは、私の意見が絶対正しい!と言い張っているのではなく、このような考えも少なくないはずだ、という視点で見ていただきたい。

来年の参院選について、立憲民主党がこのような発表をしました。

立憲 弁護士の亀石倫子氏擁立へ 参院大阪選挙区
毎日新聞2018年9月28日


大阪は4人区ですから、他地方の方から見れば、ごく当たり前のことに見えるでしょう。
しかし、二つの大きな事情があります。
ひとつは、共産党のたつみコータローさんが現職だということ。
もうひとつは、維新の牙城であり、かつての民主党票はごっそり維新に獲られてしまったということ。

大阪市議会には民主党系の議員はゼロ、府議会にかろうじて1人。
維新は自民党から分裂してできたと考えている人が多いでしょうが、票の動きで見ると、全盛期の民主党の票を、根こそぎ持って行ったというのが実態です。

大阪は、他の選挙区とは、まったく事情が違うのです。
この数年の選挙結果を見ても、自公、維新、野党 の三つどもえの選挙では、ほぼ例外なく 2:2:1の票割りになります。
維新に勝った選挙は、ほとんどが自公と野党の共闘です。

2016年の参院選では、自民1、公明1、維新2、民進1、共産1 が出馬し、野党は共倒れし、自公と維新2という結果を許しました。
このときも、一本化すべきではないかという議論は、関係者の中で激論があったようですが、この時点ではまだ2:2:1がはっきり出ていなかったことと、民進の現職より共産の新人のほうが票を取りそうだという下馬評が強く、結局一本化にはならずに最悪の結果となりました。

今度は、2年前の教訓があるのです。
その後の、数多くの数字があるのです。
ここまで私が書いてきたような 本気の野党共闘をやって、全国的には自公を追い詰めたとしても、大阪は状況が違うのです。

全国的には票数は自公と野党は拮抗しています。
ただ、野党が分裂し自滅しているだけです。
しかし大阪は、どうあがいても2割しか取れていないのです。
恥をさらすようですが、それが維新の牙城という意味です。

たしかに、昨年の総選挙では立憲は大阪の比例票が48万6千票をとっていますから、出そうと考えるのは当然と言えば当然です。
しかし、共産の現職がいるのです。たつみさんも 2013年に46万8千票とっています。「どけどけ」と言えるような関係ではまったくありません。まして、立憲の支持率は、あの時の1/3近くに縮小しているのですから。

素人の私でも、基本的な数字を見れば、大阪の事情は理解できるのに、なんでこんな無理筋を通そうとするのか、私には理解できません。
機会を見付けて、立憲の方からなぜなのかをお聞きしようと思っていますが、おそらく「複数区なので当然」という答えが返ってきそうな気はします。

蛇足ながら、これは亀石さんの資質とはまったく関係ありません。私は直接は存じ上げませんが、きっと素晴らしい方なのだろうと思います。でも、それは今書いたこととは、全然別の話です。



各地方で、様々な事情や問題があると思います。

見て見ぬフリをせず、でも感情的な対立にせず、結論を急がず、議論をしていくことだと思います。

中央で党首同士が手をつなぐことばかりではなく、そうしたことの積み重ねが、野党共闘の下地になっていくのです。

デニーさんの勝利を本当の勝利にするために、沖縄を孤立させないために。

最後に、三春充希(はる)さんの選挙分析を引用します。

玉城デニー氏、史上最多得票で勝利 沖縄県知事選の得票分析
みらい選挙プロジェクト情勢分析ノート 2018/10/01


最後に、今回の選挙のデータではありませんが、一つ世論調査を紹介させてください。これはNHKが沖縄県民を対象に行ってきたものです。1987年の調査以降、「理解している」は減少の一途をたどっており、直近では過去の調査で最低となっています。
この衝撃的な世論調査について、沖縄の民意について、私たちはもっと考える必要があるのではないでしょうか。

(引用以上)

衝撃的なグラフは、元記事でご覧下さい。



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