2012-07-03(Tue)

大阪日日新聞の社主論説「いまこそ、小沢氏に期待する」

私は、数ヶ月前にやっとカミさんを説得して朝日新聞をやめた。かわりに、大阪日日新聞をとっている。1ヶ月1995円と格安でもある。ただし、地域が大阪市、吹田市、豊中市、池田市、守口市(一部)に限られているが。

で、その大阪日日新聞の今日の一面を見て、少々びっくりした。
トップに社主の論説がデカデカと出ており、その表題が

「いまこそ、小沢氏に期待する」

なのである。ここまで社主が言い切る新聞は珍しい。中身を読めば、期待するだけでなく、はっぱをかけている。
下記のリンクで、全文か公開されているが、失礼して全文引用させてもらう。まあ、これだけ大阪日日新聞を宣伝してあげたので、許していただきたい。

http://www.nnn.co.jp/dainichi/column/ronten/2012/ronten0703.html

(以下引用)

■ いまこそ、小沢氏に期待する
2012/07/03

 久しぶりに政治の世界が面白くなってきた。私は小沢一郎氏の離党で、政界に「新たな期待感が持てるようになった」と感じている。

<無罪で堂々党首に>

 消費増税に民主野田政権の大義はない。小沢氏が再三指摘したように、明らかなマニフェスト違反だからだ。3年前の政権交代総選挙で、「消費税は上げない」との国民との約束を守って戦い続けているのは小沢氏で、破ったのは野田総理の側。その点を認めない新聞、テレビをはじめとする大手メディアの論調はおかしい。消費増税は2年前の参院選で自民党が主張して戦った。その政策を丸のみして増税にひた走る野田政権のおかしさに、国民は「うそつき」ともっと怒るべきなのに、矛先を小沢氏に向け続ける世論は自らの首を絞める行為だ。
20120703-2.jpg
 小沢氏は、消費増税に反対票を投じてから、離党するまで意外に時間を要した。これは「党首となって新党を率いることへのためらい」と思われる。強制起訴による政治資金規正法違反事件では、数々の外部からの重圧に屈しなかった裁判官により一審無罪を得ながら、検察官役の指定弁護士の控訴で再び二審の被告の座に引き戻されたことで、政治の表舞台へ再登場することへのちゅうちょがあったのだろう。小沢氏はもっと自信を持ってことに当たってほしい。この難局を乗り切れる政治家は他に誰もいない。堂々と同志の議員を率いて新党を立ち上げ、党首として主張を貫き国民に信を問えばよい。

 「なぜ消費増税がいけないか?」を、私は再三指摘している。財務省官僚が自らの利権を温存して国家財政危機を演じる異様さに加え、自身が大蔵省官僚だったからよく分かるが、消費税は国民にとって最も不公平な税制だからだ。その累進制から低所得者層ほど負担は重くなる、富裕層は既に何でも持っているからますます消費は先細りして税収自体がどんどん目減りする。

<官僚の背後に米国>

 小沢氏が戦っている真の相手は、財務省をはじめとする霞が関官僚だ。政権交代で政治主導を掲げ、役人の既得権に次々と切り込んだ。それを東京地検特捜部は、担当検事がうその捜査報告書まで作成して検察審査会による小沢氏の強制起訴へ持ち込んだ。官僚にとって「どうしても抹殺したい相手」は小沢氏なのだ。国民はもっと素直に物事を考えて行動すべきだ。「反消費増税と反原発」の小沢氏を支持するか否かは、官僚支配継続を受け入れるか否かの選択にほかならない。

 日本の官僚支配の根幹は対米追従と、既得権温存。米国が日本の政治家を抹殺する時は、主に検察を手先に使う。中国に接近した田中角栄氏と小沢氏、北朝鮮と仲がよかった金丸信氏、ロシアとパイプのある鈴木宗男氏、また米国と距離を置こうとした細川護煕氏と鳩山由紀夫氏は官僚の面従腹背で辞職に追い込まれた。現在の野田政権を見ればすぐ分かる。消費増税、原発再稼働、オスプレイ配備を含めた沖縄米軍基地、TPP参加と、どれも米国の喜ぶ政策ばかり進めている。

 自民党政権時代には、各省庁に精通した“族議員”がいて、官僚も時としては気が抜けなかったが、民主党は駆け引き能力を持たない幼稚な集団。すぐ洗脳できて官僚の意のままに動き、特に財相経験者は菅総理でも野田総理でも、コロリと手中に落とせる高級テクニックを彼らは有する。

<増税阻止に不信任案>

 小沢氏は速やかに同志とともに内閣不信任案提出に動くと見る。今回ともに離党した者だけでなく、既に民主党を離れている仲間も多いから提出議員数は全く問題ない。消費増税に相乗りした自民党は、不信任案に反対すれば話し合い解散のきっかけを失い大連立に突き進むしかない。結果として総選挙は来夏まで延び、いざ解散時には小選挙区候補者調整が民自間で進まず、「大阪維新の会」をはじめとする消費増税反対の新興勢力と入り乱れる激戦となる。逆に賛成すれば、即解散総選挙で消費増税は参院可決できぬまま廃案。いずれにせよ、自民党にとって都合のいいシナリオは小沢氏の反乱で描けなくなった。

<橋下氏は大同に付け>

 反官僚、反増税、反原発という基本線で、橋下徹大阪市長は小沢氏と近い。しかし、関電の大飯原発再稼働容認をみても分かる通り、最近は根幹をなす政策で微妙なブレが見られる。既存政党や財界支持者との良好関係維持を意識しすぎ、民意とのズレが生じている。橋下市長は、今こそ愚直にマニフェストを守り続けて行動する小沢氏に手を差し伸べ、教えをこうべきだ。

 (新日本海新聞社 社主兼社長 吉岡利固)


(引用以上)

新日本海新聞社となっているのは、大阪日日新聞は鳥取の日本海新聞の大阪本社だからだ。

吉岡社主は、原発についても、このような発言をしている

「私は福島原発事故発生当時、「老朽化した原発の改修と停止だけに留めなければ、原子力なしでわが国の電力需要はまかなえない」と考えていた。しかし、国内原発全停止が現実となった今、周囲を見渡すと関西電力をはじめとする電力各社の需給見通しと料金体系の不明朗さばかりが目立つ。
もはやわが国のエネルギー政策を根本的に見直して、その過渡期は産業界と国民の真剣な節電取り組みで乗り切るしかないし、またやればできると見る。」


一点だけ気になるのが、橋下徹を支持していることだが、これも再稼働容認などを見ておかしいと指摘している。


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(追記)

吉岡社主の論説と好対照な文章があったので、比較対象のために引用しておく。
ダイアモンドオンラインに出ていた、真壁昭夫(信州大学教授)の文章だ。真壁はメリルリンチに出向して洗脳されて帰って来た(らしい)金融屋サンである。

(以下引用)

 確かにマニフェストには、民主党が政権を取った場合、在任期間中は増税を行なわないと記載されている。民主党がそうした条項を記載した背景には、「予算の無駄使いを削り、埋蔵金を使えば十分に予算運営が可能」との考え方に基づいていた。
 しかし、そのマニフェストを額面通りに受け取った人はどれだけいただろうか。冷静に考えれば、それを実現することは極めて難しいし、むしろ不可能に近いということは、容易に理解できたはずだ。
 しかも、マニフェストに記載されていた条項の中で、いまだに実行されていない条項は他にいくつもある。今回の造反者のロジックが、「マニフェストを破った」という点にあるならば、もっと早い段階で党執行部に対する反対意見が鮮明化していたはずだ。
 むしろ、マニフェストを真剣に検討するならば、民主党がマニフェストをつくる段階で、「それを実現することは無理だ」という見解が示されるべきだった。それを今になって、「マニフェスト違反」と主張することにはあまり説得力がない。


(引用以上)

解説もイラナイだろう。
これが、日本国民からあり金むしりとろうという財務省と米国の「論理」である。

まったく証明していない、手前勝手な「マニフェストは不可能」という決めつけを、すべての論の基礎に置いているのであるから、何をどうこねくり回しても、詭弁でしかない。
「あまり説得力がない」のは、自分の主張のほうだ。



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No title

朝日新聞・読売新聞・産経新聞・毎日新聞・
日経新聞の一般紙4+経済紙1=全国系新聞5社が
根底では論調が一緒なのには驚きです。

翼賛政治を進めているようで・・・

なるほど!!って思いました

凄く参考になりました。
日刊ゲンダイや東京新聞以外にも
いい新聞はあるんですね!!

マスゴミって言葉で
ひとまとめにできないですね。

すみません投稿が切れてしまいました。最後に一言。

なぜなら政治とは『期待』ではなく『実績』が全てだと考えるからです。

私は前々から貴ブログを拝読させていただいている者です。小沢一郎について少々申しあげます。ちなみに私はネトウヨではなく、どちらかと言えばネット上では左翼に分類されるであろう人種だとお断りしておきます。


大阪日日新聞もおそらくは洗脳媒体ですよ。

何故なら断言します。小沢一郎は絶対に政治を正常化できない(正常化とは前回衆議院選の公約を正しく遂行する政治のこと)から。小沢一郎をヨイショするタイミングがあまりにも良すぎです。


それがわかっていての論はいたずらに人々に期待感を抱かせるだけ。本来は、もう他の方法を考えなければならない時が来ていると思います。


かつての細川内閣、村山内閣を思いだしませんか?あの頃政治は面白かったですか?まさか維新やみんなの党に期待するんですか?


小沢一郎は壊し屋ではなく、ただのリセット屋です。期待は裏切られますよ。間違いなく。裏切られてるうちに我々庶民の生活はどんどんボロボロに壊されますよ(小沢さんができなかったからしょうがないじゃ済まないのでは?)。実績が伴わないのであれば期待を抱かせるぶん何もしないより尚たちがわるい。

私もかつて小沢一郎に期待を持っておりました。今は違います。


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