2017-01-25(Wed)
トランプをめぐる大きな分析を2つ紹介
きょうはあまり時間が無いので、有名どころの分析を紹介しておく
「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督
2017年1月24日 朝日新聞
「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます」
「米国はこうした政策を変える必要があります。トランプ氏は『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません。妙なことではありますが、この結果、政策を変えるべきだと考える人たちに近くなっています」
(引用以上)
オリバー・ストーン監督は、もちろん手放しでトランプを賞賛しているわけではない。しかし、ことの本質を鋭く見抜いている。
動画で見ることができるし、無料登録すれば全文を読むこともできる。
ぜひ、先入観を一度脇に置いて、こういう可能性もあるのじゃないか、という思いで聞いてみてほしい。
さらに、より歯に衣を着せずに淡々と書いているのが、田中宇さんだ。
トランプ革命の檄文としての就任演説
2017年1月24日 田中 宇
トランプの大統領就任演説を分析する。演説は、米国を支配してきたワシントンDCのエリート層による支配構造をぶちこわせと米国民をけしかけている。トランプは米大統領という、支配層のトップに入り込んだのに、その地位を使って支配層を壊そうとしている。これは革命、クーデターだ。支配層の一員であるマスコミは、就任演説を否定的にとらえ、趣旨をきちんと報じない。リベラル派は反トランプ運動を強めている。おそらくトランプ陣営は、意図的に対立構造の出現を誘発している。
(引用以上)
こちらは少し長い論説だが、この記事は無料で公開してくれているので、こちらも是非読んでもらいたい。
反トランプの人は、たぶん感情的に文字が目に入らないかもしれないが、トランプが差別的で下品なオッサンであることと、トランプの政治的な意図は別物だ。トランプの性格や人格を理由にして、世界の枠組みを大きく変えてしまうかもしれない可能性に目をつぶってしまってはいけない。
たしかに、革命の熱はファシズムに転嫁する可能性がある。
ファシズムというのはそういうものだから。その危険性は否定しない。
しかし、大変革はすべてファシズムになるのか?
そういう過剰な言い方は、現状を維持しようとする既得権層のワナである。
危険性を認識しながら、そうならないように多くの人が参画するのが本来の民主主義だ。
何度も書くけれども、現時点でトランプがファシストだという根拠も証拠もない。
トランプ暴言の中には、マスメディアによって作られたデマが多くある。
まずは、頭から否定するのではなく、大きな視点から、トランプが何をやろうとしているのか理解すること。
それに賛同するかどうかは別にして、言っていることをそのまま受け取ったらどういう意味になるのか、一度読んでみてもらいたい。
■■「家づくり」のほうのお知らせ■■
2月19日(日) 木の家完成見学会
場所:堺市北区東浅香山 (地下鉄北花田から徒歩15分)
開始時間: ①11時 ②14時30分
お名前・ご住所・電話番号・希望回 を記載の上
info@mei-getsu.com までお申し込みください
折り返し詳細をご連絡します


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「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督
2017年1月24日 朝日新聞
「ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます」
「米国はこうした政策を変える必要があります。トランプ氏は『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません。妙なことではありますが、この結果、政策を変えるべきだと考える人たちに近くなっています」
(引用以上)
オリバー・ストーン監督は、もちろん手放しでトランプを賞賛しているわけではない。しかし、ことの本質を鋭く見抜いている。
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ぜひ、先入観を一度脇に置いて、こういう可能性もあるのじゃないか、という思いで聞いてみてほしい。
さらに、より歯に衣を着せずに淡々と書いているのが、田中宇さんだ。
トランプ革命の檄文としての就任演説
2017年1月24日 田中 宇
トランプの大統領就任演説を分析する。演説は、米国を支配してきたワシントンDCのエリート層による支配構造をぶちこわせと米国民をけしかけている。トランプは米大統領という、支配層のトップに入り込んだのに、その地位を使って支配層を壊そうとしている。これは革命、クーデターだ。支配層の一員であるマスコミは、就任演説を否定的にとらえ、趣旨をきちんと報じない。リベラル派は反トランプ運動を強めている。おそらくトランプ陣営は、意図的に対立構造の出現を誘発している。
(引用以上)
こちらは少し長い論説だが、この記事は無料で公開してくれているので、こちらも是非読んでもらいたい。
反トランプの人は、たぶん感情的に文字が目に入らないかもしれないが、トランプが差別的で下品なオッサンであることと、トランプの政治的な意図は別物だ。トランプの性格や人格を理由にして、世界の枠組みを大きく変えてしまうかもしれない可能性に目をつぶってしまってはいけない。
たしかに、革命の熱はファシズムに転嫁する可能性がある。
ファシズムというのはそういうものだから。その危険性は否定しない。
しかし、大変革はすべてファシズムになるのか?
そういう過剰な言い方は、現状を維持しようとする既得権層のワナである。
危険性を認識しながら、そうならないように多くの人が参画するのが本来の民主主義だ。
何度も書くけれども、現時点でトランプがファシストだという根拠も証拠もない。
トランプ暴言の中には、マスメディアによって作られたデマが多くある。
まずは、頭から否定するのではなく、大きな視点から、トランプが何をやろうとしているのか理解すること。
それに賛同するかどうかは別にして、言っていることをそのまま受け取ったらどういう意味になるのか、一度読んでみてもらいたい。
■■「家づくり」のほうのお知らせ■■
2月19日(日) 木の家完成見学会
場所:堺市北区東浅香山 (地下鉄北花田から徒歩15分)
開始時間: ①11時 ②14時30分
お名前・ご住所・電話番号・希望回 を記載の上
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