2011-03-17(Thu)

【福島第一原発】危険は自分で判断しよう 逃げるときは果敢に逃げよう (間違い訂正)

福島第1原発の事故は、もやは「どうなる」とか「だいじょうぶか」という域を超えてしまったように見える。

重要なことは、自分の住んでいる場所が安全なのかどうか、自分で判断して逃げるときは、果敢に逃げることだ。

しかし、判断しようにも判断材料がない。

東電も保安院も枝野も、この期に及んで言を左右にして責任逃ればかり考えている。
マスコミは、御用学者の無責任きわまりないウルトラ過小評価の言説を垂れ流している。

こいつらの言うことを真に受けていたら、助かる命も助からない。

ではどうするか。

少なくともできることは、自分の近くで放射線を計測しているモニタリングポストを監視することだ。
そして、その数字の意味を少しでも理解することだ。

これに関して、ツイートした文章をまとめておく
少しでも参考になれば


原子炉から出るγ線ならばナノグレイ(nGy)=1/1000マイクロシーベルト(μSv) 
このモニタリングで1000になると=1μSv http://bit.ly/fWHC7U" target="_blank" title=" http://bit.ly/fWHC7U"> http://bit.ly/fWHC7U @川崎

この川崎のモニタリングが、一方的な急上昇を始めたら、東京周辺 の人も本気で身の危険を心配しはじめたが良い

原発推進の立場でも100μmSvから急性の人体への影響を認めているhttp://bit.ly/fz1AiS"> http://bit.ly/fz1AiS (電気事業連合会) さらに遺伝的影響 は いき値(アウトとセーフの境)のない確率的影響と。 http://bit.ly/gXohiu (関電)

(資料の単位を見間違えました。μではなくmです。ただし、これは急性の障害について) 

注意すべきは、100nGy/hを1ヶ月半(1000h)浴びると、被爆量 は100μということ。自然放射線が80nGy/hあるとしても  200nGy/hが続いている状態というのは、決して安全ではない とい うことが電力会社の資料からでも分かる

そういう観点で、モニタリングポストのデータを注視すべき。

http://bit.ly/fPhW5M">全国 のモニタリングポストの一覧  http://bit.ly/fPhW5M

近くの ものをしっかり監視しよう

追記:先ほど紹介した神奈川県のモニタリングデータは、上限 150nGy/hのグラフになっている
これを超えたら異常値だという意味だろう。


また、比較的低量の放射線の危険性については、下記が参考になる

よくわかる原子力
シンポジウム「低線量放射線影響研究の現状と将来」-LNT仮説の科学的背景-に出席して



大混乱のなか、ガソリンの乏しいクルマで出かけて大渋滞。みんなそろって環8でエンコ。てなことにならないように、早めの判断をお奨めしたい。

注意一秒 被爆一生


※島村英紀先生が、前のエントリーを読んでくださり、ご自分のHPに当ブログのリンクを書いてくださった。
 ありがとうございます。

   http://shima3.fc2web.com/  

島村先生は、インチキな予知にたよらず、海底津波計を設置すべしと言ってこられた。もしそうしていれば、何万人の命が助かっただろうか。


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廃炉にせよ

廃炉を検討するべき。
住民が喜ぶ。
迅速な対応が可能になる。
データーを隠しても仕方なくなる。

No title

なにかがおかしい。

19日に行なわれたはずの3号機への放水作業の報道について、特殊車まで導入してやるぞ、やるぞ、という前振りは華々しいのですが、やっている映像、画像が全く出てこないのはどういうわけでしょうか。

出てくるのは3月18日のものばかりです。19日夕方から夜にかけての枝野官房長官や北澤防衛相の会見、ニュースもなんだかぼんやりしたものでしたね。

読売配信記事にいたっては、「19日23時12分配信」と書きながら、記事には「20日未明まで放水を続けた」などと言っている。こんな記事は信用できません。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000851-yom-soci

1000tを超える放水が本当に実施されたのでしょうか。

いや、問題の焦点はそんなことではありませんでしたね。ちゃんとプールに水がためられたのか、半永久的冷却機能復帰に向けての階段を着々と上っているのか、ということですよ。

体内被爆

枝野や学者の放射線濃度の「ただちに健康に害を与える被爆数値ではない」にはあきれるばかりである。
レントゲン写真1回と同じとか、ほうれん草はCTスキャンと同じとかいつまで続くのか。
体内に蓄積し被爆する事の疑問には全く答えていない。
呼気に含まれて排出されるのか、糞や尿から排出されるのか説明して欲しい。その説明がなくて壊れたラジオのように繰り返すのは止めて欲しい。

5mの津波防波堤でそれ以上は考えようとしなかった無反省はここでも繰り返されている。
地震にも津波にも安全でバックアップがあると誤魔化してきた原子力行政がここに至っても繰り返されている。

「安全だ」と誤魔化している政治家、官僚、学者やマスコミには反吐が出る。
彼らを総取り替えしないと日本は壊れてしまう。
永遠に国民を騙し続ける連中には天罰がくだるだろう。

やはり。

どうも、爆発直後の段階で
アメリカの原発冷却支援を断っていたらしいという情報が流れています。
やはり、メンツだけの素人に任せてはおけません。

菅直人という人間に、
はっきりと「NO!」と言うべきでしょう。
こんなずさんな危機管理世界のどこにもないでしょう。

「判断を間違えた」
この1点で業務上過失致死の責任を取っていただき
犯罪者となっていただきましょう。


とにかくプロに任せろ!

酷いです。
「地震」と「原発」の境目を、
すべてをうやむやにされてしまう気がしています。
これは危険な物を作ってしまった人為的な「原発災害」であって、
「自然災害」ではないというところを
はっきりさせておかないといけない。

為政者と既得権益連合は、
間違いなく「地震災害」の中に入れ込もうと
足掻いているのがわかります。

そもそも、
素人の首相などお呼びではないのですが、
まず、首相は「地震災害」での対策に全力で専念すべきであり、
「原発災害」は防衛省と自衛隊に全て任せるべきでしょう。
それが本来の筋ではないでしょうか。

素人が音頭取りというのが全てを悪い方向に向かわせていった
民主党政権の行き着くところは誰もがご存じのこと。

政治では我慢してきたが、
ここまで来るともう我慢が出来ない。
アメリカ軍に全面的に任せるのもありだが、
とにかく、素人は御免、プロに任せて欲しい!!!

No title

一番恐れていたことが起きましたね
我が家は、お嫁ちゃんと赤ちゃんはお里帰りから返った翌日の地震でしたが、今週火曜日にまた香川に戻って行きました。
何が安全か今はわからなくなりましたので。
しかし、娘は妊娠中ですが、東京までまだ通勤しています
娘にも香川に避難するようにと言って頂いているのですが。

No title

はじめまして。ブログ村ランキングから、お邪魔しました。
地震の被害は、大丈夫ですか?
今回の震災のことも含め、家づくりのことを中心に、日々の雑感を綴っています。
よろしかったら、遊びにいらしてください。
情報交換など、何かお互いに有益な交流ができたら嬉しく
思います。

計画停電の影響で、会社は休みになったり出勤日になったりしている。
昨日は出社後すぐに3時間の停電になった。誰も仕事らしい仕事ができない。
暗い部屋で、黒いPC画面に向かって静かにじっと目を閉じている者多数;)
そこへ、何処かでバカ笑いの声が上がると、そこの上司がすっ飛んで行って、厳しく叱りつけていた。
「もっと真剣に、仕事してるフリをしろ!」ということなのだろう。
被災者は地獄を見ているというのに、まったくバカバカしい。
周りの同僚からも、会社の無策と政府、東電らの無策を重ねる声が少なくなかった。
「トップがまるで決断できない」
「行き当たりばったりの会社なんだよ。政府も東電も同じ」
「こんな大震災があっても、この先何も変わらないよ。日本人は怒らないから」

ところで、先ほどNHKで聞き捨てならないことを言っていた。
日本では、ヘリコプターで被災地に救援物資を投下することはできないという。
視聴者からの質問に答えたものだったが、曰く-

・投下したモノが地上の人にぶつかると怪我するから
・投下したモノが破損してしまう惧れがあるから


ふざけるな!当然、出演者の誰かも「いくら法律で決まっていようが、この期に及んでそれはないでしょう」との旨喋りかけたが、その途端に画面は福島原発に替わり、それっ放しになった。

> こいつらの言うことを真に受けていたら、助かる命も助からない。

本当に「人災」色が濃厚になってきた。

> この川崎のモニタリングが、一方的な急上昇を始めたら、東京周辺 の人も本気で身の危険を心配しはじめたが良い

貴重な情報ありがとうございます。モニタリングWebサイトは知りませんでした。
果たして、自分は危険から逃れることができるものやら-ですが...

全国のモニタリングポスト

http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303723.htm
に載っている。
これを見て判断し冷静な行動をとろう。

No title

海底津波計というのは、素晴らしいアイデアですね!
そんなに難しい技術でもなさそうだし。
そんなことに税金を投入しても、誰も文句はつけないでしょ!
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