2012-03-19(Mon)
小沢一郎氏の最終意見陳述
小沢一郎氏への強制起訴裁判が結審した
4月26日が判決だ
論理的には無罪以前の、公訴棄却になるはずだが、この国の裁判は論理や倫理では決まらないから、たとえ有罪判決が出ても驚きはしない
その判決がどういう意味をもっているか、一人でも多くの人が知ることで、この裁判を人民の教科書にすることが肝要だ。
そのために、小沢氏の最終意見陳述を、しっかりと見ておきたい。
産経新聞の 【小沢被告最終弁論(4)完】 からの抜粋である
(以下引用)
(前田恒彦元検事が法廷で)『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた、と証言したように、推定無罪どころか、最初から『有罪ありき』の捜査、立件でした
形式的には証拠裁判主義に則って、私を2度不起訴にしておきながら、その実、不当・違法な捜査で得た供述調書と、『小沢有罪ありき』の捜査報告書を、東京第5検察審査会に提出することで、同審査会の議決を『起訴議決』へと強力に誘導しました
その悪質さは、厚生労働省元局長、村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で前田元検事が証拠を改竄した事件を上回るのでないかと思います
仮に、それら捜査報告書と供述調書が他の政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査員の一員だったとしたら… 私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります!
検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます!
事実、東京地検は公判開始の9カ月も前の昨年1月に、○○検事ならびに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら放置、黙認し、指定弁護士にも裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています
とくに指定弁護士が強制起訴手続きを行う前に、その事実を把握していたのに指定弁護士に知らせなかったのは、言語同断であると思います
野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査、強制起訴することで新政権を挫折させようとした
検察は2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、強力に政治への介入を続けました
それはまさに議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒涜、侵害した暴挙というしかありません
私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪です
私にはいかなる罪にも問われる理由はありません。政治資金規正法の言う『虚偽記載』に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません
東日本大震災からの復興は丸1年経っても本格化するに至らず、福島第1原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず、立て直しは一刻の猶予も許されない
そのためには、検察、法務官僚による政治の壟断(ろうだん)に即刻終止符を打ち、速やかに政党政治に対する『国民の信頼』を取り戻して、議会制民主主義を機能させねばなりません!
裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます
(引用以上)

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4月26日が判決だ
論理的には無罪以前の、公訴棄却になるはずだが、この国の裁判は論理や倫理では決まらないから、たとえ有罪判決が出ても驚きはしない
その判決がどういう意味をもっているか、一人でも多くの人が知ることで、この裁判を人民の教科書にすることが肝要だ。
そのために、小沢氏の最終意見陳述を、しっかりと見ておきたい。
産経新聞の 【小沢被告最終弁論(4)完】 からの抜粋である
(以下引用)
(前田恒彦元検事が法廷で)『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた、と証言したように、推定無罪どころか、最初から『有罪ありき』の捜査、立件でした
形式的には証拠裁判主義に則って、私を2度不起訴にしておきながら、その実、不当・違法な捜査で得た供述調書と、『小沢有罪ありき』の捜査報告書を、東京第5検察審査会に提出することで、同審査会の議決を『起訴議決』へと強力に誘導しました
その悪質さは、厚生労働省元局長、村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で前田元検事が証拠を改竄した事件を上回るのでないかと思います
仮に、それら捜査報告書と供述調書が他の政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査員の一員だったとしたら… 私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります!
検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます!
事実、東京地検は公判開始の9カ月も前の昨年1月に、○○検事ならびに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら放置、黙認し、指定弁護士にも裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています
とくに指定弁護士が強制起訴手続きを行う前に、その事実を把握していたのに指定弁護士に知らせなかったのは、言語同断であると思います
野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査、強制起訴することで新政権を挫折させようとした
検察は2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、強力に政治への介入を続けました
それはまさに議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒涜、侵害した暴挙というしかありません
私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪です
私にはいかなる罪にも問われる理由はありません。政治資金規正法の言う『虚偽記載』に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません
東日本大震災からの復興は丸1年経っても本格化するに至らず、福島第1原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず、立て直しは一刻の猶予も許されない
そのためには、検察、法務官僚による政治の壟断(ろうだん)に即刻終止符を打ち、速やかに政党政治に対する『国民の信頼』を取り戻して、議会制民主主義を機能させねばなりません!
裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます
(引用以上)

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