2009-02-26(Thu)

こころ泥棒 靖国神社

ものすごい喪失感に襲われている

こんなことがまかり通るとは・・・

靖国合祀訴訟:神社への遺族の取り消し請求棄却 大阪地裁
2009.2.26 毎日新聞

勝手に合祀しておいて、遺族が「やめてくれ」と言っても、それは神社の「自由」だから遺族は我慢しろ、というのである。

考えてみてほしい。
自分の親が亡くなったときに、どっかの自分には関係ない神社から「合祀しました」と連絡が来たとしたら。
ああそう そらご親切に とは思わないだろう。
なんで そんな勝手なことされたら困る と 普通は感じるのではないか

まして、それが靖国神社である。
一緒に祀られているのは東条英機なのだ。

そんな やめてくれ と感じる人がいて不思議ではない。
というか、当然だ。

それなのに、「やめてくれ」という権利はない と裁判所は言う。
勝手に故人を祀るのは 神社の「信仰の自由」であり、遺族は遺族で何宗でも勝手に祀ればいいだろ というのだ。

遺族に対して、靖国神社にお参りしろと強制したり、遺族は遺族で別の供養をしたりすることを禁止したりしない限り、遺族の信仰の自由を侵害していない というのである。

亡くなった親兄弟を祀るという行為は、いちばん深い心のおこないだ。
それを、勝手に「いち宗教法人」である靖国神社が介入し、あろうことか戦犯と一緒に祀ってしまうなどということが、この国では許される。

どっかのカルト教団から、あるとき突然「亡きお父上を、当教団の祭神としてお祭りいたしました」と言われても、拒否できないのだ。

ガンを治すとかいうことを売り物にしている教団が、ガンでなくなった人たちを勝手に祀って、「こんなに多くの方々のご無念を、病魔退散のエネルギーとして」とかやらかしても、亡くなった人の個人名が公表されていない限りは「やめろ!」 とは言えないのだ。


でも、実際は、靖国神社や護国神社以外であれば、裁判所も違う判決を出すだろう。
そこが、靖国神社の正体だ。

国や裁判所に守られながら、人間の「心」を奪っていく。

この判決は、遺族だけの問題じゃない。








2009-02-19(Thu)

エージェント失格の小泉純一郎だが・・・

アメリカのエージェントとして、余裕の隠居生活を謳歌していた小泉純一郎が、最後に大コケしたようだ。

天木直人さんは、郵政を否定されてキレたと分析しているが、本当にそうだろうか。コイズミはそんなに、「正義感」のある人間だろうか。

郵政民営化を否定されたからと言って、なぜ2兆円の給付金に文句を付けるのか。
本音は、2兆円の使い道を変えさせるというところにあるのではないか。

GM・クライスラー再建計画、政府に追加支援約2兆円を要請
2009年 02月 18日 ロイター

金額がぴったり一致するのは偶然かもしれないが、こんな記事をみると、想像が膨らんでしまう。

「日本でばらまく金があるなら、根こそぎこっちに寄こせ! ナントカしろ。」

『いやあ、いまさらそんなことを言われても・・・  もう引退しちゃったし』

「できないなら、気楽な隠居生活も息子の将来も、どうなるか分かっているな!」

『ううう わかりました。なんとかやってみます。』

日本の政治家も一般ピープルも、アメリカの危機感を甘く見ているのではないだろうか。
もともと、自国のためには何十万人の命を奪っても、なんとも思わない国だ。
(日本も、人のことは言えないけれど)

そのアメリカが、いよいよ存亡の危機に瀕しているのだ。
どんなエグイことだってする。
日本だって、中国だって、この際潰れてもかまわない。が、中国はそう簡単に潰れてくれない。
そうなれば、まず最初の生け贄が日本になることは、あまりにも簡単な話。

だからといって、国内利権にまみれた中川昭一や麻生を応援しようとは思わない。
まあ、あえて言えば、国内利権派は日本の庶民から搾り取るためには、「生かさぬよう殺さぬよう」日本人の命を保証するかもしれない。
が、アメリカ派は、吸い取るだけ吹とって死に絶えても構わない、と言う構えだから、より酷いとは言えるかもしれない。

それにしても、すでに金脈のほとんどを奪われた国内利権派に最終的な勝ちはないだろう。
コイズミは、確かに失敗した。
アメリカ利権をごっそり覆い隠したコイズミマジックは、「変革」と「前進」の幻想だからこそ成立した。
思い出にこだわる爺さんのわがままでは、だれもついて行きようがない。

コイズミが失敗したと言うことは、次の手がおそってくると言うことだ。
中川昭一の一件は、そうした意味があるのだろう。

有り金をのこらず全部、どころか、無い金を刷りまくって捧げるシステムを作り上げるまで、次々と事件は起きる。
選挙前は自民党に対して、選挙後は民主党に対して、あること無いことスキャンダルが暴露されたり作られたりするだろう。

もっとも狙われるのは、もちろん小沢一郎だ。
飼い犬に命令するつもりで日本に乗り込んだクリントンは、「対等な関係」などと言われてはらわたが煮えくりかえっているはずだ。
かならず報復はある。

が、それは選挙後だ。民主党が政権を取ってから、小沢を消して前原に主導権を取らせ、そこに自民の従米グループをくっつかせる。
おそらく、それがアメリカの戦略なのではないか。

小沢一郎は、どうもそんなことを分かっているような気がする。
目にする政治家の中では、一番危機感をもっているようだ。
だからこそ、身が危ない。

そう考えると、民主党の中の色分けを、きっちりと国民が知っておくことが大事だ。
民主党単独でなく、社民、共産との連立にすることも非常に重要性をもってくる。

共産党には、「何を言っても言葉が通じない」という思いをもつ人が多いだろう。
私もその一人だ。スローガンは悪くないが、このあまりのドグマティズムが人を寄せ付けない。
それを分かった上で、しかし、共産党にもこの危機感を共有してほしいと願ってやまない。


2009-02-18(Wed)

中川昭一のヘロヘロ辞任に隠されたもの

ヘロヘロ中川の映像は、辟易するくらい報道されたけれども、その中川がG7で何をしてきたのかは、ちっとも報道されない。

ひと言で言えば、国家予算の1割以上、税収の2割以上をアメリカに貢ぐ約束をしてきた。

IMFへの最大1000億ドルの融資で正式締結-中川財務金融相が署名
2009.2.13 ブルームバーグ

1000億ドル、約9兆円。

IMFへの融資だそうだが、返ってくる見込みなんてあるのか。
簡単に返済できるくらいなら、空前絶後の巨額融資を日本がしなくてもいいはずだ。

ところで、ブルームバーグの記事をみて、んっと思ったのは

世界第2位の規模を持つ外貨準備約1兆110億ドル(1月末現在)のうち外貨預金などからIMFの必要に応じて資金を融通する方向で詳細を調整していた。

という部分。

日本の外貨準備とは、ニアリーイコール米国債だ。

外貨準備等の状況  財務省


総額1兆100億ドルのうち、約8900億ドルが米国債だ。
1兆100億-8900億=1200億

ということは、中川は日本の外貨準備のなかで米国債以外のものを全部供出するつもりだったのか・・・

ここからは想像ではある。
2月13日の夜、中川は米国債を売るそぶりを見せたのではないか。

外貨準備が100%米国債ということは、いくらなんでもあり得ない。
だから、IMFへの1000億ドルを外貨準備から供出する=米国債の売却だ。
となれば、外貨準備以外からの供出を求められたにちがいない。
それに、ウンと言わなかったのかもしれない。

べつに、右翼ブログのように中川を養護したり賞賛したりするものでは、もちろん無い。
何が原因であろうが、あの手合いが消えてくれるのはいい話なのだが、しかし、その経緯と理由は見ておかなくてはならないだろう。

中川は、アメリカの金融バブルについて「金融の毒ギョーザ」と言っている。
また、政府紙幣にも反対をしていた。

政府紙幣の発行、私の頭の中にない=中川財務・金融相

2009年 02月 3日 ロイター

つまり、政府紙幣を発行して、IMFへの融資も、米国債の買い増しもジャンジャンやれと言われたときに、ワン! と良いお返事をしなかった。
その夜・・・ あとは推して知るべしだ。

中川にすれば、1000億出せと言うから出したのに、なぜ という思いだろう。
決して逆らったつもりじゃないのに、優等生じゃなかっただけでこの仕打ちだ。

おそらく、次に狙われるのは与謝野だろう。
IMFへ1000億ドルの次は、米国の不良債権を買い取る7000億ドルだ。
このための新規国債を買い増すべく、政府紙幣の発行をゴリゴリと強要される。
かつての小泉や竹中のように、骨の髄まで奴隷根性に徹しない限り、近日中にさらし者になるか、静かに消されるか だ。


こうした動きは、大きくは、新しい米国の奴隷をふるいにかけているということだろう。
その、ふるいの中で、自民党やら公明党やら民主党やらが、ざらざらと転がされている。

そのざまを、他人事のように眺めているけれども、それで良いのだろうか。
そもそも、なんてこういうことになるのか、反対側から考えてみると、国民がおとなしすぎる、生命力がなさ過ぎるからじゃないのか。

フランスのように、いざとなったら何百万という人々がストライキやデモをやらかすパワーがあれば、米国ともまた違った関係を切り結ぶことになるはずだ。
サルコジにとっては、ゼネストはもちろん危機であると同時に、自国民のパワーを米国と世界に見せつけるという結果にもなっている。

なめんなよ ということだ。

中川昭一の情けない辞任会見を見ていて、そんなことを考えた。





2009-02-13(Fri)

スケープゴートにされる麻生太郎

麻生の様々な失態について、逐一あげつらうことはあまりしたくない。
というのは、どうも麻生は生け贄にされるように操られているように思えるからだ。
それが、今回のコイズミの「颯爽」たる復活劇ではっきりしたのではないか。

麻生の一連のトンデモ発言も、意図的に言わされていた疑いもある。
漢字を読めないのも、わかっていてわざと仕向けられたとか、間違ったフリガナがふってあったなんてことも、無いとは言えない。

郵政民営化への反対ともとれる麻生の発言は、その前段としてかんぽの宿の問題があった。
日本郵政と民営化のお先棒を担いだオリックスの談合・不祥事。そんな空気を作っておいて、麻生をその気にさせて「民営化に賛成じゃなかった」とまで言わせた。

言ったとたんに、よし今だとばかりに反麻生が鬨の声をあげる。
完全に出来レース、麻生は猿回しの猿のほうである。

しかし、ここでコイズミが本当に復活する気かといえば、どうもそうでもないようだ。

会合後、報道陣を無視した小泉氏。来週末に給付金関連法案の衆院再議決が行われる可能性もあるが、言い出しっぺの本人は、14日から20日までロシア訪問で“雲隠れ”する予定だ。政局好きの元首相の次なる一手は果たして…。
2009年2月13日スポーツ報知

あくまで、責任を取らない壊し屋として振る舞うつもりだろう。
首相の責にあったときですら、責任というものとは無縁の人間だったコイズミのことだから、引退した今となっては好き放題だ。
万が一クーデターが失敗したら、中川秀直にでも詰め腹切らせて、自分は悠々自適の隠居生活を決め込むにちがいない。


考えるまでもないが、コイズミの暴政に比べれば、麻生の無能や失言などまだカワイイもの。
悪逆の限りをつくすよりは、右往左往して結局なにもできないヤツのほうが、まだマシだ。

コイズミの悪政のツケを、その後の政権はず~と背負わされてきたのだから、郵政民営化は失敗だというのは麻生の本音だろう。
アメリカ様の思し召しよく、奴隷頭として豪勢な隠居生活を約束されたコイズミや竹中平蔵のような連中。そのコバンザメとして、おこぼれをあずかろうという中川秀直や小池百合子のような連中。そのまたおこぼれで、餌をもらおうという山本一太や世耕弘成のような連中。
こんな奴ら以外は、本音では失敗だと思っているのは、当たり前だ。

麻生が読み間違えたのは、漢字だけでなく、アメリカ情勢なのだろう。
オバマ民主党が政権につき、当然アメリカのエージェントも入れ替えられたはずだ。
そのことで、コイズミらのブッシュ共和党系列は捨てられると読んだ。
次に自分たちが選ばれるかどうかは別として、コイズミの復権はない、そう読んだのではないか。

であれば、「改革」の犠牲になっている人々に媚びを売るためには、一発民営化反対をぶち上げてはいかがですか、と進言したものがいたのだろう。
まんまと乗せられた麻生は、たしかに無能だ。自前の情報収集能力を持っていなかったのは間違いない。

オバマ民主党は、一番アメリカに貢ぐことのできる勢力はどこか、じっと観察しているのだろう。
そんな時期に、アメリカにとっては自分の財布になったはずの郵貯と簡保を、見直すなどと言ったものだから、即座に切り捨てられた。

コイズミ「改革」でこれだけ痛い目にあっても、同類の冷血橋下を80%も支持してしまう国民性だから、今回の猿芝居にもまんまと乗せられてしまいそうで、非常に憂鬱だ。
日本に住む私たちが、怨嗟の声を向けるべきは、アホの麻生よりは、冷血無責任コイズミのほうだということ。
そのバックには、当然ながらオバマ・アメリカの影があるということ。
そのくらいの学習能力はもっていたい。


2009-02-09(Mon)

デフレ・ギャップ なんて無い

無いと言えば言い過ぎかもしれないが、政府紙幣を巡って飛び交っている「デフレギャップ」なるものは、とんでもないゴマカシ専門用語だと言いたい。

経済用語にナンクセをつけて、いったい何が言いたいの? と思われるかもしれないが、実際、こういう類の言葉にはすごく腹が立つ。

デフレ・ギャップをググると、「有効需要が完全雇用国民所得より低い水準の場合における不足額のこと。 」なんて解説が出てくる。
http://pol.cside4.jp/economic/30.html
う~ん 何を言っているのかよく分からない。

さらに、「デフレ・ギャップが拡大すると、失業率の上昇や物価の下落など、景気が後退局面に入るとされる。 」とまで書いてある。
デフレギャップがこの不景気の犯人なのか??

有効需要とは、欲しいなあという願望じゃなくて、本当にお金があってモノを買おうとする欲求の合計。 
完全雇用国民所得とは、失業者ゼロになったときの国民の給料の総支給額の合計。

と言うことは、デフレなのは、給料もらっているのにモノを買わない国民が悪いのか??
国民がお金を使わないから、不景気になり失業率が急上昇しているのか???

どうもおかしい。


難しい用語をならべて、経済を語る連中を見ると、どうしてもサギまがいに見えてしまう。
金融工学とかいって、巨大なサギをやらかした連中とダブってしまう。

私は、経済や金融はもちろんドシロウトだけれども、三つだけ大原則だと思っていることがある。

一つは、結局お金の出所は主婦のがま口だ ということ。
設備投資がどうだとか言っても、すべては最終消費までの途中駅に過ぎない。
最後は、消費者ががま口からお金を出して買い、消費して消えてしまわなければ、経済なんて成り立たない。
工場だの通信システムだのという設備は、消費されるモノを作るための道具なのだから。
あらゆるお金は、元をたどれば消費者のがま口から出ている。

逆に言えば、消費者≒生活者が貧しくなれば、時間差はあっても、必ず経済は不景気になる。

それが、二つ目なのだけれども、貧富の差が拡大すれば、経済は悪くなる。
一部の大金持ちと、大多数の貧乏人という社会では、元々のお金の出所のがま口の中が極めてお寒い。
一部の大金持ちがいくら浪費をしてみても、総額ではたかがしれている。

だから、給料をどんどん下げて、企業の儲けをどんどん増やしていった日本が不景気になるのは、当たり前と言えば当たり前。

難しいことをいう専門家は、貿易や国際金融を無視している、とかややこしいことを言うかもしれないが、大きな流れとしての話をしているのだから、そんなものはこの際無視。

三つ目は、それこそ当たり前のことだけれども、遠くの利益よりも目先の利益が必ず勝つ。
そうでないケースももちろんあるだろうけれども、総体としては、絶対に目先の利益に流される。
もう、万有引力の法則にも匹敵するのではないかと思うくらいだ。


こうした見方で、デフレギャップなるものを見てみると、その実態は「リッチ&プア・ギャップ」だと言うことに気がつく。

圧倒的多数の庶民=消費者の給料を少なくして、身分も不安定で将来に不安を抱かせて、ごく一部の金持ちと大企業の持ち金だけをふくらませてきた。
ここでは、詳しくデータは書かないが、ちょっと調べればいくらでも資料は出てくる。
だから当然、所得の総額よりも、消費するお金は少なくなる。

しかも、デフレが失業を招くのでなく、失業がデフレを招くのだということも見える。
失業すれば欲しくても買えないのだし、デフレ・ギャップという数字の定義が、「失業ゼロ」のときの国民所得なのだから、失業があればその分だけまるまるギャップは生まれる。

こういう当たり前のことを覆い隠し、あたかも「消費者がモノを買わないのがいけない」かのように思わせるのが、こうした誤魔化し専門用語だ。
(本当は、用語が悪いのではなく使いかたが悪いのだろうけれども)
そして、今度は「政府紙幣」なるものの、根拠になろうとしている。

政府紙幣で通貨が増えるとインフレになる、という批判に対し、デフレギャップがあるからその範囲内ならば打ち消されてインフレにならない、と言うのである。
お金が不足している分は、増刷しても平気だよ、と言うのだが、本当か?

ちょっとまった。
先ほどのデフレ・ギャップの定義では、お金が不足しているとは一つも書いていなかった。
所得に対して需要が少ない と書いてあっただけだ。
つまり、お金を貯め込んで使い切れなくて余らせている人もいるのである。
たしかに、多くの庶民層はお金が足りないと実感しているが、トータルでお金が不足しているかどうかは、実はデフレギャップとは違うモノのはずだ。

一般的には、インフレというとカネ余り、デフレというとカネ不足という思い込みがあるから、デフレギャップがあるから政府紙幣を刷っても平気だよ、という説明が何となく合理的に思えてしまう。
でも、総務省の統計を見ても、お金の流通量は増えこそすれ減ってはいない。

moneysupply.gif

なんでもこの中のM2+CDというのが、代表的なカネの流通量なのだそうだ。
グラフは”増加率”だから、一貫して増え続けているのが分かる。

一方で、貧富の差を覆い隠して消費者に責任をなすりつけ、また一方でカネの流通が足りないから不景気になると思い込ます。
「所得」があるのに「需要」がない状態がデフレギャップなのに、そこにおカネを増刷して注ぎ込んで解決するのか?
おカネの流通はずっと増え続けているのに、本当にインフレにならないのか?

そして何より、打ち出の小槌を振り回すのを、理性でストップできるのか?
政府紙幣とは、合法的な偽札に他ならない。
濡れ手に粟だ。原価20円で1万円もうかる方法があるのに、それを理性でやめることができるだろうか?

余裕があれば、まだストップする可能性もあるかもしれない。
しかし、フトコロは火の車で、しかも親分から上納金を増額しろと矢の催促なのである。
これで、合法的な偽札づくりという悪魔の誘惑を、途中でストップできるような立派な国や政治家だったら、今頃日本ももっといい国になっているだろう。

私の考える第3法則から言っても、まず誰が首相になっても、やり始めた偽札づくりをやめることはできなくなる。


国際的な不況であるからこそ、所得をもうちょっと平均化して、金持ちがため込んでいる死に金を庶民が使えるようにして、国内の消費を増やしていくことしか景気を回復させる方法なんてないんじゃないか。
私はそう思う。

一時的な、国の支援はもちろん必要だろう。
しかし、税金だって、おおもとをただせば消費者のがま口から出ていく。
だから、消費者=生活者の財布を豊かにしなくては、絶対に成り立たなくなる。

むしろ、国がするべきは将来の不安を取り除くことだ。
なによりも、年金で死ぬまでは生きられるようにすること。
失業保険で一家の命だけはつなげるようにすること。
病気などで働けなくなったときの生きる道を確保すること。

これさえあれば、とにもかくにも、生きていられる、死ななくて済むという安心感がある。
いまの不安な世界とは大違いだ。

この安心感があれば、必要な消費まで節約する必要もない。
安心してがま口を開くことができる。

って、日本の政治家がそこまで考えるわけ無いよなあ。



2009-02-08(Sun)

日本経済にトドメを刺す「無税国債」と「政府紙幣」

無利子のかわりに相続税を非課税にする国債の発行が急浮上している。

相続税かからない「無利子非課税国債」構想とは
2009.2.7 読売

100兆円のタンス預金を、国家管理下に引っ張り出す方策だ。
上記の記事にもあるとおり、相続税を払えるような身分は20人にひとり。
ほど遠い私には、関係なさそうなはなしだが・・・

どうにもクサイはなしだ。
何かが臭う。

まず、いくら相続税を免除しても、もともと税務署に把握されていないタンス預金を供出するだろうか。
もともとろくな金利のつかない銀行預金を、そろそろお迎えが来そうなころに、この非課税国債に切り替える、という選択になるはずだ。
そして、国債が満期になる10年のあいだに相続が発生すれば、その後は他の預金に変えてしまうだろう。

つまり、この非課税国債が結果することは、利子負担の軽減を遙かに上回る税収の減少だ。
そんなことは、子どもでも分かりそうなことなのに、もっともらしく自民党が言い出しているのは、絶対何かある。

さらに、お迎え近しで切り替えられるのは、銀行預金だけではない。金持ちが保有している金融資産全般だ。
株だって相続税がかかる。

株が売られて国債にながれるというのは、昨年秋以降、激しく進んでいる現象だが、それに拍車をかけることになる。
景気対策と言いながら、なぜそんなことをするのか。

もし、そうしたことに何らかの歯止め策があったとして、タンス預金の何割かでも引っ張り出すことに成功したとして、その先にあるのは、本当に相続税の免除なのだろうか。
以前に、こんな記事を書いた

金もないのになぜ預金封鎖を心配するのか

タンスの株は、ホフリで完全にあぶり出された。次はタンス預金の番。
どうもそんな気もする。

民間銀行の預金を完全に封鎖するのは、相当のインパクトがあるし、そう簡単にはできないだろうが、国債を「還さない」ということは、割と簡単にできそうだ。強制借り換えというか、還す代わりに新しい国債を渡す。
相続の手続きが全部終わって、非課税国債が満期になり、やれやれお金を返してもらおうと思ったら、なんと新しい「非課税無利子国債」を渡される、という筋書き。

もう、当分は相続なんて発生しないのに、延々と無利子国債をもたされる。
それは、相続税を免れた人へのバッシングとともに行われるにちがいないが、同時にそれは日本国債の信用低下、暴落をもたらすだろう。

何にしても、長期的な破綻など尻目に、この1,2年の金をかき集めようとしているのは間違いない。
その使い道は、福祉だの医療だのという名目は、迂回先に過ぎない。
使い道は二つだ。

ひとつは、アメリカ国債の購入。
オバマは中国と微妙な駆け引きを始め、中国も強気の態度に出ている。

中国が「米国債の購入」見直し示唆 温家宝首相
2009.2.2 産経

それだけに、日本に対する押し売り圧力は猛烈だ。

首相、外為政策の継続表明 「米ドル安定に貢献」
2009年2月5日 朝日

ドル安で26兆円の損失が出ていても、「ドルについて行く」と公言する麻生。
「ついて行く」ための資金集めに必死なのである。

ひっかき集める金のもう一つの使い道は、大企業救済だ。
アメリカのビッグスリーやシティグループなどの例を見るまでもなく、中小企業はいくらつぶれても見殺しだが、大企業には公金を湯水のごとく注ぎ込んで救済する。
トヨタやパナソニックが、ことさらに赤字だ損失だと報道されているのは、そこに向けた準備だろう。

おそらく、ここ数年こうやって金をかき集めて乗り切ったあとは、日本は実質的に破綻する。
その証拠が、このニュースだろう。

紙幣 悪循環からの脱出に期待
2009.2.8 産経

もう、正気の沙汰ではない。
超インフレを引き起こすのは、少しでも理性の残っている者には自明の理ではないか。
森永卓郎までが賛同しているが、森永の言うような限度や用途を守るわけがない。
森永の平和主義は尊重したいが、あまりにも「平和ぼけ」ではないか。

これは、竹中平蔵らを発信源とする破滅的な行為だ。
日本国民に対する、自爆テロとも言える。

ああ また暗~くなってきた。




2009-02-04(Wed)

地球兄弟プロジェクト

ご存じの方も多いかもしれないが、音楽界には疎い私のようなおじさんのために。

河口恭吾が中心になって広がっている「地球兄弟プロジェクト」のHPを見た。

「地球兄弟プロジェクト」は音楽を通して皆で「平和を学ぶ、考える」ことをテーマにしています。
プロジェクトの中心には平和へのメッセージが込められた楽曲「地球兄弟」があり、この曲の作詞作曲を手掛けたシンガーソングライター河口恭吾は、この歌が世界のあらゆる場所で自由に歌われ、平和のメッセージが届くことを願い、著作の権利を開放しています。
現在「地球兄弟プロジェクト」のテーマに賛同した7カ国31組のアーティストが、この歌を自国の言葉で歌ったり、アレンジを変えてカヴァーしています(詳しくはHPの「HISTORY」「ARTIST」をご参照下さい)。


トップページの右上に、アーティストを選択して、それぞれのアーティストがアレンジして歌っているのを聞くことができる。

「地球兄弟」
作詩:河口京吾 作曲:河口京吾

青い青いこの星に生まれた
みんな繋がって生きている兄弟さ

思い浮かべてみよう
世界中の人の笑顔
大人も子供もほらみんな笑ってる

ニューヨークの人もバグダッドに住む人も
北京やソウルや東京の人も

国や政治や宗教や歴史もあるけど
同じ人として愛をもって さぁ共に歩こう

青い青いこの星に生まれた
みんな繋がって生きている兄弟だろ?

思い浮かべてみよう
争いのない一日を
悲しみの涙を誰を流さなくていい日を

飢えや貧困や思想の違いや差別
一人の人として愛をもって 何が出来るだろう?

青い青いこの空の彼方の
知らない誰かといま話してみたい

六十数億人分の夢と希望と苦悩をのせて
今日も地球はまわる

とどけ とどけ いつか願いとどけ
かがやく瞳の少女の夢叶え

青い青い 想いをそのままに
行こう明日へあきらめることなく

青い青いこの星に生まれた
みんな繋がって生きている兄弟さ

同じ時代を生きている兄弟さ


理想主義と切り捨てるのは簡単だけれども、こうして多くのアーティストに広がっているのは、すごいことだ。
抽象的な平和主義にならずに、ニューヨークとバクダッドを最初に持ってきているのもポイント高い。

思い浮かべてみよう
争いのない一日を
悲しみの涙を誰を流さなくていい日を


イマジンにもつながるこんな台詞を聞くと、日頃どろどろとした話に埋もれているだけに、なんだか涙が出てくる。
そういえば、こんな歌もある。

世界中のこどもたちが いちどに笑ったら
空も笑うだろう ラララ 海も笑うだろう

世界中のこどもたちが いちどに泣いたら
空も泣くだろう ラララ 海も泣くだろう

「世界中のこどもたちが」 作詞・新沢としひこ・作曲・中川ひろたか


地球の裏側は夜だから子どもは寝てるだろ なんて突っ込みは無しにして、こんなことをイメージすること。
そんな時間を大事にしたい。

今をときめく絢香の歌にもメッセージは強い

なぜ同じ人間なのに傷つけ合うの?
人を好きになったり気持ちは同じはず
スクリーンに向かって涙をながすことしか
できないの くやしいよ この胸が
「Peace loving people」

ニコニコ笑顔振りまいてるけど
隣に並ぶ人は笑っていない
地球の裏側でおきている戦争 Is it reality?
真実を届けなさい
「ゴールドスター」


最初の「地球兄弟プロジェクト」のホームページからは、歌のスコアもダウンロードできる。
歌の好きな方は、練習してみてはいかが


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