2010-01-30(Sat)

東京地検特捜部の「事件の創り方」

皆さんご存じの、田中森一さん「反転」より、東京地検特捜部が、どうやって事件を「創る」のか、簡潔に説明している部分を引用させてもらう。


 平和相銀事件の本質は、岸組による恐喝事件だったはずだ。それが銀行側の特別背任にすりかわった。本来、被害者が加害者になったようなものだ。その事件が、住銀の首都圏侵攻に大きく貢献したのは間違いない。結果的に、われわれ検事は、都心の店舗をタダ同然で住銀に買い取らせるために捜査をしたようにも見えた。伊坂はすでに亡くなっているが、古巣の検察にこんな騙し討ちのようなことをやられて、死ぬに死に切れなかったのではないだろうか。
 この平和相銀事件を体験し、私は東京地検特捜部の恐ろしさを知った。事件がどのようにしてつくられるか。いかに検察の思いどおりになるものか、と。捜査に主観はつきものだが、それが最も顕著に表れるのが、東京地検特捜部である。
 特捜部では、まず捜査に着手する前に、主要な被疑者や関係者を任意で何回か調べ、部長、副部長、主任が事件の筋書きをつくる。そして、その筋書きを本省である法務省に送る。東京の特捜事件は、そのほとんどが国会の質問事項になるため、本省は事前にその中身を把握しておく必要があるからだ。
 特捜部と法務省のあいだでこのやりとりを経て、初めてその筋書きに基づいて捜査をはじめる。むろんいくら事前に調べても、事件の真相は実際に捜査してみなければわからない。実際に捜査をはじめでみると、思いもしない事実が出てくるものだ。だが、特捜部では、それを許さない。筋書きと実際の捜査の結果が違ってくると、部長、副部長、主任の評価が地に堕ちるからだ。だから、筋書きどおりの捜査をやって事件を組み立てていくのである。
 最初からタガをはめて、現実の捜査段階でタガと違う事実が出てきても、それを伏せ、タガどおりの事件にしてしまう。平和相銀事件がまさにそれだった。岸組の恐喝という予期せぬ事実が発覚しても、それを無視し、筋書きどおりの平和相銀幹部の特別背任で押しとおした。
 こうして筋書きどおりに事件を組み立てていくためには、かなりの無理も生じる。調書ひとつとるにも、個々の検事が自由に事情聴取できない。筋書きと大幅に異なったり、筋書きを否定するような供述は調書に取れない。調書には、作成段階で副部長や主任の手が入り、実際の供述とは違ったものになることも多い。だから、上司の意図に沿わない調書をつくっても、必ずボツにされる。なにより、まずは筋書きありき。検事たちは尋問する際も、筋書きどおりの供述になるよう、テクニックを弄して誘導していく。
 こんなことは、大阪の特捜部では経験したことがなかった。私も手練手管を弄して、自分の描いた筋書きに被疑者を強引に追い込んでいたが、それはあくまで現場の捜査検事の見立てである。それが違うとなれば、いくらでも軌道修正してきた。東京のように、尋問もしてない上役の検事が、事実関係について手を入れるなどありえない。こうなると、もはや捜査ではない。よく検事調書は作文だといわれるが、こんなことをやっていたら、そう批判されても仕方ないだろう。冤罪をでっち上げることにもなりかねない。だから、私は東京地検特捜部にいても、このシステムには従わなかった。やはり異端児なのかもしれない。


(引用終わり)

以上。 解説不要。

この本は、タイムリーですね。
私も遅まきながら今頃読んでいるわけですが、まだの方はぜひご一読を

反転 闇社会の守護神と呼ばれて


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2010-01-29(Fri)

住宅着工件数がマイナス28%

まったく、よく生き延びできたもんだと、自分で自分を褒めてやりたい気分だ。
市場が一年で3割も小さくなるなんて、考えただけでも恐ろしいが、それが現実になっている。

自動車も悪い悪いと言われ、トヨタは2年連続赤字だとか言っているが、それでも2009年は前年比-10%だ。
28%マイナスというのが、どれほどヒドイ状況か、わかろうというものだ。

なかでも最悪だったのは、マンション部門で、半分以下、マイナス58%。
私はこのジャンルは関わりがないが、倒産していない会社があるのが不思議なくらいの状況。

次が賃貸マンションやアパート。これが、平均のマイナス28%。
建売りや売建ての一戸建て分譲は、マイナス22%
意外と堅調だったのが、持ち家の建て替えで、マイナス12%
マイナス12%が、マシなように見えてしまうのが悲しい。

減少した絶対量もさることながら、たった1年でこれだけ減ったというスピードのほうが恐ろしい。
建築に関わるものは、時代認識をあらためないと、命を存えることすら難しい。

■■
ことは、サブプライムローンやリーマンショックだけにとどまらない。
一時的な落ち込みで、すぐに回復するようなものではないということ。

アメリカの金融業界が回復しているように見えるのは、会計基準を変えて誤魔化しているだけだから、数百兆ドルのアブク銭が消え去ったツケは、延々と残っていくだろう。
当然、日本も右へならえだ。

こんな、蟻地獄のようなスパイラルから、どうやって逃げ出せばいいのだろうか。
って、それが分かれば苦労しないが、すくなくとも、今までと同じことをしていたのではアカンということは間違いないだろう。

こういうマイナススパイラルに、なんで出口がないのかというと、貧富の格差が大きくなりすぎたからだと思う。
感情論や、倫理的な意味で言っているのではなく、資本主義である以上、貧富の格差が一定以上大きくなってはダメだと思うのだ。

資本主義の初めの段階であれば、少数の人が大金を稼いで資本家となり、産業を興していくというストーリーもあるかもしれないが、日本のように行くところまで行ってしまった資本主義の社会では、そんなストーリーは絵空事だ。
基本的な需要は満たされきっており、要らないモノをいかに売りつけるか、というのが経済の大テーマになっているのだから。
作っても売れないのに、富を集中して投資すれば経済が発展するなんてことは無い。

これは、ものすごく簡単な原理だと思う。
経済の大もとは、お母ちゃんのがま口だ。

つまり、あらゆる経済活動の、もとのもとを辿れば、すべて個人消費になる。
工場を建てるのも、結局はそこでつくる商品を売るためだ。
その商品が機械だとしても、その機械だって売るための商品を作るためある。
そうやって考えていけば、すべての経済活動は、個人消費が源泉だということがわかる

だから、個人が安心してお金を使えることが、経済を動かす最大、というかもっとも根本的な原動力だ。
その意味で、お金に困っていない人に、もっとお金を渡しても、消費は増えない。
お金が必要なのに足りない人が、そこそこ足りるようになるのが、いちばんお金を使うことになる。

■■
以前の記事でも書いたとおり、日本でも貧富の差はどんどん大きくなっている。

国会図書館がまとめた日本の格差の証拠

テロ特措法と日本の貧困

貯金の無い世帯が4分の1近くいる。
格差を表すというジニ係数も、うなぎのぼりである。

総務省の2008年の統計を見ると、収入では、上位3割の人が収入総額の5割を得ているように見えるが、統計では1500万円以上はひとくくりなので、超高額所得者の実態は分からない。
上位3割とは、年収750万円以上ということらしい。

純貯蓄(貯金-借金)では、上位25%の人が、総額の65%を持っている。
ちなみに、貯金ゼロ世帯22%を含めて、100万円以下が30%だ。
これは、住宅ローンを組んでいる世帯の多くが純貯蓄ゼロ(マイナス)であることも影響している。

それでも、徐々に改善していくのならば、まだ希望があるが、どんどこ格差は拡大している。
特に、子どもができて そろそろ家のことを考えたい世代において、それは激しいのだから、家が売れなくなるのも無理はない。

■■
こんな状況を、見ている(感じている)と、資本主義はもうアカンのちゃう と大げさなことも思いたくなる。

資本主義は、社員に給料を渡してナンボのもんや。
その給料がお母ちゃんのがま口に納まったのち、ちゃんと消費されてこそ経済活動は動き出す。
どの会社もみんな社員をタダ働きさせたら、会社は瞬間的に大もうけして、その直後に倒産する。
何も商品が売れないからだ。

今の不況というのは、そういう状況に近い。
もちろん、アメリカに吸い上げられている巨額のお金のことも考えなくてはならないが、国内にかぎって言うとそういう仕組みだ。

では、もっと給料を出せばいいじゃないかと思うが、企業というのは進んで昇給することはない。
利益を上げることが目先の目標であり、ライバルとの競争である以上、自ら給料を上げると言うことは、基本的にない。
それは、社長が悪いのではなく、原理的にそうなる。

ただし、成長期には市場自体が勝手に大きくなって、売り上げが右肩上がりに増えていくから、給料も見た目には増えていく。
そういうプラスのスパイラルは、確かにあった。

が、何度も言うけれども、要らないモノを売りつけるしか経済発展はないような今の社会では、利益を上げてライバルに勝つには、どうしても給料を下げるしかない。
それは、自社の社員の場合もあるけれども、下請けを叩きまくることによって、中小零細企業の社員は、さらに過酷に賃金カットされる。

しつこいようだけれども、これは社長の人格が悪いのではなく(中には悪いのもいるけれども)、仕組みとしてそうなっている。
回りの企業が賃金カットしてコストを落としている中で、自社だけがコストの高い製品を作っていたのでは、売れるわけがない。
どんなに社員思いの社長でも、泣く泣くカットするしかないだろう。

中には、もっと工夫をすればなんとかなる、と言う人もいるが、プロジェクトXの見過ぎだろう。
それはあくまでレアケース。レアケースだからこそ、なんとかなったのである。

■■
もう、ここらでリセットした方がいいんちゃう。

そんな気がする。

お金を使わせることで成り立つ仕組みそのものを、変えて行かなくてはならない。
常に供給が過剰で、需要をつくるために汲々としているのを、逆転させるのである。

もうモノは充ち満ちて、需要はそんなに無いのだから、いっそのこと、供給をしぼるのだ。
売れないから作れないのではなく、売らないのだ。

一気に3割とか5割とかやったら、ばたばた倒産するから、徐々に進めていく。
仕事が無くなった分だけ、あいた時間で畑を耕す。

ふざけているのではなく、本気で野菜を作る。
家も農地も、この国ではあり余っているのだから、空き家税とか耕作放棄税とかを作って、半ば強制的に仕事のないサラリーマンに提供していく。
住むところと最低限の食うモノがあれば、がぜん世界は変わってくる。

否応なく、そんな世界への転換を迫られるだろう。
その最大の圧力は、きっと中国だ。

中国=安い労働力という時代は徐々に過去のモノになり、いまや世界最大の市場として、日本では売れないものを買ってもらう場所になっている。
しかし、いくら人口が多くても、いずれ中国の市場も飽和してくる。
そうなったら、日本の産業は生き残る道はない。

アメリカが世界一の赤字国に転落したように、日本もまたその道を辿るのである。
ただし、アメリカにはドルという打ち出の小槌があったけれども(だいぶさび付いているが)、日本には最初からそんな便利なモノはない。
赤字転落=経済縮小になることは間違いない。

遅かれ早かれ、そういうコースを辿るであろうことから目をそらして、地デジだのエコポイントだのと、要らないモノを売りつける算段ばかりしていては、ますます事態を悪化させるだけだ。
何十万もするでっかいテレビや、何百万もするハイブリッドカーを買うよりも、とりあえずプランターと土を買ってきて、種を植えてみよう。
なんかオカシイと感じている中小企業の社長は、屋上に菜園を作って、社員みんなで大根やネギを育ててみよう。

ほんの些細なことだけれども、そのちょっとした一歩が気付きになり、次の一歩を考えるきっかけになる。

家を建てる人は、部屋を一つ減らして、畑を確保しよう。
ギリギリの敷地しかないのならば、屋根を畑にしてしまおう。
屋上菜園は、思ったより簡単にできる。

資本主義は云々 と大言壮語を吐いた割に、仕上げは大根かい!
と,自分でもちょっと思うけれども、でもそれが今の実感だ。

これからの世の中は、きっとだれも経験したことのない世界になっていく。
だから、あれこれ難しく考えても、下手な考え休むに似たり てことになる。
まずは、土にさわり、芽が出てふくらんで 花が咲いてじゃんけんぽん でやってみるしかない。


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2010-01-27(Wed)

連日8時間以上「嘘をつくな!」などと激しく罵倒され続けている石川議員

石川議員の弁護人である安田好弘弁護士が、魚住昭氏が主宰する魚の目というサイトに、弁護側が作成している書類を公開している。

弁護士業の現場から

まず、目を引くのが、取り調べの時間の長さだ。


2010/1/16 土 18:30-23:30  5:00
2010/1/17 日 10:30-11:30
          13:30-16:00
          18:30-22:00  7:00
2010/1/18 月 不明
           弁護人の聞き漏らし。
2010/1/19 火 10:30-11:30
          14:00-16:00
          18:30-23:00  8:00
2010/1/20 水 10:45-11:30
          13:30-16:20
          18:30-23:10  8:15
2010/1/21 木 11:30-12:30
          13:30-16:30
          18:50-23:30  8:40
2010/1/22 金 10:30-12:30
          14:00-16:30
          19:40-23:00  7:50
2010/1/23 土 10:30-11:20
          14:00-16:30
          19:00-23:00  7:20
2010/1/24 日 13:50-16:30
          18:30-23:00  7:10


毎日毎日、これだけの長い時間、しかも深夜にわたって取り調べを受け続けるのが、どんなに辛いことか想像に難くない。

記事から引用する

 被疑者は、逮捕勾留以来、以下のとおり、毎日平均約8時間、合計約80時間の長時間の取り調べを受けている。しかも、その取り調べ時刻は、午前10時から深夜の午後11時半までに及び、その間、被疑者は、椅子に座り続けさせられ、
  「小沢議員は虚偽の収支報告をすることを知っていただろう!」
  「水谷建設からお金を受け取っただろう!」
等と激しく追及され続け、また「嘘をつくな!」などと激しく罵倒され続け、肉体的にも精神的にも完全に疲弊させられており、筆舌に尽くしがたい苦痛を受けている。被疑者に対し、憲法36条が禁止している拷問が行われているのである。


(引用終わり)

石川議員は、収支報告書に書いた金額の合計が4億円少なかった、という容疑で逮捕されたのであって、小沢議員と共謀したことや、まして水谷建設からのヤミ献金容疑で逮捕されたのではない。

逮捕容疑と違うことで取り調べ(拷問)を行うことを、別件逮捕という。
これが冤罪の温床であることは論を待たない。

さらに、接見禁止、新聞さえ購読させない、弁護人との接見も30分に制限する、などのメチャクチャな横暴を行っている。

その挙げ句に、デマリークだ。

(以下引用)

報道機関各位

読売新聞は、本日、
「(略)石川知裕衆院議員が東京地検特捜部の調べに、土地購入前の2004年10月下旬頃、土地代金に充てる現金4億円を同会の同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏に報告し、了承を得て いたと供述していることが、関係者の話で分かった。」
と報道していますが、石川氏が上記のような供述をしたことは全くなく、上記の報道は完全な誤報です。
2010/01/20

石川知裕氏弁護人
弁護士 安 田 好 弘
同   岩 井 信


(引用終わり)(略)はブログ筆者によるもの

このデマは、いまだに各マスゴミ社が言いふらしている。
恥のハの字もないのか。(ないんだなあ)


やはり、石川議員の逮捕は、日本史上初の民意による政権に対するクーデターだ。

一部には、検察の点数稼ぎだとか、異常な正義感だとかいう説もあるが、それは甘いと思う。
検察が好き放題できなくなる司法制度改革への反発だという指摘すら、ちょっと物足りない。

「日本人が自分の意志で政権を選択するなんていうことは絶対に許せない。オカミの言うことに媚びへつらっていろ。」と考えている勢力が、大同団結してクーデターを起こしている と見るべきだろう。


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2010-01-27(Wed)

自民でも民主でも国会議員は国民の代表だ

今日も今日とて時間がない
でも、ちょっとでも書いておこうと思う

国会議員の不逮捕特権についてだ。

多くの人は、「国会議員だけ逮捕されない特権があるなんてズルイ」と思っているだろう。
たしかに、これまでの歴史を振り返ると、汚職議員のカクレミノにすぎないように見えるのは、致し方ないことかもしれない。

でも、ちょっと待ってほしい。
これは、長きにわたる自民党政権のもとで、そうなってきたのであって、本来の意味を思い出す必要がある。
あまりにも自民党時代が長かったので、「そもそも何のために」なんてことは、すっかり忘れ去られているからだ。

その意味では、不逮捕の特権以前に、国会議員て何なの? という話もある。
国会議員が国民の代表であることすら、すっかり忘れ去ってしまって久しい。
昨年の選挙で、やっと思い出した人もいるけれども、いまだに「国会議員というのは汚職で儲ける人」というイメージしかもっていない人は多い。

これまた、歴史を振り返ると仕方ないのだけれども、でも、国会議員は国民の代表だ。
これまで、汚職まみれの自民党が政権をとってきたのも、国民が選んだからだ。
汚職を含めて、自分たちが選んだ代表だったことは間違いない。

身も蓋もない言い方をしてしまうと、選挙制度というか民主主義というのは、結局「食わせてくれる」人を選ぶことになる。

もうちょっと穏当な言い方をすれば、「食っていける仕組みを作る人」だ。

かつての自民党は、極めて不平等ではあったが、それなりに国民が食っていける状態を作っていた。
だから、なんやかんや言っても、不動の4番打者でいられた。

それが、バブル崩壊から1998年くらいには、誰もが「このままじゃヤバイ」と思い始めた。
そこで、あたらしい「食っていける仕組み」を期待し、コイズミという妖怪にマンマと化かされてしまった。

食っていける仕組みどころか、食っていけない仕組みをつくるヤツだと気がつくまでに、少々時間がかかってしまったが、それに、つづく連中は、何の仕組みも作れない木偶の坊だということは、非常に分かりやすかった。

そして、ついに昨年の政権交代とあいなったわけだ。

だから、何が言いたいかというと、クーデターでもない限り、選挙で選んだ国会議員は、やっぱり国民の、私たちの代表なんだということ。

その代表を、国民に選ばれていない官僚や一部のブラックな勢力に潰されてはいけない。
だから、国家議員の不逮捕特権というもんがある。

自民党であろうが、民主党であろうが、国会議員は、やっぱり検察や官僚の権力から守られなくてはならない。
まして、今回の石川氏の逮捕は、形式的に言っても無茶苦茶だ。

選挙制度で成り立っている、この国のあり方自体への挑戦とも言える。

詳しくは、こちらの記事を

「小沢VS検察」ではなく「石川議員逮捕」こそが最大の問題
WEB IWAKAMI より

ああ、もう時間切れ

石川氏を逮捕したことには、党派を超えて抗議しなければ、民主主義は終わりだ。
一部エリートとブラックな勢力に、国の方針があからさまに操られてしまう。


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2010-01-25(Mon)

稲嶺氏当選に「首相の責任論も」と宣うアホ

少々穏当でない見出しだけれども、あまりに非道い記事だったのでつい言葉が滑ってしまった。

例によって、もう感情論むきだしの産経

【名護市長選】普天間決着「再び先送り」か 首相の責任論も
産経新聞 2010.1.25

 沖縄県名護市長選で、日米合意に基づく米軍普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)移設に反対する稲嶺進氏が勝利したことで、政府・与党は新たな移設先を模索せざるをえなくなった。ただ辺野古以外に地元や米国と合意が可能な代替案はなかなか見つかりそうにない。「5月までの結論」は再び先送りされる可能性があり、鳩山由紀夫首相の責任問題に発展しかねない情勢だ。(大谷次郎)

この大谷という記者の脳みそが赤だし味噌でないことを祈りつつ、いちおう指摘しておきたいのは、民主党は稲嶺氏を推薦していたということだ。

自分が推薦していた候補が当選することは、計算済みのことなのは、誰が考えてもわかること。
しかも、事前の世論調査では、稲嶺氏がやや有利だったのだから。

しかし、産経のこの記事を見て、敵の焦りが手に取るようにわかる。
この記事でも書かれているが、こういう言い方も特徴的だ

普天間、固定化の可能性も=のし掛かる先送りのつけ-名護市長選
時事通信 2010.1.24

ただ、政府が現行計画に代わる候補地を決定しても、米側が交渉に応じて合意する見通しはない。普天間が動かなければ、基地に隣接する市街地の危険性は続き、在沖縄海兵隊8000人のグアム移転も白紙化される可能性がある。95年の米兵による少女暴行事件を機に、沖縄の基地負担軽減や日米安保への信頼回復のために両国が続けてきた努力は振り出しに戻りかねない。決断先送りのつけは鳩山政権に重くのし掛かっている。

米側が合意する見通しがない なんて 時事通信記者は どこで確かめたのか??
まして、米軍が世界戦略の一環として決定しているグアム移転が白紙化される可能性など、誰に聞いたというのか??

口から出任せで、名護市民の英断につばを吐くことは、断じて許されない。

名護市長選挙については、なごなぐ雑記さんの記事から、緊迫の様子を感じつつ、同時に、日本全体の問題を名護市民になすりつけるな という主張に たしかにその通りだと思い、あまり当ブログでは論じてこなかった。

たしかに、名護市民に下駄を預けた鳩山首相の戦術は、誉められたものではなかったかもしれない。
しかし、65年間続いた属国という立場から、民意を頼りにしてなんとか前に進もうという現政権の基本戦略は、これはこれで正しいと私は思う。

民意を発揮する場を設定し、その結果を根拠にして次のステップを決めていく。
これは、リーダーシップには欠けているかもしれないが、オカミ意識に毒されてきた日本人には、とても大きな体験になる。民主主義というものを、初めて体験しているのである。

どんなに声を張り上げても、何の意味もないと諦めきった、ささくれ立った心象風景は、今、わずかではあるけれども血流が流れ始めている。

今回の名護市長選挙での稲嶺氏の勝利を、他人事でもなく、わが事でもなく、次は自分の番だという意識でとらえたい。
敵は、明らかに焦りまくり、オロオロしている。


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2010-01-21(Thu)

どうやら勝負あったようだ

ものごとには、塩梅というものがある。いくら梅干しでも、山のように塩を入れたのでは、口に入れることもできない。

検察・マスゴミ・自民連合の醜悪な姿は、まさに塩を大量に入れすぎた梅干し状態なのだ。
多くの人が、「いくら何でも食えないよ」と思い始めている。

マスゴミ各社の中でも、産経の書き方は常軌を逸しており、なんだかスポーツ新聞のプロレス記事のようになってきた。ここまでイッちゃうと、反小沢の人でもまじめに怒る気が失せてしまうのではないかと、敵ながら心配してしまう。
それに次いで感情的になっているのが、毎日だ。創価学会からの圧力が相当あるのかもしれない。自民党ですら参考人招致と言っているのに、小沢氏は自ら証人喚問に出よなどと書いている。
読売は、ここにきて少々トーンダウンして、民主党内の動揺を書き立てるくらいしかできなくなっているのは寂しい限りだ。もっとシツコクして嫌われたらいいのに。

反とまではいかないが、非小沢の立場であるジャーナリストの上杉隆さんも、昨年3月とはだいぶん違った意見を述べている。

小沢問題で検察リークに踊らされるメディアへの危惧
(ダイヤモンド 2010.1.21)

今週の「週刊朝日」に書いた原稿「検察の狂気」への反応の大きさに驚いている。タイトルは編集部のつけたものであり、筆者の意図は単純な検察批判にはない。むしろ、批判の矛先は報道する側の記者クラブメディアにある。
(略)
昨年3月、西松建設事件の発端となる大久保秘書の逮捕された直後、筆者はフジテレビの報道番組『新報道2001』に出演した。
(略)
「私自身、議員秘書経験がありますが、その立場からしても、政治資金収支報告書の記載漏れでいきなり身柄を取るのはあまりに乱暴すぎるように思う。少なくとも逮捕の翌日から、小沢一郎代表(当時)はフルオープンの記者会見で説明を果たそうとしているのだから、同じ権力である検察庁も国民に向けて逮捕用件を説明すべきだ。とくに記者クラブにリークを繰り返している樋渡検事総長と佐久間特捜部長は堂々と記者会見で名前を出して話したらどうか」
昼過ぎ、スタジオを出た筆者の元に検察庁担当の社会部記者から電話が入った。
「お前まずいぞ、(検察側の)実名を出しただろう。『調子に乗りやがって』と、検察は怒っていたぞ。心配して言ってんだ。本当に、気をつけた方がいいぞ」
 彼の話によると、本気でやろうと思えば、痴漢だろうが、交通違反だろうが、あらゆる手段を使ってでも、狙われたら最後、捕ってくるというのだ。たとえば道を歩いていて、他人の敷地に間違えて足を踏み入れただけで不法侵入の疑いで持っていかれるかもしれないということだった。
(後略 引用以上)


上杉氏も、昨年3月の大久保氏逮捕直後には、

違法献金を否定する小沢代表には、疑惑を晴らす義務がある

と言っていたのである。

この記事にあるとおり、どんな些細なことでも小沢を逮捕拘留してやろうという魂胆を検察は持っているだろうから、まだまだ楽観はできない。
が、仮にそうなったとしても、検察はその目的を達成できない可能性が大きくなってきた。
つまり、検察とマスゴミと自民が、あまりに暴走する余り、国民の小沢一郎への見方が変わってきたからだ。

小沢=ダーティというイメージを振りまくところまでは、敵の作戦はうまくいっていた。
そのへんで矛を収めていればよかったのに、本気で小沢を逮捕しようとしたのがいけなかった。いくら焦っても決定打が見つからない。焦る余りに、誰もが「ちょっと変やで」と感じるくらいに、塩を入れすぎてしまったのだ。

たしかに、小沢=ダーティのイメージは簡単にはなくならない。
が、それはわかった上で国民は現政権を生み出した。
うわべだけキレイで役に立たない政治家よりも、少々ダーティなイメージがあっても、ちゃんと働く政治家のほうが良いに決まっている。

だから、小沢さんは、事情聴取に出かける前に、全国民に向かって渾身の演説をするべきだ。
日々汗を流すオッチャンオバチャン、仕事がなくて困ってるニイチャンネエチャン、将来の不安に押しつぶされそうなパパママ、みんなに向かって、自分の信条を、生き甲斐を、本音を語ってから検察庁に出かけるべきだ。
そうすれば、万が一その場で逮捕されるようなことがあっても、小沢さん、あなたは負けることはない。

この対立は、マスゴミの煽るような、小沢VS検察 なんかじゃない。
あるのは、日々に追われる生活者VS特権階級 だ。
だから、小沢さん。今あなたは、顔も知らない多くの民とともにある。
ひとりで闘うのではく、国民を信じて本気で訴えてほしい。
カネの出所云々ではなく、この国をどうしたいのか、そのために国民に何をしてほしいのか、語るべきではないか。

それが、すべて賛成ではなくても心に届けば、小沢さん、あなたの勝利だ。
たとえ逮捕されても、それは勲章になる。

いずれにしても、自民も公明もヒドすぎるため、参議院選はむしろ民主党の勝ちすぎを心配している。
社民党は、この機に乗じて、クーデター軍に対するレジスタンスを先導して、思い切り目立つチャンスじゃないか。
モゴモゴ言っている場合じゃあない。しっかりしてくれ!


と、気がついたら三時前か・・・
また明日は眠いなあ

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2010-01-18(Mon)

小沢一郎が攻撃される背景

2010年1月15日という日が、どんな背景をもった日であったのか。

 1.週明けから国会の始まる前の金曜日

 2.翌々日に名護市長選挙が告示される

 3.前の日に総務大臣が「新聞社のテレビ局への出資を禁止する法案を国会に提出する」と表明

 4.前々日、大久保秘書の第2回公判で“検察側”の証人が「政治団体はダミーじゃない」と証言

 5.インド洋でのアフガン侵略軍への給油活動が終了する日

 6.直前の世論調査で内閣支持率が50%を超えていた

 7.朝日、読売、産経などの世論調査の直前だった

 8.前々日、経団連が献金額の見直しと発表

1と2については、説明の必要もないだろう。
国会を空転させて、国民の懐をより一層寒くさせるための、自民党の作戦に沿ったものであることは、普段は政治面を見ない人でもぴんと来る。
名護市長選挙が、まったく予断を許さない状況であることから、巨大な防衛利権、安保利権を死守したい連中の意向に従ったものでもある。

3については、原口総務大臣が発言したもので、画期的なことだ。
現在は主要なテレビ局はすべて新聞社の傘下になっているが、これを切り離して、すこしでもまともな、と言うか、少なくとも多様な意見を流すようにしようという話。
マスゴミにしてみれば、何が何でも絶対に阻止しなければならない話だ。
マスゴミばかりでなく、まさに今の小沢攻撃のように、マスゴミを最大の武器にしている連中にとっても死活問題だ。

4は、ちょっと複雑だ。
昨年3月に逮捕された大久保秘書の公判が、1月13日に開かれ、検察側の証人として西松建設の幹部が出てきた。
大久保氏の事件の核心は、西松側の政治団体がダミーであって、なおかつそれを大久保氏が知っていたかどうか。
そこが証明されないと、大久保氏の虚偽記載ということにならない。

それを証言させるために、西松建設側の当時の担当者を証人にしたのに、なんと

西松の岡崎彰文元総務部長が検察側の再主尋問に「(献金していた)当時は、政治団体がダミーとは全く思っていなかった」と証言した。
検察側は、政治団体の会員だった社員の賞与に上乗せ支給する手法で、実際には西松が会費を負担していたのではないかと質問したが、元総務部長は「知らない」と答えた。
弁護側の反対尋問では、政治団体について「OBがやっていて、届け出もしている、と被告に説明したと思う」と述べ、続いて裁判官に西松と政治団体の関係を質問されると「事務所も会社とは別に借りて、資金も別だった」と説明した。

共同 2010.1.13 )

と証言してしまったのだ。
これは、検察側は泡を食って、目が点になったにちがいない。

しかも、公判は次の2月26日で結審なのである。
このままいけば、ちょっとでも良心のかけらの残っている裁判官ならば無実になってしまうかもしれない。
(もっとも登石郁朗裁判長に良心のかけらがあるのかどうかは不明だが)

また、この公判ではこんなやりとりもあったらしい。

 弁護人「証人は平成12年3月に本社総務部長になっていますね。その後、小沢事務所だけでなく、ほかの政治家への献金の窓口になっていましたか」
 証人「部長として、いろいろやっていたので。小沢事務所だけでなく、いろいろやっていました」
 弁護人「担当した政治家とは誰ですか」
 検察官「異議があります! 主尋問の範囲外です」
 《(略)登石郁朗裁判長が「質問を変えてください」と静かに言い渡し、検察側の異議が認められた》

 (2010.1.13 産経IZA )

案の定、大久保秘書を再逮捕した検察は、2月26日の公判を延期した。

5は、直接関係していないようだが、普天間と同じく、防衛利権の集団にはガマンならない事態であるだろう。
それが、淡々と、むしろ好意的に進行していくことを見ていられない、という連中の心情は透けて見える。
期限切れに追い込んだ小沢一郎への意趣返しという意味もあるだろう。

6と7は、数字を見れば一目瞭然の話だ

15日以前の調査

 時事通信 
 NHK 
 TBS 

15日以降の世論調査

 産経FNN 
 日本テレビ 
 テレビ朝日 
 読売新聞 

これで全部ではないが、だいたいの傾向は分かる。

正月返上で小沢叩きに余念がなかったにもかかわらず、逮捕前は内閣支持率が50%を割り込むことはなかった。
民主VS自民も、圧倒的な差をたもったまま。
もう、国会前にできることは、無理矢理にでも逮捕劇をセンセーショナルに流すしかなかった。

しかし、注目すべきは、それでもなお、ほとんどの調査では支持が不支持を上回っている。
民主VS自民では、自民も下げて差は縮まっていない。

今後、大久保秘書の西松事件が結審し、すこし国民が冷静になった時点で小沢一郎が客観的な説明をするならば、じわじわと形勢は逆転する可能性はある。
ちなみに、今の時点で説明会なんぞをするのは下の下だ。
どんなに具体的に詳しく客観的に説明しても、マスゴミなどの声のデカイ連中は「ヤミ献金をもらいました」と言わないかぎりは、何の脈絡もなく「セツメイセキニン」「セツメイセキニン」と言い続けるからだ。
まるで、カルト信者のように。

国民が、少し冷静になるまで待って、論点を理解しやすい土俵を設定して、そこで粛々と説明会見をするべきだ。

8は、経団連はこれまで民主党1億に対し自民党に27億も献金してきたが、その評価を見直すという話。
まだ明言していないが、参院選でも自民が惨敗した場合、経団連も自民を見限る可能性が出てきた。
この流れを見ると、今の時点で企業献金の全面禁止を決めてしまうのは、実は得策ではない。

経済界を揺さぶりながら、自民から引きはがし、少なくとも自民との信頼関係をガタガタにしてから、献金禁止を成立させた方がいい。

ところが、こういう事態になってくると、そんな悠長なことは言ってられない。
否が応でも、今国会で企業献金は禁止にせざるを得ない。
そうなったら、経済界は何が何でも自民党にしがみついて、ゾンビのように生き返らせようとするだろう。

そうした意味も、今回の不当逮捕にはあるようだ。


で、問題はこれからだ。

内閣支持率は、まだまだ戦える基盤を失っていないけれども、民主党内部のフラフラ分子が「小沢おろし」に動く可能性は、まだまだ大きい。
そして、そうした民主党内の動揺こそが、敵の最大の狙いであるとも言える。

渡部恒三や前原誠司などはどうしようもないとして、あとは彼らに近い連中がどう動くかだ。
政権をとる前の昨年とは、さすがに少し違うようなところも見受けられる。

石川議員の同期、「逮捕を考える会」結成
(2010.1.18 読売)

小沢グループのみでなく、前原グループや岡田グループやら横断的に参加している。
右翼的な松下政経塾出身が多いのが気になるが、昨年にはまったく見られなかった動きだ。

徹底対決! 民主が“検察リーク”対策チーム 小沢氏関連事件で
(2010.1.18 産経)

鳩山首相の「戦って下さい」は あたりまえの発言だ。
官僚にたいして戦うことを、国民は期待して鳩山政権を生み出したのではないのか?
官僚の横暴を許さないことは、正しい政治の姿ではないのか?

「戦ってください」という発言を問題視するマスゴミその他は、すべて横暴官僚のお先棒を担ぐ、提灯持ちにすぎない。
それを、堂々と宣言できない鳩山も情けないと言えば情けないが、何につけても、首根っこを捕まれないようにしながら時間を稼ぐのが鳩山戦略だから、仕方がないのかもしれない。
それにしても、もどかしいが。

マスゴミの大声にかき消されそうだけれども、結構国民は冷めた目で見ている。
この冷めた目が、再び政治不信、無関心になってしまうことが一番恐ろしい。
今の時代に、無関心はマゾヒズムに等しい。

声をあげ続けよう

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2010-01-16(Sat)

小沢一郎をめぐる攻防は他人事じゃない

時間がないので、簡潔に書いておく

これは、庶民と特権階級の、大決戦だ。

大げさに聞こえるだろうか?
いやいや、大げさだと思う気持ちの方を疑ってみた方がいい。

小沢氏の政治主張は、一貫している
「国民が働いて暮らしていける仕組みをつくる。」
「アメリカと対等にものが言えるようになる。」

私たち庶民の側からすれば、あったりまえのこと。
にもかかわらず、今まで何十年も実現しなかったこと。

なぜ実現しなかったのかというと、ひとつには、高度成長期とその後しばらくは、そこそこ食っていける社会だったから。
あえて、ゴリゴリ変革しなくても、何とか食っていけた。

ふたつめは、アメリカも日本を奴隷にする代わりにチョコレートも与えていた。
つまり、ひとつ目とふたつ目は表裏一体の関係だった。

そして、そういう時代を切り盛りしていたのが、官僚だった。
官僚が、特権を独占しつつ、そこそこ食っていける社会を運営していた。

しかし、時代はそんな悠長な時代ではなくなってしまった。
そこそこ食っていけるだけでも御の字というくらい、厳しい社会になった。
アメリカもチョコレートをくれるどころか、たんと太らせた日本をそろそろ食べ頃だと思っている。
仕組みを変えなくては、誰でも働いてそこそこ食っていける社会はできない。

それを、実現しようとしているのが、小沢一郎という政治家だ。

裏返して言えば、そういう仕組みを作れないと、日本でも革命が起きるかもしれない、という危機感が、小沢にはあるのだと思う。
それを避けて、そこそこ食っていける庶民と、そこそこ贅沢できる金持ちの社会にしたい、というのが二大政党制という考えだ。

これで良いかどうかは置いといて、そこそこでも食っていけない社会に足を突っ込んでしまった私たちは、やはり今は、小沢一郎を応援しようと思うのである。

ところが、時代の変化につれて仕組みを変えようと思うと、どうにもこうにも邪魔なものがいる。
これまでの仕組みを運営してきた官僚だ。

国民を「食わせる」代わりに、特権を独占してきたものだから、今さらその地位から離れたくない。
食わせられなくなったのだから、その権利を返上して、公務員としてしっかり働いてくれればいいのだけれども、そうはいかない人が多すぎる。

そうした権力の亡者の、トップに君臨するのが、検事総長だ。
検察権力という、権力の中の権力、強権力を手にしている、いわば官僚の守護神である。
それにもかかわらず、国民にも国会にも責任を負わない。
つまり、選挙でもなければ国会で選ばれるのでもない。

「これはいかん、検事総長を国会同意人事にしよう」、と言ったのが小沢一郎だ。

今回の小沢一郎への常軌を逸した攻撃は、まず第一にこれが原因だと思われる。
東京高等検察庁の検事長が、次の検事総長になるというコースは、1959年から20代も続いている。
さらに、その多くが、前々職は法務事務次官である。

これに手を入れようとしたのが、小沢一郎なのである。
それは、権力は国民に責任を負わなくてはならないという、小沢の原則主義でもあるが、なによりも、官僚の特権をはがしとっていくために、まずは守護神を押さえ込まなくては何も進まないという戦いであった。

だから、ある意味で、今回の事態は、小沢本人は想定内のことだろう。
戦いを挑んで、相手がすごすごと引き下がるとは、思っていなかったはずだ。
万全の準備をしていたはずで、まず何も証拠は出てこないだろう。

何も実態がないからこそ、マスコミリークという違法行為と、チンピラまがいの証人しかできないのだ。

たとえば、例の金沢敬という人物については、続々と情報が上がっている。

ラターシュに魅せられて 2010.1.14 

「気弱な地上げ屋」 は、このオトコを存じ上げております。
元雇い主より何歳か年上なんですね。
その・・元雇い主も・・北海道独特の・・よく言えば・・豪快。
・・正確に言えば・・チャランポラン・・そんな性格にあまり馴染めないように見えました。
議員バッジ付けたいばっかりに近づいてきた・・・そんな・・損得で動いてるな・・ってのが、ミエミエなオトコでした。
器量から言えば、村会議員のレベルですが、ご本人は永田町の赤絨毯を踏みたかったようです。
そりゃ無理です・・このナリですから (笑)。
元雇い主も・・判っちゃいたが・・・ハッキリ口に出せなかったようです。
ズルズルときちゃって・・・結局キレちゃった・・・ってコトですね。


また、ラターシュに魅せられての気弱な地上げ屋さんからは、当ブログにコメントもいただいている。

一度、お目にかかったことがある金沢氏とは別人だと思います(笑)。
だって、彼は「私は雇われ社長で、オーナーは怖い人・・なんです・・」って言ってましたから(笑)。
世の中、狭いようで・・広いですね(笑)


これは、言うまでもなく反語の表現。

ムネオ日記 2010.1.15 

 私も金沢なる者を知っている。石川代議士の私設秘書と言うが、後援者の一人で、石川事務所の手が足りないものだから、会合等に代理出席していた程度の人物だ。何か仰々(ぎょうぎょう)しく側近と言うべき様な人物ではない。
 おまけにこの金沢氏と石川代議士とは直接のパイプがあった訳ではない。元々は当時の公設第二秘書の江藤氏との人間関係で、江藤氏が金沢氏に「東京に行ってくれ」と頼み、上京したのである。
 石川代議士に東京に呼ばれたと言っているが、石川代議士は呼んではいない。この点でも、石川代議士に呼ばれたと言った金沢氏の発言はウソであると江藤氏は話している。
 おまけに江藤氏は、金沢氏の発言は8割方事実でないと言っていた。ボストンバッグは石川氏の洗濯物を入れていたものだそうである。
 この様な人物が検察に上申書を出しているそうだが、漫画チックな話ではないか。金沢氏がいかなる人物か、時が解決することだろう。


など、実際に知っている人からの話が流れはじめた。

こういう大人物が登場したことと、おそらくは石川氏の元私設秘書の池田光智が検察の恫喝にコケタことが、石川氏逮捕に踏み切った根拠なのだろうが、この程度で検察の勝利はおぼつかない。
石川氏を徹底的に脅して、あること無いこと証言させることが、検察側の唯一の戦術になっていると考えられる。

捕まって検察に締め上げられている人を支えるには、後から弾を撃つような真似を絶対にしないことだ。
共産党のように、すぐに権力と自己を一体化させてしまう態度は、捕まってウソの供述を強要されている石川氏を、向こう岸へ追いやる行為だ。
断じて許されない。

戦いである以上、一方を利すれば他方を害し、一方を害すれば他方を利するのである。
平和ボケした共産党は、とりあえずほうっておくが、いつの間にやら共産党よりも小沢一郎のほうが「革命的」になってしまったわけだ。

無血革命 と小沢はテレビ番組で宣言した。
まさに、今おきていることは、その渦中での内戦と言える。
実弾こそ飛びかっていないけれども、人の命がかっかってくる局面だって十分にありうる。

植草一秀氏の呼びかける「主権者国民レジスタンス戦線」、あるいは副島隆彦氏の言う「鳩山民主党政権を応援するための国民運動」が、リアリティをもっている。

そういう時代認識を持って、小沢一郎をめぐる攻防をとらえたい。


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2010-01-14(Thu)

陸山会をめぐる問題を解説してみる

陸山会の金の流れについて、あーだこーだ言っている人はたくさんいるが、騒がれている全容を把握している人は何人いるのだろうか?

マスコミ各紙が、得手勝手にいろんなことを書き、なんだか分からないが「小沢=悪人」というイメージを大盤振る舞いで振りまいているから、印象だけが残って中身は全然分からない という状態になっている。

そのなかで、ご丁寧に図入りで解説してくれているのが産経新聞だ。

rikun100114.jpg
産経新聞 2010.1.14 より)

曰く、7つの不記載、3つの原資不明金、一つの偽装工作を指摘している。
この図をもとに、いったい何が問題だというのか、本当に「問題」がそこにあるのか、検証してみたい。

ちょっと長くなるけれども、ここは一つガマンして読んでみていただきたい。


<A>
まず、①の4億円である。
銀行融資よりも土地代金の決済の方が数時間早かったため、その金はどこから出したんだ? という話。
これについては、ほぼ決着がついているようで、週刊朝日1.22号によれば、小沢一郎の奥さんの立て替えということだ。

半日間、現金を立て替えたことを、収支報告書に記載していなかったわけで、厳密な適法性はわからないが、どう考えても強制捜査したり起訴したりするような問題ではない。

<B>
つぎに、①の図にある「水谷建設5000万?」というのは、①の金の流れとの関係は何も証明されていない。
産経が都合の良いようにこの場所に書き入れただけ。
そのうえで、①との関係はともかく、水谷建設から裏金が5000万も流れていたのだろうか?

まず、確認しておかなくてはならないのは、水谷建設は検察に首根っこを捕まれている会社だと言うこと。
まあ検察の言うがまま、と見て間違いないだろう。
数々の汚職事件に手を染めている模様。

WIKI 水谷建設

こんな会社だから、鹿島に
「下請けに使おうとしても、小沢氏の事務所から『違う業者にしろ』といわれるかもしれない。よくお願いし、理解してもらってください」
などと、言われても不思議はない。
鹿島がそう言ったからと言って、小沢事務所が本当に介入したかどうかとは別の話であることは、言うまでもないが。

その水谷建設が、H16年に5000万、17年にも5000万現金で手渡したと証言しているわけだ。
これが本当ならば、とっくに小沢も秘書も逮捕されているはずだが、いまの時点では何の裏も取れていないということ。

<C>
②の土地代金の支払いについては、記載時期が2ヶ月ほど遅く、登記と同時になっている。
不記載ではなく、記載の遅れである。

会計的には間違いだが、これも強制捜査したり逮捕したりするような話だろうか??

<D>
定期預金を担保に融資を受けたのが、なにかオカシイのだろうか??

銀行の営業は、普段何をやってるか。
資金を貸し付けた会社に言って、「定期に協力してくれ」と頼んでいるではないか。
次に貸してもらうために、嫌々ながら協力しているのが、ほとんどの会社だろう。

そんなケースばかりでなく、会社などの組織は、手元資金を確保するために、お金を担保にお金を借りるということは、ごく普通にやっていることだ。
そのための金利を資金コストというのではなかったか。

こんなことしか「偽装工作」と言う材料がないのだとしたら、検察も相当手札が寂しいのかもしれない。

<E>
産経によれば、土地の決済をした日に、小沢氏の別の団体から陸山会の口座へ1億8千万移したという。

これも原資不明というが、3つの政治団体 と分かっているのではないか。
その政治団体にどうやってお金を貯めたのか まで言い出すと、あらゆる政治団体や資金団体も同様だ。
そんなことは、このケースでは法律上問題にはなるまい。

産経の記事にも、この関連政治団体の資金について、何らかの疑惑があるというような記述は 実は見あたらない。
原資不明と書くことによって、なんだか分からない「悪」のイメージを醸し出しているだけだ。

この1億8千万円と、もとから陸山会の口座にあった金で、定期預金を組み、それを担保に銀行から融資を受けたのである。
こうした資金繰りが、何の問題なのか?

個人でも、カードの引き落としのために、あっちの口座からこっちの口座に移動する なんて良くある話だ。
他の年の報告書を見ても、関連した政治団体から億単位で資金を移動している年がある。
ごく普通のことなのだと思われる。

また、領収書無しの手渡し ではなく、口座間の移動であることから、隠す意図はないことがわかる。
報告書にはたしかに記載が見あたらないので、これは修正すべきであるが、これまた、大騒ぎするようなことだろうか?

<F>
④の2.8億円の「架空寄付」については、17年の報告書を見ると、「民主党岩手県第4区総支部 1億3千万円」と「小沢一郎政経研究会 1億5千万円」のことだと思われる。

これも、各紙によって書き方がバラバラなのだが、共通しているのは匿名の「もと私設秘書」が 「実際はお金を動かしていなかった」と証言しているということ。
帳簿では入金なのに、実際はお金が入っていなかった という話。

これも、不思議だ。
実際に払ったお金の記述を、年をまたいで遅れただけのことで、いちいち架空寄付をする必要性がない。
すでに払ったお金が、帳簿上は残っているわけだから、この時点で帳簿上の現金が支払額に足りないのだとしたら、実際のお金は前年のうちに底をついてショートしていたはずだ。

それに、架空寄付だとすれば、未来永劫帳尻が合わなくなる。
考えられるのは、③の不記載を、④で遅れて記載したということではないのか。
金額が合わないのは、今の段階では何とも分からない。

③の金額が大きかったのか、他に同様の入金があったのか、④を間違えて多すぎる金額で処理したのか。
この点は、陸山会側がハッキリさせるべきだろう。
(とは言え、資料を全部とられているので、困難かもしれないが)

石川氏は、この一連の流れの後、17年7月に秘書をやめ、その後事務担当になった「名無しの元私設秘書」が17年分の報告書を作成したのであって、「名無しの元私設秘書」はこの時点では担当者ではなかったと思われる。
そういう人間が、「やりました」と言っていることは 注目に値する。

<G>
⑤と⑥はセットである。
これは、石川氏が小沢一郎から4億円を預かって、程なくして返却した というもの。

サスペンス劇場的な興味本位からは、たしかに何の金だか知りたくなるが、人のうちのサイフの中身を全部公開するのが政治資金規正法ではない。
短期間預かって返しただけでは、政治活動に関わる政治資金にならないため、
「特捜部は、05年分については小沢氏の個人資金をいったん陸山会に入れてすぐに出金していることから、陸山会の政治資金と認定するのは困難とみている模様だ。」(毎日新聞)。

ここにも「水谷建設」が登場するが、検察の犬である可能性については、<B>で書いたとおり。

<H>
⑦の4億というのは、結果的に土地購入に充てた銀行融資→小沢→陸山会 の4億を小沢個人に返した というもの。

しかし、これも報告書では小沢個人からの借入金残高は、16年末 4億9千万、17年末 2億6千万、18年末 3千5百万、19年末 7百万 である。
それに見あって、支出の金額もふくらんでおり、詳細は官報では分からないが、返済の記述はあるように見受けられる。

そもそも、19年の総収入は1億8千余りであり、もし4億円出金していたのならば、どこからか不明の金が入金されているはずで、そちらのほうが問題になると思われるのだが、これについては各紙とも何も書いていない。

少なくとも、新聞記者が、官報すら確認せずに記事を書いていることは間違いない。


以上、細々と追っかけて書いてみた。
もちろん、全部が全部わかっているわけではないし、陸山会側が説明すべき部分もある。
しかし、少なくとも今までのところ、大騒ぎして家宅捜索をするような問題は、表面化していない。

見れば見るほど、マスコミが何を騒いでいるのか分からない。
たとえば、人が殺されれば、そのことに怒りを覚え、声を上げるのだろう。
が、この「事件」では、いったい何が問題なのか??

結局は、「たぶん小沢はゼネコンから裏献金をもらっているだろう」という、根拠のない先入観から、資金の移動がすべて裏金に見えてしまう、という、枯れ尾花現象に過ぎない。


ちなみに、金沢敬という石川議員の元秘書についても、ちょっとだけ触れておく。
昨年3月に大久保秘書が逮捕されたとき、石川氏らと証拠隠滅を実行しましたと証言している。

この件で注意すべきは、先ほどの「名無しのもと私設秘書」にしても、この金沢敬にしても、元秘書に対して相当大がかりな圧力と、おそらくは買収がかかったことが想像される。
民主党は、該当する人間を徹底してフォローすると同時に、100人を超す元自民党秘書の現民主党秘書に対して、同様の圧力をかけまくるべきだ。

で、この新党北海道代表・金沢敬の言うことを真に受けるかどうかは、下記のごとき口コミを信じるかどうかと、大差ない。

(有)ふくまる についての口コミ
投稿者 匿名さん(北海道在住) 
投稿日時 2009-12-24 23:31:08

真偽のほどは分かりませんが、気を付けた方がいいと思います。

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/estate/1187818592/903

悪いことはいわないからアソコだけは絶対に止めとけ。
今どき珍しく家賃が自動引き落としでないのは銀行に払う手数料をケチっているから。
もし振込みが1日でも遅れようものなら社長みずから飛んできてドツキ回される。
電気、水道、ガスも上乗せしてボッタクっているらしい。

http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/9ea0cc78d572dac3fed6a5fecc8e3411/?disp=kuchikomi
酷いです! 返信数:0
投稿者:mar*mo2*2* さん 投稿日時:2009/12/02 17:46
賃貸物件の清掃は殆どナシ。入居直前の立会い確認「忙しくて連絡できなかった」と社長の都合から来ず。
確認すると「アンタみたいにヒマじゃないんだ!このクソババア!お前みたいな客の相手はしてられない!
金返すから(契約を)止めてくれ!オレは忙しい!ババア!」と罵り電話を切。契約期間が始まり入居する
1週間前の出来事。呆れた対応を平気でします。客商売とは思えない社長。酷いです!


ちなみに、この人が「客商売とは思えない社長」と言っている社長は 金沢敬という人だ。

*****************

長いのを書いてしまった。
これで、今夜は半徹夜決定!
ああ・・・

ふんばって仕事しなくちゃ

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2010-01-12(Tue)

日米密約の調査は本気モード

日米の密約に関する報告が2月下旬に延期されるようだ。
もともとは昨年の11月末にはレポートされるはずだったのだが、ここまで伸びているのはなぜだろうか。

新聞報道から推測することしかできないが、どうやら本気で調査しているせいのようだ。
この調査に対して、外務省から激烈な抵抗がされていることは、間違いないだろう。
もっと言うならば、外務省の中で「内戦」がおきているのかもしれない。

つまり、従米に染め抜かれた主流派と、アメリカに隷従することを苦々しく思ってきた反主流派がぶつかっているのではないか。
官僚が全面的に反抗したらなば、全く成果を上げることができないだろうから、それなりに情報を収集していると言うことは、そんなことを想像させる。

ただし、その流れがすべて国民のため、核を持ち込ませないため、沖縄から基地を追い出すためかというと、そうではないだろう。
むしろ、開き直って核も基地も自前で持つべきだ、という勢力もあるはずだ。

何よりも、今回の調査をしている有識者委員会の座長である北岡伸一氏がその代表である可能性が高い。
東大教授にして、コイズミ~フクダ時代に各種諮問委員をつとめ、コイズミ内閣の時には国連次席大使までやっている。
また、植民地経営に辣腕をふるった後藤新平に関する研究などもある。


そうしたことはふまえた上で、今回の調査は本気モードなのではないかと思われる。
ごまかす気ならば、「すべて処分されてしまいました」と言えばおしまいなのに、情報を小出しにしながら延々と引っ張っている。

そして、その情報小出しのタイミングが、日米が接触するタイミングとうまく合っているということ。
今回の延期発表も、岡田外相がハワイに向かうと同時に発表された。
その中身も、単に延期すると言うだけではなく、結構いろんなことがわかっている。

佐藤栄作首相とニクソン米大統領(いずれも当時)が交わした沖縄返還後の核再持ち込みを取り決めた密約について、密約文書を保管していた佐藤氏の次男、佐藤信二元運輸相から文書のコピーの提供を受けた(毎日新聞)

密約に関する多くの文書が破棄された痕跡がある。2001年4月の情報公開法施行前に、密約が明らかになることを恐れた外務省職員が破棄した可能性が高い(読売新聞)

旧大蔵省財政史室がまとめた「昭和財政史」(99年刊行)などで密約に関連する時期の記述が不自然に欠落していることに注目。実際には資料が財務省に残っている可能性がある(毎日新聞)


各紙は部分的にしか報道しないけれども、まとめてみると結構進んでいるということがわかる。
手の内をすべて晒してから交渉に入るのではなく、小出しにしつつジワジワいくのは正しい方法かと思われる。

表だって見える範囲で、鳩山内閣がアメリカと交渉する材料は、この密約調査と名護市長選挙だ。
市長選は誰が見ても影響絶大なのはまちがいない。
では、この密約がアメリカに対して圧力になるのだろうか。
アメリカではすでに公開されているものもあり、いまさら公開しても痛くもかゆくもないだろう、という議論もある。
だが、二重の意味でそれは違うと思う。

ひとつは、アメリカでどれだけ公開されているのか、国民にはいまだ明確になっていない。
それを一覧にまとめ、一目瞭然にするだけでも意味がある。
そうした、意味のあることをするんだ という意思表示こそが、飼い犬が手を咬むことになるだろう。

二つ目には、対アメリカというよりは、アメリカに寄りかかって権勢をふるってきた勢力のダメージは絶大だということ。
自民党というものが、この65年間何をしてきたのか。その中身が赤裸々になる。
7月の参議院選にも、非常に大きな力を発揮するだろう。

同時に、これは民主党内部にも効いている。
前原国交大臣や長島政務官のような連中には、この密約公開はイタイはずだ。
これまでのようにアメリカべったりの発言をすれば、密約をしてきたヤツらと同列に見られるからだ。

普天間基地の問題について、「年内年内」と騒いでいたのを、なんとか押さえきって5月まできっちり検討することになったのは、この密約調査があったからだと思われる。

そして、国内のアメリカのポチ勢力を押さえてしまうと、これを使って勢力を保ってきた米政権内の「知日」派の出る幕が無くなる。

そんなこんなで、日米密約の調査は、鳩山政権の通奏低音のようなもので、いろんな分野にじわじわっとプレッシャーをかけながら、目立たないけれども力になっている。

岡田との会談に臨むクリントンも、日本のマスコミのように「早期決着で政権交代の成果を印象づける岡田氏の狙いがさらに後退した格好だ。(共同)」とは思わないはずだ。
まだやるか・・・ と日本の本気モードに少々嫌気をさしている という感じはないだろうか。



********

さてさて、年末年始をはさんで、なかなか記事を書けない状態が続いている。
ひとつには、景気が悪すぎて、コマネズミのように走り回らなくては生きていけないということもある。
もう一つは、鳩山政権になってからの動きは、そうとう深読みしないと理解できない ということもある。
簡単に書けないのである。

少なくとも、ハッキリしているのは、日本史上初の民意による政権を活かさなくてはならないということ。
そのためには、7月の参議院でより強い意思表示をすること。

あの60年年代の激動の時代にも安泰だった自民党が、ひっくり返って瀕死の状態であるというこの現実を、ひっくりかえしてた私たち自身が一番分かっていない。
敵は、年末から意を決して総反撃にかかっている。

所詮民主党なんて・・・ と言うは易いが、いまやそれしか残っていない、いや、残してこれなかったのだから、その遺産をどう活かすか しかない。

なんとも難しい時代だけれども、「面白くこともなき世を面白く」 で行ってみよう。


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2010-01-01(Fri)

年初の誓い

世界中のみなさま あけましておめでとうございます

2010年がどうなるのか 誰にもわかりません

政治の世界は参院選を焦点に進んでいくのでしょうが、単純な道のりではなさそうです。
政権交代に直面して右往左往していた反動勢力が、年末を迎える頃から足並みをそろえ、一斉に反撃に転じています。

政権交代は、いろいろな場所で、いろいろな事情で、生活や将来の不安を抱える人々の大きなうねりでした。
しかし、それは反面、組織的な運動や攻勢ではありませんでした。

それに対し、いま一斉に動き出した反動は、明らかに何十年間にもわたって組織され、地縁血縁に始まり国際的な巨大利権までの様々な利害関係に根ざした大運動です。
その迫力は、政権交代を実現した民意のうねりを上回るものがあるといえるでしょう。

民主党や社民党や国民新党に、こうした大反動にたいする備えを望むのは無理というものです。
昨年9月まで、かろうじて民意の受け皿を残したというだけで、それなりに「よくやった」と言うべきで、それ以上を望むのは高望み、無い物ねだりです。

その意味では、なんとかかんとか、ここまで土俵を割らずに残している鳩山政権は、良くやっているのだと思います。
問題は、これからです。

鳩山政権の、第一の課題は「情報発信」です。
これは、前の記事に書いたとおり。
政策は、できることもできないこともあるはず。
しかし、情報発信は自分がやればいいことなので、絶対にやらなくてはなりません。
それほど予算もかかりません。

ツイッターやユーチューブなど、結構やっているようですが、もっともっと広い層に伝わるように、また、国民を巻き込んで行く方向で、情報発信と情報収集をしていただきたい。
逆に言うと、それ以外の特効薬はないでしょう。

なぜ、情報発信が最重要かというと、政権交代の原動力であり後ろ盾は「民意」だからです。
鳩山政権が民意を失ってしまったら、巨大な反動に抗することはできません。
丸裸のケンカになったら、大人と子どもの戦いになってしまう。
民意こそが、鳩山政権の鎧甲であり波動砲でありスペシウム光線なんです。
(って、歳がばれるか)

では、ひるがえって、私たち民意の「民」は何をしたらいいのでしょうか。
デモや集会も大事です。
署名活動も良いことだと思います。
しかし、一番大事なのは「しゃべる」ことではないでしょうか。

私の回りでは、忘年会の話題に政治の話が出てきました。
起業家のグループでは、民主党はあまり人気がありません。
やはり、これからビッグになってやる! という方々には、福祉や機会均等なんかよりも選良主義のコイズミ時代のほうが良かったみたいです。

別の建築関係の集まりでは、小沢氏を古い自民党政治の典型として論じる人たちがいました。
建築業界にいると、利権政治はごく身近なものです。毎日のように目にする光景なのです。それは私でもわかります。
だからこそ利権政治を心底嫌う良心的な人たちは、コイズミが利権政治を打破したというマスコミの宣伝(デマゴーグ)を信じてしまうのです。
非常に潔癖であるが故に、利権の小沢が最悪で、それを壊したコイズミが一番マシだというマジックからいまだに抜け出せないのです。
こういう人も、たくさんいるのだと思います。

選良主義の人たちに、鳩山政権を支持してくれと言うのは、これは無理かも知れません。
それでも、アメリカにものを言う総理大臣は鳩山由紀夫が初めてじゃないか、というと、「う~ん」と一瞬だけでも言葉に詰まるようです。

小沢が最悪だと思っている人も、では誰が政権交代の受け皿を残したの? 他に誰がいた? と聞くと「それはどうやけど・・・」と否定することはできません。

ケンカするほど言い合う必要はないでしょう。
でも、声なき声から「声ある声」に発展させる必要はある。そう思うのです。

民意という言葉の裏側には、顔がない多くの声、つまり声なき声という意味合いが感じられます。
昨秋の政権交代は、まさに声なき声の成し遂げた成果でした。
この声なき声を「声ある声」に。
まずは、それが私たち民意の「民」がする第一歩でしょう。

それを支え、声が声になっていくことを、恥ずかしくない、怖くない、と思えるようにするためにこそ、鳩山政権はジャンジャン情報発信をしたもらいたいのです。
面白い意見はドンドンとりあげて、国会に招待してもらいたいのです。

「俺、このあいだ鳩山さんに招待されて国会行ってきちゃった」なんていう会話が、その辺の居酒屋で普通にされてほしいのです。
もちろん、すべて良しではなくって、注文や批判も当然その中にはあるわけです。

こうした、政権と民の相互関係、言ってみればボケとツッコミがうまく機能すること。
これが、参議院選に向けての、最大の課題です。


鳩山政権の第二の課題は、参与でもなんでもいいので、仕事のできる人を政権にひっぱることです。
たぶん、このまま行くと政務三役は過労死しかねません。
国交省の副大臣になった馬淵さんのメルマガを長いこと拝読していますが、野党時代からあれだけ精力的に活動していた人が、副大臣になったからの忙しさは桁違いのご様子です。

官僚に面従腹背され、大臣以下たった数人の政務三役で切り回すのは、実際問題ムリでしょう。
それを見越して、批判を承知で財務省に権力を集中したのは、やむを得ない苦肉の策であったと思います。
案の定、藤井大臣は倒れてしまいました。

このままでは、第二第三の藤井大臣が出てくるでしょう。
そうなったら、最後には官僚が兵糧攻めで勝利を納めることになります。

参与でも顧問でもいいので、実際に仕事のできる人を登用することです。
事務次官の三分の一以下の給料で、喜んで働いてくれる人が幾らでもいるはずです。
専門知識や技術のいらない仕事は、有償ボランティアを募ったらどうでしょう。
寝泊まりする場所も確保すれば、ホームレスや失業の対策にもなります。

敗戦直後を除いて、戦後はじめて大臣が働いているのです。
大臣室でふんぞり返ってハンコを押しているというイメージだった大臣というものが、ホオがこけて青白い顔をした寝ぼけ眼のおじさんになってしまいました。
これは、子どもの教育上も悪くない話です。

でも、あまり過酷な状態が長く続くと、長妻さんや北沢さんのように官僚の軍門に下る人が増えていくにちがいありません。
さもなくば、過労で入院するかです。

少なくとも、今の数倍の人数を各省に入れて、若い官僚を引き上げたり、どうしようもない高官を飛ばしたりするくらいの人事権を発動できるくらいの余裕を持たなくてはなりません。

それと、官僚に対して非常に大きな権限をもった部署があります。
会計検査院です。
これは、日銀と並んで権力の暴走を食い止める役目でもあるので、政府が会計検査院を完全にコントロールするのは問題があるけれども、本来の役目を果たさせるという意味では、使える組織のはずです。
行政刷新会議なんて言うものは、会計検査院がちゃんと機能していたら必要ないのです。

コントロールするのは良くないけれども、ちゃんと働かせることは可能です。
検査官は、国会の同意を得て内閣が任命することになっているし、職務上の義務に違反したら国会の決議で罷免することができます。

そういえば、社民党のマニフェストには、会計検査院の機能強化ということが書かれていました。
官僚の面従腹背に対しては、会計検査院をぶつけるべきです。

もうひとつ、大きな権限をもっているのが、人事院です。
官僚のカネを抑えることができるのが会計検査院ならば、官僚のヒト、つまり自身の処遇を握っているのが人事院です。
これまた、任命権は基本的に内閣にあるので、ふざけた人事官はバッサバッサと切って捨てれば、官僚は震え上がるはずです。

限られた人材を、もっとも効果の大きなところに配置して、官僚を働く気にさせることが肝要です。
なんだかんだ言っても、官僚に働いてもらわなくては、今のところ日本のシステムは立ちゆきません。
システムが立ちゆかないと、その原因が官僚のサボタージュであっても,国民の目には鳩山政権の無能と映ってしまいます。
少なくとも、マスコミはこぞってそういう報道を大合唱します。

やる気のある官僚を納得させられるだけの人材を各省に投入すること、やる気のない、というか、反対向きにやる気を燃やしている官僚を切り飛ばすだけの権限を確保すること、これが、鳩山政権がやらなくちゃならない第二の課題だと思うのです。

政治のことを書いているうちに、こんな時間になってしまいました。
年頭にあたって、もっともっと書きたいことがあります。
また、日を改めて書くことにします。

まずは、今年も語り続けること、口を閉じないことを、年初の誓いにしたいと思います。


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