2019-03-01(Fri)

矢部宏治さんの「天皇メッセージ」を読んで

正直言えば、私も天皇は好きではありません。

昭和天皇の戦争責任を曖昧にしたことが、戦後日本の歪みを固定化し、ひいては今日の安倍政権の無法を平然と許してしまうことになっている と思っています。

今の明仁天皇については、昭和天皇のような直接の戦争責任はありませんが、それでも「天皇制」というものが責任をとらずに生き残ってしまったことはたしかで、だから彼には江戸城を基本財産にして財団法人皇室博物館の館長さんになってもらい、皇室の祈りと文化を引き継いでもらったら良いのでは と考えてきました。(何回かこのブログでも書きました)

そんなこんなで、「知ってはいけない」シリーズの著者である矢部宏治さんの「天皇メッセージ」は、せっかく電子版を無料公開してくれているのに、なんとなく敬遠して読まずにいました。まあ、やらたと忙しかったのもありますが。

でも、あることがキッカケで読んでみようと思い立ちました。
そのキッカケとは、ある知人のフェイスブックです。そこには、この本の新聞広告の写真とともに、よりによって「天皇メッセージ」というタイトルをつけていることへの批判が書かれていました。
そうです。「天皇メッセージ」といえば、昭和天皇が保身のためにマッカーサーに「沖縄を占領して」と伝えたあのメッセージを連想します。なんで、よりによってそんなタイトルにしたのでしょう。知人が憤慨するのもわかります。

あの名著といってもいい「日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか」や「日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか」で、日本の問題の最深部をえぐり出した矢部宏治さんが、なんでまたよりによって。。。。

ただ、そのフェイスブックのコメント欄に、「矢部なんてこんなやつだ」みたいなことが書いてるのを見て、私の反骨心にほのかな灯が点りました。
読まずに腐しちゃだめでしょ。

まずは読んでみよう。
なにせ無料公開やし

天皇メッセージ Kindle版

スマホでもパソコンでも、Kindleのアプリをダウンロードすれば、さくっと読むことができます。
晩ご飯の後に一気に読めるくらいの量です。
文字も大きくて、老眼の進行著しい私の目にも優しい。
「Kindle版 ¥ 0 税込」 の下の小さい字の 「今すぐお読みいただけます: 無料アプリ」をクリックすると、アプリをダウンロードする画面にいけます。

ここでは、ネタバレにならない程度に、読後感想を書いてみます。



まず、天皇制についても、人間明仁天皇に関する評価についても、私は矢部さんの説には納得はできませんでした。
私の考えとは かなり違うと言うことです。
でも 「なあ~んだ 矢部ってこんなやつだったのか ガッカリ」とは まったく思いませんでした。

私は政治に関する論は、政治にコミットする前提で読み聞きします。
自分の考えと違うものは一刀両断にぶった切る! 天皇を肯定するヤツは敵だ!! という自分の世界の中だけの考え方はしません。
政治にかかわらないのであれば、ただ自分の考えに正直であれば良いのかもしれませんが、その連鎖こそが安倍政権を倒せない最大の原因だと痛感するので、私にはそういう態度はとることができません。偉そうに言っているのではなく、タダ単に耐えられないのです。

そして、政治にコミットするかぎり、天皇制を分岐点にすることはできません。
何せ、今の日本で天皇は圧倒的に受け入れられているからです。
それぞれの天皇や天皇制に対する考えは捨てたり曲げたりする必要は さらさらありませんが、あっちのこっちの分岐点を天皇にするわけにはいかないのです。

安倍政権が踏み込んでしまった、憲法も法律も無視した恐怖政治を終わらせるのか、終わらせたくないのか その分岐点は断じて天皇ではありません。
天皇が好きな人、天皇制の存続を熱望する人のなかにも、いや、たぶん天皇その人も含めて、安倍政権は終わらせたいと願っている人はたくさんいます。そういう人たちとも、しっかり手を携えていかなくてはならないはずです。

矢部さんが明仁天皇を持ち上げる本を書いただけで 「敵」認定しているようでは、保革を超えるとか野党共闘なんで何百年経っても実現しないでしょう。いかがですか。

もちろん、政治や結果なんてどうでもいい。自分の良心を曲げないことが何よりも大事なんだ と言う人もいるでしょう。
そういう純粋な気持ちを、私がどうこう言うことはできません。
ただ一つだけ、安倍晋三たちは、結果にコミットしない正義の味方が多ければ多いほど喜んでいるということだけは憶えておいてください。



それとやはり言えるのは、読まずにあれこれ言うのはどうなの ということです。
私は矢部さんの意見に同意はできませんが、矢部さんがどういう意識で、何を書きたかったのかは理解できました。
とくに、問題式の部分については、かなり同意できました。

彼の言葉は、天皇が好きな多くの日本国民に「届く言葉」なのです。
天皇が嫌いな私たちの言葉は、天皇が好きな人には半永久的に届きませんが、矢部さんの言葉はきっと届きます。
テレビで皇室アルバムを見ながら矢部さんの本を読んで、安倍政権に怒りを燃やす ということがリアルにありそうです。

明仁天皇が何かにつけて、安倍政権のやり口に文句をつけているかのような言葉を発してきたのは、天皇きらいの人たちも認識しているはずです。でも、天皇に政権交代を助けてもらうなんて言語道断とわかってるから、その話題は避けてきました。私自身もたぶんにそうでした。

しかし矢部さんは、天皇が好きな人たちの心に、天皇に助けてもらうのではなく、矢部さん自身の言葉を送っているのです。
その言葉は、「なんで~~」や「知ってはいけない~~」でこれまで彼が書いてきたこと そのものです。
もちろん、昭和天皇が沖縄を売り渡した、元祖「天皇メッセージ」についても繰り返し述べられています。
私などには及びもつかない高等戦術です。

そういうことも 読んでみなければ決してわからなかったことです。
同じ批判するにしても、「天皇」というワードに条件反射するのではなく、「どういう問題意識で」 「何を書きたいのか」 くらいは把握してからにしませんか。

保革が分裂させられて、まんまと属国にされてきた戦後史を、そろそろ終わりにしましょう。

共闘とは、相手が自分に寄ってくることではありません。
自分もまた、異なる相手に歩み寄ることです。
本当の 草の根での野党共闘は 今からです。



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2019-01-31(Thu)

安倍政権の左足

ちょっと膝から崩れ落ちました

立憲・枝野氏、野党統一名簿「持ちかけられるの迷惑だ」
2019年1月30日 朝日新聞


「この夏の参院選(比例区)で、立憲が(野党)統一名簿に加わることはあり得ません。もしやりたい方は、我が党以外で進めてください。これ以上、我が党に持ちかけられるのは迷惑だ。」
(引用以上)

ここまで言いますか・・・
ふつう思ってても言わんでしょ・・・

夏の参院選での改選議席は124です。
そのうち 全国比例が50議席 選挙区の複数区が42議席 1人区はわずかに32議席 わずか1/4。
ここだけ共闘したって一丸となってる自公には勝てない ってことは3年前に証明されてるのに。。。。
枝野さん あなたの明晰な頭脳は何のためについてるのですか??

もういいです。言わせてもらいますわ。
枝野さん、あなたは安倍政権を支える左足です。

心ある立憲民主党の党員の皆さん。
これでいいんですか?
枝野さんがいくら人気があるといっても、安倍政権の暴走止めなくちゃアカンというのは、皆さんも真剣に思ってるのでしょう?
「迷惑です」なんて言ってしまう枝野さんに任せていたら、皆さんも本意に反して安倍政権を支えることになってしまいますよ。
立憲主義と民主主義を守るための道は、今の道ではない そう感じませんか。

主義主張は下ろすことなく、でも最大公約数で共闘して安倍政権を終わらせる。
この道しかありません。


■自由党 小沢代表を囲む会

日時:2月16日(土)
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会場:大阪キャッスルホテル6F
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
下記のフォームから申し込みできます。
折り返し、振込先などの分かる参加券をお送りします。



政治資金パーティーの資金は 「国民の生活が第一」の政治グループのために使われます。

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2019-01-28(Mon)

立憲民主党頼みではない政権交代をめざそう

自由党と国民民主党が統一会派を組んで、通常国会が始まりました。

ここ数日のニュースを並べて振り返ります

「安倍政権の暴走止める」 自由党の山本共同代表
2019年1月28日 紀伊民報


 自由党共同代表の山本太郎参院議員のトークイベントが26日、和歌山市の和歌山県民文化会館であった。山本共同代表は、国民民主党との統一会派合意について「先々同じ党になることを視野に入れた上で、政策協議をしていく。安倍政権の暴走をどうやって止めるかだ」と話した。

 「野党がなぜ一緒になれないのか」との会場からの質問に答え「野党の思いを一つにするのはハードルが高い」とした。

 以前、立憲民主党との合流話も水面下で進んでいたが「必要がなくなったと断られた」とし、国民民主党との合流についても一度流れていたことも説明。「国民民主党とは考えに隔たりはあるが、何とか埋められないかという思いがある。国民民主党と会派を組むことになったとたんに、立憲民主党も社民党と連携した。少なからず政治は動いている」と述べた。

(引用以上)

会場ではかなり突っ込んだ話をされたようですね、太郎さん。
私は参加できなかったので、こんな記事や噂話から推測するのみですが、これまで立民について公にコメントすることはなかったと記憶しますから、やっぱもう踏ん切ったということでしょうか。

これに先立つこと2日 小沢さんも

「数合わせだと思いませんか?」小沢代表が立憲批判
2019/01/25 テレビ朝日


 自由党の小沢一郎代表は参議院で野党第1会派を目指す立憲民主党の動きについて、「数合わせだと思いませんか?」と批判しました。

 自由党・小沢一郎代表:「参議院だけ第1会派を目標に会派を作ったの?(立憲は)数合わせはだめだっていってんでしょ」「(Q.それこそ数合わせじゃないかと?)そう思いません?あなたは」
 小沢代表は会派統一を決めた国民民主党の玉木代表と対談し、「もう一度、政権交代して政権交代可能な議会制民主主義を定着させる」と目標を語りました。その後、記者団に対して自由党との連携を拒否した立憲民主党が社民党と参議院だけ会派を一緒にしたことについて批判しました。今週、小沢代表が立憲民主党について言及するのはこれが初めてです。

(引用以上)

これまで立民を野党共闘に引き込むことに全力を挙げてきた小沢さんが、ついにキレた瞬間ですね。

さんざん「永田町の数合わせには与しない」と言って共闘を拒んできた枝野さん、言うに事欠いてこんなことを

枝野氏、社民との会派「夏まで」=小沢氏は「数合わせ」批判
2019年1月28日 時事通信


 立憲民主党の枝野幸男代表は28日、社民党と参院でのみ統一会派を結成したことについて「参院はこの夏に選挙が行われる。(期間は)最大でも夏までなので、何の問題もない」と述べ、「数合わせ」批判に反論した。

 「護憲」を掲げる社民党との政策調整に関しては「現時点で一致させる必要はない」とも語った。国会内で記者団の質問に答えた。

 一方、国民民主党と衆参両院で統一会派を組んだ自由党の小沢一郎代表は、テレビ東京の番組で、「枝野氏は『数合わせはしない』と言っていたが、参院が(野党第1会派に)足りなくなりそうなので社民と一緒になった」と批判した。 

(引用以上)

理由はどうあれ、統一会派をくんだばかりの社民党に対して 「あんたらと組むのは夏までだよ」とは、これはいくらなんでも酷すぎませんか。
社民党に対しても酷いし、有権者に対してもバカにしているとしか思えません。
数合わせ批判に対して、「その場限りの数合わせだから問題ない」 と言うのですから。

いったいぜんたい 枝野さんは何をしたいのでしょうか?
何が目的であり目標なのでしょうか?
正しいことを口にしていれば、結果はどうでもいいのでしょうか。
立憲の皆さんは政治家ではなく評論家だったのでしょうか。
私にはまったく理解できません。

あの忍耐の塊のような小沢さんがキレたのですから、枝野さんの迷走も相当なものです。

下世話な人たちは、昔民主党の時代に小沢さんと枝野さんが云々と、遺恨や確執を言う人がいますが、そういう感情を排して共闘のために動いてきたのが小沢さんであることは、ちょっと内情を知っている人には常識です。
そんな小沢さんが、ここまではっきり枝野さんを批判したことに、正直驚きました。

そして、これが国民民主と単独で合流を目指した理由でもあるわけです。
決して理想的な形ではない(かなりほど遠い)けれども、立民が頑なに孤立主義を貫くために、まず国民民主と固まらないと、最初の一歩が踏み出せないギリギリの選択だったわけです。

こんな超辛口の意見もあります

立憲民主党は「野党業」と「野党病」に取り付かれていないか
田中良紹 | ジャーナリスト 2019年1月28日


 与党には政権運営の責任があり、国内からも海外からも批判と挑戦に晒される。しかし野党には責任がない。学者やジャーナリストと同じように言いたいことを言えば、税金から歳費が出る。これを私は「野党業」と呼んだ。

 その楽な商売になれていくと、本気で政権交代など面倒なことをしたくなくなる。与党が最も力を入れるのは政権交代させないように野党を分断しておくことである。選挙区事情を見ながら対立候補を出すぞと野党議員に脅しをかけ、野党結集に抵抗させることもある。

 自民党に入党させて必ず当選させると口説き、野党結集を妨害するよう仕向けることもある。それだけでなく金がなければ資金提供を持ちかけることもある。こうなってしまったらもう「野党病」と言う不治の病である。

 立憲民主党は主義主張や政策の違いを理由に野党結集にブレーキをかけ、一方で数を増やして主導権を確立したいと思わせる行動をとっている。それを見ると本当にこの政党が政権交代を目指しているのか疑ってしまう。

(引用以上)



国民との合流というニュースを見て最初に心配したのは沖縄3区の衆院補選のことでしたが、リアリストの小沢さんのことだからむしろ国民民主を沖縄3区に引き込む戦術なのではないかと思います。
これも下世話な評論家が書いていますが、国民民主にはカネがあります。そして、政党の方向として「地位協定の改定」に非常に積極的です。
デニーさんの後釜として、屋良朝博氏をしっかり押し上げるために、風や空気に左右されない地道で大きな運動をするために国民民主の力を活用する戦術なのだろうと私は理解しています。

原発についてはたしかに難しいです。
即時廃止の自由党に対して、なんとか2030年代にゼロまでこぎ着けた国民民主ですから、あまりにも隔たりは大きいと言わざるを得ません。
これについては希望的観測ですが、党議拘束をしないというのが、もっとも現実的な方法だろうと思います。
最低限は2030年代にゼロ。でも、即時ゼロを主張する議員もいる。議決でも拘束しない。
昔の自民党はそうでしたし、欧米の政党はみなそんな感じです。

アメリカの民主党だって、ヒラリーとサンダースがいるんですよ。
イギリスの労働党には、ブレアとコービンがいるんです。
政策なんて一致するわけがないけど、大きくまとまって政権交代をしているんです。

党議拘束さえしなければ、自由党から合流する太郎さんたちは、「即時ゼロ」を主張できます。
党内で話し合い、電力総連や連合依存100%ではない議員を、少しずつ引きはがすことも不可能ではありません。
かつての民主党の最大の害は、党議拘束と党内議論の封殺でした。玉木さんや国民民主の幹部がそれを反省できていれば、道はあります。

まずは、4月21日の沖縄3区補選に勝つこと。
それが、小沢さんの戦略であり、今後の流れを決めるくらいの大きなポイントであろうと思います。

そのためにも、県民投票の行方には目が離せません。
デニー知事や県議が、「どちらでもない」の三択にしたことに、様々な批判があるようです。原則論としては「民主主義を曲げた」という意見は正しいと思いますが、私はやはりそうした批判を一緒になって口にする気にはなれません。

目取真俊さんの非常に厳格な意見を傾聴したいと思います。

海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより
埋め立て工事の進行と県民投票キックオフ集会
2019年1月27日


 今回、保守系首長や自民党は県民投票に風穴を開けて失敗させることで、裁判で県にとってマイナスの材料になるよう仕掛けてきた。3択にすることで玉城知事は、肉を切らせて骨を断つ形で、どうにかその攻撃をかわした。自民党県連も国政選挙への影響を考えれば、「やむを得ない」という選択肢を入れることはできなかった。だが、これですべてがおさまるわけではない。

 県民投票が全県実施となれば、自民党、公明党も本腰を入れて取り組むだろう。それを日本政府がバックアップしたとき、公職選挙法が適用されない住民投票で何が起こるか、警戒しすぎてもし足りない。仮に宜野湾市と名護市で集中的に政府が力を入れた時、ここ最近の市長選選挙や議員選挙の結果を見れば、反対が多数になるとは限らない。私も投票できる、と喜んでいる場合ではないのだ。

(引用以上)

ここにはごく一部を引用させていただいたけれども、全文を読まれることをお勧めします。

やはり、この厳しい情勢を見据えての、ギリギリの選択としての国民民主との合流であると、思わざるを得ません。
自由党が単独では、あまりにも無力なのは、私自身が痛感しているところです。自公は全国の総力をあげて沖縄に乗りこんでくるのに対して、こちらは結集するにも結集するものがほとんどない・・・
立民がどうしても腰を上げない以上、まずは国民民主と力を合わせるしかない。これは至極当たり前の話だと思うのです。

きれい事言って10%の支持をえて一定数の議員を確保すること が目的の政治家は要りません。
目の前にある危機に、どんな妥協をしようが、ガッチリと組み合う政治家が必要です。

いつか正義を実現するために、それまでは我慢してね と平気で言える人は政治家には向きません。
目の前の不正を食い止めるために、何をどうすべきなのかに汗を流す人にこそ 政治家になってもらいたい。

もちろん、立憲民主党を敵視するものではありません。
できる限りの協力をお互いに呼びかけていきたいです。
でも、これまでのように「立憲民主党」頼みの姿勢は、もう決別すべきだと思います。

そんなわけで、2月16日(土)に 小沢さんの話を聞きます。
ぜひともお集まりください。

■自由党 小沢代表を囲む会

日時:2月16日(土)
会場:天満橋・大阪キャッスルホテル
    http://www.osaka-castle.co.jp/access/
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
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     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

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2019-01-23(Wed)

自由党が消滅? 2月16日小沢さんが大阪に

衝撃のニュースが流れてきました。

ただし、これはリークに踊らされた先走りだという説もありますので、そのつもりで見てください。

自由党と国民民主党が合流へ 小沢氏と玉木氏が大筋合意
朝日新聞 寺本大蔵  2019年1月22日


 国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が22日、両党を合流させる方針で大筋合意した。両党議員が全員合流すれば、参院では野党第1会派となる。夏の参院選に向け、28日召集の通常国会で発信力を高めていく狙いだ。

 玉木氏と小沢氏はこの日夕、都内のホテルで約40分間会談。玉木氏は会談後、朝日新聞などの取材に「(自由党と)これまで以上に連携を強化していこうと一致した」と説明。小沢氏も「野党が全部大同団結、結集して国会も選挙戦も臨む。安倍内閣を打倒し、国民のための野党の政権を作る」と強調した。

 関係者によると、両氏は自由が解党する形で国民に合流する方向で党内調整を進めていく方針を確認した。玉木氏は党内に持ち帰り、通常国会開会前までに党内の了承を得たい考え。だが、自由との合流には党内の反発も予想され、調整は難航する可能性もある。

(引用以上)

もちろん原発大推進の電力総連が威張っている国民民主と、原発ゼロの自由党がどう折り合いをつけるのか、簡単ではありません。
でも、小沢さんという人は、ここぞと言うときはどこまでも妥協する人です。
政権交代という大目標のためには、一つ二つの政策はいくらでも保留するでしょう。原発推進に転向はしないけれども、政策の看板からは下ろすことは十分あり得ます。

私は、党議拘束をしなければ、それで良いと思っています。
党としては原発についてはノーコメント。議員やグループによって、推進もいれば即時ゼロもいる。昔の自民党の派閥のようなやりかたで、良いはずです。
今回の合流がもし本当ならば、党議拘束があるかないか がポイントです。

※ちなみに国民民主も2030年代に原発ゼロとかは言い出してたようですね。

以上は、あくまで原則論です。
実際は多くの人たちとのシガラミや印象の中で物事は動いています。

一番影響を受けるのは、沖縄3区の衆院補選でしょう。
玉城デニーさんが知事になった後釜に、屋良朝博さんをオール沖縄で推すことが決まっているのに。
もちろん国民民主も辺野古ははっきり反対ですから、政策的に矛盾はありません。
でも、やはり人の心が集まるのが選挙です。国民民主公認では、人々の熱がどうなっちゃうんだろと心配です。
2016年に希望の党は、沖縄防衛施設局長だった井上一徳を近畿ブロック単独2位という優遇をして当選させたという記憶は、沖縄県民から消えていないはずです。

大阪でも、非常に大きな反発が予想されます。
というか、すでに声を聞き始めています。
なぜ大阪で国民民主が蛇蝎のごとく嫌われるかというと、こちらも2016年の選挙で、当時の希望の党が維新と手を結んだからです。
いくら希望と国民民主は違うと言ったって、一度付いた印象は消えません。

これまで野党共闘に積極的だった左派リベラルの立ち位置の人たちが、雪崩を打って去って行くのではないかという予感が脳裏をよぎりまくっています。



そんなわけで、もしホントに自由党が解党して国民民主に合流ってことになると、原則論としては理解はできるけど、実際問題としてはエライことになるなあ というのが私の実感です。

というタイミングで、話題の張本人=小沢一郎さんが大阪にやってきます。
少々値は張りますが、小沢さんの狙いを聞き、直接質問できるチャンスです。
値が張るだけに、そんなに大人数ではありません。たぶん。

もはや立憲を見限って、別軸を作るつもりなのか。はたまた、あくまで立憲を取り込む狙いなのか。
それとも・・・・

とにかく、ご本人に聞かなくては真相はわかりません。
ぜひとも お越しください

日時:2月16日(土)
会場:天満橋・大阪キャッスルホテル
    http://www.osaka-castle.co.jp/access/
(第一部)小沢一郎代表 講演会 12:30~(受付12:00)
     会費:無 料
    *参加資格:自由党大阪府連所属の党員・サポーター
          生活フォーラム関西 会員
          第二部の入場券の持参者
     (尚、他都道府県連所属の党員・サポーターは事前登録が必須)
      共催:生活フォーラム関西、自由党大阪府総支部連合会
(第二部)小沢一郎代表を囲んでの懇親会 14:00~(受付 13:30)
     会場:大阪キャッスルホテル3F・錦城閣大広間
     会費:1万円(*政治資金パーティーとして開催)
     主催:自由党 大阪府総支部連合会

要予約です。
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名称や主催者名は変更の可能性ありますが、実施は確実です。

政治資金パーティーですが、資金を国民民主党に上納することはないはずです。
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2018-11-06(Tue)

枝野氏の万年野党宣言

真理は少数にあり

いえ、極小野党の自由党を応援してるからこんなことを言ってるんじゃないんです。
もっとずっと前、2005年のこのブログの記事のタイトルです。
よかったら、上の文字をクリックすると飛んでいくので読んでみてください。

私だって「何でもかんでも多数がいい」と思ってるわけじゃないんです。
それでもやはり、次の枝野さんの発言は納得できないし、厳しく批判しないわけにはいきません。

立憲民主・枝野代表、統一名簿は「訳がわからない」
2018.11.2 TBS


 立憲民主党の枝野代表は、来年の参議院選挙で違う政党の候補者を同じ比例代表の名簿にまとめる「統一名簿」構想について、「訳がわからない」と述べ、否定的な考えを示しました。
(略)
また、枝野氏は「二大政党論は間違っていた。最悪の路線をとってきたと反省している」とも述べ、他の野党との合併や合流はしないと改めて強調しました。

(引用以上)

「真理は少数にあり」と言いながら、なんで私は枝野さんのこの発言を批判するのでしょうか。
簡単です。
「政治は真理を実現するものじゃない」 からです。

純粋な方ほど「政治で理想社会を実現するんだ!」と思ってらっしゃるようですが、私はそんな過剰な期待はさらさら持っていません。
政治も、選挙も、民主主義も しょせんは「妥協の技術」 にすぎません。
それでいいんじゃないですか。

だって、真理は少数にあるんです。
つまり、いろんな少数のグループに、いろんな真理があるんです。ひとつじゃない。
それなのに、ひとつの真理を追求したら、他の真理は犠牲になりますよ。
そうならないように、そこそこのところで妥協するための技術が、民主主義なんじゃないですか。

妥協の仕方を知らないということは、民主主義者ではない ということです。
野党第一党の代表が、民主主義を理解しておられない ということに、愕然としています。



さらに 二大政党制についてです。
これまた、大きな誤解があります。

二大政党というのは、正義と悪の闘い では全然ありません。
ココ大事です。

ロクでもない政党A と ロクでもない政党B の闘いなんです。
ただし、ロクでもない政党でも、少しはマシなことをやらないと下野させられる。だから、ちょっとは良いこともする。
これが二大政党制です。

自民党だって、簡単に政権交代させられるとなれば、安倍ちゃんほど超弩級の酷いことはできません。
少しは国民生活にも目を向けざるをえなくなります。
官僚組織も、しょっちゅう政権交代していれば、自民党にばかりいい顔をできなくなります。

皆さんもよくお分かりの通り、はっきり言って国会議員の○○%は「自分の議席が第一」の人ばかりです。
圧力がかかれば簡単に裏切ります。
原発も増税も辺野古も戦争法も、今安倍ちゃんがやってる酷い政策のほとんどは、とっかかりは民主党政権だったのですから。

それでも、あんな腐れ外道の民主党政権でも、政権交代しないよりはしたほうが、ず~~~といいんです。
冷静に見れば、民主党政権の「善政」は数多くあります。「腐っても政権交代」なんです。

しょせんこの程度のことなんだ、ということを、2012年当時は、私も理解していませんでした。
陸山会弾圧では小沢さんに後ろから石を投げ、自滅的に消費増税を決め、3.11の直後に原発を再稼働させるなんて、どうにもこうにも許しがたいと思ったし、その思いは今でも変わりません。あんときの民主党執行部の面々は、今でも絶対に許せない。

でも、しょせんその程度のものなんですよ。
8割腐ってても、2割美味しければいいじゃん てことです。
今の安倍ちゃんは、10割腐って毒ガス噴き出してますからね。



まあ、あえて極端な書き方をしてますけど、要するに二大政党制というのはそういうことです。
二大政党制でないとどうなるかというと、ヨーロッパに多い少数の連合による政権です。
ドイツもイタリアもスペインも、政党はたっくさんあります。それらば、合従連衡して政権を組むわけです。

で、枝野さんは、どっちもイヤだと言ってるわけです。
これは、キツい言い方になっちゃいますが
「万年野党宣言」
じゃないんですか。

きっと読者諸姉諸兄の中には、立憲民主党に期待をしておられる方も多いと思います。
これは、揶揄でも皮肉でもなく、枝野さんが何をしたいのか、万年野党宣言でないとしたらどういうビジョンを持っているのか、教えてください。



立憲民主党は、大事な大事な野党第一党です。
それは私もよく理解しています。
だからこそ、こんなことを書いているんだということを、ぜひともご理解ください。

一部の自由党に近い人たちの中には、とにかく枝野憎しで発言されている方も散見しますが、私の意図はそんなことではありません。本当に。
立憲民主党を応援している方々が、やっぱり政権交代は必要なんじゃないか と言う声を枝野さんに届けてほしいんです。

安倍ちゃんの暴走は、「声を上げる」程度では止まりません。むしろ、反対されると勢いがつくようです。
辺野古の埋立は、圧倒的な沖縄の民意を踏みにじって進められています。
原発はどんどん再稼働され、福島第一原発は被曝労働を強制しながら止めどなく放射能を垂れ流しています。
貧困問題は命の問題です。ただちに影響があるんです。

どんなに「訳の分かる」政策を並べても、安倍ちゃんの暴走を止められなかったら ただの遠吠えです。
その間に、尊厳を奪われ、命を奪われている人たちはどうなるのでしょうか。

統一名簿は、最大公約数に過ぎません。
ものすごく緩い政策しか出せないでしょう。消費税を5%にしようとか、原発即時ゼロなんて絶対に打ち出せない。
それでも、今のままより、100倍いいと思いませんか。

安倍ちゃんは一切聞く耳を持ちませんが、枝野さんはそんなことないでしょう。
「大きな音だね」なんて言わないと信じています。
それぞれの真理はしっかりと抱きながら、最大公約数の政権交代を、ぜひとも目指してください


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本業の家づくりについてです
11月17日(土) 18日(日)の二日間 完成見学会を行います

ご興味のある方は info@mei-getsu.com 山岸までご連絡ください。

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2018-10-31(Wed)

いわゆる徴用工裁判について

昨日はリベラル諸氏の怒りを買うようなことをあえて書きました。色々ご批判はあろうかと思いますが、正しいとか間違いだではなく、「ではどうするか」という議論の一助になれば幸いと思っています。

今日は違う話題に触れてみます。
マスメディアが 「徴用工裁判」と報じている件です。

新日鉄住金が敗訴、韓国で戦時中の徴用工裁判 日韓関係は「無法」状態に
2018年10月30日 日経ビジネス


日本中のマスメディアは、産経から朝日までこのような主張一色に染まっています。
なにせ1965年に締結された日韓基本条約と、それに付随する日韓請求権協定に、明確に文言があるからです。
上記の記事から引用すると

 日韓請求権協定では日本が韓国に有償・無償合わせて5億ドルの経済支援を与える見返りに「両締結国及びその国民の間の請求権に関する問題が(中略)完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」と明記した。
 そのうえ「締結国及びその国民の(中略)すべての請求権であって、同日(署名日)以前に生じた事由に基づくものに関しては、いかなる主張もできないものとする」と念を押してある。
(引用以上)

ということです。

では、最近保守派の色を強めている私めとしてはこの論調に同調しそうに見えるかもしれませんが、あに図らんや。
1965年という、この条約が締結された年を私は問題に感じます。
つまり、この条約が交渉され締結されたのは、李承晩と朴正煕という軍事独裁政権だったと言うことです。

この条約ならびに協定に、韓国国民の意思は一ミリも反映されていません。
実態的にも、形式的にも。

民主主義を標榜するのであれば、軍事独裁政権との間に締結された条約については、無効ではないとしても、見直しが必要なのは明らかです。

私が頭の反対側で想定しているのは、日米安保条約と地位協定です。
軍事占領された状態で交渉・締結された条約や協定は、抜本的に見直しされるべきです。

同様に、軍事独裁政権との間の条約や協定も、両国民の意思を反映させる形で、改定されなければなりません。

もちろん、手続き論としての問題はあろうかと思います。
現在の条約をいきなり反故にしてゼロから再交渉ということは、あまりにも非現実的です。
ただ、韓国の三権の中の司法が、独裁時代の行政が決めたことに異を唱えたという意味では、おかしなことではありません。
これをきっかけとして、日韓両国民のあいだで、独裁時代の協定について再度考えはじめるべきなのです。

※ツイッターをとおして、この記事を教えてもらいました
 なるほど、こういう仕組みだったのですね。
 コイズミや安倍晋三が重用した柳井俊二が言ってるのですから、動かしようがないですね。

徴用工問題、文在寅大統領の発言はおかしくない!
日本の外務省も「個人の請求権は消滅していない」と答弁していた
2018年8月20日 リテラ




そうした原則論はおさえたうえで、もうひとつ生臭い話をすると、韓国の最高裁がこういう判断をするほどに、日本の影響力は低下しているということです。

かつては、アジア経済の中で日本を無視することは、良くも悪しくもできませんでした。
政治的にも、アメリカの代理人の様な顔(実際は奴隷頭)をして、ブイブイ言わせてきたのです。
そうした、札びらと虎の威で押し通すこれまでのやりかたが、まったく通用しなくなったということのあらわれでもあるのです。

嫌韓嫌中ネトウヨの星であるはずの安倍晋三が、習近平に膝を屈した日中会談は象徴的でした。
もしかしたら、あの光景を見て、韓国最高裁の判事は、この判決を下す最終的な決断をしたのかもしれません。

この点については、私は一部のリベラル諸氏のように「ざまあみろ」と喜んではいられません。
生活がかかっています。
日本経済がどんどんアジアで置いてきぼりになり、実体経済が悪化していくようなことはあっては困ります。

国民に分配される仕組みをつくるという前提で、私は国益は守るべきだと思います。

その意味でも、一刻も早く安倍政権は倒さねばなりません。

野党のみなさん。
お願いですから、自らの正義を振りかざすのをやめて、本気で政権交代を目指してください。




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2018-08-25(Sat)

あえて火中の栗を拾う 玉木雄一郎の発言について

国民党の代表選をめぐって、玉木候補の発言が炎上しています。

「申し訳ないがまずは共産党は除いて」国民民主・玉木氏
2018年8月23日 朝日


国民民主党・玉木雄一郎共同代表(発言録)

 国民民主党代表選が終わったら(参院選に向けた野党)総合選対を、申し訳ないがまずは共産党は除いて立ち上げて、完全な事前調整をして候補者を立てる。共産とは事後交渉の中でご理解をいただきながら、野党全体として少しでも議席を増やすよう(共産候補の擁立撤回を)判断いただくことも必要だ。

 共産が唯一見ているのは立憲民主党だ。立憲との関係があれほど衆院でも密になっているにもかかわらず、これほど共産が(候補者を)立てているのは、場合によっては、昨年の衆院選から比べると共産はすでに戦略を変えてきているのではないか。立憲とも、実は協力をしないことにかじを切る可能性もある。(23日、ネット討論会で)

(引用以上)

言うまでもなく、「申し訳ないが共産党は除いて」の部分に、リベラル諸氏が猛烈に反発、批判、罵倒の限りを尽くしているようです。
私も、この見出しを見たときは、なんちゅうこと言うんや!と びっくりしました。
「自分の発言が、どう捕らえられるのか」 と反芻してから発言する習慣がないのでしょうか?
もしそうだとしたら、政治家としては困ったものです。

ただ、私は、罵詈雑言を浴びせるリベラル諸氏と同じ意味で批判しているのではありません。
神経を逆なでする文言をとりあえずスルーして、発言の中身だけを判読してみれば、間違ったことは言っていないからです。

ああ、これでまたこのブログの読者さんが減るのかあ と思いつつ あえて火中の栗を拾うつもりで 続きを書きます。

理由はみっつあります。

ひとつめは、マスメディアとリベラル諸氏は 「共産党排除!」という意味に解して批判しているのですが、肝心の共産党からはなんの反応もないということです。少なくとも、私の見る限りでは共産党の赤旗や国会議員は、まったく玉木氏のこの不届きな発言に言及はありません。

ふたつめ、事前調整だろうが事後調整だろうが、共産党以外の野党の腹の中は 「共産候補の擁立撤回を判断いただく」には違いがない、ということです。
現実的に、野党統一候補として共産党候補を立てるということは、どの党も考えていません。

おそらく、共産党自身がそれは承知しているはずですが、問題は如何にして共産党の面子を潰さずに、共産党が比例票を集めやすい形で調整を行うかということです。
共同選対を組んでおいて、「ウチの候補はゼロです」と共産党自身に言わせるのでしょうか。
全国の共産党員にむかって、党本部が「調整の結果ゼロでした」と言わせるのですか?
それが、どんなに共産党にとって酷なことで、ダメージが大きいか、想像できますか?

実際の選挙運動になれば、共産党の活動量は他を圧倒します。
にもかかわらず、候補はゼロ。
はじめからそれがわかっていて、やる気になれますか?

お互いに予定候補を立てながら、ギリギリの選択で共産が譲り、他党候補が共産候補に大いに感謝することで、共産党の太っ腹も示され、大義が立つというものでしょう。
私は、昨年総選挙の大阪9区で、まさにその光景を目撃しました。

そしてみっつめ。共産以外の党から共産党への感謝も敬意もないということです。
とくに、立憲民主党は、候補を下ろしてもらったという意味でも、選挙運動を担ってもらったという意味でも、共産党のおかげで当選できた候補がたくさんいるはずです。
本来なら、自民党が公明党に頭が上がらないのと同じような関係なのですが、およそそういう気配は感じられません。
共産党から求められている相互推薦に関しても、黙殺したままです。

私の住んでいる大阪では、参院は4人区とはいえ票数では自民と維新に野党は圧倒されていて、最近は2:2:1の票数がほとんど固定化されてしまっています。
野党の現職は共産党のたつみコータロー議員であり、この一議席を死守するのが当然かと思いきや、なんと立憲は候補を立てるのだそうです。いくら複数区とは言え、あまりに非現実的な方針です。
立憲の比例票を集めるために、共産の現職を共倒れで落とすという意味にしか私には見えません。
(一人区で共産党をおろすためのバーターなのかもしれませんが、もしそうだとしてもその程度の信頼関係しかないということです。)

共産党は立憲に支持層を切り崩されている危機感があり、立憲は相互関係ではなくオイシイとこ取りを続けたい。
そんな煮詰まった関係である以上、事前調整が難航するのは目に見えています。
このへんが、玉木発言の後半部分です。

結論は、1人区は共産党におりてもらい、なおかつ選挙協力はしてもらう、という虫のいい話なのです。
これは、どの経路をたどっても、変わりません。
玉木発言に激怒している諸姉諸兄も、最後のイメージは同じでしょう。
その意味では、関係者だけの席での発言ならば、玉木氏の発言はごく普通のことを言っているだけです。
ただ、その虫のいい話を、玉木氏が無神経にメディアに公言してしまったので、あわてて激怒しているのではないか、とも見えるのです。



とは言え、玉木氏の発言は、あまりに無神経で不用意であったことは確かです。
なんでこのタイミングでやらかすかなあ とイラッときたのは間違いありません。

このタイミングとは、言うまでもなく 沖縄県知事選挙が目前に迫っているということです。

沖縄県知事選 態勢構築へ動き加速 佐喜真氏 維新に推薦願い 玉城氏 小沢氏が情勢確認
2018年8月25日 琉球新報

 県政与党の候補者選考を進めてきた「調整会議」から出馬要請を受けた玉城氏は、所属する自由党の小沢一郎代表が24日、情勢把握のため急きょ沖縄入りした。小沢氏は呉屋守将金秀グループ会長、調整会議の正副議長と新里米吉県議会議長、大城紀夫連合沖縄会長らと面談し、沖縄の政治情勢や選挙戦の取り組み方について意見を交わした。

 小沢氏は記者団に「非常に熱心に誠意を持ってデニー君を推していることは確認できた。国政の政治上の問題が懸かった選挙であり、中央の政党にもきちんとした決定をしてもらわないといけない」と述べ、選挙支援の態勢を判断した上で玉城氏の出馬について党の結論を出すとした。

 一方で翁長県政の継承を取り巻く環境について「非常に厳しい戦いになる。市町村選挙の状況もあるし、何よりも政府与党が死にものぐるいの選挙戦を繰り広げる。単にムードだけでは勝てないという認識は皆さんも持っていると思う」と引き締めを図った。

(引用以上)

まさに そういうことです。

沖縄の選挙であっても、これは安倍政権が総がかりで沖縄に侵攻するのに対して、どれだけ日本中が束になってたたかえるかと言う選挙戦です。

沖縄を孤立させてしまえば、凶暴でありかつ札束を振り回す安倍政権の猛攻に、沖縄の人たちも諦めが広がってしまうかもしれません。
本土の私たちにできるのは、「本土もまとまって真剣にオール沖縄を応援している」という姿勢を届けることです。
次の国政選挙では、これまでのように安倍の好き放題にはさせないよと、「野党が勝てるかもしれない」リアリティを見せることです。

そんなタイミングで、玉木氏が無神経な発言をし、それをマスコミが「それいけ」とばかりに取り上げて、リベラル諸氏が国民党攻撃に血道を上げる。
もう、やめてくれ!!! と叫びたい気持ちです。
冷静な相互批判ができずに、感情的にぶったたくのでは、ネトウヨと同じじゃないですか。

自分と違う意見だからこそ、あんまり感情的にならずに慎重に検討するという作法を、日本のリベラリズムの中にもぜひ取り入れてください。
衷心よりお願いする次第です。

追伸: 本記事の主旨は、共産党を含む共同選対を形成することに反対しているわけではありません。もし共産党が、共産党にとっては茨の道を選択するのであれば、その決断に敬意を表します。

追伸2:共産党に対するリスペクトが欠けているのは立憲だけではありません。そもそも、玉木氏がこんな台詞を言ってしまうのは、共産党に対する配慮がすっぽり欠落しているせいですから。

追伸3:立憲や国民は、沖縄では影響ないでしょ というご意見は間違っています。昨年総選挙での比例票、立憲9.5万、希望8.4万であり、共産7.6万、社民7.1万よりはるかに多いのです。




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2018-07-29(Sun)

辺野古新基地 埋立承認撤回を支持する署名運動を!

20180729-1.jpg
政府・国民に突き付けた怒りと、沖縄の未来 翁長知事「新基地造らせない」
2018年7月28日 沖縄タイムス


 「美しい辺野古を埋め立てる理由はない」。名護市辺野古の新基地建設阻止に向け、埋め立て承認の「撤回」を表明した沖縄県の翁長雄志知事は、万全ではない体調から声を振り絞るように語った。「撤回」を明言してから約1年4カ月。会見では、三十数年の政治人生を振り返りながら「今後もあらゆる手法を駆使して新基地は造らせない」と改めて強調。アジアや日本の中で沖縄のあるべき姿を説き、新基地建設を強行する政府や容認する国民に「怒り」を突き付けた。
(引用以上)

ひとつ前の記事でも書いたけれども、本土の私たちには「翁長さん頑張れ」では済まない責任があります。
そう、野党がバラバラのまま選挙に負け続けた責任です。
結果として沖縄を孤立させ、オール沖縄の団結力にまで負の影響を与えてしまいました。

ついに翁長知事が辺野古埋立撤回を指示 2018.7.27

翁長知事がいよいよ撤回の準備を始めたということは、私たちにとっても、重大な問題を突きつけられているということです。

それは 「米軍による日本の占領を許すのかどうか」 ということです。

間違えないでください。駐留ではありません。占領です。
日本が主権をもって拒否権を行使できるのであれば、それは駐留です。
しかし、今の在日米軍に対し日本は形式的にも現実的にも拒否権がありません。
これは、占領という言葉以外に、表現する言葉はありません。

本土の私たちが、「まあ遠い沖縄だから仕方ないよね」と言ってしまうのかどうか、そこに日本が主権をもたない、すなわち民主主義も三権も茶番でしかない植民地に甘んじ続けるのかどうか がかかっています。

もちろん、これまでもこの問題はずっと存在し続けてきました。
しかし、いよいよ目の前に匕首のように突きつけられたとき、曖昧な回答は許されません。

すでに、鳩山民主党政権がマッチポンプで、県外移設をぶち上げた挙げ句に自ら屈服したことで、一度目の裏切りは犯してしまっています。
鳩山氏個人は反省しているようですが、日本国民に「沖縄に押しつけていいのか」という本質を突きつけておきながら、「しかたないよね」というコンセンサスに落とし込んでしまった罪は、個人で反省して済む問題ではありません。本土の日本人を「卑怯者」に誘導してしまったのですから。

ただし、鳩山氏の「県外移設」は、少なくとも「米軍を受け入れる限りは、日本中で負担しなければならないものを、沖縄に押しつけているんだ」という自覚は促したことは間違いありません。
それまでは、漠然と「沖縄に基地が多い」という知識だったものが、「自分たちの代わりに押しつけている」という現実を多くの国民に意識させることになりました。

しかも押しつけているものが、「米軍による占領」なのです。
この国の根幹を他国に鎖でつながれているという情けない現実。
鎖でつながれて自由を失っているのは日本中すべて同じですが、直接鎖を掛けられて血を出しているのが沖縄なのです。

鳩山氏が「県外移設」と言う以前と比べれば、そうした現実が少しは本土でも意識されるようになったとは思うのです。
しかし同時に、突きつけるだけ突きつけておいて、さっさと辺野古に舞い戻ってしまったために、「押しつけて良いのか」と少しだけ考えはじめた国民は 「まあ仕方ないか」に落ち着いてしまいました。



今、翁長知事がおそらくは命がけで埋立承認撤回に立ち上がりました。

翁長さんはじめ、オール沖縄の第一の主張は明確です。
「沖縄だけに押しつけるな」 ということです。
それが、イデオロギーよりアイデンティティーとして、保守革新をこえて、主張してきたことです。

米軍は全部出ていけとか、日米安保を破棄せよ とは言っていません。
そういう主張の人も、安保は必要だという人も、右から左までが団結したのがオール沖縄の力だったのです。
翁長さん自身、もともと自民党の方であり、今でもれっきとした保守政治家です。

鳩山民主党によって不完全燃焼で中毒になりかけている本土の国民が、この翁長知事の提起に対して、またも「仕方ないよね」になってしまえば、もやは日本人に「占領からの脱却」を目指す気力は出てこないでしょう。
「内心忸怩」「スネに傷」 いつまでもそこから脱出できない国民は、永遠に属国の民として主権と自由を手にすることなく生かされていくのです。

歴史を無かったことにねつ造して「内心忸怩」から脱出しようとしているのが、極右やネトウヨの類です。
しかし、いくら無いと言っても、あったことは消せないので、彼らもまた、永遠に奴隷となる運命です。
というか、それを望んでいるのでしょう。

「内心忸怩」「スネに傷」 からの脱出とは、現実にある責任を自覚して、自らの意思を表明することだと私は考えています。
その意味では、「謝罪」ではなく「責任」です。
犯罪を犯した当事者は「謝罪」が必要ですが、立場上その歴史を負っている人に「謝罪」はおかしいと思います。
ワイツゼッカーが1985年の演説「荒れ野の40年」でも、断罪と責任は明言されていますが、謝罪ではありません。

だから「ごめんなさい」と謝罪するのではなく、沖縄に米軍を押しつけてきた本土の責任を自覚することが必要なのです。
そして、沖縄に掛けられた鎖は、実は自分たちみんなを縛っているんだということを理解すれば、日本人の意識も少しずつ変わってくるでしょう。
(だから、鳩山氏の提起は実に大きなものだったのです。結局ダメダメでしたけど。)

今の日本人が異常に政治に無関心なのは、縛られているという自覚がないからです。
それなりに食っていける上に、縛り付けられる痛みは沖縄に押しつけているから、自覚しないで済むのです。
しかし、「沖縄に押しつけて良いのか?」と面と向かって問いかけられると、「そりゃアカンよね」となるか「(内心忸怩で)仕方ないよね」になるか、択一を迫られます。

いや、「迫られます」ではなく、迫るべきです。



オール沖縄はこの数年、選挙では非常に厳しい結果を突きつけられています。
名護市長選挙で、あの稲嶺進さんが当選できなかったことは衝撃でした。

そんな中で、10月には那覇市長選挙、11月には県知事選挙が迫っています。

もういちど「イデオロギーよりアイデンティティ」でオール沖縄が結束して戦うためにも、私たち本土の声が必要です。
それは、遠くから「頑張れ~」という声ではなく、野党と市民が本土でも団結して「沖縄に押しつけてはいけない」という声を上げることです。
それも、パラパラと散発的にやるのではなく、国民運動としてはっきりと目に見える形で取り組まなくては多くの沖縄県民の目には映りません。

具体的には、署名運動がいいと思います。
というか、それしかない。

政権に圧力をかける意味での署名運動は私はあまり賛成できません。
いまやゲシュタポと化した内閣情報調査室に、政権への抵抗者名簿を渡しているようなものだからです。
平和な国では署名もいいでしょうが、ゲシュタポ同然の情報機関が政権を防御しているようなこの国で、ご丁寧に名簿を差し出すなんて、あり得ないです。
私が北村滋だったら、署名は全部データベースにして、2回出てきたら要注意、3回出てきたらマーク対象にしますよ。

「日本版CIA」、首相演説ネタや石破氏発言まで官邸へ
2018年7月27日 朝日


ではなぜ、署名運動をすべきなのかというかというと、あくまでも「賛同署名」であり、提出先は沖縄県庁だからです。

そして、駅頭やスーパーなど、人が集まるところで無差別に声をかけて、相手の目を見ながら訴えることができるという意味では、署名運動は優れています。
本土の日本国民ひとりひとりに、緩やかに かつ はっきりと迫ることができます。

「沖縄に押しつけていいんですか」 と



くれぐれも勘違いしないでいただきたいのは、どうせやるんなら あれも入れよう これも入れよう と他のテーマを盛り込まないことです。
改憲とか安保とか安倍退陣とかモリカケとかとか 相乗りは一切なし。

あくまでも国民運動として、思想信条右左はおいといて、「沖縄に押しつけたらアカンよね」という一点で運動しなければダメです。
いつものように、「あの党はあれがダメ」、「これを言わないと一緒にできない」、「これは受け入れられない」 そんなことをウダウダと繰り返していては、翁長知事とオール沖縄の決断が本土から崩れていきます。

何度も言いますが、立憲民主、国民民主、共産、社民、自由 の5党は少なくとも全党が乗ってもらわないと、国民運動の形にすらなりません。はじめから分裂運動になってしまいます。
そこに、市民派地方議員や市民運動から連合まで、「自分が正しい」と思うことを一回脇に置いて、
イデオロギーよりアイデンティティー で沖縄の決断に賛同する 「沖縄に押しつけちゃダメでしょ」 署名運動をするのです。

どうですか。

いろんな団体が思い思いに集会やデモをするよりも、翁長さんや沖縄の人たちの目にはハッキリと本土の意思表示が見るのではないでしょうか。
本土の日本国民も、デモや集会には縁遠い人でも、スーパーの店先で署名を呼びかけられたら、そりゃ「沖縄に押しつけちゃダメよ」って考えるきっかけになりますよ。

とりあえず知事選までの3ヶ月間、100万人署名運動 というのが現実的ではないでしょうか。

署名嫌いの私でも、これだったっら一所懸命に暇を見てやらせてもらいます。
だれでもどこでも、ちょっと時間があればできるのも良いところです。
テーマを一点に絞れば、日常の人間関係の中でも持ち込みが容易です。

やりましょうよ。

明日から各方面の方々に提案してみたいと思います。
賛同いただける方は、ご自分の周囲の影響力のありそうな方を説得してみてください。




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2018-07-25(Wed)

キレイゴトの白々しさをどう克服するか 野党共闘をめぐって (その1)

大阪に住んでいると他の地方の人とは政治に関する感覚がちょっと違うものになります。
「維新」というモンスターがいつも目の前にいるからです。

あの橋下徹が政界デビューしたときの暴風は、ナマで体験した人と、ニュースで聞いた人では印象が全然違うと思います。
そして、政治の現場にかかわると、もっと強く感じるのが、橋下引退後の維新の強さです。
強さというか、人気が衰えない。

全国的な維新の得票に関する分析は、はるさんの「はる/みらい選挙プロジェクト(情勢分析ノート)」に詳しいので、そちらを見ていただくとして、はるさんの分析ノートからお借りしたこの象徴的な分布図を見れば、異様さは一目瞭然です。

20180725-1.jpg

(2017年衆院選精密地域分析Part9 はる/みらい選挙プロジェクト(情勢分析ノート)より)

全国平均では2%に満たない支持率で、得票率でも6%程度なのに、大阪に限っては40%の得票率をずっとキープしています。
都構想の住民投票の時のように、自公と共産党はじめとする野党系が共闘すればどうにか勝てるけれども、自公だけではなかなか勝てない。まして、野党共闘ではぜんぜん歯が立たないというのがこの数年の現状です。
選挙のおよその得票比率を見ていると、維新:自公:野党共闘=2:2:1 という感じです。

橋下徹という人気者が消えた後でも、なぜ維新は強いのか。私たちの間でもよく議論になります。
ひとつには、橋下人気の絶頂期に、膨大な地方議員を生み出し、その議員の活動量が多いということがあるようです。

風で生まれた議員は地元意識が低くて、地元をほったらかしにしたまま任期を過ごし、風が吹き止んだ2回目の選挙には落選する、というパターンはどこかで見た風景ですが、良くも悪しくも維新は何らかの地元活動をやっているようです。
そして、首長選挙や国政選挙になると、強制的に駆り出されて動き回るので、公明党を除く他の政党の活動量を圧倒しているのではないか、と見る意見が多いです。

しかしそれだけでは、自公にもほとんど負けない理由が、いまひとつ分かりません。

■■

なにせ、もともと維新の専売特許だったヘイトや暴言は、いまや安倍自民党の十八番になっており、たとえば杉田水脈のように維新から自民に鞍替えして水を得た毒魚のように「活躍」している人もいます。
神戸ではそういう事例はあるのに、本拠地である大阪では、どっと維新から自民に流れていくという現象はおきていません。

創業メンバーはもともと自民党を割って出たわけで、大阪自民党と大阪維新は恨みつらみがたまっているのは確かです。しかし、金魚の糞のように生み出された多くの地方議員は、議員になれれば何でもいいという類も少なくないわけで、今のように安倍一強であれば自民に流れてもおかしくはないはずです。
ところが、大阪ではそうはならず、むしろいまだに維新が自民を圧倒しています。

ここでふと考えてしまうのです。野党共闘の大前提は、「政権交代の受け皿ができれば、有権者はそちらを選択する」という考えですが、さて、果たして、それは正しかったのか? と。

大阪では政権をとる可能性などまったくない地域政党が、自公に勝ち続けているわけです。となると、有権者は「政権交代によって政策が実現する」というリアリティだけで投票行動しているわけではないのでは と思えてくるのです。

維新が突如として現れて大阪を席巻した印象のある2011年春の統一地方選挙を思い起こしてみましょう。
あのときは、候補者のポスターには橋下徹の写真がどど~んと写っていて、端っこのほうに小さく本人の写真もでてますという感じでした。
吹田や西宮ではニセ維新、つまり公認でも何でも無いのに勝手に維新を名乗ってダントツトップ当選するなんてこともありました。
西宮維新とは、かの有名な号泣議員・野々村竜太郎のことですが・・・

とにかく、政策も人物もなにも関係なく、「維新」「橋下」という看板さえついていれば上位独占だったわけです。
たぶん、猫が出ても杓子が出ても通ったと思います。

それにしても、なんでここまでの人気になったのか。
その要諦はおそらく、「インモラルなホンネ」 だったと私は考えています。

「モラルを破ってホンネを言いたいけど、さすがにそれはできないよなあ」 と思っていた人たちに、平然とモラルを蹴破って薄汚い人間の本性をむき出しにしてみせたわけです。
いちばん激しくたきつけられたのは、「末端の公務員への嫉(ねた)み」でした。
リーマン後の不況下で苦しむ人たちにむかって、末端公務員が最低限の安定を確保していることへの嫉みそねみ恨みを煽動したのです。

ポイントは高級官僚ではなく、一般庶民と同じレベルの生活をしつつ、でもちょっとだけ安定している末端公務員をターゲットにしたことです。一般庶民にしてみれば、高級官僚の豪勢な生活は、あまりに自分たちの現実とかけ離れているので、「うらやましい」とは思っても 「嫉ましい」とは感じられません。
(同時に、末端を叩いている限り、維新も権力からにらまれることもありません。)

嫉みそねみ恨み のような感情は、たとえ心の中にあっても表に出してはいけない というのが多くの人が持っているモラルです。
それを、真っ正面からぶちこわして、ホンネをぶちまけていいんやで とやったのが橋下であり維新だったのです。

こうした維新の動きは、おそらく計算ずくだと思いますが、国政における民主党の裏切りと軌を一にしました。
2010年に菅直人がマニフェスト違反の消費増税を言い出して参院選で敗北。
2011年に3.11がおき、管と野田は十分な対応をせずに事態は深刻化。
さらに、2012年には野田はあろうことか原発を再稼働。
こうした民主党の裏切りと支持者の怒りを見越して、維新は大阪の民主票を根こそぎ奪っていきました。
大阪市議には民主党ゼロ。府議に1名 というまさに根こそぎという言葉でしか表現できない悲惨な結果となりました。

「キレイゴト言った挙げ句に裏切る民主党よりも、汚いホンネをぶちまける維新のほうが良い」
この感情は、大阪に深く根付いてしまったのです。

注意すべきは、維新は自民から割れた政党ですが、自民票を持っていったのではなく、むしろ反維新の民主の票を根こそぎに持っていったのです。
維新の議員はみずから「ゆ」党だとか言ってますが、投票している人たちは野党だと思って投じているのです。
つまり、全国的には、2009年に民主党に投じた人たちの過半は棄権に回っていますが、大阪では多くが維新に行ってしまったということです。

■■

こうして振り返ってみると、維新が「ホンネ」と思われて支持される一方で、反維新の野党はどう思われているのか、見当がついてきます。
「キレイゴト」「タテマエ」「白々しい」
たぶん、そのような印象を濃淡はあるにせよ思われているのではないでしょうか。

共産党が長い歴史と抜群の認知度と組織力をもち、どっからみても庶民にはオトクな政策を掲げながら、なぜ支持を伸ばせないのか、と言う問題も、おそらくは同じことなのではないかと思うのです。
年配の人は「共産主義怖い」とか言う人も多いかもしれませんが、若い人で「共産党は日本を共産主義にしようとしている」と思っている人なんているのでしょうか。

古典的な「共産主義怖い」ではなく、むしろ、そこはかとなく漂う「キレイゴト感」と、それとセットの「決められた台詞言ってる感」こそが、イイコト言ってるはずの共産党の支持に固い天井がある理由なのではないでしょうか。
もちろん、人のことをとやかく言っている場合ではないです。自由党も他の野党も様々な市民運動も私個人も、同じことを顧みなくてはならないと思うのです。

戦争に行って殺し殺されを実体験した人たちが社会の中心にいた1960年代くらいまでの「戦争反対」は、多くの日本人にとって「キレイゴト」どころではない、切実なホンネだったでしょう。
しかし、これがバブルをこえて戦中世代がほとんど引退した21世紀に入ると、「戦争反対」ですら徐々にタテマエ感が漂うようになってきます。心の底からの共感と言うよりも モラル上「反対しなければならない」もの という感覚に変わっていきます。

だから、世論調査と投票行動に 非常に大きな違いがでてくるのです。
戦争法案に反対ですか と聞かれれば「反対」と答える人が、選挙では戦争準備をする党に投票するのです。
モラル上は反対だけど、口に出せないホンネでは賛成(あるいは「仕方ないじゃん」) ということです。
今の自民党の圧勝を保証しているのは、案外秘密投票なのかもしれません。

「正論」を吐く野党に対して、せせら笑って下品にヤジを飛ばす安倍晋三の支持率が40%もあることは、大阪で維新が40%の得票をすることと、相似形です。
下品なのに40%ではなく、下品だから40%なのです。

だから、たとえ野党共闘がうまくまとまって、政権交代の受け皿ができても、「キレイゴト」を並べているうちは勝てないのではないか、私はそう危惧しています。
言うまでもないですが、安倍晋三や維新のように下品の極みで行け、と言っているのではありません。しかし、「キレイゴト」のしらじらしさを乗り越えないと、本当に有権者の腹に響く言葉にならないと思うのです。

ではどうするべきなのか。

今日は時間が無くなりましたので、次回に続きを書きたいと思います。


■■お知らせ

朝鮮戦争休戦65周年
「東アジアに平和を!7.27キャンドル行動」
―休戦協定を平和協定に!日朝の対話を!


7月27日(金) うつぼ公園
18:30~ 
◆キャンドルで人文字(PEACE)
19:20~
◆御堂筋ピースパレード

主催:7.27キャンドル行動実行委員会

自由党のノボリを探してきてください。
電池入りのキャンドルを20本用意しています。




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2018-07-19(Thu)

7月27日 朝鮮戦争休戦65周年キャンドル行動@大阪

7月27日に、朝鮮戦争休戦65周年キャンドル行動が、大阪はうつぼ公園で開催されます。

私が生活フォーラム関西のみなさんに呼びかけた文章を、そのままこちらにも転載します。

ぜひ、万障繰り合わせのうえ御参加ください。

****************************

「戦後民主主義」として後生大事に護られてきたものが、実は沖縄占領と朝鮮戦争という犠牲の上に成りたっていたということは、みなさまご存じの通りです。

そんな宗主国から与えられた甘い汁に満足するのではなく、自分たちの手足で自分たちの国を作らなくてはならない、というのが自由党に結集する私たちに共通する思いではないでしょうか。

この7月27日は、朝鮮戦争が休戦して65年目の日となります。

他者の犠牲の上ではなく、堂々と誇りをもって生きていくために、一刻も早く朝鮮戦争を終結させ、過去の過ちはしっかりと精算することが肝要です。
朝鮮戦争の終結と精算なくして、日本の真の独立はないと言えるでしょう。

一部リベラル勢力からは蛇蝎のごとく嫌われている米国トランプ政権は、その見かけとは裏腹に、世界の警察をやめるべくアジアの安定に向けて動いているようです。
朝鮮戦争を終結に、今ほど近づいたときはありません。

しかし、北朝鮮への敵愾心を煽ることで延命を図りたい安倍政権は、日朝会談への道筋を立てることすらせず、むしろ米朝韓が進めようとしている戦争終結を妨害しようとしているのではないかとすら思われます。
このままでは、日本は蚊帳の外どころか、ひとりアジアの孤児となる危険性すら感じます。

休戦65周年の日に、私たち日本国民の意思を表明することは、とても重要なことではないでしょうか。

7月27日(金) 18:30 うつぼ公園

キャンドルでPEACEの一文字をつくるイベントがあります。

20180719.jpg

筆頭呼びかけ人は いつもお世話になっている服部良一さんです。

生活フォーラム関西としても賛同し、キャンドル20本を引き受けています。
自由党のノボリ旗を探して来てください。キャンドル(電池式)をお渡しします。

こぞっての御参加をお待ちしております。




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