2017-03-10(Fri)
【森友疑獄事件】 8億円のゴミは無かった! 図解その2
昨日の記事の続きである
まだ読んでいない方は → 森友学園用地に絶対にゴミはなかったという航空局の説明を図解する
大事なところだけは、もう一度書いておく
国交省航空局長の国会答弁を要約すると
2009年に全域をレーダー探査し、異常箇所が68カ所あり、そこを3mx2mの大きさで、深さ3mまで試掘した。
うち、3mより深い場所からゴミが出たのは 5カ所しかなかった。
これを、図解してみる。
正確な試掘の位置は 大阪航空局が隠しているのでわからないが、「全域」と言っているので、敷地全体に均等に配置してみる。
すると、こんな感じになる。

白い箇所は、3mまではゴミのない場所。
グレーは試掘して3mまでしかゴミがなかった場所。
3mより深くにゴミがあった赤の位置も不明だが、どこにあっても5カ所だけ。
(この絵では 仮に昔は沼だったところに配置している)
これでいったい、どうやったら3mより深くに、大量のゴミを埋めておけるというのか。
8億2千万円に相当するゴミが、何立方メートルなのかも、見積もりした航空局は隠しているけれども、フツウに考えると、深さ3mから9.9mまで、ほぼ敷地いっぱいにギッチリ詰まっていることになる。
ところが、このような調査結果をもとに考えると、
白い部分は、3mより深くにゴミを埋めて、3mまではキレイな土で埋め戻す
グレーの部分は 3mまではゴミを埋めて、3mより深くには埋めない
という 超絶技巧のゴミ埋めをしたことになる。
一体、どんな魔法を使ったらこんなことができるのか?
航空局長の答弁は、つまり、3mより深くには、ほぼゴミはなかった という証言に他ならない。
8億円のゴミなんてない。
くい打ち機に引っかかったマヨネーズの容器に、8億2千万円の処分費を払ったのである。
■
と言うことなのだが、後半の部分が、自分で読んでも分かりにくかったので、これも図解してみた。
上の敷地図の「断面位置」で、超巨大な包丁を入れて敷地をケーキカットしたと思っていただきたい。
すると、地中がケーキの断面のように見えるはずだ。
大阪航空局の2009年の調査が正しくて、8.2億円の見積もりも正しいとすると、こんな状態でゴミが埋まっていることになる。

グレーが3mまでのゴミで、1億3千万円が国交省から森友学園に支払われている。
オレンジが、「後から出てきました」と学園が言って、大阪航空局が8.2億円と見積もったゴミ。
超能力者でも、なかなかこんな埋め方はできないだろう という話。
どうあがいても、大阪航空局は、8.2億円の見積もりのウソを誤魔化すことはできない。
■
この事件は、あまりに突っ込み所が多すぎて、普通の人には訳がわからなくなっている。
しかし、本筋は「疑獄事件」であり、政治家と官僚の不正を暴くことだ。
そのためには、まず逃れようのない不正をしっかりと押さえ、そこから追及を伸ばしていかなければならない。
敵はこちらが思う以上に追い詰められている。
少々は犠牲を出してでも、そのすきに大物を逃がす「誘き出し作戦」をしかけてきている。産経や読売のスクープもどきはだいたいそれ。橋下徹さんのツイートもその臭いが濃厚だ。
あっちコッチにばらけずに、まずは航空局長と大阪航空局の担当者を、証人喚問するべきだ。
そこを押さえきってから、つぎに大阪府、松井知事、維新議員 へと進めていくのが、私は確実な戦略だと思う。
産経が維新の市議を「誘き出し作戦」で撒き餌にしてきた。
維新市議ら反対で大阪市が緑地化撤回 森友運営幼稚園が利用の公園 議会で言及
2017.3.9 産経新聞
これももちろん問題だが、本筋は国家犯罪だ。
惑わされずに追及しよう
■ 追記
話は変わるが、昨日の籠池総裁のぶら下がり会見で、彼は「8年かけて準備してきた」 という主旨のことを言った。
8年前と言えば、政権交代のあった2009年であるが、松井一郎たち6人の大阪府議が「自由民主党・維新の会」を結成した年でもある。つまり、安倍晋三記念小学校の種は、大阪維新とともに生まれ、育ってきた と言うことなのかもしれない。
こちらは 撒き餌ではなく、豪華メンバーの登場する話ではある
森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体
2017年3月10日 日刊ゲンダイ
■ 追記2
籠池総裁 認可取下
でも、本当の疑獄は ここから
→ 籠池総裁は当て馬だったのか ボスキャラ登場
■■
豊中で予定されている市民集会
●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
☆協力金:500円
●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
☆協力金:300円
お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
TEL/FAX 06-6844-2280


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まだ読んでいない方は → 森友学園用地に絶対にゴミはなかったという航空局の説明を図解する
大事なところだけは、もう一度書いておく
国交省航空局長の国会答弁を要約すると
2009年に全域をレーダー探査し、異常箇所が68カ所あり、そこを3mx2mの大きさで、深さ3mまで試掘した。
うち、3mより深い場所からゴミが出たのは 5カ所しかなかった。
これを、図解してみる。
正確な試掘の位置は 大阪航空局が隠しているのでわからないが、「全域」と言っているので、敷地全体に均等に配置してみる。
すると、こんな感じになる。

白い箇所は、3mまではゴミのない場所。
グレーは試掘して3mまでしかゴミがなかった場所。
3mより深くにゴミがあった赤の位置も不明だが、どこにあっても5カ所だけ。
(この絵では 仮に昔は沼だったところに配置している)
これでいったい、どうやったら3mより深くに、大量のゴミを埋めておけるというのか。
8億2千万円に相当するゴミが、何立方メートルなのかも、見積もりした航空局は隠しているけれども、フツウに考えると、深さ3mから9.9mまで、ほぼ敷地いっぱいにギッチリ詰まっていることになる。
ところが、このような調査結果をもとに考えると、
白い部分は、3mより深くにゴミを埋めて、3mまではキレイな土で埋め戻す
グレーの部分は 3mまではゴミを埋めて、3mより深くには埋めない
という 超絶技巧のゴミ埋めをしたことになる。
一体、どんな魔法を使ったらこんなことができるのか?
航空局長の答弁は、つまり、3mより深くには、ほぼゴミはなかった という証言に他ならない。
8億円のゴミなんてない。
くい打ち機に引っかかったマヨネーズの容器に、8億2千万円の処分費を払ったのである。
■
と言うことなのだが、後半の部分が、自分で読んでも分かりにくかったので、これも図解してみた。
上の敷地図の「断面位置」で、超巨大な包丁を入れて敷地をケーキカットしたと思っていただきたい。
すると、地中がケーキの断面のように見えるはずだ。
大阪航空局の2009年の調査が正しくて、8.2億円の見積もりも正しいとすると、こんな状態でゴミが埋まっていることになる。

グレーが3mまでのゴミで、1億3千万円が国交省から森友学園に支払われている。
オレンジが、「後から出てきました」と学園が言って、大阪航空局が8.2億円と見積もったゴミ。
超能力者でも、なかなかこんな埋め方はできないだろう という話。
どうあがいても、大阪航空局は、8.2億円の見積もりのウソを誤魔化すことはできない。
■
この事件は、あまりに突っ込み所が多すぎて、普通の人には訳がわからなくなっている。
しかし、本筋は「疑獄事件」であり、政治家と官僚の不正を暴くことだ。
そのためには、まず逃れようのない不正をしっかりと押さえ、そこから追及を伸ばしていかなければならない。
敵はこちらが思う以上に追い詰められている。
少々は犠牲を出してでも、そのすきに大物を逃がす「誘き出し作戦」をしかけてきている。産経や読売のスクープもどきはだいたいそれ。橋下徹さんのツイートもその臭いが濃厚だ。
あっちコッチにばらけずに、まずは航空局長と大阪航空局の担当者を、証人喚問するべきだ。
そこを押さえきってから、つぎに大阪府、松井知事、維新議員 へと進めていくのが、私は確実な戦略だと思う。
産経が維新の市議を「誘き出し作戦」で撒き餌にしてきた。
維新市議ら反対で大阪市が緑地化撤回 森友運営幼稚園が利用の公園 議会で言及
2017.3.9 産経新聞
これももちろん問題だが、本筋は国家犯罪だ。
惑わされずに追及しよう
■ 追記
話は変わるが、昨日の籠池総裁のぶら下がり会見で、彼は「8年かけて準備してきた」 という主旨のことを言った。
8年前と言えば、政権交代のあった2009年であるが、松井一郎たち6人の大阪府議が「自由民主党・維新の会」を結成した年でもある。つまり、安倍晋三記念小学校の種は、大阪維新とともに生まれ、育ってきた と言うことなのかもしれない。
こちらは 撒き餌ではなく、豪華メンバーの登場する話ではある
森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体
2017年3月10日 日刊ゲンダイ
■ 追記2
籠池総裁 認可取下
でも、本当の疑獄は ここから
→ 籠池総裁は当て馬だったのか ボスキャラ登場
■■
豊中で予定されている市民集会
●第一弾 「瑞穂の国小学院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会(仮)
☆日時: 3月11日(土) 午後2時~4時半
☆場所:豊中市立文化芸術センター多目的室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
☆講師:菅野完さん(『日本会議の研究』著者)
☆協力金:500円
●第二弾 「瑞穂の国小学院」と「日本会議」
☆日時:3月19日(日)午後2時~4時
☆場所:豊中市立中央公民館視聴覚室(阪急・曽根駅下車東へ3分)
☆協力金:300円
お問い合わせ:瑞穂の国小学院問題を考える市民の会
TEL/FAX 06-6844-2280


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