2021-10-01(Fri)

【家づくり】のネタも時々書きます

このブログを書き始めてからおよそ18年。この記事が1862本目。自分でもびっくりです。
その中で、カテゴリーが「家づくり」の記事は今回を含めてわずかに62本。反戦な家づくり なのに。

ちなみに、私が独立して自分の事務所を始めてからは16年半。その間に、数十件の家を設計させてもらいました。
そのすべてが反戦や平和のために役に立ったのかどうかは自信がありませんが、少なくとも色んな思いを込めて全力でやってきたことは間違いありません。

実は私は今年で還暦となりました。(ぜんぜん実感ないけど、いまだに)
そんなこともあり、これまでの家づくりを振り返って、何を考えて、何をやってきたのか、ちょっと書いてみたくなりました。
プロットがあるわけではなく、当時の工事写真などを見ながら、思い出すことを徒然に書いていきます。

このブログで書こうか、別のブログを立ち上げようか迷いましたが、最初は「反戦」と「家づくり」は50:50のつもりで始めたブログだったので、初心に戻ってここで書くことにしました。
ただ、そっちの方面は興味ないよ、と言う方はタイトルの頭に【家づくり】と書いてある記事は読み飛ばしてください。
(ほんとは、ぜひ読んでほしい・・)

■梼原町の木で家を作っていた頃

16年前に事務所を始めたころは、主に高知県梼原(ゆすはら)町の木で家を作っていました。
梼原町は四万十川の源流域のひとつで、背景には四国カルストが控え、石灰岩を通ったきれいな水が流れ出してくるとことです。
2006年には隈研吾氏の設計でかなり風変わりな町役場を建て、当時の町長が環境配慮を町の売りものにする向性をがーんと打ち出したので、その手のことに興味のある方は梼原の名前をご存じかもしれません。

20211001-1.jpg私が行き始めたきっかけは、話せば長くなるのでちょっとおいといて、当時、国産材で家を作っている人たちの間で梼原が有名になったのはFSCという森林認証を、森林組合としては日本で初めてとったからです。持続可能な森林経営 といううたい文句です。

こうした特徴は、その当時の田舎の町や森林組合では、ホントに珍しかったのです。つまり、マーケティングを意識している森林組合は、ほとんど唯一といっても過言ではなかったと思います。

なぜか最近はあまり言われなくなりましたが、当時は「日本の森林が危ない」「間伐材が売れないと経営も成りたたないし、土砂崩れをおこす」「だから日本の木を使おう」てなことが、テレビでも盛んに言われていました。
今は、ある意味もっと深刻なんですが、いろいろ大人の事情で、さっぱり報道されません。

それは兎も角、「日本の木を使おう」の大合唱に乗せられて、実際に森林組合を訪ねると、思いっきり肩すかしにあいます。
ボク「木を売ってください」
森林組合のおじいさん「なんでおまえに売らなあかん」
てな調子です。ほんとに。

そこまでひどくなくても、
森林組合のオジサン「よっしゃ 売ったるわ」
ボク「ほな これだけ必要なので、用意してください(と明細を渡す)」
森組 「柱しか用意できん」
ボク「え 梁とかはどうしたらいいんですか」
森組 「知らん」

とか
森林組合のお兄さん 「木は売ったるで」
ボク 「では 柱がこんだけで、梁が・・・」
森組 「木は売るけど丸太やで。製材は自分でしいや。」

まあ、会話はちょっと盛ってますけど、だいたいこんな感じがスタンダード。
山から切り出した丸太を選別し、四角く製材して、乾燥窯で乾燥させ、最後に寸法を通りにプレーナー(電動カンナ)で加工する。
輸入材だったら電話一本で済む話が、国産材では奇跡に近い話だったのです。
(もうひと工程、プレカットというのがあるのですが、今回は省略)

最初はほんと、目が点になってぽかーんでした。
でも、梼原町の森林組合は違いました。
先に書いた一貫生産を行い、家一軒分の木材をちゃんとそろえて、なんとびっくり(笑)、納期通りに届けてくれるのです。
さすがに電話一本で倉庫にある木材を届けるというわけにはいきませんが、数週間前に注文しておけば、建築現場に届くのです。
こんな当たり前のことに感動するのですから、国産材が売れないのも無理はないよなあと、つくづく実感しました。

こうした当たり前の体制を整えた上で、環境配慮を謳ってFSC認証もとっていたのです。
べつにFSCだから木がいいわけではないですが、そういうところまでマーケットに心配りしていたと言う意味では、普通の商売では普通のことでも、国産材業界ではスーパースターでした。

そんな梼原町でしたが、唯一の泣き所が、 めっちゃ遠い ということです。
道がガラガラでもノンストップで5時間半くらいかかります。休憩しながらだと、7~8時間かかるのです。さすが秘境。
その当時、私はお施主さんを木を切る山まで行ってもらうようにしていました。そこで8時間はものすごいネックだったのです。

そんなこともあり、また、他の産地との縁が生まれたりして、梼原町とのお付き合いは2008年までとなりました。
ちょうどすれ違いで、梼原町は環境の町として名を馳せていきました。

こんな梼原町の木で作った家については、また次の記事で詳しくお話ししようと思います。

■■■■

一転して政治の話です。

岸田さん、ひょっとして自ら下野するつもりなんでしょうか。
甘利幹事長、高木国対委員長、小渕組織運動本部長、、、もう疑惑の叩き売り状態です。
しかも麻生副総裁に高市政調会長ですから、3A政権とか、第4次安倍政権とか言われて、自民党内でもしらけムードのようです。

普通だったら、選挙用の臨時内閣にして、とにかく人気のある顔を並べ、ご祝儀相場を盛り上げるはずです。
それなのに ああそれなのに それなのに。こんな人事をやらかすとは。

ひょっとすると、河野洋平、谷垣禎一の跡を継ぐつもりなのかな と言う気がしてなりません。
まあ、何を考えているのかさっぱり分からない人なので、なんとも言えませんが、若い頃は加藤の乱に血判状押してはせ参じたこともあるそうで、何か考えてるような。。。。 どうだろう。。。



2021-09-03(Fri)

首相という字は「首切られる相(すがた)」と書くのね & 家づくりに興味ある方へ

20210903.jpg 首相というのは、すぐ首を切られる人、と言う意味だったんですね。
久しぶりに半沢直樹の箕部幹事長を思い出しちゃいました。

二階の逆襲。いやあ 怖い。

スガ「政権維持のために、幹事長交代してください。」
二階「よっしゃ わかった」
(スガが帰るやいなや)
二階「オイ 小ネズミ。奴に引導渡してこい」
(小ネズミちょろちょろ)
小泉「総理、もう無理だって皆が言ってます」
スガ「いや まだいける」
小泉「もう無理だって言ってるでしょ」
スガ「いや 人事刷新で」
小泉「おっさん しつこいんだよ!」
スガ「・・・・・ 辞任します」

二階を切れば、安倍&麻生が支えてくれると思ったんですかねえ。。。。

所詮、内閣調査室と官房機密費を駆使して人の弱みを掴んで恫喝する ってことしか能の無い人だったわけで、二階もこれで恫喝できると踏んだのかもしれませんが、 恫喝勝負なら二階のほうが上だったようです。

恫喝のネタが尽きないということは、一体全体、どんだけ悪いことしてるんでしょうね。あの人たちは。

とにもかくにも、これで10月17日投開票はなくなりました。
早くて10月2日くらいに臨時国会、首班指名。その直後に解散して、史上最短ペースで公示しても、一番早くて10月24日の投開票。
一番遅いのは10月21日の会期末(かつ任期末)に解散して40日以内なので、11月28日投開票
まあ、順当にいけば11月3日が濃厚でしょう。

いずれにしても、コロナ禍での国会空白期間ができてしまいます。



共産党、立憲民主党、れいわ新選組の野党3人が立候補表明して、なかなかの泥沼になりつつある大阪5区ですが、動きがありました。

立民の長尾秀樹氏が引退へ
共同 2021.9.3


現職の立民が引退なので、あとは共産とれいわ新選組です。

共産の宮本さんは近々に事務所開きもされるようで、やる気出してます。

20210903-2.jpg

でも、京都のこくたさんと比べると、すんごく地味ですね。
ホントに小選挙区に出るのか、比例対策なのか、なかなか微妙な感じです。

20210903-3.jpg

それにしても、こくたさん大丈夫ですかね。これ。
事前○○にならないのでしょうか。。。。
老婆心ながら心配してしまいます。。。。  共産党は捕まらないのかな。

対するに れいわ新選組の大石あきこさん。
異様に元気です。
こんなプロモ動画作ってバズってます。



山本太郎もついに候補者の一本化を明言したし、どう動くのか、はらはらしながら見守っています。

<野党に問う>れいわ・山本太郎代表インタビュー「心配するな。あなたには国がついている」
2021年9月2日 東京新聞


このブログを読んでくださってる方はご存じのように、私は大石さんの手伝いをチョロチョロしてるわけですが、やっぱ野党分裂のままやけくそで本番に突入は、なんとしても避けたいと思っています。
やるんだったら、本当に意義のある、充実した戦いをやってほしいからです。



家づくりの仕事の話もちょっとしておきます。

豊中で、木の家の新築が進んでいます。
今はこんな感じです。

IMG20210901161305.jpg

住宅密集地の中の、ポカッとあいたオアシスのような場所で、周囲の緑や空気感を家に取り込む感じが、だいたい想定していたとおりになっていいて、私的にはご機嫌です。

構造段階の見学が可能です。
ご希望の方は ブログの右サイドの「明月社へのご連絡」欄から、連絡先や希望日などお知らせ下さい。

ではみなさん、くれぐれもコロナと不良政治家にお気をつけ下さい。



2021-05-03(Mon)

心の住む家

12年前、リーマンショックの翌年はまったく仕事がなくなり、本気でもう終わりかと思った。自分の設計事務所を立ち上げてまだ4年。残念だけど、まだ諦めもつく時期ではあった。

このときに、廃業の危機を救ってくれたのは、構造計算だった。木造建築の構造計算業務は、その当時はまだやる人が少なく、住宅の木材を加工する会社の御曹司がうちに構造計算の仕事を持ってきてくれた。
彼は一時期、外の工務店に修行に出ており、見習社員のようなことをしていたことがあり、たまたまその頃に知り合っていたのを思い出してくれたらしかった。あれがなければ、確実に明月社はなくなっていたと思う。
ちなみに、彼は今では社長になっている。

その後、何とか設計の仕事もさせてもらえるところまで回復し、2011年の大震災という天災でもあり人災でもある大災害もあったけれども、仕事には意外なほど大きな影響はなく、このままボチボチと仕事していけるかなと思ったころに、消費税の増税があった。
2014年に消費税が8%になると、あにはからんや、ぴたっと仕事が止まった。しかも今度は、どんと落ちてぐっと回復したリーマンショックとは違い、明らかに経済が長期低迷に入った感じをひしひしと感じた。

独立する前からこだわってきた、施主を山に連れて行って、一緒に木を切るところから家造りを始めるという取り組みも、なかなか思うように行かなくなった。
日本の山を守るとか、戦後に大量に植えられて、今では花粉症の元凶として忌み嫌われている杉の木を使ってあげたいとか、そういう思いは、胸の奥にしまい込むしかなかった。

もう一つの変化は、このブログの低迷である。
3.11以前は、気軽にボンボン言いたいことを書いていたのだけれど、現実のあまりの重さに書けなくなってしまった。
書き出すと長く時間もかかり、結果として更新の頻度はどんどん落ち、比例してアクセス数は1/10になり、それまではブログをきっかけに仕事の声をかけてもらうことも少なくなかったのだが、そういう現象はなくなってしまった。

2012年からは、書くだけでは無責任な気がして、現実の政治とも関わり始めた。
後の自由党につながるグループとともに、ちょこちょこと動き出したことで、なおさら書きたい放題ができなくなっていった。

2016年の春ごろには、またしても廃業の危機が迫っていた。
そのとき、また奇跡のように仕事が持ち込まれた。建て売り住宅の設計だった。
建売住宅はやるまい、と思ってきたけれども、もはや背に腹は代えられない。しかも、話を持ってきた担当者はなかなか設計を分かる人間で、安ければ何でも良いという投げやりなものは感じなかったので、請けることにした。
こうして、あれやこれやと色んなことをやり、もちろん、以前よりはかなり少なくなったとは言うものの建て売りではない住み手から直接いただく設計の仕事もさせてもらいながら、どうにかこうにか今日までやってきた。

最近のうちの仕事の構成は、ざっくり5:3:1:1くらいになっている。
住み手からもらう設計の仕事 5:インスペクション(建物検査) 3:構造計算 1:建て売りの設計 1 くらいの感じ。
インスペクションは、建物の検査を専門に請け負っている会社からの業務委託だが、これは勉強になるし結構面白い。
構造計算は、木材会社からの受注ではなく、設計をしている友人知人がときどき依頼してくるもの。
そしてわずかながら、建て売りの設計も思い出した頃に入ってくる。

それでも時々 「オレのミッションは何なのだろう」と考える。
年に数回、ちょっと時間の余裕ができると、ふと考えてしまう。
オレは何のために家をつくるんだろう。と。

独立するときは、まったく何の見通しもなかったのに、なぜか「仕事は来る」という確信めいたものがあった。
なぜだか分からないのだけれども、「オレを待ってる人がいる」という気がしてならなかった。
そして、実際に独立翌年から3年間くらいは、目が回るほどの仕事の依頼をもらった。

あの時は、言葉にできていなかったけれども、自分のミッションを自覚していたような気がする。
それが、時とともに、生き延びるための方便にかき消され、見えなくなっていった。

2005年に私が勤め先を辞めて独立したのは、実は「このままではウツ病で倒れる」と思ったからだ。
なんとか働いてはいたけれども、かなり危機的な状態で、具合が悪いと寝そべったまま動けないときもあった。
ブラック企業ではなかったけれども、「会社という他人の意向に、自分の心をねじ曲げて合わせる」ということが続けられなかった。
自分の心とまっすぐにつながること、仕事はそういうものであってほしかった。

今年の誕生日が来ると、還暦になる。60年も生きてきたような自覚はまったくないのだが、どうやらそういうことらしい。
建築の仕事はひとより10年遅れで始めたのだが、それでももう30年になろうとしている。
そんな時期になって、いや、そんな時期になったからこそ、実に初歩的なミスをやらかし、それをきっかけに、多くのことに気がつくことができた。

建て売りの設計は、通常の設計料の1/4から1/5程度だ。
4割ではない、1/4である。
そこには、心を込める事業主の数字もなければ、心を込める設計者の数字もない。
もし設計者が一方的に心を込めれば、その年のうちに倒産すること間違いなしだ。

こうした仕事を生きるためと思い込んで請けてしまったことが、自らを失わせ、ミスをまねき、なおさら自分をズタズタにしていった。
自分を取り戻し、立て直す最後の機会なのかも知れない。
Re Birth  再誕
還暦にはそういう意味もある。

結局、オレの目的は心をつなぐことであり、ミッションは「心の住む家」をつくること。
これまでも、言葉にできなかったけれども、ずっとそうだったんだということがストンと理解できた。

人が住める、住みやすい、地震にも強い、そんなことは ある意味あたりまえだ。
それだけだったら、オレが家をつくる意味などと、大層な言葉を振り回すようなことではない。
そこに、心が住むことができて初めて、ミッション完了なのである。

心が住むとは、住み手の納得であり、安心であり、しっくりとはまる感覚であり、心が再生していく場であること。
こんな言い方をすると少々新興宗教っぽくなってしまうが、こういうことは、誰にでもある感覚だと思う。
住み手ととことん話し合い、思いをはせ、試行錯誤するなかで、徐々に心の住む家はできてくる。
こうすればできる、というセオリーはない。

たとえば、カフェなどを思い出してほしい。
すごくおしゃれで格好いいなあ、と思っても、しばらく過ごしているとどうも落ち着かない店もある。
どうってことはないのに、いつまでもいられる気持ちのいい店もある。

家は、いろんな家を試すわけにいかないし、モデルハウスには店のオーナーのような心を込める人はいない。
だから、オレの仕事は、住むひとの心の住む場所をつくるために、考えて考えて考え尽くすことなんだと思う。
こういっちゃあ何だけど、それができる設計者は、そう多くはない。

間取りを工夫することも、デザインを整えることも、構造計算のスキルを身につけたことも、日本の山の木にこだわったのも、すべてはそのための手段だ。
手段は大事。それなくして、ものの形は作ることはできない。
でも、目的は、ミッションは、そこじゃない。
心が住む家をつくる。

言ってしまえば当たり前すぎることを、自分の奥底で確認できるまでに、こんなにも時間がかかるとは。
それくらい、深いことなんだろうと思う。

しばらくは色々と多難が続くだろうけれども、ミッションを言葉にして表現できたことで、再誕できる気がしてきた。

ついでに、コロナが終息し、自公政権と大阪維新が一掃され、景気回復が一緒についてくれば、まさに災い転じて福となすだ。
今年から来年にかけて、そんなビッグウェーブがやってくることを、強く心に描こう。

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2017-09-04(Mon)

人のための木か、木のための人か

世の中、ミサイルだ核実験だと騒がしいので、ちょっと耳を塞いで別のことを考えてみたい。

動物の寿命って、どのくらいなんだろうと思って検索してみると、ゾウがと人間が同じくらいで60歳~80歳くらい。クジラも同じくらいだけど、北極クジラは150年くらいじゃないかという説も。
ツルは千年というのは真っ赤な嘘で20歳くらいだけれども、カメは万年は無理でも200歳というのが現存しているらしい。

寿命というと有名なのが、ベニクラゲ。数週間で大人になって生殖したあと、普通は死ぬのに若返って赤ちゃんに戻るらしい。
そのために不老不死とか言われている。たしかに確実に何度でも再生されれば不老不死だけど、実験では10回くらいまでしか確認されておらず、実質的には1年未満である。

そんなわけで、動物の場合は数年から100年くらいまでが普通であり、それを超える個体はごく限られているということになる。

では、植物の寿命はどうだろう。
屋久島の縄文杉が2500年、大王杉が3500年とか言われている。本当に縄文時代から生きている。
アメリカのメタセコイアが4000歳で、世界の生き物の中で最高齢らしいが、確認できていないもっと高齢の木もありそうだ。
4000年前と言えば、エジプトではピラミッドが作られたりしていたが、アメリカは打製石器の時代だった。

最高齢では20倍くらいの差ががあるが、平均的にも数倍の寿命があたりまえになっている。
私たちが家を建てるときに使う杉や桧は、50年から80年くらいで切ってしまうので人間の寿命と同じくらいだけれど、放っておけば200年や300年は普通に生きるので、「普通の寿命」が3倍くらいちがう。

もちろん木はしゃべらないし、どのような手段でも自己表現をしない。
じっと見ている限りでは自分で動くことはない。
切っても「イタい」とは言わないし、そのような素振りも見せない。
木がどんな環境になろうが、枯れ果てようが、それを「かわいそう」などと思うのは、人間の勝手な思い込みである。
木は、別に感傷的に涙しながら枯れていくわけではない。

では、木はされるがままなのかというと、そんなことはない。
それどころか、木の命に逆らう人間の振る舞いには、苛烈な復讐を行ってきた。
エジプト、メソポタミア、インダスの文明が栄えた地が砂漠と化したことがその象徴だ。
そんな昔のことでなくとも、砂漠化は現在でも人類にとっての大脅威である。

 私が国産の木材を使う理由

あるいは、最近の土砂災害のニュースが多いことに誰もが気づいているはず。
明治以降に土砂災害が多発しているのは、明治中期、戦後直後、そして最近である。
いずれも、日本の山に大きな問題があった時代に、台風や地震などの直接の原因が生じたためと考えられる。

明治維新直後と、第二次大戦中は、日本の山の木を乱伐し、多くの山がはげ山になったと言われている。
明治中期と戦後直後に土砂災害が多発したことは、これが原因だろうと思われる。
一方、戦後は拡大造林政策で、猫も杓子も山に木を植えまくった。田んぼを潰して杉林にしてしまったところも珍しくない。
そうやって国土の25%を人工的な山にしてしまった。

明治のときは、治山事業と林業を国策で強化して、かなり災害は減ったのに、戦後は杉や桧を植えまくったにもかかわらずイマイチ災害は減っていない。それどころか最近になって激増しているのはなぜなんだろう。

ひとつは、植えたのはいいけれども手入れをしないものだから、崩れやすくなってしまったこと。
もう一つは、手入れをして間伐した木を山に放置していること。

手入れをしていない説はわかりやすいので省くとして、手入れをしたのに、切った木を放置すると何がダメなんだろう。
山の斜面に切ったまま放置された丸太は、土石流とともに大量に流れ出し、それが橋などに引っかかり橋を押し流す。あるいはダムとなって洪水を引き起こす。
もちろん、流れるのは切られた丸太だけじゃないが、枝や根っこを切られた間伐材は、非常に流れやすくなっているのは間違いない。

流木でせき止められ、氾濫か 九州豪雨、専門家分析 2017年7月7日 朝日新聞

ただし、最近よく耳にする深層崩壊に限って言うと、樹木の状態とはあまり関係がないらしい。
10m以上深いところでの地滑りであり、明治以来の被害も奈良と和歌山に多発していることから、地層的な原因が大きいのではないかと言われている。

閑話休題。
人間は、木を好きなように伐採したり植林したりできるし、加工して利用することができる。
その時、木は痛がらないし、何をされても嫌がらないけれども、何かを間違うと激烈な復讐をされる。
そして、木は人間をはじめほとんどの動物よりも寿命が長いので、その復讐は何世代か後に襲ってくることになる。

そんな風に考えていると、なにか、女王蜂と働き蜂の関係を思い出してしまう。
われわれ人間は、バタバタあくせく働いているけれど、実はその究極の目的は「木」の為なんじゃないか と。
働き蜂だって、「女王陛下の御為に」なんて思っているわけじゃなくて、それが当たり前だと思って飛び回っているだけなのだろう。それが結果的に女王蜂を養っている。
木も、光合成で酸素と炭水化物を供給して動物を生かしておいて、あたかも地球の王者のように思わせてキリキリ働かせているんじゃないか。

地球を一つの生命体に仮定するようなガイア説は、私は陳腐だと思っている。
その手のものが一人歩きすると、安倍昭恵あたりが大喜びするカルトになる。

昭恵夫人 大麻解禁論者との交遊咎められ家族会議で絶叫か
週刊ポストセブン 2017.06.28

 ※この記事に書かれている龍村ゆかり氏とはガイアシンフォニーのプロデューサーである。

共生という言葉も使いたくない。
手垢がつきすぎているし、結局は人間本位の本音が透けて見えるからである。

しかし、自然界では、当事者同士は意図せずに 「何かのため」に生きている生物は珍しくないわけで、人間の知能も器用な手足も、実は木のためにつくられた、という考えはまんざら荒唐無稽ではないと思うのだ。

木の堅さが人間の腕力で加工しやすい堅さだということも、人間にとって木の家が快適なのも、そう考えると意味がわかる。
種としての、集団としての木を守るために、酸素と炭水化物と、そして木そのものをうまく使って生き延びること。
人間の本源がそこにあるのだと考えると、木を使って家を作る、と言うことの意味も見えてくる。

「木の家をつくる」という私の職業も、大きく間違えると木に復讐されそうだが、でも絶対に必要なことなんだと思い至った。



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2016-11-14(Mon)

本当に建ててみたい家

なんだかこのごろ 安全運転をしすぎているような気がする。

現実の政治に足を突っ込むと、無茶なことを言うと誰それに迷惑がかかりそうだ と忖度してしまう。
萎縮しているつもりはないが、それでもやはり言動にはついつい気をつけてしまう。

本業の家づくりも、実際に住むお客さんを目の前にすると、どうしたってちょっとでも「良い空間」「良い住まい」にしようと思ってしまうし、そういうところを「ウリ」にしてしまう。
「断熱性能が 云々」  「耐震性が 云々」  「自然素材が 云々」

もちろんどれもこれも大事な要素だ。
断熱が悪いとどんなに辛いか 身をもって知っている。
今借りている事務所はプレハブ小屋に毛が生えたような作りで、夏は窓を開けても38℃くらいになるし、冬はどこからかすきま風が吹き抜ける。事務所だか修行場だかわからないような凄まじい環境だからだ。

耐震性は言うにおよばず。阪神淡路大震災のとき、実際に歩いて目に焼き付けた光景は忘れることはできない。
耐震性のない家を設計するのは犯罪だ。

自然素材がどれほど快適か、これも語り出したら止まらない。手足に触れる部分はもちろんだけど、天井だってビニールと和紙とでは全然違うってことは、体感しないとわからない。

などなど、「中の人にとって良い空間」は、経験を積む中でかなり分かってきたような気はしている。

けど。
本当にぼくがつくりたいものは、「良い空間」なんだろうか。
そもそも、「良い空間」なんてつくるような「良い人間」なんだろうか ぼくは。
最近、そう思うようになってしまった。(危険だ)


何年か前に新聞の隅っこにコラムを書く機会があり、こんなことを書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 色々な方の家を設計してきましたが、実は私が住んでみたい家は作ったことがありません。私が住んでみたい家は、とても人にお勧めできるようなものではないのです。
 体育館のようなガランとした空間に、簡単な間仕切りで風呂とトイレだけを仕切ったような。。。 今日はこの辺で寝てみようかな。明日はあっちでご飯食べよう、という感じで空間の中でウロウロしながら暮らしたいのです。
 吹き抜けなんていうケチな話ではなく、家全部が巨大な吹き抜け。2階の高さには、壁際にそれこそ体育館のようなキャットウォークがあり、そこに腰かけて家族の姿を眺めながらひねもす本を読んだりお茶を飲んだり。
 天井裏に登る梯子はマストアイテム。夫婦げんかした時や子どもたちの喧騒を逃れたいとき、こっそり逃げ込みます。もっとも、こういう場所は先に子どもたちに取られてしまうかもしれませんが。
 こうして空想することから家づくりは始まります。4LDKでリビングは何畳で収納がしかじかで予算はいくら・・・という現実はいずれ向き合わなければなりません。でも、そのまえに思いきり空想をふくらましませんか。奇想天外でも何やら愉快な空間を。そしてそこに暮らしている自分や家族の楽しそうな姿を。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところがなんと、先日東京に行ったときに、たまたま立ち寄った場所で、「そのまんまじゃん」という空間を見つけてしまった。

IMG_3419.jpgIMG_3423.jpg

青山にある岡本太郎のアトリエである。
今は記念館になって公開されている。私の写真では全体像を伝えきれないけれど、たぶん8m四方くらいの広さで、天井の高さは6mくらい。キャットウォークというかロフトというか、そういう中途半端な2階が回っている。

部屋の入口までしか入れないが、中はすてきな乱雑さで保存されており、寒々しい大空間を賑やかに彩っていた。
岡本太郎は1954年から1996 年に亡くなるまでここに住んでいたという。設計は坂倉準三。岡本太郎の友人だったらしい。
断熱性能最低、自然素材の柔らかさとは無縁、コンクリートブロック造はあまり耐震性もよろしくない。(最近補強はされた)
でも、こんな空間に、たまらなく惹かれてしまう。

しばらくたたずんで、帰りにショップによると、岡本の著書が並んでいる。
目に飛び込んできたのは 「自分の中に毒を持て」

やめてくれ~
毒持ちの建築家なんて食ってけないよ。
トランプじゃないんだから、毒で天下をとるなんて無理だよ。
そう思いながらも、目が釘付けになる。


政治の世界では 生活の党と山本太郎となかまたち というトンデモナイ名前の政党が「自由党」というあまりにも真っ当な名前に改名し、再出発した。

関西でも、11月26日(土)に大阪府連大会をひらくということで、私もそれなりにあれこれ手伝っている。
ぜひ近畿圏で自由党応援している人には集まってもらいたい と思っている。

行動もしているし思っていることにウソはないのだが、それでもしかし、
「そんな真っ当な政党を応援するような真っ当な人間なのか ぼくは」と、またまた思ってしまうのだ。

岡本太郎の言う「毒」は、もちろんトランプの毒とは違う意味だし、まして橋下徹あたりの毒とは全然違う。
熱とも言えるかもしれないし、熱源になる火薬ということかもしれない。
とにかく、今ぼくの中では、何かが決定的に不足している。

だからといって、いままでやってきたことをチャブ台ひっくり返すようなことはしないけど、すこしだけ退いて深呼吸と屈伸運動をしてみようと思う。やりたいことしかやらない。そう決めているのだから。


あ~あ、寒々しくて楽しげな大空間の家を建てたいって人 どっかにいないかなあ



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2016-11-08(Tue)

都市のインスペクション ~怖いのは陥没だけじゃない~

今日は朝から、博多の陥没の話題でもちきりだ。

たしかに、蟻地獄のように駅前の大通りが陥没していく映像は衝撃的だ。
車や人が落ちなかったのが不幸中の幸いだった。

ところで、この記事を見ると、同じ地下鉄路線の工事で、これが3度目の陥没だという。

過去にも発生 福岡市地下鉄七隈線工事現場
毎日新聞2016年11月8日


2014年10月には今回の現場の西約400メートルの博多区祇園町の工事現場で車道の一部が長さ約4メートル、幅約3.5メートルにわたって深さ約3メートル陥没。水や土砂が流入した。
また、00年6月には同市中央区薬院で七隈線の工事に伴い、市道が長さ約10メートル、幅約5メートルにわたって深さ約8メートル陥没した。地下の掘削現場の両側に設けた土留め壁が壊れて工事現場に土砂が流入。市は、施工が不十分だったとして、業者を3カ月の指名停止にした。
 地下鉄工事に関係する道路陥没は各地で発生しており、05年6月には名古屋市中川区の高畑駅改良工事現場で道路が長さ約9メートル、幅約6メートルの範囲で約1メートル陥没し、周辺で700世帯が一時停電になるなど影響が出た。

(引用以上)

これはビックリ、全国でおきていると・・・
で、ちょっとググってみると、1990年には東京の御徒町でかなり大きな陥没があったらしい。
昨年は規模は小さいが大阪市でもやっている。

道路陥没は、地下鉄工事だけではない。
というか、規模はともかく、件数は圧倒的に下水管の老朽化によるものが多いようだ。

下水道老朽化で道路陥没、年3千件超 被害広がる恐れ
2016年8月27日 朝日


下水道管の老朽化による道路陥没が年3千件以上発生している。今後、高度経済成長期以降に大量に整備された下水道管が耐用年数を迎え、被害が広がる恐れがある。(略)
国交省によると、下水道管の老朽化や腐食が原因の道路陥没は04~14年度、年平均で4655件発生し、14年度は3313件あった。物損事故は年10件ほどあるという。

(引用以上)

ギリギリで持ちこたえているような場所がどれだけあるのか、なにせ土の中のことゆえそう簡単には分からない。
ロシアンルーレットのようだ。

道路の陥没に注意するには、下を見て歩かなければならないが、下ばかり見てもいられない。

外壁タイルや広告 国交省が落下の危険性を実態調査
ハザードラボ 2016年1月19日


災害発生時に避難経路として定められた道路沿いに建てられた建築物について、外壁タイルや広告板が落下する危険性がある建物について国土交通省が実態を調査した結果、約2万1500棟のうち、1781棟でタイルが崩れて負傷者が出るおそれがあることがわかった。
(引用以上)

なんと、築10年以上のタイル貼りビルの8.3%、12棟に1棟で剥落の恐れがあるという。
ビルやマンションの近くを通る時は、上もしっかり見て歩かなくてはならない。

上も下も見ながら歩いても、いきなり噴き出してくることもある。

水道管 老朽化が進行 1割以上が「期限切れ」
毎日新聞2015年12月31日


水道管の老朽化が進み、総延長の1割以上が法定耐用年数の40年を過ぎていることがわかった。整備が進んだ1970年代の水道管が更新時期を迎えているが、人口減による水道料金収入の落ち込みが影響して更新が遅れている。(略)
水道管の破損や水漏れなどのトラブルは13年度に全国で約2万5000件発生。

(引用以上)

水道管の更新はやられているけれども、老朽化の速度に追いついていない。
私も目撃したことがあるが、本管が破裂すると見上げるほど高く噴き上がる。

異変にそなえて耳も澄ませて歩かなければならない。
それでもどうにも逃げられない時もある。

関東の橋の3本に1本が“今すぐ”崩落してもおかしくない!? 「歩道橋・橋梁」老朽化の惨状
2015.06.08 日刊SPA


関東地方整備局が管理する道路橋2780箇所のうち、全体の3割強にあたる約940箇所が、高度経済成長期といわれる’55年から’73年にかけて建設されている。建築後40年を超えている
(引用以上)

もちろん危険なのは関東だけじゃない。むしろ予算のある東京などはマシな方だろう。
金のない地方自治体の橋は。。。。

古い橋を渡らないように、ぐるっと迂回して行くしかないか・・・
でも、本当に危ないのは橋だけなのか?

追悼 小林一輔さん、「コンクリートが危ない」と警鐘
2009/11/18 日経コンストラクション


山陽新幹線高架橋の現地調査を踏まえて、「ぼくがJR西日本の社長なら、いつ事故が起きるかと心配で夜も眠れないだろう」と語った。
(引用以上)

このブログの右下の方に、「コンクリートが危ない」という本がお勧めでリンクされているが、この著者の生前のインタビュー記事だ。
専門的でちょっと難しいかもしれないが、要するに、とくに1970年代までのコンクリートはかなりヤバいということ。

山陽新幹線のトンネルでコンクリートが落ちてきた事故はよく知られている。
あれは偶然の事故じゃなくて、コンクリートそのものが早くも寿命になっているということ。

その他、コンクリートで作られているものは、多かれ少なかれリスクを抱えている。

■■

もうどうなってるの?!?!? と思われるだろう。

なんでこんなことになっているのか。
恐るべきことだが、「都市のインフラや大規模建築を作る人たちは、誰一人として、老朽化した後のことを考えていなかった」 ということだ。

後のことはその頃の連中が考えるだろう。その頃には、俺たちは定年退職どころか、あの世に行ってるさ。
てなもんである。
冗談ではなくて、本当にそうとしか考えられないほど、インフラや大型建築は「更新」のリスクが考えられていない。

こんなリスキーな都市に、さらに地震と津波の可能性まで考えて暮らしていかなくてはならないとは。。。
まったくもって、大変な時代になってしまったものだ。

そこで、せめて自分の家だけでもリスクを診断しておこうよ、というのが「インスペクション」というもの。
横文字で言うから物々しいが、意味は検査ということらしい。

まあとにかく、専門技術を持った人間が住宅を検査することを ホームインスペクション という。
これまでは、一部の特殊な会社がこの業務を独占してきたが、先日、国交省が「既存住宅インスペクション・ガイドライン」というものを作ったので、それなりの知識と経験がある資格者なら、誰でもできるようになった。

「中古住宅を買いたいけれども、不安だから調べておきたい」 とか 「リフォームをするけれども、業者の言いなりじゃなくて、客観的に傷んでいるところを知りたい」 とか 「とにかく古くて不安なので、調べるだけでも調べておきたい」 なんていう依頼にホイホイと応じる仕事で、わが明月社でも取り組んでみようと思っている。

巨大な都市リスクからすると、小さな調査にすぎないけれども、とりあえず自分のシェルターだけでも安全ならば、少しは違うのじゃないかと思う。

とか書いているうちにも、博多の駅前陥没の復旧作業は始まっているようだ。
NHKのライブ映像
ギリギリまで乗り込んでいるミキサー車は怖いだろうなあ。
あとはせめて大地震がおこらないことを祈るばかりだ




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2016-11-03(Thu)

国産材住宅とTPP

私の本業は、政治でも物書きでもなくて、国産材の住宅を設計することだ。
これまで、土佐材、吉野材、球磨材など様々な産地と関係を作りながら、山から家まで顔が見えるもの作りを目指してやってきた。

ところが、ここに来て大問題が起きている。
TPPだ。

TPPについては、あまりにも多くの問題が指摘されていて、いちいち憶えきれない。
そのなかでも、個人的に衝撃的だったのは、食品の「産地表示」ができなくなる、という話だった。

食品でできないなら、木材でもできなくなる可能性大だ。
そもそも、木材も輸入材と国産材がしのぎを削っている分野だし、平成12年には米国からの要求(年次改革要望書)で、日本の建築基準法が大々的に改正されちゃったなんていう歴史もあるのだから、かなり心配だ。

TPPには、ISD条項というとりきめがある。加盟国の企業が、他の加盟国を訴えることができるという制度だ。
たとえば、今日本には「地域型住宅グリーン化支援事業」という補助金制度がある。国交省の管轄だ。
国産の木材を使って家を作るための林業から設計から施工までの企業グループを作って国交省に登録する。その登録されたグループを通して一定の基準を満たした家を建てると100万円とか165万円とかのかなり高額な補助がでる という仕組みだ。
これは、輸入材や輸入住宅のメーカーから見れば、あきらかに自分たちを排除する国の仕組みに見えるだろう。

TPPが発効されたら、こんな補助制度は、間違いなくISD条項で訴えられるはずだ。
公共事業に地域の国産材を使うという取り組みも、かなり広範におこなわれているが、これもまたしかり。
例えばこんなのも(木づかい運動)、こんなのも(奈良の木を使用した住宅への助成制度)、のきなみみ~んなアウトになりそうだ。

日本中から「国産材」とか「○○県産材」とか言う文句が消えていく日は近いのか。
私が20年近く、そればかりやってきた国産材の住宅というジャンルが消えてなくなるのか?
TPPで食品の「産地表示」ができなくなる、という話をきいたとき、私の頭の中にはその不安が渦巻いた。

もちろん、ISD条項は相手が訴えなければ何事もない。
しかし、相手が訴えないということは、訴えなくても国産材が輸入材に全ぜんぜん太刀打ちできていないということだから、それはそれでアカン状態だ。
国産材がたくさん使われて、日本の山がきれいになって、水害も減って、補助金も有効に使われて、ということになりかけると、このときとばかりにISD条項という魔物が鎌首をもたげる。

ああ、やばい。
TPPは明日にも委員会で強行採決かとか言われている。
米国ももしクリントンが勝ってしまうと、裏では財界とTPP推進を約束しているらしいし、ほんまにやばい。




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2016-10-22(Sat)

危ない地盤とは

地盤 といえば 地盤・看板・鞄 を思い浮かべる人が、このブログの読者には多いだろうけれども、今日の話は地震のおきる地盤。

昨日の鳥取地震は、大阪でもかなりの揺れになり、地面がゆらゆらと大きく長く揺れるのが体感できた。
夜になって事務所に戻ってみると、なんと棚からファイルケースが落ちていた。
震源からは170kmも離れているのに、驚きである。

思い起こせば、2011.3.11 東日本大震災の震源は700kmも離れているのに、あのときもうちの事務所は結構揺れた。
やはり、事務所のある江坂は、地盤が悪いのだ。

と、このように、地震が起きる度に「地盤がいい」とか「悪い」ということが話題になる。
家を建てるお施主さんからも、「うちの地盤は大丈夫ですか」と良く聞かれる。
実は、答えはそう簡単ではない。

なぜかというと、地盤には3種類あるからだ

20161021-1.png

地震が起きるのは、深いところ。今回の鳥取地震が10km、熊本地震が12km、阪神淡路が16km、そして東日本が24kmだった。絵で言うと、二重線になっている隙間くらい。
この深さでの「いい」ちじゃ「悪い」というのは、地震が起きやすいかどうか、ということになる。
活断層があるかどうか、とか、東日本のようなプレート型の可能性が高いかどうか、など。

プレート型については、ある程度可能性が高いか低いかは分かっている。でも、太平洋側はほとんどどこでも危ないし、しかも、いつおきるかは誰にも分からない。

断層型の場合は、これはもう、どこでも起きうる。

鳥取、なぜ大地震多い 気象庁「活断層なくても起きる」
2016年10月22日

 「今回のような地震は活断層がない所でも起きる」。気象庁では午後3時40分から青木元・地震津波監視課長が記者会見した。震源付近で明確な活断層が確認されていないことや、地下の浅い場所が押し合って起きる「横ずれ断層型」であることを明らかにした。(引用以上)

ちなみに、上記の記事で「ひずみ集中帯」の印が描かれているのは、ちょうど島根原発から高浜原発にかけてである。
これまで原発の安全審査では、活断層はない、とか、これは活断層じゃなくて破砕帯だとかなんとか言って強引に「安全」にしてきたけれど、残念ながら「活断層なくてもおきる」と気象庁が断言してしまった。


話を地震波に戻そう。
震源で発生した地震波は、プレートの岩盤を何十キロも伝わって、地表面の近くまで到達する。
真上に行けば10kmくらいだけど、波動は全方向に進むから、横向きなら100kmとか1000kmとか進んでいく。
そして、あと100mくらいで地面だ、というところで、急に柔らかい地層に突入する。
絵で言うと、外側の線の太さにもならないくらい。

この層がどのくらい柔らかいかは、地質学でちゃんと分かっている。
産総研の地質図Navi というのを見れば、自分の家の地層は一目瞭然

https://gbank.gsj.jp/geonavi/
使い方は、ヘルプなどみて研究して下さい

この地図の凡例には難しい地層の名前がたくさん出てくるけれども、地震との関連では、「1万8千年前から現在まで」なのか、それより古いのか が運命の分かれ道。
「1万8千年前から現在まで」の場合は結構揺れやすい、それより古い時はわりと揺れにくい、ということ。

新しい地層は柔らかいので、地震の震幅がゆっくり大きくなる。ゆっさゆっさ
古い地層は固いので地震の震幅は小さくて早くなる。ガタガタガタガタ

さらに進んで、もう地表すれすれの数十メートルまでくると、ごく最近(数千年くらい)に堆積したり火山灰他積もったり埋め立てたりした表層地盤にぶち当たる。中には、ふわっふわのところも少なくない。
大阪平野なんかは 「プリン地盤」なんて言われている。
ここがフワフワだと、さらにユラユラが大きくなる。

最近はもっと便利なのができて、数百メートルからの深部地盤と、数十メートルからの表層地盤を、一気に診断してくれるサイトがある。防災科学技術研究所の地震ハザードカルテ。

http://www.j-shis.bosai.go.jp/labs/karte/
自分の家を探してクリック、診断ボタンを押すと、カルテを作成してくれる。

いちばん注目は、真ん中左にある「地盤増幅率」
これが1.5を超える場合は、ゆれが大きくなりやすくて、要注意。
ちなみに、うちの事務所が入っているビルの位置のカルテはこれ
20161021-2.png

やはり、棚からファイルが落ちた原因が判明
「地盤増幅率」=2.16 である


さて、この数十メートルの表層地盤は、地震だけではなくて、地震も何もない時でも、建物に悪さをする可能性がある。
表層のなかの最表層、10mくらいまでのところがフワフワすぎると、建物が自分の重さで沈んでしまうというトンデモナイ現象がおきる。
大阪平野やウチの事務所がある江坂のようなプリン地盤は日本中にたくさんあって、ビル建築は言うに及ばず、比較的軽い木造建築でも沈下する。
ちなみに、大阪駅周辺を梅田というけれど、もともとは「埋田」だったらしい。

なので、必ずボーリングとかサウンディングという地盤調査をして、ヤバい時には地盤改良やら杭やらの対策をする。
ちょっと余分にお金がかかるけれど、こればっかりは手抜きすると、確実に後悔するのでしかたがない。

ただ、地震について言うと、10m程度の最表層が柔らかくても、地震の被害には影響しないという説もある。
勝手に沈下する状態では、地震の影響で家が傾くこともあり得るが、沈下対策をとっていればその心配はない。

もうひとつ、この最表層で地震の大々的な影響を被るのが、「液状化」というやつ。
東日本の時にディズニーランドや浦安の街がエラいことになったあれ。

建物が壊れるのではなくて、固かった地盤が一瞬でジェルのようになって建物が傾いてしまうという怪奇現象。
ここでは詳しい説明は省略

大阪府の場合はマップを公開している。たぶん、他府県も何か出しているのではないかと思うので、探してみていただきたい。

http://www.pref.osaka.lg.jp/kikikanri/detailed-figs/


以上、地盤には、地震の起こるプレート、地震動が伝わる深部地盤、建物が載る表層地盤 と3種類ある。
「ウチの地盤は大丈夫?」と聞かれても、簡単には答えられない分けはこういうこと。
簡単じゃなくてもいいから相談のってほしい、と言う方はどうぞご連絡を。


■■お知らせ■■

ストップ!TPP緊急行動 御堂筋大パレード
10月29日(土)
14:00~集会 15:15~パレード出発
靱公園・東園
(地下鉄「本町」28出口徒歩約5分)
http://loco.yahoo.co.jp/place/g-ErLFmcAX2hc/map/
主催:ストップ!TPP緊急行動・関西
連絡:stoptppkansai@gmail.com



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2016-10-19(Wed)

全ての建物に構造計算を  -熊本地震の被害状況から-

今日も家づくり方面で

標題の「全ての建物に構造計算を」という文字を見て、??と思った人も多いだろう。
構造計算してない建物なんてあっていいの? と。

それがビックリ、2階建て木造住宅のほとんどは、構造計算はされていない。
3階建ては義務だけど、2階建てまでは任意なので、ほぼ全てが構造計算無しで建てられている。

建築基準法でそのように決まっているので、違法でも手抜きでもない。
建物の大きさによって筋交い(耐震壁)の量や金物の使い方が決まっているだけで、それで本当に足りているのかとか、柱や梁の大きさは大丈夫か、とかの検証はされていない。

もちろん、建築基準法の規定はそれなりの実験などから決められているので、法律通りに建てられていれば ただちに影響はない。
しかし、イザという時にどうなんだ、ということが、熊本地震で明らかになってしまった。

熊本地震では、実は建築業界では驚愕の事態が起きてしまった。
それは、「耐震等級2」の家が完全に倒壊した という事件だ。

「耐震等級2」というのは、上に書いた建築基準法の規定よりも、25%増しの強さにしてあり、それ以外にも色々と強度をバージョンアップしたもの。住宅の品質確保の促進等に関する法律という長ったらしい名前の法律で決められている。(略して品確法)
そのバージョンアップ住宅が倒壊してしまったのだ。
20161019-1.jpg
詳しいことを知りたい方は、上記写真をお借りした日経のサイトを見ていただきたい。写真をクリックするとリンクしている。

私自身も、いつも耐震等級2で構造計算をしているので、これは衝撃のニュースだったが、原因を詳しく知るにつれて、なるほどと思えてきた。

ここでは、ザックリとその原因について書いておきたい。
①軟弱地盤だった
②熊本県は地震が起きにくい地域に指定されていて、そもそも基準が低かった
③耐震等級2ではあるが、構造計算をしていなかった

①については、この地域が阿蘇山の火山灰地層でもともと軟弱な上に、この住宅の宅地は5mほど盛り土をしていたので、かなり軟弱な地盤だったのは間違いない。建築基準法では、軟弱地盤の場合は耐震壁を5割増しにせよ、となっているのに、この住宅ではしていなかった、というのが指摘されている。

ただ、杭は施工されているので、必ずしも設計ミスとは言えないし、また、地面の表層が軟弱だからといって家が壊れやすいとは限らない、という調査結果も出ている。
ので、これが一番大きな原因だったとは考えにくい。

②については、火の国と言われる熊本がなんで地震おきにくい地域に指定されているのか理解に苦しむが、国の規定でそうなっている。今回の震源地域は、普通の地域の90%の耐震強度でOKということになっている。
だから、25%増しの耐震等級2も、実際は1.25x0.9=1.125 で12.5%増しでしかなかった。

地震予知なんてまやかしだと言うことを如実に語っている。
ただし、これも目減りしたとは言え、12.5%以上は割り増しされているのだから、倒壊した主要因とはならない。

③について。耐震等級2の認定には、構造計算をするやり方と、しない簡易のやり方がある。
この住宅は、簡易のやり方で認定をとっていたようだ。

その結果どんな問題が起きたのか、下の図を見るとよく分かる

20161019-2.jpg
(日経ホームビルダー2016年7月号より)

これの右下の表に注目。(クリックすると拡大)
この家の設計を、構造計算にかけたらどうなるか、というもの。黄色いところがNGになった項目だ。
なんと、ほとんどの項目でNGとなっている。

細かい説明は専門的になりすぎるので省くけれども、構造計算無しでOKの建物でも、構造計算すると軒並みNGになり、そして本当に倒壊してしまった、というのが、この耐震等級2住宅の倒壊事件なのだ。



じゃあ、すぐにでも全ての建物に構造計算を義務づけたらいいじゃないか、と私も思う。
けれども、国交省はこれから数年間すったもんだ専門家を集めて議論をするだろうが、全建物義務化にはしないだろう、おそらく。
なんでか
構造計算技術者の人材不足、審査する会社の体制、そして工務店の保護のためだ。

しかし、必要なことは、ナショナルミニマムとして国が責任を持たなくてはならないはずだ。
設計や審査をする技術者の養成、工務店の教育は、自衛隊がアメリカからオスプレイを2~3機買うくらいの予算で充分おつりが来る。

また、構造計算にかかる費用については、ちゃんとお客さんからもらえるように公定価格にすることも考えるべきだ。
でないと、およそ2~30万円ほどかかる諸々の追加費用を「値引き」させられて、多くの工務店は行き詰まってしまう。

原発を平気で再稼働させてしまうようなこの国が、そこまで本気で住宅の安全を考えてくれるのか、かなり怪しいものだが、どっちにしても、当面は構造計算が義務化されることはない。

まず、自分の身は自分で守ろう。



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2016-10-17(Mon)

熊本地震でわかった行政の耐震対策の矛盾

ひさしぶりに「家づくり」方面の話。

震度7を2回という前代未聞の震災となった熊本地震。
さまざまな問題を建築業界や行政に迫っている。

そもそも、建築基準法もバージョンアップした住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)も、こんな地震は想定していない。
津波もそうだけれども、まさに想定外なのである。

その結果、熊本地震ではこれまでの大震災とはあきらかに違った被害がおきている。
「新耐震」の建物も大きく損傷してしまった。

新耐震というのはなにかというと、1981年(昭和56年)に建築基準法が改正された後に建てられた建物、ということ。
自宅の「建築確認申請書」」がちゃんと残っている方は、引っ張り出してその日付を見てみてほしい。
確認年月日が昭和56年6月1日以降であれば、貴方の家は「新耐震」だ。

これまでの震災では、新耐震かそれより古いかで、歴然と被害の差があった。
ところが熊本地震では、もちろん差はあるけれども、新耐震もかなり大きな被害を受けてしまった。
20161017-1.png
(国立研究開発法人 建築研究所より)

このグラフを見てひとめで分かるのは、1981年(昭和56年)6月~2000年(平成12年)5月 の被害の大きさ。
その理由は、私ら建築業界の人間にはすぐわかる。
同じ新耐震でも、グラフの真ん中と右では、ぜんぜん中身が違うからだ。

2000年5月で何が変わったのかというと、
①耐震壁のバランス
②柱、梁、筋交いなどを繋ぐ金物
③中間と完了の検査

①のバランスというのはこういうこと
20161017-2.png

北側に壁が多く、南側の道路や庭に面した側には壁がほとんど無い、というパターン。
間口が狭くて、道路側には壁ゼロなんて家も多かったりする。
絵で見る通り、耐震壁が偏っていると、壁のある側はめっちゃ強いけれど、無い側がブンッと振り回されて家がつぶれる。
新耐震であっても、2000年(平成12年)5月までは、こんなのでもOKだったのだ。おそろし。

②の金物がないとこういうことになる
20141017-3.jpg

この写真の家も新耐震だそうである。が、いくら筋交いがあっても、スポッと抜けてしまってはなんの意味もない。
これまた、2000年(平成12年)5月までは強い専用金物でつなぐことは義務じゃなかった。
私はこれ以前から金物使うようにしていたけれど、大工さんに「なんでこんな物つけるんだ」と怒られたものだ。

③は行政やその代理機関の検査。
完了検査はもともと義務なのだけれど、これも2000年くらいまではかなりいい加減で、確認申請とできた建物が全然別物で、検査受けずにそのまま住んでます、という家が圧倒的に多かった。
大きな建物はさすがに行政も厳しいけれど、一戸建て住宅まで手が回らずになし崩しになっていた。

ところが、阪神淡路大震災のあと、多くの行政が中間検査を義務にしはじめた。
筋交いなどができたあたりに、検査に来るわけだ。
これでずいぶん違法建築や金物無し建築などは減ったと思われる。
大工さんの意識も、だんだん「金物は付けなくちゃいけない」と思うようになっていった。

そんなわけで、建築確認申請の日付が、2000年(平成12年)5月以前と6月以降とでかなり大きな差があるってことだ。
本来ならば、前期新耐震 後期新耐震 と区別すべきなのだが。。



旧耐震の建物は、耐震診断を激安で受けることができる。
実質5万円かかる診断が、自己負担5千円になる。つまり、4万5千円の補助が、全国どの市町村でも出るはず。

耐震改修工事にも、かなりの補助が出る場合が多い。
例えば、うちの事務所がある吹田市では70万円もの補助金がある。
(詳しくは自分とこの役所にきいてみてください)

ところが、、 行政の耐震対策では、新耐震は新耐震で一本。2000年5月以前と以降の区別はない。
なので、かなり心配な前期新耐震の家には、1円の補助も出ない。

熊本地震の被害から、何年かすると制度も変わるかもしれない。
ただ、阪神淡路から法改正まで5年かかった一方で、東日本から熊本まで5年だったことを思うと、ノンビリ5年待っているのは、心配な人にとっては辛い話だ。

次の改正は、そもそも震度7x2回を想定するのかどうか、などあまりにも大きな課題があるので、そう簡単に結論は出ないだろう。
それまでどうしたらいいのか。

もちろん、5万円を自己負担して耐震診断をするのが一番いい。
でも、なかなか5万円は大きな出費だ。

そこで、ひとつ提案が。
①と②だけなら、簡単に診断することができるので、そこだけでもやってはいかが。

③については、図面通り手抜きしていないかどうかのチェックなので、通常の耐震診断と同じように、床下や天井裏に潜り込んで調査しなければならない。
しかし①と②は図面があれば判定できる。
逆に言うと、図面通りに作っているとしたら、という過程の診断と言うことになるが、それでもやらないよりはやった方がずっと安心だ。

とくに、完了検査を受けた「検査済証」がある家については、①と②をチェックすればほぼ大丈夫。

こうした診断を、できるだけコストをかけずにやるには、
・まず訪問して図面を受け取る。簡単な目視調査
・図面を持ち帰って耐震診断の計算
・結果を郵送して電話やスカイプで説明

これならば、作業1万+訪問経費5千円くらいでできるはずだ。
大阪近郊なら、連絡いただければホンマにやりますよ。

これに行政がわずかでも補助制度を作ってくれれば、実は心配な前期新耐震もかなり安心である。

震度7x2回に耐えられる家をどうやって作るかも大問題だが、まずはできることから、少しでも心配の種を減らしていくことが大事じゃないかと思う。




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