2011-07-31(Sun)

大峯山に登拝(往路編)

昨日 大峯山に登ってきた。
大峯山は、登山ではなく登拝という。
そのわけは、登ってみると分かる。

2年ぶり2回目。前回は大人数で、ベテランに先導してもらったが、今回は一人である。

時前に家を出発し、8時半ごろに洞川の龍泉寺に到着。
本来は、ここの瀧か池で身を清めるのだけれども、池で手を洗うだけで勘弁してもらう。

そこから、さらに数キロ進むと、清浄大橋の駐車場に。
1000円也の駐車料金を払って、イザ出発。
時刻は8時50分。

登山道の入り口には、女人禁制の門が。
この山は日本で唯一、女人禁制を貫いている。

最初は、杉林、石ころだらけの道、急勾配 と3拍子揃って歩きにくい。
杉林は景色が単調だし、石ころだらけで捻挫しそうだし、勾配がきつくて息が上がる。

15分くらいで汗ばんでくるし、30分もしないうちにゼーゼー言い出す。
大丈夫だろうかと心配になりながら、それでもややハイペースで登り続ける。

最初の休憩所である一本松茶屋まで45分かかってしまった。
ここを過ぎると、杉林から雑木林になる。
景色が変わって、少し歩きやすい。勾配も少しまし。

1時間歩いて、標高1300。
もうすぐ お助け水があるはずだが、なかなかたどり着かない。

このあたりになると、汗が噴き出している。
汗がドッと出ると、体は少し楽になって、全身の無駄な力が抜けてくるような気がする。

最初はザックのベルトが痛かった肩も、気にならなくなっている。
不思議なモノだ。

そろそそ座って休憩したいなあと想う頃、尾根筋にある洞辻茶屋に着く。
ここで、吉野から大峯を縦走して熊野に抜ける、大峯奥駆け道に合流する。


茶屋の中はこんな感じ。
だれでも、自由に休憩できる。

しばらくヘタってお茶とチョコレートを補給。
しかし、すぐに汗が冷えてきたので、そこそこにして出発。
まだ足は動く。日頃の運動不足にしては、結構元気やな と自画自賛。

そこからは、尾根道なので、勾配はずいぶんと緩い。
ただし、安心してはいけない。

下は良い天気だったのに、尾根はガスっている。
しばらくは、こんな景色を見ながら歩きに歩く。










でました、そろそろ行場にさしかかる。
行場とは、修行場のこと。

ここ大峯山は、修験道の聖地。
昔々、役行者が修行をして、蔵王権現が示現したと言われている。

その修行を、すこしでも偲ぼうということで、少々怖いルートが設けられている。
この写真は、登って上から見たところ。

こういうところを何カ所か乗り越えていくと、岩場の集大成というべき、鐘掛岩がある。
ところが、ここで雨がザーと降り出した。






前回来たときも、ピーカン晴れだったのに、鐘掛岩にさしかかったときだけ雲が広がり風がビュービュー吹いて実に怖かった。

今回は、雨ザーザーなので、さすがにここはご辞退申し上げる。
つるっと行くと、本当に死んでしまいそうな場所だから。

回避ルートを通ってまたしばらく進む。
雨とともに視界もいよいよ悪い。
道に迷う心配は無いけれども、遠くの景色は何も見えない。
こんな感じ











ペガサスがいなないているみたい。

落雷や立ち枯れで、このあたりは、低山の風景とは随分違うようだ。
標高は、1650mくらい。
山頂までもうすこしだ。

足下は、つるつるの岩場が多い。
雨はやみかけてきたが、足下はよく滑る。

こんなところで捻挫したら、エライことになるので、慎重に慎重に進んでいくと、なにやら記憶にある光景が見えてきた。

西の覗き。
そう、大峯山と言えばこれ。
「親孝行するか~?」 のあれである。





写真は、勝手に撮らせてもらった。失礼。
この段階では、まだ頭が見えている。
後の先達(指導する人)が、まだまだ と言ってロープを伸ばす。


もう、背中も見えない。
体感的には、すでに空中だ。

これは、新客と言って、最初に登ったときにやる修行。
私も、2年前に体験。
この写真の人は、二人がかりで、なおかつロープの後をもう一人もっているのだけれども、私の時は先達一人だけ。
ホントに、もうアカンと思った。



人様の恐怖を見ながら、ちょっと元気になってもうしばらく歩くと、朝にお参りしてきた龍泉寺の宿坊がある。

ここは、暖かいお茶を振る舞ってくれて、自由に休憩できるありがたい場所。
ここで時間は11時すぎ。
お弁当にはまだちょっと早いので、休憩だけさせてもらって、そのまま山頂に向かう。

距離的には、もう目の前なのだが、ここに立ちはだかる階段がきつい。
最後の胸突き八丁である。
みな、フーフー言いながら登っている。







ようやく、山頂が見えてきた。
山頂にしては、大きな建物の影が。



完全に霧の中。



証拠写真

ここには、何と大きな大峯山寺が鎮座ましましている。
だから、登拝というのである。

当然ながらヘリコプターがない時代に、この大きな柱や梁を担いでここまで上がったのだ。
いやまったく、驚愕する。
こちらは、小さなリュック一つでヘロヘロなのに。

とにもかくにも、蔵王権現と神変大菩薩(役行者のこと)にお参りして、往路編はおしまい。
復路編につづく。。。。


2011-07-28(Thu)

原子力災害現地対策本部 って何なの? ひどすぎ

昨夜、きくちゆみこさんのツイートで知った、原子力災害現地対策本部のあまりに非道い対応に怒り心頭。

とともに、とっても根本的な疑問がわき起こってきた。

まずは、その問題の動画のダイジェスト版を

Japanese government killing its own people in Fukushima

7月19日に、下記の6団体が、原子力災害現地対策本部と交渉を行った様子。福島県民を中心に130人が集まった。

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
グリーン・アクション
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

下の4団体は全国組織で、支援という立場だろうけれども、上の2団体は福島の団体。
それに、ネットを見てやってきた人も多そう。

7・19福島での「原子力災害現地対策本部」との交渉に行ってきました。


内容を見ても、ヤジはともかく発言者や司会は、紳士的すぎるほどおとなしい。
私だったら、もうブチギレているだろう。

普通、誤魔化そうと思えばウソでも愛想よくして見せるんじゃないかと。
細野豪志のように。
それが、まるでケンカを売るようなこの態度。

この状況の中で、これだけの鉄面皮をつらぬく現地対策本部ってなんなんだ? と、むしろ疑問が湧いてきたのだ。

さらに、この交渉のレポートをしているブログをみて驚いたのは、こうした会合が、「初めて」だという。
いったいぜんたい、現地対策本部って、何をしているの? そもそも 何なの?

■■

法律上は、現地対策本部は、内閣府におかれる「原子力災害対策本部」の、現地サテライトとされる。

では、原子力災害対策本部 って何?
と、検索しても、そう簡単に正体が分からない。
このページの中に入り口があるのだけれども、さてどこでしょう

http://www.kantei.go.jp/saigai/


随分探して、やっと見付けたのがこの組織図

政府対策本部等 組織図



ぱっと見ても、よくよく見ても、現地対策本部が何をやっているのか分からない。

原発そのものの対応は、「政府・東京電力統合対策室」がやっている。
被災者支援は、「原子力被災者生活支援チーム」がやっている。
営農や会社の経済被害は、「原発事故経済被害対応チーム」がやっている。

で、またまた色々探してみると

-原子力被災者への支援について-

内閣府ではなくて経産省である。
まあ、実体は経産省の官僚がやってるというのが丸わかりだ。

これを見ると、どうやら「避難」に関することをやっているようだ。
放射線量の測定とか、あの複雑怪奇な避難区域のナンチャラカンチャラを指定したりしている。

だから、福島県民の殺生与奪の権を握っている。
最終決定は内閣府だとしても、現地の情報を的確に届けるのは、現地対策本部の、もっとも重要な仕事だ。

それが、このていたらく。

なにせ、市民との交渉が、これは初めて。
この佐藤暁室長の顔を見れば、市民の声を聞く気なんて、2万パーセントない。

■■

これが、日本国が福島現地に送り込んだ「顔」なのである。
菅内閣の福島に対する「想い」の象徴なのだ。

その「想い」とは何か。
ひとことで言えば、「切り捨て」ということ。
別の言葉で言えば 「棄民」

20キロ圏の大半は、国が接収。
その住民は、はした金の補償で追い出す。

ナンチャラ避難区域に入った住民は、ある程度放射線量が下がったころを見計らって非難を解除する。
なみだ金をつかませて、低線量被曝を強制する。
いやなら「自己責任」で出て行け。

その外側の、ナンチャラ避難区域に入らなかった人は、一切関知しない。
年に1回の健康診断の時に、「どうですか?」と聞いてあげる。
ただし、「調子悪いんです」とか言っても、「酒の飲み過ぎですね」「心配しすぎでノイローゼです」と診断。

5年たって白血病になっても、10年たって甲状腺癌になっても、免疫低下でどんなに病気がちになっても、「証拠がない」「科学的に立証されていない」という錦の御旗が、福島県庁にも首相官邸にもヒラヒラとはためいている。

完全にこの路線で、この原発災害については乗り切るんだという「決意」を、菅直人は固めていることが、現地対策本部・佐藤暁の顔から分かる。
菅直人を打倒しないかぎりは、福島の人びとが救われることはない。
もちろん、前原やその一派でも、結局は同じことだ。

■■

なお、接収した20キロ圏の土地をどうするか。
まずは、どこにも行きようのない放射性ガレキの埋め立て場になるだろう。

そして次に、それならいっそのこと とか言って、核廃棄物の処分場になるのではないか。
フィンランドのオンカロに続く、世界で二つ目の最終処分場に。

原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか

「フクシマを核処分場にする計画」を改めて検証してみる

まだ、読んでいない方は、ぜひ一読してみていただきたい

処分場のトンネルのフタの上には、墓石のように、太陽光パネルが載せられるのだろう。


■追記 福島での現地対策本部の振る舞い、全動画
(重たいので、リンクのみ。全国民必見です)

① http://goo.gl/RGoi7
② http://goo.gl/mL121
③ http://goo.gl/p070q
④ http://goo.gl/DM6v8
⑤ http://goo.gl/OaMxz

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2011-07-27(Wed)

汚染牛に続いて、汚染豚が1万頭か?

汚染牛に続いて、汚染豚が1万頭か?

福島避難区域の豚1万頭は「他県産」化けて全国の食卓へ!
女性自身 7月26日


地元紙記者は「今回、解体された豚は、福島県川俣町で飼育されたものなのです」と語るが、福島県の養豚組合の担当者は「牛と違い豚には個体識別番号はありませんので、出荷地が生産地になってしまいます」と説明する。つまり、移送された豚は「福島県産」とはならず、食肉として出荷された地域からの「他県産」となってしまうということだ。

前出の養豚組合の担当者は「これまで緊急時避難準備区域と計画的避難区域から約1万頭が県外へと移動しています。出荷されたのは、主に長野県や群馬県、新潟県、熊本県など。いずれも避難先の県産として出荷されています」と明かす。

(引用以上  写真の豚は無関係です。汚染もされていません。)

これまで、輸入の配合飼料を食べているから豚や鶏は大丈夫だ、と言われてきた。
ところが、熊本市で福島産の豚を15頭を検査したところ、2頭から6.6と10.1Bq/kgのセシウムが検出された。

厚労省の報道資料(7月15日)

ちなみに、これは豚の外部被曝量の測定であり、豚がエサや水から体内に取り込んだ放射線物質は含まれない。
これは、牛に対しても言えることで、同じく女性自身の記事では、

被曝危険牛4300頭は“検査なし”で全国出荷された
2011年07月19日


福島第一原発から30キロ圏内の緊急避難準備区域内にある、福島県南相馬市原町区。ここから出荷された牛肉から、1キロあたり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたのだ。(略)

東京都中央卸売市場食肉市場は「全部の牛に検査を行うのではなく、決められた対象のみを検査しています。福島県では牛の体表検査を行い、水やエサの安全性はチェック表をつくり、生産者ごとに聞き取り調査を行っています。(略)

農水省によると、計画的避難区域と緊急避難区域からそうした調査のみで出荷された牛は約4300頭にものぼるという。体表検査では、牛の内部被曝まではわからない。つまり、4300頭は“放射性検査なし”で出荷されてしまったのだ。


(引用以上)

そういうことだ。

もちろん実際は、福島から出荷された1万頭が、全部汚染されているということではないだろう。
また、汚染の程度もまったくわからない。

ただ、食べる人間にとっては、まったくチェックのしようがない状態で、全国の精肉売り場に並ぶことは間違いない。

食品や水の汚染については、善悪や責任の問題とは別の次元で、日本に住む以上はある程度の覚悟を決める必要があるのだろう。

福島のものを何もかも全部廃棄しろと言うのは無茶な話だ。
かと言って、事故にあわせて基準を上げるのもメチャクチャだ。

従来の基準の範囲内で、汚染度を明記して流通させるのが本来だろう。
私のようなオッチャンオバチャンは、放射能の影響が少ないことと、これまで原発を止められなかった反省を込めて、ある程度までは福島のものを食べるべきなのだろう。

これは、小出先生の言うとおりだと思うが、ただし、腹が立つのは、東電の重役や経産省の官僚や原発を推進してきた政治家どもは、死んでも福島のものなんて食べないに決まっていることだ。

そうは言っても、とにかく我々は毎日食べなくてはならない。
だから、子どもたちやこれから子どもを産む年齢の人たちには、僅かであっても、できるだけ汚染を少なくするようにしなければならない。
(右の絵は「べんりや日記」さんからお借りしました)

50過ぎのオッチャンと、子どもたちが同じ基準なんてアリエナイ。
500Bq/kg以下ならば、フリーパスでOKというのは、絶対にオカシイ。


それでも、西日本も含めて、今後は放射能と無関係には、生きていけない、という覚悟がいる。
そのくらい、放射能は振りまかれているし、今なお海に流れ出している。
そして、日本の流通は血管のように全国をネットしている。

基準をいじったり、検査をチョコチョコッとやっていれば、放射能を取り込まずにすむかのような幻想を、まだもっている人が多いが、そんなことは無理。

もう、どうしたって被曝する という前提で、ではどうやって少なくするか、を工夫するしかない。

また、そうした覚悟を決めたとき初めて、被曝せずしては暮らしていけない国にしてしまった、原発と電力会社と国の責任の巨大さを実感する。


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2011-07-26(Tue)

核燃料は本当に冷却されているのか?

今、世界最大のミステリーは、福島第一原発の燃料棒がどこにあるのか、ということ。
なにせ、世界中の誰もが、その正確な所在をご存じない。

政府や東電は、自らの犯罪の後始末を自ら評価するというペテンを「工程表」とか「ステップ1」と呼んでいる。
実態は、子どもでも欺されないような書き割りをならべて、できたできたと騒いでいるに過ぎない。

その象徴が、ほぼデイリーで故障する汚染水浄化装置であることは言うまでもない。
7月20日の時点で、稼働率が53%だという。
トラブル率47%の機械なんて想像もできない。
そもそも、装置とか機械と呼ぶに値するのか。

■■ 循環 のウソ

「冷却水の循環」と、細野や菅は胸を張っている。
循環というのは、閉じた環の中をぐるぐる回ること。

しかし、現在の仕組みはこうなっている。


          (2011.7.20 毎日より)

水を注ぎ込む格納容器や圧力容器は、何がどうなっているのか、正確にはわからない。

圧力容器は穴が空いて、水はじゃんじゃん漏れている。
格納容器も穴が空いて、じゃんじゃん漏れている。
その外側は、そもそも水を貯めるようには作られていない、建物の地下室だ。

そこから地下に流れ出す水もあるだろうし、逆に雨や地下水も流れ込む可能性が高い。
さらに、装置の途中でも、しょっちゅう漏れている。

もっと深刻なのは、ふくいちカメラを見てもわかるとおり、原子炉建屋の上にはじゃんじゃん蒸気が立ち上っている。
当たり前だが、穴が空いている容器の中で高温の物に水をかければ、蒸気になって大気中に拡散していく。

こういう状態を、とても閉じた環とは言えない。
循環と呼ぶのは、それ自体がペテンなのである。

せいぜい、冷却水の再くみ上げと汚染低減という程度である。
稼働率53%の。

■■冷却 のウソ

1~3号機の燃料棒が、今どこでどうなっているのか、誰も知らない。

とにかく水を注入しているけれども、それが溶け落ちた燃料にどれだけ届いているのかもわからない。
とりあえず、温度計がべらぼうな数字にならないから おそらく冷えているんだろう という程度の話である。

しかも、温度計の数字が跳ね上がると、温度計の故障という話になって発表されなくなるし、おそらく燃料があるだろうと思われている格納容器の温度は測っていない。


       (原子力安全・保安院 7/25発表資料より)

すでに空になっているかもしれない圧力容器のほうの温度を測って、100℃前後になっているから冷却されている と自慢げに発表しているのである。
アホちゃうか ほんま。

まったく、何を信じて良いのかわからないなかで、たぶん冷却されている、というのが、「事故の収束に向けた道筋」とご立派な名前のついたものの実態である。

■■安定的 のウソ

週刊現代が、独自に放射線量の調査をしている。
3.11以降、福島県内を走っていた車のエアフィルターを調査した。
そこで、核分裂によって生じるテルル129mという物質が出てきたという。

以下、「福島市の大気 恐るべき検査結果を初公開」より引用する

欧州放射線リスク委員会の科学委員長であるクリス・バズビー博士が解説する。

「テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータですね。なぜならこれは、核分裂によって生じる物質なのですが、半減期が33日ととても短い からです。半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つ まりは再臨界を起こしている可能性を示唆しています。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できませんが、再臨界が起きて いたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきです」

(引用以上)

つまり、3.15に大量にテルルが放出されていれば、まだ残っていてもおかしくないが、そうでなければ、比較的最近に核分裂が起きているかもしれない、ということ。

これまで、テルルなんてニュースにもならなかったのだから、3.15で大量にばらまかれたとは考えにくい。
安定的 に核分裂が起きている のだとしたら核爆発に至る一大事だが、おそらくは、小出先生が指摘するように、一時的に臨界が起きて、すぐに止まる、ということが起きているのではないか。

少なくとも、そのような可能性が否定できないのに、安定的に冷却されているなどと、どの口で言えるのだろうか。


■■「事故の収束に向けた道筋」の破綻は必至

マインドコントロールや自己暗示にかかっていない限りは、この道筋がすでに暗礁に乗り上げており、早晩破綻を認めざるを得ないことは、誰の目にも明らかだ。

菅直人は、おそらくその時を待っている。
玄海原発で海江田を切り捨てたように、この問題で細野を切り捨てて、自分だけ格好つけようと狙っている。

小沢よりだったり、自分を脅かす可能性のあるものを、原発担当や震災担当にして、下手を打たせて追放する。
それを、自らの演出だと心得ている節が、菅にはある。

このまま、では、世にも恐ろしいことになりかねない。
震災と原発で大変だからこそ、まともなリーダーが必要だ。

おそらく菅は、オバマラインの現アメリカ政権から、原発を収束(ごまかす)ことを条件に延命を約束されている。
同時に、太陽光の利権もオバマラインには大きな問題であるようだ。

10年後20年後に日本人が大量にガンになるくらいはどうでもいいから、爆発的事象だけは避けて燃料を冷やせ。
国民には被害を最小に見せろ。
再生エネルギーをじゃんじゃん宣伝しろ。

対する前原誠司は、ブッシュ政権以来のジャパンハンドラーズたちによる利権争奪の先兵である。
菅とは、ミッションが違う。
原発については、結局やることは同じだろうけれども、優先順位が違う。

「復興と未来のための日米パートナーシップ」を表看板に、被災地での荒稼ぎが至上命令である。

けっきょく、どちらが政権をとっても、日本人、なかでも被災者にとっては地獄である。

がんばろう日本 などといって、くそも味噌も一緒にするのは間違っている。
被災者と、関西の我々とは、状況は違いすぎる。
誰がリーダーになるかによっても、さらに状況は大きく変わる。

一億総懺悔のようなスローガンではなく、原発収束、被災者救援、事故責任追及、という明確な方向性を出すべきだ。




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2011-07-24(Sun)

1回の発注で1兆円のスーパーウルトラ公共事業とは

昨年度の国の予算のうち、公共事業関係は、約7兆円。



たった1回で、その7分の1にあたる超巨額の国の買い物がある。

それは、システムやサービスではない。
ある「物」だ。

それは、スーパー堤防のような巨大な物ではない
長さ15m幅10mくらいの物を40個である。

それは、競争入札ではない
3種類の中から官僚が選択する

それは、日本では作っていない
おそらく、アメリカから購入される

それは、まだ開発中で試作品しかない
だから、実物を見ずに決めようとしている

それは、アメリカの企業が売り込みに来たのではない
アメリカの政治家が売り込みに来た

これだけヒントを出したら、答えはわかっただろうか

FX飛ばさず選定へ 防衛省 1兆円の買い物なのに… 
2011年7月24日 東京新聞


 次期戦闘機(FX)の選定をめぐり、防衛省が実機による飛行審査を省略し、書面だけで決めようとしていることが分かった。未完成の米ロッキード・マーチン社のF35戦闘機に有利に働く可能性が高まり、関係者から「不公平だ」との不満が出ている。(略)

 かつて航空自衛隊はレーダーに映りにくいステルス機のF22戦闘機の導入を追求したが、米議会が輸出禁止を決定。ゲーツ前米国防長官から「(F22後継の)F35はどうか」と進言され、今日に至っている。

(引用以上)

何十万人の国民が生活に困窮するような苦境に陥っているときに、放射能被害はこれからどこまで広がるのか見当もつかないようなときに、1兆円の戦闘機を買わなくてはいけないのか。

しかも、ゲーツが耳元でささやいていったとおりに、官僚が線路を引いて、実機に試乗すらせずに決めようとしている。

日本側の代理店に相当するのは、三菱重工。
その周辺に、どんなフィクサーがうごめいているのか知らないが、FXを巡っては、いつもきな臭い話が満ちている。

かつて、防衛事務次官だった守屋武昌が逮捕され、久間章生が「失言」で防衛大臣を辞任したのも、この二人が国産FXを模索しつつ、アメリカが門外不出にしているにF22の情報を、執拗に要求したからだという説もある。

これに懲りた防衛官僚は、簡単な書類選考で、ささっとF35に決定したいわけだ。
1兆円の買い物なのに。

これには、裏の裏も考えられる。
気になるのは「復興と未来のための日米パートナーシップ」の代表が、F35の対抗馬であるFA18を作っている、ボーイング社のCEOだということ。

CSISという研究機関が作った組織の代表がボーイングの社長というのは、ちょっとおかしい感じがする。
が、このFXを巡る流れで考えると、なるほどということになる。

これから年末にかけて、防衛省で不祥事とか醜聞などがでてきたら、おそらく1兆円の影響だろう。

ゲーツ&ロッキード&三菱にしても、CSIS&ボーイングにしても、被災地のことなどどこ吹く風だ。
今は、戦闘機を、しかもダントツに高いやつをわざわざ選んで買っている場合じゃないはずだ。

1兆円を被災地に回せば、とりあえず今の危機、明日のご飯の心配はしのぐことができるだろう。

放射能を浴び続けている子どもたちを、避難させることができるだろう






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2011-07-21(Thu)

松本ドラゴンを惜しむ声

日経ビジネスオンライン
2011.7.21


被災市町村が県に反発し、国に直訴か

 松本氏に近しい人によれば、同氏は東日本大震災の直後に被災地入りした後、4月からは毎週末ごとに被災地に足を運び、避難所を回り、市長や町長と会談を重ねてきたという。もちろん、被災3県の知事とも何度も会談している。宮城県の村井嘉浩知事とも会い、電話でも話す仲だったという。国の復興構想会議に参加している別の人物は、「内閣では松本大臣が最もまじめに出席し、休み時間も3県の知事と個別に話し込んでいた」と証言する。

 報道された宮城県の応接室にも過去に訪れた。村井知事が後から入ってきても不機嫌になることはなかったという。今回の言動の真意は、「旧知の仲である村井知事に、内輪の感覚でゲキを飛ばしたのではないか」と近しい人は見ている。

 さらに、「発言の背景には、県が市町村とすり合わせができていないことへの苛立ちもあったのでないか」と指摘する。「宮城県が打ち出した水産業復興特区の構想に市町村は反発し、その調整がうまくできていなかった。このため、市町村が県を飛ばして直接国に相談してくるケースもあった。そうした事態に霞が関の一部は不満を抱いていた。『ちゃんと調整しろよ』という気持ちが松本氏にはあったのでないか」と推測する。


(引用以上)

それみたことか と今さら言っても始まらない。

いい話でも悪い話でも、どんなことでも、マスメディアが一斉砲火を始めたら、何かオカシイのである。

なでしこジャパンの活躍も、エコノミークラスで移動するアマチュアの待遇でありながら、世界一に上り詰めたのは本当にスゴイと思うけれども、それでもやはり、その報道には裏がある。

マスメディアが、急に「なでしこなでしこ」と連呼するようになったのは、準決勝の直前。
おそらく7月12日のこと。

なにせ選手がエコノミークラスで移動するくらい、マスメディアもスポンサー企業も注目していなかった女子ワールドカップである。たしかに、勝ち上がったのだから扱いが大きくなるのはわかるが、12日あたりから急に「なでしこ一色」になったのには、違和感を感じた。

その背景を考えてみると、汚染牛の問題がある。

7月8日に出荷されていることが判明したセシウム牛は、その後、沖縄以外の全国に広がっていることが判明。
なんやかんや言いながら、福島を他人事と思っていた全国の人たちにも、衝撃が走った。

7月11日には、南相馬市の牧場から出荷した牛肉から1kgあたり3400ベクレルのセシウムが検出された。
さらに同じ牧場の4頭分が、すでに東京都や大阪府、北海道など10都道府県に流通している。

あまりアテにならない国の基準値ですら、1㎏あたり500ベクレルだから、7倍である。

本当ならば、ニュースの時間は汚染牛一色になるはずだった。
が、それを「救った」のが なでしこジャパンの話題だったというわけだろう。

もちろん、チームなでしこの皆さんには関係ないことだが。

■■

ことほどさように、マスメディアが異口同音に、口を開けば同じことを言い出したら、とりあえず何か裏がある と思うことが、現代に生きる知恵のようなものだろう。

松本ドラゴンは、メディアに一斉に攻撃され、メディアだけでなくモノが見えているはずの人たちにまでボロカスに言われ、辞任に追い込まれた。

冷静に考えれば、日経ビジネスが報じるような背景は、詳細を知らずとも予測できる。

ゾンビ菅内閣の裏を読む


一方でネオコン村井知事が、水産特区だの、復興会議に地元の人入れないだの、無茶苦茶を言ってることは分かっているのだから、普通に考えたら、松本ドラゴンは日米利権屋に潰されたと見える。

日経ビジネスが言うように、復興大臣になるまえから、これだけ深く地元にコミットしていたとなると、むしろ嵌められたという可能性が高い。

だれかが、ガツンと言ってやりましょう みたいなことを吹き込んで、なかば冗談で調子に乗ったドラゴンをテレビに映し、その部分だけを切り取ってボロカスにたたく。
どうも、そういうシナリオがあったのではないか。

指名した菅直人が、そこまでかかわっていたのかどうかは、ちょっと分からない。
その可能性もあるし、単に復興大臣のなり手がいないから、一番熱心な松本ドラゴンを指名しただけかもしれない。

■■

今日言いたいことは、松本ドラゴンを、ボロカスに言って辞任に追い込む「世論」の一人になった方は、よーく頭を冷やして考えて下さいよ ということ。

CO2温暖化でも同じだが、とんでもないゴマカシに引っかかってしまったときは、潔く「やられちまった」と認め、もうだまされないぞ と決心するしかない。

それができない人は、CO2でだまされた「環境派」が、今またエセ脱原発にだまされているように、ずーとだまされ続ける。

善意でだまされる人というのは、あたら善人であるだけに始末が悪い。
悪人面していないから、だましの連鎖を起こしてしまうのである。

おそらく、私たちは菅内閣で一番マトモな人材を、「世論」で引きずり下ろしてしまったのだ。
しかも、復興という 今一番大事なところで。


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2011-07-20(Wed)

なんちゃって○○ に怒る

実は今日は、宣伝です。
でも、タダの宣伝ではここまで見に来てくれた人に申し訳ないので、少々能書きを。

■■

世に なんちゃって が蔓延している

なんちゃって女子高生とか、なんちゃってセレブなんていうのは、あんまり罪が無くてかわいいもんだけど、なんちゃって環境保護とか、なんちゃって民主主義になると、終いには人を殺し始めるから始末が悪い。

なんちゃって環境保護のトップランナーは、IPCCという国連の組織。そう、あのCO2による温暖化をスーパーコンピュータで演出して見せたあれだ。ついでに、IPCCですら言ってないようなことを並べ立ててノーベル賞までもらったアル・ゴアなんてのもいる。

このCO2温暖化説によって、チェルノブイリで虫の息になっていた原発推進派が、どどっと世の中に復活してきた。われこそが、地球の救世主である てな感じで。

その結果がどうなったか。

CO2温暖化説というデマに踊らされて、結果的に原発を勢いづかせた なんちゃって環境派の皆さんは、よくよく反省していただきたい。

もっと過激なのが、なんちゃって民主主義。
地球上で、「民主主義」のために人為的に殺された人間がどれほどいるか。
とくに、冷戦後の戦争は、ほとんどが「民主主義」のための戦争だ。

イラク然り、アフガン然り。
広島や長崎もそういう側面がある。

「民主主義」は、その担い手の「民」が真の意味を実現せずに、なんちゃって になると 本当に怖い。
官主主義や産主主義や国主主義や軍主主義が、民主主義を騙ると、リアルに大量に人を殺してしまう。

■■

この国に蔓延している、ありとあらゆる「なんちゃって」の総本山だは、やっぱり菅直人の なんちゃって脱原発 だ。
いちおう、総理大臣だし。

官直人の考え出した「脱原発依存」という なんちゃって脱原発は、マイケル・ジャクソン顔負けのムーンウォークであり、前に進んでいるようにみせかけて、実は後に下がっている。

つまり、原発をやめるかのように見せかけて、実は原発を維持すること、あるいは「安全」な原発を作って売り込むことが、その真の目的だ。

この「なんちゃって」も、そうとう怖い。

2020年までは、税金をジャボジャボ使って、なおかつ国民から追加料金を強制徴収して「自然」エネルギーを増やしていく。
ところが、2020年になったら、「やっぱり採算あいません。原発がないとやっていけません。」と言うことになる。
そういう仕掛けが、全量買取の再生エネ法には盛り込まれている。

全量買取の10年間が終わった太陽光パネルが、全国各地に放置され、新たな環境問題になる可能性もある。
そしてなにより、この再生エネ法で時間稼ぎをしている間に、「安全」な原発をつくる算段なのである。

もちろん「安全」なんてありえないが、「安全だ~」と作っているヤツが叫んでいるだけ代物でも、御用学者とマスメディアが「安全」「安全」」と百回唱えれば安全になるのが、この国の作法というものだ。

こんなことを考えている なんちゃって脱原発の官直人に、署名が届いたといって喜んでいるグリーンピースなども、どうかしている。
CO2温暖化に騙された勢力は、いちどキチンと反省しないと、何度でも騙される。
もしかして、確信犯? と疑いたくなることもある。

■■

私の仕事の範囲で言うと なんちゃって自然住宅 とか なんちゃって健康住宅 とか なんちゃって100年住宅 とか なんちゃって耐震住宅 とか 上げたらきりがない。

これらの なんちゃって にもレベルがあって、菅直人のように、個別課題でもいい加減なものと、グリーンピースのように個別課題では真剣でも全体が見えていないというものがある。

自然住宅と言いながら、ちょっと床に無垢板を貼ってみました とか 壁に漆喰塗ってみました (他は何もしていません)というのが、確信犯てきな なんちゃって自然住宅。

対するに、自然住宅とか、健康住宅とか、100年住宅とか、耐震住宅とか、自分の得意などれかの課題はすごく頑張っているんだけれども、それ以外の課題は、いとも簡単にスルーしてしまう なんちゃって もある。これが多い。

使う素材はものすごく研究されているのに、耐震性はフツーだったり、超高気密高断熱に作っているのにシックハウス対策はなおざりだったり、100年もつように太い柱を使っても、基礎のコンクリートは寿命60年のものを使っていたり・・・

もちろん、家は実用だけじゃなく、デザインや間取りは重要。コストのこともある。
そんなこんなで、建築家というのは、人間一人の頭で考える限界くらいのことをあれこれと考えることが必要になる。

しかも、それぞれの要素は、あちらが立てばこちらが立たず というケースが多くて、もう脳みそがちぎれそうになる。

でも、そんなことで悩んでいると営業できないので、ほとんどの住宅は、ウチの売りはこれ と決めて、他のことはサラッと流す。
そういう なんちゃって○○住宅が 圧倒的に多い。

逆に言うと、私たちのような、弱小建築事務所が、理屈こねながら苦心惨憺して作る家は、訴求力がない。訴える力がすごく弱い。

で、必然的に建築家は、デザインに走る。
これが、一番訴える力があるし、しかもやってて面白い。
その結果、デザイン抜群だけれど、住めたもんじゃない という、古来、有名建築家の家では昔からよくある現象が、いまだに続いていたりする。

■■

じゃあ、明月社の作る家は なんちゃって じゃないのか と問われると ちょっと答えに困る。

(写真は事務所のバルコニーで咲いたハイビスカス。記事とは何の関係もありません)

ウチは、シングルイシュー選挙のような売り込み方はしていないから、その意味では なんちゃって ではない。
しかも、恐がりなので、これはできる と自信のあることしか言わない。
ハッタリをかまして、いっちょぶち上げたろか と思うこともないこともないが、そんな根性がない。

さっきも書いたように、住宅にはあまりにも多くの要素があって、一人の人間では限界がある。
だから、それぞれのジャンルで一番か と言われると やはりそれは違う。

構造計算をしているけれども、木造の構造に関しては、何人かの権威がいて、その人たちと比べれば足下にも及ばない。

デザインも力を入れているつもりだけれども、デザイン命みたいなひとの洗練された作品を見ると嫉妬を感じることも多々ある。

施主さんと山に行って伐採体験をするような家づくりも、けっして私のオリジナルではない。中には強者がいて、本当にキコリをしながら設計もやっている なんて人もいる。すごい。

自然素材は、長年実践してきたので自信はある。が、化学物質過敏症の人でも対応できるかと言われると、ちょっと自信がない。

個別分野では、NO1ではないしなり得ないことは、自分で良く分かっている。
だから、おまえは なんちゃって じゃないのか と問われると ちょっと困るのである。

ただひとつ。これだけは、おそらく日本で俺だけだ ということがある。

間取りやデザインを決める意匠設計者であり、お施主さんと一緒に山へ行って木を伐り、自然素材を使って家を設計し、なおかつ、構造計算まで自分でやっている、という建築家は、おそらく他にいない。

だからどうした と言われればそれまでなんだけど。
まあ、一つくらいは自信を持っておきたいわけで。

■■

そんなこんなで、やっと宣伝にたどりついた。

先日から、こそっと記事の最後に 「構造見学会」のお知らせを書いていたのだけれども、まったく人気がない。

だいたい、構造見学 というのが、昨今は人が集まらない。
完成見学会は、できあがった家なので、結構見に来る人もいるが、構造なんてできかけの家を見て何が楽しいの てなもんである。

でも、この「反戦な家づくり」を見てくれている方には、そんな悲しいことを言わないでいただきたい。
何でも、できあがるまでが大事なんです。

できあがる とは、大事なことが隠れてしまう ということ。
世の中の仕組みに騙されまい と心に決めている方は、もし家を建てるのであれば、できかけの小汚い現場をしっかりと見ておかなくては。

ちゅーことで、再度告知を

明月社の家 構造見学会

7月24日(日) 11:00~  大阪府豊能町東ときわ台
              能勢電鉄ときわ台駅 徒歩15分

参加ご希望の方は、
メール info@mei-getsu.com
FAX  06-6720-8051
TEL  06-6330-3700

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2011-07-18(Mon)

原発マネーの次は 「トモダチ」マネー & 構造見学会のお知らせ

まずは、東京新聞から

今度は「トモダチ基金」
2011年7月18日 東京


 日米両政府が、東日本大震災で被災して立ちゆかなくなった企業・個人の事業再開や新たな事業立ち上げを支援する枠組みとして「トモダチ基金」(仮称)設立を検討していることが十七日、分かった。基金は日米国内外の民間企業の資金援助を中心に運営する方向で主に中小企業が支援対象となる。複数の日米関係筋が明らかにした。

 安全保障分野に限らずさまざまな分野での連携強化を図る「同盟深化」の象徴的存在に育てる狙いがある。来月にも基金の規模など具体的な調整に着手し、今秋にも始動させたい考えだ。


(引用以上)

被災した事業者の支援をすることは、もちろんいいことだが、なんで「日米両政府」なんだ???

アメリカが支援してくれるのは結構なことだが、日本政府に寄付するなり、各自治体に寄付するのがフツウでしょ。
世界中見回しても、災害の復興に、地元の国の政府と共同で他国の政府が復興の主体になるというのは、聞いたことがない。

経団連とCSISの「復興と希望のための日米パートナーシップ」も、内容もさることながら、形式的にもおかしい。

経団連というのは、日本を代表する全国的な経済団体ではなかったか?
日本を代表すると言われるような大企業が1600社あまり加盟している

アメリカでこれに相当するものといえば、おそらく全米商工会議所だろう。
この日本支部である、在日米国商工会議所が、カウンターパートナーだというのなら、まだ話はわかる。

しかし、この「復興と希望のための日米パートナーシップ」における、日本経団連のお相手は、CSIS=戦略国際問題研究所というシンクタンクだ。元をただせば、ジョージタウン大学の中のいち研究所だった組織だ。

そんないち研究所が、しかも戦略だの国際問題なんかを研究するところが、なんで日本経団連のカウンターパートナーとして、「復興と希望のためのパートナーシップ」なんていう組織を作ったのか。

おそらくニュースを見た人がおかしいと感じなかったのは、そこに出てくる名前を見たからだろう。
リチャード・アーミテージ元国務副長官、マイケル・グリーンCSIS上級顧問、キャンベル米国務次官補、などなど。
これまで、新聞で知日派として聞かされてきた名前が並んでいる。

これを見て、「ああ、アメリカを代表して来てくれるんだ」と思ってしまった人が多いのだろう。
しかし、繰り返すけれども、CSISはアメリカを代表していないどころか、公的機関でもなく、ただの民間の研究機関だ。

そして、知日派といわれる、日本に利権をもち、日本の政治家に絶大な影響力(というか権力)をふるうジャパンハンドラーズの巣窟なのである。

■■

これまでCSISは、日米関係の前面に立って動くことはなかったようにみえる。
裏から影響力を行使して、コイズミなどのポチを動かしてきた。

CSISという名前に特別の意味を感じてきたのは、副島隆彦氏の警告を読んだり、その請け売りを目にしたりした人くらいだろう。

それが、今回は最前線に立って、復興利権を我がものとするためにエンジン全開である。
在日米軍の「トモダチ作戦」まで、自分たちの手柄かのように言いつつ、「復興の司令塔は俺たちだ」 と迫ってくる。

米戦略国際問題研究所上級顧問・日本部長 マイケル・グリーン氏
2011/6/22 日経新聞


 私が望む復興シナリオは、日本の政治が恒久的な膠着(こうちゃく)状態に陥らずに済むことだ。
つまり、今回の危機をきっかけに、明確なビジョンを示し、総選挙で国民に信を問うことで自らの政治生命を賭すことを厭わない、勇敢なリーダーが現れることだ。
(小泉純一郎元首相以来、誰も選挙で国民の信任を得ていない。2009年の総選挙でさえ、次に何をするのかではなく、自民党を政権の座から追い出すための信任投票でしかなかった。)

 貿易協定の交渉権限を政府高官に与える。

東北地方は、(略)税の優遇措置や新たな情報技術(IT)インフラへの投資を通じ、海外直接投資を呼び込める。

 自衛隊は国際平和に貢献し、米国やオーストラリア、インドなどと協力して日本の海洋権益を守るという、これまでよりも大きな役割を担う。

 日本が福島第1原発(事故)を独自に検証することで、国内での原子力発電への信頼を回復するだけでなく、民間の原子力企業の透明性と説明責任について新たな国際基準を提唱するきっかけになる可能性がある。


(引用以上)

と、あからさまな意図を語っている。

① 総選挙をやってコイズミみたいなポチを総理にしろ

② TPPをはやく実施しろ

③ 東北地方への外資の直接投資を優遇しろ

④ 自衛隊は米軍の肩代わりをして海外で働け

⑤ 「安全」な原発を作れ

あけすけに言うと、マイケル・グリーンが言っていることは、こういうことだ。

なかでも、2009年の総選挙を国民に信を問うたのではないというくだりは、大問題だ。

たとえば、経団連の米倉会長が、アメリカの新聞に「オバマ大統領は、ブッシュを落とすための信任投票であり、国民に信を問うたものではない」と発言したらどうなるか。
日米関係は、上を下への大騒ぎになるだろう。

ところが、日本人は政府もマスメディアも、こんなことを言われて、さようですか、ごもっともです と平伏して聞いているのである。

■■

このCSISという利権集団が、牙をむいて東北を食らい尽くそうとしているときに、さらに加えて「トモダチ基金」である。

アメリカ的事情で言うと、このトモダチ基金は、おそらくCSISの流れとは別の動きであろう。
ニュースの中でも、CSISとかパートナーシップという文字は見られず、米政府直系の動きであるようだ。

つまり、復興利権で自分たちの懐を膨らましたいジャパンハンドラーズたちの動きと、アメリカの国庫にカネを注ぎたいオバマとでは必ずしも利害が一致しないのである。

オバマは、とにかく財政を破綻させないことが最優先。
そのためには、国債を確実に買ってくれる日本の政府マネーが何よりも大事であり、この「トモダチ基金」は、直接的にはエビでタイを釣るための基金であると言える。

数十億とか数百億の基金を、しかも日本と割り勘で出しておいて、数兆円の国債を買わせるということ。
このまま8月2日をむかえ、本当に米国債が債務不履行をおこす可能性が高い今、本当ならば、アメリカ国債を売ってしまい、そのカネを復興に当てるのが、マトモな判断だ。

しかし、日本政府は、とくに官僚機構は骨の髄までアメリカのために生きることを叩き込まれているから、自分たち(の国民)がいかに不利益を被ろうと、平然と暴落するアメリカ国債を持ち続け、それどころか買い支えしようとするだろう。

そうは言っても、日本の政情も不安。万が一、小沢一郎の復権なんてことになったら、シナリオ通りには進まない可能性もある。
だから、今のうちに「トモダチ基金」を掴ませておいて、裏切ることができないように縛っておけ というのが、トモダチ基金の第一の狙いであろう。

■■

しかし、それだけにとどまるわけではない。

トモダチ基金を、なぜ、日本政府に寄付するのではなく、アメリカ政府も「主体」として入ってくるのか。

基金を貸与か供与かわからないが、与えるためには審査がある。
カネがあり、審査があるところに、利権が生まれる。

この部分は、先のCSISのグループが入り込んでくるのだろう。
しょせん民間研究所に過ぎないCSISが先遣隊として入り込んでいたものを、この政府系基金のなかでオーソライズし、東北の復興にかんしては、CSISにお伺いをたてないと、お金が動かない。

CSISなどのジャパンハンドラーズがクビを縦に振った企業や企画にだけ、お金が下りる。
そういう形を作ろうとしているのではないか。

アメリカ政府が日本政府に寄付するどころか、日本政府が出す資金まで、わざわざトモダチ基金を経由することになるのではないか。日米共同 ということは、そういうことだろう

3次補正予算の行方を監視しておかないと、そういうことになりそうだ。
とくに、CSISに非常に近い、村井という知事がいる宮城県は危ない。

CSISが副知事らと意見交換 宮城
2011.6.27


宮城県産官学代表者 米シンクタンクと意見交換
2011年06月24日 建設工業新聞


先のマイケル・グリーンの発言でも、「海外直接投資」と言っている。
直接投資とは、規模が大きいときは、買収ということになる。

確実に儲かる事業にだけ、どっと資金を投資して、会社を乗っ取るよ と言っているのである。
これまで、日本の独特の利権構造であった、漁協や農協は、これからは外資になるよ と言っているのである。

■■

とんでもない規模の被災であり、なんといってもカネは必要だ。
復興という名の高度経済成長をもう一度、なんていう話はまっぴらごめんだが、少なくとも、生活を取り戻すだけでも、気の遠くなるようなカネが必要なのは確かだ。

しかし、原発マネーにおぼれた結果がどうなったか、よくよく考えてみるべきだ。
甘い水には、破滅にいたる麻薬が溶け込んでいる。

今必要なことは、とにもかくにもの緊急措置と、本当に必要なことと、そうでないことを分別し、何がいるのか、そのためにはどうしたらいいのか、国民に正直に語りかける政治だ。

まずは、復興というくくりではなく、救済と復旧のために何が必要なのか。
そのために、どれだけの金額が必要なのか。
今、国の財布(特別会計)を逆さに振ったらどれだけあるのか。

すべて正直に洗いざらい出して見せられれば、場合によったら増税しても仕方ないと私は思う。
しかし、菅や枝野や、あるいは前原なんぞが、いくら何を言ったって、全く何も信じることはできない。

100%信用できない。

こんな奴らを、なんとしても引きずり下ろして座敷牢に入れてしまわなくては、事態は好転し得ない。
自分が責任を取る という 捨て身の覚悟を決めた政治家に、任せることができなければ、政治は決して動かない。

■■

ここからは、妄想。
方法論はわからないけれども、こうなったらいいのにという、たんなる想像。

小沢首相待望論はあるけれども、現執行部を打倒した後でないと実現しない。
まず誰かが代表になって、党員資格停止を解除しなければならないので、次期小沢総理は論理的に無理だ。

もし、小沢一郎がどうしても動けないのであれば、私が考える政治家は、田中康夫、山田正彦、森ゆうこ の各氏。
なかでも、森ゆうこさんは、牽引力もあり、私はこの危機の時代の首相をになう人材ではないかと、こころ密かに思っている。

田中康夫さんは、完全ノンポリのウチのカミさんでも、「なんか、一番まともなこと言ってるようなきがする」なんて言うように、一番真っ当ことを言っている政治家だと思う。
全体を俯瞰する目を持っている。
けれども、大きな組織を動かすような人柄じゃないようにお見受けする。

山田正彦さんは、書いた物を見ると、根性の座った政治家であると思う。
しかし、いかんせん口べた。
相当、周りを固めないと、国民にアピールする力が弱い。

田中康夫さんは復興担当大臣に、山田正彦さんは再度、農水大臣をやってもらいたいものだ。

では、小沢氏は?
森ゆうこ首相が実現すれば、何大臣でもできるわけだ。
私は、原発担当大臣だろうと思う。

原発担当大臣は、死ぬ気でなければできない。
ことここに至ってしまった限りは、多くの不幸を通り抜けなければ、原発の収束はあり得ない。

多くの子どもたちの疎開。
大量の作物や家畜の処分。
原発労働者の過酷な労働。

これらを直接背負いたくないから、今の政府はいつまで経っても、東電に丸投げ。
本当ならば、政府が全部引き取って、あとからかかったカネを東電に請求するのがあたりまえ。
これだけの災害を、いつまでも東電の指揮下においておくなんんて異常。

でも、自分の手を汚したくないばっかりに、政府は間に東電を挟む。
これを政府に引き取り、多くの不幸の責任を背負いながら事故収束に向かうためには、並大抵の胆力ではできない。

考えても見よ。今の民主党(執行部派、中間派)には、復興大臣をやろうという人間すらいないのだ。
今このときに、政治家ならば、奮い立って復興大臣になろうというのが、本当だろう。

たしかに、泥舟菅内閣なのだから仕方ないともいえるが、自分たちが選んだ菅代表なのだから、責任感の欠片でもあるのなら、「やります!」と手を上げるのが本当だろう。

こんな体たらくの民主党にあって、原発災害を国で引き取り、全責任を一身におう原発大臣は、常人では務まらない。
小沢氏には、原発大臣としての姿を、後進に示し、同時に少数でも心ある官僚に見せ、次の時代の礎になってもらいたい。

■■

こうした妄想を、現実に近づける動きがあるのか。

これから数週間の政治の動きを、注意深く見守りたい。


■■■■

またまた、記事とは関係ない 構造見学会のお知らせです

7月24日(日) 11:00~  大阪府豊能町東ときわ台
              能勢電鉄ときわ台駅 徒歩15分

時節柄 猫も杓子も「耐震構造」」と言いますが、本当のキモはなんなのか、実物を見ながらお話しします。

参加ご希望の方は、
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2011-07-16(Sat)

話題沸騰の「悪党」 石川知裕さんのお話を聞いてきた

関西 日本一新の会・政経フォーラム に行ってきた。

本日のメインゲストは、著書「悪党 小沢一郎に仕えて」がバカ売れしている、衆議院議員にして刑事被告人である石川知裕さん。
会の前半は、石川さんの講演が1時間。

撮影も録音も禁止だったので、ヨロヨロと書いたメモを頼りに、少しだけレポートしてみる。
以下、石川さんの発言かのような書き方をするけれども、あくまでも部分的なメモを見て書いているので、文責は筆者にあることをお断りしておく。

■■
現職の衆議院議員で刑事被告人なのは二人しかいない。私と、もう一人誰だか分かりますか。そう、小沢一郎。

2009年3月2日に朝ズバ出演。その翌日に西松事件。朝、大久保さんから電話があった。
ダミー団体を通して2100万円の献金という容疑。
先輩から引きついでやって来た仕事であり、どうして罪になるのか分からなかった。
裏献金や収賄で逮捕の例あるが、規正法で逮捕はほとんどなかった。

世論調査で、西松事件での大久保氏逮捕の正当性について、正当4:不当4:わからない2 だった。
これに検察不本意。そして、1年半経って陸山会事件が作られた。
佐藤優さんの言うように、小沢が政権をとったら怖いと思う人間たちの集団的無意識だろう。

小沢一郎は民主党のニガリだと、佐高信さんが言った。
豆腐を固めるニガリのこと。面白い言葉だと思った。
実際、ニガリがなくなった見主党はバラバラ。

佐藤優さんに強く勧められて、取り調べの時にICレコーダーをもっていったことは、検察改革や取り調べの可視化の動きなどにも役に立った。
自分の裁判でも、こんな取り調べをしているのか ということで、取り調べ証書が証拠不採用になった。
これは、小沢さんの裁判でも影響は大きいはず。

著書の「悪党」は、発売から2日で3刷が決まった。
題名は、了解取っていない。表紙に書いてあるような黙認もない。
だから最近は近寄らないようにしています(笑)

小沢一郎は、時代の先を読みすぎて理解されない不幸な人。
国民福祉税も、当時の国の借金は200兆円で、景気の良いあの時代にやっておくべきだった。
PKO法案は、都議選を犠牲にして自公連立を確立して成立させた。
参議院は、一時期を除いてずっと連立。

2009年の大連立問題の時、誰も理解できない と訴えた。
ハァとためいきついて、おまえも分からないのか ドイツの例を勉強しろ と言われた。
ドイツの例とは、キージンガー政権(の時の社会民主党)のことで、一度連立で政権に入ってから単独与党になった。

大連立の時の小沢さんの言葉。まだ民主党は政権をとるには未熟だ。
今になって、それがわかる。

小沢さんの素顔は、動物好き。
烏骨鶏、ウズラ、犬も。
書生時代に、江沢民からもらったオウムを逃がしそうになって、日中外交にヒビが入ると慌てたことがある(笑)

ストレスをためない。飲んだら忘れる。
酒飲んで政治判断したら間違うと、夜は電話を繫がないない。

いい意味で権力欲が強い。
長生きするために、肉とタバコをやめて、酒だけにした。

刑事被告人は、色々を制約が多い。
放送コードにひっかかることもある。地元の国会便りにも載せてもらえない。

党員資格停止。
肉食動物は限度を知っているから仲間通しで殺し合いしないが、草食動物は殺してしまう。
民主党の多くの議員は、自分を安全地帯において、代表をたたいて自分だけ生き延びようとする。
自民党でも、ここまでやらなかった。

9月26日が(石川さんの)判決。調書を撤回してくれた裁判官なので、信じて待つしかない。

政治家に求められるものは何か を考えるべき。
危機の時には、国民が燃え立つような真のリーダーを選ばなくてはならない。

■■

話はうまいし、堂々としている。カリスマ性の片鱗をすらのぞかせている。
弾圧は人を鍛える。

話の中身については、ちょっと私なりのコメントを書きたい部分もあるけれども、今日は時間もないので、割愛。

一点だけ。
政権交代を前にして、小沢氏がやろうとした大連立について。

わたしもあれは、なんちゅーことするの! と思った。
官僚を使いこなして政治を運営するために、予行演習が必要なのは分かるけど、ここで国民の支持が無くなったら、元も子もないからだ。

だが、当時の福田首相が、アメリカからの圧力に何とか耐えていたことを知り、そういう背景があったんだなと納得する部分もある。
ちょと石川知裕さんの話とは外れるけれども、大事なことなので、孫崎享さんのツイートを以下引用しておく

米国がアフガンへの自衛隊の派遣、資金提供を強く迫り、福田首相がこの圧力を撥ね退けたのを見た。今日米国世論でアフガニスタン戦争を戦うべしとするのは42%、戦うべきでないが51%である。戦う意義はない。しかしここでは多くの死者を出している。

英国374名、仏61名、独53名、加156名である。日本が出ていれば必ず死者を出した。福田首相が撥ね退けたのは日本にとり正解である。ではこの時、周りの官僚や政治家は福田首相と共に戦っているか。残念ながら違う。政治家や官僚は自分こそ米国と協力できる人間であると売り込んでいる。

鳩山首相が普天間で戦った時と同じ構図がここでも見える。ウィキリークスはこの事情を明確にした。この時期自民党時代であるが、米国にすり寄る政治家に既に前原氏、岡田氏が見えている。

(引用以上)

時期的にぴったりとは重ならないけれども、アメリカとの関係というか構図で見ると、岡田や前原を野放しにするよりも、福田と協力してアメリカの重圧に耐える連立を経験した方が良い、という判断は分かる気がする。

しかし、こんなことは、ぜんぶブッチャケて説明してもらわないと、一般ピープルにはちんぷんかんぷんだ。

■■

さて、話を一新の会の政経フォーラムに戻す。
第2部は関西の「悪党」の面々が登壇した。

そうそう、悪党の意味については今さら言うまでもないが、佐藤優氏が名付け親。

小沢一郎が『平成の悪党』になる日

ここで筆者が言う「悪党」とは、犯罪者という意味でない。南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成が「悪党」と呼ばれたことを念頭に置いている。(略)「悪党」とは、既成権力に対抗する強い武士の集団のことだ。

(引用以上)

色々と面白い裏話も飛び出して、なんでこの面々が、逆風を受けながらも小沢グループの旗を掲げるのか、よく分かった。

詳細は、これまた私の時間の都合で割愛。

最後に 司会をやった大谷啓さんが 小沢待望の世論を と呼びかけて、終了した。

■■

人数も、会場に満杯で二百数十名。内容も良い会合だった。

ただ、その上で文句をつけるとするならば、もっともっと情報発信をしてもらいたい。

とくに、小沢一郎の肉声を、国民は待っている。

自由報道協会でもいいし、ご自分のホームページでも良いし、一新の会のブログでも良い。
1日5分でもいいから、国民へのビデオメッセージを流してもらえないのか。
小沢テレビ というネット放送局を作れば、数十万の視聴者が集まるはずだ。

そのくらいの発信をすることは、リーダーとしての名乗りを上げたものの義務と言っても良いと思う。
議会制民主主義である以上、私たちは国会議員の中で、リーダーとして打って出る決意のある人に、未来を付託するしかない。
いかに、国民の自立と共生が必要と言われても、やはり国会議員には、なかんずくそのリーダーたらんとする人には、国民が自分の頭で判断するための情報を発信する義務があるはずだ。

逆に言うと、未来を託すべき光が、民主主義の枠の中に見えなくなったとき、ファシズムが生まれる。
橋下徹のような、民主主義なんて平気で踏みにじるようなやつが、圧倒的な支持を集めてしまう。

あるいは、絶望の中で自殺する人が増える。

警察庁の統計 23年の月別自殺者数

もう、一目瞭然で震災以降、自殺は急増している。
それも、被災地に偏った話ではなく、東京や大阪でも1.5倍くらいに増えている。

どっかの内閣参与が上原美優さんの自殺が原因だと言ったらしいが、上原美優はそんな超有名人だったのか?
それはともかく、震災以降、日本中が行き場のない怒りと際限の分からない不安に包まれている。

そんなときに、小沢一郎が、だんまりを決め込んでいて良いのか?

オフィシャルホームページも新しい情報はない
小沢一郎メールマガジンも、イベントのお知らせだけ
小沢事務所のツイッターも同じ
私は陸山会の会員だけれども、べつに何の情報もない

ネットでの情報発信については、その効果を小沢氏も認識したはず。
ぜひとも、生の声を発信していただきたい。

■■

関西日本一新の会のブログも、ちょっと考えた方が良い。

まず、アメブロはこういうブログに向いていない。
理由は、見たら一目瞭然

http://ameblo.jp/nipponissin-kansai/

それと、コメントもトラックバックもできない設定なので、ブログの強みを発揮できない。
炎上を恐れて閉じてしまっては、人とつながる本来の目的を外れているのでは。
承認制にすれば、無駄な炎上は防げるので、ぜひ設定を変えていただきたい。

また、内容も告知ばかりで面白くない。
本日登壇された方々のブログ記事を転載するだけでも、内容は充実するはず。

さらに、もう少し欲張って言うならば、小沢グループのポータルサイトにされては如何か。
平野貞夫代表も、かず関西から立ち上げて東京に と言われているとか
ならば、関西日本一新の会が、小沢グループの情報を総まとめにして、国民はこれを見れば小沢グループが何を言い、何を頑張っているかわかる、というホームページにされては如何だろうか。

私も関西に住むものとして、告知や紹介の応援をしようと思っている。
ただ、いまのブログではちょっとためらってしまうので、ぜひともお願いしたい。

今求められているのは、批判や批評ではなく、こうしよう、ああしよう という呼びかけだ。
そのうえで、小沢氏も苦しいときは、苦しいと、国民に訴えて欲しい。
中にはざまあみろと言うヤツらもいるけれども、むしろそれで結束を強める人びとも多い。

2009年秋に政権交代を圧倒的に支持した国民を信じて、ぜひとも情報の、生の声の発信をお願いしたい


最後に、石川知裕さんはじめ、関西の「悪党」の方々、一新の会の事務局の方々、おつかれさまでした。
ありがとうございました。


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2011-07-15(Fri)

子どもは少子化対策の道具じゃない!

ウチの子どもはまだ小さくて、下の子は保育園でお世話になっている。

のびのびと遊ばせてくれる保育園で、上の子のときからもう結構な年月を保育園とおつき合いしている。

子どもに朝メシを食べさせて、保育園に連れて行くのは私の役目なので、毎日様子を見ている。同じクラスの子どもたちも、赤ちゃんの時からずっと見ているので、他人とは思えない。

子どもたちもまた、本気でケリを入れてくるし、遠慮も何もあったもんじゃない。

こんな毎朝の子どもたちとのふれあいは、寝不足でよれよれの私の活力源なのである。 (写真は記事とは直接関係ありません)

そんな保育園だから、とりまく環境にもずっと目を配ってきた。
このブログではあまり書いていないが、園の中では毎年細々と学習会やったりしてきた。

今日は、衝撃的なニュースが流れたので、ちょっとこの話題を書いてみたい。

■■
保育所:面積基準を緩和へ 待機児童解消で用地確保容易に
2011年7月15日 毎日


保育園に縁のない人のために、少しだけ解説を。

保育所には、認可保育所と、無認可(認可外)保育所がある。
あ、ちなみに、保育園と保育所は同じこと。法律などでは、保育所と書いてあるけれど、なんだか収容所みたいな印象だから、私は保育園と言うようにしている。

で、認可保育所は、市町村が認可している公立や私立の保育園で、園児一人あたりの部屋の広さとか、保育士の人数とか、給食室が必要だとか、何やかんやと最低基準が決まっている。

児童福祉施設最低基準 32条

よく見て欲しいのは、この法律ができた年。
昭和23年(1948年)12月にできて以来、一度も基準は変わっていない。

昭和23年と言えば、GNPが2兆6千万円ほど。
まだ、食糧は配給制で、食うや食わずの時代が、少しづつましになるかな という時代。
朝ドラの「おひさま」で、毎日ぞうすいをすすっている、あの時代だ。

当然ながら戦争未亡人や孤児も多かった。
そんな時代に、とにかく、なんとかして子どもたちを育てなくてはならないということで、作られたのが「児童福祉施設最低基準」だった。

その後、住宅事情は大きく変わった。
昭和23年には、住宅の数が1400万戸しかなかった。
人口は現在の半分強なのに、家の数は1/4しかなかった。

多くの人が、こういうバラックに住んでいた。
中には、1軒を何家族かでシェアしていることもめずらしくなかったという。

そんな時代に作られた保育園の基準が、一度もレベルアップされずに今日まで続いてきたと言うことが、驚きだ。

実は、2008年に厚労省の委託をうけて全国社会福祉協議会が 「機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究」というのを発表している。

機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究事業

ここでは、「諸外国と比較して日本の最低基準は低い」 「専用の食事室が必要」 「部屋の面積は2割以上広くすべき」などなど、最低基準をレベルアップさせるべきだという報告がされている。

■■
こうした古いけれども、とにもかくにも最低基準がある認可保育所に対して、そうした基準に達しておらず、市町村から認可を受けられない保育所のことを、無認可とか認可外保育所 という。

よく死亡事故をおこして問題になっているあれだ。

保育施設における死亡事例について

平成16年から21年の約5年間で、全国の保育所で52人の子どもが事故で亡くなっている。
そのうち、認可保育所が19名。無認可が33名。
一見すると2倍弱に思えるが、全体の児童数が全然違う。

認可の児童は200万人。無認可は22万人。
だから、死亡事故率にすると、0.00095% : 0.015% であり、実に15倍も無認可のほうが死亡事故が多いのである。

さらに、こんなデータもある

認可外保育は死亡事故20倍、事実上罰則なし 乳児うつぶせ死
2011.5.17 産経


狭苦しいところに詰め込んで、保育士の数が少なければ、事故が多いなんて、誰でも分かることだ。
そして、それは、数字で証明されている。歴然と。

ところが、それでも基準を下げるんだ と全国に先駆けて頑張っちゃった知事がいる。
そう、あの都痴爺こと、石原慎太郎だ。

無認可保育所の中に、ある程度の基準をつくって、「認証保育園」という制度を作った。
部屋の広さで言うと、認可の3/4。 保育士の資格者は、職員の6割でOK。
全部ではないかもしれないが、実体はこんな感じらしい

子どもの詰め込みにNO!

複数の園を経営する会社が多いので、職員の掛け持ちなどが問題になった。
また、給食がものすごいことになっているところも

保育園児に36円の食事をさせる石原都知事

■■
このように、タダでさえ世界で比較するとショボイ保育所最低基準を、さらに引き下げようという厚労省の動きは、自公政権時代の2007年頃から続けられてきた。

例によって御用学者などを集めて審議会を行い、都合の悪い報告はなかったことにしながら、どんどん基準緩和(低下)の準備をしていた。
先にあげた、全国社会福祉協議会のレポートも、この審議会からの要請で作られたのだが、厚労省の意図と逆の結果が出たので、完全に黙殺された。

ところが、2009年に政権交代があり、2010年に入ったところで、審議会は立ち枯れ。
中途半端に終わったまま、招集されなくなった。
代わって登場したのが、内閣府の少子化担当部局による、新しい審議会。

こちらは、少しばかり目先を変えるつもりなのか、幼保一元化を目玉にしている。
幼稚園と保育園を合体させて、認定こども園 ていうものにしようという話。

これについては、今日は時間がないから割愛する。

一つだけ指摘しておくと、保育園に入れない待機児童の85%は2歳以下の子ども。
幼保一元化で変わるのは、幼稚園に入れる3歳以上。
だから、幼保一元化は待機児童解決には、ほとんど効果がない。

とにかく、今は厚労省じゃなくて、内閣府で審議会が行われて、悪巧みを進めているということ。

ところが、この4月28日に突如として伏兵が現れ、あれほど喧々がくがくと議論してきた最低基準のついて、「各自治体に任せる」と国会で決まってしまったのである。

その伏兵とは、地域主権改革法。

これまた内閣府の中の地域主権戦略会議が、あっという間に法案を提出し、あっという間に国会を通ってしまった。
で、4月28日に目出度く国による保育所の最低基準は、有名無実ということになった。

ただし、地方自治外が思い思いに最低基準を決めるに当たっては、国が定める基準を「斟酌」しろ と書いてある。
斟酌=心情をくみ取ることだから、どうとでも解釈できるのだが、それでも国の基準があると、地方自治体は思いっきり基準を下げにくい。

石原や橋下徹みたいなのばっかりだったら、屁とも思わずに基準低下に突き進むだろうが、まあもうちょっと繊細な首長もいる。

そこで、国の定める基準自体を下げておきましょう、というのが、冒頭のニュースの意味。

食糧配給時代の昭和23年の基準を、さらに下げるというのだから、なにをか言わんや。

当面は、国の基準が下がるのは、

<東京都>中央区、港区、文京区、墨田区、江東区、大田区、世田谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区、立川市、三鷹市、府中市、調布市、小平市、東村山市、東久留米市、多摩市、西東京市  <神奈川県>横浜市、川崎市、藤沢市、茅ケ崎市、大和市  <埼玉県>さいたま市、川口市  <千葉県>市川市  <京都府>京都市  <大阪府>大阪市  <兵庫県>西宮市

だけれども、他の自治体も時間の問題だ。
まして、橋下ヒトラーに占領された大阪府下、とくに橋下派に市長をとられた我が吹田市などは、虎視眈々と準備されていることだろう。


保育所の面積基準の緩和について(橋本知事のメッセージ)

ここで橋下は、ちょっとくらいなら良いじゃないか というようなバカなことを書いている。
ちょっとくらいのワケがない。大量の待機児童を減らすくらいの緩和なのだから。

大事な子どもたちを、橋下らに殺されないように、親は心して守ってやらなくちゃならない。
保育士も味方になってもらうようにしつつ、しかし、最後は親が守ってやらなくちゃ。

■■
子どもを粗末にする政治は、どんなお題目があろうが、言い訳が並んでいようが、絶対に悪政だ。
もう、内容をイチイチ見るまでもない。

子どもをないがしろにする政治は、無条件で悪政だ。
子どもに被曝を強制し、死亡事故が増えることが分かっていながら保育所の基準を低下させ、そんなことばっかりしている政治は、とっとと退場してもらいたい。

子どものいる人もいない人も、子どもたちを守ろう





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2011-07-14(Thu)

ジェイ・ロックフェラーとルパート・マードックの壮絶な闘い

メディア王の名をほしいままにするルパート・マードックと、金融王ロックフェラー4世ことジェイ・ロックフェラー上院議員が、壮絶な闘いを繰り広げている。

マードック帝国の盗聴スキャンダル、米国内調査にも発展か
2011年07月13日 AFP


■■
ジェイ・ロックフェラーはオバマ大統領の生みの親とも言われ、ジェイの大きな動きはオバマ陣営の意向であると考えられる。

オバマ陣営の基本路線は、世界中に展開している米軍を引き上げ、また核兵器も大幅に削減し、とにかく軍事費を縮小したい。
これは、人道的な配慮でも何でもなく、アメリカという国にカネがないからだ。だから、軍は引き上げるけれども、カネは人道などかなぐり捨てて巻き上げる。

とくに、官僚組織の隅々まで従米思想を染み渡らせた日本という経済大国からは、徹底的にカネをむしり取る算段だ。
軍事的には自立を望み、ただし米国債の買い増しと、TPPによるあらゆる分野での経済的な服従関係だけは強制する。

普天間県外移設、消費税増税、TPP推進 は、こうしたオバマ陣営の動きに連動していたと見ることができる。

また、中国に対してはアメリカからの輸出市場として草刈り場にしたいと思っている。
ただし、中国もそう簡単にフルオープンにはしないので、南沙諸島のことなどでときどき軍事的にプレッシャーをかけたりしつつ、でも本気でやり合う気はない。

米中軍トップ、雪解けに向け進む

ユーロ圏に対しては、ギリシャ危機などを意図的に拡大し、ユーロを引きずり下ろすことで崩壊寸前のドルを何とか持ちこたえさせようと必死だ。
また、いわゆる中東革命を過剰にあおり立てることで、英独仏の疲弊を促進しようとしている。

こう着するNATOの対リビア軍事作戦、米仏間の溝が鮮明に
2011年 07月 11日


■■
一方で、マードック率いるメディア王国は、一貫して戦争を煽り、産軍複合体の肥大化の主要な一翼となってきた。

一見、メディア王と金融王の内紛のように見えるこのニュースは、軍事撤退・経済立て直しを目指すオバマ陣営と、戦争遂行・軍需拡大を目指す産軍複合体との間の、壮絶な争いの最前線 と見るべきだろう。

マードックと、それに買収されたウォールストリート・ジャーナルのことについては、前の記事に書いたので参照していただきたい。

原発や新エネルギーをめぐる構図を読み解く

私たちにとって、直接的に重要なのは、マードックもその一翼であるアメリカの産軍複合体は、歴史的に日本支配の工作を営々と行ってきたということ。

このジャンルの研究に関しては、副島隆彦氏、中田安彦氏(アルルの男ヒロシ)らの著作等を見ていただきたい。

現在、副島氏が「放射能怖くない」論に陥ってしまったことについては、当然ながら支持できるものではないが、だからといって、ジャパンハンドラーズについての研究、日本が如何に属国かという考察についてまでその価値がなくなったわけではない。

とくに、官僚組織の末端に至るまで、見事に浸透した従米思想は、この20年ほどの間に確固たるものになっているという。

いわゆる陸山会事件に始まる、小沢一郎を葬り去るための一連の謀略。鳩山由紀夫が唱えた普天間基地の県外移設を、あらゆる手を使って辺野古案に戻させたこと。原発のセールスマンだった菅直人が、手のひらを返したかのように「新エネルギー」を言い出したこと。

これらすべては、ジャパンハンドラーズの手によってシナリオが書かれてきたのだろう。

そして、ジャパンハンドラーズ諸君の、現下の関心事は、震災の復興利権を吸い尽くすこと。
復興利権には、震災そのものの復興と、福島原発事故の復興とがある。

震災そのものの復興利権は、都市計画から土木・建築に至るまでの復興そのもの、コンサルとして地方自治体の意志決定に深く関与する影響力、漁業権を地元漁民から奪う水産業特区など、多岐にわたる。

原発事故の復興利権とは、とりもなおさず「新エネルギー」利権であり、スマートグリッドという名の新送電網の利権であり、さらには福島に核廃棄物処理場を建設する利権である。

本当の意味での復興とは関係なく、人の不幸を利権にするのであって、不幸利権と呼んだ方が良いのかもしれない。
とにかく、太陽光発電なども含めた復興利権で、自分たちの懐を暖めることに血道をあげている。

CSISとの懇談会開催


※ TPPに関しては、その性質から考えて、オバマ陣営も産軍複合体陣営も、共通した利権であり、ともに日本に強制しようとしていると考えられるが、その主導権争いという意味では、やはり両陣営の争いの種になっているのだろう。

■■
菅直人の、ゾンビも怖がるほどのスーパーゾンビパワーの源泉は、この両陣営の対立と拮抗にある。

前原のような産軍複合体の勢力の子飼いは、このように拮抗した状況下ではむしろ権力を握ることができない。
いわゆるコウモリとして、あちらとこちらを調子よく飛び回る能力に長けていることが、今の日本の首相に必要な能力なのである。

いずれ、この拮抗が崩れて、どちらかの勢力が優勢になれば、菅はゾンビからただの腐乱死体に戻って、今は不問に付されている外国人献金問題などで、逮捕されるかもしれない。

しかし、当面は菅直人は権力の座に居座り続けるだろう。そして、アメリカ勢力は、自分たちの勢力闘争のために、それを容認せざるを得ない。

国民も被災者も、すべて権力維持のための道具としか思っていない菅直人を引きずり下ろすのは、やはり私たち日本人しかいない。
私たちが、声を上げるしか、私たちの明日を守る術はない。

マードック VS. ジェイ・ロックフェラーのニュースを見ながら、そんな思いを強くした。


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2011-07-12(Tue)

原発や新エネルギーをめぐる構図を読み解く

なんだか、たいそうなタイトルを付けてしまったので、ちょっと失敗したかなと思いつつ、やや図式的に過ぎることには目をつぶって、あえて単純な構図にして考えてみたい。

原発やいわゆる自然エネルギーについて、誰がどういう立場で、なにを本当に欲しがっているのか、非常にわかりにくくなっているからだ。

最初に一言書いておくと、わかりにくくなっているのは、偶然や結果論ではなく、意図的にわかりにくくされている ということ。

3.11以前のような、「原発推進・自然エネ消極的」VS「反原発・自然エネ積極的」という単純な構図のままでは、本当に原発をなくさなくてはならない。
それを避けるために、わざと混乱させ、「脱原発という名の原発推進」とか、「新エネという名の原発維持」というような、鵺(ヌエ)の連中を大量生産しているのである。

■■
まず、とっても地味だけれども、このウォールストリートジャーナルの記事から見てみたい。

日本政府、2段階の安全評価を実施―原発再稼働で
2011.7.12 WSJ

(略)
 政府の新たな安全評価プログラム実施では、原子力安全・保安院よりも、政府から部分的に独立している内閣府の原子力安全委員会の役割が拡大される。保安院は、福島第1原発事故以降、主導的な役割を果たしてきたが、組織上、経済産業省の一部で、日本の原子力技術の輸出も推進している。

 福島第1原発事故についてはこれまで、原子力安全委員会のほうが保安院より率直に事態の深刻さを訴えてきた。保安院のある当局者は「新たな安全評価計画は原子力安全委員会に対する国民の信頼の深さを反映していて、保安院とは対照的だ」と述べた。

(引用以上)

気持ちの悪いくらいの、安全委員ヨイショである。
いったい1億2000万国民のうち、何人が安全委員会を深く信頼しているのだろう。

だいたい、あのデタラメハルキ委員長自身が、「(安全委員会は)運転再開とかそういう話とは無関係」と言い放っているのである。

ここで見ておきたいのは、ウォールストリートジャーナルって何なのかということ。
あのメディア王といわれるルバート・マードックに買収され、紙面構成に至るまで口出しされているという。

ウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕

マードックは、FOXテレビでイラク戦争を煽ったり、典型的な戦争好きであり、アメリカ産軍複合体とほぼ立場を同じくしていると思われる。親イスラエルとも言われる。

ありもしない安全委員会への国民の深い信頼を褒め称えると言うことは、とりもなおさず経産省(保安院)を排除しようということだ。

日本に大きな影響力を行使し、実質的に支配しているアメリカの利権集団(ジャパンハンドラーズ)は、アメリカの中でも産軍複合体の流れにあると言われる。
オバマが進めたがっている、世界に展開する米軍を縮小し、各国からカネを巻き上げて経済の立て直しをしようという流れとは異なる。

アメリカの産軍複合体や親イスラエルをバックにする勢力は、日本の経産省を排除するために、内閣府の安全委員会をヨイショしているということを、まず押さえておきたい。

■■
副島隆彦氏によれば、震災直後から官邸にIAEAのアメリカ人高官が常駐しているという。
複数のそれらしい証言もあり、また、実際そうであってもまったく不思議ではない。

そうであれば、菅直人の暴走とも言えるこの4ヶ月間の言動は、実はアメリカの指示であったと見ることが妥当だ。

3.11までは、増税とTPPという、日本のサイフをアメリカに差し出す準備に夢中だった菅直人が、一転して脱原発かのようなポーズを取り、エネルギー問題が最重要課題だと言い出したのも、アメリカの指示であったという可能性が高い。

そして、旧来の原発利権の総本山である経産省を排除し、官邸主導で「新エネルギー政策」を進めだした。
これには、大きく三つの意味があると思われる。

ひとつは、日本国原子力村の住人は、あまりにも洗脳されすぎてしまって、自分たち自身が「原発は安全」と信じている節がある。麻薬を売っている売人が、自分で中毒になってしまうようなものだ。

だから、福島の深刻さを、専門家と言われる原子力村の住人は、いまだに理解できていないようだ。
脳の入り口で、原発を否定する情報を自動的にシャットアウトしてしまうので、いくら専門知識があっても、どんなに悲惨な現実が目の前にあっても、それを理解することができない。

しかし、シャブ中の売人は早晩使い物にならなくなる。
いま、経産省をはじめとする原子力村民は、その段階に来ている。

一刻でも早く収束させたい、危険を回避したい住民の立場からも、もちろん原子力村の村民たちは百害あって一利無しであるが、実は、反対の立場からのそうなのである。

つまり、福島を冷酷に食い物にしようとしている日米利権集団から見ても、事態の後追いすら満足にできない「専門家」など、邪魔者以外の何者でもない。
少なくとも、危機は危機と、危険は危険と自覚できているものでないと、どんな立場であったとしても、役立たずなのである。

そこで、経産省・保安院を排除して、アメリカ直轄の首相官邸・安全委員会のサイドで仕切ることにした。
保安院のシンボルだった西山審議官の、女性問題のスキャンダルが流出したのも、その流れにある。

ちなみに、安全委員会のデタラメ氏こと斑目委員長は、原子力が怖いと言うことをよく知っている。

「安心なんかできるわけないじゃないですか。あんな不気味なもの」
大失言!【原発儲かる】原子力安全委員長 【最後は金】2005年班目

だったら止めろよ! と言いたいのは私だけじゃない。
無茶苦茶な御仁だ。
危険を承知で国民に押しつける確信犯だ。

福島の事故を奇貨として、徹底的に食い物にしてやろうと企む日米利権集団は、こういう確信犯を求めている。

■■
経産省が排除される理由の二つ目は、「新エネルギー問題」を焦眉の課題かのように祭り上げるためだ。
そのためには、ニセ脱原発のポーズを取る必要があり、既存の原発利権を仮想的にする必要がある。

海江田と経産省を生贄にして、菅直人が脱原発のポーズを取ってきたのは周知の通り。
玄海原発の再開問題など、典型的だ。

では、なんで「新エネルギー問題」が新たな利権になるのかというと、これもいくつかの理由があって、

① 太陽光発電など、「新エネ」自体があらたな産業であり、利権になる

② 新エネはむしろ口実で、実はスマートグリッドのほうが儲かる

③ 原発を維持するためには、新エネで国民を欺く必要がある

など、新エネルギー問題を菅直人が声高に語るのは、こうした裏があるのである。

■■
日米利権集団が経産省を排除する理由のみっつめは、実はこれが最大の理由だと私は睨んでいるのだが、本来ならば復興問題が最大最高の課題なのに、そこから国民の目をそらし、利権集団が好き勝手できるようにするため。

「新エネルギー問題」と裏表の関係でもある。

考えずとも分かる話だが、今日本で第一級の政治課題は、被災地の救済・復旧・復興だ。
ところが、復興構想会議とか言う、恐ろしくお粗末な会議が有名人の顔だけ並べて井戸端会議を繰り広げ、挙げ句の果てに抽象的な言葉を並べて終わってしまった。

復興の問題は、住民自治の問題でもあり、かつ、何十兆円という税金を投入する国民全体の問題だ。
生きる死ぬかの瀬戸際の問題でもあり、日本という国の将来のあり方を真剣に考える機会でもある。

戦後に憲法や日本のあり方をめぐって、百家争鳴、喧々がくがくの議論が通津浦々であったように、復興については被災者が中心となって、しかし、日本中で大議論があってあたりまえの問題のはずだ。

ところが、日本中どころか、被災者自身にすら考える機会すら与えられない。

宮城県の復興計画  野村総研が全面関与  知事「地元の人 入れない」

松本ドラゴンを批判して善人ズラしている宮城県の村井知事こそ、日米利権集団の現地対策本部長だ。

ちなみに、宮城県震災復興会議の議長は、「新エネ利権」を代表する三菱総研理事長の小宮山宏だという。

村井のお許しを得て新復興大臣になった は、さっそく

復興相、水産特区を支持

こうして、漁民や地元住民の意見を踏みつぶし、日米利権集団は好き放題を進めている。

こうしたときに、全国が被災地に注目し続け、被災地の明日を自分たちの将来と思って、真剣に議論したらどうなるか。
村井を筆頭に、ジャパンハンドラーズが雁首そろえて利権あさりに励んでいるのが、丸わかりになってしまう。
被災地の復興問題は、こっそりと、誰の目にも触れないように進めたいのである。

不器用にも、そこに切り込もうとした松本ドラゴンは、一瞬で返り討ちにされ、切り捨てられてしまった。

次に来るのは、9.11岩手県知事選だ。
日米利権集団は、強力な対抗馬をたて、謀略のかぎりを尽くして小沢氏の側近でもある達増知事を葬り去ろうとしてくるだろう。

これらの親玉がこの人

内なる力、結集を
米戦略国際問題研究所上級顧問・日本部長 マイケル・グリーン氏
2011.6.22 日経新聞


ここで書かれている言葉をピックアップすると

米戦略国際問題研究所(CSIS)は経団連と共同で、東日本大震災の復興支援プロジェクト「復興と未来のための日米パートナーシップ」(委員長:米ボーイングのジム・マクナーニー最高経営責任者)を設立

今回の危機をきっかけに、明確なビジョンを示し、総選挙で国民に信を問うことで自らの政治生命を賭すことを厭わない、勇敢なリーダーが現れること

税の優遇措置や新たな情報技術(IT)インフラへの投資を通じ、海外直接投資を呼び込める

自衛隊は国際平和に貢献し、米国やオーストラリア、インドなどと協力して日本の海洋権益を守るという、これまでよりも大きな役割を担う

国内での原子力発電への信頼を回復する


などなど

経団連側の記事

CSISとの懇談会開催

そうしたマイケル・グリーンやアーミテージや経団連の動きの一切合切を、国民の目にできるだけ触れさせないようにするための煙幕が、菅直人のニセ脱原発であり、「新エネルギー問題」なのである。

■■
日米利権集団が、既存の原発利権派をいったん排除する理由の最後は、核処分場問題だ。

これまで、核廃棄物の最終処分場は、世界中に一つもなかった。
現在、フィンランドのオンカロに一つだけ作られている。

日本でも、もちろん不断の「努力」で処分場探しは続けられてきた。

あと10年以内には、処分地を決定するつもりらしい。

しかし、これまでの原発利権派の「努力」は、かの斑目氏が言うとおり、「最後はカネでしょ」だった。
目がくらむほどのカネを出せば、田舎の人間は落ちる という侮辱的な思想で、処分場探しを行ってきた。

ところが、いくらなんでも、なんぼなんでも、何十年何百年と高レベルの放射能を抱いて生きることは、世界中の人びとが拒否し続けてきたのである。

原発を受け入れている村や町であっても、さすがに最終処分場だけは受け入れOKにならない。
数々の候補地が、浮かんでは消え、浮かんでは消えしてきた。

これも、シャブ中ではない冷静な原子力推進派は、ものすごく深刻に考えていたはずだ。
当然のように、いやでも処分場になるような仕掛けを、つくっていたとしても 驚くに当たらない。

原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか(2011.4.1)

「フクシマを核処分場にする計画」を改めて検証してみる(2011.6.21)

どちらも長い記事だが、まだ読んでいない人は、ぜひとも目を通していただきたい。
(自画自賛になってしまうが、処分場に関することは、これ以上のことを書いた文章はあまりないと思う。)

いよいよ、長年の宿願だった処分場計画が発動したいま、税金垂れ流すしか能のないシャブ中の原発推進派はお払い箱だ。
より冷酷な、確信犯の新たな原発利権集団が、仕切ることになる。

■■
菅直人が脱原発ポーズを取り、孫正義や飯田哲也が「新エネルギー」を叫ぶ裏には、こうしたことが流れていることを知っておくべきだ。

菅直人も、孫正義も、飯田哲也も、河野太郎も、一番目立つところで「脱原発ポーズ」を取っている連中は、みんな「原発を全部無くせ」とも「すぐに止めろ」とも言っていない。

肝心なことはアイマイにして、後から逃げが効くようにしてある。
さすがである。

飯田氏などは、条件さえ揃えば、あの破綻した核燃料サイクルですら認めるというのである。
いったいどこが「脱原発」なのか。

原発の急速な縮小は不可避 今、大胆なエネルギーシフトをめざす理由


こうしたオイシイ立ち位置が創造され、多くの政治家もこぞってこのへんに駆け込んでいる。
カッコだけ脱原発が急増中。

被災地の復興も、即時の原発停止も、全ての廃炉も言わずに、エネルギーシフトだけを言う連中は、一人残らずこの類だ。
2020年になっても、同じことを言い続けていれば少しは認めても良いと思うが、残念ながら、2020年には全量買取制度FITは破綻する。

フルコースで進むならば、発電事業と、さらに巨額の費用がかかるスマートグリッドに、100兆円規模の投資がされる。
その費用は、サーチャージとして、もれなく国民のサイフから強制的に徴収される。

GDPの20%にもおよぶカネが、国民の懐から消えるのである。
エネルギーは再生可能かもしれないが、それを電気に変換するための国民の費用負担は、再生不能に陥る。

絞れるだけ搾り取って、「やはり再生エネでは代替できないので、新しくて安全な原発を作りましょう」と言い出すのが、2020年という年になるだろう。

今必要なことは、エネシフでも新エネでもなく、被災地の復旧・復興であり、全原発の即時停止・全基廃炉だ。

もう騙されるのはやめよう。
自分たちの足で歩こう。
自分たちの頭で考えよう。

生き方を、暮らし方を。


■■まいど 記事とは関係ないけど お知らせです

7月24日(日)に、大阪府豊能町で「構造見学会」を行います

南海・東南海地震も心配される昨今、明月社の家が、どんな耐震設計をしているのか、他とどう違うのか、実際に見てもらえます。

興味のある方は、 info@mei-getsu.com (明月社・山岸) まで連絡いただければ、詳細をお送りします。 

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2011-07-11(Mon)

山本宣治と松本治一郎

戦前の政治家というと、山本宣治と松本治一郎を思い起こす

山本宣治のことを知ったのは、このブログのサイドメニューにもある、羽仁五郎の「自伝的戦後史」の中だ。
羽仁五郎さんは、山宣を暗殺の凶刃から守れなかったことを、日本の歴史として悔いている。
山宣の立場であれば、右翼に狙われているのはわかっているのに、神田の旅館に一人にさせていた日本人の不甲斐なさを強烈に反省している。

こういう国会議員が戦前にもいたと言うこと、そして暗殺されてしまったことを反省するという視点に、当時高校生だった私は、衝撃を受けた。

「実に今や階級的立場を守るものはただ一人だ、山宣独り孤塁を守る! だが僕は淋しくない、背後には多くの大衆が支持しているから」  という暗殺直前の演説はあまりにも有名。

だが、重要なことは、この演説に感動することではなく、この演説はここで中止させられているということであり、その直後に暗殺を許してしまったと言うこと。

今の時代を生きる私たちは、そのことを胸に刻まなくてはならない。

■■
戦前から戦後にかけての政治家で、もう一人印象の強烈な人がいる。
いわゆるカニの横ばい事件で有名な 松本治一郎だ。

部落解放運動の闘志の顔、九州やくざの顔、戦前の衆議院議員の顔、戦後の参議院議員の顔、と多くの顔を持つ。

そして、その全てが一人の松本治一郎という人なのだろう。
彼の経歴で、何よりも有名なのは、カニの横ばい事件。

戦後初の参議院副議長に就任したとき、その就任式で史上初めて天皇にお尻を向けて歩いた という「事件」だ。
今ならば、何が事件なの? てなものかもしれないが、つい先日まで神だと言われていた天皇に、さっさと尻を向けて歩き去るというのは、驚天動地だったわけだ。

今だって、園遊会とか言うと、自称ロックンローラーまでが背広を着てヘラヘラと出かけていく。
天皇に面と向かって、取引先の社長と話すように会話できる人が日本中に存在するだろうか?

しかし松本治一郎は、「貴族あるところ賤族あり」と喝破して、天皇を神ではなくフツウの人として扱ったのである。
そしてその感性は、当時の国民感情とも合致して、松本治一郎の名を不動のものにした。

■■
この松本治一郎の養孫である松本龍が、一瞬にして復興大臣から引き下ろされた。

マスメディアのみならず、マスメディアの害悪を知り尽くしている人たちまでが、松本龍を叩きまくった。
しかし、被災者を食い物にして復興利権をむさぼろうとしているのは、宮城県知事の村井のほうであり、そのバックにいる、日米利権集団だ。

日米利権集団は、私の妄想でも何でもない。
米戦略国際問題研究所(CSISと日本経団連によって「復興と未来のための日米パートナーシップ」という組織を作り、巨額の復興利権を吸い尽くすための準備をしている。

代表はボーイング社のCEOであり、主要メンバーはリチャード・アーミテージ元国務副長官、マイケル・グリーン元大統領特別補佐官など。

村井知事は、日本の国会においてアメリカ利害を代表する前原誠司の子分であり、野村総研などの東京の大資本の言うなりで、地元の意見は入れないと公言し、実際に水産特区などの地元漁民切り捨て策を、着々と進めている。

松本龍の言動を見ると、明らかにこうした利権構造にたいして、自爆攻撃をしかけたと思われる。
松本龍の普段の様子を伝え聞くと、ますますその思いは強い。

しかし彼の捨て身の攻撃は、養祖父のカニ事件のような効果はもたらさなかった。
松本ドラゴンがもし責められるとしたら、暴言ではなく、攻撃の失敗によってである。

■■
部落差別は、無くなったわけではない。
10年ほど前、私の親しい友人も、差別の中で煩悶しながら病魔に冒され亡くなった。

部落解放同盟という組織が、利権集団になってしまったという側面は確かに否定できない。
亡くなった友人も、それは批判していた。

「人の世に熱あれ 人間に光あれ」という水平社宣言が、今の部落解放同盟にどれほど生きているのか、これは組織にいる人にとっても、非常に悩ましい問題だろう。

しかし、かの友人の生き様をみるにつけ、やはり差別はなくなっていないということは断言できる。
そういう世の中で、利権であろうと何であろうと、生きるための手段を部落解放同盟という組織が確保しているという側面もまた、真実なのである。

相矛盾した苦しい現実を前にして、一方だけを無いものにして好き放題言うことは許されない。

松本ドラゴンの「暴言騒動」も、あのように報道された背景には、必ず部落差別というものがある。
あるからこそ、だれもそれを口にしない。

今の日本の権力構造の中で、部落差別がないわけがない。
被差別部落出身者としてもっとも権力中枢に近づいた野中広務ですら、自民党内外での差別を浴び続けてきた。

エリート意識の塊であるマスメディアが、決して口に出さずに部落出身者としての松本龍を叩いていたことは、私の中では間違いない事実である。

■■
人生が100年あったとしても、ついに半分を迎えてしまった。

普通に学校に行って、普通に就職するというパターンと比べると、何倍もの時間を生きてきたような気もする。
いろんな問題にぶつかりながら、なんとかここまで生きてこれたのは、まるで奇跡。
まして、私が家庭をもって子どもを育てているなんて、自分でも信じられない。

とか言いながらも、子どもはどんどん育ち、多くの問題にぶつかりながら自分の生を生きていく。
その節々に、お父さんはどうして○○なの? と聞かれたときに、何か伝えられるようにだけはしておきたい。

原発のことも戦争のことも差別のことも政治のことも、やがて子どもの前で後悔しないようにしたい。

人に何かを強制することはしないけれども、私は納得できるように、これからの後半戦(?)を生きていきたい。



 



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2011-07-09(Sat)

ゾンビ菅内閣の裏を読む

ボロボロにたたかれる裏には、何かがある。

被災者を人質にして官邸に立てこもる菅直人。
たしかに、人に道にはずれた権力亡者である。

しかも、エセ脱原発を唱えることによって、盛り上がり始めた原発反対の声を分断し、原発と共存するエネルギーシフトという方向にミスリードしようとしている。

この許し難い菅直人に対してですら、誰も彼もが異口同音に批判を繰り返すようになったときは、何か裏がある、と私は疑ってかかる。

今のところ、朝日だけは菅支持を続けているから、逆に菅がアメリカの日本利権集団(親日派またはジャパンハンドラーズ)の言うことを聞いているのだな と透かしてみているが、このところ、やや雲行きが変わってきた。

潮目は、先日のプチ改造で、亀井静香、松本龍、浜田和幸らが動き出したあたりだ。

■■
非常におおざっぱで恐縮だが、ここで日本をめぐる勢力図を考えてみたい。
細かいことは、ばっさりと省略する。

①旧来の自民党 つまり、大地主や国内の大企業。日本国内に利権をもつ日本国内の勢力

②日本の利権を食い物にするアメリカ人 親日派とかジャパンハンドラーズと言われる人びとと、その子分である日本人

③どちらにも縁のない普通の人々。日本の富の元になる労働力や中小企業。気がつかないうちに①や②に吸い取られている。

日本で生活している人のほとんどが、自覚しているかどうかは別にして、①~③のどれかに、あるいはまたがって所属している。

経済的には、このように実は単純だが、これが政治にどのように反映しているかというと、少しややこしい。
これまた、ザックリと理解するために、守るべき国内の利権があるかどうか という軸と、アメリカに貢ぐことを拒否するかどうか という軸で判断すると分かりやすい。

A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや

B.国内の利権あり アメリカ貢ぐのOK

C.国内の利権なし アメリカに貢ぐのいや

D.国内の利権なし アメリカに貢ぐのOK

E.利権なし 貢ぐのいや と見せかけて後から石を投げる

F.利権なし 貢ぐのいや と見せかけて権力亡者

民主党、自民党は、A~Dまでが、入り乱れている。

自民党は、Bが最大で、Aも結構多い。
民主党はおそらく、A~Dまでバラバラ。

Eは、言うまでもないが日本共産党と、場合によっては公明党である。

そして、Fが橋下徹などの、既存の利権がないからこそ、利権亡者になっているファシスト的な連中だ。

■■
菅直人がどこに位置するかというと、首相になる前はDである。
国内に大きな利権はもっていない。だが、アメリカに忠誠を誓うことで、労せずして首相の座に納まることができた。

首相という利権を手に入れた以上、そして、いままた「新エネルギー」利権を手に入れつつある以上、いまの菅直人はBの立場になったと見るべきだろう。

ところが、その菅直人が、どう考えてもAの立場である3人を、目玉商品として入閣させたのだから、私はクビをひねった。

亀井静香については、解説するまでもない。
自分たちの利権でもあり、日本の富でもある郵政マネーを、アメリカに渡さないというのが、亀井静香のレゾンデートルである。

松本龍については、数日前のツイートを再掲する

悪評紛々たる松本ドラゴンや浜田和幸が、菅-前原禅譲と、その裏でうごめく復興構想会議や日米パートナーシップにどう対応するか、注目したい。日本中(のメディア)がこぞって非難をするときは、付和雷同したくない。立ち止まって注目する。

松本ドラゴンの辞任:暴言が理由と思われているが、実際は宮城県の村井知事を正面から敵に回したから。村井のバックに付いている巨大利権集団が引きずり下ろしたと見るべき。対立関係を表面化させたところまでは、おそらくドラゴンの作戦だったのだろうが、圧倒的に寄り切られてしまった。

なぜ宮城の村井ばかりがクローズアップされるか。いわゆる「助けない」発言したのは岩手県。でも、岩手県庁には10数件の抗議電話。一方宮城県庁には殺到しているという。
野村総研の言いなりになり、宮城の復興計画に「地元の人は入れない」と言い切る村井にこそ、宮城県民は怒るべき

宮城県の復興会議は、野村総研顧問や三菱総合研究所理事長らが委員。委員12人のうち県内在住者はわずか2人。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-29/2011052901_02_1.html
だからこそ、「地元のコンセンサスをとれ」「(自分たちで)知恵を出せ」という松本ドラゴンの言葉は、乱暴ではあるが意味があった


巨額の復興利権には、ジャパンハンドラーズと経団連が束になって「日米パートナーシップ」という組織を作り、地元を排除して吸い上げる体制を着々と築いている。

正義ズラした宮城の村井知事は、まさにこの組織の手先だ。
そこに、普段の顔と豹変してケンカを売りに行った松本龍は、私はけっこう評価している。

もちろん、彼自身も国内に利権を持つ立場であることはよく知られており、あきらかにAの立場だ。

浜田和幸については、以前の記事を参照いただきたい

菅内閣に転がり込んだ浜田和幸という人

彼自身が利権と言うほどの者をもっているのかどうかは知らないが、その言動は右翼というのが一番ふさわしい。
やはり、立場としては、明確なAであろう。

■■
こうした人たちが閣内で動き始めると、一気にマスメディアの調子が変わった。
まず、あの松本龍たたきだ。
これは、松本の作戦が下手くそすぎたせいもあり、マスメディアの大勝利に終わった。

そして、今度は浜田和幸の不祥事探しが始まった。

浜田総務政務官:借入金の報告も怠る 当選時の資産公開
2011.7.8 毎日

政務官就任と「借金返済」多額融資の地元自民党、激怒
2011.7.11 aera

aeraの記事はリンクがないので、こちらから内容がわかる

政治嫉妬の圧力のなか震災復興の志を貫く浜田和幸 総務政務官
2011年7月 6日 Net IB

ちなみに、aeraの記事を書いているのは、元朝日新聞の記者である佐藤章。

佐藤章で調べると、こんな記事を書いている。

亀井「郵政」が日本潰す
2010.4.25 aera

あきらかに、コイズミ流に郵政マネーをアメリカに貢ぐことを意図している。
そうとは書いていないが、その危険性について熟知しているにもかかわらず、ひと言も触れずに、国民新党を批判することは、紛れもなくそういう意図がある。

この佐藤章は、立場的には、あきらかに「D.国内の利権なし アメリカに貢ぐのOK」という類だろう。
いかにも庶民の味方という顔をしながら、「A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや」の立場の人を集中的にタタキ、結果的にアメリカに貢献する というのが この人たちの得意技だ。

その史上最大の作戦が、立花隆による田中角栄の追究とロッキード事件だ。

■■
こういう佐藤記者のような人に、侮辱的なまでの記事を書かれるということは、ある意味名誉なことかもしれない。
菅内閣に入ったけれども、ジャパンハンドラーズに完全に取り込まれていないという証明になるからだ。

それにしても、やはり分からないのは、アメリカに完全に監視されている菅直人が、なぜこうした人事をできたのかということ。

一つの可能性は、オバマラインとジャパンハンドラーズの確執だ。

財政破綻の危機にあるアメリカは、正規ルートと非正規ルートがまったく違う顔になってしまっている。
典型的なのが、辺野古の問題。

アメリカ議会の本流は、今さらカネを使うことはするな というもの。
辺野古の飛行場などやめて、普天間に統合せよと言っている。

しかし、ジャパンハンドラーズは、あくまで辺野古だと頑張っている。
前原など日本の子分たちも、意地になって固執している。

オバマラインは、吸い上げた利権はアメリカの国庫に入れるべきだとおもっているし、一部の利権を稼ぐために国庫を減らすべきでないと思っている。
が、ジャパンハンドラーズは、アメリカの利益を騙って自分たちの懐をふくらますことが一番だ。

日本にすれば、吸い取られるのは同じなのだが、その立場は微妙に違う。

副島隆彦氏によると、3月17日以来、日本の首相官邸にはIAEAのNo3のアメリカ人が常駐しているという。
デイヴィッド・B・ウォーラーという男だという。

このウォーラーという人間が、マイケル・グリーンなどの「日米パートナーシップ」を仕切るジャパンハンドラーズとは微妙に立場が違うという可能性だ。
ジャパンハンドラーズを牽制する意味とで、Aの立場の人間をわざと入れているということ。

この場合、菅は延命し8.6「えせ脱原発」解散もありうる。

もう一つの可能性は、菅直人の権力欲の延長で、目付役にささやかな反抗をしているということ。
もしそうであるならば、8.6解散までたどり着けずに、遠からず菅は退場することになるだろう。
後釜は、言わずとしれた前原誠司だ。

■■
こんな 重苦しい空気の中で、私たちですら嫌気がさすのに、被災者の心情はいかばかりか。

とまれ、黙っていて良い方向にいくということは、絶対にない。

「C.国内の利権なし アメリカに貢ぐのいや」である、私たち普通の人間が、声を上げるしかない。
利権がない故に一番力はないけれども、数は圧倒的に多い。

新エネルギーがどうのこうのと浮かれている場合じゃない。
あんな幻術に惑わされちゃいけない。

まずは、被災者を救うこと、そして倒産が増え続ける経済の底辺を底上げすること、復興利権をジャパンハンドラーズと経団連に吸い上げられないように監視すること、そして全ての原発を止めること。

これが、今緊急に政治に求められることだ。

「A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや」の立場の人とも、ケースバイケースで連携しつつ、「生きさせろ!」と叫び続けよう。


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2011-07-08(Fri)

太陽光発電は1/6のコストになるか

なんだか 日本の永久総理に居座りそうな菅直人が、「太陽光発電のコストが1/6になれば原発と同じくらい」と国会で言ったそうだ。

なるほど と思った人も多いだろう。
機器類の寿命を30年とすると、だいたい1kWhあたり原価30円余と言われている。
6分の1ならば5円くらい。

原発の発電コストは、電力会社によれば、5.3円だから、6分の1という話になる。
これが、今公式発表されている数字。

しかし、実はこの話は、二重の意味でオカシイ。

■■
まず、原発の発電原価 5.3円というまやかしから。

実はこの5.3円には、使用済み燃料の処分費も、余った夜間電力を貯めておくための揚水発電所の費用や、はるか遠くから都会に送電する費用やら、なにより事故に対する充分な保険料も、まったく含まれていないことが一般国民の目にも明らかになってきた。

詳細はここでは省くけれども、ここに上げた周辺費用を別にしても、実際の運用上のコストは、10円近いという研究結果がある。これは、高崎経済大学の大島堅一助教授が、電力会社のデータのみを使って算出した「実績」である。

原子力発電はほんとうに安いか
(4ページ目から)

これに、先の莫大な諸費用を加算したら、最初から原発のコストは、火力よりもずっと高いことは間違いない。

菅が、太陽光発電のコストを、あえて原発と比較して見せたところに、狡さがある。
こうした、明らかになってきた原発のコスト高を隠して、「低コストな原発に、太陽光も追いつけ」というイメージ作りをしているのである。

■■
次に、太陽光発電の約30円という発電コスト。

これは、いくつかの前提がある
まず、寿命が30年で、故障率0.2% ということ

太陽光発電のコスト(産総研)

これは、平均値としてはアリエナイ
決められている耐用年数を上げるならば

メーカー保証は、パネル10年、周辺機器2年。
法定耐用年数といわれるのが パネル17年 周辺機器10年

これが、なんで平均寿命30年になるのか。
故障率も0.2% って・・・・

甘く見ても、20年というところ。
寿命を20年とすると、太陽光発電の発電コストはだいたい50円弱。

これは実は、太陽光発電協会という業界団体も認めるところ。

■■
最後に、太陽光発電をたくさん作れば、急激に安くなるのか

関西光発電普及推進委員会より)



これを見ても分かるとおり、この10年間、爆発的に数は増えたけれども、コストは下がっていない。
世界的に見ると、もっと爆発的に増えているのに、なぜか発電コストは横ばいだ




以上のデータは、太陽光発電を宣伝する団体のものであり、私の意志とは関係ない。
どう見ても、数が増えても発電コストは下がっていないのである

もっとも、パネルの原料であるシリコンの価格は下がっているらしい。
が、実は工業製品のなかで、原材料の価格はそれほど比率が大きくない。

現に、自作用のソーラーパネルだけならば、3kwで60万円くらいで売っている。
(これだって原材料ではないけれど)
これがシステムになると、200万円以上するわけで、だから原材料が下がってもシステムの値段はそう簡単に下がらないということになっている。

■■
災害時用の独立電源とか、配電が困難な場所での照明とか、太陽光発電でなければできない分野もある。

しかし、太陽光でエネルギー問題が解決するかのような宣伝は、絶対に裏がある。
原発と共存しつつ、太陽光利権までがはびこるようになってしまってから、こんなはずじゃなかった と言っても遅い。



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2011-07-07(Thu)

原発のストレステストは意味があるか

七夕に星空を見た記憶がない
いつも梅雨のまっただ中だから、しかたないけれど

子どもの頃は仙台にいたので、七夕は8月7日だった
いっそのこと全国的に七夕は8月にすればいいのに

さて、織り姫さんのことは彦星さんにお任せするとして、私たち地上の人間の関心事は、やはり原発だ。

なにやらEUと同じようなストレステストをするのだという。
これで、何かが変わるのだろうか

EUは、3.11の震災の5日後にはこのテストをやると言う方針を打ち出し、10日後には合意に至り、6月から実際に始めているらしい。

EUでも、イタリア、ドイツ、スイスは原発を無くしていく方向にあるが、イギリス、フランスは強固な推進国だ。今ある原発が、二進も三進もいかなくなるようなテスト内容にならないことは、容易に想像できる。

実際に、下記のブログが英ガーディアン紙を翻訳されているが、そこには、英仏のロビー活動によって検査内容が引き下げられたと書いてある

「福島大惨事の後、分かれるヨーロッパの動き」英ガーディアン記事全訳

また、アメリカは、EU基準でのストレステストを拒否したという

原発耐性試験:米が相互評価を拒否 IAEA提案に
2011.7.2 毎日

EU方式の特徴の一つは、他国のチェックが入るピアチェックにある。
それをアメリカは嫌ったようだ。

EUが、何だかんだ言ってもストレステストに合意したのは、日本ほどメチャクチャな基準で作ってきたわけではないということと、何より、活断層やプレート境界の真上に建っているわけではないからだろう。

活断層が真下にあって、直下型のマグニチュード8を想定すれば、どうやったって合格できるわけがない。

それ故に、日本でもストレステストをやる と聞いたとたんに、「これで脱原発だ」と喜んでいる人たちもいる。
ツイッターを見てみると、大喜びの人が少なくない。

日本で最大の地震を想定すれば、テストはみんな不合格になる。
だから、テストの結果、日本から原発はなくなる。
どうやら、そんな妄想にとりつかれているようだ。

考えてみて欲しい。
このテストをやるのが誰なのか。
テスト内容をきめるのは 誰なのか。

EUでは原発推進派も廃絶派もいるから、英仏は必死でロビー活動した。
しかし、日本のテストは、何のことはない経産省と原子力安全保安院がやるのだ。

原発推進派が雁首そろえてテスト内容を決め、テストを実施するのである。

しかも、厳密にはこのような目的で行われる

「EUのストレステストは、プラントが安全基準を満たしているという前提のもと、想定を超える地震や津波・洪水およびそれらにともなう電源喪失、ヒートシンク(熱の逃がし先)喪失などにどこまで耐性があるかを確認する。
 安全かどうかではなく、安全上の「裕度」がどれだけ確保されているかを評価し、安心感の醸成につなげる点で、従来の規制思想と一線を画す取り組みといえる。」
電気新聞 2011.7.7 より)

やるまえから、「安全」という結論は出ているのである。
あとは、なかなか安全なのか とても安全なのか ものすごく安全なのか そういう評価をするのがストレステストなのだ。

菅直人が企む、8.6「えせ脱原発」解散にむけたパフォーマンスであると同時に、原発の輸出に血道をあげる原発産業へのサービスでもある。
税金を使って、日本の原発はこんなに安全ですよ とPRするつもりなのである。

もういい加減、騙されるのは辞めようよ
えせ脱原発も、えせエネシフも、えせストレステストも、最後には巨大利権と原発死守につながっている


PS. ScribeFireから投稿すると、全然違う記事がトラックバックピープルにTBされてしまう。 ご迷惑おかけしてます

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2011-07-06(Wed)

特定避難勧奨地点に見られる生命観

今朝のNHKあさイチを見た人も多いだろう
特定避難勧奨地点についての取材は、NHKにしてはよくわかるものだった。

問題点はてんこ盛りで、ここでは書ききれない。
ただ一点、原発災害対策における、生命観が端的に表れているな と感じた。

つまり、統計上の数字として命をとらえている ということ
一人一人の人間の命、どの命も同じ重さをもった命ではなく、統計上どれだけガンになったり死んだりするか、という数字として命をとらえている。

これ自体はめずらしいものではない。交通事故でも、自殺でも、「犠牲者を減らそう」という言い方は、すでに統計的な言い方になっている。
「減らそう」ということは、ある程度の犠牲者があることが前提になっている。一人一人の命を思えば、ゼロにしようというのが筋ではないか。

しかし、それが非現実的であることも、わかる。
なぜ非現実的かというと、交通事故も自殺も、多種多様な原因によって引き起こされ、加害者、被害者、車メーカー、道路管理者、警察、誰がどの程度責任があるのか、全てのケースによって変わってくる。
自殺になれば、もっと複雑だ。

だから、理念としては犠牲者ゼロというべきだが、現実的な施策としては「減らそう」ということになる。
しかし、原発災害はちがう。

加害者は東電と国である。
それに連なる東芝とか御用学者とか、ウジャウジャいるけれども、とにかく主犯は東電と国だ。
これは明確で、だれも文句のつけようがない。

そして、被害者には100%落ち度はない。
仮に車が暴走してきても、歩行者はよけることができるかもしれない。
しかし、原発被害は、被害者は全くどうにもこうにもならない。
空から飛行機が落ちてきたのと同じだ。

落ちるとわかっている飛行機を飛ばして、やはり落ちたようなものだ。
その時、乗客や下敷きになった住民を、一人残らず助けなければならないのは、あたりまえのことだ。

ところが、今、東電と国がやっていることは、「あなたは足の骨折れただけだから我慢しなさい」「あなたは内臓破裂だから病院に入っても良いけど自分で判断しなさい」「あなたは頭がい骨骨折だから強制入院です」 というようなこと。

被害者全員の命を、責任もって救助するという意識は毛頭無い。
統計的に、この程度の被害におさえておこう。だから、この程度の被害者は助けて、それ以下は放置しよう、という考えだ。

20mSv問題で辞任した小佐古氏も、あの数字は「校庭における放射能の許容水準を超える学校が17校にとどまるよう、政府は許容水準を比較的高いレベルに設定した」と白状している

日本の放射能問題は深刻=元内閣官房参与・小佐古氏
2011.7.2 ウォールストリートジャーナル


加害者が明確であり、被害者に100%の落ち度がない場合、こうした統計的な生命観はぜったいに許されない。被害を「減らす」という発想は、許されるものではない。

被害者は100%救助するつもりでなければならないし、結果として100%補償されなくてはならない。
東電と国の、あまりに厚顔無恥の対応に、国民のほうがだまされつつあるが、当事者である被害者はそんなこと言ってられない。

だまされることは、被害者を孤立させ、見捨てることにつながる。
国と東電は、原発災害の被害者を100%助ける義務があるんだと言うことを、国民全員が強く思い続けることが大事だと思う。





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2011-07-05(Tue)

君が代の強制は伝統文化を破壊する

昨日は夜になって雨が降り、事務所に愛車(チャリ)を置いてきたので、あさからブラブラ徒歩通勤。
歩いていると、いろんなことが考えられる。

道すがら、大阪場所の時だけ木瀬部屋という相撲部屋になる場所がある。
プレハブの簡素な建物だ。

日本の国技といわれながら、今やほとんど誰もやらない相撲。
アメリカのベースボールにしろ、カナダのアイスホッケーにしろ、モンゴルのモンゴル相撲(ブフ)にしろ、国民の生活の中に生きている。
日本の相撲のように、プロ選手以外は誰もやらない、プロ選手ですら外国人頼みという国技は珍しいだろう。

かつては、日本の至るところで相撲はやられていた。神社の一角に土俵をつくり、村相撲が行われていた。
ところが、国策で大日本相撲協会ができ、退役した陸海軍の大将が会長を務め、じょじょに庶民の楽しみからしゃちほこばった「国技」へと変容していく。

実は、同じようなことは、伝統芸能全般にあったらしい。
顕著な例が、歌舞伎である。

もともと村歌舞伎として、庶民の楽しみであったものが、明治になって政府から演劇改良命令が出され、実施的に村歌舞伎は禁止・解体され、お高くとまった現在の歌舞伎が形成されていく。

より根っこの部分を見るならば、神様の問題だ。
日本人が長く信仰してきた鎮守の森や氏神さんを、天皇制という唯一神に統合していく過程と、相撲や歌舞伎などの庶民の芸能が解体・統合されていく過程は重なる。

ウチの近くにあるスサノオ神社も、私が良く行く天川村の天河弁財天も、もともとは神道とか仏教とかのジャンル分けされていたものではない。
牛頭天王とか、権現様とか、歴史の中で涵養されてきた信仰が、そこここにあった。

神社は、庶民の生活の中心であり、相撲にしろ歌舞伎にしろ、自分たちの神様と共にあった。
それを、天皇という言わば「外来」の神に併呑されていくことによって、伝統は解体され、よそよそしい「国技」だけが、自分たちとは縁の薄い高級品として成立していった。

天皇は、伝統芸能の元締めだと思っている人が多い。
たしかに、現在の解体・統合されたよそ行きの伝統芸能はそうかもしれない。
しかし、津津浦々に存在した庶民の笑いとパワーが込められた伝統芸能は、天皇制によって解体されたのである。

今、橋下徹というファシストが、自分の権力を強化するための道具として、天皇制を持ち出している。
君が代を歌わない教員はクビだ と叫び、実際に条例を作っている。

こういう連中こそが、明治以来、日本の伝統芸能を壊してきたんだと言うことを、知っておくべきだ。




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2011-07-04(Mon)

農の力

農 という字は、「曲(元は、林)」+「辰(=「貝」)」、林を貝で作った鍬などで耕すこと。なのだそうだ

http://ja.wiktionary.org/wiki/農

林だから、耕すと言うよりも開墾に近いのかもしれない。

そういえば、神農という神様もいた。
神様と言うより、中国の伝説上の皇帝で、漢方薬の元祖と言われている。
農の神様が薬の神様でもあるということは、何か大事なことを示唆しているような気がする。

農は、土にアクセスすること と言えるのかもしれない。
自然に生えているものを採取することは、農とは言わない。
あくまでも、人が土に接触して、植物を育てることを農 という。

それは、人間の証明とも言える。
道具を使い、酒を造る猿でも、農はやらない。

あるいは逆かもしれない。
農を、土にアクセスすることを通して、人間は形成されてきたのかもしれない。
農は、そういう力を持っている。

おそらく、農業を本業にして、何代も続けてきた人には、かえってそれは見えてこないだろう。
失ってこそわかる というものがある。

何年か前から、少しずつ野菜を育て始めてそんなことを感じる。
農業ではなく、種の力を信じてほぼ放置してしておくと、育たないものは育たないけれども、びっくりするほど収穫できるものもある。

今、六甲菜園で、多くのメンバーが多種多様な種やら苗やらを持ち寄って、ごちゃ混ぜの畑をやっている。
芽すら出ない種もあれば、たまに水やっているだけなのに、元気すぎて困るくらいのやつもある。

そんなミラクルな光景を目の当たりにすると、とても不思議な思いに包まれる。

農は、食糧危機とか、食の安全とか、食糧自給率とか、耕作放棄地とか、そういうこととは別に、きっと人間にとって大事なことなんだ。
人が、自分の手で土にアクセスすることは、たぶん、絶対に必要なことなんじゃないか。

同時のその思いは、人間にとって根源的な土を、放射能で殺すものたちへの怒りでもある。
土を棄てさせられた人々の、沈痛な悲しみでもある。

土を触ろう
これからも




PS.農作業をするときは、くれぐれも炭酸飲料を飲まないように
  普段飲まないペプシ飲んだら、虫が殺到。顔2箇所、ノド3箇所、腕無数。
  腫れるはかゆいは、もう大変。CO2は虫さんを呼び寄せます。

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2011-07-01(Fri)

自然エネルギーの「覚悟」

アブねえ という忌野清志郎をモチーフにしたポスターが、脱原発デモの定番である。
この「アブねえ」という直感は、正しい。
いろいろ理屈を言うよりも、アブねえと思ったら行動する。これが庶民の生きる知恵だと思う。

ところが、最近は、直感的な原発アブねえ という議論よりも、エネルギーシフトとか再生エネルギーとか全量買取とか、なんだか難しい話が幅をきかせている。
まるで、再生可能エネルギーの全量買取に賛成しないと、原発賛成派かのような空気が流れはじめている。

でも、ちょっと待って欲しい。たしかに、再生可能な自然に存在しているエネルギーで賄えれば、それは素晴らしいことだが、そんな簡単にバラ色の夢を語って大丈夫なのか?
ちゃんと、中身を検証しているのか? とっても危なっかしいように見えてならない。

■■ エネルギーと文明(生活)は、表裏一体

今の私たちの生活を支えている文明は、石油によって作られてきたことは自明。良くも悪しくも、石油が無くてはほとんどのことが成り立たない。
石炭、ガスを含めた、化石燃料なくして、今の生活の基盤はまったく存在し得ないことは、誰の目にも明らかだ。

1960年代から、それを原子力で代替しようということが言われて、今日の原発があるわけだが、あらゆる意味で原子力は化石燃料の代替にならないことも明らかになった。
もちろん、あまりに危険で全面依存なんてできないということもあるし、それ以前に技術的に代替になり得ない。

つまり、ウランの産出から使用済み燃料の処分まで含めれば、ウランを燃やす方が直接石油を燃やすよりも多くの石油が必要だということ。
詳細はここでは省くけれども、ウソだ と思う方はこちらの情報を冷静に丁寧に見てみて欲しい

「環境問題」を考える

変な例えで恐縮だが、水不足だからコーラを飲もう みたいなこと。
製造過程をふくめればコーラのほうが大量の水を消費しているのは自明のことで、水道の蛇口から水を直接飲むほうが節水になる。

いずれにしても、原子力はダメだけれども、化石燃料はいずれ枯渇するし、CO2が増えるので、自然エネルギーで代替しようというのが、エネルギーシフトを言う人たちの発想。
しかし、石油文明(今の暮らし)を変えずにエネルギーだけ代えるという発想はオカシイ。

それ(文明・生活)を支えてきたものを代える以上、文明(暮らし)のほうも代える という根本的な発想がなければ、自然エネルギーの議論は成り立たないはず。
情緒的に「ちょっとくらい不便なのはガマンする」というレベルの話ではなく、自然エネルギーの利用を技術的に検討することから必然的に導かれる産業や社会や生活のあり方を、しっかりと検討すべきだ。

これは、裏返しに言うと、太陽光や風力や小水力などの、薄く広く分布しているエネルギーでは、石油のような濃厚なエネルギーの塊の代わりにはならない、ということ。
もうちょっと丁寧に言うと、石油と同じ使い方、同じ産業形態、同じ社会構造には、対応できない ということだ。

少なくとも、本当に対応できないのか、あるいはできるのか。
そうした検討は、まったくなされていない。「代替ありき」で、夢のような未来図がスマートグリッドなどという名前をつけて描かれているだけ。

■■たらふく食べながらダイエット という夢

現在の文明(暮らし)を、単純に自然エネで支えるんだという議論はゴマカシであり、もっと厳しく言うと、原発にも化石燃料にも頼りたくないけど、今の贅沢な生活も変えたくないというワガママだと言えなくもない。
これまた変な例えで言うと、今まで通りコッテリしたものや甘いものをたらふく食べながら、ダイエットしたいというのに似ている。

エネルギーを代替することによる社会の根本的な変化は、一朝一夕ではできない。検討するだけでも、相当の時間がかかるはず。
当面は石油やガスに頼りながら、産業・社会・暮らしのあり方を考えコンセンサスを形成することが、自然エネルギーによる代替の前提だ。

もちろん、自然エネルギーへの代替ができないとか、してはいけないなどと言いたいのではない。
私が言いたいことは、自然エネルギーで賄える社会とか産業構造とは どういうものになるのか、真面目に研究するべきだ、ということ。

そして、おそらくその結果は、今と同じような高度工業社会とか、大量消費社会という答えににはらないのではないか ということだ。
根本的にダイエットするには、食生活や生活習慣から変えなくては無理だろう ということ。

ところが、私も含めて、人は楽で楽しい方に流れる。
安全でクリーンな自然エネルギーで、今と同じ暮らしが送れるという、根拠のない夢物語がかたられると、ついつい騙されてしまう。

そうなったらいいなあ と思う分には罪はないけれども、少なくともそれは根拠のない夢だと言うことを認識しておかなくちゃならない。
いいなあと夢想することと、国の大方針として進めることは、まったくレベルの違う話だ。

今現実に進行していることは、根拠レスの夢物語を「再生エネ法」という法律にして、一国の首相が自分の政治生命をかけてやろうとしているという事態。
やはりこれは 何かオカシイ と感じざるをえない。

■■自然エネルギーに対応した社会とは

自然エネルギーに対応した社会とはどんな社会なのか。どんな転換が必要なのか。
それを検討・公開・議論することがまさに政治なのだが、残念ながら今の政治にはまったく期待できない。

仮にやろうとする政治家がいても、おそらく全産業界と、今の生活レベルを守りたい大多数の人びとが「抵抗勢力」になる。
その意味では、自然エネルギーによる代替とは、いわば「革命」に匹敵する問題かもしれない。

そんなようなことをツイッターで書いていたら、こんなRTをもらった。

RT @u52metal 原発はダメだ!は分かりますが急激な社会変化が弱者を殺します。その日を食いつなぐので精一杯な人達を踏みつけて良いのか。。小泉は教えてくれました。同じ事を今回行おうとしています。今のムーブメントは中流階級の搾取に見えます。難しい問題ですよね

ほんとうに、乱暴なエネシフは、弱者切り捨てになる可能性も高い。
政治主導での検討はまず期待できない以上、私たち自身が、少しずつでも考えていかざるを得ない。

そんなときに、ぜひ注目したいのが、小貫雅男先生の「菜園家族」だ。
「週休5日制」を提唱され、社会の構造からライフスタイルまでを、長年研究してこられた。

里山研究庵 Nomad

   欲望で凝り固まり
   怪物のように巨大化した
   この不条理のシステムに
   別れを告げ

   母なる大地に抱かれた
   人間らしい
   おおらかな暮らしをめざし
   今こそゼロから
   いのちの根源から
   出直さなければならない

  (HPの一節から引用)

小貫先生の「菜園家族」構想も、しかし、普通に会社勤めしている人間がすぐに実践できるものではない。
未来図として、大きな指針ではあるけれども、では明日からどうしよう と思うと足が止まってしまう。

そこで、私が昨年末いらい提唱しているのが、「郊外楽園プロジェクト」。

郊外楽園プロジェクト

今回の大災害の反省から「郊外楽園」を考える

とりあえず、今ある様々な条件のなかで、生活を壊さずに、少しずつシフトしていこうという試み。
理想論ではなく、また不完全なのも承知の上で、現実的な明日の一歩を提案したかった。

ちなみに、田舎暮らしとか、Iターンとか、新規就農とかの話は要注意だと思っている。
東電の社長みたいに5億円とまではいかなくても、たんまり退職金をもらって引退した人が趣味でやるならば良いけれども、子育て中の若い世代は、よほどの覚悟が無くては危なっかしい。

夢の田舎暮らしも、実際の成功率は非常に低い。
テレビや本で取り上げられるのは、その中の数少ない成功例なので、勘違いしないようにしたい。

それを分かった上で、チャレンジする人は、スゴイと思うし気持ちだけでも応援したい。
が、そのリスキーなことを、人に勧めることは私にはできない。

■■自然エネルギーは、自然に使おう

自然エネルギーを、ハイテクで使おうと思うことが、そもそもオカシイんじゃないか。

自然エネルギーは、自然に近い形、つまりローテクで使うのがいい。
無垢の国産材で作る木の家 なんていうのも、もっともローテクな太陽光エネルギーの利用方法だ。

そうした足下のエネルギー利用を忘れて、ハイテクで巨大な「自然エネルギー」に夢中になるのは、やはり本末転倒だと思う。
真面目に太陽光のこと、自然エネルギーのことを考えている方は、今一度おちついて、考えてみていただきたい。

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