2016-11-25(Fri)

今ほど「党」が必要なときはない

今ほど「党」が必要な時はない。

しかし、「党」らしい「党」がない。

自由党のバナーを並べ立てて、明日は大阪府連の大会だと、さんざん宣伝しておきながら、何を言っているんだこいつは? と思われるかもしれない。たしかに、主催側に片足突っ込んではいるけれども、自由党が「党」なのかどうかは、実は私にもわからない。

党とはパーティーであり、国民の中のあるパートを代表する集団だ。
そのパートの利害を実現するために、政治活動をする、それが「党」の原点だ。

「党」が成立するためには、三つの要素が必要だ。
まずは、国民をパートに分けるための価値観。
スポーツが好きか嫌いか という価値観では党は作れない。政治的な価値観で国民が分類されているのが前提。そのなかの一定のパートを代表するのが「党」だ。

次に、自分がそのパートの国民の代表になる という自覚と決意と実行をする先頭集団がいなければならない。一般に政治家とか政党として認知されている人たちは、基本的にこの部分と言うことになる。
政治はカネだ」という稿にも書いたが、この先頭集団が十分な活動をするためにはかなりの資金も必要であり、決意だけでできるものではない。

最後に、代表されるパートからの物心両面の支持と支援、さらには共に行動する組織が必要。先頭集団だけが永田町でガンガンやっていても、母集団が不在ではそれは「党」ではない。
また、気持ちだけ支持があっても、具体的な組織、物質的な支援、日常的な活動がともなわなければ、これまた「党」とは言えないだろう。

その意味では、現在ある政党の中で「党」と言えるのは共産党と公明党だけなのかもしれない。
ただ、公明党は政党以前に宗教団体なのでこれも「党」とは言いにくい。
共産党はだいたい600万人の母集団をキープしているが、そこがパートの境界になっている。



ひるがえって、わが自由党を見てみる。

どのパートを代表しているのか。これが非常に分かりにくくなっている。
個別政策的にはほぼ社民党や共産党と同じであり、もっと着地点というか、目指すべき世界観を表現しないと、本来代表しているつもりの国民のパートに届かない。党の側は代表しているつもりなのだが、されている側は全然そんな自覚がない。だから100万票しかとれない。

これについては、新しい主要政策も発表されたようだし、また稿を改めて書きたいと思う。

先頭集団は、どうなんだろう。
現職至上主義のせいで、一度議席を減らすと、極端に活動量が落ちて復活の兆しを作れないという傾向があるように思う。
全国の浪人中の総支部長を、もっと組織的に活用しなくては、現在の現職だけでは先頭集団と言うには小さすぎる。議員の党なのか、議員を作るための党なのか。

民進党のように浪人中でも毎月50万円支給するような余裕はとても無いのは承知しているが、せめて主要都市には小さくとも事務所を開いて常時ボランティアが詰めるくらいの体制はとれないのだろうか。事務所のない政党に、政権交代の期待をかけろというのは、客観的に見るとなかなか無理があると思うのだが。

自由党の支持者は、減ったとはいえ100万人はキープしている。
ほとんど活動らしい活動をしない時期が続いてきたが、それでもジッとがまんして支持をつづける人たちが100万人いる。
ただし、ほとんどの人が「隠れ小沢派」だったりして、自分の心の中だけで満足している。
このあたりが、社民党との差になっている。

社民党を応援している市民運動や労働組合の人たちは、心の中だけでなく行動する。
私の目に映る範囲では、自由党とくらべると日常的な活動量は二桁違う。
(それだけの活動量をもっと有効に使ったら良いのに、と言うのはまた別の話)
結果、自由党は分厚い保守層が(本来の)支持層だと言いながら、得票数では社民党にかなり負けている。

先頭集団たる党本部や支部が、隠れ小沢ファンをちゃんと組織して、カネも力も出せるステップを用意すれば、自由党も「党」らしくなれるのではないか。
将来にとてつもない不安を感じているけれども、日々に追われて何をどうして良いのかまったくわからない、社民党や共産党の「反対運動」には入っていけない、そんな人たちの「党」。今は存在しているとは言いがたい「党」。そんな「党」が、今ほど必要な時はない。

永田町の党から、国民の「党」に。
現実的にその舵が切れるかどうか、そういう発想が出てくるかどうか。
明日の自由党大阪府連大会 そういう目で、私は見てこようと思う。


■■お知らせ

自由党大阪府連大会
11月26日(土)14時から
大阪市立社会福祉センター(上本町)
小沢一郎共同代表も登場
大阪府以外の方や、党員サポーター以外もオブザーバ参加できますが、予想以上の申込があり、当日飛び込みの方は入場できないこともあり得ます。ご寛恕下さい。

詳しくは → https://www.facebook.com/events/328157494223706/



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自由党大阪府連総会

今日の午後は,自由党大阪府連総会に出るために,大阪は谷町九丁目まで行ってきた.私は,自由党の党員ではない.生活の党の時代からサポーターである.この立場は今後とも変わらない.それで自由党になってからも同様にサポーターの年会費を振り込んだら下記の案内メールが

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No title

自由党と呼ぶのであれば基本原則を4つ
言論・表現の自由
信仰の自由
恐怖から逃れる自由
幸福を追求する自由
平等には結果平等と機会平等がありますが、地涌主義社会の原則である機会平等を徹底する。これは教育予算を増やすことであり、どんな境遇の方でも、年齢に関係なく、お金が無くても、身体に障害を抱えていても、教育、及び職業訓練を受ける権利が必要だと思います。 就職も新卒重視の現状を変える必要があります。新卒以外は非正規雇用っての一番拙いと思っていまうす。 後は一向に進まない地方分権です。地方がもっと魅力的になり、極端な話、首都圏の住民の3ー4割位が地方で生活できれば色んな問題が解消されると思うっています(数字には具体的な根拠はありません)… 昨日、生まれて初めて政党に所属するために、自由党に入党手続きをし、党費を納めて来ました。結局は党員を増やすよう、 普通の人達の反戦運動や脱原発運動に関わっている人なら知り合いがいるので、声をかけて行きたいと思います。小沢一郎氏の名前とそのファンだけでは広がりがありませんよね。党として色んなことを明確にしていく必要があるのでしょう。

No title

党大会頑張って下さい。
でも「反対運動」だけで今の安倍自民日本会議の連中との間にある差は十分得られると思いますが、如何でしょう?
対案を出せと言いますが、反対が対案だと言い切れるくらい酷いですよね。今よりも安倍政権の前の状態で良いじゃないかと云えるくらい滅茶苦茶ですよね?
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