2011-12-30(Fri)

言葉にならない怒り

本日のツイートのまとめ

コイズミの時も感じたが、余りにも一気呵成に悪政をたたみかけてくるので、反対する側は戦線が伸びきって、対応しきれなくなっている。
よりによって震災と原発で地球上でも有数のダメージを受けている時に、なんで次々と襲ってくるのか。

この最悪の時期にわざわざ悪政をたたみかけてくるのは、単に野田がアホだとか極悪だとかでは理解できない。
民主党極悪派の連中も、罪務省の幹部にしろ、結果として自分たちのクビを絞めることをしているからだ。
例えば、増税しても税収が増えないのはあきらか。では何故?

悪政を執行するものが、自分のクビまで絞める自虐政治は何故おきる?
注目すべきは米国予算が自動的に削減されるトリガー条項。2013から9年間で4550億ドル。アメリカに金はない。
忠実な僕(ジャパン)から搾り取るつもりが、なんとあの震災と原発事故。

日本から金をむしり取るつもりだったアメリカは焦った。震災と原発対応で日本の金も無くなってしまうと。
追い打ちを掛けるように、米国債デフォルト寸前まで。その結果、トリガー条項で予算自動委削減。
もうなりふり構わず火付け強盗。その手先になることで権力を手にしたのが菅であり野田

だから、増税は手っ取り早く貢ぐための資金を調達するためにやるのであって、景気回復はもとより財政再建のためなどとは 罪務省も野田も考えていない。
原発被害者や被災地を見捨てるのも同じこと。TPPは言うまでもない。

防衛省がこそ泥のように沖縄県庁に忍び込んだ件も、大きな流れは同じ。アメリカは予算の自動削減により、在外米軍は一斉に引き上げ。イラクですらゼロに。
ところが在日米軍だけは本国よりも安上がりなので、グアム移転費を削減。日本の奴隷政治家は驚喜してプレゼントを用意

日本の奴隷政治家が用意するご主人様へのプレゼントは、辺野古新基地だけではない。
福島県双葉郡にも、スペシャルプレゼントが作られようとしている。
放射性廃棄物の処分場だ。中間処理という名目で、最終処分場が作られるのは目に見えている。

原発の使用済み燃料のみならず、核軍縮で廃棄したプルトがアメリカには山積み。これを、日本の原発で燃やしてから福島に埋める。
原発事故がおきたことを、ヤツらはほくそ笑んでいる。

こうやって、言葉を並べても、指が震えるような怒りは表現できない。



2011-12-30(Fri)

原発国民投票@大阪市 天神橋筋商店街にて

今日は、朝から昼過ぎまでお手伝いしてきた。
山本太郎さんのやってくる天神橋筋商店街の真ん中、JR天満駅の南側にブースを設置。

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このブースは夕方までやっているらしいので、お時間のある方はお手伝いに寄って下さい。

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山本太郎さんは、このあと16:30に茶屋町のMBS前に移動予定。

こちらも盛り上がりそう。


あと10日。
始めた以上は、なめられない数は絶対に集めたい。

もう少し詳しい報告は また後で

2011-12-22(Thu)

原発国民投票@大阪市 署名プチ手伝ってきました

原発国民投票@大阪市 が現在進行中。

http://kokumintohyo.com/osaka/

私は吹田市民だから 署名を集める受任者にはなれないが、サポーターとして登録だけした。
ところが、待てど暮らせど何も情報が入ってこない。
おかしいなあ と思って 登録ページの下の方を見ていくと、なんとメーリングリストに登録を と書いてある。

http://kokumintohyo.com/osaka/archives/419

■まずはML登録をお願いします。
参加専用メールアドレスです。
参加したい人自身がこのメールアドレスに空メールを送信すると、かんたんにMLに参加することができます。

gvote2・・・明日の予定や、本日の報告等
join-gvotekansai2.mVt3@ml.freeml.com
gvote3・・・ヘルプメール(急募のお願いが流れます。)
join-gvotekansai3.v3mw@ml.freeml.com


ちょっとでも手伝おうかと思っている人は、何はともあれ、この2つのメーリングリストに空メールを送っていただきたい。
大阪市民の方は、受任者になれるので、上のページから登録を。

メーリングリストに登録した途端に、じゃんじゃんヘルプメールが入ってくるけれども、なかなか時間が取れない。
今日は、たまたま昼前後に梅田に出ていたので、山本太郎さんの応援現場に合流。40分だけ署名を手伝ってきた。

20111221-1.jpg

山本太郎さんたちは、大阪駅南側の第一生命ビル前。
たくさんいるところでは効率が悪いので、私は向かい側の阪神百貨店前で。
面倒なのは、署名用紙が区ごとに別れていること。

まず「大阪市民の方ですか?」
これで、胡散臭そうな顔をせずに相手をしてくれる場合は、大いに望みあり。
「原発を要るか要らないか、住民投票で決めましょうという請求署名を集めています」 というと、話を聞いてくれた人は、ほぼ署名してくれた。

で、「何区にお住まいですか?」と聞いて、バサバサと署名用紙を探す。これが面倒。
なにか方法を考えないと、通行人の多いところでは時間がモッタイナイ。

今日の感じでは、どんどん声かけすると、5分に1人くらいは書いてもらえそうなので、紙をモシャモシャしているのが実にイライラした。

それと、拇印を押してもらわなくちゃならないので、手伝いに行ける人は、百均に立ち寄って<朱肉>と<ウエットティッシュ>を買って行くべし。
ウエットティッシュは、1枚が小ぶりなヤツを。
ポットに入っているようなのは、効率悪くてダメ。

それと、こうしたものを入れておける、ジャンパーの上から着けられるウエストバックがあれば便利だと思った。

いずれにしても、恐ろしく人員不足の様子。

ツイッターは @gvote_osaka

フェイスブックは http://www.facebook.com/kokumintohyo


ああそれと、今日はチラシが少なくて困った。
PDFでアップしてくれれば、手伝いに行く人が50枚くらいは印刷していけるのでは。

とにかく、大阪付近にお住まいの方は、ぜひともご協力を。

大阪市民の方は、あなたが関西電力の株主です!!

ぜひとも<もの言う株主>になっていただきたい

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2011-12-21(Wed)

ファシズムと対峙するために② 時代観

またまた大層なタイトルだ。
でも、中身は寝る前にちょっとメモしておこうという程度なのでご容赦を。

ここ数年来、TVで顔を見るたびに最も気分が悪くなるのは、菅でも野田でも、あるいはナベツネでもなければ前原でさえなく、ダントツトップは橋下徹だ。
あの顔が画面に映るたびに、胸くそ悪いばかりか絶望感にさいなまれる。

昨日の東京巡りをしながら見せた薄気味悪い笑い顔が、多くの人には爽やかな笑顔と映っているのかと思うと、もう気持ちのやり場がない。逃げ出したいけど、逃げるところがない。

マスメディアは、小沢氏と橋下が似ているとか、手を組んだとか、そんな話を垂れ流している。これは、小沢一郎を橋下の下に取り込もうというバカらしい策略だ。不用意に対立しないように、細心の注意をしているのは確かだし、公務員制度改革などの単一テーマで同じ方向を向くことはあっても、戦略的な連合を組むことはあり得ない。

なぜなら、手法や戦術のはなしではなくて、政治理念として橋下徹と小沢一郎は全く逆の方向を向いているからだ。
小沢一郎は、民主主義を何よりも大事にしている。原理主義と言っても良いくらい。国民が自らの責任で政治を決定するんだという点は、あらゆる機会において揺るぎない。

それに対して橋下は、国民を欺して自らが権力を握ることに全神経を集中させている。
そして、その欺しの技術において、天才的な才能を持っている。

では、なぜ小沢と橋下は似ている などと言われるのだろうか。
それは、やはり両者に共通するものがあるからに他ならない。

共通するもの、それがタイトルに書いた「時代観」なのだと、私は思う。
一言で言うならば、「もう、これまで通りには生きていけない時代になった」ということ。

そんなこと 誰かて分かってるやん と言われるかも知れない。が、幸か不幸かそんなことはない。やはり、大多数の人は、頭ではいろいろ考えていても、それでもなお、今の延長線上に数年先、数十年先があると思っている。

一般国民だけじゃない。ほとんどの政治家が、いや政治家のほうが、のほほんと「大変だけどなんとかなる」と思っている。小沢派と言われる人たちですら、そういう人が沢山いるのではないかと私は疑っている。

しかし、小沢一郎は、「このまま行くと貧富の差がどんどん広がり、日本でも暴動や革命が起きたり、反対にファシズムに流れて戦争になったり、そういうことがあるだろう」と考えている。言葉はそのままじゃないけれども、これまでの文章やインタビューでの言葉を聞くと、間違いなくそう考えていると思う。

戦争か革命が、日本の近い未来まで来ている、というシビアでリアルな認識は、今の日本でどれだけの人が感じているだろうか。自民党から共産党まで、政党としては皆無である。
多くの国民も、生活が厳しくなっていく実感はあっても、戦争だとか革命だとか言われても、まだピンと来ないだろう。

そんななかで、保守政治家である小沢一郎がひとり、戦争と革命のリアリティを感じ取り、保守の立場でそれに対処すべく行動してきたのである。それがまさに、あの政権交代であり、「国民の生活が第一」というスローガンだった。
そして、私が小沢一郎を支持する所以でもある。

小沢がんばれと思い始めたのは、陸山会事件の時からだ。こんなに弾圧されるんだから、きっと正しいのじゃないか、と思った。
とは言え、逮捕されたからと言ってホリエモンを応援する気にはならないし、か細い財布から会費まで払おうという気にはサラサラならない。

私が、小沢を支持するばかりか、勢い余って陸山会に入会までしてしまったのは、やはり小沢一郎の時代観と、それに基づいて行動する姿を知ったからだ。
でなければ、「金持ちを保ち守る」保守なんて大嫌いだった私が、小沢一郎後援会になど入るわけがない。

ところが、その時代認識において同じようなとらえ方をしている政治家が、派手派手しくあらわれた。
そう、それが橋下徹だ。ヤツの場合は、動物的な感覚で、時代の潮目が変わったことを嗅ぎとった。平時ならば自分のような人間はキワモノ扱いだけれども、これからは違う。大衆を糾合して、頂点を極めることができる、と読んだ。

「変えろ」「壊せ」と叫んで、国民の恨みを買っている公務員を叩くパフォーマンスをやりながら、弁護士時代に身につけた騙しと脅しのテクニックを駆使すれば、人気は急上昇というヤツの見通しは、恐ろしいくらいに的中した。

ヤツが強いのは、そのテクニックだけでなく、背景に時代観をもっているからだ。
普通にしていると食っていけなくなるような時代にこそ、自分が支持を得られる時代だ、という確信があるからだ。

そういう時代の隙間を利用して大衆の心を掴み、民主主義を中から壊し、独裁体制をつくりあげることを、まさにファシズムと呼ぶのだろう。
その意味で、橋下徹は、比喩でも何でもなく、正真正銘、ファシストと呼ばれる資格がある。

小沢一郎は、橋下徹のようなファシストが台頭することを恐れ、政権交代へと急いだ。
クーデターで権力を奪われ、ありとあらゆる手で縛り上げ、ぼこぼこにされてもなお、政治の情念を燃やし続けるのは、民衆暴動を事前に防ぎたいという思いとともに、橋下のようなファシズムを許さないためだ。
私はそう見ている。

小沢一郎と橋下徹は、現代の政治家の両極をなしている。かたや民主主義を、かたやファシズムをだいひょうしている。多くの既成政党は、橋下になびき、すりより、ひれ伏している。
その姿を見て、満々の笑みをうかべていたのが、昨日の橋下の姿だった。

共産党と社民党は橋下に近寄りはしない。しかし、時代観をもたず、あいかわらず自分たちの組織温存を最優先にして、橋下以上に小沢を嫌い攻撃する。それが人気取りになると、十年一日のごとく考えている。

こうした情けない姿を見るにつけ、時代観の大切さを思い知る。

このまま何とかなるのか ならないのか

その見極め、あるいは思い切りが、すでにファシズムが台頭し始めた現在、とてもとても大事なのだ。
「なんとかなるやろ」とお気楽に構えていたら、そのツケは余りにも大きいものになる。

小沢氏も、タイミングを読み違えないでほしい と切実に思う。
ファシズムの勢いは、想像以上だ。ある程度の閾値をこえてしまうと、もう引き留めることができなくなってしまう。そうなる前に、展望と思いの受け皿を用意する必要がある。
それができるのは、いまの政治の世界では小沢一郎しかない。

思いのある関西の方々は、「関西 日本一新の会」に集うことをお勧めしたい。

http://ameblo.jp/nipponissin-kansai/

先日の忘年会に参加させてもらったが、気軽に参加できる雰囲気であるし、老男若女さまざまな人が参加している。(老男がやや多いけど)



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2011-12-13(Tue)

放射能とむきあう <暫定基準値は200倍高すぎる>

10月の終わりに、「食べ物から放射能100mSv」って安全??? という記事を書いた

http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-1112.html

2日前の10月27日には、年間の食事からの内部被曝を1mSvにすると、食品安全委員会という内閣府の審議会が最終答申を出したので、やっとここまで下がって来たと思っていた。
ところが、500Bq/kgというトンデモ暫定基準値は、待てど暮らせどいっこうに変わる気配がない。
食品安全委員会の答申なんて、なかったかのように無視抹殺である。

要するに、年間の内部被曝を1mSvをしてしまうと、食べるものが不足してしまうのだろう。
水や農産物ばかりではなく、粉ミルクのように空気経由での汚染も含めて、少なくとも東日本の食材物流が崩壊しかねない。
それらを全部補償しろ てな事態をさけるために、食品安全委員会の答申は、ひっそりとお蔵入りにされてしまったのだろう。

森ゆうこ氏(文科副大臣)の尽力もあり、暫定基準値の1/5=40Bq/kgまで測れる食材用の測定器に補助金が付くようになった。
その際に森氏が「40ベクレル/kgの根拠は、厚労省で新たな食品の安全基準値についての検討が暫定基準値の1/5である「年間1ミリシーベルト」という食品安全委員会の答申を受けて進んでいるが、それを先取りし、乳製品などの暫定値200ベクレル/kgの1/5としたものである。」と発言した。

すると、直後に文科大臣が慌てて、基準値の変更ではありません!! と火消しに回るという無様な姿をさらし、やはり暫定基準値は「死守」する気なのだと言うことが明らかになってしまった。
ちなみに、ふつう「死守」というと自分が死んでも守る という意味だが、永田町界隈では他人が死んでも守る という意味なのでご注意。

では、この500ベクレルとか200ベクレルとかの暫定基準値は、どうやって決まっているのか。
国の機関ではあるけれども、直接の責任部署ではないところの説明のほうが、言い訳がましくなくて分かりやすい。

基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース
産総研 安全科学研究部門


詳しくは記事を読んでいただきたい。
要約すると、セシウムとストロンチウムをあわせて、食品からの被曝を年間5mSvにする、という考えで作られている。

ポイントの一つ目は、ストロンチウムだ。これは、計測が大変だという理由で、ほとんど計測されていない。
オフィシャルに測ったのは福島県内の数カ所くらいだ。

では、どうやってその量を知るかというと、チェルノブイリなどの経験則から、セシウムに対してストロンチウムはこれくらい存在しているはず、という想定なのである。
暫定基準値を決めるに当たっては、セシウム(134と137合計)が100あれば、ストロンチウム89が29くらい、ストロンチウム90が5くらいある、という想定になっている。


存在比で100:33ということになっているが、この産総研の解説の元になっている論文によれば、放射線の量にすると10:1ということになるらしい。

防災指針における飲食物摂取制限指標の改定について


1988年国連科学委員会報告書(付属書D)10)によれば, チェルノブイル原子力発電所事故の際, 地表空気中の90Sr/137Cs濃度比は, ソ連領内およびギリシャ等比較的近い距離で約0. 1で, 日本およびヨーロッパ等その他の地域ではそれより低かった。
(第3表の下より引用)

2000キロほど離れているギリシャが、「近い」というのだから、爆発の規模は違うにせよ、2~300キロの範囲はこの0.1で見積もるのが妥当であろう。
何せほとんど測っていないので、正確には分からない。

ストロンチウムの公式発表はこれ

文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について

ともかく暫定基準値では、例えばセシウムが400ベクレルあれば、ストロンチウムも40ベクレルくらいくっついているだろう という想定になっている。
で、基準ギリギリの食品を1日にこのくらいの量を食べると、だいたい年間に5mSvくらいの内部被曝になるよ というのである。





ところが、ここに2つほど問題がある。

ひとつは、「このくらいの放射性物質を食べたら、これくらいの被曝をするよ」 というベクレルからシーベルトへの換算係数だ。

暫定基準値は、とICRP(国際放射線防護委員会)いう原発推進のための組織の値を使っている。
ところが、原発反対の立場であるECRR(欧州放射線リスク委員会)では、何倍どころか核種によっては何百倍も多く被曝すると言っている。

こちらのサイトが、比較計算できるように非常に便利にまとめておられる
食品による年齢別の内部被曝ベクレル(Bq)シーベルト(Sv)換算ツール

ECRRの考え方では、セシウムで3倍、ストロンチウムは何と160倍くらいの被曝ということになる。
これは、暫定基準値では年間5mSvと言うけれども、ECRRの考えでは、同じものを食べると年間に100mSvくらいの被曝になるということ。

逆に言うと、ECRRの考え方で年間5mSvにおさめようと思ったら、暫定基準値の20分の1以下にしなくてはならない。
つまり、500ベクレルを25ベクレルに、200ベクレルを10ベクレルくらいにする。

これでも5mSvだから、せめて食品安全委員会が言う1mSvにするには、5ベクレルと2ベクレルということになる。

ちなみに なんで100倍も評価が違うのかと言うことについては、前の記事を見てもらいたい
矢ヶ崎教授の小論を、私なりに解説してある。


ところが! これでもまだ安心できない。
これが、問題の二つ目。

暫定基準値を決める式には F という係数がある。具体的には0.5 だ。
なんで0.5をかけるのかというと、そのうち汚染されていない食品も手に入るだろうから、ざっくり被曝量を半分にしておきましょう ということらしい。

いや、私が言っているのではなくて、さっきの産総研の解説に書いてあるのだ。

放射性セシウムの暫定規制値の特徴は、半減期が長いことから、「希釈効果」が考慮されていることである。希釈効果とは、(年平均濃度)/(ピーク濃度)の値とされ、0.5が使われている。事故直後は、周辺住民は地産の飲食物ばかり食べるが、時間が経てば遠方からの飲食物も入ってくるという想定だと思われる。希釈効果を含めなければ暫定規制値は現在の半分の値となる。
(引用以上)

ところが、現状では意識して手に入れないと、遠方からの飲食物は入ってこない、というか、食べて応援とか言いながら、実は安く買いたたいて産地を伏せて使用されているのが現状。
それにそもそも、「基準値」を決めるのに、こっそり0.5をかけているというのは、どう見ても反則だ。
だって、誰だって基準値というのは、「500ベクレルを1年間食べ続けたときにどうなるか」という数字だと思っている。
ところが、実は「500ベクレルを半分、まったく汚染されていないのを半分」という想定になっている というゴマカシ。

ということで、さきほどの5と2を半分にすると、食品の基準値は2.5Bq/kg、水と乳製品は1Bq/kg ということになる。
暫定基準値の なんと200分の1である。


さて、これが実現できるのかどうか。
まず第一に、この数字はほとんどの場合、検出限界以下だ。
例の測定器に補助金の話でも、検出限界を40Bq/kg以下にしなさいよ ということだった。

明治ステップの測定データでも、検出限界は10Bq/kgになっていた。
今まで見た中で、一番良い場合でも5Bq/kgくらい。

食品の放射能測定器のスペック一覧
真宗大谷派常福寺(TAEM二本松)


だから、普通にスーパーとかで買い物したり外食したりしているかぎり、関西に住む我々ですら、おそらくこの数字はクリアーできない。
まして、福島やその周辺は言うに及ばず、東京でもまず不可能だ。

それに、相当量の放射性物質が降り積もった地域では、食品ばかりではなく呼吸で入ってくるものもある。

それにしても、地面に1㎡あたり何万ベクレルもの放射性物質が敷き詰められている場所に人が住み続けているということに、改めて愕然とする。

数万ベクレルの地域は、ホットスポット以外でも福島の約半分、さらに栃木、群馬、茨城、千葉などに広がっている。
ホットスポットも入れれば、東京などにも多く存在するだろう。
この地域では、両足が乗っているくらいの、ほんの数10センチ四方に積もった放射性物質が口に入っただけで、年間の1mSv以上の内部被曝になってしまう。

青酸カリが1m四方につき1gくらいまき散らされた場所で、生きていけるだろうか。
それを、手作業で洗い流したり、掘り起こしたりできるだろうか。
青酸カリは170mgくらいで死ぬ人もいるらしいから、面積にして40センチ四方だ。
仮にその10分の1の濃度でも、そんなところに住もうと決心する人はいないだろう。

ところが、放射能は見えない、臭わない、味がしないうえに、「ただちに影響がない」
影響が出るまでに年単位の時間がある。

もしも、リトマス試験紙のように放射性物質に色が付いたら、東日本はパニックになる。
果てしなく紫に染まる大地を見て、誰が除染でなんとかなると思うだろうか。

しかも、今この時も、原子炉には穴が開き、放射能は漏れ放題なのである。

原発の被害は、一般に思われているよりも、ひと桁もふた桁も深刻なのだと言わざるを得ない。
東京も例外ではない。
経産相や東電本社の前でも、0.2マイクロなどという値が計測されている。

実は除染は東京にこそ必要なのだと言うことは、連中が一番分かっている。
しかし、福島を差し置いて、東京の除染をするわけにもいかず、まずは福島で予行演習をやりながら、東京の放射能を捨てる場所を作っている。
このあたりの話は、前の記事に書いた

原発やめますか それとも人間やめますか

次におきてくるのは、実は東京も危ないんだというキャンペーンだろう。
隣組が結成され、やらなきゃ非国民 みたいな空気の中で、東京中で水まきと穴掘りが始まる。
意図的にパニックが醸成され、国民の思考停止は一層ひどいことになる。

何よりも、そのなかで人間性の破壊が進行する。
東京と福島は分断され、あい憎み合うように操作される。

除染さえしてしまえば、原発事故は福島の問題。もう考えたくない。報道するな、俺は関係ない。てな調子で。
被害者である原発直近の住民を、仮想敵にしたてることすらされるかもしれない。

原子力村 VS 国民 という対決だったはずなのに、いつのまにか都市住民 VS 福島県民 という対立に置き換えられてしまう。
それを、とてもとても心配している。

誰がそんなメチャクチャなことをするかって?
そりゃ あの二人しかいない。

石原慎太郎と橋下徹。
人間の嫌らしい部分をあおり立てて、その力でのし上がっていくことにかけては、並ぶもののない天才だ。

来年は、より一層いやな年になりそうで、気が重いが、そんなこんなをすべて見据えた上で、どうやって生きていくべきなのか、じっくりと考えなくちゃならん。


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2011-12-10(Sat)

原発やめますか それとも人間やめますか

あのACジャパンの説教CMが、「ささえあったら人になる」なんて言っている。



もしそれが本当なら、原発に手を染めたあらゆる人の形をした生き物は、すでに人ではないということだ。

事故が起きることも、使用済み核燃料の捨て場がないことも、放射能が危ないことも、原発に携わった者の多くは分かっていたはずだ。

安全神話 などと言って自らを正当化するむきもあるが、言い訳に過ぎない。
ヤマタノオロチが実在すると本気で信じているひとがほとんどいないのと同じくらい、神話は神話に過ぎない。本当に安全だと信じていたんです、というカルト級の者も確かにいただろうが、それは極端な事例。
ほとんどの、とくに上部にいる者ほど、本当は危ないということを分かっていた。

絶対安全であるべき原発が、どうしてこんなに休む間もなく故障し続けるのか。
電力会社の都合から言っても、絶対に事故を起こしたくないような時にでも、原発は平然と事故を起こす。

玄海原発:冷却水漏れ1.8トン 九電公表せず
2011.12.10 毎日

やらせ問題で全国の注目を集めている玄海原発。
おそらく職員も細心の注意は払っていたはずだ。にもかかわらず、それをあざ笑うかのように、原発は事故を起こし続ける。

そして、それを決して防ぐことはできないことを、電力会社はその経験から熟知している。だから、隠す。
起きた事故は、大きければ大きいほど、かならず隠そうとする。
あったことを無いと言い、大きなことを小さいと言い、どうしようもない状態を冷温停止状態などと言いなす。

原発の現業に関わる者ならば、末端の労働者の実態も知っている。
被曝量を超えたら働けなくために、わざとバッチをつけずに働いたりするような、そんな労働環境。
ご用済みになると、どこへ行ったのかも分からなくなるような労務管理。

原子炉の中をぞうきんがけするような無理な仕事を押しつけて、どんどん被爆させたあげくに行方知れずになってもらうのが、電力会社にとっては都合が良い。しかも責任はすべて孫請け、ひ孫請け。
知っているけど知らんぷり。

なによりも、誤魔化しようがないのが、使用済み核燃料。
原発のげの字に関わりのある者で、こいつの行き場がないことを知らない者はいない。
こればかりは、いくらカルト級の安全神話に脳髄を浸食されていても、知らないとは言わせない。

実は原発という場所は、使用済み核燃料の中間処分場になっていた。
行き場のない核のゴミを、敷地内に膨大にため込んでいたことが、福島の事故で明らかになった。



写真は福島第一原発の共用プール。(http://www.houseoffoust.com/fukushima/phototour.html より)
ここだけで6400本の使用済み核燃料が貯蔵されている。
これ以外に、各原子炉の上部にあるプールにも大量の核ゴミがため込まれている。

これは、福島だけではない。全国の原発が同じことになっている。
こうやって、いい加減な貯蔵場所に、何十年でもため込んで放置しておこう、というのが、原発関係者の暗黙の了解だったはずだ。
いくら周辺住民といえども、使用済み核燃料の処分場にするとは聞いていなかったはず。原発は容認する過疎地は少なくないが、核燃料の処分場だけは、世界中でただ1カ所しかOKしたところはない。

ところが、実は原発は実質的に処分場になっていたのである。しかも、最終処分場ほどの安全措置すらなされずに。
そんなことも、原発関係者は、みな知っていた。

このように、原発反対の論理など子どもにでも分かる簡単な話だ。
だから、原発に関わる、かつて人間だった者たちは、その最初のころに一度は悩んだに違いない。
そして、悩んだ末に、原発で食っていくことを選択したのだ。

原発やめますか それとも人間やめますか という問いに、自ら答えを出したのだ。
人間をやめる と。

そう考えると、原発に関わる者たちの、際限のない隠蔽とゴマカシと厚顔無恥さが理解できる。
これは、とても人間業でできることではない。

少なくとも何十万人、おそらくは千万を超える人々に放射能被害を与え、仮設暮らしを強い、あるいは何の支援もない自主避難を余儀なくさせておきながら、自分たちはボーナスをもらってのうのうと暮らす東電社員。

現役の役員のみならず、原発をつくってきた歴代の役員も何の責任も問われず、1兆円もの税金を私物化し、国有化もされずに平然としている東京電力。

プルトニウムは飲んでも平気 などと言う奴がいる。
もし、これがプルトニウムではなく、サリンであれば天下の大悪人とされるのに、同じ猛毒でもプルトニウムだと、天下の東大教授になることができる。

冷静に予断なく見ることができれば、同じ人間とは思えないような異常な生き物が、世の権威であり一流企業のエリートであるというのが、原発という世界なのだ。

この異常な原発の世界を垣間見ると、一つの疑惑がわき起こる。

「今回のふくいちの事故は、想定ずみだったのではないか」

福島で起きるかどうかは別として、日本の54基のどこかで、スリーマイルとチェルノブイリの中間くらいの事故が起きる ということは、原発計画のプログラムに入っていたのではないだろうか。

これについては、4月1日の記事で詳細に検討したので、まだ見ていない方はぜひ読んでほしい。

原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか

原発推進にとって想定外だったのは、3基同時にやられたこと、とくに3号機の爆発が水素爆発にしては大きすぎたこと(核爆発の可能性もあり)であり、数十キロ半径に放射能が降らすことまでは「予定通り」だったのではないだろうか。

今、原発側が焦っているのは、東京まで汚染してしまったことだ。これでは、元も子もない。
何とかして、福島周辺だけに汚染を閉じ込めたい、と原発サイドも当然考えている。

東京レベルの汚染については、除染という方法がある程度効果がある。
ところが、東京のような都市部は、合流式と言って雨水も下水処理場に流れ込むようになっているので、下水処理場が大変なことになるのは目に見えている。

そこで、東京の原発鬼どもは、その放射性汚泥を福島に捨てようと考える。どうせ汚染されているんだから、少しくらい増えてもどうってことないだろ と。
しかし、今そんなことを言ったら、猛反発を食うに決まっている。本当は人間やめてしまったということを、福島県民だけでなく、全国民から見抜かれてしまう。

ずるがしこさでは、なにせ日本の権威が集まっているだけある。奴らは考えた。
ならば、日本中から 「核廃棄物は福島へ」という声を起こせばいいじゃないか。
原発反対派に、率先して「30キロ圏内に核処分場を」と言わせれば、楽勝だね。

そうして、奴らは放射性のガレキを全国に配ると言い始めた。反対派承知の上だ。
案の定、全国津々浦々から「放射能は福島へ」のこえが上がり始めた。もっとも大きな声は、やはり脱原発の勢力。

その流れを横目に見ながら、奴らは次の計画を着々と進めている。

警戒区域内で自衛隊が除染作業開始
2011.12.9 朝日

いくら原発鬼でも、これほど放射線量の高い場所に住民が戻れるようになるとは考えない。
大量のガン患者が出て、言い逃れできないと困るので、証拠の残るようなへまはしない。

この自衛隊の除染作業は、一見無駄なように見える。
もし、奴らの言うように「除染活動の拠点作り」のための除染であるならば、余りにも途方もない話だ。
上記の記事を読んだだけでも、街全体の除染なんてできないということが分かる。

しかし、これが処分場作りのための拠点作りだったらどうだろう。
作業場所の周辺だけ放射線量を下げておくという意味では、理に適っている。
次に行うのは、おそらく役場への道周辺の除染だ。
それが済んだら、何やかんやと理由をつくって、大きな穴を掘り始める。

準備が整ったら、急に「東京も危ない」というキャンペーンが張られる。
たしかに、危ないのだが、今までとうって変わって「東京でもすぐに除染を」という話になる。
東京都民は、当然のようにその話に乗り、除染が進む。

そして、福島に掘られた穴に放り込まれるのは、福島の放射能ではなく、東京の汚泥と焼却灰ということになる。

そうやって、ふくいち周辺を核の墓場にすることを全国民のコンセンサスにしておいて、最後は最終処分場にするのだろう。
奴らの予定通りに。






2011-12-05(Mon)

六甲菜園からチンゲンサイを福島へ送りました

1ヶ月ぶりに六甲菜園に。 つづら折れに山を登っていく道すがらの紅葉がすばらしい。 危なくて写真は撮れないけど。

畑は、所々に植えたマリーゴールドが良い感じで、畑から菜園になったような雰囲気が。
虫除けにもなっているらしい。

20111204-10.jpg

各作物の様子はこんな感じ

20111204-3.jpg
チンゲンサイは盛りを過ぎているので、90%収穫。福島に送りました。

20111204-4.jpg
白菜らしきものは、育ってはいるが・・・
葉っぱも堅そう。どうなることやら

20111204-5.jpg
大根は順調。もう少し大きくなれ

20111204-6.jpg
カブはもう食べられそう。今回は収穫しなかったけど、そろそろ取らないと。

20111204-8.jpg
これは葉ニンニク。切っても伸びてくるので、収穫しなくては。

20111204-9.jpg
ブロッコリーもこんな感じ。なかなか

周辺に植えた花も、地味に育っている

20111204-7.jpg
名前を忘れたけど、けなげに花が咲いていた。

さて、チンゲンサイは大収穫。キクナも少し間引いて取った。間引くのが遅すぎ。

前回に続いて、今回もチンゲンサイを福島の、「野菜カフェ はもる」に送る。

まず、根っこを切って、新聞紙にくるみ、段ボール箱へ。
リンゴ用の段ボールいっぱい、約4キロが、NPO子ども福島が運営する「野菜カフェ はもる」へ。

虫食いだらけのかわり、安全だけは絶対の自信あり。
なにせ、放置農法なので。

いま、福島から大阪へもかなり多くの方が避難しているらしい。
その一方で、様々な事情で、どうしても避難できない人たちもいる。
とくに子どもたちには、少しでも放射能の少ない暮らしをしてもらいたい。
そんな思いで、郊外楽園プロジェクトの六甲菜園では、とれた野菜のほとんどを福島に送っている。

あまりにもささやかで、自己満足に過ぎないけれども、ないよりはマシ。
放射能と農薬の心配のない野菜を、福島に届けられる方は、ぜひ連絡を。

「NPO子ども福島」 「やさいカフェ はもる」 http://kodomofukushima.net/index.php?page_id=101

うちのような寄付ばかりではなく、仕入れとして対応できる方を探しています。

東京でも、相当量のストロンチウムが降り注いだという。
http://sekaitabi.com/sr.html
ということは、福島はどれほどかと思うと、胸が痛む。

ストロンチウムが出すのはベータ線であり、通常のガンマ線をはかるガイガーでは測れない。
しかし、体内に入ると、生体内半減期18年で、近くの細胞を集中的に壊す、きわめてやっかいな放射性物質だ。

すでに、子どもを含めて福島でも東京でも爪からウランやストロンチウムが検出されているらしい。
にもかかわらず、盗電も政府も、ストロンチウムについては福島県内ですら11カ所のサンプル調査しかしていない。
「調査せず」を「検出せず」と言いなすつもりか。

人間の五感にはまったく引っかからない放射能。
私たちが考えている以上に、被害は深刻だ。とくに、体内に入ってしまう内部被曝を避けなくてはならない。
そのためには、少しでも安全な食べ物を福島に届けなくちゃならない。

と同時に、条件の適う方は、ぜひとも避難してもらいたい。
子ども、妊婦、これから子供産む人たち。
仕事や住居のことがあるから、無責任に言えないけど、福島のみならず、下記のマップで線量の高くなっている地域の方は、ぜひとも避難を


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2011-12-02(Fri)

迫り来るファシズムと対峙するために 1

長いことブログの更新ができていない。
あまりにも忙しく、これ以上寝る時間を削ったら倒れるという事情もあった。

が、それ以上に、「非道い話」ばかりを書くのがつらくなった。
どんなに端緒でも、「ではどうするか」を書きたい、と思っているうちに、どうして良いのか分からず時間が過ぎていった。

一難去らずにまた一難。日にち薬で良くなるどころか、事態は悪化しつつ、次々と新たな厄災がおしよせる。
自国民を、納税マシーンとしか思っていない政権のもとで、被災者はうち捨てられ、被爆者は存在していないことにされ、穴の開いたままの原子炉が「順調に収束しつつある」ということになっている。

何か一つの問題に取り組むのは、元気も出るしファイトもわく。しかし、これほどに何もかも、ありとあらゆる攻撃にさらされると、弾を避けるのも突撃するのもままならない。ごまめの歯ぎしりをギリギリと続けるしかないのである。

こんな時は、いや、こんな時だからこそ、どう生きるのか ということを考えたい。

何をまだるっこしいことを言っているんだ とお叱りを受けるだろう。
反戦な家づくりの明月が、この非常時に新興宗教みたいに「どう生きるか」なんて説教始めてどうする。
反対するべきもの、解明するべきことが、てんこ盛りにあるのに。

それは、本当にそう思う。
そう思うことが多すぎて、これまで批判的な論評を続けてきた人々も、対応しきれなくなっているのが実情ではないだろうか。
朝から晩まで、資料にかじりついて、パソコンを叩きまくらなくては、今表面化している大問題だけに限っても、その情報に対応しきれない。

敵はオール官僚をその手足と頭脳にして、警察や自衛隊という表の暴力装置を従え、ジャパンハンドラーズという最高顧問を擁して、国家総掛かりで体系的に悪政を進めている。
それは、逆からの革命といっても良いかもしれない。

現段階では、手足であるべき官僚組織が、むしろ手枷足枷になって、その逆革命は進み切れていない部分はある。高級官僚は完全に尖兵になっているが、末端にまでいたる官僚組織自体は、そう簡単に旧弊を逃れることはできない。
良くも悪しくも、その組織的な鈍重さが、日本を一気に北朝鮮並みの独裁国家にしてしまうことのできない原因になっている。

もし、大多数の公務員が、今と同じ程度の自己保身能力と、今と桁違いの実行力を持っていたならば、日本は全く別の国になる。強烈な国家による統制のもと、国民は税金を生み出すバクテリアのような存在となり果てるだろう。

今のところ、日本の庶民がまがいなりにも、楽しく暮らしているのは、ほとんどがこの敵失によるものだと、私は思っている。

そこで登場するのが、ファシズムだ。
愚鈍な官僚組織に任していられない。もっと一気に、「改革」を推し進めるのだ! と叫んで登場するあれだ。
もちろん、「改革」とは、税金を強制的に取り立てることであり、それを社会的な弱者には極力配分しないことだ。一切の虚飾をはぎ取れば、そういうこと。

言うまでもなく、橋下徹の大阪維新の会は、まごうかたなきファシズムである。
それ以外に、定義の仕方が存在しない、典型的なファシズムだ。
古典的すぎて笑っちゃうほど、陳腐なファシズムなのである。

ファシズムが怖いのは、これほど古典的で陳腐で内実がなくても、それでも時節をとらえると、爆発的な支持を得るということ。
その意味でも、やはり橋下徹は日本が生んだ、初めての本物のファシストだ。

2.26事件の青年将校なんかよりも遙かに有能な、実際に国家権力を手中に収める可能性の非常に大きい、真性ファシストとして、私は橋下徹を「高く」評価している。
決して、侮るべからず。

繰り返しになるが、ファシズムの本性は、単なる独裁ではない。
国民の自由を抑圧し、強固な国家統制によって、国の運営をすることなのは間違いない。
ただ、それは官僚組織の肥大化と強権化によっても、なし得る。

そのかわり、官僚組織による強権国家は、小回りがきかず、腐敗が横行し、トップもころころ交代する。
要するに、すこぶる効率が悪い。

そんなやり方じゃ生ぬるい といって、官僚組織をも押さえつけて、暴力装置をも動員しつつ、大衆の圧倒的な支持を背景にして、一気に強権国家を作り上げるのが、ファシズムだ。

だから、橋下徹がシロアリと呼ぶことと、一部の本当にシロアリのような官僚とは、実は向かう方向は同じなのである。ただ、その方法やスピード感が違うだけ。

ちなみに、「国民の生活が第一」に込められた脱官僚依存は、強権国家で国民を搾り取るという方向とは真逆であり、本質的に橋下徹の官僚タタキとは別物だ。

それはともかく、橋下という真性ファシストが、いよいよ勢力を拡大し、国政への参戦を明言したいま、もう敵失による猶予期間も長くないと知るべきだ。
官僚が主導している限り、悪政はつづくが、(悪い方向への)革命も起きない。そんな状況も、あと数年のことと、私は考えている。

橋下が国政に出てくれば、自民党と民主党のいい加減な連中は、どっと足下にすり寄るのは間違いない。みんなの党は最初から似たもの同士。過半数までは行かずとも、選挙前から最大勢力になる可能性が大きい。
そのうえで、総選挙で大躍進すれば、過半数は堅い。

ファシズムの仕掛けは、国民の憎悪のエネルギーを自らの支持にするということ。
橋下の場合は、ユダヤ人迫害のかわりに何をやり始めるのか。
今はまだ分からないが、そういうカテゴリーを作りだし、国民上げてのイジメの対象にすることは、まず間違いない。
官僚タタキだけでは、国民の憎悪のエネルギーはもたないし、あまり本気で官僚を叩いては自分の国家運営ができないと言うことを、橋下はよく分かっているからだ。

ユダヤ人迫害のように、国民の不満を故なき憎悪に振りかえ、その憎悪のエネルギーを熱狂的な支持にする。
実は、憎悪にかき立てられ熱狂的にファシストを支持している大衆自身が、搾取され迫害されているのだけれども、気がつかない。万が一気がついても、もう決して口にできない。
そんな日本の姿が、数年後に迫っている。

では どうするか

いま大事なことは、自分の立ち位置をしっかりと体に覚えさせることだろうと思う。

ピッチャーが投球フォームを体に叩き込んで、どんなに疲れても、緊張しても、自分のフォームを崩さないようにしているような、そんな生き方の訓練が必要なのではないか。
今でさえ、そうとう生きにくい世の中が、いちいち頭で判断していては間に合わないくらいの激動の波に飲み込まれる。

個別の判断だけでは、道を間違うことも多くなるだろう。
ファシズムは、個別課題では良い成果を残すこともあるからだ。
たとえば、橋下がもし首相になれば、放射能対策は今よりもずっと進むだろうと思う。
それは良いことではあるが、だからといって橋下ファシズム政権を待望するのは愚かなことだ。

自分がどういう生き方をするのか。
それに照らして、こいつはどうなのか。
それを、反射的に本能的に判断できるような訓練をしておくべきだ。

私の提唱している「郊外楽園」という暮らし方も、菜園とか地産地消とか言うだけでは、ファシズムに取り込まれる余地はいくらでもある。
もともと、農本主義とファシズムは仲が良いのだ。

では、核心は何なのだろう。
ファシズムが振りまく憎悪の快感から、ふと我に返るきっかけになるものは何なのか。

漠然とは感じるものがあるのだが、まだそれを言葉で表現できない。
もうしばらく考えてみる。
(だから今回の記事は 1  と言い訳)

いずれにしても、自分の標準点、基準点を体が覚えておくこと。
そのための訓練は、やはり今現在おきている問題を向き合う中でこそ、できる。
むしろ、自分に降りかかった問題、たとえば震災であり、増税であり、保育や子育てであり、いろんな問題に取り組むときに、ちょと鳥の目になって見てみようということだ。

自分の生き方を、鳥になった自分の目に焼き付けておこう。
それはきっと、おしよせるファシズムと対峙するとき、自分を支えてくれる。


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