2012-10-11(Thu)

家を建てるなら

今週は、なんやかんやと仕事が忙しい。お金がない割に・・・

「政治を市民の手に!プロジェクト」について、近日中に発表しますと言いながら、最初に思い立ってから1ヶ月が経とうとしている。気ばかり焦るが、これで行こうと決まりかけのところで軌道修正が入ってしまい、そのまま仕事モードに突入で、一次停車を余儀なくされている。

今週中にはナントカ、と思いつつ、とりあえず今日はビッグテーマをおいといて、家の話を。

家を~建てるーなら~ 家を~建てるーなら~ああ というという○○ホームのコマーシャルがあった。あの歌、びっくりしたことにブレッド&バターの歌だったのだ。

http://www.panahome.jp/company/tvcm/song/song_full_q.html

よく聞いてみるとなかなか良い歌なのだが、それが何故か○○ホームと結論に至ってしまうのが誠にもって不可思議・・・
(歌詞の中には○○ホームは出てこないけど)

それはともかく、今家を建てる方にひとこと言っておきたい。
家を資産と思ってはダメですよ と。

今の時代、家は道具であり、手段であり、砦である。
その家を道具や手段や砦にして、実現したり守ったりすることがないのだったら、建てない方が良い。
家を作ることが目的ではなくて、家を作るなら~の後が目的なんだということを、はき違えないように。

資産として家を持つ時代は、とりあえずどんな家でも作ることに意味はあった。
しかし、これほど先の見えない時代で、中途半端な資産、しかも時間と共に目減りする資産を持つことは決して得策ではない。
その意味では、特別立地が良いものでないかぎり、新築マンションというのは一番手に負えない。

目的が賃貸でも果たせるのであれば、リスクの少ない賃貸に住み続けるのも良い方法だ。自分のものにならないと言われるが、資産の目減りや総支出を冷静に計算してみれば、どっちが得と言うことはほとんどない。

何かの目的のために、自分の一生で使い切る家が必要で、そのコストとして納得できるのであれば、との時はぜひ、家を建ててもらいたい。建ててくれる人がいないと、私らはミイラになるしかないし。(なりかけてるけど)

住宅メーカーやら立派な工務店も数多くある中で、私らのような生き物が存在している意味は、実はその点くらいだ。
家ありきではない、ということ。建てる人が目的の意志を持って能動的に家を建てる。そのサポートをするというのが、実は設計という作業。

そして、飛躍するように聞こえるかも知れないが、そうして能動的に生きる人が増えることが、日本をちょっとづつマシにしていくことにもなると思っている。

てなことで、少々こじつけつつ、今日はこれくらいで



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