2023-06-07(Wed)

政党は急成長できるのか 大阪5区のことなど

今国会での衆議院解散はたぶんない、と前の記事で書いた

自民党内でも慎重論が強いようだし、あの山口3区戦争が決着つかないと、解散はできないだろう。

首相「非常に難しい判断」 山口新3区の候補者調整
2023年6月7日 産経新聞

山口県は選挙区がひとつ減るため、4区の安倍晋三の後継と、3区の岸田派の林芳正外相が公認争いをしている。
岸田は何が何でも林を推して安倍派を屈服させるだろうが、そう簡単ではない。時間がかかる。

とは言え、当分選挙はないよと高をくくっているわけにもいかず、少し足下の分析をしてみようと思う。
足下というのは、いまこの文章を書いている大阪市東淀川区を含む、大阪5区(東淀川、淀川、西淀川、此花)である。

自分の設計事務所があるという意味でも足下だし、前回の衆院選ではかなりがんばって活動したと言う意味でも、しばらく議員事務所で仕事をしたという意味でも、私にとっては足下と感じている。

前回、2021年10月の衆議院選挙では、以下のような結果だった。

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朝日新聞より引用)

見ての通り、現職が3人もいる。普通に考えると、現職がどっか行くことはないので、次回も3人は立候補すると考えられる。

さらに、大阪ではこんな事情が生じている。

維新、公明の「金城湯池」で主戦論 衆院関西6選挙区、関係に揺らぎ
2023年5月14日 毎日新聞

これまで大阪で4つ、兵庫で2つの選挙区は、自民も維新も候補者を出さずに公明候補が議席を得てきた。
公明は、自民とは国政で、維新とは大阪で協力関係をとってきたからだ。
しかし、4月の地方選で大勝ちした維新は、もう公明とは組まない、と宣言したのである。
地方選での維新の票数を見ると、6選挙区すべてで公明は議席を失う可能性がある。

大阪5区もその一つであり、現職3人と維新候補の四つ巴になる可能性が高い。
そうなった場合、どのようなことが想定されるのか。

昨年7月の参院選の比例では、維新81332票、公明31853票で、約10:4の比率だったが、これには自民票が入っていない。(自民は自民に投票しているから)

今年4月の府議選では、東淀川と淀川は、維新、公明、その他の3候補だった。そのなかで維新は75000票、公明は31000票である。自民がでない場合でも、だいたい10:4程度になっている。自民票は連立を組む公明よりも維新に多く流れていることがわかる。(もちろん地方選だからという要素は強い)

次に共産だが、宮本の48000票は、比例票の投票先でいうと共産21000、社民2000、民主系の約半分で12000、それに維新から13000票程度が流れていると、私は推測している。

問題はれいわだ。大石の34000票は、比例でれいわに投票した1万の3.4倍もある。つまり、他党が候補を立てると、非常に苦しくなるということだ。
これも私の見立てだが、比例では民主系に入れた人が1万、維新が14000、程度が選挙区では大石に入れているのではないか。よって維新が候補を立てると、単純計算では 大石はかなり苦しくなる。

それに加えて、参政党が候補を出してくることが考えられる。参政党はれいわを狙い撃ちにしているようなところがあるうえに、大阪5区は参政党の本拠地である吹田の隣でもあり、おそらく出してくるのではないか。

詳細は明かせないが、これまでの数年間の分析から、各陣営の努力を考慮せずに、単純な票の流れを考えたときの私の見立ては以下の通り。

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(クリックで拡大)

このままでは、れいわは議席を失う可能性がある。

では、どう努力するべきなのか。
次に挙げるのは、2019年からのれいわ票の動きだ。

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(クリックで拡大)

こちらは右から左に時系列となっている。れいわの比例票の得票率は、2019年から見れば微増しているとは言え、全国平均とほぼ変わらない。(大阪の中では明らかに高い方だが)
現職議員の地元で、なぜ支持が広がっていないのか。私自身の反省も踏まえて、検証してみよう。

地元活動をしてこなかったかというと、必ずしもそうではない。
昨年の3月から5月は、怒濤のような「カジノ住民投票署名」で、れいわはよく奮闘した。事務所スタッフもボランティアも、本当によくがんばったと思う。署名運動の主体となった住民活動家のなかでも、れいわの評価はずいぶん上がったのは間違いない。
ただ、署名運動が終わるやいなや7月の参議院選に向けて走りだすことを余儀なくされ、運動を成果として集約することが十分にできなかった憾みはある。

参院選挙は、残念な結果ではあったが、れいわの知名度を上げるためには役に立ったはずだ。
だが、数字を見ると愕然とする。
2019年参院選の時と比べて、大阪府内の比例票の得票率は全く同じ、数にしてもわずか8%しか増えていない。
参政党に奪われた分を、新たに獲得したとも言えるが、大局的な党の支持というのは、そう簡単に激変するものではないのである。

下記のグラフは、自民党と社会党ができた55年体制以降の、衆議院の議員数の推移だ。ウィキペディアの表をすこし分かりやすく再構成した。

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これを見てわかるのは、各党の議員数が大きく変わるのは、合併や分裂のときだけで、それ以外にはおよそ20%以内の変動に収まっているということだ。
唯一の例外は2009年の政権交代と、それが崩壊した2012年のときだけである。

つまり、有権者は「ちゃんと見て選んでいる」ということだ。
党、Party というのは読んで字のごとく、あるPart(部分)の代表ということ。得票≒議員数その党が言っていることに共感し期待してくれる人の数にほぼ比例している。
社会情勢や党の努力によってもちろん変動するけれども、その幅はほぼ20%以内。一気に何倍にもなるということはない。

唯一例外の2009年はリーマンショックを背景に、民主党が約3倍に、自民党が約1/3になったけれども、その過剰な期待を裏切った民主党は、3年後にわずか1/5以下に激減する。
そして、約2000万人の有権者が、政治に絶望し、選挙に行かなくなってしまった。無関心なのではなく、棄権しているのであり、良い悪いは別にして、これもまた選択なのだ。

特定の政党を大好きな人は、得票が伸びないのは「まだ知られていないからだ」と考えがちだが、実際は必ずしもそうではない。今訴えている内容を支持してくれる人は、これくらいしかいないのである。支持を広げるためには、何を訴えるのか、を考え直さなくてはならない。

こうして見てみると、2022年の参院選で、得票数を8%伸ばしたというのは、結構すごいことだったということがわかる。

問題は、参院選後である。
署名運動と参院選の成果を、組織化という果実に実らせる段階を、どう闘ったか。

れいわは、地方選で組織作りをする、という方針を立てた。
これ自体は、間違いでは無かったと思う。しかし、なかなか思うようには進まなかった。

とくに大阪5区においては、れいわが大阪市議選に公認した予定候補が二人そろって反旗を翻すという事態になった。
詳細は省くが、公認時点であきらかだったことを蒸し返して、恨みつらみをぶちまけて「反れいわ」の尖兵となってしまった。ただ単に、個人的な事情を優先するために責任をれいわに押しつけたのか、もともと候補を引き受けておいて、やり直しがきかない時点で卓袱台返しを狙っていたのか。。。。

とにかく、この事態のおかげで、れいわは最重点区である淀川区と東淀川区で地方選の候補を立てることができなかった。地方選を唯一の方針としていた中では、ほとんど流血の損失といえる。
(あの2人たちは、その流血を見てほくそ笑んでいるのだろうが)

いずれにしても、今言えることは以下のことだ。
まず、一つの政党が独自で伸ばせるのはせいぜい20%程度である。
そして、大阪5区においては独自勢力をつくるための大きな機会損失があった。

ここから導かれるのは、野党共闘しかないだろう、ということだ。

れいわは極端に野党共闘を嫌う。独自性を失って、自死に等しいと思っているのだろう。
しかし、共闘というのは、同じ組織になることでも、ずっと一緒になることでもない。
特定の目的のために、一時的に手を結ぶ契約にすぎない。

それに、れいわはもっと自信を持っていい。
自分たちこそが主流派なんだと胸をはって、共闘の軸になればいいのだ。
共闘したら自分たちが霞むなどと、情けないことは言わないでほしい。

共産党は比例順位をつけるので、惜敗率にかかわらずその順位通りに比例復活する。
つまり、宮本は選挙区に出る必要もなければ、どんな数字でも上がれるときは上がれるのである。

それでもなぜ選挙区に出るかというと、地方選のためだ。
組織の活性化を図って、地方選の票を固めるために、国政に候補者を立てるのである。
2015年までは、そのために全選挙区に候補を立ててきた。

先方の要望が分かれば、交渉の余地はある。
今やるべきは、れいわ大石を大阪5区の野党統一候補にすることだ。

と、私は思うのだけれども、賛同は少なそうだなあ・・・

2023-05-30(Tue)

6月解散、7月総選挙はあるか

■ 岸田文雄の行動原理

岸田文雄という人を観察していると、アホなふりをしてかなりデキルヤツだという気がする。
デキルというのは、もちろん良い意味ではなく、手強いということ。

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かつて、安倍晋三の「禅譲」を信じて服従したあげくに裏切られたことへの、恨みと反省が彼の行動の原動力になっている、と私は見ている。
国民の生活とか安全は度外視で、とにかく安倍派を抑えて権力基盤を固めることしか頭にない。
そのためなら、ハト派とかタカ派とかどうでもよくて、武器になる物はなんでも手にしようとしている。

何か一つの方向に一辺倒になることはなく、交渉のエサを手にしたら、どっちにでも転べるように周到に準備している。
安倍派は外務省や財務省を蔑ろにして、経産省や警察庁を頼りにした。自民党の旧来の支持基盤も大事にせず、統一教会、日本会議、創価学会などの宗教票に寄りかかった。

ところが、岸田は八方美人だ。
原発使い放題で経産省にすり寄り、防衛費倍増で防衛省にすり寄り、増税で財務省にすり寄り、権力機構にはあまねくエサをまいて飼い慣らそうとしている。
ちなみに警察庁は安倍と岸田の襲撃事件で、エサを与えずとも官邸にはまったく頭が上がらないはずだ。
(私は安倍暗殺の黒幕は岸田ではないかと、ニュースを聞いた瞬間に思ったが、今でも疑っている)

対外政策でもそうだ。
明確な対米従属にみえながら、この間お土産はまだ画餅の段階の防衛費倍増くらいのもので、保有している米国債も岸田政権になってからジリジリと減らしている。
直接の原因は円安対策だろうけど、中国がどんどん米国債の保有を減らして言っている近年、日本が買い支えないとドルは本当に崩壊してしまう。

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対ロシアも、岸田は完全に二枚舌である。
表向きはゼレンスキーをG7に招待して、NATOの東京事務所など作らせ、ロシアと対決しているかに見せつつ、実際はロシア経済分野協力担当大臣は頑として廃止せず、サハリン2などの投資も続けている。


直近ではこんなニュースも


こうしてみてくると、ある人物に似ているなあ、と感じる。
ドナルド・トランプである。

イデオロギーではなく、ディールで動く。
すべてはそのために準備される。
ただ、トランプの場合は「アメリカファースト」のためのディールだったが、岸田の場合はもっと小さくて、「自分の権力基盤」のためというのが、あまりにも情けない。

岸田文雄の行動原理をこのように見てみると、今起きていることがだいたい腑に落ちるのである。

■ 解散はあるか

では、そんな岸田は解散総選挙で、一気に権力基盤を固めようとしているのだろうか。
私の見立てでは、まだやらない、と思う。

<理由1>
これだけ準備した武器を、使う前に勝負に出るわけがない。
対外的には目立つ成果を上げ、対内的には安倍派の首根っこを確実に押さえる。
この二つをやりきる前に、解散総選挙という水物の勝負に出たのでは、何のためにこれまで準備したのか分からない

<理由2>
東京での公明党との角逐である。
報道では「大阪で維新に議席を奪われる公明が、東京28区での擁立をゴリ押しした」ことがことの発端とか言われているが、実際は萩生田のゴリ押しが原因のようだ。


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官邸が本気で調整する気ならば、できないことはなかっただろう。なにせ、学会票を失うかどうかの瀬戸際なのだから。
しかし、あえて萩生田の暴走を放置し、責任を全部押しつけて大騒ぎにしてしまったのは、(宏池会の)茂木幹事長である。
当然、岸田の意を受けてのことだろう。

これで東京で自公が分裂すると、東京だけでも自民の現職が7人ほど落選するかもと言われている。


岸田はこうやって安倍派のリーダー候補である萩生田の権力を削り取っている。
ただし、本当に学会票無しで、大負けしては自分自身の責任も問われるので、こんな状態で解散総選挙することはまずない。
党内で萩生田への批判が行き渡ってから、公明とは何らかの落とし所を見付けるだろう。

公明も、実は本気で自民とは喧嘩できない事情がある。


後藤組は、本山の墓石、墓苑の土地問題におけるいざこざを収めるボディーガードの役割を果たしていたのです。しかし、後藤組と本山、そして創価学会の間が近すぎたために問題が起こります。それを収めるために、公明党の都議会議員を異例に長く務めた藤井富雄と、後藤組組長の後藤忠政が密会した現場を映したビデオテープがあるというのです。これを嗅ぎつけたのは、自民党の亀井静香だといわれています。そして、亀井、野中の間で密会ビデオの存在が明らかになってから、公明党は一も二もなく自民党の軍門に下ったというわけです。
(引用以上)

いくら30年前のことでも、武闘派後藤組との密会映像は、ただでさえ退潮傾向の公明党・創価学会には大打撃となる。
持ちつ持たれつとは言いながら、根っこの部分は公明党が屈服しているのだ。
である以上、こんな便利な道具を、ディーラー岸田が手放すことはないだろう。

解散はないと考える<理由3>
息子をしばらく更迭しなかった。
安倍派との闘いにおいて、岸田の味方は限られているはずだ。官邸の中にも、安倍派の耳目は密に埋め込まれている。
その中で、身内の存在は貴重だったからこそ、少々アホでも側に置いていたのだろうが、もし、直近に解散を考えているのであれば、あのようなマイナス要素は速攻でぶった切ったはずだ。

時間的に余裕があるから、しばらく待てば沈静化すると高をくくっていたのだろう。
(まあ、他のことに比べたら、たしかに大した話ではないし)
土日を挟んで、急に更迭となったのは、たぶん翔太郎のほうが耐えられなくなって「パパ辞めさせて」と泣きついたのではないだろうか。

と思っていたら、やっぱりそうみたいだ。

「公邸で忘年会」の岸田翔太郎秘書官、心が折れて自ら「もう辞める!」母も“悪ノリ撮影”かばい切れず
2023年5月29日 FLASH

そんなわけで、私は6月会期末解散→7月総選挙は、たぶんない と見ている。
(外れたらゴメン)

とは言え、ここ大阪では維新が公明を切って、これまで自民も公明も候補を出さずに公明だけが立候補し当選してきた4つの選挙区にも、候補者を立てると言っている。
どこまで本気なのかまだ分からないが、私が今これを書いている東淀川区(大阪5区)もその一つであり、関心を持たないわけに行かないので、次回は大阪の状況を観察してみたい。


2023-04-28(Fri)

「権力」 この悩ましきもの

一昨日のながーい記事で、私はこのように書いた。(http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1886.html

政治理念は理想を掲げながらも、実際の政策は絵に描いた餅を眺めるのではなく、現実的に確実によくしていくことを考えるべきだ。だから、どんぐりの背比べで良いから、政権交代が必要だ。

要するに、権力をとって政策を実現しないと、絵に描いた餅は食えないよ、ということだ。
権力を取れ。Power to the people! である

これはあまりにも自明なことなので、決して間違っているとは思わない。
しかし、同時に、権力の魔力とでも言うべきものにも目を向けなければならないとは思う。
今日は、ちょっとそのへんをメモしておきたい。

■秦の始皇帝と趙高

ウィキペディアによれば、趙高は始皇帝の寵臣。勤勉で始皇帝にその才能を寵愛され、始皇帝の身辺の雑務を全てこなしたそうだ。
始皇帝から見ればなくてはならない部下だったけれども、下々から見れば権力を一手に握って恐怖政治をおこなった悪者でしかない。始皇帝の没後は、遺書を偽造して自分が面倒を見ていた三男の胡亥を皇帝に据え、宰相を暗殺していよいよ独裁を強めていく。

馬鹿という言葉の語源は、趙高のこんなエピソードだという説がある。
跡継ぎに据えた胡亥を殺して自分が皇帝になろうと考えた趙高は、胡亥皇帝の前に「すばらしい馬を献上します」といって鹿を献上した。胡亥は「これは鹿だろう」と回りの臣下に言ったところ、臣下は「黙るもの」「馬です」「鹿です」と答える3つのグループに分かれた。趙高は、「鹿です」と答えた臣下は、自分のクーデターに従わないだろうと考え、えん罪をきせて殺害してしまった。
という話。

鹿を馬と言い張る趙高がバカなのか、馬ですと趙高にへつらう佞臣がバカなのか、意地をはって鹿だと言って命をおとした臣下がバカなのか、なかなか難しいけれども、権力には大なり小なり、そういう怖さがある。

つまり、権力を握ってしまうと、本人の望むと望まざるとに関わらず、密に群がるアリのようにいろいろ寄ってくるのである。それは仕えることで支配しようとする趙高型のアリもいれば、馬ですとへつらうアリもいる。
そして、上空から見ているだけではその実像は見えないのである。

■小説フランス革命

佐藤賢一氏の「小説フランス革命」を読んだのは、もう数年前になる。文庫だと全18巻の大部であるが、面白すぎて一気に読んだ記憶がある。
小説なのでもちろん脚色があるけれども、全巻を通して際立つのは、ロベスピエールの繊細さと真面目さだ。

ミラボーやダントンなど、豪快な同志と成しとげる革命の活劇は、まさに血湧き肉躍るドラマである。いや、史実であるだけに、ドラマよりも面白い。
しかし、1つの革命が成ると,その後には対立と粛正が待っている。主役が脇役に押しやられ、反革命の烙印を押され、粛正されていく。

それは、決して個人的な残虐さや趙高的な権力欲ではなく、革命に対する非妥協の真面目さが、かつての同志を次々と粛正する悲劇へとロベスピエールたちを押しやっていく。
私がこの小説で一番感じたのは 「真面目は怖い」ということだ。

真面目と権力が結合すると、思いもよらない悲劇が起きる。かもしれない。

■れいわ新選組

れいわ新選組のような、権力としてはまだあまりにも微小な存在に、あれこれ心配する必要はないのかもしれない。
しかしそれでも、国会議員というものは、確実に権力ではある。

その重責を真面目に背負うからこそ、気をつけなければならないこともあるはずだ。
一刻も早くこの世の地獄をなんとかしたい、そう真面目に焦るからこそ、見えなくなるものもあるのではないか。
寄ってくるアリさんたちの実像まで、目が届かないこともあるだろう。
それはたしかに、権力を背負っている当人達の責任ではないかもしれない。

それでもなお、私は「もっとエエ加減にやってほしい」と願ってしまう。
そして、周囲のアリさんのもっと先にいる人々に、しっかりと目を配ってほしい。
いつのまにか特権意識に馴らされていないか、何かがあるたびに振り返ってもらいたい。
国会が忙しすぎてそれができないのなら、国会など少々サボってもいいんちゃう とさえ思う。

これから、本気で政権交代を狙いに行けば、もっともっと大きな権力をになっていかなくてはならなくなる。
政権奪取のアカツキには、国家権力をまるごと操らなくてはならない。
今から限界ギリギリでは、本番でどうなってしまうだろう。

「山本太郎を疑え」と、かつて太郎さんは街宣のたびによく言っていた。最近はあまり聞かなくなってしまったけれども、その姿勢を忘れずにいてほしい。

「権力」
どうしてもほしいけれども、できれば触りたくない、けど触らなければならない、この悩ましきもの。

2023-04-26(Wed)

議員事務所スタッフを退職するので、ちょっと一息ついて振り返ってみる

久々のブログ記事になる。
昨年の1月から7月までの短期間ではあったけれども、れいわ新選組の議員秘書を務めることになり、退任後も非常勤スタッフとして一定の責任を負ってきたが、それも今月まで。
 
一区切りついたところで、少し大風呂敷を広げ、これまでの来し方を眺め、これからの行く末を考えてみたい。
 
■どうせ振り返るなら戦後史から

55年体制という言葉がある。1と1/2党体制とも言う。GHQが日本を直接占領していた時代が終わった3年後、1955年に左右に分裂していた社会党が統一され、保守政党である日本民主党と自由党も合同し、社会党が1/3、自民党が2/3の国会の議席をとっていた時代のことである。

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もろもろ変遷はあれど、1955年から1993年まで実に38年間も続いた。
この時代、一貫して自民党が政権をとり、そのかわり社会党が1/3を維持することで改憲を阻止し、一定の労働者の権利を確保していた。
よく言えば、安定した時代。悪く言えば、民主主義不在の時代だった。
 
自民党には大きな利権、社会党には小さな利権。不平等はあれど、それなりに国民に利益が循環していたと言う意味では、たしかに安定した時代だった。労働運動も活発に存在していたし、2度の安保闘争はじめ、国民的な運動もあった。日本人も、今では想像もできないくらい「もの言う民」だった。
 
その一方で、CIAの巨額資金で育成された自民党が独裁的に政権を握り、共産党がレッドパージで弾圧される中でGHQに後押しされた社会党が決して政権交代しない万年野党を務める、そんな「出来レース」の体制でもあった。
(CIA資金は陰謀論ではなく米国公文書で証明されている。参考→ https://www.fsight.jp/articles/-/46389
 
1950~60年代は、中国革命からわずか10年前後であり、共産主義革命というものが、左右を問わずあらゆる層にとってリアリティのあるものだった。日本の直接統治を終わらせた米国は、その後もアジアにおける反共の防波堤として日本を属国として支配下におき続けた。
55年体制は、まさにその支配体制そのものだったのである。
 
そんな政治=出来レースの腐臭を嗅ぎ取った国民は、世界でも類例のないほど政治に無関心になっていく。
それこそが、支配者の狙いであることに気付かずに。
 
国民がいかに政治に失望していたか、という象徴が、あの70年安保闘争の渦中で行われた1969年の総選挙において、社会党が歴史的な大敗をを喫したという事実だ。 
もはや政治に希望を持てない。何も期待できない。現在に続くその空気は、55年体制において意図的に醸成されたものだったのである。
 
■小沢一郎の登場
 
そのような時代に、政界に現れたのが小沢一郎だ。
まさに1969年の総選挙において27歳で初当選。20年後の1989年には47歳にして自民党幹事長に就任。55年体制の後半の自民党におけるエリートである。 
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自民党の裏も表も知り尽くした小沢だったが、ここからが普通の政治家と違っていた。普通の政治家は「いかにして自民党の利権を拡大し守っていくか」に腐心するのだが、小沢は「55年体制では日本に民主主義は生まれない」と喝破し、55年体制という安定的利権体制を壊しはじめる。
小沢一郎は1993年に新生党を作って自民党を分裂させ、非自民の細川連立政権を誕生させた。これが55年体制の終わりと言われているが、むしろ終わりの始まりと言うべきかもしれない。
 
小沢一郎の政治信条は、2大政党制であり、それを通じて日本に民主主義を根付かせるということだ。
ザックリ言うと、政治に理想を求めるのではなく、どんぐりの背比べでいいから2大政党が政権交代を競い合えば、少しはマシになるし、メチャクチャ酷いことはできない。そして、そういう政権選択ができれば、国民も政治に関心をもって、民主主義が根付く。という考え、だと私は理解している。
 
わたしも、ほぼ小沢流の考えに同意する。政治理念は理想を掲げながらも、実際の政策は絵に描いた餅を眺めるのではなく、現実的に確実によくしていくことを考えるべきだと思っている。
 
■非自民政権をつぶした社会党

しかし、事態は小沢の思うとおりには進まなかった。 ここからの非自民勢力の離合集散は、やたらとゴチャゴチャしていて、いちいち追いかける気がしない。
ただひとつ、はっきりしていることは、非自民政権から自民党が政権奪還する執念に協力したのが、なんと長年の55年体制のパートナーであった社会党だったということだ。
 
1994年、自民党に担がれた社会党の村山富市が首相になり、自社さ(自民党・社会党・さきがけ)連立政権が発足。 かつては非武装中立を唱えた社会党が、自衛隊合憲・日米安保堅持におおきく転向する。これが、社会党の事実上の終焉だった。 
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この後、共産党以外の非自民は大きく3つの勢力になっていく。

大量の離党者をだして、小政党になった社会党、あらため社民党。
社会党離党者を含めてもろもろの非自民勢力を集めた民主党。
小沢一郎を中心とした自由党。

小泉純一郎による旋風が吹き荒れていた2003年には、民主党と自由党が民由合併し、小沢一郎の指揮の下、2007年の参院選で大勝し、2009年の総選挙において、ついに政権交代を成し遂げた。

■民主党政権の崩壊と政治不信

これでいよいよ2大政党時代が始まるのか と思いきや、またしても小沢の思うようには事態は進まなかった。
政権選択を目前にして突如勃発した「西松事件」と「陸山会事件」で、小沢は集中砲火を浴び、同志であるはずの民主党幹部は後ろから石を投げつけた。

西松事件は完全なでっち上げであり、陸山会事件も不動産取引の日付がずれていただけの問題だったにもかかわらず、検察による弾圧、「極悪人小沢」の報道、さらには民主党幹部により政権運営から外されてしまう。(名ばかり幹事長で、政権にはタッチさせなかった)

小沢をはずした民主党政権は、辺野古基地建設、消費税増税、原発事故への無責任な対応や原発再稼働など、次々と公約を破り、国民の期待と信頼を踏みにじっていく。
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2大政党体制で民主主義を根付かせるどころか、期待を裏切る民主党の姿に、政治不信は極限まで深く大きくなってしまった。
国政選挙の投票率がわずか50%になってしまうのは、ここからである。
この当時の民主党幹部の大罪は許しがたい。
2012年にはついに野田佳彦が自民党と握って政権を放り出し、安倍長期政権が始まってしまう。

その推移は、皆さんの記憶にも新しいことと思う。

■小泉・竹中の新自由主義

55年体制を終わらせようとしたのは、実は小沢一郎だけではない。
動機はぜんぜん違うけれども、あと2つの流れがあった。
ひとつは、2001年に「自民党をぶっ壊す」と言って現れた小泉純一郎である。

90年代の政権交代劇が、元の木阿弥に戻ってしまったかに見えたところで、喜劇的に登場した小泉は、一見すると改革者の様に見え、大人気を博した。
しかし、その実体は、日本国内の利権を海外資本に格安で売り渡す新自由主義の手先だった。

普通の資本主義は、資本を投資して生産活動を行い、その過程で利益を吸い上げていく。いくら悪どい資本家でも、いくらかは地元に雇用や富を生み出す。
ところが、国内にある富を一方的に外資に売り渡す新自由主義は、ほとんどドロボウと同じで、ただただ貧困を生み出すだけだ。小泉政権下で、失業率は5%を超え、実質賃金は下降の一途をたどった。

その一方で、りそな銀行の実質国有化疑惑のような官製インサイダー取引などで、海外の金融資本は濡れ手に泡の莫大な利益を吸い上げていった。
大騒ぎした郵政民営化も、郵貯とかんぽの350兆円の資金を米国に献上するためのものだったことは、今や誰もが知るところとなっている。

小泉純一郎と竹中平蔵がやろうとしたことは、自民党が握っていた国内の利権を解体すると言う意味で55年体制の破壊ではあったが、その利権を国民に分配・環流させるのではなく、海外資本にひたすら献上したのである。
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あまりの悪政の収拾がつかず、小泉以降の自民党政権は安倍、福田、麻生と1年しか持たず、そこにリーマンショック(貪欲に食い過ぎた新自由主義が胃けいれんを起こして世界中に自分のゲロをまき散らしたあげく、自分たちだけ公金で治療を受けた)が直撃し、ついには政権交代へつながっていった。

■大阪維新という悪のトリックスター

55年体制を壊そうとしたもう一つの流れは、2010年に大阪に現れた維新である。橋下徹という派手なキャラクターを前面に出しながら、その実体は闇に包まれてきた。
大阪維新は資金の大半を政治資金パーティーで賄っている。(参考→ https://www.jcp-osaka.jp/osaka_now/9579
寄付と違ってパー券は誰が買ったかほぼ公表されないため、資金源がよく分からないのである。

維新の政治信条をひと言で表すなら 「俺たちにも利権をよこせ」である。
自民党の大きな利権と民主党の小さな利権に、大々的に手を突っ込んで、自分たちの利権を手に入れる。これに尽きる。
政策やスローガンは、そのために都合のいいものを選択しているにすぎない。

手始めが公務員イジメや労組の解体だった。そして、仕上がカジノである。彼らの狙っている利権は夢洲のIRカジノだけではない。シンボルとしての「合法」カジノをつくることで、大阪を裏カジノシティにすることが目的なのではないか。

カジノは賭け事をすることが本当の目的ではない。巨額のアンダーグランドマネーの出入り口なのである。日本だけでも20数兆円といわれるアングラマネー。そうした非合法資金を自由に「貯金」したり「引き出し」たりできる場所。
大阪を世界的な裏金融センターにする。それが維新の本当の狙いなのではないか。私はそう考えている。
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大阪においては、民主党は維新の最初の一撃で壊滅し、自民党もこの12年間で弱体化を余儀なくされてきた。維新による利権奪取の企みは着々と進行している。
もちろん、言うまでもなく、よりあくどく別の一部が横取りするのみならず、カジノのように新たにダーティーな利権を開発して独占するということをしているのであって、国民、府民の利益には全くなっていない。

大阪の成長を止めるなと叫びながら、何も生み出さずに利権だけを吸い取って、大阪の成長を止めているが大阪維新なのである。

■安倍と維新の悪魔合体

維新の実体は、このような利権よこせ運動なのだが、これに目をつけたのが安倍晋三と菅義偉だった。
2012年に政権奪還した安倍自民党は、民主党を壊滅させた維新に注目した。二度と政権を奪われないために、維新と連係することを模索した。
小うるさい自民党内の宏池会(いわゆる鳩派)よりも、明確に利権で動く維新のほうが操りやすいと考えた面もあるだろう。
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安倍派に厚遇された維新は、日本維新の会として国会議員を増やし、その政党助成金を大阪に還元することで、さらに大阪の利権構造を強固にしていく、という「好」循環を確立していく。

安倍政治は意外と複雑な要素があり、ひと言で言い表せないが、資本家の大きな利権=自民党のカウンターパートを、労働者の小さな利権=社会党・民主党から、ダーティーな利権開発=維新に置き換えようとした点で、安倍と維新が最終的に55年体制を葬ったと言える。
もちろん、改憲から独自核武装を念願としていたという点でも55年体制のような妥協の政治ではなかったとは言えるのだが。

■安倍晋三暗殺と岸田の野望

安倍晋三は退任後も院政を敷いて、菅、岸田をコントロールしてきたのだが、突如として安倍暗殺という大事件が起こった。
ニュースが流れたとき、私は応援演説にまわっていた議員に同行して、れいわ新選組の街宣車に乗っていた。たしかに暗殺には驚いたけれども、本当に驚いたのは、暗殺よりもその後の「反統一教会キャンペーン」だった。明らかに「安倍派排除」の意図が働いていたからだ。
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その後の、推移を見ても、萩生田や高市などの安倍派後継と見られる大物議員がやり玉に挙げられ、生き残りはしたものの、派手な動きは封じられている。
ここでは詳細は省くけれども、その他諸々の状況証拠から見て、岸田文雄は、「安倍派排除」を狙っている。というか、ほとんどそれしか頭にないのではないか。
安倍派を排除するために統一教会も攻撃し、安倍派を排除するために立憲を取り込もうとしてきた。

これに焦ったのが維新だ。
万が一岸田派と立憲が組んで、安倍派と維新が排除されると、カジノの認可が下りないかもしれない。それは維新にとっては死刑宣告に等しい。
だから今回の地方選に、維新は決死の覚悟で取り組んだ。候補者を倍増させ、共倒れの危険を顧みずに競い合わせた。そうやって実力を見せつけ、岸田に売り込んだ。

終わってみれば維新は大勝。なかでも、高市の奈良県と世耕の和歌山県で維新は自民に勝ち、安倍派の顔に泥を塗った。結果を見た岸田は、地方選前半戦の直後、速攻でカジノを認可した。
維新は安倍派から岸田に乗り換え、岸田は維新を使った安倍派を牽制しながら徐々に追い詰めていく。

■希望なきポスト55年体制

これが、現在の日本のおおまかな状況だと私は考えている。
55年体制は、1993年から30年かけて跡形もなく崩壊した。
万年野党でもいちおう労働者の党があり、不平等ながらも安定してそれなりに暮らせるという、55年体制の良い面は完全に雲散霧消した。
なのに、政権選択をできるようには、まったくなっていない。何のために55年体制を失ったのかわからない。

立憲があまりに情けないからだ、という批判はその通りだろう。かつて、政権を奪取した故に、えん罪で大弾圧された小沢一郎を、庇うどころか座敷牢に入れるがごとき扱いをした民主党幹部が、いまだに大幹部に座っているような立憲民主党に、なにごとかができるわけがない。私は1ミリも期待していない。
せめて、「国民のみなさま、公約を破って申し訳ありませんでした。消費税は5%に戻します」とでも頭を下げるのならばともかく、枝野に至っては「消費税減税なんて二度と言わない」とふんぞり返っている。

このどうにもならない状況を打開し、どうしようもない立憲民主党を後ろからケツを蹴飛ばすために生まれたのが「れいわ新選組」である。私は2019年の初めごろ、当時まだ自由党の共同代表だった山本太郎氏から、そのような主旨で党を作るという話を聞いた。
正直言って、「無謀だ」と思った。
小沢一郎と山本太郎のダブルネームでも、全国で100万票なのに、1人では議席を失うのではと心配した。

しかし、蓋を開けてみればあの「れいわフィーバー」で、228万超(4.55%)の得票となった。それでも太郎さんの読みには届かず、本人は落選となってしまった。
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■れいわ新選組

あれから4年。2021年総選挙にて約225万(3.86%)、2022年参議院選挙にて約232万(4.37%)。
2021年の衆院選は山本太郎と書けるのは東京都民だけだったので、やや得票率が下がっているのは仕方ないとしても、2019年よりも2022年の方が得票率が下がっているのは、なぜなのか。
党名もそれなりに浸透し、日曜討論やら国会中継でも目立つ発言をしてきたのに、なぜ得票率が伸びるどころか下がってしまったのか。

2019年のフィーバーでは、数値的には限定的でも、明らかに新しい層、これまで政治に期待していなかった層にれいわ新選組の言葉が届いた。私は自由党かられいわ新選組の変化を当事者として目の当たりにしたので、それは皮膚感覚でも分かる。
(こちらの記事では、詳細に分析されている → https://note.com/miraisyakai/n/n63072e1a61e8

しかしその後、知名度に比例して期待度は上がっていかなかった。
強烈な喪失感、虚無感を抱く人々に希望を感じさせた一方で、現実の政治過程で力になるほどの支持は集まってこない。
その点を、れいわ新選組は真剣に総括するべきではないか。

私は、その最大のキーワードは「政権交代」だと思っている。
かつて、山本太郎は「政権交代」という言葉を連発していた。後援会(太郎Sネットワーク)の会員への手紙でも「政権交代しようぜ」みたいなことが書かれていた。

しかし、今れいわ新選組のHPを見ても、政権交代の文字はない。めったに耳にすることもない。
いくら崇高に理想を掲げても、政権をとらなければ実現できない。その自明のことを、有権者は骨身に染みて分かっているのに。
政権交代の戦略とリアリティがない。それが、れいわ新選組に決定的に欠けているものだ、と私は感じている。

■政権交代!

今のれいわ新選組を見ていると、単独で政権とる気なのか??と思える時がある。あまりにも、他党との連携などに無関心なことが多いからだ。れいわだけで固まってしまう傾向が強いように見える。
それならそれで、その戦略を示し、なんだかできそうだ、と思わせてくれればいいのだが、それもない。

小沢一郎は、2003年の民由合併から2007年の参議院選で政権交代のリアリティを見せることで党代表になり、ついに本当に政権交代を成し遂げた。
民由合併前の自由党は、500万超の小沢支持票でもっていた個人商店であり、今のれいわ新選組とそれほど変わらない。小沢一郎にできたことが、山本太郎にできないということはない。というか、その戦略のリアリティの演出をこそ、小沢氏に教えを請うてもらいたいと切に願う。
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(太郎さんが勝手に作って小沢さんがおおウケしたポスター)

「あれ、ほんとにできそうだぞ」と思わせられるかどうか、そこにれいわ新選組の行く末がかかっていると思う。

■困難でも取り組まなければならないこと

もうひとつ、れいわ新選組に欠けているのが「組織作り」だ。
オーナーとかなんとかいう制度をつくってようだが、すべて党本部 というか山本太郎と会員の1対多の関係になっているだけで、辛口で言わせてもらえばファンクラブの域を脱していない。
今回の地方選が組織作りの始まりだ、という話もあったけれども、選挙ボランティアと、支部や市区委員会的な組織作りは別物だ。きっかけにはなるけれども、ここを始まりとして、党が一定の責任と支援をしながら地方組織を意識的に作っていかなければ、結局ファンクラブに戻ってしまうだろう。

今回当選したところでは、議員を中心に何かしらの継続的なものはできるだろうけれども、関西のように2人しか当選できなかったエリアでは、落選したところでも組織作りを始めなければ、今回の挑戦がゼロに帰してしまう。

サポーター組織と支部組織は違う。サポーターは議員や候補者を中心にしてお手伝いする人の集まりだが、支部組織は、ひとり一人が活動主体だ。
オカシオ=コルテスだって、1人のスターとサポーターという関係ではなく、ジャスティス・デモクラッツやブランニュー・コングレスという市民団体組織が主体的に活動して生み出したのだ。(参考→ https://www.netflix.com/jp/title/81080637
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私が勤めていた議員事務所でも、カジノ署名運動などで主体的な動きの萌芽はあり、それが参議院選、地方選につながっていったけれども、そういう事例かなり限定的だった。大きくは、まだまだ国会議員の活動を支援する集まりにとどまっているように思う。



いやはや、久しぶりに書いたので、ほんとに長くなってしまった。
もはやここまで読み進めてくれている人がいるのか、わからないので、そろそろ終わりにしよう。
5月からは、一歩引いたところから、それでもしつこく諦めずに、見て、聞いて、書いて、行動していこうと思う。
 

2021-11-15(Mon)

国会議員が「身を切る」アホさ 身を切らずに身を粉にして働け!

維新の吉村がおのれのことを棚に上げて「10月31日のたった1日で文書交通費100万はけしからん」とかほざいて、橋下徹も乗っかったせいで、一気に「国会議員は金をもらいすぎだ」という空気が蔓延しています。

われらが大石あきこの反撃で、吉村はフガフガになりました。

しかし、マスコミは維新の尻馬に乗って「国会議員叩き」に走り始めました。

国会議員は、歳費と文書交通滞在費やらと公設秘書給与でおよそ年間5000万円くらい受け取ります。
さらに、約4000万円X議員数くらいの政党助成金を、これは党が受け取ります。
つまり、国会議員は党の活動も含めて、1人年間9000万円が税金から支払われるのです。

当然ならが、一般の給与生活者とは桁の違う金額です。
「もらいすぎだ~」と言われると、その気になってしまうのも分からなくはないです。
しかし、国会議員とは何なのか、一度落ち着いて考えてみなくてはなりません。

国会議員に金払わなくていい、という話を突き詰めると、国会議員なんて無くていい、ということになります。
おそらく、軽い気持ちでワーワー言っている人たちは、ホントにそう思っているかも知れません。
また、確信犯の維新は、ファシストとして、独裁を指向するものとして、本気で国会を停止させたいと思っていることでしょう。ナチスのように。

いくら今目の前にいる国会議員が情けなくて頼りなくて不甲斐ない連中ばかりだとしても、それでもなお、国会議員を無くしてしまえば、それは独裁国家です。
無くならないまでも、国会議員が働かない度合いに応じて、日本と言う国は独裁的な、生活者の声が届かない国になっていくのです。
そのために、維新が音頭を取って、「国会議員は金をもらいすぎだ」の大合唱をしているのです。

ですから、国民、有権者が上げるべき声は「金をもらいすぎだ」ではなく、「もらった分だけ働け!」です。
たしかに、ろくに働かずに支給された金を、ガッポガッポと懐に貯め込んでいる議員もいるわけで、そういう輩には懲罰を加えるべきでしょう。
そのためには、歳費(給与)は半額にした上で、非課税の活動経費をしっかりと付ければいいのです。

「補佐官」という韓ドラを見ると、韓国の国会議員事務所はすごく充実しています。
ちょっと調べてみたところ、国会議員は補佐官4人、秘書3人、有給インターン2人を採用でき、補佐官と秘書は特別公務員で、給料も大手企業の管理職並みだそうです。
日本は公設秘書がたった3人だけで、いつ失職するか分からない不安定さなのに、給料あまり魅力的じゃないのと比べると、ずいぶん違います。議員の給料は日本よりもかなり低いけれども、活動するために使う金はずっと多そうです。

日本もこんな感じにすればいいのです。
文書と通信と滞在以外に使えないとか変な紐付きにした挙げ句に、領収書なしでOKの金ではなく、活動費ならなんでも使える金をしっかり出して、その代わり収支報告に入れるようにすれば良いだけの話です。

要するに、国会議員が「身を切る」など、とんでもないアホだということです。
国民の負託を受けて、働いて働いて働きまくらなくてはならないのが国会議員の「身」です。
その身を切ってどうするのですか。
維新大嫌いの人でも、変な正義感から「議員は金使うな」的なことを言う人が多いのでびっくりします。

身を切るのではなく、身を粉にして働くのです。
年間予算9000万円の組織として、国民のために働かすのです。

ファシスト維新に騙されちゃいけません。

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話変わって 家づくりです。

ぱっと見はいいけど、中身はどないしょうもない という政治の世界の維新みたいな住宅は、けっこうあります。

一昔前は、建売住宅のかなりの割合が欠陥住宅だった時代もありますが、最近はかなりマシにはなってきました。
むしろ、見た目がカッコイイもののほうが要注意です。

中でも気をつけたほうがいいのが、大きな吹抜です。
吹抜とはすなわち床がないわけですが、床って実は大事な耐震構造なのです。

少し詳しい方は、筋交いとか耐震壁など、壁が大事ということはご存じでしょう。
でも、それに劣らず、2階や3階の床は大事なのです。

ですから、こんな感じの大きな吹抜を見かけたら、注意して下さい

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あ、この家は大丈夫ですよ。
ちゃんと吹抜があっても家が崩れないように、私自身が構造計算をしています。

でも、多くの2階建ては構造計算をせずに、無造作に吹抜を作っている場合が多いのです。
ぱっと見だけで、中身の怪しい維新風住宅にはくれぐれもお気をつけを。

写真の家の完成見学会を 12月11日(土)と12日(日)に行います
時間は①11時 ②13時半 ③15時  
場所は豊中市 阪急宝塚線の岡町駅近く

ご希望の方はメール(info@mei-getsu.com)か、右サイドの「明月社へのご連絡」でお知らせ下さい




2021-11-08(Mon)

野党共闘にならなかった大石あきこを応援するワケ

いっこ前の記事は、大石効果でアクセス爆上がりです。

調子に乗って、もう一本書こうかと思います。
本日のネタは野党共闘です。

大石あきこがめでたく最後尾当選を果たした大阪5区は、野党による候補者一本化は成りませんでした。
1年半前に私が大石さんの応援に行き始めるとき、「最終的には候補者は一本化すべきだ」と直接言ったことは、今でも間違っていたとは思いません。
一本化しなければ、どうあがいたって与党候補には勝てませんから、これは絶対的な大原則です。

ではなぜ私は、一本化が成らなかった大阪5区で大石陣営の「中の人」になったのでしょうか。
理由は2つです。


1つは、一本化の目的は「勝つこと」であって、それ以外の目的の一本化は、有権者への冒涜だと言うことです。
ことの経緯から振り返ります。

まずは2019年の参院選の大阪5区の比例得票です。
現職がいた立憲は、2017年の24000票から14000票に激減しています。地元での活動もあまり見かけることはなく、単純な現職優先の原則では、一本化したところで勝利の確立はほとんどゼロです。
結果論ではありますが、立憲の現職が選挙前になって突然引退表明したのも、ご自分の現状を分かっていたからではないかと思っています。

つぎに共産党です。
昨年の2月7日に出馬表明をした宮本さんは、一昨年の4月には大阪12区の補欠選挙にあえて無所属となり野党統一候補を目指して立候補しました。しかし、その結果は残念なことに、共産党票の半分程度でした。
なんと、野党を合算した票どころか、共産党の票6割程度だったのです。

2017年の共産党2万2千から1万4千になったということは、おそらく宮本さんの責任ではなく、共産党の看板を下ろしてでも野党統一候補になるという決断をした宮本さんや府委員会に対して、地元組織が反旗を翻し、票を止めてしまったということでしょう。
無所属とは言え樽床さんが出たので民主系の票が割れたのはわかりますが、それでも共産党以外の票もそれなりに入ったはずなので、実質的には地元委員会からは「共産党を裏切った宮本に入れるな」という指令が出ていたとしか考えられません。

野党統一候補になるという決断に対して、同志からこのような仕打ちをされた宮本さんは、今回は態度を「改め」ました。
統一候補で勝つなどと言うことは初めからあきらめて、党の方針に忠実に従って「比例票を集めるために大阪5区に出ます」と公言してきました。

こちらからすれば「オイオイ!いい加減にしてくれよ!!」です。
自分を統一候補にして、常勝の公明候補に勝つんだ というのなら分かります。
しかし宮本さんが一貫して言ってきたことは 「大阪5区で共産比例票を5.7万集める」ということだけです。

そのあげくに、れいわ新選組を排除して立憲とだけ握って「野党統一候補」を名乗ったのです。
さすがにこれは批判を浴びて、途中から「立憲との統一候補」という言い方に変更されましたが。
いくら実績のある宮本さんでも、これでは一本化のテーブルにも乗ることはできません。

ちなみに、共産のほうがれいわ新選組よりも出馬会見が早かったという件についても一応付記します。
大石さんによれば、宮本さんが会見したのは昨年2月7日ですが、その2ヶ月以上前に「大石は5区に出ます」と共産党の府幹部に申し入れはしていたそうです。大石サイドの脇の甘さは悔やまれますが、道義的には割って入ったのは宮本さんだということは、早い遅いで批判している方には知っておいていただきたいと思います。


私が大石陣営の「中の人」になった理由の2つ目は、大石あきこという政治家を生み出したかったからです。

正直に言えば、昨年春頃に大石事務所に通い始めたころは、当選の可能性はかなり低いと思っていました。
2019年のれいわ票をとれれば比例復活は可能だとしても、この2年間でれいわ新選組の支持率は明らかに落ちています。
かなり苦しい と誰もが思っていたはずです。

ですから、今回について「生み出す」というよりも「もし当選できなくても、政治家として潰れずに捲土重来を目指してほしい。そのためには、結果にかかわらず支える人間がたくさん回りにいることが必要だ」と考えたのです。

民主主義にとって「政治家」「代議士」は絶対に必要な人材であるにもかかわらず、適正のある人にはなかなか巡り会いません。
思想信条、政策立案能力、実行力、人に選ばれる人格、貫徹する気力、こうして並べるだけでも 「フツー無理やろ」と思ってしまいます。
あまり褒めて調子に乗ってもらっても困るのですが、大石あきこという人は、珍しくほぼほぼ条件を満たしている、と私は見ています。
とくに昨年の都構想阻止に成功してから、性格的にも上向きになって、周囲に良い渦をつくるようになっています。

この政治家を潰してはいけない。
これが、今回振り切って応援した一番大きな理由です。

明後日から特別国会が始まり、いよいよ議員としての活動が始まります。
永田町の魑魅魍魎とのお付き合いは、私には想像もつきませんが、楽しんでやっていくでしょう。きっと。

選挙期間中、私の目にするSNSでも「野党共闘をぶっこわした大石ゆるすまじ」みたいな言葉を散見したので、以上書いておきました。

その上で、次回の総選挙では、大石を統一候補にして、公明をぶっ飛ばしたい。
夢や放言ではなく、本気でそう思います。

■■■

話変わって 家づくりです。

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これはヤマギワという照明器具のショールームで撮ってきた写真です。
この黒い照明という摩訶不思議なやつを使いたかったのですが、お客さんと話をして「さすがに暗いのでは」ということで、白いのをリビングに吊ることになりました。

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この真ん中へんにポワッと。
う~んどんな感じになるんだろう。まだ想像するのが難しいですね。
たぶん、2階から見たときにきれいなんじゃないかと思っています。

あと半月ほどで、家はほぼ完成します。
次の記事くらいには、見学会の案内をしますので、新築予定のある人もない人も、ぜひ見に来て下さい。


2021-10-04(Mon)

岸田文雄はなかなか手強いぞ & 10/31投開票

先ほど、昼のニュースで各局が 10月19日公示→31日投開票 と報じました。
これまでの推測より1週間早く、14日に解散するとわずか5日後に公示、17日後の投開票。戦後最速です。

各候補も、各地の選管も11月7日のつもりで準備していたはずで、とんでもない大騒ぎになっているはずです。
一体、いつ立候補予定者説明会をやるのでしょうか。書類の事前審査など、できるのでしょうか???

この一事を見ても、岸田文雄は手強い と言えます。

いきなり31日にした一番の理由は、おそらくは小池百合子封じでしょう。
ファーストの会は準備が間に合わず、ボスキャラで小池が登場することは事実上不可能になりました。

また、ご祝儀相場は急速に冷え込むことも見越しているし、野党の候補者調整も間に合わないだろうと踏んでいるでしょう。
自民、公明は組織力がありますから、かなり無理な強行日程でも、なんとかこなすことができます。



人事を見ても、3Aこと、安倍、麻生、甘利に最大限配慮しながら、いずれ自分の権力を握るための伏線を張っているように見えます。
3Aとの関係ばかりが注目されますが、自民党の政治家にも一応それぞれに政治家としての方向性というものがあります。
おおざっぱに言うと、保守本流、新自由主義、極右 に分けられるでしょう。

一見リベラルに見えるけれども、規制緩和とグローバリズムを叫んで、日本を外資に売り渡す新自由主義。
正反対に、極右は、人権意識が極度に希薄で差別主義と排外主義丸出しだけれども、外資に対しては国内利権を守ろうとする。
どっちつかずで、大きな変化を望まない、保守本流。

そうした色分けで主要人事を見てみると、まず新自由主義が一掃されていることが分かります。
これは、対立した河野陣営に新自由主義的な議員が集まったせいもありますが、岸田氏自身も意図的に避けているようには見えます。

下の表は、新閣僚の傾向を見るために作ってみました。
TPPは「TPP参加の即時撤回を求める会」(2013年当時)の会員です。丸が付いている人は、極端な新自由主義ではないと考えられます。
日本会議はおなじみ「日本会議国会議員懇談会」です。付き合いで入っていることもありそうで、これが=極右とまでは言いにくいですが、明確なリベラルは入らないでしょうから、右よりの傾向はあると言えます。
靖国参拝は「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」です。これはほぼ極右の指標としてみることができるでしょう。ただし、注意が必要なのは、安倍晋三とその直系議員は、極右でありかつ新自由主義というあり得ない極悪な存在だということです。ここでは丸の付いている萩生田光一と岸信夫の二人とも、心は右翼で行動は新自由主義という安倍直系です。

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○が付いていない人について少し調べてみると、山口壯氏は、ホームページを見る限りは保守リベラルで、新自由主義や極右の臭いは感じられません。
山際大志郎氏のホームページは、経産副大臣やっていたこともありやたらとアベノミクスの成果を書いてありますが、経歴を見ると甘利に近いようです。極端な新自由主義や極右の用語は見当たりません。
若宮健嗣氏は、防衛や外交の副大臣を歴任し、そっち方面のことがホームページにはたくさん書いてあります。内容に同意はまったくしませんが、まあ普通の自民党 という感じです。

要するに、外資に日本を売り渡す新自由主義はほぼ排除され、排外主義丸出しの極右もいるにはいますが、ずら~と並ぶという状態ではなさそうです。
萩生田と岸という安倍直系だけが、極悪のまま居座っている感じです。



誤解してもらっては困りますが、私は岸田内閣を評価しているわけではないです。当然ながら。
新自由主義を一定程度押さえ込むことはするかもしれませんが、その分、国内の利権が一部の富裕層に吸い取られていけば、結局庶民の暮らしが良くならないのは、安倍や菅の時代と同じです。

私が言いたいのは、まるで無能のように言われてきた岸田文雄という人が、なかなかに手強い、戦略家なのではないか、ということです。閣僚人事でも、支援派閥から文句は出ないようにしながら、自分の政策を進めやすいようにそれなりの選択をしているような、ということです。

そしてなによりも、やるな と思ったのは、麻生を副総裁、甘利を幹事長に据えたことです。
いろいろ言われていますが、私はこの人事は、「総選挙で自民党が負ける」ことを想定したものだと感じています。

まず、麻生を副総裁という名誉職に祭り上げて、これまでの莫大な権力を取り上げる。
甘利を幹事長に据え、甘利グループを優遇することで、安倍グループを押さえ込む。
その上で、総選挙の責任は幹事長にありますから、負けたときは幹事長に詰め腹切らせる。
もし勝てば、今度は甘利のUR問題を野党に責めさせて、辞任に追い込む。
そうすれば、自民党はかなり弱体化しますが、岸田は自分の権力を握ることができます。

岸田総裁は、総選挙での勝敗ラインを「自公で過半数」というミニマムに設定していますから、負けると言うことは自公で過半数割れということです。
野党第一党のテイタラクを毎日見ているこちらとしては、本当にそこまでできるのか、と思ってしまいますが、自民党側はそこまでの危機感があるのだと思います。

もし自公で過半数割れをおこすと、どういう事態になるかというと、維新と国民民主がキャスティングボートを握るということです。
野党連合も自公も過半数にならない時は、どっちがどこと組むか、で政権が決まります。
5~6人で過半数を超すのであれば、国民民主との連立になるかもしれません。岸田と国民民主の政策は近いですし。
岸田政権と維新は政策が正反対ですから組むことは、まずないだろうと思いますが、国民民主だけでは過半数に足りないときは、どうなるか分かりません。普通に考えたら、維新は必至で政権に売り込むでしょう。

さて、こうなった場合の、野党側の対応です。
みすみす、自公維政権の成立を指をくわえて見ているのか です。

私がもし野党第一党の代表だったら、自党を岸田に売り込みに行きます。
大連立をやろう と。
社民、共産、れいわ の各党には是々非々での閣外協力をお願いして、コロナ対策と大々的な積極財政による経済回復と格差是正、その点で一致できれば、政策を実現するための期限を切って、大連立を提案する。

自民党内でも保守本流と、何でも良いから権力を手放したくない無節操な人たちは、ついてくると思います。
新自由主義勢力と極右は、分裂するかもしれないし、雌伏して自民党に残るかもしれない。いずれにしても、この連中が抜けても大連立が成立する程度に立憲と国民民主が議席をとっていれば、十分可能な戦術です。
そして、もし自民党が分裂してくれれば、戦略としても大成功です。



もうひとつのシナリオも考えられます。

野党4党では過半数に届かないけど、国民民主を入れたら超える、と言う場合です。
これも私が第一党の代表だったら、玉木さんにこう言って口説きます。
「あんたが首相になってくれ」

自民党はそうやって政権をつないできました。
宿敵社会党を担いで村山政権を作ったのです。
自民党と社会党にくらべたら、立憲民主と国民民主なんて仲の悪い兄弟ていどの話です。

岸田政権の発足の様子を見ていると、こんなことをあれこれ想像してしまいました。

しかし残念ながら、枝野さんにこうした思い切った芸当を求めるのは無理でしょう。
そもそも政権をとる気がなさそうだし。

いずれにしても、19日公示 31日投開票は確実なようです。

皆さんの地元で応援してやろうかな、と言う人がいたら、ぜひ手伝いに行ってみて下さい。
選挙事務所なんて敷居が高いと思うかもしれませんが、案外たいしたことないですよ。

大阪の方、とくに東淀川区、淀川区、西淀川区、此花区の方は、れいわ新選組の大石あきこ事務所に来てもらえば、いろんなボランディアに参加してもらえます。
私のようなオッサンばかりじゃなくて、若い方もたくさん来ています。

まずは、街頭宣伝を見にいくとか、ツイッターをフォローしてみるとかから始めてみて下さい。


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一転して建築の話です。IMG20210925113710.jpg

現在工事中の家の吹抜部分です。

吹抜 て必要だと思いますか?
私が設計した家の半分以上は、吹抜は作っていません。
つまり、「必要」ではないからです。

吹抜なんてなくても、生活には一向に困りません。
吹抜があると暖房の効きが悪いし、建築コストもちょっと余計にかかるし、実用だけ考えたらいいとこ無しです。

でも、もしこの家に吹抜を作っていなければ、暗くて少し湿った感じの家になっていたでしょう。
家の形は実用だけで決まるのではありません。
家で大事なのは、中身、つまり空気の部分です。ドーナッツの穴の部分。
ドーナッツがどんなに贅沢な味でも、穴がお粗末だったら家としては失敗です。

そんなわけで、この家では思い切った吹抜、というかリビングがまるまる2層分あります。
できあがりが楽しみです。
11月の終わりに見学会をする予定ですので、日程が決まったらブログでも書かせてもらいます

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2021-09-28(Tue)

「できること」と「やらなあかんこと」  枝野幸男に政権交代は可能か

自民党の支持率が回復し、立憲は下降傾向、他の野党は支持率自体が誤差の範囲で増減不明、というのがスガ首相が辞任を表明して以降の支持率のようです。

立憲を初めとした野党陣営は、自民党総裁選をマスコミが連日取り上げるせいだ、と言いますが、本当にそれだけでしょうか。
26日に投開票され、衆院選の前哨戦と言われた旭川市長選挙では、現職の後継とされた立憲系の候補が自公系の候補に大差で敗れました。

自民、衆院選に弾み 旭川市長選、今津氏初当選 立憲、迫られる態勢立て直し
毎日新聞 2021/9/28

(立憲系の)陣営は、告示までの期間が短かった「出遅れ」が敗因と分析する。また新型コロナウイルス禍の閉塞感もあり、4期15年続いた西川市政の「刷新」を訴えた今津氏の方が、「発展的継承」を掲げた笠木氏よりも有権者にアピールしたとの見方もある。道議の一人は、今津氏が笠木氏より20歳若かったことを挙げて「政策より若さなのだろう」と語った。
(引用以上)

個別この選挙についてはまったく知らないので何とも言えないけれども、なんだかこういう総括の仕方に、勝てない理由があるような気がしてなりません。
勝つための弾を込める気があったのか、ということです。

選挙は、どっちの弾が有権者のハートを射抜けるのか という戦いです。
その言葉、行動、決意、覚悟が、有権者の希望と信頼に届くのかどうか です。

例えば、ゼネコンが丸ごと集票マシーンになって当選する議員だって、その業界にカネを落とし、末端の社員にもそれなりに生活の糧を届けるという希望と信頼に応えるからこそ、当選するのです。
倫理的にどうこうは兎も角、希望と信頼に応えない議員は、決して勝つことはできません。

例外的に、大きな敵失があった場合は、消去法で反対陣営が勝つこともあります。
スガ首相になってからの選挙は、かなりそういう傾向が大きかったと言えます。
スガ辞任の決定打となった横浜市長選挙など、立憲系候補はスキャンダルまみれにもかかわらず、現職大臣だったスガ系候補を大差で破りました。
これは、野党が勝ったのではなく、自民党内のスガおろしだったとみるべきでしょう。

多くの自民党員にしてみれば、肉を切らせて骨を断つじゃないですが、横浜市長はとられたおかげで党の支持率が爆上がりしてるのですから、万々歳です。
その成果が、旭川市長選挙だったわけです。


利権も含めて、希望と信頼に応えられるか、が勝敗の決め手だとすると、やはり現職や政権党は圧倒的に有利です。
なんだかんだ言っても、実績があるのですから。
それに比べて、野党はいくら良い政策を並べても、どうしても絵空事にはなってしまいます。エビデンスだ財源だと根拠を挙げたところで、目に見える実績は当然ながらないわけです。

その点、自民党は衰えたとはいえ、利権を握りしめ業界団体へのバラマキや特区を悪用したトモダチ優遇をやりまくります。
成果や実績が目に見えているし、なにせ政権党の歴史が長いので「なんとなく自民党なら安心」という宗教的な感覚まで国民の中に根強くあります。当然ながら釣られる人も多いのです。

とすると、野党が勝つためには何が必要なのか。
それは、現政権の2倍も3倍も大きな希望をぶち上げるしかないのです。
そして、それを不退転の決意で実現する。少し時間がかかっても、官僚の抵抗に手間取っても、必ず実現するという覚悟を示すしかないのです。
その決意と覚悟が信頼に足るかどうか、そこにかかっていると言っても過言ではありません。

2009年の政権交代の時は、前年のリーマンショックで混乱し落ち目になった自民党に対し、小沢民主党はすかさず「子ども手当」「農家戸別補償」「高速道路無料化」などを打ちだし、一般市民のみならず自民党の票田だった農家や産業界にまで「希望と信頼」の手を伸ばしたのです。

振り返って、今の枝野立憲はそうしたアプローチをしているでしょうか。
有権者に対して、「希望」をあたえる強いメッセージがあるでしょうか。
立憲のホームページを見ても、枝野氏のツイッターなどをウォッチしていても、何にも見当たりません。

その代わりに書いてあるのが、どう変えるのか内容も方向も不明な「変えよう。」という標語と、「#政権取ってこれをやる」という政策集らしき物だけ。
なるほど、良いことは書いてあるのだけれども、決定的に欠けているのは目玉政策が明示されていないことと、「目標値がほとんど書かれていない」ということです。
「努力します」的な話であって、「絶対に実現するから付いてきてくれ!」という迫力は皆無です。

今年2月の枝野氏の発言を見ると、彼の頭の中が理解できます。

原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く
2021/2/14 西日本新聞


 -立憲民主党としては、カーボンニュートラルを原発を使わずに実現すべきだと。政権を取った時の道筋をどう示しますか。
 「皆さん道筋を示せと言うが、道筋を示すのは無責任だと思います。つまり使用済み核燃料の話もあるし、原油価格がどうなるかも分からない。カーボンニュートラルには技術革新も必要で、何年やったらできますなんて無責任なことは言えない」
 -では、野党として責任を持って言えるのは。
 「方向性です。原発に依存しないでカーボンニュートラルを進めていくという方向性は言えるけど、その道筋を言うのは無責任です」
 「無責任なことは言わない。それが多分、私と今までの野党のリーダーとの決定的な違いだと思います。分からないことは分からないと堂々と言う」
(略)

 -40代という若さで震災対応を指揮する経験をしたのは、政治家として「強み」なのでは。「今でも昭和」とおっしゃる日本の政治をどう変えていきますか。
 「強みというか、責任ですよね。もともと僕、リアリスト(現実主義者)なんですよ。官房長官になる前からリアリストだったけど、ますます徹底することになりましたね。なおかつ、あの経験をしているのは私しかいないわけなので。たぶん、生かさなければならない社会的責任があるんだろうな、と思います」

(引用以上)

要するに、枝野氏は「確実にできそうだということしか言わない。そうじゃないことを言うのは無責任だ。」と考えています。
3.11の対応を経験して、もうあのようなとんでもない重責を負うのはコリゴリなのでしょう。
できそうなことだけ言って、絶対に後で責められない安全運転をしたいのです。

画像_2021-09-28_202336
「ただちに影響はない」
まさに、枝野氏を体現する言葉です。
多くの人には「影響はない。大丈夫だ」と聞こえるけれども、実は「ただちに」が付いているので、後で晩発性障害が生じても言い訳ができる。
はああ、さすが弁護士だなあ と関心した(呆れかえった)ものです、当時。

あの当時でも最大限の逃げ道を確保しながら震災対応をしていた枝野氏ですが、それでもあの時の重圧は確かに強烈だったでしょう。その意味では、もうコリゴリなのは分からなくもないです。
だったら、後進に道を譲ったらいいのです。

断言しますが、利権満載の自公に対して、「できることだけしか言いません」という野党は100年かかっても勝てません。
今、野党に求められていることは 「できること」ではなく「やらなあかんこと」「やらねば国民が生きていけない」ことを「絶対にやろう!」「みなの力で実現しよう!」と明示することです。
ウダウダ長々と政策を並べるのではなく、いくつかの重要政策をバババ~ンと打ち出すことです。

もちろん、政権を与えてもらい、段階を経ていけば実現できることでなければウソになるが、ホントにできるかどうかなんて誰も保証できるわけない。
住宅問題の解決のために月に団地を作ります、みたいな荒唐無稽な話ではなくて、物理的、論理的に可能な政策であるならば、最後は決意と覚悟と執念です。

それを最初から放棄した枝野氏に、政権交代はできない。
というか、たぶん政権交代したくない というのが枝野氏の本音でしょう。
政権とったら、またあの重圧を背負わなくてはならないのですから。

自民党が自滅しかけたのも、せっせと回復に努めているのも、指をくわえて見ている野党第一党の代表に、未来を託す気にならないのは私だけではないでしょう。
お願いですから枝野さんは一線を退いて、せめて本気で政権交代をやるきのある代表の下で選挙に臨んでいただきたい。

20210928-2.jpg動きだそうとしている自動車のタイヤに、こんな部品が一個置いてあるだけで前に進みません。これはただちに影響があります。即刻取り除かなければなりません。
野田政権、安倍政権、スガ政権と痛め続けられてきた日本国民と日本経済に、残されている体力はもうあまり余裕はありません。「できることだけやりますよ~ん」と言ってる方には、一刻も早く先頭からどいてもらいたい。前に進めるために。

■家づくりの話

一転して家づくりのお話しです。

IMG20210921172111.jpg私が設計する家には、ほとんどプラスティックは使いません。
とくに、手足が触れる場所や、家の重さがかかる部材、直射日光が当たる場所などには使わないように注意しています。

それでも、コストをおさえて家の性能を上げるために、少しはプラスティック部材も使用します。
この写真の黒いのがそれです。
豊中市で建築中の家のある部分なんですが、さて、何のためにあるのでしょうか。

答えは、気が向いたら次の記事にでも書きます。
現場の見学をしながら説明を聞きたいなあ、と言う方がおられたら、どうぞサイドの連絡フォームからご連絡下さい。

ではでは



2021-08-06(Fri)

核兵器禁止条約は政権交代したら批准できるのか

 「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」という原爆死没者慰霊碑の碑文をみる度に、日本という国の情けなさを思い知らされる。 なんで、原爆を落とされた被害者が 「くりかえしません」と謝らなくちゃならないのか??
日本の侵略戦争が残虐であったことは事実であっても、原爆を落とされ一般市民が大量虐殺された事実も消えることはない。
この碑文は、スミソニアン博物館やアメリカ空軍博物館の前にこそ書かれるべきだ。

広島市のホームページにも、そういう主旨のQ&Aが掲載されている。

Q:「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」という原爆死没者慰霊碑の碑文は、被害者である日本が「過ち」を犯したかのような文言となっており、改めるべきではないか。

A:原爆の犠牲者に対して反核の平和を誓うのは、全世界の人々でなくてはならないというものです。つまり、碑文の中の「過ち」とは一個人や一国の行為を指すものではなく、人類全体が犯した戦争や核兵器使用などを指しています。
本市としては碑文の修正は全く考えておりません。(一部抜粋)


このアンサーの何が間違っているか。
「全世界の人々でなくてはならない」=「いまだ全世界の人々は誓っていない」という現実を忘れているからだ。あるいは、意図的に見ぬフリをしているからだ。
米国では今でも原爆は正義の象徴であり、他でもない被爆国の政府が核兵器禁止条約を無視黙殺して批准の議論すらしていないではないか。この現実を見ずに、仮想「世界の人々」の誓いを刻むのは、虚しい行いでしかない。

菅義偉のスピーチは、彼らの本音を奇しくも言い表している。
「核兵器のない、核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります」
原稿の読み飛ばしらしいけれども、「アメリカに逆らえるわけないでしょ」 という本音を思わず吐露した結果となった。

こんな連中が世界を動かし、日本の支配している以上、原爆死没者慰霊碑の碑文は、
「安らかに眠ってください。過ちはくりかえさせませぬから」でなければならない。



では、政権交代したらせめて核兵器禁止条約の批准はできるのだろうか。
条約なので衆参両院で与野党逆転が必要だが、仮にそれができたとして、批准できるのか。

野党各党はなんと言っているか。
立憲民主党の核兵器禁止条約への公式コメントの結びにはこう書いてある。

立憲民主党は、非核三原則を堅持し、今後とも先人の努力が後退することのないよう、核兵器廃絶を求める世界の人々とともに歩み、NPT体制の維持・強化等、実効的な核軍縮・核廃絶を実現すべく、全力で取り組んで参ります。


この言葉は実は、核兵器禁止条約が成立する前に書かれた立憲民主党の基本政策の文言を並べているだけ。
条約へのコメントについては、どこを見ても、批准すべきとか目指すとかは 一切書いていない。

この立憲の態度は、なんと政府の見解とまったく同じなのだ。外務省のホームページにある「核兵器禁止条約と日本政府の考え」を要約すれば下記の通り。
・条約ができて喜ばしい
・核兵器廃絶の目標は共有する
・でも条約は批准しない
・核軍縮は拡散防止(NPT)が軸だ

本日の枝野氏のコメント
「日本がいずれこれに加わっていくことに向けて、まずはオブザーバー参加を実現するよう、さらに努力をしていかなければならない」
と、まるで他人事のように言っている。自分が近い将来日本の政権を担うという自覚は皆無。「できなさそうなことは言わない」という枝野氏らしい、無気力なコメントだった。

では、立憲より右だと言われている国民民主はどうか。
本日の玉木雄一郎氏のコメントを一部抜粋すると下記の通り

本年1月22日、核兵器禁止条約が発効しました。
(略)
政府に対して、署名、批准が可能となる条件等について国会等で真摯な議論をかさねること、また、第一回締約国会合にオブザーバー参加し、核軍縮の前進のために保有国と非保有国とをつなぐ架け橋としての役割を果たすことを求めます。


枝野氏と五十歩百歩とは言え、「批准が可能となる条件等について国会等で議論」という批准に向けた主体的な姿勢があるだけ、ちょっとマシと言える。

私も本音を言えば、政権交代したから即批准できる、とは思っていない。
小沢一郎氏が2009年2月に「軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンスは第7艦隊で十分だ」 と不用意に発言したことが、その後の陸山会弾圧から民主党政権の惨めな瓦解へとつながっていったことを思い起こせば、属国日本の屈辱的な現実を見ないフリをすることは、確かにできない。
何の交渉もなしに、いきなり「核兵器禁止条約を批准します」と言ったら、政権交代したばかりの脆弱な政権など吹き飛ばされるだろう。
その意味では、玉木氏の「批准できる条件を議論すべし」というのは、実践的な話だと思う。
「できなさそうなことは言わない」よりは、ずっといい。

共産、社民、れいわ はちゃんと調べてないけれども、さすがに批准すべし、だろう。
ただし、この条約を批准することは、場合によったら日米安保の破棄に匹敵するくらいオオゴトだ、という自覚はもって口にするべきだ。
万年野党の習性で、「正しいことを言うだけ」で終わらせてしまってはいけない。

核兵器禁止条約
仮に日本が困難を乗り越えて批准したとしても、肝心の核保有国は絶対に加盟しないと言う意味では、どれほどの実効力があるのか疑問ではある。
しかし、核保有が「罪」である、ということを世界中の人に突きつけるという効力があることはたしかだ。
そのためには、被爆国日本の加盟は特別な意味を持つし、絶対に必要だと言える。

■お知らせ

来場参加は満席です。WEB参加をお願いします。

大石あきこ総決起集会
日 時:2021年8月7日 17:00~19:00
場 所:アットビジネスセンター新大阪905号室
参加費:WEB参加 3000円
ゲスト:れいわ新選組代表 山本太郎


秋までに必ずある衆議院選挙は、ひとびとが政治を取り戻す巨大な政治決戦です。
もう一回りの支援の拡大と、選挙本番の体制づくりのため、決起集会を行います。
参加費をいただくのは恐縮ですが、勝ち抜くための資金として、ご協力をお願いします。
当日は、れいわ新選組代表・山本太郎と大石あきこが、衆議院選挙マニフェストを説明し、みなさまのご意見を伺います。

主 催:れいわ新選組衆議院大阪府第5区総支部
(政治資金規正法第8条の2に基づく政治資金パーティです)

申込方法 → こちらをクリック
 大石あきこのHPにリンクします。カード払いのみです。

画像_2021-07-30_161358

2021-07-30(Fri)

五輪とコロナで延命を謀(はか)る菅政権 8月解散の可能性も

 まず有権者のみなさまにお伝えしたいのは、菅政権のコロナ対策があまりにもアホなのは、彼らがアホだからではないということです。
つまり、意図的に、わざと、狙いすましてアホな対策をやっている。

コロナ激発させて、政治活動も抗議活動も言論も直接行動も、すべてコロナを口実に封殺し、国民の目と耳にはこれでもかというほど五輪をつっこんで塞ぎ、麻痺したところで解散総選挙。
何が何だか分からないうちに、与党が辛勝する、という作戦。

20210730-3.jpg

これは、NHKのホームページにあるグラフを並べたもの。感染者が急増しているのに、PCR検査はむしろ減っている。
感染者数を低くするために、検査を抑制しているとしか思えない。実際の感染者数は、もっとずっと多いはずだ。

コロナ流行の当初から、徹底検査ー完全隔離(補償)しかない、と多くの人が言い続けてきたのに、安倍も菅もPCR大嫌い専門家を雇い続けて、意図的にコロナを長引かせてきた。
オリンピック開催を決めるための5月だけは検査も増やしてある程度押さえ込みをしましたが、始まってしまえばこっちのもの とばかりに7月は検査を減らし、インド株の威力とあいまって、コロナパニックを作り出そうとしている。

不気味に感染者数だけが報じられ、でも耳目に飛び込んでくるのは「金メダル~~!」「感動の~~~」「日本スゴイ~~~」という話ばかり。
不安にさいなまれ、生活苦はジワジワと深刻化し、でも目に入るのは日の丸担いで走り回る選手の姿ばかり。

8月8日の五輪閉会式のころには、一気に検査も増やして本当の感染者数を発表し、数万から十数万の数字で大パニックを起こし、パラリンピックは中止になる可能性が高い。
この異様な 感動と恐怖が入り混じったパニックの中で、菅政権が出してくるのはおそらく
「強制力をもった緊急事態宣言」
という禁じ手だろう。
そして、その是非を問うと言って、臨時国会を召集し冒頭で解散、あるいは史上初の閉会中解散をする。

野党は早くても9月解散だと思ってるから、候補者の一本化を含めて対応が間に合わない。
しかも、コロナパニックで政治活動は極端に抑制されており、無風ならば現職が圧倒的に強い。

米大統領選のときのバイデン陣営がやったように、選挙期間中に選挙運動をすることを非難し、すべてコロナ対策を口実にして口を封じる。
枝野を筆頭に、ヘタレ立憲民主の幹部連中はまず抵抗できない。


そんな恐ろしいシナリオが、現実とならないことを祈りたいが、ならないという保証はない。

そうである以上、「ヘタレないやつ」を推すしかない。
最終的な共闘、一本化は絶対に必要だが、安易に現職だとか大きな政党だとかいう理由で統一候補を決めてしまうと、コロナパニック解散をされたときに、まったく闘えなくなる可能性がある。
だから「どんな状況になってもヘタレにはならない。筋を通してやりぬく人間を、統一候補にせよ!」という声を上げることが、真に共闘を願うもののするべきことだ。

ということで、下記のイベントを、皆さんにお知らせしたい。
会場は席数を絞っているので、できるだけWEB参加をお願いします。

大石あきこ総決起集会
日 時:2021年8月7日 17:00~19:00
場 所:アットビジネスセンター新大阪905号室
参加費:現地参加 5000円 WEB参加 3000円
ゲスト:れいわ新選組代表 山本太郎


秋までに必ずある衆議院選挙は、ひとびとが政治を取り戻す巨大な政治決戦です。
もう一回りの支援の拡大と、選挙本番の体制づくりのため、決起集会を行います。
参加費をいただくのは恐縮ですが、勝ち抜くための資金として、ご協力をお願いします。
当日は、れいわ新選組代表・山本太郎と大石あきこが、衆議院選挙マニフェストを説明し、みなさまのご意見を伺います。

主 催:れいわ新選組衆議院大阪府第5区総支部
(政治資金規正法第8条の2に基づく政治資金パーティです)

申込方法 → こちらをクリック
 大石あきこのHPにリンクします。カード払いも可です。

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