2010-10-27(Wed)

金大中と小沢一郎

現在くりひろげられている小沢一郎氏への総攻撃を見ていると、金大中氏のことを思いおこす。

私が大学に入った年に光州蜂起があり、韓国の民衆は軍事独裁のクビキから逃れようとたたかっていた。
その最中に、反独裁・民主化の象徴として金大中氏は軍法会議で死刑判決を受ける。

金大中氏は1960年代から軍事独裁政権に反対する野党の立場で頭角を現し、1971年の大統領選で朴正煕に97万票差(約15%)まで迫った。一説では、マトモにやっていれば金大中氏が勝利していただろうとも言われる。軍事政権下であったことを思えば、さもありなんと思われる。

選挙直後、投票結果に恐れをなした朴正煕に暗殺されかけ、日本やアメリカで活動するようになるが、1973年に東京から拉致され暗殺されそうになる。日本が舞台となったこの事件のことは、私よりも上の世代の人は覚えているだろう。
その後は韓国内で軟禁され、なお一層、民主化の象徴となっていく。

そして、1980年の光州蜂起へとつながっていく。
金大中氏の死刑判決には、日本国内でも大々的な抗議運動が起き、私も先輩に誘われて度々集会などに出かけた。
あの一連の事件は、私の生き方を左右する大きな衝撃だったと、今でも思う。

光州蜂起については、以前の記事でも触れたことがある。

「光州5.18」

その後もアメリカ亡命、帰国して軟禁という艱難辛苦を生き抜いた挙げ句に、1997年ついに大統領になった。
金大中という人が、信念の人であり、何度も何度も命の危機を経験しながらも屈することなく、軍事独裁とたたかい続けたことは、万人の認めるところだ。
ただ、彼がどこまで一般民衆の味方であったのかということは、大統領になってからの政策については批判をうけることもある。
おそらくは、日本で言えば自民党の穏健な保守という感じの立場なのではないだろうか。

それでも、そんなことはある程度分かった上で、金大中氏は70年代~80年代の韓国の民主化のシンボルだった。
日本でも、保守なんて毛嫌いしていた学生運動がこぞって応援した。

ここまでシンボルになったのは、金大中氏の信念はもちろんだけれども、やはり軍事政権に徹底的に弾圧され続けたからだ。
軍事政権と文字通り命がけでたたかう姿が、誰の目にも焼き付いていたからだ。


■■

先日の銀座デモの様子を見聞するにつけ、小沢一郎は金大中のようになってきたと感じる。
「国民の生活が第一」という秀逸なスローガンとと共に、満身創痍になりながら仁王立ちする小沢一郎の姿は、確実に支持を広げている。

昨年の西松事件以来、弾圧され続けることによって、小沢一郎はこれまでの小沢一郎ではなくなった。
金権腐敗というレッテルを無理やり貼り付けられることにより、かえって金権政治家というイメージから離れ、民衆政治家(ポピュリスト)としての姿を私たちに想起させるようになった。

※ここでポピュリストという言葉は、副島隆彦氏が繰り返し言われているように、民衆の声を正しく聞く政治家という意味。

李承晩、朴正煕、全斗煥らが、金大中を抹殺しようとすることで、金大中を民主化のシンボルにしてしまったように、日米の新旧利権勢力、いわゆる悪徳ペンタゴンは、小沢一郎に襲いかかることによって、小沢一郎を民衆政治家として鍛え上げ、シンボル化している。
小沢氏自身、そのように「変わらなくてはならない」と考えているようだ。党首選の時の言説は、そうした彼の進化を見せてくれた。
だからこその、全国であがった小沢コールであり、今また銀座を埋める1000人のデモなのだろう。

金大中氏に死刑判決が下されたときにも、「金大中なんて韓国のブルジョアだろ」なんて言うヤツもいた。
確かに金持ちじゃなくちゃ、亡命したり軟禁されたりして生きてけるわけはない。
けれど、そんなことが、軍事政権と命がけでたたかう人をおとしめる理由になんてならない。
金持ちのその私財をはたいてたたかい抜くことに、敬意を抱くことはあっても、非難することではない。

小沢氏が、何億というカネを動かすことに対し、それだけで何か悪いことをしているように思い込んでいる人もいる。
マスゴミに、そう思い込まされているという面と、何億と聞いただけでブラックなイメージを抱いてしまう素朴な庶民感情というものも確かにある。
が、しかし、そんなことは政治家の評価には関係ない。むしろ、お金を集めて若手を育てることは大事なことだという簡単な話は、冷静になれば誰でも理解できる。
問題は、その金でどんな政治をするのか だ。

その時に、「国民の生活が第一」というスローガンが生きている。
何回考えても、よくできたスローガンだと思う。

既成の利権を排除し、アメリカからの圧力を排し、もちろん国家でもなく、国民が第一ということ。
成長とか活力とか、実体の良く分からない曖昧なものではなく、目の前にある生活が第一ということ。
そして同時に、誰かが決めてくれるんじゃなくて、国民が自分で決めるだ、というメッセージでもあると思う。
of the people by the people and for the people だ。

岡田が代表だった時の「日本をあきらめない」という最低のスローガンと比べると違いが歴然。
ちなみに、「日本をあきらめない」というのは、アメリカの日本利権屋(知日派=ジャパンハンドラーズ)のスローガンであろう。日本を手放さないぞ という。

てなことはともかく、小沢一郎氏は、「国民の生活が第一」を掲げ、弾圧とたたかい抜く限り、国民の支持は広がっていく。
それは、薄く広くというよりは、大きな影響力をもつくらいの勢力が強力に支持するという形をとるだろう。
何々党という枠組みではない、非常に強固な集団(層)として形成されていく。

そのためにも、小沢氏は確信と自身をもって、国民の前に立ち現れて欲しい。
政治倫理審査会などで言い訳する必要はない。そんな謂われはまったくない。
そうではなく、一連の弾圧を問題として国会で自ら質問に立ち、そのなかで語るべきことは攻撃的に語り尽くしていただきたい。

そして、民主党執行部の数々の裏切りを厳しく批判し、国民の生活を守るための政策提言をしてほしい。
政策集団として、あるいは岩手県連代表として、語り続けていただきたい。

仮に支持率が10%だったとしても、これだけ叩かれ続けた挙げ句の強固な10%は、雰囲気で集まる70%よりも強い。
小沢氏は、真のポピュリストとしてさらに進化するためにも、今こそ国民のまえで語り続けて欲しい。

国民の過半数ではないとしても、大きな勢力が貴方の言うことを理解するだろうし、国民に理解されることを通して、民衆のなんたるか、国民の生活の何たるかを、貴方自身が一層深く理解するに違いない。


■■

私たちにできることは何か。
一番簡単なのは、陸山会に入会することかもしれない。

小沢一郎WEBより

小沢一郎事務所では、小沢一郎の政治活動を支えていただくための献金を随時募っております。見せかけに終わらない真の改革、政官癒着構造の打破に向けてますます闘志を燃やす小沢一郎に、皆さまの熱い支援をお願いいたします。
企業・団体献金全面禁止に向けて個人献金の拡充が必要です。


今や陸山会は、たんなる小沢一郎後援会を超えた象徴的な存在になっている。
しかも、民主党執行部が、恥知らずにも企業献金を再開したことへの、批判という意味もある。

毎月1000円。
昼飯をちょっと節約モードにすれば、捻出できる額だ。
国境なき医師団にちょっとばかり寄付しているのと、糸数慶子さん、保坂展人さんにほんの少し献金しているから、合計すると金額がかさんできたけれども、それにしても、一晩のみに行くほどの金額に及ばない。

小沢一郎氏の強制起訴を見て、陸山会の会員が急増なんてことになると、とても面白い。
面白いことは、やってみる価値がある。
うん 決めた。


※今読んでいる本に、こんな言葉が

「絶対的な悪者は生まれない。絶対的な悪者は作られるのだ。」悪者見参 木村元彦著

この本については また後日

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2010-10-22(Fri)

小沢氏を起訴する面々とは

明日は朝早いので、メモ代わりに簡単に書いておく

小沢氏を起訴するために、東京第2弁護士会が推薦した3人の弁護士について、分かっていること。

大室俊三(61)、村本道夫(56)、山本健一(46)のうち、前二者は簡単に特定できる。

大室俊三法律事務所
東京都 千代田区 永田町2丁目14-3
電話: 03-3581-5758

最大の特徴は、審査会補助員であったあの吉田繁実と共通の醜聞があるということ。

大室俊三弁護士が権利を奪ったまま、未完成な「控訴趣意書」を勝手に提出する
(北詰淳司氏のHPより)

同じ人の国選弁護人を務め、同じように被告に不利な働きをして解任されている。


村本道夫
マトリックス法律事務所
東京都 港区 虎ノ門1-16-8 虎ノ門石井ビル6階
電話番号 03-5532-1156

目立つのは21世紀臨調の運営委員をしていること。
ネオリベの集団とも言われる、非常に政治色の強い団体の役員である。


山本健一
六番町総合法律事務所
東京都 千代田区 六番町5-18 六番町ステートビル101号室  
電話番号 03-3515-8642

第2東京弁護士会のHPから

これによると、

重点取扱業務
不動産取引一般 借地・借家 建築紛争・欠陥住宅(消費者側,業者側を問わず) マンション法に関する紛争 交通事故 一般刑事 経済事犯 少年事件 心神喪失者付添

と、不動産、建築関係が専門の様子。

このかた、ツイッターをしている。非公開なので一部のキャッシュしか分からないが、こんなことを言っている。

検察審査会の審査補助員…結論がどっちになっても叩かれるだろうから,大変だな。
8:48 PM Sep 7th via web

少なくとも、前の二人ほどミエミエの人選ではなさそうだ。

こんなことも

廃棄しちゃうことが適性管理か?取調べを可視化して証拠能力・証明力を担保するために保存する必要があると思わないのか? 郵便不正:「メモ廃棄」は通知無視 最高検が管理指示 - 毎日jp(毎日新聞) mainichi.jp/select/today/n… via @mainichijpnews
12:22 AM Sep 8th via Tweet Button

しかも、江川紹子さんをフォローしている様子。

あからさまな人選批判へのアリバイ作りかもしれないが、もしかすると台風の目になる可能性もないとは言えない。

まあ、期待しすぎかもしれないが。

いずれにしても、この裁判の行方は、じっくりと見守る。


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2010-10-16(Sat)

やっぱり! 検察審査会の実態

語るに落ちる という言葉がある。

次の記事などはまさにこれか。

(引用開始)

 2年前に審査員を経験した関東地方の男性(60)は「行政訴訟という対処は筋が違う。小沢氏は今までの発言通り、刑事裁判で堂々と争えばいいのに、提訴は戦術としか思えない」と首をかしげる。

 男性は、検審が告発事実以外も審査の対象としたことを小沢氏側が「違法」と訴えた点について反論。自らの経験を振り返り、「審査するときは検察から提出された捜査資料が基になる。告発事実になくても資料に載っていれば重視しなければならないと考えるのは当然だろう」と話した。

 また、「結論を出すと必ずどこからか恨まれる」とも話し、提訴によって今後、自由な審査ができなくなる可能性を懸念した。


2010.10.15 産経

第一に、どこから審査員経験者を捜してきたのか。年齢さえ明かせない極秘事項ではないのか?

第二に、戦術として提訴することに、何の問題があるのか。同じ記事中で審査会事務局も言うように、提訴も権利だ。それに文句をつける権利は審査員にはない。

第三に、検察から提出された捜査資料が基になるのであって、捏造前田の「作文」した資料を基に審査員は判断したのである。

第四に、これが最大の問題だが、告発事実になくても云々という部分。これ即ち、審査員が検察審査って何なのか理解せずに審査していたことを自白している。

検察審査は、告訴告発を受けた件について、検察が起訴しなかったことの白黒を判断する場所だ。
告発された人のことを判断するのではない。
検察が不起訴としてことの是非を判断するのである。

告発者が検察に投げたボールを、検察は受け取らなかった。その是非を判断するのが審査会。
だから、投げられてもいないボールを手品師のように懐から取り出して、こっちのボールを受け取らなかったのは不当だ、というのは、まさに「筋が違う」

そもそも投げられてもいないボールは、当然ながら検察は受け取ることはできない。
それを、不当だと言われても検察だって困っちゃう。

まして、そんな理由で「強制起訴だ」というのならば、そんな審査会のほうが不当である。

そして第五であるが、自由と無責任は違うということだ。今の検察審査会は、人を強制的に起訴できる検察に匹敵する強大な権力を持っているにもかかわらず、完全に匿名で、まったく誰にも責任を負わない。

検察ですら顔と名前を晒して起訴をする。
その他、あらゆる権力を行使する人間は、その存在が明らかにされ、しかるべき相手に対してその責任を負っている。少なくとも、形式的にはそうだ。

ところが、検察審査会だけは、その強大な権力にもかかわらず、完全にまっったく100%責任を負わない。
まさに、無責任のやりたい放題なのである。

2チャンやブログのコメント欄で汚い言葉を並べる連中と、その意味では何ら変わらない。
国会に対してまで匿名で議事録をも秘匿するとすれば、こう言われても反論できまい。

強制起訴権さえなければ、あるいは匿名でも良いかもしれない。
最終的な起訴の責任は検察が負うからだ。

しかし、強制起訴になれば、その責任は検察審査会以外には負うものはいない。
その審査会が匿名で議事秘匿となれば、クークラックスクランが白いずきんをかぶって襲いかかるのと同じだ。

間違ったことをすれば、その責任は問われる。
行使する権力の大きさに応じて、問われる責任も大きくなる。
こんなことは、あったり前田の捏造証拠がなくたって証明できる、自明の論だ。


以上、苦し紛れでどこからか登場させた国家機密の審査員は、検察審査会とは何じゃということを、全くなんにも理解しないで審査していたことを、独白しているのである。

そして、こんな記事を載せているマスゴミ各紙も、まったく同じレベルである。

夜中に邸宅街を、大きな荷物を持って黒い服を着て歩いていた。
それだけで、彼は泥棒なのであろうか。
それだけで、起訴されて裁判にかけられなくてはならないのだろうか。

結果的に無罪になったとしても、そんなことで被疑者の汚名を着せられ、裁判の負担を強制される悲劇が、あっていいものなのか。

しかも、彼を強制起訴した張本人は、どこの誰かも分からず、その間違いについて責任をとらせることはできず、謝罪も釈明すらない。

それどころか、「間違っても、それを責められたら自由な判断ができなくなる」とうそぶくのである。


無責任で強大な権力が国を動かすことを、専制とか独裁などという。
私たちは、トナリの金正日をそういって批判している。

しかし、秘密で匿名な検察審査会は、ミニジョンイルではないのか。
こんな制度を糺すためにも、小沢氏の戦いには注目し、声援を送りたいと思う。

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2010-10-15(Fri)

どうしちゃったんだ喜納昌吉

このところまた忙しくて、しばらく浮き世を離れて仕事に没頭していたら、ビックリするニュースに鷲掴みにされ現(うつつ)に引き戻された。

喜納氏、沖縄知事選出馬の意欲伝える 党本部は難色
2010.10.15 産経

下地幹郎(通称マリコン下地)が出るというのならば、まだ分かる。
彼は、辺野古をちょこっとだけ修正して作ることを主張している唯一の沖縄出身国会議員なのだから。

ところが、出るのが喜納昌吉だと聞いてぶっったまげた。
しかも、マリコン下地と相談して決めている様子で、最初は下地議員がBS放送でリークしている。

伊波氏が県内移設に絶対反対。仲井真氏が表は反対、裏は賛成の鵺(ぬえ=下図参照)。下地氏は絶対建設。

nue.jpg

この構図の中で、下地氏に通じながら出馬を考える喜納昌吉というのは、一体何なんだ。

伊波 VS 仲井真 の構図に、建設賛成の第三候補が出れば、仲井真氏の票が減る。
逆に、建設反対の候補が出れば、伊波氏の票が減る。

つまり、喜納氏の出馬は、マリコン下地氏ら建設賛成派のために他ならない。

建設賛成派は、自分たちの仲間を擁立すると、かえって伊波氏を勝たせてしまうので、どっから見ても反対派であるはずの喜納氏を擁立するという、裏技に打って出たのであろう。

下地氏らが、そういう発想をすることには驚かない。
むしろ、彼らの利害からすれば、当然そう考えるだろう。

しかし、あの喜納昌吉が、こんなミエミエの浅はかな作戦に乗ってしまうなんて・・・

「すべての人の心に花を」は、私の数少ない、というかほとんど唯一のレパートリーだ。
一番好きな歌なのに・・・


喜納氏の真意を確かめた訳でもなく、下地氏や民主党の発表しかない時点で、断定的に批判するのは早計かもしれない。
もしかしたら、民主党の意志を最終判断するために、即ち民主党本部への決別宣言だったのかもしれない。
あるいは、伊波氏と何らかの作戦を相談していたのかもしれない。

そういう可能性はあるにしても、現在の情報だけから判断すると、やはり愕然とした思いは消すことができない。

これで民主党本部から拒否されたことを奇貨として、今後は伊波氏の応援に回るのであれば、私はこの記事を訂正して謝罪する。

しかし、もしそうでないのならば、もう金輪際「花」を歌うことはないだろう。

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2010-10-09(Sat)

朝日新聞の「真実を求める会」記事について 続き

昨日の記事で、朝日新聞(藤森かもめ)の記事が正しければ、小沢氏の検察審査会について、在特会の桜井誠という人は申立人ではないかもしれない、という旨を書いた。

しかし、コメント欄で桜井誠本人が受理通知も公開していると教えてもらったので確認した。

sakurai-juri1.jpg

受理通知だけアップすると

sakurai-juri.jpg

顔も名前も分からない団体の話よりは、顔を出して書類も公表している方が信憑性は高い。

可能性は 3っつだ。

① 藤森かもめが取材した、60代中心の男性約10人からなる「真実を求める会」の代表とは、桜井誠その人であった

② 朝日新聞の藤森かもめが、完全にデッチアゲの記事を書いた。(または書かされた)

③ 「真実を求める会」と名乗る集団が、ウソを言って朝日に売り込んだ。

まあ、どれもあり得る話ではある。

①であった場合、在特会の桜井誠という人が、どうやったら「何らの政治的意図やイデオロギーを背景として行っているものではない」と言えるのか。
 笑い話にもならない。

真実が漏れはじめていることに焦り出し、火消しのために朝日と在特会が共謀して出した、国民を騙すための記事と言うことになる。

しかし、これは腑に落ちないことがある。
桜井誠というそのものズバリのブログに、今でも上記の記事は出ているからだ。
もし、火消しにまわるのであれば、削除するだろう。

だから、①の可能性は低い。


②だとしたらどうか。
そもそも「真実を求める会」なんてものが存在せず、「命の危険があるから」なんて言っている人物も、実際には存在していない、非実在的60代ということ。

なにせ、全くの匿名なので、藤森かもめが良心の呵責に耐えられずに告白しない限り、真実は分からない。

ただし、可能性としては非常に高い。
今や、小沢氏を政治的に叩くことは、国民の反発を買うことが分かってきた。
1年前のように、小沢タタキをすれば国民が拍手するという時代ではなくなったのだ。

それでも、なんとかして小沢氏を失脚させたい旧勢力が、国民に言い訳するために書かせた記事という筋書きだ。

記事全体にまとわりつく、何とも隠しようのない異様さが、この筋書きを強く想定させる。


③の場合は、愉快犯のつもりで朝日に連絡したところが、本気にされて取材されてしまった、という流れ。
これもないとは言えない。

朝日の藤森かもめが、どれほどの裏取りをしてこの記事を書いたのか、怪しいモノだ。
匿名になっている申立人の名前を、審査会事務局が朝日にだけ教えるとは思えない。
せいぜい、数人の怪しげな60代の男が、「私たちがやりました」というのを、信じるしかないだろう。

もともとの告発状の確認はしたのか。
桜井某氏が持っているという、検察審査会への申立書や受理書の確認はしたのか。

それらについて、全く言及していない以上、③の可能性も充分ある。

おそらくは、②と③の複合型ではないか。
ただし、③の狂言をやらかしたのは、愉快犯ではなく確信犯だろう。

小沢氏を政治的に失脚させようという今回の強制起訴という議決は、日本を二分する大騒ぎになる。
小沢氏個人の問題ではなく、民主党のあの200人の国会議員を筆頭に、「国民の生活が第一」勢力と、真逆の「国民の生贄が第一」勢力に、はっきりと分化していくきっかけになる。

きっかけどころか、小沢氏の反訴を含めた法廷闘争が、戦いのシンボルともなるだろう。
そして、その法廷闘争は、ほぼ小沢氏の勝利が見えているのである。

ネチネチと意味のない法廷闘争が続き、小沢氏が手足を縛られて政治活動がままならず徐々に埋没していく、そんなストーリーを描いていたのに、むしろ戦いのシンボルとなってしまうなんて、悪徳ペンタゴンの連中にしたら想定外だ。

だから、焦って「政治的じゃない」なんて弁解を言うために、今回の狂言取材をやらかしたわけだ。
しかし、結果はまるで彼らの狙い通りになっていない。

あまりの怪しさに、かえって「今度の事件はただ事じゃないゾ」という気持ちを国民の心に引き起こしたようだ。

事ここに至って、小沢氏を好きとか嫌いとかを超えて、国民運動としての小沢裁判という性格が日に日に強くなっている。

そのためには、左上に設置したネット署名も有効な手段だと思う。

【小沢一郎議員の民主党議員としての地位保全を求める署名】

昨日から始まって、現在拡散中のようで、加速度的に署名数が増えていっている。
目標を3万から30万に変更された方がいいのではないかという気もする。

ブロガーの皆さんは、ぜひサイドエリアに設置していただきたい。

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2010-10-08(Fri)

たった7日間で審査した「起訴相当」

恐るべきことが、次々と判明している。

あちこちで既に話題になっていることのまとめをしてみたい。

1.小沢氏を強制起訴せよという審査期間はたった7日間。

下記の毎日東京版の記事にあるように、審査補助弁護士に吉田繁實が決まったのが9月8日の前日くらい。
そして、議決したのが9月14日だ。

hojoinkettei.jpg

もし、通常のように6回程度の審査をしたのならば、一週間ぶっとおしでやったことになる。

一体、無作為で選ばれた人が、一週間もぶっ通しで仕事を休めるのか?
どう考えても、不自然すぎる。


2.審査補助員をおかずに審査していた疑いが濃厚

守秘義務のある審査会関係者が、読売に垂れ流した情報によると、

代表選当日の小沢氏審査、「議論煮詰まり」議決

2010年10月6日 読売新聞

 東京第5検察審査会が小沢氏を「起訴すべきだ」と議決するまでの経緯が、審査会関係者の話で明らかになった。

 関係者によると、11人の審査員たちは、お盆休みのある8月中は隔週でしか集まれなかったが、9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った。

 9月上旬には、「起訴議決」を出す場合に義務付けられている検察官の意見聴取を行った。意見聴取では、東京地検特捜部の斎藤隆博副部長が1時間以上にわたって説明。斎藤副部長は「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに訴えたという。

 審査員に法律的な助言をする審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した。

 起訴議決が出たのは、民主党代表選当日の9月14日。第5審査会の定例の審査日は毎週火曜日で、この日は偶然、審査日にあたっていた。ただ、この日に議決を出すことが予定されていたわけではなく、議長役を務める審査会長が審査中に「議決を取りますか。それとも先に延ばしますか」と提案したところ、審査員らから「議論は煮詰まった」との声が上がり、議決を出すことになった。

 議決の後、「こんな日になっちゃったね」と漏らす審査員もいたという。多数決の結果、起訴議決が出たのは午後3時頃。代表選で開票の結果、小沢氏の落選が決まったのは、その約30分後だった。

(引用以上)

一回目の起訴相当に対して、検察が再度不起訴にしたのは5月のことだ。
それから9月まで、だれが審査補助員をしていたのだろうか?

少なくとも、8月は前半と後半に審査会をやっていると、このダダ漏れ関係者は言っている。
その時の、補助員は誰なのか?

検察審査会法 第41条の4

 検察審査会は、第41条の2の規定による審査を行うに当たつては、審査補助員を委嘱し、法律に関する専門的な知見をも踏まえつつ、その審査を行わなければならない。

41条の2の規定による~~とは、要するに第二段階、一回目の起訴相当に対して検察が不起訴にした後の審査ということ。つまり、今回の審査のことだ。

以上からすると、1で書いたようなたった一週間の審査期間でなかったとしたら、今回の第5審査会は検察審査会法41条の4に違反していた可能性が大きい。


3.選挙人から無作為で選んで平均年齢30.9歳になるのは0.06%



きっこさんの試算
によれば、20歳以上の選挙人名簿からくじで選んで平均年齢が30.9歳になるのは0.06%だという。また、1回目の議決の時の34.8歳になるのは、0.16%で、これが立て続けにおきる確立は、0.06x0.16≒0.001% ということになるという。

検算はしていないけれども、65歳以上が全人口の1/4ちかいこの国なのだから、さもありなんという感じだ。

で、検察審査会というのは今年の5月までは201ヶ所、今は165ヶ所あるらしい。半年で11人が入れ替わるので、1年で400回の抽選があるとして、1948年から62年間続けると24800回。

だから、確率0.06%ならば、これまでの62年間で全国のどこかで15回くらいはおきてもおかしくないけれども、0.001%になると、62年間に全国のどこかでそういうことが起きるのは、0.25回ということになる。

つまり、あと200年くらいこの制度を続けていれば、全国のどこかで1回は起きることになる、というくらい、むちゃくちゃレアな年齢構成である。


4.補助員の吉田繁實弁護士は、統一協会だという説

副島隆彦氏は、このように推論している。

学問道場 重たい気持ちで書く掲示板 より引用)

 この吉田繁實や、検察審査会員に選ばれた者たちは、統一教会という恐ろしい宗教政治団体のメンバーだろう。そして、この統一教会が検察庁や警察庁の幹部たちの中にまでたくさん潜り込んでいる。英語名では、Moonist  (ムーニスト)という。現職のアメリカの国務省の国務次官補のひとりまでいる、潜り込んでいるおそろしい集団である。 あの日本で言えば「 (拓大(たくだい)右翼、国士舘(こくしかん)右翼の元締め」のようであるディック・チェーニー副大統領(当時)が、「なに。アベ( 安倍晋三首相のこと)は、ムーニストか。だったら、オレはイヤだから、会わない」と、この男でさえ、避けたのだ。 そういう連中だ。

(引用以上)

具体的な証拠はないが、法曹界に巣くう統一協会の有様から推論しているようだ。
1~3の異常な状況からみて、あり得る話であると感じる。

5.検察審査会が、検察そのものになっている

検察が不起訴にした案件を審査するのが審査会の仕事だが、もともと告訴も告発もされていない案件について、「強制起訴」する権限が、審査会にあるわけがない。

ところが、今回の審査会は、これをやっている。
匿名で無資格の11人と1人の弁護士が、検事と同じ権限をもっているということになる。

「土地購入資金の4億円を収入として書かなかった」という言いがかりは、小沢氏への告発内容には含まれていない。だから、そのことをもって「強制起訴」する権限は、審査会にはない。

6.告発人が朝日新聞のインタビューに答えている

小沢氏告発の団体とは 「保守」自認、政治的意図なし
2010年10月8日 朝日


(略)
 その団体の名は「真実を求める会」という。

 「命の危険があるから、名乗ることは出来ない」

 団体の代表は取材の冒頭で、こう切り出した。強大な政治力を持つ相手を告発しただけに、素性を明らかにすることで、様々な中傷や嫌がらせを受けるのが心配なのだという。議決の要旨でも、審査会の事務局に頼んで名前を伏せてもらった。

 代表は、取材には氏名や経歴を明かしたが、それを公表することは拒んだ。メンバーは関東近郊に住む60代を中心とする男性約10人で、行政書士、元新聞記者、元教師、元公務員などがいるという。

(略)
会の名前は、「右翼や政治団体だと思われないように、庶民っぽい名前」に決めた。

(略)
 法律の専門家の助言を得て、急いで小沢氏を「被告発人」に含めた告発状をつくって、同21日に特捜部に提出した。告発状の末尾には、あえて「何らの政治的意図やイデオロギーを背景として行っているものではない。売名行為で行っているのでもない」と結んだ。

(略)
土地取引事件では複数の市民団体が東京地検に告発したとみられるが、審査会への申し立て資格が認められたのは、小沢氏本人を告発して不起訴となった「真実を求める会」だけだった。

(略)
 今後は、小沢氏の裁判の行方を見守ると共に、「今回の手応えをもとに、おかしいところはどんな政党であれ、追及したい」と語る。

(引用以上)

開いた口がふさがらなくなった朝日のことだから、どこまで本当なのか怪しみつつ、それでも気持ちの悪い記事である。

まず、ここまで身を隠す団体が、やすやすと朝日のインタビューに応じたのは何故か?

政治的な意図はない と執拗に繰り返すことに、その意図を感じてしまう。
国民の敵として、ひたひたと追い詰められる恐怖から、わざと正体をくらましつつ言い訳をするために、朝日に登場したのではないか。
マスゴミサイドも、おそらくは上層部は正体を知っていたのだろう。
でなければ、こんなタイミングでこんな記事は出せないだろう。

ちなみに、もしこれが本当の記事であるならば、先日書いた桜井某が申立人ではない可能性が高い。
もっとも、本人が申し立てをしたと言って騒いでいるのだから、現時点でとりたてて訂正する必要も感じないが。



などなど、とにかく こんな怪しくて気持ち悪くて異常な事件は、放っておけない。
小沢氏サイドも、逆告訴するという話も流れている。
ぜひとも、徹底的に暴いていただきたい。

告発者の何とかの会が言うように、「今回の手応えをもとに、おかしいところはどんな政党であれ、追及したい」てなことになると、気にくわないやつは言いがかりをつけて告発し、不起訴になったら審査請求するということが頻発するかもしれない。

結果的に無実無罪でも、甚大な被害を被ることは間違いない。
こういう政治的告発マニアの連中から身を守るために、どうしたらいいのか、考える必要がある。

そのためにも、小沢氏の戦いは、重要だ。
他人事じゃない。


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2010-10-05(Tue)

「政治とカネ」の呪文は賞味期限切れ

大原則に戻る必要がある。
言うまでもないが、民主党政権は民意でできた。

いくら仙ダニや菅が権力を簒奪したとは言え、そもそも民主党政権は圧倒的な民意によってできた。
だから、根本的に民意を得ることのできないヤツが盗っ人猛々しく政権の座に座っているならば、遠からず瓦解する運命にある。

これは、まだかろうじて軍事独裁でない日本においては、まだそう言えるはずだ。
もちろん、マスゴミの誘導によって、多くの人が軍事独裁国家と同じくらいの洗脳状態にされてしまったのも事実。

だが、あまりにやり過ぎたマスゴミの姿は、返って相当数の民の目に胡散臭いモノとして映るようになった。
「政治とカネ」の魔法の呪文も、いよいよ効き目が薄れてきたのである。

それだけ、日本の民は鍛えられたといえる。
民意は、昨年夏の政権交代の時よりも、さらに一回り強くたくましくなりつつある。

自分の支部がラクチンな選挙をさせてもらえなかった恨み辛みで小沢氏を憎む牧野聖修という輩が、国対委員長代理をやめなくちゃならなくなったのも、その表れ。
自分では国民の支持をえられると思って震える声で「離党しろ」なんて言ったモノだから、吐いたツバは見事に自分の顔に落ちてきた。
ざまあみろ

makino2.jpg

昨日の記事で、分析が必要だと言うことを書いた。
今現在、どういう勢力が小沢氏を潰そうとしているのか。
そのことによって、何を得ようとしているのか。

敵が明確で一枚岩であれば、いちいち分析するまでもない。
が、今はそうではない。
少なくとも、旧利権にしがみつく勢力と、旧体制を壊して新たなアメリカンスタンダードに従わせようという勢力とは、明らかに分裂している。

これは、民主党も、自民党も、アメリカサイドも、それぞれの中で分裂している。
旧利権屋も、新アメリカンスタンダードも、どちらにとっても小沢氏に象徴される 「国民の生活が第一」 という看板は目の上のたんこぶ、のど元の匕首だ。
だから、一見同じ敵に見えるけれども、微妙なズレは明らかに表面化しつつある。

この敵の混乱を見逃す手はない。
だから、分析することは、今は大事なことだと思うのである。

その一方で、敵を分析するだけでなく、私たち民のチカラも改めて見直してみたい。
マスゴミという圧倒的な情報の洪水に対し、なんだか結構良い線行ってるじゃん と言う気がしているのは私だけだろうか。
あまりにお気楽なのだろうか。

いや、やはり私のお気楽のせいばかりではないと思うのである。
はっきりと変化が現れた、いわゆる潮目になったのは、民主党代表選の公開討論であった、と私は考えている。

ある意味、菅直人のあの情けない性格のお陰で、小沢一郎という人の姿がはじめて国民に際立って映った。
そして、その後の2週間で完全に民意の流れは変化したと思う。

その背景には、岩上さんや多くのフリージャーナリスト、あるいは週刊朝日の奮闘などもあった。
しかし、逆に言えば、週刊朝日があそこまでやれるのは、それが売れるからだ。
今年の初めころまでであれば、不買運動が起きたかもしれない。

そして、あの大阪地検特捜部の事件だ。
なにせ、小沢氏を起訴相当と議決した、その背景をかつて作っていた検事が逮捕されてしまったのだから、審査会事務局も発表するタイミングには困り果てたことだろう。

maedatunehiko.jpg

挙げ句の果てに、検察が不起訴として事実とは関係のないことを、議決の理由に挙げているという。
これは、完全な越権行為だ。
郷原氏の言うとおり、この議決は本来無効のはず。
少なくとも、事務的に引っ込めて、議決をやり直すべきだ。

そんなこんなで、4月の1回目の議決の時とは、まったく受け止め方が変わってしまったのである。
「選ばれた」審査委員も、こんなはずじゃなかった と思っているだろう。
ヘタをすれば、検察審査委員の不法行為として、告発されるかもしれない。

まだ、民衆が街頭に躍り出したりとか、はっきりした数として表舞台に出てきたわけではないが、底流はあきらかに動いているということは、私たち自身が少しずつ自信を持って良いんじゃないだろうか。

その上で、もちろん、状況はうれしいわけではない。
アメリカの凋落は、これから本格化し、それにつれて信じられないような傍若無人な要求(強要)が押し寄せてくるだろう。
その奔流に転がりつつも、旧利権屋どもは握った金づるを離すまいと、まわりの迷惑顧みずのたうち回るだろう。

だが、何が来たとしても、私たちは生き延びて行かなくちゃあならない。
家族を守らなくちゃならない。

その覚悟を腹に据えて、いたずらに落ち込まずにジワジワ進んでいきたい。
多くの人がそうやって匍匐前進していって、ふと見回すと、まわりに同じような仲間がたくさんいた、という光景になることを願いつつ。

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2010-10-04(Mon)

小沢氏の強制起訴は誰の意向か

今回の小沢氏強制起訴については、様々な憶測が飛びかいはじめている。

審査会事務局に「厳選」された平均年齢30歳の審査員が、マスゴミを鵜呑みにして決議してしまった結果か。
もうしそうだとすれば、審査会事務局の選抜基準にこそ、その意図が込められている。
その限りにおいて考えると、「オカミに逆らわない」「大勢にしたがう」という選択された特性がもたらした、ある意味で事故のようなモノといえるかもしれない。

他方で、これはアメリカの差し金だという意見もある。
たしかに、昨年春以来の小沢タタキは、対米従属を見直そうという小沢一郎を引きずり下ろすためのものであることは間違いない。
アメリカの意向、あるいは指示が入っていないと考える方が無理だ。

今回の議決も、審査員の「選択」から、吉田という補助弁護士まで、影響を与えようと思えばいくらでも機会はある。
その意味で、アメリカの指図であった可能性も充分に考えられる。

ただし、アメリカも一枚岩ではないわけで、それが旧来の利権を守りたい勢力によるモノなのか、これからアメリカを(方向はともかく)チェンジさせようとしている勢力なのか、という問題は残る。

また、国内の旧利権にしがみつく勢力による圧力だという見方もできる。
この場合、もちろんアメリカの利権勢力との合同である可能性が高い。

もうひとつ残るのは、仙谷や枝野のような、政権をとってはじめて利権を手にした連中が、自分たちのためだけに小沢を追い落としたということ。
これは、完全に代表選とリンクする話で、サポータ票が非常に不透明に扱われたということとも、一体の話だ。

ただ、新参者の仙谷たちに、そこまでの深い影響力を行使する力があったのかどうかは良く分からない。
むしろ、他の力が働いていたところに、仙谷たちも便乗したと見るほうが自然なのではないか。


こんな時に、何の情報源もない私が見るのは、各新聞の見出しの一覧だ。
粗大ゴミならぬ五大ゴミともいわれる新聞のネット見出しを、ざっと眺めてみる。

すると、各社の傾向と、全体にどういう方向に持って行こうとしているのか、マスゴミ界の意向が見えてくる。

で、今回の強制起訴について見てみると、これがやや拍子抜けの感がある。
もちろん、マスゴミが小沢氏に対して完全に公正な報道なんてしないけれども、かつての勢いはどこ行ったの?というくらいおとなしい。

まず、読売アメリカン

* 民主「陳情対応本部」を新設…本部長に枝野氏 (10月4日 19:37)
* 「陸山会」起訴の石川議員「ノーコメント」 (10月4日 19:21)
* 小沢氏起訴議決、菅首相「コメントは控える」 (10月4日 19:04)
* 裁判で無実を確信…小沢氏が談話 (10月4日 18:29)
* マニフェスト修正応じられぬ、と藤井元財務相 (10月4日 18:26)
* 起訴議決「分からない」と小沢氏…平野氏に (10月4日 17:51)
* 小沢氏離党必要ない、と側近の松木氏 (10月4日 17:39)
* 検察審批判発言も、小沢氏支持議員の一部から (10月4日 17:32)
* 起訴議決「なぜこの時期なのか」民主・三井氏 (10月4日 17:13)
* 「党の対応、慌てることない」民主・輿石氏 (10月4日 16:50)
* 小沢氏「自ら身を引くべき」…民主・牧野氏 (10月4日 16:31)
  *小沢氏強制起訴へ、検察審2度目の「起訴議決」(10月4日 15:46)


と、最初は反小沢のコメントからはじめたモノの、すぐに腰砕けである。
それどころか、小沢氏が徹底して排除した陳情利権を、枝野がちゃっかり手に入れたことを報じていたりする。

次に、アメ経 ならぬ日経

*首相「コメント控える」 小沢氏強制起訴で (18:56)
*民主鉢呂氏、小沢氏強制起訴「自らがどういう形をとるのかだ」 (18:49)
*自民逢沢氏、小沢氏の辞職勧告案提出へ「野党で議論尽くす」 (18:40) [有料会員限定]
*小沢氏、強制起訴は「誠に残念、無実を確信」 (18:26)
*小沢氏が声明「無実が必ず明らかになると確信」 (18:21) [有料会員限定]
*自民・谷垣総裁、小沢氏は「議員辞職すべきだ」 (17:16)
*官房長官、小沢氏の強制起訴「政権への影響わからない」 (16:59)
*五十嵐財務副大臣、小沢氏強制起訴「大変驚いている」 (16:43)
*岡田氏、小沢氏の国会招致「慎重さ必要」 (16:35)
*小沢氏強制起訴 官房長官、政権への影響「分からない」 (16:31)
*岡田氏、小沢氏への民主党対応「本人が考え示してから言うべき」 (16:27)
*岡田・民主幹事長、小沢氏の強制起訴「大変残念」 (16:17)
*「小沢氏は自ら身を引くべき」民主国対委員長代理 (16:13)
*陸山会事件「再捜査は不十分」指摘、検察審 (16:06) [有料会員限定]


これまた、歯切れが悪い。
まあ、余りに無理筋の強制起訴なのは、ちょっと事情を知っている記者ならばわかっていることだから、歯切れが悪くなるのかもしれないが、それにしても、代表選以前の小沢=犯罪人といわんばかりの勢いはない。

お次は、お口が開きっぱなしの朝日

# 菅首相「まだ十分把握していない。コメント控えたい」(10/4)
# 民主・岡田幹事長「小沢氏の考えが示されるのが第一」(10/4)
# 谷垣・自民党総裁「小沢氏は辞職するべきだ」(10/4)
# 「裁判で無実明らかになると確信」 小沢氏がコメント(10/4)
# 小沢氏起訴議決、仙谷氏「コメント差し控えたい」(10/4)


口が開きっぱなしのくせに、えらく口数が少ない。

さて、先立つものに追いまくられて球団でも○○○○でも売ってしまおうかという毎日

  *陸山会事件:小沢元代表「裁判で無実明らかに」(最終更新 10月4日 19時27分)
*陸山会事件:小沢氏を強制起訴へ 検察審査会が議決


あれ? 代表選の間は、小沢憎しの報道をあんなにがんばっていたのに、これだけ??

最後に控えましたるは、ジャパニーズ右翼の希望の星 産経
こちらは、さすがに詳しく、時系列ではなく項目分けされている。

* 小沢氏強制起訴へ 検審「起訴すべき」(10月4日)

小沢氏自身は…
* 口を真一文字に結び 「陸山会」事務所を後に(10月4日)
* 「分かんないんだよな」(10月4日)

検察審査会の議決要旨
* (上)「十分な再捜査が行われたとは言い難い」(10月4]日)
* (下)「検察官の判断は首肯し難い」(10月4日)

* 側近の松木謙公氏「大変残念」「小沢氏は大切な方…」(10月4日)
* 「小沢氏は離党すべきだ」と民主党国対委員長代理(10月4日)
* 仙谷官房長官「有罪確定まで推定無罪」(10月4日)
* 民主党の岡田幹事長「大変残念だ」(10月4日)
* 馬淵国交相「進退は自ら決めるべき」(10月4日)
* 石井副代表「代表でなくてよかった」(10月4日)

「秘書に任せていた」は全面的に退けられ…
* 小沢氏、再び不起訴 特捜部 平成19年分虚偽記載容疑(9月30日)

野党の反応は
* 谷垣総裁、小沢氏は議員辞職すべき(10月4日)
* 「小沢氏はけじめを」 たちあがれ、平沼代表(10月4日)
* 厳粛に受け止めるべき 新党改革・舛添代表(10月4日)
* 「まずは国会で説明を」 みんな・渡辺代表(10月4日)

アメリカも注目
* 米、政権への影響を注視(10月4日)


この最後の記事など、アメリカも注目といいながら、アメリカの誰に何を聞いたのかも書いていない。
完全な記者の憶測をひと言書いているに過ぎない。
こんな中身のない記事を書くというところに、産経のなにか後ろめたさがあるのではないか。

ちなみに、産経の良いところは、議決分の要旨を載せたり、一問一答を全部書いたりする。
小沢一郎は汚職をしたと信じているような、洗脳され切ったマスゴミ信者はともかく、ある程度冷静にものを見る人であれば、これだけ詳しくなんやかんやと報道されれば、むしろ中立的に見ることができるのではないか。

とにかく、今回の強制起訴という議決にたいするマスゴミの態度は、これまでとは明らかに違う。
少なくとも、政官財外電の悪徳ペンタゴンが、一枚岩で進めてきたモノではなさそうだ。

おそらくは、外:アメリカの一部利権屋(知日派)、官:小沢を永遠に葬りたいほとんどの高級官僚、政:仙谷や枝野という新興権力亡者 が悪徳ペンタゴンの中の他の勢力の止めるのも聞かず、突っ走ったということだろう。
議決が9月14日、すなわち民主党代表選の日であったこと、そしてその発表までに3週間もかかったことが、それを裏付けているように思われる。

万が一、代表選で小沢氏が勝利した場合や、サポータ操作がうまくいかなかったときは、即時に議決をリークするつもりだったのだろう。
ところが、代表選は菅の勝利に終わり、しかも、小沢タタキの嵐はなぜか去ってしまった。
悪徳ペンタゴンも、内紛の時を迎えたのである。

しかして、議決はしたけれども、世に出すタイミングが見当たらず、ついに3週間もたってしまった。
こんなストーリーが透けて見える。


強制起訴されることは、決して望ましいことではないが、この際、あらゆるウミを裁判で白日に曝すことで、検察も含めた悪徳ペンタゴンの汚い姿を詳細に描き出す機会とされることが良いのではないだろうか。
そして、悪ペンの内紛を激化させ、自爆を誘う絶好の機会ととらえるべきだろう。

当の本人の小沢氏にはお気の毒だけれども、これもまた政治活動として、裁判闘争を闘っていただきたい。


※ちなみに、今回の検察審査会は、この男が申立人だ。

sakuraimakoto_convert.jpg


一番後で、お笑いの司会者みたいな格好をしている、トンデモ右翼、通称 桜井誠。
こんなヤツがかみついたせいで、日本の政治が大混乱するというこの検察審査会という制度じたい、よくよく考え直した方が良い。


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2010-10-03(Sun)

領土問題なんて興味ない

なんて書くと、都痴爺も顔まけに口から泡を飛ばす御仁がたくさんおられるだろうが、本当だから仕方ない。

しょせん、外交なんてダブルスタンダード。あっしはこう思います、ていうのと、そちらさんはそう思ってます、というのを全部白黒付けていたら、国交なんて成立しない。
それぞれが、少しでも有利になるような妥協を模索するのが、外交ってモンでしょ。

1978年に日中平和友好条約の交渉をした園田直と小平が、「棚上げ」を約束したという。これなんか、典型的。
外交に正義を求めるのは、お門違だ。

■■

だいたい、建築の仕事をやっていると、ミニ領土問題にはしょっちゅう遭遇する。
ニュータウンのようなところは、住み始めるときから境界がはっきりしているから、滅多にもめることはないけれども、昔は村だったのが都市化した場所、要するに土地成金の多い地域や、戦争で焼けたあとにできた密集地域などなど、領土問題がそこら中で火を噴いている。

民間どうしだけでなく、官民境界が決められないような地域もたくさんある。
では、みんながみんな裁判しているのかというと、そんなことしたら生活できないから、ほとんどの人は棚上げだ。
土地の売買がない限り、建て替えも相続も、棚上げしたままどうにかこうにか乗り越えていく。
まさに、生きる知恵という感じ。

もしここで、愛国ならぬ愛家精神旺盛なる長男が誕生して、領土問題のある隣のおっちゃんとヘイキで笑って挨拶する親父をつかまえて 「国辱」じゃなくて「家辱」だとか「愛家心はないのか!」なんて叫び出すと、もう大変なことになる。

お隣とはつまらぬことで毎日毎日いさかいが絶えず、家庭内もギスギスと胃の痛くなるような空気。ついに親父はいたたまれずに蒸発、お母ちゃんは心労で倒れ、一家離散。ついに、家を売り払う必要に迫られる。

ところが、売るには境界を確定しなくちゃならない。もちろん、ちょっとやそっとじゃ隣のおっちゃんはハンコをつかない。
そうこう言っているうちにも、先立つものに迫られて、ついに一番不利な条件で境界を決めなくてはならなくなってしまった。

こんな条件で決めるくらいなら、最初からもめる必要なんてなかったのに。この○年間は何だったの・・・ とお母ちゃんはさめざめと涙し、愛家心を煽って親父を追い出した長男は、青ざめて立ちすくむ。

せめて、お母ちゃんの胃潰瘍が早く治ってくれることを願ってやまないけれども、バカ息子がまたしてもムキになって裁判でも始めた日には、確実に寿命が縮むにちがいない。哀れ

■■

これはもちろんフィクション。
そのまま日本に当てはめるつもりでもない。

けど、愛国心を煽ることの愚は、このお話しと50歩100歩だと思う。
規模がデカイだけに、50万倍100万倍と言った方が良いか。

愛国心で飯を食っている産経新聞の記者とか、評論家の連中は、それが飯の種だから愛国心を煽る。
けれども、我々の飯の種は愛国心じゃない。
そこに住む人々は、関わりのある限り大切にしたいけれども、「国」という正体不明のものに魂を抜かれてはいけない。

あの長男も、愛家心ではなく、愛家族心があれば、ぜんぜん違った行動をとったはずだ。
それが、目の前の家族とはちがう「家」という正体不明の観念に縛られた挙げ句に、肝心の家族を壊してしまった。

正体不明の「国」という観念、昔の言葉で言うと「国体」に囚われると、目の前の実態が見えなくなる。
そこに住む国民の利益が見えなくなる。

■■

前原誠司などの、確信犯はもうどうしようもない。
見えなくなるのではなくて、意図的に国民の利益を損なうように行動している。

問題は、その他大勢の政治家や、むしろアメリカの支配に反対していたり、官僚政治に抵抗したりしている人々が、今、「愛国心」という危ない落とし穴に落ちかけていることだ。

そして、まさにそのことが、アメリカの仕掛けた落とし穴だということに、気がついていないということ。

アメリカの主流は、どうやら今後コーポラティズムという方向に進んでいくようだ。
北米に立てこもって、ファシズム=強制的共生で産業構造を作り替え、新たな富の源泉を手に入れようとする。

その時、日本には何を求めるか。
米軍の影響下で自衛隊を増強し、適度に中国と緊張関係を続けていく、そんなアジアの番犬を期待しているだろう。

在日米軍は最小限だけ残し、グアムにいる米軍の費用は日本持ち。
そのために、思いやり予算という名前を変えるそうだ。

その方向から考えると、中国との衝突も、それによって反米愛国がある程度盛り上がることも、結果として「独自武装」が容認されるようになることも、ぜんぶアメリカのシナリオ通り。

反米愛国の人々は、マンマと乗せられていることに気がついてほしい。
今必要なことは 「正義」より飯の種だ。仕事だ。

尖閣だ愛国だと言っているヒマがあったら、どうやって飯の種を確保するか、求人倍率0.3倍のこの世の中でどうやって生き延びていくのか、そのことを考えた方が良い。
外交は、それなりのところで「棚上げ」にしておけばいい。


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