2017-06-06(Tue)

安倍官邸独裁と政治主導の違いはゲシュタポの存在

安倍官邸の独裁政治がとまらない。

20170606-1.jpg国会はまったくその機能を失い、「神のみぞ知る」とか「同姓同名」とか、コントのネタならば面白いかもしれないが、それがリアルに答弁され、質問した野党議員もそれをヘラヘラ笑って済ませている図は、心胆寒からしめるに十分だ。

繰り返すが、このような答弁ばかりが並び、それが笑って許される国会は国会ではない。
官邸と官僚が、国民をあざ笑う場である。国民嘲笑会議である。

そして、あざ笑われた野党議員が、烈火のごとく怒るのではなく、「そんな偶然あるんですかねえ」などと呑気に微笑んでいるのだから、もう終わっている。

ところで、こうした官邸独裁は「政治主導」の結果だという説がある。
橋本行革からはじまって、小泉内閣で大きく官邸主導が進み、民主党政権でも政治主導は唱えられ、安倍政権でほぼ完成した、という見方である。

なるほど、官僚がすべてを仕切り、実際の権力を握ってきた日本の権力構造はいびつだ。
選挙で選ばれる政治家がお飾りであるならば、選挙の意味はほとんどない。それを如実に示したのが、民主党政権だった。
官僚のサボタージュと巧みな誘導で、ものの見事に国民の期待を裏切ることになった民主党政権。このテイタラクを見た国民が「選挙なんて意味ないじゃん」と感じ、投票に行かなくなってしまったことは、ある意味で正しい観察だ。

そんな官僚支配に対して、選挙で選ばれた政治家が主導すべきだという主張は、正しいと言わざるを得ない。
では、現在の安倍官邸の一極集中は正しい姿なのか?



20170606-2.jpg問題は、こういう連中がいるかどうか、だ。
ゲシュタポのような秘密国家警察がある政治主導と、ない政治主導は、180度ちがうものなのは、言うまでもなかろう。

本気で独裁政治をやりたいものにとって、選挙による政治主導と、官僚によるエリート支配のどちらが都合が良いのか。
一般的には官僚支配のほうがやりやすそうだが、そこには省益や既得権や前例主義や、良い悪いは別にして、独裁者の意のままにならない様々な壁が立ちふさがっている。官僚支配は、民主主義にとっても桎梏であるが、少数の独裁者による支配にとっても大きな障害になるのだ。

では政治主導はどうかと言えば、大義名分は立つ代わりに、選挙で権力を失うリスクを常に抱えている。
逆に言えば、選挙で負けないかぎり、「国民の負託」を背景に非常に大きな権力を振るうことができる。
問題は、どうしたら選挙で負けないか だ。

そこで登場するのが、情報操作やねつ造である。
メディアを管理することはもちろん、主要な人物のプライベートに渡る言動をすべて調査し、何もなければ仕掛けたりねつ造したりして、膨大なファイルを作成する。

その典型が 山口敬之だった。
強姦で逮捕されるところを救ってもらい、決定的な弱みを握れらた山口は、まさに安倍官邸の犬としてどんなに恥ずかしい場面でも安倍を擁護し続けた。

前川前事務次官の出会い系バーにしても、高級官僚はすべてプライベートを監視されているということの証明だ。
釜山の森本康敬総領事が、プライベートの食事で安倍政権を批判したら、あっという間に更迭されたという件も、同じ。

私的な食事で官邸批判したのが筒抜けでクビ!
釜山総領事更迭前川前次官攻撃の裏に公安のドンが率いる官僚監視の秘密警察
2017.6.4 リテラ




20170606-3.jpg現代日本のゲシュタポを率いるのは、この男だ。
北村滋・内閣情報官。内閣情報調査室の責任者だ。
そう、強姦魔・山口敬之が相談メールを送ろうとした(間違って新潮に送ってしまった)相手である。

警察庁の警備公安畑を進み、第1次安倍内閣で官邸に入り、いまや安倍官邸支配の要となっている。
200人ともいわれる内閣情報調査室(内調)と、本籍のある警察庁の警備公安を駆使して情報収集に努めている。

警察庁警備局公安課は、もともと右翼や左翼を弾圧するための情報収集をするのが仕事なのだが、現在の日本でそんな仕事はかなりヒマなはずだ。
代わりに何をしているのか。その実態がほとんど知られていないのをいいことに、政権にとって大きな影響をもつ人物の情報収集にあいつとめていたとしても、おかしくない。
少なくとも、前川氏や釜山総領事のことを見ても、だれかがやっているのは間違いなく、それに一番適任なのが警察庁公安課であり、官邸のアイヒマンと称される北村滋情報官である。

このアンダーグランウドの諜報組織に、キャリア官僚の殺傷与奪の件を握る内閣人事局と、自民党議員の公認権を一元化したことにより、官邸の権力は絶対的なものになった。
その絶対権力を誇示し、国民をバカにしてせせら笑って見せているのが、今の国会だ。

民進党や共産党が、国会を止めることをせずに、ヘラヘラ審議に応じているのも、おそらくは怖いのである。
何を捕まれているかわからない。逆らうと何を暴露されるかわからない。
幹部の腐敗を暴露されれば、党が崩壊しかねない。そんな恐怖で、ヘラヘラと審議時間を浪費しているのだ。

ゲシュタポを駆使した官邸独裁は、決して選挙で選ばれた政治主導ではない。
まったく異質の、暴力的な独裁であり、国会占拠である。



この安倍官邸独裁の弱点はないのか。
それは、カネだろう。

自民党の支配ではなく、安倍官邸というかなり個人的な支配体制を維持するためには、党のカネや官房機密費だけではない、自分のカネが必要だ。
もちろん、収支報告書などには出てこない金を、少なくとも年に数億くらいは動かせなくては、ゲシュタポや親衛隊を自分の傘下につなぎ止めておくこともできない。

では、そんな金をどうやって手に入れているのか。
そこにモリとカケが登場する。

以前から書いている通り、学校法人はもっともカネの流れを隠しやすい団体だ。
寄付に税金がかからないのは、今では学校法人と宗教法人だけ。
税金がかからないというのは、単に支払いが少ないと言うだけでなく、出所のキタナイカネでも探られることがない、ということ。

森友疑獄も、加計学園問題も、「なんで安倍官邸や安倍家ここまで無理筋を通すのだろう? ただの友達にしてはリスキーすぎるのではないか」 と感じるが、そうした背景を考えると、なるほどな と思うのである。

安倍独裁のためには、こうした独自の金づるが必要なのである。
そして、その流れこそが、もっとも国民の目に 「ずるい!」と映っている。
だからこそ、責めるべきは モリとカケ。森友と加計に集中して責めるべきだ。

大阪の市民運動や、山本太郎さんの街頭記者会見など、わたしが関わる場でも共謀罪の話題で持ちきりだけれども、ちょっと攻め所が違うような気はする。



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