2013-03-05(Tue)
敗北の30年を取り戻す
中曽根が国鉄分割民営化をした時,私は不安に駆られたが,
自分は労働組合ではなかったので,何の行動も起こさなかった。
その次,安倍晋三はNHK番組改変でマスメディアを弾圧した。
私はさらに不安を感じたが,自分はジャーナリストではなかったので,何の抗議もしなかった。
それから検察は、保守政治家である小沢一郎まで弾圧の輪を広げていき,
そのたびに私の不安は増大したが,それでも私は行動に出なかった。
ある日ついに、原発が爆発した。
そして私は危険を感じた。
だから行動に立ち上がったが,その時は,すべてがあまりに遅過ぎた。
言うまでもなくマルティン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」の替え歌である。
こうして振り返ってみると、敵は30年かけて準備してきている。
いつか訪れる破局に向けて、抵抗や革命が起きないように、徹底的に民衆の牙を抜き、抵抗の芽になるものを摘み取ってきた。
30年前には、労組もマスメディアも政治家も、すでに骨抜きだったが、敵は念入りに徹底破壊をした。
国鉄民営化という名の労組破壊。ストライキが市民権を失い、労組は怠け者の巣窟かのように印象づけられてしまった。
安倍晋三らがNHKを恫喝して番組を改変させ、朝日も巻きぞえにすることで、片隅に残っていた報道の自由を最終的にへし折った。
私は当時は朝日をとっていたが、あの事件の前後で紙面や論調が激変した。前がそれほど良かったわけではないが、後はいかにも卑屈な紙面になってしまった。
そして小沢一郎への弾圧だ。いわゆる革新と言われた勢力が総崩れした後に、一人残ったのが保守政治家の小沢一郎だった。あとは、小沢さえ潰してしまえば、どんなに酷い政治をやろうが、収奪をしようが、抵抗する核はない。
せいぜいバラバラの小規模な抗議運動があるだけ。そんなものは無視すればいい。
小沢弾圧で特徴的だったのは、一足先に背骨を折られた「革新」勢力が、権力と一緒になって小沢批判をしたことだ。
私はその状況を見て、保守なんて大嫌いだったけれども、陸山会に入ろうと決めた。それが、もっともラディカルな抵抗の意思表示だと思った。
元「革新」の菅直人が小沢弾圧に血道を上げているその時に、大地が揺れ原発が爆発した。
30年の成果がフルに活用された。1000万人が被曝させられたのに、責任者はのうのうと高禄を食み、マスメディアは翼賛報道機関ぶりを競っている。
敵の準備のほどをみると、一朝一夕で倒せる相手ではない。
放射線は待ってくれない以上、のんびりしている暇はないんだ とも思うのだが、それでも少なくとも30年分の敵のアドバンテージをどうやってひっくり返すか。
それを考えなくちゃならない
自分は労働組合ではなかったので,何の行動も起こさなかった。
その次,安倍晋三はNHK番組改変でマスメディアを弾圧した。
私はさらに不安を感じたが,自分はジャーナリストではなかったので,何の抗議もしなかった。
それから検察は、保守政治家である小沢一郎まで弾圧の輪を広げていき,
そのたびに私の不安は増大したが,それでも私は行動に出なかった。
ある日ついに、原発が爆発した。
そして私は危険を感じた。
だから行動に立ち上がったが,その時は,すべてがあまりに遅過ぎた。
言うまでもなくマルティン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」の替え歌である。
こうして振り返ってみると、敵は30年かけて準備してきている。
いつか訪れる破局に向けて、抵抗や革命が起きないように、徹底的に民衆の牙を抜き、抵抗の芽になるものを摘み取ってきた。
30年前には、労組もマスメディアも政治家も、すでに骨抜きだったが、敵は念入りに徹底破壊をした。
国鉄民営化という名の労組破壊。ストライキが市民権を失い、労組は怠け者の巣窟かのように印象づけられてしまった。
安倍晋三らがNHKを恫喝して番組を改変させ、朝日も巻きぞえにすることで、片隅に残っていた報道の自由を最終的にへし折った。
私は当時は朝日をとっていたが、あの事件の前後で紙面や論調が激変した。前がそれほど良かったわけではないが、後はいかにも卑屈な紙面になってしまった。
そして小沢一郎への弾圧だ。いわゆる革新と言われた勢力が総崩れした後に、一人残ったのが保守政治家の小沢一郎だった。あとは、小沢さえ潰してしまえば、どんなに酷い政治をやろうが、収奪をしようが、抵抗する核はない。
せいぜいバラバラの小規模な抗議運動があるだけ。そんなものは無視すればいい。
小沢弾圧で特徴的だったのは、一足先に背骨を折られた「革新」勢力が、権力と一緒になって小沢批判をしたことだ。
私はその状況を見て、保守なんて大嫌いだったけれども、陸山会に入ろうと決めた。それが、もっともラディカルな抵抗の意思表示だと思った。
元「革新」の菅直人が小沢弾圧に血道を上げているその時に、大地が揺れ原発が爆発した。
30年の成果がフルに活用された。1000万人が被曝させられたのに、責任者はのうのうと高禄を食み、マスメディアは翼賛報道機関ぶりを競っている。
敵の準備のほどをみると、一朝一夕で倒せる相手ではない。
放射線は待ってくれない以上、のんびりしている暇はないんだ とも思うのだが、それでも少なくとも30年分の敵のアドバンテージをどうやってひっくり返すか。
それを考えなくちゃならない
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