2016-07-12(Tue)

選挙結果について簡単なまとめ

選挙期間中にため込んだ仕事に追われているので、ごく簡単にまとめをメモしておく。

■得票トレンド

20160712-2.jpg

今回の自公の票は、2009年と大差なく、それ自体は脅威ではない。
ただ、民進、社民、生活が、かつて投票してくれた人たちを取り戻せなかったのが敗因である。

それでも2012年以降ではわずかにマシ。兆しは感じる。

もっとも、民進は合併してこれなので、増えているとは言えないのかもしれない。
共産は600万のアッパーリミットなのか、1人区をほぼ譲ったことの影響が大きいのか。
社民は回復基調、生活も党として何もしていない割にはやや復調。

これを本物にできるかどうかは、これから何をするかにかかっている。

■生活の党の推移
(クリックするとハッキリ見えます)
20160712.jpg

かなり当たり前のことが見えてくる。
地元候補を出して運動すればそれだけ増える。
北海道、東京、静岡、岡山、長崎 すべて増えている。

東京については、三宅洋平効果もかなり大きく、数万の規模で上積みされたものと想定される。

しかし、野党共闘で自党の候補を出さなければ、統一候補が勝った岩手や新潟や沖縄でも比例票は激減する。

私たち関西のボランティガが走り回ったところでは、大阪が1万、京都が5千増で、近畿ブロック全体で2万6千ほど増えた。
2014年との比較で見ると、統一候補の和歌山は減らし、かつていた総支部長がいなくなった奈良は大きく減っている。

なにせ生活の党は、小沢さんや太郎さんの個人の活躍は報じられても、党としての活動がなさ過ぎて、まったく知名度がなかった。情勢調査でも全紙ゼロ予想、公示前後の業界の下馬評では70万とか85万とか言われていたことを思うと、2014年と2016年の間に大きな谷があり、かなりの回復基調なのではないかというのが、私の実感。

やはり、選挙というのは風ではない。
やることをやるかやらないかで、結果は違うんだということが、はっきり見える。

今回限りでまた元の木阿弥になるのか、それとも生活の党として政権交代を目指して立ち上がるのか、今問われている。

やるか やらないか だ。


■■お仕事のお知らせ■■

完成見学会やります

7月23日(土)24日(日)
①11時 ②14時
場所:JR吹田駅から徒歩すぐ
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見学希望の方は info@mei-getsu.com 山岸まで
お名前、ご住所・連絡先、希望日時、人数を送って下さい。





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No title

①今回の参院選は、「史上最高の期日前投票率&史上三番目の低投票率」。 この相矛盾した数値のうえに与党三分の二の選挙結果が乗っている。
②得票数の疑問。自公保守勢力は安定した一定数をたもっているが、反自公は、特に2012年以降減少の一途。福祉削減、非正規雇用増大、アベノミスで生活向上ならず、農協や宗教団体離れ等にもかかわらず、だ。
要するに、反自公得票数を減じるシステムプログラムが数年前から稼働している、と分析。実際は70%近い投票率があるのではないか?
(その他)
陰謀論、と決めつけられると、インテリ層は思考停止に陥るような「教育」がいつのまにか施されてしまっているが、数値からの深読みは必要、と思える。
(参考)
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2016/07/05/8126056

http://sayuflatmound.com/?p=24408

続いていくもの

こんにちは

長い選挙戦 お疲れ様です。
生活の党も青木愛さん、森ゆうこさん、木戸口さんが当選し政党要件を確保したとのこと、又、社民党と院内会派を組むとも伝えられています。
ニュースの小沢党首の言葉では、「オリーブの木が出来ていれば比例区でも一人区でも相当違った」と述べられているようです。
自民、公明、大阪維新などの改憲勢力が3分の2以上を占めることになってとても残念ですが、東京都知事選挙のように野党が統一候補を速やかに決められる状況を作り出したのもこの参議院選挙の経過があったためと考えると一歩一歩着実に回復への道程も始まったように感じます。
改憲から戦争へ突撃していく自公にしてもそのハードルはとても高いものだし、すべての条件をそろえるまでにはまだまだ相当な時間がかかります。
その間に反戦、護憲の勢力が巻き返しを図り、自公の悪だくみを杭止めることも可能だと思います。
運動をしてこられた方々は、山あり谷ありの経験を何度も見てこられ、最近は下り坂一方で消沈していたところへ、回復への一縷の光が出てきたと感じておられる方も多いのではと見ています。
その一人としての意見は、潰され踏みつけられても続いていくと言うことです。再度惨禍に見舞われる要素も非常に高くなりました。
戦争をしたい自公の支持者が戦争に行けばいいだけだなどは、本当に戯言で、実際には一般庶民が真っ先に戦場に送られます。前の戦争のあの惨劇を又受ける羽目になるのは一般庶民なのです。
今からでもそのような暴挙を我々は阻止できる可能性も持ち、しかし、同じ憂き目を見せられることにもなるのは一重に国民である我々の行動の結果でもあります。
過去の民主党マニフェストを実行する政権を組織できれば最善ですが、次回は最小限自公、維新の暴挙の歯止めとなる議席数へ伸ばしたいものです。

No title

三宅洋平君を引き込めるかどうかで今後が違ってくると思いますよ。彼の歌と話のパフォーマンスだけで、政治活動しているように見えちゃうもん(笑)選挙とか政治活動なんて「雰囲気」でしょ?だって自民党が勝ってるのって雰囲気で勝ってるんじゃないですか。とりもろす。この道。新しい、、。国民の皆さん真面目で地道な政治活動なんて望んでないわなァ、、。今井絵理子見れば丸分かり(笑)それだけ一般大衆が衰退しちゃったんですがね、、。それも自民が工作してきた結果。
執行部に三宅君を巻き込む努力をするよう、要請されることを強くお勧めします。
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