2012-07-06(Fri)

【本日18時!】 紫陽花「行動」へ 

とにかく、この10日間くらいは、消費税採決、巨大抗議行動、小沢新党、大飯再稼働 とあまりにも強烈な出来事が続いて、頭がマトモに回らない。夜も寝た気がしないし、昼も仕事が進まなくて困ってしまう。

26日に書いた「拝啓小沢一郎様 官邸前への案内状」は、かなりの反響を呼んで、しかも書いた次の朝には小沢さん本人に手渡していただけたと言うから、びっくりである。

そこで言いたかったことは、市民の自主的な行動と、選挙で選ばれた議員の政治活動を、ここらへんで合流させようよ ということだった。
市民運動と政党との不幸な歴史はここではいちいち書かないが、市民が主導するくらいの底力を見せた今、やっとこさ、政党政治との合流は可能であり、実質的な力になり、かつ必要なことだと思った。そして、その受け皿として、小沢氏の新党は最適だと思ったのだ。

残念ながら29日に小沢さんの登場はならなかったが、20万人とも言われる大群衆が官邸前に押し寄せ、日本史上、空前の事態が起きた。
人数にすれば60年安保の時のほうが多かったが、ぞろぞろぞろぞろと、いつ終わるともなく地下鉄の駅からわき上がってくる様は、これまでの歴史にはなかった光景だった。

その光景に感動すると共に、私は言葉にできない不安感を感じた。表現し切れないなりに、何か書かなくちゃいけないと思い、「これからのことを考える」という文章を書いた。
これも、ひと言で言うと、運動に対する攻撃が本格的になる という予感だった。

そうこうしているうちに、大飯原発の再稼働が迫り、現地では身を挺した反対運動が展開された。私は仕事のきりが付いたかなり夜更けになってから、IWJにかじりついて見ていた。夜の10時をかなり過ぎているのに、まだこんなにエネルギッシュに頑張っていることにまず驚き、感謝した。

自分のメモのつもりで「今すぐ大飯のライブ映像を見て下さい」と書きつつ、また一方で、感動するが故の不安がより一層膨らんで、こう書いた。

今後、いろんな軋轢やら議論やら、外野(マスコミ)からのヤジやらが続くと思う。
とくに、「どこまでやるのか」 ということや、「組織のない普通の人」ってなんなのか ということについて、なんとかして内部分裂を誘おうとする敵側の「努力」が激しくなるだろう。

「どこまでやるか」は気持ちを一つにして、でも行動は縛りすぎないで、なんとか乗り越えていって欲しい。


果たせるかな、残念ながら、予想したとおりの事態はじわじわと進行している。
あまりこれを針小棒大に書くことは、運動へのネガキャンになってしまうので、詳細は割愛する。この運動に深く関心を持っている人は、たぶん多かれ少なかれ気がついていると思う。

ひとつだけあげるならば、警察への対応だ。とくに、官邸前で主催者が警察車両から解散の号令を発したことに関して、かなり賛否両論が出た。私は、そのことに喧々がくがくするのは見当違いだと思った。で、「警察とは「正しく」対決しよう -紫陽花革命進行中-」を書いた。

警察は敵じゃないと言う人も、警察の言うことなんて聞くなと言う人も、ちょっと警察を甘く見てませんか、ということ。検察の罠を引き合いに出すまでもなく、警察だって究極は既得権益の守護神だ。そうじゃない、日常のこともやっているから見えにくいが、命令する側はあきらかにそうだ。

そういう巨大な相手に、気を許しちゃいけないし、かといって目先で突っかかって逮捕されてみてもかえって利敵行為になるよ と書いた。

しかし、私がちょろちょろとブログを書こうが書くまいが大きな流れには何の影響もない。事態は、一部ではかなり険悪な雰囲気すら漂っている。
そんななかで、山口一臣さんのツイートがシンプルで分かりやすかった。

「よくわかんないけど、明日は再稼働反対の抗議だから、再稼働に反対する人は誰でも参加していいんじゃないの。つまり排除はおかしい。そのかわり参加する人は、再稼働反対の範囲で抗議・主張すべきで、それ以外のことはよそ行ってやってくれと。」

逆に言うと、この運動は、超巨大な同床異夢なのである。みんな違っていて当然なのだ。
だから、この巨大な渦を目の前にしたときに、それぞれの夢をこの運動に仮託してしまった。この先に何があるかを、それぞれに夢見たのだ。私とても例外ではない。

夢を描くことは、何も悪いことではない。私はこう思う、いや私はこうなって欲しい。それぞれ考え、表現し、提案することは何も悪いことではない。しかし、「こうなんだ」「こうじゃないヤツは出てけ」と決めつけて、今の最大公約数的な同床異夢の状態を物理的に壊す行為があれば、それは反則だ。

29日の現場を含めて、この一週間で起きたことは、それぞれの表現なのか、あるいは実質的な反則なのか。私には分からない。
しかし、あいつは反則だ、いや反則はそっちだ、という議論がごく一部ではあるが起きていることは間違いない。

その様子を、ほくそ笑んでみているのが誰か、これは想像に難くない。
違いを乗り越えるには、まず違いをハッキリさせ、お互いに認識し、リスペクトすることだ。

自分と全然違う、まったく許容できない考えでも、それが実質的な妨害ではなく言葉での表現である限り、隣人として認識すること。
「成果なんて何もいらない。声を上げることに意味がある。」と言う人から、「この先には人民蜂起があるんだ」と言う人まで、言うのは自由だ。全然違う考えの人々が、仲良く並んで「サイカドウハンタイ」と声を上げる運動なのだ。

その意味では、紫陽花革命 という呼び方もいかがなものかと思う。
「革命じゃない」と主催者の人も、かなり苦々しくツイートしている。
命名した人は、ふんわりとジャスミン革命から連想してつけたのだろう。今年の流行語大賞になってもいいと思うくらい、私自身はすてきな命名だったと思うけれども、「サイカドウハンタイ」以外のことを連想させるような呼び方は、やめた方がいい。

あくまでもこの運動は、再稼働反対官邸前抗議行動=紫陽花行動 なのだ。
そう、きっぱりハッキリ割り切って参加しよう。

ただし、こちらが割り切っても、敵がどう思うかは別だ。
どんなに平和的であっても、非暴力であっても、「これは脅威だ」と判断されれば、何らかの方法で弾圧はされる。スパイのように参加者を装った者が騒ぎを起こすと言うこともあり得る。もっと単純に、少し血気盛んなグループに機動隊が突っかかるということもあり得る。体に触っただけで、公務執行妨害だ。

今のところ、子連れで歩いているだけでいきなりどうこうなるとは考えにくいが、いちおうそういう緊張感ももっておいた方がいい。

あと5時間後
先週を上回る人並みが、官邸前と関西電力前に集まることを祈っている。

国会事故調が「人災」と断言したことは大きい。再稼働の不当性を、国会が認定したようなものだからだ。
野田政権は、国会の言うことすら聞かない独裁で、再稼働を強行している。
あれこれの議論をのりこえて、抗議の声を上げないと、だんだん先の見えてきた私らのような中高年はともかくも、子どもたちの未来に申し訳が立たない。

東京は夕方はなんとか雨は降らずに持ちそうだ。
大阪は残念ながらかなりの雨になりそう。

私自身は、大阪の関西電力前で、声を張り上げようと思う。
雨カッパとタオルを持って、一人でも多くの方に参加していただきたい


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