2006-05-06(Sat)

弾圧社会に抵抗する 共謀罪反対

雑談日記さんのTBで、メーデー弾圧を知り、当日の様子の動画を見た。

色んなことを考えた。警察の弾圧の様子は、腹が立つのはもちろんだが、正直驚きはしない。要するに警察はこんなモノだ。

とは言え、この程度のデモにここまで強行に逮捕したりトラックを奪っていったりするというのは、やはり異常ではある。それだけ、警察の危機感は大きいということなのだろう。

高度経済成長からバブルに至るまで、まがいなりにも「生きる」ことはできてきた基盤が、今崩れようとしている。なかなか仕事もない、あっても賃金は安い、戦争も始まりそうだ、だから安心して子どもも生めない。

そんな社会危機の到来の実感は、実は我々一般細民よりは、コイズミたちのほうがハッキリと認識している。それはそうだ。自分で作っているのだから。

あの弾圧の異常さは、コイズミも実は相当不安なのだということの現れだろう。100人のブラブラデモの背後に、何十万、何百万の「亡霊」が見えたのではないだろうか。

もう一つデモの映像を見て感じたのは、案外デモの形式は変わらないものだなあ、ということ。

このデモの呼びかけ文はとても良い文章だと思った。書いている人の実感が伝わってくる。(続きを読むに転載)
しかし、デモの様子を見るかぎりでは、どこか通行人に遠慮したような、なにかもどかしいものを感じてしまった。

などと、評論家のようなことを言っている場合ではない。連休明けにも共謀罪が強行採決されるかもしれない。内心不安に怯えるコイズミにしてみれば、何が何でも共謀罪は欲しいに違いない。

家族と共にフツーに生きることを熱望する私としては、共謀罪は何が何でも成立してもらっては困る。
たとえ旧態依然としたデモであっても、万が一どこかの勢力の利用主義があったとしても、まずは街頭を騒がしくすることは大事なこと。

情報を集めて、出かけられるところへは出かけていこう。パソコンの前で、逮捕された諸君のことを議論しているだけでは、あまりにも情けない。

■いまや全雇用者の三人に一人は非正規雇用(プレカリアート)である。「働き方を自由に選べます。」「楽しい仲間があなたを待っています。」 甘い言葉と引き換えに、なんの保障もないのに安い時給で文句も言わずに働き、ときにはタダ働きを喜んでこなすことへと誘惑される。

■コミュニケーション能力や感情、対人サービスを通じて、人の生そのものに関わって働かされるものだから、ついつい勘違いもしてしまう。職場に「自己実現」のチャンスを期待し、しょーもない作業に「やりがい」を見出し、感動したりもする。しかしつかのまの「職人気取り」も「仲良しクラブ」もすぐに裏切られる。働く場所は次々変わるし、手にしたはずのスキルはすぐに使い物にならなくなるからだ。

■午後に釣りをし夜に議論をする暮らしには程遠く、家に帰ればくたくただ。それなのに働く意欲がない、甘えているとの非難が浴びせられている。問題はいつも個人の資質に帰せられ、「人間力」を高めろというおせっかいな説教が幅を利かせる。敵意と嘲笑にさらされながら、常にわが身を脅かすこの見通しなく不安定な日々を生きなければならない。これは自分のせいなのか? どこにまともに暮らせる仕事がある。フリーター歓迎の求人雑誌は街にあふれかえっているが、詰まるところ使いたいときに使い、切りたいときに切れる、あとくされのない商品として人を使い潰したいだけではないか。

■私たちはばらばらに切り分けられながら、この国で戦争を戦わされている。差別と排除の中で生存を脅かされながら、野宿生活者が「自立」を強要され剥き出しの市場に放り出される。社会保障を切り捨てられ地域の支えあいが不充分な中で、障がい者は「自立支援法」のもとに自己責任で働くことを強要される。無権利なまま女性パートタイム労働者が正社員と変わらぬ労働を担わされる。人間性を蹂躙する指紋押捺など治安管理にさらされながら、移民労働者が都合よく周縁労働力として酷使される。イラク派兵後のこの戦時下では、殺されることさえも殺された人間の自己責任と侮辱され、ふらふらと街を歩くこと自体が危険視され監視される。「ただ生きること」が否定され、役に立つかどうか、放置してよいかどうか、殺してよいかどうかが吟味されているのだ。

■ただちに戦争をやめよ。イラクでもパレスチナでも、そしてこの国でも。あらゆる場合で「ただ生きること」が否定されてはならない。あらゆる場所で社会的排除と選別を許してはならない。排除・選別された人間は黙ってはいないのだということを、いたるところで見せ付けよう。メーデーを、不安定な日々を強いられるすべての者(プレカリアート)たちの企みの日としよう。

2006年4月9日
「自由と生存のメーデー 06 ―プレカリアートの企みのために」実行委員会
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最近の弾圧体制について

どうもです。日本国憲法擁護連合というものです。
最近、政治弾圧が吹き荒れています。
私も、公安からは嫌がらせをされていますので、
弾圧に対しては気がかりです。
共謀罪はとんでもない悪法で、こんな法案が通過すれば、
今の弾圧は加速化していくでしょう。
今、私たちが連帯して廃案においこまないとえらいことになります。
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