2007-11-30(Fri)

クイズ 福ちゃんを捜せ

1998年に、防衛庁の汚職事件で戦後の政治家としてただひとり問責決議をうけ、防衛庁長官を辞任したのはだれ?

KSD事件で1500万を受け取って経済財政担当大臣を辞任したのはだれ?

昨年1月に発覚した防衛施設庁官製談合事件のときの、防衛庁長官はだれ?

守屋武昌を4階級特進で次官に抜擢した防衛庁長官はだれ?

山田洋行から220万円相当のパーティー券を購入してもらったのはだれ?

そして、東京・日本橋人形町の「濱田家」で ジェームス・アワーと宴席を囲んでいたのはだれ?

ちなみに、自分の事務所の登記をしない財務大臣はだれ?

今や、その答えは小学生でも知っている。

しかし、とことが、あにはからんや、

額賀財務相の証人喚問は見送り
2007.11.30 産経ニュース

自公が抗議するのは当然としても、

共産、社民、国民新の野党3党が29日、民主党に対して「衆院で自公両党が(野党議員らの)喚問を議決したらどうなるのか」(亀井久興国民新党幹事長)などと反対の意向を伝えていた。

というのである。
びっくりかえるではないか。。。

この国会から次の衆議院選挙が天下分け目だ、という小沢一郎の認識を共有して、野党単独での証人喚問という異例の攻めを見せたのではなかったのか。
それが、あっという間にこの体たらくだ。

少数野党のみなさんは、なんやかんや言っても少数野党として生き残っていける、などという甘い夢をむさぼっているのではないでしょうねえ。

甘すぎる。甘ちゃん過ぎて、話にならん。


2007-11-28(Wed)

水俣病で実は儲けているチッソ

ウン十年前の夏に、しばらく水俣に滞在したことがある。
患者さんのミカン畑で手伝いをしたり、船に乗せてもらったりした。
ミカン畑から見た不知火の海は、まさに苦界浄土であった。
この世とは思われない美しさと、目に見えない苦しみをたたえていた。

あの光景が、今でも目に焼き付いている。

siranui.jpg
生産者グループきばる のHPより)

チッソが拒否表明 水俣病救済 与党PT案『株主理解得られぬ』 
2007年11月20日

後藤会長は、被害者一人当たり二百六十万円の一時金を支払うなどとした一九九五年の「政治決着」に触れ「(当時)これが最終決着だと、あれ以上ない努力をした。清水の舞台から飛び降りる気持ちで(費用負担を)引き受けた」と説明

おいおい ちょっと待て。犯人が罪を償うのに「清水の舞台から飛び降りる」と言うか?
泥棒が捕まったときに、「清水の舞台から飛び降りるつもりでムショに入ります」って言うか?
まるで、患者を助けてやっているようなこの言い方は何様だ。

水俣病救済策負担 チッソ支援を要望…自民部会
2007年11月28日 読売新聞

自民党環境部会(中川雅治部会長)は27日、同党税制調査会に対し、円滑な補償金の支払いのためチッソの法人税負担を軽減する特例措置を講じるよう要望した。

その上、表向きはチッソが払うような顔をして、実は税金で補填しているのだ。
患者の保障は、チッソを迂回して税金で行っている。
そのくせに「清水の舞台」とは、聞いてあきれる。

チッソ支援 30億追加…環境省
2007年8月25日 読売新聞

国は、これまでもチッソの負担軽減のための支援を行っており、2007年度は49億円を計上。しかし、新たな救済策がまとまれば大幅な負担増となるため、来年度は30億円を増額し、計約79億円をチッソ支援に充てることにした。
一時金の支払い総額は最大100億円程度になる可能性があるとみているが、救済策の内容次第では、来年度予算でさらに増額要求することも検討する。
2004年の「関西水俣病訴訟」最高裁判決で国の認定基準よりも緩やかな基準が示されたことから、認定申請者が急増している。


おいおいおい、毎年税金をガッポリ補填しており、今年だけでも49億円。それに30億円を上乗せして、さらに特別減税までするという。
今回の自民党案では一時金が100億程度というのだから、数年でチッソは丸儲けである。

水俣病未認定者 証明可能わずか1割
2007年8月28日 読売新聞

しかも、じつは診断書で証明可能なわずかな患者しか対象にされていない。
高齢化と日々の不自由から、早い決着を望む患者の足下を見た、政治決着なのだ。

水俣病新救済策拒否へ 不知火患者会 
2007年11月5日 読売新聞

「水俣病不知火患者会」(熊本県水俣市、約2000人)は4日、水俣市内で臨時総会を開き、「政治決着は全面解決に結びつかない」として、PTが新救済策を提示した際には受諾せず、拒否することを決めた。

実は、いまだに多くの患者が全面解決にむけて、目先の保障を拒絶してまでたたかっている。

チッソは、誰もが知ってる皇族企業。
雅子妃の母方の実家を倒産させたとなっては、自民党のメンツが丸つぶれだ。

湯水のように、何十億、何百億と補助をつぎ込み、補償金の額よりも多い税金をガッポリもらって、なおかつ盗人猛々しい発言を繰り返すチッソ。

怒りを禁じ得ない。

2007-11-27(Tue)

岩国には35億を出さないくせに400億を一企業に献上する防衛省

岩国市への補助金を、詐欺のようにダマシ討ちで打ち切った防衛省は、こんなところには湯水のように金を捨てている。

陸自ヘリ一機216億円 『世界一高い戦闘機』の倍近く 来年度概算要求 
2007年11月27日 中日新聞

高額なことで知られる陸上自衛隊のAH64D戦闘ヘリコプターが、来年度防衛予算の概算要求で一機を二百十六億円という超高価格で購入されることが分かった。「世界一高い戦闘機」といわれたF2支援戦闘機(約百二十億円)より高い。しかも防衛省は二〇〇九年度を最後にAH64Dの調達を断念するため、調達開始からわずか八年で代替機を選定し直すという失態を演じることになる。

世界一高い戦闘機の二倍の値段でヘリコプターを三機も買うというのだ。
しかも、それはボーイング社が生産を中止した「カタオチ」なのである。

さらに驚くのは、

来年度の概算要求では、機体価格そのものは一機八十三億円。調達は現行の中期防衛力整備計画(〇五-〇九年度)で断念するため、富士重工業の設備投資などの経費四百億円を〇八、〇九年度で調達する三機の価格に分割して上乗せする。一機あたり百三十三億円の追加となり、結局、来年度は一機二百十六億円もの高価格になる。

という。
なんのことはない、富士重工の損失補填に400億も使うというのだ。そんな資本主義社会にあるまじきことを、機体価格に上乗せすると公言して行うとは、なんということか・・・・

AH64D.jpg
(216億円のヘリコプター 朝雲ニュースより)

公共事業のための設備投資は、すべて補填してくれるのだろうか。
もしそうならば、全国の地場ゼネコンは狂喜乱舞して喜ぶだろう。
しかし、普通そんなことはあり得ない。

もっと悲惨なのは、療養病棟を整備した全国の病院だ。平成4年に国が決めた方針に基づいて、借金をしてまで、地域の老人を受け入れるための療養型病床を整備したのに、なんと、平成24年には全廃するというのだ。
天を仰いで嘆息している地域医療に従事する人々と患者さんが、何十万人もいる。

そして岩国市である。
震災で痛んだ市庁舎の建て替えに補助金を出すから、KC-130空中給油機を受け入れろと迫られた。
それを受け入れ、以来何も何も約束違反はしていないにもかかわらず、いきなり補助金の打ち切りだ。

その補助金とは何の関係もない、米空母艦載機を受け入れないからだという。
まったくもって、ヤクザよりも非道い。
ナンクセ、ヤカラ、カツアゲなんか目じゃないほど非道い。

岩国にはこんなに非道いことをしながら、一方では、富士重工には設備投資まで全部補填する。400億だ。

ただでさえ高いヘリコプターを、その4倍の値段で買ってあげるというのだ。

AH64Dは当初約六十億円とされたが、これに近かったのは調達初年度の二〇〇二年度だけ。年々高騰し、〇六年度は一機百五億円に。F2支援戦闘機も予定では一機約五十四億円だったが、百二十二億円まで値上がりした。国産やライセンス生産で、価格をつり上げる防衛産業と買い続ける防衛省という「病んだ構図」がある。(前出 中日新聞)

額賀のクビをとるのも大事だろうが、その裏で、こんなことが平然と、公然と行われていることに、注目と怒りをもちたい。


2007-11-26(Mon)

現代人を呪縛する3つのキーワード・「エコ」「消費者」「心の豊かさ」

現実にインド洋やイラクで、自衛隊が戦争に従事する世の中になってしまった今、なんでこうなってしまったのか、改めて考えてみた。

一番簡単な答えは、反対するものがいなくなった、あるいは極端に弱体化した、ということだろう。

戦争やりたい連中は、1945年にポツダム宣言を受諾したその瞬間から、ず~と一貫して戦争したくてウズウズしていたのだから、昨日今日始まった話ではない。
60年来の念願かなって大喜び、というところだ。

その念願を、叶えさせなかったのは、当初の数年間はアメリカのせいかもしれないが、少なくとも1950年以降はアメリカのおかげではない。
日本の再軍備をガンガン進めてきたのは、他ならぬアメリカであって、今日のアフガン・イラク参戦にまで直結している。

■■
では、なにが60年間、日本を辛くも戦争参加させなかったものは何かといえば、やはり「反戦」であったと言える。
日本人の価値観の、深い深いところに、「戦争をおこした奴らへの憎しみ」があった。

しかし、一方で戦争体験者が少なくなり、他方で労働運動の解体が進んだ1980年代、「戦争が憎い」という日本人の価値観に大きな変化が強制される。

「反戦」という心の中の芯、を静かに葬り去る価値観として、「エコ」「消費者」「心の豊かさ」が登場した。

注意したいのは、「反戦」の反対は「戦争」ではないこと。
「反戦」の反対は、「一億総懺悔」だ。

つまり、「みんな等しく悪いのよ」と、人の良い庶民の心根を利用して、「戦争をおこした奴らへの憎しみ」をはぐらかし、免罪することが、「反戦」の反対語なのである。
その意味で、「エコ」「消費者」「心の豊かさ」、というキーワードは、四半世紀を経て再び登場した「一億総懺悔」であったのだけれども、その当時は、そんなことには誰も気がつかなかった。
むしろ、クリーンで新鮮な価値観として、積極的に評価されてきた。

■■
1970年代の公害問題の影響もあり、「エコロジー」という専門用語は、あっという間に流行り言葉になった。
もちろん、クリーンで明るいイメージとともに。
(以下、「」付きの「エコロジー」は、専門用語としての意味ではなく、流行り言葉としての意味)

しかし、公害問題と「エコロジー」には、根本的に違う面がある。
公害問題には、公害を出した企業に対するたたかいがあった。責任追及があった。やめろ、という声があった。
しかし、「エコロジー」は、「みんなそろって地球に優しく」、である。

かく言う私も、高校生の時にコンラート・ローレンツや吉良竜夫の本など読んで、生態学の勉強をしたいと本気で思っていたことがある。
しかし、エコロジーが生態学という意味であることすら忘れられてしまうような、猫も杓子も「えころじ~」な流行が始まり、妙な違和感を覚えていた。

今にして思えば、敵が誰だか分からないようにして、「人間みんな悪いのよ」とワケも分からず反省させる、かく乱作戦であった。
そして、言うまでもなく、これがそのままCO2温暖化脅威論につながっている。

もう20年以上も、周到に「エコ」という原罪論を刷り込まれてきた現代の人間は、「私たちの出しているCO2が悪い」と言われると、パブロフの犬のように「燃費の良い車に買いかえよう」と言い出す。
しかし、そもそも、車なんて売るな、とは誰も言わないし、車がなくてすむような経済にするべきだ、とも誰も言わない。
もちろん、いくら燃費がよくても、新車を買う方が総エネルギーはたくさん消費してしまうよ、とも言わない。

私自身、ゴアが映画を作るまでは、CO2主犯説を、ろくに調べもせずに信じていた。
アル・ゴアが言ってるから、疑ってみたわけで、ゴアさんには感謝しなくてはならないかもしれない。

■■
「エコ」とともに、あたりまえの言葉になってしまったのが「消費者」である。
主婦連や生協などを主軸にしながら、1960年代の高度成長と軌を一にして運動が高まってきた。
60年代から70年代には、「消費者」と言えば、「生産者である企業と対決する」と言う意味が含まれていた。

しかし、80年代に入り、「消費者」は、「マーケティングの対象」になってしまった。
「お客様は神様です」という,三波春夫の芸道を語る名文句が,なにやら商売のコツのように語られ始めたのも,この時代ではなかったか。

ちなみに,三波春夫の言う「お客様は神様です」は,神様こそがお客様だという,神に捧げる芸能の本来の姿に近いものだったようだ。自分の芸を引き出してくれる客の力を神に見立てているとも言える。
この辺の気持ちは,私も客商売なので,少し分かるような気がする。

ともあれ,生産者と闘っていた消費者は,生産者たるメーカーのお客様としての「消費者」に,180度姿を変えた。

「消費者」本位,という大義名分に乗っかって,あれも買え,これも買え,とモノばかり買わされ,家の中はモノでいっぱい。
モノがあふれるから,家も建てようというトンでもない経済循環を生みだしながら,生かさぬよう殺さぬよう「消費者」は消費をさせられていく。

当たり前だが,消費は手段であって目的ではない。あくまでも,生活するための一つの手段に過ぎない。自給自足できていれば,消費はしなくても生活はできる。
だから,私は自分のことを「消費者」とは言わない。あくまでも「生活者」なのである。

しかし,今の世の中,消費が目的化している。エルメスのバッグは,使うためというよりも,所有するため,つまり買うために買っているひとがほとんどだろう。

そこまで高級ブランドでなくても,まだ使えるものをドンドン捨てて,カッコイイものを買い求める。
ただ捨てるのでは「エコ」に反するから,新しい商品はしっかり「エコ」な顔をしていたりするし,捨てるのではなくてリサイクルだとか言って安心する。

実は,古くても我慢して使い続けることが,いちばん省資源だということを,誰も言わない。

そうやって消費し続けたあげくの果てが,耐震偽装マンションだ。
もちろん,あんなのは氷山の一角。
消費者を喜ばせる表の顔の裏側で,どんな商品をつかまされているのか,牙を抜かれた「消費者」は,見ぬくことも抗議することもできなくなってしまった。

■■
とは言え,これだけモノを買わせられ続け,いらんモノに埋もれて暮らしていると,さすがに虚しくなってくる。

そこを巧みについたのが,「心の豊かさ」だ。

そもそも,いらんモノをたくさん買わされたからといって,物質的に豊かになったと言えるのだろうか。
年金を削り,医療費を削り,生活保護を削り,国民を餓死させるような国が,物質的に豊かになったと言えるのか。

一家で食っていこうと思ったら,過労死覚悟でなくては立ちゆかないこの世の中が,本当に物質的に豊かなんだろうか。

そうした疑問を封じ込める魔法の呪文が,「心の豊かさ」である。

1981年に第二臨調が発足し,国鉄や電電公社などの民営化=組合つぶしに手をつけ始めた。その第二臨調の土光敏夫のメザシが有名になった。

メザシに負けた国労と言ったら怒られるだろうが,労働者の権利を主張する組合に対し,「清貧」を演出する土光のほうが勝ったのである。

もちろんNHKに放映された土光家のメザシ定食はヤラセだったらしいが,そんなものに国民が挙げてダマされたのは,「消費者」として生きさせられている虚しさを,どんぴしゃりと突かれてしまったからだ。

■■
80年代を通じて,呪文は日本中に蔓延した。
「エコ」「消費者本位」「心の豊かさ」と言えば,だれもが信じる正義の味方。

この呪文に共通しているのは,けっして責任をハッキリさせないこと。
敵を見ない。敵という概念を捨てて,みんな悪いんだという詭弁で騙す。

エコに反することは,本当は誰が一番しているのか。
都合の良いものを消費させるために労働者を生かしている(飼っている)のは誰なのか。
生きるために本当に必要なモノは全然豊かではないのは,誰のせいなのか。

こうした,生活者としての根本的な疑問と責任追及の矛先をはぐらかし,万が一楯突くものには,絶対正義の顔ではね返す。

かくして,ゲンダイの呪縛されたる日本人が出来上がった。

かつて,日本人の腹の中にすわっていた戦争を起こしたものへの憎しみは,次世代へと受け継がれるかわりに,CO2への憎しみにすり替わってしまった。

今,自国の軍が戦争に参戦しているのに,わずか1万人単位の反戦集会を組織する主体すら存在しない。


特効薬があればいいけれど,なかなか見つからない。
気が付いた一人が,みずから呪縛の縄を斬り捨てるところから,新しい物語は始まるのかもしれない。



2007-11-19(Mon)

平松さん 赤字なんて気にするな!

大阪市長選挙の投票率は、歴史的にどん底だ。
95年は28%だった。そんな選挙が有効なのか? と思いたくなるような投票率だ。

今回は、わずか43.6%で、20年ぶりに4割を超えた「高」投票率なのだそうだ。
投票に行かない大阪市民も大概だけれども、考えてみれば、投票する人がいなければ行かないのも仕方がない。

なにせ、大阪市は56年間も(共産党以外)オール与党で助役を市長にスライドさせてきた。
もちろん、職員組合もオール与党の内だった。

ところが、2年前の選挙で関市長は、労働組合に財政悪化の全責任を押しつけて、関係を断絶。
それが、今回の関落選、平松市長誕生となったわけだ。

選挙事務所出入り禁止の市労連、水面下でフル回転
2007年11月19日朝日新聞

考えなくても分かるけれども、56年間もオール与党で固めていたら、腐敗しない方が不思議だ。
倒産寸前と言われる市財政も、そのありとあらゆる腐敗から生まれていることは間違いない。
その意味では、組合にも責任の一端はあるだろうが、全責任を押しつけられて、まるでCO2のように悪者に仕立てられる謂われはない。

関市政の内実を、ちゃんと検討してモノを言うのではなく、一部の人間が「組合が」「同和対策が」「地下鉄が」と言うのを鵜呑みにして、何でもそれが悪いと思いこむのは、まさにCO2温暖化脅威論と同じ構図だ。

関市長が財界べったりであったことは、紛れもない事実であり、そちらにはどれだけお金が流れたのかも明らかにされていない。
地下鉄だって、掘るだけ掘って、阪○かどこかにお安く売却しようという魂胆だろう。

「市政改革後退の恐れ」経済界は動揺
2007年11月18日朝日新聞



実際の大阪市の財政は、平成17~8年のものが市のホームページに出ている。
概略は、以下の通り

借金総額 5兆5千億円

税収等1兆1千億
交付税等 5千億
特別会計 2兆5千億  → 収入計 4兆1千億
市債(借金) 1兆  → 歳入計 5兆1千億

つまり、自前の収入が 3兆6千億
国や府などからの交付が  5千億
借金が  1兆
そして、借金の残高が、歳入とほぼ同じ 5兆5千億

という構成だ。

えらいこっちゃと言われている割に、たいしたことはない。
国に比べれば、健全財政と言いたいくらいだ。

ちなみに平成19年の国の予算は、
自前の収入   57兆円
借金      25兆円
借金残高    547兆円

注意するべきは、国にしろ自治体にしろ、赤字は「利用」されているということ。

「収入の範囲内でしかサービスできません」という論理は、特にコイズミ以降当たり前に思われているけれども、全然あたりまえではない。

「生存権の範囲内で全員が生きていくことは必ずできる」
「それができないのは、軍事予算や巨額開発に湯水のように金を使っているから」
というのが あたりまえの話。

こういう、ちょっと調べればすぐに見えるモノを、見ようともせずに詭弁に引っかかるのが、CO2温暖化説に洗脳された現代人の怖いところだ。

平松新市長は、こうした妄言に踊らされず、事実をしっかりと調査して、市政を担っていかれることを望みたい。
2007-11-17(Sat)

岩国の怒り

何度考えても、こんな非道いことがまかり通り良いのか、怒りを禁じ得ない。

先日のエントリーへのコメント欄で、岩国市議が自己奴隷決議を決定したことを教えてもらった。

米軍再編 再編交付金
昨日の岩国市議会で4度目の庁舎建設予算案が否決という事態になった。
既にご存じと思うが、岩国市役所は芸予地震で大きな被害を得て、修繕にも多額を要すため、建て替えることとなった。
その際、現・井原市長になって初めて建設基金を始めるほど、市には対応策が乏しく、防衛の補助(KC-130空中給油機の沖縄からの受入SACOの手当)で、建設がスタート。
その際、初年度二年目は防衛は計画通り補助したのだが、米軍再編計画は岩国市民への負担が重すぎると市長は見直市を要望。米軍再編に反対したと見なし3年目の本体工事35億をいきなり0ゼロに。
仕方なく合併特例債を活用した70%交付税処置される予算を議会に提出するも、合併特例債はぜったいダメだとあくまで厚木基地の空母艦載機を受け入れるよう求める容認派(保守系17名)+公明党の4人も加わるなどして、昨日も先月末同様、22対11で賛成少数の否決となってしまった。
合併特例債は、11月中旬が締切であり、今回が事実上最後のチャンスだった。
合併特例債70%補助が露と消え、市長憎しなら不信任を、予算が気にくわなければ、修正案を出せばよいのに、相変わらず丸ごと否決・・・
早く容認を・・・と、まるで踏み絵のようなやり方が、どうしてもやり切れず、結局全額市民に覆い被さり、事実上の夕張へ議会が進める形となる。
再編交付金ももちろんゼロ、試算もされない。
小沢さん同様、カラダを張っている市長に対して、何党かではなく、投げやりになっている市民は目を醒まし、全国からの支援で12月1日2時からの錦帯橋での『国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋』を開催するので、ぜひ参加して欲しい。

2007/11/17(土) 20:53:45  一岩国市民


なんと言うことか。

米軍に媚を売るためならば、自らの岩国市を破綻させても構わないという愚かさ。
7割は交付金で取り返せるはずのチャンスをわざわざ否決し、市民生活を人質にしてまで米軍の奴隷になることを誓った岩国市議会。

そもそもの発端は、1996年のSACO合意にある。簡単に言えば、沖縄から米軍を減らすというもの。
その際に、KC-130という飛行機を岩国基地が受け入れることが決められ、見返りに補助金が出た。

SACO最終報告
 
この外務省の訳文を見ても、岩国の文字は、KC-130の項目にしか出てこない。
明らかに、他の項目とは関係ない。KC-130の見返り補助金であることは間違いない。

それが、昨年12月20日に、35億円出るはずの補助金が、いきなりゼロになった。

一度出すといった補助金が、一通の通達で、いきなりゼロである。
その通達とは何か。全文を転載する。しっかりと読んでみて欲しい。
(赤字は筆者による)

                                        防衛施設庁
   平成19年度岩国市庁舎整備補助金について

1 岩国市庁舎建設については、SACO最終報告に盛り込まれた普天間飛行場のKC-130の岩国飛行場への移駐受入れに伴うSACO関連事業として.移駐による騒音増加を陪まえた騒音の影響を緩和するとともに、受入れに対する地元の理解と協力を促進し、円滑に処理するため、平成15年度から実施してきたところである。

2 平成19年度予算概算要求においては、2十2最終取りまとめにおいて、岩国飛行場に移駐するKC-130は、海上自衛隊鹿屋基地やグアムにローテーションで展開することになったほか、厚木飛行場から岩国飛行場への米空母艦載機の移駐が新たに盛り込まれたことから、SACO最終相応の内容か修正されたため、米軍再編関連経費として検討してきたところである。

3 その結果、KC-1 3 0の岩国飛行場への移駐の内容が、貴市にとって負担軽減となるように変更された現時点においては、KC-130による騒音が当初予定より軽減されることとなるため、従来どおり市庁舎への補助を継続することは適当ではなく、むしろ米軍再編の一環として米空母艦載機の厚木飛行場から岩国移駐が計画され、それに伴って岩国飛行場における騒音が増大することなどの影響を考慮して補助を継続することが適当と考えている。

4 しかしながら、空母艦載機の岩国移駐を含む米軍再編については、地元の現状を考慮すれば、市庁舎への補助の前提となる岩国飛行場における騒音の増大などの影響を考慮することができないため、当該補助を継続することは困難であり、平成19年度予算への計上を見合わせることとしたものである。
                                   以上


普天間から岩国に移転したKC-130は、米軍の勝手な都合でときどきグアムにも行くことになったから、約束はチャラにして補助金はゼロにする。
KC-130の飛ぶ回数が少しだけ減ったんだから、当初の約束とは全然関係ないけど、厚木基地の空母艦載機の飛行隊を受け入れてくれれば、補助金だしてやる。
ということが書いてある。

米軍様には、何を言われても、hahah と平伏しろ。
約束など、米軍様が一方的に決めることで、日本の住民のごときが、約束違反だとかなんとかガタガタ言うな。
ということが書いてある。

もちろん、騒音が減ったなどと言う根拠はない。
共産党市議員団のHP 

コメントにもあったように、怒りは吹き出している

国の仕打ちに怒りの一万人集会in錦帯橋
12月1日午後2時 錦帯橋下河原
主催:岩国市新庁舎募金の会“風”
 
私の疲れた体に、怒りのエネルギーが充填された。



2007-11-15(Thu)

自分らの強行採決を棚に上げて、あろうことか憲法に文句をつける町村官房長官

これまで、どんなにひどい法案でも、世論調査ですら過半数が反対している法律でも、平気で強行採決してきた自民党が、人事不同意を突きつけられたとたん、現行制度は不備であるといって憲法に文句をつけている。

町村官房長官の発言要旨
憲法59条だったでしょうか、3分の2ということが法律については決められている。しかし、国会の同意とか人事について。あるいは自衛隊派遣の事前、事後の承認(については既定がない)。たぶん、そこは法の不備(かもしれない)。さりとて、急に憲法改正ができるわけないから、そう簡単な問題でない。
MSN産経ニュースより)

皮肉なものだが、この町村の発言から、なぜ、人事や自衛隊派遣に再議決の既定が無いのか、よくわかる。

憲法の下に働いているくせに、憲法など自分たちの都合で変えてしまえばいいと思っているようなこういう輩が、数の暴力で歯止めのない暴走をしでかさないように、人事や自衛隊派遣については水際でくい止める可能性をできるだけ作ってある。

マチムラ君。君のためにある法制度なんだ。分かったかい?



2007-11-13(Tue)

雨宮処凛さんトークショー

すいた九条の会などの主催で、雨宮処凛さんのトークショーがあった。

吹田市役所を3年前に辞めてフリージャーナリストになり、イラクの取材を続ける西谷文和さんがコーディネーター。トークの相方には、ナショナルの偽装請負を告発した吉岡力さん。

話し出したら止まらない雨宮さんと西谷さんにはさまれて、吉岡さんはほとんど話す機会がなかったが、松下を告発するきっかけになった吉岡さんの友人の言葉が、今日のトークショーのテーマだった。
「どうせ将来はホームレスですから」

雨宮さんの話を聞くのも初めてだった。もう少し派手なゴスロリを期待(?)していた割にはおとなしめの格好で現れた。
自身の感じた「生き難さ」・「超人格否定」から、紆余曲折を経ながら、新自由主義やグローバリズム批判にたどり着いたという。
amamiyakarin.jpg


95年に戦争のことを知ろうと、左翼と右翼の話を聞きに行ったそうだ。
左翼の話は、難しくて高卒フリーターの自分には一言も理解できなかった。
右翼は、自分が感じている生き難さも人格否定も、全部「アメリカの民主主義が悪い」、と非常にわかりやすかった、という。

彼女の場合、自分の感覚を信じて実践することができたからこそ、今があるのだろう。他人から見れば、紆余曲折かもしれないが、常に自分の感覚に沿って、実践を続けている。
今は、時代の寵児のようにマスコミにも扱われ、たぶん、ご本人は違和感をもっているのではないだろうか。

今日のトークショーでも、主催者と雨宮さんの意識の差が垣間見えたようなところがあった。

雨宮さんは、毎年3万人が自殺し、おにぎり食べたいと言って餓死するのが結構リアルな将来像である日本の若者は、すでに戦争状態だという。そして、すでに戦争状態である人に、戦争はいけないことだと言っても意味がない、という。
これは、本当にその通りかもしれないと思った。
イラクに行って、イラクの人に「戦争はいけません」と説教するバカはいない。すでに、戦争状態の人に、平和なところから説教するほどナンセンスな話はない。

しかし、西谷さんのまとめの言葉は「平和な日本であり続けるために」であり、それはそのまま主催者の意識であろう。
今の日本を「平和」と感じるか、すでに「戦争」と感じるか。
これは、大きなテーマだ。

もちろん、毎日血の雨が降り注ぐイラクやアフガンに比べれば、まだ平和だというもの事実だろう。
しかし、当事者としては、「平和な日本」といわれても、はあ?という感覚があるもの、また事実だろう。

質疑応答で、関大生から「まわりの大学生は危機意識が無い」とうい意見が出たのに対し、雨宮さんは「あまりに過酷な現実なので、解決策とセットでないと伝えにくい。彼らも必ず直面する。」というようなコメントをしていた。
そこには、解決策なしで現実にぶち当たった若者が、自滅的な傾向に走ることへの危機感がある。

過去を振り返れば、日本のファシズムの背景は、農村の貧困であったことは周知のことだ。
貧困からの解放という正義感が、ファシズムを一気に戦争にまで押し進めたとも言える。
また、貧困は容易に排外主義と結びつく。

「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」(赤木智弘氏)は、確信犯的にこの問題をえぐり出していると、雨宮さんは積極的に評価する。

この感覚を切り捨てた護憲運動や平和運動は、たぶん、これからもどんどん衰退していくだろう。
来賓挨拶にたった九条の会おおさかの津村明子さんも、九条の会が高齢者ばかりで、このままでは先が長くないと言っていた。

プレカリアートのデモ隊に、福島瑞穂さんはひっそりと参加していたが、志位さんも小沢さんも参加していない。大江健三郎も井上ひさしも参加したという話を聞かない。

雨宮さんは、たぶん、けっこう我慢して九条の会などに訴えているのだろう。
その訴えを、会場のほとんどを占めていた熟年層が、どれだけちゃんと受け止めたか。

護憲を言う人のどれだけが、ニートやフリーターが自己責任ではない、と理解できるだろうか。
心の中では、「最近の若いもんは・・・」なんて思っているのではないか。

吹田市職員はすいた九条の会の大きな母体である。(もちろんそれ以外もたくさんおられる)
クビになる心配が無い市職員が、明日の分からないフリーターの「恨み」を受け止めることができるのか。

この溝が埋まらなければ、護憲運動の老衰化は避けられない。
九条の会なども、雨宮さんを利用するだけでなく、重く受け止めて欲しいと思う。

これが、今日のトークショーの、私の感想。


2007-11-11(Sun)

国連事務総長によるイカサマ劇

「南極は破局寸前」 視察の国連事務総長
2007年11月11日 中日新聞

「氷は私たちが考えているよりもはるかに速く解けている。今すぐ行動しないと、そう遠くない将来に(南極から)氷がなくなってしまうかもしれない」と警告した。

ところで、潘基文がおとずれた「南極」がどこにあるか、ご存じだろうか。
南極は南極でも、限りなく南米に近いキングジョージ島という場所だ。

一般向けのツアーでも行くことができる。そして、その説明文にも、
キングジョージ島は南緯66度33分以北に位置し、必ずしも地理学上で言う南極圏とは一致しません。と丁寧に書いてある。
小型機で行く南極地域日帰り/1泊2日ツアー

南極の一番暖かい場所へ行って、「破局寸前だ」と大げさに騒いで見せた国連事務総長であるが、その国連のIPCCでは、なんと言っているか。
以下の文章は、国連のIPCC第4次報告を日本の気象庁が翻訳したものだ。

南極の海氷面積には、引き続き年々変動と局地的な変化は見られるものの、統計学的に有意な平均的傾向は見られない。これはこの地域全体で平均すると昇温が認められないことと整合している。

過去50 年にわたって、南極大陸を除く各大陸において、大陸平均すると、人為起源の顕著な温暖化が起こった可能性が高い。

現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。


もう一度言うけれども、これは温暖化に疑問を唱える本に書いてあるのではない。IPCCの報告書に書いてあるのだ。
IPCC 第4 次評価報告書第1 作業部会報告書

にもかかわらず、初夏の季節に南極の一番暖かいところに行き、自分の出した報告書と全く相反することをわめいたのが、潘基文・国連事務総長だ。

だいたい、この季節に一番暖かい場所で氷が溶けなかったら、南極の氷は増え続けて大変なことになる。溶けて当たり前の光景を、あたかも温暖化のせいであるかのように演出しているのである。

この一点を見ただけでも、CO2温暖化キャンペーンがイカサマであることがよく分かる。

砂漠化や淡水汚染の問題など、もっと深刻な問題を誤魔化す免罪符として、CO2をやり玉に挙げるキャンペーン。
だまされてはいけない。




2007-11-08(Thu)

今回の騒動の裏に、共謀罪は潜んでいないか?

小沢民主党代表の、あの辞任表明を見れば、ただのプッツンとは誰も思わないだろう。裏で何かがあったはずだ。

そうであるならば、何もなしで復帰することもあり得ない。何らかの「ハナシ」がついたということ。
何をもって、アメリカのお許し、または妥協を引き出したか。

当初は、給油はダメでも、今後はいつでも軍隊(自衛隊)を出します、と約束することで乗り切ろうとした。
しかし、その道筋が民主党執行部に一蹴されてしまい、21世紀のロッキード事件勃発まで秒読みとなった。
小沢にしてみれば、現役の代表のままヤラレルよりは、辞任してからの方がまだマシだ、という判断があったのだろう。

その上で、なんとかアメリカ様の妥協を引き出す道も、必死で探ったはずだ。
そのハナシがついたからこそ、小沢は代表に復帰し、山田洋行の専務は国会での証人喚問直前で警察に保護(逮捕)された。

給油もダメ、連立もダメ、政策協議だけはいたします、ということだから、今国会で審議中の法案でアメリカ様が喜びそうなものを探してみる。
と、あったあった。長いこと継続審議になっている、重大法案が。

10月24日の衆議院法務委員会で、自民党の馬渡龍治の誘導質問に対し、鳩山法相が
「条約を締結するためにはきちんと、組織的犯罪の共謀罪、一定の重大犯罪におけるものですが、これを厳密に法整備しなければいけないというふうに考えております。」
と、答弁している。

また、10月30日には参議院の法務委員会で、社民党の近藤正道の
「一体どうやってこの法案の早期成立を目指すというふうにおっしゃるのか、何かウルトラCでもおありなのか」
という質問に対し、やはり鳩山はこう言っている。
「是非、社民党さんにも民主党さんにも共産党さんにも国民新党さんにも理解をいただけるようになれば有り難いなと、そういうふうに考えて、中身についてはいろいろ話合いの余地は十分あると思っております。」

このように、鳩山法相は、所信表明のみならず、委員会の質疑の中でも繰り返し共謀罪の成立をうたっている。しかも、「話し合いの余地」を強調している。

昨年、成立直前かと言われたときも、自民党が民主党案を丸飲みして成立させるのでは、という噂が流れた。
誤解のないように確認しておくと、いまでも、民主党は共謀罪そのものには反対していない。対象犯罪を少なくするなどの修正を求めているだけだ。


こうして事態を眺めてくると、ますます共謀罪と新テロ法のバーターがくさい。

民主党としては、新テロ法に今さら賛成しては、衆議院選での惨敗と党内の分裂は避けられない。
かと言って、何もなしでは第二の田中角栄の道。

新テロ法がらみで、社民党や共産党が一番反対しにくいタイミングを見計らって、一気に共謀罪を通してくる。
そんなシナリオがあるのではないかと、疑いたくなるのだ。

特段の証拠はないけれども、この疑惑は、心の中で消すことができない。


2007-11-07(Wed)

小沢一郎を責めるのは簡単だが・・・

党内はもとより、有権者への不信感を、わざわざ自作自演で作り上げてしまった小沢一郎。

ロックフェラーやCIAの影響などを言う意見、ネベツネにはめられたと言う意見、壊し屋小沢の体質だというもの、党内求心力のための大芝居だというもの、本気で大連立をするつもりだったというもの、実にいろんな意見が飛び交っている。

■■
他の野党勢力は
共産党 「参院選を「反自公」を掲げてたたかった民主党が、自民党と手をくもうというのは、国民の民意を裏切るものであり、有権者との関係でも小沢氏がとった行動は党首として失格だと思う。」(志位委員長)
社民党 「この間の小沢氏の動きは理解に苦しむ。野党らしく(自公政権に)切り込んでいくべきだ。(小沢氏の今後の対応を)見極めるが、しっかりしないと(野党共闘は)難しい」(福島瑞穂党首)
などと言っている。

しかし、考えてみれば、小沢一郎という人間に、この国と我々の将来を賭けなくてはならないような、今のこの状況を作ってきた主体的な責任は、共産党にも社民党にもある。
どんなに勢力を減らしても、決して自らを振り返ることのない共産党。
自民党と組むという裏切りの大先輩、社民党。

もちろん、一個人としての私にも責任はある。
だから、一つの反省として、一点だけ確認しておきたいと思う。

■■
アフガン給油に反対し続けた小沢に対する、アメリカの圧力は凄まじいものがあっただろう。とっくに田中角栄の二の舞になっていてもおかしくはない。

たぶん、アメリカ民主党はアフガンから撤退するだろうという読みで、小沢も給油反対作戦に出て、見事にはずしてしまったというのが真相だろうと想像してはいるが、少なくとも、この数ヶ月間アメリカの圧力を一手に引き受けていたのは小沢一郎だ。

志位和夫でも福島瑞穂でもない。

大事なことは、読み違いだろうが何だろうが、とにかく侵略への荷担に反対して小沢がアメリカの圧力を受けているのだから、社民党も共産党も、反戦を言うものは、とりあえず小沢を支えるべきだった、ということ。

他人事のように、外野席からISAF参加を批判するのは簡単だ。しかし、国連中心主義の是非よりも先に、今現在の堤防が小沢一郎しかなくなってしまった、という事態を直視すべきだった。

むしろ、野党共闘の盟主としてトコトン持ち上げて、嫌でも給油反対の看板を下ろせなくするべきであったし、すこしでも圧力を分担するべく協力をするべきであった。

文句を言う国民自身も、侵略荷担の給油活動にこぞって反対していれば、小沢はここまで孤立することはなかったはずだ。

■■
私は、決して民主党の支持者ではないし、まして小沢一郎のシンパではさらさらない。
そうではない私が、このように言う意味。

これからも、いろんな局面があるだろう。そのとき、小沢一郎だからとか、志位和夫だからとか、そんな理由でものを判断してはいけない、ということが言いたい。

その局面で、誰が矢面に立っているのか。よくよく見極めて、そのときの態度を決めないと、絶対的な力を振るうものたちに一泡吹かせることなど、夢のまた夢になってしまう。


2007-11-06(Tue)

人の世に熱あれ 人間に光りあれ

世は、小沢辞任騒動でもちきりだ。しかも、裏を探ると、ジェイ・ロックフェラーがどうしたとか、シティの上場がどうしたとか、うさんくさい話しも飛び交っている。

たしかに、そうしたジャパンハンドラーのような存在も大きいのだろうとは思う。
しかし、一方で、政治家は民を無視はできない。

ハンドラーやらフィクサーやらの存在は無視できないし、ある意味で陰謀など当たり前のように存在するとも思うけれども、しかし、それだけですべてが決まってしまうという考え方は、私はしない。

■■
人の世に熱あれ 人間に光りあれ

私の座右の銘である。
以前、高岡早紀が主演した橋のない川とういう映画を見に行ったときのパンフレットを、ネルソン・マンデラが来阪したときの記念ハンカチと一緒に大事にとっておいたのだが、パンフレットの方はいつの間にか紛失してしまった。

もっとも、西光万吉が起草したという水平社宣言は、今ではネットで簡単に読むことができる。
その宣言の最後のシメが、「人の世に熱あれ 人間(じんかん)に光あれ」である。

色々な本や文章を読んだけれども、これほど格調高く、心にしみる言葉はない。
青臭いと言いたい人は言えばいい。
飛鳥会の問題がどうとか、そんなことは関係ない。

この一言に、私は何度助けられてきたか。

経済の自由を獲得するべき戦いが、いつの間にやら利権に堕してしまったこともあるだろう。
また、戦時中は、当の西光万吉自身が、ファシズムに傾倒していたことも確かだ。

しかし、そうしたことが、一度世に放たれたこの言葉を貶めるものではないことも、また確かである。

■■
先日、奈良に行く用事があったついでに、ちょっと足をのばして水平社博物館に行ってみた。
近鉄御所駅から、徒歩で3km。JRで掖上まで行けばもう少し近いのだけれど、次の電車まで30分以上ある。

ひたすら真っ直ぐ真っ直ぐ歩いて、いい加減足が痛くなってきた頃、西光寺が見えてきた。
saikouji.jpg

道路や公園が妙に綺麗にされているので、かえって違和感のある町並みの一隅に、西光万吉の実家である西光寺がある。
お参りしようかと門をくぐったが、賽銭箱も何もおいてはいない。ただ、手を合わせるのみ。

その向かいに、水平社博物館がある。
入場料500円はちょっと高いなあ と思いつつ、2階の展示室に上がる。
もちろん、私のお目当ては、水平社宣言と、その背景などの生の資料を見たかったのだ。

しかし、残念ながら水平社宣言は、展示されていない。
何度も結成大会のあたりのコーナーをウロウロしたが、高らかに掲げられていると期待していたのに、何もない。

現在も、決して差別はなくなっていない状況で、こういう言い方が良いのかどうかは分からないが、全体に展示の方向性が「言い訳」っぽいような印象を受けた。
少なくとも、水平社結成の熱と光は、もっと誇り高く掲げても良いのに、と感じた。

■■
水平社に限らず、運動はかならず変化していく。
あらゆる運動が、当初の熱と光をたもちつづけることができれば、この世も変わっていたかもしれない。
が、決してそうはならないことが、一種の諦めとして、今生きる世代には、抜きがたい確信となってしまった。

それは、私とて同じだ。
ちょっとしたブロガーの試みから、小沢・民主党にいたるまで、運動と名の付くものが、うまくいくなどとは全然思っていない。
思ってはいないけれども、いや、思ってはいないからこそ、この言葉を大事に胸に刻んでおきたいのである。

人の世に熱あれ、人間に光りあれ

2007-11-04(Sun)

権力の媚薬

権力というものは、古今東西を問わず人の道を踏み外させる媚薬である。

今日という日を知る日本人で、小沢一郎を信用しようという人間はもう金輪際現れないだろう。

もちろん、媚薬だけでなく、なにか小沢の命脈に関わる匕首も突きつけられていたのだろうが。
それにしても、安倍晋三に勝るとも劣らない、情けない退場劇である。

小沢が去ること自体は、べつに~ というものであるが、悲しいかな今の民主党には、横断的に糾合できる人材は見あたらない。
いつものように派閥抗争の泥沼に突入していくのだろう。


思い出したい。
参院選の前に、憲法9条の改訂に反対、と意思表明した民主党議員を。

(比例)
相原久美子
石井  一
神本美恵子
大島九州男 ○
今野  東
藤谷 光信
室井 邦彦
山本 孝史
(選挙区)
小川 勝也 ○
舟山 康江
岡崎トミ子
金子 恵美
谷  博之
行田 邦子
山根 隆治
加賀谷 健 ○
大河原雅子 ○
牧山 弘恵 ○
水戸 将史 ○
米長 晴信 ○
谷岡 郁子
高橋 千秋
徳永 久志
辻  泰弘
姫井由美子 ○
川上 義博
植松恵美子
武内 則男
川崎  稔
松野 信夫

(○印は、当ブログをはじめとするブロガーが、自民と民主の候補に行ったアンケートに答えてくれた人。)

わずか30人。非改選も入れれば、もう少し人数は多いだろうが、中には選挙用のリップサービスの人もいるかもしれない。それでも、衆議院もふくめて数十人の規模で、改憲反対派が民主党にいることは事実だ。

せめてこの改憲反対の人たちが、一定の勢力を保って、存続し続けることが、いま、一番重要なことではないか。

彼らが、党内の合従連衡につきあって振り回されると、行き着く先はかつての社会党の惨状である。
目も当てられない。

もっとも、社会党は村山富市が権力という媚薬にやられてしまって、一気に骨の髄までがたがたのスクラップ同然のところまで解体されたのであって、むしろ、今の社民党の状態まで持ち直した方が奇跡とも言える。

その意味では、民主党執行部が、小沢と福田の密談を拒否したのは正解だった。
正解ではあったが、その次の手がない。

自民党が小沢一郎を釣ろうとする以上は、媚薬だけでなく匕首も用意するであろうことは、素人にも想像が付く。そこまで読まずに、小沢辞任で慌てている執行部であるならば、今後の舵取りも推して知るべしであろう。

今望みたいことは、何とかここまで生き残った社民党が、民主党内の改憲反対派にしっかりとコンタクトをとって欲しい。福島さん、保坂さん、頼みますよ。

また、糸数慶子さんの存在も忘れるわけにいかない。

野党連合とか、党の再編とか、そんな次元ではなく、戦争反対という人間としての信念を共有できる人同士が、しっかりとコンタクトをとっておいてほしい。

そのわずかの絆をも無くしてしまったとき、国民は国会に絶望する。

そのタイミングで解散総選挙をやられたら・・・

考えただけでもそら恐ろしい。


2007-11-01(Thu)

温暖化・アフガン給油・原発予算

なんだ こじつけじゃないか、と言われがちだが、そうではない。

洞爺湖サミットで、温暖化問題の主導権をとるんだと息巻いている日本政府が、実はいかに本気で温暖化対策なるものをする気なんてないことを証明するのが、アフガン戦争だ。

日本は、国際社会がどうしたとか言って、6年間で49万キロリットルの、振る舞い酒ならぬ振る舞い油をした。
お代にすれば、220億円あまりである。

これが、どのくらいの量かというと、日本へ1年間に輸入される原油が2億4千万キロリットルだそうだから、その0.2%だ。
なんだ、0.2%かと思うかもしれないが、日本全部の1年間の1000分の2だから、たいした量だ。

そして、温暖化阻止を声高に叫ぶ日本政府の言うところの、CO2換算で考えるとどうなるか。

重油を1リットル燃やすと、CO2が約2.7キロでる。
と言うことは、49万キロリットル燃やすと、132万トンのCO2がでる。

ちなみに、京都議定書の基準である1990年の総排出量が12億3500万トンだから、その6%は7410万トン。
アフガン戦争の名目で、大盤振る舞いされた燃料は、実に、削減目標の2%にあたる。

さらに、重油代220億も含めて、派兵にかかった590億円で排出枠を購入したどうなるか。

だいたいCO2が1トンで20ユーロが相場だそうだから、1ユーロ165円とすると、ざっと1790万トンの排出枠が購入できる。
さきほどの132万トンとあわせて、1922万トン。
いわゆる6%削減量の、25%あまりになる。

もちろん、これは6年間の数字ではあるが、要するに、CO2を減らさないと人類が大変なことになる、とか言ってる割に、戦争のためなら惜しげもなく、CO2をばらまこうというのが日本政府の立場だ。

考えても見よう。本当に、2100年までに海面が88センチ上昇し、気温が5℃上昇し、それが大災害を引き起こすと、本当に信じているのならば、よその国の戦争に大盤振る舞いをしている余裕なんてないはずだ。

こちらからちょっかいを出さない限り、攻撃されるおそれの少ないアルカイダより、ほぼ確実におそってくる温暖化攻撃に備える方が先決のはずだ。

しかし、日本政府はそんなことはしない。
備えると言って、本気でやっていることは、温暖化対策予算をせっせと原子力予算にふりむけること。

今年度の温暖化対策予算は1兆847億円。そのうち、原子力関連が約2600億円(24%)である。

平成16年度の予算は1兆2586億円で、原子力関連が2556億円(20%)だった。総予算は削って、原子力予算だけは増やしているのだから、いかに原子力ばかり力を入れているか分かるというものだ。

17年度予算 
19年度予算 

地球には、CO2よりもたぶん深刻な環境問題がたくさんある。水の問題、砂漠化の問題、そして完全に人為的な環境問題でもある戦争の問題などなど。

そうしたことを、すべて無視し、CO2だけ減らしていればエコな生活をしているかのように洗脳するオンダン真理教。

温暖化が大変だとか言いながら、アフガン戦争での給油バラマキに賛成し、危険きわまりない原発推進に何も感じないするようでは、もうすでに洗脳はかなり進行しているのかもしれない。


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