2017-05-17(Wed)

【森友疑獄事件で安倍退陣を】やっっっぱりゴミはなかった

キアラ設計 「ボーリング調査では3m以下にゴミはありません」

酒井康生弁護士 「財務局へ提出やめましょう」

キアラ設計 「調査資料は抹消しました」

この生々しいやりとりのメールが、籠池氏によって暴露された。
提出先が民進党では、使いこなすことはできないだろうが、内容は衝撃的だ。

ゴミがないこと自体は、すでにいくつもの物理的証拠によって明らかだった。私の記事でもしつこく書いてきたが、詳細な検討は下記の青木泰さんの記事に譲りたい。
 森友学園、深部工事の土壌にごみは「ない」と判明
   …国、調査実施せず値下げ決定が明るみ


ところが、野党はこのあきらかな事実関係で詰め切ることができずにここまでズルズルきてしまった。メディアも、ちゃんと「ゴミはなかった」ことを理解できていないようだった。
しかし、当事者の生の証言が出てきた以上、事実は確定である。

幼稚園宛てのメールだったから籠池氏は気が付かなかったとか言うのは、十中八九ウソだろうと思うが、この際それはおいておく。
問題は、パソコンにメールが残っているのであれば、そのメールが間違いなくキアラ設計や酒井弁護士から送られてきたものだと言うことは証明できる。
但し書き抜きの 確定なのである。

この窮地に、なんと安倍晋三は天皇の孫娘の男女交際ニュースをぶつけてきた。
婚約内定とはなんだ。婚約すらしていない、親同士が認めている というだけのどうでもいい話ではないか。
しかも、天皇本人や皇位継承権がある人ならば、とにもかくにも憲法に書いてある天皇に関する話だが、皇籍離脱する孫娘のことなどただのゴシップ記事に過ぎない。

これだけ無理矢理ニュース番組を妨害しなければならないほど、このメール公開は安倍政権にとって大打撃なのである。



官邸と財務省と御用マスコミは、このメールに対して、キアラ設計と酒井弁護士の「犯罪」として扱い、責任を押しつけようとするだろう。
しかし、問題はそこではない。

財務省も国交省も、すべて業者側の言いなり、独自調査をしないどころか、業者側の調査の検査すらしなかった。
「ぎょうさんゴミ出ました! 8億円分ですわ!!」 と言われて、調査も証拠も領収書もなしに 「じゃあ8億円値引きします」とやらかしたのである。

これを犯罪と言わずしてなんと言えばいいのか。
これは断じて「ミス」や「チョンボ」ではない。
維新の会のあの優秀な弁護士センセなどは、財務省の「ミス」でかたつけようとしているが、まったく卑劣な歪曲である。過失と故意の犯罪は天と地ほども異なることを、弁護士のくせに知らないのだろうか。

財務省の犯罪は、さらに深いものである可能性も見えてきた。


近畿財務局の池田靖が 酒井弁護士、藤原工業、キアラ設計 にあてたメールの冒頭で、

「瑞穗の國記念小學院開校に向けご協力いただきありがとうございます」

と書いているのである。
反対向きならば話はわかるが、近畿財務局が森友側に向かって、「開校に向けてご協力ありがとう」とはこれ如何に??
いったい全体、この倒錯はどうなっているのか。

籠池氏から民進党への説明では
「安倍昭恵夫人が私どもの小学校の名誉校長になられた後。ご意向がここまで伝わったかという感じ」
とのこと。

このことには、別の事件からの傍証も現れた。

加計学園の新学部「総理のご意向」 文科省に記録文書
2017年5月17日 朝日新聞


 安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画について、文部科学省が、特区を担当する内閣府から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録を文書にしていたことがわかった。
(引用以上)

安倍晋三 → 内閣府 → 文科省 という圧力(ご意向)の流れが生々しく暴露された。
加計学園の場合は安倍晋三の大親友だが、森友学園も安倍昭恵が深~~く関わっていたのである。
同様の圧力(ご意向)がかかっていた と言う以外に、「ご協力いただき」の説明はつかない。



今のところ表沙汰になっていないが、もっともエグい話は やはりカネである。

8億ものカネを、これだけ強引に値引きしておいて、カネをめぐる動きが無いわけがない。

そもそも、日本の政財界は、この手法で支配する財力と実力を蓄えてきたのである。お家芸であり、日常茶飯事と言ってもいい。

薩長などの政治家が、大財閥に国有財産をタダ同然で払い下げ、それで国家独占資本となった財閥が政治家を財政的に支える。
明治時代は北海道がとことん食い物にされた。
戦後になっても、国鉄民営化をはじめとして、大きな構図は変わっていない。
これが 日本の政治と経済の基本スキームである。森友疑獄も、加計学園事件も、その一環に過ぎない。

さらに現代においては、そのマネーの多くは、ブラックマネーである。
 森友疑獄事件のカネの流れ (反戦な家づくり2017.3.25)

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なぜ森友にしても加計にしても、学校が舞台になるのかと言えば、寄付金に税金がかからない、つまり出所を探られないのは、学校法人と宗教法人だけだからだ。
少子化なのに、なぜか学校が次々と新設される秘密もここにある。

その意味では、森友疑獄はまだ終わっていない。
あの用地と校舎が、「ご意向」を汲んだ他の学校法人に売却されれば、看板だけつけかえて、同じスキームが進んでいくからだ。
今は、早いこと世論が沈静化して、ほとぼりが冷めるのを待っている。



加計学園に関する文科省からの暴露にしても、自民党内の動きを見ても、安倍独裁体制にはヒビが入っている。

アベ倒閣勢力発足 「加計学園問題」に業煮やす村上議員が中心
田中龍作ジャーナル 2017年5月16日


「まともな生活を取り戻すには、民進党をアテにするより、自民党内の「非アベ」を頼りにするしかない。」という田中龍作さんの指摘は悲しくも正しい。

今は、あえて政策課題ではなく、一部の官僚や自民党内の非安倍派も乗ることのできる、森友疑獄事件で安倍夫妻を責め倒すべきなのだ。
今はまだおずおずと 反旗をチラ見せしている人たちが、世論の大きな後押しがあれば 大胆に動き出す。
もはや、国会内の野党だけに期待していても、ぜったいに話しは詰まらない。「安倍夫妻が関わっていないわけがない」という常識的な判断で、攻めて攻めて攻めたおすことだ。

スローガンは 「安倍昭恵を証人喚問せよ」 だろう。
いくら厚顔無恥の安倍晋三でも、妻を証人喚問されては、恥ずかしくて大好きな外遊もできなくなる。
ここで追い詰められれば、10年前と同じように何かの理由をつけて辞任するだろう。

運動する側は、難しいことは言わなくていい。
安倍夫妻の「ご意向」が、一切の不正のもとだ。
8億円はこっそり山わけするつもりだった。
その構図がわかるように 「印象操作」するだけでいい。

森友疑獄事件で 安倍退陣を実現しよう




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なんでボクは家を設計るんだろう  明月社のいえづくり 20

19 からつづく

 これはタマゲた。そりゃあ傾くはずだ。加工を間違えたのか材料の発注を間違えたのかは分からないが、この状態で上から床を貼ってしまった大工の頭の中が一番わからない。家が完成した時点ですでに床は傾いていたはずだが、そのまま引き渡してしまった某メーカーの良識も理解不能だ。ここまでの事態はマレだけど、柱がちょっと寸足らずだから木片を詰め込んであるとか、木材の継ぎ手の位置がおかしくてたわんでいるとか、床下が工事中のゴミだらけとか、その程度のことはいくらでもある。

 途中で大きなリフォームの入っている家は、もっと悲惨なことがある。リフォームしかしない業者は、家の構造について全く無知っていうことがある。耐震の筋交いをぶった切る。梁が邪魔だからと言って削り取る。これは住宅に対するテロ行為だろ ていうことを平気でやる人がいる。これももちろんちゃんとした人もいる。が、リフォーム専業の場合はより注意が必要だ。
 と、今も昔もそんな現状だから、大工はもちろん、電気、水道、基礎の職人も建築構造の基本は必須だし、屋根とか外壁をやる職人には防水と結露の基礎知識は絶対必要。ここで手を抜いたら、後でどんなことになちゃうかということを知ってると知らないとでは、大違いだ。だから、過剰に難しいものにする必要は無いけれども、家を建てる職人も資格制にすべきだと思うのだ。

 なにやら脅かすようなことばかり書いてしまったが、ボクの経験からはやっぱり「家を持っている人はちょっと心配した方がいい」と思う。中古住宅を買う場合は耐震診断とともにインスペクションという事細かなチェックをする方法もあるが、今住んでいる家ならばとりあえず耐震診断だ。1981年5月以前に確認申請をとった家ならば、たいがいの市町村が診断の補助金をだしているので実質5千円でうけられる。それ以降でも補助を出している自治体もないことはないので、役所に電話してみることをお勧めしたい。
 大阪近辺ならばボクも出かけていくし、自治体で資格者を登録して紹介してくれるところもある。あとから営業されたくなければ、工務店兼業のところは避けた方が良い。それと、○○協というグループは耐震診断をタダでやっているが、あとでやけに高い金物を売りつけられる可能性があるのでご用心を。タダより高いものはない。

■ 明月社 世にはばかる

 2005年5月に会社を辞めて明月社をたちあげたのだけれど、ホンとのこと言うとまだ完全に独立を決心したわけではなかった。設計事務所登録はしたものの、まったく受注の見込みはなし。何のルートもなし。下請けをまわしてくれる会社もなし。つまり、まったく生きていける状態ではなかった。普通は、前の会社の仕事を回してもらったり、お得意さんからの一定の受注の見込みをもって独立するもので、40代半ばになってここまで無謀な独立は珍しい。だから、場合によっては再就職ということもオプションにいれて様子を見ていた。

 それでも、あのときの開放感はこれまでの人生で味わったことのない最高の気分だった。空気がキラキラして見えるという言葉が誇張でなしに実感できた。歩いていても自転車乗っていても、勝手に顔がニコニコしてくる。冷静に考えれば、ウツの後の躁状態だったのかもしれないけど、それでもあの高揚感は十余年たった今でも忘れられない。1年間ほど苦しめられたウツ状態もきれいさっぱりどっかに消え去り、ホームページを自作したり、本の出版の準備をしたり、知人から図面書きのアルバイトをもらったりしながら、この年は過ぎていった。

 会社に勤めながらメルマガにして書きためた原稿は、短大時代の恩師の紹介でいよいよ出版してもらえることになっていた。いざ本格的に準備を始めると、出版など初めてだったボクにとっては意外なことだらけだった。何よりも驚いたのは、最初の原稿ができてから出版までがかなり大変だと言うこと。最初に原稿書いたのと、後からあれこれと手直ししたのが、たぶん労力としては同じくらいだったと思う。大きくは章立てから、小さいところではわかりにくい言い回しにいたるまで、編集者からバシバシ指摘されて直していった。

 先生に紹介してもらった彰国社という会社は建築専門の出版社だ。さすが編集者も建築のことをよく知っており的確な指摘を出してくれる。ただ、ボクのような無名の建築家の本は、出版社としてもコストはかけられない。本当はもうちょっと文字を大きくしてほしかったのだけれど、そうはいかない。まず最初にマックスのページ数を決められて、そこから逆算で文字の大きさが決まってしまうのだ。なかなか無情である。
 校正もやってはくれるけれども、かなり自分で頑張らなければならない。どうしても言葉だけでわからないところはイラストを入れるのだが、これまた外注費が出ずに自分でへたくそなイラストを手書きすることになった。そんなこんなで、ようやく発売にこぎ着けたのが「家を建てる。家づくりはたたかいだ」という本である。わずか2500部が11年経った今でも売り切れにも絶版にもなっていない。売れていれば売り切れになるだろうし、まったく売れてなければ絶版になるだろうから、ほんのすこ~しずつ売れているのだろうか。。。

21 へつづく

※家にご興味のある方は明月社のホームページもよろしく
                     → 木の家プロデュース明月社
2017-04-26(Wed)

【森友疑獄事件】2015年9月4日 すでに1.3億円売却は内定していたのではないか

森友事件が新展開を迎えている。

2016年3月15日に籠池夫妻が財務省理財局の田村室長に面談したときの音声データが暴露された。
おそらくは、籠池氏から菅野完氏に託された段ボール4箱の中の一部なのだろう。

生々しい「あのお方」の連発に、やっぱり安倍昭恵の印籠なんだな、との印象は深まった。
しかし、私が注目したのは、このときの面談で資料として使われたらしい、前年(2015年)9月4日の近畿財務局での打ち合わせ記録のほうだ。
近畿財務局、大阪航空局、中道組(産廃処分の施工)、キアラ設計 の実務者会議である。

この記録は3月はじめの段階で産経新聞が報道し、財務局が「産廃の埋め戻し」」を指示した、ということで問題視されていた。
今回、またまた舞台に登場してきたので、この打ち合わせ記録の全文を確認してみたところ、非常に不審な点を発見した。

全文については、こちらのサイトが書き起こしをしてくれているので、引用させていただいた。主旨は当ブログとは反対のようだが、このような原資料を残してくれていることには感謝したい。
 → 森友学園問題:「業者側の記録」文字起こし

以下は引用であるが、途中で※として私のコメントを挟む

中道組:先日現場立ち合いにてご確認頂きました汚染土に含まれている産廃と地中埋設物除去範囲に含まれている産廃処分につきまして予算計上可能か否か今後の施工計画について打合せする必要があるのでお時間頂戴いたしました。

財務局:土壌改良及び地中埋設物除去範囲の産廃量及び金額を教えていただけないでしょうか。

中道組:汚染土に含まれる産廃は既に処分しましたが701.5tで約400万円となり、地中埋設物除去範囲に含まれる産廃は北東部のみの900tで仕分処分費が高く@¥38,500/tとなり約4000万円になり、北西部にも産廃含有が見込まれておりますのですべて撤去となると膨大な金額となる為、工事を進めてよいものか判断いただきたい。

財務局:まず、汚染土の産廃仕分け処分費(@4,800円/t)と地中埋設物除去範囲の仕分け産廃処分費(@38,500円/t)の違いについて説明願います。

中道組:汚染土処分業者と産廃処分業者との単価違いの為、安価な業者があれば推薦願いたい。


※仕分処分費@¥38,500/tというのはベラボウな金額ではない。北東部というのはおそらく敷地全体の1/5くらいなので、このままやると2億円くらいになり、契約金額の1.3億円を大幅に超えてしまう、というのが中道組の言いたいことだろうと思われる。

財務局:業者が違うから単価が違うでは上層部への説明がつかないのと北東部分だけの産廃だけで約4000万円もかけ、北西部他地域の予測される産廃処分を併せて考慮するとそもそも地価を上回る瑕疵が発生する国有地を貸し出しすることは出来ないので契約取止めになる。

※ここが最大の問題。この時点では地価は9億円。北東部で4千万なのに、なんで全体で地価を上回るのか? おかしい。この段階ですでに1.3億円相当で売却するというシナリオがあったのではないか。

キアラ:産廃処分費に予算がつかないのであれば、基本的に建築工事に支障はないので場外に出さない方法を考えるしかないと思われる。

財務局:出来ればキアラ設計に場外処分を極力減らす計画を考えてもらえないか。

キアラ:建築工事で掘削深度は1.5mから2mぐらいであるので深い部分にある産廃は影響ないが出土した産廃を場内処分する方法も考えるが森友学園への説明方法も難しい。


※建築工事上、(この段階で処分工事をしている)深さ3mまでで十分だという意味。その深さ3mまでから出てくる産廃についても、敷地内のどっかに埋める方法を考えます、とキアラ設計は言っている。

財務局:建築に支障ある産廃及び汚染土は瑕疵にあたる為、費用負担義務が生じるがそれ以外の産廃残土処分が通常の10倍では到底予算がつかないが借主との紛争も避けたいので場内処分の方向で協力お願い致します。

※通常の10倍ではなく、@4,800円/tのほうが異常に安い。たぶん汚染土処分費に基本料金は含まれていて、若干の追加だったのだろう。実際、半年後に大阪航空局が8.2億円の処分費を算定したときには@38,500円/tよりさらに高い単価で計算している。

キアラ:小学校の開校も延びたので設計段階で可能な限りの場内処分計画を検討します。

中道組:9/10から東側から埋設物撤去作業にはいるので契約通り3mの掘削実施し、ガラ振い分けを行い残土は埋め戻させて頂きます。


※結局産廃の処分方法は決まっておらず、振り分けをして仮置きします、という意味だろう。

財務局:来週の月か火曜日に現地確認させて頂きます。工事を進めていく上で問題があれば相談には随時対応いたしますが、2期工事の見積資料も頂戴したいのでよろしくお願いします。

中道組:これから2期工事の見積書も作成しますので森友学園様からの了解も頂いた上で提出させて頂きますが以前保留となっていました、樹木、アスファルト撤去費用と処分費については補助対象の結果は出ましたか。

財務局:撤去費用は補助対象としますが処分費は補助対象外となりました。

キアラ:我々の立場で申し上げることではないので2期工事分と汚染度産廃処分費、既設管モルタル注入費は追加工事として契約計上し、場内処分方法も検討します。

財務局:よろしくお願いします。


※この打ち合わせでは処分方法も金額も確定していない。同様の打ち合わせが後日行われているはず。 

(引用以上)

やはり最大の問題は、なんで「地価を上回るのか?」ということだ。

1.3億円の(第1次)処分費を見積もった大阪航空局の資料をみても、北東部分というのは右上の出っ張っている部分と思われ、全体の1/5程度であることが一目でわかる。

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どう考えても計算が合わないのに、出席者がだれも異を唱えていない。
「定借の契約取りやめ」という由々しき話まで出ているのだから、業者側も危機感をもって、「地価の9億円を上回るなんてことは絶対ないです」と言いそうなものだが、そんなそぶりもなく、淡々と進められている。

ここから推定されるのは、まだ定借契約で、買い取りは8年後とされていたこの時点で、すでに1.3億円=実質タダで売却することは内定していたのではないか ということだ。

1.3億円が売却予定額として内定していたから、それ以上の額を出すとタダどころか熨斗つけて差し上げるということになってしまうので、それはできない と近畿財務局は言っているのではないか。そして、そのことは関係者も知っていたから、誰も驚いていないのではないか。

それ以外に、この単純な計算ミスを全員がスルーする理由が見つからない。

(同時に、この段階では1.3億円で売却するためのスキームはまだ確定されていなかったということもわかる。「新たなゴミ処理費」でさらに8.2億円値引きして帳尻を合わす、というシナリオがひねり出されたのはたぶん谷査恵子FAXから後ではないかと思われる。)

ちなみに、結果としては、一度掘り起こして分別した産廃を、あらためて場内処分(敷地内埋め戻し)をしたのではなく、運動場に当たる南半分のゴミ撤去はそもそもやらなかった ということらしい。業者はそのように言っている。
北半分の深さ3mまでを撤去したということになる。ちょうど、北東部のでっぱりの3倍くらいの広さだから、4千万x3でだいたい計算が合う。

南半分は手つかず、北半分は深さ3mまでゴミを撤去した状態。これが、2015年末、建築工事に着工する直前の敷地の状態だ。



9月4日の会議から 年末の第1次ゴミ処理完了までの間になにがあったか。

例の谷査恵子FAXである

10月某日 籠池氏から安倍昭恵に留守電
10月26日 籠池氏から谷査恵子へ手紙
11月17日 谷査恵子からFAX

この内容からは、もし9月に1.3億円売却が内定していたとすると、話が食い違うことになる。
籠池氏は、買い取り価格が「べらぼうに高い」と言っているからだ。

ただ、冷静に考えてみると、こんなノートに殴り書きした手紙で、土地の値段を値切れると 考えるだろうか。
籠池氏もぶっ飛んだ人間みたいだが、長年幼稚園と保育園の経営はしてきている人だ。常識がないわけではない。

これはむしろ、決まりかけていた話に、本庁から横やりが入ったことにたいする、抗議なのではないか。「ふりまわされています」という表現にそれがにじみ出している。
近畿財務局レベルでは内定していた話に、本庁が口を出した。それに対して、安倍昭恵という印籠で逆襲しよう、というのがあの手紙であり、FAXだったのではないか。

そして、この昭恵印籠パワーが財務官僚の頭脳をフル回転させ、どうやったら8.2億値引きして1.3億にすることを、財務省本庁としても認めることができるのか、というシナリオをひねり出させたのだろう。

9月4日の近畿財務局が口走った、「土地値を上回る」を信じるならば、たぶんそういう話になる。

そして、近畿財務局が先行していたとすると、やはりこの事件は、おおさか維新がメインキャラだったということになる。



さて、年が明けて2016年の初めから杭打ち工事が始まった。杭打ちは敷地の北側なので、3mまでは産廃撤去した部分だ。
そして、3月11日に「新たな産廃」が見つかった、と森友から近畿財務局に連絡が行く。

そして、その直後に籠池氏は財務省本庁の理財局田村室長に直通電話をかけてアポイントを取り、3月15日に面談している。
その時の内容が、あの音声データである。

森友問題で新証拠の「音声データ」が! 籠池氏と財務省の面談の内容が明らかに!「昭恵夫人のほうからも…」との言葉も
2017.4.26 リテラ


この件については、たくさんの記事が出ているのでそちらを読んでいただきたい。
私は、前年9月からの流れを追う。

3月11日 新たなゴミ 報告
3月15日 財務省本庁で交渉
3月24日 買い取りを申し出
4月 6日 (第1次処分費)1.3億円支払い
4月14日 (第2次処分費)8.2億円の見積

いくら神風でも早すぎる。
これ以前から、用意周到に準備していなければ、こんなスピードで処理することは、実務上できない。
2015年11月の谷査恵子FAXから、2016年3月11日までの間に、どうやって1.3億に値引きするか、そのシナリオはできあがっていたと考えられる。

上の時系列に不自然なことを書き込んでいこう

3月11日 新たなゴミ 報告
※1月から工事をしているのだから、もしゴミがあればもっと早くに報告するはず。実際、前年9月4日には施工前に会議をしている。これは「値引きショー」の開始ボタンを押しただけである。

3月15日 財務省本庁で交渉
※お膳立てができていたから直通電話がかけられた。「新たなゴミを理由にして値引きする」という内定路線に従った行動。本庁でくすぶっている異論を昭恵ボンバーで吹き飛ばした。あとでハシゴはずされないために、籠池氏は録音したのだろう。

3月24日 買い取りを申し出
※金のない籠池氏が、1.3億と知らずに買い取りを言うわけがない。

4月 6日 (第1次処分費)1.3億円支払い
※予算執行から6日で支払い。買い取り資金の準備OK。

4月14日 (第2次処分費)8.2億円の見積
※やったことのない見積を何て素早く仕上げるんだ!感動するわ。稟議まわす時間だってバカにならないのに。



神風は3回吹いている

1回目は、2011年に学校建設の計画を始めてから2014年8月に申請を出すまで。

豊中市や大阪音大の希望をはねのけ、私学設置基準を緩和し、なんとか森友の小学校をあの土地に作らせるために、おおさか維新、大阪府、近畿財務局、大阪航空局が頑張った。

2回目は 2014年8月の申請から2015年はじめの私学審議会と国有財産審議会で認可されるまで。

すでに既定路線として、大阪府も近畿財務局も、できる限りの便宜を図った。安倍晋三のネームバリューも活用された。

3回目は 2015年11月の谷査恵子FAXから2016年4月の8.2億円値引き決定まで。

安倍昭恵を印籠として財務省本庁を巻き込んで、最後の仕上げを図った。

そして、8.2億円の値引きは、少なくとも第2段階では決まっていたし、たぶん第1段階でもその方針は決まっていたのだろうと思われる。
なぜなら、2010年のはじめには(第1次)ゴミ処理費1.3億円の根拠となる調査報告が すでにできあがっていたからだ。日本会議とその意向をうけたおおさか維新が、籠池氏とともに「教育勅語の小学校を作ろう!」と思い立ったとき、すぐにこの土地に目をつけて、ゴミ処理費で土地代をチャラにするスキーム を思い描いたことは想像に難くない。

と、想像はともかくとして、とにかく、8.2億円値引きは、これまで言われてきたような2016年3月に決まったことではなく、もっとずっと前から内定していた、すくなくとも2015年9月4日には公然の秘密だったことは間違いなさそうだ。



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なんでボクは家を設計るんだろう  明月社のいえづくり 16

15 からつづく

 ところが、そうやって中間を飛ばそうとして逆に飛ばされたのはボクのほうだった。田舎の町で確立された利権構造に手を触れたものは、容赦なく消滅させられる。前に書いた、食品売り場のことも同じ。食品売り場は三セクの子会社だったけれども、田舎の地元の会社も出資しており、その会社に逆らうことは許されなかった。そして、くだんの店員はその会社の役員にしっかりととりいっていた。だから、その背任行為についても糾弾したボクのほうが責められた。そして、クビ。

 クビといってもそう単純ではなかったのだけど、これはややこしすぎるので割愛。そんなこんなで、ボクの山へのチャレンジ第一章は終わりを告げた。こうやって書くと、なんだか悲惨な日々だったみたいだけど、この三セクでの経験はかなり面白かったし役に立っている。高知県の木材の生産現場を巡り歩くこともできたし、林業行政ものぞき見ることができた。田舎の構造も身をもって体験できたし、なにしろ土佐は食い物がうまかった。

 土佐と言えば、注がれたらすぐ飲み干さなければならない底に穴の開いている杯が有名だが、噂に違わず本当によく酒を飲む。そして、飲みながらワーワーと気勢を上げたことは、翌朝にはすっぱり忘れている。こちらは真面目に計画を練っていたつもりが、あちらさんは何も憶えていないなんてことも。あれだけ飲めばそりゃそうか。料理は手を加えていないほどうまい。ようするに料理より素材がうまい。カツオはタタキも大阪で食べるのとは別物だけど、新鮮な刺身にニンニク乗せて食うとひっくり返るほどうまい。

 文字にすると悲惨な話が多くなるけど、胸に湧いてくる思い出は実は楽しいことばかりだ。あの倒産寸前で呼び出された役員会ですら、終わった後に行った白髪山の秘湯のほうが記憶に濃かったりする。車で行ける限界みたいな場所にあり、渓流とほとんど一体になりながら岩風呂につかるあの温泉は、あまりに秘湯すぎて今は閉店してしまったらしい。ちなみに大阪市の白髪橋は白髪山の桧を売っていた場所で、今でも大阪木材会館が建っており、近くには土佐稲荷神社があったりする。

 そんな「貴重」な体験をいっぱいさせてくれた土佐時代。もうひとつ大きなことは、シックハウスとの関わりだった。いわば公共事業のように大阪に現れたので、色んな人が色んな思惑で色んな団体を紹介しに来てくれた。そんな中に、シックハウスに関連するNPOがあった。
 無垢の木を売り物にする以上、シックハウスとも無縁ではないので、しばらくは事務局を引き受けたりして、そのNPOとはかなりおつきあいをした。ちょうど、建築基準法が改正される直前のタイミングで、先駆的な動きだったと思う。そのNPOはシックハウスについての資格のようなものを作り、大々的に試験をやったりもした。ボクも準備スタッフ兼最初の生徒だった。シックハウスの素は化学物質なので、どうしても話は化学になるのだが、様々な学科の中で化学が一番苦手な私としてはイマイチなじめなかったのだが、それでもそのNPOの手伝いをしたおかげで、ある程度の知識は身につけることができた。

 シックハウスを考える時に、まず知っておかなければならないのは、化学物質過敏症との違いだ。化学物質過敏症は、通常反応しないようなごく少量の化学物質に反応して激しい病状を呈する。周りの人には事態がなかなか理解しにくいが、正式の病名にもなっており、専門の診断ができる病院も何カ所かはあるようだ。この化学物質過敏症は多量だったり少量でも継続して化学物質を摂取したときに、その人の限度を超えて発症すると言われている。人によって限度は違うので、同じ環境にいても発症する人もいればしない人もいる。 この化学物質が家由来の場合はシックハウスと範囲がかぶるが、家由来以外の場合もおおく、例えば油絵の具とか農薬とか合成洗剤などなど、体に取り込まれる化学物質はすべて原因になる可能性はある。

 ただし、個人差が大きいことと、絶対数としてはそれほど多くないことから、住宅の対策としては化学物質過敏症対策はあまり論じられてこなかった。中にはそれをウリにした建築家などもいるが、あまりに暗中模索が続くために担当した工務店の社長がノイローゼになってしまったなんていう話も聞いた。ボク自身、数人の患者さんとお会いしたことがあるが、まず木の香り(もちろん天然化学物質)がアウトで、店の窓を全開にして窓際に席を移動。さらに、コピーした資料を開くと、コピーの臭いがアウト。何日も天日干しをしないと読むことができないという。
 結局、鉄やガラスやコンクリートのような揮発性のまったくない無機物質じゃないと対応できず、木の家ではお手上げということになった。それ以来、化学物質過敏症の方についてはボクの知見では対応できないのでお断りしている。北里大学など専門の診断をしている医療機関や建築技術者の門を叩かれることをお勧めする。

17 へつづく
2017-03-14(Tue)

【森友疑獄事件】 8億円のゴミはやっぱり無い 図解その3

ずっと探していた 2009年に大阪航空局が現地を調査したという資料の断片を見ることができた。

共産党の大河原としたか氏が2/24の時点でアップしていたようだ。



ただし、説明が少ししかないので、詳しい状況はよくわからない。
書かれている範囲では、

白地 レーダー探査で3mまで異常なし
桃色 3m以深にゴミがあってもおかしくない
緑と橙と黄色  最大でも3.3m以深にゴミ無し

と理解できる。
地山というのは、埋め立てた土じゃない、もともとの地層のことであり、この書き方だと「地山」と「粘土層」を同等の意味で使っていると思われるからだ。
実際に、ゴミ混じりで埋め立てた箇所が、粘土層という密な地層になることはあり得ないので、そう理解して間違いないだろう。

これを見ただけでも、あれ、ホントにゴミなんてあるのか?と疑問に思える。

ここに、二つの図面を重ねてみる。

一つは、玉木雄一郎議員が偽造写真ではないかと暴露した、2015年3月30日の写真をとった位置である。



この図面の矢印の先を、2009年の図面に赤丸でプロットしてみたい。

さらに、この写真を元にして、2015年4月に大阪航空局が8.2億円の処分費用を算出したのだが、その時に「平面的な範囲」を示している。 この5190㎡の範囲内だけで、19500トン、8.2億のゴミがありますよ と大阪航空局は言っているわけだ。

その範囲を、茶色の枠で書き入れてみる。すると、下記のような図面ができあがる。クリックするとかなり大きくなるので、お試しいただきたい。

20170314-4.jpg

約2万トンのゴミというのは、少なくとも4万立方メートルほどの容積になる。
したがって、それが5190㎡にミッチリ埋まっていたとしても平均深さ7.7メートルになる。かつ、3mまでの分は、先に払った1.3億の処分費のほうに入っているから、8.2億のほうは、深さ3mから始まって、プラス7.7m。つまり、地面から見たら10.7mの深さと言うことになる。

もうこの時点で、9.9mまでのゴミという話は崩れている。
さらに、緑、橙、黄色の箇所は、2009年の調査で最大でも3.3m以深は地山だった箇所なので、ここは除かなければならない。
超能力を使って、将来試掘する箇所を予測して、ギリギリそこだけを外して埋めたのでないかぎり、芸術的にまだら模様に埋まっているとは考えられない。
となると、中央に昔の川のような絵が描いてあるあたりと、敷地の右上の端くらいしか3m以深にギッチリ埋まっている可能性がある場所はない。

どんなに大きめに見ても 対象面積の半分 つまり2600㎡というところだろう。
2600㎡の地下3m~9.9mに、19500トンのゴミを、さて、どうやって埋めるのか。
2600㎡x6.9m=17940立方メートル で19500トンと言うことは、なんと比重が1を超えている。
圧縮機で念入りに押しつぶしてから埋めたのだろうか?

そもそも、白地の箇所は、技術士などの専門家がレーダーで3mまでを探査し、異常が無いから試掘はしなくても良いだろうと判断した場所だ。
そんな場所だけに、よりによって、その場所だけに、集中的にゴミがみっっっっっちり詰まっているということが、ありうるのか?

このときのモノではないが、2013年に関西エアポートが地中埋設物の調査の入札を行った際の仕様書が公開されている
 2013/06/27 大阪国際空港場外用地地下埋設物調査業務

2016年の大阪航空局の自前の見積もりような偽造写真が入り交じったいい加減なモノではない。2009年の調査はかなり信用がおけるものだと考えられる。

2009年調査の報告書が、全部公開されれば、より詳細に検証できるのだが、今のところわかるのはここまで。

それでも、19500トン 8.2億円のゴミはなかった ということは十分に証明できるはずだ。

国交省大阪航空局を、証人喚問せよ!!


■■
予定されている市民集会等

●3月14日(火) 10:30~ 
「売買契約書の非公開部分の公開を求める行政訴訟
      大阪地裁202号にて
 
●3月14日(火) 16:00~豊中駅、16:40~曽根駅、17:30~庄内駅にて
       野党共同街宣(ミナセン大阪主催)
       もちろん木村市議もアピール

● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 日時:3月19日(日)午後2時~4時
 場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 協力金:300円
 お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280




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2017-02-12(Sun)

8億1900万円のゴミとは ~昭恵の学校について~

大阪府豊中市に建設中の 昭恵の学校=瑞穂の國記念小學院 が相場の1/10の値段で国有地を手に入れた問題で、そんなに安くなった原因は、地中のゴミ処理が8億1900万円かかったからだ、近畿財務局は言っている。

今日はちょっと忙しいのだけれども、処分費に8億1900万円かかるゴミってどんなものか検討してみる。

まず、産業廃棄物の処理は、およそ1立方メートル1万~2万円だ。中身によって値段は変わる。
なので、運賃も含めて2万円見ておけば賄えるだろう。

81900 ÷ 2 =40950立方メートル → 約4万立方メートルである

敷地いっぱいに埋まっていたとすると その深さは

40950 ÷ 8770 =4.67メートル

つまり、敷地の隅から隅まで、4メートル以上の深さでゴミがミッチリ埋まっていれば、8億円以上の処理代がかかってもたしかにおかしくはない。

生活ゴミであればどうだろうか。
大阪市が事業所から収集して処分する場合の費用が 10キロで270円だ。
つまり、1トン2.7万円なので、

81900 ÷ 2.7 =30333トン

生活ゴミのかさ比重は1立方メートルあたり0.4トンくらいだそうだが、圧縮されているだろうから0.5トンとすると

30333 ÷ 0.5 =60666立方メートル

60666 ÷ 8770 =6.92メートル

ということで、あの敷地に7メートル近いゴミがギッチリ埋まっているところを想像してみると かなり怖い。
まあこの深さになると、掘る費用もかなりかかるので、結局4メートル前後というところが妥当な線なのかもしれない。

それにしても、敷地の隅から隅まで、4メートルの深さでギッチリゴミが埋まっているなんてことがあるのだろうか。
臭いだってハンパなかったはずだ。向かいが住宅で、隣が音大なのに、そんな地獄のような環境で我慢していたのだろうか。

まあ、絶対にないとは言えないけれども、現実離れしているように思える。

昭恵の学校=瑞穂の國記念小學院 と近畿財務局は 国有地を激安で手に入れたという疑惑がある以上、正確な数字と証拠を国民に示す義務がある。




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2017-02-11(Sat)

昭恵の学校=瑞穂の國記念小學院の不正土地取得疑惑について

昨日 現地を見てきた昭恵の学校 こと 瑞穂の國記念小學院であるが、ネット上でもかなり調査がすすでおり、私ももう少しつっこんで調べてみた。

まず、いちばん重大なのは

■ 売却について諮問委員会で審議されていない

国有地を払い下げする時は、各地方の財務局(財務省)が諮問委員会を開いて、問題がないかどうか討議することになっている。
昭恵の学校についても、平成27年(2015年)2月10日の「123回 国有財産近畿地方審議会」で討議はされている。

ところが、その内容を見てびっくり。
売却ではなく、10年間の事業用定期借地ということで諮問されているのだ。

20170211-1.png

そもそも、学校を作るのにたった10年の定借というのは異例中の異例で、甲南大学が50年の定借でも許可されなかった例などを出して異論を唱える委員もいた。
少子化なんだし、10年後に時価で買い取りといっても、そんなうまくいくんですか みたいな真っ当な意見も出ていた。

けれども、学校の経営がうまくいくかどうかは土地の売却の分野ではなく、学校の認可をした「大阪府私立学校審議会」のほうの責任だから、という方向に議論が誘導されているのが、この後のほうを読むとわかる。

全文は、下記のリンクからPDFをダウンロードできる
→ 国有財産近畿地方審議会の開催結果

とにかく、ここで重要なことは、審議会では「10年間の定期借地&その後に時価で売却」 ということが承認されたのであって、今すぐ売却については議論もされていないし、まして、時価の1/10で売却してもいいかなんてことは、ひとっっことも出ていない。

今すぐ売却については、この審議会の1年後、平成28年(2016年)3月に昭恵の学校から財務省に申し出があったらしい。そして、その変更については審議会にかけずに、隠密の内に役人と学校だけで進めてしまったのである。

国有地売却額、一転公表 「ごみ処理費8億円控除」
2017.2.11 朝日新聞

一時は定期借地契約などが締結されたが、森友学園が16年3月に近畿財務局に「借地ではなく買いたい」と伝えてきた。
(引用以上)

審議会では定借と言っておくことで、売却の不当操作を隠しておき、あとでこっそり1/10にして売り払うという姑息な戦術をとったわけだ。通常は、売却された時は、次の審議会で価格を含めて結果が報告されているが、この件は案の定、報告もされていない。

日本会議大阪支部長と、安倍昭恵の威光には、財務省の地方の役人では逆らうことはできなかったのだろうか。

■ 値引きの理由は地中のゴミ処分代だというデタラメ

上記で引用した朝日の記事には、さらに深刻なデタラメな言い訳が書いてある。

財務局から依頼された不動産鑑定士が更地価格を9億5600万円と算出。財務局は地下の廃材、生活ごみの撤去・処理費8億1900万円と撤去で事業が長期化する損失を差し引いた1億3400万円で、同年6月に公共随意契約で同学園へ売ったという。
(引用以上)

ゴミ処理代が8億1900万円だというのだ。
敷地面積が8770平方メートルだから、1平方メートルあたり約9万円ということになる。
ちょっと待ってくれ。これはいくらなんでも法外だろう。

あの豊洲市場の土壌汚染対策でも、1平方メートルあたり約14万円程度だ。
ゴミ処理どころではない、これだけのことをやって。

20170211-2.jpg

一体全体、どんな凄まじいゴミを埋めていたんだ?

ちなみに、東隣の豊中市がちゃんと時価で買って公園にした土地はゴミは埋まっておらず、わずかに基準を超える鉛が出てきて公園の完成が遅れる ということが 平成23年3月3日117回審議会で報告されている。

さらに、上記の朝日は決定的なことを伝えている。

11年にこの国有地の取得希望を国に伝えていた別の学校法人は朝日新聞の取材に対し、撤去費を約2億5千万円と見積もっていたと答えた。12年4月に国交省から「大量の埋設物がある」と知らされ、見積もりをゼネコンに頼んだ。撤去費をふまえ、7億~8億円だった購入希望額を約5億8千万円に下げたが財務局から低いと指摘され、断念したという。
(引用以上)

・別の学校法人がゴミ処理費用を見積もった時は 8億1900万ではなく、2億5千万だった
・なので、差し引き5億8千万で売って欲しいといったら、財務省が「安すぎる」と断った

この件について、2011年の審議会議事録には出てこないので、財務省の役人の判断で断ったものと思われる。
この時点で、昭恵の学校が唾をつけていたから断ったのか、本当に安すぎるとして断ったのかは定かではないが、とにかく、昭恵の学校への1/10での売却が、完全に不当不法であることは、この一事で明らかである。

■ 契約手続きのデタラメ

ゴミ処分代が異常に高すぎることの言い訳も朝日は書いている

8億円を超える撤去費になったことについて、近畿財務局は取材に「森友学園による基礎工事中、さらに大量の埋設物が地下にあることが分かった」と説明している。
(引用以上)

というのだが、この言い訳が、むしろいかにやりたい放題かと言うことを証明している。
経緯を時系列で見ると

平成27年2月10日 審議会

      日付不明 定期借地契約

      9月4日 国交省の補助金認可(木質化)

     12月18日 建築確認 (直後に着工)

平成28年3月ごろ 定借から売却への変更希望

      6月20日 坪5万円で売買契約

ということになる。
H27年12月には着工しているはずなので、審議会から着工までの間に、定期借地での契約を一度しているはずなのだが、まさか工事中に契約を変更するとは誰も思わない裏をかいて、このゴマカシ契約変更をやらかしたわけだ。

H28年3月と言えば、ちょうど基礎工事をやっている頃だから、「掘ってみたら5億円分も予想外のゴミが出てきちゃいました」という言い訳を使えるタイミングを待っていたのだろう。

■ 不正をあばく方法

この時系列を見ていて、不正を暴く方法を思いついた

その借地料の金額を見れば、最初に想定していたゴミ処理代金は判断できるのだが、すでに削除されており、近畿財務局のHPをみても出ていない。
これを情報公開で調べることができれば、不当値引きがどの時点でおきたのかがわかる。

次に、建築工事でのゴミ処理には「マニフェスト」という制度がある。
発生した工事現場から、最終処分場まで、量や内容を追跡できる伝票が義務づけられているのだ。
これを公表させることができれば、本当に出たゴミの量がわかり、処分代が推定できる。

マニフェストは排出業者(ゼネコンなど)に5年間の保存義務があるので、昨年初めの基礎工事の頃のものは残っているはずだ。
ただし、こちらは民間業者が相手で、制度的には公表義務はないので、監督責任のある大阪府を動かすか、裁判をしないと難しいかもしれない。

ただ、一般的にはゼネコンは施主の味方をするけれども、金払いでもめると逆ギレする場合もある。
かなり厳しい予算でやってることが予想されるし、遠目にはキレイな木の外壁も、近くで見ると塗装がムラだらけだったりして、けっこう苦しそうな様子がうかがえた。もしかすると、スキはあるかもしれない。

これらで決定的な証拠が挙がれば、昭恵の学校と近畿財務局の不正は明らかになる。

議員さんでもマスコミでも、突っ込んでくれないだろうか



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2017-02-10(Fri)

国有地を激安で取得した安倍昭恵の小学校を見てきた

昭恵の学校 こと 「学校法人森友学園 瑞穂の國記念小學院」 の建設現場を見てきた。

IMG_4547.jpg

なにせ、うちの事務所から自転車で10分足らず。たまに仕事をさぼってい行くスーパー銭湯へ道の途中にある。

この昭恵の学校について、最初にひととおりおさらいしておく。

名称 瑞穂の國記念小學院
運営 学校法人森友学園
名誉校長 安倍昭恵

所在地 大阪府豊中市野田10 (下に地図)
敷地面積 約8770平方メートル (元国有地)
建築物の延床面積 5795平方メートル
設計 有限会社キアラ建築研究機関
施工 藤原工業株式会社



何が問題になっているかというと、どうやら国有地がこの学校法人に相場の1/10で売却されたらしい ということが発覚した。
地元豊中市の木村市議が追及している。

“国有地売却代金公開を”提訴
02月08日 NHK(関西)


隣接する国有地9492平方メートルは、約14億2300万円で豊中市に売却され公園になっている。坪あたり約50万円であり、相場だと言える。
ところが、瑞穂の國記念小學院は、8770平方メートルを1億3400万円であり、坪あたり5万円である。坪5万円というのは、大阪中心まで電車で1時間のうえバスで20分くらいかかる千早赤阪村や能勢町などの土地値であって、大阪駅まで電車で10分の豊中では考えられない。

20170210-2.jpg
(玉木雄一郎氏のツイートより)

しかも、売却価格が1/10であることを、財務省に公表するなと命じていたのである。
命じたのが森友学園なのか安倍昭恵なのかは知らないが、国有地の払い下げ価格が非公開などと言うことは聞いたことがない。
非公開じたいも異常だし、非公開にさせていることで、「悪いことしました」と白状しているようなものだ。

そして、この不当な払い下げを受けた学校の名誉校長が、安倍総理夫人の安倍昭恵である。

20170210-3.png

また、総裁・校長(肩書きも怖い)の籠池泰典氏は、教育勅語幼稚園として有名になった塚本幼稚園の園長にして、日本会議の大阪支部長なのである。

園児に教育勅語唱えさせる幼稚園 園長は日本会議の大阪支部長
2016年12月15日 ニュースウィーク日本版




以上のまとめを頭にいれておいて、以下現地の様子を見てみる。

寒風に耐えて自転車を走らせると、遠方に赤い建物が見えてきた。たぶんあれだ。
手前は大きなマンションが建ちならび、道路もキレイに整備されている。辺鄙でもなければ猥雑でもない。不動産的にとても条件の良い場所だ。

20170210-4

ちなみに、後ろを振り返ると、大阪音楽大学のオペラハウスが見える。う~ん 文化的!
(もち、こちらはまったく別の学校)

IMG_4514.jpg

さて、南側からの全景をパノラマにしてみよう

20170210.jpg

左側が学校、右側の黄色いトラックの向こうが公園。
かと思ったら、実はちょっと違った。上の玉木氏の土地図面を見ると、学校用地は逆L型になっていて、一部欠けている。この欠けている部分も、なんと公園なのだ。野田中央第2公園として整備中。ぱっと見には一つの現場みたいだが、この写真の角のあたりは、豊中市の公園工事、その奥の逆Lの敷地が学校の工事。

20170210-5.jpg

ちょっと分かりにくいけど、赤い線の左手前は豊中市が相場で買った公園。その外側は森友学園が1/10で買った小学校。
しかも、これだけ隣接しているわけで、なかば小学校のために公園を整備してあげているような感じもする。

私も最初は別の工事だと気が付かなくて、ガードマンのおっちゃんに教えてもらった。

設計と施工は、以下の通り

20170210-6.jpg

キアラ建築研究機関というのは、アトリエ系の設計事務所で、HPを拝見する限りこんなに大きな施設は初めてなのかもしれない。

施工の藤原工業は吹田市寿町の会社で、年間の施工が20億くらいの工務店で、この規模の工事にはちょっと釣り合いがとれない。
面積から考えて、工事規模は15億前後になると思われるからだ。

では次は、東隣の豊中市によって整備済みの公園から眺めてみよう

20170210-7.jpg

間に道路は通っているけれども、一体感があってすばらしい。
手前の公園が 坪50万 奥の学校が坪5万 という格差はあるけれども。

この敷地の唯一の難点は騒音だろう。北側に名神高速が走り、上空には飛行機がかなり低空で飛んでくる。

20170210-8.jpg

もっとも、それは隣の土地も条件は同じだし、学校には防音工事やエアコンなどの補助金も出るはずだ。

さ、帰りは学校の西側を通っていこう。

20170210-9.jpg

左側の白い建物は、隣接している大阪音楽大学の建物。奥の方のフェンスが見えているのが、昭恵の学校の敷地だ。右側は閑静な住宅街。

いやはや、どう考えても、こんな条件の良い土地が 坪5万円というのは アリエナイ。

日本会議に入って安倍昭恵を名誉なんたらに据えておけば、こんな超絶好条件で国有地を払い下げてもらえるのなら、みんな揃って日本会議に入っちゃおうか!

まあそれにしても現地を見てみて、「安倍昭恵と日本会議の闇権力はすごい」 ということが実感できた。


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