2017-07-06(Thu)

政治はカネだ

カネのかからない選挙とか、クリーンな政治とか、理想を言うのは簡単だ。しかし、青島幸男のような超有名人以外で、本当にカネをかけずに当選できた人がどれだけいるのか。無名の個人が「よし、国会議員になってこの国をちょっとはマシにしてやろう!」思い立って仲間を集め、カンパを募って用意できるのはせいぜい100万円というところだろう。それになけなしの貯金を合わせても、衆議院の供託金300万に届くかどうかだ。

なんとか供託金を払っても、最低でも半年くらいは事務所を借りて選挙期間に入るまでに何万枚かはチラシを配布して、街宣車も用意して、トラメガやらノボリやらあれこれそろえていけば、すぐに数百万はとんでいく。
しかも、無名の新人が半年ばかりの活動でまずは当選しない。先日の都議選の何とかファーストのような風が吹いているときは別として、普通はせめて2年くらいは地元に張り付いて活動しなくては名前すら憶えてもらえない。そうなれば、少なくとも1千万くらいは用意する必要がある。

「あれ、選挙は公費負担してくれるんじゃないの」と思う方もいるかもしれないが、それはあくまで公示(告示)日からあとのこと。ほんの10日かそこらの活動にすぎない。まして、惨敗すると供託金も没収でこれらの公費負担も出してくれない。たとえば衆院の小選挙区ならば投票数の10%以下だとアウトだ。投票率によるけど、だいたい1.5~2万票くらい。大政党の公認でなければ、かなり地元活動していないとこの規定得票以下という憂き目をみることになる。
こんなことにならないためには、地元での政治活動に専念する必要がある。サラリーマンをやりながら、早朝深夜と日曜だけでやりくりするのは限界がある。様々な市民運動をやっている人ならば実感としておわかりかと思う。主婦業や実家の家業の手伝いなどで時間をやりくりできる人はいいけれども、一般人にはなかなかハードルが高い。やはり本気で国会議員を目指すならば、最低限の生活費も活動費のうちだと思っておかなければならない。
あれやこれやを合わせると、最低限で議員一人つくるのに2000万円は必要だ。もちろん候補者の人柄、頑張り、説明力、戦略、優秀なスタッフ、熱心なボランティアなどなど様々な条件がベストに近い状態でそろったとしてのことだけれども、いくらこれらの条件がそろっていても、最低2000万円はそろえておかないと、宝の持ち腐れということになる。

さて、どうにかこうにか1人の心ある議員を作れたとしよう。一人でどれだけのことができるか。山本太郎さんが獅子奮迅の活躍をしてるけれども、その限界を誰よりも感じているのは太郎さん本人だろう。自由党と社民党を併せても国会議員はわずか10人。国会の運営にすら口を挟むことができず、民進のヘタレ国会対策に歯がみするしかない。
このストレスフルな状態から脱出するためには、まずは100人、次は400人(つまり衆参で過半数)を目指すしか無い。
100人通すには少なくとも200人は立てる必要があるので、2千万円x200=40億円 が必要だ。桁を間違えないように。40億円 である。
そして400人通るときは風が吹いているので候補は500人とすると 100億円 ということになる。 ほんの 100億円 である。

くどいようだが、これは最低限の金額である。熱心な無償のボランティアが大量かつ継続的に手伝いに行くとか、ネットや口コミでカネをかけない広報を編み出すとか、倹約と努力を尽くすことが前提だ。
それでも、およそ4年で100億のカネを集めなければ、政権交代はできないのである。
無邪気に政権交代を叫ぶのはいいけれども、この現実を他人事と思っているウチは、政権交代も「他人のもの」であって、自分たちで成し遂げたものでは無いから、またまた民主党の裏切りのようなことを繰り返すに違いない。

4年で100億というと気が遠くなるけれど、今度はかけ算では無く割り算をやってみよう。
まず1年あたりにすると 100億÷4=25億。
これを年会費1万円で集めるためには 25億円÷1万円=25万人。
たしか、戦争法で国会前に最大20万人が集まったのではなかったか。東京周辺だけでもそれだけの人が動いたのだから、居ても立ってもいられないという思いになっていた人が全国で25万人以下だったと言うことはあり得ない。
足りないのは絶対的な人数ではなく、本気で政権交代を目指す党であり、そのためにカネを出してくれという呼びかけであり、リアルな集金なのである。

25万人が年に1万円を払うならば、そのうち3万人くらいはボランティアで動いてくれるだろう。単純に300小選挙区で割れば、100人。
週に数時間でも動いてくれる人が、各小選挙区に100人。それが2年以上継続して活動できれば、そういう候補がどの選挙区でもガンガン活動しているのがわかれば、そして政策が自民党よりずっとまともであれば、マスコミが風を吹かさなくても勝てる。

100億円集める組織を作る。
それは、ものすごい遠い道のように見えるけれども、実は「やる気」だけの問題なのである。絶対に動かないヘタレ民進党に「がんばれ」とか「ちゃんとしろ」とか言い続けて時間を浪費しているウチにすでに地獄の安倍時代は5年になろうとしている。この5年間の無為無策を反省し、民進党への無駄な期待をきっぱりと断ち切り、新たな道に進むべきだ。

素人がやることだから、いろいろな失敗もあるだろう。中にはせっかくの資金を使い込むような不届き者も紛れ込むかもしれない。そこまでひどくなくても、やたらと偉そうにする人間、自説を開陳することに夢中になる人間、努力を評価されないとひねくれる人間、もう様々な人間模倣が織りなされることだろう。
それでも、そういう生のイヤらしい人間の集まりが、民主主義なのではないか。キレイゴトの美しい民主主義なんて教科書の中にしかありはしない。現実は、そいういうギクシャクした人間関係の向こう側にしか存在しない。

共産党とは棲み分け、協力、協定をきちんと取り決めて、民進&連合は自壊を促し、これからいよいよ「安倍化」していく自民党に見切りをつける自民党員までを糾合する、理想的ではないけれど、「かなりまともな党」を作らなければならない。

そのためには、カネがいる。
自分たちのカネで育てた党と議員を国会に送り込んだとき、初めて政権交代が実現する。
政治はカネだ。

■■ お知らせ ■■

安倍自民党政権に打ち克つための、
『私たちの経済政策』勉強会

■日時 : 7月23日(日)13:30~16:30
■場所 : 大阪市立福島区民センター 301会議室
 大阪市福島区吉野3-17-23 TEL:06-6468-1771
 地下鉄/千日前線「野田阪神駅」下車 ・阪神電車/「野田駅」下車
アクセス:https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
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*現在、京都にて山本太郎氏×ひとびとの経済政策研究会で、
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