2017-08-22(Tue)

民進党代表選に何か期待してる??

前原も枝野も、あの裏切り民主党政権の、中枢であり主流だった。

せめてこの二人がいなければ、民主党の裏切りも少しは程度が軽かったかもしれない、というほどの、戦犯の中の戦犯。
野田佳彦に次ぐ極悪犯罪人ですよ。

ところが、この二人の代表選を、あたかも「リベラルVS保守」のたたかいかのように報じるマスコミ。
それに乗っかって 枝野に期待しちゃう市民派リベラル・・・

一体全体、この国の人々は、何回裏切られたら目が覚めるのだろうか?
放火犯が「火の用心」と叫んでいるのを、なんでほんのちょっとでも信じることができるんですか??

彼らが言っていることの中で、唯一実行するだろうことは、消費増税だ。
「オールフォーオール」だろうが、「お互いさまの助け合い」だろうが、この言葉の意味は「大衆増税をやる」ということに他ならない。

今必要なことは オールから収奪することではなく、お互い様で巻き上げることでもなく、きわめて税制で優遇されているごく少数の大金持ちから、しっかりと税金を取ることだ。無謀なことではなく、ほんの30年くらい前の水準に戻すことだ。

オールフォーオールとかお互い様 というスローガンは、この少数の大金持ちには逆らいません という宣言であり、貧乏人どおしがみんなでお互いに助け合います、すなわち「消費税上げます」 という意味。
もう、メインスローガンからしてこんなレベルだから、前原も枝野も、極悪戦犯のままで何も変わっていない と言うことがよくわかる。

基本政策のなかには、それなりにイイコトは書いてある。
しかし、それを実現するには、抵抗する勢力と戦って勝ち抜かなければならない。
やります とクチで言うだけでできることならば、2009年に実現していたのだから。

大企業のあつまる財界、巨大マネーを動かす国際金融資本、岩のような官僚組織、CIAと警察庁、公安、内閣情報室。
共和党軍産系や好戦派民主党系やトランプ系などの米国からの指令や圧力。
自民党地方組織、創価学会、日本会議、統一協会などの草の根の運動や組織。
そして極めつけは、労働貴族の身分に恋々とする日本労働組合総連合。

これらに勝ちきるか、少なくとも折り合いを付けることができなければ、どんなに口先でイイコトを言っていても絵に描いた餅に過ぎない。
さて、前原と枝野に、戦う気力が、ほんのわずかでもあると思いますか????



まあ、それでも一応は、二人の言うことは聞いてみましょうか。

代表選にあれこれクチをはさみたい人は、少なくとも原文は読んでね。
新聞の見出しとか、統一協会のオトモダチ(細川某)のインタビュー記事のまとめを見て決めつけるような、あまりにもお粗末な議論は有害なだけです。

前原誠司政権公約 (PDF 2400字程度)

枝野幸男の基本政策 (3400字程度)

【民進党代表選・共同会見詳報(上)】

【民進党代表選・共同会見詳報(中)】

【民進党代表選・共同会見詳報(下)】

詳細に見れば、ほとんど言ってることが変わらないことがわかると思う。
前原は野党共闘反対で、枝野は推進だ というのは 新聞の見出しだけの話しだということもわかる。

全体的な傾向としては、前原は理念と戦略を語り、枝野は政策と戦術を語っている印象。
もちろん、二人ともまるっきりのバカじゃないから、それぞれ、自分の支持層にウケるような言い回しはしている。
枝野はリベラルっぽい言葉遣いをしているし、前原は保守が受け入れやすいように意識している。
しかし、内容をよく読めば、保守VSリベラルの決着をつけるんだ~ と大騒ぎするほどの違いなどぜんぜんないってことに気が付きませんか?



これだけ民進党をボロカスに言っている私とて、いざ選挙になったら民進党と選挙協力は必要だと思っています。
と同時に、「民進党は、かならず裏切る」 とも思ってる。

だから、裏切られたときのダメージが少ない方が、よりマシな代表だ というのが私の考え。
妙に期待を高めて、あれもできるかも これもできるかも と思わせて ドスンと落とす。2010年と同じことをまたしてもやらかすのが、一番悪質。
最初から、まあこんなもんだよな と半ば諦めながらつきあっておいて、やっぱりな という想定内の裏切りにおさまるのが、一番マシな近未来なんですよ。

その意味で、政策も人格も大差ないのであれば、私は前原が代表になった方が、かなりマシなんだろうって思ってる。

まあ、どっちにしても、なにか劇的に良くなることはないから、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、一番言いたいのは、市民派リベラル的なみなさんが、いとも簡単に「枝野さん頑張れ」になっちゃうのはいただけないなあ ということ。
イザとなったら、本当になによりも重要な場面になったら、能面のように「ただちに影響はありません」と繰り返す男が、死にたくなるような痛切な反省をしたわけでもないのに、簡単にまともな人間になるわけがないでしょ。

それと、メディアの「見出し操作」にホイホイ乗っちゃうのもね。
論じるならば、まず読みましょうね。それも、自分の意見にちょっとでも近い部分や反対の部分を、目を皿にして探す っていう読み方じゃなくて、とりあえずは、何でこの人はこう言っているのだろう と全体像を理解してみてはいかが。

こんなに二人を信用していない私だってそれくらいはしてるんだから、どっちかを応援したり批判したりする人は、まずは心をサラにして読んでみる、ってことをしないと、そもそも共闘なんてできないんじゃないでしょうかね。

私も体験したんだけど、ツイッターで野党共闘に懐疑的なことを書くと、推進している人にブロックされると言う現象。
この大矛盾に気が付かない人が多いような気がします。
懐疑意見や反対意見を、よくよく理解しなくっちゃ、共闘なんてできない。100万年かかりますよ。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします



2017-08-10(Thu)

「クチだけ番長」と「こだまでしょうか 枝野です」の会見を聞いてみた

前原誠司と枝野幸男の、民進党代表選への出馬表明を、仕事をしながら片耳で聞いてみた。

最大限よく言っても「口だけ番長」と「こだまでしょうか いいえ枝野です」の比較であり、もっとはっきり言えば、目くそと鼻くそ、ていどの違いしかないのであって、どっちかに頑張れなんていう思いは欠片もない。

一応、全編の動画のリンクは貼っておくが、気分が悪くなったとしても保証の限りではないので、自己責任で見ていただきたい。
どちらも ThePage から。

【中継録画】民進党代表選、前原誠司元外相が会見し出馬表明  2017.08.07

【中継録画】民進党代表選、枝野幸男が出馬表明 午後5時から会見 2017.08.08

もちろん、出馬表明だから、それなりにどっちもイイコトは言っている。
しかし、2010年5月以来、ずっと民主党、民進党を見てきた人ならわかるはずだが、彼らの「言葉」ほどあてにならないものはない。安倍晋三は息をするように嘘を言うといわれているが、民進党も負けてはいない。

むしろ、イイコトを言うやつほど、イザとなったら大車輪で大裏切りをかましてくれる。
そんな誰の目にも明らかなことを、こころ優しい市民派のみなさんは 忘れてしまったのだろうか?
それとも、都合の悪いことは視野に入らないようになっているのか?

嘘つき民進党の代表を選ぶのだから、嘘つきの親玉が登場してくるわけで、まずはそういう前提で代表選をにらんでおかなくちゃ、人間進歩しないんじゃないの?

さて、「どっちがより大嘘つきか」という観点で、二つの会見を聞いてみると、私の印象は明確だった。

枝野のほうが、大嘘つきである。



もちろん、前原のオールフォーオールなどという足の裏がむずかゆくなるようなキレイゴトのスローガンは、まったくもってウソっぽい。
しかし、その中身はしょせん、消費増税の言い訳であって、ウソと言うより粉飾という感じだ。

もっとも、これは枝野もほとんど同じであって、「限られた財源」だから「消費増税」という理屈は同じである。
会見の中で 前原が師事していると言っていた井出英策氏のブログを時々見ることがあるのだが、なるほどエッセイとしてはなかなか面白い。
しかし彼の文章の中には、さらっと「限られた財源」という言葉が出てくる。

なるほど、現在の税収がそのままならば「限られた財源」だろう。
しかし1800兆円の資産をもつ超大金持ち、380兆円の内部留保をもつ超大企業、米国を潤している350兆円の対外純資産。これだけカネがあり余っている日本でなぜ「限られた財源」と言えるのか?
しょせん大金持ちには逆らえない とはじめから諦めているからか?

民進党がきわめて珍しく終始一貫しているのは、「消費税増税」だ。
菅直人がマニフェストを裏切った後は、再裏切りをせずに、ずっと上げろと言いつづけている。
一貫しているのはそこだけかよ とますます絶望的になるが、ここに民進党の本質が現れているわけだ。

つまり、「大金持ちには逆らいません」「大企業には都合悪いことやりません」「米国様には貢ぎ続けます」という点については、鉄板方針であり裏綱領なのである。
そのかぎりにおいて、「限られた財源」を少しはマシな使い方をしますよ、というのが民進党の政策なのである。

要するに、戦う前から負けているのが民進党であり、庶民の叛乱が起こらないように不満を抱き込んで潰すのが、民進党のレゾンデートルなのである。
だから、クチではイイコトをいい、ちょっとは期待をさせ、庶民の不満を吸収しておいて、力を得たら裏切って潰す。これが民進党のお仕事だから、必然的に彼らは嘘つきなのであり、イイコトを言うヤツほど、より忠実な民進党の仕事師=嘘つきなのである。



こうやって、表面の言葉にダマされないようにして動画を見れば、より嘘つきなのは枝野のほう。

政局的にどっちが勝ったほうがよりマシな情勢になるのかは、私には判断できないけど、ただ言えるのは、前原のほうがアホであり、枝野のほうが嘘つきである。
アホと嘘つきの究極の二者択一を、もし迫られたら、私はアホを選ぶだろうな。

まあ、余所の党のことなんで、私には関係ないけどね。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


2017-07-28(Fri)

山尾しおりの裏切りを見て「野党共闘はやめだ!」と言ってしまうことの愚

加計問題と、防衛省の日報隠ペイ問題で閉会中審査をやったその日に、わざわざその当日に議員総会をやって幹事長辞任のニュースを提供し、まさしく職を賭して安倍と稲田を守ってあげている民進党幹部。

それでも自衛隊からの造反で稲田がニッチもサッチも行かなくなったとみるや、すかさず代表辞任を発表して、またしても稲田辞任のニュースを覆い隠してさしあげる 民進党。

自民党の評判が落ちれば落ちるだけ、自らそれ以下に率先して落ちていく民進党。

仙台市長選で野党共闘が自民党に勝ってしまったのは、民進幹部には「痛手」だった。勝ってはいけない勝負に勝ってしまった。
すかさず、横浜市長選挙では、カジノ推進の現職と、カジノ反対の伊藤候補に分裂し、有力な良識派と思われていた山尾しおり議員をカジの推進の現職の応援に投入し、自公推薦候補の両脇を民進議員がかため、必至の禊ぎを行った。

20170728-1.jpgこの写真はネットで流れまくっているから、目にした人も多いだろう。
「えっ あの山尾さんが・・・」と呆然としている人、「もう民進党は信じない」と絶叫する人、様々である。

しかし、あえて言わせてもらえば、今更こんなことで驚くのか?
2010年5月に辺野古に基地移設を容認し、6月に消費増税方針を打ち出した時点で、民主党は国民の敵に回ったのだ。
その民主党幹部と対決することなく、辺野古移設! 消費増税! を支えてきたのが民主党の議員なのだ。

「いやいや、民進党の中にも 山尾さんとか○○さんとか▽▽さんとか、イイコト言っている人もたくさんいるよ」と思う人もいるだろう。
たしかに、口先ではイイコトを言う議員はたくさんいる。
しかし、国会議員である以上は、一番重い責任は国会の議決に際しての投票行動だ。青(反対)か白(賛成)か。

どんな言い訳をしようと、辺野古推進・消費増税の民主党執行部に頭を垂れ、言われるがままの投票を行ってきたのが、口先だけイイコトを言う民主(民進)の議員たちなのだ。
もちろん、山尾しおりも例外でない。


逆に言うならば、野党共闘なんていうものは、相手がその程度の政治家だと言うことをわかった上で取り組まなければならない、ということだ。
山尾しおりや民進の議員が自公の候補の応援に入り、必死に安倍自民党のイメージダウンを打ち消しているからと言って、そんなことは驚くに当たらない。その程度で野党共闘はできない、というならば、最初からできはしないのだ。

民主党の裏切りを明確に批判し、結果としてほとんどの議員が落選してしまった小沢グループ(自由党)にシンパシーを感じている人は、おそらく私と同じ気持ちなのではないだろうか。
はじめから民進党になにか期待するほうが間違っている。ただ、プラグマチックに票を分散させないために調整が必要だから、野党共闘は重要なのである。勘違いしてはいけない。

小沢グループ(未来の党)が2012年にやってしまった戦術的な間違いは、繰り返してはいけない。いくら明確に批判しても、大部分が討ち死にしてしまうような玉砕戦のような戦い方はしてはいけない。
それが、野党共闘の原点である。

どんなに腐ったリンゴであっても、共倒れになるよりは、そのままにしておいたほうがマシ。
たしかに腐ったリンゴは他のリンゴを腐らせるけれども、その害よりも共倒れで絶滅する害のほうが大きい。
そういう、ギリギリの判断と選択が、野党共闘の意味なのだ。

山尾しおりが、カジノ市長の応援に行ったくらいで、茫然自失してはいけない。
もとからその程度の政治家なんだ とさっさと頭を切り換えて、前に進むことを考えよう。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


2017-07-06(Thu)

政治はカネだ

カネのかからない選挙とか、クリーンな政治とか、理想を言うのは簡単だ。しかし、青島幸男のような超有名人以外で、本当にカネをかけずに当選できた人がどれだけいるのか。無名の個人が「よし、国会議員になってこの国をちょっとはマシにしてやろう!」思い立って仲間を集め、カンパを募って用意できるのはせいぜい100万円というところだろう。それになけなしの貯金を合わせても、衆議院の供託金300万に届くかどうかだ。

なんとか供託金を払っても、最低でも半年くらいは事務所を借りて選挙期間に入るまでに何万枚かはチラシを配布して、街宣車も用意して、トラメガやらノボリやらあれこれそろえていけば、すぐに数百万はとんでいく。
しかも、無名の新人が半年ばかりの活動でまずは当選しない。先日の都議選の何とかファーストのような風が吹いているときは別として、普通はせめて2年くらいは地元に張り付いて活動しなくては名前すら憶えてもらえない。そうなれば、少なくとも1千万くらいは用意する必要がある。

「あれ、選挙は公費負担してくれるんじゃないの」と思う方もいるかもしれないが、それはあくまで公示(告示)日からあとのこと。ほんの10日かそこらの活動にすぎない。まして、惨敗すると供託金も没収でこれらの公費負担も出してくれない。たとえば衆院の小選挙区ならば投票数の10%以下だとアウトだ。投票率によるけど、だいたい1.5~2万票くらい。大政党の公認でなければ、かなり地元活動していないとこの規定得票以下という憂き目をみることになる。
こんなことにならないためには、地元での政治活動に専念する必要がある。サラリーマンをやりながら、早朝深夜と日曜だけでやりくりするのは限界がある。様々な市民運動をやっている人ならば実感としておわかりかと思う。主婦業や実家の家業の手伝いなどで時間をやりくりできる人はいいけれども、一般人にはなかなかハードルが高い。やはり本気で国会議員を目指すならば、最低限の生活費も活動費のうちだと思っておかなければならない。
あれやこれやを合わせると、最低限で議員一人つくるのに2000万円は必要だ。もちろん候補者の人柄、頑張り、説明力、戦略、優秀なスタッフ、熱心なボランティアなどなど様々な条件がベストに近い状態でそろったとしてのことだけれども、いくらこれらの条件がそろっていても、最低2000万円はそろえておかないと、宝の持ち腐れということになる。

さて、どうにかこうにか1人の心ある議員を作れたとしよう。一人でどれだけのことができるか。山本太郎さんが獅子奮迅の活躍をしてるけれども、その限界を誰よりも感じているのは太郎さん本人だろう。自由党と社民党を併せても国会議員はわずか10人。国会の運営にすら口を挟むことができず、民進のヘタレ国会対策に歯がみするしかない。
このストレスフルな状態から脱出するためには、まずは100人、次は400人(つまり衆参で過半数)を目指すしか無い。
100人通すには少なくとも200人は立てる必要があるので、2千万円x200=40億円 が必要だ。桁を間違えないように。40億円 である。
そして400人通るときは風が吹いているので候補は500人とすると 100億円 ということになる。 ほんの 100億円 である。

くどいようだが、これは最低限の金額である。熱心な無償のボランティアが大量かつ継続的に手伝いに行くとか、ネットや口コミでカネをかけない広報を編み出すとか、倹約と努力を尽くすことが前提だ。
それでも、およそ4年で100億のカネを集めなければ、政権交代はできないのである。
無邪気に政権交代を叫ぶのはいいけれども、この現実を他人事と思っているウチは、政権交代も「他人のもの」であって、自分たちで成し遂げたものでは無いから、またまた民主党の裏切りのようなことを繰り返すに違いない。

4年で100億というと気が遠くなるけれど、今度はかけ算では無く割り算をやってみよう。
まず1年あたりにすると 100億÷4=25億。
これを年会費1万円で集めるためには 25億円÷1万円=25万人。
たしか、戦争法で国会前に最大20万人が集まったのではなかったか。東京周辺だけでもそれだけの人が動いたのだから、居ても立ってもいられないという思いになっていた人が全国で25万人以下だったと言うことはあり得ない。
足りないのは絶対的な人数ではなく、本気で政権交代を目指す党であり、そのためにカネを出してくれという呼びかけであり、リアルな集金なのである。

25万人が年に1万円を払うならば、そのうち3万人くらいはボランティアで動いてくれるだろう。単純に300小選挙区で割れば、100人。
週に数時間でも動いてくれる人が、各小選挙区に100人。それが2年以上継続して活動できれば、そういう候補がどの選挙区でもガンガン活動しているのがわかれば、そして政策が自民党よりずっとまともであれば、マスコミが風を吹かさなくても勝てる。

100億円集める組織を作る。
それは、ものすごい遠い道のように見えるけれども、実は「やる気」だけの問題なのである。絶対に動かないヘタレ民進党に「がんばれ」とか「ちゃんとしろ」とか言い続けて時間を浪費しているウチにすでに地獄の安倍時代は5年になろうとしている。この5年間の無為無策を反省し、民進党への無駄な期待をきっぱりと断ち切り、新たな道に進むべきだ。

素人がやることだから、いろいろな失敗もあるだろう。中にはせっかくの資金を使い込むような不届き者も紛れ込むかもしれない。そこまでひどくなくても、やたらと偉そうにする人間、自説を開陳することに夢中になる人間、努力を評価されないとひねくれる人間、もう様々な人間模倣が織りなされることだろう。
それでも、そういう生のイヤらしい人間の集まりが、民主主義なのではないか。キレイゴトの美しい民主主義なんて教科書の中にしかありはしない。現実は、そいういうギクシャクした人間関係の向こう側にしか存在しない。

共産党とは棲み分け、協力、協定をきちんと取り決めて、民進&連合は自壊を促し、これからいよいよ「安倍化」していく自民党に見切りをつける自民党員までを糾合する、理想的ではないけれど、「かなりまともな党」を作らなければならない。

そのためには、カネがいる。
自分たちのカネで育てた党と議員を国会に送り込んだとき、初めて政権交代が実現する。
政治はカネだ。

■■ お知らせ ■■

安倍自民党政権に打ち克つための、
『私たちの経済政策』勉強会

■日時 : 7月23日(日)13:30~16:30
■場所 : 大阪市立福島区民センター 301会議室
 大阪市福島区吉野3-17-23 TEL:06-6468-1771
 地下鉄/千日前線「野田阪神駅」下車 ・阪神電車/「野田駅」下車
アクセス:https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
■講師 : 松尾匡 立命館大学経済学部教授
*現在、京都にて山本太郎氏×ひとびとの経済政策研究会で、
  「全てのひとびとのための経済学講座」(全4回)を開講中。
*リベラル派が今最も傾聴したい、注目の経済学者です。

■参加料 : (生活フォーラム関西会員)500円、 (一般参加)1000円
──────────────────────────────
〈 生活フォーラム関西:連絡先 〉
メール:sforumkansai@yahoo.co.jp
〈 入会申し込み 〉
ブログ:http://seikatu-forum.blog.jp/ 画面右側から
又はhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/f8dadd89365979
──────────────────────────────




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします




2017-07-03(Mon)

それでも安倍晋三は辞めない

東京都議選での自民党の大敗は、もはやここに書くまでもない。
ここでは、国政への影響に絞って考えてみたい。
国政への影響を見るには、得票数で見ておく必要がある。

20170703-1.jpg

見ての通り、自民党はたしかに激減しているが、議席数ほどには票は減らしていない。
また、トミファは躍進はしているが追加公認含めて55であり、改選前の自民におよばない。そもそも、単独過半数とるだけの候補を出していない。

つまり、自民は複数区に2人出して共倒れしたことが、極端な議席減の主要因である。
はじめから2~3番手狙いであれば、得票数に応じた議席数はとれていたはずだ。
その戦略で手堅く勝ち上がったのが、公明と共産である。

つまり、自民党は第一党から陥落したという意味では大敗北だが、国政への影響という意味では見た目ほどの打撃を受けていないということだ。



6年前の橋下フィーバーを経験している我々大阪人は、まるで同じ構図の今回の小池フィーバーを冷ややかに見ていた。
今後、何らかの形で小池百合子とトミファが国政にかんでくることは間違いない。

大阪維新とは何だったのかと言えば、民主党の裏切りに絶望した民主支持者を総ざらえするための仕掛け だった。
民主党を二度と復活させないために、息の根を止めるというのが、大阪維新に与えられた役割だった。
大阪維新のターゲットはあくまでも「民主票を奪う」ことなのである。

小池トミファはどうか。
そもそも野党がほとんど存在していないという状況の違いはあるが、トミファの使命は、流出した自民票をすくい上げて流出を防ぐ ということだ。
2009年の政権交代は、自民票がどっと民主に流れた。そのような事態を起こさないように、安倍政権にうんざりしている自民票を逃がさないための仕掛けなのである。

ただし、トミファの使命に関わらず、今回自民から票が逃げたのは間違いない。
前回2013年の自民党の得票が1、633、304票なので、23%ほど減らしている。
原因は多数あるとしても、投票率が7%上がっている中でこれだけ票を減らしたのだから、安倍政権に対する批判は自民党支持層の中にもかなりある ということだ。

※追記
ここまで書いてきたことと矛盾する部分もあるが、こんな事実もある。
公明党が候補を立てていない選挙区が19ある。ここの創価学会票は前回は自民党にいっていたわけで、単純計算すると60万票くらいか。とすると、何のことはない、自民が減らした票はほとんど創価学会票だと言うことになる。
自民候補の苦戦は全選挙区にわたっているので、ここまで単純な計算にはならないが、自民党支持層の中の安倍政権への批判票と、創価学会票が離れたことの合算とみるべきだろう。
下に書いた、世論調査についても、同様の傾向があるのだろう。



議席数ほどではないけれども、やはり1/4程度は支持を減らしている。これは世論調査の内閣支持率ともほぼ合致する。


では、この状況に対して、自民党はどの程度ショックを受けているのか。

都連会長の下村博文は、涙目で「会長辞めます」と言っていた。
かなりのショックを受けているように見えるが、本音は「加計のヤミ献金がバレた。ヤバい。どうしよう」で頭がいっぱいなのかもしれない。都議選の敗北のショックを言い訳にして、表舞台から消えたいのだろう。ひょっとすると入院するかもしれない。

肝心の安倍晋三はどうか。
映像で見る限り、まったく平常である。
2日の投票が締め切られる前に麻生たちと高級フランス料理を楽しんで出てきたときも、マスコミにむかってご機嫌に手を振っていた。
今朝のぶら下がりでも、とても沈痛な面持ちとはほど遠い、フツウの対応をしている。

「23」という数字だけをみると、これで安倍が責任をとって辞めるんじゃないかとか、安倍おろしが吹き荒れるのではないかと希望的観測をもつ人が多いかもしれないが、そこまで甘くはない。
安倍政権の打撃は、25%マイナス程度であり、前にも書いた通り安倍晋三は、改憲とオリンピックをやるまで辞めない。



ただし、今回の都議選でわかったことは、国民は 「マシな自民党」を求めているらしい ということだ。
ここでいう「自民党」の意味は、政策を実行するリアリティがある政党 ということだ。

一定数の野党らしい野党を求める票は確実にあるけれども、それはかならず一定数に過ぎない。
自民党と同じくらい政策実行できそうで、しかも自民党よりちょっとマシ というのが政党の「求められる像」なのである。

トミファに対して「自民党小池派」だという批判があったが、おそらく、「自民党小池派」であったことがトミファの勝因だ。

だから野党なんて要らない という意味ではない。
しかし、「政権をとるためにはどうしたらいいのか」、「自民党を引きずり下ろすためにはどうすれいいのか」 と真剣に考えるのであれば、目の前の現実を無視するわけにはいかない。

そんな意味で、こうした学習をしておく必要があると思う。

安倍自民党政権に打ち克つための、
『私たちの経済政策』勉強会

■日時 : 7月23日(日)13:30~16:30
■場所 : 大阪市立福島区民センター 301会議室
 大阪市福島区吉野3-17-23 TEL:06-6468-1771
 地下鉄/千日前線「野田阪神駅」下車 ・阪神電車/「野田駅」下車
アクセス:https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
■講師 : 松尾匡 立命館大学経済学部教授
*現在、京都にて山本太郎氏×ひとびとの経済政策研究会で、
  「全てのひとびとのための経済学講座」(全4回)を開講中。
*リベラル派が今最も傾聴したい、注目の経済学者です。

■参加料 : (生活フォーラム関西会員)500円、 (一般参加)1000円
──────────────────────────────
〈 生活フォーラム関西:連絡先 〉
メール:sforumkansai@yahoo.co.jp
〈 入会申し込み 〉
ブログ:http://seikatu-forum.blog.jp/ 画面右側から
又はhttps://ssl.form-mailer.jp/fms/f8dadd89365979
──────────────────────────────

「こうやって みんなで稼いでご飯を食べよう」ということが明言できなければ、政権をとる なんて言う資格はないはずだ。
松尾氏の提案がすべて正しいとは思わないけれども、安倍政権批判ばかりではなく、「あるべき姿」をリアルに描くために、我々も頭を使わなくてはならない。

是非ともご参加を。




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


2017-06-28(Wed)

自衛隊を私物化した稲田朋美を育てたのは異常な安倍官邸

選挙の応援演説で、防衛大臣が 「自衛隊として 自民党候補を お願いします」 と言ったわけで、安倍内閣でなければ即刻総辞職ものである。

もちろん、安倍内閣は総辞職なんてしない。どころか、稲田防衛大臣の罷免すらしない。
なぜなら、安倍内閣はすでに死んでいる ゾンビだからだ。ゾンビは二度死なない。
理屈の上では死んでいるが、「俺は辞めない」と強く強くスピリチュアルに思い込んでいるために、ゾンビとして生き続けている。
政府の生命は生物学的な生命ではないから、選挙で政権交代するか、クーデターか革命で転覆するか、自民党総裁選で負けるか、本人が辞めると言わないかぎり、命が尽きることはないのだ。

そうなると、来年の9月までは、何が何でも、絶対に安倍政権は続くと言うことになる。
どんなにボロボロになろうが、支持率が一桁になろうが、安倍晋三は異常な宗教的な信念で首相を続けるだろう。

そして、来年の9月の総裁選を乗り切るために、拙速改憲案をうちだしてきた。
今年から来年にかけて、加計問題を誤魔化しきり、党内で「改憲までは」という既成事実をつくるための、私的な権力維持の道具として拙速改憲案を出してきたのである。



この改憲案に限らず、安倍官邸は、安倍晋三の個人的な権力維持のための実力組織と化している。
内閣情報調査室を核として、ブラックな手段で安倍晋三の独裁をゴリ押しする。

20170628-2.jpg その姿をつぶさに見て、学びながら安倍内閣の防衛大臣となったのが、稲田朋美だ。
もともと安倍晋三とは、非常に近いキャラクターであり、自分も将来あのようにやろうと心に決めていたに違いない。
そのような稲田が、自衛隊という軍事組織の指揮官となったのだから、「私の自衛隊」という妄想を抱いたとしても不思議はない。

稲田朋美は弁護士である。
法律自体は知っている。自衛隊員の政治活動を禁じる自衛隊法61条も当然よくよく知っている。
にもかかわらず、なぜ平然と「自衛隊として(自民党候補を)お願いします」 などと口にしたのだろう。
それは、「私の自衛隊」という妄想と誘惑を捨てきることができなかったからだ。

稲田発言の一番の問題点は 「として」 である。
「自衛隊のみなさんにお願い」 であれば、自衛隊員も投票だけは禁止されていないので、ギリギリセーフと言えたかもしれない。
(それも大臣の立場を利用して部下に強要しているわけで、大いに問題だが)
しかし「自衛隊として」 というのは、 「自衛隊を代表して」 「自衛隊の全隊員がそろって」 自民党候補をお願いする という意味だ。全国の自衛隊員は、自分の知らないうちに大臣によって自衛隊法61条違反の状態にされてしまったのだ。

その問題を理屈ではわかりながら、「自分=自衛隊」という、権力を私する欲望に勝てなかったのである。

文科大臣が、「全国の教職員を代表して 自民党候補をお願いします」 と言うのと、理屈はおなじことだが、自衛隊の場合は、さらに問題が大きい。
なぜなら、自衛隊は軍事力だからだ。軍事力を、特定の政治家や政党のものにすることを、なんと呼ぶか。
平和ボケした日本人はぴんとこないかもしれないが、世界は 「クーデターの準備」とみるはずだ。

クーデータとは、つまるところ軍隊を誰が掌握するか、という問題だ。
ある特定の勢力によって軍隊が動かされるようになると、クーデターは目前である。
稲田朋美は、安倍官邸よりもさらに強力な、自衛隊を実力組織とした独裁体制を夢見ていたのだろう。
だから、自分の発言を 「自衛隊として」と言ってしまう誘惑に勝てなかったのである。


20170628-1.jpgさすがのマスコミや、自民党内の反主流派も、安倍官邸の異常な独裁体制と、それをささえるスピリチュアルな世界の異様さを感じ始めている。
自民党内ですら まったく言葉が通じない。共通の常識が通じない。
まさに、ホラー映画を見ているような恐怖感を感じているはずだ。

何年も前からその恐怖を感じてきた私に言わせれば、「遅すぎるんじゃ あほー」 てことだが、2012年からの5年間でその異常さは急速に増していることもたしかだ。
そして、6月19日のあの会見という名の独演会で、その姿はあらわになった。

今から数年間は、このバケモノと化した安倍晋三は、批判と呪詛の声を喰らい、養分として貯め込みながら悪事のかぎりをつくすことだろう。
これまでの安倍政権は、アメとムチだった。アベノミクスで(見せかけだけは)アメを、その裏で戦争と弾圧の体制を着実に作り上げてきた。
しかしこれからは違う。もはや、最凶悪なレームダックとなった安倍政権は、後のことなど考えずにやりたいようにやる。

それは、わかりやすいという意味でもある。
ただただ、バケモノを怖がるのではなく、その正体が明らかになったことを、むしろ歓迎する。

これから私たちが絶対にやらなければならないことは、ただひとつ。
このバケモノに 取って代わるものを この世に登場させること。

安倍政権への恨みの声を拾い集め、「なんとかしてくれ」という期待を受け取る勢力を登場させられないとき、絶望の洪水は悲劇的なファシズムへと突入する可能性が高い。
国民の信用を根底から失った民進党を解体し、新たな野党の形を作り出すことが焦眉の急である。

数の寄せ集めではない。
国民の呪詛と期待を、しっかりと受け止められること。その根性があること。
そのハードルを越えた勢力が一定の数集まることができるかどうか だ。




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


2017-06-24(Sat)

カケを隠すためにカイケンを振り回す安倍晋三

ここ数ヶ月の安倍晋三の挙動を見ていても、加計学園はホンマにやばい案件なのだということがわかる。

ヤバいというのは、今時の「ヤバい」ではない。
古来、江戸時代より使われて、出川哲朗によって受け継がれているあの「ヤバい」である。つまり、悪いことが起きそうな事態 という意味である。

誰にとって悪いことがおきそうなのかというと、もちろん安倍晋三にとってでもあるのだが、同時に国民にとっても極悪の時代他おきそうなヤバい案件なのである。
なぜか。

安倍晋三にとって加計問題がヤバいと言うことは、今さらここで繰り返すまでもない。
普通の、というか、1mmくらいは常識の残っている政権だったら、とっくの昔に3回くらい総辞職しているはずのヤバさ加減だし、政権が変われば塀の向こうに住まいしてもらうくらいのヤバさである。

行政をゆがめて自分の腹心の友に100億を超える公有財産と、特権的な認可を与えてしまったのだから、少なくとも背任罪、全部バレれば収賄罪までいくかも知れない。
しかし安倍晋三にとって幸運なのは、安倍政権とそれをとりまく司法にも立法にも、1mmの常識は残っていなかった。
というか、安倍官邸による常識一掃作戦が完遂された後に、森友&加計問題が暴露された。

だから、司法、立法、行政 というこの国の権力からは安倍晋三は一切攻撃される心配はない。
大阪地検特捜部も、近畿財務局には一切手を触れることなく、籠池だけを集中攻撃しているし、加計問題に至っては司法はノータッチである。
行政は官邸が完全ににらみをきかせ、文科省のように情報が漏れ出た場合は、機密漏洩として恫喝する。財務省などはなにも「指導」しなくても、パソコンをすべて入れ替えてまで隠蔽してくれる。
立法の国会ももちろん3/4近くを与党と偽野党で占め、さらには民進とも裏で握って大過なく閉会できるようにとりはからった。

その意味では、安倍晋三にとってモリでもカケでももってこい、てことなのかも知れないが、残念ながらまだ日本には選挙という制度が残っている。安倍路線の最後の仕上げは、緊急事態条項で選挙を停止してしまうことなのだろうが、まだしばらくはそこまでは至らない。
そこで問題になるのが、世間の評判、支持率である。

森友学園は、学校ごと葬ったし、籠池氏も獄中に閉じ込めておくからなんとかなるかもしれないが、加計学園は来年こそ開校だし、前川元事務次官もそう簡単に黙らせることはできそうにない。
それにくわえて、詩織さんが告発したアベ友=山口敬之の強姦行為を、安倍官邸ぐるみで隠蔽したことが、国内では情報統制したのに海外で広まり始めている。

なにかマズいことがおきると、口当たりのいい政策をやって見せてごまかす、というのは世間一般の普通の悪人のやることだ。
しかし、安倍晋三はそんな普通の悪人ではない。
なにかマズいことがおきると、もっと凄まじくマズいことをやらかしてごまかす、というのが安倍流だ。

森友が発覚すれば、共謀罪を持ち出す。
担当大臣にはわざわざ金田という最低のキャラクターを据えて、野党のターゲットにさせる。
野党もまんまとその作戦にのせられて、森友よりも共謀罪に引きずられていく。

そこに加計学園が加わると、より危機感をつのらせた安倍官邸はより強烈な悪事を考えた。
そうだ、法務委員会を吹っ飛ばして、中間省略で本会の超弩級強行採決だ!
こんだけ悪いことすれば、野党も加計学園をおいといて強行採決反対と騒いでくれるだろう。

ただし、国会の会期は迫っているし、野党が本気で時間稼ぎをしたら、共謀罪が通らなくなるかも知れない。
いやいや大丈夫。民進党は「はんた~い」のポーズはとるけど、最後は法案通るようにしますから、と約束してるし。
不信任案もちょこっと出すだけで、最後まで徹底抗戦なんてしないって、NさんやYさんとは話ついているので大丈夫です。
という官邸スタッフの言葉を信じ、安倍晋三は自らの罪を誤魔化すためだけに、世紀の悪法たる共謀罪を通してしまったのだ。

ところが、加計と森友の事件は、あまりにも安倍夫妻の関与があからさまであり、「ずっこい」「きったねえ」という素朴な国民感情をかき立てずにおかない。
せっかく無理くり国会を閉会したのに、このままだと支持率は回復どころか下がり続けるかも知れない。
万が一、東京都議選で大負けしたら、さすがの官邸独裁体制も安倍晋三を切り捨てるかも知れない。



優秀な安倍官邸は、5月にはすでに逃げ道を考えていた。
「カケをかくすためには そうだ カイケンだ!」

自分と自分の友人の悪事を隠すという、きわめて個人的なご都合のために、なんと!ぬああんと! 日本国の憲法かえちゃお というのだ。
いくら改憲主義者でも、このあまりにもかる~~~い、あまりにもご都合主義の改憲には、ビックらこいて腰を抜かすのかと思ったら、意外や意外、自民党憲法改正推進本部は安倍様のご意向ならご都合改憲でも何でも結構でございます、と平身低頭している。

日経新聞の記事が削除されているようなので、キャッシュをコピーしておく

自民憲法族「改正には妥協が必要」 与野党協調に岐路
急展開の改憲論議
2017/6/14 日本経済新聞


 5月12日、自民党憲法改正推進本部のインナー会合。首相補佐官の柴山昌彦(51)の発言に室内は静まり返った。「憲法改正論議は高村さんと北側さんのパイプを生かすべきだ。これは首相官邸の意向です」。視線の先には、これまで党内の改憲論議を主導してきた本部長の保岡興治(78)、本部長代行の船田元(63)らの姿があった。
(引用以上)

まったく加計学園問題と同じ構図だ。
官邸が「首相のご意向」をふりかざして、議論をねじ曲げる。
これまでの議論をすべてねじ曲げられたほうは、「首相のご意向」のご威光に膝を屈し、ひれ伏してしまう。

そしてすかさず、「おしりを切って」きた。
これまた加計とおんなじだ。

自民、改憲案を今秋提出 臨時国会に前倒し
2017.6.25 中日新聞


20170621-1.jpg
(引用以上)

ちなみに、これまで自民党の改憲を引っ張ってきた船田元が、森友学園問題で安倍様に反抗的な発言をしたので、おもいっっっきり顔に泥を塗りたくってやろうという憎悪も感じるこの安倍改憲案のごり押しは、とうぜんながら自民党改憲草案とはまったく別物だ。
別物だから自民党草案よりはマシに見えるけれども、核心の部分で草案の精神を受け継いでいる。

9条3項に自衛隊を明記するということばかり注目されているが、本当の目玉は「緊急事態条項」をすべり込ませ、国政選挙を実質的に無期限延期することができるようにする ってことだ。

つまり、加計問題で安倍晋三が唯一心配しなくてはならなかった、世間の声や支持率を、気にしなくてもよくなるのである。
来年の夏以降に、憲法改正の国民投票。これは公選法の規制がないから、自民党はアホほどカネを使って全国のテレビもラジオも新聞もネットも街頭も埋め尽くすことができる。
衆院解散総選挙を同日投票にすれば、国民投票のうるとら金満選挙の勢いでなんとか過半数を失うことはない。そして、2019年には都合よくテロ事件がおきるか、都合よくミサイルが飛んできて、「緊急事態」宣言。
もはや、半永久的な安倍政権の完成である。

ここまでくれば、もうモリとかカケとか言うやつは、片っ端から密告して、あるいは、密告があったことにして共謀罪で逮捕しまくる。
たとえ有罪にはできなくとも、普通のサラリーマンや主婦にとって、逮捕される≒人生終わる ということだ。
安倍様は、やっと枕を高くして眠れるというものだ。

今、日本の支配層としての自民党にどれだけ改憲の必要性があるのかというと、実はほとんどない。

【報道特集】田原総一郎の暴露話「憲法改正の必要がなくなった」が波紋【2017年5月13日】

TBS報道特集: 田原総一朗氏が去年の秋に安倍首相から「大きな声じゃ言えないんだけど、憲法改正をする必要がなくなったんです、、集団的自衛権の行使を認めたらアメリカは何も言ってこなくなった。多分アメリカは満足してるんだと思う」との打ち明け話
(引用以上)

じゃあなんで、こんなに急いで改憲すんの? て話だ。
歴史に名を残す? いやいや 少し後になったら「なんでこんなお粗末な改憲したんだ」という酷評は、右からも左からもでることは間違いない。
右からの意見としては、石破茂の論がまっとうだ。それは、腹の中では自民党議員の(何か考える能力のある)議員は全員思っているだろう。安倍晋三自身も、たぶん自覚はしている。
だから、歴史に汚名を残すことはあっても、良い意味での名を残すことにはならないということは、少なくとも官邸の頭の良いスタッフは皆わかっている。

それでも、どうしても今、カイケンをやらなければならないのは、カケを隠したいからだ。

何というか、万引きを誤魔化すためにその店に放火して全焼させてしまうような、殺人を誤魔化すために原爆落として10万人殺してしまうような、とてつもないバランスの欠如が、私たちの判断力を鈍らせているが、安倍晋三とそのスタッフどもは、本気でそれをやろうとしてる。
「いくらなんでも、それはないだろう」なんて安倍官邸の常識を 信じるものは救われない。



あべ改憲のその本質を見抜くことが、決定的に大事だ。
本質をわからずに、パブロフ犬的に 「改憲はんた~~い。9条守れ~~」 とやってしまうと、まさに安倍様の思うつぼだ。

改憲をふりまわしてまで安倍晋三が逃げ切りたいのは何なのか。
それは、腹心のともに便宜を図り(おそらくは見返りをえている)加計学園問題である。
他の方法では逃げ切れないと思ったから、ついに最後のカードとも言うべき「改憲」を切ってきたのである。
そのカードに誤魔化されず、あくまでも加計を追及し、国民に問い、自民党議員の地元を徹底的に揺さぶれば、安倍内閣は瓦解させることはできなくはない。

民進党が安倍と握っているから、瓦解させるのはかなり苦しいけれども、世論が大きく傾けば、民進も安倍を見捨てるかも知れない。裏切り者は、また裏切るからだ。

その可能性にかけることでしか、安倍カイケンを止めることができない。
戦略は「改憲阻止」ではなく、 「安倍独裁阻止」であり、そのための「加計・森友徹底追及」でなくてはならない。

将を射るにはまず馬を射よ にもつながるけれども、戦略を間違えてはいけない。

護憲派諸氏の、改憲という言葉を聞いただけで、他の一切を忘れてそこに突進する姿が目に浮かぶけれども、敵はそこまで読んで「安倍改憲」を仕掛けてきたのだ。
敵の術中にはまってはいけない。
あくまでも、安倍晋三がもっとも痛がる、もっともいやがる、もっとも打撃をうけるポイントを責め続けなければいけない。

20170625-2.jpg

この写真を、子どもでも意味が分かるくらい広めなくてはならない。あの豊田の「ハゲ~~~~~っ」と同じくらい、小学生でも分かるように広げることだ。




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


2017-06-21(Wed)

安倍政権は2017年6月19日をもって変質した 本当にヤバい

月曜日の夕方に行われた安倍晋三の「会見」を見て、かなりの違和感を感じた人は多かっただろう。

反安倍で怒りまくっている人だけでなく、なんとなく見ていても、サイボーグのようで不気味な感じがしたのではないか。
また、記者からの質問に対して机の上のペーパーを読んでいるのは丸わかりで、えっこれってヤラセなの とも感じたはずだ。
これについては、渡辺弁護士が詳細に検討している。

安倍首相の印象操作-記者会見で黒ファイルを見るタイミング
渡辺輝人  2017.6.21


正直に言うと、私はこの会見で安倍晋三がやめるのではないかと50%くらい思っていた。
それは、野党や世論が追い詰めたというよりは、それが既定路線なのではないかと以前から薄々思っていたからだ。

なにが既定路線かというと、戦争法と共謀罪を成立させるところまでが、安倍晋三の役割だったのではないか ということ。
逆に言えば、あの二つを成立させるのは、安倍晋三にしかできなかった ということでもある。

安倍晋三というキャラクターの特異性を、反安倍の人でもよく理解していない人が多い。
彼は、極右と新自由主義の融合体なのである。
ここまで見事に融合し、相矛盾する双方の特徴を兼ね備えた政治家は 他にいない。

極右とは、つまるところ、「あの戦争は間違っていなかった」という人のことだ。
ABCD包囲網でやむを得ず死中に活を求めるたたかいだった。アジア各国を欧米支配から解放するたたかいだった。と、今でも信じている人たちのことだ。
田中真紀子氏の備忘録にもあるとおり、安倍晋三は、まさに極右のど真ん中である。

田中真紀子氏が加計問題に参戦
2017/6/20 アエラ


田中氏「日本が敗戦して」
安倍氏「真紀子さん、今なんて言った?」
田中氏「敗戦よ」
安倍氏「あれ終戦なんだけど」
田中氏「中国や東南アジアへの侵略戦争でしょ」
安倍氏「違う違う。アジアを解放するために行ったんだ」

(引用以上)

これが、安倍晋三という人物の核であると思われる。
米国に屈服することでA級戦犯で処刑されることを逃れた岸信介が祖父であったことが、こうした歪んだ復讐心を育てたことは想像に難くない。

ちなみに、私はABCD包囲網は実際にあったと思っているし、日本の侵略がアジアの解放にまったく無関係だったとも思わない。
とくにインドの独立にとって、日本軍の侵攻は大きな影響があった。チャンドラ・ボースのように日本軍と組んだ勢力もあったし、何よりイギリスがガンジーの存在を認めざるを得なかった背景には、インドの国中に拡がる暴動、中国革命の現実性と並んで、日本軍の侵攻があったことは間違いない。

手の付けられない暴動で統治機構が根本から崩壊すること、中国革命の影響でインド革命がおきること、日本に占領されること、こうした事態に比べれば、ガンジーに任せたほうがまだマシだという、イギリスにとってみれば苦渋の決断をした。
こうした背景なしに、ガンジーがひとりで非暴力不服従をやったならば、歴史に名を残す前に秒殺で暗殺さされていただろう。

そういう歴史的な観点では、私も極右の言うことにも、一分の利はあると思っている。
しかし、だからといって、それが侵略戦争の合理化にはならない というのが、人間の感覚なのではないかと思うのだが、合理化しちゃう人たちの集まりが、極右 という集団なのである。

だから、極右は、本質的に反米である。
もちろん米国の戦後支配は実にうまく考えられていて、A級戦犯を転向させた岸、笹川、児玉を右翼の親玉に据えた。
彼らが親玉である以上は、右翼のくせに従米という、まるでニャアニャア鳴く犬のようなケッタイなものが作られてきた。

右翼といっても、思想なんてなくてカネだけでつながっている連中は従米右翼でもなんの矛盾も感じなかっただろうが、やはり多くは「屈服させられた」という屈辱感を胸の中に貯め込んできている。
安倍晋三は、まさに屈服させられた親玉が祖父であっただけに、その屈辱感は強いはずだ。

だからこそ、日本会議は安倍晋三に期待し、安倍晋三を首相にすることを悲願にして長年活動を続けてきたのだ。
2012年に返り咲きを果たしたのも、そうした期待を集めたことが大きかった。



一方で、新自由主義はどうか。
もっとわかりやすく言うと、グローバル巨大資本 である。
各国の制度を、自分たちの都合が良いように「岩盤規制」に穴を開けさせ、自分たちだけが優遇されるように政府を操る。
そして、大きな損失を出したときは、税金で穴埋めすることを強要する。

大きなマネーを投下するけれども、それは生産事業ではなく、利ざやを稼ぐだけのマネーゲームであり、その国の経済には何のメリットももたらさない。その意味では、新自由主義は資本主義ではない。
資本主義は、生産活動に資本を投下し、その剰余価値(付加価値)を搾取(回収)することがその根本原理なのであって、だれかが得した分だけ誰かが損をするゼロサムゲームによる利ざや稼ぎには、資本主義の要素はまったくない。

グローバル資本=米国と勘違いしている人もいるが、それは違う。
米国政府もまた、グローバル資本によって支配され、使役されている政府の中の一つであり、その旗頭である。
ちなみに、日本の「リベラル」はその文脈を見ようともしないが、トランプはそのグローバル資本の支配に対抗して 「アメリカファースト」を打ち出しているのである。が、この話題はまた別の機会にしたい。

1990年代に日本にも本格的に進出してきたグローバル巨大資本は、橋本行革、小泉・竹中路線を通して、がっちりと日本政界を羽交い締めにした。
もちろん、その仕事は米国政府を使役してやらせたのであって、従米右翼も表だっては抵抗できなかったけれども、裏ではかなりの反発はあったと思われる。
その象徴が、小泉の靖国参拝だ。あれは小泉の個人的な意思ではなく、最低限あれをやらなくては、自民党の大きな支持基盤である右翼がなっとくしなかったからだ。

グローバル資本は、自分たちの思い通りに日本政府を使いながら、しかも右翼を納得させられる指導者を必要としていた。
いちいち自民党がギクシャクしていたのでは、気持ちよく荒稼ぎすることができない。

そこで白羽の矢が立てられたのが 安倍晋三である。
極右の熱烈な期待に応えつつ、新自由主義の傲岸不遜な要求を同時に満たすという離れ業を、安倍晋三はやることになった。



その試みは、2007年には一度破綻した。
矛盾を抱え続けるストレスに耐えられなくなったのだ。

しかし、2012年、再度安倍の登場となった。
結局のところ、この役回りをこなせる政治家は、安倍晋三しかいなかったのである。
2度目の安倍政権は、強力な官邸体制を築いた。秘密警察の機能を中心に、官僚にも政治家にも圧倒的な権力を振るうことのできる官邸として、極右にも新自由主義にも対応できるようにして、その矛盾を突くようなものはあらかじめ潰していった。

そんな安倍政権にとって、格好のテーマが戦争法であり共謀罪だった。
グローバル資本に吸い取られてスッカラカンの米国政府は、なんとかして軍事費を削減することを必要としていた。
しかし同時に、世界中でのグローバル資本の「自由」な活躍を保証するために、米軍のプレゼンスを低下させることは許されなかった。

そこでうちだされた方針が、自衛隊の下請化である。自衛隊を増強してアジアの米軍の下請にする。米軍は司令部だけを残し、戦闘は自衛隊にさせる。
日本列島からホルムズ海峡まで、第7艦隊の守備範囲を自衛隊が下請として肩代わりする。

そのためには日本の憲法を変えるか、解釈改憲で法律をかえることが必要だった。
また、そのような戦争をやらせるためには、自由自在に誰でも捕まえることのできる弾圧法が不可欠であった。
この課題は、きわめて珍しく、極右と新自由主義の方向性が一致しており、極右は「軍隊が持てる」と喜び、新自由主義は「軍隊をタダで使える」と喜んで、一致団結して実現に取り組んだ。
まさに、極右と新自由主義の融合体である安倍晋三の独壇場だった。



しかし、異変が起きた。
2月に始まった 森友学園問題である。
3月に入るとこれまで万全の対策をとってきたマスコミ各社が、あろうことかバンバン報道しまくり、昼のワイドショーまでが森友で染まった。

さらに加計問題がつづき、アッキードどころか安倍晋三本人の心の友が登場した。
安倍官邸の極悪の振る舞いも暴かれ、ついに文部事務次官だった人物までが公然と反旗を翻した。

このキッカケは、おそらく安倍晋三のトランプ詣でだろうと思われる。
これまで忠誠を誓ってきた新自由主義を裏切って、安倍晋三はいそいそとトランプタワーに出向いていった。その姿は、まるでトランプ家の手代かのようであった。
この動きは、安倍晋三の核である極右の心が、トランプに頼ることで新自由主義から少し自由になって、もっと極右の方向に進めるのではないか と考えたのだろう。

その動きに、新自由主義をすすめるグローバル資本や、従来からのジャパンハンドラーズの面々は激怒した。
それが、森友問題や加計問題でのマスコミ解禁になっているのだろうと推察する。

また、森友問題が 「教育勅語」であり、もう一点の曇りもなく極右ネタであったことも、新自由主義サイドには許せなかった。
「教育勅語」とは、とりもなおさず「鬼畜米英」の教育であり、こんなものを奉じる勢力が安倍晋三を支えてきたということが可視化され、日本会議という実体も明らかになるにつれて、新自由主義サイドは愕然としたことだろう。

この時点で、共謀罪成立で安倍晋三の役目は終わり という既定路線ができたのではないか、と私は予測したのだ。
そして、これまでの日本であれば、その通りになったと思う。



しかし、そうはならなかった。
なぜか。理由は三つあると思っている。

ひとつは、野党第一党が民進党だからである。
民進党は、もう二度と政権はとりたくない。適度に「良いことを言う」野党としてぬるま湯で生きていきたい政治屋の集団として、決定的な場面では、決して政権が倒れないように横から下からサポートしている。
それは、今国会の運営を見ていれば明らかである。

ふたつめは、トランプがしぶといということ。
安倍がトランプを頼った動機は不純だったかもしれないが、新自由主義と対抗するためにトランプを使うという考えは外れてはいなかった。

トランプ政権でアーミテージ報告書路線は… 日米連携の設計図失う?
2017年1月20日 東京新聞


20170621-1.jpg
(引用以上)

そして、四面楚歌に見えるトランプは意外にもしぶとく、アーミテージやマイケル・グリーンなどの従来のジャパンハンドラーズはかえって影響力を失っている。

米国、支配層とFBIによるトランプ政権転覆活動の内実…ロシア工作説の真相
2017年06月20日 ビジネスジャーナル


みっつめには、安倍晋三が「やめない」と決心している ということだ。
ここが、実はいちばん怖い。

これまでの安倍政権は、なんやかんや言っても傀儡だったわけで、親分の方向性が変われば、お役御免になる運命だった。
ところが、月曜の会見で明らかになったのは、「なにがなんでもやめない」という、安倍晋三個人の怨念のような執念のような、権力の亡者となった姿だった。

権力者としての合理性も合目的性もかなぐり捨てて、ただただ己の権力欲、すなわちそれは「憲法改正をやり遂げた総理大臣として歴史に名を残したい」という強烈な意思を表明している。
2017年6月19日をもって、安倍晋三は本当のモンスターに変質した。

ジャパンハンドラーズも潰しにかかるだろうし、トランプも自らの問題に決着がつけば安倍政権がアメリカの利益にならないことに気が付くかもしれないが、しかしゲシュタポなみの秘密警察機能をもった安倍官邸が暴走をはじめると、これまでのような「ハンドラーズ」のやり方では止まらない。

どんなに悪い政治家でも、悪いなりの合理性、すなわち損得を考えているかぎりは、その動きは読めるし妥協の地点もある。北朝鮮のあの政権でも、金王朝の存続という合理性で動いているから、いきなりミサイルやらをぶち込んでくるはずはないと判断できる。

しかし、ブレーキペダルを引きちぎってアクセルを踏み込んだままロックしてしまった政権は、支持率が下がろうが、内紛が起きようが、目的に向かってただひたすらに暴走を続ける。
どうやら安倍晋三は、その領域につっこんでしまったようだ。



変質を遂げた安倍政権Ver3は、本当にヤバい。
これまでの安倍政権は、私はファシズムとはぜんぜん違うと思ってきたが、これからの安倍政権はファシズムに限りなく近づいていく。

民進党のような腑抜けた野党第一党と野党共闘したくらいでどうこうなるものではない。

むしろ、トランプ、習近平、プーチンとの共闘で安倍を潰す くらいのことを考えないといけない。
共産、社民、自由の各党も、それぞれのルートをフル活用して、米・中・露の国益にとって安倍政権がいかにハイリスクかを説得することを視野に入れるべきだ。

そして、私たちは言葉を発し、街頭にでることを諦めてはいけない。
これから急速に激化していく安倍政権の振る舞いに、「ええっ ほんまかいな」「いくらなんでもちょっと」と思う人が、一気に増えていく。
その人たちを孤立させず、気持ちをすくい上げていく行動を、続けていかなければならない。




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします



2017-06-15(Thu)

ブレーキのない車は必然的に暴走する

あと1時間で参院本会議が再開されるそうだ。

そして、「中間報告」とやらをやらかして、自ら「中間」といいながらいきなり強行採決をするらしい。

もう、安倍官邸の凶暴な振る舞いは、言葉では表現しきれない。

しかし、安倍政権も万全の体制であるわけではない。
10年前だったら3回くらい内閣総辞職するようなことが、この3ヶ月あまりの間におきている。
森友、加計、あいつぐ閣僚の不祥事、挙げ句の果てに強姦事件のもみけしまで。

それらを、籠池、前川、詩織の各氏が、自らの尊厳をかけて証言したにもかかわらず、安倍官邸を追い込むことができずに今日を迎えてしまった。
これまでは安倍官邸には一切逆らうことのなかったマスコミも、文春、新潮、朝日、毎日、東京などはかなり頑張ってスクープを飛ばし、特集を続けた。
客観的な状況は、さすがの安倍一強もいよいよか、と思われた。

しかし、そのすべての期待を裏切って、今日の凶暴採決を迎えてしまった。
読者諸兄諸姉がこの文章を読む頃には、すでに採決されているのかも知れない。



1990年代からの日本で進行してきたことは、政治のブレーキを破壊することだった。

具体的には 自民党の派閥、労働組合、社会党 この3つが粉々にされた。
その当時の目的は、新自由主義があらたな政商として日本経済を好き放題に食い物にすることだった。
いま安倍晋三が進めているような、極端な国家独裁を狙うものでは、必ずしもなかったし、極右の指向とはむしろ逆だった。

ところが、壊れたブレーキは元には戻らない。
ブレーキの壊れた自動車は、急速に暴走を始めた。その始まりが小泉劇場だった。
極端な従米で、論理を踏みにじる暴走だった。

それに対する、最後の抵抗が2009年の政権交代だったのだが、管・野田らの裏切りによって、最後に残っていたわずかなブレーキパッドがはじけ飛んだ。
もはや、暴走車をとめるものはない。あったとしても、せいぜいチャリンコのブレーキ程度であり、民進党に至ってはブレーキランプだけは点灯させてみせるが、ブレーキが利き始める寸前でペダルを止めるという高等戦術をやり続けている。

悪いやつは、昔から悪いのだ。
それをとどめるブレーキがあるから、そこにバランスが生まれ、なんとか暮らしてきたのが日本である。
安倍晋三も菅義偉も、昔から極悪だったのは変わりない。しかし、このような暴走が止まらないのは、ブレーキがぶっ飛んでしまったからだ。

そのことを自覚せず、ブレーキの機能をとっくの昔にやめてしまった民主党・民進党にダラダラと期待をかけてきたことが、今日の惨状を招いているのではないか。
3月に森友学園問題が噴き出してから今日までの、民進党の国会対応を見ていれば、いかに彼らが「寸止め野党」かがわかる。
自民党のスケジュールに会わせて、まことにお行儀よく「反対」と「追及」を行ってきたではないか。

国会戦術 民進党を他の野党幹部が批判「どうしたいの?」
毎日新聞2017年6月14日


国会議員717議席中 自民419+公明60+維新27=506 に 民進146 を加えて 652 が安倍官邸の暴走を許す勢力なのだ。
これに対し、明確に暴走を止めようという意思を持つ議員は50人いるかどうかだ。まさに、暴走車をチャリンコのブレーキで止めようとするようなもので、少なくとも議会の中でははじめから結論が見えている。

これらの勢力の中で、極悪はもちろん自民ではあるが、もっとも罪深いのはブレーキを踏むポーズだけとり続ける民進党である。
維新はまだしも自らの主張を正直に吐露している。汚れ役もやらされて、国民の目にも「どうやら野党じゃない」ということは明かである。
ところが民進党は、口先と見かけの態度は、暴走を止めようとしている。国会の追及場面だけ見ていたら、必死で安倍政権と戦っているように見える。実際、この期に及んでも民進党頑張れというネット上の声は多い。

しかし、よく現実を観察して頂きたい。
彼らは、自民党の暴走タイヤに触れる直前で、きっっちりブレーキペダルを止めているのだ。
全力で踏み込んでいるかのような表情をして、実は足首はかちっとブロックされているのである。
暴走するタイヤを挟み込んだら自らも火傷をする。そんなリスクは決して冒さない、頭のいい人たちなのである。

そして、安倍官邸は、民進がブレーキではないという確信をもっているから、何がおきようが、どんな証言を突きつけられようが、いかなる証拠が発覚しようが、「印象操作だ」「それにはあたらない」「確認できない」を繰り返しながら、前代未聞の凶暴採決に踏み切ろうとしているのだ。



とはいえ、ここで民進主敵論を唱えるつもりはない。
コミンテルンのような馬鹿な歴史は繰り返すべきではないし、スペイン内戦の教訓は胸に刻み込まなければならない。

ただし、民進頼みとは、きっぱりと決別しよう。
豪腕だった小沢一郎の間違いは、民主党を軸にしようとしたことだ。
寸止めブレーキで国民を欺く民進党を頼りにさせてしまったことだ。

過ちては則ち改むるに憚ること勿れ

50/717 という恐るべき現実を直視し、そこから逃げず、共謀罪を使った弾圧を恐れず、いつの日か政権を奪還することを決意することでしか、私たちが生きるべき次の一歩は見つけることはできない。



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします

2017-06-09(Fri)

勝負を賭けるのは今しかない。国会審議を止めよ!

昨日の参議院での森裕子議員の追及は、すごい迫力だったと評判になっている。

たしかに、「公文書」を開示したことに、彼女個人の迫力があいまって、フニャフニャ野党議員の質問とは一線を画していた。



ネットでは「何度でも見たい」という声もあるようだが、何度も見て喜んでいる場合じゃない。

この質疑で明らかになったのは、もうどんな証拠を突きつけても、どんなに鋭くつっこんでも、安倍官邸は微動だにしない ということだ。
国会も行政も司法も過半のマスコミも把握している安倍官邸は、国会審議という言論手段では倒せない ということだ。

自分の行動に「確認が取れません」と平然と答弁する姿に、国民は戦慄するべきだ。
もはや、安倍政権に言葉は一切通用しない。事実も公文書も証言も なにも通用しない。

数年前の政権だったら、とうの昔に総辞職しているだろう。
しかし、総辞職というのは、総理や官邸に最低限の常識、ひとかけらの良識が残っているからおきることだ。
いかなることがおきようが、総理が絶対に辞めない と言いつづければ、総裁か議員の任期がくるまでは、絶対に政権は倒れない。
昨日の森議員の質疑は、そのことが明らかになった。

あの菅野完氏も、こんな檄文を起草している。

(以下 sugano.ne.jp 2017/6/8 より引用)

街に出ろ!

国会はこの18日、会期末を迎える。

森友、加計、そして国際医療福祉大学と、次々と露見した政権の疑惑に関する答弁や、TPPや共謀罪をはじめとする重要法案の審議を通じて明らかになったことは、「政府はもはや国会を無視している」という現実だ。

森友問題を見よ。
野党各党が再三にわたって請求した資料開示を、政府はあざ笑うかのようにことごとく無視した。

加計問題を見よ。
次々と露見する内部文書の存否について、政府は、「内部告発者が実名を公表し、顔を出して発言するなら対応する」と、もはや脅迫とも取れる対応をしている。

共謀罪の審議を見よ。
法相は正常な答弁をすること能わず、政府委員をして代わりに答弁せしめる始末。衆院での野党善戦は記録として尊重されず、参院の議論に反映される気配さえない。

現実を見よ。
国会はここまで愚弄され無視されている。与党絶対多数にあぐらをかいた政府は、もはや国会を必要とさえしていないのだ。

我々は、野党各党の国会での奮闘に最大限の敬意を表するものである。そして今後も、健全な議会制民主主義の発展のため、野党各党所属議員の院内活動に、最大限の尊重を示すことを約束するものである。

しかし、もはや現実はそれを許さない。

なるほど国会での議論は、後に議事録となり記録として残るのだろう。なるほど審議をすれば、政府は曲がりなりの答弁をするのだろう。しかし、我々は、記録は改ざんされ、政府の答弁は実のないものであることを、煮え湯を飲む思いで学習したではないか。

かかる現実を直視するとき、我々は、野党各党が国会審議に応じることに、疑問を呈せざるを得ない。

日本は議会制民主主義の国である。我が国の憲法は「国会は国権の最高機関である」と、明確に規定する。この原則を踏みにじったのは、国会を愚弄し無視する政府だ。

クーデターはすでに起こった。

国権の最高機関たる国会を完全に愚弄し無視する、政府・官邸こそが、このクーデターの首謀者だ。

この期に及んで野党各党が国会審議に応じることは、クーデター勢力への加担であり滑稽ですらある。このままいけば野党各党は、このクーデターに飲み込まれ一切の政治的基盤を失い、野党各党の存在など雲散霧消してしまうだろう。

野党議員の諸君は、かかるクーデターに加担するつもりなのか?あるいは中世ヨーロッパの宮廷クーデターに登場する宮廷喜劇人の如く狂言回しに甘んじるつもりなのか?

いや、そうではあるまい。

我々は確かに見た。

共謀罪審議で果敢に政府に論戦を挑み法案の欠陥を鋭く批判する民進党議員の姿を。
内部告発者の人権を守りながらも果敢に政府の欺瞞を糾弾する共産党議員の姿を。
独自の調査に基づき舌鋒鋭く政府と対峙した自由党議員の姿を。
限られた時間の中で精一杯政府答弁の矛盾を指摘した社民党議員の姿を。

諸君らの奮闘は何のためであったか?

政府の横暴を糺し、行政の暴走を止め、我が国の議会制民主主義を守るためではなかったのか?

しかしその奮闘はもはや国会では成立しないのだ。

ならば、立とう。

我々市民と共に街頭に立とう。

立って憲政の恢復を叫ぼう。

民主主義は常に街頭から生まれる。
ならば、一度死んだ我が国の民主主義を再生するのも街頭しかあるまい。

我々は今日から毎日、国会前に立つ。
来る日も来る日も国会前に立ち、「民主主義を守れ」と叫び続ける。

80年前、我々は政府と戦うことを放棄し、悲惨な戦争の道を選択してしまった。その過ちを繰り返さぬために、我々は国会前に立つ。後世に対する責任を果たすために、我々は国会前に立つ。

野党議員諸君、我々と共に立とう。

そして共に、日本の議会制民主主義を守ろう!


(引用以上)

作家の文章ではあるが、檄文と言うことなので全文を引用させてもらった。

ここにもあるとおり、そして私もかねて書いているとおり、今目の前で起きていることは、官邸によるクーデターなのだ。
その現実が、森議員の質疑で、もう誤魔化しようがなく明らかになったのだ。



そして、審議を止めて、せめて共謀罪だけでも廃案にもちこむタイミングは、今しかない。

なぜならば、官邸は次の作戦を発動しかけているからだ。
今、Googleニュースを見ると、すでに発動されてしまったようだ。

加計学園「官邸の最高レベル」文書、文科省 追加調査の方針固める
2017.6.9 TBS


これで会期末まで時間を稼ぎ、審議を続けさせ、共謀罪を成立させ、その挙げ句に国会閉会後に 「やっぱり確認できませんでした」と言い放つ。これが官邸の作戦だ。
そんな読みもなく ダラダラと審議に応じている野党は、やはり安倍クーデターの共犯者であると言わなければならない。

まして、会期延長にまで賛成する民進議員がいると聞いて、ひっくり返りそうになった。

民進、会期延長に賛否
2017.6.8 時事


一方、小川氏は、「共謀罪」法案の廃案を目指す立場を示しつつ、「議論したいところはたくさんある。会期延長して十分な議論をすればいい」と述べた。
(引用以上)

小川敏夫・・・ バカなの?

共謀罪審議では良い質問をした小川敏夫にしてこれである。
口ではどんだけ良いことをいっても、やる気のない議員どもには、引導を渡さなければならない。



今日の夕方19時から、大阪梅田ナビオ前で ミナセン大阪が主催する野党共闘の街宣がある。
私も自由党の街宣車(関西の支持者のカンパだけで作った街宣車!)の運転手としてして出かけていく。

民進党は辻元清美が来れなくなったし、街宣なので質問する機会はないだろうが、できることならば街宣車のスピーカーオンにして「なんで国会を止めないんだ!」と叫んでやりたい。
地域の選挙戦術上は野党共闘を全面否定することはできず、そこまで跳ねられないのが残念でたまらない。

私はべつに愛国者ではないし、日本が素晴らしいなんてぜんぜん思っていないけれども、それでも、生まれ育ってきた日本というものが、安倍官邸のクーデターでボロボロに崩れていくのを目の当たりにして、戦慄する。

国民に奮起を促す前に、まずは、それを伝えていく者が、もっと鋭く危機感をもって現実を認識しなければならない。




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ  応援お願いします


自由党 近畿ブロック
国民の生活が第一!
KINKILOGO.png
自由党
jiyutoulogo.jpg
山本太郎となかまたち
bnr_nakamatachi.png
生活フォーラム関西
なんとしても政権交代を!
20140723-3.jpg
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
森友事件 リンク
安倍晋三記念小学校こと森友学園の疑惑について、重要な資料を提供してくれるリンクです
リンク1
貴重な情報をいただいています
(順不同)
リンク2
ブログ内検索
twitter
田中龍作ジャーナル
20140723-4.gif
マガジン9条
パレスチナ・オリーブ
パレスチナで作られたオリーブオイルやオリーブ石けん。これはお勧め。
palestineolive.jpg
RSSフィード
blogranKing.net

カウンター
最近の記事
プロフィール

明月 こと 山岸飛鳥

Author:明月 こと 山岸飛鳥
木の家プロデュース 明月社 主宰
一級建築士
趣味 キコリ 畑
取り柄 貧乏
Email : info@mei-getsu.com

明月社のアルバム
明月社の作品や家づくりのアイディアなど ちょくちょく更新しています
アルバムLOGO
木の家プロデュース明月社
ホームページをリニューアルしました
meigetsusha.jpg
明月社へのご連絡

名前:
メール:
件名:
本文:

明月社 facebookページ
六甲菜園ブログ
郊外楽園プロジェクトの六甲菜園
rokkou-sides.jpg
おすすめの本
こんな時代だから、お薦めしたい本。アフィリエイトではありません。

自伝的戦後史(羽仁五郎) jidentekisengosi.jpg

おすすめの本 2
日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか

nihonhanaze.jpg

おすすめの本 3
日本はなぜ「戦争ができる国」になったのか
nihonnhanaze2.jpg
おすすめの本 4
世界超恐慌の正体

sekaichoukyoukou.jpg

おすすめの本 5
そして、日本の富は略奪される

sositenihonnno.jpg

おすすめの本 6
コンクリートが危ない

conclete.jpg

おすすめの本 7
家を建てる。家づくりはたたかいだ

iewotateru.jpg