2020-07-16(Thu)

大西つねき氏の発言を擁護する人たちへ

今日(もしかしたら今頃?)、れいわ新選組は総会を開いて、大西つねき氏の処分をどうするか決めるそうです。
前の記事でも書いたように、ことは大西氏ひとりの問題ではありませんから、賢明な判断を望みたいと思います・・・

それはそれとして、この騒動で私がかなりショックだったのは、あの大西氏の厳然たる差別発言を、目の色変えて擁護する人たちがものすごくたくさんいたことです。
手をかえ品をかえ、なんとかして「つねきさんは除名されるほど悪くない」「言葉を間違えただけだ」「いや、まったく正しい」 と言いなす人がネット上にも大量発生し、本当にびっくりしました。

あまり時間は無いのですが、あまりにあまりの状態なので、少しだけ書いておくことにしました。

■擁護したいのなら、正面から議論せよ

いろいろな擁護論を目にしましたが、ほとんどは大西氏の発言の前半だけを切り取って、氏の発言の主旨をねじ曲げて、無理やりに擁護するモノばかりです。
ちゃんと全編を聞けばわかりますが、前半というか、「コロナは危険なのか?」の話をし始めるまでは、ほとんど今回の問題発言とは直接関わりのない話です。異論はあったとしても、問題発言だと言われるようなことは言っていません。たしかに。
その部分を取り上げて、最後の問題発言を「ちょっと言葉を間違えただけだ~」と言うのは、ある意味大西氏に対しても失礼でしょう。

たしかに、現実の政治過程では、日々刻々と命の選別が行われています。
そして、現実的に考えれば、仮にれいわ新選組が政権をとったとしても、即刻それをなくすことはできないかもしれません。
泣く泣く選別をしなければならない局面が、絶対にないとは言えません。

しかし、大西氏の主張は、そういう意味合いではありません。
もっと積極的に、若者の時間を「有効」活用するために、進んで老人は早く死んでもらおう という主張です。
理屈もそうですが、話し方を見て下さい。泣く泣くどころか、得々として言い放っているではないですか。
確信をもって言ってるのですから、そういうものとして聞く必要があります。

大西氏の発言に対して、ゴマカシや切り取りではなく、彼の話の本旨にそって擁護しているのは、岩崎夏海氏の動画かと思います。
リンクは貼りたくないので、聞きたい人は検索してみて下さい。

岩崎氏はもしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)の著者です。
彼は、大西氏の主張を「お金の続かない限りにおいては、高齢者が粛々と亡くなっていただく社会を作るべきだ」と要約しています。
「お金が続かない限り」の部分はちょっと違うかもしれませんが、「高齢者が粛々と亡くなっていただく社会を作るべきだ」と言う部分は、端的にゴマカシなくまとめています。
その上で、岩崎氏は大西氏の主張を支持すると言います。

彼の主張は、
1.黒人は白人には決してならないから黒人差別は許されないけど、若者は老人になるのだから自分も当事者なので差別があって当然。
2.命より大事なものがある。例えば痛みがないこと。痛みのある命は価値がない。
3.それがわからないのは哲学教育がなされていないから
という話。

大西氏の主張を、真っ正面から擁護すると、こんな理屈しか成りたたないという見本です。
彼の詭弁術は、「こういうケースが多い」と「必ずこうなる」を入れ替える方法です。
そしてこれは、作家や哲学ならともかく、政治では絶対にやってはいけないことです。

なぜなら、政治は権力です。
警察から軍隊まで持った、暴力的な権力です。
その権力が、こんなザックリした理論(と言っていいのかわからないけど)で、人の命を「ハイあんたはここまで」と決めてはいけないのです。

■もっともらしい顔をした詭弁の数々

いろんな擁護論の中でももっとも驚き、かつ悲しくなったのは、木村英子さんの声明に対する暴言の数々です。

木村さんの声明をまだ読んでいない方は、ぜひとも読んでください
こちらにリンクを貼ります→ 大西つねき氏の「命の選別」発言について

「寛容の精神を持て」「暴力の連鎖だ」
どこをどうしたらこんな酷い言葉が吐けるのか。
差別された人、被害を受けた人に対して、加害者側に立った第三者が「寛容」を求めるのは、いわばセカンドレイプ。
告発することを「暴力」と決めつけるのは、典型的な泣き寝入り強要であり、これを言った人は、たぶん騒ぎを大きくしたくないと思ったのでしょうが、悪質な差別だと言うことを自覚すべきです。

「一緒に戦った仲間」「寛大に」
これも同じです。自分がどんなに酷いことを言っているのか無自覚なのが怖い。
差別というのは、こうして、一見善意の顔をして浸食していくのです。
それに、仲間であったからこそ、木村さんも訴えたのに、それを理解しなかったのは大西氏でしょう。

「命 選別があるから障碍者介助や介護がある」
この人は、いったい何を見てるんだ。現実を見ろ!
加えて、大西氏の発言の意味は真逆だ!

「声明に偏りを感る」
じゃあどこまで行けば普遍があるんだ?
偏りなんて、どんな時でも難癖つけられる便利な言葉
ただの詭弁だ

「大西氏は自然死の高齢者を延命しないだけ」
大西氏はそんなこと言ってない。
政治システムで命を選別すると言っている。
誤魔化すな

「大西発言の全体は『高齢者や障害者を選別すべき』とは思えない」
コメントにそって色んな話をしているのであって、たしかに全体じゃない。
最後の10分のテーマとして言ってる。
全体として は詭弁

もう書いてるウチに腹が立ってきて、言葉が乱暴になってきたのは勘弁して下さい。
人間なんで感情があります。

そもそも、木村さんをはじめ、大西氏の発言を問題視する人に対して 「感情論だ」という言い方がナンセンスです。
差別の被害は、大別すれば 暴力などの身体的な被害、金銭的な被害、精神的な苦痛を強要される被害 になり、実際はこれらが複合しています。 
今回の大西氏の発言については、政治家の発言なので将来的には身体的な被害や経済的な被害を生み出す可能性が十分ありますが、現時点に限定すれば精神的な被害です。
つまり、感情の問題です。あたりまえです。

喜びも悲しみも、怒りもプライドも、すべて感情です。
感情に流されて理屈がぶっとんでしまうのが「感情論」であって、感情を尊重することは感情論ではありません。
木村さんの声明は、理屈がねじ曲がったところなどありません。

なんでそんな当たり前のことを書かなければならないのでしょうか。
それは、「感情論だ」と言ってる人が、詭弁で言っているからです。
言ってる本人も、少しは自覚があるはずです。



さて、もう少ししたら、れいわ新選組の総会後の会見が始まるでしょう

とにもかくにも、それを見させてもらってから、今後のことは考えようと思います





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2020-06-04(Thu)

コロナと人権 & 安倍晋三の裏マター

新型コロナの「緊急事態宣言」と、安倍晋三がやりたくてたまらない改憲の「緊急事態条項」はぜんぜん別物なのは確かなんだけど、問われてる問題はやっぱつながってるなあと思う次第。

ツイッターを見ていて思うのは、安倍政権のド悪政を嘆くひとびとの中でも、コロナへの見解が180°ちがう傾向があるということ。
一方では、コロナの危険を最大限に減らすことを考え、安倍政権の無能、無策を非難し、もっと強制的に対処すべきと主張する人たち。
他方では、コロナを利用した安倍政権によるショックドクトリンや人権圧殺の危険を訴え、極端な場合はコロナは怖くないとまで言う人たち。

どっちも正しいし、どっちも間違いでは というのが私の考え。

たしかに、安倍政権のコロナ対策は愚策に次ぐ愚策、愚策のデパートの観がある。
韓国や台湾のようにやっていたら、人命も経済もここまで被害を出さずにすんだだろう。
しかし、安倍政権に韓国のような個人情報の国家管理を許してしまったら、その先に何があるのか、考えるまでもない。
そのリスクは、コロナのリスクと比較しても、決して小さいとは言えない。

とはいえ、コロナはたいしたことないとか、甚だしきはすべて陰謀で虚構だとか、これはこれで人命をなんだと思ってるんだと言わざるを得ない。
公式発表で死者900人(厚労省6月2日24:00現在)だが、極端にPCR検査を制限している日本の場合、もっと多くの死者がでている可能性が大きい。
なにせ、尾身茂という専門家を自称するおっさんも、「実際の感染者数「10倍か20倍か分からず」」と言ってるわけで。

新型コロナ:コロナ感染死、把握漏れも 「超過死亡」200人以上か
2020.5.24 日本経済新聞


上の記事は、東京の死者数が、公式発表16人の期間に、200人以上増えていたかもしれない、という話。
単純計算ならば10~15倍ということになり、全国では1万人を超えている可能性がある。
やっぱ、コロナなんて大丈夫だよ なんて言えない。

だから、安倍政権のコロナ対策は愚策だ というのも正しいし、ショックドクトリンで人権蹂躙しようとしてるという危機感も正しい。
けれど、だからといってあの極悪安倍政権に大権を与えようとか、コロナは危なくないとか、そんな議論は頭ぶっとんでる。

コロナは危ないし、危ないからこそそれを利用してショックドクトリンを仕掛けてきたのだ。
こんな単純で最悪の事態をちゃんと見据えなくてどうする。
どっちかの危機を見ないフリして気休めしても、現実は容赦ない。



ツイッターと言えば、私のツイッターアカウントには5400の壁というものがあるようだ。
2011年の震災の後に始めてから、ほどなく5000人以上の人にフォローしてもらったのだけれど、その後は5400に近づくと減り、5300以下にはならず、何年も増えたり減ったりを繰り返している。

リツイートも多くないので、要するにあまり「お役にたつ」ツイートをしていないと言うことなんだろう。
反省はしているのだけれども、でもちょっと言い訳もしたくなる。
このブログを始めた2005年から3.11の2011年くらいまでは感覚的にブログが主流だったと思う。
しかしその後、災害にも役立つということもあり、急速にSNSと呼ばれる短文投稿が増えていく。

端的に、もっと言えば極論を、気の利いた言葉で短く表現する。現代版のアジテーションだ。
このブログを今でも読んでくれている方ならばわかっていただけると思うけれども、そういうのは苦手だ。
あっちかこっちか ではなくて あっちもこっちも。
これは酷い って見えるけど 裏の意味は?
みたいなことを ねちねちと考えて書くのが好きなのだ。

コロナについてもそうだし、安倍晋三についてもそう。

安倍晋三を「ファシスト!」と決めつけるのも簡単だし、「トランプの犬!」と罵倒するのも簡単だ。
そして、間違ってはいないと思う。
けれども、それで本当の姿、本当の狙いを捕らえたことになるのだろうか??

そもそも善と悪の二元論から脱却することが必要だ。
民衆の敵とて一枚岩ではない。
ドメスティックな利権を最優先する本来の右翼と、グローバル金融資本の収奪をねらう新自由主義とは、本来は真っ向から対立している。
アメリカではかなり鮮明に対立構造が見えている。前者がトランプであり、後者がクリントン、オバマ、バイデンという構図だ。
しかし日本ではこの対立が顕在化しない。
なぜか。

それは、ひとえに安倍晋三の働きによる。
つまり、安倍晋三は、右翼と新自由主義の架け橋なのである。
もうちょっと正確に言うと、新自由主義が右翼に与えた太鼓持ちであり、ペットなのだ。

右翼勢力が強くなりすぎないように、適当に喜ばせてご機嫌をとりながら、一線を越えないようにする。
これは2006年に第一次安倍政権ができたときからそうだった。
小泉・竹中路線=露骨な新自由主義を継承しながら、極端な反発が出ないように右翼のご機嫌もとっておく。
そのために、安倍晋三というキャラクターは最適だったのだ。

もともとは右翼臭プンプンで日本会議の希望の星。
でも、実な中身は空っぽで自尊心と小金を与えておけば何でも言う通りに動く。
恥という概念が欠落しているので、現行犯逮捕されない限り辞任なんてしない。

新自由主義でチュウチュウと日本の富を吸い上げるグローバル金融資本にとって、こんなに便利な政治家はいなかった。
もう1人の候補が橋下徹で、自民党が下野している間に急上昇したけれども、ちょっと権力欲が強すぎる上に頭が良いので扱いにくい。
で、結局、2012年末に第2次安倍内閣ということになってしまった。

そうこうしている内に、アメリカでトランプ政権が成立し、グローバル金融資本などの「日米関係」を騙って利権をむさぼってきた連中は焦った。
そこで繰り出したのが、やはり安倍晋三という駒だった。
まだ就任してもいないトランプの下に、金のゴルフクラブをもって駆けつけ、恥も外聞もなく「お手」をして見せた。
よく落ちるオスプレイだろうが、欠陥戦闘機だろうが、余りもんのトウモロコシだろうが、作りすぎた人工呼吸器だろうが、買えと言われれば「キャン」と鳴いて即決する。

だから見た目には、安倍晋三は完全にトランプの手下のように見える。
けれども、それでは安倍政権の本質は見えてこない。
安倍晋三個人はトランプの手下になる役割を担ってはいるけれども、安倍政権は決してそうではない。
戦後一貫して日本に浸透してきた、いわゆるジャパンハンドラーズ、すなわち「日米関係」を騙って暴利をむさぼるシステムと、小泉・竹中時代から公然と立ち現れたグローバル金融資本が、トランプに邪魔されないように安倍晋三という煙幕をはりつつ、依然として日本を私物化している。

典型的なのが辺野古基地建設だ。
トランプの基本路線から言えば、あんなものは税金の無駄遣いでしかない。
仮に建設は日本のカネでやるとしても、その後の運用にかねがかかる。
それに、商売人トランプとしては、同じ2兆円のカネならば、沖縄ではなくアメリカに投資させたいはずだ。

しかし、日米安保に巣くう連中にとっては辺野古は自分たちの権力と利権の象徴であり、譲れない。
ここで負けると、日本の官僚も言うことを効かなくなる可能性がでてくる。
だから、安倍晋三に精一杯トランプのご機嫌取りをやらせたあげく、ここだけはトランプに介入させない。

逆に言うと、辺野古基地問題は、日本が長年の植民地状態から脱却できるかどうか、その大きな分岐点だ。
歴史の分水嶺といってもいい。
沖縄だけの問題では断じてない。
右翼の諸君にこそ、遠い昔に置き忘れてきた理想を思い出して、建設に反対してもらいたい。

繰り返しになるが、安倍晋三は新自由主義が右翼に与えた太鼓持ちであり、ペットだ。
こんなものを与えられて、右翼心をコチョコチョされて喜んでいるネトウヨは、本当に情けないクズだし、実際にかなり有害だけれども、それでもやはり雑魚である。
本当の敵を見失ってはいけない。
真の敵は、日本の財産を、根こそぎ、骨をすするようにして持ち去ろうしているグローバル金融資本であり、いわゆる新自由主義である。
安倍官邸を、財務省や外務省ではなく経産省の官僚が仕切っていると言うことも、その証左である。



敵の用意周到さにくらべ、野党の皆さんはあいかわらず足並みがそろわない。

東京都知事選は、国民民主がそうそうに宇都宮氏の支援をしないと表明。。。
その一方では、立憲民主はあいかわらず山本太郎や馬淵澄夫などの減税派の排除に余念が無いという話も聞こえてくる。

何度も書くけれども、「俺はこう思う」も結構だけれども、「人はこう見るだろう」という意識も持ってもらいたい。
このままでは 次の総選挙もぼろ負けだ。

「本気でこの危機を脱するんだ」「国民の生活を守る」という気概を、声をそろえてもらうだけで、十分に勝機があるにもかかわらず。

あ~~あ アホやねえ・・・・・・
私のこの無力感こそが、日本中の空気なんじゃないのかなあ・・・




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2020-05-09(Sat)

名も無きものたちの声

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小説フランス革命を読んでいます。

文庫本で18冊もあるのですが、面白すぎて読み終わるのがもったいないので、わざと少しずつ買い足しています。
今、11巻で8月蜂起、共和制樹立の直前です。

この本が止められない止まらない なのは、その時々のメインキャストが入れ替わりで主人公になるからです。
革命のライオンことミラボー伯爵、そしてバスティーユ陥落の英雄デムーリエ、ときにはルイ16世の視点で語られたかと思うと、ロラン夫人になったり、ダントンになったり、もちろんロベスピエールも欠かせません。

そうして臨場感と人間くささが充ち満ちる中で、革命が進行していきます。
デムーランやロベスピエールは恐がりで見栄っ張りの、ある意味普通の若者として描かれます。そのことが、なおさらにリアリティを生んでいます。

読み進めるほどに感じるのは、「今」とダブって見えることです。
ミラボーが小沢さんに見えてしかたがない(私生活ではないですよ)というのはおいといても、権力というものが何に依拠するものなのか、どこから生まれるものなのか、どう転がされてしまうものなのか、すごく実感できます。

フランス革命前は、王とカトリックの僧侶と貴族がフランスの権力のすべてでした。
それが、第三身分という名もないものたちが勃興し、貴族が王に対抗するために開催した三部会を牛耳り、軍の介入に対して1789年7月のバスティーユ陥落という象徴的な行動でその権力を握ります。

しかし、第三身分の中には、ブルジョワジーという名前のある集団と、それ以外の名も無きものたちがいました。
ブルジョアジーが権力を独占し、無謀な戦争を始めてしまったことに対し、名もなきものたちが武装蜂起したのが1792年8月の蜂起でした。
サンキュロットと言われますが、これはブルジョアジーのはいているキュロットをはいていない、非ブルジョアという意味に過ぎません。
やがてマルクスによって労働者階級と名付けられるわけですが、このときは自分たちの名前はまだ持っていなかったのです。

要するに、アンシャンレジュームにおける第三身分、市民革命の時代におけるサンキュロットなど、自らを積極的に集団として意識できなかった、それ故に名も無きものたちの集団が、次の時代を切り開いていくわけです。



あれから230年、身分(階級?)はひとつづつ繰り上がっているようです。
かつての貴族の位置に大企業と高級官僚が、ブルジョアの位置に上場企業のホワイトカラーや公務員がつき、中小零細企業や自営業や非正規労働者は名も無き集団になっています。

「市民のみなさん」という呼びかけがなんとなく白々しいのは、あきらかに「市民」の中に格差があるのに、それを見ないふりしているからです。
連合などの労働組合がまったく頼りにならないのは、一昔前のブルジョアに相当する人たちの団体にすぎないからです。

これを政党で考えると、わかりやすいですね。
もちろん自民党は貴族、立憲民主や国民民主はブルジョアを支持層としていることは間違いありませんが、注目すべきは公明党と維新です。

ポスティングやポスター依頼で地域を回るとわかりますが、公明党と共産党の支持者層はほぼ重なっています。
ブルジョアとは言えない家構えの多い街に行くと、共産党のポスターも公明党のポスターも多い。
これが自公政権の強さの秘密ですね。
昔で言うところの第一身分と第三身分を抑えているわけです。

大阪維新が強いわけもこれです。
維新は第三身分の中にある第一身分や第二身分への妬み嫉みを餌に肥え太ってきました、
(裏では第一身分にすり寄ってますが)、表向きはブルジョアジーをぶっ叩くことで第三身分の喝采を浴びているのです。
また、第一身分が独占してきた利権の一部を自分たちの子飼いに分け与えることで、基板を作っています。
反維新の急先鋒はほとんどが第二身分の「市民」や「リベラル」なので、反維新で騒げば騒ぐほど第三身分による維新の支持率は上がる、という皮肉な結果になります。

共産党はたしかに第三身分を基盤としていますが、支持が伸びないのは、共産主義が怖いのではなくて、お上品すぎるからではないかと私は考えています。
政権にすり寄ったり、地方政治を牛耳ったりして、手っ取り早く利権を引っ張ってくれる公明党や維新のほうが、メシを食わせてくれるのです。

リベラルは今や特権階級だという指摘があります。これをネトウヨの中傷だと片付けてしまってはいけません。
決してネトウヨではない私の目から見ても、やはりそうなのかなと思えます。
ここまで書いたように、「自分は市民だ」と思っている人の多くは、やはり230年前のブルジョアの地位を占めています。
もっとわかりやすく言えば、「普通」にしていたら生きていける人たちです。



そんな「市民」にそっぽを向いて、名も無き集団に向き合ったのが、れいわ新選組でした。
お上品な常識論すらかなぐり捨てて「金を刷れ」と叫び、この世の「普通」では生きられない、生きにくい人ばかりを選りすぐって候補者に据えました。
その試みに、私も期待をしました。

しかし残念ながら、思ったほどの支持は得られませんでした。
これまでしかたなくリベラルや共産党に入れていた票を奪回することはできましたが、投票に行かない4000万人にはほとんどアプローチできずに昨年の参院選は終わってしまいました。

「お、次はどでかいことをやらかずぞ」と思わせるとこまでできなければ、残念ながらこの蜂起は失敗だったと言うべきです。
成果はありますし、地歩は築きましたが、蜂起としては失敗です。

失敗の原因はともかく、その後のれいわ新選組の動きには、私は一言も二言も言いたいことがあります。
なぜなら、不発に終わった蜂起を、そのままダラダラと続けるのは下策だからです。
一度撤収して再起を期すか、とりあえずの地歩をしっかり固める工作をしなければなりません。
そうでないと、「結果を残せなかった」という失望感だけを多く残してしまうからです。

れいわ新選組の参院選後の総括をどうしたのか、私は明確な形では見聞きしていません。
二名の当選を果たしたからには撤収はできないとして、それならば地歩を固めるために宣伝と組織作りをしたのかといえば、まったくそれはありませんでした。
地方組織を禁止したからです。

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その結果が、ずっと1%台の支持率です。
この連休に「れいわ新選組を勝手に応援」宣伝カーで大阪5区を何日か走りましたが、参院選の時のような街ゆく人からの反応はもはやありません。

コロナ恐慌にたたき込まれている市井の人々は、とにかく正論よりも明日のイエとメシが問題なのです。
そのリアルな不安と恐怖に、もっとも寄り添えるれいわ新選組のはずなのです。
もちろん発表している政策は、もっとも手厚い補償を要求しています。

でも、今すぐに求められているのは、言葉ではなくて現ナマです。
当面はできもしない大盤振る舞いを語っても、たぶん耳を傾けてくれる人は、困っていない人だけです。

であるならば、今やるべきは、野党は一枚になって、具体的な修正案、つまり「少しでも多く、少しでも早く」の方法を考え、官僚を説き伏せ、自治体を説得し、結果を出すことです。
それができなければ、絵に描いた餅よりは、まだしもアベノマスクのほうがマシ、と思われてしまいます。



れいわ新選組の「最低限でも5%減税を野党共闘の条件に」は、まったく正しい方針です。
しかし、正しいことがいつも最適ではありません。

ショックドクトリンによる安部官邸による独裁がいよいよ進行している今、期間限定で原則を取り下げてでも、野党が役にたっている、れいわ新選組がその中心にいる ということを見せる必要があります。
組織としての形はどのみち無いのだから、形式よりも実質です。
仮に野党がひとつに合流しても、その中で名も無き第三身分に声が届くのはれいわ新選組の派閥だけです。形なんかどうでもいいから、その実態を無くしてはいけない。まったく見捨てられるようなことになってはいけない。
今は孤立を望んで正論を吐くだけのときではありません。

と、まあいろいろ考えながら小説フランス革命を読んでいると、毎晩ついつい寝不足です。
今夜はこのへんで




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2020-04-23(Thu)

「新型コロナが終息するまで黙ってろ」は地獄への道

このニュースを見た人は多いのではないでしょうか。私がつけっぱなしにしているFMラジオのニュースでも言っていたような気がします。

新型コロナ以外の患者6%陽性 地域の状況反映か 慶応大学病院
NHK 2020.4.23


今月13日から19日の間に新型コロナウイルス以外の患者、67人に対して、手術前や入院前に感染しているかどうか調べるPCR検査を行ったということです。
患者は全員、新型コロナウイルスに感染した際に見られる症状はありませんでしたが、およそ6%にあたる4人が陽性と確認されたとしています。
この結果について、慶応大学病院は患者は病院の外で感染したものと考えられ、地域での感染状況を反映している可能性があるとしています。
慶応大学病院では、これまでに院内感染の疑いが強いとされる東京 台東区の永寿総合病院から転院してきた患者を発端に入院患者や医師などが感染し、診療に影響が出たほか、集団で会食していた研修医およそ20人が感染していますが、このほかに感染拡大はないとしています。
(引用以上)

いろいろ誤解されやすいニュースなので、注意が必要です。

慶応病院と言えば合コン医師のせいで集団感染、と言うイメージがあるので、「ああ慶応だからだね」と思ってしまいそうですが、そうではなくて、ほぼ無作為抽出の検査で6%という意味があります。

「地域の状況反映」という見出しも、あのへんは患者が多いのかな と思えますが、そうではなく、「病院内の特殊事情ではなく、地域全体の平均値だろう」という意味です。

母数が少ないですから、あまり大きな話にはなりませんが、もしかすると、そこら辺を歩いている人の18人に1人は無症状の感染者かもしれない、という話です。

アメリカでは複数の情報が出ています。

米ロサンゼルス 実際の感染者数は公式発表の最大55倍=44万人超 抗体検査の結果発表
Yahoo!ニュース(飯塚真紀子) 2020.4.21


 米国時間4月20日、新型コロナウイルスの抗体保有者調査を行っていたロサンゼルス郡は第1フェーズの調査結果を発表した。その結果、新型コロナウイルスの実際の感染者数が公式感染者数よりはるかに多いことが明らかになった。
 4月9日時点で、成人の約4%(2.8%~5.6%)が、血中に抗体を持っていることが判明したのだ。これは、ロサンゼルス郡の人口約980万人中、22万1000人~44万2000人の成人が感染していたことを意味しているという。
 ちなみに、調査を行った4月初旬のロサンゼルス郡の公式感染者数は8000人に満たなかった。つまり、実際には、公式感染者数の28~55倍超の感染者がいることになる。

 米スタンフォード大学が出した抗体保有者調査の予備調査結果を裏づけている。
 同大学は、4月初旬に、カリフォルニア州サンタクララ郡(シリコンバレーの中に位置する)の住民3300人の血液を調査、その結果、66人に1人が新型コロナに過去に感染していたことがわかった。この結果から、同大学は、同郡の約200万人の住民の2.5%~4.2%にあたる4万8000人~8万1000人が感染していたと推定しており、この数は、同時期に同郡で確認された公式感染者数の50倍~85倍に相当するという。

 類似した抗体検査はドイツでも行われ、4月9日に結果が出されている。人口1万2000人のある村で、住民500人に抗体検査を行ったところ、7人に1人が感染していたことがわかった。研究者らがこの結果と他の検査法を使って得た感染者数を組み合わせたところ、その村の住民の感染率は15%だった。
(引用以上)

いずれも、検査数が少ないこと、無作為性になっているか、検査の正確性、など課題はまだ多いですし、抗体があるから新型コロナにかからないかどうかは、まだ不明という点も注意が必要です。
が、傾向としては注目に値します。



では、このニュースをどう見るか です。

反応は真っ二つに分かれているようです。

「やったー もうすぐ集団免疫で収束するぞ」
と言う楽観論と
「これだけ無症状の人が歩き回っていたら、絶対に収束しない」
という悲観論です。

そもそも、一度かかった(つまり抗体がある)人が二度とかからないのか、少なくとも軽症で済むのか、あるいは、ほとんど関係ないのか、むしろ重症化するのか 今は全くわかりません。

症例が少なすぎますし、研究自体が進んでいませんし、そもそも結果を出すには何年も時間がかかります。
動物実験だったら、抗体のある群とない群にウイルスを注入すれば直ぐに結果がでますが、人間ではそんな乱暴なことできません。
何年も観察して、数字をだすしかないわけです。

これはワクチン開発も同じでしょう。
だから、ワクチンができるまで通常は8年とか言われているわけです。
今言われている、動物実験もすっとばして18ヶ月で作るワクチンは、その開発のリスクも、できてからのリスクもかなり怖いです。

ただ少なくとも言えることは、もし感染者が実際は50倍くらいいて、そのほとんどが無症状なのだとしたら、新型コロナに対する見方は変わると思うのです。
つまり、日本国内で年間1000万人が感染して3000人ほどが死亡する(関連死は1万人とも)インフルエンザに、かなり近いイメージになってきます。

もちろん、人工呼吸器をつけた人の多くが助からないなど、重症化したときの怖さはちょっと格が違うかもしれません。
放置したら1000万人ではぜんぜんすまないかもしれません。
特効薬もまだありません。

それにしても、ここまで広がってしまったものを、ゼロにするというのはできるのでしょうか。
おそらく、何年も経って薬とワクチンが本当に開発されればわかりませんが、当面は共存することを余儀なくされると思うのです。

そうなると、今の日本の政府のやり方では、人命も経済もボロボロになっていくだけであり、いわば真反対のことをしなければならないのではないでしょうか。

まず、完全収束は見込めない以上、収束するまでロックダウンや自粛「強制」をつづけていたら、経済的に死んでしまう人のほうが新型コロナで死ぬ人よりも増えてしまいます。
なにせ、無症状でウイルスを広めている人がそこら中にいるのですから、いったんは収束してもロックダウンを解除した途端にまた増えていくのは明らかです。

では、もうあきらめて、新型コロナの流行は放置すればいいのでしょうか。
中には、インフルと同じだからほっとけばいいという人もいますが、先ほども書いたようにそれはあまりにも怖すぎます。
インフルよりも軽い人は軽いけど、重い人は重いうえに、薬がないのですから、放置したときの結果は恐怖です。

そうなると、ワクチンや薬ができるまでにできることは、

1.感染者の「判定」
2.無症状含む感染者の「隔離」(場所の確保)
3.早期からの治療開始
4.重症者に対応できる医療体制
5.隔離以降は経済的に補償する
6.それ以外の人は通常の活動をする

日本政府は、すべてこの反対を行っています。

極端に検査を抑制して、できるだけ判定をしません。
その結果もあって、無症状やちょっと症状のある人が野放しです。
症状が出始めても、4日待てと言って、みすみす重症化させ、中には待ってる間に死ぬ人もいます。
ICU病床や医療機器の準備をせず病院任せにして、現場は地獄です。
一般の医院や病院への感染対策の指導もほったらかしです。

やったことは、カビノマスクを2枚、466億円をドブに捨てた(トモダチに配った?)だけ。

そのあげくに、感染者も感染してない人もひとからげにして、自粛「強制」
補償は形ばかり、1回だけ10万円もらっても雀の涙です。
このまま収束するまで自粛「強制」されれば、倒産、失業、借金苦、飢えと自殺が激増するのは間違いありません。



こんなプロジェクトがすすんでいます。
1回15分1500円で新型コロナの判定ができる検査キットの開発です。

新型コロナウイルス:使い切りの"簡易検査キット"開発への一歩を
(株式会社ビズジーン 2020/02/28 公開)


厚労省からなんの支援もなく、クラウドファンディングで(高い手数料もとられながら)資金を集め、ウイルス検体の入手にすら協力をえられずに、それでもなんとか進めているようです。

たとえば、全国民が月に1回でも、こうした検査をやり、陽性のひとはPCRもやり、いよいよ感染していたら無症状でも隔離。
もちろん、快適な施設を国が責任もって確保し、その間の収入は補償され、フリーランスの場合は休業による不利益は禁止。
朝晩のリモート健康チェックが行われ、ちょっとでも症状が出たら治療を開始。
軽症者用の仮設病院を建てて、そこに移動。
現状の10倍くらいのICUを準備できるようにして、人材と機材を予め確保する。

そこまでの準備をしたうえで、感染が確認されていない人は通常の活動をする。
そうしないと、延々と収束と拡大を繰り返し、そのたびに自粛「強制」されれば、地獄になる。
もし仮に、山本太郎さんが言うように真水で100兆円用意したとしても、国民一人あたり80万円に過ぎません。
その半分を所得補償にあてたとしても、わずか40万です。
本当に有効なワクチンや薬ができるまで、耐えられるとは思えません。



素人が何言ってんだ と言われるかもしれません。

しかし、私自身の命であり、私たちの命です。
正しいという確証はありませんが、それを前提にする限り、自分の考えを持って発信することはするべきなのではないでしょうか。
当然、違う意見も耳に入れながら です。

今進んでいることは、「新型コロナ」で脅しつけて、国民を黙らせる と言う事態です。
「コロナが終息するまで黙れ」と言われて自粛してしまったら、なにせコロナは終息なんてしませんから、二度と声を上げられなくなります。

森友も加計もサクラも、安倍晋三と仲間たちのとんでもない犯罪について口を封じ、それどころか、コロナショックを利用して「緊急事態条項が必要だから改憲だ!」とぶち上げているのが安倍政権です。

こんな時だからこそ 「自分たちのことは自分たちが決める」という民主主義の根幹というか、根性を握りしめて離さないことが、本当に重要です。
何回も言いますが、民主主義なんてものは、できあがった形としてはこの世にありません。
あるのは、「自分たちで決めるんだ」という強い意志だけです。

ショックドクトリンに打ちのめされずに、声を上げましょう。




というわけで、大阪5区を中心に街宣車の活動を行います。

ぜひとも、維持費のカンパをお願いします。

gaisensha.jpg

接触は避けるためにビラ巻きなどはせずに、大石あきこさんと山本太郎さんの掛け合い漫才、じゃなくて音声を流して走り回ります。

詳しくは、生活フォーラム関西のブログを見て下さい。
いきさつやら、カンパの方法やらこちらに書いてあります。
    ↓
れいわ新選組支援、街宣車カンパのお願い!
生活フォーラム関西


ではでは、よろしくお願いします。



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2020-04-15(Wed)

そもそも新型コロナに収束なんてあるのか?

 8割りオジサンといわれている北大の西浦教授が提唱した、「接触を8割り減らせば新型コロナは収束する」という仮設で、日本中の活動が規制されています。

接触8割減なら1か月で収束…北大教授試算、政府目標の根拠に
読売新聞オンライン 2020.4.14


 政府は緊急事態宣言の発令以来、人と人との接触を「最低7割、極力8割減らす」ことを目標に掲げている。これは、1か月という短期間での収束を狙った作戦だという。

 根拠になったのは、厚生労働省のクラスター対策班の一員でもある北海道大の西浦博教授(理論疫学)の試算だ。試算では、欧州のように感染者が急増する「最悪のシナリオ」を想定した。試算によると、接触を8割減らせば、15日で感染者が減り、1か月程度で感染を収束させることができる。6割減では、新規感染者は現在と同じぐらい発生し続け、7割減だと感染収束までに2か月かかるという。

(引用以上)

この記事の中で驚くことが二つ、疑問に思うことが一つあります。

まず、西浦先生が、厚生労働省のクラスター対策班であって、専門家会議のメンバーではないということです。
政府の大方針に責任をもつべき専門家会議のメンバーではなく、厚労省の中のひとつの班の一員である西浦先生の計算で、日本中の方針が決まってしまったのです。
もし1ヶ月経って成果がでなければ、専門家会議や安倍晋三は「西浦先生のせいだ」と言うでしょう。

二つ目に、「試算」だということです。
当然ながら、色んな条件を仮定した「試算」ですから、誰もその通りになるとは保証できません。
だいたい、生活保障をしないせいで、8割減などほど遠い現状ですから、、西浦先生は「仮定が崩れたせいだ」というでしょう。

学校の休校「要請」もそうでしたが、日本中の暮らしと命と経済活動をボロボロになるほどストップさせる方針が、誰も責任をとらないフワフワしたなんとも軽いノリで決まっていることに、驚きを通り越して目眩がします。

そして、疑問に思うことは何かというと、そもそも「収束」なんてするのか? ということです。

仮に8割接触を減らしたら感染者が急速に減っていったとします。
その状態を収束というのなら、たしかに一度は収束するでしょう。
しかし、晴れて外出禁止が解除された途端に、元に戻るのではないでしょうか。

つまり、もし仮に5月10日から外出禁止が解除されたとすると、5月10日が2月10日ごろに戻るだけで、また2ヶ月後には感染爆発が起きるのではないでしょうか。

新型コロナの最大の特徴は、無症状で人にウツしてしまうことです。
これさえなければ、たしかに収束は可能かもしれませんが、常に何割かの無症状患者がウイルスをばらまき続けるのがこの新型コロナですから、収束する気がしません。

新型コロナウイルスの感染性は従来の予想の2倍だとの研究結果
GIGAZINE 2020.4.9


アメリカのロスアラモス国立研究所が、「新型コロナウイルスが1人の感染者から広がる感染者数は平均して6人」だということを示す研究結果を発表しました。これは、以前世界保健機関(WHO)などにより暫定的に示されていた「2~3人」という予想の2倍以上です。
(引用以上)

ダイアモンドプリンセス号の事例から、無症状の感染者は約3割いると考えられていますし、無症状でなくとも潜伏期間にウツしてしまうこともあります。もし「収束後」に外出自粛が解除されると、症状のある人は全員しっかり自粛したとしても、こうした無症状での感染は無制限に再起動してしまいます。

それどころか、少しくらいの症状ならば、「収束したから平気」「きっと普通の風邪」「おれ花粉症だから」「怖いけどクビになりたくないから」といった理由で、多くの人が通常の活動をするでしょう。

そうなったら、この図の青矢印のように、元の木阿弥になるのではないでしょうか。

20200415-2.jpg

「接触7割減」では収束まで長期化 北大教授が警鐘
日本経済新聞 2020.4.11


グラフは、この記事のグラフに私が青矢印を書き加えたものです。
自粛期間が終わったら、元に戻るという予測は、あながち素人の勘ぐりではなくて、イギリスでも同様の予測があります。

新型コロナウイルスの大流行はいつ終わる? 生活はもとに戻るのか?
2020年03月21日 ジェイムズ・ギャラガー、BBC健康科学担当編集委員


各国は「出口戦略」を必要としている。様々な規制を解除して、平常に戻るための方策だ。
けれども、新型コロナウイルスは消えてなくなりはしない。
ウイルスを押さえ込んでいる規制を解除すれば、症例は否が応でも一気に増える。

英エディンバラ大学のマーク・ウールハウス教授(感染症疫学)は、「出口戦略はどういうもので、どうやって今の事態から抜け出すのか、大問題を抱えている」と話す。
「イギリスだけではない。どこの国にも、出口戦略がない」
科学にとっても社会にとっても、これはとてつもない問題だ。

(引用以上)

上記の記事に掲載されているのが、インペリアル・コレッジ・ロンドンCOVID-19対策チームによるこのグラフです。

20200415-3.png

要するに、西浦先生の「試算」で安倍内閣が決定した8割減は、もし仮定が正しくて、そのとおり実施したとしても、ず~と続けていないと効果がないのです。

まして、生活保障をしないのですから、実際にはできないことをわかった上での、「対策してます」ポーズに過ぎないわけですから、どうかんがえても新型コロナが収束するとは思えません。



ちなみに、「収束」と「終息」は、まったく別物だそうですから、ご注意を。

「終息」は、完全になくなることであり、天然痘のように消滅してしまう様な場合。
「収束」は、そこそこ感染者はいるけど、増えていかないし深刻な被害が出ない、というような状態。

新型コロナは、奇跡が起きない限り完全消滅はなさそうですから、あくまでめざしているのは「収束」です。

本当にはやく収束してほしいのですが、こんな記事も見られます。

新型コロナウイルス感染者の世界平均検出率はおよそ6%
実際の感染者は数千万人を超えている可能性
GIGAZINE 2020.4.8


もっともこの記事に書かれている6%の理由は、私にはよく理解できなかったのですが、少なくとも現在把握されている感染者数や死者数がすべてではないのは確かでしょう。

こんな新型コロナを相手にして、延々と、少なくとも特効薬とワクチンができるまで1年~2年も8割減を続けていれば、間違いなくコロナで死ぬ人よりも経済的な理由で死ぬ人のほうが多くなるでしょう。

短期的に経済活動よりも感染予防を優先するのは、たしかに必要なことだと思います。
いや、どんな状況であっても、できる限りの予防策は採るべきです。

しかし一方で、何ヶ月も無収入や収入半減で、1年も2年も暮らしていける人は、ほとんどいません。
仮に、真水で100兆円を生活保障で配ったとしても、国民1人あたり80万円に過ぎません。せいぜい1年間が限度でしょう。
しかも、経済を止めて、つまり生産能力を8割放棄した状態での1年間ですから、極端な物不足に陥り、解除した後の再起動が著しく困難なことも想像されます。

こうしたことを考えてみるにつけ、やはり、安倍政権は「新型コロナの収束など、はじめからする気がない」「8割減は、単に国民をクリ湿るのが目的」ということでしょう。

とりあえず5月6日まで「やってます」ポーズをとり、成果がでないことを「西浦先生が悪い」「働きに行く国民が悪い」「風俗に通う立憲議員が悪い」とか言って責任転嫁し、とどめは「有効な政策ができないのは、今の憲法が悪い」とワーワー騒ぎだすでしょう。
今でもかなりやってますが。

緊急事態の改憲論議 自民、野党に呼びかけ コロナ拡大踏まえ
日本経済新聞 2020.4.10


今はまだ公明党も野党も応じていませんが、5月に入って、どうにもこうにも感染爆発が止まらない状況になれば、世論に押されて立憲民主もあえなく膝を屈することは目に見えています。
だいたい、みんなで収入減らしましょう! なんて言ってる政党に何も期待なんてできません。

国民をあえて塗炭の苦しみに投げ込んでおいて、「助かりたければ、緊急事態条項だ。改憲だ。」と迫るのが、初めから安倍政権の狙いです。
詳しくは、ちょっと前の記事を読んでください。

反戦な家づくり 安倍政権は何故コロナの感染を止めようとしないのか



本当は、助かるためにやるべきことは、検査と医療の体制の拡充と、感染や隔離による休業を全面補償することです。

ちょっとの風邪でも全員検査。
陽性出たら、履歴をたどって関係者も全員検査。
陽性者は症状にかかわらず、全員隔離。
これだけでも、今の補償なしでいい加減な「8割減」よりも効果があるでしょう。
それでも偽陰性やら検査漏れやらで、感染者は広がります。

ですから、軽症、中症、重症の程度別の医療体制を、大々的に整備。
もちろん、資材も。
そして大事なのは、感染や隔離による経済的被害は、本人も勤務先にも、国が全面補償する。
その代わり、隔離をやぶったら罰則。

日本の病院のベッドは160万床くらいあって、30万床程度はあいています。
そのすべてをコロナ用にはできませんが、やる気と工夫と予算しだいで、中症、重症の患者を受け入れることはできるのではないでしょうか。
軽症や無症状の人は、ちゃんと隔離と観察ができる施設であればいいので、ホテルなどを国が有償で借り上げて、専門スタッフを配置する今のやり方を、10倍100倍に拡大すればできない話ではないでしょう。

そのうえで、できるだけリスクを減らす生活にすることで、経済活動が2割程度は停滞するのややむを得ないでしょうが、この程度ならばワクチンや薬ができるまでなんとか国の補償で生き延びることができそうです。

要するに、韓国方式をさらに改良していけばいいはずなんです。

世界で賞賛される「韓国」コロナ対策の凄み
The New York Times | 東洋経済オンライン 2020.4.7


そんな見本がお隣の国にあるのに、あえて状況を悪化させ、経済も感染も、どっちも最悪にもちこもうとする悪魔のような安倍晋三が、下がったとはいえいまだに4割りほどの指示があるのが、日本の現状です。

希望は見えませんが、本当に切実な声を上げることで、少しは事態が好転することもあります。

このツイートの方の言う通りです。

悪魔の安倍を責めて責めて責めまくり、少しでもマシな明日をめざしましょう。



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2020-04-01(Wed)

コロナをめぐる混乱は、すべて政治の無能のせいです

もう、あまりの絶望に記事が書けません。

コロナをめぐる、あらゆる混乱は、すべて政治の無能のせいです。

はっきりしています。

「なんでも政治のせいにする」と文句言う人がいますが、でも事実ですから。

もし無能でないとすれば、もっと悪い。政治が確信犯でパンデミックを拡散しています。

マスクやアルコールがないのは、メーカーに対して、国が設備代を負担して、全量買い取りを約束しなかったからです。

感染が増え続けるのは、国が極端にPCR検査を抑制し、感染者を市中に野放しにしたからです。

病院や施設で院内感染がおきるのは、国が全医療機関に感染予防法を統一的に周知しなかったからです。

経済が壊滅するほど「自粛」せざるを得ないのは、検査と治療体制を国がとっとと準備してこなかったからです。

感染者が仕事を優先してウイルスをばらまいて歩くのは、職と収入を国が補償しないからです。

そしてこれから、大量の失業と倒産が生まれるのは、国が全力で産業を守らないからです。

学校や会社で「密集」せざるをえない人は、迅速検査キット(1500円)を数千万セット用意して、全員検査すればいいんです。
陽性になった人には所得を補償して、会社にも損失補償して、クビにすることを禁止すればいいんです。
それでも偽陰性ですり抜けたときのために、チェックと受け入れ医療体制を、1月から用意していれば、被害は最小で済んだはずなんです。

必要なことの10分の1、100分の1の仕事を、10倍、100倍の時間をかけて進める安倍政権の姿は、苦しむ国民の姿をみてほくそ笑む悪魔のように見えます。

ちなみに、われらが安倍首相は不眠不休でコロナ対策にいそしんでいるのかと思いきや、29日はしっかりお休み。30日は午後7時46分ご帰宅。31日は午後6時52分ご帰宅 と、宴会がなくなっちゃったので帰宅時間だけは素早い様子です。

こんな安倍政権が、いまだに支持率45%。

そりゃそうでしょう。安倍政権と五十歩百歩にやる気の見えない野党第一党のていたらく。
自民党ですら消費減税を提案しているのに、未だにモゴモゴ言っています。他の緊急対策も抽象的すぎてぜんぜん緊急じゃない(>_<)
https://cdp-japan.jp/news/20200318_2733
枝野さんたちは、安倍政権の左足なんだということに、私も最近やっと思い至りました。

共産党だけが野党連合政権を呼びかけていますが、野党第一党があれでは、あまりにリアリティがなさ過ぎます。
れいわ新選組も応援はしているのですが、どうも日々存在感が薄れているような気がしてなりません。

建築や不動産は、他産業の半年から1年遅れで恐慌が襲ってきます。
リーマンの時も本当にひどかったのは2009年でした。

2005年から続けてきた木の家プロデュース明月社にも、最大の試練が訪れることは間違いありません。
あまりに不安で、先のことを正面から見据えることができず、なもんで、ブログも書けずにいました。

パンデミックが終息した暁には家を建てる予定だよ、って人は、ぜひともお声かけください。
一気に息を吹き返すこと間違いなしです。

それもあれもどれもこれも、とにかくコロナ禍を乗り越えないことには。
今すぐ無能政権を倒すことができない以上は、技術力の進歩に期待するしかありません。

中国医療機関、「ファビピラビル、新型コロナへ投与期間は倍でも安全」
新型インフルでは5日間、COVID-19の臨床試験では14日間
2020.03.23 日経バイオテク


この記事によると、標準療法に加えてファビピラビルの投与にインターフェロンα吸入を併用したところ、2週間後の胸部CT検査の画像所見の改善率は91.43%だったそうです。

ちなみに、ファビピラビルというのは富士フイルムのアビガンのことなんですが、特許が切れているので使われているのは中国産ジェネリックです。

もうひとつのインターフェロンαについてはこんな記事が

キューバが「奇跡の新薬」と医師ら400人を世界に派遣、新型肺炎治療を支援
2020年3月26日 NEWSWEEK


キューバは新型コロナウイルスへの有効性が期待される「奇跡の新薬」を届けるため、世界中に医療チームを派遣する。
この新薬はインターフェロン・アルファ-2Bリコンビナント(IFNrec)という抗ウイルス薬。キューバと中国の研究チームが共同で開発した。

(引用以上)

アビガンの本家であるはずの日本では、ようやく治験の準備は始めているようですが、米中などに比して圧倒的に遅れています。
全国での治療薬の開発はこんな感じらしいです。

新型コロナ、ワクチン・治療薬の開発状況一覧

この中では、レムデシビルというやつが、4月に治験結果が出て承認されそうだとか。

前門のコロナ、後門の安倍政権という挟み撃ちにあう日本国民に、せめて薬を。

命を救い給え!




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2020-02-29(Sat)

【新型コロナ】すでに日本は 感染率 致死率 ともに中国よりも高い

新型コロナをどのくらい怖がるべきなのか、数字を追いかけてみました。

AFP通信に出ていた2月11日現在の中国のデータだと、こんな感じです。

20200229-1.jpg

高齢者と同居している人は、じいちゃんばあちゃんに染してしまうことはかなり恐いでしょうけれども、ウチは私が一番高齢の部類で、もしかかると2%くらいの確率で死ぬかもしれないという感じです。

ただしこれは、初期の医療崩壊した武漢の数字が大半であり、中国でも湖北省以外の地域の致死率は1%未満のようです。
ジョンズ・ホプキンズ大学のホームページの数字を見ると、中国の湖北省以外では、感染者12914人 死亡108人で0.83%です。概算で考えるなら感染者の100人に1人です。
ちなみに、湖北省以外の中国の人口は約13億4千万人なので、感染率はおよそ10万人に1人ということになります。

まとめると、
湖北省以外の中国は、人口あたりの感染率は10万人に1人 致死率は1000万人に1人 

では、日本はどうでしょうか。
日本のデータはWHOにワイロ渡して、ダイヤモンドプリンセス号の分を別枠にしているので、分かりにくくなっています。
ジョンズ・ホプキンス大学のホームページでは DP号の数値は OTHERS という項目になっています。
これを足しあわせると 感染者939人 死亡11人で1.17%です。
日本の人口は1億2680万人くらいなので、人口あたりの感染率は13万人に1人 致死率は1150万人に1人です。

これもまとめると、
日本は、人口あたりの感染率は13万人に1人 致死率は1150万人に1人

あれれ! 中国のほとんど変わりませんよ!!

しかも、中国は徐々にですが新規の感染者は減ってきていますが、日本は逆に、これからがピークです。

さらにさらに、中国はスイス・ロシュ社から検査キットの無償提供を受けて、かなりの検査をしている模様ですが、日本ではご存じの通り、疑わしい症状があっても頑なに検査をしてくれません。
ロシュ社は日本にも検査キット販売しているのに。

新型肺炎 ロシュや栄研化学、迅速検査体制確立へ
2020年2月18日 化学工業日報


つまり、疑わしい症状の人の検査をすれば、おそらく、
すでに日本は 感染率 致死率 ともに中国よりも高い
と思われます。



なんでこんなことになってしまったのでしょうか。

専門ではないので正確なことはわかりませんが、少なくとも、感染者を野放しにしない という方針をとらなかったからでしょう。

インフルエンザは、潜伏期間は短いうえに、症状が出たらほとんどの人が簡易検査で識別され、インフルと診断されたら熱が下がっても2日間は自宅待機です。
そこまでやっても、毎年1千万人ほどの感染者が出てしまいます。

なのに、新型コロナは 潜伏期間が2週間もあり、その間や無症状でも人にうつる、症状が出てもほとんどの人が検査してもらえない、判別できないから無症状や軽症なら仕事や学校にいっちゃう。
なにせ8割の感染者は軽症なので、コロナだと診断されなければ、行きますよ。
2週間も仕事休んだら、正社員だって肩身が狭いし、非正規ならクビ、自営業ならいくつも仕事キャンセルで、へたすりゃ倒産です。

となれば、当然バカバカうつります。
検査したら、とんでもない数かも知れません。

なので、そんなにたくさん感染者「数」があると、経済は止まるし、オリンピックはできないし、こりゃもうできるだけ検査せず、「数」だけ押さえ込もう。重症化しちゃって死にそうな人だけ治療すればいいじゃん。というのが安倍官邸の方針です。

20200229-3.jpg
恐ろしいですね。
感染者を押さえるのではなくて、それを見付けることを押さえるというのですから。
目の前にゴジラがいても、目をつぶればいなくなる というわけです。

そのあげくに、コンサートもスポーツも、なんと学校まで「自主的に」中止しろと言うのです。

日本語おかしいでしょ。「自主的にやれ!」という命令。
ほぼ強制するけど、一切責任はとらないよ。自主的なんだから。
もう、これぞ安倍晋三! って感じがしますよね。

準備もなければ、リスク管理もない。もちろん科学的根拠など皆無。
まして、いきなり卒業になっちゃう6年生や3年生の気持ちや、受験直前の不安など、一顧だにしていません。
学校が無くなることで看護師が働けなくなって病院がダウンする、という本末転倒な事態もそこここで起きているようです。
働けなくなるのは看護師ばかりじゃありませんから、家計の影響も、経済の影響も甚大です。

そんなこと、安倍晋三や麻生太郎にとっては「つまらないこと」なんです。
彼らにとって関心があるのは、内閣支持率とオリンピックが中止にならないこと。
あとは、ど~~~でもいいわけです。

ほんとに怖いですね。
新型コロナで亡くなる人をせっせと増やしている上に、対応の無能さのために亡くなる人のほうがたくさん出てしまうかもしれません。
アホが権力を持つと、恐怖の大魔王です。
コロナウイルスも真っ青。

とにかく今は、できることはするけど、できないことはしない。
子どもだって、3週間も家の中でジッとしていたら、そのほうが身体も心も不健康です。
人混みは避けるにしても、少しは外に出なくては。
でもそうなると、小中学生が外を出歩いていたら警察が誰何する、なんて事態を本気で心配しています。

とにかく、「安倍晋三やら安倍内閣というのが、私たちの暮らしにとって何の関係があるのか」よくわからなかった人たちにも、どんなに無能で害悪かということが、身に染みてわかったと思います。

今私たちに必要なのは、とりあえず命と暮らしを最低限まもってくれる政治です。
救国内閣が必要です。

安倍晋三とその一派には早急に総辞職してもらい、自民党から野党まで横断した時限内閣を作るべきかと思います。
とりあえずは、政権交代は先延ばしにして、石破内閣に野党が期間限定で閣外協力する形でもいいでしょう。

コロナを終息させてから、与野党合意の下で解散総選挙を行い、あらためて政権をかけたガチンコの勝負をすればいいのです。

ということでみなさん 家に直行で帰っても、やること無いから飲み過ぎ、というパターンは免疫を下げるので気をつけましょうね。
(自戒を込めて)



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2020-01-22(Wed)

【妄想】エダクンとタマクンの会話

エ 「なあなあ そろそろ一緒にやれへん?」

タ 「うん ええよ。けど、どんな条件で?」

エ 「条件もなんもあるかいな! あんたら支持率1%しかないんやで。入れたる言うてんねんから、黙って入りや。金庫持って。」

タ 「え、金庫?」

エ 「そらそうや。あんたらカネ持ってても宝の持ち腐れやろ。あんじょう使こたるさかい、全部持って来や。」

タ 「ほな、せめて対等合併にしてや。」

エ 「アカンアカン 何言うてんねん。おまえら支持率1%やぞ。」

タ 「そらメンバーはちょっと少ないし、得票数では2:1やけど、カネだけ渡して吸収合併はないやろ。」

エ 「アカン、びた一文まからんで。おまえら即刻解散して、ウチらに吸収や。」

タ 「そやけど、おたくらも地方の組織とかないやん。ウチらの組織使いたいんちゃうん?」

エ 「そのへんは これまで通りシャ○○の連中をこき使うからええねん。」

タ 「けど、せめて名前だけでも変えてくれんと、合併は飲めんわ。」

エ 「あれ、そんなん言うてええの? タマが合併潰したって言われんで。」

タ 「ええ そんな言われても、いっこも譲ってくれんかったら、メンバーかて納得せえへんわ。」

エ 「わかったわ! みなさ~~ん タマが合併やめる言うてますよ~」

外野 「タマは決められない男や! 」 ワイワイガヤガヤ



あ~あ 妄想ですよ。妄想。

2020-01-01(Wed)

新年

 鋭い牙、長くしなやかな鞭のような尻尾、そして大きな身体、百獣の王ねずみが荒野を走れば、象は慌てて道を空け、ライオンは尻尾を巻いて逃げ出すのでした。
 でも本当はこころ優しいねずみは、他の動物たちが皆逃げ出してしまうのが寂しかったのです。どうしたら仲よくできるんだろう。
 うさぎに出会ったときにはニッコリ笑ってみました。でも、ギラッと牙をむかれたと思ったうさぎは泡をふいて気を失いました。
 転んだねこを見つけたときはそっと助け起こしてあげました。でも、勢い余って反対側にふっ飛んでしまいました。
 ねずみは嘆きながら神様にお願いしました。どうか私の身体を小さくしてください。
 小さくなったねずみは、嬉しくなってねこたちに会いに行きました。ところが、これまで酷い目にあわされていた動物たちは、やっと仕返しができると一斉に襲いかかってきたのです。
 ねずみはどぶの中に逃げ込んで、いつまでも泣き続けました。自分がそんなふうに思われていたなんて。
 見かねた神様は、ねずみをむんずとつかみ上げると、天界の動物たちの筆頭にしてやったのだそうです。もうだれも覚えていない、昔々の物語です。

あけましておめでとうございます

    2020年正月
    木の家プロデュース明月社 山岸飛鳥


2019-11-20(Wed)

NO DEMOCRACY  -ラディカルということ-

ひと月前くらいでしょうか 梅田の地下街をぷらぷら歩いていたら、こんな光景が目に飛び込んできてぶったまげました。

20191120-1.jpg

グレイというバンドのメンバーが、以前から政治的な発言を臆せずにしているということは、横目でなんとなく知っていましたが、ここまでストレートに、しかも大々的にやらかしていることに、ホントにびっくりしました。

ただ、ファンというわけではなく、しかもあまりにも忙しかったので、曲は聴かずにひと月が経ってしまいました。
数日前にふと思い出して、ネットで検索してみると公式youtubeがあがっていました。

このアルバムには NO DEMOCRACY というタイトル曲はありません。(それもまた意味深ですが)
最後の14曲目はこの曲です。



歌詞はこちらにあがっているので、興味ある方は見てみて下さい
→ https://www.glay.co.jp/nodemocracy/lyric/m14.php




タイトルが NO DEMOCRACY ではなくて SAVE DEMOCRACY だったら、私は「ふーん」て流していたと思います。
もともと無いものを、守れ!というのはゴマカシだと 常々思っているからです。
「民主主義を壊すな-」というデモコールとか聞く度に 「民主主義なんて、日本にあるんですか?」と思ってきました。

そこに、グレイという超メジャーバンドが 「民主主義なんて無い!」というアルバムを出したのですから、びっくりしたわけです。
しかも、グレイ党の旗らしきものまでひらめかしてるし・・・

そのものズバリの「元号」だけでなく、他の曲でも元号はよく登場します。
ゴリゴリの左派の人は、たぶんこの一点で「ナンセ~ンス」と言うかもしれません。
私も、元号はできるだけ使わない派ですが、でも、ありもしない民主主義を後生大事に護りながら元号反対を唱える人と、元号は受け入れながら民主主義は無いということを看破する人 どっちが信用できるかと言えば、私は迷いなく後者です。

あるものはある ないものはない それを見せかけに誤魔化されずに見抜いて表現すること。
表層ではなく、根っこを見る力のことを、私は ラディカル と呼びます。

20191120-2.jpg
ラディカル(RADICAL)は「過激な」とか「急進的な」などと訳されますが、もともとは 二十日大根(RADISH)と同じ語源。
ラテン語の「根」という意味の RADIX だそうです。
つまり、ラディカルは 根っこから深く という意味なのです。

私が好きなのは、保守とか革新とかは関係なく、ラディカルであるかどうかです。

それでもまだ 「元号ナンセンス~」と言われる方は、この曲も聴いてみてはいかがでしょうか。



気に入った方は、アルバム購入してあげて下さい。
とは言え 音楽ですから、歌っている内容と好き嫌いは別物だと思います。
私も、これでグッときたからといって、購入まではしませんでしたし(有料でレンタルはしました)、これからグレイを毎日聞き続けることもたぶんありません。

ただ、こういう音楽がメジャーの世界に登場し、しかも一週間で4万枚と売上も絶好調という現象には注目です。
山本太郎現象も同様ですが、「キレイゴトじゃない、根っこの部分」の表現は、イマドキの日本の人たちの心を打つんですね。

ひるがえって、野党の演説が響かないのは、「民主主義を守れ」的な、表層をなぞっているだけだからですよ。
自戒を込めて言うのですが。

ラディカルに行きましょう


■ お知らせ

こんな企画があるそうです。
私は主催ではないですが、ちょっとだけ関わっています。

私流にイジワルな解説をちょっとすると、「革新系の人たちが、保守派の白井さんに学んでみようと思い立った、異文化交流会」です。
チラシを見てもガッツリ革新系ですが、こういうことを思い立ったことが画期的です。
これまでは、革新系がいわゆる保守リベラルの人たちの講演会をやっても、自分たちに都合のいい部分だけをつまみ食いしているような感じがありましたが、今度はちゃんと「違う部分」をかみ合わせられるか、注目したいと思っています。

ご興味のある方は御参加下さい

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