2016-06-24(Fri)

生活の党と山本太郎となかまたち と三宅洋平

生活の党が、存亡の危機で比例選挙をたたかっている。

前回2013年の時は、関西はほったらかしだったけれど、今回は号令はかかって、街宣車もやってきたので、選挙の鉄人こと渡辺義彦さんのお手伝いでできるだけのことはやることにした。

形式は知らないけれど、実質的に関西で生活の党の活動を継続してきたのは鉄人なべさんだけだから、当然彼を団長として、生活の党 関西ボランティアを呼びかけ、皆さんのカンパで事務所や政策チラシも用意した。

6月9日にオリーブの木が挫折してから、3日で自前チラシを作って、翌週には多くの方に2万5千枚ポスティングしてもらった。
同時にカンパのお願いをして、公示の3日前にどうにか目処が立ちそうなので事務所探し。幸いにして友人の紹介で閉店した喫茶店を格安に貸してもらえることに。
19日の日曜日にはボランティア会議をやり、20日に事務所掃除、21日の公示前日になんとか事務所を稼働させることができた。


22日の公示日は、比例にポスター貼りはないので、仕事で東京行き。
夕方からは、東京の候補者の演説を聴きに行った。

まずは田中康夫。
知名度は抜群のヤッシーだが、よりによって おおさか維新から出るとは。。。
維新の宣伝カーが場所取りしていたが、本人車がくると退場。本人車には、なるほど維新とは書いていない。演説も国政は語らず、保育園と老人ホームを一緒にする話とか、地方議員の選挙かな?と思ってしまう雰囲気。
かつてファシズムに対抗するドゴールの必要性を論じたような迫力は、まったくない。

たぶん、本人は維新のボランティアをタダで利用しているつもりなのだろうが、知名度の割には足を止めるひともたいしたことないし、本人の顔を見たら去って行く人も多く、勢いのなさを感じてしまった。

次に、選挙フェスという代物を見てやろうと吉祥寺駅前に。
10分ほど遅れてついたら、すでに4~500人くらいが密集しているのがホームからも見える。まだ真打ちは登場していなくて、SAIRUというバンドのコンサート状態。その後は山本太郎さんが前座を務めていた。

まずは音楽が気持ちいい。私は政治の場で学芸会みたいなことをやってお義理で拍手する類いは嫌いだ。
選挙フェスは学芸会では無く完全にプロ仕様だった。中身も音響も。普通に音楽としても2時間聞いていたいと思わせるクオリティ。まず、フェスを名乗る以上これは絶対条件。

しばらくしてようやく三宅洋平が登場。
まず驚いたのは、彼の演説(?)はほぼラップというか、長いセンテンスは無く、詩を詠んでいるようだ。
政治性、音楽性、スキル、人脈などが総合されたイベントであって、そう簡単に真似できない代物。猿まねをしても学芸会になってしまう。

全文書き起こしをしてくれた人がいるので、メモ

16.6.22 選挙フェス 吉祥寺駅北口 三宅洋平 スピーチ文字起こし全文

ただ、やはりあの語りが総合して「演説」なので、動画で聞いてから、確認の意味で文字を見るべきだと思う。

翌日の23日の動画があったので貼っておく



改めて聞いてみて、FBに書いた感想は以下

******
なかなかここまでの覚悟はできるものではなく、その意味で圧倒される。もっと正直に言えば、引き込まれるけど聞くのがつらい。つらいけど聞かずにいられない。

解説的にコメントすることは、彼の芸術としての選挙演説をぶちこわすことになるので、あえて内容については書かない。
45分間、台本を見ることもなく途切れることなく、謳うように語るように紡ぎ出す彼の「演説」を聞いてみてほしい。とくに東京に住んでいる人。(彼は東京選挙区なので)

実は初日の演説はたまたま仕事で東京にいたので、生で聞いてきた。はじめは野次馬のつもりだったのだけれど、引き込まれてしまった。
音楽がいいこともある。彼の語り自体がすでに音楽だということもある。そしてやはり、暗闇のなかの薄明を感じるから。
******

そんなこんなで、背筋をぞくぞくさせながら、帰阪。
あんなカッコイイ候補者はいないけど、関西の生活グループと、とにかくやれることをやる。
諦め気分にさせない。
そのことを肝に銘じて、もと喫茶店の事務所のゴキブリとも闘いながら、なんとか7月9日まで、「生活の党と山本太郎となかまたち」をよろしくね と言い続ける。

もちろん、仕事は仕事でちゃんとやらないといけないし、たまには家族に顔を見せなきゃならない。
そんな振り切れていない普通の日常を抱えながら、東京で振り切れている人たちのことも思いつつ、なんとかやってみよう。

そんなわけで、皆様 比例は「生活の党と山本太郎となかまたち」です

「生活」でも「生活の党」でも OKです
(党本部に確認済み)

しつこいですが 比例は 生活 でよろしく


□□□
生活の党 中津事務所(7/10まで)

大阪市北区豊崎6-14-8 梁川マンション1F
電話:080-2359-5082 AM9-PM9
情報ページ:www.facebook.com/seikatsu.daiichi
(中津、阪急中津、天六からの道順もあり)
メール:seikatsu.daiichi@gmail.com

□□□
カンパの振込先

「郵貯銀行」 口座名: 生活フォーラム関西
郵貯銀行から:記号1464 0 番号16807 431
他の金融機関から: 店番 468 普通 1680743




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2016-06-17(Fri)

「生活の党」の関西での準備について

いよいよ参院選の公示が5日後に迫ってきました。

「生活の党と山本太郎となかまたち」は、単独で比例選挙に挑みます。
オリーブの木構想の破産、谷亮子さんのまさかの行動、という超逆風に加えて、頼みの山本太郎さんも三宅洋平さんにつきっきりの様子で、もう断崖絶壁で逆立ちする気分です。

とは言え、やるだけのことはやらないと、最初から何もかも諦めて心地よいニヒリズムに浸るのは、私の流儀ではありません。
いまでも実は存在する少なくない支持者や注目してくれている人たちに、闘志をしっかり伝えなくては!

以下は私見ですが、ご参考にして下さい。

生活の党の比例候補は、関西を拠点とする方がいませんので、選挙期間に関西の私たちにできることは、おおよそ下記のような活動です。

・公式ポスターを貼る。他の家に頼んで貼らせてもらう。

・街宣カーの運転やウグイス。基本的にボランティアでやりきる必要があるだろうと想像します。

・街宣カーの動きに合わせて、スポットに合流する。

・政策ビラ(1号ビラ)の配布。ポスティングOK

・推薦はがきの住所書き

・メール以外のネットでの依頼活動

・事務所の当番

他にもあるかもしれませんが、だいたいこんな感じかと思います。


その準備のために、下記のボラ会(ボランティア説明会)をやります

6月19日 (日)16時から スタジオシチズン(関大前)
場所→ http://citizen-p.com/access

とにかく、なにかやろうという気持ちのある方は、ここに集まって下さい


しかし問題は、これらの活動をやりきるには、それなりの資金が必要だということです。

自主的に配布した「生活」チラシで約10万円、街宣カーのガソリン代他で20万円、最低限の事務所を借りて維持するのに20万円。
どんなに節約しても、計 50万円はないと、ジッと座って祈ることくらいしかできません。

先日来、生活フォーラムからカンパのお願いをしておりますが、目標額50万に届かないと、こうした活動すらできないのではないか、というのが私の皮算用です。

党からの活動費が出るのかどうかは私は知りませんが、今のところの雰囲気では望み薄かと推測しています。
残念ながら、気持ちでは車は動かないし、事務所は借りられません。

どうか、ご無理のない範囲で、しかし「目標額=50万円に届きそうな」カンパをお願いします。


カンパ振込先

「 郵貯銀行」 口座名: 生活フォーラム関西
郵貯銀行から:記号1464 0 番号16807 431
他の金融機関から: 店番 468 普通 1680743




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2016-06-11(Sat)

オリーブの木は枯れたけど

結局、だれもかれもが、国民の生活よりも自分の面子が第一だった というわけだ。

まったくなんと言うことだろう。自公を批判し、民進の不甲斐なさを嘆く少数野党勢力も、何のことはない、蓋を開ければたいした危機感もなかったということのようだ。

ただし、小沢氏の名誉のために書いておくが、小沢一郎氏だけは最初から最後まで、一貫してオリーブの木を主張し、そのために捨て身で交渉をつづけていた。
その証拠に、いよいよ独自で選挙せざるをえなくなった今、自党の選挙準備がぜんぜんできておらず、大変なことになっている。
「生活」を略称登録していないという説もあり、もしそうなら、あの長い党名を書かないと有効票にならないのか?と心配はつきない。

という調子で、小沢氏は党単独で戦うことをまったく想定せずに、オリーブ一本に絞って進んできた。
しかし、あっちがああ言えばこっちがこう言う、ということをシーソーゲームのように繰り返したあげく、オリーブは枯れ果ててしまった。

20160611-1.jpg

いろいろな経緯で聞いていることもあるが、もうこの際 書くのはやめる。気が滅入るだけだ。

とにかく、「生活の党と山本太郎となかまたち」は、この党で何かをやり遂げよう、とか、名前を売ろうとか、次の選挙に備えよう、ということをほとんどやってこなかった。
それぞれの議員はしっかり仕事をしてきたし、特に太郎さんの国会質問は多くの人に注目された。が、山本太郎は山本太郎であり、それが生活の党の知名度につながらない。
まして、小沢さんの調整役としてのマスコミ登場も、小沢一郎は小沢一郎であり、生活の党の知名度とは別物。

おかげさまで、もともと小数点以下だった世論調査での政党支持率も、今や1よりも0に近づいて、悪夢の2014年12月よりも下落基調に見える。社民党にも差をつけられている。(どっちも小数点だが)

このままいけば、生活の党は議員数でも得票率でも政党要件を無くし、歴史から消え去ることになるかもしれない。
それでいいのか。

保守でも革新でもない、「普通の生活」の党が無くなっていいのか?
自立と共生、すなわち日本の独立と平和を主張する唯一の党がなくなっていいのか?

とにもかくにも、ここはひとまず生き残ってもらわなければ困る。
かろうじてでも命脈を保てば、次の一手を考えることもできるが、政党要件を無くしてして完全に資金が干上がると、二進も三進もいかなくなる。

ふりかえれば、2013年参院も2014年総選挙も、比例で2%得票にあとちょっとだったから、比例区に10人くらい出して全国で街宣しまくり、政党ビラをポスティングしまくれば、ギリギリ2%とって一人当選はまったく無理な話ではない。
そのためには、一億くらいの供託金その他を準備できること、そして候補の数だけ選対が機能すること、また候補1人につき最低30人、計300人くらいのボランティアが動くこと。

資金については、いまから緊急にカンパを募ってもとても一億なんて集まらない。こればかりは、党本部でひねり出してもらうしかない。ただし、各選対の初動のための活動資金として、各地方で100万くらいはカンパで集めるべきだろう。

基本的にボランティア頼みの選挙にならざるを得ないので、やることはシンプルに、停滞しないように、だれでもどんどん参加できるようにするべき。

確認団体届けがあれば、候補者名を出さない街頭演説は、宣伝カーを使ってかなり自由にできるので、とにかく生活の党を知ってもらう。
というか、生活の党=小沢一郎 であり 生活の党=山本太郎 ということを知ってもらうと、「ああそうだったんだ」と一気に知名度は上がるはず。

小沢さんや太郎さんの名前を出すのは、間違って投票用紙に名前を書かれる危険もあるけれども、今はそんなことを心配しているレベルじゃないので、二人の知名度を活かして、政党名の浸透をはかる。もう残された日数では、ここにかけるしかないのではないだろうか。

それと、公示後に正当機関誌のポスティングができるかどうかは微妙なのだけれど、もしできるならば、これをガンガンやる。
「生活の党機関誌」7月号は、ぜひとも小沢さんと太郎さんの対談にしてもらい、週刊誌みたいに読んで面白いものにして、2%の人に確実に届くものにするべし。

■■

とにかく、生活の党本部には、本気出して準備をお願いしたい。

同時に、全国津々浦々の小沢ファン、太郎ファン、ファンじゃないけど「イイコト言ってるじゃん」と思っている皆さん。
出番です。

皆さんが動かないと、この党、消滅します。たぶん。
各地方で核になる方がおられるでしょうから、自主的に集まって相談して下さい。
党から指令がかかるのを待っていたら、7/10は過ぎてしまいますから、きっと。

関西ではさいわい、選挙の鉄人ナベさん こと渡辺義彦さんが指南してくれますので、ぜひとも「手伝えるで!」という声を寄せて下さい。
窓口はまだ確定しておりませんが、とりあえず生活フォーラム関西へご連絡でも、山岸あててでも結構です。

生活フォーラム関西 http://seikatu-forum.blog.jp/
山岸 info@mei-getsu.com

今後の情報は、渡辺義彦さんの
ツイッター @watanabe_55
フェイスブック https://www.facebook.com/watanabe.yoshihiko.9
をチェック願います。

希望は捨てない!

20160611-2.jpg
(パレスチナのオリーブ畑  パレスチナオリーブさんより)




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2016-06-08(Wed)

大阪選挙区(4人区)での野党共闘

来る参院選で、大阪選挙区は4人の定員にたいし、現在6人が名乗りを上げている。

自民1、公明1、維新2、民進1、共産1 

維新は現職1だったところに、先日自民党の女性市議が維新に寝返って出馬する意向を明らかにした。

もともと、自民、公明、維新現職 は過去の実績等からほぼ鉄壁かと言われてきた。
残る1議席を民進と共産が争うというのがもっぱらの下馬評だった。

そこで何度も浮かんでは消えたのが、複数区でも候補者調整すべきだ という議論だ。
万が一、自民か維新が二人目を立てたら、野党はゼロになるかもしれない。だから民進か共産のどちらかに一本化すべきだという話である。

しかし二つの理由で、これは現実的ではないと考えられ、実際に一本化論が主流になることはなかった。
理由のひとつめは、民進も共産も取り下げるわけがない、ということだ。
民進はまだ52歳の現役バリバリの現職であり、共産は前回の大阪選挙区で議席をとっている。どう考えても、どちらから取り下げるというのは考えられない。

もう一つの理由は、一本化して一人は楽勝だ ということになれば、緩み切った選挙になってかえって票を落とすだろう、ということだ。これは陣営の側もそうであるし、有権者の目から見ても、必死さが伝わらない。
苦しい時こそ、切磋琢磨して、基礎票以上の票を掘り起こす、その熱がなければ、かえって危ないということだ。
人の心をいただくのが選挙であり、単純な足し算引き算ではないダイナミズムがある。

大阪の自民党が維新に歯が立たないのは、こうした挑戦をサボり続けてきた結果であると、大阪で選挙の世界を歩き続けてきた、選挙の鉄人こと渡辺義彦さん(生活の党と山本太郎となかまたち)は言っている。

そんなこんなで、市民が応援する舞台には、民進現職のおだち源幸さんと、共産のわたなべ結さんが並んで立つ機会が多くなった。

20160608-1.jpg
(2016.6.5 大阪総がかり行動 梅田ヨドバシ前)

そこに、維新が二人目を立てるというニュースが飛び込んできた。
あえて、数ヶ月前まで自民党市議だった女性を出してきたところは、維新もなかなか巧妙だなと思わせる。
住民投票やダブル選挙では敵対していた人間を立てることで固定票が現職から流れないようにしながら、新しい票を掘り起こそうという作戦だ。
万が一、共倒れの危険が見えた時にも簡単に切り捨てやすい。

とは言え、橋下効果のなくなったとこに、さらに2人目ということで、やはり維新現職の票はいくらか減ることは想定できる。
思いの外、新人が現職の票を食ってくれること、維新幹部が判断の時期を間違うこと、などが重なれば、共倒れの可能性もないとは言えない。

それはすなわち、野党の二人、おだち&結にとってのチャンスである。

しかし一方で、維新が共倒れになるのと同じ以上に、野党が共倒れの危険が無いわけでない。
2人を目指してギリギリまで頑張って、しかし、現実の数字がどうしようもない場合は、支援者としてはきびしい選択をせまられることもあるかもしれない。

■■

投票直前の段階で、どんな曲面が想定されるか。

残念ながら、自民と公明は、よほどの事件でも起きない限り、少々減らしても当選圏内であると思われるので、ここでは論じない。
維新2人と野党2人について。

① 4人が団子状態

② 維新現職が抜けていて、のこり3人が団子状態

③ 維新現職が抜けていて、維新新人と野党のどちらかが4位争い

④ 維新現職と野党どちらかが3位争い

⑤ 維新新人が圏外で、維新現職と野党二人が団子状態

⑥ 維新二人が抜けて 野党二人が圏外

ざっとこんなことがあり得る想定ではないか。

①、②、④、⑤ の場合は、これはもう最後までそれぞれが死力を尽くすしかない。
ここで問題になるのは、②、③、⑥ の場合だが、②と⑥の場合も、最後までやりきるべきだと思う。
不完全燃焼の後には、敗北以上のダメージが残る。次へのチカラを残すためにも、振り絞ってやりきることだ。

それでもやはり、大きな決断を迫られるのは、③の場合だ。
野党のどちらかが圏外で、もう一方が最後のイスを争っている場合。
このときばかりは、争っている方の野党候補に集中するべきではないか。

いまからそんな弱気でどうすんねん! という話ではあるけれども、あくまで私の個人的な覚え書きとして、書き留めておきたい。




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2016-06-06(Mon)

憲法という「ゆりかご」

これまでも何度か書いてきたが、私は日本国憲法を絶賛して神棚に上げておく派ではない。

この憲法は妥協の産物として生まれた、ということが明らかだからだ。

つまり、左手には9条、右手に1条、頭の上には日米安保+地位協定がのっかり、足下には沖縄を踏みつける。
これが憲法の歴史的な位置である。

憲法は良いけど、安保や沖縄切り捨てはよくない、というのは居酒屋論議としては結構だが、歴史をふまえない話であり、まったく意味をなさない。
この条件でなければ生まれなかったのが日本国憲法なのであり、この全体像のなかの一部を担うのが日本国憲法だったのである。

大日本帝国側の国体護持=天皇の戦争責任の免責、米国側の実質植民地化、という二つの要求を通すにはどうしたらいいか。
あまりにも露骨にやれば、アジア諸国は納得しないし、当時の状況では日本で共産主義革命がおきてもおかしくはなかった。
それらの勢力を納得させつつ、国体護持と実質植民地化を実現する、天才的な手段として、日本国憲法は生まれた。

侵略の挙げ句に敗戦した国の最高責任者を免責する。免責どころか「トップ」に据えたままにする。
どう考えてもあり得ないことを、日本国憲法はやってのけた。

戦勝国が敗戦国を永続的に植民地化する。19世紀のむき出しの帝国主義の時代ならばともかくも、20世紀の半ばも過ぎた時点ではあり得ないことだ。
これもまた、日本国憲法は巧妙な隠れ蓑になった。

その意味で、私は日本国憲法を賛美する気持ちにはならない。

■■

しかし、羽仁五郎氏の本を読んでいると分かるけれども、当時条文作りを担当した人たちは、個々人としては精一杯の努力をした。
大きな妥協から始まる民主主義の世の中を、これから挽回して作り上げていくために、できる限りの仕込みは考えていた。

いわば、日本国憲法は民主主義の「ゆりかご」だったのである。

ところが、戦後の民主主義を先導する人たちは、この憲法こそが民主主義だ。民主主義の完成形だ と勘違いした。
これから、いちから創っていかなければならないのに、もう手の中にあると思い込んでしまった。

「ゆりかご」の心地よさを、戦後民主主義と称して満喫し、いちから創る努力を怠り、憲法の本質を議論することには「改憲派」とレッテルを貼って排撃した。
「ゆりかご」から飛び立つのではなく、「ゆりかご」のなかで70年間を過ごしてきてしまった。

ハイハイも立っちもせずに過ごしてきたけれども、さすがに先人の仕込みが功を奏し、憲法という「ゆりかご」は何とか命脈を保ってきた。
しかし、そろそろ限界に来ている。敵はもはや遠慮もなにもない。露骨に「ゆりかご」解体を政治日程にいれて、「ゆりかご」を「牢獄」に変えるプランをも具体的に示している。

対するに護憲派は、いまだに「ゆりかご」のなかから「壊すな」と叫ぶことしかできない。
「ゆりかご」から飛び立って、本物の民主主義を根っこから育てることを怠ってきたツケは、もはや一朝一夕では取り返しが付かない。

■■

民主主義とは、多数決ではない。それは最後の結果であり、民主主義のプロセスとは、自分の考えを言う、ということにつきる。
究極の民主主義とは、誰の考えもが同じ重さで発信される状態である。

その発信をするための手段が代議制である。
世襲やポット出の政治家にたまたま投票するという選挙ではなく、日頃から自分たちの代表をつくる活動こそが、民主主義。
まさに、草の根の政治活動こそが民主主義そのものだ。

自民党は、業界団体の○○政治連盟などなど、こうした活動と組織作りをせっせとおこなってきた。ある意味、自民党の方がずっと民主主義の活動を実践してきたと言える。
護憲派は共産党の組織をのぞき、ほぼこうした根っこからの政治活動をつくってこなかった。民主主義はそこにあると勘違いし、大きな声で叫べば皆が賛同してくれる、と思い込んできた。実際はそうならないのに、その幻想から何十年も逃れられなかった。

また、マスメディアについても、羽仁五郎氏らは、NHKだけは民主的に運営できるようにと、人事や予算を国会承認事項とした。
国会が拮抗していれば、NHKも一方的に大本営発表にはならないだろう、との思惑だった。
マスメディアの危険性は戦中の経験から痛いほど分かっていたから、NHKだけでも「軍の言いなり」や「金次第」にならないメディアをつくっておこうということだった。

自分の意見を発信できることが民主主義であるとするならば、マスメディアが完全に支配されてしまった世の中というのは、独裁国家に等しい。
それでも、草の根の政治活動をちゃんとやり、それなりの議員を確保することができていれば、NHKだけはまだマトモなメディアのはずだった。が、現実は、見ての通りだ。

マスメディアの危険性など、70年前からずっと分かっていたことであり、その対策を怠り、「ゆりかご」のなかでリベラルな記事を読んで安心してきた結果が今日なのである。

■■

もちろん、いまだに民主主義の「み」の字も実現できていないこの日本で、せめてもの代償であった憲法を、壊されてはいけない。
もう使い込まれて哀れにもボロボロの「ゆりかご」ではあるけれど、それでも今すぐに壊されると、代わって立ち現れるのは国民の「牢獄」のような新憲法=自民党草案だ。

だから、爆撃機に竹槍かざす心境ではあるけれども、それでも今は「憲法壊すな」と言うしかない。
それと同時に、憲法の上に乗っかって安逸をむさぼり、結果としてこの事態を招いているのは、他ならない護憲派の責任大なのだということも、言い続けなくてはならない。かなり嫌われそうだけれども。

これまでできなかった草の根の政治活動を、これからの数十年間でつくっていくために、いくら嫌われても護憲派の方々には理解してもらわなければならない。
孤立無援かと思われたこんな私の考えも、近年、意外と同志が多いと言うことも分かってきた。

「ゆりかご」は壊してはいけない。
しかし、「ゆりかご」に安住してきた私たちの姿勢は、一度壊す必要がある。




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2016-06-01(Wed)

どうすれば投票率は上がるのか

2012年総選挙、2013年参院選挙、2014年総選挙 立て続けに惨敗している反自公の野党勢力だが、落ち着いてよく見れば実は自公の票が増えているのではなく、反自公の票が一方的に減っている。

ザックリ言うと、自公2500万 VS 非自公3000万 だったのが 自公2500万 VS 非自公1800万 になり、非自公から1200万票が棄権に移行している。

20160113-1.png
(本ブログ 届く言葉を より)

「2009年には政権交代に期待したけれど、もううんざり。投票なんて行きたくない。」という人が、1200万人もいる。この人たちが、日本の行く末のカギを握っていると言ってもいい。

小沢氏がオリーブの木を説き、多くの市民が「野党は共闘を」と願い声を上げ、とにもかくにも参院選の1人区で候補者調整ができたことは、こうした認識が行き渡ったのではないかと思われる。
どんな世の中でも3割程度はまったくの無関心層、固定の棄権票はある。問題はこの3000万人ではなく、これまで投票に行ったり行かなかったりした1200万人ほどの人たちが、今一度「期待してみよう」と思ってもらうにはどうするか だ。

そのためには、政権交代の可能性を示すこと、野党の本気度を示すことがまず前提であり、統一候補を擁立することは最低限の条件だと言える。

しかし、現状は統一候補と言うよりは、一方的に共産党が候補者を取り下げ、民進党が「勝手に下げるのは歓迎するが共闘はしない」などとうそぶいている選挙区も多く、本気度が伝わるというにはかなり遠い。

また、オリーブの木についても、こんな様子では・・・

社民・生活に統一名簿打診 実現は困難 参院比例
毎日新聞2016年6月1日


 岡田氏が打診したのは、「民進党・市民連合」などの名称の団体を設立し、同党の政策受け入れを条件に社民、生活両党の候補者を統一名簿に載せる案。
(引用以上)

これはトンデモナイはなしで、名称も政策も民進そのままということは、社民と生活を解体して民進に取り込むというに等しい。生活と社民が怒り新党(小林新党)とプリオリーブを形成して、しぶとく小政党として生き残るのを、事前に防止しようという魂胆ではないか。

民進党の政策は、消費税引き上げ、辺野古推進、集団的自衛権も若干修正すれば容認、原発再稼働&輸出推進 であり、これを全部受け入れれば、日本に野党は存在しないに等しい。
かつて社会党を自民党との連立に引き込んで自滅させたように、社民と生活を最終的に消滅させようとしているのだ。
幸か不幸か、民進という名称を統一会派では使えないようで、どうやら頓挫しそうだが。

このような、あまりにも酷い妥協をした「野党共闘」や、「投票に行こう」という呼びかけで投票率は上がるのか。
かの1200万人は、民進党に全てが統一されれば、いよいよ絶望し二度と選挙なんて行かないだろう。
まして、「投票に行こう」という呼びかけで行く気になるくらいなら、何も言われなくても投票に行っているだろう。

■■

過去に学ぶことが必要なのではないか。
かつて、投票率が上がったのは何でなのか、下がったのはどんな理由があったのか。

20160601-1.jpg
(総務省HPより)

戦後の投票率で、大きな変化は1996年の41回総選挙からだ。戦後最低だった前回を大きく下回り、初めて60%を切った。
この時何があったのか。

与党は自民、社民、さきがけ で、首相は自民党の橋本龍太郎。
野党は第一党の新進党が苦戦する一方で、さきがけと社民の半分を吸収して民主党が結成される。

争点は自社さ政権への審判と消費増税だったようだが、批判の対象である社民とさきがけが民主党になって自壊し、矛先をどこへ向けて良いか分からない状況ではなかったかと思われる。
結果、自民も過半数をとれず、だれも勝者のいない選挙結果になった。

ちなみに、私自身はこのときの記憶がぜんぜん無い。たぶん、どこにも期待できずに、その日の気分で決めていたのではないだろうか。
対決構図が分かりにくい、どの勢力も同じように見える。そんな状況は、消費増税という大きな課題があっても、激しく投票率を下げる、ということがこの41回選挙からわかる。

2000年42回は、やはり自民党は激減するが、公明党が救世主として現れる。ここから「自公」体制が始まる。
自民党の退潮傾向はあきらかであったので、公明党こそが自民党政権をささえたと言ってもいい。

2003年43回は、直前に民主党と自由党の合併があり、民主党は躍進する。小泉自民党もこのときは議席を減らしている。
しかし、投票率を見ると、41回と同じくらいであり低い。つまり、永田町の「政局」では、投票率は上がらない、ということではないだろうか。
たしかに死に票を減らし、一定の期待値もあって、統一することは議席数を増やすけれども、本気で国民の期待を押し上げ、投票率をアップさせることはできない。

そして運命の2005年44回郵政選挙である。
あの小泉純一郎の劇場型選挙が席巻し、投票率も従来のレベルに回復する。
結果はもちろん自民党の圧勝である。このときばかりは、これまで自民公明には入れたことのなかった1000万人が、小泉純一郎に期待し投票した。

小泉が勝てた一番の理由は、「自民党をぶっ壊す」と言ったからだ。
実際に、自民党を支えてきた諸々の既得権益をぶっ壊すパフォーマンスをやってみせ、いかにも不公平にみえる特定郵便局長を血祭りに上げた。

その真意は、米国の指令に忠実に従っただけなのだが、その手法は国民の「なにかやってくれる」という期待値をマックスにした。
が、その期待値が裏切られるのに時間はかからなかった。新自由主義の権化のような小泉政権によって生活をボロボロにされていった。

その結果、2007年の参院選では小沢民主党が大躍進し、与野党逆転した。
このとき掲げたスローガンこそ「国民の生活が第一」であり、「消えない年金」「子ども手当」「農家戸別所得補償」という3本柱であった。
およそ10年間、紆余曲折を経た民主党が、やっと本気の政党として認知された。

参議院であり政権選択選挙ではないこともあり、投票率はやや上がったものの60%には届かなかったが、ここで醸成された「どうやら民主党は本気らしいぞ」という認識が、2009年の結果につながっているのは間違いないだろう。
これは、私もそう感じたことを憶えている。

2009年45回政権交代については、もはや言うまでもないだろう。
自由民主党「日本を守る、責任力。」 VS  民主党「政権交代。国民の生活が第一。」
という、政策的な対立の明確化。
そして、政権交代するのかしないのか、というリアリティ。
このふたつが揃った時、投票率は一気に70%近くまで回復した。

2012年46回では、反自公勢力は、実に2000万票を減らしている。
うち、800万票は完全な浮動票だが、1200万票はこれまで反自公に期待してきた層だ。
いかに「裏切り」という行為が深く国民を傷つけるのか。それを国民は許さないのか、全身全霊で感じることになった。

もともと国民は自公に「期待」はしていない。
あって当然、悪いこともして当然。だけど最低限のことはしてくれる。
これが自公に対する「期待」であり、長期政権を担った勢力というのは、0点であれば合格点になる。

しかし、政権交代を担う以上は、せめて60点取らなければ愛想を尽かされ、ましてあのような全面的な裏切り行為は、憎悪の対象になる。
その覚悟をもたなければ、政権交代を目指すことはできない。

■■

こうして振り返ってくると、結局投票率を上げる要素は二つ。それが揃ったときなのだと思われる。

1.政策的な選択肢が明確(に見える)
2.政党の対決が明確

とするならば、今、民進党が何の反省もなく、野党共闘の形を作ったとしても、どうしたって勝てるわけがないと言わざるを得ない。

国民は民主党の裏切りを許していない。
反省もせずに口にするキレイゴトを、国民は本気にしない。

もちろん、それでも自民よりはマシだと言うことは分かっている。
だから、結果として棄権する。

旧民主党幹部(悪代官)どもが、雁首そろえて国民に土下座したうえで、2009年マニフェストを復活させ、そのうえで野党共闘を実現すれば、今からでも参院選は圧勝できるだろう。

もちろん、あの悪代官どもはそんなことはしない。
むしろ、そうやって国民に恨まれて、野党が負けていくことを望んでさえいる。
野党の立場から自民党を支えるという役割を忠実にこなすことで、自分の首だけは安泰だからだ。

悪代官以外の民進党議員は、悪代官に首根っこをつかまれて、口では良いことを言っても、イザとなれば奴隷のように這いつくばる。そのことも、国民はちゃんと見抜いている。

この状況を一気に変えることができない以上、今は耐えるしかない。
野党共闘もできるだけのことはやりながら、本当の国民のための党を根絶やしにしないこと。
民進、社民、生活の統一名簿も、できるならばやったほうがいいに決まっている。
しかし、民進に吸収されることで、正論を言い、(今は気力だけでも)本気で政権交代を目指す野党が消滅してしまうような統一ならば、元も子もない。

そのためには、岡田の仕掛けた罠にはまらず、社民、生活、怒り新党、のプチオリーブで少しでも上積みをめざし、死に票を減らすしかない。
そして、堂々と「国民の生活が第一」の旗を掲げることだ。

逃げ道をのこしたアイマイさは、国民は敏感に感じ取る。
また、お題目だけのキレイゴトも冷笑を誘うだけだ。
はっきりと国民の命と暮らしをまもる、わかりやすく具体的な政策を掲げてたたかうこと。

その積み重ねでしか、1200万人に戻ってきてもらう方法はない。
投票率を上げる方法はない。

この原点を捨ててはいけない。

似て非なるもの 「自民党にかわる受け皿」 「自民党とかわらん受け皿」 
国民はちゃんと見ている。


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