2017-03-21(Tue)

【森友疑獄事件】国税庁長官・迫田英典こそが巨悪の元締め

森友疑獄事件は、あまりに話がややこしくて、マニアックに追いかけている私のような者はべつとして、一般の人にはかなり分かりにくい話になっている。

教育勅語と日本会議、私学審議会と大阪維新と松井知事、8億円値引きの国交省と財務省 安倍夫婦の寄付と印籠 ぜんぶつながっているとはいえ、しかもどれもこれも相当オオゴトであるにもかかわらず、バシッとしたインパクトになりきれていない感がある。

それは、「悪者」が明確ではないからだ。
悪者を作り上げてバッシングする橋下流とでも言うべきやり方が良いかどうかはともかく、やはり一般の人の目には「悪者」がはっきりしていないと、受け止め方がボヤッとしてしまうのは否定できない。
悪者でないのに悪者に仕立て上げるとか、小悪人をスケープゴートでぶったたくのはよろしくないが、本当の悪党がいるのならば、吊して叩くのに遠慮は要らないはずだ。

もちろんこれは、証拠を積み上げて詰めていくほうの話ではなく、全国の関心を集め、現政権の支持率を下げるための作戦の話である。

この事件の当初は、籠池総裁という異形の悪党がいたので、だれの目にも印象は鮮明だった。しかし、籠池総裁が尻尾切りされ、それに刃向かう姿勢を見せていることから、単純に悪党としては見にくくなってしまった。
安倍昭恵の関与は明白ではある。自らすすんで印籠になって便宜供与する「最強の私人」は、まったくもって卑劣な女性であると思うけれども、しかし主役級ではない。

菅野氏やマスコミの論調も、松井知事の責任を問う方向になっている。大阪府の私学審議会での「認可適当」は、どうみても超強引であり、しかもそれを 俺は知らんと言い張る松井の傲岸不遜は、たしかに悪党にふさわしい。
実際にカネに関わる部分は、どうも維新系が仕切っていたのではないか という疑惑もいろいろ出てきている。


今日の21日で、藤原工業の振り出した手形が落ちなかったようなので、これから恨み骨髄の下請け業者から、どばどば情報リークが出てくるだろう。
その意味でも 維新と松井を叩いておくのは正解だ。

ただ、大阪ではその意味が実感できるのだが、全国的に「維新を叩くべし」「松井を叩くべし」というモチベーションが共有できるのかというと、そこはちょっと疑問なのである。
橋下・松井というキャラクターに対するイメージも、維新に対する心証も、大阪と全国ではかなり違う。大阪人の維新に対する支持も恨みも、どっちも他地方の人にはなかなか伝わらない。
だから、やはりメインキャストは ちょっと違うのかなという気はする。

そこで登場するのが、この男である。

20170317-2.jpg

国税庁長官・迫田英典

日本中から血のにじむ税金を巻き上げている張本人。
このドラキュラ迫田、副島隆彦氏に言わせると「タックステロリスト」迫田が理財局長だった時、色々と工夫をこらして森友疑獄のシナリオライターをつとめ、その功績で国税庁長官に就任した可能性が高いのである。

福島のぶゆき議員 「(総理に)1年で5回も会った理財局長は迫田だけで、他は1回か2回。しかも予算関連だから理財局長と主計局長とコンビで入るのが通例なのに、迫田は官房長と事務次官と入っている」

辻元清美議員「当時の迫田理財局長は役人なのに答弁に出てこない。籠池泰典だけではなく、(安倍と同じ)山口県出身の迫田を参考人招致すべき」



つまりこういうことだ。
森友疑獄はほんの氷山の一角で、こいつらは次から次へと、国有財産を「合法的に」横流しして、その上がりを巧妙に環流させているのではないのか。

そして、そのプレーヤーは日本会議のなかからプロジェクトごとに選抜され、関連する現場の役人は「それ系の案件」だなと忖度したり斟酌したりして、全力で通すようにしなければならない という暗黙の共通認識があるのではないのか。

また、学校建設が都合が良いのは、補助金という形で税金を注ぎ込めるし、寄付金というかたちでマネーロンダリングもできる。
何十億円も優遇された学校法人から、利得の割合に応じて後から還元させれば、税金もアングラマネーも見事に関係者のポケットに収まることになる。

日本だけでも20兆円はあると言われているアングラマネーの資金洗浄に学校法人などの公益法人が使われることは もやは常識らしい。以下は1年以上前の記事である。

狙われる公益法人 脱税・マネーロンダリングの隠れみのに
2015.12.12 産経


何とかしてドラキュラ迫田を守ろうとする財務省の姿勢をみていると、どうやら迫田こそが「それ系」の手配師であり、実務の元締めなのではないか。
そして、日本会議のネットワークとは、全国津々浦々に張り巡らされた「それ系案件」実行部隊の組織でもあったのではないか。
氷山の全容がおぼろけにでも見えるようにするためには、迫田のこれまでの行動を徹底的に洗うことが必要だろう。

その巨大な国会犯罪を暴くために、迫田英典を、証人喚問すべきだし、私たちも写真付きでどんどん宣伝するべきだ。

そして、その元締めと同郷のよしみを通じ、実行部隊の日本会議の精神的支柱ともいうべき人物こそが、安倍晋三内閣総理大臣である。安倍晋三という印籠があったからこそ、「それ系」は効力をもって進められていった。その見返りは、なぜか一強の絶対権力だ。まさに、「それ系」の印籠であることが、安倍晋三の権力の源泉なのではないか と私は本気で疑っている。

そして、そのような国家犯罪は、かなり有能なプロデューサーがいなければ完遂できない。
それこそが、ドラキュラ迫田だ ということを証明することが、本当に日本を揺るがす疑獄事件の始まりになる。

迫田を吊せ!
この声が、全国の隅々で税金を巻き上げられて泣いている人々の口からうめきのように漏れ出てくる時、日本は変わり始めるだろう。



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2017-03-18(Sat)

【森友疑獄事件】 ミス?  大阪維新の逃亡作戦を検証する

森友疑獄事件のなかで、一方の当事者であった大阪府と大阪維新が、なんとか逃げ切ろうとしている。

このお二人の顔を見ただけで その日一日気分が悪くなるのでできるだけ見たくないのだけれど、しかたなく毎日ツイートなどチェックしているのだが、ある時点からあきらかに発言の流れが変わった。
その時点とは

大阪 松井知事 森友学園の小学校 認可答申の背景に国の要請
3月14日 NHK


大阪府の松井知事は13日、「当時、国からは国有地の売り渡しを審議会にはかるため、小学校の認可の見込みを発表してくれと言われた。国の担当者が大阪府教育庁の私学課に何度も足を運んでいた」と述べ、府の私学審議会が答申をまとめたのは、国有地の売却を早く進めたい国の要請を受けたものだったという認識を示しました。
(引用以上)

私のように顔も見たくないと思っているような人間でなくても、このニュースを見た瞬間に 責任のなすりつけあいだな と感じたことだろう。

そして、ここから 松井知事と橋下徹前知事との 異様なかけあいツイートが始まる
あまり目にしたくない方も、我慢して見ていただきたい。




















さあ、ここまでの彼らの言い分をまとめると

・本来NGの借地の上の校舎を認めたのは期間内売買契約だったから。
・財務状況を確認しなかったのは大阪府のミス
・それは財務状況を確認しない審査体制がわるい
・審査体制を見直さなかったのは自分たち(新旧知事)のミス、失態
・今後は見直します
・大阪府は国から圧力を受けていた
・上級官庁からの要請であり圧力ではない

という感じであろう。

もっとコンパクトにすると

①審査体制を見直さなかったこと「だけ」は自分たちのミス。

②国から要請はあったけど、それを「圧力」とは言いません

ということだ。

ギリギリまで自分たちの責任を削りに削って、もっともダメージのない、法的にも道義的にも罪に問われない部分に絞りきって、「責任を自ら認める」ことで、あたかも潔いかのように演出する。
いかにも、橋下氏らしい作戦の組み方である。

ミス という言い方で、「意図はない」「故意ではない」ということを、必死に主張している。
本当に ミス なのかどうか。 ここが、橋下氏と松井知事、しいては大阪維新について究明しなければならないポイントだ。

党として号令をかけて塚本幼稚園に見学に行き、大宣伝をさせた大阪維新。
異例づくめの認可を進めてきた橋下前知事と松井知事が指導する大阪維新。
この大阪維新が、意図や故意をもって 組織的に「森友疑惑事件」に関わっていないのかどうか。

お二人の掛け合いツイートを見るにつけ、この包囲網が狭まってくることに恐怖し、なんとかして逃げ切ろうという「意図」を感じてしまうのは私だけなのだろうか。


内部事情を知る上西小百合議員のこのツイートの意味を、もっと着実に追っていく必要があるのではないか。

しかも、橋下氏が「国の圧力」と言うことで、雰囲気的に国に責任を押しつけながら、かたや松井知事は「圧力とは表現しません」」と逃げ道を作り、実は「お国に刃向かうつもりはございません」という恭順の姿勢を示している。
なにせ、現役の府知事が 国のことを「上級官庁」と言うのだから。 地方自治体と国は対等の関係であるのに、当の府知事が「上級官庁」とへりくだっている。もう 何をか言わんやである。

20170318-2.jpg100万円寄付疑惑は、たしかに大きな話ではあるが、違法性のない寄付で、しかも昭恵夫人がかってにやった責任ということで、もっとも軽いダメージで安倍晋三が逃げ切るための道具にされるリスクもある。
もし退陣と言うことになっても、影響力を残して後継を指名する形で退陣するのか、石持て追われるのかによって、これからの日本の行く末は大違いだ。

だからこそ、100万円スクープをものにした菅野完氏が、あの会見で迫田英典(国税局長)と松井知事の顔写真を掲げたのである。
100万円スクープだけに頼るのではなく、財務省ルート、国交省ルート、大阪府&維新ルート をきっちり洗っていく必要がある。


■■
予定されている市民集会等

● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 日時:3月19日(日)午後2時~4時
 場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 協力金:300円
 お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280



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2017-03-17(Fri)

【森友疑獄事件】 安倍の100万円寄付もすごいけど、このネタも実はすごい

いきなり赤旗の引用から

貸し付け 事前に伝達 宮本岳議員 森友疑惑 新資料示す 衆院財金委
2017.3.16 しんぶん赤旗


 宮本氏が明らかにしたのは、財務省近畿財務局が豊中市に提出した「承諾書」と書かれた1枚の文書。国有地開発について豊中市に森友側との協議を認めたものです。貸し付け契約について、森友側が目指していた小学校の新設について審査する大阪府私学審議会と、土地処分を審査する財務省国有財産近畿地方審議会の「答申を得た後で行います」と明記。籠池理事長の本名「籠池康博」の直筆のサインがあります。「承諾書」は2014年6月30日付。私学審議会の答申(15年1月)や国有財産近畿地方審議会の答申(同2月)の半年以上前に貸し付け契約の見通しを学園側に伝えていたことになります。
 財務省の佐川宣寿理財局長は「地元自治体との事前相談の事例はいくつもある。特別なことではない」と言い訳しました。
(引用以上)

これについては、私も以前から疑問におもい、2/18の記事でも書いていた

 安倍晋三記念小学校(瑞穂の國小學院)は国有地を勝手に使用していたらしい件

20170317-1.jpg
国財審議会で一応の認可が出る何ヶ月も前から、現場に看板が掛かっていたのはよく知られている。
あの看板はタダの飾りではなく、森友学園が豊中市に条例に基づく申請をだし、その審査を進めるためのものなのだ。

条例はふたつあって
○豊中市中高層建築物等の建築等に係る紛争の予防及び調整等に関する条例
○豊中市土地利用の調整に関する条例

豊中市の場合どちらを先に出すのかは聞いていないが、だいたいどこの市でも同じような手続きがある。
そして、条例に基づく申請を、他人の土地を勝手に使ってできるはずがないのだ、本来は。

佐川理財局長は、例によって霞ヶ関文学で微妙に言い方を変えて誤魔化しているが、これは「事前相談」ではない。
あくまでも、条例に基づく正規の申請であり、それをうけての審査と認可である。
こんなことが、まったく赤の他人の土地でできるわけがない。もし、豊中市が勝手にやったら行政訴訟ものだ。

あまりに不思議なので、豊中市議の木村真さんたちに聞いてみようと思いながらなかなかその機会がなかった。
で、今日やっと 瑞穂の國記念小學院を考える会の集まりに顔を出すことができ、そこで共産党の山本いっとく市議と話をすることができた。

聞いてみてビックリ、なんと昨日その話を宮本たけし議員が国会で質問してる とのこと。
冒頭の記事にある通り、山本さんたち共産党豊中市議団の引き出した情報だ。
ああ、もっと早く相談していればよかったなあ と思いつつ、ようやくこの話が表沙汰になったことに安堵した。

共産党サンには 佐川局長に対して「条例に基づく申請行為は 自治体との事前相談に当たるのか」と突っ込んでもらいたい。
そして、「申請行為も特別なことではない」というのであれば、その具体例を挙げさせることだ。

もし本当に、「国財審議会も通っていない段階で 条例に基づく申請を国が承諾する」 なんてことを他でもやっているのであれば、それこそ、さらなる疑獄事件の始まりである。
まってましたとばかり、新たな追及を始めればいい。

答えるも地獄、答えないも地獄の境地に 佐川局長には立っていただこう。



100万円ショックは、本当にすごい話しだ。
なんとかして安倍の首を取りたいものだ。

しかし、明確な物証のない話は、なかなか首根っこを押さえるのが難しい話でもある。
民進党が、籠池総裁の証人喚問と引き替えに、もう一方の当事者である安倍晋三も証人喚問せよ と頑張るくらいの根性があればまだしも、ポーズだけのヘタレばっかなので、その望みはない。

何度も書いているが、追及には、(良い意味での)印象操作と、確実な証拠の積み上げ の2面が必要だ。
印象操作は「100万円」でつかみはばっちりだが、証拠の積み上げはまだまだ弱い。

その意味で この「承諾書」の話は、かなり決定的なネタである。
「承諾」をした担当当事者を引っ張り出し、順繰りに「おおもと」をたぐること。
いきなり大物から攻めると、「部下がやった」という言い訳の連鎖で、担当社が追い詰められて、最悪の場合自殺者が出たりする。

上から行くのではなく 下から攻める。
「上司に言われました」という言い訳の連鎖で、おおもとをたぐり寄せるのだ。

まずは、「承諾」をした財務局の担当者と、8.2億円の見積をした航空局の担当者と、認可適当に誘導した大阪府私学課の担当者 この3人を承認喚問すべきだ。

ついこの間まで「チーム籠池」として安倍晋三記念小学校の設立運動を盛大にやっていた妖怪ども。教育再生会議とかいう仮面を被って暗躍している 自民・維新とそのバックボーンを、白日のもとに引きずり出す。
安倍の首はとりたいけど、敵は安倍晋三すら「尻尾切り」してくるかもしれない。尻尾ではないにしろ、いくつかある頭のうち一個は泣く泣く切り捨てるという判断をする可能性はある。
あくまでも、最終目標は 安倍晋三をふくむ妖怪集団をあぶり出すことだ。

そのためにも、100万円は最大限騒ぐとともに、地道な証拠の積み上げを大事にしなければならない。

■■
予定されている市民集会等

● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 日時:3月19日(日)午後2時~4時
 場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 協力金:300円
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2017-03-16(Thu)

【森友疑獄事件】ついに裏側が見え始めた

籠池総裁が、外国人記者クラブの会見を中止して、その足で菅野完氏の自宅へ向かった。

人と人との関係は、摩訶不思議である。そして、主義主張や表出される言葉だけではない、信頼関係なのだなと思う。

菅野氏を各社が囲んでいるところを、FNNが全編動画公開している。
私は、息をするのも忘れて見入ってしまった。

籠池氏 会見延期の理由は
2017.3.15 FNN


いつまで公開されているかわからないので、とりあえず私のブログなんて後回しにして、速攻で見ておくことをお勧めする。

籠池総裁は、いよいよ腹をくくったようだ。
彼と、その媒介を任された菅野氏を、なんとかして守らなくてはならない と思っていたら、さっそくこんな速報が

「籠池氏が閣僚との金銭授受明かす用意」
2017.3.15 FNN


森友学園の籠池理事長と15日に面会したジャーナリストの菅野 完氏が、15日午後、報道陣の取材に応じて、籠池氏との面会の内容を一部明らかにした。
菅野氏によると、籠池理事長は、小学校の建設をめぐって、金銭の授受を含む、ある国会議員とのやりとりについて、明かす用意があるとの態度を示したという。
菅野氏は、その実名を明らかにしていないが、これまでに、国会でも答弁している現役の閣僚だと話している。
(引用以上)

籠池総裁 大丈夫だろうか。冗談抜きで、身の安全が心配だ。

さて、籠池総裁の爆弾は発表を待つとして、現時点でもかなり「裏側」が実感できるようになってきた。

まず、小學院建設の工事費が、15億円のうち11億円が未払い という話。

私は、建設資金の15億とか20億とか言われる資金の出所を、ずっと疑問視して、ブログでも書いてきた。
ところが、この未払い報道が本当ならば、そもそも「資金はなかった」ということになる。

4億円だけ払っているとすれば、寄付金とこれまでに貯め込んできた補助金の範囲である。仮に7.5億だったとしても大幅に足りないし、フツウに建てれば15億かかるのはずだから、まったく問題外である。
いくら籠池総裁が情熱を込めて小學院を作っても、開校できないのははじめからわかっていたということになる。

籠池総裁のインタビューでのやりとりを見ていれば、思想的なことは別として、金銭や経営などの常識的な判断がぜんぜんできない人ではなさそうだ、ということはわかる。
げんに、これまで幼稚園と保育園を経営してきたのだから、11億も未払いのままで建物の引き渡しがされるとは考えないだろう。

ちなみに書いておくと、建築工事中の建物は誰のものかというと、元請けの工事会社である藤原工業のものだ。最後に引き渡しの手続きをするまでは、どんな工事でもそういうことになっている。
だから、莫大な未払いがあるうちは 森友学園は小學院の建物を自分のものとして登記することもできないし、使うこともできないのである。

これを逆から見れば、裏側が透けて見えてくる。

経済的な常識のある人が、自己資金も融資もなしで建設を進めるとしたら、「何か別の保証」があった ということだ。
「まかせておけ」という背景がないかぎり、いくら情熱が昂じていたとしても、11億もの欠損をわかって進めるはずがない。

その背景とは何か
まず、大きな枠組みとしては、ゲンダイの記事で取り上げられていた 日本教育再生機構大阪 である

森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体
2017年3月10日 日刊ゲンダイ


日本教育再生機構は、愛国心教育を徹底し、歴史修正主義的な育鵬社の教科書を使うことを主張する団体だ。理事長は八木秀次麗沢大教授。安倍政権を支える「日本会議」のメンバーで、安倍首相の教育政策のブレーンだ。諮問機関の「教育再生実行会議」でも委員を務めている。八木氏自身も籠池理事長と交流があり、森友学園が運営する塚本幼稚園で講演を行ったこともある。
(引用以上)

そして、この機構の大阪支部が、2012年にこのようなシンポジウムをやっている

動画ダイジェストを公開! ~2/26 教育再生民間タウンミ―ティングin大阪 大阪・教育基本条例の問題提起とは!~ 安倍元首相と維新・松井大阪知事が “教育で連携確認” そこで何が語られ、何が確認されたのか?

これが直接のキッカケかどうかはわからないが、この流れの中から 「安倍晋三記念小学校設立運動」として小學院建設が企画され、集団として進められていったのでないか。籠池総裁は、そのなかで、自らリスクをとったということだ。
彼自身の口からも 「私がやらないで誰がやる」という趣旨の発言が何回もある。

ただし、彼も自分一人でやるとは思っていなかっただろう。運動全体で、許認可も資金も補助金も面倒を見てくれるものだと思っていただろうし、実際にそうやってつい最近までは進んできた。

「運動」の一環として 大阪府は無理やり認可を進めたし、国交省と財務省は強引に土地の払い下げをやってしまった。
一人の責任では、とてもじゃないが恐ろしくてできないようなことを、「みんなで渡れば怖くない」でやってしまった。
そして、「みんな」であることの象徴というか、印籠が 安倍昭恵名誉校長だった。

私は、この背景について、ゲンダイの記事を読んだ段階では、確信はできていなかった。
しかし、どうやら本当に融資がないらしいということと、下記のニュースの中の発言を聞いて、もう間違いないと思った。

森友・籠池夫妻“音声”を独自入手、稲田氏との関係は?
2017.3.15 TBS


「私の方もずっと保守という方々と親しくさせてもらって。でも今回は保守の人は誰も助けに来なかった。これは重要な問題。一部の人は助けてくれた。他はぴたっと。大変なことやなと」(塚本幼稚園修了式の音声 森友学園 籠池泰典理事長)
(引用以上)

日本会議の側も、この冷たい仕打ちだ

籠池泰典氏は6年前に日本会議退会
2017.3.14 産経


籠池泰典理事長が平成23年1月に同団体を退会していたことを明らかにした。13日付で超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」に加盟する各議員に通知した。
(引用以上)

今年の2月17日には
「同氏(籠池氏)は本会の「運営委員」として名前は連ねておるものの、「代表・運営委員」という役職はありません。」
と声明を出していたのに、なんとびっくり、6年前に退会していたというのだ。退会した者が、運営委員になるのか?日本会議は。



そして、稲田朋美の 異常な答弁である。

事実は事実としてさらっと流しておけば、違法でも何でもないことを、頑なに否定し、「失礼なことされた」とまで言ってしまうものだから、墓穴を掘った。

副園長はたしかに稲田朋美が嫌いだといっているので、本当に失礼なこともあったのかもしれない。
だとしたら、そんな相手に 表彰をしたのだろうか。
現役の大臣に、大嫌いな相手に表彰状をださせるようなことができるのは 一体誰なのだろうか。

反対に、実際は籠池夫妻と昵懇だったとすれば、それを墓穴を掘るほど感情的に隠すのはなぜか。
ここに至って、この指摘が実感をもってくる。




椿原泰夫氏はもと高校教師であり、まさに教育再生運動のど真ん中であろう。
ここを掘っていくと、いわば 「安倍晋三記念小学校設立運動」の関係者がぞろりと出てくるのだろう。

冒頭にでてきた爆弾の正体が 稲田朋美なのかどうかはわからないが、すくなくとも、彼女の政治的生い立ちが「安倍晋三記念小学校設立運動」のメンバーのまっただ中にある ということは間違いなさそうだ。

もちろん虚偽答弁自体も問題だが、この疑獄事件の裏側に直結した存在だという意味で、稲田朋美にはスポットライトが当てられなければならない。



そして、教育再生機構大阪のもう一方の立役者である おおさか維新。
なにせ会長は 維新の遠藤敬であるし、あのシンポジウムのパネラーは、安倍晋三と松井一郎である。

上西小百合議員はこのように指摘している




橋下徹氏と松井一郎のツイッターをみていると、僕たちもちょっとは責任あるけど、ちゃんと制度を変えるから大丈夫で~す 手名感じの掛け合いをやっている。
あくまで形式上の間違いであり、ちょろっと謝ってみせることで、免罪されちゃおう という橋下氏らしい姑息な手段ではあるが、それだけ焦っているということだろう。

籠池総裁が襲われたり脅迫されたりしないかぎり、近日中に炸裂するであろう爆弾情報から、うっすらと見えてきた裏側がどれだけ明らかになるか。単発の贈収賄事件としてみるのでなく、大きな枠組みで理解していかなければ、せっかく覚悟してくれた籠池総裁の意思を活かすことはできない。
幼児のサッカーみたいに、ただボールが転がったほうに走るのではなく、戦略をもって攻め続けよう。


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2017-03-15(Wed)

【森友疑獄事件】財務省理財局長の虚偽答弁

財務省の理財局長は、国会でこのような答弁をした

20170315-1.jpg国有地売却で8億円値引き、審議会に諮らず
TBS News i 2017年3月13日


「この8億円の値引きの金額について、審議会で8億円引きますけどいいですかということは諮ったんですか」(民進党 川合孝典 参院議員)


 「諮ってございません。私ども地方審議会に対しましてはですね、相手方を森友学園にする、それから10年間の定期借地契約を結ぶ、10年以内に森友学園がその国有地を買い受けるということについて、ご審議の上、ご了承いただいております。その上で売却する時の価格につきましては、法令上、適正な価格、時価でということで、不動産鑑定評価に基づきまして売却をしているということでございます」(財務省 佐川理財局長)
(引用以上)

民進党もマスコミも、値引きを諮っていない と言うところだけを取り上げているが、そもそも財務局は、「急転直下 売却することになった」ということについて、ひとつも審議会に諮っていない。

佐川理財局長のいう「10年以内に森友学園がその国有地を買い受ける」というのは、たしかに賃貸契約書にはそう書いてあったのだろうが、2015年2月10日の第123回審議会では、財務省はこのように説明している

「森友学園は、貸付契約後8年を目途に本地を購入する予定 としておりますが、事業用定期借地契約の最短期間は定期借家法により10年と定められておりますので、貸付期間を10年間とする事業用定期借地契約を締結します。」(近畿財務局 立川管財部次長)

ようするに、8年間は借地料を納めてから、時価で販売する、という話。
この後、借地料も時価ではなく、籠池理事長が鴻池センセにお願いしていた通り、かなりお安く(2/3くらい)してあげる近畿財務局だが、そのお安い賃料でも2720万円/年であり、8年払えば2億を超える。それから時価で販売すれば、国庫には2億プラスで入ったことになるわけだ。

そのような枠組みで説明をしておきながら、契約から1年もたたないうちに売却に方針変更するというきわめてイレギュラーな売却だったにもかかわらず、売却することについては審議会に、ひとことも諮っていない。報告すらしていない。

それどころか、近畿財務局のホームページを見る限りでは、売買契約をした2016年6月20日以降に、一度も審議会は開かれていない。
 → 国有財産近畿地方審議会及び旧軍港市国有財産処理審議会

賃貸契約を決めた123回(2015.2.10)から売却直前(2016.6.16)の126回までを斜め読みすると、審議会で審議した物件が売却されたときは結果報告がされている。
当然、森友についても6/20以降に審議会をやれば報告せざるを得ない。報告をすれば、異常売却がバレてしまうので、とりあえず小學院が開校するまでは報告をしないために、審議会自体を開かなかった疑いもある。

そしてもちろん、124回から126回までの議事録に、森友についての審議も報告もひとこともない。

だから、審議会の委員の人たちは、この問題が世に出た時に、まずは値引き云々よりも、「えっ この間賃貸すると決めたばかりなのに、いつの間に売却してたんだ???」と驚いたはずだ。

佐川理財局長は、この大きな方針変更そのものを諮っていないということ、そして、売却した結果報告もしていないこと、を意図的に隠し、あたかも10年以内ならいつでも売却する予定だったかのような言い方をしている。

これは 誰かさんの大好きな「印象操作!」ではないのか。いや、意図的に大事な部分を隠しているというのは、虚偽答弁といってもいいだろう。

民進党も、もうちょっとしっかり突っ込んでもらわないと困る。
なんとなく、世論に乗っかって厳しめの質問をしているふりをしている くらいでは困るのだ。

■■
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2017-03-14(Tue)

【森友疑獄事件】 8億円のゴミはやっぱり無い 図解その3

ずっと探していた 2009年に大阪航空局が現地を調査したという資料の断片を見ることができた。

共産党の大河原としたか氏が2/24の時点でアップしていたようだ。



ただし、説明が少ししかないので、詳しい状況はよくわからない。
書かれている範囲では、

白地 レーダー探査で3mまで異常なし
桃色 3m以深にゴミがあってもおかしくない
緑と橙と黄色  最大でも3.3m以深にゴミ無し

と理解できる。
地山というのは、埋め立てた土じゃない、もともとの地層のことであり、この書き方だと「地山」と「粘土層」を同等の意味で使っていると思われるからだ。
実際に、ゴミ混じりで埋め立てた箇所が、粘土層という密な地層になることはあり得ないので、そう理解して間違いないだろう。

これを見ただけでも、あれ、ホントにゴミなんてあるのか?と疑問に思える。

ここに、二つの図面を重ねてみる。

一つは、玉木雄一郎議員が偽造写真ではないかと暴露した、2015年3月30日の写真をとった位置である。



この図面の矢印の先を、2009年の図面に赤丸でプロットしてみたい。

さらに、この写真を元にして、2015年4月に大阪航空局が8.2億円の処分費用を算出したのだが、その時に「平面的な範囲」を示している。 この5190㎡の範囲内だけで、19500トン、8.2億のゴミがありますよ と大阪航空局は言っているわけだ。

その範囲を、茶色の枠で書き入れてみる。すると、下記のような図面ができあがる。クリックするとかなり大きくなるので、お試しいただきたい。

20170314-4.jpg

約2万トンのゴミというのは、少なくとも4万立方メートルほどの容積になる。
したがって、それが5190㎡にミッチリ埋まっていたとしても平均深さ7.7メートルになる。かつ、3mまでの分は、先に払った1.3億の処分費のほうに入っているから、8.2億のほうは、深さ3mから始まって、プラス7.7m。つまり、地面から見たら10.7mの深さと言うことになる。

もうこの時点で、9.9mまでのゴミという話は崩れている。
さらに、緑、橙、黄色の箇所は、2009年の調査で最大でも3.3m以深は地山だった箇所なので、ここは除かなければならない。
超能力を使って、将来試掘する箇所を予測して、ギリギリそこだけを外して埋めたのでないかぎり、芸術的にまだら模様に埋まっているとは考えられない。
となると、中央に昔の川のような絵が描いてあるあたりと、敷地の右上の端くらいしか3m以深にギッチリ埋まっている可能性がある場所はない。

どんなに大きめに見ても 対象面積の半分 つまり2600㎡というところだろう。
2600㎡の地下3m~9.9mに、19500トンのゴミを、さて、どうやって埋めるのか。
2600㎡x6.9m=17940立方メートル で19500トンと言うことは、なんと比重が1を超えている。
圧縮機で念入りに押しつぶしてから埋めたのだろうか?

そもそも、白地の箇所は、技術士などの専門家がレーダーで3mまでを探査し、異常が無いから試掘はしなくても良いだろうと判断した場所だ。
そんな場所だけに、よりによって、その場所だけに、集中的にゴミがみっっっっっちり詰まっているということが、ありうるのか?

このときのモノではないが、2013年に関西エアポートが地中埋設物の調査の入札を行った際の仕様書が公開されている
 2013/06/27 大阪国際空港場外用地地下埋設物調査業務

2016年の大阪航空局の自前の見積もりような偽造写真が入り交じったいい加減なモノではない。2009年の調査はかなり信用がおけるものだと考えられる。

2009年調査の報告書が、全部公開されれば、より詳細に検証できるのだが、今のところわかるのはここまで。

それでも、19500トン 8.2億円のゴミはなかった ということは十分に証明できるはずだ。

国交省大阪航空局を、証人喚問せよ!!


■■
予定されている市民集会等

●3月14日(火) 10:30~ 
「売買契約書の非公開部分の公開を求める行政訴訟
      大阪地裁202号にて
 
●3月14日(火) 16:00~豊中駅、16:40~曽根駅、17:30~庄内駅にて
       野党共同街宣(ミナセン大阪主催)
       もちろん木村市議もアピール

● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 日時:3月19日(日)午後2時~4時
 場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 協力金:300円
 お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280




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2017-03-13(Mon)

森友疑獄事件 これからの攻め方

金曜日の籠池総裁の 認可申請取り下げ会見。
動画は一部だったけれども、こちらの文字おこしで全部読ませてもらった。

【文字起こし】森友学園・籠池泰典理事長&長男の佳茂氏〜3月10日(金)記者会見での質疑応答【音声配信】

さらに、驚きのインタビュー動画が、菅野完氏によって公開されている。
あの会見にも同席していた長男の導きで、あの会見の翌々日に菅野氏が籠池総裁の自宅で1対1のインタビューをしているのである。

【森友学園問題】籠池泰典氏 緊急独占インタビュー! あの会見で語れなかったこと

非難囂々になるのは承知で言ってしまうと、こうした動画などで見る限りにおいて、私は籠池総裁が嫌いではない。

副園長の夫人のほうは、半径10mいないには絶対に近寄りたくないと警戒警報が鳴り響くけれども、総裁のほうとは話をしてみたいなと思ってしまう。
それが彼の手練手管なのかもしれないが、とにかく、それが私の正直な印象である。

松井知事はじめ維新の議員どもの顔を見ただけでも吐き気を催し、安倍昭恵など妖怪にしか見えない私が、なんで籠池総裁を嫌いにならないのか、自分でも不思議だ。たぶん、あまりにもあっけらかんとしているからだろう。
教育勅語や八紘一宇を、心底信じて、どこで誰に聞かれても一切空気を読まずに絶賛する。ご都合主義で出したり引っ込めたりするどっかの防衛大臣とは、そのへんはだいぶ違う。

だから、安倍晋三が「しつこい」と国会で言い捨てたとき、これはチャンスだと思った。
籠池総裁に、ちゃんと寄り添って、真実を話してもらう気になれば、政界官界をまきこんだ一大疑獄事件の幕を開けられるかもしれない、と。
切られた尻尾の籠池総裁を、トカゲ本体が引きずっていってしまうのか、それともトカゲ退治の側がゲットするのか。

そのためにも、籠池総裁のフトコロ事情も気になった。
十億以上の負債をかかえているだろうことは想定できたので、その出所次第で、話は大きく変わる。
ちまたで言われているような、安倍-冬柴ラインからのりそな銀行による無担保融資だとしたら、首根っこを押さえられているから、かなり難しい。
まして、アベ友の○○学園などが後ろ盾になっていたとすれば、籠池総裁の運命は動かしようがない。

カネの出所はいまだによく分からないが、とにかく、少なくとも籠池総裁を獲得しようという意識で動いたのは、上西小百合議員だけだったが、そういう対応をすれば「天敵」であっても話はできるということを今度は菅野氏が見せてくれた。
しかし、ほとんどの人たちは、野党であれ市民であれマスコミであれ、みんな片手で籠池総裁を叩きながら、もう一方の手であれこれ追求していた。ああ、これじゃあ向こう行っちゃうよなあ、と思ったとおりになりつつある。



疑獄事件で政権を追求しようと思ったら、支持率を下げるための「印象操作」と、犯罪事実の確定 の2つのルートがある。それらを最大効果発揮させるようにするには、別々の戦術をとる必要がある。

選挙で勝つか、クーデターか革命以外で、政権を打倒しようと思ったら、支持率をどん底にして政権党内部で分裂させるしかない。
そのための「印象操作」を、もっとも効率的にやる必要がある。ウソはあかんとしても、一番ウケるテーマと言い方を追求すべきだ。
また、このルートを遂行するためには、自民党内で安倍の次を伺う勢力とも、コミュニケーションをとっていく必要がある。(石破茂や船田元などの旧経世会に連なる議員と気脈を通じておくのは、なんといっても小沢氏の仕事だろう。)

もうひとつ、いくら司法も官邸の支配下に置かれている昨今でも、明々白々な犯罪が構成されていれば、検察も警察も完全に無視するわけにはいかない。その点だけは、わずかに北朝鮮よりも日本がマシなところだ。

森友疑獄の追及は、この2つがごっちゃになり、その結果、どっちも効果を薄めているのが残念でならない。
というか、そもそも、この問題で本気で政権の首を取る という戦略を考えた人間がいるのか と疑問を持たざるを得ない。
とにかく叩けば、そのうち安倍晋三が音をあげて政権をほうりだすだろう くらいのあま~~い考えでいなかったか?

とくに、教育勅語などの極右的な教育理念について、安倍や稲田が賛同していたという点については、いくら叩いても政権は揺るがない。なぜなら、あの二人がそういう人間であることは、ほとんどの国民は知っているからだ。なんの新しい驚きも無い。
だから、印象操作としても あまり効果は無い。

もちろん、ちゃんと押さえておかねばならないポイントではあるけれども、攻防戦の中で集中的に狙い撃つべきターゲットでは無い と言う意味だ。

では、法的に責めるほうではどうか。たしかに、教育勅語をそのまま使うことは、教育基本法に違反するだろう。また、内閣総理大臣夫人の肩書きを使うことは、学校教育法に違反している。
しかし、憲法を真っ正面から踏みにじっても平気の平左なのが今の政権であり国会だ。だから、教育基本法のような理念法をいくら破ろうが、いつものように菅官房長官が「全く問題ない」と言い切って押し通してしまう。

検察が動かざるを得ないような、刑事事件で証拠を挙げないかぎり、理念法では、政権を追い込むという意味では役に立たない。



疑獄事件として追及する以上は、なによりも 「8.2億円の値引き」 に集中すべきなのだ。

9.5億 - 8.2億 = 1.3億 ではなく
9.5億 - 1.3億 = 8.2億 だったというところが全てだ。

もともと航空局からは1.3億円のゴミ処理費は出ることになっていた。だから、その処分費で買えるように、土地値は1.3億円にしてあげよう。そうなると、追加のゴミ処分費を差し引き8.2億円にすればいいね。

最初にこうした合意が、大阪府、財務省、国交省の中で共有され、それに基づいて私学審議会も財産審議会も通過していった。
そこに、この問題が疑獄事件であり、国家犯罪だという核心がある。

8.2億の算定が、大阪府、財務局、航空局が一体となった出来レースであり、不正見積もりであり、そもそもほとんどゴミは無い ということを明らかにすること。そこに集中すべきなのである。

そして、この犯罪集団のアキレス腱はどこにあるかというと、8.2億円の架空見積もりをした国交省大阪航空局だ。
これまでに書いてきた通り、2009年の調査と、2015年の見積もりの資料を すべて出させれば、ぐうの音も出ない不正の証拠を挙げることができるはずだ。

わずか1枚の資料からでも、さっそくこんな不正が出てきた




これだけでは、張り間違えましたと言い訳されて終わるだろうが、こんな姑息なことをしなければならないほど、ゴミの存在を証明するものを、国交省は持っていないのである。



いっぽうで、印象操作作戦は、いかに出来レースだったのか という点を、徹底的につくべきだ。
縦割りのはずの省庁や大阪府が、まるで磁石吸い寄せられるように、予知能力も駆使して、見えない力で一糸乱れぬ行動をとったことを、再現ドラマなども使いながら、わかりやすく宣伝するべきだ。

近年、選挙で大勝した事例を振り返ると、小泉郵政選挙、2009年政権交代、大阪での維新の躍進、どれも「公務員の不正優遇に対する怒り」、平たく言うと「公務員ばっか ずるいやんけ」という感情が、大量得票の原動力になっている。
内実はともかく、投票する側の動機は、あきらかにそれがある。

政治家の不正には甘いけれども、公務員の優遇に対しては非常に厳しいのが日本人の心情だ。
この心情に訴えかけるような、プレゼンテーションを、森友疑獄についてもやらなければならないのだ。

そして、法的には文句なしで 8.2億の背任罪だ。

豊中市の木村市議らは、財務局を告発したとのことだが、もっとも直接的な責任は架空見積もりをした大阪航空局にある。
財務局は、「航空局の言う通りにしました」と言い逃れができるが、航空局は外注すらしていないので言い逃れできない。

ぜったいにここを突くべきだ。
これについては、これまでも書いてきたので繰り返さない
 → 【森友疑獄事件】 8億円のゴミは無かった! 図解その2

元請けの藤原工業は、下請けに振り出した3月21日の手形が不渡りになれば、実質倒産するかもしれないが、現金は出していないので実害は少なく、別法人(ふじわら工業)に経営を移して継続する準備はできているらしい。
しかし、手形が落ちない下請けは、職人の給料や建材屋への支払いができず、正味の倒産が現実味を帯びてくる。

今回の事件で、実はもっとも直接の被害を被ったのは、こうした下受け業者なのである。社長が自殺してしまった土木造園の会社も、そうした犠牲者だったのだろう。
彼らは、仕事が続くかぎりは沈黙するけれども、こうなってしまったら黙らせる方法は無い。おそらく、21日以降、現場での実態が次々に明らかになるだろう。

そうした細切れの情報も、ぜんぶ 「8.2億円のゴミは無かった」という真実にむけて、わかりやすく構成していかなければ、せっかくの血のにじむ情報を生かし切れないことになる。



こうした追及をしながらも、最初にも書いた通り、この問題の中心人物である籠池総裁に口を開いてもらうこと。
そこに、この疑獄事件が単に8.2億の不正に終わるのか、それとも奥の院まで迫っていけるのか の分かれ目がある。

そのために必要なことは、籠池総裁には申し訳ないが、再チャレンジの目を断ち切ることだ。
つまり、財政的に曖昧な救済を許さないことだ。

認可取下げと聞いて、まず100人中100人が 籠池総裁が自己破産するだろうし、塚本幼稚園も売却されるだろうと思ったはずだ。
土地売買契約通りに更地で国が買い戻すとなると、籠池総裁は、建築費15億円、解体費1億円、補助金の返還、寄付金や受領済みの入学金等の返還、などが、全部負債としてのしかかってくる。
幼稚園や保育園の売り上げから返済できるものではなく、普通の人ならば自己破産だ。
とうぜん、幼稚園や保育園は営業権ごと売却されるだろう。

ところが、籠池総裁の10日の会見では、「トカゲの尻尾切りをするな」という魂の叫びは影を潜め、「幼稚園への影響も考慮」とか「再チャレンジ」と言っていた。
これは、籠池総裁が自己破産せずに、塚本幼稚園も維持できる金銭的な保護策を約束された と見るべきだろう。

なぜこんなことができるのか。
それは、籠池総裁の資金源が不明だからだ。

噂ではりそな銀行が21億を無担保で融資 とか言われているが、私の知るかぎりでは証拠らしきものは見当たらない。
りそながホントにそんな融資をしていて、さらに 返済の見込みがまったくなくなっても、そのまま許しているのであれば、明白な特別背任になる。

あるいは、どこかの法人か個人から資金が流れているとすれば、それこそが森友疑獄の真の黒幕である可能性が高い。
その資金が、認可取下後まで面倒を見るとなると、いよいよ怪しい正体が明らかになる。

ところが、いくら土地を値引きしてもらっても、それでも10億から20億は必要であろう学校開設資金の出所が、まったく明らかになっていない。
出所が不明資金であるから、どう考えても自己破産しか無い状況で、「再チャレンジ」を口にできるような待遇が可能なのである。

ここを追い詰めることができれば、籠池総裁には「再チャレンジ」の目はなくなり、これまで口車に乗せてその気にさせた挙げ句、いざとなったらトカゲの尻尾切りをした卑怯者どもについて、満天下に明らかにすること以外、名誉をたもつ方法は無くなる。

なぜか、マスコミも野党も触れようとしない 籠池総裁の資金源。
ここを攻めて断ち切ること。
同時に、そうなった時に、籠池総裁に思いの丈を語ってもらうために ある種の信頼関係を上西議員や菅野氏のように作っておくこと。

こうした戦略、攻め方を考えてやらなければ、闇雲にワーワー言っていても、安倍政権に打撃を与えることはできない。


■■
予定されている市民集会等

●3月14日(火) 10:30~ 
「売買契約書の非公開部分の公開を求める行政訴訟
      大阪地裁202号にて
 
●3月14日(火) 16:00~豊中駅、16:40~曽根駅、17:30~庄内駅にて
       野党共同街宣(ミナセン大阪主催)
       もちろん木村市議もアピール

● 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 日時:3月19日(日)午後2時~4時
 場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 協力金:300円
 お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280




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2017-03-10(Fri)

【森友疑獄事件】 8億円のゴミは無かった! 図解その2

昨日の記事の続きである

まだ読んでいない方は → 森友学園用地に絶対にゴミはなかったという航空局の説明を図解する


大事なところだけは、もう一度書いておく

国交省航空局長の国会答弁を要約すると

2009年に全域をレーダー探査し、異常箇所が68カ所あり、そこを3mx2mの大きさで、深さ3mまで試掘した。
うち、3mより深い場所からゴミが出たのは 5カ所しかなかった。

これを、図解してみる。
正確な試掘の位置は 大阪航空局が隠しているのでわからないが、「全域」と言っているので、敷地全体に均等に配置してみる。
すると、こんな感じになる。

20170310-1.png

白い箇所は、3mまではゴミのない場所。
グレーは試掘して3mまでしかゴミがなかった場所。
3mより深くにゴミがあった赤の位置も不明だが、どこにあっても5カ所だけ。
(この絵では 仮に昔は沼だったところに配置している)

これでいったい、どうやったら3mより深くに、大量のゴミを埋めておけるというのか。
8億2千万円に相当するゴミが、何立方メートルなのかも、見積もりした航空局は隠しているけれども、フツウに考えると、深さ3mから9.9mまで、ほぼ敷地いっぱいにギッチリ詰まっていることになる。

ところが、このような調査結果をもとに考えると、
白い部分は、3mより深くにゴミを埋めて、3mまではキレイな土で埋め戻す
グレーの部分は 3mまではゴミを埋めて、3mより深くには埋めない

という 超絶技巧のゴミ埋めをしたことになる。
一体、どんな魔法を使ったらこんなことができるのか?

航空局長の答弁は、つまり、3mより深くには、ほぼゴミはなかった という証言に他ならない。
8億円のゴミなんてない。
くい打ち機に引っかかったマヨネーズの容器に、8億2千万円の処分費を払ったのである。



と言うことなのだが、後半の部分が、自分で読んでも分かりにくかったので、これも図解してみた。

上の敷地図の「断面位置」で、超巨大な包丁を入れて敷地をケーキカットしたと思っていただきたい。
すると、地中がケーキの断面のように見えるはずだ。

大阪航空局の2009年の調査が正しくて、8.2億円の見積もりも正しいとすると、こんな状態でゴミが埋まっていることになる。

20170310-2.png

グレーが3mまでのゴミで、1億3千万円が国交省から森友学園に支払われている。

オレンジが、「後から出てきました」と学園が言って、大阪航空局が8.2億円と見積もったゴミ。

超能力者でも、なかなかこんな埋め方はできないだろう という話。

どうあがいても、大阪航空局は、8.2億円の見積もりのウソを誤魔化すことはできない。



この事件は、あまりに突っ込み所が多すぎて、普通の人には訳がわからなくなっている。
しかし、本筋は「疑獄事件」であり、政治家と官僚の不正を暴くことだ。

そのためには、まず逃れようのない不正をしっかりと押さえ、そこから追及を伸ばしていかなければならない。

敵はこちらが思う以上に追い詰められている。
少々は犠牲を出してでも、そのすきに大物を逃がす「誘き出し作戦」をしかけてきている。産経や読売のスクープもどきはだいたいそれ。橋下徹さんのツイートもその臭いが濃厚だ。

あっちコッチにばらけずに、まずは航空局長と大阪航空局の担当者を、証人喚問するべきだ。
そこを押さえきってから、つぎに大阪府、松井知事、維新議員 へと進めていくのが、私は確実な戦略だと思う。

産経が維新の市議を「誘き出し作戦」で撒き餌にしてきた。

維新市議ら反対で大阪市が緑地化撤回 森友運営幼稚園が利用の公園 議会で言及
2017.3.9 産経新聞


これももちろん問題だが、本筋は国家犯罪だ。

惑わされずに追及しよう

■ 追記

話は変わるが、昨日の籠池総裁のぶら下がり会見で、彼は「8年かけて準備してきた」 という主旨のことを言った。

8年前と言えば、政権交代のあった2009年であるが、松井一郎たち6人の大阪府議が「自由民主党・維新の会」を結成した年でもある。つまり、安倍晋三記念小学校の種は、大阪維新とともに生まれ、育ってきた と言うことなのかもしれない。

こちらは 撒き餌ではなく、豪華メンバーの登場する話ではある

森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体
2017年3月10日 日刊ゲンダイ


■ 追記2

籠池総裁 認可取下

でも、本当の疑獄は ここから
 → 籠池総裁は当て馬だったのか ボスキャラ登場


■■
豊中で予定されている市民集会

●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
 ☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
 ☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
 ☆協力金:500円

●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 ☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
 ☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆協力金:300円

お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280




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2017-03-09(Thu)

【アッキード事件】森友学園用地に絶対にゴミはなかったという航空局の説明を図解する

アッキード事件は、なにもかも籠池一家と工事関係者に押しつけて、安倍晋三も政治家も官僚も維新も自民も 知らぬ存ぜぬで幕引きを図ろうとしている。

そんななかで、問題のゴミと言われている「もの」を運搬したであろう土木業者の社長が自殺するという痛ましい事態がおきてしまった。

【アベ友疑獄】土木業者が自殺 8億円の土、搬出に関係か
2017年3月9日 田中龍作ジャーナル


 自殺した業者は「森友事件」の核心を握ることになる。だが、会社名の出た業者に電話を入れたところ「ウチは森友の工事に関わっていない」という。
 一方、工事を直に請け負う建設会社に聴くと「アソコの会社には発注してますよ」とあっさり認めた。
(引用以上)

本当に自殺なのか、あるいは疑獄事件につきものの○○なのか、いずれにしても核心を知っていたであろう人物の命が失われてしまった。ついに森友アッキード事件でも、おきてしまった。



しかし、業者の証言がなくとも、この敷地に8億円分のゴミは、絶対に埋まっていなかったということを、なんと国土交通省航空局が国会で答弁している。
もちろん、言葉は違うけれども、図解すれば一目瞭然だ。

まず、航空局の答弁から確認する。
参議院予算委員会 2017.2.28 小川敏夫議員の質問 から引用する。答弁しているのは 国土交通省航空局長である。

○小川敏夫君 平成22年の1月ですか、詳細な地中埋設物、土壌汚染の調査をしています。この調査結果について詳細に、どういう調査をしてどういうことが分かったのか、それを詳細に教えてください。

◎政府参考人(佐藤善信君) お答え申し上げます。

本件土地につきましては、大阪航空局から近畿財務局への売却依頼に先立ちまして、平成21年度に大阪航空局において地下埋設物の状況を調査し、平成22年1月に報告書をまとめております。当該調査におきましては、まず地表3メートル以内を探査深度とするレーダー探査を行い、その後、レーダー探査で推定された異常箇所68か所において深度をおおむね3メートルとして試掘を実施しております。

先ほど述べました68か所の試掘結果につきましては、コンクリート殻が跡地内全域にわたって確認されており、廃材等は地表面から掘削底部まで存在し、土砂と混ざったいわゆるミンチ状で異臭を放ち、平均すると1.5メートルから3メートルの間に層状に確認された箇所が多かったとされております。

○小川敏夫君 すなわち、全域をレーダーで探査して、あると思われるところを68か所掘削した。掘削した一か所の大きさの、その掘削の規模はどのくらいですか。

◎政府参考人(佐藤善信君)お答え申し上げます。

掘削の深さについては先ほど答弁をしたとおりでございますが、その掘削口を上から見ますと、3メーター掛ける2メーターの形をしているということでございます。

○小川敏夫君 つまり3メートル掛ける2メートル、深さ3メートルを68か所も掘ったんですよ。掘った結果、3メートルより深く生活ごみがあるという部分は何か所ありましたか。

◎政府参考人(佐藤善信君) お答え申し上げます。

調査結果によりますと、68か所中5か所で3メートルを超える深度から廃材等が出てきているということが確認されてございます。
(引用以上)

赤文字は私が色を付けた。要約すれば以下の通り

全域をレーダー探査し、異常箇所が68カ所あり、そこを3mx2mの大きさで、深さ3mまで試掘した。
うち、3mより深い場所からゴミが出たのは 5カ所しかなかった。



言葉で聞くと、よくわからないので、図解してみる。
正確な試掘の位置は 大阪航空局が隠しているのでわからないが、「全域」と言っているので、敷地全体に均等に配置してみる。
すると、こんな感じになる。

20170309-1.png

白い箇所は、3mまではゴミのない場所。

グレーは試掘して3mまでしかゴミがなかった場所。

3mより深くにゴミがあった赤の位置も不明だが、どこにあっても5カ所だけ。
(この絵では 仮に昔は沼だったところに配置している)

これでいったい、どうやったら3mより深くに、大量のゴミを埋めておけるというのか。
8億2千万円に相当するゴミが、何立方メートルなのかも、見積もりした航空局は隠しているけれども、フツウに考えると、深さ3mから9.9mまで、ほぼ敷地いっぱいにギッチリ詰まっていることになる。

ところが、このような調査結果をもとに考えると、

白い部分は、3mより深くにゴミを埋めて、3mまではキレイな土で埋め戻す

グレーの部分は 3mまではゴミを埋めて、3mより深くには埋めない

という 超絶技巧のゴミ埋めをしたことになる。
一体、どんな魔法を使ったらこんなことができるのか?

航空局長の答弁は、つまり、3mより深くには、ほぼゴミはなかった という証言に他ならない。

8億円のゴミなんてない。
くい打ち機に引っかかったマヨネーズの容器に、8億2千万円の処分費を払ったのである。

そして、ゴミは無いと知っている大阪航空局が、無いと知りながら8億2千万円もの豪華付録をつけてやるなどということは、絶対に独断ではできない。
○○先生の案件 という暗黙の了解が、関係者一同にあったからこそ、こんな首が飛ぶようなリスクを冒したのである。

なぜなら、何億もの金が動く契約には、会計検査院がかならずやってくるからだ。
まるで安倍晋三が会計検査院に調査させているかのような報道がされているが、総理に言われなくても(というか、総理がよけいなことを言わなければ)会計検査院は、間違いなく検査に行く。

そして、フツウに検査すれば、あっという間に悪事はバレてしまい、担当の役人の退職金とバラ色の老後はパーである。



これは、森友側が提出した3通りの契約書 についても同じことが言える。

私学審議会に出した7億5千万円は国の補助金に直結していないから別として、サスティナブル補助金の23億と、騒音対策補助金の15億は、大きな国交省の金が動くので、フツウに検査が入れば早晩バレてしまう。

こんな「フツウに検査されればバレる」ことを、なんで平気でやれるのか。
○○先生案件だった 以外には考えられないではないか。

それも ○○先生はかなりの大物だ。
内閣に対して独立しているはずの会計検査院に対して 「調査すべきだ」とかすべきでないとか言えるほどの 大物だ。

森友学園問題、首相「会計検査院が審査を」 党内調査に否定的
2017/3/2 日経


とにかく、まずは国交省航空局を 逃げられないように完全に詰めきって、「ゴミはなかった」ということを白状させることだ。
68カ所の試掘データを すべて出させれば、自ずと明らかになるはずだ。 


■■
豊中で予定されている市民集会

●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
 ☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
 ☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
 ☆協力金:500円

●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 ☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
 ☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆協力金:300円

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2017-03-08(Wed)

籠池総裁の口封じを許すな サスティナブル補助金は詐欺ではない

アッキード事件をめぐって、敵の関心は籠池総裁の口封じに絞られてきた。

維新の松井府知事は 学校認可を「先送り」することで、認可を人質にして圧力をかけている。
なぜ「先送り」かといえば、いま不認可にしてしまうと、籠池総裁がキレてぶちまけるかもしれないからだ。

自民党の安倍晋三たちは、理屈もへったくれもなく、とにかく籠池総裁の国会招致を阻止して、その間に籠池総裁を逮捕させようとしている。すべてをなすりつけて、あとは知らんぷりをするつもりだ。

そんな文脈の中で、このニュースが出てきた。


森友学園の報告違い 松井知事「補助金詐欺なら刑事事件」
2017年3月7日 NHK


この補助金の上限は、設計費の2分の1、工事費の3.75%とされていて、森友学園側は、総事業費を21億8000万円、補助金の額を1億1800万円余りと国に申請していました。

専門家を交えた検討の結果、補助対象の設計費と工事費はおよそ15億2000万円と算定され、6194万円を助成することになり、先月までに5644万円余りが支払われているということです。

国土交通省は、学園側が国に申請した事業費が、大阪府に報告された事業費の額と大きく食い違っているという問題を受けて、6日夜、補助金の申請をした代理人の設計事務所に問い合わせましたが、「提出している資料がすべてです」という回答が寄せられたということです。
(引用以上)

記事中の「上限は設計費の2分の1、工事費の3.75%」 というのは間違いで、詳しく知りたい人は 募集要項を確認願いたい。

サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)募集要領


木造化・木質化に関する先導的な設計・施工技術を導入した場合の工事費と、当該設計施工技術を導入しない場合の工事費の差額(以下、「掛かり増し費用相当額」という。)の1/2の額のうち、国土交通省が認める費用を対象とします。ただし、掛かり増し費用相当額の1/2の額の算定に当たっては、建設工事費の15%、木質化のみの場合については建設工事費の3.75%の額とすることができるものとします。

助事業者は、補助事業が完了したときは、採択時に別に指定する手続きに従い「実績報告書」を提出していただく必要があります。
支援室は、「実績報告書」を受理した後、補助金交付申請の内容に沿ってプロジェクトが実施されたか書類の審査を行うとともに、必要に応じて現地調査等を行い、その報告に係る補助事業の成果が、補助金の交付決定の内容及びこれに付した条件に適合すると認めたときは、交付すべき補助金の額を確定し、支払いの手続きを行います。
(引用以上)

ということで、基本は木質化した場合としない場合の差額の1/2。
ただし、簡略的に3.75%にしてもいいですよ と言う意味。

また、金額の確定は「事業が完了したとき」ということになっており、申請時に見積もりを含ましていても、最後に精算することになっている。この点は、「過分は変換するつもりだった」という森友側の言い分が事務的には正しい。



この補助金の採択自体は、かなり不自然ではある。
これは以前の記事で書いた。
 → 安倍晋三記念小学校事件: ぜんぜん先導的じゃないのに補助金決定!

採択の不自然さには、やはり政治の力を感じてしまう。
ただ、今問題にしているのは、補助金詐欺になるのかどうか、ということなので、この問題はひとまずおいておく。

で、あらためて、この補助金額を検証してみる。
6194万円x2≒1億2千万円 が木質化したことによる掛かり増し費用だという。

この建物は床面積が約1750坪なので、坪あたり7万円アップしたと言う話だ。
さてこれは異常な数字だろうか。

外壁、内壁、床、建具などを、すべて木材にした場合と、一番安い材料との差額を考えると、坪単価7万円アップは妥当な数字だろう、というのが私の感覚だ。
私が普段設計している住宅の規模で同じ仕様変更をした場合、もっと大きい差額が出る。おそらく坪15万~20万くらいアップするだろう。
面積が広くなるとスケールメリットが出るので、坪7万アップは妥当だろうと感じるのである。



では、そもそも、総額の21億とか15億というのはどうなのか。

見積もりや契約を見ていないので、これら金額がどこまでの範囲を指しているのかが不明だが、私は以前から総工費はだいたい15億くらいではないか、と書いてきた。
1750坪x80万円+α というざっくりした見当だ。

21億はさすがに高すぎると思うが、この補助金の申請時期が 2015年6月9日~7月17日であり、着工の半年前だったことを考えると、実施見積もりが出ていなかったという森友側の言い訳も、嘘では無いと思われる
とくに、この段階では中道組が施工者と目されており、中道組の見積もりを元に補助金申請をしていたと思われる。

実際には中道組は、この申請のあと、2015年後半に地中障害撤去工事だけを行って、建築工事ははずされてしまう。
代わりに建築をすることになったのが、吹田市の藤原工業(株)である。

そんな時間的な経緯を考えても、申請時に見積もりを膨らして、実施段階で少なくなるということ自体は、不思議ではない。



では、大阪府に申請されたという7億5千万はどうか。

これは、はっきり言って、あり得ない数字だ。
坪単価43万。安さが売りのタマホームでも、この木だらけの仕様で43万では無理だろう。
藤原工業がこの値段で本当にやっているのなら、ご近所でもあるしウチの設計した物件もお願いしたいくらいだ。

大阪府の私学審議会に、総工費として7億5千万で提出しているのだとしたら、それは嘘の可能性が高い。
タイミング的にも、ほぼ工事が終わりかけている今年2月なので、正確な工事金額は分かっているはずだ。そこは サスティナブル補助金とはちがう。

何でもかんでも通してくれるはずだった大阪府が、態度を一変させたので、籠池総裁は大慌てで辻褄合わせの嘘の契約書を作ったのかもしれない。
この件も含めて、学校認可が不認可になるのは、当然すぎることだろう。
もともと、経営が成り立つ見込みなど皆無だったものを、政治と官僚が一心同体で籠池総裁を担いでここまで進めてきたのだ。手のひら返しをされたら、まともに説明できる資料などあるはずはない。

むしろ、異常なのは 松井知事が、いますぐ「不認可」にしないことだ。
決定を先送りにする必要など、どこにもない。入学希望者にとっても、はやく結論を出したあげた方がいい。
それでもあえて「先延ばし」にするのは、籠池総裁が逮捕されるまで時間を稼ぎ、その間の脅迫のネタをキープするためだ。



まとめる

おそらく総工費は15億円くらい

サスティナブル補助金は着工の半年前なので確定見積もりはなかったはず。で、思い切り膨らまして申請した。
が、金額の確定は工事終了後なので、膨らましたことは詐欺ではない。

大阪府私学審議会に出した7億5千万は 異常に安い。辻褄合わせの嘘かもしれない。
だとしたら、松井府知事は今すぐ不認可にすべきなのに、先送りにするのは籠池総裁の口封じのためだ。

安倍晋三らは、自分たちの悪事を隠すために籠池総裁を逮捕させて、国会招致を逃れようとしている。
なんとしても、籠池総裁に国会でぶちまけてもらう必要がある。

現下のアッキード事件の焦点は、ここである。

■追記

先ほど上西小百合のツイートで、森友学園工事関係者に不幸があった と。
実質的な自殺ではないかという内容。

事実関係はわからないが、すくなくとも、安倍昭恵内閣総理大臣夫人の「印籠」に騙された人の不幸であろう。
安倍昭恵よ。おまえが蔵王でスキーをしたり、のほほんと講演したりしているあいだに、おまえに騙された人たちは塗炭の苦しみにのたうっていると言うことを知れ。

■追記2

契約書が同じ書式で3通り と。
日付が2015年12月ということで、着工間近ということになると、23億のほうは明らかにウソである。
これはさすがに 無罪では通らないかもしれないが、竣工時の報告で正しく報告すれば、詐欺まではいかないだろう。

問題は、なんでこんなに簡単にバレるようなことを、やったのか だ。
苦し紛れもあるだろうが、○○先生案件だから大丈夫 という印籠を頼りにする意識があったとしか思えない。


■■
豊中で予定されている市民集会

●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
 ☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
 ☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
 ☆協力金:500円

●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
 ☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
 ☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
 ☆協力金:300円

お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
   TEL/FAX 06-6844-2280




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