2014-07-25(Fri)

あなたが立っているのはピッチかスタンドか

20140725-1.jpgワールドカップが終わって2週間も経っていないのに、もうずいぶん前のことのように感じる。
にわかサッカーファンは影を潜め、キャーキャー言ってたうちのカミさんもサッカーのサの字も言わなくなってしまった。

飛びひざ蹴りや必殺噛みつきなど、球技以外の話題も多かった大会だが、そんなリスクも含めて選手はピッチの中で精一杯のプレーをしてくれた。サポータもまた応援に熱が入っていたとはいえ、選手とサポーターの立ち位置の差は明白だ。

私は、小沢さんを中心にした政治運動にも関わる一方で、少しばかり市民運動にも足を踏み入れている。そこで感じるのは、自らをプレーヤーとして自覚しているかどうか だ。
率直に言って、政治運動の世界では、候補者以外で「自分がプレーヤー」と思っている人はごく少数だ。ほとんどが、スタンドで旗を振って応援するサポーターだと思っている。ピッチに降り立つのは投票日だけ。
市民運動の世界では、自分がやらなきゃ誰もいない というのが基本なので、自分がプレーヤーだというのはごく当然のことと思われている。(いちいちそういう自覚もしていないだろう)

これは、どっちが立派でどっちがダメだという意味ではない。政治家と後援会という関係で育ってきた政治運動と、すべて手弁当が基本の市民運動の、歴史的な差に他ならない。
ただ、これからは、今までのままでは通用しないということだ。

政治家がいないと始まらない政治運動ではあるが、一方で、勝つことへのコダワリは非常に強い。少しくらい気に入らない候補者でも、勝てる可能性のある候補者や政党を探して応援する。せっかく唯一ピッチに立つ投票を、死に票にはしたくない。「どっちがましか」という現実的な考え方をする傾向が強い。

自立した市民運動は、それに比べると勝ち負けにこだわらない。そもそも政治や選挙を忌み嫌う人が多いし、どう考えても勝てないだろうという候補をいつもいつも応援し続ける。

これもしかし、どっちが立派でどっちがダメという話ではない。
スタンドにいるサポーターだからこそ勝てるチームを探せるし、自分たちがピッチに立っていると思えば他のチームなど目に入らないということだ。結果はともかく、心情はよく理解できる。
ただこれも、今までのままでは通用しない。

これまで政治に関心を持ち、政治家の応援をしてきた方々は、とくに、小沢一郎応援団のみなさんは、どうか自らピッチに降りてきていただきたい。いきなりスーパープレイはできないけれども、政治家の指示待ちではなく「何かしよう」という人がたくさん集まらないと、今日の苦境は乗り越えることはできない。

これまで自らプレーヤーとして頑張ってきた市民運動家の皆さんは、自分たちだけで闘うやり方を見直していただきたい。そして、政治を変えなくては、選挙を真面目に考えなくては、結果的に無責任になってしまうことから目を背けないでほしい。

一昨日の記事でも書いたように、今、スタンドからピッチに降りてくる人が徐々に増えてきた。
私もかかわっている生活フォーラム関西も、そのひとつだ。

9月13日の小沢一郎さんの講演会が、多くの人たちがスタンドからちょっとピッチの中に降りてみる機会にしていただければと願っている。
すでにピッチに立っている多くのチームが交流する機会にもなってくれれば、なお嬉しい。

詳しくは、生活フォーラム関西ブログ を見てください

名 称 小沢一郎が語る「世界の中の日本と政権交代の道のり」
日 時 2014(平成26)年9月13日(土) 18時開場 18時半開演
場 所 大阪市北区民センター
          
大阪市北区扇町2-1-27  TEL 06-6315-1500
入場料 1000円(ご希望の方の会友登録と次回講演会のご招待含みます)
主 催 生活フォーラム関西 (事務局)吹田市江の木町9-23-306
申 込 参加される全員のお名前、ふりがな、ご連絡先をメール、FAX、お電話でお知らせ下さい。
 メール:info@mei-getsu.com FAX:06-6720-8051 TEL:090-8467-8877(山岸)




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2014-07-23(Wed)

次の一歩

4年前に民主党政権がクーデターで大変質して以来、政治的にはなにひとつ良いことがなく、さらにその間に大震災と原発爆発という惨事までおこり、精神的にフラフラになっている方が多いのではないかと推察します。
もちろん、かく言う私もその一人です。もう、目と耳を塞いで、いよいよ目の前に命の危険が迫るまで、知らぬ存ぜぬで生きていきたいという誘惑にかられます。

20140723-5.jpg しかし、ふりかえれば、やはり3.11の前と後では世の様相は違っています。
政権交代までは、政治は政治家がやることで私たちは投票するだけでしたが、震災以降はすこし意識が変わってきているように思えます。政党とは直接関係なく、デモをやったり集会や勉強会をしたり街頭演説をやったり、そういうことが、まだまだ少数とは言え、かなり当たり前にできるようになってきました。

すくなくとも、ちょっと黙ってられへんなあ と思った人が、でも○○党の集会はイヤやし とか思って足を止める必要はなくなりました。市民運動レベルでは、かなり超党派での動きが広がり、ネットなどで情報を集めていれば、毎週末毎に集会やイベントが開かれており、参加することができます。

すくなくとも40年近く、「政治はダサイ」「デモは怖い」という強迫観念でガンジガラメにされ、精神が凍結状態にされてきた日本で、とにもかくにもここまで氷が溶けてきたのは大きな変化だと、改めて確認することは大事なことだと思います。

ところが、選挙の投票率は下がり続けています。
いまや、半数の人々は投票に行かないのがフツウになりつつあります。
65%が50%になるということは、これまで投票に行っていた人の1/4が「もうやめた」になったわけで、これは由々しき事態です。

数千人、数万人の人々がものを言い始めた一方で、数千万人の人々が「もうやめた」「おらしらね」「どうでもいい」と諦めてしまったのです。その原因はハッキリしています。
「受け皿がない」 からです。

選挙では、有権者は選択することしかできません。
イヤなら自分で出ろ と言ったところで、現実にはそんな簡単にいかないのは言うまでもありません。
また、めっちゃ嫌いな党でも、自民党よりはマシだから投票しろ という意見もあります。たしかに正論ですが、それを数千万人に強要することはできません。
やはり、選択肢がなければ投票には行かないのです。多くの人は。

それでもなお、絶対に忘れてはいけないのは、日本は腐っても民主主義だ ということです。
選挙で勝ったものが天下をとるのです。好き放題やるのです。すくなくとも次の選挙までは。

いくら抗議集会をやっても、署名を集めても、それが「次の選挙で危ないな」と思わせることにつながらないと、天下を取って好き放題の政治家にはまったく響きません。「大きな音だね」で終わってしまうのです。

20140723-1.jpgですから、なんとしても選択肢を 受け皿を用意する必要があります。
それと市民の声が共鳴することで、独裁者気取りの安倍晋三を脅かすことができます。仮に、今、300選挙区に「野党」の候補者が立ち、活発に日常活動を行っていれば、数万人の官邸前抗議は安倍の心胆寒からしめることでしょう。しかし残念ながら、いくら数十万人が取り囲んだところで、選挙になれば自公が勝つと思っているので、バカにしたようなあの目つきで無視黙殺です。

受け皿が必要、ということの根拠に、「保守リベラル」の存在があります。
ごく簡単に言うと、共産党はもちろん社民党も労働組合も大嫌いなんだけれども、民主主義は大事にしたいし生活は守りたいし戦争は絶対ダメ と思っている人たち。3.11以降は、脱原発も。

もうちょっと広くとらえるなら、大きな変化は起きてほしくないけれど、生活は守りたい、という人々。
自民党のやり方には納得できないけれども、だからといって共産党や社民党には絶対に投票しない人たち。
この「保守リベラル」の人々は、ちゃんとした受け皿がないと、しかたなく自民党に投票したり、しかたなく民主党に投票したり、嫌気がさして棄権したりしています。

そして、この受け皿になり得るのは、小沢一郎しかいないのです。
他にどこをどうクビを回してみても、日本の政治勢力に人材はいません。

小沢さんを座標軸にして、右と左にゆるやかな連携をつくっていくことでしか、受け皿はありえません。
小沢さん自身がよく口にしているような、「民主党を中心にした」受け皿を作って、国民に苦渋の選択を迫ることは、決して現実的だとは思いません。苦い薬をイヤイヤ飲み干すような選択ができるほど、日本の民主主義はまだ成熟していません。

小沢さんを軸に、やや左側に山本太郎さん、もうちょっと左に社民党。右どなりに亀井静香さんとか、できれば村上誠一郎さん。
さらに、大きな力になりそうなのが、松阪市長が始めた、集団的自衛権に対する集団提訴とピースウィングの結成です。

20140723-2.jpgピースウィングについて
 → 集団的自衛権行使容認に対して、松阪市の山中光茂市長の「ピースウィング」運動
 → 国へ違憲提訴で団体設立 松阪市長ら(中日新聞)

松阪市長の山中さんという人は、かなり興味深い人で、何年か前のインタビュー記事もリンクしておきます。

自らを「永遠の偽善者」と呼ぶ若手首長は、なぜ住民のために生きることを決意したのか(ダイヤモンド・オンライン)

インタビュー 三重県松阪市市長 山中光茂氏に聞く(上)   (下)

我こそはオザワイズムの支持者である、と自負する方は、ぜひこういう山中光茂さんや山本太郎さんのような自分の頭で考えて行動力のある、まさに自立と共生を実行している若手の政治家にこそ注目し、大切にしていただきたいと思います。

こうして、中央政界を置いてきぼりにするかのように、「受け皿」の動きが始まっています。これは、来年の統一地方選に向けて加速するものと思われます。

そんな中で、関西で小沢さんを中心になんとかもう一度政権交代!と願ってきた仲間たちも、「もうこれ以上じっと指示待ちはしてられへん」と、自主的に動き出しました。
先に報告したように、6月19日には弾丸ツアーで東京へ行き、小沢一郎さんに面会して直談判をして、市民主導で運動を始めること、その結成に小沢さんに来ていただくこと などの了解を得ました。
そしてそのときのメンバーを中心に、「生活フォーラム関西」を結成し、ぼちぼちとですが活動を始めました。

生活フォーラム関西 公式ブログ


9月13日(土)には、小沢一郎さんに大阪に来ていただきます。
詳細は上記のブログを見てください。ここには、日時などだけ記載します。

名 称 小沢一郎が語る「世界の中の日本と政権交代の道のり」
日 時 2014(平成26)年9月13日(土) 18時開場 18時半開演
場 所 大阪市北区民センター
          
大阪市北区扇町2-1-27  TEL 06-6315-1500
入場料 500円
主 催 生活フォーラム関西 (事務局)吹田市江の木町9-23-306
申 込 参加される全員のお名前、ふりがな、ご連絡先をメール、FAX、お電話でお知らせ下さい。
 メール:info@mei-getsu.com FAX:06-6720-8051 TEL:090-8467-8877(山岸)

20130209-4.jpg2010年の民主党の党首選いらい、じつに久しぶりの小沢氏の大阪登場です。
関西で「受け皿」を作っていくための、キッカケになればという思いで準備を進めています。

20年来の支持者の方も、政権交代と陸山会事件で注目し始めた方も、ぜひ、生の、マスメディアを通さない小沢さんの話を、表情を見に来てください。
「たしかに小沢しかいないよなあ。でもなあ・・・」 と思っている方にこそ、ぜひとも来ていただきたいのです。

抗議行動も大事。無くてはならない活動です。でも、そこに留まっていては安倍晋三に意を突きつけることはできません。
ぜひとも、9月13日ご参集ください。そして、生活フォーラム関西への参加、あるいは連携をお願いします。




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2014-07-07(Mon)

いわゆる野党再編について

野党再編は、かけ声はときどき聞こえてくるもののさっぱり進展の気配はありません。

統一地方選まで1年を切り、国政選挙ももう2年しかありません。
このままグズグズと野党再編ならぬ野党再解が進んでいくのでしょうか。。。

すこし、考察してみたいと思います。

■■

野党再編、つまり自公に代わる選択肢を作れるのかどうか、この問題についての議論はたくさんされているけれども、いつも重要なことが抜けている。

カネ である。

誰がなんと言っても、選挙に勝って政権をとろうと思ったら、一定のカネが必要なのだ。
かつての青島幸夫のように超有名人が座っていても当選するような特殊な状況は、政権交代を目指す選挙では通用しない。小選挙区に貼りつき、あるいは全国を股にかけあと2年間飛び回らなくてはならない。そしてあの高額な供託金を払わなくてはならない。

それを考えれば、候補1人につき、どんなに節約しても2千万は必要だろう。もちろん候補者の生活費は抜きにしてだ。
衆院選で350人立てるためには、70億円。参院選で100人で20億。諸経費含めて、100億はどうしても必要なのだ。
この現実から目をそらして、野党再編と政権交代はありえない。

100億とかカネという言葉を聞いただけで嫌悪感を感じる方は、ぜひとも超能力の訓練をしていただいて政権交代に貢献していただきたい。
残念ながら資本主義のこの世の中で、カネ抜きで選挙はたたかえない。キタナイことはいや!という潔癖な考えはご本人の思いとは裏腹に、そのまま自公政権の支えになり、解釈改憲で戦争に進む安倍晋三の後押しになっている現実を、まぶたをこじ開けて見ていただきたい。

さて、これから2年という時間の中で100億のカネが必要だと言うことになると、どうしても「カネのあるところ」に頼らざるを得ない。そう考えるのも無理はない。
民主党がほとんど死に体なのにもかかわらず、依然として野党再編の中心にあるのはそのためだ。聞こえてくる噂では、民主党の金庫には次の選挙をたたかうためには充分な金額が眠っているという。しかも、連合という組織がひかえているので、人的な支援も決して小さくはない。

小沢一郎さんが、口をひらけば「民主党が中心になって」みたいなことを言うのは、おそらくこれが最大の理由ではないだろうか。民主党の金庫の中身も、選挙には金がかかるという現実も、よくよく知っている小沢さんだからこそ仇敵とも言うべき民主党に「中心になって」と言い続けているのだろう。

そのリアリズムと胸の内の苦しさに思い至らずに、民主党に期待するなど馬鹿げていると一刀両断にするのは、いかがなものかと思う。

■■

とはいえ、では「民主党を中心に」が実を結ぶことがあるのだろうか。

私は、絶対にないと思っている。

なぜならば、前原誠司や長島昭久のようなCSIS直系の、いわば米国のエージェントとして日本の政界に送り込まれた人たちにとって、一番重要なミッションは、選挙に勝つことでもなく政権をとることでもなく、小沢一郎を沈めることだからだ。
小沢一郎に象徴される、米国、あるいは国際的な金融資本から日本を少しずつ自立させようという考えをもった勢力を、絶対に政権に近づけないこと。これが、民主自民党ともいわれる前原や長島が、自民党に行かずに民主党に留まっている理由だ。

民主自民党の連中が自民党に行ってくれれば、野党再編もなんとかなるのに、と期待している人も多い。
でも、それは絶対にあり得ない。前原や長島は、民主党から小沢一郎をたたき出すために存在している、と言っても過言ではない。それこそが、彼らのミッションであり、そのためには彼らは自民党ではなく民主党に籍をおいている必要があるのだ。だから、彼らは中身は完全に自民党以上に自民党だけれども、決して自民党には行かない。

5月に「海江田おろし」がおきた理由も同じだ。
4月28日の会見で海江田は各党と個別に協議を進めると発言。この段階では、生活の党も含まれていた。すると、その直後から前原が「野党共闘が進まない」と言って海江田おろしを激化させた。

前原の言う「野党共闘が進まない」というのは、「維新と結いとだけ共闘せよ」「小沢一郎を排除せよ」と言う意味だったのである。
それでも、こんな前原たちに抵抗する勢力があるのならまだしも希望があるが、根性のない海江田はすぐに前原に膝を屈し、小沢さんとの会談も断り、とたんに「海江田おろし」も下火になった。

こんな連中が党内思想警察のようなことをしている民主党に、いったいどうやったら期待できるのだろうか。
もしかしたら小沢さんは、自分一人だけ人身御供になって離れれば、あとは何とかなるだろうと考えているのかもしれない。しかし、前原たちが番犬のように見張っているのは、小沢一郎という個人ではなく、オザワイズムで政権を狙う者たちだ。小沢さんがもし一人で離れることがあったなら、かえって残った人々を一気呵成に潰しに来ることは目に見えている。

■■

ここに来て、小沢さんの表現がかなりハッキリしてきた。機関誌の最新号では、このように書いている。

野党が各選挙区で候補者を一人に絞るからといって、必ずしも一つの政党にまとまる必要はありません。2、3の政党が候補者の調整ができるような関係になれば、それで良いと思います。これは「オリーブの木」的な発想ですが、小選挙区
では統一候補を出し、比例ではそれぞれの政党が独立して戦ってもいいのではないでしょうか。
(引用以上)

いわゆる党の再編ということではなく、選挙区調整と政策ごとの連携ということを明言している。
もちろん「2,3の」の中に民主党は入っているものと思われるけれども、一部で噂された民主党が分裂して非前原のほうと合流するというようなニュアンスは全くなく、かなりスッキリした表現だ。

ただ、スッキリしたと言うことは、話が前に戻って、カネがないということだ。
仮に選挙協力で勝ったとしても、当選者は候補者を出すカネのある民主党ばかり。その結果は、また2010年の繰り返しだ。選挙中だけ小沢さんを使い倒して、終わったら即排除。しかも公約はまたまた全部破りまくって、再度裏切られた国民は怒りと絶望に震える。

この事態を打開するには、カネを集めるしかない。
もちろんカネだけではなく、国民のボランタリー、自分で政治を決めるという行動(献金を含む)を100万人単位でおこしていくしかない。
現状をふりかえると気が遠くなりそうだし、トンでもなく遠回りに見えるけれども、それ以外に道は無いように思う。

政権交代には、最低2500万くらいの票が必要だ。この2500万人のうち、せめて1%の25万人が年に1万円を献金すれば2年で50億円、4年ごとに100億円が集まる。
25万人がほんの30分くらいかけて250軒の家にポスティングすれば、日本中のすべての家にチラシを届けることができる。マスメディア恐れるにたらずだ。

これが民主主義というものだ。
この後背の支えなしに形だけの政権交代をしても、野党内思想警察によってあっと言う間に潰されてしまう。もう二度と2010年の裏切りは許されない。2度失望した国民は、おそらく政権交代よりもファシズムを選ぶだろう。最悪の結果が待っている。

目指すべき社会は、20万人くらいの人々が、有権者のわずか0.2%の人々が、まずは自分たちで動き出す。カネも出す。そういう姿ではないだろうか。
そこに向けて、今何をするべきなのか。そのように発想を転換したい。

どっかの党とどっかの党がくっついたり離れたり、そんなことは政権交代には、まして「国民の生活が第一」の実現には、とんと関係ない。20万人が動き始めるキッカケを作るためにこそ、次の選挙にとり組むべきではないだろうか。

■■

集団的自衛権の閣議決定から1週間。日米ガイドラインは着々と改定され、秋の国会ではそのガイドラインに沿って関連法案がベルトコンベアーで成立し、早ければ来年にも自衛隊はイラクやシリアに駆り出され血を流すことになるだろう。血というのは、自衛隊員の血でもあり、自衛隊員の撃った弾で死ぬ人の血でもある。

このスピードに対して、20万人のボランタリーを作り出すというのはあまりに悠長ではないか。私もそう感じないわけではない。犠牲を最小にするためには、時間軸はあまりに冷酷だ。
しかし、どう考えても他に選択肢が見つからない。そして、20万人というのは、行き場が分からずに、あるいは目の前の問題だけにとり組んでいるような、本来アクティブな人々を糾合することができれば、そんなに無謀な数字ではない。

市民運動やらボランティアやら、世の中にちょっと矛盾を感じながら自分たちのガンバリでちょっとでも良くしたい活動している人は、たぶん20万ではきかないくらいたくさんいる。その少なからぬ人たちが、政治にはほとんど期待していない。期待していないから自分たちでやっている、という人も多いだろう。

街中でチラシまきをしていると、100人中99人以上はチラシを取ることもなければ目も合わせない。がっくり疲れるけれども、今考えている20万人は、千人に2人の話だ。100人中99人以上が無反応なのは、これまでの歴史を考えればしかたない。いま目指すべきは、千人中2人が動き始めること。
そうすれば、空気は変わる。空気を読んで生き延びている人たちも、あれっと思い始める。

野党共闘とか、野党再編については、そのためにプラスになる方法を望みたいし、無理な野合でかえってアクティブな人々が離れていく方向はぜったいに取ってほしくない。
失敗は取りかえしがきくけれども、絶望に2度目はないのだから。


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2014-07-02(Wed)

集団的自衛権 これからのたたかいに向けてのメモ

ついに昨日、集団的自衛権の行使容認で閣議決定されてしまいました。

総選挙と参院選の結果から、こうなることは見えていたとはいえ、いよいよ「専守防衛」の旗を降ろしてしまったという現実は重くのしかかります。

自民党大阪府連の前で行われた抗議行動にも出かけてきました。千人くらいいるように見えたけれども、600人だったそうです。声をあげることの大切さと、限界を同時に感じました。

20140702-1.jpg

3つのことが必要だと思います。

① 抗議の声をあげること。無駄じゃないのかと思われる方もいると思います。私もこれで重要政策が変わるとは思いません。
 しかし、市民有権者が日常的に自分の声をあげる機会は、意識的に作らないと根絶やしにされます。例え政権交代があったとしても、市民の声を背景にしない議会内の変革は、2009年のようにあっと言う間にクーデターで潰されます。
 また、安倍内閣を危険視する世界の視線にアピールすることも重要です。

② 情報を知ることです。今日のテレビなどでは、「まだまだ大丈夫。関連法案の審議は統一地方選挙の後じゃないか」みたいなことを言っています。
 しかし、閣議決定を先行したのは、ガイドライン見直しの日米協議を進めるためです。米国のご指導を賜ってこれを作り上げ、「米国と約束したので」とその内容にそってベルトコンベア式に国内法を作っていくつもりです。
 7月11日には小野寺防相が訪米し、すぐさま進行していきます。その内容、進行状況を含めて、きちんとウォッチし広報する必要があります。

③ そして何より、政権交代をどうすればいいのか。真剣に考えなくてはなりません。抗議が、抗議のための抗議に終わってしまってはいけません。
 国家の重要政策は、革命かクーデターか政権交代でしか変えることは不可能です。前2者はかなり難しそうですから、私たちに残された可能性は政権交代しかない。
 私たち市民レベルでも、真剣に考えましょう。リアルに考えれば考えるほど暗くなるのは正直なところですが、それでも少しでもマシな道はあるはずです。

前提として忘れてもらいたくないことは、集団的自衛権とは、日本の防衛政策ではなく、アメリカ合衆国の経済財政政策だということです。

シリアもイラクも、すでに紛争は起きています。でも米国は政府機関が閉鎖されるくらいに、徹底的にカネがないので正規軍を出兵できずオバマは困り果てています。
そんなとき、「集団的自衛権の行使できるようになりました。米国がちょっとでも攻められれば世界中どこでも自衛隊が駆けつけます!!」との知らせが届き、タダで使える軍隊ができ、さらには兵器の売り先もゲットということで、オバマは驚喜乱舞しています。

この一場面を見ただけでも、集団的自衛権が何のためにあるのか、分かります。


以上、取り急ぎ私の考えを書かせてもらいました。



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