2013-02-02(Sat)
ライブミーティングを終えて
昨日、ライブミーティング「あきらめていいの?脱原発の未来」を何とか終えることができた。
慣れないコーディネーターという役回りで、正直言ってヘトヘトになった。
避難者支援のために切実に活動している、西山さんと高橋さん。西山さんは自らも福島からの避難中。
前衆議院議員の服部さん、元衆議院議員の中村さん というパネラーの方々で、緊張するなと言われても無理。
前夜は寝たような寝てないような状態で、なおさら頭が回らずにうまい進行ができなかった。
その点は、かなり反省しているが、それにしてもパネラーの話は深かった。
内容は、IWJさんが録画配信してくれているので、ぜひ見ていただきたい。ちょっと長いけど。
Video streaming by Ustream
特に、避難者でもある西山さんと、生活の党の中村さんは、何かを吹っ切ったような本音をぶつけていただき、受け止めるべき私がグラグラになってしまった。でも、あの場でこのように思い切った発言をして下さったことに、心から感謝したい。少なくとも、とりあえず聞く耳くらいは持っていると信頼してもらえたのかもしれない。
引き続き、続編をやらなくてはと思いつつ、今日のところはまだそこまで気力が回復しない。それでも、3点ほど思ったことをメモしておきたい。
1.やはり、なんとしてもどうしても、政権をとらなくちゃならない。脱原発もそうだけれども、被爆の問題、避難者支援も、自民党政権のままではどうにもならん。そういう話しが直接出たのではなくて、4人のパネラーの方々の苦悩をヒシヒシと感じれば感じるほど、どうしてもどうしても政権取らないとだめだ と強烈に思った。
2.被曝と避難の問題は、しかしながら、4年も待ってるわけにいかない。あまつさえ、関西では「まず自分たちの子どもを守ろう」とか「ノーモアフクシマ」とか、ええっと思うようなスローガンが脱原発派の中からさえ出てくる。ノーモアじゃなくてリメンバーでしょう、と言いたい。選挙まで待てないこの問題に対しては、もっとも効果的な戦略を考えて、場合によったら原発推進派をも取り込んで成果を積み上げなくちゃならない。
3.コミュニケーション能力をつけなくてはならない。切実に。私自身の自戒もふくめて、会場からの質疑(用紙にかいてもらった)を見ても、議論をかみ合わせることは本当に難しい。後半は質疑を中心に進めようかと思ったのだけれども、前半の話しに全くかみ合わない質疑事項が多く、限られた時間の中では触れることができなかった。大きくは同じ志を持っている人たちが、自分の意見よりもまず相手の意図や心情を思い測って、糊代のある議論をできるようにならないと、運動の将来は明るくならない。
1と2は戦略であり、3は方法論といえる。しかし、3を乗り越えないと結局は何も進まないだろう。
1000日間で政権を奪取する基盤をつくる戦略(千日作戦)
被曝と避難を最大限に改善する戦略
それぞれを、別のルートで進める必要がある。
私の関わっている範囲で言うと、政治を市民の手に!プロジェクトは前者であり、避難者と未来をつくる会は後者である。それぞれの立ち位置で、最大限効果のありそうな作戦を必死で考えなくてはならない。
まるで焼け野原に立ち尽くしているような12.16以降の今日の状況で、モグラ叩きのように目の前の問題に場当たり的に対応していたのでは、戦線が拡大して何も成果を得ることができない。
今必要なのは特攻精神ではなくて、確実な成果を求める冷静な目だ。
政権を目指す目はそちらを、被曝と避難の状況改善を目指す目はそちらを向きながら、今回のようなそれらが通底する場を作り、相互理解と協働をしつつも、運動論的には二手に棲み分けて進めていくしかないだろう。
家づくりの営業もしないと、春を過ぎるとミイラになるかもしれない私としては、本当はどちらかに絞って活動したいところなのだが、たまたま両方に関わってしまったもんで、足抜きできないことになってしまった。(明月社のHPは去年の4月から更新できていない<泣>)
千日作戦のほうでは、2月17日(日)に 『明日へと繋げる為の集い』 が開かれる。ゲストは、中村てつじ元衆議院議員、つじ恵前衆議院議員、熊田あつし前衆議院議員、渡辺義彦前衆議院議員、三宅雪子前衆議院議員、はたともこ参議院議員 という豪華な顔ぶれ。政治を市民の手に!プロジェクトは、共催という形で関わらせてもらっている。
12.16で大変なことになってしまった、と思っている方は、迷わず参加していただきたい。文句を言うのも、理想を言うもの簡単だ。でもそれでは何も変えられない。
詳しくは→ 政治と生活を考える会
ぜひ、会場でお会いしましょう


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慣れないコーディネーターという役回りで、正直言ってヘトヘトになった。
避難者支援のために切実に活動している、西山さんと高橋さん。西山さんは自らも福島からの避難中。
前衆議院議員の服部さん、元衆議院議員の中村さん というパネラーの方々で、緊張するなと言われても無理。
前夜は寝たような寝てないような状態で、なおさら頭が回らずにうまい進行ができなかった。
その点は、かなり反省しているが、それにしてもパネラーの話は深かった。
内容は、IWJさんが録画配信してくれているので、ぜひ見ていただきたい。ちょっと長いけど。
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特に、避難者でもある西山さんと、生活の党の中村さんは、何かを吹っ切ったような本音をぶつけていただき、受け止めるべき私がグラグラになってしまった。でも、あの場でこのように思い切った発言をして下さったことに、心から感謝したい。少なくとも、とりあえず聞く耳くらいは持っていると信頼してもらえたのかもしれない。
引き続き、続編をやらなくてはと思いつつ、今日のところはまだそこまで気力が回復しない。それでも、3点ほど思ったことをメモしておきたい。
1.やはり、なんとしてもどうしても、政権をとらなくちゃならない。脱原発もそうだけれども、被爆の問題、避難者支援も、自民党政権のままではどうにもならん。そういう話しが直接出たのではなくて、4人のパネラーの方々の苦悩をヒシヒシと感じれば感じるほど、どうしてもどうしても政権取らないとだめだ と強烈に思った。
2.被曝と避難の問題は、しかしながら、4年も待ってるわけにいかない。あまつさえ、関西では「まず自分たちの子どもを守ろう」とか「ノーモアフクシマ」とか、ええっと思うようなスローガンが脱原発派の中からさえ出てくる。ノーモアじゃなくてリメンバーでしょう、と言いたい。選挙まで待てないこの問題に対しては、もっとも効果的な戦略を考えて、場合によったら原発推進派をも取り込んで成果を積み上げなくちゃならない。
3.コミュニケーション能力をつけなくてはならない。切実に。私自身の自戒もふくめて、会場からの質疑(用紙にかいてもらった)を見ても、議論をかみ合わせることは本当に難しい。後半は質疑を中心に進めようかと思ったのだけれども、前半の話しに全くかみ合わない質疑事項が多く、限られた時間の中では触れることができなかった。大きくは同じ志を持っている人たちが、自分の意見よりもまず相手の意図や心情を思い測って、糊代のある議論をできるようにならないと、運動の将来は明るくならない。
1と2は戦略であり、3は方法論といえる。しかし、3を乗り越えないと結局は何も進まないだろう。
1000日間で政権を奪取する基盤をつくる戦略(千日作戦)
被曝と避難を最大限に改善する戦略
それぞれを、別のルートで進める必要がある。
私の関わっている範囲で言うと、政治を市民の手に!プロジェクトは前者であり、避難者と未来をつくる会は後者である。それぞれの立ち位置で、最大限効果のありそうな作戦を必死で考えなくてはならない。
まるで焼け野原に立ち尽くしているような12.16以降の今日の状況で、モグラ叩きのように目の前の問題に場当たり的に対応していたのでは、戦線が拡大して何も成果を得ることができない。
今必要なのは特攻精神ではなくて、確実な成果を求める冷静な目だ。
政権を目指す目はそちらを、被曝と避難の状況改善を目指す目はそちらを向きながら、今回のようなそれらが通底する場を作り、相互理解と協働をしつつも、運動論的には二手に棲み分けて進めていくしかないだろう。
家づくりの営業もしないと、春を過ぎるとミイラになるかもしれない私としては、本当はどちらかに絞って活動したいところなのだが、たまたま両方に関わってしまったもんで、足抜きできないことになってしまった。(明月社のHPは去年の4月から更新できていない<泣>)
千日作戦のほうでは、2月17日(日)に 『明日へと繋げる為の集い』 が開かれる。ゲストは、中村てつじ元衆議院議員、つじ恵前衆議院議員、熊田あつし前衆議院議員、渡辺義彦前衆議院議員、三宅雪子前衆議院議員、はたともこ参議院議員 という豪華な顔ぶれ。政治を市民の手に!プロジェクトは、共催という形で関わらせてもらっている。
12.16で大変なことになってしまった、と思っている方は、迷わず参加していただきたい。文句を言うのも、理想を言うもの簡単だ。でもそれでは何も変えられない。
詳しくは→ 政治と生活を考える会
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