2023-12-15(Fri)

フリーパレスチナのフリーは動詞である ~祈りではなく行動を~

イスラエルがガザの虐殺をやめようとしない。
ニュースを見る度、数々の動画を見る度、胸が締め付けられる。

これまで何度も抗議活動はしてきた。
そこで私たちは Free Free Palestine! と叫んだ。
今だって叫びたい

ただ、運動に関わっていくうちに、人によって フリーパレスチナの捉え方、訳し方が違うのではないかと感じるようになった。
私は何の疑問もなく、Free は動詞であり 「解放」という意味だと思っていた。命令形なので「パレスチナを解放しろ!」という意味だ。
しかし、人によっては「パレスチナに自由を」と訳すようだ。

間違ってはいないが、なんとなく温度差を感じる。
おそらくは Free を形容詞で「自由な」と捉えているのだろう。
そして、「自由なパレスチナ(が実現しますように)」 という意味で 「パレスチナに自由を」と訳すのだろう。

動詞と形容詞で何が違うのか。
よく考えると決定的な違いがある。
動詞の場合は、命令形なので省略されているが、主語があるのだ。
つまり、今現在パレスチナを収容所のように封鎖し、地獄の殺戮を行っているイスラエルに対して、「解放しろ!」と言っているのだ。
ここに曖昧さはない。

しかし形容詞の場合は、誰に向かっていっているのか、ただ単に天に向かって祈っているのか、分からない。
ただ、「自由なパレスチナ」と、現状とはかけ離れた夢の世界を唱えているだけだ。

私たちの暮らしている日本の政府もまた、イスラエルによる封鎖と虐殺に加担している以上、少なくともイスラエル、米国、日本の責任を明確にしないスローガンなど欺瞞なのではないか。

■目の前で虐殺されているのに黙祷?

今の時点で黙祷を行うのも、非常に抵抗がある。
なぜなら、今まさに目の前で次々と虐殺が行われている最中だからだ。
黙祷は、惨禍が過ぎてから、振り返って死者を悼むものであって、目をつぶっている間にも何人もの人が殺されている状態で、することではないと思うのだ。

何千キロ離れていたとしても、気持ちの上では目の前で虐殺されていると思えばそれは明らかだ。自分の目の前で人が殺されかけているのに、それを止めるより先に1分間目をつぶっていたら・・・・
停戦にすらなっていないのに黙祷をするというのは、そういう想像力の欠如を感じてしまう。

Free を形容詞にしたり、黙祷をしたりする行為に共通しているのは、敵がいないということだ。
アクションであっても闘いではない。
いくら声を上げても、行動を起こしても、それをぶつけて、封鎖と虐殺を辞めさせる相手=敵がいなければ、それはただの祈りだ。
祈りでは止まらないから こんな悲惨なことになっているのではないのか。

ガザの南部に追い詰められて、本当に祈ることしかできないガザの人々。その祈りの声を聞いて、安全地帯にいる私たちも同じように祈るのか?
ちがうだろう。

日本に住んでいる私たちの責任は、日本政府を動かすことだ。
世界各地で巻き起こっている数十万人の抗議デモは、各国の政府を動かし、国連では193カ国中153カ国が賛成して停戦決議が成立した。10月の決議は賛成は121カ国だったので、32カ国も増えている。日本も前回は棄権だったのが賛成になった。

国連総会の緊急会合 ガザの停戦求める決議案 賛成多数で採択
2023年12月13日NHK


もちろんあまりにもイスラエルの虐殺がひどすぎて各国もかばいきれなくなったということもあるだろうが、根本的には「イスラエルを支持し続けると政権がもたない」という危機感だ。
米国ですら、そうとう動揺している。

ただ、本気で止めさせるためには、カネと兵器と石油を止めなければならない。そこまでしなければ、イスラエルは「しょせん口だけだろ」と高をくくって、虐殺をやりつづける。
まずは米国からの資金と兵器の提供をやめさせること。そのために、日本政府を動かすこと。
それが私たちの第一義的な責任だ。

■いろいろあるけど、明日12月16日 関西ガザ緊急アクションへ

と、いろいろ言いたいことはあるけれども、明日16日は以下の緊急行動に集まってください

【ガザ緊急アクション】
●集会15:30〜16:00
(扇町公園・南西角スペース)
https://x.gd/a3zSn
●デモ16:10〜
梅田OS劇場前流れ解散
●リレースピーチ
17:30〜18:30
JR大阪駅御堂筋北口歩道
(ヨドバシ前向かい歩道)

雨天決行です。雨の可能性があるので、集会とデモはカッパなどをお忘れなく。
大阪駅は屋根があるので、大丈夫

#FreePalestine
#StopGazaGenocide
#ガザ侵攻やめろ





2023-12-02(Sat)

イスラエルのガザ攻撃再開を許すな!!  集会・デモ・街宣・パフォーマンスなど

昨日12月1日の午後に、イスラエルはガザへの攻撃、虐殺を再開させた。休戦中ですらガザや西岸地区での虐殺は断続的に続いていたようだが、再開から10時間で100人余りの人が殺されている。
「1人を殺せば犯罪者だが、100万人殺すと英雄になる」という、殺人狂時代の中でチャップリンが放った言葉が、今、イスラエルによって現実となっている。

今日のテレビ番組の「正義のミカタ」では、パレスチナ沖のガス田のことやイスラエルが目論んでいる運河のことが取り上げられ、今回のガザ大虐殺が、結局はイスラエルと欧米がカネのためにパレスチナ人をガザから追い出すつもりなのだと言うことが暴かれていた。テレビにしては珍しく役に立つ内容だった。
(ただし、最後にほんこんにコメントさせて、ハマスはテロリストというデマでまとめたのは最悪だったが)

侵略戦争は数多あれど、数百万人の住人を残らず追い出すなどという暴虐は、さすがのナチスや大日本帝国でも聞いたことがない。
それをやろうとしているのが、今回のガザ侵攻なのだ。
イスラエルは(いつもの通り)汚れ役を引き受け、米英などが後ろから操る。アメリカは、バイデンの再選が危ういので口では停戦とかいいながら、その実はイスラエルを全力応援している。
上記番組で暴露されていたが、イギリスのスナク首相の妻の実家(インドの大富豪)は、イスラエルのガス田に出資しているとか。

こんな薄汚い連中の貪欲のために、今も刻々とガザの人々が殺されている。



少し時間があいてしまうけれども、12/16に大阪で何度目かになる抗議行動を予定している。

パレスチナに自由を!~集会・デモ&追悼アクション・リレースピーチ
12月16日(土)
●15:30~16:00 集会
 場所:扇町公園・南西角スペース
●16:10~ デモ(約40分間)~梅田OS劇場前流れ解散
●17:30~18:30 リレースピーチ
 場所:JR大阪駅御堂筋北口(ヨドバシ道路向かい)
 ※「赤い涙」を描くプロジェクト同時進行
主催:関西ガザ緊急アクション
協賛:おおさが総ががり行動実行委員会、大石あきこ事務所、しないさせない戦争協力関西ネットワーク

20231216関西ガザ緊急アクション

パレスチナやアラブの人々だけが当事者なのではない。
パレスチナや沖縄に矛盾を押しつけて成立した、とりあえず平和な戦後に生きてきたものとして、私たちもまた逆の意味で当事者なのである。

とりわけ私たちが暮らす日本は、イスラエルと表裏一体で虐殺を強行するアメリカの同盟国だ。
ここまでの悲惨な大虐殺を目の前にしても、ハマスのテロが云々とぬかしてイスラエルを支持する日本政府を許さず、即時停戦にむけて働けと追及することが、何よりも私がやらなければならないことだと思っている。

ひとりでは微力ではあるけれども #FreePalestine パレスチナ解放に本気で取り組もうとしているれいわ新選組や大石あきこ事務所の人達とも協力し、それ以外の様々な市民運動にとりくみ団体や個人とも力を合わせて、少しでも大きな声を上げていきたい。そのために、この行動にも参画している。

ちょっと残念なのは、大阪で一番大きな憲法集会などに取り組んできた労組や野党の共闘団体(れいわは事務局には入れてもらえないが)である「おおさか総がかり行動」は、この企画の協賛団体でありながら、この企画とは別に19日に集会をやるとのこと。なんで一緒に盛り上げないのか不思議でならないが、まあ、何もしないよりはするほうがずっと良い。
とは言え、私は今回のガザ侵攻が始まってから、ずっとおおさか総がかり行動が主体となって1万人規模の集会をやってほしいと要望してきて、それが無理だというので緊急アクションという実行委員会形式で動いてきたと思っているので、このような別開催は非常に残念ではある。

私が12/16の行動で一番力を入れているのは、大阪駅前での街宣(リレースピーチ)である。
なぜかと言えば、一番多くの人にアプローチできるし、多くの人の熱を届けることができると思うからだ。
毎日毎刻ながれるパレスチナの惨状に泣きたくなるけれども、安全な場所にいる我々が泣いている場合じゃない、と思っている。

今、糾合すべきは怒りだ。
日本で爆撃されずに行動できる私たちが、怒りのない嘆きや悲しみに暮れてしまったら、戦火に追われて悲しむ暇もないガザの人々に申し訳が立たないと私は感じる。

ニュースを見て腹の立つ人は、ぜひ、12/16(土)の17時半、JR大阪駅の北口に来て、できれば手を上げてマイクを握ってもらいたい。ここ数回の行動では、活動家でも何でもない人達が、とつとつと、しかし熱い思いをぶつけている。
それが無理でも 「ガザ侵攻をやめろ!」のコールに声を合わせてもらいたい。



駐日パレスチナ大使が、大石あきこ議員を訪問された。


市民運動の現場では、政党は何かと疎まれることが多いけれども、政党だからできることは、国会外でもたくさんある。
市民は細かいことを気にする前に、そうしたパワーを使い倒せば良いと思うのだが、なかなか溝は深い。

大使は「党も個人もまだ小さいので」と言う大石議員に ガンジーを例に「人の情熱が世界を変える」と言われたそうだ。
ガンジーこそ、大衆運動のリーダーであり、かつ、緻密な計算のできる政治家でもあった。
ガンジーは思想を戦術に結実させる天才であったし、それを実行する不屈の闘志であった。そして同時に、情勢判断のなかで現実的な結果を導く政治家でもあったのだ。
反戦運動が戦争を止められない理由

政治と市民の力が融合しなければ、本当に大きな物事を動かすことはできない。
それは私の信念だ。
日本においては「政治は怖い。汚い」という半世紀にわたる権力者の刷り込みが浸透し、そう簡単ではないけれども、本当に切迫すれば、その壁は乗り越えられると思っている。

間に立つストレスは大きいけれども、まだしばらくは頑張ってみようと思う。

とにもかくにも 12月16日 17時半 大阪駅北口へ

#FreePalestine
#StopGazaGenocide
#ガザ侵攻やめろ



2023-11-24(Fri)

11月29日 アラブ人にとっての「服喪と圧政の日」 16時米領事館前へ

 国連のホームページを見ると 「11月29日は『パレスチナ人民連帯国際デー』です」と書いてある。
今次のイスラエルによるガザ侵略では、国連の職員も100人以上虐殺されており、国連職員の奮闘と犠牲には敬意を表するが、しかし、76年前に今に至る紛争の元を作ったのは、他ならぬ国連なのである。

20231124-1.png

こちらの図(パレスチナ子どものキャンペーンより)の1946が国連決議前の状態。10%に満たない土地をユダヤ人が購入して入植していたが、ほとんどはパレスチナ人の土地だった。
それをいきなり、国連が半分以上をイスラエルにする、パレスチナ人は出ていけと決議してしまったのだ。
しかも、下の写真(Wikipediaより)を見てわかるとおり、地中海に面する農耕に適した土地のほとんどをイスラエルにしている。

20231124-2.jpg

見比べてみると緑の濃い部分がほとんどイスラエルとなっているのがわかる。

アメリカとソ連が、それぞれの自国に権益のみを考えて、他の国はそれに追随するかたちで、パレスチナは世界から見捨てられた日が、1947年11月29日なのだ。
だから、白々しい「連帯デー」ではなく、パレスチナとアラブにとってこの日は「服喪と圧政の日」と言われている。

100年前の大英帝国の三枚舌外交に始まり、90年前のナチスドイツのホロコーストが拍車をかけ、76年前には米ソがグルになって世界中がパレスチナを犠牲にした。
そうして作られた見せかけの「平和な戦後」という砂上の楼閣の上で、私たちは暮らしてきたのだ。

県民の4人に1人が殺されたあげくに、最大の戦争責任者である天皇の保身のために米国に売り渡され、過酷な植民地におかれ、今なお基地の島として日本中から犠牲を押しつけられている沖縄と、戦後世界の矛盾を背負わされているパレスチナ。
少なくともこの2つの問題には、私たちはもっともっと関心を持つべきだ。

■11月29日16時 在大阪アメリカ領事館前に

大阪駅と淀屋橋駅の中間に、大阪のアメリカ領事館はある。
いつも機動隊の車が止まっているので、知っている人も多いだろう。



これまで10/28、11/18と大阪で抗議行動を行ってきた「関西ガザ緊急アクション」が、11月29日16時に、領事館前で抗議行動を呼びかけている。

20231129バナー


平日の昼なので仕事のある人は心の中で、時間がある人は足を運んで参加してもらいたい。



このXのポストが、とんでもなくバズっている。


大石あきこ氏の国会質問を、アメリカのオルタナティブメディアが取り上げたもの。
現時点で4万7千リポスト、485万ビューである。

他の国会議員も、どんどん「停戦を求めない岸田政権」を追及してほしい
れいわ新選組だけが目立つことなど望まない。野党議員がこぞって鋭く追及し、レームダックの岸田政権を突き動かしてほしい。

#FreePalestine
#StopGazaGenocide
#ガザ侵攻やめろ




2023-11-14(Tue)

鬼も涙するイスラエルのガザ虐殺 ~11/18抗議行動@大阪なんば~


 地球で一番残虐な生き物は、人間だという。それを証明してしまう事件が、いま目の前でおきている。


2023/11/14 読売新聞

ガザの病院では、麻酔薬なしの医療処置に悲鳴と祈りの声が上がっている
20231114-1.jpg
(CNN記事より)

人間の歴史の中で、確かに極端に残虐な行為は多い。
20世紀に入ってからだけでも、南アフリカのアパルトヘイト、日本帝国軍の南京虐殺や731部隊、ナチスドイツのホロコースト、アメリカによる2度の原爆投下、カンボジアのポル・ポトによる国民の1/4にあたる200万人虐殺、ルワンダにおける100万人虐殺など、枚挙に暇がない。

しかし、その中でも突出しているのが、イスラエルによるパレスチナへの差別、強奪、虐殺である。
何が他と比べて突出しているかというと、大きくは3つある。

ひとつは、ひとつの国をまるごと強奪したということ。侵略しただけでなく、ほぼ全国民を追放し、その土地を奪って自分たちの国にしてしまったという驚天動地の例はない。
2000年前に古代ローマ帝国にユダヤの国が侵略されたときも、全ユダヤ人が追放されたわけではない。

ふたつめには、その時間の長さである。
1948年の第1次中東戦争から数えても、実に75年にわたってこの残虐行為を続けている。
南アフリカのアパルトヘイトは1910年ごろから1991年まで80年間も続いたが、21世紀になる前に制度としては解放された。
日本帝国、ナチスドイツは10数年間で敗北した。
ポル・ポトは裁かれる前に死んでしまったが、クメールルージュの幹部は虐殺の罪に問われている。
ルワンダの虐殺は、二度とおこしてはいけないという国民の決意によって、壮絶な方法で記録されている。下記のレポートに詳しい。

2020.10.23 歩りえこ(FRAU)

極度に残虐な行為は、こうして歴史の中では敗北し、終焉し、反省をされてきたけれども、イスラエルによるパレスチナへの強奪と虐殺は、反省どころか解決の糸口もないままに、今、大虐殺が進行している。

そしてみっつめは、「文明国」を気取った国々が、恥知らずにもこの虐殺を支援しているということだ。
とくにアメリカ。
先にあげた世界の残虐行為の中でも、原爆を投下したアメリカもまた、まったくその責任を問われていない。
非戦闘員である日本の市民数十万人を一瞬で殺したアメリカは、今でも「正しかった」と言い張り、殺された側の日本政府もそれを認めている。

世界の先進国といわれる国の中で、大量虐殺を公然と開きなおっているアメリカとイスラエルがタッグを組んでいるからこそ、75年間もパレスチナ抑圧は続き、今まさに大虐殺が続き、それを「先進国」が支援するという、とんでもないことになっている。

一つ目の国土強奪も、二つ目の75年にもわたる抑圧も、結局はアメリカがニコイチで支援し、日本を含む「先進国」もそれに追随するからこそ、なしえたことであって、イスラエル単独の犯罪ではない。



だからこそ、パレスチナ虐殺を、私は許すことができない。
世界中の虐殺事件に声を上げるべきだと言われればその通りなのだが、一人の人間にそれはできない。すべてを知ることすらできない。それでも、いや、だからこそ、今自分が置かれている立場、自分が生きていられる立脚点の下に敷かれてしまっているものに、声を上げる。

パレスチナと沖縄は、そういう存在だと私は思っている。

世界中の市民が、たぶん同様の思いで立ち上がっている。
中でも、ロンドンの30万人のデモはものすごい

かつて自分たちの先祖が3枚舌外交でパレスチナ問題を歴史上に生み出してしまったことに対する、ある意味での反省が込められているのかもしれない。

侵略戦争の責任者(昭和天皇)をお咎め無しにしてしまったせいで戦争に関する倫理観をゆがめられてしまった日本人も、さすがに黙っていられないと立ち上がりだした。

雨の中を、4千人もの人たちが渋谷駅に集まった。

大阪では10月28日に1000人近いひとびとが大阪駅に集まり次々に壇上に登って声を上げた。
それでも、まだまだ声が小さすぎる。

次は、11月18日(土) 大抗議行動@関西を準備中

20231118関西ガザ緊急アクションS

★ガザ侵攻を止めろ!関西緊急アクション
Ceasefire Now! Kansai Emergency Action


2023年11月18日(土) November 18 (Sat)

15:00 集会 @新町北公園(https://t.ly/YuvRd
 Shimmachi Kita Park
 ※地下鉄本町駅23番出口、徒歩10分
10mins walk from Exit No.23 of Hommachi Station, Osaka subway

15:40 デモ出発(難波付近解散)
 Protest demonstration (Disband Near Namba)

17:00 スタンディングアピール(マルイ付近)
 Pablic Speeches (Near Namba Marui)

主催:関西ガザ緊急アクション
Organized by : Kansai Gaza Emergency Action
協賛:おおさか総がかり行動実行委員会/大石あきこ事務所(れいわ新選組)
Cooperated by : Osaka So-Gakari Action, Office of MP Oishi Akiko (Reiwa Shinsengumi)
連絡先 Contact:bds.kansai@gmail.com

上記の情報を掲載したHPはこちら → https://onl.sc/Dzdqf7V

私も準備に参加しており、17時からの難波でのスタンディング&街宣を担当。
司会の大石あきこ事務所作成の、その部分に特化したバナーはこちら

S__4702426.jpg


集会やデモまではちょっとなあ、という人も、見に来るだけでもいいので、ぜひ11月18日の夕方5時、難波駅にきてほしい。
難波駅前が工事中なので、御堂筋沿いの少し北側ですが、駅前からも見えると思う。

前回10月28日の大阪駅では、聴衆の中から次々と声を上げる人がマイクを握り、アピールや「フリーフリーガザ!」のコールを叫んだ。
世界は変わりつつある。
アメリカの軍事力をバックに75年も続いてきたパレスチナ抑圧も、全世界の巨大な抗議の声のまえに続けることが困難になっている。

いくらイスラエルでも、ネタニヤフのような極端なシオニストばかりではない。にもかかわらず、ネタニヤフの政権延命のために意地でも殺しまくっているのが今のガザ虐殺だ。アメリカも支えきれなくなれば、イスラエルも虐殺を続けることはできなくなる。
そのためにも、これ以上続ければ、バイデンは絶対に再選できないし、それに追従する岸田の命運も尽きるのだということを、抗議の声の大きさで思い知らせなければ。

ぜひ、これらのバナーや URL(https://onl.sc/Dzdqf7V)をSNSで拡散ほしい。
記の大石あきこのX(ツイッター)をリポストするだけでも効果あり



すでに5000人もの子どもが殺されている。
日本ならば、12校の小学校の生徒が皆殺しになったようなものだ。

これ以上の虐殺を止め、即時停戦、そしてパレスチナの占領・封鎖を解放させるために、声を上げよう



2021-01-10(Sun)

トランプ支持者は射殺されてもいいの?

10日の米議会議事堂で、女性がひとり警察に射殺された。
他にも3人が「救急措置が必要な状態」で死亡したという。なんだか「爆発的事象」を思い出す、変な言い回しだ。
その後の報道では、心臓発作や脳卒中だったというのだが、議会敷地内に侵入したのは数千人程度で、その中で「偶然」にも3人もの人が急病で同時に死ぬだろうか?

警官も「デモ隊との身体的な接触で負傷」し、部隊に戻った後で倒れて病院に搬送され、翌日7日夜に死亡したという。
7日の昼には「警察に死者という報道は誤り」と発表があったから、急変したのかも知れない。

私がこの事件に対して、ものすごく違和感をもっているのは、その主張の如何を問わず、デモ隊が警察に射殺されたのに、リベラルな人々からは抗議の言葉が一言も聞かれないことだ。
私は、もし日本会議や幸福の科学が国会に乱入したとしても、丸腰である限りは射殺してはいけないと思う。
思想や主張がいくら間違っていても、警察が射殺することは許してはいけない。

今回の事態について、トランプ憎しのあまり、市民を警察が射殺するという異常事態に対して、声を上げないリベラルなど、自由を語る資格は無いと思うのだが。。。

暴動が武装していたのなら、話は別だけれども、かなり多くの動画を見てみたが、それはデモ側が撮ったものも、議会にいた記者が撮ったものを見ても、デモ隊は丸腰だし、それどころか多くの人がスマホで動画を撮りながらご機嫌で歩き回っている。
そういう状態で撮られた動画がたくさんSNSでも流れているし、一部はマスコミにも取り上げられている。


これらの動画を見る限りでは、問答無用で射殺しなければならないような「暴動」には見えない。
まして、バイデンたちが言う「反乱」だの「クーデター未遂」だのとはほど遠い。
アメリカが本気で反乱を準備すると、少なくともこういうことになる

20210110.jpg

ネオナチに米国が資金提供して作られた現在のウクライナ政権と大の仲良しのバイデンは、よく知っているはずだ。

「次男は月収500万円」バイデン父子がウクライナから破格報酬を引き出せたワケ
2020/11/27 プレジデントオンライン


謀略を仕掛けて政権を転覆し、傀儡のネオナチ政権から息子が巨額の資金を受け取る。
こういう立派な政治家であるバイデンの勝利を、民主主義の勝利だ とかいって喜んでる時点でリベラルの底が知れるけれども、トランプ支持者は射殺されても当然という態度は、もはやリベラルという名称を返上してもらいたい。



トランプのツイッターが抹消されたことについても、「トランプは権力者だから言論弾圧じゃない」としたり顔に言う人がいる。

選挙で選ばれた権力者に、本当に権力が集中しているわけではないことは、当たり前のことでしょう。
民主党政権が官僚や財界などの頑強な抵抗に遭って瓦解していったことを、小沢一郎が集中砲火の弾圧を受けて座敷牢に閉じ込められたことを、知らないとは言わせない。

というか、小沢弾圧の時も、日本のリベラル諸氏は弾圧側に回っていた。
その反省を聞いたこともないから、今でも「なんとなく悪そうな顔をしたヤツは弾圧されても当然」という感性のままなのだろう。

GAFAがすべての情報を統制するこの社会の恐ろしさを、トランプに対する言論弾圧で、まざまざと見せつけられた。
インターネット空間は、いざとなったらまったく自由なんて無い。

とまあ、こんな記事を書くと、おまえはトランプ狂信者かとか、Qanonかとか、訳のわからない罵詈雑言が飛んできそうだが、そういうレッテル張りも、日本のリベラルの得意技だ。もちろんネトウヨも同じだけど。

ほんと、どうして二元論、勧善懲悪、正義の味方と悪の軍団、式の思考しかできないのだろう。

この人の引用をすると、それだけでまたあれこれレッテルを貼られそうだが、大きな分析としては、これが正しいように思える。

「米国の政治は、従来の共和党vs民主党から、軍産エスタブリッシュメントvs草の根の左派と右派という構図に転換しつつある。」
田中宇の国際ニュース解説 1月3日の記事より

不正選挙については、郵便投票自体が秘密投票を侵す不正選挙だと思うが、トランプが主張しているような大規模な票の操作があったという証拠を私は目にしていないので、その通り!と言う気は無い。
まして、トランプが正義の味方だ!と叫ぶつもりもさらさら無い。

しかし、バイデンがトランプよりマシだとか、トランプ支持者は殺されても仕方ない、なんていう恐ろしいことを言うのは、私は拒否する。
自由とか民主主義とかを口にする方々は、安直な勧善懲悪ではない、原理原則をよくよく思い起こしていただきたい。



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2019-08-27(Tue)

トランプにいたぶられる安倍晋三

まずは、このツイッターです

この中のトランプの発言をgoogle翻訳(一部訂正)すると

「中国は彼らが約束したことをしなかったので、私たちは農民とともに私たちの国の様々な部分に過剰なトウモロコシを持っています。そして、安倍晋三首相は、日本を代表して、そのトウモロコシをすべて購入することになります。」

普通、こんな言い方しますか?
「中国が買ってくれなくて余っちゃったから、安倍首相が全部買うことになったよ」 というのが真実だとしても、一応安倍さんの顔を立てるために、「日本のトウモロコシが虫害にあったので」とかなんとか、口裏をあわせるでしょう。

ところがトランプは、安倍晋三に対してはことさらに、マウンティングしているところを露悪的に誇示します。
余ったトウモロコシの件も、自分で舞台裏を暴露しただけじゃ気が済まなくて、安倍首相の発言が終わってから 「トウモロコシのことも言いたいんじゃないの?」ともちかけ、安倍の口からも無理やり言わせるのです。

今回のトランプの言い分を一方的に飲んだ貿易交渉についても、トランプは5月の時点でこっそり約束したことをわざと暴露してしまいました。


これもgoogle翻訳すると

「日本との貿易交渉で大きな進展があります。農業と牛肉が大きく関わっています。 7月の選挙の後、私は大きな数字を予想しています。」

これは安倍晋三はじめ、関わった日本の官僚たちは こんな状態だったに違いありません。
20190827-1.jpg

そういえば、2年前のこの事件の時も、トランプは気が付かなかったと言うことになっていますが、この距離で気が付かないってことありますかねえ。安倍ちゃんだって、「うわあ」とか叫んだだろうし。

20190827-2.png

バンカーでひっくり返っているのがわれらが安倍首相で、左下のグレーのセーターがトランプです。
転ぶのは仕方ないですけど、トランプのガン無視はわざと放置したような気がするんですよね。



ことほど左様に、安倍首相に対する強烈なマウンティングを誇示するトランプの狙いは何なのでしょうか。
やはり、アメリカ国民の目線を想像する必要がありそうです。
一般のアメリカ国民にとっての日本は

20190827-3.png

こういうことなんじゃないでしょうか。
高校のロゴに原爆のキノコ雲。これ以上のマウンティングはありません。
アメリカ国民がみんな日本人が嫌いという意味じゃなくて、国対国の支配関係という意味で、意識する以前の前提になっているような気がします。
じゃなきゃ、大虐殺のキノコ雲をシンボルマークにしませんよね。

原爆2発も落とされて十数万人が虐殺されたのに、最高責任者だった天皇が「原爆は仕方なかった」と言っちゃうのが、日米関係の根本なんです。
その関係を、これでもかと見せつけて、アメリカ国民の溜飲を下げようというのが、トランプの狙いその1でしょう。



その2は、トランプが国内の権力をほぼ掌握したので、安倍晋三がジャマになってきた ということです。

トランプも、大統領になりたての頃は、すり寄ってくる安倍晋三は頼りになる存在だったでしょう。
世界のトップの中で、トランプ派は安倍首相だけだったのですから。

トランプが大統領に当選した瞬間に、まだ海のものとも山のものともわからない段階で、それまでのジャパンハンドラーズからトランプに乗り換えた安倍官邸の判断は、正直すごいと思いました。
本来は野党がやらなければならないことを、真っ先にやってしまったのですから、やられたなあ、と当時は思ったものです。

でも、徐々に軍産との力関係を塗り替え、最終的にロシアゲートを払拭することで、トランプはほぼ国内の権力を動かせるようになりました。
そうなったら、キャンキャン寄ってくる安倍晋三など、必要ありません。ATMとして吸い尽くす意外に使い道がない。
そこで、どんなに屈辱的で大損の取引でもNOと言えないように、徹底的に仕込んでいるわけです。

安倍晋三という人間に、徹底して主従関係をたたき込んで、わずかでも歯向かう気をおこさせないように、精神的に完全に制圧しているのです。
その成果は・・・・・でてしまってますねえ。

巻き添いを食うのは、牛肉の関税を9%に下げられちゃう畜産業者はもちろん、ただでさえ増税でエラいことになりそうなのに、国内の富をチューチュー吸い上げられてどんどん不況になっていく日本中の人たちです。
私だって、こんな乾いたブログを書いてますけど、ホンマに不安で仕方ありません。



その3は、にもかかわらず安倍が勝手に始めてしまった、韓国との対立への怒りです。
安倍晋三は、韓国がGSOMIAを破棄したら、トランプが文在寅を叱ってくれると信じていたはずです。
ところが、国務省や国防省は一応批判をするものの、肝心のトランプは「何が起こるか見てみよう」と言うだけ。

私が思うに、トランプさんはお怒りですね。
でも商売人だから、取るモノを取るまでは、それをチラチラ見せながら、「言うこと聞かないとわかってるだろうな」と交渉する。
で、ガッチリ儲けたら、おもむろに怒りを解き放つでしょう。

GSOMIAの破棄については、たぶん文在寅とトランプは合意済みでしょう。
米政権の中の既存勢力(反トランプ)は文在寅を責めますが、トランプは朝鮮戦争を終結させて在韓米軍を撤収するのが最終目標ですから、GSOMIAなんて要らないわけです。

要らないのですが、よりによって日韓対立のまっただ中で破棄というのは、最悪のシチュエーションです。
金正恩に対する交渉ネタにして、恩着せがましく破棄したかったのに、なんでこんなもったいない!といのがトランプの本音だと思います。
そして、こんなことになってしまった張本人は、訳のわからない理由でホワイト国外しなどやらかした安倍晋三なわけです。

取るモノを取ってワシントンに帰ったトランプは、さてどうしてくれようかと思案中でしょう。

貿易条件を再度つり上げてくるか、別口の巨額投資を要求してくるか。
あるいは、北朝鮮との交渉が一気に進む場合には、安倍ちゃんは詰め腹切らされるという可能性もあるやもしれません。
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いずれにしても、GSOMIA破棄は、なにか大きな動きにつながっていくような気がします。



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2019-01-12(Sat)

朝鮮半島と沖縄と日本

なんとも壮大な見出しを書いてしまいましたが、私の知見で書くことなので、あまり期待せずに読んでください。

朝鮮半島の38度線をめぐる動きは、驚くほど進展しているようです。

南北の雪解け急ピッチ、非核化は置き去り
2018年12月13日  NEWSWEEK


狡猾(利口とも言う)なトランプは、文在寅に先行させておいて、自分は後から適当に文句を言いながら後追いするという戦略をとっています。
文在寅も、そういうトランプの戦略を分かった上で乗っかっています。文在寅は文在寅なりに自分の戦略に利用しているのです。実に巧妙でクレバーだと感心します。
なんで彼らはそんなやり方をするかと言うと、朝鮮戦争の終結に反対の人が、韓国にも米国にも、おそらくは北朝鮮にもたくさんいるからです。そんな中で、できるだけリスクを減らして、暗殺されずにことをすすめるようとしているのです。

韓国はもともと「反共」の国として作られました。
反共が国是であり、反共独裁国家を樹立したのが李承晩(イスンマン)と朴槿恵(パククネ)のお父さんである朴正煕(パクチョンヒ)です。
反共は政治だけではなく、漢江の奇跡と言われるように国家ぐるみで経済発展を作り出しましたから、経済界もふくめてゴリゴリの反共で成立していた歴史があります。

光州蜂起に血の弾圧をした全斗煥(チョンドファン)の時代までは、そういう国だったのです。ですから、今でも「反共」で喰っている人は少なくないだろうと想像します。
文在寅は、そういう人たちを抑えながら、ある程度は妥協しながら、政権運営をやっているわけです。

米国にはもちろん、軍産複合体という政治経済を大きく動かす勢力があります。秘密組織でも何でも無く、巨大な軍需産業と米軍、その意向を受けた政治家や官僚の集団です。
米国では、「リベラル」とか「良識派」と言われる人ほど、実は軍産の息がかかっているという逆転現象が顕著です。

人権派のオバマが戦争ばかりやって、人格者とは対極にあるようなトランプが次々と戦争を縮小させています。
トランプも金正恩も、はやいこと2回目の米朝会談をやりたくても、それをさせまいとする米国内の軍産の力は相当なものだと思われます。トランプがディールしている相手は、金正恩よりはむしろ自国内の軍産の人たちなのでしょう。


日本はもちろん、国を挙げての従米です。それも、トランプ以前の軍産の思い通りになっていた米国への追従です。
アジアから手を引きたいトランプに、なんとか「出ていかないで」と縋りついていますが、本質的には朝鮮戦争を終わらせようとしているトランプを苦々しく思っています。従米で人権なんて屁とも思っていない日本のマスメディアが、トランプに対しては「人権」を振りかざして酷評するのは、そんなワケがあるからです。

日本の戦後復興は朝鮮戦争の特需だったということは、教科書にもかいてあることです。平和国家日本の礎は、隣国の国民の血でできているというわけです。
米国ほど巨大ではないとしても、日本にも立派な軍需産業はあり、今、もっとも注目されているのが辺野古新基地の建設です。

そもそも、日本にいる米軍は、朝鮮戦争に派遣された国連軍(もちろん実態は米軍)がそのまま居残っているのです。
形式的には、1945年に日本に進駐してきた米軍が、そのまま残っているというのではありません。
一応1952年に形だけは独立していますから、何か理由を作らなくては他国に軍隊を常駐させるわけにはいきません。しかも、費用まで他国(日本)もちで。

その理由が、「朝鮮戦争が終わっていない」ということなのです。
ですから、米朝会談が進展して、いよいよ朝鮮戦争終結ということになれば、在日米軍が日本に居つづける理由がなくなってしまうのです。

そんなわけで、日本の政治家もマスメディアも、なんとかして朝鮮戦争を終わらせないように、必死のパッチです。
徴用工裁判やレーダー照射に、異常なほど反応するのもそのためです。
南北融和をどんどん進める文在寅を叩く材料ができたと思って、内心はホクホク喜びながら、「韓国はけしからん!」と叫んでいるのです。
おそらく文在寅としては、「なにもこんな時期に判決ださなくてもいいのに」と思っているでしょうし、レーダー照射は反文在寅の軍がわざとやったのではないかとも疑えます。

日本マスコミが一所懸命に言うのは、最近は「トランプが文在寅を見捨てた」論です。
しかし、なんとかして朝鮮戦争を終わらせて、アジアにかかる金を引き上げたいトランプにとっては、文在寅という尖兵が絶対に必要です。
もちろん、文在寅を先行させておいて、自分は「慎重」なフリをするために、さまざまな駆け引きはやっていますが、狡猾なトランプの真意を見なければ、完全に情勢から置いて行かれることになります。

日本の軍産派や従米マスコミは、ほとんど置いてきぼり組になりつつあります。
ただし、安倍官邸(安倍個人じゃなくて)はかなり優秀ですから(悪い意味で)、情勢分析はできているでしょう。だからトランプに媚びているのです。
文在寅ばかり重用されて、安倍晋三のプレゼンスががた落ちな状況を逆転しようとして噛みついてみたものの、いよいよ自分の立場を悪くしていることに気が付いているはずです。
日本国内では、野党の実質的な後押し(分裂)もあって盤石の独裁体制を築く安倍晋三ですが、国際的には金をばらまいて支持をえるくらいしかできることがなく、ほとんど無用の長物と化しているのです。


だからこその、辺野古の強行なのです。
軟弱地盤の上にドロを振りかけてどうやって空港を作るつもりなのか知りませんが、何十年もかけて、何兆円もの税金を費やしてもしできあがったとしても、その頃には米軍は日本にいない可能性が高いわけです。そんなことは、安倍官邸もわかっています。
それでも、できあがるかどうか何てお構いなしに辺野古に土砂をぶち込むのは 「こんだけやってるんだから、出ていかないで」という泣きべそかいた懇願なのです。
逆に、ここで住民の反対で「やはりできませんでした」と言ってしまえば、「ほら、やっぱ米軍はいらないだろ」という、トランプにとっては格好の口実になってしまいます。

もちろんトランプは、終戦協定をむすんでしまうまでは、辺野古のことにも沖縄の米軍のことにも、一切触れないでしょう。
そういう、何かを予見させるような余計なことを言わないのは、ディールの常識ですから。

そこにねじ込まれたのが、あのホワイトハウスの署名です。

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今(1/12 12:50)現在で、20万8千近くまで集まっています。
大統領府からのなんらかの回答が出るまでに、まだしばらく時間はかかりますが、米国政府として辺野古について公式のコメントを出さなくてはなりません。
おそらくは 「これは日本国内の問題だ」という突き放した見解になるのではないかと思います。私は、とりあえずはそれで十分だと思います。「米軍だからしかたない」ではなく、「日本の問題」なのだということがはっきりすることは大きなことです。

ただ、一つの可能性として、もし米朝会談がトントン拍子で進むことになれば、米軍撤退に向けた象徴的な意味合いで、辺野古について何らかの意味深な言葉を発するかもしれない とも考えます。可能性は非常に小さいですが。
安倍晋三の日本などは、トランプにしてみればしょせん捨て駒ですから、自分の作戦にとって有用だと思えば、そういう可能性もゼロではないということです。

この署名で埋立が止まるとは思っていませんが、このような意味で、やはり私は少しでも多く集まることを期待しています。
回答が出るまで集め続けていますので、まだの方はぜひお願いします。

2月24日には沖縄県民投票が行われます。

デニー知事、一部市町村不参加でも実施 県民投票2月24日変えず
2019年1月11日 沖縄タイムス


安倍官邸は、沖縄市町村に直接わたす交付金なるものを作り、市町村にアメとムチで圧力をかけまくりました。

沖縄市町村に直接交付金 根拠法なき恣意的配分だ
毎日新聞 2018年12月30日


官邸から各市町村議員への働きかけ(恫喝?)もそうとうなものだったでしょう。
その結果、宜野湾、宮古島、沖縄、石垣の各市が不参加、うるま市が未定ということになっています。
有権者の30%以上の投票権を違法に奪っています。投票権を奪われた市民は、賛成派の中にも不快に思う人は多いはずです。

民意など一顧だにしない安倍官邸なのですから、強制力の無い県民投票にここまで介入せずとも、どんな結果が出てもこれまでのように「問題ありません」と言いながら工事を続ければいいものを、なんでここまで波風を立てるのでしょうか。

これもまた、トランプに口実を与えたくないということなのではないでしょうか。
県民投票で、圧倒的な「反対」が明らかになれば、それをいつ使うかは別にして、トランプが撤退のために使える持ち札になります。
安倍官邸はそれを恐怖しています。

沖縄の海を埋めさせないために、日本の力ではなくトランプの力をアテにしなければならないことに、かなり残念な思いはありますが、客観的な情勢として、このようなことがあるのでは、と私は考えます。


日本の韓国に対する過剰反応は、軍産の抵抗に対するガス抜きになりますから、当面は放置されるでしょう。
しかし、米朝の合意が進展すれば、ある時点で遮断されるはずです。そのタイミングが、鉄壁に見える安倍官邸を追い落とす絶好のタイミングです。

私たちにできることは、そのタイミングを見逃さずに、何ができるのか、何を準備するのか です。
本来的には、そこで選挙に勝てる体制=野党の結集ということなのですが、これは前の記事でも書いたように、どうも攪乱する確信犯、獅子身中の虫がいるような気がしてなりません。

身中の虫を内包したまま、あくまでオリーブを求めていくべきなのか、むしろここで身中の虫をあぶり出すリスクを冒すべきなのか、悩ましいところです。結論は出せません。
いろんな方々と相談しながら、もう少し考えたいと思います。


■■ お知らせ ■■

自由党・小沢一郎代表を囲む会
2019年2月16日(土)
大阪キャッスルホテル(天満橋)

第1部 講演会 12:30~ ホテル7階
 参加費無料
 ただし、党員・サポータ、生活フォーラム関西会員、第2部参加者のみ。当日の入会も可能です。
 共催:生活フォーラム関西 自由党大阪府連

第2部 懇親会 14:00~ ホテル3階
 参加費 1万円 (政治資金パーティー)
 主催:自由党大阪府連

いずれも申込が必要です。 申込用紙などお送りしますので、info@mei-getsu.com山岸までご連絡ください。


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2017-04-14(Fri)

トランプは血も涙もないイスラム国壊滅作戦をやっている

「血も涙もない」&「イスラム国壊滅戦」 である

前半だけ非難したり 後半だけ持ち上げたりするのはご都合主義だ。

人道的にはメチャクチャな血も涙もないやりかたで、しかし、自ら(つまりアメリカ)が作り出してしまったイスラム国を壊滅させようとしている。

米、最強爆弾「全爆弾の母」を初使用 アフガンでイスラム国に
2017.4.14 産経


アフガニスタン駐留米軍は13日、同国東部ナンガルハル州で大規模爆風爆弾(MOAB)の「GBU43」を投下し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が防御用に使っているとみられるトンネル施設を攻撃したと発表した。MOABは核兵器を除く通常兵器としては最大の破壊力を持ち、実戦で使われるのは初めて。
(引用以上)

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「民間人の被害を防ぐため最大限の注意を払った」とも言っているが、核兵器に次ぐ破壊力なのだから、犠牲が出ていないわけがない。だからこそ、これまでは使われなかったのだろう。まさに、血も涙もない激しい攻撃だ。
格納庫の屋根に穴を開けただけの、形ばかりのシリアへのトマホーク攻撃とは大違いだ。

イラク・シリアに展開するイスラム国の主力はロシアに任せておいて、補給路を断つことにトランプは注力しているようだ。

米、中東政策を軌道修正 対テロでエジプトと連携
2017/4/4 日経


 ホワイトハウスの発表によると、両首脳はIS掃討などテロとの戦いで連携を確認。トランプ氏はエジプトが取り組む経済改革への支持や軍事支援を約束した。中東和平問題では、両首脳がイスラエルとパレスチナ双方を支持することに共通の利益を持つと表明した。
(引用以上)

エジプトのシシ政権は、流血のクーデターで政権を簒奪した非合法政権だ。しかし、トランプはそんなことはお構いなしである。なぜなら、エジプトのシナイ半島にイスラム国は拠点を持ち、シシ軍事政権はそれと戦っているからだ。
昨年12月、そして上記記事の直後にも 大規模な爆発で多くのエジプト人が亡くなっている。

イスラム国の最大の補給路はトルコであることは誰もが認めるところであろう。そして、そのトルコから独立をめざし、トルコ政府が不倶戴天の敵としているクルド人の軍が、イスラム国を壊滅寸前に追い込んでいる。
トルコ政府がこれにたいして、どのような態度をとるかで、イスラム国の運命は大きく左右される。
クルド憎しでイスラム国に肩入れするのか、それとも大勢に従ってイスラム国を封じるのか。

米国務長官、トルコ大統領と会談 関係改善は進まず
2017/3/30 日経


さすがに目に見えた成果はでていないようだが、明らかにトルコに協力させようと努力はしている。

イスラム国のスポンサーという意味ではサウジアラビアである。

サウジ副皇太子、トランプ大統領と会談-「歴史的転換点」と表明
2017.3.16 ブルームバーグ


トランプはイランとの核合意をカードにして、サウジを押さえ込む作戦のようだ。
シーア派のイランは少なくともイスラム国との関係においては、心配ない。裏でスポンサーをやっているサウジのほうを押さえようということだ。

もちろん、これまでボロカスに言ってきたNATOにたいしてもトランプは豹変した。

トランプ米大統領、NATOは「もはや時代遅れではない」
2017年04月13日 BBC


ストルテンベルグ事務総長をホワイトハウスで迎えたトランプ氏は、テロの脅威がNATOの同盟関係の重要性を強化したと述べ、イラクやアフガニスタンといった「パートナー」に今まで以上に協力するようNATOに呼びかけた。
(引用以上)

このように、イスラム国が生き延びられそうな途を片っ端から潰している。

こうやって書いていると短気な読者から あいつはトランプの戦争を支持している!! とお叱りのコメントをいただきそうなので断っておくが、支持とか支持しないとか以前に、正義とか不正義という価値判断以前に、トランプが何をしようとしているのか理解することが必要だと思うから書いている。
そこは理解していただきたい。

そして、見えてくるのは、やり方は血も涙もない。爆弾でもミサイルでもぶち込む。民主主義とか自由主義などのイデオロギーも二の次。独裁だろうが軍事政権だろうがお構いなし。その意味では 実に酷いやりかたである。

一方で、これまでマッチポンプの戦争を継続するために温存されてきたイスラム国を、本気で潰そうとしている。軍事はもっぱらロシアやクルドにやらせながら、外交を駆使して補給を断ち切ろうとしている。 これは冷戦後のアメリカの戦争、すなわち巨大な軍産共同体を否定する流れである。

これをどう評価するのかは、また別の話。ここでは、あえて良いとか悪いとかは書かない。
「こいつはこういうヤツだ」と決めつけてから物事を見るのではなく、よく観察してから「何をしようとしているのか」を判断すること。
トランプという人物は、そのための格好の教材になると思うのである。
そして、その動きは、私たちの明日に直結している。




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なんでボクは家を設計るんだろう  明月社のいえづくり 10

9 からつづく

 艶を出さないというのは木の塗装に限った話ではなく、家の内外で万事に通じる原則ともいえる。水道の蛇口と便器以外、というか水回りでやむを得ないところ以外は、基本的に艶無しにしたい。家の中のテカテカの代表はビニールクロスだ。塩ビという材料もよろしくないけれども、明月社の家でビニールクロスをほぼ使わない理由はその艶感にある。ビニールクロスを貼ると一気に壁や天井が迫ってきて部屋が狭く感じる。では何を主に使うのかというと和紙を使っている。洗面所や収納などはビニールクロスを使うこともあるので比べてみるとその違いがよく分かる。今ボクが座っている事務所の壁も、左側は和紙で右側の本棚の後ろはビニールクロスなので、首を左右に回すと実感できる。(壁の材料の話はまた後の項で)
 と、先ほどから目の仇にしている艶というのはそんなに悪いものなのだろうか。艶の名誉のために少し考えておきたい。辞書をひくと「物の表面から出るしっとりとした光」(デジタル大辞泉)などと書いてある。艶っぽいといえば女性に対するかなりの褒め言葉だし、読み方は違うけれど艶(えん)については「日本文学における美意識の一つ」(ブリタニカ国際大百科事典)とまで書いてあるし、本当に艶を敵にまわしても大丈夫なんだろうか。

 艶のある日本の美といえば代表格は漆器だろうか。幾重にも塗り重ねた漆は黒であれ朱であれツヤッツヤである。黒は酸化鉄で朱は顔料だそうだ。いずれにしても顔が映るくらい艶がある。この艶と、ビニールクロスやペンキの艶とは何が違うのだろうか。おそらくは厚さと粒そろいだろうと思われる。漆は半透明な樹脂を何層にも塗り込むので、膜厚の表面から記事に近い層までがすべて反射することによって、重合した反射光になるだろう。また反射する樹脂の細胞も、天然故に大きさが不揃いになり反射角は微妙に乱反射している。そこが合成樹脂とは違う艶になる所以ではないかと想像している。対するにビニールクロスやペンキの反射は画一的で表面だけの反射光になり、艶っぽいどころかテッカテカになってしまうのだろう。(文献を見つけられなかったので、ここは推測と想像)
 ただいかに漆の艶であっても、艶は一種の緊張感を生み出す。磨いた大理石もそうだしガラス張りのビルもそうだ。ビニールやペンキのような安っぽさはないけれども、やはり空間に緊張感を作り出す。休息と再生を第一に考えている明月社の家には、やはり艶は似合わないと思っている。

■木に出会う

 店舗デザインの数年間はなかなか充実していた。
 京都の会社に行った最初の年は、待ちに待った一級建築士の試験の受験資格の得られる年だった。毎日夜8時には仕事を終わらせてもらって近くの喫茶店に飛び込み、カレーとコーヒーを頼みウォークマンで雑音を塞いでみっちり2時間勉強。こんな生活をつづけたお陰でなんとか試験に合格できた。この半年の間、日曜以外は毎日毎日カレーを食い続けた。参考書から目を離さずに食えるので都合が良いのだ。これから資格試験にチャレンジする方はご参考にどうぞ。

 資格をとってからは徹夜になることも少なくなかったが、なにせ会社が木屋町や先斗町にほど近いため駅まで直行で帰るのは困難を極め、こんどは同僚と居酒屋に毎日毎日通うことになる。またこの時期にはボク的なパートナーにも出会い、所帯をかまえることもできた。そんな日々を送っていた頃、珍しく住宅の仕事が入ってきた。わざわざ店舗デザインの会社に依頼するだけあって、そのお客さんの第一声は「変わった家つくってや!」だった。
 その頃にはいきなりデザインから入るやり方にも慣れていたので、最初に正面から家を見たスケッチを2案用意して持って行った。これは家か?というような奇抜なものと、真ん中に外階段が貫く少しおとなしいものと。ボクは外階段プランが気に入っていたのだが、お客さんに見せたところ案の定、これは家か?に即決。ホントにこれを建てるのか、とボクも驚きつつ、書いてしまったスケッチを現実の物にするために脂汗を流した。

 ちょうどその作業をかかってるころ、朝のニュースで奈良県を襲った台風7号(1998年)の話をしていた。室生寺の五重塔に巨木が倒れかかりボロボロになったのを覚えている方も多いかと思う。日本の林業発祥の地とも言われる奈良県吉野地方でも大量の木が風で倒れ、林業が大打撃を受けた。風で倒れた木は製材してみると中で繊維が切れていることがあり、丸太の状態では問題なくても出荷することができない。
 そこで、吉野地方のとある森林組合が自分たちで製材をして一本一本チェックした木を売りに出した。それが、朝のNHKニュースで流れていたのだ。ボクは「変わった家はこういう変わった木で建てたらおもろいんちゃうか」というまったくの興味本位でそのニュースに食いつきお客さんに提案してみたところ、これまた即決。数日後にはお客さんとともに吉野に向かって出発した。
 その森林組合では、製材の様子を見せてもらうだけでなく、倒れた山を案内してもらい斜面一面がなぎ倒された光景に言葉を失った。(ついでに柿の葉寿司の工場まで見せてもらった) やや興奮気味に森林組合の事務所に戻り、さて実務的な打合せをというときに奥の部屋からかなりお年を召した組合長が出てこられた。そしていきなり言われたのが「なんでおまえらに売らなアカンねん」だった。吉野林業の過去の栄光を垣間見た瞬間だった。

11 につづく

2017-04-08(Sat)

【シリア空爆】59発のトマホークは消極的アサド承認か

米中首脳会談の 晩餐会の真っ最中。打ち上げられたのは、盛大な花火ではなく、59発のトマホークだった。

事前にロシアにも通告し、目の前の習近平にも耳打ちしてから、シリア西部のシャイラット空軍基地にむけてトマホークは発射された。

もちろん、あらゆる軍事行動に正義はない。
アサドの化学兵器(注)にも、トランプのトマホークにも、正義などない。
そのうえで、冷静に事態を考えてみようと思い、この記事を書き始めた。

 ※注 化学兵器はアサドが使ったのでないという見解があり、たしかに否定はできないので、「アサドの化学兵器」という決めつけについては保留し、文末に追記を書きます。

米国側の発表では、耳打ちされた習近平は「仕方がない」と答えたというのだが、にわかには信じがたい話ではある。
中国はロシアともに 明らかにアサドよりであり、「仕方ない」などと言うはずがないと思われるからだ。
ロシアのように非難するほうが中国の立場としては当然ではないのか

トランプ政権、シリアにミサイル攻撃 ロシアは侵略行為と非難
2017.4.7 ロイター


しかし、その後の中国の発表をみても、どうも「仕方がない」は本当だったのではないかと思わせる内容だ。

中国、トランプ米政権への直接的批判避ける 政治解決を呼び掛け
2017.4.7 産経


また、アサドの後見人であるロシアも、非難声明は出したものの、さほどの激しい動きは見せていない。
それどころか、プーチン本人は雲隠れしてしまって、意図的に姿を隠している。

ロシア、米シリア攻撃で会議? 公式写真をよく見ると…
2017.4.8 朝日


ロシアへの事前通告が何分前なのかはわからないが、ロシアからアサド軍へ速攻連絡が行ったのは間違いなく、基地側もトマホークが飛んでくるのはわかっていたはずだ。

これらの一連を見て感じるのは、今回の空爆はトランプからアサドへの
「君の後ろ盾のロシアや中国も了承済みだぜ」 という メッセージであるということだ。



では、なぜロシアや中国が、消極的とは言え空爆を了承したのか。
それは、アサド政権を和平交渉の主体として国際的に了承させるためだと考えられる。

シリアの情勢については、立命館大学の末近浩太教授が書いた以下の記事が詳しい

これでわかる!「シリア内戦」の全貌〜そして「イスラーム国」が台頭した
絶望が世界を覆い尽くす前に
2016.3.25 現代ジャーナル


アサド政権
複雑きわまる反体制派(半分はアルカイダ系)
イスラム国

ざっっくり言うとこの三つ巴で、最近はロシアが後ろ盾のアサドがかなり優位になっている。
しかし、今のように樽爆弾や化学兵器で一般人を殺しまくっていては、アサドを国際的に承認させることができない。
どうするか

アサドをいい子ちゃんにするしかない。
「認めてやる代わりに いい子ちゃんにしとけ」 ということだ。

レッドラインを超えなければ、ロシアや中国主導でアサド体制に集約していくことを、米国も消極的に認める。
そのためには、米国の面子も立つように いい子ちゃんにしておけ。

アサドがどのような態度になろうと、アサド政権を認めることが正義だとは思わない。
これまで弾圧されて虐殺された人たちが納得するとも思わない。
しかし、では半分アルカイダの反体制勢力や、イスラム国が政権をとればいいのか?
あるいは、三つとも殲滅して 国連統治にでもすればいいのか?

地球の反対側の私たちは、いくらでも理想や理念を語ることができる。
アサドもトランプもよろしくない と評論することは まったく正しいことだろう。
しかし、その評論はシリアの人民に何かをもたらすだろうか。
現実のシリアは評論ではなく何らかの「解決」が必要だ。

こういう見方は、何も楽しくないし、デモのテーマにもならないけれども、良いとか悪いとかをこえて、現実を分析することもときには必要だと思う。



そのうえで、われらが日本国総理大臣はどうなのか

安倍首相「米政府の決意を支持」…シリア攻撃
読売新聞 2017年4月7日


 安倍首相は7日、米軍によるシリアのアサド政権への攻撃について、「化学兵器の拡散と使用は絶対に許さないとの米国政府の決意を日本政府は支持する」と述べた。
(略)
 これに先立ち、政府は首相官邸で国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を開き、情報の集約と分析を進めた。菅官房長官は記者会見で、米国から日本政府に事前に攻撃の連絡があったかどうかについて、「日米間では日頃から緊密に連携をとっている」と述べるにとどめた。
(引用以上)

ここからわかることは、日本は事前通告をされていなかったらしいということ。
ロシア、中国だけでなく、報道されているだけでも、フランス、イスラエル、オーストラリアは事前通告されていたことを発表している。
そんななかで、寝耳に水だった安倍晋三の焦りはものすごいはずだ。

せっかくゴルフクラブやら50兆円投資やらをかかえて、いの一番にすり寄ったのに、いざとなったら相手にもされない。
交渉相手ではなく、ただの駒として見られているということを、改めて思い知らされた格好だ。

しかも、ドイツとフランスは先に電話で打合せをしたうえで、「理解はするけど解決は国連の枠組みで」とうまく逃げをうった。
不用意に「支持する」と言ってしまった日本は、今後この空爆の尻拭きをやらされる可能性もでてきた。

ロシアと中国が主導して進められていくシリア情勢に、米国側が一定の面子を保つために「同盟国」を派遣するということはないか。
具体的に何がおきるかはわからないが、一番の貧乏くじを、安倍晋三が喜んで引くのは間違いなさそうだ。


<追記 2017.4.10>
「化学兵器を使ったのはアサドではない。2013年にアサドは化学兵器を破棄させられている。反政府勢力が保管していたものが、アサドの爆撃で破壊され散布された。」などの情報屋見解が出回っている。たしかに否定できない。
私自身これまでホワイトヘルメットの活動などに疑義を呈する記事も書いてきた。
一方で、現地周辺で取材している複数のフリージャーナリストが「アサドは使わないと言いながら使っている」というレポートもしており、100%アサドではないという断定する材料も私は持っていない。この点については、どちらとも断定できないので判断を保留する、としか私には言えない。

ただ、化学兵器の出所がどこであろうと、今回のトマホークの意味はほとんど変わらない。つまり、「米国の面子をたてながら 消極的にアサドを承認する」「ロシア、中国に主導権を任せるための儀式だった」ということだ。
北朝鮮との関連ばかり日本では報道されるが、その意味ももちろんあると思うが、アメリカにとってまず第一義的にはアサドに対する強烈なメッセージである。それは「おまえらを殲滅する」というメッセージではなく、「ロシアと中国の了承のうえでぶち込んでるんだぞ」という意味だ。

ティラーソン国務長官もさっそく「アサドよりISを倒すのだ」と発表しており、「アサド政権の消極的承認」によって、内戦終結の道をつけるというトランプの方針は明らかになってきたといえる。




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なんでボクは家を設計るんだろう  明月社のいえづくり 6

5 からつづく

 平面プランを作りはじめる時、ボクは(たぶん多くの建築家が)四角い部屋は書かない。方眼紙を使っている時でも、いきなり四角い部屋を書くことはない。敷地はしっかり書いたうえに、乱雑な○をいくつも並べ始める。例えば玄関とか、水回りとか、家の要素をザックリと丸く書いて敷地の上に並べていく。小さい玄関なら小さい○、広いリビングなら大きな○。実際はそういう部屋名ではなく「~~をするところ」というイメージで書いていく。「入るところ」「火をたくところ」などなど。専門用語ではゾーニングというやりかたで、ほしい要素を敷地の中にどう置いていくかをまず考える。もちろん、例えば南側に高いビルが建っているとか、東側の道路は車でうるさいとか、西側には公園があるとか、実際の敷地条件をすべて頭に入れてゾーニングをすすめていく。
 それがだいたい見当ついてきたら、徐々に四角の部屋に変換していく。図面の中の人になったつもりで歩き回り、動線や目線をチェックしながら、平面図に近づけていく。そのために玄関または道路を画面の下におくようにする。図面のルールは「北が上」なのだが、この段階では入口が下で、下から上に進んでいくようにすると「中の人」になりやすい。「中」にはキッチンに立っている人もいるし、テレビの前に寝転がっている人もいる。そうした人たちが違和感を感じないような平面や高さの位置関係を、少しずつ調整しながら詰めていく。紙上ではうまくおさまっているようでも、実際に歩いてみると落ち着かない間取りというのはよくあるもので、こんなことにならないようにするのがボクたちの仕事である。
 平面プランを作っているときに、同時にやっていることは構造を含めた立体計画だ。どこにどう柱を立て梁でつなぎ壁を配置するか。無理なく2階を乗せることができるか。屋根(つまり雨水)はどう流すか。それらによって外観はどんな感じになっていくか。これはまだ紙上には現れていないけれども、頭の中ではほぼ同時並行で進んでいる。さらにこの段階で法規のチェックも必要になる。とくに都市部では高さや床面積が法律の規定ギリギリになることが多いので、平面プランの段階である程度チェックしながら進める必要がある。
 いわゆる右脳と左脳で言うと、感覚的な右脳部分と、理屈や計算の左脳部分を同時に酷使しなくてはならないので、集中し始めると一心不乱になり時間を忘れる。音楽かけていてもいつの間にか終わっているし、プライベートな用事はしばしば霞んで消えてしまいあとで怒られる。それぐらいこの作業は設計のクライマックスであり、どれだけやっても飽きると言うことがない。

 「良い間取り」とは何か、これは愚問である。その家の条件によって千差万別、どこにでも通用する良い間取りなんてない。「面白い間取り」ならあるかもしれないし、ちょっとした小技で参考になることも多い。だから、間取り集のような本も見ることはあっても読み飛ばして終わってしまうことが多い。そんな中でも興味深いのは、古民家などの伝統的な家の間取りだ。日本の家に限らず、世界の民家の間取りは見ていて楽しい。
 気候、風土、手に入る材料、そうした条件に人の知恵が一ひねり加えられ、それが積み重なってできてきた民家。住み手自ら作り上げたり、無名の職人の相伝であったり、そこには「作品」のようなケレン味も、建売住宅のような投げやりな空気もまとっていない。それ以上でも以下でもない「家」として完結した民家はほど勉強になるものはない。ただ、今の社会に通用するかと言えばそれは別の話だ。社会のありかたが激変してしまった以上、ノスタルジーや異国情緒だけで毎日を暮らすことはできない。現代を生きる住み手にとっての民家、それが理想なのだろうと思う。
 明月社の家は、とくに民家を標榜はしていない。おこがましいからだ。見せかけだけを古民家に似せて「民家」を名乗る似せ(偽)民家で商売はしたくないし、得手勝手な解釈で「これが現代民家だ」と名乗るほど図々しくもない。
 さらに深刻な理由もある。地域社会の中で作られ維持され再生されてきた時代の民家は、商品ではなかった。木材も竹も壁土も茅葺きも、すべて地域にあるものを使い、地域の住民の協働で建築された。これを現代の商品流通と労働力市場で賄おうとする、びっくりするほど高額になる。否が応でも、ほとんどのものが商品になってしまった今日、昔日と同じことを目指してもしょせん無理があるのだ。少なくとも、圧倒的多数の住み手が暮らしている都市部では通用しない。都市部に住み、毎日会社に通っているほとんどのこの国の人々にとっての民家。まだハッキリした姿は見つけられていないが、それが現代の民家であり、明月社の家が目指しているところだ。

 と、かなり理想論に走ってしまった。ひとり一人の住み手にとっては、そんな話よりも「どんな家にするの?」という話のほうが切実なのはまちがいない。ただそれでもボクは住み手に「どんな家がほしいですか」とは訊かない。はじめにも書いたけれども、形からは入らずに、「何をするのか」から入っていく。生活パターン、大事にしている習慣、家ができたらやってみたいこと、子どもが自立したり老後になったらやってみたいこと。もちろん住み手の中には、いくら尋ねてもなかなか答えが返ってこない人もいる。「4LDKで子ども部屋は6畳で・・・」という話から一歩も進まない時もある。
 そんな時は、ある程度プランを進めながら、でもいつでも一から変更するつもりで図面をはさんでしつこく尋ねる。すると、ポロポロと毎朝の忙しい用意のこととか、趣味の話とか、話の端々に少しずつ挟まってでてくるようになる。そうやって、中に人を入れた状態でなければ、ボクはプランができない。いくら、適当にやってくれと言われても、ボクには作れないのである。もし明月社の家を建てよう、と奇特なことを思って下さる場合は、こういうマダルッコシイ話から始めなくてはならないと覚悟しておいていただきたい。

 そんなインタビューの段階の次は、いよいよプランを作っていく。先ほど書いたように、ゾーニングから始め、平面と構造と断面と法規チェックを同時に組み立てていく。この中身は、それこそ実在の住み手がいないと具体的なことは書けないのだが、それでも特徴的なことはいくつか書き留めておきたい。
 まず、住み手の家族の目線だ。部屋の形を捕らえているのは、五感のなかの視覚がほとんど。足や手で触ることよりも、まずは目線で壁や天井や窓を捕らえている。なので、例えば図面に12畳のリビングがあるとき、大事にことは12畳であることではなく「どう見えるか」である。もし10畳であっても「広いな」「いいな」と感じればそれでいいし、14畳あっても「狭いな」「いやだな」と感じるならばNGだ。それは平面図を平面図のまま見ていても分からない。簡単なのは、スケール(巻き尺)を持って、座る場所から窓まで、とか、窓の大きさ とかを目の前で実寸で見てみることだ。

7 へつづく

2017-02-15(Wed)

金正男の暗殺は、隣の国の話ではすまない予感

金正男が殺された方法には興味がないが、その結果には注目せざるを得ない。

どこまで事実かはわからないが、これまでも記事が流れていた

史上最悪の「兄弟ゲンカ」金正恩は、兄・金正男も「処刑」する気だ
2014.1.16 週刊現代


張成沢と金正男が意気投合していたのは、二人とも北朝鮮の経済改革の必要性を痛感していたからだという。

「張成沢は党行政部長で、首都・平壌のリフォームの責任者だった。妻の金敬姫は党軽工業部長で、生産増加の責任者だった。この夫妻は金正男を頼り、金正男は中国を頼った。
この3人は、北朝鮮で一刻も早く中国式の改革開放政策を実施しないと、国が崩壊すると危惧していた。張成沢は直接的に金正恩政権を批判したことはないが、金正男は露骨に批判していた」(同・中国の外交関係者)

(引用以上)

金正恩が見限られた? 中国が企む北朝鮮「金正男体制」の全貌
日刊大衆 2016年2月3日


暴走する“三胖”(正恩)に対し、同じ体型でも、中国に対して従順といわれる正男氏を4代目に据えたいのが、大国の考えだという。「中国は社会主義体制下での世襲は、好ましくないと一貫して主張してきましたが、正男氏も、世襲には慎重な姿勢なのです」 こう解説するのは、外交評論家の井野誠一氏。
(引用以上)

張成沢にしても金正男にしても、処刑や暗殺までされるのは、それなりの背景があったと考えるべきで、それは中国だろう。
中国は、これまで米国との交渉の道具として、北朝鮮の突出を利用してきたが、経済大国になった今となってはそのような北朝鮮の無茶ブリがジャマになっている。
おとなしく、中国の属国になってくれる方向を目指していたのは間違いないと思う。

クーデターまで画策していたのかどうかはわかりようがないが、中国にとって利用価値があるから金正男を保護していたわけで、今回の暗殺は中国の逆鱗に触れたはずだ。



金正男を保護していたのが中国ならば、金正恩は国際的にはまったく孤立無援なのだろうか。

いや、この関係は強固に続いていたようだ

20170215-1.png

上の写真はこちらのサイトからお借りした

北朝鮮・統一教会・自民党の奇妙な「三角関係」…金正恩氏が教祖に弔電
2015.8.30 高英起  | デイリーNKジャパン


北朝鮮の国営メディアである朝鮮中央通信は30日、金正恩第一書記が、韓国発祥の宗教団体・世界基督教統一心霊協会(統一教会)の教祖である文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の3周忌に際し、遺族らに弔電を送ったことを伝えた。
(引用以上)

そして、統一協会と言えばこの男だ

20170215-2.jpg20170215-3.jpeg

祖父の岸信介の代から脈々と築かれたコネクション、祝電を打ったり講演をしたり機関誌に登場したり、安倍晋三と統一協会(家庭連合)の関係の深さは隠すべくもない。
金正恩と、安倍晋三は、統一協会という強い絆でしっかりとつながっているのである。

北朝鮮がミサイルと言われるロケットを飛ばしてきた歴史を振り返ってほしい。安倍晋三が「「ここで飛ばして欲しい」という絶妙のタイミングで発射している。
12日の、日米会談にピッタリと合わせた発射などはその典型だ。

アジアから足を抜きたがっているトランプに、嫌々ながらもコメントをせざるを得なかった。

<a href="http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/11/trump-northkorea_n_14696628.html">トランプ大統領は一言だけ。北朝鮮ミサイル発射への声明、安倍首相と温度差
The Huffington Post 2017.2.12</a>

動画で見ると、安倍の得意そうな表情と、苦虫をかみつぶしたようなトランプの表情がわかる。しかもトランプのコメントはわずか10秒だ。

<iframe width="300" height="169" src="https://www.youtube.com/embed/3UyV2bpDJJ4?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

ここまで状況が整っていて、金正恩を支えているのが、統一協会を介した安倍晋三であるということを「陰謀論」でかたづけるのは、現実から目を背けることになる。

北朝鮮を中国の属国として温和しくさせる可能性があった金正男は、北朝鮮の脅威を最大限利用したい安倍晋三にとっても、自らの権力を維持したい金正恩にとっても、共通の敵だった。
もちろん、トランプによって冷や飯を食わされている、米国のジャパンハンドラーズたちにとっても。



いずれにしても、この暗殺で、中国はカードを失ったともいえるし、本気で北朝鮮に介入していくキッカケになるとも言える。

かなり激しい動きが予想され、安倍晋三はそれに乗じて「危機」をあおり立てて、共謀罪をふくめて強硬な国会運営を正当化していくだろう。

簡単に予測はできないが、中国とアメリカの対応を緊張感をもって注視していかなければならない。





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