2010-09-29(Wed)

長島昭久の建白書を読んでみる・・(最悪だ!)

右翼を気取る、実はアメリカンエージェントの長島昭久が、最悪の建白書なるものを、まるで日本の意見のような顔をして世界中にばらまいているという。

とんでもないことだ。

以下、産経新聞に掲載された全文を見てみる。

<>内は、私のコメント。

「尖閣周辺で日米共同軍事演習を」 民主党の長島前防衛政務官ら43人が「建白書」
2010.9.27 産経新聞 より引用

 「菅政権への建白書-国益の旗を堂々と掲げ、戦略的外交へ舵を切れ」
             民主党衆参国会議員有志
    平成22年9月27日

1.はじめに

 沖縄県尖閣諸島沖で起こった中国漁船衝突事案をめぐる今回の結末は、日清戦争後の三国干渉に匹敵する国難である。日本国の政治家、いや、日本国民として、まさに痛恨の極みである。しかし、同時に、すべての責めを現政権にのみ帰することもできないと考える。すなわち、台頭する中国への戦略的な対応を怠り、我が国領土への理不尽な挑戦を拒否する断固たる姿勢を欠いたこれまでの日本政治そのものが招いた危機であったといわざるを得ない。


<三国干渉とは、日本が中国の遼東半島をぶんどったことに対し、フランス、ドイツ、ロシアがダメ出しをしたこと。今回の件を三国干渉に例えるというということは、尖閣は遼東半島と同じように本当は中国の領土と言いたいようだ、この人たちは。>


 したがって、私たちは単なる現政権批判には与しない。もちろん、国民の間に「弱腰」「屈従」という非難が巻き起こっていることも認識している。同時に、その苦渋の決断に至るまでには、政府でなければ知り得ない判断材料があったことも想像に難くない。にもかかわらず、今回政府が危機回避を企図して行った一連の措置は、少なくとも3つ意味で将来に禍根を残すものであったとの深刻な憂慮を禁じ得ない。

<何を言っているのか分からない。批判するならする、政権にすり寄るならすり寄る。はっきりしなさい。>

2.事案解決における3つの憂慮

 第一に、あくまでも法と証拠に基づいて粛々と法執行を貫徹すべき検察が、「今後の日中関係」という高度な政治判断を行うなどということは、本来あってはならないことである。従って、政治的な意志決定なしに行政機関たる検察が独断で判断したと信じている国民は殆(ほとん)どおらず、総理はじめ閣僚が「検察の判断」と繰り返すことは却って責任転嫁との批判を免れない。このように中国からの圧力によって国内法秩序が歪められてしまったことは、今後、類似の事案における法執行に悪影響を与えるおそれがある。


<そもそも、前例のない「逮捕」という行為に出たことには、ひと言も触れないのか? 前原のように「逮捕は当然」とまだ言うのか、それとも、域外退去を優先すべきだったと言うのか。立場を意図的に隠す卑怯な戦略>


 第二に、今回のような事案の解決には、短期的な危機回避とともに、中長期的な東シナ海の海洋秩序づくりという視点が必要であったが、その点でも政府の意識は希薄であったといわざるを得ない。不透明な決着は、結果として、日本の尖閣領有という歴史的事実を真っ向から否定する中国政府の主張を明確に拒否できなかったと取られかねない。延いては、将来的な域内秩序の形成における我が国の役割に暗い影を落とすことになった。とくに、近年南シナ海で中国の圧迫を受けてきたASEAN諸国は、今回の日本の対応を注視していたであろうから、この結末に大いなる失望を抱いているに違いない。

<東シナ海の盟主になろうというのか、この人たちは。さりげなく、こんなことを言って、話を大きくして中国を余計に刺激しようという、姑息な意図がミエミエ>

 第三に、この2週間余りの海外メディアによる報道ぶりを振り返ったとき、とくに国際世論に対し、我が国の領有権主張と国内法秩序をめぐる一連の措置の正当性を理解してもらうべきであったが、確かな支持を獲得するためのパブリック・ディプロマシーの努力が決定的に欠如していたことは甚だ遺憾である。

<そもそもアメリカ主導のマッチポンプに乗っておきながら、「理解してもらう」なんてあったもんじゃない>


3.今後の課題

 今回の結末は、我が国の国力の実態と対中戦略の欠如という現状を鋭く反映している。長年にわたり、尖閣諸島に対する不十分な実効支配を放置し、レアアース等戦略資源の供給や市場を中国に過度に依存し続け、「戦略的互恵関係」という抽象的なスローガンに胡座をかいて、増大する中国の経済力や影響力に対し長期的な視点で具体的な関与戦略を構築して来なかったツケを一気に支払わされたと解さざるを得ない。


<戦略的互恵関係までを否定し、とことん中国とケンカするつもりなのか。この43人は本気でそう思っているのか>


 そこで、今回の教訓を「臥薪嘗胆」として、以下、今後政府が優先的に取り組むべき課題を列挙し、提言としたい。

<臥薪嘗胆 がどんなに悲惨な歴史を招いてきたのか、知ってて言うのならば犯罪的。知らずに言うのならばアホ>

<参考:故事成語 臥薪嘗胆 http://www3.kcn.ne.jp/~jarry/koji/kj049.html>


 ○総合的安全保障体制の確立 官邸を中心に、軍事安全保障、経済安全保障、資源エネルギー安全保障、食料安全保障、情報安全保障の5本柱を包括する総合安全保障戦略を策定、実施していく体制を早急に確立すべき。とくに日米同盟の深化と並行して、我が国の自主防衛態勢の強化を急ぐべき。

<米軍を補強するための自主防衛 という最悪の選択>


 ○ロシア、ASEAN、中央アジアへの関与戦略の確立 中国との友好関係を堅持すべきことは当然であるが、過度な中国依存を避けると同時に対中牽制の意味(現代の「遠交近攻」策)から、ロシアとは、早期に平和条約を締結し、シベリア・サハリン(樺太)開発や対中央アジアへの共同支援などを通じ戦略的提携を急ぐべき。また、「世界の工場としての中国」の代替になり得るASEANへのインフラ整備と投資促進の支援を強化すべき。

<遠交近攻 って 何を言っているのか分かってるのか? 中国は敵だ と宣言しているのと同じだ>


 ○日中関係の根本的見直し 船長釈放以後もなお謝罪と賠償を求めるなど、理不尽かつ不誠実な姿勢を続ける中国政府に対し、拘束中の4人の民間人を即時釈放し、報復措置を全面解除するように求めるとともに、この機会に日中の「戦略的互恵関係」の具体的な意義と内容について再検討すべき。

<根本的に日中関係を悪化させよと煽っている。馬鹿かこいつら>


 ○戦略資源の供給リスクの分散化 レアアース等の備蓄体制の強化とともに、資源エネルギー安全保障戦略の速やかな策定と実行を図るべき。また、中国の日本に対するレアアース等の禁輸措置が確認された場合には、WTOに早急に提訴すべき。

<そんなことは、日中関係を破壊しなくてもできること>


 ○南西方面の防衛体制の強化 『防衛計画の大綱』見直しプロセスおよび日米同盟深化の協議を通じて、沖縄本島を中心とした南西諸島方面への一層の防衛態勢の強化を図るべき。併せて、海上自衛隊(および米海軍)および海上保安庁による海洋警備体制の強化を図るべき。また、できるだけ早い段階で、尖閣諸島の周辺で日米共同の軍事演習を展開すべき。

<どこまで挑発すれば気が済むんだ。もっとも、アメリカは乗ってこない。自分でやると危ないから、日本にケンカさせているんだから>


 ○尖閣諸島における実効支配の確立 早急に、現状の民間人所有による私有地借り上げ方式を改め、国が買い取る形で国有地に転換し、灯台や警戒監視レーダーなど構造物の設置を進めるべき。

<まず、君たちが住んでみたらいかが>


 ○西太平洋における海洋秩序の構築 域内諸国のシーレーンが通る東シナ海および南シナ海における航行の自由を確保するため、米国やASEAN、韓国、豪州などと協調し、海洋秩序に関する国際的な枠組み作りに着手すべき。

<漁船一隻で、ここまで言うか>


 ○日中間の危機管理メカニズムの構築 日中間の危機における対話のための管理メカニズムを構築し、海上における偶発的な事故防止、危険回避システムを確立すべき。

<あれだけ煽っておいて、対話のメカニズムをどうやって作るんだ。メカニズムを壊しているのは君たちだ>


 4.結語

 本事案は、国家としての尊厳について我々に鋭く問いかけていると思う。いたづらに政府対応を批判するのではなく、臥薪嘗胆を旨として、将来にわたり凛として自立する国家を目指し、今こそ国民的議論と行動を興すべき時である。


<だから、臥薪嘗胆は、未来永劫に渡って憎悪の連鎖で殺しあいを続けていく という意味なんだってば>

     ◇

 有志43人

 代表世話人 吉良州司▽長島昭久

 賛同国会議員 近藤洋介▽古本伸一郎▽田村謙治▽石関貴史▽金子洋一▽北神圭朗▽鷲尾英一郎▽石井登志郎▽梅村聡▽大西健介▽緒方林太郎▽岡田康裕▽風間直樹▽勝又恒一郎▽神山洋介▽木村剛司▽熊田篤嗣▽坂口岳洋▽柴橋正直▽杉本和巳▽菅川洋▽高橋昭一▽高邑勉▽玉木雄一郎▽中後淳▽道休誠一郎▽長尾敬▽中野渡詔子▽中林美恵子▽橋本博明▽畑浩治▽初鹿明博▽花咲宏基▽福島伸享▽藤田大助▽三村和也▽向山好一▽村上史好▽森山浩行▽山本剛正▽渡辺義彦(敬称略)


<日中間の危機を煽ってアメリカの袖にすがる政治屋と、それにマンマと騙された政治のわからん政治家もどきの一覧でした>

(引用以上)


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2010-09-27(Mon)

だれが平和を守るのか


今回の尖閣問題で、「自主防衛」論が盛り上がっている。

ツイッター大王(?)の岩上安身さん然り、決然と内閣を去った原口さん然り。

たしかに、アメリカに守ってもらうという幻想(日米安保)が、全ての戦後を作り出してきた。
良い意味では平和で戦争がなかったと言われ、悪い意味では対米従属を骨身にたたき込まれたと言われる。

悪い方の意味は確かにその通りだ。
今の日本社会に影響力のある政治、行政(官僚)、経済、マスコミ、司法、そのすべてがアメリカ抜きでは夜も日も明けない。

では、良い意味のほうは言葉通りとっても良いのだろうか。
愚かな戦争の後、アメリカによって日本が武装解除されたのは間違いない。
負けても往生際の悪い連中に対して、今の憲法を押しつけたのもアメリカだ。
敗戦後も獄中に放置された政治犯を、真っ先に解放したのもアメリカだった。

これを、どうとらえるか、が大事なのだと思う。
武装解除し、憲法を押しつけ、政治犯を解放したことについて、「余計なことをしやがって」と怒るのか、「アメリカさんありがとう」と感謝するのか。

日本の主流は、長らく「アメリカさんありがとう」だった。
これは、自民党から共産党まで、共通している。
建前はともかく、本音は皆そうだった。

そんななかで、「余計なことをしやがって」と怒る連中は、反米右翼といわれた。
分かりやすく言えば、あの愚かな戦争を正しい戦争だったと言い張る馬鹿者どものこと。
この連中は、自民党の一部や、裏社会や宗教の姿をとって、隠然と勢力を保ってきた。

1980年代までの日本は、およそそういう構図だった。


■■

だが、ここで日本人は大反省をするべきだと、私は思う。

武装解除され、憲法を押しつけられ、政治犯の解放もしてもらったアメリカに対して、「ありがとう」と「けしからん」だけしか、ないのか??

日本の文化は恥の文化だとか言うけれども、なんでこのときに「恥ずかしい」と思わなかったのだろうか。

戦争を食い止めることもできなかった。
ゲンバクを二つも落とされるまで止めさせることもできなかった。
旧泰然たる政治家に任せっきりで名実ともに新しい憲法を自分たちで作ることもできなかった。
戦争に反対してつかまっていた政治犯を自分たちで解放することも忘れていた。
戦争犯罪人を自ら裁くこともできなかった。

つまり、戦争を反省することができなかった。

日本人は戦争を反省していない。
反戦をいう人ですら、その多くが反省していない。
その証拠が、終戦 という言い方だ。

自分たちの力で終わらせることすらできなかった、という痛切な反省がないから、平気で「終戦」なんていう言葉を使う。
憲法を押しつけられたことで、くだらないプライドを傷つけられたことなどどうでもいい。
それよりも、かろうじて戦犯をのがれた戦争時のままの政治家を引きずり下ろして、自分たちの力で新憲法、平和憲法を作れなかったことを、恥と痛みをもって反省するべきだ。

政治犯の解放を忘れていた、ということは、本当に日本民衆史の汚点だ。
戦争を終わらせられたとき、日本の民衆がいかに無策であったか、無力であったかということを、如実に示している。

東京裁判も、反米右翼は批判するのがダイスキだ。
しかし、私の言いたい批判は中身が違う。
なんで、日本の民衆も被告であると同時に原告として臨めなかったのか。
戦争に引っ張り込んだ張本人を、引きずり出して八つ裂きにするくらいの気持ちをもてなかったのか。

なによりも、天皇の責任を不問にしたことが、諸悪の根源だ。
こんなアイマイなことを国家の柱として押し通してしまったから、戦後の日本はアイマイの国になってしまった。
本音と建て前を使い分けるのがアタリマエの国になってしまった。
一番エライ人が一番汚いことをする、一番汚いことをした人が一番偉そうにする、という心の底の共通認識ができてしまった。

そうして、日本人は反省をせずに、形だけ転換した。
昨日まで鬼畜米英を叫んでいた教師が、民主主義を教え始めた。
戦争を反省しなかったのは、なにも反米右翼ばかりではなかったのだ。

きっちりと血のにじむ反省していれば、実はアメリカが戦争を仕掛けたということも堂々と指摘できるし、どの国に対しても言うべきことは言える。
それをしていないから、そもそも恥という観念のない反米右翼以外は、ものの言えない従属的な国民性を身につけてしまった。


■■

では、血のにじむ反省の行き着く先はどこなのか。

私は、それはたしかに「自主防衛」なのだとおもう。
ただし、「自主」は本当に「自分」だ。
誰かがやってくれるのではなく、「自分」だ。

「防衛」する対象もまた、「自分」だ。
国というアイマイなものではない。

民主主義において、国というのは手段であって目的ではない。
and that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth
リンカーンは、南北戦争の戦没者の追悼でこの演説をした。
for the people なのであって、for the nation ではない。

リンカーンを正当化するつもりではなく、この時代から、民主主義を標榜するのであれば、国は目的ではなく手段だったということ。
だから、防衛する対象は、断じて国ではない。民衆であり、そのひとりである「自分」だ。

自衛隊が武器をもった官僚組織であることは、旧日本軍から変わらない。
「後から俺も行く」と言って特攻隊を無駄死にさせた挙げ句、自衛隊の幹部や国会議員に収まった連中がどれだけいるか。
沖縄で住民を盾にして生き延びた軍事官僚がどれだけいたことか。
「満州」で開拓民を置き去りにしてわれ勝ちに逃げ出したのは、どこの国の軍事官僚だったか。

霞ヶ関官僚も検察官僚も、これほどに非道い実態を目の当たりにしながら、軍事官僚だけが純粋に国民の平和を願っているなんて、どうやったら信じられるのだろうか。
軍事官僚の自衛隊が、自分たちを守ってくれるなんて思うのは大間違いだ。
地震のときは役に立つかもしれないが、武器を持って動き出したら、優先されるのは自分たちの省益だ。
省益と自己保身しか頭の中にないのは、自衛隊だろうが霞ヶ関だろうが検察だろうが、みな一緒。


■■

政治主導というのは、すなわち民主主義ということ。
選挙で選ばれた国民に責任のある国会議員が主導する という意味。

しかし実態は、霞ヶ関にも検察にも、ちょっとやそっとでは踏み込めない。
鳩山が敗れ小沢が敗れ、菅は卑屈に頭を垂れる。
まして、武器をもった軍事官僚に、どうやって国会議員が主導するのか。

民主主義の軍隊というものが存在し得るのか。
あるいは、し得ないのか。

普天間問題、尖閣問題など、政権交代効果もあってこれまで如何に日本がアメリカに隷属してきたかと言うことが明らかになってきた。
同時に、日本という国が、定見のないフラフラの国であることも、いやでも目に付くようになってきた。

これは良いことでもある。
これをきっかけに、65年ぶりに日本人は反省をすることができる。
そうして、はじめて自分の足でたつ国民になることができる。

しかし、反省をすっ飛ばして、一足飛びに「自主防衛」に行ってしまうことにも危機感を覚える。
反省なき自主防衛は、国体護持になる。
for the nation なのであって、for the people ではない。

言っている本人の意図にかかわらず、かならずそうなる。
なぜならば、自衛隊は軍事官僚だからだ。

「自主防衛」を言う人たちの多くは、官僚支配を打破しようと努力している人たちだ。
だから、是非とも、目を見開いて、自衛隊=軍事官僚 という現実を見ていただきたい。

どうか、自主防衛=自衛隊増強 という愚論に与しないよう 切に願いたい。

今考えるべきは、民主主義における「自主防衛」って何なのか、逃げずに考えること。
尖閣の問題から逃げ回る社民党では、平和を語ることはできない。
反中感情を煽ったり、日米安保にすがりついたり、自衛隊の増強を唱えたり、でなはい、民衆の「自主防衛」とは何なのか、向き合う必要がある。


最後に、以前の記事をリンクしておく。
未読の方は、ご一読を。

脱落リベラルの会が結成?

65年前の今日、広島に原爆は落ちたのか?


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2010-09-25(Sat)

中国人船長の問題は、前原の自作自演だろう

海上保安庁は、国土交通省の中にある。
その海上保安庁が、中国の船長を逮捕したのは、前原誠司が国交大臣をしていた時だった。

中国との交渉にあたるのは、もちろん外務省の役目だ。
逮捕して勾留延長までした中国の船長を、突然釈放したのは、前原誠司が外務大臣になった時だった。

那覇地検が
「我が国国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、身柄を拘束して捜査を続けることは相当でない」
と言って、法律よりも日中関係が優先すると宣言したのは、柳田稔という電力労連が支持母体で法律の素人が法務大臣になった時だった。

それに先だって、オバマ大統領にすり寄って、すげなく袖にされたのは、国民の7割が支持しているらしい菅直人だった。

菅直人  私の内閣は日米同盟を基軸としていく。
オバマ   アジア太平洋の安全保障について日米で協力したい。そのためには中国の協力も重要だ。

時事通信 2010.9.24 より引用)

23日の日米首脳会談、他紙はこの部分を意図的に報じなかったが、非常に重要な一幕だった。
おそらく、このひと言で、菅直人は船長を釈放を決めたのではないか。


要するに、今回の尖閣諸島をめぐる中国船長の問題は、アメリカンエージェントである前原誠司のマッチポンプ、自作自演であった可能性が高い。

これまでは黙認状態であった尖閣周辺での漁船を逮捕して見せておいて、最悪の実に杜撰なやり方で釈放する。
これで、日本は中国に逆らえない、実質的に傘下に入ったと同然だ。
少なくとも、日中の政治家やものの分かっている人間は、そのような印象をもったはずだ。

それこそが、アメリカンエージェントである前原誠司の狙いであったのだろう。
素人の法務大臣と、自分では何も決められない総理大臣を据えておいて、那覇地検に「おまえら責任取れるのか」とちょっと脅かせば、ただでさえビビっている検察のことだから、泡を食って釈放する。

しかも、マスゴミは流石にこの釈放をオカシイと言っているが、その向かう先は首相と官房長官だけ。
一番の当事者でもあるはずの外務大臣、前原誠司には矛先が向かない。
「どこまで国を貶(おとし)めるのか」と書く産経ですらそうだ。

むしろ、前原は原則論を言っていたのに、菅と仙谷が裏で地検に手を回した、という印象操作をしている。

この流れをよく見ずに、いたずらに反中感情に身を任せると、かえって敵の術中にはまってしまう。
今回の事件は、アメリカと中国では話がついていたはずだ。
それに基づいて、エージェント前原が、日本中を振り回して、その流れに引っ張り込んでしまったのである。

菅と仙谷は、これからもしばらくは、憎まれ役をせっせと押しつけられるだろう。
悪いことは全部この二人のせいにされ、おそらくは年度末には使い捨てにされる。

逆に言うと、それだけ悪いことがこれからおきてくる。
そのために、当選させてもらったのが、菅直人なのであるから。

そうして、さんざん悪巧みを裏で仕組んだエージェントが、まるで正義の味方のような顔をして、来年の春には新首相になるという筋書きだろう。

最悪のシナリオは、「粛々と」進行している。


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2010-09-22(Wed)

徹底的に「序列」をたたき込まれる菅政権

旧来の利権にしがみつく勢力と、アメリカ奴隷の「改革」勢力の野合である菅政権。

共通項は「反小沢」。
しかし、それ以外は水と油である。

その野合政権が、二つの国からマウンティングをされている。
旧利権勢力はアメリカから、アメリカ奴隷は中国から。

F15戦闘機も普天間使用へ
2010年 09月 21日 ロイター

この重大ニュースを沖縄2紙と共同以外の国内メディアでは報じていない。

米軍F15戦闘機も普天間使用へ 嘉手納改修、地元は反発
2010.9.21 共同

(略) 発表を受け、伊波洋一宜野湾市長は「『世界一危険』と言われる飛行場で、慣れない航空機を運用することは危険や爆音被害をさらに増やす」と反発し、同時に「政府は黙認せず、使うべきではないと米側に毅然と伝えるべきだ」と強調した。県側も、嘉手納基地所属機の普天間飛行場使用は認められないとの立場を示している。

(引用以上)

辺野古新基地の利権にしがみつく勢力は、なんで今こんなことを・・・ と涙ながらに屈辱感を噛みしめているだろう。
こんな仕打ちをされて、抗議もできない菅内閣の実態が、沖縄県知事選を前にして赤裸々になるからだ。

一方、中国からは、言わずと知れた尖閣(釣魚台)。

体よく国交相をゲットした馬淵澄夫お大臣が、「諸般の事情で」などとさっそく「官僚そっくりさん」ぶりを発揮しているが、何のことはない中国から袖にされたのである。

日中首脳会談「適切でない」=ビデオ証拠能力を疑問視-中国
2010.9.21 時事

菅直人を筆頭に、仙谷、前原、馬淵、どの面も中国に頭が上がらない。
前原は元右翼として、当初は突っ張ろうとしたが、ご主人様に押さえ込まれた。

もとより、私は反中右翼ではない。
尖閣諸島がどうやこうやという議論にも積極的な興味はない。

が、原則論は、佐藤優氏や天木直人氏の言うとおり、中国は中国の言いたいことをいい、日本は日本の言いたいことを言う、ということだろう。
そして、粛々と落ち着くところに落ち着く かと思われた。
だが、現実はそんなものではない。

マウンティングを試みる中国に対し、菅政権は背中を丸めて尻を差し出している。
長年のご主人様であるアメリカのみならず、覇権の「試用期間」である中国に対しても早々に従属を示唆している。

DSC_2414a.jpg

その裏にあるのは、もちろん大旦那様のご意向だ。

日中は対話通じて関係改善を~米政府高官
2010年9月21日 日テレ
 沖縄・尖閣諸島沖での衝突事件を受けて日本と中国の間で緊張が高まっていることについて、アメリカ政府高官が20日、日中両国に対話を呼びかけた。

 「複雑な状況を認識し、日中両国が対話を継続することが、問題解決に向けた最善の方法だ」-スタインバーグ国務副長官は20日、「良好な日中関係はアメリカの国益にもかなう」と指摘し、日中両国に対して、対話を通じて関係改善を図るよう求めた。ただ、尖閣諸島の領有権については具体的な言及を避けた。

 一方、日米関係の会合で講演したバイデン副大統領は、アメリカが中国と良好な関係を築くためには、日本との関係が基盤となるとの考えを示した。

(引用以上)

さらにその裏には

人民元:7日連続で最高値 米に元高を容認する姿勢強調
2010.9.21 毎日

その挙げ句、とどのつまりはこれだ

米政府、思いやり予算大幅増を要求へ 「対中戦略経費」と強気
2010.9.22 産経

アメリカは中国との対話をお奨めなのに、思いやり予算は「対中戦略」なのだそうだ。
菅内閣は、「在日米軍のエコ対策」というブラックユーモアを口実に、誠実に要求に応えるだろう。

こんな菅内閣を作り上げた民主党議員たちは、歴史に残る責任を負わなくてはならない。
それは、本人の主観とは無関係に、冷酷に刻印される。


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2010-09-18(Sat)

このところ嫌なことが続いたので・・・



ニコニコ動画で般若心経が ロック版日本語訳+初音ミク という取り合わせで大ブレーク中

これ以外にも色んなアレンジがあって、なかなか面白い

聞いてみて、良かったのは、

【ニコニコ動画】【初音ミク】 般若心経ハードコア 【アレンジ】

本職の人にはふざけてると怒られるかもしれないが、今まで何回も聞いたり読んだりしたことのある般若心経が、いちばんシックリ聞こえるのは何でなんだろう。

これを聞いていたら、30年以上前のことを思いだした。
パンクというかノイズと称していたUKのバンドのレコードをよく仲間と聴いていた。
この声とそっくりだった。そして、なぜか酒を飲みながら聞くと心地よかった。

何か深いところで引っかかってしまったものに、届け届けと伸ばす指先は繊細で荒々しい。
経というのは、長く人間のなかにあって、そんなチカラを蓄えてきたのかもしれない。

2010-09-18(Sat)

現実味を増した「恐怖の前原ヒーロー化計画」 【普天間問題】

前のつまらない記事で、前原誠司を防衛大臣と予測した。
もちろん、私も第一予想は外務大臣だった。
負け惜しみじゃなくて(笑)

なぜ、あえて防衛大臣にしたかというと、ここが大きな分岐点だと思ったから。
防衛大臣は、超巨大な防衛利権、在日米軍利権の中枢である。
これが、純アメリカンとして動こうとする前原の手枷足枷になる。

もし、菅直人を取り巻く政治(利権)屋集団が強ければ、前原は防衛大臣になると読んだ。

逆に、前原が外務大臣になった場合は、アメリカンパワーが利権や集団をしのいだということ。
しのいだというのは正確ではない。
本気になれば勝負は瞬時に決まるのであって、まさにアメリカンパワーが本気になった、ということだ。

maehara.jpg

そして、前原が外務大臣になったということは、何らかの形で「成果」をだすということだ。
すくなくとも、アメリカンパワーはその方向で動く。

そもそも、表向きなんの後ろ盾もない48歳の前原が、これほど党内のプレゼンスを持っているのは不思議だと思わないか。
高坂正堯の弟子だとか、パナソニック政経塾だとか、そんな類は掃いて捨てるほどいるなかで、なんでコイツは特別なんだ? と誰も疑問に思わないのだろうか。

おそらく1994年に日本新党を分裂させ非自民連立政権崩壊の一端を担ったころから、2005年に民主党の代表になるまでは、アメリカンパワーすなわちジャパンハンドラーズの庇護の元に大事に大事に育てられていたのではないかと推察する。

ところが、もともと右翼的な思想を持っている前原は、代表になって調子に乗りすぎた。
牛肉の問題とかアメリカにとって不利になるようなことまでやり始めたので、一度お灸を据えられた。
言わずとしれた「偽メール問題」だ。

躁鬱病で苦しんでいたと言われる永田寿康を捨て駒にして、民主党の自滅劇が演じられた。
主演は永田であったが、同格の助演は前原であり、これは意図的であったと思わざるを得ない。
つまり、自滅せよと言う指令があったと思われる。
使い捨てられた永田氏は、昨年の正月に「自殺」した。

これに懲りた前原は、一層忠実な、仙谷の言い方を借りれば、「プラグマチックにリアリズムに基づき」従米を貫くようになった。
そして迎えた今日なのであろう。


さて、現在、前原の記者会見で岩上氏が質問した。
アーミテージの「県知事選いかんでは、普天間移設は不可能」という発言について。
前原は、質問をかわしながら、日米合意の原則論だけを答えた。

その次のニコニコ動画七尾氏の質問に対して、一番重視しているのは「経済外交」と。
なるほど、防衛外交はもう二の次。
いかにカネを渡すか、が指令なのだ。

琉球新報の記者からも辺野古移設について、皮肉たっぷりの質問。
前原の過去発言を踏まえてどうか。
政権とったら仕方ない という答え。
やはり原則論。まったく踏み込まない。

その他、北方領土も竹島も、まったく教科書読み的な答え。
期待していた右翼連中は肩すかしだ。


以上の内容からも、言えることは、前原は日本のカネをアメリカに貢ぐことを使命として、外務大臣になった。
財務省や金融庁や防衛省を、指令に従わせるためのコマンダーとして、外務大臣に指名された。

その脈絡で普天間問題を考えると、やはり「道具」に使われる可能性を考えざるを得ない。

はたともこさんも、ツイートしてくれているように、以前の記事で「前原が普天間返還のヒーローに祭り上げられる」危険性について書いた。

 恐怖のストーリー「前原ヒーロー化計画」

辺野古に変わる何らかの負担を沖縄に強いたうえに、「経済外交」として巨大なアメリカへのプレゼントを献上し、そうした裏切りの全てを、普天間「無条件」返還という大ニュースで覆い隠す。
隠すどころか、マスゴミの大扇動によって、前原が国民的ヒーローになる。
さすがの沖縄県民でも、多くの人が騙されるかもしれない。

このストーリーが進むかどうかの一つの指標は、辺野古絶対反対の伊波候補と、玉虫色の仲井眞現職の他に、第3の候補が立てられるかどうかであろう。
上記の筋書きを本気で進めるのであれば、第3の候補は、絶対に立てさせないだろう。

民主の沖縄県連と国民新党にたいし、陰に陽に圧力をかけて、やらせない。
そうすれば、結果は、万が一仲井眞氏が勝ったとしても、選挙戦を通じて相当のところまで言質を取られるだろうから、そう簡単に推進とはならない。

もし、仲井眞氏がどっかの国の首相のように、コロッと裏切るようなことがあれば、沖縄は大変な騒動になる。
むしろ、こんな事態になった方が、なおさら辺野古建設は困難になる。

もちろん、伊波氏が勝てば、自衛隊の治安出動でもしない限り、まず建設なんてできやしない。

ところが、第3の候補を立てると、反対派は二分されるので、仲井眞氏はやや推進よりの発言もできるようになる。
それで当選すれば、時を経ずして条件付推進に転換することは容易である。


もちろん、知事選には伊波さんに当選してもらいたいと、心から願っている。

ただ、そうしたトンデモない、日本をまるごとフライドチキンにしてアメリカのエサにするための、テコとして普天間問題が使われる可能性も、頭に入れておきたい。

普天間の返還と、辺野古の奪還を願いつつ、同時にその裏の動きまで目を配りたい。


前原が外務大臣になったということは、そういう意味をもっていると、私は考える。
そんなことを、できれば考えたくなかったので、ついつい前原は防衛大臣かという予測を書いたけれども、やはり現実はそんなに甘くはなかった。


この流れで行くと、近い将来、第2第3の守屋武昌事件がおきるだろう。
古い防衛利権にしがみついて、アメリカの利害に逆らう者は、次々と粛正される。

また、危ないのは日銀だ。
ジャンジャン円を刷って米国債を買わせなくてはならないのに、白川総裁はなかなか言うことを聞かない。
このまま行くと、白川氏のスキャンダルとか、ノイローゼになってどっかから飛び降りたとか、トイレでクビを吊ったとか、あまり聞きたくない話が飛び込んで来やしないか、実に心配である。


第2次菅内閣は、単に反小沢とか脱小沢とか、そんなレベルの話じゃなくて、「日本まるごとフライドチキン化」内閣らしい、ということが、前原の外務大臣就任で分かってきた。

その深刻な受け止めをしたうえで、これからの流れを見守りたい。


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2010-09-17(Fri)

かってに組閣ゲーム

ネットやテレビで菅の顔を見る度に気分が悪くなる。
あの、ウヨウヨと泳ぐ目つきが気持ち悪い。

とは言え、しばらくはこのスイミング・アイがこの国の首相らしいから、観念するしかない。
明日には、人事が決まると言うことだから、今のうちに遊んでおこう。

勝手に組閣ゲーム

決まっちゃったのはどうでもいいから

防衛大臣 前原誠司(純アメリカン)

国土交通大臣・沖縄担当大臣 馬渕澄夫(次世代転向組のホープ)

外務大臣 武正公一 (アメリカと中国の板挟みで捨て駒)

法務大臣 枝野幸夫 と思ったけれど幹事長代理に降格らしい
     ならば 細川律夫(選対副本部長で弁護士ときたもんだ)

文部科学大臣 小宮山洋子(原発推進を認めるなら大臣にしてあげるよ) 

環境大臣 藤原正司(東京電力ですから 原発バリバリ)

厚労大臣 山井和則(長妻は菅にすり寄ったけど小うるさくて官僚が嫌がるから)

少子化担当大臣 なんと辻元清美

農水大臣 山田正彦 留任(ヨロン対策に一人くらいは小沢支持者を残しておこう)

経産大臣 直嶋正行 留任(トヨタですから)

環境大臣 小沢鋭仁 留任(原発お好きですから)

国家戦略室 寺田学(顔は売れているのでほんの形だけ)


あ~あ だんだんつまらなくなってきたので、やめた。


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2010-09-15(Wed)

まず現実を見ることから 【菅政権】

時間がないけれども、二つの記事を紹介しておきたい。

どちらも、当ブログを見ている人ならば既に読んでるかもしれないが、見落としのないように。

田中良紹の「国会探検」
やはり「政治文化」を変える必要がある

The Journal 2010.9.15

(略) 今回の選挙で勝利した菅氏は党員・サポーター、地方議員、国会議員のいずれでも勝利した。もし国会議員票だけ小沢氏が勝つようなことになれば、メディアは「民主党議員は世論と乖離している」と猛烈に攻撃しただろう。後に混乱をもたらすようなややこしい勝ち方はさせないのが永田町である。
(略)

 選挙で小沢氏の政治手法を批判した以上、政権運営で小沢氏に協力を要請することは難しい。そうなると来年度予算を成立させるためには自民党に協力してもらうしかない。大連立と言えば世間から批判を浴びるから、裏でこっそり手を組むのである。昔の自民党と社会党の関係再現である。表で激しく批判し、国会で激突して見せたが、自民党と社会党はしっかり手を組んでいた。国民の判断を誤らせるために存在するメディアが報道しなかっただけである。
(略)

 菅氏をはじめ前原氏や枝野氏などはかつて自民党と連立を組んだ経験がある。自さ社の連立政権で、細川政権から自民党が政権を奪い返した時に重要な役割を演じた。その時の自民党の中心人物は加藤紘一氏であり、現在の谷垣総裁の後見役として控えている。

 「テレビ用の幹事長」に就任した石原伸晃氏が「菅政権となら手を組める」と口走ったそうだが、それはそういう話が進行していることを伺わせる。

(以下略)


 まさに、菅勢力こそが 「旧勢力」であることを喝破している点で、注目に値する。55年体制への執着、アメリカの庇護の元でおこぼれを預かってオイシイ思いをすることに、どこまでもすがりつく「旧勢力」。

 また、この中の、「ややこしい勝ち方はさせない」というフレーズは意味深だ。

ということで、気弱な地上げ屋さんの登場

菅総理再選! 雪崩を打って寝返る・・四十七士。
それは・・12時15分から始まった。


(略)
「なんだよ? 確かなスジって? 予め予想してたとおり・・選管事務局がリークしたの?」
「ウチの議員のトコに・・ついさっき電話があったんです。 エエ・・・菅選対の○○です。 こんなこと言ってたそうです」

もう、そっちにも廻ってると思うけど・・。
出所は知らないが・・
どういうわけだか、党員・サポーター投票結果が出回ってるね?
聞いてるでしょ?
驚いたね?
オザワさんは50ポイントしか取れてないそうじゃない?
もうチョット取れると思ったけどね・・・。
ウチは250ポイントだから・・・
ここだけで200ポイント差。
地方議員はそれほど差はついてないそうだけど・・
それでも20ポイント差だってさ。
この220のポイント差は大きいよね?
国会議員110人分だよ。
議員票は、そっちが優勢なのは判ってるけど・・
110は開いてないでしょ?
今・・・、将来がある人たちを一生懸命説得してるんだけど・・
負け戦に馳せ参じるほど義理無いんじゃないの?
選挙をちょこっと手伝ってもらっただけでしょ?
誰がなんと書いたかなんて・・判らないんだから・・・
コッチにお出でよ!
キミのことは・・総理も心配してるんだよ・・・。

(以下略)

だいぶん話が具体的になってきた。

しかし、民主と自民の「旧勢力」が、小沢氏言うところの「地下茎」でつながって旧態依然たる政治に回帰していくというシナリオは、うまくはいかない。

もし、本当にそれ一本の人事をやるならば、日本の首相は結局「コロコロと」することになることだろう。


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2010-09-15(Wed)

またしても露骨な反小沢人事はあるか

これからの数日、民主党内は、小沢VS菅ではなく、これまで菅陣営だった者たちの内紛が始まるだろう。

菅陣営の多数派は、国民の生活はおろか、政治や思想ですら関心なく、ポストと利権と次の選挙の当落にしか関心のない連中が占めている。

官僚と結託することが、一番自らを安泰にすると言うことを、1年の間に学習した職業政治屋だ。

その一方で、前原誠司のような真性アメリカンエージェントと言うべき人間もいる。
この連中を、ただの職業政治屋と思っていたら、大間違い。
アメリカにしたがうという自分の使命に関してはブレない。

私の想像では、仙谷由人が職業政治屋を代表し、前原誠司がアメリカンエージェントを代表しているのではないか。

職業政治屋は、あくまでも反小沢、脱小沢を目指すだろう。
小沢一郎を名誉顧問か何かに祭り上げて、閣僚も党人事も、徹底的に報復人事を貫きたい。

しかし、前原は少々違う動きをはじめている。

前原国交相「国民の声、多くの議員が聞いた結果」菅氏再選
2010/9/14 日経

 前原誠司国土交通相は14日午後のテレビ朝日番組で、民主党の代表選で菅直人首相が再選されたことについて「今の総理を軽々に変えるべきではない。3カ月前に政治とカネの問題で辞めた人を認めるのはいかがなものか。そういった(国民の)声を多くの国会議員が聞いて判断した結果だと思う」と述べた。

 今後については「適材適所で政権交代の果実をしっかりと着実に実行していくに尽きる。(反小沢・脱小沢という)変な対立軸はまったく考えていない」と強調した。


(以下略)

いわば反小沢の旗手ともいえる前原にしては、おかしな発言だ。

「(国民の)声を多くの国会議員が聞いて判断した」という言い方にしても、聞きようによっては、「菅直人を積極的に支持したワケじゃない」と聞こえないこともない。

菅直人のチカラと政策は、前原たちのボスには評判が悪いのだ。
菅では、これから始まるアメリカからの強硬な要求に対して、右往左往するばかりで、アメリカにとっても益がないと見ている。
三ヶ月の間に、愛想を尽かされたのである。

要求されれば、あっさりとハイ!と答えるだろうが、それが国民にばれて非難ゴウゴウとなれば、あわててやっぱりダメと言い出しかねない。
それを、永遠に行ったり来たり繰り返す。

要するに、自分の保身しか頭にない。あまりに無能なのである。
そのことは、この代表戦を通じて、菅陣営の人間を含めて、よくよく分かってしまった。
菅直人と同レベルの人間はともかく、善悪は別にして、何らかの使命をもって政治に臨んでいる人間には、イヤと言うほど分かったはずだ。


分かりやすく言うと、アメリカは「たんまりと手切れ金をよこせ」と言っている。
それにたいして、職業政治屋は、これまでの利権にしがみついて、未練がましくアメリカの袖にすがっている。
アメリカは、「ええい はなさんか!」てなもんである。

ところが、前原たち忠実なるエージェントは、しっかりと手切れ金を払うために邁進するつもりだ。
手切れを前提にしつつ、しかし、国民の財産をガッポリと貢ぐことが使命だ。

これに対して、小沢氏が言ってきたことは、「手切れを前提に、少しでも手切れ金を少なくする」ということだ。

職業政治屋では、アメリカが「もう面倒見きれん」といくら言っても言うことを聞かないし、小沢ではゴリゴリと減額交渉してしまう。前原らにすれば、どちらも困るけれども、どちらかだけにするわけにいかない。


人事には、小沢氏を支持した陣営の意見はまったく入らないだろうが、菅陣営の中にも、かような対立がある。
これが、数日の間にキズを深めていくだろう。


それに加えて、代表戦でやらかした「ありとあらゆること」が表沙汰になってくる。
とくに、党員サポータ票の扱いについては、疑惑の嵐である。

きっこさんはじめ、多くの人が指摘しているように、投票率が異常に低い。
66.9%という、一般の国政選挙並みの投票率というのは、にわかに信じられない。

もともと政治に関心がある人の集団で、自分の一票が総理大臣を選べるというのに、3分の1が棄権するなんて、あり得ない。

前回の2002年よりも投票率が上がっているなんて読売は書いているが、政権交代は夢のまた夢だったころの代表戦と、首相を選ぶ代表戦を、同列で比較すること自体どうかしている。

もともとの34万人がウソなのか、往復葉書の郵送を大量にしていなかったか、そうでなければ投票された葉書がどこかへ消えたとしか考えられない。

11日必着というのも、やけに早すぎて不自然。
封書ではなく葉書というのも不用意すぎる。
開票を、投票日の午前1時からやっていたのも不自然。
議員が投票するまでに、サポータの結果は判明していたのである。

非公開と言ったって、第3者の選管ではなく、身内が情報管理しているのだ。
ばれない方がオカシイ。

こうした不思議なことが、ざっくざっくと出てくる。


もう一つおまけに、菅支持の議員の多くは、エサにつられて投票したのだから、エサを与えないとどう転ぶか分からない。
当選したまでは良いが、その後まで飼い続けるのは大変だ。


菅直人は、こうした状態で組閣と党人事をしなければならない。
この困難な問題を一人で解ける人間ならば、アメリカに愛想を尽かされたりはしない。
どう転んでも、独力で人事はできない。
できるはずがない。

当選直後の祝賀パーティーでも、「今日はそれ以上言うなとクギを刺されているので」と言ったらしい。
いったい、誰に釘を刺されたのか?

最後は、仙谷由人の勢力と、前原誠司の勢力に挟まれて、悶絶するであろう。
結果がどう出るかは分かりようもない。
が、それ次第では、もう一波乱ありそうな気がする。


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2010-09-14(Tue)

あきらめない 

菅直人が、これからも日本の首相をすることになった。

様々な疑惑は尽きないけれども、よほどのことがない限りひっくり返ることはない。

この季節外れのブリザードのような情報を前にして、立ちすくんでいるのは、きっと私だけではないだろう。

そして、その多くの人は、こういう選択をした民主党というものに、愛想をつかしているだろう。

政権交代したって、結局こうなってしまうじゃないか。もう、どうでもいい。

そう、感じている人は、全国に数え切れないくらいいるだろう。

しかし、ここで投げたら終わりだ。

これから5年10年と、苦しい人はますます苦しく、何とかやっている人でも崖っぷちに追い込まれる。

いや、5年も余裕はないかもしれない。

だから、あきらめない。

詳しいことは改めて書きたい。今はひと言。

あきらめない。


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2010-09-14(Tue)

菅陣営に重大な「党員買収」疑惑

ツイッターをチェックしていたら、驚愕の証言が!

8月25日、『生活困ってるでしょ?300万振り込んであげるから好きなもの買いなさい』BY安住淳選対本部長。『結構です。』BY ME。

河上みつえさんのつぶやきより

河上さんは、7月の参議院選で党本部からも京都府連からもシカトされ、落選した。

これについて、同じく安住からこう言われたという。

そもそも私が現執行部を不信の理由:『そもそも勝てるはずがない選挙に出たあなたも悪いでしょう』BY安住淳選対本部長

azumi.jpg

元NHK政治部記者である安住淳は、機密費でなんでもカタがつくという環境で育ってきたのだろうか。

もし、代表戦で小沢一郎が勝利したとすると、菅陣営が一番先にやることは、官房機密費に関する書類の廃棄であろう。
しかし、犯行現場に指紋が残っていないのと同じで、無いということが即ち「何かある」ことを語っている。
もし小沢一郎が勝利すれば、すべて明らかにすることができるが、万が一現政権が続くことになれば、数十年は機密費は機密のままだ。

民主党の議員さん
こんな政治を続けていていいんですか?

こんなことをするために、政権交代したんですか?

あなたの一票は、とてつもなく重いのです。
勝ち馬に載るような愚かな選択をしたときは、かならずその報いを受けるはずです。

信念に基づいて、国民の生活のための選択をしてください。

2010-09-13(Mon)

名護市議選 反対派大勝利について 【普天間・辺野古】

前の記事でも追記したように、注目の名護市議会議員選で、反対派が過半数を占めた。
27議席中 反対派18 容認派9 。
これまでは稲嶺市長は少数与党で、大変厳しい立場だったが、これで晴れて全面的な名護市民の付託をうけたことになる。

ちなみに与党16 野党11だけれども、琉球新報によれば、野党にも反対派が2人いるので、18vs9 ということらしい。

容認派と密かに通じていた菅内閣には大打撃だ。
名護市民にかくれてコソコソと蠢いていた前原誠司は、己の無力さにうちひしがれていることだろう。

〈統一地方選〉名護市議選 移設反対 与党が圧勝
2010.9.13 琉球新報

nagoshigisen.jpg
(翁長久美子候補)

移設ノーに追い風 名護市議選
2010.9.13 沖縄タイムス

(略)
(容認派候補に関して) 民主党政権で代替施設の位置や工法など詳細は決まっておらず、さらに飛行ルート拡大やオスプレイ配備などこれまでの容認の前提が崩れる状況。宮城さんは「行政委員会で協議し、稲嶺市長とも交渉を重ねたい」と意気込む。一方、野党系少数の結果に「(容認という)地元の意見を取り入れてもらうのはより難しくなった」と声を落とした。

(以下略)

ここで注目すべきは、「飛行ルートの拡大」「オスプレイ配備」である。

普天間移設 「オスプレイを配備」 協議で米側明言、ルート変更求める
2010.8.29 毎日東京版

 米軍普天間飛行場の移設先を巡って、代替施設の配置や工法を検討する日米外務・防衛当局の専門家協議で、米側が沖縄に垂直離着陸機MV22オスプレイを配備する方針を明言し、06年に合意した滑走路2本の「V字案」での飛行ルートを変更するよう求めていたことが28日、分かった。政府関係者が明らかにした。日本政府はオスプレイ配備は決定していないとの立場で、ヘリコプターを想定した現在の飛行ルートをオスプレイ配備に合わせて変更することに難色を示している。

(以下略)

隠蔽体質を批判 普天間協議で米側、新型輸送機の説明要求
2010.8.29 産経

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、代替施設に新型の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備を計画する米政府が、計画公表を拒む日本政府の隠蔽(いんぺい)体質を批判していることが29日、分かった。

(以下略)

こうして、アメリカ側の意を受けた某官僚のリークによって、菅内閣が国民に秘密にしようとしていたオスプレイ配備とV字案への回帰が、明らかになった。
岡田や北澤も、さすがに隠しきれなくなり、居直り会見をやらかした。

8月末という、名護市議会選挙と民主党代表選挙の直前に、これが意図的にリークされたことの意味は大きい。

今回の、名護市における反対派大勝利に、この情報が明らかになったことは、明らかに影響を与えている。
迷っている市民に、さいごの一押しになったに違いない。

なぜ、市議選をまってからリークしなかったのか。
そのくらいの狡いことは、アメリカは得意中の得意のはずだ。

そんな疑問を抱えているところに、もうひとつの論考が。

「民主党政権は臆せず普天間日米交渉のやり直しを求めよ!」
ヴォーゲル・ジュニアが語る“ジャパン・アズ・ナンバースリー”時代の安全保障論
~スティーヴン・ヴォーゲル カリフォルニア大学教授インタビュー

2010.9.13 ダイアモンドオンライン

(略)
 実際、「沖縄に海兵隊は必要ない」と主張する専門家もいるが、米国政府はそれを海兵隊のトップになかなか言えない事情がある。これは日米関係だけの問題ではなく、日本の国内政治、米国の国内政治、それに米軍陸・海・空・海兵の統合運用体制の問題なのである。

――大統領はなぜ「在日米軍を縮小する」と言えないのか。

 大統領が「在日米軍の規模を半分に縮小しよう」と言った場合、どこをどう切るかが問題となる。海兵隊を切ろうとすれば、当然海兵隊のトップが反発するだろうし、陸・海・空軍との関係も悪化する可能性がある。イラク、アフガニスタンの戦争を抱えるオバマ大統領としてはいま米軍内の問題を起こしたくないので、「普天間基地移設問題は従来の合意案に従ってほしい」と日本側に迫っているのだろう。


(以下略)

つまり、オバマは自分からは在日米軍の縮小を言えないので、日本側から強く交渉して欲しいのではないか。
そうすれば、オバマは「日本のせいにして」軍を説得できる。

これはまさに 小沢一郎の「沖縄の海兵隊は要らないというのはアメリカの考えでもある」という主張と、ぴったり一致する。

そのためには、もちろん日本側が、利権やハンドラーズ(いわゆる知日派)のネットワークを打ち破る強力な政治力が必要になる。
地元もオバマも要らない と言っても、その中間に、腐るほど多くの利権集団が挟まっている。これらを取り除かなくてはならないのだ。
その力を欠片も持たない菅政権には、オバマはうんざりしているのではないか。

それが、明らかに反対派に有利になる情報のリークとなったのだろう。

それにしても、名護市民の明確な意思表示は重い。

何度もくり返しになるが、民主党の議員諸氏は、この時代の流れをしっかりと受け止めて、14日の代表選に臨んでいただきたい。

ここで踏み外す一歩は、奈落の底への一歩だと知っていただきたい。


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2010-09-13(Mon)

毎日新聞は吐いた言葉は消えないことを知れ【民主代表選】

民主党代表選も、さすがに2日前になってマスゴミも慎重になってきた。

いま、どちらかを一方的に応援したり追い落としたりすることは、どのような結果になってもその責任を問われかねないからだ。

ところが、毎日新聞だけは、そんなことお構いなしで、ヒステリックと言っていいほどの小沢落としを叫び続けている。

以下は、全て12日の毎日の記事だ

反射鏡:「貧困な選択肢」を前にした民主党の憂うつ=論説委員・岸本正人

(略) 小沢政治で何より問題なのは「カネ」と「恐怖政治」である。それらの淵源(えんげん)は、小沢氏がかつて身を置いた自民党田中派、竹下派にある。その統治原理は、利益団体と太いパイプを持ち、政治の果実を分配する見返りにカネと票を吸い上げる経済統治システムと、刃向かう勢力を数の力学で鎮圧する政治統治スタイルだった。

(略) 「政治とカネ」で被告人となる可能性のある小沢氏を選ぶのか、「頼りない」イメージが定着し「小沢氏忌避」の世論頼みの菅氏に投票するのか--。古い自民党の体質を受け継ぐ小沢氏か、それとも、自民党の政治・政策に軸足を移そうとする菅氏か--。


(以下略)

岸本正人という論説委員は、小沢氏を「恐怖政治」とまで言い切った責任から、金輪際逃れることはできない。

そもそも、ほんものの「恐怖政治」ではないことを知っているから、岸本某は気軽にこんな記事を書くのだろう。
本当に「恐怖政治」だったら、命がけだ。


社説:無利子国債 国が損をするだけだ

民主党の代表選で小沢一郎前幹事長が無利子国債に言及し、その余波が広がっている。
(略)
脱税目的の資金を政府が救済するに等しく、一度限りと政府が言っても、再度の救済を期待しアングラマネーを増殖させることになりかねないという批判もある。
(略)
無利子国債の発行は、国に不利に働く。それなら、普通の国債を発行すればいいということではないか。
(略)
資産家層を多少優遇したとしても、そこから出てくるお金で景気がよくなれば、一般の人たちも恩恵を受けられる。小泉政権下で金融・経済財政担当相の竹中平蔵氏が推し進めた構造改革の考え方と似ている。


(以下略)

私も、一般的な無利子国債は賛成できないが、小沢氏の言うものは、少々別物だ。
その検証もなしに、このような決めつけで小沢氏の政策を批判したつもりになっている。

内容を勝手に想像して、それで罵詈雑言を投げかけるのが、毎日の社説の作法なのだろうか。


社説:論調観測 海外の民主党代表選報道 【論説委員・福本容子】


 米紙ニューヨーク・タイムズは(略)「12カ月で3人目だ。こんなに短命では、とても新たな政策を打ち出すとか、ましてや成果を上げるなどということはできない。どの国であっても同じだ」
(略)

 「民主党議員は親分への盲従ではなく勇気ある選択を」と踏み込んだのは英誌エコノミスト(9月4日号)だ。(略)有権者の支持率で菅直人首相が圧倒的に上回ることや、民主党議員の多くが小沢一郎前幹事長の選挙対策のお陰で当選していることなどに言及したうえで、「日本の将来のためにも、小沢氏と小沢氏が象徴するものすべてを拒絶すべきだ」
(略)

 同誌は「ダークサイド(闇)」と題した別の記事で(略)「小沢氏を支持し続ける人たちの支持理由こそ、今回の選挙が日本にとっていかに重要か、そして今後問題となり得るかを示している。原則より実利、目に見える政治より密室で取引する古い政治を好んでいるということのようだ」

 一方、米紙ワシントン・ポストは特に日米関係の観点から日本の短命政権と小沢氏の代表選当選に懸念を表している。(略)

 小沢氏が米軍普天間飛行場の移設問題で米政府と再交渉する可能性を示唆したことから、「日米関係が再び基地再編論議に集中するようでは、他の重要な問題で前進の望みようがない」

(以下略)
fukumoto.jpg(福本論説委員)


小沢氏を揶揄している昨日のウォールストリートジャーナルの記事ですら、ここまでの罵詈雑言が並んでいる訳ではない。

日本のキングメーカー、ついに首相の座に動く

福本洋子という論説委員も、これだけ一方的な記事を、この時期に書いた責任は消えない。
よくよく憶えておかれるがいい。

さすがの朝日も、読売、日経、共同、時事も、ここまで露骨な記事は、投票直前のこの時期には書いていない。

が、

民主代表選:菅氏リード保つ 終盤情勢 【竹島一登】

と、露骨に菅氏有利との大見出しが、今日の毎日の朝刊トップを飾った。

竹島一登という記者は、日本の歴史に自分が何をしたのか、おそらく自覚していないだろう。
そんな程度の時代認識しかないような人間が、衰えたとはいえ自称360万部の新聞のトップ記事を書くことは、本来許されないことだろう。

まあそれにしても、12日の紙面のなかだけで、これほどの小沢たたきを繰り広げる毎日新聞とは何なのか?

経営危機説、創価学会の聖教新聞の印刷でかろうじて生き延びている説、官房機密費どっぷり説、いずれも証拠はないから「説」としておくが、毎日の作法に従うのなら、この「説」も取り払っていいのではないかと思えてしまう。


最後に、もっとも多数の人の意見を反映している世論調査を紹介しておこう。

Yahooニュース 民主代表選 どちらの候補がいい?



これは、Yahooリサーチが調査しているもので、25万人の母数がある。
よく引き合いにだされるYahoo政治のアンケートとは別物。

9月1日の調査開始時には、菅支持70%、小沢支持20%
3日前に平野貞夫さんが紹介していたときには、菅支持46%、小沢支持44%

そして、ついに僅差ながら逆転した。

同じ日に、毎日新聞は、これまでと同様の小沢たたきを、紙面せましと繰り広げた。
この責任から、毎日新聞は、決して逃れることはできない。

そして、万が一にもこうした扇動記事に載せられて目を曇らせる民主党員がいたとしたら、その人々も同罪である。
くれぐれも、国民の生活を第一に、(自らの目先の利益を第一に ではなく)考えて、投票をしていただきたい。

民主党員に、日本の行く末が、好むと好まざるとにかかわらず、かかっている。
その、歴史的な使命感を全身に感じて、14日を迎えていただきたい。


※追記

名護市議選で、辺野古移設反対の議員が圧勝した。

名護市議選、与党が圧勝 普天間移設困難に
2010年9月13日 琉球新報

辺野古移設に反対する稲嶺進市長を支える与党が圧勝し、多数を占めることが確定した。(略)
米軍普天間飛行場の名護市移設は一層困難な状況となり、日米政府に衝撃を与えそうだ。


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(引用以上)

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2010-09-11(Sat)

朝日新聞の正体みたり【村木氏無罪】

mitskanという方のツイッターで以下ふたつの記事のことを知った。

今日11日の朝日の社説

村木氏無罪―特捜検察による冤罪だ

asahi20100910.jpg

(略) 冤罪史は「自白」の強要と偏重の歴史である。今回の事件もその列に加わりかねなかった。
 検察は、これを危機ととらえねばならない。弁護士や学識経験者も加えた第三者委員会をつくって検証し、取り調べの可視化などの対策を打つべきだ。それとともに報道する側も、より客観的で冷静なあり方を考えたい。


(引用以上)

念のため確認しておくが、朝日はタイトルでは「冤罪だ」と言いながら、結論は「冤罪史に加わりかねなかった」、すなわちギリギリセーフと言っている。

さらに、「これを危機ととらえ」なくてはならないのは、朝日もおなじだということも、綺麗さっぱり忘れている。
これほど、記憶力を自由にコントロールできないと、日本で大手のジャーナリストは務まらないらしい。

朝日新聞の会社案内

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(略)報道を受けて大阪地検特捜部も強制捜査に乗り出し (略) 厚労省の職員と局長も虚偽有印公文書作成・同行使で逮捕しました。

(以下略)

手のひらを返して検察を攻めるのも結構だが、まずは自らの誤りを認め、謝罪することが最初にするべきことだろう。
そんなことは、小学生でも分かる理屈だが、こういう常識があっては、やはり大手ジャーナリストは務まらないのか。


もちろん、戦争翼賛以来の伝統は、朝日だけにとどまるものではない。
こんな有害情報が、全国の数千万の家庭に行き渡っていると思うと、本当に空恐ろし。


今からの5年10年は、こうした有害情報があたかも正義の味方のような顔をして飛び回っていることを、どれだけ自覚できるか、見破ることができるかで決まってくる。

その、第一弾は昨年の総選挙、政権交代だった。そして今、その第二弾、民主党代表選だ。

民主党員からして、マスゴミに毒されているのでは話にならないが、さらに、わき上がる民の声が政治家には一番効き目がある。
お金のかかる場所は独占されていても、かからないところは小沢待望の声が充ち満ちている。
その現実を、もっともっと知ってもらおう。

あのデタラメな朝日新聞などの世論調査(そうさ)に騙されず、高”給”官僚の支配を本気でぶち当たってくれそうなのは、どっちの候補か。
悪口を言い続ける菅直人なのか、言い訳をしない小沢一郎なのか、国民一人一人が色んな場所で声をあげよう。

あと3日。
居酒屋と井戸端会議は、「政治とカネ」から「一度やらせてみたい」に変わりつつある。


2010-09-10(Fri)

各紙てんでバラバラな支持議員数【民主代表戦】

マスゴミ各社が今日発表した数字。

共同(19:44) 小沢 190 菅 180

テレビ朝日 小沢 170 菅 170

東京新聞 小沢 174 菅 163

サンケイスポーツ(05:03) 小沢 192 菅 194

NHK(4:49) 小沢 180 菅 180

時事(20:21) 小沢 180 菅 180

FNN(18:45) 小沢 190 菅 180

TBS(9日16:19) 小沢 181 菅 169

見ただけで想像が付くように、支持する国会議員数である。
(台とか近くとか前後とかは省略)

世論調査の数字ならばともかく、たかが411人の、しかも二者択一の支持を確認するのに、なんでこんなにバラバラなのか?

聞かれる度に違うことを言う議員がいるのか?

答える秘書によって違うのか?

それとも記者の憶測で書いているのか?

唯一はっきりしているのは、菅直人のホームページに出ている支持議員の数は、9月9日夕方更新の時点で、132人だということ。

あとの50人ばかりは どこへ行ったのか?

菅陣営には秘密にして、マスゴミだけに菅支持と答えているのか?

それとも、菅陣営は国会議員のチェックリストを作っていないのか?

 菅直人候補への支持を表明した国会議員

小沢陣営は公式発表はないので不明。

代表戦の仕組みは、ざくっと言うと

国会議員 411人 x 2ポイント = 822ポイント
サポーター 300ポイント
地方議員 100ポイント

仮に、マスゴミの言うように、地方とサポータの票が 小沢:菅=1:2 だったとすると
これで、小沢132 : 菅268

過半数は612ポイントなので、もし小沢氏が勝利するには
612 - 132 = 480 ポイント
つまり、国会議員の支持を 240人集めなくてはならない。

240人というのは、411人の58.4%

民主党の国会議員の目が開いているならば、これは間違いなく超えるだろう。

にもかかわらず、こんなにいい加減な情報しか取材できていないマスゴミが、一斉に「菅氏有利」と書き始めたのだから、これは「号令」がかかったと見られる。

仙谷タヌキが各紙の政治部長あたりに「昔の機密費ばらすぞ」と脅したのではないか。
ムネオ氏に最高裁が不当判決をくだしたことによって、政治部の古株は震え上がっているはずだ。
収監までの一ヶ月で、ムネオ氏は何かを言い残していくだろうから。

狡猾な狸であれば、そのタイミングを利用して恫喝したとみるのは自然ではないか。
こうして、適当な数字をならべて、菅氏有利と一斉に書き立てることによって、根性と定見のない国会議員の勝馬現象を起こそうとしているのだろう。

senngoku.jpg

もしそうであれば、自分たちの率いる党の国会議員が、その程度の集団だと考えているのであり、どこまで腐っているのか、根っこは深い。

たとえ小沢氏が勝利したとしても、こうした深く腐り果てた幹部を抱えながら進んでいかなければならない現実は重い。

高"給"官僚の激しい抵抗と、党内の腐敗幹部と、まさに内憂外患だ。
そういう、お荷物を背負いながら、アメリカとの極めてハードなネゴシエーションを行わなくてはならない。

こんな余りにもシンドイ役回りを、よくも自分からやろうと言い出すもんだ。
その一点だけでも、小沢一郎という人はスゴイ人だなと思う。

民主党の議員の方に、重ねてお願いしたい。

国会議員という職業を選んだからには、二つの道があればより厳しい道を選んでいただきたい。
国会議員が「楽」であるということは、とりもなおさず国民が「苦」であるということだから。


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2010-09-08(Wed)

イスラエル、北朝鮮の動向から日本のリーダーを考える

民主党代表選を考えるにあたって、イスラエルの動向から見ておきたい。

なんや、えらい遠くのことやな、と思われるかもしれないが、残念ながら世界のテコの支点はイスラエルにあると言わざるを得ない以上、日本の最高権力者を決める話に決して無縁ではないはずだ。

まず、最近のイスラエルをめぐる動向

中東和平へ直接交渉再開 1年8カ月ぶり、前途多難
2010.9.3 共同

イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は2日午前(日本時間同日夜)、ワシントンでクリントン米国務長官を交え3者会談を実施、直接和平交渉を再開した。


イスラエルにNPT加盟促す IAEA報告書
2010年9月3日 時事

国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長は3日、事実上の核保有国とされるイスラエルの核能力に関する報告書を理事国に配布した。IAEAとしてイスラエルに核不拡散条約(NPT)加盟を促していく姿勢を強調している。


イスラエル軍、ガザ空爆 パレスチナ人2人死亡
2010年9月5日 朝日

イスラエル軍が4日、パレスチナ自治区ガザを空爆し、AP通信によるとパレスチナ人2人が死亡した。

「最短1年余で核爆弾製造可能」イラン IAEA報告書で英専門家
2010.9.7 産経

国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長は6日、イラン核問題の報告書を理事会(日米など35カ国)に配布し、イランが査察活動を妨害する一方で、濃縮度約20%のウランを22キロ製造するなど濃縮活動を強化していると指摘した。

イラン攻撃ならイスラエル消滅=アハマディネジャド大統領
2010年09月6日 ロイター

イランのアハマディネジャド大統領は5日、イスラエルによるイランへのいかなる攻撃も、イスラエルの消滅につながると警告した。

ロシアとイスラエル、軍事協力強化で合意
2010/9/6 日経

イスラエルのバラク副首相兼国防相は6日、モスクワでロシアのセルジュコフ国防相と会談した。会談後、両国防相はロシアによるイスラエル製の武器購入の拡大やテロ対策での協力などを中心とする合意文書に調印した。

ロシア外相、IAEAに協力するようイランに忠告
2010.9.7 産経

ロシアのラブロフ外相は7日、イランは核問題で国際原子力機関(IAEA)に、より協力すべきだとくぎを刺した。

以上が、この一週間の動きである。
イスラエルは、そうとう追い詰められている。
なんと、禁じ手かと思われるロシアと手を結び、イランとの交渉を進めようとしている。

しかし、一番象徴的なのは、IAEAがイスラエルに加盟と査察を求めたことだ。
これはすなわち、アメリカが、すくなくともオバマ政権はイスラエルに自重を求めたと言うことになる。

米国内の強力なユダヤ系ロビーが、よくこれを許したと思うと同時に、ユダヤ系ロビーですら、絶望的に過激化する現在のイスラエルに危機感を感じているのかもしれない、という気もする。

アメリカからも「もういい加減にしてくれ」と言われ、イランからの圧力にジワジワと押され、パレスチナ人の抵抗は当然のことながら止むことはない。
そこで、窮余の策でうったのが、ロシアとの提携だった。

ロシアにしてみれば、一時の原油バブルを崩壊させられ、苦しい台所事情からの選択だったのかもしれない。
それにしても、ロシアとイスラエルが手を組むとは、まったく何が起こるか分かってものではない。
独ソ不可侵条約いらいの、複雑怪奇な現象だ。

さて、イスラエル、パレスチナ、イラン、ロシア、という一触即発の情勢が中東から東欧にかけてあるということを頭に入れて、こんどはアジアを見てみれば、これは中国のプレゼンスが日に日に増していくのを認めざるを得ない。

中台海峡がどうのこうのと言ったところで、いまや台湾は経済的に中国抜きでは生きていけない。
そして、注目すべきは、中国が北朝鮮に経済支援を約束したのではないか、という田中宇氏のニュースだ。

中国の傘下で生き残る北朝鮮

(略)北朝鮮は冷戦後、どこからも支援を得られず、欧米日から制裁されて窮し、核実験やミサイル発射などの暴挙によって米韓の気を引いて支援をせびるしかなかった。しかし今後、改革開放策が軌道に乗るほど、北朝鮮は経済的にも政治的にも国家破綻の可能性が低くなる。中国の保証があるので、米韓日に経済支援してもらう必要もなくなる(だから金正日は今回、訪朝した米国のカーター元大統領に会わず訪中した)。

(引用以上)

確定的なニュースではないが、可能性は非常に高いと思われる。

こうして、イスラエルをテコの支点とした中東情勢と、北朝鮮の情勢を見て見ると、やはり米中G2体制に移行しつつあるのだと考えられる。
アジアのことは、中国に任せて、中東~欧州に注力する、というのがアメリカ(少なくともオバマ政権)の基本姿勢であろう。

その流れの中での、日本の最高権力者を巡る戦いなのである。
本来ならば、イスラエルと結びつきの強い、アメリカの産軍複合体も、金融勢力も、徹底した対米従属を求め、意に沿わない者が日本の首相になることには、どんな手を使っても阻止しようとするはずだ。

これまでは、その意を汲んで、日本のマスゴミと、民主党内の対米ベッタリ議連は、反小沢キャンペーンに余念がなかった。
人格を疑うような下劣なネガキャンを、一国の首相がやってのけるという、オゾマシイ光景を、私たちは目の当たりにしてきた。

ところが、ここ数日で潮目が変わった。
以前に書いたように、まず産経から、次に日経が、反小沢の矛先を鈍らせている。
読売がオロオロし、朝日は右往左往し、今や反小沢の旗幟鮮明なのは毎日くらいである。

もちろん、アメリカも混乱している。ジャパンハンドラーズの連中も、一枚岩ではないはずだ。
G2体制に沿って動くのもいれば、これまで通り産軍複合体の意向に沿って動くのもいる。

だから、まだまだ全く余談は許さないが、菅直人のあの病的なまでに弱々しくオドオドとした目つきは、やはりご主人様に捨てられた飼い犬のものとしか思えないのである。

それにしても、世界の動きはすさまじい。

この激動の時代を生き抜いていくために、たとえベストではなくとも、時代認識をしっかり持って、信念を持った政治家をトップに据えることは、絶対に必要だ。
オドオドしっぱなしの菅直人では、ダメだ。

民主党のみなさん。あなたたちの一票に、日本がかかっている。
とんでもなく重たい責任感を持って、投票していただきたい。
心からお願いしたい。


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2010-09-06(Mon)

ネット世論どおりの街頭演説(民主党代表選)

5日は大阪での代表選演説があり、ぜひ行きたかったのだが、ギリギリ間に合わなかった。
話の内容はともかく、聴衆の反応を見たかったのだが、残念。

せめて、様子を見ようとYOUTUBEを検索。
そこで、菅直人と小沢一郎がどのくらいウケているか、確認してみた。




こちらの、05:10くらいから、菅直人に対する拍手とコールがある。そして、




こちらの、01:50 くらから、小沢一郎に対する拍手とコールがある。

さて、これが、『「首相は菅氏」65%、小沢氏17% 朝日新聞世論調査』の拍手であろうか。

最後に、司会が「いま一度お二人の候補に盛大な拍手を」と言っても、聞こえてくるのは小沢コールばかりである。
菅直人のひきつった表情も、それを裏付けている。


聞き間違えでなければ、カンナオトというコールは途中からオザワコールにとってかわられている。
話の途中での拍手や合いの手も、全然違うように思える。
というか、菅直人にはヤジも飛んでいたような気が。。。

民主党にあれだけの動員力があるとは思えないので、大多数は一般市民と思われる。
少なくとも、マスゴミの操作している「世論調査」の数字とはかけ離れているということが、分かる。

民主党関係者のかたが、どれだけ当ブログを見て下さっているかわからないが、ぜひとも、世論操作されていない国民の声を信じて、14日の代表選に望んでいただきたい。


なお、この動画を配信して下さっているかたは、演説会のはじめから終わりまでノーカットで配信されているので、ここに引用した以外のものも、必見です。



と、ここまで書いて、もしやと思いチェックすると、「晴天とら日記」のとらちゃんが現地レポートをしてくれていた。

実録大阪夏の陣「小沢一郎Vs菅直人 」

(略)NHKが一番まともな対応をしていましたが、
   ポツリッと言ったんだよね、確かにこう言ったんだよね。
   「僕らの力では到底ウンヌンカンヌン」、。。。。。
   ってことは、やっぱり偏向報道をしてるって分かってるんだ!
   今、ほんとに今、真剣にジャーナリズムとは、報道とはナンナノカ
   深慮しないとマスメディアは大衆から見捨てられるよ、って、。。

   この時の、小沢さんに対する熱狂はマスゴミ不振のマグマの噴火
   なのではあるまいか、いや、きっとそうに違いない!!!
   そう考えないと、自然発生的に沸き起こる地響きのような拍手や
   声援は出来ないのだって、本当にそう思いました。
   それほどまで聴衆は小沢さん側にありました!!!


(以下省略)

やはり、動画を見ての感想は、聞き間違えではなかったようだ。




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2010-09-03(Fri)

産経の論調が変わっている【追記あり】

あれほど 小沢を撃ちてし止まぬ勢いだった産経新聞が、なんだかオカシイ。

【民主党代表選】小沢氏の剛腕警戒 自民内に首相続投望む声

2010.9.2 産経

民主党代表選が1日告示されたのを受け、自民党には、中堅・若手を中心に、「菅直人首相続投」に期待する「奇妙な空気」が強まっている。

(以下略)

これは、「菅首相のやり方は自民党と同じだ」と批判している小沢氏の主張を、思わぬところから後押しする話が登場したことになる。


俺が出るぞ! 前原氏“恫喝”に菅首相屈服 「脱小沢」放棄に反発

2010.9.2 産経

(略) 一連の駆け引きについて、前原氏周辺は「『剛腕』相手に弱気の虫がでてきた首相の背中を押した」と解説するが、実際は首相が前原氏の恫喝に屈服した格好だ。

(引用以上)

これまた、権力闘争だけに邁進する醜い前原の姿と、これに屈して自分から呼びかけた会談を自分で断った菅の奇行が説明されてしまった。

朝日や毎日やNHKが、精力的に小沢叩きを続けているというのに、頭目の産経はなにやらビビッているのか、別の作戦があるのか・・・


もう一つ、気になる記事が、

【オピニオン】小沢一郎氏の最後の戦い (マイケル・オースリン)

2010.9.2 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

(略) 日本では最も鋭敏な政治家の1人である小沢氏は、2年目の民主党政権が1年目同様、問題含みなものになることを理解している。能 力がないという党のイメージは、大衆の意識に消えることなく刻み困れてしまう。だからといって、自民党が再び権力の座に就くことにはならないだろう。しか し、それにより、多くの小規模政党の形成が促され、日本の政治的不安定な状態が予想以上に長期化することになる。

(以下略)

内容はたいしたことはないが、「政治とカネ」という黒魔術は一度も登場しない。
むしろ、小沢氏のほうにやや有利な書きようである。

ところで、この著者は、アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)の日本部長だという。
AEIは、アメリカ大使館のホームページでも、例のCSISなどと並んで主なシンクタンクとして紹介されている。ネット情報では、イスラエル系、ネオコン系で、共和党にも民主党(米)にも影響力を持っているようだ。

同じマイケル・オースリン氏は、参議院選大敗の直後、こんなことを言っていた。

ワシントン、第2の小泉待ち望む=民主党大敗で米政治専門家
2010.7.12 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

(略)ワシントンから見る限り、一貫した政策を提起するだけでなく、実行する能力があるという意味で、小泉純一郎元首相のような人物の登場をワシントンは5年間待ち続けている。

 個人的には、安倍晋三元首相は比較的一貫性のある方針を持ち、優れた(国内ではなく)外交政策を提起していたように思う。だが実行能力が欠けていた。福田康夫や麻生太郎といった元首相らの方針は一貫性がなかった。就任からわずか1カ月にして選挙で大敗を喫した菅首相は、鳩山前首相と同じ間違いを犯した。

 したがって、日本が自ら事態を収拾し、実行能力のある強力なリーダーシップを擁立するまで何もできることはないというのがワシントンの見方だ。
(中略)

 ワシントンの多くは、中国との関係はせいぜい技巧的なものにすぎないと考えている。そういった関係であっても築ければ幸運だ。一方、アジア最大の民主国家であり、世界第2位の経済大国である日本と協力することに全く違和感はない。むしろそれができないことは不満につながる。そのため米国が重要な価値を共有する同盟国に頼ろうと考えることは当然の欲求だ。
(略)
わたし自身、ワシントンは日本に「背を向けつつある」と感じてはいるが、それは単にワシントンが現時点でほかに選択肢がないと考えているからではない。日本政府の準備が整っていないのだ。


(引用以上)

michael_img.jpg

ここでオースリン氏の言う「頼る」「準備」が何を指すのか がポイントだろう。

コイズミを持ち上げている以上、アメリカへの忠誠度を測っているのは間違いないが、単純にそれだけでもなさそうだ。つまり、安倍晋三からこっち、ジャパンハンドラーズは日本の首相を締め上げ続けてきた結果、「どうもこれではうまくいかない」と思い始めているのではないか。

コイズミのような鉄面皮の恥知らずは、そうそうたくさんいるモンじゃないということに、気がつき始めた。
安倍晋三は、言うことは聞かせたけれども、そのストレスで潰れてしまった。
福田康夫はなかなか言うことを聞かず、最後は突然消えてしまった。
麻生太郎はどっちつかずでノラリクラリした挙げ句、自民党最後の首相になってしまった。

鳩山由紀夫は、普天間問題で公然とアメリカに楯突いてきたので、ねじ伏せてやった。
そうして、ようやくたどり着いた菅直人なのに、周囲も含めて余りの無能さにため息も出ない。
まさに、開いた口がふさがらない というのが実感ではないか。

いくら言うことを聞かせてアメリカに都合の良い政策を飲ませても、あまりに無能であっては、それを実行することができない。
菅政権は、まさにそういう政権だということだ。


一方で、アメリカの事情は一刻を争う。中国が国債を買い支えてくれれば「幸運」だ。が、より一層日本のサイフに「頼ろうと考えるのは当然の欲求」だ。
自分の首相の座以外はいっさい関心のない菅直人は、エサで釣ることはできても、肝心の時に役に立たない。

アメリカが本当に欲しているのは、前原首相の誕生であろう。
しかし、激烈かつ卑劣なる小沢攻撃にもかかわらず、小沢一郎の勢力は非常に大きく、当面は前原首相の目はない。

こうなったら、しかたないので、しばらくは小沢首相にして、妥協しながら当面の2番底を乗り切ろう という作戦ではないか。

まずは産経からコロビはじめた日本のマスゴミ。
これから2週間でどのように変遷していくかを見ることで、間接的に彼らの親分である米国さまの意向が透けて見える。

もちろん、まだまだ予断は許さない。
権力にしか関心のない人間というのは、想像を絶する卑劣なことをする。
あの共同記者会見や公開討論での、現職総理大臣とはとても思えない発言の数々もそうだ。
よくもまあ、恥ずかしいと思わないもんだと、むしろ「菅」心してしまう。

このような表の事象だけならばいいが、他にも何をするか分からない危険がある。
自分のイスさえ守れれば、政策も誰と組むかも、一晩で変えてみせる特技をお持ちのようだから。

小沢氏も、今は必要以上にアメリカを刺激しないように、そうとう注意して発言しているようだが、選挙戦の勢いでつい激しい言葉を言ってしまうと、暗黙の妥協協定が吹っ飛ぶ可能性もある。
マスゴミが、わざと「普天間を白紙」みたいに言って、小沢氏があわてて訂正する場面があったが、今は充分に気をつけて発言されたい。

ozawa20100902.jpg


天木直人氏の発言も紹介しておきたい

小沢一郎の総理誕生を願うーM代議士へ贈る言葉

2010.9.1 天木直人のブログ より

(略) 小沢氏に今すぐ「さらば日米同盟」を言ってほしいとは求めません。それどころかいたずらに米国を刺激するような言動をすべきではない。

しかし、最後は日米同盟から決別し、憲法9条を掲げた平和外交が日本を救うのです。

そしてそれは小沢氏自身を救う事にもなる。


(以下略)

政治である以上、一定の妥協の上に結果が出る。
それは、しかたないことだ。

だからこそ、その妥協点が、何と何のせめぎ合いであり、どこが主戦場なのかをよくよく理解する必要がある。
鳩山氏が、普天間・辺野古問題を国民に投げかけた。国民運動を背景に、国民のチカラを背景にアメリカと交渉しようとした。
しかし、私たちは、その主戦場を理解しきれず、県民運動はついに国民運動とはならず、鳩山は倒れた。

その反省を、今改めてする必要がある。
今年の後半から、否応なくアメリカに対する財政的な援助をしなくてはならなくなる。
それも、半端な額ではないだろう。

それをどうするのか。
その時になっても「しかたがない」と後退し続けるのか。
そんな金があるなら、国民に回せ と叫ぶのか。

刻々と変わっていく状況を見ながら、こんなことを考えた。


■【追 記】

経済誌のダイアモンドオンラインに、興味のある記事が

「菅・小沢」の二択という悲劇
2010.9.3 岸 博幸 [慶應義塾大学大学院教授]

岸氏は、元経産省の官僚で、竹中・コイズミ時代に大活躍した人。竹中の秘書までやっている。
そういう立場、つまりアメリカの意向にそって発言しているであろうと思われる人の論説が、このようになるのだという意味で、非常に興味深い。

この論説は、一番重要な点をふたつ、意図的に隠してかいてある。その2点だけ付け加えて読めば 非常に参考になると思った。

① 鳩山政権を評して、「官僚を排除して政策経験のない政治家だけによる独善的な政治主導」というが、実態は<官僚のサボタージュ>が大きく、結果的に上記のようにならざるをえなかったという面を、この論文は意図的に見逃している。

②コイズミを評して、「財政再建については財務省にある程度頑張らせつつ、不良債権処理や郵政民営化などについては、官僚の意向を無視して政治主導で強引に進め」たと、褒めるのだが、コイズミの「政治主導」を本当に主導していたのはアメリカだったという公然のことを、これも意図的に隠している。

つまり、鳩山政権もそうであったし、もし小沢政権が誕生すれば、<官僚のサボタージュ>と<アメリカとのハードネゴシエーション>という、二重の苦しみの中で進んで行かなくてはならないということ。
そのことが、とりもなおさず、政権交代の意味でもあり、同時に政権のリスクでもある。

そこが変革のポイントなのであるから、逆に抵抗が最大になるのは当たり前。
国民の命と生活を守るために、その抵抗とどう向き合うのか、闘うのか、という立ち位置が全くない、というのが、この論説の最大の問題点。
まあ、岸氏の経歴を考えれば当然だが。

kishihiroyuki.jpg

そのことを踏まえて上で読めば、菅政権がなんなのかということを、なかなか的確に捉えているように思われる。
つまり、アメリカは菅をこのように評価しており、見限ったと言えるのではないか。

ちなみに、記事の最後に、「菅氏と小沢氏による2日の公開討論会、勝者はどっち?」というアンケートがあり、現時点では、 小沢 59.1% 両方敗者 26.8% どちらとも言えない 8.3% 菅 5.8%
という結果になっている。


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2010-09-02(Thu)

小沢VS菅 選挙公報を見比べる

民主党のホームページに掲載されている両候補の選挙公報を、並べてみる。

ぱっと見の見やすさの違いも歴然としているが、中身を読んでもはっきりと違う。

ozawa5_senkyokouhou.jpg

kan5_senkyokouhou.jpg

上記は、JPGに変換した加減で画質が落ちているので、キチンと読みたい方は民主党ホームページでダウンロードしていただきたい。

また、同ページには、共同記者会見の動画もある。

小沢氏の主張は、09マニフェストと同じで、政治主導で無駄をなくして財源を確保し国民の命と生活を守る ということ。
また、アメリカとは対等に。

菅氏の主張は、参議院選挙の時と同じで、雇用をつくらなくてはならないが財源がないから国民に多少の負担をしてもらう、ということ。(政治主導は5行だけ)
アメリカとはより深くおつきあい。

普天間・辺野古の問題は 小沢氏は「アメリカ、沖縄と改めて話し合い」。 菅氏は「日米合意を踏まえる」。

動画を見ると、菅氏は声が大きいので、何か言っているように聞こえるが、文字に起こしたものを読むと、支離滅裂で何を言っているのか分からない。

小沢氏は、相変わらずの話し方で、やや頭に入りにくいが、文字で読むと非常に論理的で分かりやすい。

産経新聞の全文掲載(1)~(5)


菅氏は、勝ち目がないと悟っているので、小沢氏へのマイナスイメージをあげつらうことに必死だ。
しかし、同じ党の代表戦であり、しかも現職の代表・総理である以上、ネガティブキャンペーンのような手法はするべきでないのは言うまでもないだろう。

多くを書かない。

見て、読んで、聞いて、どちらが 「The right man for Japan」なのか、選挙権のない私たちも声をあげよう。

勝ち目のない菅氏が、最後のヨロン頼みで「国民に選んでもらいたい」と繰り返しているので、ご希望通り「国民も小沢の方が良い」「少なくともアンタよりはマシ」と応えてあげよう。

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