2014-06-27(Fri)

政界のことが10分で分かる解説 「己を知る」編

彼を知り己を知れば百戦危うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず危うし。

孫氏の言うとおりです。
私たちは、安倍は危ない、橋下は非道い などと言うけれども、よく考えてみれば、敵も己もほとんど理解していない。
なんとなく目の前に現れた者を「敵」と認識し、なんとなく隣にいるものを「味方」と思い込んでいる。

しかも勧善懲悪の単純思考で、「敵」と「味方」に二分しなくては気が済まない。
それどころか、昨日まで「味方」だったものが、ちょっと気に入らないといきなり「敵」に見えてきたり、ついこの間まで「敵」だったものを褒めそやしてみたりもする。

結局、戦後の歴史の中で、攻められれば必ず負けてきたのは、ここに原因があるのではないでしょうか。
いま、いまわの際まで追い詰められているこの時だからこそ、遅きに失しているとはいえ、それでも改めて敵と味方を認識する必要があります。

「敵を知る編」は先日のエントリーを見てください

■■

敵を知る編で書いたとおり、敵は一枚岩ではないし、「敵は全部敵!」と聞く耳も持たない潔癖症は、決して好ましい態度ではない。敵の亀裂に指を突っ込んで、少しでも好機を作り出すことも必要だからだ。

この敵に対する強硬な態度の裏返しで、味方に対しても、白と黒にはっきり分けようとする傾向が広く見られる。
あの都知事選に顕著だったように、昨日まで同じ方向を向いていた人どおしが、口を極めて罵りあうということが珍しくない。

だいたい私たちが日常的に経験している組織というのは、このような形のものだ。

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会社も自治会もお役所も、ほとんどがこういう縦割り上下関係になっている。
こういうタイプのは、責任の所在がはっきりしているときは有効に機能するけれども、往々にして無責任の体型になってしまい、原発が爆発しようが戦争を始めようが、誰も責任を取らない。

この形にあまりに慣れきっているので、こういう形に馴染まない市民運動や政治運動でも、ついついこういう発想をして、勝手に暴走してみたり、逆に何か言われないと何もできないということが起きる。
自立と共生にはほど遠い状況が、どの勢力に限らずある。

さすがにこれではダメだろうと気がつくと、こういう形になる。

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立場的にはフラットになり、世話人や理事が大きな権力を振るうことはなくなるし、各メンバーの自主性も尊重される。
だが、今度は逆に、そもそもの目的や目標があやふやになってしまう。その割りに、メンバー間の同質性が言外に求められ、風土の合わないものは疎外されていき、やがて感情的な問題に発展して分裂し、ややこしい禍根を残すことになる。

これらの数多い失敗例の反省に立つと、このような形が求められいるのが分かる。

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共通目標を明確にした上で、連携はゆるやかに。
ポイントは、それぞれのメンバーが点線の内側と外側を使い分けるということ。内側の活動をするときは最大公約数で動き、外側の活動をするときは好き勝手にやる。
他のメンバーが外側で気に入らないことをしても、イチイチ文句つけない。

もう一つのポイントは、共通目標をしっかりと決めることだ。
抽象的な目標では各メンバーが使い分けするための「行動指針」が定まらない。かといって、あまりに限定的だと身動きが取れなくなる。
とにかくこれができていないと、あっと言う間に組織は崩壊する。

この組織原則は、ひとつの市民運動や政治運動にも適用できるし、色々な運動体の連携時にはもっと必要であるし、政治的な野党共闘においても同じことが言える。

■■

現在の状況を眺めてみる。

まずは、共通目標を何にするかだ。それによって、どこまでが「味方」なのかが変わってくる。
味方というのは、感情や好き嫌いで決まるのではなく、その目標に合致するのかどうかで決まるのであり、時と場合によって同じ人や団体が敵になったり味方になったりするのは当たり前の話だと言うことを、すぐに感情に流れる日本人はよくよく肝に銘じておきたい。

共通目標は脱原発とか解釈改憲反対とか色んなことが考えられる。
私は一番上位に置くべき共通目標は、「国民の生活が第一」と「政権交代」だと考えている。

「国民の生活が第一」というスローガンは小沢一郎氏の専売特許で他党は与しにくいだろうから、意味として同じならば言い換えてもいい。
「政権交代」は言うまでもない。政権交代しなければ「国民の生活が第一」は口先だけに終わるし、安倍の暴走も止められない。

話がちょっとそれるけれども、「国民の生活が第一」というスローガンは、あまりにも練り上げられていて、実は他に言い換えがきかない。なにせ、文字の一つ一つに意味がある。

「国」 対米従属からの解放
「民」 脱官僚依存
「の」 国民が主体
「生活」 経済や安全という抽象でななく日常の暮らし
「が」 他でもないこれが
「第一」  イチバン

これをどうやって他の言葉に言い換えたらいいのか私には分からない

閑話休題
「国民の生活が第一」と「政権交代」を最も主要な共通目標として設定すると、おのずと誰が味方で、誰が敵で、誰が「味方ではない」かが見えてくる。

既存の政治勢力に限って言うならば、自民党、公明党が全体として敵方なのは言うまでもない。あの世の党(じゃなくて次世代の党だったかな)は限りなく自民党に近い。みんなの党も、なりふり構わず自民党にすり寄ることによって分裂と代表辞任を引き起こしたわけで、ほぼ自民と分類できる。

ややこしいのは橋下維新、結いの党、民主党の前原グループだ。この連中は、自民党の補完勢力なのは確かだが、そのやりかたは直球ではない。この連中の共通項は、新自由主義と米国の言うなりという点だ。そして、親分から与えられていりる使命は、野党の乗っ取り、分裂である。
新自由主義者がぜんぶ自民党に行ってしまったら、数は少なくとも野党は結束してしまう。それを防ぎ、惑乱し、戦えなくするためにあえて非与党の立場に固執する。俗に言う 「ゆ」党である。

では、味方はどこにいるのかというと、本気の本気は小沢一郎と山本太郎ということになる。より大きな枠組で見れば、社民、社大、民主の一部日和見、自民党のごく一部ということになる。
理想的には、民主党が分党し、自民から辛抱たまらん人たちが飛び出して、野党共闘ができれば少しは形ができるが、民主党が分党するという可能性が一番の問題だ。

必ずしも前原たちの新自由主義、従米が第一の勢力に賛同しない議員は民主党の中にも多いとは思う。たぶん、数だけ言うなら過半数かもしれない。しかし、何が足りないかというと、根性が足りない。半数の議員が立ち上がれば維新のように財産を分割して分党することができるはずだが、そこまでやろうという議員が、ただの一人もいない。
それができるくらいなら、一昨年の7月に決起しているだろう。

では共産党はどこに入るのか。
これは、別枠に入れておくのが私は得策ではないかと思う。やたらと敵視してケンカを売るのではなく、かといって一切あてにはしない。300~500万票は基礎控除と思うしかない。

共産党は政策的には何も文句はない。ただ一点、「政権交代」をまったく目指していない。その点では敵対する立場ですらあるので、最初から味方の内にはカウントしない。
300選挙区に通らない候補を立てて比例票を集めることで生きると決めているのだから、票が割れるとか嘆くよりも、そんな票は最初から無いと思った方がいい。

■■

ということで、とにもかくにも問題は民主党だ。
そして現実的には、民主党がどうにか役に立つ可能性は限りなくゼロに近い。

にもかかわらず、小沢さんは一貫して民主党に野党共闘の旗頭になれと言っている。無駄じゃないのかと思いつつ、しかしその真意も分からないでもない。

選挙には金がかかるのだ。

いくら小選挙区でも供託金600万をふくめて2000万くらい無ければ話にならない。x300で60億だ。
参院選とあわせると100億円!!

生活の党に投票した100万人が、ひとり1万円献金しなければ100億円にはならない。
1億や2億なら、現有勢力が全国で頑張れば集まるかもしれないが、100億は想像もつかない・・・

現在の生活の党は、すっかんぴんだ。
もちろん金庫の中身まで知るよしはないが、小沢さんが赤坂の個人事務所を売却して資金を賄っているのを見ても、苦しい台所事情なのはまちがいない。

だから、莫大な資金を貯め込んでいると見られる民主党をどうにかしたいのだが、そのことは前原たちも先刻承知の助で、海江田がグラッと来たらすかさずに揺さぶりをかけてきた。
4月28日の会見で海江田は各党と個別に協議を進めると発言。この段階では、生活の党も含まれていた。すると、その直後から前原が「野党共闘が進まない」と言って海江田おろしを激化させた。

前原の言う「野党共闘が進まない」というのは、「維新と結いとだけ共闘せよ」「小沢一郎を排除せよ」と言う意味に他ならない。
このように、まともな野党共闘をさせないための専門チームが、米国の後押しをうけて党内でもっとも声の大きなグループとして存在しているのだから、前原や長島や野田や岡田や細野や、この連中を外科手術で取り除くことができなければ野党共闘に希望を託すことはほぼ無理だろう。

■■

そうなると、現実的には2年後に政権を取りもどすのではなく、その次にかけることになる。

それまでに、どんな艱難辛苦があるか、どれだけの命が失われるか、考えると立ち上がれないくらいの重さがある。それでも、その暗く重い時代に、少しでも希望を、選択しうる途を残すために何ができるのか。
もう我慢できない、と羊のような日本人の堪忍袋が切れたときに、受け皿を残すことができるのか。それとも、そこにはファシズムの暴発しか途は残されていないのか。

このように考えざるを得ないのかもしれない。そこまで行かないことを熱望しつつも、他の可能性が私にはまったく見えない。
もし仮に、ここで小沢さんが前原グループの軍門にくだり、刀を折って「共闘」に入ったならば、状況は取り返しのつかないことになるだろう。わずかでも残るはずの選択肢が、いよいよもって消滅する。

共産党とファシズムが躍進し、血と消炎のなかで戦争の時代が始まる。
それ以外の可能性が無くなるような、そんな未来にだけはしたくない。そのために、私たちの「味方」は大事にしたい。

議席数はともかくとして、意外と「味方」は多い。右から左まで、幅広く存在している。
そうした人たちとつながるために、関西で「国民の生活が第一」を真剣に考えている人たちが集える「場」を作りたい。そこを軸にして、他の党やグループとも連携できるようにしたい。

具体的に何ができるのか、はっきりしてきたら、ここでも発表するのでぜひ注目いただきたい。



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2014-06-23(Mon)

沖縄戦「慰霊」の日に

昨日、沖縄を代表する建築課であり、同時に反基地闘争の闘士でもある真喜志好一さんの講演会を聞きに行きました。

何を隠そう、10年前に私がこのブログの題名を「反戦な家づくり」と名付けたのは、真喜志さんにちょっとでも近づきたい、反戦な心意気の建築家になりたい、という思いがあったのです。
その真喜志さんが大阪に来られるというので、日曜の夜に不在にすることへの家族の渋面をはねのけて(こそこそと)出かけて行きました。

講演の内容については、レジュメをアップします。
最後に言われていた、定年した年金世代の人たちは沖縄に来て闘ってほしいという言葉は印象的でした。

20120623-2.jpg20120623-3.jpg

 講演が終わった後の休憩時間、真喜志さんを追いかけておずおずと名刺を差し出しました。「大阪で建築設計をやっている者です」と言うとちょっと怪訝そうな顔をされたのですが、「こういうブログを書いています」と名乗ると、「ああ、あなたが。読んでます。」と言っていただきました。
いやああ 感激です。家内に睨まれながら出かけてきた甲斐がありました。

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写真も撮っていただきました。たまたまお疲れ顔に写ってますが、もちろんお元気そうでした。

この講演会は、その後なぜかおしどりマコ&ケンの取材報告などに移っていき、沖縄の話が途切れてしまいました。
マコ&ケンの漫談風真剣レポートもすごく良かったけれども、プロのしゃべくり術がすごすぎて、メインであるはずの真喜志さんの話や沖縄の問題が飛んでしまった感があるのはとても残念。
なんでこういうプログラムにしたのか謎です。

明けて今日は沖縄「慰霊」の日。沖縄戦が終結した日。大日本帝国の沖縄守備隊が降伏した日。
戦争続けるよりも負けた方がずっといいいうことを、あまりにも多くの沖縄の人々の命によって教えられる日。
同時に、占領されるということがどういうことか、生き残った沖縄の人々が無理やり体験させられていく、その最初の日。

安保だとか、自衛だとか、そういうことは沖縄で何があったのか、今何があるのか、謙虚に見つめれば、おのずと答は出てくる。

もちろん、戦争にならないのが一番だが、万が一そういう局面になったとしても、戦争するくらいなら最初から降伏した方がいい。
ただし、降伏し占領されたらやはり非道い仕打ちが待っている。それに対しては、住民がまとまってしぶとく闘うしかない。レジスタンスしか、主権を取りもどす手段はない。

6月23日、そんなことを改めて思います。


PS. 小沢一郎さんを訪問した3日後に真喜志さんとツーショット写真。こんな変なヤツは日本でもそうたくさんいないだろうなあ。 この集会の参加者と、小沢グループと、自民党内の反安倍派までが連携できる日は来るのだろうか。。。



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2014-06-21(Sat)

小沢一郎さんにお会いしてきました

一昨日、国会最終日の前日に、小沢一郎さんとの面会をすることができました。

前職の渡辺義彦さんを中心に、西日本から7人の仲間が上京。昼から国会などを見学し、夕刻に正味30分足らずの時間をいただきました。
なかなか言いたいことのすべてはとてもお話ししきれないので、文章にしてお渡ししました。

その中から、多くの方にもできれば認識を共有してもらえればと思う部分を抜粋して、以下に引用します。
(省略部は特記しませんので、文章のつながりがおかしい場合があります。悪しからず。)

■■

 私ども上京団は、西日本で様々な形で「国民の生活が第一」の旗印の下に活動をしている仲間です。 5年前の陸山会弾圧から4年前の民主党代表選、悪夢の総選挙を経て今日まで、在野市民の立場から政治を見つめ、悩み、話し合ってきました。そして、国民の生活が第一、自立と共生をこの国で実現するために自分たちに何ができるのか、試行錯誤を続けてきました。

■ 市民の中へ

 従来、政治活動は政治家・候補者がまず立ち、それに支援者がついていくという形でした。反対に、市民運動家は政治を「きたない」と決めつけて忌避する傾向が強かったように思います。
 しかし政権交代を目の当たりにした少なからぬ市民は、自立した市民運動としての政治活動を志向しはじめています。自ら街頭に立ち、あるいは集会を主催し、学習会を重ね、いざ選挙の際には微力ながら候補者の支援に入りました。

 しかし、関西の地にあって、どの方向を向けばいいのか、何を指標とすればいいのか、今や五里霧中であることも事実です。もとより永田町の動きは私どもには分かりようのない話です。現在の国会議員や政党の離合集散よりも、私どもが求めているのは、本物の中心軸です。政治家でもなんでもない市民が、その下に集まれる一本の旗です。
 私どものような支援者はもちろん、「入れるところがない」ために選挙に行かない膨大な有権者の前にこそ「国民の生活が第一」の旗を、はっきりと立てるべきではないでしょうか。その旗とは、なによりも小沢一郎さんという存在そのものです。

■ 前門の新自由主義 後門のファシズム

 小沢さんは常々「民主党が中心になって野党再編」と言っておられますが、そのようなものを国民が望んでいるのか、私どもは確信が持てません。今年に入ってからの地方選挙等の結果も、もはや反自公の選択肢があれば勝つという状況ではなくなっているように見受けます。
 大企業VS労働者ならびに中小零細という、比較的緩やかな対立関係であった時代には、2大政党で問題を解決できたのでしょう。しかし、現代は企業も労働者も、ともに新自由主義という怪物に食い荒らされ、その苦痛への悲鳴がファシズムへと暴力的に吸収されかねない情勢です。今必要なことは、その悲鳴をすくい上げ、「国民の生活が第一」の下に集めることです。

 新自由主義に籠絡された民主党では、その役割を担うことはできません。もし民主党中心の統一野党だけが自公以外の選択肢になれば、国民の絶望とファシズム化は拍車をかけることになるのではないでしょうか。
 新自由主義の痛みに耐えかねている層は、保守・革新など関係なく広範にわたります。彼ら彼女らの声を集めるためには、いわゆる右や左という壁を超えて、反新自由主義の一点で手をむすぶことが必要なのではないでしょうか。

■ 関西~西日本の結集軸を

 関西、西日本でも細々とながら多くの活動があります。直接に生活の党や小沢さんを支持する動きもあれば、そうでなくとも親和性の高い動きもあります。そうした市民を、小沢一郎さんという存在がおおきくまとめていく形を作れないものでしょうか。

 1年半前の総選挙の時は、旧来の小沢さんの支持者から脱原発運動の若者など、各候補者の後援会以外に数十人の市民が選挙事務所に入って選挙活動のお手伝いをしました。しかし、参議院選では選挙区の候補者がいないこともあって街宣などに出てくる人は半減しました。それ以降、あきらかに市民の勢いは低調です。
 今、動きははじめなければもう手遅れになるのではないかという危機感があります。政党がどのように離合集散しても、「国民の生活が第一」の旗の下に集まる組織があれば、右往左往せずに安心して活動できます。
 
 1万人の自立した市民が動き始めれば、明らかな変化が生まれます。20万人のボランティアが走れば、日本はキッパリと変わることができます。2009が転覆された原因は、その後に20万の市民がいなかったからではないでしょうか。「国民の生活」という大きな旗印の下に、20万人の動く市民を集めること。これが唯一ありうる戦略ではないのかと愚考いたします。

■ この夏 ぜひとも大阪へ

 この秋の政局が本格化する前に、ぜひとも大阪においでください。賑やかな大阪のオバチャンや、不機嫌な表情の若者や、汗をふきふき歩いているオッチャンに、小沢さんの生の声を届けてください。絶望しなくても、ファシズムに期待しなくても、生きていけるんだということを伝えてください。
 「私には夢がある」あの小沢さんの演説は、聞く度に涙が出そうになります。ああ、こんな世の中になったらいいなあ そういうイメージがまぶたの裏に浮かびます。決して立て板に水ではない小沢さんの言葉には力があります。

 末筆ながら、ますますのご健勝を祈念いたします。

(引用以上)

■■

実際にお会いした小沢さんは、こわもてとはほど遠い感じの方でした。支援者には気を使っておられるのかもしれませんが。口々に色んなことを訴えていましたが、丁寧に聞いてくれました。

面談中には、予期したとおり何分の一もお話しできませんでしたが、主旨だけはご理解いただけたと思います。
具体的に何をどうするのか、上京団のメンバーとともに、ここから詰めていかなくてはなりません。

それについては、追々ここでもお知らせします。

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余談。

国会の本会議場は、思ったより小さかった。(渡辺さんによると、議場内から見ると大きく見えるそうです)

国会内の食堂のアイスコーヒーは290円。ソーサー無し。でも結構オイシイ。

本会議も第一委員会室も何もやってなくて、傍聴はできず。残念。

隣の憲政記念館。なかなか面白い。安重根の撃った弾が展示されていたりする。

第一議員会館。食堂うまくない。議員の部屋、かなりミニマム。

総じて、国会というと何か何もかも巨大化したイメージで捉えがちだけど、意外と普通の空間だった。
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2014-06-14(Sat)

自分のカネとひとのカネ ~貧困の原因を探る 7~

シリーズの7回目です。

私たちの日常生活では、自分のカネとひとのカネはハッキリ区別されます。区別しないと・・・・ドロボウとしてめでたく逮捕されます。

ところが、金額がどんどんどんどん大きくなっていくと、その区別が判然としなくなってくるのです。
とくに、国境を越えると、????なことが平然と普通に起きています。

私たちの稼ぎを食ってしまう3種類のシロアリ、アメリカシロアリ、国家のシロアリ、通津浦々のシロアリについてはシリーズ6の「シロアリいろいろ」で書きました。
なかでも、食い荒らす額の桁が多いのがアメリカシロアリです。

その実体をつかむ前に、いくつかの前書きを今日は書いてみます。

■■

新自由主義やグローバリズムに反対する人たちの中でも、実は大きく二つの流れがある。

一つは、お金なんかいらない。経済成長なんていらない。お金にできないものにこそ価値がある。という大ざっぱに言うと自給自足理想主義。

二つ目は、海外に流失している多額のお金を日本国内で使えば、日本はまだまだ経済成長できるし、財政も貧困もすぐに解決できる。という経済成長実現論。

この二つは、反グローバリズムという点では同じだけれども、理想とする社会像が正反対だったりして、あまり仲が良くない。
私の目にはどちらもいい話に見えるし、同時に欠点もあると思う。

自給自足派は、一足飛びに行けない理想郷の話であり、またその理想を語ることによって、今現実に起きている大収奪を見えにくくしてしまっている。究極的にはお金はいらないということと、目の前でとられているのを見逃すというのは、ぜんぜん違う次元のことだ。

経済成長派は、需要がどこまでも増え続けるという前提で話をしているように見える。たしかにお金をちゃんと回せば、供給を増やし続けることはできるだろうが、最終商品の需要はしょせん人間生活の中にあるのであって、人口があるていど決まっていれば、いくら新たな「必要」を考え出しても、いずれ頭うちになる。
最終的には、金利負担のない、すなわち成長の必要のない経済の姿を考え出さなくては、明るい未来はイメージできない。

だから、明日の姿と未来の姿として、両方を統合していくことが必要なのだと思う。
が、なかなかそういう提言を見かけないのが寂しいところだ。

「エンデの遺言」(講談社文庫)に出てくる、歴史上のいくつかの実験や、シルビオ・ゲゼルの「老化するお金」などは、大きな示唆を与えてくれる。この分野は、現実的な目をもちながら多くのひとによって考察を重ねていく必要がある。興味のある方は、ぜひこの本を読んで見ることをお勧めする。

とりあえず、ここで確認しておきたいことは、反新自由主義といっても一枚岩ではなく、これを区別して考えておくこと。それぞれのイイトコドリをするつもりにしておかないと、議論がごちゃごちゃになるということ。

■■

さて、本題の自分のカネとひとのカネ について。

ひとのカネをほぼ自分のカネにするにはどうしたらいいだろうか。
方法は4つある。

① 盗む
② 借りて返さない
③ 投資させる
④ 徴税する

①は簡単だが、いちおうこれは除外する。ただし、戦争やらかして奪うのは、ほとんどこれではないかと思われる。
ただ、今の日本でシロアリはこの方法ではなく、もっと楽なやり方をとっている。

②もかなり簡単だ。利子さえ払っておけば違法にはならない。貸さないとは言わせない、強制関係、従属関係があればすぐにできる。
イメージしやすいのは、稼ぎのいい子会社の利益を、強制的に親会社に貸し付けるようなもの。子会社の社員は自分たちが稼いだのに安月給で、借りた方の親会社の役員はゴッソリ報酬を手にしている。

③は、強制的にやらせるのは少し難しい。が、これも巧妙な仕掛けでかなりの額を投資させている。
これも会社で例えるなら、得意先から売上を回収する代わりに、その金額で得先の株を買うようなものだ。得意先は、代金は払わなくていいは、株は買ってもらえるは、ウハウハである。
ただし、これは投資なので、得意先が儲かったら配当は払うことになるし、買ってもらった株が大量になると経営にも口出しされるようにはなる。

④は、国内的なものである。税金、公的保険、年金など、国家権力によって強制的に徴収する。これはアメリカシロアリではなくて、国家のシロアリの管理するところになるが、国家のシロアリをしっかりと飼い慣らしておけば、国家を経由して②や③で貢がせることができる。

こうやって、アメリカシロアリは、日本人のカネ数百兆円を、まるで自分のカネのようにして使っている。
これがまさに、「植民地」ということなのだ。

属国とか植民地ということばが、政治スローガンのように大げさな表現だと思っている人も多いかもしれないが、そうじゃない。強制的にカネを貸し、返済を求めず、言われるままに投資までする。その額が国家予算の数年分、GDPの6割に及ぶ国は、正真正銘の植民地だ。

■■

それにしても、一応形式的には独立国で、独立した企業であるのに、どうやってここまで巨額の資金を「自分のもの」にすることができたのか。

そのルートは大きく二つあるらしい。

ひとつは、日本政府がアメリカ国債を買うという行為。円高防止のため、といって日銀がガンガンドルを買い、買ったドルでアメリカ国債を買う。その額実に100兆円にならんとしている。(政府は発表してない)
日本政府の国家のシロアリは、長年にわたってしっかりと飼い慣らされているので、惜しげもなくジャンジャン返済されない米国債を買いまくる。

この10年間だけでも、毎年毎年6.5兆円ばかり買い増し続けてきた。カネが余っているのならまだしも、日本政府も借金をして買っているのだから、バカもバカ、大馬鹿者としか言いようがない。

二つめは、輸出企業の売上だ。
輸出した商品の代金は、当然ながらドルで支払われる。年間の輸出は50兆円余り、この一定の割合が円に両替されず、ドルのまま使われる。ドルの通用する世界、つまりアメリカで、これまた米国債を買ったり、アメリカの銀行に預けられてアメリカ国内の企業に融資されたり、アメリカ国内での商取引や投資に回される。
ようするに、アメリカの稼ぎになるのである。

主にこの二つのルートで積み上げた「海外に置きっぱなしの資産」は、平成25年末の統計を見ると、総額で797兆770億円、負債を差し引いた純資産で325兆70億円にのぼる。1年間だけでも1割も増加している。

せめてこの3分の1でも日本に持ち帰って、国の分は国家予算に、民間の分は国内の投資に回せば、一気に景気は回復するはずだ、という経済成長派の言い分は、おそらく当たっているだろうと思う。
なにせ、1998年から延々とデフレを強制され、人為的な不況の中にあったのだから、いくら需要に限界はあると言っても当面は経済成長が可能だと思われる。

ただし、本気で3分の1でも国内に持ち帰ろう、なんてことを日本政府が言おうものなら、あっと言う間にスキャンダルや汚職疑惑が湧いて出てくる。ヘタをすれば、暗殺だってありうる。
属国、植民地というのはそういう扱いを受ける。

ではどうするか、というのは政治の課題であって、これは稿をあらためて書きたいと思う。

とにかく今日のテーマは、日本のカネはアメリカのカネ、その区別なんてほとんどない、ということを知っておいてもらいたい。
借りた金は返さなくちゃ、と考える真面目な読者の皆さんには理解しがたい世界が、ここには広がっている。



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2014-06-10(Tue)

政界のことが10分で分かる解説 「敵を知る」編

貧困の原因を探るシリーズは、ちょっと忙しいのでお休みして、このところついた離れたとウルサイ政界のことについて、ちょっとコメントをしておきたい。

どうでもいい政党がどうでもいい離合集散をしている、というのはその通りなのだが、そうは言ってもイザ選挙になったらその中から選ばなくてはならない。
各グループの何がどうで、どの部分では手を組めて、どの部分では手を組めないのか、明らかにしておく必要がある。
ドーデモいいと捨て置くのはちょっと危険だと思うのである。

ワケのわからん連中を、ざっと理解するためには、何が敵なのかを押さえておくことだ。
これは、前回の記事に書いたとおり

下手くそな図にするとこういうことになる

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まず第一の敵は、新自由主義を掲げて日本の富を食い尽くそうとしている国際金融資本。
わかりやすく言うと「アメリカ」ということだが、アメリカも実際は金融資本の働きアリにすぎない。忠実な働きアリであったために、アメリカの国会財政はボロボロになってしまった。
オバマは少しばかり抵抗しているようだが、基本的な役割は変わらない。

右の方に細い線で区分しているのは、現在の新自由主義の主流から外れた、旧来の日本利権グループだ。いわゆるジャパンハンドラーズと言われている人々の一部である。
何が主流と違うのかというと、新自由主義の主流は「日本=おサイフ」論なのだ。直接カネをジャンジャンむしり取る。とにかく今もっているものを、有無を言わせず供出させる。

旧来の利権派は、日本に稼がせてその上前をはねるピンハネ方式だったので、旧来グループはまだその手法をとろうとするのだが、主流派「稼ぐ」とか「ピンハネ」などという時間のかかるまだるっこしいことは考えていない。実にストレートに、ホールドアップ、金を出せ なのである。
そうやって持っていくカネは数十兆、数百兆という単位である。

第二の敵は、国家ぐるみのシロアリ軍団である。
数千億、数兆円という単位で国民の稼いだ富を、自分たちで食ってしまう連中だ。国民の目にもいちばん目につきやすい存在でもある。いわゆる原子力村などと言うのも、ここの超有力メンバーである。

この連中は、戦後の米国支配のなかで育成されてきたので、そのほとんどが対米従属という基本的な性格をもっている。ただ、原子力村を筆頭に新自由主義の主流派の動きにはついて行けていない。幸か不幸かはわからないが。
旧来の「稼いでみかじめ料を上納する」という旧来のやりかたでいいと、今でも信じている連中がほとんどなので、新自由主義はかなりイライラしている。

また、中にはごく少数だが国内的な利権を守ろうとする官僚や諸勢力もあり、TPPに反対したりしてアメリカを激怒させている。JAが取りつぶしの憂き目に遭いそうなのは、まさにここに由来している。
ただし、このグループの多くは国内というより国粋に傾きがちな性向を有していることも注意が必要だ。

第三の敵は、全国通津浦々に根を張る、利権グループであり。これは贈収賄的な利権もあれば、通常の商売の範囲内の利権もある。地域社会で暮らしていれば、日常茶飯事にかかわらざるを得ない関係だ。
この根っこが、まさに自民党の地方組織であり、票田だ。同業組合、自治会、PTA、なんやらかんやら数え切れないくらい色んな組織を作って、網を広げている。
公明党創価学会との共存は、このレベルからくみ上げられているから、そう簡単に離れることができないのだ。

このグループは、実はあまり政治的にどうのこうのと言う人は少ない。ほとんど人間関係で縛っているので、従米もへったくれもない、長いものに巻かれる、面倒なことはしたくない、ということ。
ただし、一部には第1グループや第2グループのような巨額の利権を操る者に対する妬みと怒りが入り交じった極端な上昇志向が生まれることがある。

第四の敵は、ファシズムである。
ファシズムというのは、強権的な為政者のことを言うのではない。冷や飯を食わされてきたものが、妬みと差別を心理的なエネルギーにして、極めてエゴイスティックな暴力で旧来の利権構造をひっくり返すところに特徴がある。
安倍晋三も、石原慎太郎もファシストにはなれないのだ。

20代を中心に、働いても食えない現状は、ひとつ間違うとファシズムが激発するマグマになり得る。安倍や石原や田母神の威勢のいい言葉遊びは、言っている本人が驚愕しひっくりかえり踏みしだかれる勢いで、ファシズムというエネルギーを呼び起こしてしまうかもしれない。

幸いにして橋下というキャラクターが失墜したおかげで今すぐにファシズムの頭目になれる人物は見当たらないが、熱のあるところには人物はかならず登場する。
第2グループの国粋派の一部や、第3グループの極端な上昇志向などを吸収して、より広汎な「「食えない」層を扇動し、一時的とは言えまさに血で血を洗う世界を現出させる。

ちなみに歴史を振り返っても、国際金融資本は基本的にはファシズムを嫌うけれども、どうしようもないと判断するとファシズム化を放置、または促進させておいて、その後にたたき潰すというマッチポンプで一儲けするという荒技もやってのける。
まさに、その「ファシズム化」と「たたき潰す」の両方を経験した日本人としては、忘れてはいけない。

■■

この構図を頭において今の政界を眺めてみると、自民党は第1~第3までを広く含んでいるのはわかる。
分かりにくいのは、安倍晋三の位置だ。
新自由主義が安倍晋三に期待しているのは、第2グループの国粋派を暴走させずに、うまいことなだめつつ「日本=おサイフ」路線に抵抗させないことだ。そのために、能力はないが国粋派に人気のある安倍を首相に据えたのだ。

ところが、安倍はむしろ国粋派に引っぱられて、新自由主義に抵抗するそぶりすら見せている。わずかとはいえTPPに抵抗したり、いくら止めろと言っても中国にケンカを売るし、オバマが顔を見たくないほど嫌うのも無理はない。

では安倍晋三は意外や意外、日本国民の利益を守っているのか、というとそんなことはない。
医療保険であるとか、年金やゆうちょなどの数百兆円の国民財産はさっさと差し上げますと段取りを整えているし、自衛隊をつかって中国を恫喝する快感を味わいたい安倍は、本来の意味も考えずに集団的自衛権に突っ走っている。

核心的なところでは国民の利益をぶち壊しつつ、国粋派の喜びそうなところだけワンポイントでアメリカを怒らせる、という考えられる限り最悪の選択を行っているのが安倍晋三なのである。

もう一つ、分かりにくい人物がいる。小泉純一郎だ。
なぜいきなり反原発を言い出したのか。

小泉は親子共々、生粋の新自由主義の主流派だ。良くも悪しくも旧利権に引きずられずに、現在の主流派に忠実に動いていると見ることができる。
では、新自由主義の主流派は、日本の原発をどう見ているかというと、「ムダ使い」と考えているはずだ。
自分たちが吸い上げるはずのカネを、原発という金食い虫が食ってしまうことを苦々しく思っている。

また、米軍がカネを使わないために自衛隊を世界中で戦わせるためには、狭い日本の沿岸にびっしりと原発が建ち並んでいるなどというパロディにすらならない状況は容認できない。日本に原発など、彼らに言わせれば「平和ボケ」ということになる。

さらには、新自由主義から見た日本というのは、いつファシズム化するかわからない危険な国であり、北朝鮮以上に核武装を警戒している。技術力・資金力があるだけにその気になったら直ぐにできてしまう。
単純な従米である時代は問題にならなかったが、日本でファシズムの芽が見えてきた今、原発はもたせない方がいいという判断があるはずだ。

そんなこんなで、小泉純一郎のことを「新自由主義のくせに脱原発なんて信用できない」と言う人が多いが、そんなことはない。彼は「新自由主義だから脱原発」なのである。
その限りにおいては、真剣に脱原発なのであるから、脱原発に限ってどこまで手を組むかは、状況に応じて判断すればいいのである。

橋下徹は、その出自は地元利権の「妬みパワー」にあることは間違いない。
彼は、当初のその路線を貫いていれば、立派なファシストとして今ごろ大成功していたかもしれない。。。

が、橋下の失敗はオイシイ話に飛びついたことだ。
新自由主義から粉をかけられて竹中平蔵にすり寄った。
よもや政権をとるのかという絶頂でハシゴを外され竹中に捨てられると、安倍晋三にすり寄った。
安倍に相手にされずにオロオロしているところに、第2グループ国粋派に位置する石原慎太郎が、子泣きジジイのように負ぶさってきた。ある意味で、石原は橋下に対する刺客だった。
ほとんど何の魅力もなくなって、今や新自由主義の旧利権派である前原にすり寄って吸収してもらおうと画策している。

みんなの党は、もともとは純粋な新自由主義から出発しているはずだ。第1グループの立場から第2グループを批判することによって、国家のシロアリの悪行に嫌気が差していた国民から一定の支持を得た。
ところが、新自由主義の期待に沿うほどの働きをできず、中途半端な存在で固まってしまい、おそらく新自由主義に捨てられたのだろう。 焦った渡辺喜美は仮想敵であった自民党に急接近し墓穴を掘った。

図で言うならば、みんなの党は第1グループから第2グループに転落していく状態で、結いの党はぎりぎり第1グループに留まっている状態だ。
みんなの党は早晩、自民党に吸収されていくだろうし、結いは橋下や前原と合流するだろう。前原と結いは立ち位置がほぼ同じであるし、橋下はもはや拾ってもらえるなら何でもアリだ。

現在の民主党は、連合などの大企業や公務員の労組を代表する政党である。だが、その組合幹部は労働貴族と呼ばれて第3グループの一部に位置する。
一方、ここにきて急に元気はつらつな前原は第1グループ旧利権派に身を置いていると見て間違いない。前原誠司や長島昭久に、自民党に行け と言う人がいるが、彼らは自民党には行かない。なぜなら、新自由主義から彼らに与えられた使命は、野党をいかにおとなしくさせるか、抵抗させないか、というところにあるからだ。

今や民主党は、議員であり続けられればなんでもいい、という人たちの集まりになり果てている。
その代表が海江田であり、求心力も影響力も何にもない。確信犯である前原に、存在感がないことが取り柄の海江田が敵うわけがない。近々、海江田はまた泪の会見をすることになるだろう。

それは即ち、ほんのわずかに残されてきた労働組合の政治表現が、完全に断ち切られるということを意味する。
労働貴族は、組合員を裏切って、前原・結い・橋下連合につくだろう。それはもはや、労働組合と呼べるようなものではなくなる。

石原慎太郎は、どっから見ても第2グループ国粋派である。
しかし、私は実は隠れ第1グループ主流派ではないかと思っている。
生粋の新自由主義の主流派、小泉純一郎や竹中平蔵と、実は立場を同じくするのではないか。。。

2010年に旧利権派である前原が尖閣を巡って中国船と衝突をやらかし、対中国の関係悪化を図ったときに、石原はアメリカの命をうけて東京都による購入を打ち出した。
これは今にして思うと、「棚上げ」に戻すための妥協策だったと思える。東京都による購入は東京都への編入ではないし、国有化ほどのインパクトはない。
じっさい、石原の構想に対しては中国はあまり反応しなかった。

「尖閣購入」に中国が激怒しないのは
2012年6月1日 Newsweek


結局これは、中国との関係を悪化させて活躍の場を増やしたい旧来のジャパンハンドラーズと、中国とは争いたくない金融資本とのせめぎ合いだった。
結果は、言うまでもないが、今でもアメリカは「尖閣は安保の範囲内だが、話し合いで解決しろ」と何度もしつこく言っている。

その後、橋下がファシスト党として勢いに乗りかけたとき、子泣き爺のように背中に貼りついた。
橋下の終わりの始まりだった。

たぶん石原慎太郎の心の中は、息子伸晃を新自由主義の旗頭として総理大臣にすることしかないのではないか。
そのために、国粋派を吸収し、維新を潰し、従米旧利権派とも争いつつ、隠れ新自由主義の働きに邁進しているのだろう。
誤解してはいけないのは、見た目と違うからと言って、善人でもなければ国民の利益でもない。生き血をすする最悪の新自由主義のスパイだということだ。

■■

こんな地獄図を見ただけでは絶望しか生まれない。
これらの敵に相対する勢力のことを書かなければならないのだが、残念ながら今日は時間切れ。

共産党、社民党、生活の党、新党ひとりひとり、議席はない緑の党、あるいは政治嫌いな多くの市民運動。

ということで、今日はここまで

あ、ひとつだけ。
今日の記事でこき下ろした連中とは、何が何でも手を組むなという話ではない。自民党の一部を含めて、ケースバイケースで戦術的に連携することはアリだ。
そのためにも、正体をちゃんと知っておく必要がある ということ。



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