2017-10-18(Wed)

必要なのは「党」?それとも「結社」? それが問題だ

厳密な学術的な定義ではありません。

言葉のイメージで違いをわかってもらいたいと思って、党と結社という言葉を選びました。

どっちが良いとか悪いとかの意味もありません。

政治結社というと、すごく禍々しい印象がありますが、そういう意味ではなく、政党との違いを強調したいのです。

つまり、政治結社は、一定の思想信条や信仰にもとづき、あるべき政治や社会の姿を共有して目指していく集団という意味です。

英語で言うと association

すぐわかるのは、共産党と公明党は政治結社です。

社民党も、まあ政治結社でしょうし、日本の心なんかもそういうこと。

では、党とは何かというと、一定の階層や集団の利害を代表する集団です。

party はパート、つまり社会の中の部分を代表するのであって、社会全体の利益を主張するものではありません。

政治の党(政党)の代表選手は、紛れもなく自民党です。

維新もそうですね。

党のスゴいのは、必ずしも共通の思想やあるべき社会像を共有する必要がない ということです。

当面の利害が一致すれば、躊躇なく歩調を合わせ、ひとつの集団として行動します。

では、かつての民主党とか民進党はどうだったのでしょうか。

かなり幅広い思想の持ち主がいましたから、党(party)のように見えますが、実態は複数の結社(association)の寄り合い所帯のままだったと言えるのではないでしょうか。

そこが自民党とのちがいで、民主党が二大政党の担い手になれなかった最大の原因です。

自民党のように、当面の利害でがっちり歩調をあわせることができず、もっと先の話でアーだコーだと内紛を繰り返し、首相候補だった小沢氏の(政治的な)手足を縛り上げ、ついには追放してしまいました。

それは民進党になっても変わらず、自民党にかわる力強さ(=えげつなさ)を備えることはできず、支持率は低迷してままでした。

あのまま解散総選挙になり、小池サギに遇わなかったとしても、結局惨敗していたことでしょう。



では、野党が結社のままでは、どうしてもバラバラのままなのでしょうか。

いえ、それを解決するための方策が、例の「オリーブの木」だったはずです。

米国や英国のような二大政党制では、民主党・共和党も労働党・保守党 どちらもまぎれもなく「党」です。

しかし、ドイツ、フランス、スペインなどは、二大政党制ではありません。

詳しくは知りませんが、おそらく結社的な集団がたくさんあって、そのいくつかが、時と場合によって連立を組んで政権をとっています。

その組み合わせは、自民党と公明党のように固定されておらず、ケースバイケースで選挙ごとに変わります。下記はドイツの例です。

20171018-1.png
(1949年から2013年までの各党の得票率の変動。グラフの中ほどに書かれているのはその時の政権与党 wikipediaより)

真ん中の政権政党の組み合わせだけ見れば、ころころ変わっているのがわかります。

このようなワリキリができれば、無理に党にならずとも、結社連合で政権交代を繰り返していくことができます。野合当然!何が悪いの?という政治のあり方です。

日本の大間違いは、結社のままで二大政党を目指したことです。

小選挙区を導入した時点で、二大政党になるか、欧州型の結社連立をやるか、どちらかしかなかったにもかかわらず、思想心情的に「結社」のままで、二大政党を目指してしまった。これが小沢一郎さんの戦略の蹉跌です。



今回の総選挙において起きたことは、希望の党という大きな野合集団ができかけて潰された、ということです。

作りかけたのも壊したのも小池百合子です。

安倍政権を打倒するという、ただそれだけを目的にした、超野合集団を、前原は作ろうとし、小池もおそらく最初はそのつもりだったのでしょう。

しかし、小池の目的は自分が首相になることですから、どうやらそこまでは届きそうにないとわかった時点で、一気にチャブダイをひっくり返しました。「さらさら」「排除」です。

せっかくできかけた野合集団=政党を、踏み絵を踏ませることで結社にしてしまいました。

結果、結社の寄り合い所帯だった民進党が、2つの結社に分かれたという、何の面白くもない結果になりました。

もともと心情的に結社だった人たちは、大喜びで立憲民主党を大歓迎していますが、野合をいやがる結社である限りは、マックス50議席程度の少数野党であり続けるしかありません。

本当に大喜びしているのは、安倍晋三と加計孝太郎です。

投開票日の翌日、23日には加計学園の獣医学部の許認可を出すと言われています。禊ぎはすんだ、というわけです。

安倍晋三は小池百合子には足を向けて寝られないでしょう。(そこから、色々想像は膨らみますが、今日は語りません)

今回のことから私たちが学ばなければならないのは、政権交代をする気ならば、積極的に野合しなければならないということです。

つまり、はじめから当面の利害でつながる政党になるか、結社同士の野合(連立)をケースバイケースで組み替えていくか、です。

なぜなら、社会は多様だからです。過半数の利害を忠実に代表するなんてことはできません。一定の階層の中にも多種多様の思想信条があります。

だったら、それを無理矢理にまとめ上げるのではなく、当面の政策課題の一致で「野合」することのほうが、ずっと民主主義なのではないでしょうか?

野合を批判するのは、全体主義です。

政党でも結社連立でも、どっちでもいいと思います。ただ、日本人の政治のスタンダードは自民党ですから、本当は自民党型の政党がもうひとつできることが、わかりやすいだろうとは思います。

その意味で、前原がやろうとしたこと自体は、私は間違っていなかったと思っています。結果はマンマとだまされて、最悪の事態になってしまいましたが。

問題はこれからです。

立憲と希望の支持者が、自民党のことを忘れて批判合戦をやっているような現状を見ていると、道は遠いなと感じます。

具体的なことは選挙が終わってみないとわかりませんが、今日書いたことを、よくよく頭に刻んで、これからのことを考えたいと思っています。


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2017-10-16(Mon)

なんだかなあ

マエハラころころエダノもね
コイケにはまってさあたいへん
ドジョウはかくれてこんにちは
アベチャンいっしょにあそびましょ



さあてと、国難の顔を見に 難波と梅田に行ってくるか

できる限りツイキャスします
 ※ 無理でした。プラカの人少なかったんで、キャスよりプラカ優先しました。

今から行く方は、プラカよろしく

セブンイレブンのコピー機で簡単に印刷できます

 ネットプリントのボタンを押す→下記の番号を入力→20円投入

omaegakokunan2.jpg 




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モリカケ




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2017-10-15(Sun)

10月16日 国難が大阪にやってくる!

国難こと安倍晋三が 明日10月16日(月)に大阪にやってきます。

判明しているスケジュールは

14:30 河内松原駅
15:30 貝塚東山中央公園
16:50 なんば高島屋前

その他は、下記の自民党のHPで直前に発表されると思います。

https://special.jimin.jp/speech/index02.html?id=1

かの有名な「#お前が国難」プラカードは、下記のサイトからダウンロードできます。

「#お前が国難」プラカード セブンイレブンで印刷できます

omaegakokunan2.jpgただし、セブンイレブンのプリントは期限が切れているようですので、ご自宅にA3プリンターの無い方のために、文字だけバージョンをセブンイレブンでプリントできるようにしておきました。(1枚20円です)

セブンイレブン ネットプリント番号 10691384 有効期限10/22迄 A3出力



大阪、ならびに関西の皆さん、プラカを持って、国難を迎え撃ちましょう!!



2017-10-13(Fri)

【衆院選】序盤の情勢調査を見て これからやるべきことを考えてみる

マスコミ各社の序盤の情勢調査が発表されている。

自公で300に迫るとか、2/3の310伺うとか、軒並みそんな話しだ。
小選挙区だけ見ても、289のうち210以上が自公有利となっている。

もちろん、中にはかなりの接戦もあり、またこの情勢調査を見て態度を決める人も多いので、もちろんこのままの結果になると言うことではない。
内閣支持率との関係で見ると、自公支持者ははぼ頭打ちで、それ以外のひとがその他の党に投票に行くかどうか が大きく情勢が変わるかどうかのポイントだと言えそうだ。

日経の調査結果で、非常に興味深いグラフが出ていた。
東京4区のものだが、象徴的なので引用させてもらう。

20171013-1.png
(2017/10/13 日本経済新聞より)

内閣支持層はしっかりと自民に投票を決めている。
一方で、不支持層の半分は態度を決めていない。

全国平均に比べると、不支持層がかなり多いけれども、傾向としては同様のことが言えるのだろう。



野党がここまでにやらかした失敗、あるいは意図的な失策のなかで、これから9日間に少しでも挽回できるかもしれないことだけ考えてみる。 (そもそも誰が悪い論は 23日以降にどうぞ)

まずは、小池百合子の「排除します」を いわゆるリベラルが一斉に攻撃したことだ。
話しがややこしいが、あの時点で小池は、「自民党に妥協したつもりで、実は自民党の票を奪う」可能性が高かった。

民進をまるごと受け入れる大希望の党であるならば、これまで自民に投票してきた固定票を奪うことはできない。
そのかわり、政権交代の可能性を見せることで、棄権してきた無党派層を取り込めたかもしれない。

しかし現実は、小池の「排除」宣言によって、局面は180度変わった。
排除後の小希望の党は、いわば「消費税を上げない自民党」になったのだ。
今度は、無党派層の票は取れない代わりに、自民党の中の中小企業など消費増税を嫌がっている層をはぎ取る可能性があった。
希望が大勝ちすることはないけれども、自民票をいくらか減らすことができるはずだった。

だからあの時、「排除された側」が取るべきだったのは 「そっちは任せた。俺らは無党派を狙う。」という分業作戦だったのだ。
それは、今からでも遅くはない。

ここまで排除を徹底し、小池本人も出ない以上、希望は現有の57を維持することは難しいだろう。
情勢調査でも、元々強い候補以外は、ほぼ小選挙区では勝てそうにない。
だから、右翼+消費税上げない を徹底して、少しでも自民の票を削り取ることだ。
泣く泣く希望に行った人も、ここは割り切って希望の立ち位置を貫くべきだ。

これまで小池憎し、希望に行った裏切り者憎しで凝り固まってきたリベラルも、頭を切り換えて、「そっちはそっちで頑張ってくれ」と言い切るべきだ。
もともと、希望と立憲はマーケティングのセグメントが全然違う、客層は被らないのである。



民進党というパンドラの箱をぶちこわしたことは、そんなに悪かったのか、と言う問題もある。

支持率一桁だった民進党が、あのまま選挙に突入していたら、悲惨な玉砕戦になったことは想像に難くない。
民進、社民、自由の合併と、その上での共産との協力までやっていればまだしも、昨年参院選くらいの選挙区調整だったら、現有維持は難しかったはずだ。

ところが、希望、立憲、無所属に分かれた結果、現有維持はできそうなのだから、何をそんなにプンプン怒ってるの という話だ。
民進、社民、自由の合併をしていたとしても、「民主党=裏切り者」というトラウマからは逃れられず、さほど大きな期待は得られなかっただろうと、私は思っている。
枝野、前原を含む、民主党政権を崩壊させた下手人が、雁首そろえて国民の前で土下座して謝罪しない限り、民主党の影を引きずった党は勝つことはできない。

その意味では、小池色と、その小池に虐められたという同情とが相まって、希望も立憲も「民主党=裏切り者」のトラウマをうまいこと薄めることができている。
結果論だとしても、前原と小池がやったことは、そういうことだ。

だから、もう小池は~~~ とか 前原は~~~ とか言うのはしばらくお休みして、どうやったら無党派層にこっち向いてもらえるか、そのためにあと9日間何を言うべきか、もっともっと考えなくてはならない。
2009年に民主党に投票したけれども、その後選挙には行かなくなった人たちが1000万人以上いる。
間違えてはいけないのは、この人たちは自民党に鞍替えしたのではなく、棄権しているのだ。

つまり、自公じゃダメだということはわかっているけど、野党でもダメだなあ という人たちだ。
この人たちに、いくら「安倍はダメだ」「自公はダメだ」と言ったとことで、そんなとこははじめから承知だ。
必要なのは 「じゃあどうするのか」 ということ。

はっきり言って、立憲民主党の政策パンフを見ても、昨年の民進党のマニフェストとほとんどおんなじだ。
羅列的に「イイコト」は書いてあるが、破壊力のある目玉政策と、その根拠となる明確な政財政策がない。
2009年マニフェストのような、子ども手当、高速道路無料化、農家戸別補償、のような具体的な話しがない。

また、長い長い不況を通ってきた世代には、経済政策抜きのキレイゴトは通用しない。
ここにある金をこっちに回してこう使う。不足分はこれだけ国債を発行すれば、これだけの効果が上がる。
そういう、お金の近未来像を描かなければ、いくら「イイコト」を言っても信用されない。

リベラルの仕事は、自分たちと同じようなリベラルの票を固めることではない。
そんなものはすでにカチカチに固まっている。これ以上固めてどうする。

そうではなく、「自公政権は嫌だけど、野党もなあ」という人たちに、キレイゴトじゃないナマナマしい政策を語って振り向いてもらうことだ。とくに、オリンピック景気が届かない地方都市において、非自公の無党派層に訴えること。
これに尽きる。

あと9日。
がんばろう。

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2017-10-08(Sun)

責任論より実践論

政局ばっかとか、不純だとか言われながら、めげずに選挙準備やらなんやらでバタバタしております。

昨日は山本太郎さんの街頭記者会見で、梅田と難波の二連チャン。
太郎さんの街宣は、舞台装置が大変だし、観客が100人くらいは足を止めるので、交通整理やらボランティアにあれこれお願いしたりやら、普通の街宣の3倍くらいクタクタになる。
それでもご本人に比べたら楽なもんだけど、結構つかれた。

今日は朝から池田(大阪9区)で突貫工事の服部良一さんのセカンド事務所で工事の打合せ。そこから茨木で服部さんの街宣二連チャン。これは参加するだけだからあまり疲れはしない。でも、今日は急に暑くなったので、ちょっと熱中症気味だ。水分補給はしてたのだけど。
1時からの部には、山本太郎さんも参戦してくれた。太郎さんはその足で、神戸三宮のご自分の街頭に直行。

私も、茨木から神戸に行こうとしたのだけど、一度自宅に戻る道が大渋滞で断念。
まあいいや。明日は生業が待っているので、その準備もしなくちゃ。

そんなこんなで、この二日間くらい、世の中がどうなっているのか最新情報をフォロー仕切れていない。

相変わらず、SNSには希望憎しがあふれているけど、少しだけ安倍ちゃんのこと思い出した人も増えてきた模様。
9/28からツイッターが止まっていた 加計学園の番頭ワタナベ(@yoswata)。ついに瀬戸内海に沈められたかと思っていたら、復活している。
せいぜい安倍ちゃんのと孝太郎君の秘密を暴露してくれ。

自由党の公認だった人たちは、無所属3人、希望3人、立憲3人 ということになったようだ。
生活フォーラム関西でも応援していた真白リョウさんは、希望の4次公認で、なんと進次郎にぶつけられた。
神奈川11区に瞬間移動である。どこでもドアがあったらいいのに。

京都5区の鈴木まりこさんは、元日本の心なので何かと炎上しがちのようだが、ご本人に会ってきた人の報告を聞くと、たまたま最初の出会いは日本心だったが、かなり信念もった人で、無所属で出るとのこと。
京都5区は自民系が分裂しているうえ、引退した谷垣氏の穏健保守を引き継ぐタマではないらしく、鈴木さんはこの層に訴えたいとのこと。
生活フォーラム関西としては、応援しようという話になっている。

小沢さん(岩手3区)と沖縄の玉城デニーさん(沖縄3区)は、もとより無所属。
オール沖縄のデニーさんの選挙区は、辺野古基地建設が日々進められている、まさに地元である。
地理的には南の端だけれども、日本のヘソと言ってもいい選挙区だ。
大大大注目してほしい。

とにかく、22日までは 「誰のせいでこんなんなった!」という話しはやめにして、ネットでブツブツ言っているよりも、自分のお気に入りの事務所に出かけていって、お手伝いしてみてはいかが。

以上

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2017-10-06(Fri)

立憲民主党が大勝利したあかつき

今日は大阪9区・服部良一さんの新事務所の段取りでバタバタ

時間が無いので、簡潔に算数の問題だけ解いておく。

立憲民主党が大勝利。希望の党は惨敗して、ざまあかんかんカッパの屁になった姿を想像してみよう。

衆議院の定数は465

立憲民主党が大勝利して70議席とったとする
(現在公認が62人)

共産党も善戦して25くらい。

社民党は、残念ながら比例票を立憲民主党にもっていかれるので、最大でも3。

元民進の無所属が15人くらい。

希望の党は惨敗して25人にしておこうか。

維新は現状維持で15ってとこ。

465-70-25-3-15-25-15=312

465÷3x2=310<312

あれ? 自公は2/3取ってるぞ?

これじゃあ 安倍ちゃんの責任論にすらならないから、自民党内の安倍おろしも起きないぜ。

おかしいなあ 立憲民主も共産も大勝利して、にっくき小池の党は大惨敗したのに・・・

(70+25+3+15)=113 非改憲

(312+25+15)=352 改憲

速攻で改憲かなあ・・・

***********************

これが、立憲民主党が大勝利し、希望の党が惨敗した姿だ。

もちろん、立憲民主が悪いのではないけれど、希望が自民の票を奪えば、少なくとも安倍の責任論にはなる。

政権交代はできなくとも、少しは人間として会話のできる首相にすげ替えることができるかもしれない。

ちなみに、小池は自力で勝てないと読んだ時点から、石破を首班指名する気なのではないだろうか。

あれも嫌だ、これも嫌だと言いつづけていればキリは無いが、安倍よりはマシなんじゃないの。

それとも、何か奇跡おこしてみる?


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2017-10-05(Thu)

【警報】このままだと自民は圧勝する

朝日新聞のトレンド調査が発表された。
10月3日4日のものだ。

20171005-1.png

これを見て、リベラルの皆さんは「立憲民主党が7%もあるぞ。希望は減ってるぞ。」と大喜びしている。

グラフの赤い部分は目に入らないのだろうか。
公示直前で自民が35%ということは、このままいけば、自民党が圧勝し、自公で2/3をとられてしまった2012年や2014年と同じ結果になるということだ。
なんでそれに驚愕し、大慌てしないのだろう。

あれだけ森友・加計問題でぶったたき、内閣支持率もどうにか不支持と拮抗するところまでは追い込んできたのに、蓋を開ければまたしても自公で2/3という惨状が待っているなんて。
立憲が7%だろうが17%だろうが、自民が35%あったら、政権交代はおろか、安倍の責任論にすらならないという現実に、なんで目を向けようとしないのか。

民主党政権が崩壊し、自公が2/3を抑えた2012年のときは半月前の調査で自民投票先が20%台の半ば、ほぼ同じ勝ち方をした2014年が35%前後。(各社によってバラツキはある)
風を変えない限り、自民党はほとんんどマスコミにもでずに、黙々と組織票を固め、圧勝するだろう。

ビジュアルに恐怖をお伝えするために、5年前の結果を見ておこう。

20171005-2.png

このままいったら、こうなるよ。
青と黄色の内訳は変わるとしても、日本中が自公に染まるんだよ。



もちろん、その第一の責任は、小池が9月29日に「排除いたします」とやらかしたことだ。
あのひと言と、それを実行したことによって、政権交代の可能性は吹き飛んで、自公の安泰は保証された。

前原が民進党を壊したからだ、と言う人もいるが、民進党があのまま存在しても、ジリ貧になるだけで自公を脅かす存在にはなっていないので、「自民35%の責任」は以前からあるけれども、民進を壊したからといって自民の支持率は変わっていない。

いや、安倍-小池-前原は共謀してこの状況をつくったんだ、という説もある。
前原は、結末をすべて知っていて、あえて民進を解体したのだという説は、本人が一昨日「想定内」と言ったものだから、完全に証明された ということになっている。

言っておくが私は前原誠司など大嫌いだ。信用もしていない。
この7年間、煮え湯を飲む思いであの顔を見てきた。
しかしそれでも、この非常時には冷静に論理的にものを見なければならないと思うのだ。

つまり、本当に「想定内」であり、最初から仕組んだことだったのなら、このタイミングで「想定内だった」なんて正直に言いますか? ということ。
確信犯の犯罪者が、まだ証拠も突きつけられていないうちに、「私がやりました」なんて言うか?

本当に確信犯だったら、「事前の話し合いとは違う」と言って、自己保身を図るんじゃないか。
「排除する なんて聞いていない」とウソをつけばいいんじゃないのか。
民進党を壊して、自分だけが生き残れればOK と言う立場なら、私ならそうする。

善良なリベラルな皆さんは、悪人になったつもりで考えるなんてことはできないのかもしれないが、政治に関わるんならそういう練習もした方がいいんじゃないだろうか。
前原が確信犯の悪人なのだったら、まだ公示直前のこのタイミングで、「私が犯人です」と告白するようなことは 絶対にしない。

では、単にアホでダマされていたのだとしたらどうか。
それこそ、「ダマされてました」と言えばいいじゃないか と思う人も多いだろう。
では、もし前原がそう言って「ボク責任ないもん」「小池さんが悪いんだもん」と言ってしまったらどうなるか。

排除されたとは言え110人の候補が小池の支配下にある。
まだ2次3次の公認もある。
いわば殺生与奪の件を握られているわけで、人質のようなものだ。
前原の目的が、民進を壊して自民に利することだとしたら、この人質がどうなろうが知ったことじゃない。
しかし、そこまでの悪人ではなく、小池にダマされたアホだとしたらどうか。
小池を悪人にして、ボクちゃん知らないもん と言えるか?

ただでさえ、トンデモナイ選挙区に飛ばされたりして差別的な扱いを受けている旧民進の候補は、小池にいびりたおされるに決まっている。
もし前原に責任感の欠片でも残っているとすれば、「小池さんにダマされたんです」とは絶対に言えないはずだ。

つまり、前原が3日の時点で 「すべて想定内です」 と言ったということは、「実はダマされていた」ということと同義なのである。
これは前原の評価とか好き嫌いとかは関係ない。
純粋に理論的に考えれば、そういうことになる。

確信犯 → 「ダマされてた」とウソをつき自己保身
アホ   → 「想定内」とウソをつき人質守る

絶対的な証拠がない以上は、こう考えざるを得ない。



ことほど左様に、理屈で考えればわかるはずのことが、えだのんファイアーしてしまっている人たちには通じなくなっている。

何度も書いているが、ここまで来たら立憲民主には頑張ってもらいたい。

しかし、最初に書いた通り、今のままでは自民圧勝だという現実を直視してほしい。
いくら希望を叩こうが、前原を叩こうが、自民の票は1票も減らない。
むしろ、無党派層から見れば、「また野党は内ゲバやってるよ」と見えて、自民が増える可能性が高い。

ここから風を変えるにはどうしたらいいか。

1つは、社民党は立憲に合流することだ。
これまで、「民進党は右も多いからなあ」と思って社民党に投票してきた層が、立憲にながれるので、間違いなく社民党は比例票を減らす。昔ながらの社会党や労組のガチガチの票しか残らないだろう。
ただでさえ、単独での比例復活は苦しいところに、立憲に票を取られたら絶望的だ。
ここは、食えない沽券は投げ捨てて、咥えた高楊枝はぷっと吹き飛ばし、立憲民主党に合流するしか道はない。

社民党は、候補者を見殺しにしてはいけない。
幹部やら組織やらの面子のために候補者を見殺しにしてしまっては、持参金付きで他党に送り出した民進や自由の方がマシだったということになってしまう。

2つには、森友・加計問題を再燃させることだ。
立憲や共産が、あらためて対自民を鮮明にすれば、ニセでもエセでも、対抗上希望もそうせざるを得なくなる。
希望との対決は、「どちらがより安倍自民と対決するのか」勝負である。

テレビも新聞もSNSも、小池一色のままでは、安倍ちゃんはウフフと笑いながら逃げ切ってしまう。
オトモダチにだけバラマキのモリカケ問題を、うまくビジュアルを使いながら、突きまくろう。

3つには、消費減税を打ち出すことだ。
枝野は2019年10月の消費税10%の増税は「現下の経済情勢では国民の理解を得られない」と言っているが、アイマイだ。
小池は 増税凍結・企業内部留保への課税・ベーシックインカム を打ち出しており、立憲は完全に負けている。
当たり前の話しだが、安倍にも小池にも勝ちたいのであれば、安倍よりも小池よりも「国民にとってウレシイ」経済政策を出さねばならない。

まず、明確にするべきは、消費税を一定期間5%に減税する ということ。
さらに、公共支出を教育、介護、子育て、医療など大放出すること。
それをもって、格差是正・地方の疲弊・オリンピック後の落ち込みを支え、日本の経済はまだ大丈夫だという展望を描かなければならない。

どうかどうか、立憲民主党ができて大喜びの皆さん。
皆さんの口から、えだのんに要望してほしい。

そして、なんとかして自公2/3は取らせないために、力を合わせよう。

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2017-10-04(Wed)

政局をトリノメで見てみる

トリノメというのは、夜になると見えない という意味ではなく、上空から眺めてみる ということ。

安倍一強に対して野党の多弱、という現実はたしかにあった。
小沢氏が仕掛けていた 民進、社民、自由の合流と共産との選挙協力 という既存野党をめいっぱい1つに固める方法も、勢力挽回の力にはなっただろうが、一気に政権交代や主要な委員会運営を左右するほどの議席数を確保することは難しそうだった。
このまま民進が衰退し、野党がさらに減ってしまうような最悪の流れを断ち切ることはできても、それ以上ではなかったように思う。

9月25日の小池新党立ち上げで、そうした「受け皿がないために自公が勝つ」という流れが変わった。
さらに、27日の前原の合流宣言と28日の決定。210人の公認候補が全員で小池新党に合流するという話しは、がぜん政権交代の可能性を感じさせた。

森ゆうこさんの言葉を信じるならば、小沢氏は既存野党の合流の会談をキャンセルされ、寝耳に水で希望への合流を聞いたそうだが、その後の小沢氏の行動や判断を見ていると、即座に自由党もこの流れに乗るということを決めたのだろう。
28日までの目に見える経緯は、おそらくこの見立てで間違いなかろうと思っている、


20171004-1.jpg
 問題は、もう少し深い部分だ。
鳥は海の中を泳いでいる魚を見つけてちゃんと捕獲する。海面だけでは判断できないこともある。

森ゆうこさんから昨日(10/3)出された文章から一部引用する。

去る9月17日に予定されていた民進党・自由党・社民党による3党首会談では、結集への大きな前進が図られることになっていましたが、直前にキャンセルされてしまい、共産党を含む野党と市民の共闘で政権交代を実現する大きなチャンスを逃してしまったことは、残念でなりません。
その2日後に希望の党が設立され、民進党前原代表と希望の党小池代表の会談が行われ、その後、民進党は希望の党と事実上合流することを両院議員総会において全会一致で決定しました。
小沢一郎代表は、前原・小池会談には参加していません。従って、会談の中身が具体的にどのようなものであったのか知ることはできませんでしたが、民進党を中心にした野党の結集とオール野党共闘を提唱してきたことから、民進党の決定に添って自由党も連携を模索して今日に至りました。

(引用以上)

前原も28日の合流発表した夜のテレビ番組で、「11日前から協議検討していた」と答えていたので、まさにこの17日の3党首会談をキャンセルしたときが、希望合流路線の始まりだったのだろうと思われる。
では、なぜこのような路線変更がおきたのか。

通常考えられる理由は2つだ。
ひとつは、小沢氏が中心になって進められているシナリオへの反発。
もうひとつは、小池サイドから提案(誘惑)があったこと。

2009年から2012年の民主党内の状況をあまりご存じない方も多いかもしれないので、少し書いておくと、民主党(民進党)内の一定のグループにおける反小沢感情は、それはそれは凄まじいものがある。思想信条政策に関係なく、小沢につくくらいなら小池の方がマシ、という自称リベラルはゴロゴロしている。
自らの党の代表で、半年後には総理になるかもしれないと言う人が、えん罪で検察に追い込まれ、マスコミに猛烈なバッシングを受けたときに、後ろから石を投げつけたのが、民主党の自称リベラルの皆さんだ。

これは好き嫌いで言っているのではない。
政権交代というのは、既得権益勢力からは命を奪われかねない反撃を受ける。そうした反撃が来たときに、この人たちはまた後ろから石を投げる人たちであり、つまり、政権交代をするだけの覚悟はない人たちだ、という理論的な判断をしているのである。
こういう人たちがたくさんいる党が、小沢氏がすすめてきたシナリオ(たぶん統一名簿)にそう簡単に乗るとは考えられない。

その不満が渦巻く17日を見計らって、小池サイドから提案があった。これも、ほぼ間違いないだろう。
小池新党と合流しないか。民進の210人は全員受け入れる。その代わり選挙資金は提供してほしい。そんな話しだったのではないか。
150億を握る前原は、これでイニシャティブを握って合流できると思い、誘惑に乗ってしまった。

たしかに、25日の小池の結党発表から28日の前原の合流決定までは、本当に政権交代もあるかも、少なくとも自民大敗で安倍は退陣という現実味はかなり感じた。
党首が小池で、そのバックが新自由主義と安保マフィアと統一教会という悪魔トリオだという大問題はあるけれども、金と人数を握っていれば、少しは薄めることができるだろうし、安倍が退陣すれば、次の選挙でまた自民党に戻すという方法もある。
そもそも二大政党制というのはそういうものだ。悪と悪のたたかいで、より悪い方を落とし、ちょっとでもマシな方を選ぶ。ウソをついたら次に落とす。



もうひとり、内情をバラしている人がいる。
ご本人はちょっと反省して削除しているが、山口二郎氏が、
「希望への合流にあたって、枝野氏が分党しないように説得してほしいと、前原氏から依頼された」という主旨のことをツイートした。
すでに大量に出回ってしまった情報なので、削除は自己満足であって あまり意味がない。

枝野は前日(たぶん会見の前日の26日)に前原から合流方針を知らされた、と言っているが、民・社・自の三党合流がながれたと言うことは当然わかっていたわけだし、前原が小池サイドと頻繁に会っていると言う情報は入っていたはずで、少なくとも小池新党との選挙協力というところまでは、ほぼ既定路線として認識していたはずだ。

この段階で山口二郎氏が、前原の依頼を受けたのであれば、リベラルの代表みたいな立ち位置になっている山口二郎氏も合流方針に賛成したと言うことだ。
逆に、その依頼を断っていたとしたら、枝野は自分の判断で合流方針に賛成したと言うことになる。
どっちみち、この段階までは、いわゆるリベラルのグループも、希望合流には賛成していたということだ。


さて問題は、29日から始まった、小池の「選別・排除」宣言だ。
前原も確信犯ではないかという説もあるが、私の印象では、前原はダマされたのだろうと思っている。
28日と29日で別人のようにしおれて、目が泳いでいるからだ。
もちろん、どちらにしても確証はない。

しかし、この小池の排除宣言も、俯瞰してみれば理解できる。
つまり、我々でもこのままいけば 民進が小池ブランドを買ったことになる。事実上の乗っ取りだ、ということに気が付くのだから、期を見るに敏な小池が気が付かないはずはない。
自らの党支配を維持するためには、大物を排除し、人数も選別して希望プロパーと同等までに抑える。

しかしこうした小池の自己保身は許されなかった。
そもそも小池百合子などと言うトリックスターが単独でこれだけの仕掛け(都知事選から含めて)をできるわけがなく、安倍自民のやりかたに不満を感じている国際金融資本や安保マフィアがバックに付いているのは、間違いなかろうと私は見ている。
トランプの「他国のことには関わりたくない」路線に乗っかって、対米従属の隙間をついて極右路線に走ろうとする安倍晋三にたいしては、これまで日本を実質的に支配してきたグローバル巨大資本や日米安保の利権を握った人々は、そろそろ首を切らねばならないと思っていた。

その格好の駒として小池は名乗りを上げたのであって、その使命を果たさないような中途半端な自己保身は許されない。
そこでの狼狽えが、あの「踏み絵」の内容の二転三転である。左が当初案で、右が最終版。なんとか内容をアイマイにして 一度言ってしまった「排除」のポーズを取りながら、実は排除したくないという意識がにじみ出ている。

20171004-2.jpg20171004-3.jpg

小池の出馬についても同様だ。
本人は、政権が取れなくてもいいと思った瞬間に出馬などする気は さらさらない。
しかし、政権をとらせるために担ぎ出したバックは、「何言ってんだバカヤロー」状態であろう。
だから小池は、ゴニョゴニョと言葉を濁し続けてきたのである。



ここに、小池にとっては思わぬ救いの神が現れた。
立憲民主党の設立である。

断っておくが、事態がここまで進行した以上、私は立憲民主党ができたことを非難する気は毛頭無い。
ただ、追い込まれた小池にとっては、格好の言い訳ができたのである。
「これで政権交代は絶対にできません。だから知事を続けます。」と。

「民進に乗っ取られるくらいなら政権交代なんてしたくない」と保身に走った小池と、「踏み絵を踏んでまで政権交代はしたくない」という枝野の、政権交代不要という意識が、意図せぬところでシンクロしたのである。

以上、水面のちょっと下を透かしてみると、どうもこんなことだったのではないか、と思える。

とは言え、ここまで来た以上は、「ではどうするか」である。
少なくとも現状で言えることは

・当選の可能性がかなり低かった民進と自由の候補が、希望に行ったことで少し可能性が高まった
・立憲と社民が統一名簿にすれば、それなりの議席が期待できる
・共産党はゴタゴタの外側で、ある程度票を伸ばすだろう

ということは、やるべきことは

・立憲、社民、共産の議席を少しでも増やす。できれば合計60くらいあれば。
・希望はきっと分裂するので、希望に行った人たちと遺恨を残さず、帰ってこれるようにする。

この2つができれば、現状よりはやや多い野党勢力は維持できるだろう。

しかし、希望に行った人たちを罵倒し続け、向こうへ向こうへと押しやった場合、過半数の与党、150議席程度の「ゆ」党、60議席の野党 という地獄絵になる。

昨日私も書いたように感情は大事だけれども、それでも今はトリノメをもって事態を眺めてみよう。
最悪の事態は避けなければならない。

■おしらせ■



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2017-10-03(Tue)

さて 自由党はどうするんだろう

沈黙をつづける自由党。

何も言わないでいる間に、こういう位置づけにされている。

20171003-1.jpg

まるでコウモリさんみたいで、なんとも格好がつかない。
これまで大阪で野党共闘でともに動いてきた人たちは、一人残らず明確に第三極のほうに行ってしまったので、もう居場所がないというか、視線が痛いというか・・・・
野党共闘をともに進めてきた絆から、自由党大阪府連代表の渡辺さんは社民党の服部さん(大阪9区)の応援に入っているけど、さぞや居心地が悪いことだろうとご推察する。居心地の問題よりも、せっかく選挙に詳しい渡辺さんが応援に入っても、みなさんあまり聞く耳を持たないのではないかと心配だ。

立憲民主党の設立。
私も少しは記憶力があるから、今でも枝野幸男という人間はまったく信用していないが、それでも昨日今日の情勢からは、やむを得ない、これしかない方向だったとは考えている。
このエリアのいわゆる「リベラル」の人というのは、たしかに一定数いるので、まったく空白になってしまったこのエリアを埋めることは必要だ。ただし、本気でやるのならば、社民党と合併すべきだ。社民党も議員数は少ないけれども得票数は150万ある。立憲が民進の半分とるとすると500万程度。そこに150万の上乗せは、各ブロックで比例が一人増える可能性が大きい。

そうなれば、立憲で25~30議席はとれるかもしれない。
共産党が善戦すれば同じく25~30。合わせて50~60議席あれば、少しはものが言えるだろう。

で、問題は自由党だ。

昨夜、こんなニュースが流れた。

小沢氏、無所属出馬へ 希望に合流せず
2017.10.2 共同通信


 自由党幹事長の玉城デニー前衆院議員は2日、沖縄県沖縄市の事務所開きのあいさつで、小沢一郎共同代表が新党「希望の党」に合流せず、岩手3区から無所属で出馬する方針を明らかにした。
(以下略 引用以上)

これについて、私がぼやきツイートをしたところ、玉城デニー幹事長からリプライをいただいた。


ということで、とりあえずあの共同通信の記事は、誤報というか、正式発表で無いものを幹事長の発表のように書いたものだそうなので、正確にはまだ白紙ということ。

しかしそれにしても、いったい、この後に及んで なぜ白紙なのだろう。。。。



私は2009年の小沢氏に対するあの大弾圧から、ずっと小沢氏に注目してきたし、期待もしてきたし、少しはお手伝いもしてきた。

なんで自由党なのか、なんでオザワイズムなのかと言えば、「自立と共生」すなわち 「日本の独立と反戦平和」を明確にしているからだ。
独立を言う政治家はかならず独自核武装!と言うし、反戦平和を言う政治家は日本の独立をアイマイにする。
そのなかで、小沢一郎だけが両方を言う政治家だった。今は玉城デニーさんや山本太郎さんが続いている。
その意味でのオザワイズムについては、今後、自由党との関係がどうなろうが、私の中では変わらない。

それだけ注視してきたから、今小沢さんが何を考えて沈黙しているのか、ぜんぜん想像がつかないわけではない。
私の想像では 「このままでは 55年体制に戻ってしまうじゃないか」 と焦っているのではないだろうか。

上の図の第三極と 小沢氏の決定的な違いは、「保守票をとらなければ勝てない」「3割の革新票だけで固まってはいけない」というところだ。
「野党」の欄に入っている人たちは、待遇条件次第でいくらでも与党になる人たちだから、だからこそ凧の糸を離してしまって、あの人たちに保守票を好き放題にされてはいけない というのが小沢さんの思いであり、その方向で最後の最後まで動いているのだろうと思う。

たしかに、小池の党に、完全に好き放題させると、自公希維連立で、400人規模の巨大与党が誕生する可能性もゼロではない。
もちろん、自公で過半数はとる可能性は高いが、万が一過半数割れすると、そういう局面もないとは断言できない。
そうなったら、55年体制どころではないし、一強他弱ではすまない。

もう一つの可能性は、多くの人が見ているように希望の党は長くは保たないから、希望が分裂したときに、中から影響力を行使して、革新ばかりになってしまった第三極に保守勢力を合流させる、という中期的な見通しもあるかもしれない。
なにせ、あの2007年の大連立を仕掛けた人だから、数年先を見通している可能性はある。

福田内閣との大連立構想は、参院選大勝の力で福田自民とと民主党との連立内閣を模索したもの。
当時は私も大反対だったし、革新系の人たちはいまでも怒り心頭のようだ。
しかし、あれをやって一度政界をかき混ぜ、自民党の良質な部分まで巻き込んで、逆に獅子身中の虫からは力を奪い、2009年の本格的政権交代に向かっていけば、民主党政権はあれほど無残に内部崩壊することはなかったかもしれない。

2010年になるまで大連立構想の意味がまったくわからなかった私としては、小沢氏の現在の沈黙を、大声で罵倒することは控えようとは思っている。



しかし

そうは言っても だ。

もし万が一、党首が無所属で出る となったら、公認候補はいったいどうすればいいのか?
ここまで小さくなった自由党でも、なんとか一議席でも多くしようと奮闘してきた支援者は、何をどう考えればいいのか?

「自立と共生」はいいけれども 「自律の強制」 はアカンでしょ。

おそらく、爆発寸前、もしくは すでに暴発している支援者も多いと思うので、私としてもきわめて控えめに小声で文句は言わせていただく。

支援者も感情のある人間でっせ。



(記事を保存ボタンを押すのを30分くらい迷ってましたが、行きます)




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2017-10-02(Mon)

思い出せ!主敵は安倍だ!!

私は9月28日までは、前原の民進党から希望の党への集団移住はやむなし と考えていた。
経済原則で考えれば、民進が小池ブランドを銭で買ったと言えたからだ。
どのみち、支持率5~8%程度だった民進党は、ぼろ負けして半減する勢いだったのだから、より多く生き残り、安倍自民の票を減らすための奇策は、もろもろのリスクをともなうけれども非常に現実的だと思った。
100億で小池ブランドを買いとった前原のリアリズム

しかし、29日朝に情勢は一変した。
小池と会談した前原の目は昨夜テレビ番組をハシゴしていたときとはうって変わって泳いでいた。
小池は「排除します」と明言し、若狭は「政権とらない」と公言した。
もはや、前原の奇策は完全に敗れたことが明白であり、即時に次善の策に遷らねばならないにもかかわらず、週末には何の動きも起きなかった。
この段階では、私も考えを改め、小池ブランドで票を稼ぐことよりも、第三極でキャスティングボートを握ることに向かうべきだと考えた。
情勢は激変した。第三極をつくるしかない

その後の報道を見ても、民進で交渉している玄葉の説明ですら 民進150+希望50で200しか候補を立てないという。
やはり、希望は野党第一党になるだけで、政権をとる気はないということが証明された。
トレンド調査などから見ると、100議席取るかどうか くらいのところだろう。これでは自公を過半数(233)未満に追い込むこともできない。
100議席程度の野党の党首になるために、小池が出馬することもまずなさそうだ。

さらに今日の報道で、希望の党の凄まじい内容がながれた。

【衆院選】代表複数も可能 希望の党の規約案が判明 小池百合子知事が国政復帰しない場合の対応も
2017.10.2 産経


小池百合子東京都知事が代表を務める新党「希望の党」の規約案が1日、判明した。党役員として代表を補佐し、コンプライアンス(法令順守)やガバナンス(統治)を統括する「ガバナンス長」を置くことが柱だ。国会議員の資質を有識者らがチェックする「人材評価機関」も設ける。
(引用以上)

この党は、政治家が結集する党ではなく、政治家を支配する党だというのだ。
あまりにも恐ろしすぎる。
党議拘束どころか、党中央と違うことを言っただけで評価を下げられ公認取消、ということだろう。

(もっとも、かつての民主党もマニフェストを守って消費増税反対しただけの議員を除名したのだから、実態はあまり変わらないが。)



それでも、忘れてはいけない。

これまで5年間の安倍政権の悪行の数々を。


マスコミはもちろん、私が目にするSNSのタイムラインまでが、「小池」一色である。
マスコミは興味本位、SNSは小池憎しで 埋め尽くされている。

しかし思い出してほしい。
9月25日までは、安倍晋三の加計隠し解散に、みな怒っていたのではなかったか?
5年間の安倍政権の悪政に、怒り心頭ではなかったのか。
そして、なんとかして安倍晋三を引きずり下ろしたい という一心だったのではないか。

小池という詐欺師に腹を立てる気持ちはよくわかるが、どのみち半減する民進党を壊したことよりも、国家を私物化し、大金持ちばかりを優遇し、国民の財産を米国に貢いできた安倍晋三の罪のほうが何万倍も重いということを 今一度思い起こそう。

もちろん、小池が権力を握っても同じような悪政をやるだろう。しかしそれは先の可能性に過ぎないし、現時点は政権をとる可能性はゼロに近い。
それに対して、安倍晋三の悪行は、既遂の犯罪であり、このままではこの先何年も続く可能性が100%に近い。
どっちが主敵かは 火を見るよりも明らかだ。

まずは、安倍晋三を加計学園疑獄事件で監獄送りにしなければならない。
最低限の「責任」というものを、政治に取り戻さなければならない。

だからといって、今から希望に合流すべきだというのではない。
今からできることは、安倍でも小池(+維新)でもない第三極をできるだけ大きくして、共産党を含めて、圧力をかけられるようにすることだ。
残念ながら、自公を過半数割れにすることはかなり難しいが、大きく議席を減らせば自民党内での安倍の力が落ちることは間違いなく、ちょっとはマシな、つまり言葉が通じる首相にすげ変わるという可能性もないことはない。

ただ、その時に、絶対に注意しなければならないのは、感情に任せて、希望の党主敵論にならないことだ。
下に引用する映画監督の太田隆文氏の言っていることは大事だ。これは9/27の文章であり、小池サイドが「排除」して「政権をとらない」と表明した時点で情勢が合わなくなっている。が、そのエッセンスだけはぜひとも心にとめておきたい。

安倍政権を批判するのに小池新党も否定する人たち? 結果、安倍政権を支えてしまう?
(太田監督のブログ 2017.9.27)


小池のあの憎々しげなパフォーマンスに引きずられて、安倍こそがメインターゲットだと言うことを忘れないことだ。
そして、数的には希望が野党第一党になってしまうことも避けられないだろうから、民進から希望に行って当選した議員を責め立ててはいけない。

彼らは自分でも「裏切り者」だという自覚が少しはある。
そういう内心忸怩たる人間を責めると、絶対に逆切れする。開き直って、とんでもない人間になってしまう。
言ってみれば、細野豪志のような目つきの連中が大量発生してしまうということ。
怖い。

ただでさえ悪魔の党なのに、わざわざ悪魔を増やすのではなく、厳しい人事管理されるサラリーマンのように党に飼われる愚痴を聞いてやりながらオフラインで気脈を通じておくことだ。
当面は何の役にも立たないとしても、どうせ希望の党など何年も保たない。再々編されるときに、恨みつらみを残さないように、せいぜい気をつけなければならない。

これは、小沢グループが2012年にやってしまった過ちを繰り返すな という意味だ。
あの状況で別の党(国民の生活が第一)をつくったことはやむを得なかったとしても、民主憎さ、野田憎さで、主敵を間違えたのは、自らをふりかえって痛恨の間違いだったと思っている。

さらに言うと、維新が当初人気を獲得したのは、公務員を叩いたからだ。中小零細企業に勤める人たちと公務員の待遇格差を突いて、嫉妬心をあおった。だから逆に大企業の多い東京では人気が出なかった。
その意味で維新は支持層を想定して戦略を練っていたが、希望にはそれがない。意外と大コケするかもしれないと私は思っている。

小池はたしかに悪魔的な詐欺師だけれども、主なる敵は あくまでも 安倍晋三だ。
コイケネタはほどほどにして、モリカケをもう一度!

そのことを、くれぐれも忘れずに、少しでもマシな結果になるように、10月22日までできることをやりきろう。

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