2007-09-29(Sat)

安倍の辞任が呼び込むテロの危機 伊勢崎氏講演より

今日、伊勢崎賢治さんの講演を聴いてきた。ピースおおさかの主催。

詳細は、4ページにわたりメモしたので、ホットなうちに報告したいと思うが、取り急ぎ今夜は一点だけ、講演の一部を私なりの理解で書き留めておきたい。

■■
テロ特措法で自衛隊が参戦しているのは、OEFであり、NATOの集団的自衛権に基づき、テロリストを殺すための作戦。

国連憲章第5条に基づくISAFとは根本的に違うのだが、大事なことは、実は、アフガニスタン人のほとんどは、日本がOEFに参加していることを知らない、ということ。
アフガニスタンばかりでなく、イラクでも、EUの国でもそうらしい。

だから、ほとんどのアフガン人は日本を善意に誤解している。
伊勢崎さんの表現では「美しい誤解」

この美しい誤解のおかげで、伊勢崎さんらがおこなった武装解除は成功したし、これまでアフガニスタンで日本の人道支援要因は一人も殺害されていない。

ところが、ここに来て、日本がOEFに参戦していることを国際的に大宣伝した人物がいる。

テロ特措法を理由にして突然政権を投げ出した、安倍晋三である。

アフガニスタンを始め、世界中の人は、超大国日本の首相がいきなり政権をほっぽり出したことに関心を持って注目した。

ところが、(アフガンや世界の人々は)その理由を知ってびっくりした。
なんと、日本はアメリカの戦争=OEFに参戦していたんだ!!


だから、給油の延長などしようものなら、いよいよ日本人もアフガニスタンでのテロの標的になる。

しかも、現地で日本の顔として活動しているのは、外交官でも警察官でも自衛艦でもなく、NGOの若者なのだそうだ。

危険すぎて公務員が行けないからと、NGOに金を渡して日本代表で送り込んだ。

その善意のNGOが、愚かな安倍晋三と、給油延長をごり押しする福田自公政権のせいで、テロの標的になるというのだ。

■■
以上が、伊勢崎氏の今日の話のなかで、とりわけ印象に残った部分だ。

もちろん、標的になるのは現地のNGOだけではない。
アメリカ軍に何万人もの無辜の民を殺され続けているアフガニスタンと、アラブ全体の怒りの矛先は、「日本」である。

私であり、あなたである。
そして、すでに「人殺しあい」に参戦している以上、それに文句を言う筋合いはないのである。

給油が国益だとか言う諸氏は、それを覚悟しているのか。

それともむしろ、わざとテロを招き寄せ、社会不安をかき立てようとしているのか。




2007-09-26(Wed)

この14日間になぜテロも侵略もなかったのか

戦争・改憲大好き人間が、日ごろワイワイ言っていること。
それは、アルカイダのテロや北朝鮮のミサイルが、いつ炸裂するか分からないから、軍備を強化し、危機管理をしっかりしろ、ということだ。
テロとミサイルは「今ここにある危機」だと、この系統の人たちは口をそろえる。

しかし、9月12日から26日までの14日間、この日本国はどういう状態だったか。

内臓疾患と精神疾患で医師の許可がなければ外出もできない人間、しかも、「もう辞める」と半泣き状態の人間が、自衛隊の最高司令官であり、危機管理の最高責任者であった。
シビリアンコントロールがかろうじて残存している限りは、この半べそかいた人間の判断がなければ、テロだろうがミサイルだろうが、ほとんど何もできない状態にあったのだ。

なのに、なぜミサイルの一発も、自爆テロの一件もなく、中国は尖閣諸島(釣魚台)を占領することもなかった。

北朝鮮が今やミサイルを飛ばさないことは、誰でもわかる。
軍事は政治の延長であることの、教科書のような事例だ。いくらミサイルをもっていようが、政治的な必要がなければ撃つわけがない。

では、アルカイダはどうだったのか。
最高司令官が実質不在。というか、安倍が指揮をとってくれたらこっちのもん、のような状態。
総裁選でVIPがあちらこちらをウロウロしている。当然、警備も偏りがちになる。
こんな狙いやすい状態で、なぜ何もしてこなかったのか。

アルカイダの友人はいないので想像するしかないが、たぶん、参院選で自公がボロ負けし、野党がテロ特措法に反対しているからだ。
アフガン、イラクに侵略を始めて以来、やっと日本人が自らブレーキをかけようとしているその矢先に、テロ攻撃する必要がないからだ。

テロというと、なにか破壊を目的としているようにマスゴミなども報道するけれども、基本的にはそんなはずはない。
ある勢力が政治的な目的を実現するための軍事にすぎない。ただ、正規軍がないから、テロという手段に訴えているのである。
だから、テロも政治の延長であることは言うまでもなく、政治的にテロの必要がない状態であれば、これほど無防備であっても、何もなかった。

これが、テロ特措法を葬り去る可能性が全くない状態で、まして、民主党が前原のように賛成に回っていたりしたら、無事では済まなかったかもしれない。


■■
もっと深読みすれば、わざと だったのではないかとも思う。

つまり、わざと最高司令官を不在にして、スキを作り、北朝鮮やアルカイダが何かやってくれることを期待したのではないか。

死亡した可能性もある拉致被害者を帰せという、いわば永遠に北朝鮮を追いつめられる魔法の杖を、アメリカに取り上げられた安倍晋三。
この、使い道のなくなった安倍晋三という首相の抜け殻を使って、意図的に権力のスキを作り、できることならばテロや戦争を呼び込もうとしてのではないか。

しかし、この愚かな試みは、軍事は政治の延長であるという基本を忘れていた。


■■
いずれにしても、「備えがなければ侵略される」と日ごろ大騒ぎしている諸氏は、なかでも議員諸君は、とりわけ石破防衛相は、この空白の14日間について、説明責任があるだろう。

それとも「そんなの偶然だよ」と、実は危機感などない自らの本音を暴露するのだろうか。

2007-09-21(Fri)

1円のお話 その2

前回の記事を読んで、私が盗人の仲間になってしまったと、大変悲しんでくださる読者の方がおられるので、少々追加を書いておきたい。

まず、問題の階層を整理したいと思う。

1.コンセントを無断使用した中学生の個人的人格レベルの話

2.社会的価値観のレベルの話

3.経済的レベルの話

4.法律のレベルの話



個人的人格のレベルで言うと、これは、私を含めて、外部の人間がどうこう言う問題ではないはずだ。
このレベルでのコメントは、週刊誌の芸能ゴシップ記事のようなモノで、憶測で他人を評価するに過ぎない。

本人、家族、せいぜい被害者であるコンビニオーナーくらいの範囲で、議論すべき問題であり、報道だけであれこれ言うべきモノではない。

あえて言うならば、夜回り先生・水谷氏ならばどう言うかな、と想像はしてみたい。


社会的には、どうか。
たとえば、自分の子どもが同じことになったらどうするか。

私は、子どもに対しては叱るけれども、人間性を否定するような対応はしない。
「この、人でなし!」とか言って、ドツキ回すようなこともしない。
「わずかな電気でも、嫌だと思う人から取ったら泥棒だ」ということを諭すけれども、「人様のモノを盗むなんて、この盗人が!」と罵倒することはしない。

なぜか。

一つは、「盗む」という意識がなかっただろうと思うからだ。
この報道のケースはわからないけれども、私を含めて多くの場合は「コンセントを借りる」という意識である。

このケースが窃盗なのであれば、「店員に声をかけてください」と書いてあるコンビニのトイレを、声かけせずに使用した場合も、れっきとした犯罪と言うことになる。
トイレから出てきて手を洗おうとしたら、ガチャッと手錠をはめられるのである。

そう言う意味で、自覚的な窃盗ではない可能性が高い、ということが、ひとつ目の理由。

もう一つは、悲しんでくださっている読者の方も言われているけれども、無自覚的な窃盗はほぼ全日本人がしている、ということから逃げたくないからだ。

以前読んだ本に、子どもに対して、日本では「他人に迷惑かけてはいけません」と言うけれども、インドでは「あなたは他人に迷惑かけているのよ」と教える、という話が書いてあった。

自覚的な窃盗ならばいさ知らず、無自覚な迷惑行動は、コンセントのことだけにとどまらない。
コンセントのことを徹底的に罪として断罪するならば、1日に1万数千人が飢えて死んでいることも、自らを含めて徹底的に責めを負わなくてはならない。

そこまで自らを責めることができるのか、という、非常にシビアな自己批判の上に立ってしか、無自覚な「罪」を徹底断罪することはできない。


経済的なレベルで言うと、TBいただいている非国民通信さんのコメント欄にあるように、山田真哉氏の『食い逃げされてもバイトは雇うな』の話になってしまう。

しかし、これはかの読者の方の問題意識とは別なので、これ以上論じない。


法律、または国家権力というレベルではどうか。

これはまさに、前記事の趣旨である。

先のコンビニのトイレに限らず、こんなケースは、いくらでもある。

用もないのに銀行の待合室で涼んでいたりするのも、窃盗や不法侵入と言える。
山手線を逆回りするのは、もちろん無賃乗車である。
道路の左側を歩くのは道交法違反であり、そのせいで交通事故を起こし、交通刑務所に送られる不幸な運転者だっている。
地下街で誰かの肩にぶつかれば、当然暴行罪であり、相手が異性であれば痴漢として社会的な死を宣告される。

もっと探してみようか。

住民票を実家においたままで下宿している学生諸君は、公正証書原本不実記載だ。
そうそう、これは本当にあった話だが、労働組合員が会社用箋を1枚家にもって帰ったら、窃盗になった。
もちろんクビである。
社会保険事務所で、つい激高して職員を罵倒すれば侮辱罪は間違いない。
声を荒げただけで、恐喝未遂罪かもしれない。

他人が迷惑し、法律に違反する行為を、すべて厳重に取り締まるとなれば、ほとんどのひとが、どんな名目ででも逮捕できるようになる。
植草一秀氏の事件のようにでっち上げをするまでもなく、実際に起きたことで逮捕できるのである。

一国の首相は3億円脱税してもなんの罪にも問われず、無自覚な微罪が厳罰に処せられる「法治国家」が、戦争に向けて進んだとき、どういうことになるかは、想像するまでもない。
北朝鮮のことを揶揄する資格すらない、とんでもない恣意的なファシズムが、「法律」の名の下に進行する。

すでに、それは現在進行形である。
だからこそ、この中学生の話や、高槻の病院の話を取り上げたのである。

そして、弾圧のきっかけは、「社会的悪」というキャンペーンから始まるのである。
確かに、よく見ればよくない部分もあるかもしれないが、それを針小棒大にふくらまして、極悪のようにキャンペーンすることで、恣意的な警察権力の濫用は既成事実化されていく。
もちろん、まったく悪い部分のないでっち上げであることも珍しくない。

その点をまずおさえておくことが、かの中学生の内面を決して知るよしのない私たちの、ニュースに対する感性なのではないだろうか。


一応白状しておくけれども、コンビニのトイレも、銀行で休憩も、山手線逆回りも、左側通行も、ひとにぶつかったのも、住民票も、会社用箋も、役所で声を荒げたことも、すべて私は前科者。
かの中学生が書類送検されるのならば、私は刑務所行きかもしれない。



2007-09-21(Fri)

1円のお話

1円窃盗で中学生送検
2007年09月20日スポニチ
 携帯電話に充電するため、コンビニ店のコンセントを無断で使い、1円相当の電気を盗んだとして、大阪府警松原署が中学校の男子生徒ら2人を窃盗容疑で書類送検していた

前のエントリーにもつながるが、なんでもかんでも警察の権力を振り回そうという意図も感じる。

それにしても、私自身思い起こせば、無断で喫茶店のコンセントにノートパソコンをつないだことなど、数知れない。
それで、ほとんど本一冊分の原稿を書いたような気がする。
もちろん、店員に注意された店ではすぐにやめたけれども。

罪は罪などと偉そうに言っている警察官自身が、どれほどのものか、備考調査してみたい衝動に駆られる。

携帯「1円販売」見直し・総務省研究会が最終報告 
2007.9.19 日経
最終報告書の最大のポイントは、代理店が携帯電話会社から渡された販売奨励金を値下げの原資として「1円端末」など大幅に安い価格で電話機を売り、値下げ分は通信料に上乗せする慣行の見直し。

総務省のビジネスモバイル研究会での報告。
座長の斉藤忠夫氏は、今をときめく「年金記録問題検証委員会」において、ただ一人のコンピュータシステムの専門家として招請されている。
総務省の信任がひじょーに厚いお方である。

携帯電話の今の料金体系が良いとは思わないが、しかし、奨励金の廃止と同じ電話機で通信会社を乗り換えられるようにという方向は、いわゆる「自由化」、すなわち「外資参入」の臭いがする。

アイピーモバイル経営難、外資傘下で携帯参入めざす

 
1円と言えば、この話題ははずせない。

政治とカネ 総裁選の重要テーマだ 
2007年9月18日 東京新聞
総裁選に出馬した福田康夫、麻生太郎両氏は「一円以上」案について、政治活動の自由を保障する観点から慎重な考えを示している。

経済活動の自由を保障するために、われわれ自営業者も領収書を5万円以上にしてもらいたいものだ。

1円どころか、5万円までは税金使い放題の皆さんは、1円で逮捕された中学生に、なんと言い訳するのだろうか。


ただし、本来は、という意味で付言すると、国会議員の特権というのはあっても良いものとも言える。
これは、国会が生きているか死んでいるかの分かれ目でもある。

つまり、本来は、国民のために奉仕する国会議員であるならば、時の権力に秘密裏にことを進めなくてはならないこともあるし、何でもかんでも公開するのが良いとは限らない。

電車や飛行機に乗るのも、変動費のかからないものならば、タダにするのは、税金の節約にもなるし、資金の乏しい議員もどんどん活動できることになる。

しかし、今のようにあまりにも腐敗が進んでしまうと、国民に奉仕するための特権を、全部自分の懐にポッケナイナイしてしまうことになるので、残念ながら原則通りにすることは、ただでさえ死にかけの国会がご臨終になってしまうおそれがある。

つまり、国民が国会に心底愛想を尽かしてしまう。
そうなると、なけなしの民主主義の命脈が尽き、コイズミのような俗論の固まりの詐欺師が跋扈する世の中に、ますますなってしまう。

それを防ぐために、原則論は横に置いて、やはり1円からの領収書は必要だと思うのである。



※文中、書類送検を逮捕と表記している。厳密には区別されるので、気になる方は読み替えてください。

2007-09-20(Thu)

暴走族の人権

総理総裁が福田康夫に流れたのは、創価学会がもたないからだというのは、まず定説になりつつあるだろう。

コイズミの従米改革路線と、安倍が体現した極右改憲路線とは、結局同じ穴のムジナとはいえ、実際の政治運営上はすんなりとは行かない。

特に、改憲を目指す以上は、平沼赳夫などの極右勢力も糾合して、なおかつ公明党も離れないようにしておかなければ、目的は遂げられない。
まして、参議院でこういうことになったら、なおさらのこと。

麻生が政権を執れば、極右は大喜びするだろうが、創価学会は末端組織がもたない。
だからと言って、コイズミのような使い捨て方式では極右は分裂してゆく。

アメリカの言うことも聞きつつ、極右の喜びそうなこともして見せつつ、池田大先生の顔色もうかがいつつ、国政を担おうというのが、福田に与えられた使命というわけ。
もちろん、これだけあっちこっちのご機嫌伺いをしていると、国民のことなど気にかけているヒマがないのは言うまでもない。

そんなこんなで、世の中は総裁選の話題でもちきりだが、大事なことを忘れている。


■■
一つは、安倍晋三の3億円脱税問題だ。
週刊現代にだされたこの大スクープを、サプライズ辞任で帳消しにしているけれども、3億円もの脱税を、首相辞任したくらいで「なかったこと」にしていいのか??

しかも、その手口は杜撰きわまりない。
晋太郎が政治団体に6億円あまりを献金し、その死後に、政治団体ごと晋三が相続した。

たったこれだけのことだ。
なんで、こんなにいい加減なことが、時効になるまで明らかにならなかったのか。政治家を特別扱いする国税庁の罪も含めて、大問題である。

デキレースの総裁選などより、この問題のほうがはるかにオオゴトなのに、マスゴミは例によって沈黙。


■■
忘れている大事なことの二つ目は、モノを言えない状態は、総理が誰だろうとお構いなしに、時々刻々と進行しているということ。

暴走族の集会規制した広島市条例は「合憲」 最高裁
2007年09月18日朝日
 暴走族の集会などを規制した広島市暴走族追放条例の規定が「表現の自由」などを保障する憲法に違反するかが争われた刑事裁判の上告審判決で、最高裁第三小法廷(堀籠幸男裁判長)は18日、「違憲とまではいえない」との判断を示した。
 条例は、「何人も公共の場所で許可を得ずに、公衆に不安または恐怖を覚えさせる集会をしてはならない」と定め、市が中止・退去命令を出しても従わなかった場合に刑事罰を科すとした。


暴走族なんだから仕方ない。
その考えが、すべての不幸の始まりだ。

暴走族が、通行人を怪我させたのならば、暴行罪になるだろう。
暴走したのならば、道交法違反になるだろう。

しかし、集会の自由は、暴走族だろうがテロリストだろうが、絶対的に保障されている。
もちろん、極右であろうが、オウムであろうが、オタクであろうが、関係ない。
何人たりとも、集会の自由はある。

にもかかわらず、暴走族だから、集会の自由を奪っていい、という最高裁の判決は、法治国家であることを放棄した

判決だ。
こんなものは、法律ではなく、俗論である。

しかも、この条例は、原則として「何人も」と規定しており、容易に拡大解釈されることは裁判官の反対意見でも書かれている。

こうして、殺人犯やオウムや暴走族のように、俗に「社会悪」とされるものが当て馬にされて、モノ言えぬ社会は進行していく。


■■
意味合いは違うが、こんな事件もあった。

2病院の事務長ら逮捕 医療廃棄物、無許可業者に委託-大阪府警
2007/07/11
 使用済みの注射針やガーゼなどの医療廃棄物を無許可業者に収集させたとして、大阪府警警備部などは11日、廃棄物処理法違反の疑いで、大阪府高槻市の「富田町病院」事務長林田吉智容疑者(47)=同市玉川=と「うえだ下田部病院」総務課長西川陽平容疑者(38)=同市登町=を逮捕した。
 調べでは、林田、西川両容疑者は2003年11月以降、高槻市長の許可を得ていない廃棄物収集運搬会社「メスジャパン」(大阪市北区)などに、それぞれ医療廃棄物の収集を委託するなどした疑い。2人とも黙秘しているという。


詳しい経緯はこちらに出ている。
要するに、廃棄物処理法上の手続きミスを口実にして、処理業を営んでいた部落解放運動の活動家を逮捕し、さらに、その業者と契約していた病院の事務長まで逮捕した、という事件。

実はこの病院は、地域医療に取り組み、理事長などが高槻市議になり、もちろん組合もふくめて、病院ぐるみで反戦に取り組んでいる、「反戦な医療機関」なのである。

当然ながら二人とも不起訴釈放だったようだが、廃棄物処理法で逮捕されたのに、担当が公安だったというのだから、逮捕のねらいは明らかだ。

ひとの命の入れ物である家を作る人間が反戦を言うのは当然なように、ひとの命を救う医療機関が、反戦を訴えるのは、あったりまえのことだと思うのだが、それさえも弾圧しようというのである。


■■
こうやって、「戦争反対」などと言っただけで、眉をひそめるような社会が作られている。

すでに、相当進行している。なにせ、「反戦」と検索すると、このブログがウィキの次に出てくるくらい、世の中の反戦が減少している。
しかも、googleで2位に出てくるこのブログが、yahooでは52位であるという不思議。

これは、福田だろうが麻生だろうが、関係なく進行している事態。

戦争反対を言えない社会づくり、それは、俗論によって「悪人」の人権がないがしろにされることから始まる。






2007-09-18(Tue)

自END! リンクリスト作成しました

カナダde日本語・美爾依さんの呼びかけによる、自民党トラックバックピープル「自END」に、遅ればせながらリンクリストを切り替えました。

当面は、ABendと両方にTBしますが、表示リストは、自ENDにします。

なぜ、福田になるのか。それが、大きな流れにどういう意味をもたらすのか。ちょっとわかりにくい展開になっているのはたしか。

でも、アメリカに傅(かしづ)いて、イラクや世界中の戦争に参画し、増税して、弱者に矛盾を押しつける。そのために、教育を独占し、子どもを洗脳する。それでも反対するものは、テロリスト(の味方)とレッテルを貼って弾圧する。

こういう、大枠は何も変わりはしない。

とにもかくにも、戦争の危機を脱するまで、もの言う民であり続けよう。
子どもたちのためにも。

2007-09-15(Sat)

お告げで決まる私たちの未来

かつて、当ブログでも書いた慧光塾ではあるが、まさか、そのお告げで日本の未来が決められていたとは、さすがに驚いた。

一応、復習しておこう。


慧光塾の名前が私たちの目に触れたのは、耐震偽装で名を馳せたヒューザーの小嶋社長に関してであった。

ヒューザーのホームページを作成していた会社が、ゴールネット という会社。

そのゴールネットの杉山会長が、安倍晋三の私的後援会=安晋会の代表幹事であった。

杉山会長は、顧客であるヒューザーの小嶋社長を、安晋会に連れて行き、安倍晋三に紹介した。


安倍晋三が「この水じゃなくてはダメなんだ」という、神立の水を販売しているのが、光ジャパン

現在のものはどうかわからないが、耐震偽装事件当時、光ジャパンのホームページを作成していたのも、ゴールネット。

ゴールネットの杉山氏と、慧光塾の教祖は「バブル時代のポン友」(アエラ06.3.20)


杉山氏が切り盛りしていた安晋会には、数々の有名人がいる。

ライブドア事件の渦中、沖縄で怪死した、HIS証券の野口英昭氏。

耐震偽装事件を起こしても、何のお咎めも無い、アパグループの元谷外志雄氏。

藤和不動産が手抜き杭工事を暴露されて工事を断念したマンションを買い取って、そのまま工事を続けた前田興産の前田利幸氏。 などなど


安倍晋三が慧光塾に出会ったのは、ガンの疑いで検査したときからではなく、父親の晋太郎の代からの、ふか~いつきあい。

安倍晋三は、慧光塾教祖の故光永仁義氏がかつて経営していた光カメラの役員であった。(証拠

安倍晋三御用達の、神立の水を販売している光ジャパンの社長は、光永教祖のご子息、正樹氏。正樹氏と、穴吹工務店の娘が結婚するときの仲人は、ほかでもない安倍晋三。 (証拠


とにもかくにも、一国の首相が、カルトにはまって血迷って、挙げ句の果てに政権を放り出して逃亡した。

これはさすがに、キリスト教原理主義のカルト・ブッシュでも目が点だろう。

ここまで追い込んだのは、直接的には、下がりっぱなしの支持率と、参議院選のボロ負けであることは間違いない。
カルトであるからこそ、自分にたいして怨嗟の声が轟々わき上がってくることには、言いしれぬ恐怖を感じていたに違いない。

それが、お告げやお盆占いに、没頭するようになった原因だ。

私たちブロガーの声も、小さいながらその一助になったと信じたい。

さあて、次にカルト地獄に堕ちるのは、誰になるのだろう。


思ったよりも、事態の進展は早い。

与謝野短期政権から麻生へ行くのかと思っていたら、福田康夫でほぼ決まりのようだ。

たしかに、
・もともと対中国で強硬派ではない
・公明党と仲がいい
・テロ特措法(新法)をごり押しする
という条件にぴったりだ。

福田は、安倍や麻生のように、排外主義や差別主義をむき出しにしないからと言って、平和主義者では断じてない。
なにせ、自衛隊のイラク派兵を決めたときの官房長官なのだから。

何が何でも、テロ特措法も、新法も廃案に!






2007-09-12(Wed)

ブッシュが安倍に渡した引導は「拉致を忘れろ」では?

与謝野氏ら健康問題強調 「仕事との両立で苦悩」 
2007/09/12 神戸新聞
 安倍晋三首相が12日、突然、退陣を表明した理由について、与謝野官房長官や麻生太郎自民党幹事長は「健康問題」を強調している。
 自民党の麻生幹事長も「首相はオーストラリアに行って結構疲れていた。健康問題はうすうす感じていた。(辞任の)大きな理由の1つだ」と説明した。
 ただ、シドニーでの日米豪3カ国首脳会談に同席した町村信孝外相は「首相は大変元気だった。鮮やかな発言で会談をリードしていた」と驚きを隠せない様子だった。


以上から判断できることは、この3カ国首脳会談の後に、ブッシュから引導を渡されたということだ。

何を言われたか。先の記事で私は、安倍の不祥事もばらすぞと脅されたのではないかと推測したが、それだけではなかったようだ。

安倍晋三のこの怯えきった表情から察するに、言われたのは

「拉致は忘れろ」

だったと私は想像する。
もしかすると

「北朝鮮に過去の歴史を謝罪せよ」

だったかもしれない。

朝鮮人民の痛みなんてこれっぽっちも感じていないブッシュが、なぜこんなことを言うのか

また、そう言われた安倍は、なぜ死にそうなくらい怯えているのか


■■
ブッシュがこう言う理由は、比較的はっきりしている。
現在の対北朝鮮宥和政策を見れば、なるほど、と思うだろう。

もう少し俯瞰すれば、大きく二つの理由があるだろう。

一つ目は、言うまでもなく、アフガンとイラクだ。

悪の枢軸とブチあげた頃のブッシュは、アフガン、イラクを蹂躙したら、次は北朝鮮と本気で思っていたかもしれない。
しかし、アフガン、イラクでの強力な抵抗闘争にフラフラになったブッシュには、とても北朝鮮を侵略するだけの体力がない。
というか、これだけ戦争が続いていれば、産軍複合体は左ウチワだから、これ以上戦争する必要もないとも言える。

ウソとペテンで、アフガンとイラクの侵略に荷担してきた安倍政権は、奇しくも両国の抵抗闘争に倒されたわけだ。

ブッシュが安倍に引導を渡した二つ目の理由は、中国の衛星破壊実験。

これについては、以前のエントリーでも書いたが、(6カ国協議に見る安倍晋三の惨状) 今話題の「集団的自衛権とは何か」(豊下楢彦著)でも、中国が衛星破壊に成功したことによって、米中関係が大幅に見直しを迫られたことが書いてある。
なにせ、アメリカの圧倒的な軍事力は、ほとんど衛星情報に頼っているのだ。それを破壊されるということは、致命的な問題だ。

この二つの理由から、アメリカは、当面は中国・北朝鮮との対決路線を捨て去ったと思われる。

■■
ではでは、安倍晋三は、なぜ「拉致を忘れろ」と言われると、死ぬほど怯えるのか。

家族会に非難されるから、という程度の話ではない。

これも、以前のエントリーで指摘したが、(魔のトライアングルに続く麻薬のカルテット) 拉致被害者を救う会は、広域暴力団「住吉会」と深い関係があり、しかも、住吉会は北朝鮮と麻薬取引をしている。
ここまでは、推測でも何でもなく、報道等の文章にはっきりと書いてある。

その先は推測だが、アル・カポネが活躍した禁酒法時代を思い起こしてみたい。
御法度のモノほど、闇では高く売れるのだ。

そう、北朝鮮への経済制裁は、間違いなく麻薬の高騰を招いていることだろう。
ご禁制が厳しくなればなるほど、「うまくやってる」ものだけが、利益を独占し、ボロもうけする。

さて、改革という名の「利益分配ガラガラポン」を行ったコイズミが、なぜ無事に生きていられるか、と言うことについては、祖父さんの代からの稲川会とのお付き合いが指摘される。

その伝でいくならば、後継の安倍晋三は、住吉会とカルト統一教会に守られて、ここまで生き延びて来た、と見ることができないか。
そして、そこに深く関わっているのが、北朝鮮経由の麻薬。

もしそうならば、住吉会と統一教会の独占的な利益を保証する、北朝鮮への経済制裁を解除することは、安倍晋三にとっては、後ろ盾を失うどころか、コワ~イ人たちから「裏切り者」として扱われることを意味する。

そう、「明日は松岡」という恐怖に、安倍晋三は全身を貫かれ、見るも無惨にやつれ果て、ついに、所信表明演説の直後に涙目で辞任するという、世界史上でも空前絶後の無責任男を演じてしまったわけだ。

以上は、もちろん私の想像の域を出るものではないが、他には理由が考えつかない。

■■
安倍は、ブッシュに引導を渡されても、何とかご主人様のご機嫌をとろうと、「職を賭して」アフガンとイラクへの戦争協力を続けますと約束して見せたが、ブッシュは「じゃあ許してやる」とは言わなかったようだ。

しかも、参議院で自民党とともにボロ負けした公明党・創価学会が、このままじゃ権力振り回すより先に公明党がつぶれる、と思ったらしく、テロ新法が参議院で否決された後の衆議院再議決にビビッテしまった。

さらに、追い打ちをかけるように、「天敵」週刊現代が動き出した。

「本誌取材班が数カ月間取材・調査をしてきた成果である『安倍首相の相続税3億円脱税疑惑』を今月15日土曜日発売号で報じることが、政界で話題になっていることは聞いています。すでに安倍事務所にも取材の申し入れを終えています。その記事が安倍首相を辞任に追い込んだのではというメディアからの取材が、本誌編集部にも多数入っています。記事の詳細は15日発売の『週刊現代』で報じます」 加藤晴之編集長
J-CASTより 

で、ついに国会の召集された月曜日には麻生に「辞めたい」と泣きついた。あの所信表明演説は、「もうやめたい。もういやだ。」と言っていたわけだ。

麻生もさすがに今辞められたら、テロ特措法(新法を含む)はどうなるんだ、と同意しなかったようだが、それでも、「明日は松岡」の恐怖は、安倍晋三を止めることはできなかった。

■■
次期総裁は麻生だろうという評判が、すでにあちこちに見られるが、この文脈から言うと、
・もともと対中国で強硬派ではない
・公明党と仲がいい
・テロ特措法(新法)をごり押しする

こうした条件を見ると、与謝野馨の短期政権ではないか、という気もしないでもない。

与謝野馨のホームページから
しかしながら、中国は脅威だと言って、政治の圧力でネギ、シイタケ、畳表にセーフガードをかけるようなバカなことを去年やりましたが、こういう縮小均衡を目指すというのは基本的に間違っていることです。日本にとってのオポチュニティは、こういう中国の状況を徹底的に活用する、そのために必要な条件整備を行うという視点で対応していくしかないのだろうと思っております。
(※文中の去年は2001年。森ーコイズミ内閣の時代。)

櫻井よしこブログから
与謝野さんはじめ、自民党の弱点は選挙で創価学会に頼らざるを得ない点とも言われます。

そして、テロ新法は与謝野自身が官房長官として作成した法案だ。

与謝野短期政権で、テロ新法を衆議院再議決で押しとおし、あとは温存しておいた麻生に引き継ぐ。

■■
そんな姿が想像できるのだけれど、一方でしかし、安倍晋三に、ここまでの醜態を演じさせたのは、やはり膨大な声なき声であったことは、確認したい。

テロ新法、集団的自衛権、改憲、戦争、という流れは、安倍がトンズラこいたからといって止まったわけではないが、それでも、コイズミ-安倍の幻想に目をくらまされていた多くの人々も、今度という今度は目が覚めたのではなかろうか。

ここまでトンでもない辞任劇になるとは、親分ブッシュでさえ想像もしなかったはずだ。
今頃ブッシュも、間抜けな手下の写真を踏みにじりながら、呪いの言葉を叫んでいるにちがいない。

そう思うと、少しばかり、胸がスッとした。




2007-09-10(Mon)

安倍晋三が職を賭す「意味」

やっと安倍が総辞職かと、野党諸君は色めき立っているが、まず一番正確な評価は、

国民新党の亀井久興幹事長は、NHKの取材に対し、「退路を断って、テロ対策特別法の延長に対する強い意思を示したということだと思う。ただ、さきの参議院選挙でも、政権選択の選挙だと言っておきながら知らん顔をした総理大臣であり、責任の取り方が常識と違うのでまだわからない。揺さぶってやろうという計算で言っているのかもしれないので、真意を見極める必要がある」
晴天とら日和 経由 NHK2007.9.9 

安倍晋三ともあろう人物が、職を賭したくらいで総辞職するとは思えない。

ただ、むしろ気になるのは、

米大統領、APEC閉幕前に帰国 「アジア軽視」批判も 
2007.9.9 北海道新聞
 APEC首脳会議に出席していたブッシュ米大統領が八日夜、会議最終日の九日を待たずに帰国の途に就いた。米議会に提出するイラク情勢の最終報告書の準備を優先したものだが、「アジア軽視」との声も出ている。
APEC前にシンガポールを訪れ、ASEAN首脳と会談する予定だったが、これをキャンセル。
一方で、シドニーに入る直前の三日にイラクを電撃訪問するなど、イラク問題を最優先する姿勢を鮮明にしている。
「政権を獲得すれば、来年半ばにオーストラリア軍をイラクから撤退させる」と明言するオーストラリアの野党・労働党のラッド党首と会談。十一月にも行われるオーストラリア総選挙で野党が勝利する可能性もにらみ、撤退方針の再考を促すのが狙いだった。


ブッシュの頭の中には、イラクのことしかない。 「イラクに負けたブッシュ」として歴史に名を残すかどうか、瀬戸際にたたされているからだ。

そのブッシュに面と向かって「延長しろ!」と恫喝された安倍晋三は、チビリそうなくらいビビリ上がって「対外公約」「職を賭す」などと口走ったのは間違いない。

そもそも、政治家の「公約」というのは、自分を選んでくれ、自分が奉仕するべき有権者に対してする約束のことだ。
安倍晋三が「対外公約」というからには、自分を選んでくれ、自分が奉仕するべき相手はアメリカだと言うことを、公然と認めたに等しい。

ここまで言う以上は、とるべき道は、憲法59条2項しかない。
「衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決したときは、法律となる」

郵政造反議員を、恩着せがましく復党させているのも、このための布石に違いない。
だから、当選議員は復党させるが、落選した城内実などは相手にされない。

臨時国会、会期は62日間 自民が内定
2007年09月04日 朝日
自民党は4日、秋の臨時国会の会期を9月10日から11月10日までの62日間とすることを決めた。
11月1日に期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長問題を最優先し、この時期を会期末に選んだ。
10日の召集後、与党は衆参代表質問を12~14日、衆参予算委員会を18~21日に開き、テロ対策特措法改正案を25日から審議入りさせる方針。安倍首相は4日の役員会で「ともかく大変な国会なので一致して立ち向かうように」と述べた。


ここで、小沢一郎が予算委員長にこだわった理由がわかる。
予算委員会を、とことん引っ張れば、テロ特措法の会期切れ廃案の可能性が出てくるからだ。
しかし、予定通り、25日から審議入りし、衆議院は一瞬で強行可決、参議院で1ヶ月以上の会期があると、否決はできても、会期切れは難しくなる。

もう一度確認するが、テロ特措法を葬る唯一の方法は、参議院で否決することではない。否決しても、衆議院の再決議で成立してしまう。
参議院では、否決ではなくて、とことん議論を引っ張って、11月10日までに採決させないことだ。
会期延長しても、最後までそれをやり抜くこと、コレしかない。

だから、民主党の参院議員会長・輿石東が予算委員長で妥協したのは、決定的な意味を持つ。
むしろ、寝返りであり、裏切りであると言える。

コレがあったから、安倍晋三は「職を賭す」などとうそぶいているのだ。

さらにさらに、深読みして考えると、こうした民主党の一部の裏切りは、CIAが噛んでいるのではないか。
というか、自民党の不正資金問題が、これだけ次々と表面化するのも、不自然だ。これも、アメリカの恫喝ではないのか。

ブッシュは、安倍晋三の耳元でこうささやいたにちがいない。
「おまえのもバラスぞ」

そして、民主党の誰が裏切るか、こっそり教えてもらい、うらで脅迫しながら、なんとかして早い段階での参議院否決、衆議院再決議を目指している。

どうも、こんなシナリオのような気がしてならない。
ヤクザの恐喝事件がかわいらしく思えてしまうくらいの、とんでもない恐怖政治だ。

できれば、私の戯言であって欲しいとは思うのだが・・・

※追記

まぶちすみおの「不易塾」日記 2007年9月10日より

給油活動を維持できなければ退陣する、という前夜の安倍総理
の言葉は、テロ特措法が否決されても別の方法で給油活動を維
持できる担保が取れたからだ、との話も代議士会で飛び出し、
んっ!となる。
神経戦と情報戦がさらに活発化することだろう。
2007-09-07(Fri)

迂回融資は犯罪なのに迂回給油は犯罪ではないのか(追記あり)

みなと銀が迂回融資?──枚方の医療法人から、3億3000万円債権回収
日経ネット関西版 2007.9.6

破綻した医療法人(加樟会)から表向き借金を返してもらうために、別の法人(祉友会)を経由して金を渡していた、というお粗末な話。
朝日新聞でも一面で取り上げられていた。

MINATO.jpg
(日経ネットより)

しかし、はるかに大規模に繰り広げられている、迂回事件が、いまだに報じられない。

それどころか、こんな話が

テロ特措法「対案」、ISAF後方支援も 民主・鳩山氏 
2007年09月06日 朝日

米軍への給油活動をする「テロ特措法」は反対だが、PKO支援はOKではなかろうか、と言うのである。
しかし、現在、このISAFの指揮をとるのはNATO軍であり、その指揮官はアメリカ軍のデン・マクニル大将だ。

どうも、民主党のメッキがハゲかけてきたようだ。

上記の迂回融資の、みなと銀行を日本(自衛隊)、加樟会をイラクに展開する米軍、経由した祉友会をアフガンのNATO軍、と考えると、わかりやすい。

●江田けんじ議員が暴露した、偽装給油事件が全く報道されず、民主党も沈黙していること。
●自民党が、口で言うほど慌ててる様子がないこと。
●鳩山の不穏な発言が出てきたこと。


このつながりが、ヤバそうだ。

小沢一郎代表には、「国民をごまかしたら、民主党ブームは一瞬で崩壊する」ということを、よくよく理解しておいてもらいたい。

※追記
kyuuyu.jpg
(朝雲ニュースより)
この朝雲ニュースにはこんなことが書いてある

「対テロ戦争に参画している以上、テロリスト側にとってわれわれは敵。中立の立場ではない。当然、狙ってくる可能性も十分ある。犠牲者が出ることもあり得る。それは覚悟しておけということ。そして実オペレーションである以上、よほどのことがない限り、途中帰国はありえないということ。気を引き締める意味でもこのことは必要以上に言った」
河野克俊将補(海幕防衛部長)


テロ特措法の原則は

現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる次に掲げる地域

であるはずだが、現場ではそんなものではなく、戦争に赴くという認識だったことがわかる。

2007-09-04(Tue)

国民を守るどころか、公然とウソをつく防衛省

え、え、えらいことが発覚したのに、新聞は虫か、じゃなくて無視か。

と、慌ててるのが私だけならばいいのだが、朝生テレビでの江田けんじ議員の発言を、私はさっきまで知らなかった。

テロ特措法でアフガン向けの給油活動と偽って、自衛隊はイラク戦争の戦艦に給油していた。

WORLD PEACE NOW のメルマガを見て、えっと驚いてGoogleニュースを検索したが、全く出てこない。

上記からたどって、
today's news frome uk+
YouTube (朝生)

テロ特措法には、言うまでもなく

平成13年9月11日に米国で発生したテロリストによる攻撃が国連安保理決議第1368号において国際の平和と安全に対する脅威と認められたことを踏まえ、

と、書いてある。(テロ対策特措法の概要

しかし、イラクと9.11が無関係なのは、ブッシュ自身が認めた世界の常識だ。
これまでも、こうした偽装給油疑惑があがるたびに、アフガン以外には使っていないと、政府は弁明してきた。

しかし、これだけ証拠を挙げられたら、否定のしようがないだろう。
朝生のうるさい出演者たちも、何の反論もできなかった。

それにしても、新聞の無視抹殺もすさまじい。

この偽装給油事件を、新聞各社は「許す」「賛成する」と言うことなのだろう。
そして、書いているのは、

給油継続の新法も選択肢・高村氏「可能性追求」
日経新聞 2007.9.2

ある意味、アフガンと偽ってイラク戦争向けの給油をしているからこそ、自民党もアメリカも必死でテロ特措法を延長しようとしていることがわかる。

野党要求、何でも聞く テロ特措法延長で高村氏
東京新聞2007年9月3日

もう、なりふり構ってはいられない。イラク戦争のアメリカ艦船に給油できなくなったら大変だ。それさえできれば、あとはどうなろうと知ったことじゃない。
と言うかのごとき防衛大臣。

しかし、ここで衆院単独可決をあえて否定するということは、むしろそれを狙っている と見た方がいいだろう。

なにせ、イラクをアフガンと偽る防衛省なのだから。

やはり、自衛隊は、国民を守ることよりも国民をだますことを任務とする軍隊なのだ。

国を守るために自衛隊が必要だとか、改憲して自衛軍が必要とか、妄想している諸君。

いい加減に目を覚まそう。
もし仮に日本が侵略されることがあって、もし仮に強い自衛軍があっても、残念ながら、彼らが守るのは私たちではない。


2007-09-03(Mon)

よけいなお世話だが不倫と政治

税金を使って不倫をしていたわけではないだろうから、政治問題として不倫を扱うのはおかしい。

姫井議員「何も恥じることない」

という記事を見て、やっと居直ったかと思ったら、劇中のせりふ。

人としてどうかということは、それはそれで言明するべきだろうが、しかし、政治家としてどうかと言えば、不倫をしたから辞職せよという問題ではない。

政治問題としては、はっきりと開き直ったらいいのである。

なにせ、本当にコレで辞職しなくてはならないのだったら、国会議事堂が空になる。

それに、偉大な先輩、ビル・クリントン氏がいる。
こちらは、現職の大統領がホワイトハウスの実習生とデキてしまったのだから、税金を使った不倫だ。
それでも、開き直り、そのおかげで奥さんの株が上がり、ついに次期大統領候補になってしまったのだから、すごい。

まあ、ここまでの厚顔無恥は普通の人間には真似できないにしても、せめて 「私人としての不倫です」というのはどうだろうか。

私人であれば、カルト教団を応援しようがお咎めなしの国なのだから、男子議員諸君のXX%がしているであろう不倫くらいで、どうこう言われることはないだろう。

2007-09-03(Mon)

シンプルな戦争 その2

先日から2回ほど、本屋で足が痛くなるまで資料探しをした。

何を探したかというと、以前のエントリー(ある日 自衛隊が消えたら・・・)で書いた、

さあ、改めて、日本は侵略されるのか。
もちろん、丸腰になる以上は、国連で永世中立国の宣言をするという前提だ。
そのうえで、いったい誰がどうやって攻めてくるのか。
軍隊が無いと侵略される、と宣う方々は、具体的に論証する義務がある。


について、論証した本がないかどうか、探していたのである。

正直言って、探せば結構あるのではないかと思っていた。
いくらなんでも、感情論だけで日本の防衛政策が決まっているというのでは、あまりに情けない。
形だけでも、具体的な「脅威」について書いた本が、10冊やそこらはあるだろうと思っていたのだ。

しかし、ない。

軍隊の装備などについて書いた本はある。
小川和久、江畑謙介などの、テレビでもよく見たような人たちの本は、この分類だ。
しかし、もし戦えばどうなる、というシミュレーションはできても、「本当に攻めてくるのかどうか」は、軍事オタク評論家の分析ではわからない。

誰でもが言うように、戦争は政治の延長だからだ。
いくら軍事力を持っていても、政治的な理由なしに、戦争も侵略もおきない。
そして、もちろん、その政治決定の背後には、経済的な要求があることも言うまでもない。

その部分が、ほとんど抜け落ちているのだから、なかなか貴重な本ではあるが、やはり軍事オタクの書、と言わざるを得ない。


数的に一番多いのは、「脅威はある」という「前提」にたって、どうするこうする、と論じている書物だ。
これは、目次を見ただけで、本棚にバック。

日下公人の本には、ご丁寧にクラウゼビッツのかの台詞が引用されているのに、その政治的な戦争の必然性はすっ飛ばされている。

前提を検証できずに、危ない危ない、と叫ぶ者を、デマゴーグという。

もう一つ、この類型の亜種として、日米安保論は山ほどあった。
これも基本的には、「脅威はある」という前提での議論であり、私の疑問には何も答えてくれそうにない。

軍事オタク型と、脅威デマゴーグ型の両方を兼ね備えたのが、石破茂だ。漫画も含めて沢山書いているが、やはり、中国や北朝鮮が攻めてくるのは当たり前、という論法は変わらない。


目的としては、ほぼ「脅威の説明」にちかい本は、兵藤二十八などのキワモノが何冊か。

惨憺たる有様だ。 今回は防衛白書を見るのを忘れたから、断言はしないが、どうも日本の防衛政策は、漠然たる不安に基づいて決められているようだ。

一応、「脅威」を正面からテーマにした本は、2日間探した中では、志方俊之の「日本はこのままでは生き残れない」くらいだった。
志方仕方がないから、これを購入した。内容は読んでみてからの話だが、実はもうあまり期待していない。

パラパラとめくってみると、「国家消滅の三段階」なるセンセーショナルな節がある。
しかし、書いてあることは、「日本国内で首相の靖国参拝に反対するような国論の二分がある」ということで、これはトインビーの言う国家消滅の第二段階だというのである。
つまり、国論が決して二分されない北朝鮮のような国以外は、国家消滅の第二段階ということだ。

なんとも、くだらない本を買ってしまったのかもしれない。
いっそのこと、兵藤のような、極端なキワモノのほうがおもしろかったかも。


経済、政治、軍事を網羅して、いかに日本は脅威に直面しているか、ちゃんと説明してくれる本はないのだろうか。
揶揄しているのではなく、本気で探しているのである。

本稿をよまれた右翼諸君、知っていたら教えて欲しい。
ただし、軍事オタクにすらバカ呼ばわりされるような「原発襲撃」とか言ってるような、超低レベルな本はやめてほしいが。

2007-09-01(Sat)

シンプルに戦争を考える

こうしたい。
でも、そうできない。
なら、やっちまえ。

一番シンプルに戦争を考えると、こういうことだろう。

理屈はこどものケンカだが、やることは大量殺戮だ。

もうすこし、パターンを見てみよう。

■■
一番わかりやすいのは、イラク戦争のような資源を巡る争いだ。

ただ、いかにアメリカといえども、自国軍を直接投入する戦争は、必ずしも嬉しくはないから、まずは外交交渉がある。
軍事力を見せつけながら、交渉で言うことをきかせようとする。
それで、日本のようにヘコヘコと頭を下げれば、戦争は起きない。
軍事力を背景にした不正は行われるけれども、直接の戦争にはならない。

しかし、当然のことだが、すべての国が日本のように従順ではない。フセインやカダフィやチェベスのような指導者のいる国も出てくる。

するとやがては戦争になるのだが、やはり自国軍はできるだけ死なせたくないから、代理戦争を試みる。
かつての、イラン・イラク戦争のように、資金と軍事指導で傀儡政権を作り、まんまと資源を手にしようとする。
これは、もう世界中でやりまくりである。

しかし実は、この手は、なかなかうまくいかない。結局泥沼化し、平和維持とか言う名目で米軍や国連軍が出張っていくことになる。

■■
資源の他には、軍事的プレゼンス、とかなんとかいうものもある。
もちろん、資源も背景にあるのだが、直接的には、「その場所が軍事的に非常に重要であるからよこせ。」というものだ。
これはまさに、日本がこれにあたる。
「沖縄をよこせ!」 「ワン」 というわけだ。

もちろん、これも言うことをきかない場合が多々あり、これも戦争になる。
アフガニスタンなどは、かつての内戦の時から、この意味合いが大きいようだ。

パレスチナを巡る事態というのも、中東における唯一の親米非アラブ国としてイスラエルが存在する、ということのために、これだけの血が流されてきたし、今も毎日流されている、と言える。

■■
さらに、戦争をするために戦争を起こす場合がある。もちろん、現地の人間どうしを戦わせるのだ。
なにせ、あまり平和だと、武器が売れない。 どこかでドンパチやってくれないと、当たり前の話だが、軍需産業はあがったりだ。

そうすると、アフリカなどの部族抗争に裏から介入し、どちらかが勝ってしまわないように、バランスをとりながら支援するのである。そうすると、食うや食わずの最貧国が、10年も20年も高価な武器をぶっ放して内戦を続けることになる。

というか、それにすべて使い果たすから、最貧国なのだろうけれど、それにしても、普通、最貧国がそれだけ戦争する金がどこから出るのかと不思議に思うのだが、なぜか、ぎりぎりで生き延びて戦い続けるようになっている。

リベリアなんて言わばアメリカが作った国だけれども、際限のない内戦が続いている。
エチオピア、エリトリア、ソマリアなどアフリカの角の国々も、本人たちも何で戦っているのかわからないと言いながら、内戦や戦争が続いている。

もちろん、これに資源が絡んでいることも多い。
シエラレオネのダイアモンドとか、コンゴのタンタルとか。このパターンのほうが多いのかもしれない。恐怖の一石二鳥というわけだ。

もちろん、これはアメリカだけのことではない。アメリカが世界一なのはまず間違いなさそうだが、フランス、ロシア、中国などなど、地域的な覇権を求める国は、多かれ少なかれやっている。

■■
要するに、戦争なんて単純なのである。

これよこせ! と言って殺してぶんどるのが戦争なのだ。

にもかかわらず、日本でも、平気で戦争を賛美する連中が多くなった。

利害に結びついて戦争を推進しようとするものがいる。コイズミに代表されるアメリカ追従型や、瀬島龍三などの軍需産業と結託する連中もいる。これらは、確信犯である。戦争の何たるかを、十分にわかった上で、自らと自らの陣営の利益のために、自国民を死地に赴かせ、他国民を虐殺しようとする、確信犯であると言える。

一方で、小林よしのりなどに見られる、民族派のような連中もいる。彼らは、ピエロである。自分たちは、私利私欲とは無縁だと思いこみながら、何のことはない、まんまと利用されているのである。
しかし、このピエロこそが、戦争の本当の姿を巧みに隠して、国民を戦争へと引っ張っていくのである。

この構図は、当然のことながら、先の戦争の時から変わっていない。
アメリカとの関係が変わった以外は、全く同じ構図が続いている。

■■
安倍晋三は、確信犯でありながら、ピエロの役割も期待されて政権に就いた。
しかし、もはやボロボロである。

ボロボロではあるが、戦争の旗を降ろしたわけではない。
コイズミ政権では完全に冷や飯を食わされたピエロの諸君が、今、復権してきている。

自民執行部、平沼氏復党に前向き・誓約書求めず 

政務官26人を決定、郵政造反組も4人起用
 
一方で、テロ特措法は、いよいよ焦点だ。

米大統領「テロ特措法延長に期待」 安倍首相に直接要請へ 
米側がテロ特措法の延長への期待を首脳レベルで表明したのはこれが初めて。
このほか、北朝鮮による日本人拉致問題について、ブッシュ大統領は「拉致問題が解決されなければならないことを日本とともに北朝鮮に明確にしてゆく」と発言。


安倍晋三は、あからさまな従米ポチではないかのようなポーズをとり、民族派右翼と見せかける方向へと舵をきっているようだ。

テロ特措法では、拉致と絡ませてくることが予想される。
たぶん安倍は、参議院選では頼んでもきいてもらえなかった、拉致被害者の帰国を、今度こそやってくれとブッシュに泣きついているのだろう。

新自由主義を、ちょっとだけ引っ込めて、民族派右翼(のポーズ)へ。
この小細工に、惑わされてはならない。

本音むき出しの暴君か、人を惑わすピエロかの違いに過ぎない。




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