2008-02-29(Fri)

「待機児童ゼロ作戦」の正体

待機児童ゼロへ 政府が10年で保育100万人増計画 
2008.2.27 産経より抜粋

平成29年度までの10年間に、未就学児の保育サービスの利用者数(現在約200万人)を100万人、小学3年生以下の低学年の放課後児童クラブの登録者数(同約70万人)を145万人増やすことを数値目標として設定。

保育所に加え、自宅で乳幼児を預かる「保育ママ」制度や幼稚園の預かり保育、企業内保育所の充実を図る。また、子供が小学校入学後も安心して働けるよう、全小学校区への放課後児童クラブ設置を目指す。

19年4月時点での待機児童は大都市圏を中心に約1万8000人に上っている。


保育園に大変お世話になっている身としては、ぱっと見たら良いことのように見える。
しかし、自公政府のやることだ。鵜呑みにしてはいけない。

こんなことを言っている裏で、現実は何が進行しているか。

■公立保育園の民営化

要するに公務員の給料をもらっている保育士から、超安月給の保育士に入れ替える、ということ。

いろいろ言われるけれども、民営化の本質はこの1点に尽きる。
いったい、どのくらい差があるかというと、

保育士の賃金及び個人・施設属性の違い(内閣府) 

はっきり違うのは、給料と経験年数だ。

私立のほうが給料が3割安く、経験年数が半分ちょっとしかない。
公立の場合、20代から40代までそろっているのに対し、私立の場合は半分以上が20代。

これも、認可保育園の場合で、無認可の場合ははるかにひどいようで、認可私立の給料はさらに4割安い。
公立の7掛けの6掛けだから、なんと4割にすぎないということだ。

私立認可と私立認可外における保育士の賃金格差(内閣府) 

無認可保育園の保育士さんは、公務員の4割の給料で働かされているのである。。。。。

いくらきれい事を言っても、これでは保育士だってやる気が出ない。

「はっきりいってこんな給料で・・・・。」  

保育士が相当の激務なのは、身近に見ていれば実感できる。
とうぜん責任も重い。

それが、ワーキングプア同然の状態でいいのだろうか。
というか、わざわざそういう状態に進めているのである。

そのことで、どんな問題がおきているかは、ネット上にあまた掲載されているので、ここでは繰り返さない。


しかし、この保育士と子どもたちの犠牲の上に、ホクホクと喜んでいる人もいる。一例をあげれば,

株式会社 日本保育支援協会 

非常に「正直」な保育支援をされているようで、

荒川区の認証保育所虚偽申請:保育園運営会社に都が改善報告求める 
2007.12.7 読売より

認証保育所「じゃんぐる保育園」で必要な保育士数を配置していなかった問題で、都は6日、同園を運営する株式会社「日本保育支援協会」(さいたま市、三谷忠士社長)に対し、文書で改善指導した。

同園は園長を含む保育士7人が必要だが、都の調査時にはこの基準を満たしていなかった。このほか、▽園の年間行事や園児の成長過程に合わせて作成する年間指導計画を作っていなかった▽調理担当者に毎月義務付けられた検便を行っていなかった


元保育職員2人 二重登録で不正
2008.2.23 産経より

日本保育支援協会が運営する荒川区の「じゃんぐる保育園」の元職員2人が、三谷代表が運営するさいたま市の「らいおん保育園」の常勤職員としても登録され、区と市の双方から補助金が払われていた

ちなみに、この保育支援協会のバイブルはこれ
hoikubusiness.jpg

ま、極端化もしれないが、民営化とはこういうことも多々ある、と覚悟しなければならない。

しかも、現場の保育士と運営側の力関係も、公務員の場合とは大違いだ。
タダでさえ少ない給料をなんとか確保することに汲々としなくてはならない、彼女ら彼らに、園と対決することを求めるのは酷というものだ。


■修繕もままならない保育園の実態

施設もボロボロ、公的保育もくずされ、「安全」が守れない 
大阪自治労 2006/5/13

公立保育所施設は、財政難を理由にほとんど修繕・改築がされず、老朽化が進んでいます。2004年度に公立保育所国庫負担金の一般財源化に引き続き、2006年度には公立保育所施設改善費も一般財源化されることになりました。そのお金を「必ず保育に使わなければならない」とする法律上の義務がなくなります。その結果、保育に使う予算が大幅に削られ、公立保育所の施設を改善することもますます難しくなっています。

「床が傾いて平衡感覚が保てない」「外壁がはがれてきている。また次はいつはがれるか心配・・。保育中にはがれるような事があれば危険」「ひび割れした窓をガムテープで貼って応急処置をして使っている、窓は開けられない状況」「寝ている子の上ではなかったけど、天井の扇風機が落ちてきた」等、放置されています。


オーバーだと思うだろうか。
毎日のように保育園の施設を見ている私が保証するけれども,ちっともオーバーではない。どころか,ぜんぜん言い足りない。

最初に保育園の入ったときは,そのボロさに「えっ」と絶句した。
でも,住めば都ですぐに慣れた。子どもは,かえって綺麗すぎるより居心地が良いのかもしれない,などと感じた。

がしかし,見た目の問題はさておき,危険や衛生上の問題があることでも,よほどさし迫っていないと直してはもらえない。
卑近な話だが,トイレが臭い。掃除はきっちりしていても臭い。夏などは,教室に臭いが充満している。
原因はいくつか予想はつくけれども,いくら言っても市は「予算がない」と言うだけ。
そのなかで,子どもたちは食事をしたり昼寝をしたり,生活をする。

もっと怖いのは,建物の耐震性だ。
昭和56年以前の建物は,ほぼ現在の基準の70%くらいしか耐震性がない。
理論的には,すでに分かっていることだ。
しかし実態は,

昭和56年以前の保育園 14636棟
耐震診断していないもの 10849棟(74%)
診断して危険なのに未改修 1226棟(8.3%)
改修済みなど耐震性あり  2561棟(17.5%)

平成18年4月1日 厚生労働省

診断費用に100~200億くらいかかるだろう。
耐震改修するとなれば,その50~100倍くらいかかるかもしれない。

しかし,いらん道路を造ったり,米軍に思いやりをかけてやったり,1機が150億もするような戦闘機を買ったり,原発に5000億円も税金をつぎ込んだりするよりも,子どもたちのいる保育園や学校を安全な建物にする方が,ずっとずっと先にやるべきだと思うのは私だけではないはずだ。


■労働環境の悪化にもつながっている

保育の現場にこんな仕打ちをしながらうそぶく「待機児童ゼロ作戦」は,実は労働環境の悪化,ワーキングプアの増産にもつながっている。

もとより,お母さん達が職場に出ていくことは良いことではある。
しかし,今,女性を働かせようという経営側の要求は,「より安い賃金で働く女性」の雇用であり,正社員を減らして偽装請負も含めた非正規雇用で賃金を押さえ込む動きと,まったく同じ方向をむいている。

保育の質を落とし,保育園ビジネスを繁盛させ,結果として賃金の安い非正規の女性労働力を生みだす。

これが,「待機児童ゼロ作戦」の正体だろう。
保育園の現場の奮闘と,子どもたちの笑顔が身近であるだけに,許しがたいという思いが募る。



2008-02-27(Wed)

南京大虐殺の被害者・夏さんの名誉毀損裁判

南京への道・史実を守る会の会報から紹介する。 

夏淑琴さん名誉毀損裁判を傍聴してください!

1937年12月13日、南京市内に侵入してきた日本兵によって、夏淑琴さんは家族7人を殺害されました。当時、南京在住のアメリカ人宣教師ジョン・マギーは事件の現場を調査し撮影フィルムとその解説文(英文)を残しています。


しかし、亜細亜大学教授・東中野修道氏は著書の『『南京虐殺」の徹底検証』(展転社)の中で、事件の生存者と夏さんは別人であろうと記しました。つまり夏さんは偽の証言者であると、記述したことになります。しかしこれは事実を無視した誹謗中傷に過ぎません。

夏さんは東中野修三氏と展転社を訴えましたが、昨年11月2日の第1審判決は夏さんの名誉の毀損と名誉感情の侵害を認める勝訴判決でした。


3月17日(月)午後1時15分 東京高裁824号法廷

判決理由の中で東中野修道の著書は「論理に破綻を来している」 「学問研究の成果と言うに値しない」と認定されました。

この第1審判決に危機感を持った、東中野らを支援する右翼側は、最近、「支援する会」なるものを発足させ、集会などを行っています。彼らは、西村修平ら街宣右翼を裁判当日に動員し、裁判所を威圧することをねらっています。

そのようなことを許さず、公正な判決を控訴審でも勝ち取るために、裁判の傍聴、および開廷前の裁判所前宣伝行動に ぜひともご参加下さい!

1回結審の可能性が高く、この日が最後の口頭弁論ということになりそうです。
(つまり、夏淑琴さんの東中野修道らに対する裁判の審理を直接見ることのできる最後の機会ということになりそうです。これを逃すと、もう後がありません。)



※傍聴券が交付される予定です。高裁には30分前に来て並んでください。




2008-02-24(Sun)

毒入りギョウザも怖いけれど、毒入り衛星の方がもっと怖い

宇宙ごみの被害発見されず、ミサイルで撃墜のスパイ衛星
2008.2.23 CNN.co.jp

 米国防総省が今月20日、制御不可能となり、地球に落下、衝突する恐れがあった米軍事用スパイ衛星を海上配備型迎撃ミサイルSM3で撃墜した問題で、同省報道官は22日、これまでの調査で破壊によって生まれた宇宙ごみによる被害は発見されていないと報告した。
 破壊した偵察衛星の重量は約2.3トンで、毒性が強く発がん性も指摘されるヒドラジンを燃料として搭載。撃墜は、衛星落下でヒドラジンなどから生じる有毒ガスが人口密集地域に拡散するのを防ぐのが主要目的だった。
 報道官はヒドラジンを積んだ燃料タンクが完全に破壊されたとの確信が強まっているとしながら、最終確認のための追跡調査は続行すると述べた。タンク破壊を否定する材料は見付かっていないとも付け加えた。
 宇宙ごみについてはこれまでの観測で、アメリカン・フットボールのボールより大きいものは発見していないという。これらごみの数は不明だが、今後2週間内に大気圏に落ち、燃える見通しとなっている。
 ミサイル発射前、米政府は宇宙ごみが米本土に落下する事態に備え、特別チームを編成したが、出動する可能性はほぼなくなったとも説明した。


もし、打ち落とせなかったら、どうなっていたのか・・・・・
米本土に堕ちれば、まだしも特別チームを派遣するのだろうが、アメリカに堕ちるとは限らない。よその国に堕ちたら、ほっとしながら「えへへ ごめんね」とでも言うのだろうか。

こんなものが、いったい幾つ地球の周りを回っているのか??

猛毒ヒドラジンは、どこへ消えたのか???

中国が実験したときには、宇宙ゴミが と言って非難したのに、自分がやったときは「ゴミ発見されず」とはこれ如何に。
発見できないだけではないのか。

ということは、猛毒ヒドラジンも 発見できていないだけだ。
その証拠に、「破壊を否定する材料は見つかっていない」と言っているではないか。

論理というものを少しでも理解するならば、この言葉は、「破壊を確認するものは全く不明」という意味と同義だ。
つまり、「見つかっていない」と言っているに過ぎない。

新聞屋は「軍拡懸念募る」などと、寝ぼけたことを言っている。
中国に見せつけるための軍事示威行動であることは、誰の目にも明らかだ。

だが、問題は、今はすでに軍拡行為の「なれの果て」にいる、ということだ。

宇宙空間での際限ない軍拡の果てに、今回の猛毒ヒドラジンのような廃衛星が、山のようにたまっているのではないか??
それが、いつどこに堕ちてくるのか、ペンタゴンでも分からない に違いない。

うわあ 本気で怖くなってきた。

2008-02-22(Fri)

日本の山に死の宣告をした建築基準法改悪

姉歯氏が人身御供になって、真相は闇に葬られた耐震偽装問題を口実に、昨年6月に建築基準法が変えられた。

建築基準法の改”悪”は、確認申請業務を大混乱に陥れ、多くの建築関係者を倒産に追い込んだことが大問題になった。

その大混乱の陰に隠れて、日本の山と木材にとっては、死の宣告に近い内容が盛り込まれたことに、気がついていない人も多いのではないか。

法改正で住宅、木材はどう変わる
木材新聞 2008年1月25日 より抜粋

カナダツガ・パートナー協会は、建築確認申請に必要な設計図書に「使用構造材一覧表」を作成し材料にもスタンプを捺すことにした。
来年以降は新たに、使用構造材一覧表添付と木材供給者は設計者にその内容について説明しなければならなくなることから、一足早くカナダツガの記載例を示し法改正に対応している点と比較的高いヤング率などの数値を示して木材業者や設計者が利用しやすくし需要拡大を図ろうとしている。

6月20日に施行された改正建築基準穂の中で4号建築物はこうした構造材のデータを明記したり説明しなくてもいいように今年12月まで延ばされたが、業界団体がそうした準備にまだ時間が掛かるとして国交省に要請したことからさらに実施が来年後半に延期されそうだとの話である。しかし来年後半実施にしても、準備期間は1年半しかない。

集成材はそうした体制は構造用JAS製品で無ければ販売できないことから当然整っているが、問題は製材品である。特に国産材製品はJAS製品が数%しかない、とのことだから乾燥後の機械によるヤング率や含水率を測定する設備を製材工場やあるいは地域の協同組合または流通が設備したり、JAS認定そのものを取得するにしても1年半は決して長くはない。

それに時間もかかるが「金」もかかる。JAS工場になるためには強度や含水率測定機だけでなく1000万円以上といわれる破壊試験機も用意しなければならない。


この記事の後半では、政府の200年住宅構想とも相まって、ピンチはチャンスにもなるようなことが書いてあるが、現実は決してそんなに甘くない。

9割以上の国産材の製材所は、1000万円以上の機械を入れないと、柱や梁の構造材は販売できなくなるのだ。
2階建て以下の場合は1年半後からだが、構造計算の必要な3階建ての場合は、今現在すでにそうなっている。

これは、もう本当に大変なことだ。

おそらく、対応できる製材所は、ごく限られているだろう。
そうなれば、倒産するか、住友林業に代表される大資本の下請けになるしかない。
タダでさえ安くて大変なのに、下請けになればもっと安く買いたたかれる。

この地獄図を、国産材業界はちゃんと理解しておられるのだろうか。

また、国産材で家を建てることを信条にしている私たちも、どう対応するべきなのか、真剣に考えなくてはならないだろう。

近年、円が高くなって少しだけ国産材の比率が戻ったと思ったら、とたんに、輸入材を使わなくては許さないぞ、というお上のお達し。
国の政策として「国産の木など使わせない」、という姿勢が鮮明な中で、国産材で木を建てる運動は、どっちを向いて歩いていくべきなのだろうか。


2008-02-21(Thu)

暴走イージス艦に体当たりされた哲大さんはホームレスに魚を届ける「魚のお兄ちゃん」だった

「魚のお兄ちゃん生きていて…」ホームレス祈りと怒り
ZAKZAK 2008/02/21 より抜粋

 ホームレス支援団体「赤銀杏会」(本部・東京都荒川区)会長の石崎克雄さん(61)は20日夕、受話器を置くと深いため息を吐いた。吉清さん父子が所属する新勝浦市漁協に安否を問い合わせたが、「手掛かりなし」。

 出会いは、石崎さんのボランティア活動を伝える新聞記事と1本の電話がきっかけだった。
 自身もホームレス経験がある石崎さんは上野公園で朝食を配る活動をしているが、食材が足りない窮状を伝える記事を見た哲大さんが先輩にこの話をした。
 「魚でもいいかな…」。石崎さんの自宅兼事務所に2人から遠慮がちな電話があった。石崎さんは「おかずになるんなら喜んで」と返した。それから1週間後の朝、体格がよく、真っ黒に日焼けした男らがトラックで事務所に乗り付けた。
 「最初は、暴力団かチンピラかと思って慌てたよ」
 築地市場からの帰りなのか、哲大さんらはイワシなどを詰めた30箱もの発泡スチロールを差し出した。調理師経験もある石崎さんは魚を素揚げにしてホームレスに提供した。思わぬ海の幸に「うまい、うまい」とみんな顔をほころばせた。

魚の差し入れは10回を超えた。石崎さんが「無理せんでいいよ。気持ちだけでいいから」と言っても毎回、10箱以上の魚を届けてくれた。朝食の準備で手が離せず、応対できなくても笑顔と魚を残して黙って帰ることもあった。


時間がないので、紹介のみとするが、あらためて怒りが湧いてくる。


2008-02-21(Thu)

そこのけそこのけお船が通る

一茶の句からは雀へのさりげない愛情がにじんでいるが、イージス艦からは国民への果てしない傲慢がのぞいている。

幸運丸は、イージス艦から見て右舷から左舷に横切る形で前方を通り抜けた。清徳丸などの船団が後ろに続いていたが、イージス艦はそのまま直進してきた。

 「危ない」

 後続の船は無線で連絡しあい、衝突を回避するため、次々とかじを切った。イージス艦は、曲がったり止まったりする様子がなかったという。清徳丸はこのときも無線連絡に反応しなかった。幸運丸のレーダーには、直進している清徳丸の影が映っていた。

 イージス艦は前方に向かってライトを4、5回点滅させた。その後に停船し、今度は作業灯のような強い光で海面を照らし始めた。堀川さんは「汽笛などイージス艦からの危険を知らせる合図には気づかなかった。何かが起こったと思ったが、まさか衝突とは思わなかった」と振り返る。

2008.2.20 朝日

漁船のごときは、勝手に逃げまどうだろう、というあまりにも傲慢な直進。汽笛すら鳴らさない。

 海上衝突予防法では、相手を右側に見ていた船に回避義務があり、状況から、あたご側に回避義務があった可能性が高まった。同法では、緑色の灯火(「舷灯」)は、四キロ先から見えることになっている。僚船の康栄丸の中ノ谷義敬船長は、出港時に清徳丸が法定の照明をすべて点灯させていたと証言しており、あたご側が、清徳丸に接近するまで灯火を見落としていた可能性もある。
2008.2.20 東京新聞) 

あきらかに、イージス艦側が舵をきって避けなくてはならなかったのに・・・・

 防衛省などによると、あたごが清徳丸の存在に気付いたのは衝突2分前の19日午前4時5分。この時点で距離はわずか500メートルだった。あたごの艦橋や後部の甲板で計10人程度が目視による見張りにあたっている。事故当時、霧は発生しておらず視界は良好。夜間の場合、一般的に8キロ程度先の船の明かりは視認できるという。
 10人の見張りがなぜ、回避不能な至近距離まで漁船を見つけられなかったかは現時点では明確でない。

2008.2.20 15:02 日経
 
と、直前まで気がつかなかったような、バレバレのウソをつき、そのあげく

あたごの見張り員が事故の約12分前には清徳丸に目視で気付いていたことが20日、分かった。あたごはその後も自動操舵を続け、手動切り替えは事故1分前だった。
清徳丸と航行していた別の漁船のレーダーが事故の約35分前にあたごの船影をとらえていたことも判明。あたご側が早い段階で漁船に気付きながら、回避のための適切な対応を取らなかった可能性が一層高まっている。

2008.2.20 23:28 東京新聞) 

なんと、発見してから11分間にわたり、自分のほうが避けなくてはならないことを知りながら、漁船のごときは蹴散らせとばかり、自動操縦で直進したのである。
これはもう、事故ではなく、殺人である。

100m先の横断歩道に人が渡っているのを見ながら、歩行者なんて走って逃げるだろうとアクセルもゆるめず、ハンドルも切らずに突っ込んだようなものだ。

「12分間何していた」 防衛省「2分前」翻す
2008.2.21 朝日) 

この記事を見ても、イージス艦に、過失以上の過失があることがわかる。

これが、「国民を守る」自衛隊だ。

沖縄でも、米軍のための自衛隊という本性を見せ始めた自衛隊であるが、ここでもまた、守るべき国民など木っ端のごとくにしか見ていない自衛隊の姿があらわになった。

清徳丸の乗組員親子が、なんとかどこかで生きていることをお祈りしたい。


※何をかいわんや!の追記

海自横須賀地方総監部の山崎郁夫幕僚長は、親族に対し「報道陣には何も話さずに通り過ぎてください」と話し、取材に応じないよう求めた。 海自側は「報道陣の多さに親族も驚いていたため」と、過熱報道への配慮を理由に挙げている。
 報道陣は親族の心情に配慮して、代表の二人が取材をしていいかどうか親族の意向を聞くため、下船場所に待機。そのほかに数十人が離れた場所にいた。

2008.2.21 中日新聞


※わざわざ東京大学情報基盤センター方面を「通りすがり」の方から,
「マスコミを無視しろ」という発言は親族の希望だった,というようなコメントをいただきましたが,論理矛盾ということには当然気が付かれたうえで,わざと書いているんでしょうね。

毎日の記事からは,親族の発言は「船体の公開からマスコミをシャットアウト」という意味に読める。事後のマスコミ対応とは別物だ。

しかも,親族への配慮なのであれば,マスコミに対して親族の意向を説明するのであればまだ話は分かるが,マスコミを無視したいと思っているはずの親族にたいして「無視しろ」と言う意味がまったく分からない。

さらに,最大の問題は,無視するかどうかは親族のかたが決めることで,自衛隊がそれを「指示した」ということそのものにある。

これは,親族がマスコミをうっとおしいと思っていたかどうかとは,まったく関係ない。
最高学府の方々を含めて,そのくらい区別はつけて,ものを考えたい。






2008-02-18(Mon)

またしても沖縄で米兵が!

自分のまわりを見回してみても、酒癖の悪いヤツというのはいるものだ。
それくらい、飲んで何かやらかす人間というのは、あらかじめチェックできそうなものなのに、よりによって沖縄米軍でこういうことが。

沖縄で米兵また逮捕 基地近くで住居侵入容疑 
2008年2月18日  東京新聞 (早くもリンク切れ)

沖縄県警名護署は18日、基地に近い民家に無断で上がり込んだとして、住居侵入の現行犯で米軍キャンプ・シュワブ(名護市など)の海兵隊伍長ショーン・ジェイク容疑者(21)を逮捕した。
調べでは、ジェイク容疑者は18日午前4時25分ごろ、名護市辺野古の民家に無断で侵入した疑い。住人の女性(54)が気付き、通報した。
中3少女暴行事件を受け、米軍は隊員の綱紀粛正強化を表明したが、17日にも別の海兵隊員が飲酒運転で逮捕されている。

22歳米兵が酒酔い運転、逮捕…沖縄市の県道 
2008.2.18 読売

17日午前7時ごろ、沖縄県沖縄市中央1の県道(通称・ゲート通り)で、蛇行運転している乗用車をパトカーで巡回中の県警沖縄署員が見つけ、停車させた。運転していた外国人の男は酒に酔っており、アルコール検知の結果、呼気1リットル中0・61ミリ・グラムを検出したため、道交法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕した。
調べによると、米海兵隊キャンプ瑞慶覧(ずけらん)所属のトニー・ガルシア容疑者(22)。同乗していた米軍関係者1人は、海兵隊の憲兵隊に引き渡したという。
在沖縄米海兵隊は隊員による女子中学生暴行事件を受け、14、15日に全隊員に行動規範研修を実施したばかりだった。

11日の少女暴行事件から、わずか1週間。
暴行事件も含めて、わざと ではないのかという疑いも感じる。

女癖の悪いヤツを、横からそそのかして強引なナンパをさせる。
酒癖の悪いヤツを、ベロベロに酔わせて家まで送らずに適当なところに放置する。
何回かやれば、間違いなく事件を起こす。

もちろん、普通に考えたら、米軍再編で火がついているなかで、わざわざそんなことをするはずがない、ということだろう。
しかし、いまの日本やアメリカのやりかたに「普通」があるだろうか。

この読売の社説が、一番の本音ではないのか。

沖縄米兵暴行 実効性ある再発防止策を
2月14日 読売新聞

日米両政府は、今回の事件が在日米軍再編に悪影響を及ぼさないよう連携して対処しなければならない。
2014年までに宜野湾市の普天間飛行場を名護市に移設する。海兵隊司令部要員ら米兵8000人はグアムに移転する。この計画を遅滞なく実施することこそが、在日米軍基地の74%が集中する沖縄の負担軽減の近道である。

女児暴行事件を機に、日米両政府は96年に普天間飛行場の県内移設で合意した。だが、当初の移設計画は、地元の反対などで頓挫した。その二の舞いは許されない。沖縄県と関係市町村は、事件の再発防止の観点からも、再編計画の進展に協力してほしい。


再発防止策は米軍再編に協力することで、暴行事件が再発した原因は「普天間移転計画に対する地元の反対」だと言うのである。
この、言語道断の屁理屈を押しとおすために、わざと米兵の事件を起こしているように感じるのは、私だけだろうか。

しかも、タイミングが、2月10日の夜である。
岩国市長選挙で、開票作業が進んでいた、まさにその時なのである。

もっとも、仲井真も、石破も、高村も、福田も、この米軍の誘い水に乗ることができなかった。
あまりにもアメリカに媚びへつらうことが身にしみているモノだから、間髪を入れず、激怒してみせることができなかった。

連中の誰か一人でも、怒髪天を突く勢いで、米本国まで乗り込んでブッシュに直談判するくらいの演技をしてみせれば、一挙に形勢は読売社説の意図するところに転がってしまったかもしれない。
おそらく、アメリカ側はそれを期待したはずだ。

ところが、そろいもそろって、いつもと同じ間延びした「抗議」声明を発表するモノだから、一気に民の怒りに火がついた。
米軍にしてみれば、「最悪」の事態を自ら招いたことになる。

そこで、再度日本側に「チャンス」を与えた。
またしても少女暴行では、怒りが沸騰をこえて爆発することは間違いないので、今度は寝込んでしまう酔っぱらいにした。

ところがところが、またしても事件の報に慌てた政府は、報道を押さえ、無かったことにしようとした。
そのとき、官房長官・町村にヒル次官補からライス国務長官の意向が伝えられた。
「私を責めてちょうだい!」

上記の東京新聞の記事は、この数時間の間に消え去り、このように変えられた。

町村氏「猛省を促したい」 米海兵隊員逮捕で不快感
2008年2月18日 12時36分

町村信孝官房長官は18日午前の記者会見で、沖縄県内で米海兵隊員が道交法違反(酒酔い運転)や住居侵入の容疑で相次いで逮捕されたことに関して「誠に憤りの一言。たるんでいるとしか言いようがない。猛省を促したい」と述べ、強い不快感を表明した。
 
同時に、27日に来日するライス米国務長官に対し、同様の考えを直接伝える意向も示した。
政府が早期実現を目指す米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設への影響については「影響がないことを期待するが、よく見極めないといけない」と述べた。

かくして、町村が下手な芝居を始めたようである。
沖縄の人々は、よもやこんな猿芝居にダマされはしないだろうが、本土にいる私たちは、しっかりと筋書きを読んで、真相を見抜かなくてはならない。


2008-02-17(Sun)

電気代の請求書から見えるもの

寒い日が続いている。

おかしなもので、寒くなると「地球温暖化」のニュースがめっきり減ってしまう。
全般的には温暖化していることは間違いないので、もしそれが地球の大問題なのであれば、今日明日が少々寒くても、そんなの関係ないはずなのだが。
もっとも、温暖化の原因はCO2だと発表した会議は、真夏にわざとクーラーを止めて行ったそうだから、洗脳しやすいシチュエーションで騒ぐという手法は、一貫しているのかもしれない。

さて、寒いと光熱費が高くつく。
少々暑いのは我慢できるが、寒いのをあまり我慢すると死んでしまう。

で、毎月ドアポストに入っている電気の請求書をチェックする。
我が家は、室温20℃以上にはしないので、最高でも1万円にはならない。

アル・ゴアのように、温暖化防止のために(?)月1800kW(日本なら35万円分)の電気を使うヤツは論外として、月に数万円になる家は珍しくない。

ところが、電気料金の請求書を見ても、実は支払っている電気代は分からない。
え? 電力会社がなにか誤魔化しているの?
いや、そうではないけれども、そうとも言える。

税金という形で、電気代を取られていることに、気がついていないのである。

国の予算だけで、原子力に使われている税金は、年に約5000億円。
1人当たり4000円として、4人家族ならば16000円負担している。
つまり、電気の請求書に1300円上乗せして考えなくてはならない。

さらに、地方の税金はどうか。

電源三法の概要 という資料を見るとわかりやすい

この図の右の方を見ると、「電源立地地域対策交付金」が国から地方へ支払われている。
これは、年5000億円の7割を占める「電源立地勘定」というところから出ている。

これ以外に、「国による普通財産の譲渡」 とか 「国による財政金融上の援助」 とか 「中小企業信用保険の特例」 とか 「地方公共団体の負担」 など、どこからか湧いて出てくる公金がつぎ込まれている。
これらにいくら使われているのか、にわかには分からない。

■■
と、ここまで見えてきたからには、もうちょと想像力を働かせたい。
原発の地元を、沖縄タイムスが取材している。
原発交付金の現場

南欧風の植物園にお花が咲き乱れ、豪華なスパ施設や巡回バスがタダ同然で利用できる。
潤沢な補助金以外にも、原発の固定資産税だけで、町の予算の1/3を占める。
直接間接の雇用に至るまで、原発とともに生きる町になっているようだ。

しかし、その裏で何がおきていたか。

生きているうちに来る?1億総被曝の日 (鐸木能光デジタルストレス王より) 

ご存じの方もいるかもしれないが、1999年6月18日、志賀原発は重大な臨界事故を起こし、しかも、それを2007年3月まで隠し続けたのである。
事故の様子を再現した部分を、少々長いけれども引用させてもらう。

<何が起きたのか?>
各社報道機関の記事、及び北陸電力が出している報告に書かれている情報をかき集めて統合すると、どうやら以下のようなことが起きたらしい。記事によって書いてあることの細部が微妙に違うので、一部、不正確かもしれない。例えば、北陸電力の報告書では一旦閉めた弁を元に戻し(開い)て制御棒を元に戻したと書いてあるが、某新聞記事では逆になっていた。8年前の事故、それも今まで隠されてきた事故の内容についての話であり、事実と食い違う部分があるかもしれないということは最初にお断りしておく。

1999年6月17日深夜から18日未明にかけて、北陸電力志賀原子力発電所1号機で原子炉(日立製作所製)の定期試験を行っていた。
試験前、89本の制御棒はすべて炉に完全挿入され、核反応は止まっていたとされる。
具体的には、制御棒1本を「急速挿入」する試験というものを行おうとしていたらしい。
制御棒1本につき、2個の弁がついている。試験のため、これらの弁を次々に閉めていたところ、その順番を誤り、水圧のバランスが崩れてしまった。結果、制御棒の駆動装置に異常な力がかかり、別の予期せぬ制御棒が3本、すっぽり下に「抜けて」しまった。

隣接しあう3本の制御棒が同時に抜け落ちたため、停止していたはずの原子炉が再び臨界状態(核分裂による連鎖反応が継続する状態)になった。
ちなみに、制御棒抜け落ち事故は、1本が抜け落ちることは想定されていても、3本も同時に抜けるという事態は想定外らしい。
システムは臨界状態を検知。すぐに緊急停止信号が出て、発電所内には警報が鳴り響いた。
このとき、普通ならば緊急停止装置が働いて、抜けた制御棒が窒素の圧力で炉に挿入されるはずだが、この日は、以前に実施した制御棒関連の別の試験のため、制御棒を緊急作動させるための窒素ガスをすべて抜いてあったという。つまり、緊急停止装置は働かなかった。
さらに怖ろしいことに、検査のために、事前に、原子炉圧力容器(炉心を直接覆う部分)と、その外側の原子炉格納容器のいずれも、「上蓋が外されていた」というのだ。
つまり、緊急停止装置が働かない状態で、原子炉と、それを入れている格納容器の「蓋」が開いたまま、点検のため止まっていたはずの原子炉が再び動き出したのである。
現場にいた者たちが味わった恐怖は大変なものだっただろう。

事態を察知した当直長が、緊急全館放送を行い、弁の操作にあたっていた作業員に、一旦閉めた弁を元に戻すよう呼びかけた。結果、抜け落ちた3本の制御棒はなんとか元に戻り、15分後に臨界状態は収束。原子炉は再び停止した。

……どうやらこういう事態が起きていたらしい。
これがどれだけ怖ろしいことなのか、我々素人でも、十二分に想像できる。

核分裂は急速に起きれば爆発を起こす。これが原子爆弾だ。
核分裂が急速に起きないように、分裂を減速させるための制御棒が抜け落ちたのである。しかも、そのとき、原子炉の「蓋」は開いていた。
このままの状態が続いていたらどうなったのか。
抜け落ちた制御棒が3本ではなく、もっとまとめて抜けていたら……。
弁の開閉をさらに間違えて、制御棒が戻らなかったら……。
……想像するだに怖ろしい。


この事故が暴露された10日後に、なんと能登半島地震が起き、いわば地震に助けられるようにして事故のニュースはどこかへ消えていった。
しかし、後一歩でチェルノブイリになっていたかもしれないのである。


■■
なぜ、こんなモノと共存していかなければならないのか。
答えは、はっきりしている。地方が貧乏だからだ。

地方が苦しいのは、私も木にかかわる仕事だから、よく分かる。
林業地はどこも、人口減と財政難にあえいでいる。

これは、地方が悪いのだろうか?
努力が足りないのだろうか?
ごく部分的にはそういうこともあるかもしれないが、総じて言えば決してそうではない。

考えてみれば、と言うより、考えるまでもなく、工業立国から投資立国へと進んできた日本で、農山村が栄えるわけがない。
農林業がほとんど経済的に成り立たなくなるのは、誰の目にも明らかだった。
だからこそ、農林業は補助金や保護貿易の対象になってきた。
その保護が取り払われたときは、地方は破綻するのも分かりきった話だった。

だから、田舎に元気がない、いわゆる地方の疲弊というようなことは、田舎や地方が悪いのではなく、日本の成り立ちからほぼ必然的に導かれてきた結果に過ぎない。
それでも、かろうじて生きてこれたのは、地方交付税などの再配分があったからだ。

今進行していることは、この再配分を一定のルールで自動的に行うのではなく、「お国の意志」にもとづいて差別的に施そうということ。
その、最たるモノが原発関連の補助金と、米軍再編交付金であることは、論をまたない。

志賀町の例もそうだけれども、今回の岩国市長選挙と、沖縄・辺野古への移転問題では、札びらで頬をひっぱたく「再編交付金」の非道さをまざまざと見せつけられた。

地方の破綻は意図的に仕組まれてきたのだ、という思いは確信に変わった。

生活が成り立っていれば、危険なモノの受け入れは、誰だってしたくない。
しかし、経済的に破綻寸前であれば、進んで迎えようとすることもある。

困窮するのを充分分かった上で、そういう仕組みを作っておいて、金が欲しいなら言うことをきけ、と危険なモノを押しつける。
これが、日本の地方政策なのである。


■■
今、日本の専業農家は45万世帯ほどらしい。
原発に使う税金、5000億円を、ここに分配すれば年に100万円あまり。
食料があって、年に100万円の最低収入保障があれば、若い人間も農業を始めるだろう。
林業だって同じことだ。

そうすれば、食糧自給率も間違いなく上昇する。

しかし、そんなことは、今の日本は絶対にしない。
地方に活力が戻り、農林業が元気になってしまったら、原発や米軍や自衛隊を押しつける場所が無くなってしまうからだ。

輸入食料に頼り、ギョウザ騒動に右往左往するのも、もとをだたせばここに原因がある。
食の安全を脅かしているのも、実は原発と軍隊なのである。


電気の請求書一枚から、こんな日本の姿が見えてくる。

2008-02-12(Tue)

国土交通省による59兆円の詐欺が発覚

耐震偽装の追及で一躍有名になった馬淵澄夫議員が、またまた爆弾質問を投下した。

以下、「不易塾日記」より引用 

国交省が59兆円もの巨費を投じて整備するとしている道路の整備計画は、費用対便益分析の結果が1より大きいあるいは1.2より大きいとして事業の実施が決められている。
そしてその費用対便益を決定する「交通需要推計」は平成11年センサス調査に基づくものである。


道路を59兆円もつくることの根拠は、平成11年の調査だという。

しかし、実は平成17年センサス調査に基づく平成19年3月の段階での「交通通需要推計」が存在していたのである。
国交省はこのことをヒタ隠しに隠していた。


最新の調査結果があるにもかかわらず、それを隠して、古いデータで59兆円を使い倒そうとしていたわけだ。

理由は簡単。
将来交通需要推計が著しく下落しているからである。
道路族が道路を造り続ける根拠が根底から崩れてしまう。


こういう行為は、普通は「詐欺」と呼ぶ。

交通需要が減り続けている直近平成18年度までの実績も、公表していると言いながら素人目には全くわからなくしてしまっている。
都合の悪いデータを隠しておきながら、59兆円の計画を国民に押し付けようとする実態を許して良いのか!?
言語道断。社保庁となんら変わらない。


馬淵議員の質問の様子は、下記から見られるそうだ。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=38210&media_type=wb&lang=j&spkid=6933&time=01:38:42.2


2008-02-10(Sun)

岩国よ おまえもか

おまえ呼ばわりをして恐縮だが、そんなことをつぶやくくらいしかない・・・

あれだけの脅迫をされ、沖縄での猿芝居まで仕掛けられ、ほとんど暴力的に蹂躙されたなかで、よくこれだけ接戦をしたものだとは思う。
岩国市民の37%は、自民公明+アメリカの恫喝に対して、はっきりとノーを表明したのだから、ふつうは考えられないくらいの健闘だ。

でも、それにしても だ。

23時5分に、ブラウザの更新ボタンを押した瞬間、目の前がクラッとした。

先の沖縄県知事選と、今回の岩国市長選は、自民公明の政権にとって、なによりも重大な選挙であった。
なぜか

世論を無力化することができるかどうか がかかっていたからだ。

このような、暴力的に札びらで頬をひっぱたく手法と、情報操作で選挙を乗り切れるならば、ファシズムの1mm手前の状態で政権を維持できる。
内実はファシズムでありながら、形式的には民主主義の枠ぎりぎりで運営できるということは、政権にとってもっとも望ましい。

今後は、岩国でとられた手法が、日本の政治のスタンダードになる。
井原さんという傑出した人物と、基地に苦しむ長年の歴史を背負ってなお、勝てなかったということは、「他の自治体であれば楽勝だ」という確信を与えてしまった。


わざと苦しめておいて、補助金が欲しかったらしっぽを振れ。
この沖縄・岩国方式は、少なくとも、世の中で非難される方法であったはずだ。
そういうやり方をするモノは、卑劣漢としてさげすんできたのが、よかれ悪しかれ時代劇に代表される日本人の感覚だったはずだ。

しかし、これからはこのやり方が、日本の「常識」だ。
「三位一体改革」いらい、着々と準備されてきたことが、ついに完成してしまった。
1782票の差が、権力者たちには1782万票にも見えていることだろう。

こんな世の中に、子どもたちを送り出さなくてはならないことが、本当につらい。


参考:過去エントリー
参院選候補者への質問を発送しました 
こんなときに核廃棄物を受け入れる村長とは 





2008-02-10(Sun)

福田候補のねらいは、住民の集団移転と1兆円利権(岩国市長選)

さきほど、TBもらった「未来を信じ、未来に生きる。」さんによると、しんぶん赤旗の記事に、えらいことが書いてある。

私案とは、福田氏が現職の衆院議員だった二〇〇六年九月十二日に記者会見で発表した「岩国基地再編に関する地域振興策」のことです。

 振興策の“目玉”は、基地に隣接する住民を「集団移転」させ、跡地に、空母艦載機部隊の米軍住宅(家族用四百七十二戸、単身者用千六百四十戸)を建設する構想。集団移転させるのはJR岩国駅に隣接する市街地ながら米海兵隊岩国基地に近く、爆音被害に苦しむ同市車町三丁目一帯です。
 住民の移転先は、同基地から西へ約一キロにある愛宕山。


なんとなんと、福田良彦が「愛宕山に米軍住宅をつくることはいかがなものか」 などと言っていたのは、こういう意味だったのか!!

まるで、岩国をパレスチナにしようとする福田良彦。 非道すぎる!!

さらに、

建設業界に詳しい保守系の元有力議員はこう証言します。

 「滑走路沖合移転や艦載機移転の施設整備、民間空港再開事業、集団移転や米軍住宅建設となれば数千億円から一兆円規模の利権が生まれる。防衛庁長官経験者や防衛利権に強い自民党幹部の名も出ている」


う~ん、1兆円のためなら、自分の故郷・岩国をメチャクチャにして、骨までしゃぶろうと言う魂胆か。

しかも、かつて記者会見までしたこの案を、自分のホームページからこっそり隠しているらしい

岩国市長選挙について10 (なごなぐ雑記)

なんという卑劣なことだろう。

東京と大阪という、日本の2大都市がファシストの魔都になってしまったことも、とても不幸なことではあるが、福田良彦が当選したときに市民が被る不幸の度合いは、大阪の比ではなさそうだ。

岩国市民のみなさん!
そんな明日を選択しないでください。


2008-02-09(Sat)

町村&仲井真の猿芝居は岩国つぶしのブラフ

米軍再編交付金を支給へ 普天間移設先の名護市に
2008年2月8日 東京新聞

わざわざこの時期に,まるで政府と沖縄が手打ちをして,めでたく交付金を手に入れたかのような誤解を招くニュースが流れている。

不当な交付金停止で,ついに市長選挙に突入している岩国市民を騙すための猿芝居である。

実際は,名護市では何も解決していないし,見込みもない。

防衛相、普天間移設の修正否定 
2008年2月8日 日経新聞

にもかかわらず,

町村長官「沖合も念頭」 普天間移設協 
2008年2月7日 琉球新報

と,ウソ八百を並べて,仲井真知事と猿芝居を繰り広げた。

岩国市民に孤立感を与えるためだ。

逆に考えれば,こんなことまでするほど,政府と福田陣営は追いつめられている,とも言える。


井原さん がんばれ。

岩国市民のみなさん。町村のウソにダマされてはいけない。



2008-02-08(Fri)

倖田来未は謝り、橋下徹はへつらう

「軽率な言動だった…」倖田来未涙で謝罪 
日刊スポーツ
「軽率な行動、言動でした。不妊治療で悩んでいる方や高齢出産に向けて頑張っている方に対して申し訳ないです」
「事実ではなく、間違った情報を伝えてしまいました。今まで、いかに軽い気持ちで発言を電波に乗せていたか分かった」


異論もあろうが、どんなに悪いことをしても他人事のように「遺憾です」としか言えない日本の政治家に比べれば、しっかりとした謝罪をしているように見える。


翻って、われらが橋下クン。「買春は経済協力」と言い、「所得税を年間50万円以上払っていない人は子どもを産め」と言い放ちながら、謝罪の一言もない。もちろん、その発言が人を著しく傷つけているという自覚もない。

「子どもが笑う大阪に」と言って当選したとたん、「子育て支援は凍結」とペテン師ぶりを”遺憾なく”発揮し、いそいそと出かけていくのは、自民公明の先生方のご機嫌伺い。

強きを助け、弱きを挫く、わが大阪府知事の晴れ姿。

hashimotohukuda.jpg

橋下氏、首相に「自民党さん、公明党さんのおかげです」
朝日新聞

橋下知事が上京、自公幹部にあいさつ
読売新聞 

そして、ファシスト石原から、妖怪・中曽根康弘直伝の五カ条の忠告とやらを伝授され、中曽根-石原-橋下という、ファシスト系列に連なることを内外にアピールした。

石原氏が橋下知事に「五カ条の忠告」
デイリースポーツ

まったく、倖田来未のツメの垢でも・・・と言いたいところだが、そんなことをしたら橋下クンが「うへへ」と鼻の下を伸ばしてかえって喜びそうだから、やめておこう。


それにしても、倖田來未がこれほどバッシングされるのに、確信犯である橋下クンのことは、これっぽっちも追及しないマスゴミってなんなんだろう。




2008-02-07(Thu)

福田良彦は能登半島地震の翌日に“ノー天気”野球大会  (岩国市長選)

岩国市を絶望に追いやるために立ち上がった福田良彦という人物が、どんな人なのかを検索していたら、こんな記事が。


能登半島地震の翌日に…自民“ノー天気”野球大会

自民党新人議員の親睦団体「83(はちさん)会」のメンバーら25人が26日夜、東京ドームで米国大使館チームと草野球大会を開いた。
日米友好親善とチャリティーが目的だというが、余震が続く能登半島地震の翌日だけに、「現地視察や復旧支援など、もっと優先すべきことがあったのでは」との声が出ている。
「震度6の地震があって、まだ余震が続いている。これは有事だ。そんなときにノー天気に野球をやるのはいかがなものか。『人口の少ない、遠くで起きたこと』という感覚なのだろう。政治家の感覚はズレている」
作家の麻生千晶氏はこう嘆く。以下、野球大会に参加した自民党議員
中川秀直自民党幹事長は、始球式に登場。
【衆院議員】
 赤池 誠章、 岡部 英明、 亀岡 偉民、 木原 誠二、 木原  稔
 木挽  司、 近藤三津枝、 坂井  学、 菅原 一秀(当選2回)
 平  将明、 高鳥 修一、 土屋 正忠、 土井 真樹、 長島 忠美
 橋本  岳、 福田 良彦、 藤田 幹雄、 牧原 秀樹、 松本 文明
 松本 洋平、 馬渡 龍治、 盛山 正仁、 若宮 健嗣
【参院議員】
 松村 祥史、 山本 順三
ttp://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032702.html


すでにリンクは切れているが、夕刊フジで報じられたものらしい。

岩国市民の皆さん
地方の災害や苦労など、屁とも思っていない福田良彦クンに、運命を託しますか?

2008-02-06(Wed)

「夕張になる」のウソ

いま、大々的に 「夕張になる」と騒がれている地域が、2カ所ある。

大阪府と岩国市だ。

しかし、本当に再建管理団体になって、住民サービスの大幅カットという憂き目にあうのだろうか??
よりによって、大阪と岩国で騒がれているというのが、何と言っても怪しい。


そもそも、日本の財政危機キャンペーン自体が、CO2温暖化キャンペーンと同じくらい怪しげなものだ。

詳しくはここでは書かないが、財政が危機だからサービスを削るのではなく、サービスを削るために財政危機を騒いでいる。
税金をたんまり投入し、ただ同然で資金を提供した銀行がボロもうけしている図を見ただけでも、財政危機キャンペーンの裏側は透けて見える。

大阪府の財政が良くないのは確かだろう。
しかし、大阪府が破綻するのならば、その前に少なくとも数十の市町村が破綻する。

大阪府の財政は、借金残高が4兆円あまりにたいし、借金以外の収入が3兆円弱、もっている資産は6兆6300億円分。(18年度

借金返済額の、予算に占める割合は約10%
(ちなみに、夕張は28%  日本で最悪は40%という自治体があるらしい。)

府民一人当たりの借金額は45万円ほど。(夕張は、480万円!)

家計にたとえると、2人暮らしの家庭で、年収600万、ローン残高が800万あり、土地家屋などが1300万円ある、という状態だ。
たしかに、ローンの返済は滞りがちだが、近年は、残高は増加していない。

husaizandaka.gif

それに、自治体の場合、生身の人間みたいな定年や老後は無いから、元利返済ができるのならば、何が何でも今すぐ借金をなくさなくてはならないわけではない。

たしかに健全とは言えないが、どう見ても、血相を変えて「破産会社の社員だ」と決めつけるほど、今すぐ破産するようには見えない。


岩国も、同じことが言えるようだ。

詳しくは、下記を

移転容認派の「騙し」の戦術 

岩国市長選挙について5(追記あり) 


大阪府や岩国市の職員は、充分分かっているだろうに、なぜ黙っているのか。

自分たちの処遇にもかかわるのだから、こんな理由で、住民サービスをカットするのは不当であることを、職員が先頭に立って大騒ぎするべきだろうに。
勝手に萎縮して、勝手に自滅していくスパイラルに落ち込んでいる。

こんなチラシを出している自治体だってあるのに。

長岡市の財政状況をお知らせします 

橋下とおると、福田良彦のペテン師ぶりを、大阪府民も岩国市民も、それ以外の人々も、よくよく見てほしい。

出産・子育て支援凍結、財政再建が第一 橋下新知事表明
朝日新聞 2008年2月6日

岩国市民の皆さんは、ペテンに乗っかるとこういう悲惨なことになるという、この見本をよく見て、ご自分たちの足下をご自分たちで掘り崩すようなことをしないように、10日の投票に足を運んでください。


2008-02-05(Tue)

憲法を踏みにじり裁判所をコケにしても罰せられない国

プリンスホテルが、右翼と共謀して日教組の集会をつぶした今回の事態で、一番恐ろしいのは、プリンスホテルが裁判所の判決を無視しても「当然」のような顔をしていることだ。

裁判所が不当判決を出すことはあっても、紛いなりにも判決に従わない場合は制裁を受けるというのが、これまでの社会常識だったはずだ。
しかし、今回は違う。裁判所の判決を平然と無視して、何事もなかったようにしていられる国とは、いったい何なのだ。

マスゴミも、当初の報道こそしたものの、これほどの社会的な犯罪を、何一つ追及することなく黙っている。


このことに危機感を抱くのは、もう一つ理由がある。
学校などの現場での、「政治活動はやめろ」という一部の親の圧力が非常に強いということ。

政治的な異論を交わす機会や、組合活動としての政治活動は、なんら規制されるべきものではないのは言うまでもない。
ところが、最近私のまわりでも、教職員などの政治活動を禁止せよと言う、親の声が大きいのである。

もちろん、政府筋の意向に添って、一部の親が発言しているのはたしかだろうが、それだけでないところに難しさがある。

もう一方の事情としては、組合などの動員主義的な横着なこれまでの活動方針がアダになっているのである。
一般の親や職員に、きちんと説明や情報を伝えずに、署名のノルマを課したり、集会に動員したりということをしてきたために、とくに反動的な考えをもっていない人までも敵にまわしてしまった。

そこに、創価学会やら統一教会やらなんやらかんやらの、デカイ声が響き渡るものだから、理屈抜きで「政治活動はやめて」という話になってしまうようだ。
親だけでなく、職員の中ですらそうだから、私一人が「おかしいやないか」と声を上げても、肝心の組合の方が無反応で肩透かしになったりする。

つまり、憲法や、基本的人権や、自分自身の自由、ということよりも、目の前の「めんどくさい」と言うことの方が、なんの躊躇もなく優先されてしまう風潮が、ごく普通の生活の中にしみ通ってしまっている。

これは、実に恐ろしいことだ。
今回のプリンスホテルの暴挙は、実はこうしたことの巨大化した姿であるし、また、これが平然と許されることで、日常の中でもフツーに自由を放棄することが加速されていくだろう。


岩国市民に、歴史の重圧を押しつけるのは申し訳ないとは思うけれども、こうした風潮、すなわち、目の前の小さなエサで人間の自由を自ら放棄してしまう流れを断ち切る手がかりをつかめるかどうか。
そう言う意味でも、井原さんにぜひ市長に返り咲いてもらいたい。

2008-02-03(Sun)

橋下のおかげで井原さんのすごさがクローズアップ・岩国市長選

岩国市長選挙が,いよいよ告示される。

いらぬ方角から,よけいな口を挟む馬鹿者がいる。

橋下氏「憲法をもっと勉強して」 岩国前市長を批判 
産経新聞 2008.2.1

弁護士のくせに,憲法もろくに知らない橋下の言いそうなことだ。

国政に関することに住民投票を使うべきでないのなら,国の憲法になぜ規定があるのか。

日本国憲法 第95条 一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。

ここで,言っているのは,国政を推進するに当たって,特定の地方に負担を負わせる場合は,その地方住民の同意が必要だ,ということ。

つまり,国政だからこそ,住民投票が必要なのだ。

橋下には,そんな基本的な憲法の理念が分からない。

今回のように,「国防」という名目のために,岩国という一地方にだけ米軍機の配備が適用されるケースは,まさに住民投票こそ相応しい。

それにもまして,この一件で,橋下のコシギンチャクぶりが明らかだ。

「仮に大阪府において、国政と民意が相反した場合、橋下氏はどのような行動をされるのであろうか。府民の声を尊重して国にものを言うのが知事の責任ではないだろうか」
と,井原氏の言うのは,まったくその通りである。

「国策」と言われれば,ハハーと這いつくばる橋下が,井原氏を批判するなど100万年早い。


このアホ橋下がクチバシを突っ込んだことで,図らずも岩国市長選挙の重要さが浮き彫りになった。橋下の「功績」だ。

米軍機の問題は言うまでもないが,実に汚いのは「第二の夕張になる」という福田陣営のデマキャンペーンだ。

市の財政事情は確かに厳しい。一昨年3月に周辺7町村と合併し新市が誕生したが、借金に当たる市債残高は旧市の635億円から1000億円台に増加。さらに課題として、県と市が債務保証をした愛宕山地域開発事業の跡地問題が財政再建に大きく立ちはだかる。宅地造成が中止となった跡地を国は米軍住宅の候補地としているが、移転問題の動向次第で市は負担分約84億円もの清算を迫られることになる。
産経新聞 2008.2.2 

このわずかな文章に,三つの問題が語られている。

まず,1000億円の借金は,井原市長が減らしてきた借金に,合併による周辺自治体の借金が上乗せされたものだ,ということ。

iwakunishakkin.jpg

どこが空白なのだ?より 


ふたつ目に,愛宕山地域開発事業とは,岩国基地の沖合移設に伴う土を確保するために山を一つ削り取った結果に過ぎない。

この開発の残土を有効利用,などと開発公社は言っているが,順序が逆だ。
岩国基地のために山を削ったから,仕方なく宅地開発し,県と市が債務保証させられたのである。

裏切られるか地元の悲願~米軍再編にゆれる基地の街・岩国(下) 


みっつ目に,米軍のために強制された債務保証なのに,これをネタに「艦載機の受け入れをしなければ84億出せ」と迫っているのである。

時代劇の悪代官も泣いて同情するような,ひどい仕打ちだ。


こんな「国策」に,粛々と従って奴隷になれと言うのが,福田なにがし候補であり,われらが大阪府知事・橋下なのである。


岩国に,何ができるのか分からないが,せめて全国から声を届けたい。
岩国市民は,大阪府民とは違って燃えている。

井原さんたちの主張が,間違っていないということ。
今この時代に,井原さんたちがこうして立ち上がっておられることに,ものすごく感動していること。

そんな気持ちを,ぜひとも伝えたい。



2008-02-02(Sat)

餃子テロと騒ぐアホ

数日前から風邪をひいて、辛抱たまらずに医者に行った。
しんどいなあと思いながら待合室で座っていると、テレビから妙に耳障りな声がする。

意味もなく攻撃的で偉そうなこの声の主は、青山繁晴というおっさんだった。
フジ系列御用達の、右翼ジャーナリストのようだ。

それが、公共の電波で「餃子テロ」と叫んでいた。
一部ネット上では、今回の農薬中毒事件を、テロではないかと言う話は流れていたが、関西テレビでフリップまで使って、中国による餃子テロであるとわめき散らしたのにはおどろいた。

たぶん、安倍晋三が沈没して冷や飯を食わされている極右勢力が、これを好機と挽回するつもりなのだろう。
浅はかと言えば浅はかであるが、橋下が圧勝するような大阪のことだから、こんな流言飛語にも飛びつくのかもしれない。


テロ説に決定的にかけていることは、JTの対応についてである。
今回、1000人を超えるまでに被害が広がったのは、ひとえにJTの対応がひどかったからだ。

入院患者まで出しながら、公表すらせず、3週間も放置したことが、このような大騒ぎになった原因だ。
たぶん、どこ産に限らず、小規模な問題は数多くおきているだろうし、内々に処理して闇に埋もれているケースは数多あることだろう。
今回もJTは、そのようにしようとして、失敗したわけだ。


可能性として、青山某が言うように、低賃金労働でこき使われている中国の労働者が、ふと悪質なイタズラをした可能性は否定できない。
しかし、もしそうなのであれば、ワーキングプアとして劣悪な条件で搾り取られている日本の労働者にだって、今後、可能性があるかもしれない。

つまり、最高の安全保障は、最大多数の幸せ、少なくとも食っていける生活である、ということを思い返さなくてはならない。
青山某が主張するような、差別感に満ちた感情的なテロ騒ぎからは、本当の安全は保障されないのである。


2008-02-01(Fri)

ワタミが道徳を語る(騙る)

安倍晋三に捨てられた教育再生会議が、相も変わらず「道徳を教科に」と言っている。
なんでも、こっそり進めるのが福田流だから、ろくに報道もされない内に「徳育」が正式教科になってしまうかもしれない。

道徳の教科化直ちに 教育再生会議が最終報告
読売新聞 2008年2月1日

それにしても、教育再生会議の目玉になっているワタミの社長・渡邊美樹が、道徳を語るとはヘソが茶を沸かすような話ではないか。

介護業界では、外食仕込みの渡辺社長の「手法」にはとかく批判が多い。ワタミの買収後、「アールの介護」の社員3分の1以上が同社を離れる「事件」が起こった。
3Kの代表例とされる介護職場は職員の頑張りで維持されているが、渡辺社長は何の追加手当もなく、食事、入浴対応などでさらなる負荷を押しつけた。職員が集団で抗議すると「入居者の幸せが自分の幸せでないのだったら、どうぞ辞めてください」と、長年貢献してきた介護職員に自主退職を促したという。「お店はお客様だけのためにある」「施設は入居者様のためにある」。一見崇高な「渡辺語録」も、苛酷な現場に依存し、その苦労を一顧だにしないのだとしたら、途端に色あせる。同じく買収した郁文館中学・高校でも有力教師の離反が相次いでいるという。

ザ・ファクタ 2007.9) 

これが、渡邊の言う「道徳」である。
ここで言う入居者の幸せとは、企業の利益と同義語だ。顧客満足度を高めて利益を上げようとするのは、企業の常識だ。

まさに、滅私奉公そのもの。

そして、弱みにつけ込んでたった1億円で買収した郁文館では、

子供達はよく見ていますよ。細かいところまで。例えば、理事長が学校に来るときはいつも黒塗りの高級車で部下を従えて来るそうです。それを見て「そんな高級車で来るんだったらその分、学校に金をかければいいのに・・・電車で来ようよ、電車で・・・」って言ってました。これも素直な意見ではないでしょうか。
また、椅子に座っているときも、座り方が変!って言ってました。体を斜めに伸ばしてデーンと偉そうに足を組んでいるそうです。

PJニュース 2005.10.4) 

これが、道徳ある人間のお手本だそうである。

この学校の教育理念には、こんなことが書いてある。

君が君自身であるのは、君とは別の人間がいるからです。だから自分自身を知るためにも、まわりの人たちとのふれあいが大切なのです。しかし、人と上手に付き合うためには、相手への思いやりの気持ちを持つことはもちろんのこと、社会の常識や正しい生活習慣を身につけ、自分の感情や行動を上手にコントロールしなくてはなりません。

きれい事のように見えるけれど、これまでの渡邊社長の言動から察するに、「感情や行動を上手にコントロール」することとは、「人間的な感情に左右されず、利益を上げるためならば冷酷に他人を使い捨てにすること」、という意味だろう。

こんな連中が道徳を語ることこそが、道徳の崩壊だ。





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