2016-08-29(Mon)

憲法フェス@大阪 について

ときどき振り返ると、なんだか年々忙しくなっているような気がして、気が滅入る。

実入りが良くなっているわけでも、世の中が良くなっているわけでもなく、ただただ忙しさだけがカラカラと加速していく。

そんな毎日に、自ら追い打ちをかけるように、こんな企画に手を出してしまった。

紹介は超ローテンションだが、企画自体はかなり面白いとおもうので、ぜひ来ていただきたい。

”あの人”に言いたいことてんこ盛りの人も、どうぞ。

【憲法フェス@大阪】

9月11日(日)
11:00~20:30 中崎町ホール
http://www.nakazakichohall.com/
ライブ ・ トーク ・ マルシェ(食事処など)

15:00~17:00 JR大阪駅御堂筋北口(ヨドバシの向かい)
街頭フェス ライブ・トーク

いずれも入場無料 (寄付歓迎)
少しだけでも通しでも、参加いただけます。
夜の中崎町ホールではタブー無しのQ&Aあり!

主催:山本太郎・三宅洋平
関西では実行委員会を結成して、主催側と議論しつつ受け入れ体制を整えています。

※時間帯は若干の変更もあり得ます
 FBページで詳細決まり次第発表します → https://www.facebook.com/kenpofes.osaka/

******************

てことで、昔ながらの護憲運動とは、ちょっと違う憲法フェス。
もちろん、長年護憲に命はってきた人も、国民投票があるらしいってことでボチボチ危機感持ってきた人も、自主憲法制定派だけど安倍ちゃんだけはダメでしょ、という人も、かなり毛色の違う人たちが集まって、なんやかんや始める。

何が始まるのかは、主催の二人も明示していないし、わたしら実行委員会の面々もそれぞれ色んなことを考えていて、カオスではある。
これまで積み上げてきたことをチャブダイ返しするのではなく、右も左も新も旧もまぜまぜにしてみたら何が出てくるのか、そんな感じである。

当日のボランティアスタッフも募集しているので、カオスにちょこっと足を踏み入れてみたい人は、上記のFBページから申込を。

なお、三宅氏の安倍昭恵をめぐる件については、私も納得はしていないし、したがって、納得していないという人を説得することもできない。それは、三宅氏本人に伝えた。
ただ、夜の部では、タブー無しで双方向の議論ができる場にしたいということだったので、殴り合いや感情的な罵詈雑言ではないかぎり、どんどんぶつけていただければ思う。

ではでは、9月11日 会場で




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2016-08-15(Mon)

敗戦の日に

決してやってはいけない侵略戦争をやり、大負けして逆に植民地となった。
この当たり前のことを覆い隠す 「終戦」という言葉を、私は決して使わない。

侵略したことを無かったことにする「右翼」と、植民地化されたことを見ぬふりする「左翼」とがチカラをあわせて築き上げた戦後日本。その出発点が、「終戦」だ。

その戦後日本はしかし、経済的には地球史上希に見るバラ色の世界を作り上げたこともまた事実である。
私にとっては10代から20代であった1970~80年代。このころの日本ほど豊かで平和で格差も少ない社会は、どこを探しても見つからないだろう。

差別も貧困も汚職も国家の横暴も、圧倒的なバラ色に覆い隠され、結果、自民党の民主的な独裁政治がつづいた。
全共闘世代も、ほとんどは企業戦士としてバラ色に吸収されていった。

侵略の加害と植民地にされたことをともにベールで隠すことで、バラ色の日本は「しあわせ」を謳歌した。
そうやって目をそらせているうちに、新自由主義の菌糸は日本中に蔓延していった。

1990年代は、これまでため込んできた贅肉を、新自由主義に奪い取られた。
真実に目をつぶってきた日本人は、抵抗するどころか、誰に何をされているかすらわからぬままに富を吸い取られた。

贅肉を奪った新自由主義は、より深く継続的に奪い続ける。
小泉-竹中改革で幕あけた2000年代。これまで日本のバラ色を担ってきた土着の利権構造を解体しつつ、ありとあらゆる手で富を吸い取る仕組みを作った。

日本だけが経済成長しないことを誰も不思議と思わず、長期不況などと呑気なことをいいながら、自覚無く吸い取られ続けた。
吸血鬼に血を吸われながら、「最近、貧血気味なんですよ」みたいな。

そしてリーマンショック。
さすがにバラ色の幻覚も醒めかけて、ついに政権交代。

しかし、敵は何枚も上手だった。
あらかじめ民主党には自爆装置が仕込まれていた。

リーマンショックの真っ暗闇が過ぎ去ってみれば、色々問題はあるけれど「もっと悪くなるよりは、まあ今のままでもいいか」という新たな色のベールが。
ライトグレーの時代。

もうバラ色でないことは誰の目にも明らかだけれど、真っ黒じゃないライトグレーならまあいいや。
70年間、真実から目をそらせ続けた日本人の精神は、グレーのなかの黒よりも白をみる。

これが、「敗戦」を「終戦」と言い換えた、戦後日本の帰着。
侵略の加害も被害もないことにした因果応報。

■■
第二次大戦で日本は、人口の約4%が死んだ。
そして、その5~10倍の人を殺した。

この凄まじさは、いくら語られても、当事者にしかわからないものがある。
しかも、「殺した」ことについてはほとんど語られていない。

とても語ることのできない「殺した」記憶をこころに秘めた人々が、殺された悔しさをも噛みしめながら作ったのが戦後日本。
侵略の加害には、当事者個人にすればまさに心の煉獄ゆえに触れることができなかったに違いない。

だから、重い記憶を秘めた人たちが担っている間は、いくらゴマカシの世の中でも芯があった。
保守も革新も、ごく少数を除いては、本気で戦争に反対だった。

しかし、いまや「殺した」記憶を心に宿している人はほとんどいない。
残されたのは、ゴマカシの世の中だけ。

子や孫の私たちは、「殺した」記憶を引き継いでいないが、「殺された」側は繋いでいる。
それは、日本でも原爆や空襲は忘れないのと同じこと。

それでも、当事者ではない私たちの世代だからできることもあるはずだ。
親や祖父母の時代の侵略の加害も、植民地化の真実も、はっきりさせる時期なんじゃないか。

どんな侵略をやってしまったのか、そして、どうやって植民地化されたのか。
冷静に知るべきなんじゃないか。

バラ色の終焉のライトグレーの薄明かりの中で、日々たゆたう日本人。
その方向を決めるのは、71年間封印してきた、侵略の加害と植民地化の真実を、ワンセットでひもとくことなのではないか。

8月15日敗戦の日
私はそんなことを考えた。





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2016-08-12(Fri)

「敵」ってなんだ? ~三宅洋平氏と安倍昭恵氏の件をめぐって~

なんだよ、まだ引きずってるのか? と言う人もいるだろうけれど、これはとっても大事なこと、本質的なことだと思うので、いくらでも引きずってやろうと思っている。

三宅洋平氏が参院選後に安倍昭恵氏とメシを食い、何回か話し合った挙げ句、沖縄県高江の座り込み現場に昭恵氏をアテンドした。
 これは、日本の中ではメザシの目ほどにもならない小さな出来事かもしれない。 しかし、この問題をめぐっておきた小さな嵐は、とても大きな問題をはらんでいる。

 三宅洋平氏が提起した問題は、ひとことでいうと 「敵vs味方」という対立軸の否定 だ。 それは私の想像ではなく、直接言葉にしてもいる。
 だから三宅氏に対して、「敵を引き込むとは何事か!」とか「安倍昭恵は島尻を涙ながらに応援してたぞ!」とかいくら批判しても、そもそも「敵」という概念がないのだから、まったくかみ合わない。
逆に、「敵vs味方」じゃダメと思っている人からは、「まだそんなこと言ってるのかよ」「古くさいな」というこれまたかみ合わない応答が返ってくる。

それが、かの事件をめぐって起きている現状だといえる。  そして、感情的な対立が静かに深まりながら、本質的な議論はなされていない。

 ■■
いいか悪いかは別にして、今議論すべきは 「敵vs味方」はナンセンスなのか? それを乗り越えるものはあるのか? ということではないか。

 私個人は、「敵」はいるし、峻別すべきだし、敵は優秀だし、よって常に疑ってかかるべし と思っている。
ただし、「敵」は常に固定されてものではない。 自分たちの命や誇りを守る ということに対して、危害を加えるものが「敵」なのであり、それは時と場合によって変化する。

わかりやすい最近の例で言えば、
大阪都構想においての自民党大阪府連。
参院選の野党共闘における民進党。
脱原発の小泉純一郎。
TPPに反対するトランプ。
  などなど、そのシーンでは敵じゃない、ということはよくある。 政治における「敵」というのは、時代劇に出てくる「父の仇」とは違うのである。
安倍晋三にしても、今のところ「敵」でないシーンを想像することはできないけれども、これから先何が起きるかはわからないとは言える。

 しかしだからこそ、「いま敵は誰か」を判別し、焦点を絞り、峻別することは非常に大事だ。 最も鋭い対立軸を設定し、そこで問題を問題として皆の目に見えるようにしなければ、辺野古にしろ高江にしろ他の全ての問題にしても、気が付かないうちに圧倒的な権力を握っているものの好きなように進められてしまう。
圧倒的なチカラの差があるという現実を見ずに、「対立ではなく話し合い」と弱い側が言ってしまえば、強い側にとってこんなにオイシイ話はない。 まさに、思う壺というやつである。

対立が先鋭化しているからこそ、話し合いという可能性もうまれることはある。 典型的なのが、ガンジーだろう。
インド全土に暴動が吹き荒れるなかで、非暴力不服従で人望を集めるガンジーは、イギリスから見ても「落とし所」だった。 イギリスから見たインドは、国内の暴動、日本のファシズム、中国の共産主義、という危機が迫っていた。その中で、ギリギリの妥協としてのガンジーだったのだ。 単純に非暴力は強い という話ではない。

もちろん、そうした情勢を的確に判断し、自らその戦略を実行したガンジーは不屈の天才政治家だとおもう。 ただ、非暴力を半ば宗教的に信奉し、ガンジーを聖人に祭り上げてしまうのは、裏があるなと感じてしまうのである。

■■
と、私は「敵vs味方」OK論者なのであるが、では三宅氏の提起した「敵vs味方」ではない とナンセンスと思っているかというとそうではない。  なぜならば、圧倒的多数の日本人が「敵vs味方」という感覚を持っていないからだ。

「問題」を感じている人は結構多いけれども、彼ら彼女らは「敵」がいるという感覚はたぶん持っていない。 それどころか、「敵vs味方」という構図を見せられた瞬間、「自分の世界じゃない」と感じているのではないだろうか。
このことは 日頃「敵vs味方」の現場で汗を流している人たちは、よくよく直視しなければならない。

私は、現場で頑張っている人に対しては、それがオールド左翼スタイルであろうが、ニューウェーブであろうが、敬意をもっている。
高江の現場から伝わってくる話を見聞きすると、まさにオールドとニューが融合した味のある運動が展開されているようだ。 運動のための運動ではなく、真剣に対峙する人たちが集まれば、こうしたことが起きるようだ。

その現場の人たちの気持ちを無視してやらかした、という意味では三宅氏のやったことの無神経さは弁護のしようが無いと私も思うけれども、ただ、高江の問題を現場から日本中に広げていくためにどうしたらいいのか、という観点で考えた時、先ほど述べた「ほとんどの日本人は、敵vs味方という構図を避ける」という現実は重い。

私個人は、だからと言って安倍昭恵に話をしても意味は無い、と思っているけれども、その個人の考えとは別に、「そういうことも含めて、数千万人に声を届けるにはどうしたらいいんだ」 ということを考えてみたい、とも切実に思う。

よって、私からの提案は以下の通り
・三宅洋平氏は 高江の現場の人たち対しては 気持ちを無視したことを謝罪するべき
・三宅洋平氏の提起した問題について、正面から議論すべき

「どうやって言葉を届けるのか」 そこから逃避してはいけない。


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