2013-03-07(Thu)
【日程変更3/31】古民家再生の完成見学会
【先日発表した見学会の日程変更です】
3月31日(日)になります
***********************************
ひ~さしぶりの家づくりネタです。
古い友人からの紹介で、この1年半とり組んでいた古民家再生の仕事が、どうやら今月で目処がつきそう。
ということで、お施主さんの了解をいただいて完成見学会をさせてもらうことになった。
日時 3月24 31日(日)11:00~16:30
説明できる人間が私一人なので、いずれかの時間に来ていただけると助かります
①11:00 ②14:00 ③15:30
場所 奈良県宇陀市 (近鉄大阪線 榛原駅 徒歩10分)
申込 info@mei-getsu.com まで お名前、ご住所、電話番号、来訪予定時間 を
申込みいただいた方には、詳しい行き方などをお知らせします
思いおこせば、一昨年の10月に実測調査に入り、設計に半年余りを費やし、昨年6月から解体工事に。
ところが、解体してみると思った以上に傷みが激しく、シロアリの害が2階まで広がっていた。
一度工事を止めて、1ヶ月間悩みに悩んで方針を決め、あれやらこれやら どうにかこうにか今日に至る、というかなり苦心した現場だった。文句なしに、今までで一番大変だった。
それだけに、思い入れも強く、ぜひ多くの方に見ていただきたい。

(以前の姿)
この家は、築100年は超えるだろうといわれている。
古い家を、元の通りに復元するのではなく、現代の生活ができるように、かなり手を入れている。
主な部分の意匠は残しながらも、かなり大胆な改造を施した。
もちろん、構造的にもイマドキの家として遜色のないレベルにまで補強した。
家が建ったままで基礎を作りかえるのは、実に大変だった。
(作り直した基礎)
文化財として古いまま残すことも大事だとは思うが、やはり家は住んでナンボ。新旧を融合させて住まいとして復活させることを、私としては優先させた。
シロアリに食われなかった柱や梁はそのまま使い、できるだけ見せるようにした。
一方で、窓は以前のままではすきま風がビュービュー入るので、これは現代のものに入れ替え。ただし、いわゆるアルミサッシでは台無しなので、いろいろと工夫をした。
(できつつある部屋)
キッチンも、民家の内装に馴染むインテリアとして、アイランド型の木のキッチンにした。
総じて、古民家の意匠を大事にしつつ、それを住む人に押しつけないデザインに、なんとかなったのではないかと思っている。
大阪からだと1時間以上かかる場所ではあるけれども、ご興味のある方はぜひともお越しください。
2013.3.7
木の家プロデュース明月社 山岸飛鳥
■
3月24日は、下記のイベントも
第1回 政経ミニフォーラム ー経済の真相シリーズ1
講師 岩本沙弓氏 中村てつじ元衆議院議員
詳細 → 政治と生活を考える会ブログ
こちらもぜひご参加下さい


にほんブログ村
応援お願いします
3月31日(日)になります
***********************************
ひ~さしぶりの家づくりネタです。
古い友人からの紹介で、この1年半とり組んでいた古民家再生の仕事が、どうやら今月で目処がつきそう。
ということで、お施主さんの了解をいただいて完成見学会をさせてもらうことになった。
日時 3月
説明できる人間が私一人なので、いずれかの時間に来ていただけると助かります
①11:00 ②14:00 ③15:30
場所 奈良県宇陀市 (近鉄大阪線 榛原駅 徒歩10分)
申込 info@mei-getsu.com まで お名前、ご住所、電話番号、来訪予定時間 を
申込みいただいた方には、詳しい行き方などをお知らせします
思いおこせば、一昨年の10月に実測調査に入り、設計に半年余りを費やし、昨年6月から解体工事に。
ところが、解体してみると思った以上に傷みが激しく、シロアリの害が2階まで広がっていた。
一度工事を止めて、1ヶ月間悩みに悩んで方針を決め、あれやらこれやら どうにかこうにか今日に至る、というかなり苦心した現場だった。文句なしに、今までで一番大変だった。
それだけに、思い入れも強く、ぜひ多くの方に見ていただきたい。

(以前の姿)
この家は、築100年は超えるだろうといわれている。
古い家を、元の通りに復元するのではなく、現代の生活ができるように、かなり手を入れている。
主な部分の意匠は残しながらも、かなり大胆な改造を施した。
もちろん、構造的にもイマドキの家として遜色のないレベルにまで補強した。
家が建ったままで基礎を作りかえるのは、実に大変だった。

(作り直した基礎)
文化財として古いまま残すことも大事だとは思うが、やはり家は住んでナンボ。新旧を融合させて住まいとして復活させることを、私としては優先させた。
シロアリに食われなかった柱や梁はそのまま使い、できるだけ見せるようにした。
一方で、窓は以前のままではすきま風がビュービュー入るので、これは現代のものに入れ替え。ただし、いわゆるアルミサッシでは台無しなので、いろいろと工夫をした。

(できつつある部屋)
キッチンも、民家の内装に馴染むインテリアとして、アイランド型の木のキッチンにした。
総じて、古民家の意匠を大事にしつつ、それを住む人に押しつけないデザインに、なんとかなったのではないかと思っている。
大阪からだと1時間以上かかる場所ではあるけれども、ご興味のある方はぜひともお越しください。
2013.3.7
木の家プロデュース明月社 山岸飛鳥
■
3月24日は、下記のイベントも
第1回 政経ミニフォーラム ー経済の真相シリーズ1
講師 岩本沙弓氏 中村てつじ元衆議院議員
詳細 → 政治と生活を考える会ブログ
こちらもぜひご参加下さい


にほんブログ村

- 関連記事
-
- 全ての建物に構造計算を -熊本地震の被害状況から- (2016/10/19)
- 熊本地震でわかった行政の耐震対策の矛盾 (2016/10/17)
- 【珍しく建築ネタ】完成見学会のお知らせ (2015/02/13)
- 希望 (2013/10/21)
- 日本の隠された二つの難題 (2013/07/19)
- 【お仕事告知】6月1日と2日にセミナーやります (2013/05/30)
- 紀伊半島大水害と十津川の木の家プロジェクト (2013/05/08)
- 【日程変更3/31】古民家再生の完成見学会 (2013/03/07)
- 家を建てるなら (2012/10/11)
- 天の恵みを使う家 (2012/04/07)
- 完成見学会のお知らせ (2011/10/22)
- これからの家づくり ③ (2011/09/02)
- これからの家づくり ② (2011/09/01)
- これからの家づくり ① (2011/08/18)
- なんちゃって○○ に怒る (2011/07/20)