2011-04-22(Fri)
郊外楽園計画 畑が始動! いっしょにやりませんか
先週の土曜日、郊外楽園プロジェクトの2回目の会合を行った。
それに先だって、朝から大阪近郊を見て歩き。
車1台におっさんが5人すし詰めで、典型的な郊外地域の西宮名塩方面へ。
桜がきれいなI高原地区と、名塩の一番奥にあたるA地区をウロウロ。
A地区は普通の住宅地だが、I高原は、なるほど高原という名前を冠すだけある。
別荘地と住宅地の中間という感じ。実際は普通に住宅として生活している人が多そう。
あんまり綺麗な桜の一角があったので、車をおりて眺めていると、庭仕事をしていた隣の奥さんが「先週がいちばんきれいやったよ」と教えてくれる。

次は、メンバーの一人の知人が貸してくれるという畑を見に。
名塩からほど近く、車で15分くらい。車を止めてから徒歩10分。
気持ちの良い道なので、時間を感じない。

で、貸してくれるのはこの畑。120坪くらいある。

道具置き場も貸してくれるうえに、水場も公園のトイレも近くにあり、条件は申し分ない。
それに、とにかく気分が良い場所。良い気がある とでも言うのだろうか。
なんだかワクワクしてきた。
しかし、先を急がねばならない。今日は恐ろしく盛りだくさんだから。
西宮の山の中から一気に千里中央へ。
秋山東一さんの設計するBe-h@usの見学。

(あまり良い写真が無くて申し訳ない)
秋山さんから色々説明を聞いているうちに、あっという間に時間。
本当に今日はせわしない。
名残惜しみつつ走り出し、途中セルフのうどん屋で10分間だけランチタイム。
で、お次は豊能町の奥地、希望ヶ丘。
この写真は、唯一の「商店街」

千里中央から車で小一時間かかる。途中の道も田園風景が過ぎさり山道を登ってきた先に、希望ヶ丘はある。
住宅はここに写っていない。バブル時にDハウスが開発した地域で、建っている家はそう古くない。
この山中の立地と妙に明るい家々のアンバランスが、目眩を誘発する。
学校の問題や買い物の問題で、近年人口流出が止まらない傾向にあるという。
そのわりに、商店街は別にして、住宅地域は寂れたような暗さはあまり感じない。
菜園にしている庭や空き地も多い。
不思議な場所だ。
で、希望ヶ丘は早々に退散し、山中の道を茨木方面に少しだけ移動。
ここで、某大企業の社長の家だったという「中古住宅」を見学。

宅地が500坪、倉庫用地が17坪、畑と池が220坪、さらに山が1400坪。
売値はまだ ひ・み・つ だが、何億もするわけではない。
ただネックは、開発調整区域なので住宅ローンが組めない。
いつもニコニコ現金払いか、事業用資金ということになる。

これが池。カッパが出そう。
メンバーの一人は、あんまり面白い物件なので「うわー」と言いながら敷地の中を走り回っている。
てなことを言いながら、またしても大慌てで山を下る。
一気に江坂まで戻り、車を置いて大阪市役所前に急行。
駐車場から駅まで走ったせいで、ゼイゼイ言いながら地下鉄に乗り込む。
ここから3時間は、前の記事をどうぞ
原発いらん!デモ の報告【大幅加筆 動画追加】
で、デモの終点ちかくの難波駅から江坂の事務所にとんぼ返りし、朝からの不思議な高揚感と、デモの感動が入り交じったまま、郊外楽園プロジェクトの会議に突入。
実を言えば、写真をプロジェクターで映しながら1日の振り返りをするだけで1時間以上経過。
疲労と高揚で、頭の回転がいつもと違うものだから、あっという間に予定時間が過ぎていった。
そんな中で、一つ確実に決めたことがある。
畑をやろう!
輪番で週に1回は様子を見に行くようにして、みんな忙しいけれど、なんとかやってみよう、と決定した。
手始めは、竹をつかってイノシシよけの柵を作ることと、種まき。
それができたら、石を積んでバーベキュー用のコンロを作ろう。
そこで、ここで読者の方々にも呼びかけたい。
一緒にやる人いませんか
郊外楽園プロジェクトの趣旨に賛同してくれることと、畑仕事をやってみたいこと。
条件はそれだけです。
あ、一応年会費5000円と。
5月8日(日)に最初の作業をします
連休最後の日に、メンバー総出で楽しくキックオフしたいと思っているので、興味ある人は連絡を。
info@mei-getsu.com (←小文字で) まで
遊びだけど遊びじゃない。
不人気な郊外ニュータウンを、ロシアのダーチャへと大転換を仕掛ける郊外楽園プロジェクト。
この畑の「気」をもらって、一層推進していきたい。
こんな時だから、他に逃げることのできない「生活者」であるが故に、このプロジェクトは絶対に必要とされるはず。
金持ちは、イザとなれば何処かに逃げていける。しかし、私たちはその場所にしがみついて生きていくしかない。
万が一、食品や電気がストップしても、何とか生き延びていく手段をもった家。
今回の災害のように、国内難民とも言うべき人々が生まれてしまったときには、受け入れることのできるような一定の生産力を持った住宅群。
もんじゅなどの若狭の原発が事故ったら、関西全域も危ないけれど、残念ながら日本列島はすべて原発から200㎞圏内に入ってしまう。
関西が危ないからと言って、予防的に逃げる場所はない。
とにかく、今の生活を守りながら、他方で「自前の生きる手段」を手に入れよう。
そこで、ギリギリまで頑張るしかない。
そんな展望を持ちながら、楽しく畑仕事をやりましょう。
郊外楽園プロジェクトは、このブログの読者の方を中心に、ほとんどが初めてであったばかりの人。
だから、遠慮無くどうぞ。

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それに先だって、朝から大阪近郊を見て歩き。
車1台におっさんが5人すし詰めで、典型的な郊外地域の西宮名塩方面へ。
桜がきれいなI高原地区と、名塩の一番奥にあたるA地区をウロウロ。
A地区は普通の住宅地だが、I高原は、なるほど高原という名前を冠すだけある。
別荘地と住宅地の中間という感じ。実際は普通に住宅として生活している人が多そう。
あんまり綺麗な桜の一角があったので、車をおりて眺めていると、庭仕事をしていた隣の奥さんが「先週がいちばんきれいやったよ」と教えてくれる。

次は、メンバーの一人の知人が貸してくれるという畑を見に。
名塩からほど近く、車で15分くらい。車を止めてから徒歩10分。
気持ちの良い道なので、時間を感じない。

で、貸してくれるのはこの畑。120坪くらいある。

道具置き場も貸してくれるうえに、水場も公園のトイレも近くにあり、条件は申し分ない。
それに、とにかく気分が良い場所。良い気がある とでも言うのだろうか。
なんだかワクワクしてきた。
しかし、先を急がねばならない。今日は恐ろしく盛りだくさんだから。
西宮の山の中から一気に千里中央へ。
秋山東一さんの設計するBe-h@usの見学。

(あまり良い写真が無くて申し訳ない)
秋山さんから色々説明を聞いているうちに、あっという間に時間。
本当に今日はせわしない。
名残惜しみつつ走り出し、途中セルフのうどん屋で10分間だけランチタイム。
で、お次は豊能町の奥地、希望ヶ丘。
この写真は、唯一の「商店街」

千里中央から車で小一時間かかる。途中の道も田園風景が過ぎさり山道を登ってきた先に、希望ヶ丘はある。
住宅はここに写っていない。バブル時にDハウスが開発した地域で、建っている家はそう古くない。
この山中の立地と妙に明るい家々のアンバランスが、目眩を誘発する。
学校の問題や買い物の問題で、近年人口流出が止まらない傾向にあるという。
そのわりに、商店街は別にして、住宅地域は寂れたような暗さはあまり感じない。
菜園にしている庭や空き地も多い。
不思議な場所だ。
で、希望ヶ丘は早々に退散し、山中の道を茨木方面に少しだけ移動。
ここで、某大企業の社長の家だったという「中古住宅」を見学。

宅地が500坪、倉庫用地が17坪、畑と池が220坪、さらに山が1400坪。
売値はまだ ひ・み・つ だが、何億もするわけではない。
ただネックは、開発調整区域なので住宅ローンが組めない。
いつもニコニコ現金払いか、事業用資金ということになる。

これが池。カッパが出そう。
メンバーの一人は、あんまり面白い物件なので「うわー」と言いながら敷地の中を走り回っている。
てなことを言いながら、またしても大慌てで山を下る。
一気に江坂まで戻り、車を置いて大阪市役所前に急行。
駐車場から駅まで走ったせいで、ゼイゼイ言いながら地下鉄に乗り込む。
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原発いらん!デモ の報告【大幅加筆 動画追加】
で、デモの終点ちかくの難波駅から江坂の事務所にとんぼ返りし、朝からの不思議な高揚感と、デモの感動が入り交じったまま、郊外楽園プロジェクトの会議に突入。
実を言えば、写真をプロジェクターで映しながら1日の振り返りをするだけで1時間以上経過。
疲労と高揚で、頭の回転がいつもと違うものだから、あっという間に予定時間が過ぎていった。
そんな中で、一つ確実に決めたことがある。
畑をやろう!
輪番で週に1回は様子を見に行くようにして、みんな忙しいけれど、なんとかやってみよう、と決定した。
手始めは、竹をつかってイノシシよけの柵を作ることと、種まき。
それができたら、石を積んでバーベキュー用のコンロを作ろう。
そこで、ここで読者の方々にも呼びかけたい。
一緒にやる人いませんか
郊外楽園プロジェクトの趣旨に賛同してくれることと、畑仕事をやってみたいこと。
条件はそれだけです。
あ、一応年会費5000円と。
5月8日(日)に最初の作業をします
連休最後の日に、メンバー総出で楽しくキックオフしたいと思っているので、興味ある人は連絡を。
info@mei-getsu.com (←小文字で) まで
遊びだけど遊びじゃない。
不人気な郊外ニュータウンを、ロシアのダーチャへと大転換を仕掛ける郊外楽園プロジェクト。
この畑の「気」をもらって、一層推進していきたい。
こんな時だから、他に逃げることのできない「生活者」であるが故に、このプロジェクトは絶対に必要とされるはず。
金持ちは、イザとなれば何処かに逃げていける。しかし、私たちはその場所にしがみついて生きていくしかない。
万が一、食品や電気がストップしても、何とか生き延びていく手段をもった家。
今回の災害のように、国内難民とも言うべき人々が生まれてしまったときには、受け入れることのできるような一定の生産力を持った住宅群。
もんじゅなどの若狭の原発が事故ったら、関西全域も危ないけれど、残念ながら日本列島はすべて原発から200㎞圏内に入ってしまう。
関西が危ないからと言って、予防的に逃げる場所はない。
とにかく、今の生活を守りながら、他方で「自前の生きる手段」を手に入れよう。
そこで、ギリギリまで頑張るしかない。
そんな展望を持ちながら、楽しく畑仕事をやりましょう。
郊外楽園プロジェクトは、このブログの読者の方を中心に、ほとんどが初めてであったばかりの人。
だから、遠慮無くどうぞ。

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