2013-02-26(Tue)

つれづれに

私が会社ってものを辞めてから、もうすぐ8年になる。
2005年の春に、なんのアテもないまま、まだ4歳だった子どもとカミさんには申し訳ないとちょっぴり思いながら、でも飛び出してしまった。

飛び出すというと聞こえがいいが、実際は耐えられなくなって逃げ出した。
当時勤めていた工務店は、決してブラックだったわけではなく、むしろ労務管理ユルユルの会社だった。自分を経営の神様と思い込んでいるややカルトがかったオーナーと、役員以下一人残らず面従腹背でオーナーの財産にぶら下がっているというような会社だった。

ラクチンはラクチンだけど、気分的には極めて居心地が悪かった。
そして、当たり前だけど経営は日を追って悪化してもいた。
おそらく、世のサラリーマンの多くは、そのくらいのストレスはグッと飲み込んで妻子のために働いているのだと思う。私は、そういうこらえ性がない。決定的に欠落している。

2004年は鬱病らしき状態がジワジワと進行し、いよいよトランキライザーのお世話になるに至って、逃亡を企てることにした。
最初の1年間は、独立しようか再就職しようか、迷いながら過ぎていった。
見事にカネはなかったが、空を飛ぶほど気分は軽かった。

このブログを書き始めたのもこのころ。2005年の9月。
言いたいことが言えるという解放感。

どういう巡り合わせか、こんな時に第2子が生まれることになり、出産費用を捻出するために車を売った。
代わりに激安車を探してもらい、ご機嫌で赤ん坊を乗せて走った。
何だか分からないけど、とにかく楽しかった。

第2子の誕生とほぼ時を同じくして、明月社として設計事務所を構えることに決断した。
気取って言えば「建築家」というやつだが、私はほとんどの「建築家」と違って、有名事務所の出身ではないし、小さな工務店の現場監督も営業も経験したし、材木屋もやった。第3セクターの事務所長もやり、危うくその倒産処理までやらされるところだった。
建築をやる前は病院の受付のお兄さんで、簿記二級をもっている一級建築士だ。

だから、周りの連中がやっているような、~~建築研究所 とか ~~設計工房 などという名称は、どうもしっくりこなかった。というか、気恥ずかしくて名乗れなかった。
で、木の家プロデュース明月社 ということにした。
明月社という名前ならば、いよいよ建築の仕事がなくなっても、何屋でもできるなあ なんて考えつつ、ホームページを作ったりしていた。

不思議なことに、2006年から2008年までの3年間は、次から次に仕事の依頼があり、完全に深夜営業型の生活習慣になってしまった。
しかして、金がまったく貯まらない。設計事務所とはこれほど儲からない仕事なのかと唖然としつつも、とにかく食うに困ることはなく、ミニバブルの中でヌクヌクと生活していた。
ところが、2008年のリーマンショックは如実に零細明月社にも影を落としてくれた。ハゲタカどもに心底恨みを抱いたのはこの時からかもしれない。

2009年はまったく仕事がなかった。あれこれやってもどうにもならず、緊急保証制度で首の皮一枚。
借りた金もあっという間に底をつくかと思った頃に、何年も前に出会ったきり音沙汰のなかったお客さんから連絡があり、
1年ぶりのお仕事!
そこから、徐々に光が射し始め、どうにかこうにか今日に至る というわけだ。

こうして振り返って見ると、いわゆる営業活動が実を結んだということはほとんどなく、仕事とは関係なしに色んな経路でつづけてきたコミュニケーションが、何かのきっかけで仕事に結びつく、というケースばかり。
このブログの読者の方からの依頼も、結構な数になる。

なので、当社は経営計画も売上目標も、一度もたてたことがない。
経営計画 「奇跡を信じろ」 売上目標 「どうにかなる」

結局は自分なのだろう。
家の設計なんて、まったく形の無いものに大枚をはたいてもらうのだから、俺自身が何かの役に立つのかどうか、そこを見てもらって判断してもらうしかない。
そう割り切れば、じたばたせずに、自分の思うことを言い、納得できるように行動するしかない。
仕事も仕事以外も完璧なんてほど遠いので、あるがままを見てもらって、それでいいなら契約してね というスタンス。

このブログも、始めは匿名だったけれども、あるときからあえて実名バレバレで書くようになった。
しかるべき措置を云々という内容証明が届くこともあるが、むしろうれしい人間関係が広がっていくことのほうが圧倒的に多くなった。

既存の言葉で言うと「誠心誠意」ということなのだろうが、言葉にしたとたんに陳腐になるからやめておこう。
と、そんな気分で8年間やって来た。
運が良ければ9年目も過ぎていくだろう。

しかし

足かけ10年目になる来年、とんでもないことが待ち受けている。
消費税だ。

消費税アップの前後半年は家を建てる人は激減する。
しかも2年連続で上げやがるので、2年間は売上激減、2009年の再来が今から見えている。
いくら経営計画「奇跡を信じろ」といっても、世の中の需要が1/2になれば、うちらのような零細は1/4になる。

今でも毎月毎月かつかつで過ごしているのに、売上1/2が2年間も続くなんてアリエナイ。
なんでアリエナイかというと、2年もたたずに夜逃げしなくてはならないからだ。
そんな思いの零細企業は ごまんとあるだろう。

消費者という立場で考えると、3%くらい税金が上がっても、ちょっとガマンすればなんとかなると思うだろう。
私とて、収入が同じで、消費税だけが上がるのなら、なんとかガマンできる。
しかし、日本で働いている人の、ほとんどが中小零細企業の社員だと言うことを忘れていけない。

消費税の3%が基点になって始まる負のスパイラルは、影響を受けやすいところから順番に巻き込んで、徐々にレバレッジを効かせて大きな輪になっていく。
私のような住宅業界の最末端にいる者は、いの一番にスパイラルの渦に沈む。だから、ものすご~~~く実感をもってそれが分かる。

消費税のアップは、物価が3%上がるだけのことじゃなくて、「ちょっとやめておこう」「しばらく待とう」という買い控えが、生活必需品以外の分野の経営悪化を招き、それが次の分野の業績悪化を招き、~~~~という負のスパイラルを引き起こすことに本質がある。

負のスパイラルがある程度進行すると、「不景気だ」という認識がざざざーと広がって、進行は一気に加速される。
そうなれば、恐慌と言ってもいい。2008年~2009年の悪夢の再来だ。

ここまで奇跡的に生き伸びてきた明月社の運命も、財務省の大バカどものおかげで消え去るのかどうか、そういう危機感のなかで、日々暮らしている。
しかも、巻き上げられた税金は、被災者も被曝者もほったらかしで、生活保護も切りまくって、金持ちにばらまかれる。
それどころか、米国国債を買いまくって、リーマンショックを引き起こした張本人どもに吸い上げられていく。

もう涙も出ない。

それでも、家族と生きていくために、自暴自棄になるわけにもいかないし諦めるわけにもいかない。
かといって、焦ってどうなるものでもない。
まずは、四肢と脳みそに血液を良く流すことから、気の流れを整えることから始めよう。

きっと道はある





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2013-02-22(Fri)

カネと人間の最終決戦

ツイッターから再録

原子力や食糧や金融や、あらゆる分野で人類の命(人類だけじゃないけど)を浸食するマフィアは、悪いと分かっていても増殖が止まらない。人類を一個の生命とすると、連中は変異したガン細胞。宿主が死ねば自分も死滅するのに、分かっていて増殖を止めない。


目先の売り上げとかじゃなくて、根本的に「カネか命か」ということを掘り下げなくちゃ、原子力マフィアなどの人類のガン細胞は生まれ続け増え続ける。カネにとっての一番のリスクは命。命を担保することがカネにとって一番の桎梏。

例えば、エコビジネスなんて言うのは本質的に矛盾している。初期優位性のある間はともかくも、業界が成熟すれば必ず命をむしばみ始める。
カネの極大化を妨げるものは、必ず人の命だからだ。善し悪しではなく、原理的にそうなる。そこをうまくゴマカシ、乗り越えないかぎりカネは拡大できない。


命もカネも、拡大しなければ存在し得ない。人口が毎年3%減り続けると100年で現在の1/20になってしまう。カネは、最近の日本や米国を見れば分かるとおり、成長しないと必ず破綻する。
人類がカネを生み出したときから、相容れない相克に至る運命だった。それが、20世紀の終盤にやってきた


日本の場合1970年くらいで人とカネの共存時代は終わった。世界に広がっていくことでカタストロフィーは避けられた。しかし1990年代で先進国では共存可能な余地が無くなった。新興国に広がることで辛うじて生き延びたがそれももう終盤。いよいよカネと人間の最終決戦が近い。


福島第一原発の事故は、言うまでもなくカネと人間との相克が、悲惨な形で表に噴き出した事態だった。カネ対人間の最終決戦の始まりのゴングだったのかもしれない。
最初は人間が優位に見えたが、あっという間に逆転され、ほとんどカネに制圧されている。

人類のがん細胞である原子力マフィアによって、人間にがん細胞が作られていくというこの現実。 SFやオカルトのほうがかわいげがある。
ここから、どう反撃するのか。人間の「生きたい」という希望の強さは、カネの膨張力をはね返すことができるのか。

もっと言うと、人間にはまだ「生きたい」という希望が残っているのだろうか?
たしかに、目の前に銃を突きつけられれば、撃たないでくれと言うだろうが、死ぬ確率が10%増えるとか、寿命が20年縮むと言われても、平然としているのだろう。
希薄になってしまった命のリアリティを取りもどすこと

まだるっこしいようだが、今の圧倒的な閉塞状況は、なまなましい「生きたい」という思いの爆発がなければ、打ち破ることはできないだろう。
もちろんそういう叫びはある。そういう命の実感を、層として、類として取りもどすこと。
眼前の断崖絶壁だが、そのあたりにハーケンを打ち込むすき間がある




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2013-02-15(Fri)

「放射性物質汚染対処特措法」というわかりにくい法律のウラで全国に流通する放射性肥料

東電がばらまいた福島第一原発の放射能。

これをどうするのか という法律が「放射性物質汚染対処特措法」なのだが、管轄する環境省のHPはこんな感じ
→ http://www.env.go.jp/jishin/rmp.html

何が何だかわからない
まだしも分かりそうな「概要」というのをみても こんな感じ

→ http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/law_h23-110b.pdf

やっぱり何が何だか分からない
まったく環境汚染省のやることらしい

ところが、この複雑怪奇な法律を、実に分かりやすく解説してくれているサイトがある

(株)リーテムという産廃処理などをやっている会社のHPのコラム
→ 読み解く!放射性物質汚染対処特措法(1)

これを見ると、一般の下水処理場で発生する8000ベクレル/kg以下の汚泥も、「特定一般廃棄物」として特別処理をしなくてはならないことがわかる。

特別処理と言っても「バグフィルターをつけて焼却」というのもあるので、まったくひどいものだが、それでも一応規制はされている。

ところが、特別処理をしなくてはならな代物が、全国各地にあろうことか「肥料」として出回っている。
地元で使う場合は1000ベクレル/kg以下、全国に販売する場合は200ベクレル/kg以下の汚泥は、肥料の原料にして良い!と農水省。

→ 汚泥肥料中に含まれる放射性セシウムの取扱いについて

かつ、肥料自体も、400ベクレル/kgまでは全然OK! (by農水省)

→ 放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値

肥料だけじゃなくて、土壌改良材も培養土も。。。

実際どのくらいセシウムがふくまれるかというと、例えば群馬県みどり市では
→ http://www.city.midori.gunma.jp/oshirasehousyasen/nousyukensa.html

農水省はアリバイ的にこんなことを言っている
「全国の下水道汚泥等は、濃度に差はあるものの、放射性セシウムを含んでいると考えられます。したがって、全ての汚泥肥料に「放射性物質を含んでいる」と表示する必要があることになります」
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/odei_qa.html のQ15

しかし、実際はと言うと、これは千葉県山武市の一例
→ http://www.city.sammu.lg.jp/soshiki/13/hiryo.html

放射能の「ほ」の字も書いていない。
ちなみに、汚泥肥料は有機認証栽培には使えないのに、「有機質肥料」と銘打って販売。
悪徳業者ではなくて自治体が。

こんな濃厚な能社製物質を一度撒いてしまった農地は、なが~い間汚染地になってしまう。
ふくいちの爆発時には汚染を免れた土地が、どんどん汚染地になっていく。

とにかく、400ベクレルという濃厚なヤツを直接撒くのだから、焼却場から風に乗って散らばるのとは威力が違う。
桁がいくつも違う。

日本中を汚染地と化し、核廃棄物の処分場にしかできないようにする計画が、着々と進んでいる。

福島に無理やり住民を閉じ込めているのも、一つには郷土愛をあおってリクビダートルを確保しようという狙いであり、もう一つには、大量を病人を出現させて本物の恐怖で根こそぎ無人化を図る計画ではないのか。もちろん、補償無しで。

ソ連ですらやった避難を、なぜ日本がしないのか。その秘密が、たぶんここにある。
今すぐに「福島から出て行け」と言えば、当然ながら補償が必要になる。しかし、次から次に病気になるのを目の当たりにすれば、行政が強制しなくても、何も補償しなくても勝手に出て行くだろう。と、原発鬼どもは考えている。

そうなれば、浜通と中通りを隔てる阿武隈高地に、好きなだけ核の墓場をつくることができる。
使用済み核燃料の引き取りとセットで原発を輸出する というのが原発鬼度もの最高の商売である。

また、米国でもオバマが
「使用済み核燃料、48年に最終処分場 米エネルギー省が新方針」 と言い出した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1400I_U3A110C1TJM000/

試験的な中間貯蔵施設を21年までにつくり、25年にはさらに大規模な施設をつくる のだと言う。
もちろん、米国内に作るなんてひとことも言っていない。

黙っていれば、温和しくしていれば、目立たなければそれなりに生きていける時代は、遠い過去の思い出に過ぎない。思い出にすがって生きることを否定はしないが、残念ながら、よほど運が良くなければそれでは生きてはいけない。

→ 原発推進の正体は「日本列島を核の墓場にする計画」だったのではないか

本音を言えば、私もどちらを向いて何をすればいいのかよく分からない。
でも、とにかく一歩前に進んでみて、歩きながら考えてみたい。

次の日曜日 17日はエル大阪南ホールでこのような豪華企画が

→  『明日へと繋げる為の集い』 (豪華ゲストはリンク先を確認)

ぜひとも、ご参加を

【お仕事広報】
全然関係ないけど、お仕事関係のお知らせ

2月16日(土)11:00~
「インテリアとしての木のキッチン」
主催:十津川村
会場:木灯館(イオンモール橿原アルルの敷地内)
詳細:http://www.kotoboshi.jp/event/entry-65.html

もしお近くの方がいたらどうぞ
残席多数!

 

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2013-02-10(Sun)

人民の命のパルチザン

生活の党のホームページを見ると、ロゴマークの下に「People's Life Party」と書いてある。

People's Life は 国民生活とも読めるが、人民の命 とも読める。後者の意味であることを願いたい。国民生活では、消費者庁の管轄する官僚用語みたいで、ぴんと来ない。
20130209-1.gif放射能を筆頭に、あらゆる意味で命の危険が迫っている今日、生活の党は、実は命の党であってほしい。

また、国民という言葉は、国の都合に翻弄される民 という上から目線が強烈であり、やはり一番シンプルな人民という言葉がいい。
生活の党の本旨は、人民の命の党であることを、小沢代表他の方々にお願いをしたい。

そして、Party である。もちろん、普通は政党のこと。
しかし、ここではあえてパルチザンと言ってみたい。

いまどきは、パルチザンというとサッカーチームのことかと思う人も多いかもしれないが、語源はpartyと同じであり、直訳すれば党員というような意味なのだろう。
世界史上で数多くの国に様々なパルチザンが登場し、ファシズムや侵略に対して闘った。ごく少数の勢力からやがて国を動かすチカラになっていった。

もちろん、生活の党に往年のパルチザンを重ねるのは無理がある。まして、武器をもって闘えなんて言うわけじゃあない。
それでも、あえてパルチザンという言葉を持ち出したのは、そのくらいの「思い切りの良さ」がなくては反撃できないのではないか と思ったからだ。

20130209-2.jpgまず、生活の党は、実質的に非合法化されている。
えっ と思うだろうか?
 しかし、2009年以来の小沢氏とその政治グループに対する仕打ちを思い出してみれば、これが合法的な権利を認められた存在だと言えるだろうか。

 主に検察とマスメディアによって、実質的な非合法組織にされてしまっている とちゃんと自覚した方がいい。現実から目をそらしても、何も生まれないのだから。
客観的な基準、世界基準に照らしてみれば、生活の党は「黙認されている非合法団体」という扱いだ。
生活の党が法律を犯しているのではなく、取り締まる側が法を無視しているのは言うまでもないが、党の活動の困難さは、非合法組織並みなのである。

そして、非合法化された党には、それなりの闘い方があるはずだ。
自民党以来の、我王道を行く では通用しない。通用しないことが、残念ながら非情な結果として証明されてしまった。
強い確信を持った少数が闘うためには、ゲリラ戦しかない。

100億の献金を集めて、300人の候補を立て、一気に過半数を狙う、という戦法が今すぐできないことは、生活の党を支持しているほとんどの人がイヤというほどわかっている。
300人どころか、参議院選挙で現職以外の候補を擁立できるかどうかさえ分からない状況なのだから。

2009年の政権交代からの急転落だけを見ると、なにか絶望的な気分になってしまう。
しかも、原発と放射能という、一刻の猶予もない大問題があるだけに、本当にキリキリと胃が締め付けられる。

そんな、どうにもこうにも手詰まりになったとき、私が必ず読む本がある。
ロマンロランの「ベートーベンの生涯」と、羽仁五郎の「自伝的戦後史」だ。
ロマンロランのほうは内面的に行き詰まったとき、羽仁五郎はまさに今のようなとき。
(右サイドにリンクあり)

20130209-3.jpg羽仁五郎の何がすごいかというと、ラディカルなこと。物事の根源を、ズバッとみとおしていること。
「戦後史の正体」のような政治史の裏面という意味ではなく、一人一人の人民が深く「考える」ということを提起してくれている。

 その羽仁五郎のことばに、「真理は少数にあり」ということがある。
数が多いのが正しい という橋下徹のような浅はかな理屈ではない。
真理はかならず少数から始まり、やがて多数になるという性質のものだ という。

そして、少数のパルチザンが、表現はできないけれども「考えている」人民とつながっていくことで、力を付けていく。その闘いこそが、ゲリラなのであり、別に武器を振り回すだけがゲリラ戦ではない。

まずは、声なき声と共に生きること。
この際、落選したことを奇貨として、非正規労働者として働きながら、先の見えない暮らしを実感してみること。
あるいは、何ヶ月か東北で暮らしてみる。何かをするのではなく、声なき声、表現手段を持たない人びとの声を聞くこと。

政治家としての視察ではなく、生活者として共にあることで、見えてくるものがあるはずだ。
その先に、パルチザンの同志は集まり、党としてのあり方が見えてくるだろう。

と同時に、存在を知らしめる活動もしなくてはならない。これも、マスメディアやお金を使った広告などの王道戦略は、考えるだけムダだ。
ネットもできるだけ活用するべきだが、現状では携帯メール以外の実用レベルのネット普及率は、それほど高くない。リアルの宣伝活動を、どうやって効果的におこなうか。

20130209-4.jpg これはやはり、小沢さんにがんばってもらうしかない。全国駅頭縦断ツアーである。
小沢さん一人がしゃべるのではなくて、国民の生活が第一の結党大会のように、福島の人や市井の人々のリレートークを交えながら、小沢さんが話しをする。もちろん、大きな駅前で。

ぜひとも元双葉町長の井戸川さんを口説き落として、一緒に演説をしてもらいたい。井戸川さんほど心にひびく政治家はいない。小沢さんとのダブルキャストをぜひとも。
それを聞きに行く運動、その動画を広める運動、そのミニ版を様々な街頭でやる運動へと連動させていく。

それともうひとつは、市民運動との連携だ。
連携と言っても、そう簡単にはいかない。市民側には「元自民党」という意識があり、必ずしもウエルカムではない。政治家は、最初は教えを請うつもりで、どんどんアプローチしていけばいい。
市民運動の中にも、かなり偏狭な人もいれば、のりしろのある人もいる。

市民運動のネットワークは、じつはかなりの地下水脈だ。しかし、それが政治には結びつかない。
それを嘆いていてもしかたがない。まずは、政治の側がパルチザンとして中に入っていくことからしか、始まらない。

政治家が「政治家」という鎧をぬぎ、人民と共にあるパルチザンとして生き始めること。そう発想すると、色々な道が見えてくるような気がする。
どうしても、パルチザンという言葉に抵抗があるならば、小沢氏のいう「川上戦術」と言い換えてもいい。選挙の川上戦術を、もっと日常生活全般に広げたのが、私のいうパルチザンだ。

そして、それが People's Life Party という名前を持つ党の、本当のあり方だと思うのだ。

■■

ゲリラ戦かどうかはわからないけれども、人民の命のために、2月17日は これ

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2013-02-02(Sat)

ライブミーティングを終えて

昨日、ライブミーティング「あきらめていいの?脱原発の未来」を何とか終えることができた。
慣れないコーディネーターという役回りで、正直言ってヘトヘトになった。

避難者支援のために切実に活動している、西山さんと高橋さん。西山さんは自らも福島からの避難中。
前衆議院議員の服部さん、元衆議院議員の中村さん というパネラーの方々で、緊張するなと言われても無理。

前夜は寝たような寝てないような状態で、なおさら頭が回らずにうまい進行ができなかった。
その点は、かなり反省しているが、それにしてもパネラーの話は深かった。

内容は、IWJさんが録画配信してくれているので、ぜひ見ていただきたい。ちょっと長いけど。








Video streaming by Ustream
特に、避難者でもある西山さんと、生活の党の中村さんは、何かを吹っ切ったような本音をぶつけていただき、受け止めるべき私がグラグラになってしまった。でも、あの場でこのように思い切った発言をして下さったことに、心から感謝したい。少なくとも、とりあえず聞く耳くらいは持っていると信頼してもらえたのかもしれない。

引き続き、続編をやらなくてはと思いつつ、今日のところはまだそこまで気力が回復しない。それでも、3点ほど思ったことをメモしておきたい。

1.やはり、なんとしてもどうしても、政権をとらなくちゃならない。脱原発もそうだけれども、被爆の問題、避難者支援も、自民党政権のままではどうにもならん。そういう話しが直接出たのではなくて、4人のパネラーの方々の苦悩をヒシヒシと感じれば感じるほど、どうしてもどうしても政権取らないとだめだ と強烈に思った。

2.被曝と避難の問題は、しかしながら、4年も待ってるわけにいかない。あまつさえ、関西では「まず自分たちの子どもを守ろう」とか「ノーモアフクシマ」とか、ええっと思うようなスローガンが脱原発派の中からさえ出てくる。ノーモアじゃなくてリメンバーでしょう、と言いたい。選挙まで待てないこの問題に対しては、もっとも効果的な戦略を考えて、場合によったら原発推進派をも取り込んで成果を積み上げなくちゃならない。

3.コミュニケーション能力をつけなくてはならない。切実に。私自身の自戒もふくめて、会場からの質疑(用紙にかいてもらった)を見ても、議論をかみ合わせることは本当に難しい。後半は質疑を中心に進めようかと思ったのだけれども、前半の話しに全くかみ合わない質疑事項が多く、限られた時間の中では触れることができなかった。大きくは同じ志を持っている人たちが、自分の意見よりもまず相手の意図や心情を思い測って、糊代のある議論をできるようにならないと、運動の将来は明るくならない。

1と2は戦略であり、3は方法論といえる。しかし、3を乗り越えないと結局は何も進まないだろう。

1000日間で政権を奪取する基盤をつくる戦略(千日作戦)
被曝と避難を最大限に改善する戦略
それぞれを、別のルートで進める必要がある。

私の関わっている範囲で言うと、政治を市民の手に!プロジェクトは前者であり、避難者と未来をつくる会は後者である。それぞれの立ち位置で、最大限効果のありそうな作戦を必死で考えなくてはならない。

まるで焼け野原に立ち尽くしているような12.16以降の今日の状況で、モグラ叩きのように目の前の問題に場当たり的に対応していたのでは、戦線が拡大して何も成果を得ることができない。
今必要なのは特攻精神ではなくて、確実な成果を求める冷静な目だ。

政権を目指す目はそちらを、被曝と避難の状況改善を目指す目はそちらを向きながら、今回のようなそれらが通底する場を作り、相互理解と協働をしつつも、運動論的には二手に棲み分けて進めていくしかないだろう。

家づくりの営業もしないと、春を過ぎるとミイラになるかもしれない私としては、本当はどちらかに絞って活動したいところなのだが、たまたま両方に関わってしまったもんで、足抜きできないことになってしまった。(明月社のHPは去年の4月から更新できていない<泣>)

千日作戦のほうでは、2月17日(日)に 『明日へと繋げる為の集い』 が開かれる。ゲストは、中村てつじ元衆議院議員、つじ恵前衆議院議員、熊田あつし前衆議院議員、渡辺義彦前衆議院議員、三宅雪子前衆議院議員、はたともこ参議院議員 という豪華な顔ぶれ。政治を市民の手に!プロジェクトは、共催という形で関わらせてもらっている。

12.16で大変なことになってしまった、と思っている方は、迷わず参加していただきたい。文句を言うのも、理想を言うもの簡単だ。でもそれでは何も変えられない。

詳しくは→ 政治と生活を考える会

ぜひ、会場でお会いしましょう



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Author:明月 こと 山岸飛鳥
木の家プロデュース 明月社 主宰
一級建築士
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明月社の作品や家づくりのアイディアなど ちょくちょく更新しています
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