2020-02-22(Sat)

大阪5区!!

大阪5区に、れいわ新選組が大石あきこさんを擁立すると発表されました。

これを巡って、かなり炎上しています。なぜなら、 大阪5区は

・ 立憲の現職(比例復活)がいる
・ 共産党が2週間前に宮本たけしさんの擁立を発表している

からです。

まあ正直 頭痛いです。

私は大石さんも存じ上げていますし、わずかながらも情報提供もさせてもらったり、地元での街宣を手伝ったこともあります。
決して落下傘やぽっと出ではなく、淀川区(5区の中)で活動を続けていることも知っています。

一方で、宮本たけしさんは個人的には存じ上げませんが、昨年の大阪12区補選で、自らバッジを外し、共産党の看板も外し、野党統一候補を目指して立候補したことは記憶に新しいわけです。
当時は自由党として推薦をして、応援していました。森友でも先頭に立ってたたかい、消費税5%も問題なく掲げるだろうと思われます。

野党共闘で安倍政権を倒そう という共産党の本気度は、私もひしひしと感じています。志位さんの方向転換を勇気あることだとも思っています。
ただ、共産党が本当に野党共闘の一角を占めるためには、超えなければならない大問題があります。それは、部落解放運動です。

人の世に熱あれ 人間に光りあれ

私の座右の銘です。(反戦な家づくり 2007.11.6

部落解放運動の中に様々な問題があろうとも、水平社宣言を起草した西光万吉がファシストになってしまったことが事実としても、人間解放のためのたたかいが連綿とあったことは消すことはできません。
「貴族あるところ賤族あり」と喝破して、現人神であった天皇のまえでカニ歩きを決然と拒否した松本治一郎は、九州のやくざの親分でもありました。解放運動は、左翼やインテリの運動ではなかったし、決してお行儀のいい優等生ではありませんでした。
反戦な家づくり 2011.7.11

戦後の共産党は、部落解放運動に優等生を求め、部落解放同盟に対して徹底的に敵対してきました。
これは宮本たけしさんも例外ではありません。
あえてここでは、どちらが正論かという話はしませんが、私の目から見て、共産党のやりかたは、生身の人間に対してあまりに苛烈であったと思います。
ともかくも、共産党と部落解放同盟との間には、まさに憎しみ合いと言って過言ではない関係が、今日でも続いています。



先日の京都市長選挙にしても、野党共闘がきわめてギクシャクする理由の一つ(もちろん全部じゃないです)に、この共産党と解放同盟の激しい対立があることは、ある程度政治の世界を知っている人なら、だれでもわかっていることです。
一般的な反共やアカ狩りはまったく論外ですが、この問題だけは一方的にどちらが悪い、と決めつけて済むことじゃないのです。

大阪5区は、上田卓三、大賀正行といった人材を輩出した、戦後の解放運動の拠点のひとつと言えます。
そこに、あえて共産党が宮本たけしさんを擁立する意味は何なのか。私はふたつの可能性を考えました。

ひとつは、本気で野党共闘を目指すために、解放同盟との歴史的な和解、少なくとも休戦を意図している可能性。
もうひとつは、その真逆で、解放同盟を野党共闘から排除するため、という可能性。

今の段階では、判断はつきません。
一般的に言えば、可能性は後者のほうが格段に高いでしょう。5区の立憲の現職である長尾氏は解放同盟大阪府連の推薦を受けていますし、今現在も盛んに地元の駅立ちをしています。
そんな状態で、解放同盟が5区に共産党が出すことを容認する余地はないように思えます。

ただ、昨年の補選で宮本さんがあえて無所属になったことが、ずっと気になっています。もしかしてあの時も、なんらかの交渉があったのではないか と。
何かが引っかかる というだけなのですが。



候補者の擁立は、もちろん各政党の自由です。
野党共闘するにしても、最初は希望する人を立てて、それから交渉する、というのは正論ではあります。

しかし、候補者にとっても、有権者にとっても、そのやり方は決して好ましくはありません。
とくに、共産党のれいわ新選組のように、基本的に共闘すると思われている関係であり、かつ大阪における野党共闘のシンボルのように思われている宮本さんが相手では、大石さんにとってダメージが大きいと言わざるを得ません。

大石さん側にとっても、やむを得ない経緯はあったようです。

なので、今回は宮本さんにも必ずしも野党共闘の大義があるわけではないようです。

ただ、万に一つも、何らかの話がついていて宮本さんがあえて5区に出てくるのであれば、大石さんの出馬は厳しいと言わざるを得ません。むしろ、大石さんというか、れいわ新選組の立場に期待されるのは、薩長同盟の坂本龍馬ではないですが、仲介役なのではないでしょうか。

いずれにしても、私は当事者ではないですから、軽々にああしろとかこうしろとか、あれはダメこれはダメ、ということは言えません。

ただ、いくら原理原則は正しくとも、あまりに荒っぽい戦術をとってしまうと、れいわ新選組がどんどん孤立していくのではないか。残るのが、れいわ単独で政権交代ができると信じているような、いわゆる「信者」ばかりということになりはしないか、ということを危惧します。




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2020-02-06(Thu)

理念・目標・戦略・戦術 ~れいわ新選組を考える~

20200206-1.jpg政治を語る人よりも、ビジネスマンのほうが、「理念・目標・戦略・戦術」については理解しているんじゃないでしょうか。(右図は経営を学ぶというサイトからお借りしました)
政治界隈の方々は、ほとんどこの4つがごちゃごちゃになっているような気がします。
とくに、れいわ新選組のような「理念」がとても大きな比重を占める勢力の場合、理念が他の3つを圧倒してし吹き飛ばしている感じです。

政治だと分かりにくいので、カバディで考えてみましょう。
実は私もよく知らないのですが、「カバディカバディカバディ」と言いながら競技するあれです。
日本カバディ協会のHPには、「鬼ごっことドッジボールが融合したようなスポーツ」としたうえで、このように書いてあります

カバディは、インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジア諸国で数千年の歴史を持つ、伝統ある国技として親しまれてきたスポーツです。
紀元前、獣に対し武器を持たずに多彩なテクニックを用いて数人で囲み、声を掛けながら捕らえるという武器を持たずに戦う技術、獣の襲撃から身を守る方法が、やがてスポーツとして成熟し、カバディが生まれました。
「カバディ」という言葉自体に意味は無く、無心に発声することで平常心へと導き、体と心を一体にするマントラなのです。

(引用以上)

すごいです。マラソンなみの歴史です。
でも日本ではまだまだマイナーで、全国大会でも男子18チーム、女子4チームしか参加していません。
これまた協会のHPには「競技開始から数年で日本代表としてアジア大会出場のチャンスがあります」なんて書いてあります。
ご興味と体力のあるかたは ぜひ挑戦してみて下さい。



さて、ここから先は、まったくの創作です。
政治が元ネタなのでちょっと汚いこと書きますが、現実のカバディとは何の関係もありません。

アベジャーズというチームがあります。
キャプテンのシンゾーは、審判を買収し、カネに任せて選手を集め、大会の度に連戦連勝です。
選手にもごっつい年俸が支払われます。

タローズというチームもあります。
1人のスター選手以外は、レギュラーも決まっていないようなチームです。
なかなか試合には勝てないし、もちろん給料なんて出ません。
でも、キャプテンのタローには夢があります。

タローの夢は、タローズの優勝なんていうケチなものではありません。
タローズというチームを作る前から、ずっと考えていたのです。
「カバディをしていれば食っていける、そして、誰もがカバディをしていてよかった」と思えるカバディの競技環境を作りたいと。

 >>こんな世の中にしたい という思いが「理念」です。もっとも深いところの、動かしがたい原動力です。

そのためにはどうしたらいいか、タローは考えました。
まずは、アベジャーズを常勝軍団の地位から引きずり下ろすことだ。
そう決心したタローは、たった1人で大会にチャレンジしました。

 >>「政権交代」などの、理念に直結する大きなステップが「目標」です。上の図ではビジョンと言われてますね。これをコロコロと変更するようでは信用されません。

しかし、なにせ団体競技です。チーム無しでは試合に出ることすら ままなりません。
そこでタローは、イチローズというチームに、ダブルエースとして参加することにしました。

カバディ界の人たちはびっくりしました。
なにせイチローは昔はアベジャーズの有力選手だったからです。
でも、アベジャーズの腐敗を嘆いてチームを飛び出したイチローと、カバディ界を変えようとするタローは意気投合し、ニューイチローズとして活動を始めました。

1人の限界を知ったタローは、しばらくはベテランの下でカバディを学びながら、2位以下のチームで協力しながら機会をうかがおうと考えたのでした。

 >>目標までの長い道のりを、どのように進むのか が「戦略」です。これも頻繁に変更するものではありません。そこまで積み上げた成果が無駄になってしまうし、物事を判断する指針を失ってしまいます。

イチローズの一員としてチャンスをうかがうタローは、試合の度に様々な作戦を考えて全力で闘いましたが、はかばかしくありません。
イチローズも、力のある選手はいるのですが、レギュラーそろえるのがやっとの弱小チームだったからです。
アベジャーズの不正も一向に減らないどころか、どんどんエスカレートしていく始末です。

 >>選挙での闘い方とか、国会でどのような論戦をするのか など、具体的な闘い方は「戦術」です。戦略に矛盾しない限り、戦術は柔軟に発想して、うまくいかないときは大胆に変更していくべきです。

アベジャーズの酷さもさることながら、よく見ていると、2位につけているエダノンズの動きがおかしいのです。
不正行為には威勢よく文句は言うのですが、いざ試合になると「勝つ気あるの?」と思ってしまうようなやる気の無さ。
どうも2位でほどほどにやっているのが心地良いんじゃないか と疑ってしまいます。

このままイチローズで頑張っていても、2位のエダノンズがこの様では、永久にアベジャーズの天下は終わらないんじゃないか。
そう思い至ったタローは、イチかバチかの賭に出ることにしました。
エダノンズを2位のぬるま湯から引きずり出すためには、「勝つ気無いんだったら、とって代わるぞ」と脅かすしかない。
イチローは、さすがにそこまでやる気は無くて、なんとかエダノンにやる気を出してもらおうと説得していますが、タローはもうそんなまだるっこしいことでは無理だと思いました。

そして、イチローズは3位のミンミンズに合流することになり、タローは単身タローズを設立し、夏の大会に挑んだのです。
カバディカバディカバディ・・・



以上で、創作話は終わります。

問題は、昨年夏のタローズこと、れいわ新選組の立ち上げが、野党共闘という戦略の大転換とみるべきなのか、野党共闘という戦略の下での新たな戦術として見るべきなのか、です。 議論の分かれるところです。

れいわ新選組を熱烈に応援している方の多くが、戦略転換=れいわ新選組(と共産党)による、自力での政権交代をめざす、と理解しているように見えます。
しかし、私は、あくまでも野党共闘による政権交代という戦略は変わっておらず、それに前向きにならないエダノンズこと立憲民主党を引きずり出すための戦術だと理解しています。太郎さんが政治の世界に踏み込んだ頃から応援してきた人の多くは、そう考えているように、私の周りでは感じます。

「全国の選挙区で野党共闘を実現して、小選挙区を勝ち抜き、自民党と公明党を政権から引きずり下ろす」 というのが、安倍イヤだと言っている人の多くが考えている目標と戦略と言っていいでしょう。
でも、まったく別の考え方もありうるのです。

たとえば、「ロシア革命のように武装蜂起で永田町と霞ヶ関を占拠するのだ」、という考え方もあるし、「いっそのことアメリカの正式な州になったほうが、属国でいるよりずっとマシ」という考え方だってありえます。
正しいかどうかは別として、理念を実現するための道筋は、人によって、思想によって、幾通りも考えられるのです。

その中で、今のところスタンダードに受け入れられているのが、「選挙による」「政権交代」と言うことだと思います。
そして、野党乱立の現状から、「野党共闘」または「野党統合」による「選挙での政権交代」という考え方が一般的になっています。
私も、1回か2回の選挙で実現するという前提ならば、それしかないだろうとは思っています。

太郎さんがれいわ新選組を立ち上げたのも、当初はこの「野党共闘で選挙による政権交代」という戦略に沿っていたと、私は理解しています。
しかし、参院選で目標の300万票に届かず太郎さんが落選してしまったこと、エダノンズが(れいわ新選組と共産党への敵意はむき出しにするけれども)野党共闘には一向にやる気を示さないこと、熱烈な支持者が妥協を許さないこと、などから、「野党共闘」の戦略は無理なのか、考えざるを得なくなってきたのでしょう。

京都市長選挙でのれいわ新選組の動き方を見ても、どうやられいわ新選組の戦略は、本気で独自路線に変わってしまったのかと感じます。
小沢さんが言うように、消費税5%という文言にこだわらずに、景気条項をいれることで実質的に5%を実現するという方法もあるのですが、今のれいわ新選組が、そのような柔軟な対応が取れるのかどうか、私にはわかりません。

しかし、京都市長選挙はまさに、そんなれいわ新選組の独自路線を、もう一度見直すきっかけになったはずです。
福山和人さんが一番得票した京都2区で、仮にれいわ新選組の候補者を立てたとしても・・・・

20200206.jpg

2017年の前原の得票率と、2019年の民主系の得票率を見て下さい。
前原は、民主系のなんと倍以上の得票を、選挙の度に確保しているのです。
彼は、何党になろうが無所属になろうが、絶対に勝てる圧倒的な強さです。

前原のおこぼれを自民党が拾って、4万票前後を固めています。
れいわ新選組がもし立てても、どこに勝機を見いだしていいのか、まったくわかりません。

しかも、共産党が全面的に応援してくれる保証はありません。
長い信頼関係を築いていればともかくも、ポット出で全力応援してくれるほど共産党も甘い組織じゃないです。

私が感じたのは、昨年の大阪12区の補選でした。
共産党の宮本たけしさんが、無所属で出るという英断をしたときです。
前回の共産党は2万3千近くとっていたのに、なんとあの宮本たけしさんが1万4千しか取れなかったのです。
まあなんと冷たいものやなあ と思いました。

とにかく、唯一信じられる理念をもって決起したれいわ新選組ですから、道を見誤って谷底に転落してもらっては困るのです。
選挙はカネがかかりますから、一度大コケすると、かつての自由党(選挙のときは未来の党)のように、そう簡単に浮上できなくなってしまいます。
もう一度原点に戻って、戦略を見直すべきではないか 私はそう思います。



さいごに、カバディのスーパープレイをどうぞ
いや、面白いですね、カバディ。
鬼ごっこどころか、ボールを持ってないラグビーみたいです






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2020-02-04(Tue)

れいわ新選組が出過ぎたから負けたのか? #京都市長選挙

ちょっとビックリするツイートを見かけました

私は電話かけしかしていないので、街宣は見ていません。
もし、これが常態化していたのなら、かなり問題だと言わざるを得ません。

知らない人がいると誤解があるから書いておきますが、このツイートをしている「ちだい」さんは、山本太郎さんの知人であり、ずっと応援していた人で、今でも心配して書いてわけで、立憲信者やネトウヨがれいわをディスっているのとは別物です。

私も、誰にも忖度しないと決めたのではっきり言わせてもらいますが、ピンクの人たちの目的は何だったのでしょうか。
やっている人はそのつもりではなくても、「福山さんに便乗してれいわ新選組の宣伝してるのか?」と言われても反論できません。

電話かけも、若干微妙なところはありました。
まず名乗るのが、福山和人じゃなくて、れいわ新選組山本太郎のボランティア だったのです。
たしかに、太郎さんの知名度を考えると、まずツカミで名乗るのもアリかなとは思ったので、まあ許容範囲だとは思います。
実際、名乗ると「ああ」と言って話を聞いてくれる反応が多いように感じましたし。
ただ、上のような写真を見てしまうと、あの電話作戦もちょっと考えてしまいます。

これまた誤解なきように原則を確認しますが、私は共闘を無償奉仕にすべきとは思いません。
れいわ新選組が共産党を支援することで、れいわ新選組にとっても有利なことを確保しようとするのは、ある意味で当然です。
ただし、それが候補者の邪魔をしない限りで ということです。



では、今回の京都市長選挙で、ちだいさんが言うように「れいわが前に出たから負けた」のでしょうか。
正直に言って、私はわかりません。
少なくとも数字で見る限りでは、どちらでもない と思います。
よく言えば、とくに障害になっていなかったということですし、悪く見れば、それほど大きな影響力を発揮できなかったということです。

20200203.jpg

ここ数回の推移、とくに2018年の府知事選との比較を見れば、明らかです。
一部のれいわ新選組関係の人が言っているような「れいわ票の上乗せ」も「無党派層の票を増やす」も、目立った現象としてはおきていません。 

2012年から支持率1%に満たない自由党(党名はいろいろでしたが)の応援をしてきた経験から推測するに、支持率1~2%のれいわ新選組の影響力というのは、まだまだそのくらいのものだ ということです。
なにも悲観的に言っているのではなく、その現実を見据えて 「ではどうするか」 を考えるのが政治だと思うのです。
政(まつりごと)にお祭りは欠かせないかもしれませんが、お祭りだけで政はできません。

いろんな党の支持率を見ていると、たぶん5%あたりが一つ目の分水嶺なんじゃないかと思います。
そこまで行くと、得票率で10%が見えてきます。
今の公明と立憲の中間くらいの規模ですね。

議員数や政党助成金もそれなりの数字になり、メディアも無視はできなくなるので、次のステップを考えることができるようになります。
やる気のない他の野党に対しても、強く働きかけることができます。

私は、そのステップに行くまでは、れいわ新選組はとにかく知名度を上げることに専念すべきだと思ってきました。去年の参院選の直後から。
ポスター活動の意義はよく理解しているつもりですが、とりあえずスタートダッシュの段階は、全国で100台くらい街宣車を走らせて党の知名度アップにつとめ、太郎さん個人の知名度とのギャップを埋めていけば、瞬間的であれ支持率5%付近までは夢ではない。
その熱が満ちたタイミングでポスター依頼に回り、カンパ募集をすれば、次のステップに上がっていける と考えたのです。

しかし、自由党の看板をれいわ新選組のシートに張り替えて選挙中は近畿一円を走りまわった街宣車は、そのままの運行はまかり成らんということになり、冬眠させざるを得なくなりました。
そうこうしている内に、選挙の熱は冷め、支持率は1%台で停滞するようになってしまいました。
去年のように怒濤のカンパ集めを再現することは、かなりの努力が必要でしょう。

だんだん まとまりがなくなってきました。

要するに、れいわ新選組を応援するからこそ書くのですが、現実をちゃんと見据えるべきです。
支持率1%台の政党として、何をすべきなのか。
それは有権者に対しても、やる気のない他の野党に対しても、です。

立憲は、支持率は1%でも組織と資金は潤沢にある国民民主に対してすら、1mmも妥協せずに傲慢な殿様商売をおしつけて、合併話を(たぶん意図的に)流してしまいました。
まして、れいわにおいてをや。
いくら「独自候補を立てるぞ」と脅しても、現状では立憲に対してほとんど効果はないようです。
残念!

そんなわけで、今回の京都市長選挙、れいわのせいで負けた、と言ってしまうのは誇大広告だと思いますが、でもこれまで考えてきた戦略を少々見直す必要はあると思います。
現実を見ない「前向き」は実は後ろ向きであり、ネガに見えても今の現実に立脚することが前向きなのだと、私は信じています。




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2019-12-29(Sun)

「異論があるからやめろ」? 組織って何やろ

安冨歩さんのこちらのツイートが燃えているようです。
やりとりを含めて、少し長くなりますが引用させてもらいます。
うまく重複を省けなかったので煩雑ですが、ご容赦ください。



























これが、ひとつの流れです。

そして、この流れから派生したものが





かなり衝撃的な発言で、炎上してます。

ただし、安冨さんの政治家としての活動は終了するものの、



と言っておられます。




安冨さんの意図を私が忖度することはできないので、彼女の問題提起をきっかけにして私の感じたことを書いてみます。

少し前の私ならば、どちらかというと、「れいわ新選組🐾ファシズムじゃない方」氏のような考え方をしたかもしれません。この方の過去のツイートを見ると、決してファナティックな方ではなく、いわゆる信者タイプではありません。安冨さんとのやりとりでも、外野は暴言を吐きまくる中で、彼は冷静に発言しています。

それでも、もう忖度することをやめた私には、この方の発言の暴力性がわかる気がします。

候補者だろうが政治家だろうが、やってはいけないこと、言ってはいけないこと以外は、やったり言ったりする自由があるのです。それはその人の良心に従って判断すればいいことです。
言葉にすれば当たり前すぎることが、実際の現場ではなかなか通用しません。

差別すること、約束を破ること、政治家ならば公約を破ること、そうしたこと以外は、何を言っても提案しても、当然ながら自由です。
猫タウンの提案は、楽しげな話であって、公約違反でもなく、何ら糾弾されるべき話ではありません。党の公約にするという話ですらなく、個人の提案です。
それを、党のためにならないから言うな、というのは、立憲民主党の幹部が「消費税廃止なんて言うな」と候補者に言うのと構造は変わりません。彼らは彼らなりに「言わない方が党にとってメリットがある」と思って圧力をかけたのですから。

猫タウンの是非を議論してはいけないという意味では、もちろんありません。
議論はどんどんすればいいのです。それぞれが、「自分の考え」をぶつけ合い、議論を戦わせればいいのですが、「みんなが言うから」という匿名の笠を着て発言するのは、何も生まないし、面白くないし、卑怯です。
私もついついこういう言い方をしているような気がするので、自省を込めて言っておきます。



次に「支持してやってるんだから、言うことを聞け、というのは、利権目当てと全く変わりません。この暴力が、この社会を蝕んでいる。」という指摘についてです。
これは実は難しい問題を含んでいます。

もとより、「聞け」と命令される謂われはない、ということは前項で言ったとおりです。これはたしかに暴力です。
では、「聞いてほしい」というお願いだったらどうなのでしょうか。

今回の安冨さんと支持者とのやりとりは、れいわ新選組の支持者であって、もともと安冨さんの支援者ではない様子だっったので、ちょっとこのケースとは離れて考えてみます。
政治家Aさんが、Aさんの支援者Bさんからお願いされる場合です。

これはピンからキリまで いろいろなケースがあり得ます。
秋山司と500ドットコムの関係もあれば、地元集会で丁寧に要望を聞く政治家というケースだってあります。

要は、「支援と引き替えに」かどうか、が問題なのだと思います。
応援している政治家にだって、「ここはちょっとなあ」と思うことは必ずあります。「なんでこの問題を言ってくれないの?」ということだってあるでしょう。
だから、機会があればひとこと言いたいのは当然です。ただそのとき 「こうしてほしいけど、Aさんはどう思うか」 と言うのと 「応援してるんだから、こうしてほしい」という越後屋とは、確かに違います。
政治家サイドから言えば、「誰の話であれ、いい話は聞く」のか「支援してくれてるから聞く」のか の違いです。

少し話は脱線しますが、まじめに政策を実現しようとしている政治家にも、二つのタイプがあるように思います。
「この指とまれ型」と「御用聞き型」です。
基本理念が同じだったとしても、自分でやりたいことを全部決めて、「これに賛同する人ついてこい」というタイプと、あれこれ意見を聞き回って政策を決めていき、その過程で出会った人を支援者にするタイプ。
どちらも一長一短あるけれど、間違ってるわけではないです。

安冨さんが試みたのは第3のタイプで、「議論ふっかけ型」なのかなと思いました。
関心のある人たちに、ちょっと突飛なアイディアをぶつけて議論を活性化させることで、政策を生み出していく、みたいな。
猫タウンのアイディアも、考えてみればそれほどびっくりする話ではなくて、言わば「朱鷺タウン」とも言うべき豊岡の事例などがあるわけです。
なぜ朱鷺はよくて猫はだめなの?とか、いろいろ議論は広がっていくことができたんじゃないかと。

日本で政治家を応援する人は、ほとんどが「お任せ定食」か「越後屋」のどちらかという現状を、「自分たちの政治」にするための、とても面白い試みだと思います。



その上で、私は、これから選挙に出て、支援を求める人に一つだけ要求したいことがあります。

「勝利を目指す」ということです。

もし今回はほとんど勝ち目がなくても、「次回に向けてこういう風に布石にする」とか、「自分は捨て石だけど、これだけ比例票集めて○人復活させる」とか、具体的に選挙に出る意味を明確にしてほしいです。

なぜなら、れいわ新選組は、「10年後の明るい未来もいいけれど、まずは切羽詰まった明日の暮らしをなんとかしたい」「そのためには、一刻も早く政権交代だ」、ということが結党の理念だと私は理解しているからです。

今では「新しい政治」「自分たちの政治」を作り出す場としての可能性も見えていますが、それはあくまで車の両輪であって、本来の「一刻も早く政権交代」をないがしろにしてはいけないと思うからです。
「勝つ」、あるいはせめて「勝ちに貢献する」ことを曖昧にしてもらいたくありません。
(「勝ちにこだわる」と「勝つためには何をしてもいい」とは、当然ながら別物ですが。)

「勝つためのたたかい」の中で、議論を喚起させる新しい政治、新しい選挙にチャレンジするなんていうのは、ワクワクしますよね。
でも、考えてみれば、大阪維新の都構想なんて言うのは、このやり方に近いんです。
「大阪をなくす」というトンデモナイことをぶち上げて耳目を奪い、一色に染めてしまいました。
違うのは、活発な議論を喚起させずに、最後は旧来の政治のやりかたで自説を垂れ流してクロージングしましたけれど。

2009年の子ども手当もこれに近い。
バラマキ批判と、大歓迎に国論が二分されました。
でも、このときも議論の場を用意することはされませんでした。

れいわ新選組の唱える、消費税をまずは5%、やがて廃止、についても、もっと国論が二分するような議論を巻き起こす必要があります。
支援者集会ばかりやるのではなく、住民のタウンミーティングとか、立憲や国民民主の(かくれ)増税派議員とのガチのパネルディスカッションを地域でやるとか、減税署名運動をするとか。

日本に初めて憲法ができるとき、日本中で喧々がくがくの議論が巻き起こったそうです。有名な五日市憲法を始め、自分たちの案も数多く作られました。
日本には地域に根ざした自由民権運動という、板垣や後藤の金看板とは違う、土の民権運動の歴史があるのです。

民権が藩閥政治に敗れ潰えたまま、ついに今日に至る日本。
民権が再びよみがえるためには、民権運動の再興と、選挙での勝利をめざすことです。

早ければ来年1月20日にも解散があり得る情勢ですから、そろそろ、れいわ新選組の予定候補が決まり始める時期なのではないでしょうか。
悔いのない2020にしましょう。




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2019-12-19(Thu)

消費税を5%に! の効用 & 解散の時期は

20191219.png
10月1日以来、めっきりミキタニってます。1000円以下の買い物はほとんどエディで、ネット決済は楽天カード、せこくがめつくポイントをためつつ、少しでも消費増税の出費を少なくするようにしています。
そんなこんなで、日常の買い物しかしない一般消費者の増税感は、今のところさほど大きくないかもしれません。

しかし一方で、住宅のような大きな買い物は、今年の3月に駆け込みでプラス10%になった後は、毎月毎月マイナスで、4~10月の平均でマイナス5.4%。
わたしのような建築家稼業には、けっこうつらい数字です。

こんな調査結果もあります

飲食店の49%が消費増税の影響で「客足減った」。「外食離れ」浮き彫りに
Foodist Media by 飲食店.COM


帝国データバンクではこんなアンケートも

駆け込み需要と反動減に関する企業の意識調査
 駆け込み需要、企業の 26.5%にとどまる
 小売業においては、半数以上の企業で反動減が発生


これをいろいろ読み合わせてみると、現時点ではマイナスも出ているが、軽減策もあってまだ限定的(※注1)。本格的な落ち込みは、ポイント還元の切れる来年6月から。ということのようです。

ここから、解散総選挙の時期を推測することができます。
少なくとも来年の6月をこえることはありえない、ということです。

安倍晋三の安倍官邸の狡猾さを考えると、ニンジンをぶら下げて票集めをするでしょうから、考えられるシナリオは、こうです。
年末年始の多くの人がテレビを見る期間に、補正予算や来年度予算で「こんな美味しいことしますよ」と、ガンガン報道する。
そして、1月20日の通常国会冒頭に 「この美味しい予算を通させてください」と言って解散。
準備の間に合わなかった野党を尻目に、またまた安倍自民の圧勝。

反緊縮の旗を、安倍晋三が振りかざす の図です。
これについては、すでに中村てつじさんが書いています。

アベノミクス第二幕 - 中村てつじ「日本再構築」ブログ

ほんまにヤバいですよ これは。

20191219-4.png
※注1 影響は限定的と書きましたが、限定的でも前回の2014年よりも大きく、小売業で前月比マイナス14.2%、商業全体でも前月比9.5%です。駆け込みもあまりなかったので、消費者の痛税感はまだそれほどでもない反面、商業者の影響は大きそうです。なおさら、早期解散が濃厚と見ました。
 商業動態統計月報2019年10月 経産省 (23頁にこの表があります)



このタイミングで解散となった場合、山本太郎さんが提案している「消費税を5%に!で野党共闘」という作戦は、功を奏するのでしょうか。

はっきり言って、5%ではインパクトが弱すぎる というのが私の印象です。
増税感がのしかかってきた来年の秋以降であれば注目されますが、年明けにやられるとつらい。
というか、そのために、安倍官邸は年明けの解散をうってくるのではないか、という話です。

では、消費税5%という呼びかけは、失敗なのでしょうか。
いえ、そう決めつけるのは早計です。
私は、「5%」には裏テーマがあると思っています。それは、「消費増税を決めたヤツらに謝罪させる」ということです。

20191219-2.jpg
なぜ、立憲も国民も、かたくなに5%を拒むのか。それは、「自分たちが決めた増税が間違っていました」と認めることになるからです。
8%であれば、上げたこと自体は間違いじゃなかったと言えるけれども、5%まで戻すと言うことは、そもそも民主党が決めた増税がまるっきり間違いでした、という話です。
管直人も野田佳彦も枝野幸男も福山哲郎も平野博文も、当時の民主党の幹部だった連中は、一度だって「私たちが悪うございました」とは言いません。間違いを認めるくらいなら日本が沈没しても構わない、ということなのでしょう。

だから、野党は勝てないんです。
バラバラとかまとまるとか、技術的には重要ですが、本質的には、民主党の裏切り者たちが、ほんの片言も謝罪しない、過ちを認めない。だから、また同じ裏切りをするだろう。そう思われているから、野党は勝てないんです。

そこで「消費税5%」です。
これは、立憲と国民の幹部のほとんどを占めている旧民主党の幹部連中に、「過ちを認めろ」と迫っているということなのです。
だから、絶対にこの旗は降ろしてはいけません。

戦術的に党の合流に参加するのは、前回書いたように、私はやむを得ないと思っています。
しかし、その党の中に入ったとしても、腐敗した執行部にたいして有権者の怒りを代弁するための「消費税5%」の旗は掲げ続けなければなりません。

その旗を掲げた候補が、れいわ新選組系はもちろん、心ある立憲系や国民系の候補にも旗を掲げてもらって、一人でも多く勝利することです。
そして、今は枝野独裁になっている代表職について、選挙を行って党を改めていくことです。



そうした意味で、「消費税5%」は絶対的に重要なわけですが、しかし、最初に書いたとおり、増税感がまだ浸透していない段階であることと、安倍官邸が「反緊縮」のニンジンを盛大にぶら下げてくるだろうことから、勝つためのスローガンは何か別に必要です。

20191219-3.jpg私的には、ふたたび「子ども手当」で良いと思っています。
小沢さんが最初に考えたとおり、一人3万円を18歳まで。
さらには、給付型奨学金と、これまでの奨学金徳政令。

もちろん、税金はあるところから取る、とか、第一次産業の問題とか、年金制度とか、労働法制とか、小泉・竹中以来この20年間であまりにも日本は壊されすぎたので、課題は超山積ですが、目玉は「子ども手当」で。
なんと言っても、実現したときの暮らしの変化が、すぐに想像できますから。

山本太郎さんやブレーンのアルルさんがどう考えているのかはわかりませんが、彼らの感覚と頭脳をもってすれば、ぐっとくるメインディッシュは用意できるはずです。



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2019-12-17(Tue)

【訂正あり】れいわ新選組は本当にカルトなのか??

 このところ、れいわ新選組にたいするかなり厳しい批判がネット上でも見られます。「カルト」とか「ファシズム」とか、かなりボロかすに言われています。
 これが、ネトウヨさんたちから投げかけられているのならば、あまり気にすることもないのですが、多くは「「リベラル」とか、中にはれいわ新選組を応援している(た)人からも聞かれるので、無視できないなあと思った次第です。

 批判が増えたきっかけは、野党再編の動きがある一方で、れいわ新選組は独自路線でいくらしいことが見えてきたことと関連しています。
 山本太郎さんは、以前から「消費税を5%にする」を旗印にした野党共闘を呼びかけていましたが、現在進行形の立憲民主+国民民主+社民の統合話は、むしろ党内の増税派が後押ししているように見えます。
増税同盟(当面は8%同盟)が成立か?

20191217.jpg
 このまま行けば、れいわ新選組は野党共闘せずに独自で総選挙に臨むことになりそうです。12月12日の宇都宮の街頭記者会見では、全国の選挙区に100~131人の候補者を立てると、各ブロックごとの人数まで明らかにしました。かなりリアルです。
 当然ながら、これまでも「れいわ新選組は野党共闘を壊すのか!!」とおかんむりだった「リベラル」諸氏は、怒り心頭ですので、カルトだファシストだという罵詈雑言に火がついたのも、わからなくはないです。
 でも、私は「リベラル」には特に価値をおいていません。ラディカルかどうかが大事なので、「リベラル」さんたちがどう言おうが、意見は拝聴しますが、それを鵜呑みにするつもりはありません。

 問題は、これまでどちらかというと 太郎さん対しては親和的な人たちから、疑問の声が増えてきたことです。まあ、熱烈な支持者から見たら、当ブログもそのように見えるのかもしれません。
 


そのような諸々の発言も聞きながら、私自身が危惧することを書いておこうと思います。

第1に、支持層の固定化です。
大阪街宣の記事でも書きましたが、熱烈な支持者はつよく固まっていますが、選挙で勝つための裾野が広がっていません。
共同通信は一貫してれいわ新選組の支持率が高く出ますが、各社平均すれば2%未満であり、選挙後の傾向は決して上向いていません。

この状態では、太郎さんだけはどこから出ても通るかもしれませんが、ほかのブロックは全滅の危機です。
近畿ブロックはおよぞ35万票で比例1人ですが、前回の参院選のときの近畿ブロック内の票の合計は15万6千票くらいです。1人通すためには2.5倍にしなければなりません。 

この部分、私のカウントミスです。すみませんでした!!正しくは下記の表の通り29万7千票でした。
20191217-3.png
  5万票の上積みですから、1人当選の可能性は近くなりましたが、厳しい闘いであることは変わりません。

野党共闘をあきらめて、れいわ新選組単独でこれを集めるためには、近畿で予定されているらしい17人の候補者が、自己犠牲的に頑張って2万票ずつかき集めるしかありません。(以前の共産党方式みたいですけど、共産党はほぼ全区に出していましたから、たった17人でこれをやるのがどんだけ大変かってことです)

ちなみに、参院選の全国比例の太郎さん以外では、知名度のある蓮池徹さんと固定客のある大西つねきさんが約2万票を集めましたが、ほかの方は数千票です。一人2万票を集めるのは、並大抵ではありません。

第2に、そうした危機感が支持層の中で薄く、異様な楽観論がまかり通っているということです。
当ブログへのコメントでも見られますが、とくに数多あるフェイスブックの○○○応援する会的なグループでの発言を聞いていると、夢と現の区別がついていないのかなあ という発言が多く見られます。
本気でれいわ新選組を勝たせたいのならば、こんなのんきな発言できないでしょうに・・・ 結局、れいわ新選組が勝つことよりも、ご自分の心の平安を求めることを優先してしまっているとしか思えません。

心配の第3は、こうした支持層の固定化と、異様な楽観論を、れいわ新選組の運動方針が認めているように見えることです。
以前の街頭記者会見は、事前告知をほとんどしませんでした。固定客で埋まってしまって、通りがかりの人に聞いてもらえないからという理由でした。
ところが、選挙後の街宣はかなり告知をしているので、通りがかりの人は人垣の後ろの方から眺めることしかできません。

今日17日も太郎さんは大阪で出版記念のトークイベントをされるようですが、これも新刊の『#あなたを幸せにしたいんだ 山本太郎とれいわ 新撰組』を購入した人限定。どっぷりファンクラブの様相です。
出版社の営業戦略もあるのかもしれませんが、なんか「以前と違うなあ」と感じることしきりです。

れいわ新選組から支持者へのオフィシャルな運動方針はただ一つ、ポスターボランティアです。
ポスターを持って、見知らぬ家を一軒一軒ピンポンして、ポスターを貼らせてくださいとお願いして回ります。
これは確かに、ものすごく重要な活動ではあります。私も何回か出かけて参加しましたので、実感としてわかります。
一般の人の生の声や反応を聞けること。そして、少々のことではめげない強靱な精神を鍛えること。この2点は、ほかには代えがたいものがあります。
実際に回ってみれば、世論調査の支持率は外れていないことが肌身でわかりますし、それを踏まえた上で前を向こうという気骨をもった運動部隊を育てることができます。

ただし、そのハードルの高さから、多くの支持者は二の足を踏んでいるのが現状であり、せっかくのマンパワーを生かし切れていないという気はします。
また、一人が一日でお願いできる数はせいぜい2~30軒。仮に1000人が週に1回ったとしても、1年で訪問できるのは150万軒。そのうち5%に貼らせてもらえたとしても75000軒くらいです。
実際はそこまでの人数は動いていないと思われるうえに、遅くとも来年秋には解散が濃厚なので、多くても1万軒というところでしょうか。
これはおそらく、自民党と公明党の一つの小選挙区のポスター数といい勝負でしょう。

運動戦略の一環としてのポスター貼りの重要性はよくわかるのですが、広報戦略の柱にする意味が私には理解できません。
自民党に対抗するための広報戦略にはなり得ない方針を、支持者に唯一あたえているのがなぜなのか。れいわ新選組の方針には疑問を感じてしまいます。

心配の第4は、「#あなたを幸せにしたいんだ」という標語です。
選挙で中心となったこのスローガンには、私は選挙中からずっと違和感を感じています。
以前の太郎さんならば「あなたに幸せになってもらいたいんだ」と言ったんじゃないかなあ、と。

こんなことを言ったら太郎さんに失礼かもしれませんが、なんか「義務感に縛られている」ように見えるんです。
れいわ新選組を立ち上げるというときには、いよいよ好きなようにやるんやなと思って見ていましたが、始まってみると、どんどん苦しげな太郎さんの姿があり、やりたいことをやっているのか、やらねばならないことをやっているのか、見分けがつかなくなりました。

こんなことを言うと、あっちからもこっちからも総スカンを食うかもしれませんが、あえて言いますけど、太郎さんが本当にやりたいこととズレがあるのならば、れいわ新選組は一度おいといて、もう一回出直しても良いんじゃないかと、私は思います。
山本太郎という希有な政治家を潰さないことを、私は優先したいのです。



れいわ新選組はカルトか? というのが今日のテーマでしたね。
20191217-2.png
そもそもカルトってなんでしょう。
元々は、新興の宗教で、まだ市民権を得られていないもののことであり、良いとか悪いとかの価値基準は含まれていなかったようです。それがだんだん、狂信的な新興宗教を指すようになったと同時に、既成勢力が新興勢力を潰すためのレッテル貼りにも使われるようになりました。
ですから、現代のカルトという言葉には、二面性があるわけです。

リベラルさんがれいわ新選組を「カルト」と呼ばわるときには、明らかに後者の意味合いがあります。
しかし、どんな新興勢力でもカルト呼ばわりされるかというとそんなことはありません。やはりある傾向が見られる場合です。その傾向とは、カリスマと、カリスマに救いを求める大衆の存在です。
この点では、れいわ新選組は条件に合致します。良い悪いはともかくとして。

太郎さんの訴えるメインテーマは、消費税をなくし、効果的な財政出動をバンバンやって、まずは食えない状態を解消しようという経済政策のはずです。大阪街宣でも、最後はそのことをこと細かに話していました。
しかし、れいわ新選組としての熱量の源は「生きづらい人たちの自己解放」のエネルギーが圧倒的です。

経済政策で当面の命の危機を回避するという現実的な政策よりも、まだ政策という形にはならない人間解放の根源的なエネルギーが勝っており、そのことを、やすとみ歩さんは「カオス」と表現されたのかもしれません。
もちろんこれも山本太郎さんの人柄のなせる技であり、参院選に選定された候補者のもつ力でもあります。

とは言え、理想や夢を語ることと、現実の政治とは目的が違います。
れいわ新選組に救いを感じる人たちは、幸か不幸か日本の中で多数派ではありません。生きづらさを抱えている人は圧倒的に多いでしょうが、それを外化(自分の外に原因や解決を求める)していない人がほとんどです。
せいぜい目の前の関係性しか見ておらず、それが社会構造のせいだとか、政治で解決できるなんて、ぜんぜん思っていません。

ですから、今の人間解放のエネルギーでは、れいわ新選組は選挙には勝てません。支援者がいくら熱くなっても、支持率は一向に上がらないことがその証拠です。
生きづらい人が、その原因や解決策を探すために外に目を向けるには、ステップが必要です。
そのステップこそが、消費減税や財政出動などの大胆な経済政策なのです。

最初は目先の利害で選択してみたら、「あれ、政治でこんなに変わるんだ」と実感できる。それが、太郎さんの描く戦略なのだと、私は理解してきました。
ところが、現在のれいわ新選組は、そのステップをすっ飛ばして、一足飛びに人間解放を希求する集団になりつつあります。
そんな姿を、悪意を持って見ると、カルトと言うことになるのでしょう。



しかし、私は少なくとも現状はカルトではない と考えます。
まず、教組(?)である太郎さん自身がそんなつもりはないだろうからです。
最近は直接話も意思疎通もありませんので、本当のところ何を考えておられるのかはわかりませんが、漏れ聞くところでは「消費減税で政権交代」という基本路線はぶれていないようです。

さらには、現状は固定されたものではなく、支援者が「れいわ新選組はもっともリアルな政党である」ことを思い出し、勝つためにどうしたらいいのかを、シビアに考えれば、カルトとはほど遠い政党として機能する可能性が十分にあるからです。

自由党時代も、「小沢さんなら何とかしてくれる」と根拠レスに考えてしまう通称オザシンの方々が一定数おられましたが、れいわ新選組の支持者も、「太郎さんなら何とかしてくれる」とワケも無く考えちゃう人がいるような気がします。
そこまででなくとも、「ボクたちは正しいんだから勝てる」みたいな、良く言えば純粋、悪く言えばあまりに幼稚な考えも、散見する気がします。

初めて政治に関わった人も多く、様々な心情が渦巻いているのは、当然と言えば当然です。
しかし、いつまでもその場にたたずんでいては、太郎さんの描いた道筋は一歩も前に進みません。
ここで大事なのは、れいわ新選組という党が、「みんな 勝つために頑張ろう」と大号令をかけることです。ポスターボランティアも含む、効果的で有機的な作戦を打ち出し、全国で有機的な行動を起こしていくことです。

参院選直後に「秋にはボランティアセンターを作る」と聞いていましたが、真冬になっても影も形も見えません。
各地で勝手連が勝手に活動することを、自発的ですばらしいと評価することもできますが、今はもう次の段階に進まなければなりません。その理由は、これまで書いてきた通りです。

太郎さんの戦略を実現するための、具体的な行動方針を、党本部が立てることができるのかどうか、そこにかかっていると、私は感じています。



その上で、きわめて現実的な私の考えも書いておきます。

私は、れいわ新選組も「新民主党(?)」に参加すべきだと思います。
ただし、二つ条件があります。
ひとつ、各候補者が「消費税をなくそう」と訴える自由。党の方針は8%でもいいので、各候補者には自由裁量をあたえること。
ふたつ、党議拘束をしないこと。アホな民主党の二の舞をせず、国会での採決は各議員の良心に基づくこと。

この二つを条件につけて、私は新党に合流でいいと思っています。
党内派閥として、公然とれいわグループを名乗るのもOKです。
それしか現実的な道はないと思います。

<追記>本当はもう一つ、代表選をやること。絶対に。
 民主党政権が裏切った時の首脳陣はすべて役を降りるべきです。議員辞職まではいいませんが、ヒラ議員になるべきです。
 それが民主的に執行されることを期待します。

<追記2>さらに一つ、これはれいわ新選組も同じなんだけど、主権者が党員になれない党って何だ?ってことで、明文化した規定をつくって、条件をクリアすれば党員になれるようにすること。

しかし、今のれいわ新選組の状態では、もし太郎さんが「合流」と言ったら、とたんに支援者が冷めてしまう可能性があります。
「まず勝って、命の危機を回避する」ことよりも、ご自分の心の平安を優先する人が多いからです。
あるいは、夢を見るばかりで、現実の勝負の厳しさを実感していない人が多いからです。

そのためにも、まずはれいわ新選組が単独で、現実的運動のステップを一歩進めることが、どうしても必要です。
党として、そのような判断をできるのか、あるいは現状の固定客を固める路線でとどまってしまうのか、見極めていきたいと思います。

その方向性次第では、最悪の場合にはカルトに陥ってしまう可能性も、ゼロではないと肝に銘じつつ。


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2019-12-09(Mon)

山本太郎一座の大阪街宣を少し冷静に振り返ってみる

すでに多くの方がSNSなどでレポートしているように、先週金曜日に太郎さんの大阪街宣がありました。
ざっと1000人くらいの人がJR大阪駅北口を埋め尽くし、凍えるような寒さの中で、なんと3時間のロングラン該当記者会見に耳を傾けました。

IMG_20191205_182438.jpg

詳細は、最後に動画を掲載しますので、行かれなかった方はぜひ見てみてください。
とくに、会場から虐待サバイバーの方の発言と、それに呼応して安富歩さんの紹介でセーラー服歌人・鳥居さんが登壇したあたりから、れいわ新選組ワールドが全開になり、数多くの街頭記者会見の中でも神回との評判が聞こえてきます。

そうしたレポートは多くの方が書かれているので、私は別の視点から書いてみたいと思います。
この日わたしは、ボランティアのひとりとして交通整理にあたっていました。JR北口の8割くらいの人が通行する地下鉄との連絡通路側にいつも渋滞が発生するので、その辺にはりついていました。

実は、7月の選挙の時の太郎さんの街宣でも、私は同じところを見ていました。街宣車チームだったのですが、ロープも張られてなくて通行できなくなっていたので、ほとんどこの場所で交通整理をしていました。
なので、この5ヶ月をはさんだ2回の街宣の雰囲気の違いを実感しました。

まず今回の特徴は、開始1時間前の17時頃から続々と聴衆が集まってきたことです。15分くらい前には規制ロープを張らなければならないほどでした。
平日の17時ですから、フルタイムで働いている人はたどり着けません。それでもこの状態です。ピーク時の人数も、7月よりも明らかに多かったです。3割くらいは多い感じがしました。
寒風の中ですから、よくまあみんなじっと聞いてるなあと思ってしまいました。

IMG_20191205_192945.jpg

ただ、交通整理をしていて感じたのは、ほとんど渋滞は起きなかったということです。
これは「聞きに来た人は多かったけれども、たまたま通った人が立ち止まる数は前回と比べると必ずしも多くはなかっ」たということでもあります。
もちろん、「あっ山本太郎や!」と言って写真を撮っていく人は少なくなかったですが、前回と比べると減っている感じがしました。
今回はロープ規制をしたこともあったのでしょうが、感覚として「たまたま」の人はちょっと減ってる感じです。

人数が多かったことについては、事前告知の違いもありました。
前回は、直前まで告知をせずに、あえて支持者やファンで埋まらないようにしていまいました。
しかし今回は、SNSや太郎Sネットワークのメールでしっかり事前告知されていました。
この寒さの中でほとんど帰る人がいなかったのも、支持者やファンが多かったということでしょう。

要するに、熱い支持者ががっちり固まっている一方で、一般の人の関心は必ずしも高まっていない。
れいわ新選組についての情勢は、そんな感じなのかなあと感じた夜でした。



もちろん、支持者が固まることは、最初のステップとしてはいいことです。
あとは、支持者の熱意をどうやって行動に結びつけるか、より広い支持の拡大に結びつけるかです。

その点では、今のれいわ新選組の戦略は、ポスターボランティアとカンパしかありません。
圧倒的に多くの支持者が、為す術なく放置されているように、私には見えます。

5日当日のボランティアの指揮も、あるような無いような・・・
最終の片付けは23時20分くらいまでかかったのですが、「おつかれさま」も「解散します」もなく、だらだらと雑談が続いていたので、私は軽くキレてしまって帰ってきました。
余計な気遣いなど、しないし求めない、というありかたは割り切ってしまえば合理的です。が、こういうカオスの運動には、ぼちぼち還暦が見えてきた私は馴染めそうにありません。

2013年以来、太郎さんの大阪街宣はほとんど参加したり段取りしたりしてきました。
最初は数十人だった聴衆が、だんだん増えていき、2016年の憲法フェスでは1000人の規模になりました。
でも、その後の趨勢を見ると、頭打ちになっているような印象を受けるのです。

それ以上に心配なのは、太郎さんがちゃんと「言いたいこと言えてるのか」ということです。
自由党時代は、小沢さんの取り巻きとの皆さんとの軋轢があったとか小耳に挟んでいます。
が、小沢さん本人や、森ゆうこさんたちとは信頼関係をつくり、結構言いたいことを言えているように見えました。

ところが、今年4月にれいわ新選組を旗揚げしてからの太郎さんを見ていると、「ねばらならない」に縛られているように見えてしかたありません。
ネガティブに表現すると、安富さん言うところの「立場主義」というか・・・
強烈な責任感のなせる技なのだろうとは思うのですが。

それでもやはり、なんか、どうしても何かが違うという気になってしまいます。
いろんなものを背負って一人で呻吟するばかりでなく、ご自分を解放することを忘れないでほしいなと思います。
気楽なことを言いやがって と思われるかもしれませんが、運動にとっては実はすごく大事なことのはずです。

圧倒的多数の期待を、たった一人で背負うのではなく、媒体として周囲へ投げかけていくリーダーというものアリだと思います。
かえって今までは太郎さん頼みだった人たちが、「なんとかしなくちゃ」と思い始めるかもしれません。
そのときに、方向と方法を示してあげるのも、リーダーのあり方です。

とにもかくにも、太郎さん 体と心を大切に

20191205.jpg

左から安富歩さん、Oさん、変な人、太郎さん、セーラー服歌人・鳥居さん。
鳥居さんについてはこの記事が

「施設の新聞で字を覚えた少女」が絞り出す歌
セーラー服の歌人・鳥居に共感が集まる理由
東洋経済 2017/09/25 肥沼 和之

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2019-12-02(Mon)

れいわ新選組・渡辺てる子さんのお話し会に参加してきました

先週の土曜日、てる子さんのお話し会が、ウチの事務所の直ぐ近くで開かれるということで、参加してきました。

20191203.jpgてる子さんと言っても、朝ドラのてる子さん(→)ではありません。
れいわ新選組の最後の候補者として参院選を戦った、てるちゃん こと渡辺てる子さんです。

50人ほどの席は満員で、ほとんどの方はまったく存じ上げない顔ばかり。

初めの1時間は、てるちゃんの波瀾万丈の人生や、公示前日にいきなり立候補しろと言われたいきさつなど、彼女のバックボーンを話されました。ここまでは、だいたい想定内です。

すごかったのはこの後でした。
後半の1時間半ほどはリレートークです。
まさに「当事者」が次から次にバトンを渡すように登場し、短い時間ではありましたが、てるちゃんとトークを繰り広げました。

ただ生きるということが本当に困難な人、困難を通り越して苦行となってしまった人。
あるいは、政治に無関心だったビジネスマンなどなど。
革新系の集会の質問コーナーで見られるような、持論の長演説はありません。
どの人の話も、息をのむような当事者感があり、先日のブログで書いたところの「ラディカル」な提言が続きました。

ああ、これが れいわ新選組なんやな と実感した次第です。
私のように、習性的に政治的な切り口からものを見てしまう人間には、決して発することのできない言葉でした。



とはいえ、選挙です。

選挙という旧態依然たる土俵の上で、どうやってこのラディカルな人たちの力を開花させることができるのでしょうか。

わかりません。

てるちゃんと共に、れいわ新選組の候補者として戦った やすとみ歩さんが、面白い提言を書いておられます。
少しだけ抜粋させていただきますが、誤解があるといけないので、必ずリンク先の全文を読んでくださいね。

れいわ新選組の組織論
2019年12月1日


街頭記者会見が終了したあとに、会場で、女性の方から、資料を渡されて見てほしいと言われた。それは「れいわ新選組の政党組織についての提言」と題されており、(略)
そのなかで、れいわ新選組のあり方について、以下の問題がある、と指摘している。
(略)
そしてこれを解決するためのいくつかの提言がなされている。

なぜこのような「問題点」がが見えるかは、私の上記の議論をお読みいただければ明らかであろう。そして、これらの問題点を改善してしまえば、れいわ新選組のカオス的運動は、停止する。もちろん、そんなカオスで政権が取れるのか、と聞かれたら、私も、そりゃ普通は無理でしょうね、とお答えするしかない。

しかしこのカオスであればこそ、ここまで来たのであり、今も全速力で山本太郎はカオス的に突き進んでいる。それを止めてしまえば、元も子もない。

こういったことはもちろん、そのうちカオス的運動が停止し始めて、構造化するようになれば、必要になる時が来るかもしれない。それゆえ、研究猫とも氏が、このように構想を練って提言されることには大きな意義がある。そもそも、私がこの記事を書く気になったのは、この提言を読んだからであった。そのようなコミュニケーションの連鎖こそが、何よりも大切だと思う。

(以上、抜粋引用)

やすとみさんに渡された提言の内容も、やすとみさんのブログに全文転記されています。
大筋において私も同感です。
こんなに理路整然と学術的な裏付けもふくめて提案することは、私にはできませんが、方向性はほとんと同様に考えていました。

つまり、私もカオス運動を止めてしまう側の人間です。あきらかに。
てるちゃんのお話し会で感じた通りです。

とはいえ・・・・・

さてさて、私は何をしたらいいのでしょうねえ・・・

いろんなシガラミから自由になって、ひとりの人間として、考えてみます。

20191203-2.jpg
最後に、てるちゃんの笑顔を一枚。
(となりのねずみ男のような顔は無視してください)












■山本太郎一座の関西巡業(12/3以降)

大阪は12月5日18時から ヨドバシ梅田向かい(JR大阪駅北口) です

ボランティが可能な方は 16時から17時の間に来てほしいそうです。

12/3(火)兵庫
18:00街頭記者会見
@神戸・三宮神戸マルイ前

12/5(木)大阪
18:00街頭記者会見
@大阪・JR大阪駅御堂筋北口前 (ヨドバシ梅田前)

12/6(金)京都
18:00街頭記者会見
@京都・三条大橋下 三条河原

街宣ボランティアは街宣開始2時間前集合
開始1時間前にはボランティアミーティング

ポスター貼り活動もあわせて行われますので
詳しくは、ホームページをご覧下さい




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2019-11-28(Thu)

ファシズムとポピュリズム 山本太郎さんの評判をめぐって

こんなツイートが駆け巡っています。

石垣さんは、太郎さんをファシストと決めつけたわけでは全然ないけれども、以前から一部の自称リベラル知識人からは、太郎さんのポピュリズムはファシズムに直結するというような批判はありました。

太郎さんが共催する勉強会の講師、しかもトップバッターが、よりによって高橋洋一というのは、私もまったく納得できないということは最初に表明したうえで、すこし問題を整理してみたいと思います。



ポピュリズムとファシズムは別物です。


20191128-1.jpgなんか雰囲気的にこんな画像が頭に浮かんで、熱狂する姿=ファシズムと感じる人もいるでしょう。

そこまで単純ではなくとも、大衆にウケの良い政策を並べて、とにかく権力をとればこっちのもんだ という考えがファシズムだ言う人もいるようです。

しかし、ファシズムにつながるものは悪ならば、民主主義も排除しなければなりません。ナチスが政権をとったのは、まぎれもなく民主主義の選挙によってです。
ファシズムとは違いますが、民主主義の旗の下に、どれだけの戦争が遂行され、何千万人の人が殺されたことでしょうか。

ファシズムにつながるものが悪という決めつけは、あまりにも乱暴です。
毒まんじゅうで死者が出たからからといって、まんじゅうを禁止するようなものです。
毒は、まんじゅうにもサンドイッチにも何にでも混ぜることができるのです。
むしろ、その危険の普遍性にこそ、警鐘を鳴らすべきでしょう。

では、なぜリベラルはポピュリズムを憎むのでしょうか。それはおそらく、自分たちの出番がないからです。
ポピュリズムの反対語は エリート主義です。選ばれた知識人が(無知な)大衆を導くという考え方です。
これならば、リベラル知識人のみなさんは大活躍です。

ところが、大衆の要求を優先するポピュリズムでは、知識人なんて小難しいことをウダウダ言ってる人に過ぎません。
これまでは、反体制といえばリベラル知識人が顔になってきたのに、一気に隅っこに追いやられるのですから、そりゃあ腹も立つでしょう。



では、ポピュリズムとファシズムは別物だから安心なのかと言えば、そんなことはありません。
毒はまんじゅうにもサンドイッチにも混ざりますが、味の濃いもののほうが誤魔化しやすい。そんな意味で、ファシズムがポピュリズムに入り込むのは難しいことではありません。
ナチスが演説とポピュリズム的な政策だけで権力をとったのではなく、SSなどの圧倒的な暴力装置があってこそ、あのような独裁権力が築けたのは間違いないわけですが、しかし、暴力だけであのような熱狂を作ることもできなかったのもまた確かです。

ですから、ポピュリズムの手法をとる政治家は、ファシズムに乗っ取られるリスクを常に意識して防御する必要があります。
ファシズムは、表向きは大衆の要求を聞いてくれますし、むしろ左派のように見えるようです。
ナチス党の正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」です。社会主義で労働者の党なのです。表向きは。
というか、もともとあった超弱小のドイツ労働者党を、ヒトラーが乗っ取ったわけですが。

では、ポピュリズムの中に侵入するファシズムの兆候は何でしょうか。
それは「差別」だろうと思います。

いかに正論を言っていても、いかに大衆の要望に応えていても、いかに真剣に活動していても、そこに「差別」が公然と入り込んできたならば、ファシズムの侵入を疑い、猛然と警報を鳴らさなければなりません。



石垣さんは、文脈からすると、高橋洋一をレイシスト、つまり差別者と断定しています。
たしかに、あの差別主義全開のDHCテレビの「ニュース女子」の常連であり、その発言を逐一見れば差別者であることは証明できるのかもしれません。
ただ、私の現時点での知見では、同席できないほどのレイシストなのかどうかは、判断できません。
(なにか、決定的なネタがあれば、教えてください)

私が彼がトップバッターの講師であることに納得できないのは、むしろ、彼が安倍官邸の犬だからです。
時計泥棒をなかったことにしてもらう※かわりに、安倍官邸の犬として、安倍晋三のピンチを必死で救うために言を弄することを生業としている人が、なんでトップバッターなん???  と思うわけです。

 ※2009年に30万円相当を盗んだけど、犯行を認めたために起訴猶予という 不可解な処分となった

「でも、高橋は消費増税に反対じゃん」と言われるかもしれません。
それを言うなら、たぶん安倍官邸も消費増税には、本当は反対です。ただ、森友事件をインペイするために財務省に借りを作ってしまったので、10%を止めることができなかったのです。

消費税のことを勉強するなら、他にもいくらでも講師はいるだろうに、なんでまたよりによって、安倍官邸の犬を講師にしたのでしょうか。
私には理解しかねます。

もし、安倍官邸の意向を探るために呼ぶのであれば、別の場があるだろうと思います。
太郎さんが共催する勉強会に官邸の犬を呼んでしまえば、勉強会にそのような色が付いてしまうし、太郎さんの支持者の一定数は「ああ、こういう人の言うこともきかなくちゃね」と思ってしまいます。

いまや山本太郎は、山本太郎ひとりではなくなっています。
かつて、新党いまはひとり と名乗っていましたが、今はひとりではないのです。

しかし、一人ではなくなった太郎さんは雲の上、もはや私らが諫めるような存在ではなくなってしまいました。
困りましたねえ。



12月に入ると、山本太郎一座が関西にやってきます

大阪は12月5日18時から ヨドバシ梅田向かい(JR大阪駅北口) です

ボランティが可能な方は 16時から17時の間に来てほしいそうです。

もちろん私も手伝いには行きます。
参院選挙のとき以来、ナマの山本太郎は見ていないので、言葉だけでなく、表情や息遣いが、どのように変化したのか、していないのか、見せてもらおうと思います。

たぶん直接話をする機会はないでしょうが、もしチャンスがあればこの話もしてみようとは思います。
私は、石垣さんのように、バサッとぶった切るつもりはありませんが、忖度もするつもりはありません。
おかしいと思えばおかしいと言う。それは曲げてはいけないと思います。


関西の日程は以下の通りです
詳細は、れいわ新選組のHPを見て下さい

#れいわが始まる 山本太郎全国ツアー【第七弾・近畿】

12/1(日)奈良
16:00街頭記者会見
@奈良・JR奈良駅東口駅前

12/2(月)和歌山
18:00街頭記者会見
@和歌山・JR和歌山駅前西口広場

12/3(火)兵庫
18:00街頭記者会見
@神戸・三宮神戸マルイ前

12/5(木)大阪
18:00街頭記者会見
@大阪・JR大阪駅御堂筋北口前 (ヨドバシ梅田前)

12/6(金)京都
18:00街頭記者会見
@京都・三条大橋下 三条河原

街宣ボランティアは街宣開始2時間前集合
開始1時間前にはボランティアミーティング

ポスター貼り活動もあわせて行われますので
詳しくは、ホームページをご覧下さい




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2019-09-07(Sat)

今ごろになって自由党ロスが、、、

ちょっと季節外れですが、自由党ロスが今頃やってきました。私の脳内に。

自由党は4月に解散したわけですが、その後は「れいわ新選組」の怒濤の進撃があり、ポスティングやらポスター貼りやら街宣車やら、あわあわ言っているうちに7月の参院選が走り去り、その後はどうやって動いていいのやら右往左往、いつの間にか9月も7日になってしまいました。

その間にも、6月には大阪で沖縄県知事の玉城デニーさんを迎える会の準備もあり、正直「自由党がなくなった」ということを気にしている余裕がありませんでした。
そしてもう一つ、私の勝手な思い込み、というかたぶん、自由党応援してきた人たちの多くは、太郎さんが立ち上げた「れいわ新選組」を半分は自由党の後継政党のような気分でいたのではないでしょうか。
自由党ロスがあまり重たく迫ってこなかったのは、そのせいもあると思います。

しかし、れいわ新選組が、誰に訴えようとしているのか、どんな戦略を考えているのか、わからないなりに忖度してみると、「国民の生活が第一」と「自立と共生」という自由党の精神は生きていると思うと同時に、政党のあり方としてはまったく違うものだということも見えてきました。(それは、決して悪いことではありません。念のため。)

さらに、8月に入って、私や生活フォーラム関西の今後の動き方を模索している中で、これまでの自由党大阪と生活フォーラム関西のような、ほぼ一心同体の関係は、れいわ新選組との間にはまったく存在し得ないということもわかりました。
ちょっと前の記事にも書きましたが、れいわ新選組は
「党員は国会議員及び国会議員予定候補」
「全国のボランティアとゆるやかにつながる」
「地方組織は作らない」
という方向だそうですので、緩やかなボランティアとしての関わりしかできません。

このあたりまで来て、ど~んと「ああそうか、もう党はないんだ」という現実感が押し寄せてきたわけです。
なんと鈍いヤツとお笑いください。



このブログを見てくださっている方にはお分かりのように、私は陸山会事件をきっかけとして「これだけ弾圧される小沢さんは、きっとスゴいんじゃないのか」と思い、注目し、学ぶことでオザワイズムと自由党(名前は色々でしたが)を支持するようになりました。
私にとっては 「自立と共生」は 日本の独立と、戦争をしない世界の共生 です。
この二つをしっかり持っているのは、自由党しかないと思ったから、足かけ10年間、及ばずながらの応援をしてきました。

ですから、アンチ小沢の人たちからはオザシンとか言われてきましたが、実は私はサポーターであって自由党員ではありませんでした。言いたいことを「立場」上言えないというのはイヤだったのです。
ですから、小沢さん大好き!の方々からは、「小沢さんをないがしろにする不届き者」とも言われてきました。
ただ、関西の自由党支持者の皆さんは、わりと大人の対応をしてくださる方が多く、批判したりされたりしながらも、一緒に活動を続けてくることができました。そのあたりも、自由党が好きだった理由の一つです。(他の地域ではいろいろあるようなことも耳にしますが)

今回の参院選では、生活フォーラム関西は、れいわ新選組と、国民民主の姫井さんの応援をしました。
元自由党の人たちを応援しようということであり、実態的にもそれぞれに熱心に応援してきた人がいましたから。
しかし、これからどうするのか はまだ暗中模索です。
会員同士、腹蔵なく(とっくみあいにならない程度に)話し合うことで、方向性を決めていきたいですね。

私個人としては、やはり「れいわ新選組」の勝手連活動が中心だろうと思っています。
れいわ新選組の「ゆるいボランティア」と党中央という関係だけで大丈夫か?という心配はありますが、そうした心配もキープしつつ、自分たちの脳みそで考える勝手連としての活動をしていくことが、「国民の生活が第一」と「自立と共生」に一歩でも近づくために一番良いことだと私は思います。

これまでのような党のすぐ横に寄り添う関係ではなく、より自立した存在として、進んでいきたいです。
これからの「生活フォーラム関西」に注目してください。

方向性が決まりましたら、フォーラムのブログでも発表されますし、こちらでも書かせてもらいます。



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