2021-02-24(Wed)

出来レースの政権交代という悪い予感

なんかイヤああな予感がずっとしている。
えも言われぬ気持ちの悪さが、この1ヶ月ほど消えない。

森喜朗の暴言辞職と、スガ長男が中心の贈収賄事件は、安倍政権時代ならばほとんどニュースにもならずにスルーされたのではないだろうか。
モリ・カケ・スパ・サクラの大スキャンダルですら傲然とはねのけていたのだから、この程度(と言ったら怒られるかもしれないが)の事件ならば平然ともみ消して、マスコミにも圧力をかけて沈黙させただろう。

ところが、スガ政権は明らかに脆弱だ。
不思議なのは、安倍政権を支えるために、首相官邸のゲシュタポ(内閣調査室)を駆使して圧力と弾圧を指揮していたであろう菅義偉が、自分が総理になった途端に弱体化してしまったことだ。
明らかに何かが変わっている。

もちろんコロナ禍による国民の不満と怨嗟が募っているという背景はある。
しかし、それは安倍政権も同じである。あろうことかムシノマスクを国民にばらまいて、恬として恥じることもない安倍の姿は、今の弱々しいスガとは違う。

何が変わったのだろうか。

ひとつは、オリンピックの開催がかなり絶望的になってきたということだろう。
巨額の賠償金をめぐってIOCと日本側のチキンレースが続いている。
バッハは、中止なら中止で、開催して感染激発したらそれはそれで、どっちに転んでもすべて日本のせいにできるので、あくまで強気だ。

賠償額がいくらになるのかはわからないが、大会経費が3兆円を超えるのだから、兆の単位にはなるのではないか。
この壮大な無駄金を誰が負担するのか。
スガはその責任を負わされて、使い捨てにされようとしているのではないか。

変わったことのもうひとつは、アメリカ大統領(日本の親分)がトランプからバイデンになったことだ。
トランプもバイデンも、日本を収奪する存在であることは同じだが、その手法というか、基本方針が違う。
トランプは凶悪な押し売りのオッサンだが、バイデンは日本を丸焼きにして食い尽くす食人鬼だ。

食人鬼はバイデンに限ったことではなく、少なくとも1990年代から、アメリカの日本に対する植民地政策は変貌している。
それまではエサを与えて卵を産ませてそれを収奪するというスキームだったものが、すでに丸々と肥えた日本をハゲタカのように喰らうようになった。

象徴的なグラフがこれだ。

画像_2021-02-24_154417

ちなみに、このグラフは「基準年は国によって異なる」と書いてあるので、どの国が上かということは意味がない。グラフの傾きにだけ注目してもらいたい。
1990年代の中頃を境に、日本の経済だけがドンドン下落しているのがわかる。
アメリカやドイツは1980年の約2倍、韓国は3倍以上の実質GDPになっているのに、日本は上がって下がってゼロ成長である。
これまでは、アメリカという「国」の都合で日本という植民地を経営していたが、このころから国ではなく「新自由主義」という名の巨大金融資本が、直接収奪するために日本を「スマート」に蹂躙し始めたのだ。

この流れに抗して、古めかしい「国の都合」を持ち出して、野蛮な押し売りをやりはじめたのがトランプだ。
そして、子分として言うことを聞いていれば、少々の悪さは大目に見てやる、という太っ腹な親分だった。
日本人の目線では、もちろんスゴイ悪い奴に見える。交渉のやり方は強烈に強引だし、そもそもモリ・カケ・サクラを安倍晋三が乗り切れたのも、あきらかにこの親分の後ろ盾があったからだ。

しかし、トランプは日本を支配してすべて食い尽くそうとはしていなかった。
そんな、「国」としては不合理で儲からない話はやりたくないからだ。
トランプはアメリカの得になることをやりたいのであって、世界を股にかける無国籍の金融資本や軍産共同体の、営業マン兼ボディーガードなどやりたくないのだ。

二階敏博などという、グローバルとは無縁で、国内利権バリバリ、かつ中国派などという人間が大きな力をもてたのも、必要以上に日本の内情に干渉しないトランプのおかげと言えるだろう。

ところが、バイデンが勝ってしまったことで、流れはトランプ以前に戻ってしまった。
つまり、丸焼き食い尽くし路線である。
アメリカ大統領は、またまた金融資本と軍需産業の「ファイティングセールスパーソン」に成り下がってしまった。

新しいファイティングセールスパーソンは、日本のスガ-二階政権を見て苦虫をかみつぶしたことだろう。
なんだこの二階というヤツは。植民地の国内利権など認めないぞ。とっとと追放しろ!

その余波をくったのが、森喜朗である。
森の発言は、確かに即刻退場ものだけれども、いつもはあれだけ弱腰のマスコミがこれだけ騒いだのは、「公認」されていたからに違いない。
森追放劇は、二階に対する脅迫なのである。

そして、その二階の力で首相になれたスガをも串刺しにする。
スガにしてみれば、前門のバイデン、後門の二階である。
ニッチもサッチもいかないとはこのことだ。



そこに直撃したのが、文春砲である。
スガ長男が中心となった総務省贈収賄事件は、金額は小さいがあまりにもスガ本人を中心とした同心円の人間関係だ。
もはやスガに政権を維持していく気力は失われているのではないだろうか。

そうなると現実味を帯びてくるのが、予算成立後の4月解散総選挙である。

二階などに象徴される国内利権が食いついて離れない自民党よりも、ちょっと脅して言うことを聞かせればチョロい野党のほうが、金融資本が狩り場にするには都合がいい。

衰えたとは言え、日本の国富(官民合わせた純資産)は3700兆円もある。
新自由主義はヨダレをたらして牙とツメを研いでいる。
バイデンと日本の新政権が、邪魔な規制や利権をぶっ飛ばしてくれるのを待ち構えている。

「シガラミのないカイカク」は、そういう恐ろしい修羅場へと扉を開くことになる。
カイカク代表はもちろん維新だけれども、立憲だって十分にそうなる可能性がある。

そう考えるには、私にも若干の根拠がある。

一つは、経団連が(狭義の)新自由主義批判をしている驚きのレポート「。新成長戦略」
https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/108.html

行間を読めば要するに、好景気の時は放任主義で、不景気の時は国のカネをダバダバ使って大資本を助けろ、中小企業はぶっつぶして大資本に吸収させろ、と言っているのだけれども、表面上は「新自由主義批判」になっているので、「助け合い」とか言ってる立憲ならばころっと欺されてしまうのではないか、非常に心配である。

次は、枝野氏が「野党への期待値を高めたくない」という主旨の噴飯もの発言しているインタビュー記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf5da39eeb8738f01a701c5c9a308d685d9efa04

これはもう、なにをか言わんやである。
こんなに政権交代したくない野党第一党の党首が、これまでいただろうか???
55年体制の社会党だって、さすがにここまで情けないことは言わなかっただろう。

このような、初めから骨抜きの立憲に政権を投げ渡し、オリンピック中止とコロナの始末だけ押しつけて、ボロボロになったところでまた政権を取り返せばいい、という自民党の思惑。
その1~2年の間に、コロナ危機を口実に様々な規制「緩和」をやらせて、水道や高速道路などの公共インフラから、病院や国民皆保険までも食い尽くそうという新自由主義(無国籍な巨大金融資本)の思惑。

ほぼ同じことが、2009年にもあった。
リーマンショックの衝撃から回復できない自民党は、政権を投げ出した。
あの時は、小沢一郎さえ排除すれば、民主党などチョロいもんだという判断でマスコミもこぞって政権交代を煽った。
しかし、鳩山-小沢体制が崩せないとなると、陸山会弾圧で強権的に小沢を排除し、それを目の当たりにした民主党のヘタレども(菅、野田、枝野 他多数)は、大資本と権力の言うなりになった。

辺野古新基地、消費増税、動的防衛力(ほぼ集団的自衛権)など、安倍政権で強行された悪政の原型は、実は民主党政権で作られていたのである。

あのときの、さらに劣化コピーが、2ヶ月後に現実になるのではないか。
せっかくの、一縷の希望である「政権交代」が、再び地獄への扉になってしまえば、もはや日本人の政治への期待は木っ端みじんに吹き飛んでしまう。

完璧であれとか、誰もが納得できるようにとか、そんなことは望んでいない。
それは無理だ。
しかし、既存利権と外からの収奪という二重の圧力に対峙して、時には妥協しながらも、なんとかギリギリの成果を上げていこう。すこしでも、危機にある国民の生活を守っていこう。
そのような、火を吐くような決意がなくて、どうして本当の政権交代などできようか。

「期待されたくないですう」とか言ってる今の枝野幸夫では、万が一政権が転がり込んできてしまったら、「だからイヤだと言ったんだ」とか愚痴を言いながら、長いものに巻かれていくだろう。
お得意の自己正当化の詭弁を弄しながら。

もう時間がないかもしれない。

立憲民主党には、良い人材もたくさんいる。
2012年の戦犯はそっくり一線から退いて、執行部を入れ替え、野党の筆頭として政権を担う準備をしてもらいたい。

孤立路線を崩さない山本太郎とれいわ新選組も、その時には自ら進んで共闘するべきだ。

その姿を見るまでは、私の悪夢は消えないような気がする。



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2020-12-15(Tue)

ガースーのコロナ対策はブレているのではない。一貫して中小企業潰しを狙っているのだ。

昨日、突然のGOTOトラベル停止が発表され、今朝のテレビはこの話題一色だった。

評価は局によって少々割れるけれども、3日前に「考えてない」と言っていたのに、いきなり全国一律の停止で、しかも観光庁に知らされたのは発表の10分前だったというお粗末な対応には、フジや読売もかなり批判的だった。

ただ、注意しなければならないのは、どの局も一様に言うように、「コロナ対策か、経済を回すのか」という二者択一など、ガースーの頭の中には無い、ということだ。
ブレーキとアクセルなんて、初めから存在しない。どちらも、地獄の釜に向かって突き進むアクセルなのである。

どういうことか。
ガースーが望んでいることはただ一つ、「中小企業を潰して、優良企業は大企業が捨て値で買い取れるようにする」ということであって、コロナ対策とGOTO強行は、そのための道具に過ぎないと言うことだ。

GOTOにこだわってコロナの感染を止めなかったのは、大流行を起こして緊急事態宣言を出せるようにするため。
GOTOをやめなかったのは、その程度で感染拡大が止まって、もっと大きな経済恐慌を起こすことができなくなっては困るからだ。

本音では,このタイミングで停止するのではなく、年末年始に流行のピークをもってきて、ただでさえ正月休みで手薄になる医療を崩壊させ、国民の側から「緊急事態宣言を出してくれ」と言い出すのを待ちたかったはずだ。
そうなってから、突然に緊急事態宣言を出して、日本の経済に急ブレーキをかける。手持ち資金の豊富な大企業は生き残るが、大半の中小企業はもはや耐えられない。
悲鳴の上がったところを順番に、「支援」と称して選別し、カネになる企業は大企業がタダ同然で吸収し、あまり儲からない会社は放置されて潰される。

20201215-1.jpg
この地獄絵が、ガースーが描いていた2021年初頭の国の姿だったはずだ。
1月解散を見送ったのも、こうした大混乱を想定していたからだろう。
「みなさんこんにちは ガースーです。」とニコニコ動画でニコニコしていたのは,本当に感染拡大の状況が思い通りで嬉しかったからだ。

しかし、毎日とNHKの世論調査で15%前後の支持率急落が報じられ、自民党内がもたなくなってしまった。
ガースーの地獄絵についていったら、次の選挙で自分の首が危ない。
自民党内にそんな連中の怨嗟の声があふれ、さすがのゲシュタポ首相官邸でも抑えきれなくなり、しかたなくGOTO停止に踏み切ったのではないか、と私は見ている。

ただ、それならそれで大混乱させてやろう。できるだけ良い旅館が潰れて、ホテルチェーンに吸収されるようにしてやろう。
ということで、制度設計の相談もナニも無く、観光庁には発表の10分前に知らせるということをやってのけたのである。

ということで、ガースーの一連の行動は、ブレているのではなく、「中小企業を潰す!」という明確な意思に、強固に貫かれているのである。
竹中・小泉も酷かったけれども、こんなことをコロナ禍を利用してやるところが、ガースーの冷酷無比さである。


ガースー政権の「中小企業潰し」については、以下の記事がとても参考になる。

菅内閣は「中小企業つぶし」という日本経済つぶしを押し進めている
2020.12.8 ダイアモンドオンライン室伏謙一


「中小企業の基盤強化」というヌエのような言い方で、実際は「選別」と「淘汰」が着々と準備されていることが書かれている。

中小企業の3割が淘汰される? ~ 菅官房長官の中小企業基本法改正案はどこへ行く
2020.9.14 中村智彦 神戸国際大学経済学部教授


こちらは、ガースーが総裁選で掲げていた中小企業基本法改正について、詳しく書かれている。

20201215-2.jpg
資本が大きいものが勝ち組。
中小企業よりも大企業。日本の大企業よりも、はるかに規模の大きなアメリカの大企業。アメリカの大企業よりも、世界を股にかける国際金融資本。
こうした序列が徹底され、すべては金融資本のエサになっていくのが、「新自由主義」だ。

見た目は 新しくて自由なんてよさげだけれども、地球上でもっともエグいものこそが新自由主義。
そして、ガースーは、新自由主義の奴隷。
新自由主義の勢力に忠誠を誓うことで、日本国首相という奴隷頭の地位を与えてもらったヤツだ。

ちなみに、軌を一にしてアメリカでは同じ立場のバイデンが次期大統領になるという話になっている。

ガースー自身は、こういうヤツだからブレないけれども、自民党と官僚に完全にそっぽを向かれてはなにもできない。
今回のGOTO停止は、そういうガースーの弱点を垣間見せた事態ではあった。

だから、ガースーの進める資本の小さいものは消えろ! という地獄を止めるためには、自民党と官僚を思いっきりビビらせることだ。
それは、まずは支持率を一桁までブチ下げること。(森喜朗の8%を超えろ!)
そして、次期総選挙での政権交代のリアリティを誰の目にもわかるようにすること。


野党共闘はもちろん必要だけれども、各選挙区で本気の候補者、勝つ気のある候補者を選んでいくことだ。

漫然と、野党第一党だからとか、資金力があるから とか言う理由で統一候補を決めていたら、国民に本気さは伝わらない。
その意味では、アメリカの下院銀選挙での予備選挙の仕組みはよくできている。
小さいグループでも、いくつかの選挙区に力を集中すれば、民主党や共和党の候補になることができる。

日本の場合は、二大政党制が定着していないし、党員が圧倒的に少ないし、共産党も含めて統一候補を選ぶ方法は、かなり難しいけれども、予備選挙で支持者により多く望まれる候補が選抜されるという姿は、将来的にあるべきだと思う。

私のやってる設計事務所がある大阪市東淀川区は、大阪5区という小選挙区になり、野党側で3人が次期総選挙に出馬表明をしている。
現職の立憲民主党 長尾秀樹さん
共産党の宮本岳志さん
そして、れいわ新選組の大石あきこさん

私は、最終的には三つ巴はナンセンスであり、何としても統一候補にすべきだという立場だけれども、その人材は大石あきこだと思っている。
盤石の公明党の現職に勝てるのか、というと、誰が立ったとしても非常に苦しいのは正直な話。
けれども、本気度、将来性、そして、公明党のだらしなさにいらだつ創価学会員にまで声の届く人、安倍やガースーのやり方に内心嫌気が指している自民党支持者にもアプローチできる人、という可能性を鑑みて、私は大石あきこさんが舞台に立つのが望ましいと考えている。

もちろんそのためには、今のところ何がしたいのかよく分からない「れいわ新選組」が、政権交代のためにどうする気なのか 明らかにしなければならないのは言うまでもない。


そんなわけで、激動の2021年を大石あきこと仲間たちが全力で活動するために、政治資金パーティーなるものにチャレンジするということなので、ここでも紹介しておく。

画像_2020-12-15_125813
※この催しは、政治資金規正法第 8条の2に基づく政治資金パーティです
画像をクリックすると、チケット購入画面にリンクします
WEB決済もできるけれども、苦手な人は山岸まで(info@mei-getsu.com)連絡くだされば、お送りすることもできます。

2020年12月26日(土)13半~
特別ゲストは、なんとなんと ラサール石井さん
会場は西中島南方の近くですが、この情勢なので基本はWEB参加で
来場参加 9000円   WEB参加 3000円

よろしく!

2020-11-28(Sat)

山本太郎とオカシオ=コルテスの違い そして大石あきこ

前回の投稿から、じつに50日も経ってしまいました。
ちゃんと生きていますし、それなりに活動もしていますが、仕事と都構想阻止とで、もう体力の限界で、ブログまでたどり着きませんでした。

都構想はみなさんご存じのように、1万7千票差でギリギリ否決することができました。
自民党市議団も、共産党も、数々の市民団体も、大阪に張り付いた山本太郎も、それぞれに全力を尽くした結果です。
また、特別功労賞は、毎日新聞大阪社会部と大阪市財政局です。よくぞあのタイミングで218億の大赤字の試算を勇気を持って出してくれました。

私は、大阪5区の大石あきこさんの事務所で、仕事の合間に街宣車動かしたりポスティングしたり、やっておりました。
投票当日は投票所の小学校の前でプラカードもって、投票に来る人に声をかけもやって、生の反応を見ることもできました。

大石さんは、何しろあの橋下徹が府知事になって最初の朝礼で「どんだけサービス残業やってると思ってるんですか!!」と噛みついたお人なので、都構想阻止にかける意気込みは、火を吐くようでした。
その熱が同心円状に広がって、多くのボランティアが押しかけ、守備範囲の此花、西淀川、淀川、東淀川には大石事務所の3台の街宣車が走り回って太郎と大石の声を流し続け、都構想のペテンを暴くチラシを届けました。
大石さん本人は、連日早朝から駅頭に立って呼びかけをしました。今では普通にそのへんを歩いてるだけでも「大石さんがんばって」と声をかけられたり、維新シンパに睨み付けられたりするようになったと言っています。

そんな怒濤の10月が過ぎ、ちょっと遅れた仕事を挽回する11月が過ぎ去り、あっという間に今日になってしまいました。

少し落ち着いてきた頭で、最近注目しているのは、AOCことアレキサンドリア・オカシオ=コルテスです。
正確には、彼女を政界のど真ん中に押し上げた背景です。

AOCは、アメリカ民主党の左派ということは誰でも知っているでしょうが、ただの風まかせで躍り出た訳ではありません。
2016年の予備選で爆発的に増えたサンダースの支援層を組織化したBNC(ブランニューコングレス=新しい議会)やJD(ジャスティス・デモクラッツ=正義の民主党)という組織や、DSA(アメリカ民主社会主義者)という政治団体が戦略的に擁立し、支援し、民主党ナンバー3の実力者を予備選で破って下院議員に当選させたのです。

その結果、今や大統領選においても、その動向が注目されるほどの存在になりました。
クリントン以来、労働者の党であることを放棄してきたアメリカ民主党やバイデンなどの輩を、中から揺さぶり続けています。

その政治主張や、政治主流から取り残された若者に遡及する姿は、日本の山本太郎も通じるものがあると感じる人は少なくないでしょう。
太郎にも、日本のAOCになるチャンスはあったはずです。

しかし、彼我の理由でそのチャンスは潰えています。
ひとつには、BNCのような組織を私たちが作れていないこと。
もうひとつは、太郎自身が組織を作ることから逃げ回っていること。

あえて言ってしまうと、今の山本太郎が、彼の功績と限界なのだろうと思います。
これだけやってくれて文句は言えないけれども、ここまででは日本を動かすことはできない・・・

ここを突破するためには、私たち市井の民が知恵と力となけなしの金を持ち寄って、BNCやJDになり得る政治団体を作り、日本のAOCを生み出し、○○で○○な立憲民主党をガクガクに揺さぶって政権交代を実現することです。
市民の党やら斎藤まさしさんやらの力を借りなくても活動できるバックボーンが整えば、太郎自身のポテンシャルも、まだまだ発展していく余地はあります。

そして、私が今、太郎以上に可能性を感じているのが、大石あきこという人材です。
彼女は、政治家である以前に活動家です。生きる姿が政治と一体化しています。
これを言ったら彼女はめっちゃ嫌がるでしょうけど、政治と生活が一体化していると言う意味では、小沢一郎さんにもつながるものを感じています。

だって、座右の銘はと聞かれて「安定した雇用と社会保障」って答えるんですよ。山本太郎も引いてましたから。
小沢さんだって「百術は一誠に如かず」なんて格好いいこと言うのに、もうド直球です。
どう考えたって、政治活動家としてしか生きられない人だと、私は思ったわけです。

それと、大石事務所に集う面々の面白さです。
「毎日が火事場の馬鹿力みたいな人たち」の様子を、その中の一人が活写しているので、紹介します。ぜひ読んでみてください。
→ 大石砦の猛者たち(榎田信衛門 公式ブログ)

ようこんだけ濃いのが集まったなあと。
あとは、ウェブ部長がそろえば言うことなし。
誰か、ネットに長けてて、濃くて、控えめな人いませんか。

ともあれ、大石砦という梁山泊が、日本を揺るがす存在になっていくためには、まだ一回り二回り大きなバックボーンが必要です。
そこをどう作っていくのか、思案のしどころです。



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2020-09-08(Tue)

ねじれまくる野党

最初にお断りしておきます

私は野党の勝利を、熱烈に願っています。
野党候補の応援のために、それなりに骨も折っています。
だからこそ、現状について、書いておかないと訳が分からなくなりそうなので、書いておきます。

野党の、あるいは野党支持についての ねじれ現象です。

小沢さんが枝野体制の推薦人になり、代表選もやらなくていいと言っているのは知っています。
10.25投開票を想定して、それくらいの切迫性を持つべきだという意味も分かります。

しかし、「野党合流に期待」がわずか20%で、本当に大丈夫なのでしょうか。
主要野党はほぼ1本化となるでしょうから、前回よりは議席は増える可能性はありますが、そういう技術的な効果を上回る上昇気流は、私には感じられません。

この停滞感を前にして、私はこう思います。
現実的に枝野体制で行かざるを得ないことは致し方ない。小沢さんはじめ、プレイヤーはその線で動くしかない。
しかし、枝野氏や野田氏なとの裏切り総本家が雁首並べている姿は絶対に逆効果。だから、外野の我々がギャンギャン声を上げるべき。
消極的な言い方をしてしまえば、期待されたほどの結果を出せなかったときに、責任をとらせる空気を作っておく、ということ。

昨年の参院選での比例票はこんな感じでした

自民 17,712,373
公明  6,536,336
与党計 24,248,709

維新  4,907,844

立民  7,917,720
共産  4,483,411
国民  3,481,078
れ新  2,280,252
社民  1,046,011
野党計 19,208,472

見ての通り、維新を加えてもギリギリ自公のほうが多いわけです。
この空気を一変させて、棄権している人たちを呼び込まないと、いくら一本化しても政権交代はおろか、野党の躍進にも至らないのです。

私は、枝野さんや野田さんへの恨みつらみで文句を言っているのではなく、ひとたび国民の怨嗟をあびた人たちがトップに居座っていては、野党が勝てないからギャースカいっているのです。
(恨みつらみはありますけどね)

ただ、現実的には枝野体制で行くしかないでしょう。
ですから、微増でもいいから野党に伸びてもらうことを期待するしかないのですが、そんな微増程度の結果に終わったり、ヘタすれば野党敗北なんてことになったら、そのときキッチリを枝野体制と対決し、責任をとらせる国民運動的なうねりを作る必要があると思うのです。
合流新党は、そこからリスタートです。

そうした流れをつくるためにも、野党側に立つ人々の中でも、きっちり枝野批判をする勢力は必要です。
枝野を担いだ人たちは、同じ責任を免れないからです。
たぶん、小沢さんは覚悟を決めているのでしょう。



一方、玉木さんは、あっちからもこっちからもバッシングで、少々同情してしまいます。

私の見る限り、玉木新党(新民民)は、党員獲得のための熱烈なリクルートをしているように見えません。
民主党の遺産を人数割りするのであれば、ちょっとでも増やしたいところでしょうが、少なくとも玉木さんがそういう動きをしているという話を聞かない。
むしろ、5人以上いればいいとか、小選挙区で勝てる人じゃないと無理 などと発言しており、どうしても合流したくない人の避難場所(悪くいえば吹きだまり)を作ったという感じに見えます。

あまり知らない人も多いですが、分かる限りでは新民民に行った政治家の面々で、個人的に応援したくなる人はいません。
むしろ、放っておけば自民や維新に行ってしまいかねない人たちを、とりあえず野党サイドのつなぎ止めておくために、新民民はあるような気がします。
玉木さんは、そうした汚れ役を買って出たのではないでしょうか。

選挙に強い人たちが、もし10人与党側に行ってしまえば、それを回復するのには野党は20議席増やす必要があるのです。
まだまだ流動的で、ヘタすると玉木さんが主導権を奪われて、丸ごと維新みたいな「ほぼ与党」になってしまう可能性もありますから、なんとも言えませんが、現時点では野党の数という意味では、玉木さんの貢献度は結構高いと思うのです。

以上のことから、合流新党については、党は支持するけど執行部は支持しない。新民民は、党は支持しないけど玉木さんは支持する。というのが、私の見方です。



ここにさらに、れいわ新選組がはいってきます。

事態は深刻です。
東京7区、長妻氏の選挙区に予定候補を立てました。
2017年の結果は以下の通りです

長妻昭  立憲 117,118
松本文明 自民 85,305
荒木章博 希望  25,531

松本氏は副大臣や副幹事長などやっていて決して無名ではないのですが、長妻氏は2009年から連勝です。
そこに今回は合流ですから、はっきり言ってれいわ新選組が候補を立てても、長妻氏は盤石と言えます。

何のためにここに立てるのか、まったく理解に苦しみます。
合流新党に対して、「消費税5%言え」と圧力をかける狙いであれば、一蹴されて終わりのこんな区ではなくて、他の区を考えるべきです。
ありうる影響は、合流新党(立憲)が感情的にれいわ新選組に対して排除にかかるということです。

支持率が低迷するなかで、さすがの枝野氏も消費減税を口にするようになりましたが、もし合流新党が消費税5%を言い出して、れいわ新選組も合流できる条件が整ったところで、新党の執行部がむしろれいわ新選組を排除する可能性が高いのではないかということです。

東京のことばかり言ってられません。
私の足下、大阪5区も深刻です。
わずかな野党票を、立憲・現職の長尾さん、共産・宮本さん、れいわ・大石さんの三つ巴で争っています。

大阪5区の2017年の結果は

國重徹   公明 91,514
長尾秀樹 立憲 45,313
北山良三 共産 31,429

去年の比例票は

自民  36,004
公明  35,517
維新  70,059

立憲  14,245
国民   6,800
社民   1,296
共産  22,354
れい   7,525

2年間で立憲の票が維新に流れてしまったのが分かります。
これで、都構想の同日選挙をやられると、野党の可能性はなかなか見えてきません。

こんな状況だからこそ、野党は候補者を一本化して、少しでも比例復活の可能性を高めるべきだ、という考え方もできますし、あまりの大差だから、ここは各党が比例票と将来への布石としてそれぞれやったらいい、という見方もできます。

しかし、大阪ではちょっと大きな動きがあって、自民と維新が候補を立てずに公明党が議席をとっている4つの区のうち、3つに自民党の市議が打って出ると発表したのです。
維新は都構想支持にねがえってくれた公明を全力で応援しますから、公明の盤石は変わりませんが、1位の票がへるということは、2位以下の惜敗率が上がると言うことです。

そうなると、やはり野党は一本化して、1議席でも確保すべきだ、と言わざるを得ません。

私は、れいわ新選組を批判し、5区の一本化を訴えながら、なぜか大石さんの手伝いをしています。
はっきり言って、自分でも矛盾を感じます。

今のれいわ新選組は支援できないし、最終的な一本化は、私としては譲れない一線です。
そのことは、大石さんにも、主要な支援者の集まった場所でも、はっきりと言っています。
それでも手伝いに行くのは、大石さんという人材を潰したくないからです。
ご本人は、次の選挙のことなんて今は考えていない、と言いますが、現実的には次や次の次を
考えずに選挙をやるなんてありえません。

私の知る限り、大阪で、国を動かしてやろうという気概と構えと能力をもっていて、しかも現実的に政治活動の中心になっていける人材は、大石さんと、社民党の大椿さんだろうと思っています。
この貴重な人材が、れいわ新選組の戦略なき動向や、政党間の軋轢で潰れてほしくない。
そういう人が、私の事務所のすぐ近くで活動しているのですから、無視するわけにはいかない、というのが私の心情です。

ということで、
合流新党は、党は支持するけど執行部は支持しない
新民民は、党は支持しないけど玉木さんには同情する
れいわ新選組は、今のままなら支持できないけど、大石あきこさんは応援する

とまあ、どっちを向いてもねじれまくってます。
首が痛い・・・・

スッキリせずに、夜な夜な安眠できませんが、少しでもマシな選挙結果が出ることを祈りながら、できることをやっていきます。




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2020-08-18(Tue)

玉木雄一郎を袋だたきにする人たちへ

玉木さんが「分党」と言い出してから1週間が過ぎました。

もう、あっちからもこっちからも玉木さんは袋だたきです。

玉木さん自身の話はあまり出てこないので、彼が何を考えているのか、はっきりはわかりません。

批判の中身を見ると、大きくは三つあるみたいです

1) 政権交代のために分裂はアカン
2) (民民の合流派は)持参金が少なくなると肩身が狭いぞ
3) 玉木新党についていく面子や持ち上げてる連中が酷すぎる(いわゆる玉クラ)

1)はたしかにその通りです。
でもこれ、玉木さんのせいですか?
合流したくない という人が幹事会9人中6人もいたんですよ
無理に「全員で合流」なんて決めれば、ヘタすると二桁の議員が自民や維新に流れるかもしれない。
そんなことになるくらいなら、どうしてもイヤだという面々を国民民主で残して、ギリギリ野党に踏みとどまらせたほうがいいんじゃないですか。
いい というか マシ、ってことですけど。

そんな連中は、自民でも維新でも行ったほうがスッキリする なんて無責任なことを言う人がいますが、民民に残りたい人は小選挙区で勝てる人ばっかです。
そんな人たちを与党に押しやることの方が、よほど政権交代を遠ざけるのではないですか?

2)は、まあたしかに減りますよね。どういう配分にするのかは知りませんけど。
明日の議員総会で「全員合流」の緊急動議を出して可決しよう なんて動きもあるそうですが。
まさに、カネがほしいあまりに、選挙に強い右派議員を自民党に差し出す行為です。

あるいは、排除された人たちが決起する というシナリオは、3年前の立憲民主党を、左右逆転で再現してしまうかもしれません。
あの時はリベラルの風が吹いて立憲が望外の票をとりましたが、こんどは反緊縮右翼の風が吹くかもしれません。
それこそ、3年前の立憲と同じで、政権交代の妨害に他なりませんし、もっと深刻なファシズムに進展するかもしれません。

そんな騒ぎにせずに、選挙には強いけれども小さい政党で温和しくしていてもらうためには、仲良く分党がいい。
2009年の時の国民新党みたいなイメージです。小さくて100%保守なんだけど野党。

それに、持参金を少々たくさん持っていっても、カネが移動して、合流新党の新執行部が決まれば、もはや民民からの合流組はお役御免です。
あの酷薄極まる枝野さんや福山さんにどんな仕打ちをされるか、覚悟もしていないのでしょうか?
立憲の人たちが「国民民主」と口にするときの、あの憎々しげな口ぶりが、合流したからといって水に流れるとは、彼らのこれまでを見る限りではとうてい思えません。

枝野さんたちにとっての合流新党の意味は、少しでも比例復活を増やすことです。
逆に言えば、比例区での競争が激化すると言うことです。
さすがに共産党みたいに順位をつけることはしないでしょうが、幹事長や選対を誰が握るかで、天国と地獄がきまっちゃうでしょう。

平野さんと泉さんは、そういうところまで気を配った寝技を駆使した交渉をしたのか。
してないでしょうねえ。
平野さんは鳩山政権の時の官房長官。辺野古基地の「最低でも県外」という鳩山さんの意向をネグレクトして、まんまと辺野古に押しつけた人ですよ。

3)はややこしい。
ご指摘は その通りです と言わなくちゃなりません。
いわゆる玉クラに集う、目立つ人たちは、前に書いた右派の「立憲」現象を狙っているのでしょう。
ただ、玉木さんは以前から、右派を包摂する試みをしていました。

国民民主・玉木代表の「安倍総理 憲法改正の議論やりましょう」発言について(2019.7.26)

このときは、国民民主党内に自民党からかなりの切り崩しがあったと思われます。
それを、玉木さんは思いっきり右に梶を切ることで、どうにか乗り切ったという一件です。
と同時に、右派を野党側から包摂していくのは自分の役目だ という意識を感じました。

とはいえ、いわゆる玉クラに集う人々は、包摂なんていうレベルではない人たちがたくさんいます。
だから、あの連中の勢いが本当に主導権をとってしまえば、たしかに玉木新党は野党と言うよりはファシストに近い物になるでしょう。
それは玉木さんが意図している、十数人の改革保守とは別物ですが、そういうリスクがないとは言えません。確かに。

リスクはありますが、よりベターな選択をするのであれば、自民に追いやるよりも、勝手にフィーバー始めるよりも、首に縄をつけておいた方が マシなんじゃないでしょうか。

玉木さんが分党を発表した11日の夜に、荻上チキさんがインタビューしたラジオの音声が公開されています。

【音声配信】「国民民主党が分党。玉木代表に直撃」(玉木雄一郎×荻上チキ)
2020年8月11日(火)放送分(TBSラジオ・Session-22)


ここで玉木さんが言っているとおりに進めるのであれば、私はそれでいいんじゃないか と思います。
最善ではないけど、仕方がない。
異常な玉クラを非難するのはわかるけれども、そういう連中を含めて野放しにしないためのリスクをとった玉木さん自身を、なんで寄ってたかって袋だたきにするのか 私は理解できません。



社民党も、ある意味同じ悩みを抱えているはずです。
右と左は反対ですが、立憲などと合流するのなら、もう政治やめる くらいの支持者や地方の党員はたくさんいるでしょう。
これも前に書きましたが、立憲は地方組織が極めて脆弱ですから、選挙になると社民党を頼ってきた地域はたくさんあるようです。
党員だっていまだ万単位でいるのです。

国民民主は、形式的には対等合併ですが、社民は完全に吸収併合です。事実以上。
そんな屈辱。しかも、党是である「社会民主主義」を捨てることになるわけです。
理念の一致とかじゃなくて、党是を捨てる。
日本に社会民主主義の政党がなくなる という事態を、多くの方は軽く考えているみたいですが、これかなり大変なことなのです。

本当は、政党なんて選挙互助会 と割り切って、派閥として党是や理念をバラバラに持ちつづけるのが、もっとも健全なあり方なのですが、それを許さない偏狭な政治風習が根強い日本では、吸収合併されたら社民主義は表舞台から消滅です。
そんな国は、独裁国家以外であるのかな??

Wkipedia 社会民主主義 主な政党

もちろん、社民党は分裂しなくても政党要件はかなり危ういので、分裂すれば国政政党ではなくなるでしょうが、多くの党員や支持者を路頭に迷わせないために、あえて合流せずに政治団体を設立するという流れも、たぶんあるのではないでしょうか。

これもまた、「分裂だ」と非難されるのでしょうが、そうした非難を覚悟の上で、支持者を政治的な絶望の淵からサルベージして、大きな野党とも連携する動きにしていこうという努力には、私は左右を問わず共感を覚えます。

私が参加している生活フォーラム関西も、自由党がなくなって、れいわ新選組もおかしな流れになってきて、なんだかどっち向いて良いのかよく分からなくなってきたように思います。
でも、そんな時だからこそ、ひとり一人の政治家をよく見て、応援するべきなのか、するべきではないのか、自分の頭で考えなくてはなりません。そういうことができるグループになれるか、まさに「自立と共生」が問われています。

少なくとも、玉木さんをボコボコにして正義の味方になったような気分を味わうのは、私がやりたいことではありません。

人を見て、発言を精査して、何をすべきか 判断していきたいと思います。




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2020-08-13(Thu)

いろいろありすぎて寝不足の8月

れいわ新選組の惨状は、昨日書きました。

同時進行で、国民民主党がエラいことになっています。

玉木さん、土壇場で「合流は了承するけど自分は行かない」と言い出して、あっちこっちから総スカンです。

言うまでもないですが、野党はひとつになるべきです。

公約以外の政策なんてバラバラで結構。

立憲も国民も社民もれいわも、まるっとまとめて大きな塊にすべきです。

もうこのブログでも、指が酸っぱくなるほど書いてきました。

でも

立憲の態度を見ていると、というか、枝野さんと福山さんの態度を見ていると、2012年の民主党を思い出してしまうのです。

消費増税を言い出す幹部に対して「公約を守れ!」と言った小沢グループに対して、今は立憲の幹部になっている人たちが何をしたか。

どんな仕打ちをしたか。

彼らが一度もそれを反省も謝罪もしていない以上、また同じことを繰り返すでしょう。

姑息な策を弄して自らの支配権を死守しようとする枝野さんたちの態度を見るにつけ、その思いは確信に変わります。

これも自明のことなので皆さんご存じでしょうが、立憲には金がありません。

一昨年末の資金残高は 立憲18億 : 国民108億 です。

その後に参院選がありましたから、立憲の資産はマイナス(借金)かもしれません。

支配権を維持しながら、国民民主の資金を手に入れた枝野さんたちは、何を考えるのでしょうか。



新しい野党の幹事長になってほしいと思うベテラン議員の篠原孝さんは、玉木さんのことをボロかすに言っています。

それだけ大きな塊で政権交代、という思いの強さです。それは理解できます。

でも、甘い とも思います。

合流野党は、前門の虎後門の狼ではないですが、前門の枝野、後門の連合 です。

それでも、どんなに情けない政策でも、まがいなりにも政権交代を真剣にめざしてくれるのなら、存在意義はわかります。

しかし、公約を破って消費税を上げ、反対するものを座敷牢に押し込み、その挙げ句に政権を安倍晋三に禅譲した野田佳彦も、大きな顔で、大幹部面しているのです。

いくら枝野さんが「政権交代をめざして」なんて言ったところで、ぜんぜん信用できないのです。私は。

玉木さんの真意は、今の段階では私は断言できません。

もうしばらく様子を見ます。

ただ、これまで「生まれ変わりました」発言とか、いろいろ無茶やらかしたときに細かく観察した経緯から、なかなか精密なトリックスターだと思っています。

各方面の方々がボロかすに言うのとは、ちょっと違う評価をしています。

とはいえ、最大の信頼を寄せていた太郎さんが、あんなことを言うのですから、玉木さんだってわかりません。

ですから、もう少し様子を見ます。

そんなこんなで、思い悩むばかり。寝不足です。

今夜は早く寝て、明日は少し気晴らしします。




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2020-07-31(Fri)

「新型コロナを蔓延させる」という固い決意をもった日本国政府

モーニングショーを久しぶりに見ました。

東京都医師会の怒りの会見について、コメンテーターの吉永みち子さんがこんなことを言いました。
「(医師会は)世界が『これしかない』ということで懸命に取り組んでいる、ごく当たり前の普通のことをやりましょうと言っているわけで、この国はこの普通のことを『断固やらない』というふうな固い決意の下になにもしていなんじゃないかと思わざるを得ない」

そうなんです。
安倍個人はともかく、安倍政権は無能なんじゃなくて、「断固やらない」という決意をもって、無策を貫いているのです。
無能ならば補強すれば改善する可能性がありますが、意図的にやっているのならば、政権交代しない限り変わりません。

繰り返しますが、安倍政権は 「コロナを大流行させたい」 のです

YAHOOの「新型コロナウイルス感染症まとめ」から、グラフを少し加工しました

20200731-3.jpg

上が現在の患者数、下が新規感染者数です。
第1波の時は、新規のピークが720人で、その15日後にその13.3倍の現在患者数になっています。
ちなみに、新規ピークの4/11の直前から緊急事態宣言で、人の接触は極端に制限されていました。

7/30日の新規は1301人です。
単純に第1波と同じ計算をすると、8月14日くらいに17000人くらいの現在患者数になります。
今回は、人の接触はほとんど制限されていませんので、おそらく現在(7月末)がピークではなく、どこまで増え続けるかわかりません。

しかもしかも、日本は極端にPCR検査が少ない国です

圧倒的に少ない日本のPCR検査件数「世界159位」を招いた厚労省と分科会の罪
2020.7.29 日刊ゲンダイ


 世界各国のコロナ関連の統計を集計している米ウェブサイト「worldometer」に、衝撃的なデータがある。感染者数や死亡者数、重症者数などを列挙しているのだが、注目すべきは100万人あたりの検査件数。ナント、日本は28日時点で、世界215の国・地域の中で159位なのだ。
(引用以上)

今現在は157位だけど、大差ないです。
同じくらいに並んでいる国は、おそらく検査態勢が整っていないのだろうと思われますが、日本は違います。
やろうと思えばいくらでも検査できるのに、あえて、わざと、検査をせずにこの結果です。

たしかに4月よりは検査は2倍程度に増えてはいますから、新規感染者数が2倍になっているのも当然だし、事態は少しマシになっているのではという見方もできます。
重症化という意味でも、4月のピークには人工呼吸器をつけた人が300人を越えましたが、現在は100人を切っているようですから、現在患者数に対する重症化率は1/3くらいになっているのかもしれません。

とはいえ、それらは医療現場の努力によるものであり、政府の無策は何も変わっていません。

なにせ、政府がやっている二大コロナ対策と言えば、アベノマスク と GOTOコロナ なのですから。

ウイルス素通しの低性能マスクを何百億円もかけて配布し、全国にウイルスをばらまくための旅費を補助する。

利権が絡んでいるだけではとてもできない芸当です。
「コロナを大流行させる」という、固い強い意志を感じます。

なんとかコロナの患者を救おうと必死の努力をしている医療現場は、ほったらかしです。
虫入りマスクを配るのではなく、国税庁がちょっと決断すればいくらでもあるアルコールを配った方がはるかに効果的で院内感染を防ぐことができるのに、やらない。
疲弊する医師や職員には、白々しいありがとうの言葉より、人員とカネの補助が必要なのに、やらない。

やれば良いことは、医師会をふくめて、本当にまともにものを考えている人たちは、とっくに分かっています。
具体的な政策と法案におとしこみ、臨時国会を開いて決定すれば、1週間もあればこの国の方向は大転換できます。
でも やらない。

なぜ、安倍政権は、こんな愚かな、自分たちの支持率も落とすようなことをするのか。
いくら史上最低内閣とはいえ、こんなことをする意味があるのか。
それについては、改めて書きます。

以前にもちょっと書きました

反戦な家づくり 安倍政権は何故コロナの感染を止めようとしないのか

このときは、緊急事態条項がほしいから ということを書いたのですが、どうもそれだけでもないのではと思っています。

とにかく、今言いたいのは、安倍政権の無策と愚策は、無能ではなく、「わざと」だということです。




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2020-07-06(Mon)

ルビコン川を渡っちゃった都知事選

都知事選の結果が出ました。

私は大阪府民なので外野からの感想です。
東京の行く末はともかく、日本の縮図としての感想です。

20200706-1.jpg

まず桜井誠が約17万票、3%近い票を集めたというのはかなり深刻です。全回から5万増やしています。
小池自身がかなりのレイシストなので、もし現職がもうちょっとまともな人だったら、桜井は倍くらい得票していたかも知れません。
東京都民の(ということはたぶん日本の)5%くらいがレイシスト支持者という可能性大です。
まあ、学校や職場や地域や、いろいろなところで頻発するいじめや虐待や差別を思えば、不思議ではないのかも知れません。

脅威だったのは、維新が下馬評よりもかなり伸ばしてきたことです。
いくらなんでも太郎とはかなり差が付くように思われていたのに、わずか5万票ほどの差。23区ではほとんど太郎より維新の方が勝っています。
なんでこれが脅威かというと、大阪府民の私には、維新が勢いづくのはろくなことにならないからです。

それと、維新は国政のキャスティングボートを握りたいという強烈な願望を持っています。
落ち目の自民と、ヨレヨレの野党と、両方から袖を引かれることで、言いたい放題言えるポジションを確保したいのです。
その意味では今回の維新候補の約9.99%(ギリ供託金没収)という得票は微妙なラインですが、前原と安倍の間で駆け引きする最低限の条件は作ったと言えるでしょう。

小池が圧勝なのはもうわかっていた話なので、驚きも感想もありません。
憂うべきは、事前の情勢分析を前にして「マスコミのインチキだ」とか「太郎さんなら奇跡を起こせる」とか、訳のわからないうわごとを言う人が少なくなかったことです。
やる以上は勝つつもりでやろう というのはわかります。でも、ハートは熱くても脳みそは冷静でなくては、宗教になってしまいます。

小池票で見ておくべきは、前回の小池+増田(自公)は470万だったということ。
それに比べると、実は100万減らしています。その多くが維新に流れたとみるべきでしょう。

宇都宮さんは、伸び悩みです。6年前よりも14万票へらしました。
それでも、太郎さんと競合した割には、最小限のダメージだったと言うべきでしょう。
彼は、勝つことよりも勝つことのできる市民選対を作るために毎度知事選に出ているので(「日本の市民運動はもっと利口になれ」宇都宮健児氏、都知事選を振り返る2016.8.5)、太郎ショックを最小限に抑えて、野党どもの抱きつきになんとか潰されず、この票を固められたことはある程度満足なんじゃないでしょうか。

宇都宮さんの評価は本当に難しい。
勝つ気がないという意味ではふざけんな とも言えるけど、将来的に勝てる選対を作るという目的はきわめて実践的で高邁です。



で、太郎さんです。
約66万票。去年の東京のれいわ票が約46万ですから、かなり健闘して7年前の自分の票とほぼ同じところまでは回復しました。
宇都宮さんと併せて150万で、全回の鳥越票よりだいたい20万は増えていますが、前々回の宇都宮+細川からは44万票減らしています。

(ここから追記)

投票率を見ると、新たな層の票を獲得したとは言いがたいので、ほとんどは前回の鳥越票の分け合いだったと言わざるを得ません・
前回小池票から減った100万票は、60万が維新、20万が太郎さんと宇都宮さんが分け合い、20万は投票率の低下 ということでしょう。

去年のれいわ票が46万で、7年前の太郎さんの個人票が66万なので、事前の予測ではだいたいこのレンジではないかと思われていた中で、供託金没収は免れて予測中のマックスまで伸ばしたのは少し驚きました。さすがの太郎パワーです。
しかし、2位は確実だとか、100万はいくとか、まして奇跡は起きると本気で信じている人たちが結構いたことは、今後のれいわ新選組の行く末にとって大きな不安要素です。

選挙は告示されたときには決まっているとよく言われますが、それは決して不正選挙ということではなくて、それまでの4年間に何をやってきたかが、告示後のわずかな期間で問われるということです。
17日やそこらで有権者は判断するんじゃないよ という意味。
だから、宇都宮だ山本だ、一本化はどうするんだ とか告示直前にいってる時点ですでに勝負はついていたと言うことです。

宇都宮さんは勝つつもりじゃないからそれでもいいんでしょうが、じゃあ一体太郎さんは何がしたかったのか。
いまだに私はわかりません。
秋にもあるんじゃないかと言われている衆議院の解散総選挙に向けて、れいわ新選組の宣伝をしたかったんだという、ちょっと悪意の混じった指摘をする人も多いですが、まあそれでも目的が明確なら責められるものじゃあありません。

なにせ、4年前には引きずり下ろした宇都宮さんを、口先で褒めちぎっていた野党各党だって、頭の中はもう秋の総選挙だったはずです。
だから、宇都宮さんの街宣で、本人が出てくる前に延々とどうでもいい野党の政治家の長演説がつづくのです。候補者をたてるなんてことは、初めから頭にないのです。

初めは野党各党が太郎さんを統一候補にと交渉して、それを太郎さんが消費税5%とれいわ公認を曲げずに拒否したという話は皆さんもご存じでしょう。
確証はありませんが、たぶんその仕掛け人は小沢一郎さんです。

統一候補で太郎さんがでた場合、最大で6年前の細川+宇都宮≒200万票が期待できます。
もちろんそれでも小池には勝てませんが、野党をまとめて再編していくために、太郎さんは絶大なプレゼンスを占めることになります。
つまり、秋に向けて野党を再編していく中で、山本太郎を要とし、彼をスターに押し上げることを、小沢さんは企図した、と私は見ています。

野党各党がすんなり太郎さんの言うことを聞くわけはなく、消費税5%も文言としては飲まないでしょう。
自分のこと、目先のことしか見ていない連中を束ねていくことは、熱烈なファンに囲まれている現在の状況とは大違いです。
そういう有象無象をなんとか手なづけて、自民党にかわる選択肢をつくることに、小沢さんは生涯をかけてきましたから、太郎さんにそれを託したかったのでしょう。
永田町の裏表を知り尽くした小沢さんではなくて、民衆の中へ踏みいっていく太郎さんがそれをなすことで、これまでとはひと味もふた味も違う野党再編のスーパースターを期待したのではないでしょうか。

「都知事選を利用して何をやってくれちゃってんだ」という批判もあるでしょうが、99.9%勝ち目のない選挙に出る以上は、そのくらいの戦略があって当然です。
ただただド直球ばかり投げていては、いくら剛速球だって簡単に打ち返されてホームランです。
わざとボール玉を放るのも、危険球ギリギリの内角を攻めるのも、ルールに違反しない限り当然のことです。

しかし、太郎さんは小沢さんの企みを拒否してしまいました。



拒否して辞退したのならばともかく、拒否して対抗馬として出てしまったのですから、もはや野党再編と太郎さんの関係は修復不可能です。
もちろん、それはわかっていて拒否したのだと思いますが、それでもやはり 「ルビコン川を渡っちゃった」ことを、改めてれいわ新選組の周辺の皆さんは自覚すべきです。

10月の臨時国会冒頭で衆議院解散にうってでるのではないか。そんな解散風がヒューヒュー吹いています。
このままいけば、ごく一部の人をのぞいて、野党各党の議員はばっさばっさと討ち死にです。
枝野個人はたぶんそれでも合流はしたくないし、もしするなら「他党が立憲に吸収合併される」という傲慢な姿勢をくずしていないと思われます。がしかし、党内がそれでは持たなくなってきているはずです。

前原などのどうしても共産党とは協力できないという心の狭い連中は維新と連係し、それ以外の立憲、国民、社民は合流していき、共産党はそれに歩調をあわせていかざるを得ないでしょう。

野党、候補乱立で及ばず 次期衆院選へ共闘構築急ぐ―都知事選
2020.7.6 時事ドットコム


前回の合流話も、立憲枝野が「吸収合併だ」とゴウマンかまして譲らなかったから流れただけで、対等合併になればほぼ成立するでしょう。
たしかに、この集団に魅力は感じないし、応援するのもかなりおっくうです。
とはいえ、いくら旧勢力だ、旧態依然だ、石頭だ、緊縮派だ、ゴリゴリだ と言い募ってみたところで、1240万票以上、共産党と併せれば1700万票からの塊を無視して、政権交代ができると夢想するのは、無責任すぎます。

だからこそ、このぬれ雑巾のような塊に、希望を吹き込むのが山本太郎の存在だったはずなのですが、その目はもはやありません。
れいわ新選組はこの先、ずっと一人旅を続けていくしかありません。
共闘に乗らないだけでなく、大阪5区などに見られるように、候補者の一本化にも乗らない可能性が高いわけです。
つまり、対自公、対維新、そして対既存野党 の三方面を敵として戦うしかないのです。

日刊ゲンダイが書いているような、次は大阪に殴り込み が本当かどうかは怪しいですが、とにかく奇襲戦法をとりながら既存野党をも敵として戦うのが、これからのれいわ新選組の道です。
望むところだ と言う人もいるでしょうし、いやそんなつもりはない と言う人もいるでしょうが、都知事選でルビコン川を渡った以上は、野党の側がそれ以外の道を許さないでしょう。



私は、れいわ新選組がどんな道を進もうとも、山本太郎個人を応援したいという気持ちは変わりません。
今の彼のやり方は理解できない部分が大きいし、やることすべてを応援できるかというと、無理なことも多そうです。
それでも、少しタイムスパンを長くとって、山本太郎は応援していきます。

その上で、次の総選挙は、本当に10月になる可能性は十分あります。
太郎旋風だけで政権交代できるか? できるわけありません。
古めかしい既存野党の1700万票に、あと1000万票を上乗せする。そのためには、小沢さんが言う通り、大きなひとつの受け皿ができることです。

「悪夢の民主党」は、安倍晋三だけでなく、たしかに私たちからもそう見えました。
でも、逆に考えてみて下さい。本当に国民が「悪夢」と強く思っているのならば、安倍晋三は民主党の亡霊を恐れる必要などないはずです。
安倍晋三が「悪夢」と恐れるのは、どんなポンコツでも、まとまってしまうと怖いからです。

こんな安倍のマインドコントロールにまんまと乗ってしまって、「野合は支持されない」とか寝言を言って自ら分裂し、政権交代を放棄してきたのが、立憲を初めとした野党なんじゃないですか?
本当に野合は支持されないんですか?
いっつもバラバラになっていて、試してみたことないじゃないですか。
逆に、バラバラだと大負けする ということだけは、何回も何回も実証してきたのですよ。
いいじゃないですか。政権交代を熱望する野合。やりましょうよ。

ただし、まとまったときの頭と顔をどうするのか は重要です。
頭が小沢さんで顔が太郎さんなら、本当に圧勝する可能性があった・・・・・
けど、もうその可能性はない以上、ぐだぐだ言っても始まりません。

少なくとも、枝野や野田や、まさに悪夢を体現する連中だけは表舞台から消えてくれ!
立憲にも国民にも若手の良い人材はたくさんいます。
悪夢ちゃんたちが退場して、彼ら彼女らを登用できるかどうか。

ここが運命の分かれ道になっていると思っています。
山本太郎に比べるとパンチ力は少ないかもしれないけれど、政権交代の道を敷くには、十分な力を持ちうるでしょう。

秋に向けてどう考えて、何をするべきか。
ちょっと考えなくてはなりません。
思いついたら、ぼちぼち書き連ねていきます。


■お仕事のお知らせ

7月18-19日に木の家の完成見学会をやります
場所は千里ニュータウン(藤白台)
詳しくは下記をクリックしてみて下さい

kansei01.jpg

kansei02.jpg




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2020-06-18(Thu)

革命 改良 改革 ~東京都知事選について~

革命とは天命が革(あらた)まること つまり支配者の系統が変わることである。

愛新覚羅家が支配する清朝が辛亥革命で孫文と蒋介石らによる中華民国に代わり、さらにそれが中国革命によって共産党にとってかわられた。

日本の場合は、明治維新など何度も支配権の争奪は経験しているけれども、なんだか革命というにはスッキリしない中途半端さがつきまとっている。天皇が残っているということもあるし、それに象徴されるように、あえて天命が革まるような設えにせず、むしろ後継者を僭称するという形式をとってきたことが大きいのだろう。

とくに1945年に革命がならなかったことは、その後の日本に暗い影を落とし続けている。
中国のような共産主義革命ということではなく、少なくともそれまでの支配層を一掃することができていれば、戦後の日本は違う道を歩むこともできただろう。

しかし、数人の人身御供を処刑しただけで、ほとんどの戦争遂行者たちは、戦後の支配中枢に残り、岸信介のごときが首相となり、あろうことかその孫が戦後最長の政権を延々と続けている。
安倍政権による最長にして最悪の政治は、つまるところ、戦争を総括できずに戦後革命を成し遂げられなかったことのツケが、たまりたまって汚穢のようになった姿だとも言える。

この日本の戦後の姿に、共産党も含めてすべての既成政党は革命を提起しない。支配の系統を残したままの改良を唱えるのみで、天命が革まるような大変革は望まない。
ごく一部、新左翼と言われたグループが革命を唱えたけれども、まったく世の中には伝わらなかった。

そんな日本に登場したのが山本太郎である。
山本太郎は、声高に革命は叫ばない。しかし、彼の言うことを実現するには、支配構造を根底からかえない限り実現できないことは明らかだ。
すなわち、山本太郎とれいわ新選組こそは、国会議員を有しながら革命を唱える日本初の政党なのである。

東京都知事選においても、妥協を許さず、というか、既成政党が妥協できる範囲をあえて凌駕する主張を高々と掲げることによって、自らの存在をアピールした。
それはあまりにも正しい政策であると同時に、革命の日までは決して実現しない政策でもある。



一方の宇都宮健児は、なんで負けるとわかっている闘いに何度も何度も立ち上がるのか。
これは、多くの人が不思議に思っているのではないだろうか。

私もなかなかわからなかったのだが、4年前の都知事選のあとに書かれたこの記事を読んで、彼の問題意識は少し理解できた気がした。

「日本の市民運動はもっと利口になれ」宇都宮健児氏、都知事選を振り返る
2016年08月05日 HUFFIPOST


(略) ただ私は、もっと市民運動という人たちが選挙闘争に成熟、精通すべきだと思いますね。選挙は様々な課題があって、できるだけ多くの人の支持を集めないといけない。議会制民主主義がこの国のルールだから、選挙をもっと何回も経験して、勝つための工夫が必要なんですね。これまでの市民運動はデモとか集会はよくやるけど、選挙闘争を保守の側と勝ち抜くための訓練が極めて弱いと思います。

国政選挙でもそうですよ。何を重視して投票するかといったら、景気、雇用、社会福祉が3割なんですよ。憲法とか原発は一桁台です。だから憲法問題を最前線に押し出して、ワンイシューで戦うというのはもともと敗北主義ですよね。国民生活や、国民が今抱える問題についてもちゃんと解決策を打ち出して、期待に応えられて、かつ憲法改悪阻止、反原発の人をつくりあげていかないといけないんですよ。反原発だけ言っておけば選挙に受かるかというと、受からないですよ。都政の問題で言えば、都知事選が終わったら都政の問題が頭から飛んじゃうようじゃダメですね。本当に都政を変えようと思ったら次の選挙まで都政について勉強する、都議会の傍聴もやる。そういうことを続けないと保守支配は変わらないんですよ。

あと20~30年かけて、市民運動が鍛えられて選挙闘争にもっと成熟すれば、市民運動は変えられると思うんですよ。非常に参考になるのはアメリカ民主党のバーニー・サンダースの自伝です。選挙闘争を運動と位置づけて、無関心な人を教育して若者や低所得者を組織して次の投票に向かわせる。その粘り強い運動が必要なんですね。バーニー・サンダースはそれを何十年もやって、共和党の牙城だったバーモント州で上院議員になるんだけど、たった1回の選挙で変えようと思ったらだめですよね。そのためにはもっと国民が考える課題に肉薄しなければいけないし、国民と一緒になって考える運動も大切。貧困と格差が深刻な問題になっているわけだから、護憲勢力や反原発勢力がそこを取り込めるようにならないと勝てないですよ。そこが抜け落ちているんですよ。

保守の人たちは盆踊りに行ったり、地域の行事に顔を出したり、いろいろやってるでしょ。それ以上のことをやらないといけないんですよ。東京でいえば、区市町村議会や都議会から変えていかないといけない。野党連合で知事選に勝ったとしても6割は自公の都議ですから、条例1つ通せない。

(引用以上)

これを読む限りでは、2~30年スパンで市民が選挙闘争を学んでいく場を作る、そのために負けるとわかっていても何度も出馬してきたようだ。彼の選対の様子をまったく知らないので、その意図がどこまで実現できてきたのかは私にはわからないけれども、やりたいことはすごくよくわかる。

これが目的ならば、宇都宮にとっては6年前の細川や今回の山本太郎の出馬は痛手でも何でもなくて、1つの貴重なケーススタディーということになるのだろう。
そんなこととは露知らなかった私は、6年前には大まじめに悩んでこんな記事を書いた。

【都知事選】まず冷静に立ち位置を確認しよう

でも、当の本人が究極のところ勝ち負けはどうでも良かったんやねえ。。。。
宇都宮が本気で勝つことにこだわりつつ、市民の実践演習もかねてやる気ならば、本人が出るのではなくて勝てる候補を探し、自分は司令塔になるという選択肢もあったはずだ。
しかし、それでは勝つことが優先され、政党の事情に押し流されていくことが目に見えているので、かれはあえて自分が候補として出るのだろう。

最後の最後には勝つことを強烈に、リアルに意識するからこそ、目の前の勝負にはこだわらない。
どうやらそれが宇都宮の戦略らしい。

これはこれで、革命につながる戦略とは言えるのかもしれない。
つまり、山本太郎が叫ぶ政策を実現するためには、宇都宮が実践する市民による選挙革命の実践訓練が必要、ということだ。
ということは、山本太郎を候補者として、宇都宮が司令塔で闘えばよかったんじゃね と思っても時すでに遅し・・・・
それに、太郎を握って離さない方々もいるしねえ・・・・



山本太郎は出馬会見で
「リアルに餓死寸前、この先、餓死しかないかもしれないっていうような人たちが、街に、街のいたるところに目につくって、おかしいでしょってことなんですよ。」
と、いま出馬する心境を語ったけれども、しかし、勝てなければ餓死寸前の人を救うことはできない。
勝ちにこだわらずに孤立主義を貫き、革命的なくして実現できない理想的な政策を掲げることが、果たして目の前の人のためになるのか、私には納得はできない。
かつての山本太郎も、同じことを言っていたように、私は記憶している。

とりあえず最善でも理想的でもないけれども、自公でも妥協するかもしれない程度の政策で、少しだけでもマシな状態をつくろうとすることを、革命に対して改良という。
改良主義というのは、かつてボルシェビキが敵対勢力を反革命として粛正していくときに使われた言葉だから血なまぐさいイメージがあるけれども、この時代にそんなところまで思い出す必要はないので、単に「支配勢力の総入れ替えをせずに、状況をちょっとでも改善すること」と理解しておけばいいだろう。

与野党の伯仲までもちこんで自公政権をたおさないままで少しでも改善を勝ち取るケースとか、せいぜい立憲や国民民主や連合なんかによる、大資本やメディアなどの支配構造には手をつけられない中途半端な政権交代でも実現できる程度の緩い政策。
ぜんぜんスッキリしないけれども、以前よりはマシ、というのが改良である。

2009年の政権交代は、たしかに改良だったけれども、小沢一郎は密かに革命に手をつけようとした。
それは、マスコミのクロスオーナーシップ規制だったり、高級官僚の政治任用だったり、「第7艦隊で十分」発言だったりした。だからこそ、彼だけは徹底的にたたかれ、改良に甘んじたい民主党の中からも排除された。

そんなこともあって改良はどうもイメージが悪いのだけれども、しかし、目の前にいる餓死寸前の人を餓死する前に救うためには、改良でなくては間に合わない。
革命のアカツキを待ち望んでいる間に、どれだけの命が失われていくことか。

しかし、今般の都知事選挙では、明確に改良をめざしている候補はいない。
宇都宮の掲げている政策は妥協的で改良的だけれども、それは実地訓練として練り上げられた結果であって、そもそも勝ちにこだわっていないので、本当の意味での改良主義ではない。



そんな状勢で、やりかたによっては票を集めそうなのが、維新の候補である。

維新は典型的な「改革」政党だ。
改革とはなにか。
革命でも改良でもなく、変化をもとめる声を新自由主義につなげることである。
自民党の基盤であるドメスティックな利権を、多国籍な巨大資本の手に渡すために、国民の変化を求める声を集め、ねじ曲げ、利用するのがカイカク政党である。

革命と改良のバッタ物、似て非なる、どころか似ても似つかぬシロモノだ。改とか革とかいう字を使うに値しないので、カタカナで書く。

ただただ悪い方にしか変化しないのがカイカクなのだが、それだけに現支配勢力にとっても痛い政策ではないから、あまり圧力はかからない。
しかも、外資やヤバい筋などのパワーがバックに付いているので、メディアを乗っ取ることがある。大阪のようにこれをやられると、とんでもない風がおきてしまう。

そして、その正体がわからないまま、何か大阪で実践しているみたいだよ、というリアリティをともなって、カイカクに期待してしまう人が大量発生しかねない。
維新候補は小池の票も食うだろうし、それにとどまらず、大変革ではなくてちょっと良くしてほしい というヌルい都民の希望を集める可能性がある。

現状では小池圧勝の状勢は動かないが、維新が宇都宮や太郎を超えてくるようなことになると深刻だ。
昨年の参院選比例票は、東京都で維新は約48万票とっており、れいわ新選組よりも2万票以上多いのだから。
宇都宮と山本太郎の分立は、政権支持層は自公へ、批判票は維新へ という大阪の病が東京にまで伝染する事態を招きかねない。



それでも、もはや始まってしまった以上は、それぞれ気に入った候補を応援するしかないのだろう。

ただ、せめて直近の数字くらいはおさえた上でやってもらいたい。
昨年の数字を2倍にするくらいなら可愛げがあるが、10倍にすることなどできはしない。
まるで宗教のような奇跡を信じる支持者は、どちらの候補者にとっても、むしろ危うくする存在でしかないと思われる。

素敵な政策を叫んで溜飲を下げたい、義理と人情で応援せざるを得ない、まあ色々あるだろうけれども、熱い心と冷静な目だけは忘れないようにしていただきたい。




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2020-05-27(Wed)

真面目な話、安倍政権は「亡国」と「売国」を本気でやるつもりだよ

安倍政権批判をいろいろ見ていて、どれもこれもピントがずれてる気がして仕方がない。

無能? 改憲やりたい? 私利私欲? もちろんどれも当たってるけど、それは本筋じゃない。

無能なのは操りやすいということ。恥という概念がないから、ある意味殺されない限り無敵。
改憲やりたいのは、たぶんポーズ。あるいは煙幕。右翼はコチョコチョされて大喜び、左翼は「すわ護憲」で他に目が向かなくなる。
私利私欲は、使命感など欠片もない安倍晋三という役者を動かすためのギャラ。

空っぽで恥を知らない安倍晋三という役者を使って、安倍政権、安倍官邸がやろうとしていることは、無能でもなければ改憲でもなければ私利私欲だけの利権でもない。
そんな小さな話じゃない。
めざすところは、日本という国を、丸ごと滅ぼして、バラバラにして、その断片に激安の値札をつけて、外資(というか巨大金融資本)に売り払うこと。
つまり、「亡国」と「売国」だ。

亡国とか売国という言葉を使うと、左翼が「国家主義だ!」と青筋立てるかもしれないので、一応断っておくと、国というのは日本という行政単位に所属する、ヒトモノカネコト のことだ。
ヒト=人材 モノ=公有資産(例えば水道とか) カネ=金融資産 コト=情報 これらをごっそり外資の支配下に置くことで、日本人が何をやっても、自動的にじゃんじゃか外資が儲かる仕組みになっていく。

実は、日本はすでに半分そうなっている。

対外資産364兆円。資産なんだからいいじゃないかと思われがちだが、結局儲けを回収できない貸し倒れのようなもの。がんばって稼げば稼ぐほど、日本は貧乏になっていく。

年金基金のGPIF 約170兆円のうち、すでに47%は海外株式と海外債券に。 

ゆうちょ銀行 約200兆円のうち32%は外国証券に。

結局、カネを刷ろうと稼ごうと、最終的には外国(主にアメリカ)に資金が流れていく仕組みが、もうかなりできてしまっている。

それでもまだ国内にとどまっているのは、水道とか高速道路とかの莫大な固定資産と、日本の住民の暮らしだ。
こればっかりは、そのまま外国に売り払っても、マネーのように簡単に持っていくわけに行かない。

そこで竹中平蔵あたりが絶賛売り出し中なのが、PFIとかコンセッションというやつ。
要は、公共財の運営だけ民間がやりますよ ってこと。
そうすれば、売上はマネーにして持ち出せる。

住民の暮らしにかかわる公共サービスも、ぜんぶ売上=マネーになって吸い上げることができる。



ところが、このPFIやコンセッションは、連中が狙っているほどには進んでいない。
水道の民営化も、さすがに住民の反対が強くて、なかなか実施にこぎ着けていない。

なんやかんや言っても、まだ日本は国の形があるし、自治体の形もある。
内戦状態のように統治が機能不全にはなってはいないので、いくらなんでもありの安倍政権でも、住民の暮らしに直結する公共財に手をつけるのは、結構難しいのだ。

だったら機能不全にしちゃったらいいじゃね? というのが安倍政権の基本思考だ。

ここんとこが重要。

安倍晋三が思いっきり無能に見えるのは、本人が無能だからではなくて、無能な安倍晋三という役者を使って、わざと思いっっっっきり無能な政府を演じているのだ。

では、どうやって機能不全にするのかというと、偽装と改ざんと隠ぺい である。

最低限の民主主義というのは、最低限の情報があって成りたつ。
もし、メディアが100%政権にコントロールされて、水も漏らさぬ状態になっていれば、ウソとでっち上げとデマで、政権党は完全無欠になるし、野党はあらゆる濡れ衣を着せられることになる。
まあ、今もかなりそうなりつつあるけど、でもまだそこまでじゃない。
というか、実際にはなかなかそこまでの統制というのは簡単じゃない。

安倍政権が狙っているのは、完全統制ではなくて、機能不全。
つまり、片っ端からなんでもかんでも、偽装と改ざんと隠ぺい、つまりウソで塗り固めてしまえば、もう政治に対する信頼感がゼロになる。
国政選挙でも投票率30%くらいになって、地方選挙なんて10%くらいまで落ち込めばしめたものだ。
だれも見ていない行政の闇のなかで、組織票だけでガチガチにかためた与党勢力が好き放題できる。



安倍政権にとって「ラッキー」だったのは、コロナショックだった。
コロナを使って日本中の経済活動のクビを締め上げれば、身売りせざるを得ない会社が大量に出現する。
なかなか進まないコンセッションの代わりに、とりあえずの貢ぎ物ができる という寸法だ。

さらに感染を拡大させてしまえば、政治も行政も機能しなくなる。
その隙に何でも何でも決めてしまえばどうにかなる。

こうして出されたのが、スーパーシティ法案だ。
ほとんどの公共財の運営を担っている地方自治体を、こそっと民間に入れ替えてしまう。
いちいち事業ごとにPFIだコンセッションだという手続きをすっ飛ばして、基本的な枠組みを地方自治から「内閣-首長-民間資本」の独断でOK の世界に変えてしまう。
ヒトモノカネコト のすべてを、一元管理でお渡ししましょう ということ。

こんな法案、いくら一強多弱の国会でも、そう簡単に素通りするもんじゃない。
けど、通ってしまった。
安倍官邸にすれば、まったくもってコロナ様々 というわけ。

安倍政権のコロナ対策が、見るも無惨だったのは、無能だったからではない。
(安倍個人は無能かもしれないけど、官邸は無能ではない)
わざと なのだ。
感染予防も中途半端 経済支援も中途半端なのは、わざと感染を広がるようにして、わざと企業が潰れるようにしたのだ。

わ ざ と である。

ただ、安倍官邸の思惑が外れたのは、意外や意外、「期待」したほど感染が広がらなかったこと。
マスクや手洗いの習慣とか、BCG日本株とか、いろいろ言われてるけど真相は不明。
でも、欧米に比べると、桁違いに感染は少なかった。

もちろん、PCR検査を極端に抑制したので、知らずにかかった人、知らずに亡くなった人はかなりいると思うけど、それでも欧米に比べると圧倒的に少ない。

これまた、わざと 医療崩壊がおきるように、政府は準備をネグレクトしたけど、自治体や病院の頑張りでなんとか切り抜けてしまった。

もしコロナが欧米なみに猖獗を極めていたら、雀士黒川もすんなり検事総長になっていただろうし、もっともっと売国法案が目白押しに通されていただろう。
ちなみに、雀士黒川の使命は、もちろん安倍晋三の個人的な犯罪をもみ消すこともあったろうけれども、「売国に」にともなってこれから起きる住民訴訟やM&Aにからんだ訴訟を、強硬に指揮すること。
安倍晋三と同じくらいに恥知らずで言うなりで、かつちょうど良いポジションの検事が彼くらいしかいなかった、ということなんだろう、きっと。

しかし、コロナが安倍官邸が期待したほどには広がらず、むしろ暗く重苦しい空気の中で、芸能人が本音を語り始めたりしたことで、安倍官邸の企みは半ば潰えてしまった。
内閣支持率も、自爆とはいえ20%台に落ち込んだ。



しかししかし、3年前を思い出さなくてはならい。
というか、2017年の経験があるから、安倍官邸は余裕で自爆テロをかけてきたのだ。

少々支持率が下がっても、野党さえバラバラにしておけば、ぜんっぜん余裕だぜ!

そこでメディアがとったのが、維新・吉村よいしょ大作戦だ。
朝から晩まで大阪の吉村知事をテレビに出して、野党票を維新へ維新へと追い込み漁だ。
以前は立憲をよいしょして天狗にさせ、共闘させないのがメディアの戦略だったけど、もはや支持率5%の立憲ではそんなことをする価値もないとばかりに、維新活用に余念が無い。

もう、何度も何度も同じことを言ってるんだが、やはり野党は協力しなくちゃ、国民からはアホやと思われる。

無理な野党共闘は民主主主義じゃないとか、色々言われるけど、原点に返って考えてもらいたい。
政治の目的は「国民の生活を守る」ことでしょ。
だったら、それに役立つようにするのが、国民のほうを向いた政党の役割だ。

何も、主義主張を取り下げて、何もかも妥協しろと言うんじゃない。
今、なんとしても国民の生活を守るために必要なこと その部分だけ共通項にして、それ以外は派閥でもなんでも作って別々の主張を続ければいい。

生活苦は、GDPの数字なんかで見るよりもはるかに悲惨な状態が、これから明らかになってくる。
怨嗟の声は地に充ち満ちている。
その声に耳を傾け、手をさしのべる政治なのか、そうでないのか。
二者択一である。

立憲、国民、共産、社民、れいわの各党は、まずはこの苦難を乗り越えるための共闘団体として一体になり、国民に顔を向けるべきだ。
自分たちの主張も結構だが、「国民からどう見えるか」を、よくよく振り返ってもらいたい。

このままバラバラのままだったら、「どんなに無能で酷い安倍政権でも、10万くれたし、何もしない野党よりはマシ。」
「なんだか(よくわからんけど)一所懸命やってそうな維新のほうがいい。」
という結果になることは 火を見るより明らか。

本当に、何のために政治をやっているのか、野党の皆さん、初心に返って自らに問うてみてほしい。



ほんなら、大阪5区はどないすんねん! と事情に詳しい人には言われそうだ。

私の職場がある大阪5区(此花、西淀川、淀川、東淀川)は、今3人の野党が次期衆院選に名乗りを上げている。
現職の立憲・長尾氏、共産の宮本たけし氏、れいわ新選組の大石あきこ氏。
で、私は今んところ大石さんの応援をしている。
たしかに、ここまでに言ってることと矛盾してるよね。

よりによって、小選挙区で野党が三つ巴なんて、最悪の状態。
長尾さんは現職だし、宮本さんは昨年現職をなげうって大阪12区の補選に出た人だし、大石さんは今のところ関西で唯一のれいわの予定候補だ。

私は、自分の考えは大事にしたい、でも、リアリストでありたい、とウン十年前に決めたのだ。
だから、ちょっと分かりにくい言い方になるけど、私の立場は、大石さんの支援者として、大阪5区の野党統一候補をもとめる ということ。
それは何も自分が応援しているから大石さんを何が何でも統一候補にしろ という話ではなくて、政策を詰めて、勝てる戦略を冷静に考えて、クリアーに統一候補を決めてもらいたいのだ。


繰り返すけど、何のための政治なの ってこと。

安倍政権は、わざと政治不信をかき立てて、政治なんてばからし、選挙なんてウルサいだけ、もうどうでもいいよ。に持ち込もうとしている。
それに対峙できるのは、絵に描いたフルコースディナーではなくて、明日の糧になる本物の餅なんだ。

それができなければ、野党は総崩れ、もはや存亡の危機。
内閣支持率の下落にぬか喜びしている場合じゃない。




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