2015-06-10(Wed)

野合か共闘か 野党統一名簿をめぐって

去る5月30日に行われた「玉城デニー議員」の講演会

その翌週に行われた かりゆしグループオーナーの「平良朝敬さん」の講演会

どちらも素晴らしい内容だった。
お二人とも、もともとは保守の立場から、オール沖縄の闘いの中心に立っておられる。
まさに、オール沖縄の心を私たちに伝えてくれた。

もし聞いていない方は動画配信してくれているので、ぜひ見ていただきたい。





さて、問題は本土の我々はどうするのか だ。

橋下が失墜したおかげで、維新と民主は急接近し、小沢一郎氏も参院選での統一名簿を呼びかけ、山本太郎氏もそれに同意しているようだ。

私の周辺でも、こうした動きはおおむね好感をもって受け止められているように見える。

しかし、私自身は実は複雑な心境なのである。
都知事選などでの私の論考を見られた方には意外かもしれないけれども、維新+民主に生活と社民が吸収されていくことには、私はむしろ反対である。

党の存立自体が風前の灯火である生活や社民が、維新や民主との連携を嫌っていても何もできない。
それはその通り。遠からず存在自体がなくなるだろう。
では、なんで野党連携に反対なのか?

その理由は、民主党の役割にある。
民主党は、単に根性がないとか、一部に裏切り者がいるとかいうだけでない、積極的な役割を持っている。と、私は認識している。

民主党その本質において、座敷牢なのだ。
ちょっとマシな政治家を、幾ばくかの選挙資金と連合のバックアップを餌にして居心地のいい座敷の中に閉じ込め、決して暴発(大活躍)しないように監視する。万が一、政権交代してしまうような事態になったら、マスコミと結託して首謀者を引きずり下ろして手足を縛って地下牢に閉じ込める。

小沢氏が着々と政権交代にむけて準備していたまさにそのとき、同じ民主党のなかで「座敷牢化」工作が進められていたのである。その安心感があったからこそ、マスコミも2009年には政権交代に好意的だったのだ。

経緯を冷静に見れば、居心地のいい座敷を作るのが岡田の役目であり、地下牢を管轄するのが前原なのだろう。そして、いよいよ座敷牢が破られようとするときに対処する隠れキャラが鳩山由紀夫氏であったことは、多くの方から異論を受けるけれども、否定する根拠が見当たらない。

単なるコンジョなしならば、今まさに戦争が目の前にあるこのときに、連携することに反対はしない。
過去の恩讐など、言い出すことはナンセンスである。

しかし、今ここで、野党連携とひきかえに、手足を縛られ口をふさがれ、戦争にも反対なんだか賛成なんだか国民の目にはよくわからないようなことになってしまったら、日本の政治は大政翼賛会になってしまうのではないか。わずかでも反戦の意識を残すものは、共産党だけになってしまうのではないか。そう危惧する。

ちなみに、共産党は「たしかな野党」にはなるかもしれないが、絶対にそれ以上にはならない。正論を吐いて、赤旗を売って党費を集めることが目的なのであって、政権を目指して弾圧をうけるようなまねは二度としないと、骨身にしみて誓っている。

民主党について、もうひとつ冷静に見ておかねばならないのは、大きな課題について、何一つ連携できるものがないということだ。

集団的自衛権も、民主党は行使容認である。 ただ、安倍の示している新3要件がダメ、と言っているだけだ。

原発の再稼働は、もちろんOK。

消費税は もちろんUP。

TPPは もちろん推進。

少しまともなのは労働法制くらいのもので、厚労省マター以外は、一体全体どうやって連携すればいいのか、容易に想像がつかない。

もちろん、今国会で戦争法案を廃案にするというレベルでは、民主とも維新とも十分に連携はできる。それは、集団的自衛権の行使そのものに賛成でも反対でも、新3要件に反対という一点で十分だからだ。

しかし、選挙ともなれば、その一点だけで闘えるのか。
選挙が「今」なのなら、まさに戦争法案が通るかどうかの瀬戸際なのだから、その1点でも連携するべきだが、残念ながら選挙は来年夏であり、自民党が本当に本気ならば法案自体は通ってしまった後ということになる。
下手をすれば、すでに具体的に戦闘がおき、自衛隊員が戦死しているかもしれない。

そこまで事態が進んでいるかもしれないのに、国民に示す選択肢が、戦争か座敷牢か共産党か、これでいいのだろうか。
国民が正気を失っていれば、ファナティックに戦争政策が圧勝するだろうし、正気であれば共産党が野党第1党になるだろう。
いずれにしても、何をしたいのかよくわからない、チラシを見ても反対なんだか賛成なんだか玉虫色でフニャフニャ言っている集団が、政権を取るとは、私には想像できない。

■■

とはいえ、私の見通しが絶対正しいとも言わない。
いろんな意見があり、今はちゃんとそれを議論すべき時ではないかと思う。

野党連携をすべきかどうか。
するならば、どうやるべきか。
しないなら、どう進んでいくのか。

私たち自身が、頭を抱えながらでも話し合い、希望と展望をどこに見いだすのか考えなくてはならない。

これまでの政治は、政治家が何かを決めて、国民は受け身で選択するだけだった。
国民も政治家も、そいういうものだと思い込んできた。
しかし、それこそが日本に「民主主義」をつくることを阻んできた最大の要因なのだ。

小沢一郎氏のある側近の方に会った私の知人は、「各地で支援者の討論集会をすべきでは」と提案したところ、「問題点が露呈するから討論はしない方がいい」という主旨のことを言われて、あきれかえっていた。

「日本に民主主義を根付かせる」ことを自らの使命とする小沢一郎氏ご本人が、まさか「問題点が露呈するから討論するな」と考えているわけはないと信じるが、周囲がそのような旧態依然たる、「民」主主義ならぬ「議員」主主義にとらわれている限り、小沢氏の本領を発揮することは難しいだろう。

まずは、私自身の住む関西から、問題提起し、話し合いの場を作っていきたい。
ネットであれこれ言うことも必要だけれども、顔を合わせて違う意見でも闘わせ、何かを生み出していくアナログな作業も、とても大事だと思う。

当ブログや生活フォーラム関西などで、順次お知らせしていくので、そういう機会にはぜひ参加していただきたい。



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