2006-04-20(Thu)
光市事件と拉致事件 リンチ礼賛運動
以前のエントリーでも書いたけれど、法政大学の杉田教授のレポートによると、殺人事件による死亡者数は、1984年が1000人、2004年が600人程度だそうだ。
えっ 逆じゃないの? と思う人が多いだろう。殺人事件は減っているのだが、マスコミの報道を見ているかぎり、何倍にも増えているように感じる。
それは兎も角、年に数百人もの犠牲者がいて、その遺族はほとんど本村洋さんと同様の心情であるだろう。
彼の言う、「遺族には、妻と娘が殺されたという事実以外ない。殺意など神様でも分からない」という気持ちは理解できる。
しかし、それでもなお考えなければならないのは、その気持ちで全てが決まってしまうことを防ぐために、法律がある、ということだ。
近代の法律というのは、二つの目的から生まれたと、羽仁五郎氏の本で読んだ記憶がある。
一つは、国家の横暴に縛りをかける
もう一つは、私刑=リンチの規制だ
本村氏の意見は、遺族のやむにやまれぬ心情としては理解できるが、それを「リンチ礼賛」のように報道するマスコミの意図は、また別に評価しなければならない。
同様のことは拉致事件にも言える。家族が北朝鮮を恨むのは当然だろう。だが、その心情を利用して北朝鮮を敵国として仕立ててゆくこととは、別の話だ。
北朝鮮を恨むのならば、原爆を落としたアメリカも同様に恨んで当然だし、日本の天皇やA級戦犯も同じように扱うのが論理的というものだが、如何だろう、安倍晋三さん。
こうした、近代法のプラスの面を骨抜きにしようという、その総仕上げが改憲だ。
これも、今の憲法が絶対だとは私も思わない。が、それと今改憲をしようとすることとは、話が別。
この中途半端な憲法を、いい方に変えるのならば結構だが、明らかに悪い方=戦争の方向に変えようとしているのだから、今の改憲は良くない。そういう当たり前の声を、ヒステリックなリンチ礼賛の怒号によってかき消そうという一連の報道。
それが拉致事件の報道であるし、光市事件の報道である。
それをアイマイにして、本村氏の心情や哲学に心酔するのは如何なものだろうか。
※判決日に当たってアクセスが増えることを期待して、安倍晋三−統一協会−北朝鮮 みんな仲良しバナーを貼り付けておく。

光市事件と関係ないように見えるが、テポドン2で大騒ぎしてみせる安倍晋三の茶番劇も、近代法をなし崩しに無力化し、武力のみがものを言う社会へと逆行させようと言う意味で、光市事件の報道と共通だ。
いかに、茶番かがこのバナーで一目瞭然。
2006.6.19
えっ 逆じゃないの? と思う人が多いだろう。殺人事件は減っているのだが、マスコミの報道を見ているかぎり、何倍にも増えているように感じる。
それは兎も角、年に数百人もの犠牲者がいて、その遺族はほとんど本村洋さんと同様の心情であるだろう。
彼の言う、「遺族には、妻と娘が殺されたという事実以外ない。殺意など神様でも分からない」という気持ちは理解できる。
しかし、それでもなお考えなければならないのは、その気持ちで全てが決まってしまうことを防ぐために、法律がある、ということだ。
近代の法律というのは、二つの目的から生まれたと、羽仁五郎氏の本で読んだ記憶がある。
一つは、国家の横暴に縛りをかける
もう一つは、私刑=リンチの規制だ
本村氏の意見は、遺族のやむにやまれぬ心情としては理解できるが、それを「リンチ礼賛」のように報道するマスコミの意図は、また別に評価しなければならない。
同様のことは拉致事件にも言える。家族が北朝鮮を恨むのは当然だろう。だが、その心情を利用して北朝鮮を敵国として仕立ててゆくこととは、別の話だ。
北朝鮮を恨むのならば、原爆を落としたアメリカも同様に恨んで当然だし、日本の天皇やA級戦犯も同じように扱うのが論理的というものだが、如何だろう、安倍晋三さん。
こうした、近代法のプラスの面を骨抜きにしようという、その総仕上げが改憲だ。
これも、今の憲法が絶対だとは私も思わない。が、それと今改憲をしようとすることとは、話が別。
この中途半端な憲法を、いい方に変えるのならば結構だが、明らかに悪い方=戦争の方向に変えようとしているのだから、今の改憲は良くない。そういう当たり前の声を、ヒステリックなリンチ礼賛の怒号によってかき消そうという一連の報道。
それが拉致事件の報道であるし、光市事件の報道である。
それをアイマイにして、本村氏の心情や哲学に心酔するのは如何なものだろうか。
※判決日に当たってアクセスが増えることを期待して、安倍晋三−統一協会−北朝鮮 みんな仲良しバナーを貼り付けておく。

光市事件と関係ないように見えるが、テポドン2で大騒ぎしてみせる安倍晋三の茶番劇も、近代法をなし崩しに無力化し、武力のみがものを言う社会へと逆行させようと言う意味で、光市事件の報道と共通だ。
いかに、茶番かがこのバナーで一目瞭然。
2006.6.19













