2014-03-29(Sat)

政権交代・虎の穴 4月5日(土)です!

私のまわりで、市民運動と政治運動、革新と保守、これらを象徴するのは、社民党の服部良一さんと生活の党の渡辺義彦さんだ。
このお二人の対談に、参加者もどんどん入っていくことで、「討論」する訓練をしたらどうだろう。「協調」や「賛同」や「学習」は皆さん慣れているけれども、対立する意見を聞く、対立する人に話す、対立点を理解するということにはまったく慣れていない人ばかりだ。もちろん私自身も。

そんな構想に、渡辺さん、服部さんも賛同して下さり、大変申し訳ないながらノーギャラで協力いただけることになった。

この際、もっとも「違う」ところをお題にしてみよう。
ならば第1回目は、防衛と安全保障。自衛隊をどうするの、ということだ。
当面の政策はそっくりの社民党と生活の党は、この分野では全然見解が違う。見解と言うよりも、国家観、社会観が違う。

根本的に違うので、話し合ってもけっして交わらないし、もちろん結論なんて出ない。
あえてそれをわかって、「討論」の訓練をしていきたい。
だから あの「虎の穴」と命名。

と張りきったのだが、正直、自分で「画期的!」と思ったわりに反応があんまり無い・・・


パネラーの服部さんや渡辺さんをはじめ、ごくごくコアな皆さんには強い賛同をいただいているのだけれども、どうも広がりに欠ける。

■■

運動には三つの種類がある。

ひとつは、何か問題があったときに「これが問題だぞ-!」と声を上げること。
市民運動の原点と言ってもいい。
「真理は少数にあり」と羽仁五郎さんも言ったように、時代を揺るがす大問題も、必ず最初は少数の声から始まる。

ふたつめは、政権をとりにいく運動だ。
普通は政治運動とか選挙運動と呼ばれるが、そう言ってしまうと固定観念で見られるのであえてそう呼ばない。
とにかく、国会で多数をとることで問題解決を目指す運動。

みっつめは、運動の前提となる知識を得る活動。
そもそも何が問題なのか、自ら知り、また人に伝える運動。
深い内容の学習会や執筆活動なども含まれるだろう。

これらは、それぞれとり組んでいる人たちがいる。
デモや集会に代表される市民運動は、浮き沈みはあれど一貫して絶えることがない。
大阪でも、原発に抗議する隔週金曜の関電前行動や、秘密保護法の廃止を訴える毎月6日のロックアクションなど、粘り強い運動が続いている。

ロックアクションは4月6日に大きなデモをするそうなので、デモが好きな人はもちろん、苦手な人もモノは試しで覗いてみていただきたい。(ロックアクションのブログ

政権をとりに行く活動はかなり苦しんでいるけれども、それでも何とか再起しようと努力している政治家はいる。
本当に苦しい時代だけれども、俺がやると言ってくれる候補者がいなければ、政権は動かすことができない。
経済成長期の自民党と今の自民党はまったく別モノで、ほとんど妥協が期待できない以上、政権をとりに行かないということは、結果を求めないということになってしまう。

そんな政治家のひとりである、生活の党・渡辺義彦が、ちょっと趣の変わった時局セミナーを行う。(時局っていうのが政治家らしくていいでしょ)
4月19日(土)「医療最前線シリーズ くすりから命を守るために」子宮頸がんワクチンとインフルエンザワクチンからワクチン産業を考える。講師:大阪学附属病院 特任研究員 渡邊貴恵さん。(そう、お察しの通り渡辺義彦の奥方)
こちらも是非参加をお勧めしたい。→告知HP

知識のための活動は、ある意味一番制約が少ないので、小規模かつ多数の活動が全国で行われている。
それ自体では物事を動かすことはできないけれども、火種を残すこと、世の中の裏側を知らせること、これは欠かせない運動だ。
私がかかわっている活動でも、4月12日(土)に「今中哲二さん学習交流会」というのをやることになっている。
避難者と未来をつくる会 ブログ

福島第一原発の事故直後から飯舘村の汚染や被曝の調査を続けている今中哲二さんを囲んで、少人数で濃い学習会をやるつもり。京大熊取6人衆のひとりである今中さんに対しては、一部では御用学者との決めつけがあるようだが、そうした疑問もふくめてオープンな交流学習会になることを期待してるので、こちらもぜひ参加いただきたい。
(定員を絞った関係で、参加費が1200円になってしまったのはご容赦を)

■■

と、それぞれ苦しみながらもがんばっている人たちはたくさんいる。
で、じゃあ自分は何をしたらいいんだろう、と自分の立ち位置を考えてみた。

長くこのブログを見てくれている人はご存じのように、私はもともとは市民運動に非常に近い感覚であるし、選挙では社民党を応援していた。
それが、本気で政権をとりに行った小沢一郎さんが大弾圧されるのを見て、政治運動は小沢グループを応援することにした。かの陸山会にも入った。

そういう立ち位置でしばらく動いてみて実感したのは、市民運動と政治運動のあいだの大きく深い溝だ。
政治や選挙を忌み嫌う市民運動家は珍しくない。嫌わないまでも、必要悪、汚いモノ、という感覚だ。典型的なのが小出裕章さんである。あれだけ有名になり影響力があっても、選挙の応援はまったくしてくれない。

しかし逆も同じようなもので、デモや集会には決して顔を出さない政治家や政治運動家も、これまたまったく珍しくない。選挙の直前だけ官邸前デモに行くのはまだましなほうで、市民運動にあからさまな不信感をもっている人がたくさんいる。

これが、まったく別の主張をしているのならお互いの不信感も当然だけれど、当面の目指す方向性はほとんど同じもの同士が、まるっきり目線を合わせないのだから、私のように両方に脚を突っ込んでいる人間には不思議でならない。

そして、このことが最悪の形で現れてしまったのが、先の都知事選だった。
小沢さんが言うように、政治の立場から見れば一本化しなかったことは自ら負けたようなものだ。政治家としては細川さんも宇都宮さんも無責任の誹りを免れない。
しかしあの時候補者がその気になれば一本化できたのかといえば、たぶん無理だったと思う。それほどに、両陣営をとりまく人々の意識と感覚には、大きな大きな開きがあった。

有権者や緩やかな支持者には「同じ脱原発なのに」と思えたけれども、両陣営をとりまく人々の目には、ちょっと極端な言い方をすれば、緑色の脱原発と赤色の脱原発のような、まったく違うモノに見えていたはずだ。

いや、違うモノでもよかった。「どうやら違うみたいだね」「一見そっくりだけどここが違うんだな」と話し合う環境があれば、次のステップに進めたかもしれない。
しかし現実は、実質的な対話拒否と周辺からのネガキャンの応酬だった。

■■

ここに至って、私の役回りはココだ、と確信した。

違いを乗り越えるのではなく、違いを理解しながら共闘する感覚と技術を磨く運動。
市民運動、政治運動、学習会、というこれまでのカテゴリーに入らない、第4の運動。

と、張りきったのだけれども・・・・・ 冒頭書いたように、予想したほどには参加者が増えない・・・
(開催できないほどではないけれども)

たしかに、言いたい放題言ってスッキリもできないし、支持者が増えるわけでもないし、新しい知識を得ることも無いかもしれない。でも、この第4の運動は、私たち日本人(日本の歴史を否応なく負っている者)にとって不可欠の運動だと確信している。

ぜひとも参加いただきたい。

■■

 政権交代・虎の穴


20140310-3.jpg

エキサイトしてタイガーマスクが暴れ出したら困るので(笑)下記のルールを設けます。

後半の自由討論では
・大声を出さない
・他人の話を遮らない
・司会の制止を振り切らない
・1回の発言は2分以内

これ以外は何でもアリです。
レフリーは私がつとめます。

主旨をよく理解していただいて、そのうえで参加してみたいという方は、ごく簡単な自己紹介とともにメールで申し込んで下さい。
メルアドだけでなく、お名前、連絡先もお願いします。討論中はペンネームでOKですが、申込は本名でお願いします。

申込→ info@mei-getsu.com 

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2014-03-25(Tue)

反戦運動が戦争を止められない理由

残念なことに、これまで反戦運動で止まった戦争を寡聞にして知らない。

戦争は、戦争の終結によってのみ終わりを迎えることを繰り返してきた。いくら悲惨でも愚かでもどれだけ人が死のうとも、何度も何度も飽くことなく繰り返してきた。

しかし、世界中の戦争が唯々諾々と始まったわけではない、様々な階層による反戦運動があり、しかしそれが敗北することによって戦争へと突入していった。
なぜ、世界中の反戦運動は一度として勝つことができないのだろうか。

これはおそらく、反戦運動が対処療法にとどまり、戦争の原因を取り除く力になってこなかったからではないかと思う。
戦争は何の理由もなく始まるわけではない。クラウゼビッツの言うとおり、暴力をもってする政治の延長なのであって、爆弾を落としてスッキリしたいからと戦争をするわけではない。

ではその理由とは何か。個々の事情は思い切って捨象するならば、ある政体の社会が行き詰まり、暴力的な打開を図ろうとすること、と言えるのではないか。
簡単に言えば、「そのままでは食えなくなってしまった」ということだ。

国民を食わせることのできない政治体制は、その社会から退場するか、さもなくば他から奪ってくるしかない。
そして、食えない国民の多くは「奪ってくる」ことに賛成してきた。

「食う」というのは、直接的な意味の場合もあるが、むしろこれまでの地位や暮らしが崩壊するという意味だ。
米国はベトナム戦争をやらなくても「食う」には困らなかっただろうし、めり込まなければ違った歴史を歩んだかもしれないが、しかし、共産主義に負けて世界1の暮らしを奪われるかもしれないという恐怖感は、そうした理性を吹き飛ばした。

ベトナム戦争の米国はただちに食うに困るわけではなかったから、それだけ反戦運動も大きくなったが、今日食うものにもこと欠く国では、反戦運動をする余裕すらない。

「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉を「パンがなくても生きられる」と誤解してる人が多いようだが、「食うこと」を卑しめるのは大間違いだ。「どうやったら皆が食っていけるのか」 この答えを(ウソでも)示したものが天下を握る。そして、示される「答え」とは多くの場合、戦争だったのである。

今また日本でも、それが繰り返されようとしている。いまのままだと、「答え」を示すのはファシストになってしまう。時間がない。

反戦運動は単なる「戦争反対」運動ではなく、より深く、生きる運動、「皆が生きることができる運動」にならなければ必ず負ける。
すでに、反戦運動や脱原発運動を「小金持ちの道楽」と見ている若者が少なくない。彼らは、安倍や田母神のインモラルで強引なやり口に希望を感じている。

こうすれば皆食っていける。年寄りの勝ち逃げではなく、若者に富の配分が行き渡る。そのことをリアルに示すことができなければ、どんなに「戦争反対!」と声を枯らしても負ける。
戦争は始まる。

■■

これまた残念なことに、正真正銘の非暴力な革命というのも聞いたことがない。

何かというと非暴力不服従のガンジーの話になるが、ガンジーの時代のインドと世界をよく見る必要がある。
当時のインドは、血で血を洗う暴動と弾圧が吹き荒れていた。一方で隣の中国では人民解放軍が勢いを増し、英国は妥協を迫られていた。

まさにこうした情勢にあって、ガンジーは自ら「落としどころ」になったのである。
もちろん、ガンジーは思想を戦術に結実させる天才であったし、それを実行する不屈の闘志であった。そして同時に、徹底抗戦ではなく、情勢判断のなかで現実的な結果を導く政治家でもあったのだ。

暴動の嵐もなく、中国革命も目の前に迫っていない状況で、同じ非暴力不服従をすれば、ガンジーは獄死していてもおかしくはない。だから、ガンジーを非暴力で勝利した英雄と見るのは、私は間違いだと思う。

では、選挙はどうか。
選挙の革命はことごとくクーデターで転覆され潰えた。スペインの人民戦線、チリのアジェンデはその典型だろう。
最近では、ヴェネゼイラのチャベスはたぶん「毒殺」されているし、革命には及ばないが日本の2009も官僚と裏切り者のクーデターであっというまに潰された。

ウクライナのようにファシストが実働隊になって暴力的に国会を占拠した革命が「合法」と言われ、ロシア軍の圧力を背景にしつつも国際監視団が見守る住民投票が「違法」と言われる。
もはや、民主主義というのは、都合の良いときだけのお飾りでしかない。

さらに、最近では日本でも選挙そのものの公正が疑われている。
都知事選で、ほとんどの市町村で、前回の猪瀬票x48%=今回の舛添票 になっているという。
私は自分でちゃんと確認していないので何とも断言は避けるが、こちらのサイトが詳しく数字を計算している
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-11772523561.html

もっとも、大きくは様々な調査結果から舛添圧勝であったことはまず間違いないので、現時点では私は選挙という手段が無効になったとは考えていない。
しかし、もし選挙が完全に操作されて意味のないものになったときは、いわゆる民主主義とは別の戦術をもってしかあらがうことはできないということになる。

CIAがバックに付いているわけでもなく、ロシア軍がにらみをきかせているわけでもない状態で、選挙以外にどうすれば戦争が止まるのか、暴走が止まるのか、今の私には見当が付かない。

■■

ただ、はっきりしていることは、圧倒的な支持を背景にして、その国民の支持に具体的に依拠することでしか、「力」は得られないということだ。
Power to the people. であると同時に power from the people. でもある。

2009が簡単にひっくり返されたのは、国民を有権者、すなわち票としてしか捉えずに、権力を共に担う主体として組織する発想がなかったからだ。
このあたりは、さすがの小沢一郎も古い発想だなと思わざるをえないし、国民の側にもまったくそういう意識が芽生える気配もない。

反戦運動はがんばったという自己満足のためにあるのでもなく、悲劇的な結末を迎えるためにあるのではない。勝つために、戦争を止めるためにある。
声を上げることは決して無駄なことではない。はじめの一歩がなければ何も始まらない。しかし、その次を考えなくては必ず負けるという歴史を学ばなくてはならない。

であるならば、圧倒的な支持をあつめるための 「生きる」政策、政治運動であるべきだし、その権力を共に背負っていく覚悟を持たなくてはならない。

「戦争反対!」のスローガンは、まったく正しいけれども、あくまで対処療法なのだということを肝に銘じて、「勝つ」方法を考えよう。

そのためのひとつの試みとして、先日からお知らせしている 政権交代・虎の穴 を考えている。

まだ空席があると思われるので、我もと思う方は連絡をいただきたい。

■■ 以下お知らせ

 政権交代・虎の穴


20140310-3.jpg

どなたでもお越しください と言いたいところなのだが、人数が限られているのと、エキサイトして本物の虎の穴になったら困るので、下記のルールを設けることにしている。

後半の自由討論では
・大声を出さない
・他人の話を遮らない
・司会の制止を振り切らない
・1回の発言は2分以内

というルールを設け、それ以外は何でもアリです。
レフリーは私がつとめます。民主的な運営はしません。ルール守れ
ない方は退場もあり得ます。

主旨をよく理解していただいて、そのうえで参加してみたいという方は、少しご自分の考えなど書いてメールで申し込んで下さい。
メルアドだけでなく、お名前、連絡先もお願いします。討論中はペンネームでOKですが、申込は本名でお願いします。
また、人数オーバーなどでお断りすることもあり得ますので、予めご了解下さい。

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2014-03-20(Thu)

なんで働いても働いても楽にならないのか考えてみた

月曜日に確定申告を出して大きなため息をついたついでに、なんで働けど働けど・・・・なのか考えてみた。

なにせ日本のGDPは500兆円もある。労働者人口6000万人とすると、一人当たり850万円もある。
全体でみればこんなに稼いでいるのに、一人一人になるとさっぱりだ。いったい何でなんだろう。

たしかに企業の内部留保が増えているとか、それにともなって非正規社員がうなぎ上りだとか、直接的な原因はかなりはっきりしている。しかし、それも含めて、なんで世の中全体がどんどん貧しくなっていくのか、それが知りたい。
そう思って、まずは基本的なデータを一覧にしてみた。

20140320-1.jpg

まずはこれを見てもらうと、GDP、つまり国民全体で生み出した「付加価値」がひとりひとりにどのくらい還元されているかがわかる。

20140320-4.jpg

単純に割り算すると、人口1人当たりでも労働者1人当たりでも日本は堂々の2位だが、実際にもらっている給料になると、この表の中で最下位に転落する。
実際は、右の表のとおり、2012年で19位である。

なお、本稿のデータは特記ない限り下記のサイトから引用している。無料登録で月に5件、500円ちょっとで無制限にダウンロードできるので、とても便利なサイトだ。

グローバルノート - 国際統計・国別統計専門サイト

国際比較なので金額は基本的にUSドルで書いてある。ほとんどが2012年のデータなので1ドル=85円で換算してあり、今のレートならば日本の数字は15~20%は低くしなければならないことにも注意してもらいたい。

話を戻す。

平均年収でも、額面だけならば実は上位なのだが、日本は物価が高いので、物価で調整するとこのようなことになってしまう。
GDPのうち何%が個人の年収になっているかという比率を見てみると、イギリス、米国、ドイツが50%を超えているのに対し、日本の低さが際立っている。

なお、フランスがやや低く43%なのは、企業の社会保障負担が大きいせいだ。
個人に給料としては払わないけれども、税金や保険料などの企業負担が非常に大きい。
やや古い2004年のデータだが、こんな感じだ。

20140320-3houjinkazei2004.jpg


日本は法人税が高すぎる、というのも誤魔化しだと言うことが一目でわかる。
物事の一部分だけを見せて、国民をダマクラカスのは官僚の十八番である。

で、その社会保障である。
企業から直接払う給料と、国を経由して再配分される社会保障を合計すると、ほぼ個人の実質の所得になる。で、国民一人当たりの社会保障費を見ると・・・・やっぱり日本は断トツに低い。

働き手1人につき扶養家族1人として単純に計算すると、日本は4.9万ドルに対して、米国7.3、ドイツ6.3、フランス6.1、イギリス6.2 となる。

年に30日の有給休暇が保障され、週に35時間で定時には帰れるフランス。バカンスは、連続した12労働日(つまり丸2週間)以上とってはいけない ではなく、とらなければならない、ていうのだからビックリだ。
そのフランスが、なんで社畜と化して働く日本よりも豊かなのか。。。。

新自由主義の本家本元である米国は、社会保障の給付は最低限しかない、と思われてきた。しかし、その米国よりも実は日本のほうが少なかったのだ。教育や住宅など、色々合計すると、米国のほうが日本よりも高福祉だったという衝撃。

ちなみに高齢化は日本は一番進んでいる。今のところ子どもが少ないので全人口に対する労働者比率は50%あるけれども、今後急激に減っていく。だから、この状況は悪くなることがあっても、改善はなさそうに見える。

ともかくも、日本国民はせっせせっせと働いて「付加価値」を500兆円も作り出しているのだが、半分はどっかに消えて個人の懐には入ってこない。他の国は7割は個人に還元されるのに、日本は半分。一体この差、GDPの20%はどこに消えるのか・・・・???

GDPの20%=100兆円の行方を突き止め、国民に取り返せば、平均でも労働者一人当たり150万円も年収がアップするのだ。
確かに企業の内部留保も原因のひとつではある。しかし、1年間に5兆円積み増してもまだ95兆円も行方不明のまま。いったいどこに行ったんだ!

ということで、次の表を見てもらいたい

20140320-2.jpg

これの元データはCIAのザ・ワールド・ファクトブックで、こちらのサイトから引用させてもらった

世界ランキング統計局

生み出した「付加価値」のうち、何%を税金などで吸い上げているのか、を見ている。
税金や保険料などの歳入は米国と欧州の中間だが、国債で赤字を埋めた後の歳出は、ほぼ欧州と同じレベルになっている。

ちなみに、日本の数字は一般会計と特別会計を合計して重複を引いたものだ。日本の予算が90兆円とか思っているのは財務省にコロッと騙された日本国民だけで、世界は当然のように200兆円余と見ている。
そして、それをベースに見ると、財政赤字は確かに大きいけれども、予算の半分以上ではなく約1/4、GDP比で9%ということだ。

とにかくここからわかることは、せっせと生み出した「付加価値」のうち34%が税金等で、9%が国債を経由して国に一度吸い上げられるということだ。
500兆円にたいして90兆円でない。500兆円に対して200兆円だ。この使い方如何で、国民の生活は浮きも沈みもする。

「付加価値」を吸い上げて、次の「付加価値」を生むところに使えば、格差はあっても全体としては価値は大きくなっていく。少なくとも減らない。貧しくはならない。
しかし、「付加価値」を生まないところに使ってしまうと、全体としてどんどんジリ貧になる。極論だが、もし200兆がまるまる垂れ流しになると、残りの300兆で500兆円を稼ぎ出さなければならなくなり、無茶苦茶きつい商売を強いられる。

どうも、このあたりに95兆円の行方があるような気がしてならない。
いわゆる、霞ヶ関の埋蔵金であり、特別会計と独立行政法人の闇であり、より根本的に税金等の使い途、使い方の問題だ。

そして、これを考えるに当たっては、さっきから括弧付きで書いている「付加価値」って何なのか、を考え直す必要がある。

商品代金から総原価を引いたもの、と言われるが、本当にそうなのか?
ボッタクリは、高付加価値なのか?
売値のつかない、例えば教育などは付加価値がないのか?

と、もう深夜2時を過ぎたので、本日はここまで。

次回に続く たぶん。


■■ お知らせ ■■

 政権交代・虎の穴


20140310-3.jpg

どなたでもお越しください と言いたいところなのだが、人数が限られているのと、エキサイトして本物の虎の穴になったら困るので、下記のルールを設けることにしている。

後半の自由討論では
・大声を出さない
・他人の話を遮らない
・司会の制止を振り切らない
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2014-03-10(Mon)

太郎さんが一郎さんに「お嬢さんをください」と言った件 & 政権交代・虎の穴

さて、昨日のことなどブログに書こうかなとツイッターを覗いていたら、なんとビックリ



http://taro-yamamoto.jp/information/2048/

昨年の参院選で私たちも応援した「はたともこ」さんが、山本太郎さんの公設第一秘書だった と。

はたさん、ビジュアル的に心もち丸くなられてお元気そうだ。
子宮頸がんワクチンの問題ももちろんながら、太郎さんの全国後援会「Taro's Nwtwork」と、参院全国比例区での統一名簿実現 を担当するらしい。

こっそり(?)昨年11月から就任していたとのこと。
就任に当たっては生活の党を離党するため、太郎さんが一郎さんに「お嬢さんをください」と言ったとか。
小沢さんも、同じ方向に進んでいく仲間としてこれからもがんばろう と快諾したとのこと。

野党共闘、統一名簿、オリーブの木。いまこれを、本気で言っているのは、山本太郎さんと小沢一郎さんだけだ。
その二人が、はたさんという強力な人材で結びついているのは、暗闇に薄明かりというか、実に心強い。

念のため、昨年夏の記事をリンクしておく

 山本太郎さんが提案した統一名簿を巡る各党の議論は今後を考える上で貴重な資料

 一郎+太郎=日本の未来 が逆証明されている

■■

さて、昨日はお嬢さんをくださいと言われたほうの一郎さんの講演会だった。

私が知る限りでは発の関西での大きな集会で、680席の会場がほぼ満員になるくらいの集まりだった。



Video streaming by Ustream

詳しくは動画を見ていただきたい。25分くらいから小沢さんの話が始まる。後半の中村てつじさんとのディスカッションとあわせて2時間くらいあるが、ぜひとも耳を傾けていただきたい。

ここでも小沢さんははっきりと「オリーブの木」で野党が結集すべき。その軸は「統治機構の大改革。官僚主導から国民主導」と「脱原発。福島第一原発をなんとかしなくてはならない。」 この二つであると明快だった。

一強多弱でもうだめだ、と思うのはせっかちすぎる。自公 vs 反自公 が対決すれば勝てる。地方の首長選をみればわかる。東京だって統一すればたぶん勝てていた。という冷静な状況分析は、私自身もうだめ気分になっていたので、目を覚まされた。

ただ一方で、選挙は選挙区でがんばる候補者がいなくては成立しない。活動費、事務所維持費、さらには生活をしていかなくてはならないわけで、状況は「だめではない」かもしれないが、現実は苦しいことには変わりないのではあるが。

それにしてもとにかくも、道筋、方向性はハッキリしたように思う。
軸になる政策をブラッシュアップし、有権者に「ぱっ」とわかるように言葉を練り上げること。
その軸を明確にしながら、オリーブの木を目指すこと。

私の呼びかけしている「政治市民」でも、この方向で私のできることをやっていきたい。

■■

昨日は午前中は さよなら原発関西行動 に行っていた。
そこでうわさの 制服向上委員会を

20140310.jpg


あ、一応メインは小出先生の講演。。。
現状のおさらい という感じの内容で、目新しいことはなかったけれども、さすがにわかりやすい。
ただ、圧倒的にオッチャンオバチャンが多い参加者を見ると、このくらいの話はもう何回も聞いてるのでは という感じ。

一番すごかったのは最初に演じた解放同盟浪速支部「怒」の和太鼓だった。
いやあ 迫力。

午後は扇町公園で集会。
開始時間が過ぎてからジワジワっと集まりはじめ、最終的には主催者発表7000人とのこと。

昨年も今年もこの集会のすごいのは、共産党から解放同盟からほぼありとあらゆる反原発の運動体が大集合していること。
すさまじく困難な実行委員会の運営を少しばかり漏れ聞いたが、ほんとうによくがんばっていると思う。

ただ、残念なのは外に向かっての呼びかけが弱く、会場はのぼりばたで埋め尽くされ、一般参加者はどれほどいたのか・・・

20140310-2.jpg

わが小沢グループは、代表が「軸は脱原発!」と断言しているのに、なにせ運動主体がないので「ありとあらゆる」の中に入れてもらえない。
これは排除されているのではなく、よびかける先がないのだから、どうしようもない。

こんなところを見ても、やはり野党共闘を実現するには、まずは小沢グループが主体になる柱を立てないと、消滅か吸収という憂き目をみることになる。

他方、集会の面々も、これだけ人がいながら、なんで服部良一さんを国会に送れないのか。
半分は共産党系としても、3500人が選挙運動したら、通ると思うのだが。

小沢さんも講演で言っていたが、選挙目的の何がいけないのか? 選挙こそが権利を行使する最大の機会なのに、なにか選挙は汚いもの と思い込んでいる市民運動家が多すぎるのではないか。

■■

とまあ、色々と考えることの多い脳みそには過酷な1日だった。
最後のシメは、懇親会。と言っても、小沢さんはトンボ帰りで帰ってしまったので、中村てつじを囲む会。いつものメンバーもいるが、地元の後援会の方々が主体の会合なので、隅っこで小さくなっていた。(ウソ)

そこでもチラシを配らせてもらったのだが、下記のようなイベントをやることにした。
題して 政権交代・虎の穴


20140310-3.jpg

どなたでもお越しください と言いたいところなのだが、人数が限られているのと、エキサイトして本物の虎の穴になったら困るので、下記のルールを設けることにしている。

後半の自由討論では
・大声を出さない
・他人の話を遮らない
・司会の制止を振り切らない
・1回の発言は2分以内

というルールを設け、それ以外は何でもアリです。
レフリーは私がつとめます。民主的な運営はしません。ルール守れ
ない方は退場もあり得ます。

主旨をよく理解していただいて、そのうえで参加してみたいという方は、少しご自分の考えなど書いてメールで申し込んで下さい。
メルアドだけでなく、お名前、連絡先もお願いします。討論中はペンネームでOKですが、申込は本名でお願いします。
また、人数オーバーなどでお断りすることもあり得ますので、予めご了解下さい。

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ということで、本日はこれにて




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